JP6990143B2 - 筒型リニアモータ - Google Patents

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Description

本発明は、筒型リニアモータに関する。
筒型リニアモータは、たとえば、外筒の内周に軸方向にS極とN極とが交互に並ぶように収容される複数の永久磁石を有する界磁と、界磁の内周に移動自在に挿入される筒状のロッドとロッドの外周に装着される三相の巻線とを有する電機子とを備えるものがある。
このように構成された筒型リニアモータでは、同相の巻線が直列に接続されて巻線群を構成し、巻線群の一端が電機子とロッドとの間の隙間を介して電機子の上方へ引き出されてロッド内に収容される配線を介して外部電源に接続される。また、各相の巻線群の他端も同様に電機子とロッドとの間の隙間を介して電機子の上方へ引き出されて互いに結線されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2013-29159号公報
従来の筒型リニアモータでは、異なるスロットに装着される同相の巻線を直列に接続するため渡り線と、各相の巻線群を結線するための渡り線を電機子とロッドとの間の狭いスペースに絶縁処理をしつつ納める必要がある。
絶縁処理をしつつ多数の渡り線を収容するスペースを確保するためには、筒型リニアモータの外径がどうしても大径となってしまうので、筒型リニアモータの質量増加の一因となっており、筒型リニアモータの質量推力密度が低下してしまう。ここで、質量推力密度とは、筒型リニアモータの最大推力を質量で割った数値であり、質量推力密度は、軽量で大きな推力を発生できるか否かの指標となる。
そこで、本発明は、質量推力密度を向上できる筒型リニアモータの提供を目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の筒型リニアモータは、筒状であって軸方向にN極とS極とが交互に配置される界磁を有する固定子と、界磁に対向する複数のスロットを有する筒状のコアとスロットに装着される三相の巻線とを有する電機子を有して、固定子内に軸方向へ移動自在に挿入される可動子とを備え、各相の巻線に接続される電源側の引出線が電機子の軸方向の一端側から巻線に接続され、各相の巻線が電機子の軸方向の他端側でY結線されており、電機子が固定子に対してストロークエンドまでストロークしても各相の巻線の結線点が固定子に干渉しない位置に配置されて構成される。
このように、巻線を外部電源に接続する引出線が電機子の軸方向の一端側から巻線に接続されるとともに、巻線が電機子Aの軸方向の他端側でY結線されているので、巻線同士をY結線する渡り線が電機子を跨がないので、電機子を跨ぐ電線の本数を最小限に留め得る。また、このように配線しても、可動子が如何にストロークしても結線点が固定子に干渉しないので、断線の恐れもない。
つまり、本発明の筒型リニアモータでは、電機子を跨ぐ電線の本数を最小限に留め得るとともに結線点を保護できるので、外径を大径にせずとも電機子を跨ぐ電線を収容するスペースを確保できる。
また、筒型リニアモータは、可動子が固定子に対してストロークエンドまでストロークすると可動子の移動を規制しつつ可動子と固定子との間に空隙を形成するストッパを備えていてもよい。このように構成される筒型リニアモータによれば、結線点をこの空隙に収めることで、電機子から外方へ引き出しても固定子との干渉を防止でき、巻線の断線が阻止されるので筒型リニアモータの実用性を向上できる。
さらに、筒型リニアモータは、結線点をロッド内に収容してもよいし、スライダ内に収容してもよい。このように構成された筒型リニアモータによれば、結線点が可動子のストローク中に固定子と干渉するのを確実に防止できる。
本発明の筒型リニアモータによれば、質量推力密度を向上できる。
一実施の形態における筒型リニアモータの縦断面図である。 一実施の形態の筒型リニアモータのコアの斜視図である。 一実施の形態における筒型リニアモータの各相の巻線の接続状態を説明する回路図である。 筒型リニアモータの各相の巻線の渡り線を折り返して外部電源側で結線した場合の回路図である。 一実施の形態の第一変形例における筒型リニアモータの縦断面図である。 一実施の形態の第二変形例における筒型リニアモータの縦断面図である。 一実施の形態の第三変形例における筒型リニアモータの縦断面図である。
以下、図に示した実施の形態に基づき、本発明を説明する。一実施の形態における筒型リニアモータ1は、図1に示すように、筒状であって軸方向にN極とS極とが交互に配置される界磁6を有する固定子Sと、界磁6に対向する複数のスロット4を有する筒状のコア2A,2Bとスロット4に装着される三相の巻線5とを有する電機子Aを有して固定子S内に軸方向へ移動自在に挿入される可動子Mとを備えて構成されている。
以下、筒型リニアモータ1の各部について詳細に説明する。可動子Mは、非磁性体で形成されたロッド11と、ロッド11に装着される電機子Aと、ロッド11に設けられるスライダ12,13とを備えている。
電機子Aは、本実施の形態では、二つのコア2A,2Bを備えている。コア2A,2Bは、ともに同形状とされており、ロッド11の外周に軸方向に並べて装着されている。つまり、筒型リニアモータ1は、電機子Aが可動子Mとして駆動され、コア2A,2Bの軸方向を推力発生方向としている。
各コア2A,2Bは、図1に示すように、円筒状であって、その外周には、軸方向に間隔を空けて設けられる複数のティース3a,3bが設けられている。本実施の形態では、各コア2A,2Bは、図1に示すように、外周に軸方向に等間隔に並べて設けられた10個の環状のティース3a,3bを備えており、ティース3a,3b間およびティース3b,3b間に巻線5が装着される空隙でなるスロット4が形成されている。
また、ティースは、コア2A,2Bの両端にそれぞれ配置されて設けられた二つの末端ティース3aと、末端ティース間に配置されて設けられた8つの中間ティース3bとで構成されている。つまり、一つのコア2A(2B)に対してコア2A(2B)の移動方向となる軸方向の両端に末端ティース3a,3aが設けられ、末端ティース3a,3a間に各中間ティース3bが設けられている。
中間ティース3bは、本実施の形態では、軸方向において内周端の幅より外周端の幅が狭い等脚台形状とされており、軸方向で両側の側面が外周端に対して等角度で傾斜するテーパ面とされている。そして、中間ティース3bをコア2A,2Bの軸線を含む面で切断した断面において、中間ティース3bの側面がコア2A,2Bの軸線に直交する直交面とでなす内角θは、6度から12度の範囲となる角度に設定されている。
また、末端ティース3aは、図1に示すように、中間ティース側の側面が中間ティース3bの側面と同形状とされるとともに反中間ティース側の側面がコア2A,2Bに軸線に直交する面を持つ台形状とされている。つまり、末端ティース3aにおける中間ティース側の側面はテーパ面となっており、この側面がコア2A,2Bの軸線に直交する直交面とでなす内角θが中間ティース3bの側面が前記直交面とでなす内角θと等しくなっている。また、末端ティース3aの反中間ティース側の側面は、コア2A,2Bの軸線に直交する面とされており、側面と外周端とでなす角度は90度になっている。
また、本実施の形態では、各コア2A,2Bにおける図1中で隣り合うティース間、つまり、末端ティース3aと中間ティース3bとの間および中間ティース3b,3b間には、空隙でなるスロット4が合計で18個設けられている。また、スロット4は、コア2A,2Bの周方向に沿って複数設けられており、コア2A,2Bの外周に軸方向に等ピッチで並べて設けられている。スロット4の断面形状は、底に向かうほど先細りとなる台形となっている。そして、このスロット4には、巻線5が巻き回されて装着されている。巻線5は、U相、V相およびW相の三相巻線とされている。各コア2A,2Bの18個のスロット4には、それぞれ、図1中左側から順に、W相、W相、W相およびV相、V相、V相、V相よびU相、U相、U相、U相およびW相、W相およびV相、V相、V相、V相およびU相、U相、U相、U相およびW相、W相、W相の巻線5が装着されている。各スロット4の断面形状が台形となっているので、断面矩形のスロットに比して効率よく巻線5をスロット4へ装着できる。
また、各ティース3a,3bの外周面には、図1および図2に示すように、それぞれ切欠としての溝3cが三つ設けられている。前述したように、各スロット4には、各相の巻線5が前述の順で装着されている。よって、異なるスロット4に装着されている同相の巻線5同士を接続する渡り線5aが必要となる。また、後述する巻線5を外部電源に接続するコードCへ接続するために電源側の引出線5bも必要である。巻線5、渡り線5aおよび引出線5bは、一本の電線Eで構成されており、スロット4に巻回されてコイルとなる部分が巻線5となり、異なるスロット4の巻線5同士を接続する部分が渡り線5aとなり、巻線5をコードCとを接続する部分が引出線5bとなる。なお、本実施の形態では、巻線5、渡り線5aおよび引出線5bは一本の電線Eで構成されているが、各部をはんだ付けで接続して二本以上の電線で構成されていてもよい。渡り線5aは、ティース3a,3bの外周面に設けた溝3c内に収容されて異なるスロット4に装着されている同相の巻線5同士を接続する。そして、本実施の形態では、同じ溝3cに異なる相の巻線5を接続する渡り線5aが混在して収容されないように、溝3cを三つ設けている。よって、三相の渡り線5aは、それぞれ別々に溝3cに収容されるので、異相の巻線5の渡り線5a同士を確実に絶縁できる。そして、本実施の形態では、溝3cに渡り線5aを収容した後に、接着剤を塗布して渡り線5aの溝3cからの脱落を防止している。なお、接着剤は、渡り線5aを溝3c内に定着できるものを使用すればよい。
また、各コア2A,2BにおけるU相、V相およびW相の各巻線5は、それぞれ渡り線5aによって直列に接続されて、それぞれのコア2A,2BにてU相、V相、W相毎に直列接続された巻線5でなる巻線群とされている。そして、コア2Aの各巻線群から延びる引出線5bは、電機子Aの軸方向の一端である図1中左端から外方へ引き出されてコードCへ接続される。また、コア2Aの各巻線群から延びる渡り線5aは、電機子Aの軸方向の他端である図1中右端から外方へ引き出されて互いに結線されて結線点J1を形成している。さらに、コア2Bの各巻線群から延びる引出線5bは、電機子Aの軸方向の一端である図1中左端から外方へ引き出されてコードCへ接続され、コア2Bの各巻線群から延びる渡り線5aは、電機子Aの軸方向の他端である図1中右端から外方へ引き出されて互いに結線されて結線点J2を形成している。
よって、図3に示すように、各巻線5は、コア2A,2B毎に同相の巻線同士が直列に接続されて、各相の巻線5同士がY結線されており、コア2Aの巻線5とコア2Bの巻線5は、外部電源に対して並列に接続されている。
このようにコア2Aの巻線5とコア2Bの巻線5は、外部電源に対して並列接続されているので、各コア2A,2Bの巻線5に効率よく電圧を印加でき大きな電流を供給でき、筒型リニアモータ1の推力を向上できる。なお、コア2A,2Bの各相も巻線を同相で直列に接続するようにしてもよい。
このように各相の巻線5は、Y結線されており前記渡り線5aの結線箇所である結線点J1,J2が中立点とされている。この結線点J1,J2は、コア2Bの図2中左方側へ引き出されている。
そして、このように構成されたコア2A,2Bは、出力軸であるロッド11の外周に装着されている。具体的には、コア2A,2Bは、ロッド11の外周に取り付けられている環状のスライダ12,13とで挟持されてロッド11に固定されている。また、コア2A,2B間には、ロッド11の外周に固定される非磁性体で形成されるスペーサ14が介装されており、コア2Aとコア2Bは、間隔Sを空けてロッド11に固定されている。本実施の形態の場合、スペーサ14によってコア2Aとコア2Bとの間に磁気的なギャップが設けられている。
ロッド11は、本実施の形態では、先端外周にスライダ13を備えた主軸20と、先端外周にスライダ12を備えて外周に電機子Aが装着されて主軸20に連結される電機子保持軸21とを備えている。そして、主軸20は、筒状であって先端の外周に環状のスライダ13を一体に備えており、電機子保持軸21は、主軸20と同様に筒状であって先端の外周に環状のスライダ12を一体に備えており、外径が主軸20より小径とされている。そして、このように構成された電機子保持軸21は、図1に示すように、外周に筒状の電機子Aを装着した後、主軸20の左端内周に基端を螺合して主軸20に連結される。このようにして、主軸20と電機子保持軸21とを連結してロッド11を構成すると、電機子Aがスライダ12,13とで挟持されてロッド11に固定される。
また、電機子保持軸21は、内方に界磁6に対する電機子Aの位置をセンシングするストロークセンサ30の収容している。ストロークセンサ30は、本実施の形態では、線形可変差動変圧器とされており、キャップ15に保持される筒状のコイルアッセンブリ30aと、コイルアッセンブリ30a内に移動自在に挿入されるとともに電機子保持軸21に保持されるコア30bとで構成されている。
なお、ストロークセンサ30は、前記した線形可変差動変圧器に限られず、界磁6に対する電機子Aの位置をセンシングできるものであれば利用できる。また、コア30bの電機子保持軸21への取付については、前述の構造に限られず、主軸20に取付けるようにしてもよい。
ロッド11が主軸20と電機子保持軸21とに分割されて構成されると、スライダ13を主軸20に設けるとともにスライダ13を電機子保持軸21に設けられて、電機子Aを固定するためのナットも不要となるから、部品点数が少なくなるとともに電機子Aの組付けが容易となる。これに対して、ロッド11を分割構造とせずに、ロッド11の先端にスライダ12,13および電機子Aが装着される小径部を設けて小径部の先端に螺着されるナットでスライダ12,13および電機子Aをロッド11に固定するようにしてもよい。なお、スライダ12,13の外周には、ウェアリング12a,13aが装着されている。
ここで、コア2A,2Bの末端ティース3aの外周端における軸方向長さを変化させると、コア2A,2Bが界磁6に対して軸方向へ移動する際のコギング推力の波形も変化する。そして、末端ティース3aの前記軸方向長さを最適化すると界磁6に対するコア2A,2Bの位置(deg)に対するコギング推力の波形を正弦波に近づけられる。このようにコア2A,2Bの前記コギング推力の波形を正弦波とすると、コア2Aのコギング推力でコア2Bのコギング推力を打ち消すようにコア2Aとコア2Bを配置すれば電機子Aのコギング推力を極小さくできる。
末端ティース3aの外周端における軸方向長さを中間ティース3bの外周端における軸方向長さの二分の一の長さから徐々に増やしていくと、周期的に前記コギング推力の波形が正弦波となる。末端ティース3aの外周端における軸方向長さを中間ティース3bの外周端における軸方向長さの二分の一の長さから徐々に増やしていくと、コア2A,2Bの位置が0度から360度までの範囲でコギング推力の波の数が周期的に二倍となるように変化する。以上のことが、発明者らの研究によって知見されている。よって、コギング推力の波形を正弦波とするように末端ティース3aの外周端の軸方向長さを設定し、その際のコギング推力の波形がコア2A,2Bの位置が0度から360度までの範囲でいくつの波があるかを調べて、コア2Aのコギング推力でコア2Bのコギング推力を打ち消すようにコア2Aとコア2Bとの間の間隔を調整すればよい。そのため、本実施の形態では、コア2A,2B間にギャップを形成するスペーサ14を設けてコア2A,2Bを位置決めしてコギング推力の低減を図っている。
前述したところでは、電機子Aが二つのコア2A,2Bを備えているが、三つ以上のコアを備えていてもよい。電機子Aが二つ以上のコアを備えている場合、各コアのコギング推力の波形を正弦波となるように設定して、各コアのコギング推力が互いに打ち消しあうように各コアをロッド11に装着すればよい。なお、電機子Aは、コギング推力の低減が不要であれば、コアを一つのみを備えていてもよい。
また、スライダ12,13およびスペーサ14の外径は、コア2A,2Bの外径よりも大径に設定されている。そして、このように構成された電機子Aは、筒状の界磁6内に推力方向である軸方向へ移動自在に挿入される。
他方、固定子Sは、本実施の形態では、円筒状の非磁性体で形成されるアウターチューブ7と、アウターチューブ7内に挿入される円筒状の軟磁性体で形成されるバックヨーク8と、バックヨーク8内に挿入されてバックヨーク8との間に環状隙間を形成するインナーチューブ9と、軸方向に交互に積層されてバックヨーク8とインナーチューブ9との間の環状隙間内に収容される環状の主磁極の永久磁石6aと環状の副磁極の永久磁石6bとでなる界磁6とを備えて構成されている。
なお、図1中で主磁極の永久磁石6aと副磁極の永久磁石6bに記載されている三角の印は、着磁方向を示しており、主磁極の永久磁石6aの着磁方向は径方向となっており、副磁極の永久磁石6bの着磁方向は軸方向となっている。主磁極の永久磁石6aと副磁極の永久磁石6bは、ハルバッハ配列で配置されており、界磁6の内周側では、軸方向にS極とN極が交互に現れるように配置されている。
また、主磁極の永久磁石6aの軸方向長さL1は、副磁極の永久磁石6bの軸方向長さL2よりも長くなっており、本実施の形態では、0.2≦L2/L1≦0.5を満たすように、主磁極の永久磁石6aの軸方向長さL1と副磁極の永久磁石6bの軸方向長さL2が設定されている。主磁極の永久磁石6aの軸方向長さL1を長くすればコア2A,2Bとの間の主磁極の永久磁石6aとの間の磁気抵抗を小さくできコア2A,2Bへ作用させる磁界を大きくできるので筒型リニアモータ1の推力を向上できる。
また、本発明の筒型リニアモータ1では、永久磁石6a,6bの外周にバックヨーク8を設けている。バックヨーク8を設けると副磁極の永久磁石6bの軸方向長さL2を短くしても磁気抵抗の低い磁路を確保できるため、主磁極の永久磁石6aの軸方向長さL1を長くする際の筒型リニアモータ1の推力を効果的に向上できる。より詳しくは、永久磁石6a,6bの外周にバックヨーク8を設けると、磁気抵抗の低い磁路を確保できるので副磁極の永久磁石6bの軸方向長さL2の短縮に起因する磁気抵抗の増大が抑制される。よって、主磁極の永久磁石6aの軸方向長さL1を副磁極の永久磁石6bの軸方向長さL2よりも長くするとともに永久磁石6a,6bの外周に筒状のバックヨーク8を設けると筒型リニアモータ1の推力を大きく向上させ得る。バックヨーク8の肉厚は、主磁極の永久磁石6aの外部磁気抵抗の増大を抑制に適する肉厚に設定されればよい。なお、バックヨーク8を設けると磁気抵抗の増大を抑制できるが、バックヨーク8の省略も可能である。
なお、副磁極の永久磁石6bは、主磁極の永久磁石6aより高い保磁力を有する永久磁石とされている。永久磁石における残留磁束密度と保磁力は、互いに密接に関係しており、一般的に残留磁束密度を高めると保磁力は低くなり、保磁力を高めると残留磁束密度が低くなるという、互いに背反する関係にある。ハルバッハ配列では、副磁極の永久磁石6bには減磁方向に大きな磁界が印加されるため、副磁極の永久磁石6bの保磁力を高くして減磁を抑制し、大きな磁界をコア2A,2Bに作用させ得るようにしている。対して、コア2A,2Bに対して作用する磁界の強さは、主磁極の永久磁石6aの磁力線数に左右される。そのため、主磁極の永久磁石6aに高い残留磁束密度の永久磁石を使用して大きな磁界をコア2A,2Bに作用させるようにしている。本実施の形態では、副磁極の永久磁石6bを主磁極の永久磁石6aよりも保磁力を高くするのに際して、副磁極の永久磁石6bの材料を主磁極の永久磁石6aの材料よりも保磁力が高い材料としている。よって、材料の選定によって、主磁極の永久磁石6aと副磁極の永久磁石6bの組合せを簡単に実現できる。なお、本実施の形態では、主磁極の永久磁石6aは、ネオジム、鉄、ボロンを主成分とする残留磁束密度が高い材料で構成され、副磁極の永久磁石6bは、前記材料にジスプロシウムやテリビウム等の重希土類元素の添加量を増やした減磁しにくい磁石で構成されている。
また、界磁6の内周側には、電機子Aが挿入されており、界磁6は、電機子Aに磁界を作用させている。なお、界磁6は、電機子Aの可動範囲に対して磁界を作用させればよいので、電機子Aの可動範囲に応じて永久磁石6a,6bの設置範囲を決定すればよい。したがって、アウターチューブ7とインナーチューブ9との環状隙間のうち、電機子Aに対向し得ない範囲には、永久磁石6a,6bを設置しなくともよい。なお、バックヨーク8の長さは、永久磁石6a,6bを積層した長さと等しい長さとされており、永久磁石6a,6bがコア2A,2Bのストローク範囲外に磁界を作用させて推力低下を招かないように配慮されている。
また、アウターチューブ7、バックヨーク8およびインナーチューブ9の図1中左端はキャップ15によって閉塞されており、アウターチューブ7、バックヨーク8およびインナーチューブ9の図1中右端は環状のヘッドキャップ16によって閉塞されている。ヘッドキャップ16は、内径がロッド11の外径よりも大径であって、内周にダストシール16aを備えており、内周にロッド11が挿通されている。そして、ダストシール16aは、ヘッドキャップ16の内周に移動自在に挿入されるロッド11の外周に摺接してロッド11の外周をシールしている。よって、固定子S内は、密閉されている。
インナーチューブ9の内周には、ロッド11とロッド11の外周に装着された電機子A、スライダ12,13およびスペーサ14が軸方向へ移動可能に挿入されている。つまり、固定子S内に可動子Mが軸方向移動自在に挿入されている。
このように電機子Aが界磁6内に挿入されると各コア2A,2Bが界磁6における8つ磁極に対向するので、筒型リニアモータ1は、8極9スロットのリニアモータとされている。また、インナーチューブ9の内周面には、ウェアリング12a,13aを装着したスライダ12,13が摺接しており、スライダ12,13によって電機子Aはロッド11とともに界磁6に対して偏心せずに軸方向へスムーズに移動できる。
インナーチューブ9は、電機子Aの外周と各永久磁石6a,6bの内周との間にギャップを形成するとともに、スライダ12,13と協働して電機子Aの軸方向移動を案内する役割を果たしている。このように、界磁6に対して電機子Aの偏心が防止されるので、電機子Aの偏心による推力低下も阻止され、筒型リニアモータ1は安定して推力を発生できる。なお、スペーサ14は、本実施の形態では、インナーチューブ9の内周に摺接してはいないが、ロッド11に過大な径方向の外力が作用してロッド11が撓んでもコア2A,2Bに先立ってインナーチューブ9に当接する。よって、コア2A,2Bのインナーチューブ9への干渉が阻止され、電機子Aを保護できる。
また、インナーチューブ9の図1中右端近傍の内周には、フランジ状のストッパ9aが設けられている。ストッパ9aは、可動子Mが固定子Sに対して図1中右方へ移動する筒型リニアモータ1の伸長作動時において、可動子Mがストロークエンド(移動限界)まで移動するとスライダ13に当接して可動子Mのそれ以上の移動を規制する。ストッパ9aは、可動子Mに当接して可動子Mの移動を規制する状態において、固定子S内であって可動子Mの右端とヘッドキャップ16との間に空隙が形成される。そして、電機子Aから引き出された結線点J1,J2までの渡り線5aの長さは、可動子Mに当接して可動子Mの移動を規制する状態において固定子Sにおけるヘッドキャップ16に干渉しない長さに設定されている。よって、可動子Mが固定子Sに対してストロークエンドまで移動しても、結線点J1,J2が固定子Sに干渉しない。
なお、インナーチューブ9は、非磁性体で形成されればよいが、合成樹脂で形成されると筒型リニアモータ1の推力密度向上効果が高くなる。インナーチューブ9を非磁性体の金属で製造すると、電機子Aが軸方向へ移動する際にインナーチューブ9の内部に渦電流が生じて、電機子Aの移動を妨げる力が発生してしまう。これに対して、インナーチューブ9を合成樹脂とすれば渦電流が生じないので筒型リニアモータ1の推力をより効果的に向上できるとともに、筒型リニアモータ1の質量を低減できる。インナーチューブ9を合成樹脂とする場合、フッ素樹脂で製造すればスライダ12,13のウェアリング12a,13aとの間の摩擦および摩耗を低減できる。また、インナーチューブ9を他の合成樹脂で形成してもよく、また、摩擦および摩耗を低減するべく他の合成樹脂で形成されたインナーチューブ9の内周をフッ素樹脂でコーティングしてもよい。
前述のように電機子Aの両端に設けられたスライダ12,13をインナーチューブ9に摺接させているので、電機子Aの界磁6に対する偏心の防止と電機子Aの軸方向(推力方向)の円滑な移動が保証され、筒型リニアモータ1は、安定して推力を発生できる。また、筒型リニアモータ1は、界磁6の内周に非磁性体のインナーチューブ9を備えているので、筒型リニアモータ1の界磁6内に電機子Aを挿入する際に電機子Aが永久磁石6a,6bに吸引されて貼り付いてしまうのを防止できる。よって、インナーチューブ9を設けると、電機子Aが永久磁石6a,6bに吸引されて貼り付いてしまって筒型リニアモータ1の組立が不能となってしまう事態が回避され、筒型リニアモータ1の組立作業も容易となる。
本実施の形態では、スライダ12,13をインナーチューブ9に摺接させて電機子Aの界磁6に対する偏心の防止と移動を案内しているが、スペーサ14をインナーチューブ9に摺接させて、スライダ12,13と共に電機子Aの偏心と移動を案内してもよい。
なお、アウターチューブ7、バックヨーク8およびインナーチューブ9の軸方向長さは、電機子Aの軸方向長さよりも長く、電機子Aは、界磁6内の軸方向長さの範囲で図1中左右へストロークできる。
また、キャップ15には、巻線5に接続されるコードCを図示しない外部電源に接続するカプラ15aを備えており、外部電源から巻線5へ通電できるようになっている。具体的には、コア2A,2Bの巻線5から引き出される六本の引出線5bは、コードCを介して図外の外部電源に接続される。
そして、たとえば、巻線5の界磁6に対する電気角をストロークセンサ30でセンシングし、前記電気角に基づいて通電位相切換を行うとともにPWM制御により、各巻線5の電流量を制御すれば、筒型リニアモータ1における推力と電機子Aの移動方向とを制御できる。なお、前述の制御方法は、一例でありこれに限られない。また、電機子Aと界磁6とを軸方向に相対変位させる外力が作用する場合、巻線5への通電、あるいは、巻線5に発生する誘導起電力によって、前記相対変位を抑制する推力を発生させて筒型リニアモータ1に前記外力による機器の振動や運動をダンピングさせ得るし、外力から電力を生むエネルギ回生も可能である。
以上のように、本発明の筒型リニアモータ1は、筒状であって軸方向にN極とS極とが交互に配置される界磁6を有する固定子Sと、界磁6に対向する複数のスロット4を有する筒状のコア2A,2Bとスロット4に装着される三相の巻線5とを有する電機子Aを有して、固定子S内に軸方向へ移動自在に挿入される可動子Mとを備え、各相の巻線5に接続される電源側の引出線5bが電機子Aの軸方向の一端側から巻線5に接続され、各相の巻線5が電機子Aの軸方向の他端側でY結線されており、電機子Aが固定子Sに対してストロークエンドまでストロークしても各相の巻線5の結線点J1,J2が固定子Sに干渉しない位置に配置されて構成されている。
本実施の形態の場合、二つのコア2A,2Bの巻線5が外部電源に並列接続されているので、コア2Aの同相の巻線5を接続する渡り線5aは3本で、コア2Aを跨いでコア2Bの巻線5を外部電源に接続する引出線5bは3本となる。また、コア2Bの同相の巻線5を接続する渡り線5aは3本で、コア2Bを跨いでコア2Aの巻線5を結線するための渡り線5aは3本となる。よって、本実施の形態の筒型リニアモータ1では、電機子Aを跨ぐ電線数は合計6本となる。ここで、結線するための渡り線5aを電機子Aの図1中右端側で折り返して左端側から外方へ引き出して結線すると、図4に示すように、電機子Aを跨ぐ電線数は二倍の12本となってしまう。
このように、巻線5を外部電源に接続する引出線5bが電機子Aの軸方向の一端側から巻線5に接続されるとともに、巻線5が電機子Aの軸方向の他端側でY結線されているので、巻線5同士をY結線する渡り線5aが電機子Aを跨がないので、電機子Aを跨ぐ電線Eの本数を最小限に留め得る。また、このように配線しても、可動子Mが如何にストロークしても結線点J1,J2が固定子Sに干渉しないので、断線の恐れもない。
つまり、本発明の筒型リニアモータ1では、電機子Aを跨ぐ電線Eの本数を最小限に留め得るとともに結線点J1,J2を保護できるので、外径を大径にせずとも電機子Aを跨ぐ電線Eを収容するスペースを確保できる。よって、本発明の筒型リニアモータ1は、質量増加を招かないので質量推力密度が向上し、軽量で大きな推力を発生可能である。また、外径の大径化が抑制されるので、筒型リニアモータ1の機器への搭載性も向上する。
また、本実施の形態の筒型リニアモータ1では、可動子Mが固定子Sに対してストロークエンドまでストロークすると可動子Mの移動を規制しつつ可動子Mと固定子Sとの間に空隙を形成するストッパ9aを備えている。よって、結線点J1,J2をこの空隙に収めることで、電機子Aから外方へ引き出しても固定子Sとの干渉を防止でき、巻線5の断線が阻止されるので筒型リニアモータ1の実用性を向上できる。なお、ストッパは、インナーチューブ9に設ける以外にも、ヘッドキャップ16にインナーチューブ9内に突出するように設けられてもよく、形状についても図示したものに限られず、設計変更可能である。
さらに、図5に示した第一変形例の筒型リニアモータ1Aのように、結線点J1,J2をロッド11の主軸20に設けた孔20aを介してロッド11内に収容してもよい。また、図6に示した第二変形例の筒型リニアモータ1Bのように、結線点J1,J2をスライダ13に設けた孔13bおよびロッド11の主軸20に設けた孔20bを介してロッド11内に収容してもよい。このように結線点J1,J2がロッド11内に収容されると、可動子Mのストローク中に固定子Sと干渉するのを確実に防止できる。
そしてさらに、図7に示した第三変形例の筒型リニアモータ1Cのように、結線点J1,J2をスライダ13に設けた中空部13c内に配置させてスライダ13内に収容してもよい。中空部13cは、スライダ13の図7中右端に開口していてもよい。このように結線点J1,J2がスライダ13内に収容されると、可動子Mのストローク中に固定子Sと干渉するのを確実に防止できる。
なお、本実施の形態では、二つのコア2A,2Bを設けてこれらのコア2A,2Bの巻線5を並列して外部電源に接続して筒型リニアモータ1の推力の向上を図っているが、コア2A,2Bの同相の巻線5を数珠つなぎに直列接続するようにしてもよい。この場合、電機子Aを跨ぐ電線数が最小となり、結線点も一つとなる。
さらに、本実施の形態の筒型リニアモータ1では、各コア2A,2Bのティース3a,3bの外周に渡り線5aや引出線5bをなす電線Eを溝3cに収容している。このように、コア2A,2Bと界磁6との間のスペースを利用して電機子Aを跨ぐ電線Eを配置すると電機子Aの内周側よりも収容スペースを大きく確保でき、より効果的に筒型リニアモータ1の外径の大径化を抑制できる。ただし、本発明では、電機子Aを跨ぐ配線数を減少させ得るので、電機子Aの内側に配線する構造の採用は妨げられるものではない。
なお、前述した各実施の形態の筒型リニアモータ1では、図中において巻線5を外部電源に接続する引出線5bが電機子Aの左端側から巻線5に接続されるとともに、巻線5が電機子Aの右端側でY結線されているが、反対に、巻線5を外部電源に接続する引出線5bが電機子Aの右端側から巻線5に接続されるとともに、巻線5が電機子Aの左端側でY結線されていてもよい。つまり、電機子Aのロッド側の端部側で巻線5が引出線5bを介して外部電源に接続されるとともに、電機子Aの反ロッド側の端部側で巻線5がY結線されていてもよい。このようにしても、巻線5同士をY結線する渡り線5aが電機子Aを跨がないので、電機子Aを跨ぐ電線Eの本数を最小限に留め得るので、外径を大径にせずとも電機子Aを跨ぐ電線Eを収容するスペースを確保できる。よって、筒型リニアモータのこ質量推力密度が向上し、軽量で大きな推力を発揮発生可能である。
また、本実施の形態の筒型リニアモータ1では、電機子Aの軸方向の両側にスライダ12,13を設ける他、コア2A,2B間にスペーサ14を設けている。このように電機子Aが複数のコア2A,2Bを備えている場合には、コア2A,2B間にスペーサ14を設けるようにすると、ロッド11に過大な径方向の外力が作用してロッド11が撓んでもコア2A,2Bに先立ってインナーチューブ9に当接する。よって、このように構成された筒型リニアモータ1によれば、コア2A,2Bのインナーチューブ9への干渉が阻止されて電機子Aを保護できる。
なお、発明者らの研究によって、末端ティース3aおよび中間ティース3bの断面における側面と直交面とでなす内角θが6度から12度の範囲にあると、良好な質量推力密度が得られることが分かった。ここで、質量推力密度とは、前述の構成の筒型リニアモータ1の最大推力を質量で割った数値であり、質量推力密度が良化すれば、筒型リニアモータ1の質量当たりの推力が大きくなる。以上より、末端ティース3aおよび中間ティース3bの断面を台形状とする場合、前記内角θを6度から12度の範囲の角度とすると、筒型リニアモータ1の質量当たりの推力が大きくなるので小型で大きな推力が得られる。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱しない限り、改造、変形、および変更が可能である。
1,1A,1B,1C・・・筒型リニアモータ、2A,2B・・・コア、5・・・巻線、5a・・・渡り線、5b・・・引出線、6・・・界磁、9・・・インナーチューブ、11・・・ロッド、12,13・・・スライダ、A・・・電気子、J1,J2・・・結線点、M・・・可動子、S・・・固定子

Claims (4)

  1. 筒状であって軸方向にN極とS極とが交互に配置される界磁を有する固定子と、
    前記界磁に対向する複数のスロットを有する筒状のコアと前記スロットに装着される三相の巻線とを有する電機子を有して、前記固定子内に軸方向へ移動自在に挿入される可動子とを備え、
    前記各相の巻線に接続される電源側の引出線は、前記電機子の軸方向の一端側から前記巻線に接続され、
    前記各相の巻線は、前記電機子の軸方向の他端側でY結線されており、
    前記各相の巻線の結線点は、前記電機子が前記固定子に対してストロークエンドまでストロークしても前記固定子に干渉しない位置に配置される
    ことを特徴とする筒型リニアモータ。
  2. 前記可動子が前記固定子に対してストロークエンドまでストロークすると前記可動子の移動を規制しつつ前記可動子と前記固定子との間に空隙を形成するストッパを備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の筒型リニアモータ。
  3. 前記可動子は、前記電機子が外周に装着されるとともに前記固定子内に軸方向移動自在に挿入されるロッドを有し、
    前記結線点は、前記ロッド内に収容される
    ことを特徴とする請求項1に記載の筒型リニアモータ。
  4. 前記固定子は、前記界磁の内周に配置されるインナーチューブを有し、
    前記可動子は、前記電機子が外周に装着されるとともに前記固定子内に軸方向移動自在に挿入されるロッドと、前記ロッドの外周に装着されて前記インナーチューブの内周に摺接するスライダとを有し、
    前記結線点は、前記スライダ内に収容される
    ことを特徴とする請求項1に記載の筒型リニアモータ。
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