JPWO2009057694A1 - クランプ機構及びスライダ機構 - Google Patents

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Abstract

本発明のクランプ機構(1)は、ケース部(2)と、ケース部(2)を貫通するワイヤー(3)と、レバー部(5)と、ケース部(2)内に昇降可能に設けられ、レバー部(5)の操作に応じてケース部(2)内を移動してワイヤー(3)をケース部(2)内に押し込んだ状態で保持するピストン(4)と、を備える。本発明によれば、メンテナンス性に優れ、信頼性の高い、クランプ機構、及びスライダ機構を提供することができる。

Description

本発明は、クランプ機構及びスライダ機構に関する。
本願は、2007年10月31日に出願された特願2007−283233号に対し優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、互いがワイヤーで接続されてスライドレール上を同期した状態で摺動可能に設けられる一対のスライダを有するスライダ機構において、上記ワイヤーをクランプすることで上記各スライダを固定するクランプ構造がある(例えば、非特許文献1参照)。
ここで、従来のクランプ機構の概略構成について図10A及びBを参照にしながら説明する。図10Aはクランプ機構の模式図を示すものであり、図10Bはクランプ機構の断面構成を示す図である。なお、本説明ではクランプ機構が一方のスライダに設けられた場合について説明する。
従来のクランプ機構は、図10A及びBに示されるように、レバー部110の操作に応じて昇降可能に設けられるピストン120と、このピストン120を覆うケース部130と、ピストン120及びケース部130を貫通した状態に設けられるワイヤー140とを備えている。このワイヤー140は、不図示の領域において例えばスライダS同士を円環状に接続している。また、スライダSはケース部130に固定されている。よって、スライダSはケース部130とともにワイヤー140に対して相対的に移動可能となっている。この構成により、スライダSはスライドレール上を同期して移動する。
具体的には、レバー部110が上がった非クランプ状態、(レバー部110の延在方向がピストン120の延在方向に一致)においては、ピストン120及びケース部130がワイヤー140に対して相対的に移動可能となっている。すなわち、上述したようにワイヤー140に接続されたスライダSはレール上を移動可能となる。一方、レバー部110が下がったクランプ状態(レバー部110の延在方向がピストン120の延在方向に直交)になると、ピストン120が上昇する。このとき、ピストン120内を貫通するワイヤー140はピストン120とともにケース部130内に引き上げられる(図10B参照)。これにより、ワイヤー140はケース部130の内壁面とピストン120との間に挟まれることで保持(クランプ)される。このようにワイヤー140をクランプすることでスライダSの動きを規制することができる。
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上述したようなクランプ機構では、経時的にワイヤー140に劣化が生じるため、交換作業などのメンテナンスが必要となる。しかしながら、上記従来のクランク機構では、ワイヤー140の一部がスライダSに隠れてしまうため、ワイヤー140の交換をスムーズに行うことが難しくなり、メンテナンス性が低下する可能性がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、メンテナンス性に優れ、信頼性の高い、クランプ機構、及びスライダ機構を提供することを目的としている。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用する。
本発明のクランプ機構は、ケース部と、ケース部を貫通するワイヤーと、レバー部と、前記ケース部内に昇降可能に設けられ、前記レバー部の操作に応じて前記ケース部内を移動して前記ワイヤーを前記ケース部内に押し込んだ状態で保持するピストンと、を備える。
本発明のクランプ機構によれば、例えばレール上を摺動するスライダをクランプする用途として用いた場合、スライダのレールと反対の面にワイヤーが配置された構成とすることができる。そのため、ワイヤー交換が簡便となり優れたメンテナンス性を得ることが可能となる。
本発明のスライダ機構は、同期した状態で互いの間隔が伸縮可能とされる一対のスライダがレール上を摺動可能に設けられ、前記スライダの少なくとも一方が、上記クランプ機構を有する。
本発明のスライダ機構によれば、スライダのレールと反対の面にワイヤーが配置されるので、ワイヤー交換が簡便となり優れたメンテナンス性を得ることが可能となる。
また、上記スライダ機構においては、前記レバー部は、前記ピストンに当接することで前記ピストンを前記ワイヤーのクランプ位置に保持する第一の面と、前記ピストンを前記ワイヤーの非クランプ位置に保持する第二の面とを含み、前記第一の面と前記第二の面との連続部が丸みを帯びた形状に形成され、前記ピストンは前記第一の面及び第二の面の間を摺動するのが好ましい。
この構成によれば、第一の面及び第二の面がピストンに当接するように、ケース部に対してレバー部を回動させることで、ワイヤーのクランプ状態又は非クランプ状態を容易に切り替えることができる。よって、信頼性の高いクランプ動作を行うことができる。
また、第一の面と第二の面とが滑らかに接続されているので、レバー部のピストンに対する接触面(当接面)を第一の面と第二の面との間でスムーズに切り替えることが可能となり、円滑な操作が可能となる。
また、上記クランプ機構においては、前記ピストンは、前記ワイヤーに接した際に変形する弾性体を有するのが好ましい。
この構成によれば、ピストンがワイヤーをケース部内に押し込む際に、弾性体が変形することで、ワイヤーに与えるダメージを低減し、且つワイヤーを確実に固定できる。
本発明によれば、ワイヤー交換が簡便となり、優れたメンテナンス性を得るクランプ機構及びスライダ機構を提供できる。また、天板位置を伸縮可能とする多機能且つメンテナンス性に優れたテーブルを提供できる。
本発明のクランプ機構の概略構成を示す図である。 レバー部の構成を示す図である。 クランプ機構の動作を説明するための図である。 クランプ機構の動作を説明するための図である。 クランプ機構の動作を説明するための図である。 スライダ機構の全体構成を示す図である。 本発明のスライダ機構の要部構成を示す図である。 本発明を応用したテーブルの概略構成を示す図である。 テーブルの要部構成を示す図である。 テーブルの動作を説明するための図である。 テーブルの動作を説明するための図である。 テーブルの動作を説明するための図である。 図8に続くテーブルの動作を説明するための図である。 図8に続くテーブルの動作を説明するための図である。 図8に続くテーブルの動作を説明するための図である。 従来のクランプ機構の構成を示す図である。 従来のクランプ機構の構成を示す図である。
符号の説明
1…クランプ機構、2…ケース部、3…ワイヤー、3a…第一ワイヤー、3b…第二ワイヤー、4…ピストン、5…レバー部、5A…第一の面、5B…第二の面、10…スライダ機構、11…スライドレール、12…第一スライダ(スライダ)、13…第二スライダ(スライダ)、14…第一ワイヤー支持軸(支持軸)、15…第二ワイヤー支持軸(支持軸)、100…テーブル
以下、本発明の実施形態について図面を参照にして説明する。
図1は本発明に係るクランプ機構の一実施形態に係る構成の概略を示す図である。
(クランプ機構)
本実施形態に係るクランプ機構1は、図1に示されるように、ケース部2と、ケース部2に貫通されるワイヤー3と、ケース部2内に昇降可能に設けられるピストン4と、このピストン4を操作するためのレバー部5と、を備える。なお、本実施形態に係るクランプ機構1は、後述する本発明のスライダ機構に適用される。
上記ケース部2は例えば円筒形状に構成されている。ピストン4は円柱形状に構成されており、略ケース部2の内面に沿って移動可能となっている。なお、ピストン4の径はケース部2の内径に比べて僅かに小さく、これにより、ピストン4とケース部2との間に生じるガタつきを低減している。また、ケース部2には二つの貫通孔2aが形成されており、この貫通孔2a内に例えば金属材料から構成されたワイヤー3が貫通している。これにより、ケース部2はワイヤー3に対して相対的に移動可能となっている。なお、ワイヤー3は、ケース部2内に設けられる上記ピストン4における上記レバー部5と反対側に位置している。
ケース部2の一方の端部には、ボルト等によって締結された支持軸6が設けられている。また、この支持軸6にはレバー部5が回動可能に支持されている。クランプ機構1では、このレバー部5を用いることで(レバー操作を行うことで)上記ピストン4が移動可能となっている。すなわち、上記ピストン4は、レバー操作に応じてケース部2内のピストン4をワイヤー3側に移動させることで、ワイヤー3をケース部2内に押し込んだ状態で保持する。
ここで、レバー部5の構成について説明する。図2に示されるように、レバー部5の一端側には、上記支持軸6に挿入される孔6aが形成されている。すなわち、支持軸のレバー部5は、他端側に力を加えると、上記孔6aを中心として回転可能となる。上記ピストン4は、レバー部5の側面部が当接することにより上記ケース部2内を昇降可能とされる。
具体的に説明すると、レバー部5は、ピストン4が当接することでピストン4をワイヤー3のロック位置(クランプ位置)に保持する第一の面5Aと、ピストン4をワイヤー3のロック解除位置(非クランプ位置)に保持する第二の面5Bとを含んでいる。説明を分かり易くするため、図2中において、第一の面5Aから上記孔6aまでの距離をL1とし、第二の面5Bから上記孔6aまでの距離をL2とする。本実施形態では、レバー部5は、第一の面5Aから上記孔6aまでの距離L1が第二の面5Bから上記孔6aまでの距離L2に対して大きく設定されている。すなわち、レバー部5は、L1>L2の関係を満たすように設計されている。
この構成により、クランプ機構1では、第一の面5A及び第二の面5Bがピストン4に当接するようにケース部2に対してレバー部5を回動させることで、ワイヤー3のロック状態(クランプ状態)又はロック解除状態(非クランプ状態)を容易に実現可能となっている。その結果、信頼性の高いクランプ動作を可能としている。
本実施形態では、レバー部5の操作時に、ピストン4が第一の面5A及び第二の面5Bの間を摺動するようになっており、第一の面5Aと第2の面5Bとの連続部が丸みを帯びた形状に形成されている。具体的には、図2に示されるようにレバー部5の角部9がR面取り加工されている。この構成により、第一の面5Aと第二の面5Bとが滑らかに接続されるため、レバー部5のピストン4に対する接触面(当接面)を第一の面5Aと第二の面5Bとの間でスムーズに切り替えることが可能となり、円滑な操作を可能としている。
また、ケース部2の上記レバー部5と反対側の端部は、例えば後述するようなスライダ等の移動体Tに連結される(図1参照)。上述したようにケース部2はワイヤー3に対して相対的に移動可能となっているため、上記移動体Tはワイヤー3に対して相対的に移動可能となる。さらに、本実施形態に係るクランプ機構1は、上述したような従来のクランプ機構(図10参照)と異なり、ワイヤー3が移動体Tに対してレバー部5側に設けられている。
上記ピストン4は、例えばステンレス等の金属材料を主体として構成されており、上記ワイヤー3に接した際に変形する弾性体を有している。具体的には、弾性体としてのゴム層4aをステンレス部材で挟んだ構成を採用している(図3参照)。
この構成により、ピストン4がワイヤー3をケース部2内に押し込む際に、弾性体(ゴム層4a)が変形することでワイヤー3に与えるダメージを低減すると共に、ワイヤー3を確実に固定可能となっている。
次に、本実施形態に係るクランプ機構1の動作について説明する。図3A〜Cはクランプ機構の動作説明図である。なお、図3Aはクランプ機構1における通常(ワイヤー3開放時)時の状態を示し、図3Bはクランプ機構1におけるレバー部5の押し上げ時の状態を示し、図3Cはクランプ機構1におけるロック時の状態を示す。なお、図3A〜Cにおける左図はレバー部5の動きを示し、右図は左図におけるY軸方向(図5参照)から視た、レバー部5の動きに対応するピストン4及びワイヤー3の動きを示す。
まず、クランプ機構1における通常状態について図3Aを参照して説明する。ここで、通常状態とは、ワイヤー3がピストン4によって固定されず、ケース部2がワイヤー3に対して相対移動可能な状態を意味する。このような通常状態では、図3Aに示されるように、レバー部5は第一の面5Aで当接した状態となっている。この状態では、ワイヤー3はピストン4における上記レバー部5と反対側に配置されている。
このとき、ワイヤー3はピストン4に対して、離れた状態に配置されている。よって、ケース部2がワイヤー3に対して相対的に移動する際に、ケース部2内に収容されているピストン4とワイヤー3とが擦れることにより磨耗を生じさせたり、移動時に摩擦抵抗を生じさせるといった不具合を防止できる。
続いて、レバー部5を押し上げる際の状態について図3Bを参照して説明する。クランプ機構1の、ピストン4に対する接触面(当接面)は、レバー部5が押し上がるにしたがって、第一の面5Aから第二の面5Bに移動する。このとき、図2に示したように、レバー部5の角部9がR面取り加工により丸みを帯びた形状となっているので、レバー部5を、ピストン4に対する接触面を第一の面5Aと第二の面5Bとの間でスムーズに切り替えできる。
上述したように、レバー部5は、第一の面5Aから上記孔6aまでの距離L1が第二の面5Bから上記孔6aまでの距離L2に対して大きく設定されている(L1>L2)。この構成により、レバー部5が押し上げられることでピストン4に対する接触面が第一の面5Aから第二の面5B側に移動し、ピストン4がレバー部5によってケース部2内に次第に押し込まれる。
上述したように、ピストン4の下面側(レバー部5の反対側)には、ワイヤー3が配置されている。したがって、ケース部2内に押し込まれたピストン4は、ワイヤー3に接触する。
よって、ワイヤー3は、図3Bに示されるように、ピストン4によりケース部2内に押し込まれる。
続いて、レバー部5をロックした際の状態について図3Cを参照して説明する。図3Aに示した通常状態のレバー部5の位置から90度回転した位置において、レバー部5の第二の面5Bがピストン4に対する接触面となる。このとき、ワイヤー3はケース部2内に押し込まれて固定される(ロック状態)。ここで、ロック状態とは、ワイヤー3がケース部2に対して相対的に移動することが規制された状態を意味する。
このようにレバー部5をロック状態まで操作することで、ワイヤー3に対してケース部2及びこのケース部2に連結される移動体Tが固定(クランプ)される。
以上述べたように、本実施形態に係るクランプ機構1によれば、レバー部5の操作によりワイヤー3をケース部2内に押し込むことで、ケース部2のワイヤー3に対する動きを規制することができる。したがって、ケース部2とともにワイヤー3に対して相対的に移動する移動体Tの動きも、レバー部5の操作により簡便且つ確実に固定することができる。
また、本実施形態に係るクランプ機構1では、上述したようにワイヤー3が移動体Tに対してレバー部5側に設けられている(図1参照)。したがって、例えば移動体Tが後述するようにレール上を摺動するスライダを有している場合、スライダのレールと反対の面にワイヤー3が配置された構成となるので、ワイヤー3の交換作業が簡便となり優れたメンテナンス性を得ることができる。
(スライダ機構)
図4は本発明のスライダ機構の一実施形態に係る要部構成を示す図である。図5は本実施形態に係るスライダ機構の全体構成を示す図である。本実施形態に係るスライダ機構は、後述する本発明のテーブルに適用される。
スライダ機構10では、図5に示されるようにスライドレール11の軸上に一対の第一スライダ12及び第二スライダ13が摺動可能に設けられている。本実施形態では、これら第一スライダ12、及び第二スライダ13が上記クランプ機構1を備えている。
第一スライダ12、及び第二スライダ13は、図4に示されるようにスライドレール11の軸上を摺動するベース部16と、このベース部16上に設けられるスライド板17と、を備えている。スライド板17は、ベース部16にボルト等により取り付けられるベース取付部17aと、このベース取付部17aから鉛直方向(図5中Z軸方向)に向かって延びる延出部17bと、を含む。この延出部17bには後述するようにテーブルに取り付ける際にボルト等を挿入するための孔16cが形成されている。
また、ベース部16とスライドレール11との間にはスライドボールが設けられ、このスライドボールが移動体として機能することでベース部16がスライドレール11に対して滑らかに移動できるようになっている。
これら第一スライダ12、及び第二スライダ13は、図5に示されるように、互いがワイヤー3により連結されており、同期した状態で互いの間隔を伸縮可能となっている。このワイヤー3は、スライドレール11の両端部に設けられるワイヤー支持軸の外周部の切欠部に摺動可能に設けられる。ここで、説明を分かり易くするため、第一スライダ12側を第一ワイヤー支持軸14と称し、第二スライダ13側を第二ワイヤー支持軸15と称する。
本実施形態では、上記ワイヤー3は、第一ワイヤー3aと第二ワイヤー3bとから構成される。第一ワイヤー3aは、第一スライダ12の第一ワイヤー支持軸14側(図5中X軸方向左側)にボルトで締結され、第一ワイヤー支持軸14で半時計回り方向に引き回され、第一スライダ12のベース取付部17a上を通過した後、第二スライダ13の第一スライダ12側に例えばボルトで締結されている。
一方、第二ワイヤー3bは、第二スライダ13の第二ワイヤー支持軸15側(図5中X軸方向右側)にボルトで締結され、第二ワイヤー支持軸15で半時計回り方向に引き回されて、第二スライダ13のベース取付部17a上を通過した後、第一スライダ12の第二スライダ13側に例えばボルトで締結されている。
すなわち、第一スライダ12、第二スライダ13は、ワイヤー3(第一ワイヤー3a、第二ワイヤー3b)を介して円環状に接続されている。そして、ワイヤー3が第一ワイヤー支持軸14、及び第二ワイヤー支持軸15に支持された構成とすることで、後述するように第一スライダ12と第二スライダ13とが同期した状態でスライドレール11の軸上を移動し、第一スライダ12及び第二スライダ13の間隔を伸縮させることが可能となっている。
上述したように、本実施形態に係るスライダ機構10は、第一スライダ12、第二スライダ13にそれぞれ上記クランプ機構1を備えている。図4に示したように、上記クランプ機構1のケース部2がベース部16のベース取付部17a上に連結されている。そして、ケース部2内にはピストン4がレバー部5により昇降可能に設けられている。ケース部2には上記ワイヤー3(第一ワイヤー3a)が貫通されており、クランプ機構1をクランプ状態にさせることで、ワイヤー3(第一ワイヤー3a)をケース部2内に引き込ませ、固定できるようになっている。図5中では第一スライダ12に設けられたクランプ機構1の構成を示しているが、第二スライダ13についても同様である。
すなわち、本実施形態においては、ワイヤー3が貫通されるケース部2がベース部16のベース取付部17aに連結されているので、ワイヤー3がベース取付部17aの上面側に位置している。よって、第一スライダ12、及び第二スライダ13におけるスライドレール11側と反対の面にワイヤー3が配置された構成となっている。
ここで、スライダ機構10の動作について説明する。上述したように、第一スライダ12と第二スライダ13とは、図5に示した構成により、互いが同期した状態でスライドレール11の軸上を摺動可能となっている。
具体的に説明すると、例えば第一スライダ12を図5中X軸方向左側に移動させると、第一スライダ12の移動方向に第二ワイヤー3bも移動する。このとき、第二スライダ13は、第二ワイヤー3bを介してX軸方向右側に移動する。これにより、第一スライダ12と第二スライダ13とは互いが離間した状態(伸び状態)に移動される。なお、第二スライダ13を図5中X軸方向右側に移動させた場合についても同様となる。
一方、第一スライダ12を図5中X軸方向右側に移動させると、第二スライダ13は、第二ワイヤー3bを介してX軸方向左側に移動する。これにより、第一スライダ12と第二スライダ13とは互いが近づいた状態(縮み状態)に移動される。なお、第二スライダ13を図5中X軸方向左側に移動させた場合についても同様となる。
以上述べたように、本実施形態によれば、スライドレール11の軸上で一対のスライダ12,13が同期した状態で互いの間隔を伸縮可能とするスライダ機構10を提供できる。また、このスライダ機構10によれば、上述したようにスライダ12,13のスライドレール11と反対の面(ベース取付部17a側)にワイヤー3が配置されているので、ワイヤー3の交換が簡便である。そのため、スライダ機構10のメンテナンスを良好に行うことが可能であり、非常にメンテナンス性に優れたスライダ機構を提供できる。
(テーブル)
図6は本発明のクランプ機構を応用したテーブルに係る構成を示す図であり、図7はテーブルを下側から視た図である。
テーブル100は、テーブル本体101と、テーブル本体101を支えるための4本の脚102と、テーブル本体101上に設けられる天板部103と、を備えている。天板部103は、テーブル本体101上に設けられる第一の天板104及び第二の天板105と、上記テーブル本体101の略中央部に形成された凹部101a内に収容された第三の天板106と、を備えている。第一の天板104及び第二の天板105は略同等の大きさを有し、2つを合わせた面積がテーブル本体101上面の面積に一致する。
また、テーブル本体101の長辺に沿う外周端部には、スリット状の溝101bが上記凹部101aを挟むように2つ形成されている。テーブル本体101は、溝101b内に上述したスライダ機構10をそれぞれ備えている。
図7に示されるように、このスライダ機構10では、スライドレール11が溝101bの側面にボルトで固定されており、スライドレール11の軸上を摺動する第一スライダ12、第二スライダ13におけるスライド板17の延出部17bがテーブル本体101の上面側に配置されている。なお、図7においては、クランプ機構1によりスライダの動きが規制された状態となっている。
そして、この延出部17bには、上記第一の天板104、又は第二の天板105が接続される。上記第一の天板104、及び第二の天板105の両端部がスライダ機構10にそれぞれ保持され、これにより第一の天板104及び第二の天板105はテーブル本体101上を互いが同期した状態で移動可能となっている。
また、テーブル本体101の凹部101a内には、上記第三の天板106が、その上面が上記第一の天板104及び第二の天板105に接触しないように収容されている。また、第三の天板106には不図示の回転機構及び昇降機構が設けられており、詳細について後述するように、第一の天板104及び第二の天板105が所定の位置まで移動した際に上昇するとともに、90度回転することでテーブル本体101上に配置されるようになっている。なお、第三の天板106の長辺方向の長さが、テーブル本体101の短辺方向の長さに対応している。
続いて、テーブル100の動作について図8,9を参照にして説明する。
まず、図8Aに示されるように、初期状態においては、テーブル本体101上には、第一の天板104及び第二の天板105が閉じられた状態に配置されている。そして、図8Bに示されるように、第一の天板104及び第二の天板105のいずれか一方を外側に引く。このとき、これら第一の天板104及び第二の天板105には上記スライダ機構10が設けられているので、第一の天板104及び第二の天板105は同期して移動することで互いの間隔が開き、凹部101a内に収容されている第三の天板106が現れる。
そして、第三の天板106を不図示の昇降機構によって上昇させる。このとき、第三の天板106は、第一の天板104及び第二の天板105に接触しない位置まで上昇させるのが望ましい。これにより、第一の天板104及び第二の天板105の移動距離を最小限に抑えることができる。
続いて、図9Aに示されるように、不図示の回転機構によって第三の天板106を90度回転させる。そして、図9Bに示されるように、第三の天板106を、不図示の昇降機構によって下降させることで、第一の天板104及び第二の天板105間に設置する。上述したように第三の天板106は、その長辺方向の長さがテーブル本体101の短辺方向の長さに一致しているため、テーブル本体101上に良好に配置される。そして、図9Cに示されるように、第一の天板104及び第二の天板105間の間隔をスライダ機構10によって縮めることで、第三の天板106を第一の天板104及び第二の天板105で挟む。
以上の動作により、テーブル100の有効面積を第三の天板106の面積分だけ増加させることができる。したがって、デザイン性を損なうことなく、必要に応じて有効面積を増加させることのできる高性能なテーブル100を実現できる。
また、本実施形態に係るテーブル100は、図7に示したようなスライダ機構10を備えている。このスライダ機構10は、上述したようにワイヤー3の交換が簡便であって非常にメンテナンス性に優れたものであるから、テーブル100の付加価値を高めることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能である。例えば、ピストン4がゴム等の弾性体を有しない構成であってもよい。また、上述した実施形態に係るスライダ機構10では、第一スライダ12、及び第二スライダ13のいずれにもクランプ機構10を設けた構成としたが、少なくとも一方のスライダ12,13に設ける構成とすることができる。
また、上述した実施形態に係るテーブル100では、テーブル本体101に2つのスライダ機構10を設けたが、本発明においては少なくともスライダ機構1を片方の溝101bに設けてもよい。この場合、第一の天板104及び第二の天板105に突起部を設け、この突起を上記スライダ機構10が設けられない溝101bに摺動させればよい。
以上説明した通り、本発明によれば、メンテナンス性に優れ、信頼性の高い、クランプ機構、及びスライダ機構を提供することができる。

Claims (4)

  1. ケース部と、
    ケース部を貫通するワイヤーと、
    レバー部と、
    前記ケース部内に昇降可能に設けられ、前記レバー部の操作に応じて前記ケース部内を移動して前記ワイヤーを前記ケース部内に押し込んだ状態で保持するピストンと、を備えるクランプ機構。
  2. 同期した状態で互いの間隔が伸縮可能とされる一対のスライダがレール上を摺動可能に設けられるスライダ機構であって、
    前記スライダの少なくとも一方が、請求項1記載のクランプ機構を有するスライダ機構。
  3. 前記レバー部は、前記ピストンに当接することで前記ピストンを前記ワイヤーのクランプ位置に保持する第一の面と、前記ピストンを前記ワイヤーの非クランプ位置に保持する第二の面とを含み、前記第一の面と前記第二の面との連続部が丸みを帯びた形状に形成され、前記ピストンは前記第一の面及び第二の面の間を摺動する請求項2に記載のスライダ機構。
  4. 前記ピストンは、前記ワイヤーに接した際に変形する弾性体を有する請求項2又は3に記載のスライダ機構。
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