JPWO2009054059A1 - 電源装置および電圧監視方法 - Google Patents

電源装置および電圧監視方法 Download PDF

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Abstract

レギュレータA、レギュレータBおよびレギュレータCの出力電圧は、各負荷素子に供給されるとともに、専用の常駐電源で動作する代表値決定論理回路へと入力される。代表値決定論理回路は、レギュレータA、レギュレータBおよびレギュレータCの出力電圧から、最も異常であると推定される出力電圧を選択して、選択結果をセレクタに通知する。セレクタは、代表値決定論理回路によって選択された最も異常であると推定される出力電圧を出力するレギュレータからの出力電圧のみを選択して平滑化回路へと出力する。そして、平滑化回路によって平滑化された直流電流は、ADコンバータによって量子化され、システム監視プロセッサへと受け渡される。よって、二次電源をレギュレータに置き換えた場合であっても平滑化回路、ADコンバータ、システム監視プロセッサで構成される電圧監視のための回路は、従来構成と同一のものが使用可能となる。

Description

本発明は、一次電源からの出力電圧を入力とする複数の二次電源から一の二次電源の出力電圧を選択し、選択された出力電圧を監視する電源装置および電圧監視方法に関し、特に、二次電源の電圧監視に関し、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合であっても、従来構成の電源装置と構成上の互換性を有する電源装置および電圧監視方法に関する。
従来から、電圧変換をおこなうためのDC(Direct Current、直流)−DCコンバータを使用した二次電源を有する電気装置において、コストダウンの観点から、DC−DCコンバータを、集積回路から複数のレギュレータ(定電圧直流電圧回路)に置き換えることが多い。この場合、複数のレギュレータの出力を突き合わせて接続して電源供給することが困難なため、一般的には、複数の電源領域(例えば、負荷素子としてのLSI(Large Scale Integration)など)ごとに、それぞれ専用のレギュレータで電源供給することが一般的である。
ここで、レギュレータは安価で障害率が低いため、DC−DCコンバータを、複数のレギュレータに置き変えた場合は、電源装置の製造コストダウンを図ることができるというメリットが得られる。その反面、複数のレギュレータを用いた場合には、個々のレギュレータの出力電圧のバラツキが大きいため、複数のレギュレータの出力電圧をそれぞれ常時監視することが必要となる。
そこで、例えば、特許文献1に開示されるように、個々のレギュレータの出力電圧をADC(Analog Digital Converter)で読み取り、出力電圧が基準値を下回ったり、基準値を超過したりした場合に、警告を発する電源監視装置が提案されている。
また、特許文献2に開示されるように、複数の電源の電圧を監視し、出力電圧の異常が検知された電源に対して電源断の信号を出力して電源供給を停止させる電源供給装置が提案されている。
特開平08−005693号公報 米国特許第6289467号明細書
しかしながら、上記特許文献1および2に代表される従来技術では、1個のDC−DCコンバータからの出力電圧を1個のADCで読み取り、1個のシステム監視プロセッサで出力電圧を監視するという電源監視装置の従来構成を、1個のDC−DCコンバータを複数のレギュレータへ置き換えると、システム監視プロセッサのファームウェアを大幅に変更しなければならず、従来の電源監視装置の構成と互換性がないため、却って電源監視装置を含めた電源装置の製造コストが高くなるという非互換性の問題があった。
本発明は、上記問題点(課題)を解消するためになされたものであって、二次電源の電圧監視に関し、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合であっても、従来の電源監視装置との互換性を保つ電源装置および電圧監視方法を提供することを目的とする。
上述した問題を解決し、目的を達成するため、本発明は、直流を出力する一次電源と、前記直流をそれぞれ入力する、負荷がそれぞれ接続された複数の二次電源と、前記複数の二次電源の出力電圧をそれぞれ入力し、前記複数の二次電源の出力電圧から一の二次電源の出力電圧を選択する選択器と、前記選択器が選択する出力電圧を量子化された電圧情報に変換する変換器を有することを特徴とする電源装置である。
また、本発明は、電源装置の電圧監視方法において、一次電源が、直流を出力するステップと、負荷がそれぞれ接続された複数の二次電源が、前記直流をそれぞれ入力するステップと、選択器が、前記複数の二次電源の出力電圧をそれぞれ入力し、前記複数の二次電源の出力電圧から一の二次電源の出力電圧を選択するステップと、変換器が、前記選択器が選択する出力電圧を量子化された電圧情報に変換するステップを有することを特徴とする。
これらの発明によれば、複数の二次電源の出力電圧から一の二次電源の出力電圧を選択するので、この選択された一の二次電源の出力電圧のみを量子化された電圧情報に変換することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記選択器は、前記複数の二次電源の出力電圧のうち、最小電圧となる二次電源の出力電圧を選択することを特徴とする電源装置である。
また、本発明は、上記発明において、前記選択器が一の二次電源の出力電圧を選択するステップは、前記複数の二次電源の出力電圧のうち、最小電圧となる二次電源の出力電圧を選択することを特徴とする電圧監視方法である。
また、これらの発明によれば、複数の二次電源の出力電圧から、最小電圧となる二次電源の出力電圧を選択するので、この選択された一の二次電源の出力電圧のみを量子化された電圧情報に変換することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記選択器は、前記複数の二次電源の出力電圧のうち、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択することを特徴とする電源装置である。
また、本発明は、上記発明において、前記選択器が一の二次電源の出力電圧を選択するステップは、前記複数の二次電源の出力電圧のうち、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択することを特徴とする電圧監視方法である。
また、これらの発明によれば、複数の二次電源の出力電圧から、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択するので、この選択された一の二次電源の出力電圧のみを量子化された電圧情報に変換することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記選択器は、前記複数の二次電源の出力電圧のうち、最小電圧となる二次電源の出力電圧と、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択し、前記選択した最小電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも低い場合には、前記最小電圧となる二次電源の出力電圧を出力するとともに、前記選択した最小電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも高い場合には、前記最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択することを特徴とする電源装置である。
また、本発明は、上記発明において、前記選択器が一の二次電源の出力電圧を選択するステップは、前記複数の二次電源の出力電圧のうち、最小電圧となる二次電源の出力電圧と、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択し、前記選択した最小電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも低い場合には、前記最小電圧となる二次電源の出力電圧を出力するとともに、前記選択した最小電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも高い場合には、前記最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択することを特徴とする電圧監視方法である。
また、これらの発明によれば、複数の二次電源の出力電圧から、最小電圧となる二次電源の出力電圧と、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択し、選択した最小電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも低い場合には、最小電圧となる二次電源の出力電圧を選択し、選択した最小電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも高い場合には、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択するので、該最小電圧または該最大電圧となる二次電源の出力電圧いずれか一方を選択し、特に、極端に低い電圧を出力する二次電源がある場合に、この選択された二次電源の出力電圧を量子化された電圧情報に変換することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記選択器は、前記複数の二次電源の出力電圧のうち、最小電圧となる二次電源の出力電圧と、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択し、前記選択した最大電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも低い場合には、前記最小電圧となる二次電源の出力電圧を出力するとともに、前記選択した最大電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも高い場合には、前記最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択することを特徴とする電源装置である。
また、本発明は、上記発明において、前記選択器が一の二次電源の出力電圧を選択するステップは、前記複数の二次電源の出力電圧のうち、最小電圧となる二次電源の出力電圧と、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択し、前記選択した最大電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも低い場合には、前記最小電圧となる二次電源の出力電圧を出力するとともに、前記選択した最大電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも高い場合には、前記最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択することを特徴とする電圧監視方法である。
また、これらの発明によれば、複数の二次電源の出力電圧から、最小電圧となる二次電源の出力電圧と、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択し、選択した最大電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも低い場合には、最小電圧となる二次電源の出力電圧を選択し、選択した最大電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも高い場合には、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択するので、該最小電圧または該最大電圧となる二次電源の出力電圧いずれか一方を選択し、特に、極端に高い電圧を出力する二次電源がある場合に、この選択された二次電源の出力電圧を量子化された電圧情報に変換することができる。
また、本発明は、直流を出力する一次電源と、前記直流をそれぞれ入力する、負荷がそれぞれ接続された複数の二次電源と、前記複数の二次電源の出力電圧と基準電圧をそれぞれ入力し、前記二次電源の出力電圧と前記基準電圧との差分電圧の絶対値を、前記二次電源毎にそれぞれ出力する複数の差分電圧検出器と、前記複数の差分電圧検出器がそれぞれ出力する差分電圧の絶対値の大小を、互いに比較する複数の比較器と、前記複数の比較器の比較結果に基づいて、前記複数の二次電源の出力電圧のうち、前記基準電圧との絶対値の差分が最大である二次電源の出力電圧を選択する選択器と、前記選択器が選択する出力電圧を量子化された電圧情報に変換する変換器を有することを特徴とする電源装置である。
また、本発明は、電源装置の電圧監視方法において、一次電源が、直流を出力するステップと、負荷がそれぞれ接続された複数の二次電源が、前記直流をそれぞれ入力するステップと、複数の差分電圧検出器が、前記複数の二次電源の出力電圧と基準電圧をそれぞれ入力し、前記二次電源の出力電圧と前記基準電圧との差分電圧の絶対値を、前記二次電源毎にそれぞれ出力するステップと、複数の比較器が、前記複数の差分電圧検出器がそれぞれ出力する差分電圧の絶対値の大小を、互いに比較するステップと、選択器が、前記複数の比較器の比較結果に基づいて、前記複数の二次電源の出力電圧のうち、前記基準電圧との絶対値の差分が最大である二次電源の出力電圧を選択するステップと、変換器が、前記選択器が選択する出力電圧を量子化された電圧情報に変換するステップを有することを特徴とする電圧監視方法である。
また、これらの発明によれば、二次電源の出力電圧と基準電圧との差分電圧の絶対値を、該二次電源毎にそれぞれ出力し、これらの差分電圧の絶対値の大小を、互いに比較し、基準電圧との絶対値の差分が最大である二次電源の出力電圧を選択するので、この選択された一の二次電源の出力電圧のみを量子化された電圧情報に変換することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記電源装置はさらに、前記量子化された電圧情報を入力する監視制御装置に接続されることを特徴とする電源装置である。
また、本発明は、上記発明において、前記電源装置はさらに、前記量子化された電圧情報を入力する監視制御装置に接続されることを特徴とする電圧監視方法である。
また、これらの発明によれば、電源装置はさらに、量子化された電圧情報を入力する監視制御装置に接続されるので、量子化された電圧情報を監視制御装置で監視することが可能になる。
また、本発明は、上記発明において、前記電源装置はさらに、前記選択器が出力した出力電圧を平滑化して前記変換器に入力する平滑化回路を有することを特徴とする電源装置である。
また、本発明は、上記発明において、前記電源装置はさらに、前記選択器が出力した出力電圧を平滑化して前記変換器に入力する平滑化回路を有することを特徴とする電圧監視方法である。
また、これらの発明によれば、平滑化された出力電圧を量子化された電圧情報に変換するので、より正確に量子化された電圧情報を取得することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記複数の二次電源は、安定化電源回路により構成されることを特徴とする電源装置である。
また、本発明は、上記発明において、前記複数の二次電源は、安定化電源回路により構成されることを特徴とする電圧監視方法である。
また、これらの発明によれば、複数の二次電源が安定化電源回路により構成されるので、安価に二次電源を構成することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記選択器と前記変換器は、前記複数の二次電源とは異なる電源が供給する電圧により動作することを特徴とする電源装置である。
また、本発明は、上記発明において、前記選択器と前記変換器は、前記複数の二次電源とは異なる電源が供給する電圧により動作することを特徴とする電圧監視方法である。
また、これらの発明によれば、選択器と変換器は、複数の二次電源とは異なる電源が供給する電圧により動作するので、選択器および変換器を、より安定的に動作させることができる。
本発明によれば、電源装置の二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合であっても、従来構成の電源装置と構成上の互換性を保って電圧監視をおこなうことができるという効果を奏する。特に、レギュレータの出力電圧を量子化して監視するために必要なADコンバータおよびシステム監視プロセッサを、従来どおり、既存のものを1個ずつとする構成とすることができ、電源監視装置の電源監視にかかる構成の設計変更の負荷を低減し、製造コストを抑えることが可能になるという効果を奏する。
図1は、従来の電源装置および電圧監視回路の概略構成を示すブロック図である。 図2は、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の概略構成を示すブロック図である。 図3は、本実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の概略構成を示すブロック図である。 図4は、第1の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を示すブロック図である。 図5は、第2の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を示すブロック図である。 図6は、第3の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を示すブロック図である。 図7は、第4の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を示すブロック図である。 図8は、第5の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を示すブロック図である。 図9は、第5の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置に含まれる差分絶対値検出回路の詳細な構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 一次電源
11a レギュレータA
11b レギュレータB
11c レギュレータC
11d レギュレータD
12a、12b、12c、12d、12e、12f、18 コンパレータ
13、19 セレクタ
14 ADコンバータ
15 システム監視プロセッサ
16 汎用入出力インターフェース
17a、17b、17c 基準電圧回路
20 平滑化回路
21a、21b 常駐電源
100a、100b、100c、100d、100e 代表値決定論理回路
101 クロック発振器
102a、102b、102c、102d、102e、102f、102g、102h、102i、102j、102k、102l、102m、102n フリップフロップ
103a、103b、103c、103d、103e、103f インバータ
104a、104b ANDゲート
105a、105b ANDゲート
106a、106b ANDゲート
107a、107b ANDゲート
108a、108b、108c ANDゲート
109 デコーダ
110a、110b、110c、110d、110e、110f、110g、110h ANDゲート
111a、111b、111c、111d ORゲート
112a、112b、112c、112d、112e、112f、112g、112h ANDゲート
113a、113b、113c、113d ORゲート
200、200a、200b、200c、200d 差分絶対値検出回路
201a R1抵抗
201b R2抵抗
201c R3抵抗
201d R4抵抗
201e R5抵抗
202、205 OPアンプ
203、204 ダイオード
300a、300b、300c、300d、300e 電源装置
以下に添付図面を参照し、本発明の電源装置および電圧監視方法にかかる一実施形態を詳細に説明する。
先ず、従来の電源装置および電圧監視回路の構成について説明する。図1は、従来の電源装置および電圧監視回路の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、従来は、入力されたAC(Alternating Current、交流)電流を一次電源でDC(Direct Current、直流)電流へと変換する。一次電源によって変換されたDC電流は、DC−DCコンバータで構成される二次電源にて電圧変換される。DC−DCコンバータによって電圧変換された出力電圧の直流電流は、LSI(Large Scale Integration)などの負荷素子に供給されるとともに、電圧監視のための電圧監視回路に供給される。なお、図1は、負荷素子が1個接続される例を示している。
電圧監視のための回路は、具体的には、出力に並列接続される接地された抵抗器、出力に並列接続される接地された抵抗器および接地されたコンデンサなどから構成される、整流された電流の中に含まれている脈流が除去された直流にする(平滑化)ための平滑化回路と、平滑化回路によって平滑化された直流電流を量子化(デジタル値化)するAD(Analog Digital)コンバータと、ADコンバータによって量子化された直流電流の電圧値を監視するシステム監視プロセッサとから構成される。なお、ADコンバータおよびシステム監視プロセッサは、それぞれの専用の常駐電源から電源を供給されても、1個の常駐電源からそれぞれ電源を供給されてもよい。
なお、常駐電源とは、本電源装置とは異なる系統の電源であって、本電源装置の制御に関わらず、システム動作中は常に電源が供給される電源である。
このような構成をとることによって、システム監視プロセッサは、負荷素子に供給される電圧の異常を監視することができる。システム監視プロセッサによって負荷素子に供給される電圧の異常が検知された場合には、必要な対処をとりうるようになっていた。
しかし、変圧器(トランス)およびスイッチング回路を有するDC−DCコンバータは高価であるため、コストダウンを目的として、DC−DCコンバータに代えて、レギュレータ(低電圧直流電源回路)を採用することが一般的である。レギュレータとは、降圧のみ可能な電圧制御素子であり、DC−DCコンバータに比べて非常に安価である。図2は、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の概略構成を示すブロック図である。なお、図2では、負荷素子が接続されたレギュレータが一次電源に3個接続される例を示しているが、3個に限定されるものではない。
図2に示すように、負荷素子Aに直流電源を供給するレギュレータA、負荷素子Bに直流電源を供給するレギュレータB、負荷素子Cに直流電源を供給するレギュレータCは、一次電源によって直流変換された直流電流をそれぞれ電圧変換し、それぞれの負荷素子へと直流電流を供給する。
そして、各レギュレータに、該レギュレータの出力電圧を平滑化する平滑化回路と、ADコンバータとがそれぞれ直列に接続されている。具体的には、レギュレータAに対してはADコンバータAが、レギュレータBに対してはADコンバータBが、レギュレータCに対してはADコンバータCが、各平滑化回路とともに直列に接続されている。
ADコンバータAによって量子化されたレギュレータAの出力電圧、ADコンバータBによって量子化されたレギュレータBの出力電圧、ADコンバータCによって量子化されたレギュレータCの出力電圧は、1個のシステム監視プロセッサへと入力される。すなわち、1個のシステム監視プロセッサによって、すべてのレギュレータの出力電圧を監視する。なお、ADコンバータA、ADコンバータB、ADコンバータCおよびシステム監視プロセッサは、それぞれの専用の常駐電源から電源を供給されても、1個の常駐電源からそれぞれ電源を供給されてもよい。
ここで、図2の構成であると、レギュレータごとにADコンバータを用意しなければならないことになる。すなわち、電圧監視のための回路を設計変更しなければならない。しかしながら、電圧監視のための回路を設計変更すると、システム監視プロセッサのファームウェアの書き換えなどが必要となり、電圧監視のための回路が従来構成との互換性を失うため、製造コストの観点から好ましくない。
そこで、本実施形態では、ADコンバータおよびシステム監視プロセッサの構成を従来から変更することなく、システム監視プロセッサのファームウェアの書き換えが不要であり、従来構成との互換性を保つことが可能な電源装置を提供する。図3は、本実施形態にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の概略構成を示すブロック図である。なお、図3では、負荷素子が接続されたレギュレータが一次電源に3個接続される例を示しているが、3個に限定されるものではない。
図3では、レギュレータA、レギュレータBおよびレギュレータCの出力電圧が、各負荷素子に供給されるとともに、専用の常駐電源で動作する代表値決定論理回路へと入力される。代表値決定論理回路は、レギュレータA、レギュレータBおよびレギュレータCの出力電圧から、最も異常であると推定される出力電圧を選択して、選択結果をセレクタに通知する。
セレクタは、代表値決定論理回路によって選択された最も異常であると推定される出力電圧を出力するレギュレータからの出力電圧のみを選択して平滑化回路へと入力する。そして、平滑化回路によって平滑化された直流電流は、ADコンバータによって量子化され、システム監視プロセッサへと受け渡される。
図3の構成では、セレクタによって一の出力電圧のみが平滑化回路へと入力され、平滑化回路によって平滑化された直流電流が、ADコンバータによって量子化され、システム監視プロセッサへと受け渡される。すなわち、平滑化回路、ADコンバータ、システム監視プロセッサで構成される電圧監視のための回路が、図1の従来構成と同一のものを使用することが可能になる。
図3の構成であると、レギュレータごとにADコンバータを用意する必要がなく、平滑化回路以後の電圧監視のための回路を設計変更する必要がないため、システム監視プロセッサのファームウェアの書き換えなども不必要となり、電圧監視のための回路が従来構成との互換性を保ち、好適である。
次に、第1の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を説明する。図4は、第1の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を示すブロック図である。なお、図4では、レギュレータが4個接続される例を示しているが、4個に限定されるものではない。また、図4では、レギュレータにそれぞれ接続される負荷素子の図示を省略している。
第1の一実施形態の概要は、次の通りである。すなわち、電源装置において2.5V電源の二次電源を4つのレギュレータで構成し、4つのレギュレータは、図示しない入力電圧および電源投入指示信号により、2.5Vの電圧を出力する。4つのレギュレータの出力は、コンパレータ回路で電圧の大小比較をされる。この比較結果を基に、代表値決定論理回路により、最小の電圧値を出力しているレギュレータを選択する。
第1の実施形態の一例にかかる電源装置300aは、一次電源10と、レギュレータA11aと、レギュレータB11bと、レギュレータC11cと、レギュレータD11dと、6個のコンパレータ12a〜12fと、代表値決定論理回路100aと、セレクタ13と、ADコンバータ14と、汎用入出力インターフェース16と、平滑化回路20と、セレクタ13に電源を供給する常駐電源21aと、ADコンバータ14に電源を供給する常駐電源21bとを有する。なお、常駐電源21aおよび常駐電源21bは、1つに統合されていてもよい。
一次電源10は、入力されたAC電流をDC電流へと変換し、レギュレータA11a、レギュレータB11b、レギュレータC11c、レギュレータD11dへとDC電流を供給する。レギュレータA11a、レギュレータB11b、レギュレータC11c、レギュレータD11dは、一次電源10から供給されたDC電流の電圧を、それぞれ2.5Vへと変圧する。この2.5Vへと変圧されたDC電流を、出力電圧と呼ぶことにする。
レギュレータA11aの出力電圧は、コンパレータ12a〜12cの反転入力端子へと入力される。また、レギュレータB11bの出力電圧は、コンパレータ12aの非反転端子、コンパレータ12dの反転端子、コンパレータ12eの反転端子へと入力される。
レギュレータC11cの出力電圧は、コンパレータ12bの非反転端子、コンパレータ12dの非反転端子、コンパレータ12fの反転端子へと入力される。また、レギュレータD11dの出力電圧は、コンパレータ12cの非反転端子、コンパレータ12eの非反転端子、コンパレータ12fの非反転端子へと入力される。
なお、レギュレータA11a、レギュレータB11b、レギュレータC11c、レギュレータD11dは、コンパレータ12a〜12fへと出力電圧を供給するとともに、セレクタ13へもそれぞれ出力電圧を供給する。
コンパレータ12a〜12fは、それぞれ入力された出力電圧のうち高い方の出力電圧を選択し、代表値決定論理回路100aへとそれぞれ入力する。
セレクタ13は、代表値決定論理回路100aから入力された最小の出力電圧または最大の出力電圧を出力するレギュレータを選択し、レギュレータから出力される出力電圧のみを選択して、平滑化回路20へと受け渡す。なお、セレクタ13は、アナログマルチプレクサまたはアナログスイッチである。
平滑化回路20によって平滑化された出力電圧は、ADコンバータ14によって量子化された電圧情報へと変換され、システム監視プロセッサ(SPV、Service Processor)15へと受け渡される。システム監視プロセッサ15は、量子化された電圧情報に基づき、レギュレータA11a、レギュレータB11b、レギュレータC11c、レギュレータD11dの出力電圧の監視をおこなうことができる。なお、ADコンバータ14およびシステム監視プロセッサ15は、従来と同様の構成である。
代表値決定論理回路100aは、例えば100kHzのクロックを発振するクロック発振器101と、フリップフロップ(記憶回路)102aおよびフリップフロップ102bと、フリップフロップ102cおよびフリップフロップ102dと、フリップフロップ102eおよびフリップフロップ102fと、フリップフロップ102gおよびフリップフロップ102hと、フリップフロップ102iおよびフリップフロップ102jと、フリップフロップ102kおよびフリップフロップ102lと、6個のインバータ(論理反転回路)103a〜103fと、ANDゲート(論理積回路)104aと、ANDゲート105aと、ANDゲート106aと、ANDゲート107aとを有する。
さらに、代表値決定論理回路100aは、ANDゲート108aと、ANDゲート108bと、ANDゲート108cと、デコーダ109と、ANDゲート110aおよびANDゲート110bと、ANDゲート110cおよびANDゲート110dと、ANDゲート110eおよびANDゲート110fと、ANDゲート110gおよびANDゲート110hと、ANDゲート110aおよびANDゲート110bに接続されるORゲート(論理和回路)111aと、ANDゲート110cおよびANDゲート110dに接続されるORゲート111bと、ANDゲート110eおよびANDゲート110fに接続されるORゲート111cと、ANDゲート110gおよびANDゲート110hに接続されるORゲート111dとを有する。
なお、12個のフリップフロップ102a〜102lは、クロック発振器101によって発振されるクロックによって同期される。
コンパレータ12aから代表値決定論理回路100aへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102aおよびフリップフロップ102bを経由して、ANDゲート104aへと入力されるとともに、インバータ103aへと入力される。インバータ103aは、入力された出力電圧を反転してANDゲート105aへと入力する。
コンパレータ12bから代表値決定論理回路100aへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102cおよびフリップフロップ102dを経由して、ANDゲート104aへと入力されるとともに、インバータ103bへと入力される。インバータ103bは、入力された出力電圧を反転してANDゲート106aへと入力する。
コンパレータ12cから代表値決定論理回路100aへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102eおよびフリップフロップ102fを経由して、ANDゲート105aへと入力されるとともに、インバータ103cへと入力される。インバータ103cは、入力された出力電圧を反転してANDゲート107aへと入力する。
コンパレータ12dから代表値決定論理回路100aへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102gおよびフリップフロップ102hを経由して、ANDゲート105aへと入力されるとともに、インバータ103dへと入力される。インバータ103dは、入力された出力電圧を反転してANDゲート106aへと入力する。
コンパレータ12eから代表値決定論理回路100aへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102iおよびフリップフロップ102jを経由して、ANDゲート105aへと入力されるとともに、インバータ103eへと入力される。インバータ103eは、入力された出力電圧を反転してANDゲート107aへと入力する。
コンパレータ12fから代表値決定論理回路100aへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102kおよびフリップフロップ102lを経由して、ANDゲート106aへと入力されるとともに、インバータ103fへと入力される。インバータ103fは、入力された出力電圧を反転してANDゲート107aへと入力する。
ANDゲート104aは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータA11aの最小の出力電圧を出力する。このレギュレータA11aの最小の出力電圧は、ANDゲート108aへと入力される。
また、ANDゲート105aは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータB11bの最小の出力電圧を出力する。このレギュレータB11bの最小の出力電圧は、ANDゲート108bへと入力されるとともに、ANDゲート108aへ反転入力される。
また、ANDゲート106aは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータC11cの最小の出力電圧を出力する。このレギュレータC11cの最小の出力電圧は、ANDゲート108cへと入力されるとともに、ANDゲート108aへ反転入力される。
また、ANDゲート107aは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータD11dの最小の出力電圧を出力する。このレギュレータD11dの最小の出力電圧は、ANDゲート108aへと反転入力されるとともに、ANDゲート110gへと入力される。
ANDゲート108aは、入力された出力電圧の論理積を取り、この論理積に基づく出力電圧をANDゲート110aへ入力する。また、ANDゲート108bは、入力された出力電圧の論理積を取り、この論理積に基づく出力電圧をANDゲート110cへ入力する。また、ANDゲート108cは、入力された出力電圧の論理積を取り、この論理積に基づく出力電圧をANDゲート110eへ入力する。
一方、汎用入出力インターフェース16から、代表値決定論理回路100aのデコーダ109へ、1ビットずつのレジスタ0およびレジスタ2の設定値が入力される。デコーダ109は、この設定値をデコードした結果を、ANDゲート110b、ANDゲート110d、ANDゲート110f、ANDゲート110hへとそれぞれ入力する。また、汎用入出力インターフェース16から入力されるイネーブル入力値は、ANDゲート110a、ANDゲート110c、ANDゲート110e、ANDゲート110gへとそれぞれ反転入力される。
ANDゲート110aおよびANDゲート110bは、それぞれの入力の論理積を取り、ORゲート111aへと入力する。ORゲート111aは、ANDゲート110aおよびANDゲート110bからの入力の論理和をとり、セレクタ13へと出力する。
また、ANDゲート110cおよびANDゲート110dは、それぞれの入力の論理積を取り、ORゲート111bへと入力する。ORゲート111bは、ANDゲート110cおよびANDゲート110dからの入力の論理和をとり、セレクタ13へと出力する。
また、ANDゲート110eおよびANDゲート110fは、それぞれの入力の論理積を取り、ORゲート111cへと入力する。ORゲート111cは、ANDゲート110eおよびANDゲート110fからの入力の論理和をとり、セレクタ13へと出力する。
また、ANDゲート110gおよびANDゲート110hは、それぞれの入力の論理積を取り、ORゲート111dへと入力する。ORゲート111dは、ANDゲート110gおよびANDゲート110hからの入力の論理和をとり、セレクタ13へと出力する。
以上の構成をとることによって、代表値決定論理回路100aは、入力された4つの出力電圧のうち、最小の出力電圧を1つだけ選択して出力することができる。そして、選択された出力電圧を出力するレギュレータのみの出力電圧を監視することが可能になる。
次に、第2の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を説明する。図5は、第2の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を示すブロック図である。なお、図5では、レギュレータが4個接続される例を示しているが、4個に限定されるものではない。また、図5では、レギュレータにそれぞれ接続される負荷素子の図示を省略している。
第2の一実施形態の概要は、次の通りである。すなわち、電源装置において2.5V電源の二次電源を4つのレギュレータで構成し、4つのレギュレータは、図示しない入力電圧および電源投入指示信号により、2.5Vの電圧を出力する。4つのレギュレータの出力は、コンパレータ回路で電圧の大小比較をされる。この比較結果を基に、代表値決定論理回路により、最大の電圧値出力しているレギュレータを選択する。
本発明の第2の実施形態の一例にかかる電源装置300bの代表値決定論理回路100bは、第1の実施形態の一例にかかる電源装置300aの代表値決定論理回路100aと比べ、ANDゲート104a、ANDゲート105a、ANDゲート106a、ANDゲート107aそれぞれに代えて、ANDゲート104b、ANDゲート105b、ANDゲート106b、ANDゲート107bを有する以外は、電源装置300aの代表値決定論理回路100aと同一の構成である。すなわち、電源装置300bは、上記代表値決定論理回路100bの構成の差異以外は、電源装置300aと同一の構成である。
すなわち、コンパレータ12aから代表値決定論理回路100bへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102aおよびフリップフロップ102bを経由して、ANDゲート105bへと入力されるとともに、インバータ103aへと入力される。インバータ103aは、入力された出力電圧を反転してANDゲート104bへと入力する。
コンパレータ12bから代表値決定論理回路100bへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102cおよびフリップフロップ102dを経由して、ANDゲート106bへと入力されるとともに、インバータ103bへと入力される。インバータ103bは、入力された出力電圧を反転してANDゲート104bへと入力する。
コンパレータ12cから代表値決定論理回路100bへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102eおよびフリップフロップ102fを経由して、ANDゲート107bへと入力されるとともに、インバータ103cへと入力される。インバータ103cは、入力された出力電圧を反転してANDゲート104bへと入力する。
コンパレータ12dから代表値決定論理回路100bへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102gおよびフリップフロップ102hを経由して、ANDゲート106bへと入力されるとともに、インバータ103dへと入力される。インバータ103dは、入力された出力電圧を反転してANDゲート105bへと入力する。
コンパレータ12eから代表値決定論理回路100bへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102iおよびフリップフロップ102jを経由して、ANDゲート107bへと入力されるとともに、インバータ103eへと入力される。インバータ103eは、入力された出力電圧を反転してANDゲート105bへと入力する。
コンパレータ12fから代表値決定論理回路100bへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102kおよびフリップフロップ102lを経由して、ANDゲート107bへと入力されるとともに、インバータ103fへと入力される。インバータ103fは、入力された出力電圧を反転してANDゲート106bへと入力する。
そして、ANDゲート104bは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータA11aの最大の出力電圧を出力する。このレギュレータA11aの最大の出力電圧は、ANDゲート108aへと入力される。
また、ANDゲート105bは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータB11bの最大の出力電圧を出力する。このレギュレータB11bの最大の出力電圧は、ANDゲート108bへと入力されるとともに、ANDゲート108aへ反転入力される。
また、ANDゲート106bは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータC11cの最大の出力電圧を出力する。このレギュレータC11cの最大の出力電圧は、ANDゲート108cへと入力されるとともに、ANDゲート108aへ反転入力される。
また、ANDゲート107bは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータD11dの最大の出力電圧を出力する。このレギュレータD11dの最大の出力電圧は、ANDゲート108aおよびANDゲート108cへと反転入力されるとともに、ANDゲート110gへと入力される。
セレクタ13は、代表値決定論理回路100bから入力された最小の出力電圧または最大の出力電圧を出力するレギュレータを選択し、該レギュレータから出力される出力電圧のみを選択して、平滑化回路20へと受け渡す。なお、セレクタ13は、アナログマルチプレクサまたはアナログスイッチである。
このような構成をとることによって、代表値決定論理回路100bは、入力された4つの出力電圧のうち、最大の出力電圧を1つだけ選択して出力することができる。そして、選択された出力電圧を出力するレギュレータのみの出力電圧を監視することが可能になる。
次に、第3の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を説明する。図6は、第3の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を示すブロック図である。なお、図6では、レギュレータが4個接続される例を示しているが、4個に限定されるものではない。また、図6では、レギュレータにそれぞれ接続される負荷素子の図示を省略している。
第3の実施形態の一例の概要は、次の通りである。すなわち、電源装置において2.5V電源の二次電源を4つのレギュレータで構成し、4つのレギュレータは、図示しない入力電圧および電源投入指示信号により、2.5Vの電圧を出力する。4つのレギュレータの出力は、コンパレータ回路で電圧の大小比較をされる。この比較結果を基に、代表値決定論理回路により、最大の電圧値または最大の電圧値を出力しているレギュレータを選択する。
さらに例えば、最小の電圧値が、規定の最小閾値(例えば、2.3V)未満であるか否かを判定し、最小の電圧値が、上記規定の閾値未満である場合は、最小の電圧値を出力するレギュレータを選択するようにする。最小の電圧値が、上記規定の閾値以上である場合は、無条件に最大値を示すレギュレータを選択する。これにより、最小電圧のレギュレータを優先的に選択し、規定の電圧範囲内であれば、最大電圧のレギュレータを選定することができる。なお、レギュレータを除く各素子の動作電源は常駐電源であり、2.5Vの電源とは異なる。
第3の実施形態の一例にかかる電源装置300cの構成は、第1の実施形態の一例にかかる電源装置300aとの差分のみについて説明する。すなわち、電源装置300cは、電源装置300aと比べ、基準電圧回路17aと、コンパレータ18とをさらに有し、代表値決定論理回路100cを有する。代表値決定論理回路100cは、代表値決定論理回路100aおよび代表値決定論理回路100bとは異なる構成をとる。
レギュレータA11a、レギュレータB11b、レギュレータC11c、レギュレータD11dは、一次電源10から供給されたDC電流の電圧を、それぞれ2.5Vへと変圧する。この2.5Vへと変圧されたDC電流を、出力電圧と呼ぶことにする。
レギュレータA11aの出力電圧は、コンパレータ12a〜12cの反転入力端子へと入力されるとともに、セレクタ19へと入力される。また、レギュレータB11bの出力電圧は、コンパレータ12aの非反転端子、コンパレータ12dの反転端子、コンパレータ12eの反転端子へと入力されるとともに、セレクタ19へと入力される。
レギュレータC11cの出力電圧は、コンパレータ12bの非反転端子、コンパレータ12dの非反転端子、コンパレータ12fの反転端子へと入力されるとともに、セレクタ19へと入力される。また、レギュレータD11dの出力電圧は、コンパレータ12cの非反転端子、コンパレータ12eの非反転端子、コンパレータ12fの非反転端子へと入力されるとともに、セレクタ19へと入力される。なお、セレクタ19は、アナログマルチプレクサまたはアナログスイッチである。
なお、レギュレータA11a、レギュレータB11b、レギュレータC11c、レギュレータD11dは、コンパレータ12a〜12fおよびセレクタ19へと出力電圧を供給するとともに、セレクタ13へもそれぞれ出力電圧を供給する。
コンパレータ12a〜12fは、それぞれ入力された出力電圧のうち高い方の出力電圧を選択し、代表値決定論理回路100cへとそれぞれ入力する。
代表値決定論理回路100cは、例えば100kHzのクロックを発振するクロック発振器101と、フリップフロップ102aおよびフリップフロップ102bと、フリップフロップ102cおよびフリップフロップ102dと、フリップフロップ102eおよびフリップフロップ102fと、フリップフロップ102gおよびフリップフロップ102hと、フリップフロップ102iおよびフリップフロップ102jと、フリップフロップ102kおよびフリップフロップ102lと、フリップフロップ102mおよびフリップフロップ102nと、6個のインバータ103a〜103fと、ANDゲート104aおよびANDゲート104bと、ANDゲート105aおよびANDゲート105bと、ANDゲート106aおよびANDゲート106bと、ANDゲート107aおよびANDゲート107bとを有する。
さらに、代表値決定論理回路100cは、ANDゲート108aと、ANDゲート108bと、ANDゲート108cと、ANDゲート112aおよびANDゲート112bと、ANDゲート112cおよびANDゲート112dと、ANDゲート112eおよびANDゲート112fと、ANDゲート112gおよびANDゲート112hと、ANDゲート112aおよびANDゲート112bに接続されるORゲート113aと、ANDゲート112cおよびANDゲート112dに接続されるORゲート113bと、ANDゲート112eおよびANDゲート112fに接続されるORゲート113cと、ANDゲート112gおよびANDゲート112hに接続されるORゲート113dとを有する。
また、代表値決定論理回路100cは、デコーダ109と、ANDゲート110aおよびANDゲート110bと、ANDゲート110cおよびANDゲート110dと、ANDゲート110eおよびANDゲート110fと、ANDゲート110gおよびANDゲート110hと、ANDゲート110aおよびANDゲート110bに接続されるORゲート111aと、ANDゲート110cおよびANDゲート110dに接続されるORゲート111bと、ANDゲート110eおよびANDゲート110fに接続されるORゲート111cと、ANDゲート110gおよびANDゲート110hに接続されるORゲート111dとを有する。
なお、14個のフリップフロップ102a〜102nは、クロック発振器101によって発振されるクロックによって同期される。
コンパレータ12aから代表値決定論理回路100cへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102aおよびフリップフロップ102bを経由して、ANDゲート104aおよびANDゲート105bへと入力されるとともに、インバータ103aへと入力される。インバータ103aは、入力された出力電圧を反転してANDゲート104bへと入力するとともに、該出力電圧を反転してANDゲート105aへ入力する。
コンパレータ12bから代表値決定論理回路100cへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102cおよびフリップフロップ102dを経由して、ANDゲート104aおよびANDゲート106bへと入力されるとともに、インバータ103bへと入力される。インバータ103bは、入力された出力電圧を反転してANDゲート104bおよびANDゲート106aへと入力する。
コンパレータ12cから代表値決定論理回路100cへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102eおよびフリップフロップ102fを経由して、ANDゲート104aおよびANDゲート107bへと入力されるとともに、インバータ103cへと入力される。インバータ103cは、入力された出力電圧を反転してANDゲート104bおよびANDゲート107aへと入力する。
コンパレータ12dから代表値決定論理回路100cへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102gおよびフリップフロップ102hを経由して、ANDゲート105aおよびANDゲート106bへと入力されるとともに、インバータ103dへと入力される。インバータ103dは、入力された出力電圧を反転してANDゲート105bおよびANDゲート106aへと入力する。
コンパレータ12eから代表値決定論理回路100cへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102iおよびフリップフロップ102jを経由して、ANDゲート105aおよびANDゲート107bへと入力されるとともに、インバータ103eへと入力される。インバータ103eは、入力された出力電圧を反転してANDゲート105bおよびANDゲート107aへと入力する。
コンパレータ12fから代表値決定論理回路100cへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102kおよびフリップフロップ102lを経由して、ANDゲート106aおよびANDゲート107bへと入力されるとともに、インバータ103fへと入力される。インバータ103fは、入力された出力電圧を反転してANDゲート106bおよびANDゲート107aへと入力する。
ANDゲート104aは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータA11aの最小の出力電圧を出力する。このレギュレータA11aの最小の出力電圧は、ANDゲート112aへと入力されるとともに、セレクタ19へ入力される。
ANDゲート104bは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータA11aの最大の出力電圧を出力する。このレギュレータA11aの最大の出力電圧は、ANDゲート112bへと入力される。
また、ANDゲート105aは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータB11bの最小の出力電圧を出力する。このレギュレータB11bの最小の出力電圧は、ANDゲート112cへと入力されるとともに、セレクタ19に入力される。
また、ANDゲート105bは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータB11bの最大の出力電圧を出力する。このレギュレータB11bの最大の出力電圧は、ANDゲート112dへと入力される。
また、ANDゲート106aは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータC11cの最小の出力電圧を出力する。このレギュレータC11cの最小の出力電圧は、ANDゲート112eへと入力されるとともに、セレクタ19に入力される。
また、ANDゲート106bは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータC11cの最大の出力電圧を出力する。このレギュレータC11cの最大の出力電圧は、ANDゲート112fへと入力される。
また、ANDゲート107aは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータD11dの最小の出力電圧を出力する。このレギュレータD11dの最小の出力電圧は、ANDゲート112gへと入力されるとともに、セレクタ19に入力される。
また、ANDゲート107bは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータD11dの最大の出力電圧を出力する。このレギュレータD11dの最大の出力電圧は、ANDゲート112hへと入力される。
セレクタ19は、レギュレータA11a、レギュレータB11b、レギュレータC11c、レギュレータD11dからの入力と、ANDゲート104a、ANDゲート105a、ANDゲート106a、ANDゲート107aからの入力とに基づいて一の出力電圧を選択し、コンパレータ18の反転端子へ入力する。また、コンパレータ18の非反転端子には、基準電圧回路17aに基づく2.3Vの出力電圧が入力される。コンパレータ18は、上記一の出力電圧と、2.3Vの出力電圧とを比較し、高い出力電圧を出力して、フリップフロップ102mへと入力する。このコンパレータ18が出力した出力電圧は、フリップフロップ102mからフリップフロップ102nを経て、ANDゲート112a、ANDゲート112c、ANDゲート112e、ANDゲート112gへ入力されるとともに、ANDゲート112b、ANDゲート112d、ANDゲート112f、ANDゲート112hへ反転入力される。
ANDゲート112aおよびANDゲート112bは、それぞれの入力の論理積を取り、ORゲート113aへと入力する。ORゲート113aは、ANDゲート112aおよびANDゲート112bからの入力の論理和をとり、ANDゲート108aへと入力する。
また、ANDゲート112cおよびANDゲート112dは、それぞれの入力の論理積を取り、ORゲート113bへと入力する。ORゲート113bは、ANDゲート112cおよびANDゲート112dからの入力の論理和をとり、ANDゲート108aへと反転入力するとともに、ANDゲート108bへと入力する。
また、ANDゲート112eおよびANDゲート112fは、それぞれの入力の論理積を取り、ORゲート113cへと入力する。ORゲート113cは、ANDゲート112eおよびANDゲート112fからの入力の論理和をとり、ANDゲート108aおよびANDゲート108bへと反転入力するとともに、ANDゲート108cへと入力する。
また、ANDゲート112gおよびANDゲート112hは、それぞれの入力の論理積を取り、ORゲート113dへと入力する。ORゲート113dは、ANDゲート112gおよびANDゲート112hからの入力の論理和をとり、ANDゲート108a、ANDゲート108b、ANDゲート108cへと反転入力するとともに、ANDゲート110gへと入力する。
ANDゲート108aは、入力された出力電圧の論理積を取り、この論理積に基づく出力電圧をANDゲート110aへ入力する。また、ANDゲート108bは、入力された出力電圧の論理積を取り、この論理積に基づく出力電圧をANDゲート110cへ入力する。また、ANDゲート108cは、入力された出力電圧の論理積を取り、この論理積に基づく出力電圧をANDゲート110eへ入力する。
一方、汎用入出力インターフェース16から、代表値決定論理回路100cのデコーダ109へ、1ビットずつのレジスタ0およびレジスタ2の設定値が入力される。デコーダ109は、この設定値をデコードした結果を、ANDゲート110b、ANDゲート110d、ANDゲート110f、ANDゲート110hへとそれぞれ入力する。また、汎用入出力インターフェース16から入力されるイネーブル入力値は、ANDゲート110a、ANDゲート110c、ANDゲート110e、ANDゲート110gへとそれぞれ反転入力される。
ANDゲート110aおよびANDゲート110bは、それぞれの入力の論理積を取り、ORゲート111aへと入力する。ORゲート111aは、ANDゲート110aおよびANDゲート110bからの入力の論理和をとり、セレクタ13へと出力する。
また、ANDゲート110cおよびANDゲート110dは、それぞれの入力の論理積を取り、ORゲート111bへと入力する。ORゲート111bは、ANDゲート110cおよびANDゲート110dからの入力の論理和をとり、セレクタ13へと出力する。
また、ANDゲート110eおよびANDゲート110fは、それぞれの入力の論理積を取り、ORゲート111cへと入力する。ORゲート111cは、ANDゲート110eおよびANDゲート110fからの入力の論理和をとり、セレクタ13へと出力する。
また、ANDゲート110gおよびANDゲート110hは、それぞれの入力の論理積を取り、ORゲート111dへと入力する。ORゲート111dは、ANDゲート110gおよびANDゲート110hからの入力の論理和をとり、セレクタ13へと出力する。
以上の構成をとることによって、代表値決定論理回路100cは、入力された4つの出力電圧のうち、最小の出力電圧または最大の出力電圧を1つだけ選択して出力することができる。すなわち、最小の出力電圧が規定の最小閾値(例えば、2.3V)未満であるか否かを判定し、最小の出力電圧が規定の最小閾値以上の場合には、最大の出力電圧を選択して出力し、最小の出力電圧が規定の最小閾値未満の場合には、最小の出力電圧を選択して出力することができる。そして、選択された出力電圧を出力するレギュレータのみの出力電圧を監視することが可能になる。
次に、第4の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を説明する。図7は、第4の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を示すブロック図である。なお、図7では、レギュレータが4個接続される例を示しているが、4個に限定されるものではない。また、図7では、レギュレータにそれぞれ接続される負荷素子の図示を省略している。
第4の一実施形態の概要は、次の通りである。すなわち、電源装置において2.5V電源の二次電源を4つのレギュレータで構成し、4つのレギュレータは、図示しない入力電圧および電源投入指示信号により、2.5Vの電圧を出力する。4つのレギュレータの出力は、コンパレータ回路で電圧の大小比較をされる。この比較結果を基に、代表値決定論理回路により、最大の電圧値を出力しているレギュレータを選択する。
さらに、最大の電圧が、規定の最大閾値(ここでは2.7Vを一例とする)を上回っているか否かを判定し、最大の電圧が上記規定の最大閾値以下の場合は、最小の電圧値を出力するレギュレータを選択する。最大の電圧値が、上記規定の閾値を上回っている場合は、無条件に最大の電圧値を出力するレギュレータを選択する。これにより、最大の電圧値のレギュレータを優先的に選択し、規定の電圧範囲内であれば、最小の電圧値のレギュレータを選定することができる。なお、レギュレータを除く各素子の動作電源は常駐電源であり、2.5Vの電源とは異なる。
第4の実施形態の一例にかかる電源装置300dの構成は、第3の実施形態の一例にかかる電源装置300cとほぼ同一であるので、差分のみについて説明する。電源装置300dは、最大電圧を出力するレギュレータを指し示す信号をセレクタ19へと入力する点と、コンパレータ18の非反転端子に入力される電圧が基準電圧回路17bによって2.7Vとなる点が、電源装置300cと異なるのみである。
このような構成をとることによって、代表値決定論理回路100dは、入力された4つの出力電圧のうち、最小の出力電圧または最大の出力電圧を1つだけ選択して出力することができる。すなわち、最大の出力電圧が規定の最小閾値(例えば、2.7V)を上回っているか否かを判定し、最大の出力電圧が上記規定の最大閾値以下の場合には、最小の出力電圧を選択して出力し、最大の出力電圧が上記規定の最大閾値を上回っている場合には、最大の出力電圧を選択して出力することができる。そして、選択された出力電圧を出力するレギュレータのみの出力電圧を監視することが可能になる。
次に、第5の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を説明する。図8は、第5の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を示すブロック図である。なお、図8では、レギュレータが4個接続される例を示しているが、4個に限定されるものではない。また、図8では、レギュレータにそれぞれ接続される負荷素子の図示を省略している。
第5の実施形態の一例の概要は、次の通りである。すなわち、電源装置において2.5V電源の二次電源を4つのレギュレータで構成し、4つのレギュレータは、図示しない入力電圧および電源投入指示信号により、2.5Vの電圧を出力する。4つのレギュレータの出力は、コンパレータ回路で電圧の大小比較をされる。この比較結果を基に、基準電圧との差が最小の電圧値および最小の電圧値を出力しているレギュレータを選択する。この比較結果を基に、代表値決定論理回路により、基準電圧との差が最大の電圧値または最小の電圧値を出力しているレギュレータを選択する。
すなわち、各レギュレータの出力電圧の所定の基準電圧からの差分の絶対値をそれぞれ算出し、差分の絶対値の大小比較をして、絶対値が最大となるレギュレータを選択する方法である。
第5の実施形態の一例にかかる電源装置300eは、第2の実施形態の一例にかかる電源装置300bと比較して、基準電圧回路17cと、差分絶対値検出回路200a、200b、200c、200dをさらに有する点が異なる。また、電源装置300eの代表値決定論理回路100eは、第2の一実施形態にかかる電源装置300bの代表値決定論理回路100bと同一の構成である。なお、差分絶対値検出回路200a、200b、200c、200dを総称して、差分絶対値検出回路200と呼ぶ。
レギュレータA11aは、2.5Vに変圧した直流電流をVin_Aとして差分絶対値検出回路200aへ入力するとともに、セレクタ13へ入力する。レギュレータB11bは、2.5Vに変圧した直流電流をVin_Aとして差分絶対値検出回路200bへ入力するとともに、セレクタ13へ入力する。レギュレータC11cは、2.5Vに変圧した直流電流をVin_Aとして差分絶対値検出回路200cへ入力するとともに、セレクタ13へ入力する。レギュレータD11dは、2.5Vに変圧した直流電流をVin_Aとして差分絶対値検出回路200dへ入力するとともに、セレクタ13へ入力する。また、2.5Vの基準電圧回路17cは、Vin_Bとして、差分絶対値検出回路200a、200b、200c、200dそれぞれへ基準電圧を入力する。
差分絶対値検出回路200aは、レギュレータA11aの出力電圧の、2.5Vの基準電圧からの差分の絶対値(Vout)を算出する。そして、差分の絶対値をコンパレータ12a、コンパレータ12bおよびコンパレータ12cの反転端子へ入力する。
差分絶対値検出回路200bは、レギュレータB11bの出力電圧の、2.5Vの基準電圧からの差分の絶対値(Vout)を算出する。そして、差分の絶対値をコンパレータ12aの非反転端子へ入力するとともに、コンパレータ12dおよびコンパレータ12eの反転端子へ入力する。
差分絶対値検出回路200cは、レギュレータC11cの出力電圧の、2.5Vの基準電圧からの差分の絶対値(Vout)を算出する。そして、差分の絶対値をコンパレータ12bおよびコンパレータ12dの非反転端子へ入力するとともに、コンパレータ12fの反転端子へ入力する。
差分絶対値検出回路200dは、レギュレータD11dの出力電圧の、2.5Vの基準電圧からの差分の絶対値(Vout)を算出する。そして、差分の絶対値をコンパレータ12c、コンパレータ12eおよびコンパレータ12fの非反転端子へ入力する。
以上のようにしてコンパレータ12a〜12fへ入力された差分の絶対値は、大きい方の出力電圧を出力として、代表値決定論理回路100eへと入力される。以後の処理は、第2の実施形態の一例にかかる代表値決定論理回路100bと同様の処理がおこなわれる。
このような構成をとることによって、代表値決定論理回路100eは、入力された4つの出力電圧の2.5Vからの差分の絶対値のうち、最大の差分の絶対値を1つだけ選択して出力することができる。そして、選択された差分の絶対値を出力するレギュレータのみの出力電圧を監視することが可能になる。
次に、第5の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置に含まれる差分絶対値検出回路の詳細な構成を説明する。図9は、第5の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置に含まれる差分絶対値検出回路の詳細な構成を示すブロック図である。
差分絶対値検出回路200は、所定の出力電圧のDC電流であるVin_Aおよび基準電圧のDC電流であるVin_Bを入力として、直流電流であるVoutを出力する回路である。すなわち、レギュレータの出力電圧の所定の基準電圧からの差分の絶対値を算出して出力する回路である。
差分絶対値検出回路200は、R1抵抗201aと、R2抵抗201bと、R3抵抗201cと、R4抵抗201dと、R5抵抗201eと、OPアンプ(Operational Amplifier)アンプ202と、ダイオード203と、ダイオード204と、OPアンプ205とを有する。R1抵抗201a、R2抵抗201bおよびR3抵抗201cの抵抗値を所定の抵抗値R[Ω]とすると、R4抵抗201dおよびR5抵抗201eの抵抗値は2R[Ω]となるように設定されている。なお、OPアンプは、アナログ信号のDC電流の増幅器である。
差分絶対値検出回路200へ入力されたVin_Aは、R1抵抗201aへ入力されるとともに、R4抵抗201dへも入力される。R1抵抗201aを通過したVin_Aは、OPアンプ202へ反転端子から入力されるとともに、R2抵抗201bへと入力される。また、OPアンプ202へは、Vin_Bが非反転端子から入力される。
OPアンプ202は、入力されたDC電流を所定量だけ増幅し、増幅した信号をダイオード203へと入力する。ダイオード203は入力されたDC電流を、R1抵抗201aから出力されたDC電流と突きあわせる。この付き合わされたDC電流がR2抵抗201bへと入力される。
R2抵抗201bからのDC電流は、R3抵抗201cへ入力されるとともに、ダイオード204へ入力される。ダイオード204は、入力されたDC電流を、OPアンプ202からのDC電流と突きあわせてダイオード203へと入力する。
R2抵抗201bは、入力されたDC電流を、OPアンプ205の反転端子に入力する。また、OPアンプ205へは、Vin_Bが非反転端子から入力される。OPアンプ205は、入力されたDC電流を所定量だけ増幅して出力する。
そして、R4抵抗201dおよびR5抵抗201eを通過したDC電流は、OPアンプ205の出力と突き合わされる。この突き合わされた出力が、直流電流であるVoutである。なお、R4抵抗201dおよびR5抵抗201eの間の回路線と、R3抵抗201cおよびOPアンプ205の間の回路線とが、所定の回路線にて接続されている。
第1〜第5の実施形態の一例によれば、最小の出力電圧または最大の出力電圧のレギュレータのみの出力電圧のみを監視することによって、すべてのレギュレータの出力電圧の監視と同等の、二次電源の電圧監視効果が期待できる。
さらに、レギュレータごとにADコンバータを用意する必要がなく、また、ADコンバータ14およびシステム監視プロセッサ15は従来品を利用することができ、電圧監視のための回路を設計変更する必要がないため、システム監視プロセッサのファームウェアの書き換えなども不必要となり、電圧監視のための回路が従来構成との互換性を保つことができる。
以上、一実施形態の例を説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内で、更に種々の異なる実施形態で実施されてもよいものである。また、上記一実施形態に記載した効果は、これに限定されるものではない。
上記一実施形態では、二次電源としてレギュレータを使用する場合を示したが、これに限定されず、一般的な変圧可能な素子であれば、いずれでも使用可能である。
また、上記一実施形態において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記一実施形態で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置や各素子の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置や各素子の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成してもよい。
本発明は、二次電源の電圧監視に関し、電源監視装置の電源監視にかかる構成の設計変更の負荷を低減してその製造コストを抑えつつ、二次電源を複数のレギュレータに置き換えたい場合に有用であり、特に、レギュレータの出力電圧を量子化して監視するために必要なADコンバータおよびシステム監視プロセッサを、従来どおり、既存のものを1個ずつとする構成としたい場合に効果的である。
本発明は、一次電源からの出力電圧を入力とする複数の二次電源から一の二次電源の出力電圧を選択し、選択された出力電圧を監視する電源装置および電圧監視方法に関し、特に、二次電源の電圧監視に関し、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合であっても、従来構成の電源装置と構成上の互換性を有する電源装置および電圧監視方法に関する。
従来から、電圧変換をおこなうためのDC(Direct Current、直流)−DCコンバータを使用した二次電源を有する電気装置において、コストダウンの観点から、DC−DCコンバータを、集積回路から複数のレギュレータ(定電圧直流電圧回路)に置き換えることが多い。この場合、複数のレギュレータの出力を突き合わせて接続して電源供給することが困難なため、一般的には、複数の電源領域(例えば、負荷素子としてのLSI(Large Scale Integration)など)ごとに、それぞれ専用のレギュレータで電源供給することが一般的である。
ここで、レギュレータは安価で障害率が低いため、DC−DCコンバータを、複数のレギュレータに置き変えた場合は、電源装置の製造コストダウンを図ることができるというメリットが得られる。その反面、複数のレギュレータを用いた場合には、個々のレギュレータの出力電圧のバラツキが大きいため、複数のレギュレータの出力電圧をそれぞれ常時監視することが必要となる。
そこで、例えば、特許文献1に開示されるように、個々のレギュレータの出力電圧をADC(Analog Digital Converter)で読み取り、出力電圧が基準値を下回ったり、基準値を超過したりした場合に、警告を発する電源監視装置が提案されている。
また、特許文献2に開示されるように、複数の電源の電圧を監視し、出力電圧の異常が検知された電源に対して電源断の信号を出力して電源供給を停止させる電源供給装置が提案されている。
特開平08−005693号公報 米国特許第6289467号明細書
しかしながら、上記特許文献1および2に代表される従来技術では、1個のDC−DCコンバータからの出力電圧を1個のADCで読み取り、1個のシステム監視プロセッサで出力電圧を監視するという電源監視装置の従来構成を、1個のDC−DCコンバータを複数のレギュレータへ置き換えると、システム監視プロセッサのファームウェアを大幅に変更しなければならず、従来の電源監視装置の構成と互換性がないため、却って電源監視装置を含めた電源装置の製造コストが高くなるという非互換性の問題があった。
本発明は、上記問題点(課題)を解消するためになされたものであって、二次電源の電圧監視に関し、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合であっても、従来の電源監視装置との互換性を保つ電源装置および電圧監視方法を提供することを目的とする。
上述した問題を解決し、目的を達成するため、本発明は、直流を出力する一次電源と、前記直流をそれぞれ入力する、負荷がそれぞれ接続された複数の二次電源と、前記複数の二次電源の出力電圧をそれぞれ入力し、前記複数の二次電源の出力電圧から一の二次電源の出力電圧を選択する選択器と、前記選択器が選択する出力電圧を量子化された電圧情報に変換する変換器を有することを特徴とする電源装置である。
また、本発明は、電源装置の電圧監視方法において、一次電源が、直流を出力するステップと、負荷がそれぞれ接続された複数の二次電源が、前記直流をそれぞれ入力するステップと、選択器が、前記複数の二次電源の出力電圧をそれぞれ入力し、前記複数の二次電源の出力電圧から一の二次電源の出力電圧を選択するステップと、変換器が、前記選択器が選択する出力電圧を量子化された電圧情報に変換するステップを有することを特徴とする。
これらの発明によれば、複数の二次電源の出力電圧から一の二次電源の出力電圧を選択するので、この選択された一の二次電源の出力電圧のみを量子化された電圧情報に変換することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記選択器は、前記複数の二次電源の出力電圧のうち、最小電圧となる二次電源の出力電圧を選択することを特徴とする電源装置である。
また、本発明は、上記発明において、前記選択器が一の二次電源の出力電圧を選択するステップは、前記複数の二次電源の出力電圧のうち、最小電圧となる二次電源の出力電圧を選択することを特徴とする電圧監視方法である。
また、これらの発明によれば、複数の二次電源の出力電圧から、最小電圧となる二次電源の出力電圧を選択するので、この選択された一の二次電源の出力電圧のみを量子化された電圧情報に変換することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記選択器は、前記複数の二次電源の出力電圧のうち、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択することを特徴とする電源装置である。
また、本発明は、上記発明において、前記選択器が一の二次電源の出力電圧を選択するステップは、前記複数の二次電源の出力電圧のうち、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択することを特徴とする電圧監視方法である。
また、これらの発明によれば、複数の二次電源の出力電圧から、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択するので、この選択された一の二次電源の出力電圧のみを量子化された電圧情報に変換することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記選択器は、前記複数の二次電源の出力電圧のうち、最小電圧となる二次電源の出力電圧と、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択し、前記選択した最小電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも低い場合には、前記最小電圧となる二次電源の出力電圧を出力するとともに、前記選択した最小電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも高い場合には、前記最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択することを特徴とする電源装置である。
また、本発明は、上記発明において、前記選択器が一の二次電源の出力電圧を選択するステップは、前記複数の二次電源の出力電圧のうち、最小電圧となる二次電源の出力電圧と、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択し、前記選択した最小電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも低い場合には、前記最小電圧となる二次電源の出力電圧を出力するとともに、前記選択した最小電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも高い場合には、前記最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択することを特徴とする電圧監視方法である。
また、これらの発明によれば、複数の二次電源の出力電圧から、最小電圧となる二次電源の出力電圧と、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択し、選択した最小電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも低い場合には、最小電圧となる二次電源の出力電圧を選択し、選択した最小電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも高い場合には、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択するので、該最小電圧または該最大電圧となる二次電源の出力電圧いずれか一方を選択し、特に、極端に低い電圧を出力する二次電源がある場合に、この選択された二次電源の出力電圧を量子化された電圧情報に変換することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記選択器は、前記複数の二次電源の出力電圧のうち、最小電圧となる二次電源の出力電圧と、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択し、前記選択した最大電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも低い場合には、前記最小電圧となる二次電源の出力電圧を出力するとともに、前記選択した最大電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも高い場合には、前記最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択することを特徴とする電源装置である。
また、本発明は、上記発明において、前記選択器が一の二次電源の出力電圧を選択するステップは、前記複数の二次電源の出力電圧のうち、最小電圧となる二次電源の出力電圧と、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択し、前記選択した最大電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも低い場合には、前記最小電圧となる二次電源の出力電圧を出力するとともに、前記選択した最大電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも高い場合には、前記最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択することを特徴とする電圧監視方法である。
また、これらの発明によれば、複数の二次電源の出力電圧から、最小電圧となる二次電源の出力電圧と、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択し、選択した最大電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも低い場合には、最小電圧となる二次電源の出力電圧を選択し、選択した最大電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも高い場合には、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択するので、該最小電圧または該最大電圧となる二次電源の出力電圧いずれか一方を選択し、特に、極端に高い電圧を出力する二次電源がある場合に、この選択された二次電源の出力電圧を量子化された電圧情報に変換することができる。
また、本発明は、直流を出力する一次電源と、前記直流をそれぞれ入力する、負荷がそれぞれ接続された複数の二次電源と、前記複数の二次電源の出力電圧と基準電圧をそれぞれ入力し、前記二次電源の出力電圧と前記基準電圧との差分電圧の絶対値を、前記二次電源毎にそれぞれ出力する複数の差分電圧検出器と、前記複数の差分電圧検出器がそれぞれ出力する差分電圧の絶対値の大小を、互いに比較する複数の比較器と、前記複数の比較器の比較結果に基づいて、前記複数の二次電源の出力電圧のうち、前記基準電圧との絶対値の差分が最大である二次電源の出力電圧を選択する選択器と、前記選択器が選択する出力電圧を量子化された電圧情報に変換する変換器を有することを特徴とする電源装置である。
また、本発明は、電源装置の電圧監視方法において、一次電源が、直流を出力するステップと、負荷がそれぞれ接続された複数の二次電源が、前記直流をそれぞれ入力するステップと、複数の差分電圧検出器が、前記複数の二次電源の出力電圧と基準電圧をそれぞれ入力し、前記二次電源の出力電圧と前記基準電圧との差分電圧の絶対値を、前記二次電源毎にそれぞれ出力するステップと、複数の比較器が、前記複数の差分電圧検出器がそれぞれ出力する差分電圧の絶対値の大小を、互いに比較するステップと、選択器が、前記複数の比較器の比較結果に基づいて、前記複数の二次電源の出力電圧のうち、前記基準電圧との絶対値の差分が最大である二次電源の出力電圧を選択するステップと、変換器が、前記選択器が選択する出力電圧を量子化された電圧情報に変換するステップを有することを特徴とする電圧監視方法である。
また、これらの発明によれば、二次電源の出力電圧と基準電圧との差分電圧の絶対値を、該二次電源毎にそれぞれ出力し、これらの差分電圧の絶対値の大小を、互いに比較し、基準電圧との絶対値の差分が最大である二次電源の出力電圧を選択するので、この選択された一の二次電源の出力電圧のみを量子化された電圧情報に変換することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記電源装置はさらに、前記量子化された電圧情報を入力する監視制御装置に接続されることを特徴とする電源装置である。
また、本発明は、上記発明において、前記電源装置はさらに、前記量子化された電圧情報を入力する監視制御装置に接続されることを特徴とする電圧監視方法である。
また、これらの発明によれば、電源装置はさらに、量子化された電圧情報を入力する監視制御装置に接続されるので、量子化された電圧情報を監視制御装置で監視することが可能になる。
また、本発明は、上記発明において、前記電源装置はさらに、前記選択器が出力した出力電圧を平滑化して前記変換器に入力する平滑化回路を有することを特徴とする電源装置である。
また、本発明は、上記発明において、前記電源装置はさらに、前記選択器が出力した出力電圧を平滑化して前記変換器に入力する平滑化回路を有することを特徴とする電圧監視方法である。
また、これらの発明によれば、平滑化された出力電圧を量子化された電圧情報に変換するので、より正確に量子化された電圧情報を取得することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記複数の二次電源は、安定化電源回路により構成されることを特徴とする電源装置である。
また、本発明は、上記発明において、前記複数の二次電源は、安定化電源回路により構成されることを特徴とする電圧監視方法である。
また、これらの発明によれば、複数の二次電源が安定化電源回路により構成されるので、安価に二次電源を構成することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記選択器と前記変換器は、前記複数の二次電源とは異なる電源が供給する電圧により動作することを特徴とする電源装置である。
また、本発明は、上記発明において、前記選択器と前記変換器は、前記複数の二次電源とは異なる電源が供給する電圧により動作することを特徴とする電圧監視方法である。
また、これらの発明によれば、選択器と変換器は、複数の二次電源とは異なる電源が供給する電圧により動作するので、選択器および変換器を、より安定的に動作させることができる。
本発明によれば、電源装置の二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合であっても、従来構成の電源装置と構成上の互換性を保って電圧監視をおこなうことができるという効果を奏する。特に、レギュレータの出力電圧を量子化して監視するために必要なADコンバータおよびシステム監視プロセッサを、従来どおり、既存のものを1個ずつとする構成とすることができ、電源監視装置の電源監視にかかる構成の設計変更の負荷を低減し、製造コストを抑えることが可能になるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照し、本発明の電源装置および電圧監視方法にかかる一実施形態を詳細に説明する。
先ず、従来の電源装置および電圧監視回路の構成について説明する。図1は、従来の電源装置および電圧監視回路の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、従来は、入力されたAC(Alternating Current、交流)電流を一次電源でDC(Direct Current、直流)電流へと変換する。一次電源によって変換されたDC電流は、DC−DCコンバータで構成される二次電源にて電圧変換される。DC−DCコンバータによって電圧変換された出力電圧の直流電流は、LSI(Large Scale Integration)などの負荷素子に供給されるとともに、電圧監視のための電圧監視回路に供給される。なお、図1は、負荷素子が1個接続される例を示している。
電圧監視のための回路は、具体的には、出力に並列接続される接地された抵抗器、出力に並列接続される接地された抵抗器および接地されたコンデンサなどから構成される、整流された電流の中に含まれている脈流が除去された直流にする(平滑化)ための平滑化回路と、平滑化回路によって平滑化された直流電流を量子化(デジタル値化)するAD(Analog Digital)コンバータと、ADコンバータによって量子化された直流電流の電圧値を監視するシステム監視プロセッサとから構成される。なお、ADコンバータおよびシステム監視プロセッサは、それぞれの専用の常駐電源から電源を供給されても、1個の常駐電源からそれぞれ電源を供給されてもよい。
なお、常駐電源とは、本電源装置とは異なる系統の電源であって、本電源装置の制御に関わらず、システム動作中は常に電源が供給される電源である。
このような構成をとることによって、システム監視プロセッサは、負荷素子に供給される電圧の異常を監視することができる。システム監視プロセッサによって負荷素子に供給される電圧の異常が検知された場合には、必要な対処をとりうるようになっていた。
しかし、変圧器(トランス)およびスイッチング回路を有するDC−DCコンバータは高価であるため、コストダウンを目的として、DC−DCコンバータに代えて、レギュレータ(低電圧直流電源回路)を採用することが一般的である。レギュレータとは、降圧のみ可能な電圧制御素子であり、DC−DCコンバータに比べて非常に安価である。図2は、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の概略構成を示すブロック図である。なお、図2では、負荷素子が接続されたレギュレータが一次電源に3個接続される例を示しているが、3個に限定されるものではない。
図2に示すように、負荷素子Aに直流電源を供給するレギュレータA、負荷素子Bに直流電源を供給するレギュレータB、負荷素子Cに直流電源を供給するレギュレータCは、一次電源によって直流変換された直流電流をそれぞれ電圧変換し、それぞれの負荷素子へと直流電流を供給する。
そして、各レギュレータに、該レギュレータの出力電圧を平滑化する平滑化回路と、ADコンバータとがそれぞれ直列に接続されている。具体的には、レギュレータAに対してはADコンバータAが、レギュレータBに対してはADコンバータBが、レギュレータCに対してはADコンバータCが、各平滑化回路とともに直列に接続されている。
ADコンバータAによって量子化されたレギュレータAの出力電圧、ADコンバータBによって量子化されたレギュレータBの出力電圧、ADコンバータCによって量子化されたレギュレータCの出力電圧は、1個のシステム監視プロセッサへと入力される。すなわち、1個のシステム監視プロセッサによって、すべてのレギュレータの出力電圧を監視する。なお、ADコンバータA、ADコンバータB、ADコンバータCおよびシステム監視プロセッサは、それぞれの専用の常駐電源から電源を供給されても、1個の常駐電源からそれぞれ電源を供給されてもよい。
ここで、図2の構成であると、レギュレータごとにADコンバータを用意しなければならないことになる。すなわち、電圧監視のための回路を設計変更しなければならない。しかしながら、電圧監視のための回路を設計変更すると、システム監視プロセッサのファームウェアの書き換えなどが必要となり、電圧監視のための回路が従来構成との互換性を失うため、製造コストの観点から好ましくない。
そこで、本実施形態では、ADコンバータおよびシステム監視プロセッサの構成を従来から変更することなく、システム監視プロセッサのファームウェアの書き換えが不要であり、従来構成との互換性を保つことが可能な電源装置を提供する。図3は、本実施形態にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の概略構成を示すブロック図である。なお、図3では、負荷素子が接続されたレギュレータが一次電源に3個接続される例を示しているが、3個に限定されるものではない。
図3では、レギュレータA、レギュレータBおよびレギュレータCの出力電圧が、各負荷素子に供給されるとともに、専用の常駐電源で動作する代表値決定論理回路へと入力される。代表値決定論理回路は、レギュレータA、レギュレータBおよびレギュレータCの出力電圧から、最も異常であると推定される出力電圧を選択して、選択結果をセレクタに通知する。
セレクタは、代表値決定論理回路によって選択された最も異常であると推定される出力電圧を出力するレギュレータからの出力電圧のみを選択して平滑化回路へと入力する。そして、平滑化回路によって平滑化された直流電流は、ADコンバータによって量子化され、システム監視プロセッサへと受け渡される。
図3の構成では、セレクタによって一の出力電圧のみが平滑化回路へと入力され、平滑化回路によって平滑化された直流電流が、ADコンバータによって量子化され、システム監視プロセッサへと受け渡される。すなわち、平滑化回路、ADコンバータ、システム監視プロセッサで構成される電圧監視のための回路が、図1の従来構成と同一のものを使用することが可能になる。
図3の構成であると、レギュレータごとにADコンバータを用意する必要がなく、平滑化回路以後の電圧監視のための回路を設計変更する必要がないため、システム監視プロセッサのファームウェアの書き換えなども不必要となり、電圧監視のための回路が従来構成との互換性を保ち、好適である。
次に、第1の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を説明する。図4は、第1の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を示すブロック図である。なお、図4では、レギュレータが4個接続される例を示しているが、4個に限定されるものではない。また、図4では、レギュレータにそれぞれ接続される負荷素子の図示を省略している。
第1の一実施形態の概要は、次の通りである。すなわち、電源装置において2.5V電源の二次電源を4つのレギュレータで構成し、4つのレギュレータは、図示しない入力電圧および電源投入指示信号により、2.5Vの電圧を出力する。4つのレギュレータの出力は、コンパレータ回路で電圧の大小比較をされる。この比較結果を基に、代表値決定論理回路により、最小の電圧値を出力しているレギュレータを選択する。
第1の実施形態の一例にかかる電源装置300aは、一次電源10と、レギュレータA11aと、レギュレータB11bと、レギュレータC11cと、レギュレータD11dと、6個のコンパレータ12a〜12fと、代表値決定論理回路100aと、セレクタ13と、ADコンバータ14と、汎用入出力インターフェース16と、平滑化回路20と、セレクタ13に電源を供給する常駐電源21aと、ADコンバータ14に電源を供給する常駐電源21bとを有する。なお、常駐電源21aおよび常駐電源21bは、1つに統合されていてもよい。
一次電源10は、入力されたAC電流をDC電流へと変換し、レギュレータA11a、レギュレータB11b、レギュレータC11c、レギュレータD11dへとDC電流を供給する。レギュレータA11a、レギュレータB11b、レギュレータC11c、レギュレータD11dは、一次電源10から供給されたDC電流の電圧を、それぞれ2.5Vへと変圧する。この2.5Vへと変圧されたDC電流を、出力電圧と呼ぶことにする。
レギュレータA11aの出力電圧は、コンパレータ12a〜12cの反転入力端子へと入力される。また、レギュレータB11bの出力電圧は、コンパレータ12aの非反転端子、コンパレータ12dの反転端子、コンパレータ12eの反転端子へと入力される。
レギュレータC11cの出力電圧は、コンパレータ12bの非反転端子、コンパレータ12dの非反転端子、コンパレータ12fの反転端子へと入力される。また、レギュレータD11dの出力電圧は、コンパレータ12cの非反転端子、コンパレータ12eの非反転端子、コンパレータ12fの非反転端子へと入力される。
なお、レギュレータA11a、レギュレータB11b、レギュレータC11c、レギュレータD11dは、コンパレータ12a〜12fへと出力電圧を供給するとともに、セレクタ13へもそれぞれ出力電圧を供給する。
コンパレータ12a〜12fは、それぞれ入力された出力電圧のうち高い方の出力電圧を選択し、代表値決定論理回路100aへとそれぞれ入力する。
セレクタ13は、代表値決定論理回路100aから入力された最小の出力電圧または最大の出力電圧を出力するレギュレータを選択し、レギュレータから出力される出力電圧のみを選択して、平滑化回路20へと受け渡す。なお、セレクタ13は、アナログマルチプレクサまたはアナログスイッチである。
平滑化回路20によって平滑化された出力電圧は、ADコンバータ14によって量子化された電圧情報へと変換され、システム監視プロセッサ(SPV、Service Processor)15へと受け渡される。システム監視プロセッサ15は、量子化された電圧情報に基づき、レギュレータA11a、レギュレータB11b、レギュレータC11c、レギュレータD11dの出力電圧の監視をおこなうことができる。なお、ADコンバータ14およびシステム監視プロセッサ15は、従来と同様の構成である。
代表値決定論理回路100aは、例えば100kHzのクロックを発振するクロック発振器101と、フリップフロップ(記憶回路)102aおよびフリップフロップ102bと、フリップフロップ102cおよびフリップフロップ102dと、フリップフロップ102eおよびフリップフロップ102fと、フリップフロップ102gおよびフリップフロップ102hと、フリップフロップ102iおよびフリップフロップ102jと、フリップフロップ102kおよびフリップフロップ102lと、6個のインバータ(論理反転回路)103a〜103fと、ANDゲート(論理積回路)104aと、ANDゲート105aと、ANDゲート106aと、ANDゲート107aとを有する。
さらに、代表値決定論理回路100aは、ANDゲート108aと、ANDゲート108bと、ANDゲート108cと、デコーダ109と、ANDゲート110aおよびANDゲート110bと、ANDゲート110cおよびANDゲート110dと、ANDゲート110eおよびANDゲート110fと、ANDゲート110gおよびANDゲート110hと、ANDゲート110aおよびANDゲート110bに接続されるORゲート(論理和回路)111aと、ANDゲート110cおよびANDゲート110dに接続されるORゲート111bと、ANDゲート110eおよびANDゲート110fに接続されるORゲート111cと、ANDゲート110gおよびANDゲート110hに接続されるORゲート111dとを有する。
なお、12個のフリップフロップ102a〜102lは、クロック発振器101によって発振されるクロックによって同期される。
コンパレータ12aから代表値決定論理回路100aへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102aおよびフリップフロップ102bを経由して、ANDゲート104aへと入力されるとともに、インバータ103aへと入力される。インバータ103aは、入力された出力電圧を反転してANDゲート105aへと入力する。
コンパレータ12bから代表値決定論理回路100aへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102cおよびフリップフロップ102dを経由して、ANDゲート104aへと入力されるとともに、インバータ103bへと入力される。インバータ103bは、入力された出力電圧を反転してANDゲート106aへと入力する。
コンパレータ12cから代表値決定論理回路100aへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102eおよびフリップフロップ102fを経由して、ANDゲート105aへと入力されるとともに、インバータ103cへと入力される。インバータ103cは、入力された出力電圧を反転してANDゲート107aへと入力する。
コンパレータ12dから代表値決定論理回路100aへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102gおよびフリップフロップ102hを経由して、ANDゲート105aへと入力されるとともに、インバータ103dへと入力される。インバータ103dは、入力された出力電圧を反転してANDゲート106aへと入力する。
コンパレータ12eから代表値決定論理回路100aへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102iおよびフリップフロップ102jを経由して、ANDゲート105aへと入力されるとともに、インバータ103eへと入力される。インバータ103eは、入力された出力電圧を反転してANDゲート107aへと入力する。
コンパレータ12fから代表値決定論理回路100aへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102kおよびフリップフロップ102lを経由して、ANDゲート106aへと入力されるとともに、インバータ103fへと入力される。インバータ103fは、入力された出力電圧を反転してANDゲート107aへと入力する。
ANDゲート104aは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータA11aの最小の出力電圧を出力する。このレギュレータA11aの最小の出力電圧は、ANDゲート108aへと入力される。
また、ANDゲート105aは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータB11bの最小の出力電圧を出力する。このレギュレータB11bの最小の出力電圧は、ANDゲート108bへと入力されるとともに、ANDゲート108aへ反転入力される。
また、ANDゲート106aは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータC11cの最小の出力電圧を出力する。このレギュレータC11cの最小の出力電圧は、ANDゲート108cへと入力されるとともに、ANDゲート108aへ反転入力される。
また、ANDゲート107aは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータD11dの最小の出力電圧を出力する。このレギュレータD11dの最小の出力電圧は、ANDゲート108aへと反転入力されるとともに、ANDゲート110gへと入力される。
ANDゲート108aは、入力された出力電圧の論理積を取り、この論理積に基づく出力電圧をANDゲート110aへ入力する。また、ANDゲート108bは、入力された出力電圧の論理積を取り、この論理積に基づく出力電圧をANDゲート110cへ入力する。また、ANDゲート108cは、入力された出力電圧の論理積を取り、この論理積に基づく出力電圧をANDゲート110eへ入力する。
一方、汎用入出力インターフェース16から、代表値決定論理回路100aのデコーダ109へ、1ビットずつのレジスタ0およびレジスタ2の設定値が入力される。デコーダ109は、この設定値をデコードした結果を、ANDゲート110b、ANDゲート110d、ANDゲート110f、ANDゲート110hへとそれぞれ入力する。また、汎用入出力インターフェース16から入力されるイネーブル入力値は、ANDゲート110a、ANDゲート110c、ANDゲート110e、ANDゲート110gへとそれぞれ反転入力される。
ANDゲート110aおよびANDゲート110bは、それぞれの入力の論理積を取り、ORゲート111aへと入力する。ORゲート111aは、ANDゲート110aおよびANDゲート110bからの入力の論理和をとり、セレクタ13へと出力する。
また、ANDゲート110cおよびANDゲート110dは、それぞれの入力の論理積を取り、ORゲート111bへと入力する。ORゲート111bは、ANDゲート110cおよびANDゲート110dからの入力の論理和をとり、セレクタ13へと出力する。
また、ANDゲート110eおよびANDゲート110fは、それぞれの入力の論理積を取り、ORゲート111cへと入力する。ORゲート111cは、ANDゲート110eおよびANDゲート110fからの入力の論理和をとり、セレクタ13へと出力する。
また、ANDゲート110gおよびANDゲート110hは、それぞれの入力の論理積を取り、ORゲート111dへと入力する。ORゲート111dは、ANDゲート110gおよびANDゲート110hからの入力の論理和をとり、セレクタ13へと出力する。
以上の構成をとることによって、代表値決定論理回路100aは、入力された4つの出力電圧のうち、最小の出力電圧を1つだけ選択して出力することができる。そして、選択された出力電圧を出力するレギュレータのみの出力電圧を監視することが可能になる。
次に、第2の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を説明する。図5は、第2の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を示すブロック図である。なお、図5では、レギュレータが4個接続される例を示しているが、4個に限定されるものではない。また、図5では、レギュレータにそれぞれ接続される負荷素子の図示を省略している。
第2の一実施形態の概要は、次の通りである。すなわち、電源装置において2.5V電源の二次電源を4つのレギュレータで構成し、4つのレギュレータは、図示しない入力電圧および電源投入指示信号により、2.5Vの電圧を出力する。4つのレギュレータの出力は、コンパレータ回路で電圧の大小比較をされる。この比較結果を基に、代表値決定論理回路により、最大の電圧値出力しているレギュレータを選択する。
本発明の第2の実施形態の一例にかかる電源装置300bの代表値決定論理回路100bは、第1の実施形態の一例にかかる電源装置300aの代表値決定論理回路100aと比べ、ANDゲート104a、ANDゲート105a、ANDゲート106a、ANDゲート107aそれぞれに代えて、ANDゲート104b、ANDゲート105b、ANDゲート106b、ANDゲート107bを有する以外は、電源装置300aの代表値決定論理回路100aと同一の構成である。すなわち、電源装置300bは、上記代表値決定論理回路100bの構成の差異以外は、電源装置300aと同一の構成である。
すなわち、コンパレータ12aから代表値決定論理回路100bへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102aおよびフリップフロップ102bを経由して、ANDゲート105bへと入力されるとともに、インバータ103aへと入力される。インバータ103aは、入力された出力電圧を反転してANDゲート104bへと入力する。
コンパレータ12bから代表値決定論理回路100bへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102cおよびフリップフロップ102dを経由して、ANDゲート106bへと入力されるとともに、インバータ103bへと入力される。インバータ103bは、入力された出力電圧を反転してANDゲート104bへと入力する。
コンパレータ12cから代表値決定論理回路100bへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102eおよびフリップフロップ102fを経由して、ANDゲート107bへと入力されるとともに、インバータ103cへと入力される。インバータ103cは、入力された出力電圧を反転してANDゲート104bへと入力する。
コンパレータ12dから代表値決定論理回路100bへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102gおよびフリップフロップ102hを経由して、ANDゲート106bへと入力されるとともに、インバータ103dへと入力される。インバータ103dは、入力された出力電圧を反転してANDゲート105bへと入力する。
コンパレータ12eから代表値決定論理回路100bへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102iおよびフリップフロップ102jを経由して、ANDゲート107bへと入力されるとともに、インバータ103eへと入力される。インバータ103eは、入力された出力電圧を反転してANDゲート105bへと入力する。
コンパレータ12fから代表値決定論理回路100bへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102kおよびフリップフロップ102lを経由して、ANDゲート107bへと入力されるとともに、インバータ103fへと入力される。インバータ103fは、入力された出力電圧を反転してANDゲート106bへと入力する。
そして、ANDゲート104bは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータA11aの最大の出力電圧を出力する。このレギュレータA11aの最大の出力電圧は、ANDゲート108aへと入力される。
また、ANDゲート105bは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータB11bの最大の出力電圧を出力する。このレギュレータB11bの最大の出力電圧は、ANDゲート108bへと入力されるとともに、ANDゲート108aへ反転入力される。
また、ANDゲート106bは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータC11cの最大の出力電圧を出力する。このレギュレータC11cの最大の出力電圧は、ANDゲート108cへと入力されるとともに、ANDゲート108aへ反転入力される。
また、ANDゲート107bは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータD11dの最大の出力電圧を出力する。このレギュレータD11dの最大の出力電圧は、ANDゲート108aおよびANDゲート108cへと反転入力されるとともに、ANDゲート110gへと入力される。
セレクタ13は、代表値決定論理回路100bから入力された最小の出力電圧または最大の出力電圧を出力するレギュレータを選択し、該レギュレータから出力される出力電圧のみを選択して、平滑化回路20へと受け渡す。なお、セレクタ13は、アナログマルチプレクサまたはアナログスイッチである。
このような構成をとることによって、代表値決定論理回路100bは、入力された4つの出力電圧のうち、最大の出力電圧を1つだけ選択して出力することができる。そして、選択された出力電圧を出力するレギュレータのみの出力電圧を監視することが可能になる。
次に、第3の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を説明する。図6は、第3の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を示すブロック図である。なお、図6では、レギュレータが4個接続される例を示しているが、4個に限定されるものではない。また、図6では、レギュレータにそれぞれ接続される負荷素子の図示を省略している。
第3の実施形態の一例の概要は、次の通りである。すなわち、電源装置において2.5V電源の二次電源を4つのレギュレータで構成し、4つのレギュレータは、図示しない入力電圧および電源投入指示信号により、2.5Vの電圧を出力する。4つのレギュレータの出力は、コンパレータ回路で電圧の大小比較をされる。この比較結果を基に、代表値決定論理回路により、最大の電圧値または最大の電圧値を出力しているレギュレータを選択する。
さらに例えば、最小の電圧値が、規定の最小閾値(例えば、2.3V)未満であるか否かを判定し、最小の電圧値が、上記規定の閾値未満である場合は、最小の電圧値を出力するレギュレータを選択するようにする。最小の電圧値が、上記規定の閾値以上である場合は、無条件に最大値を示すレギュレータを選択する。これにより、最小電圧のレギュレータを優先的に選択し、規定の電圧範囲内であれば、最大電圧のレギュレータを選定することができる。なお、レギュレータを除く各素子の動作電源は常駐電源であり、2.5Vの電源とは異なる。
第3の実施形態の一例にかかる電源装置300cの構成は、第1の実施形態の一例にかかる電源装置300aとの差分のみについて説明する。すなわち、電源装置300cは、電源装置300aと比べ、基準電圧回路17aと、コンパレータ18とをさらに有し、代表値決定論理回路100cを有する。代表値決定論理回路100cは、代表値決定論理回路100aおよび代表値決定論理回路100bとは異なる構成をとる。
レギュレータA11a、レギュレータB11b、レギュレータC11c、レギュレータD11dは、一次電源10から供給されたDC電流の電圧を、それぞれ2.5Vへと変圧する。この2.5Vへと変圧されたDC電流を、出力電圧と呼ぶことにする。
レギュレータA11aの出力電圧は、コンパレータ12a〜12cの反転入力端子へと入力されるとともに、セレクタ19へと入力される。また、レギュレータB11bの出力電圧は、コンパレータ12aの非反転端子、コンパレータ12dの反転端子、コンパレータ12eの反転端子へと入力されるとともに、セレクタ19へと入力される。
レギュレータC11cの出力電圧は、コンパレータ12bの非反転端子、コンパレータ12dの非反転端子、コンパレータ12fの反転端子へと入力されるとともに、セレクタ19へと入力される。また、レギュレータD11dの出力電圧は、コンパレータ12cの非反転端子、コンパレータ12eの非反転端子、コンパレータ12fの非反転端子へと入力されるとともに、セレクタ19へと入力される。なお、セレクタ19は、アナログマルチプレクサまたはアナログスイッチである。
なお、レギュレータA11a、レギュレータB11b、レギュレータC11c、レギュレータD11dは、コンパレータ12a〜12fおよびセレクタ19へと出力電圧を供給するとともに、セレクタ13へもそれぞれ出力電圧を供給する。
コンパレータ12a〜12fは、それぞれ入力された出力電圧のうち高い方の出力電圧を選択し、代表値決定論理回路100cへとそれぞれ入力する。
代表値決定論理回路100cは、例えば100kHzのクロックを発振するクロック発振器101と、フリップフロップ102aおよびフリップフロップ102bと、フリップフロップ102cおよびフリップフロップ102dと、フリップフロップ102eおよびフリップフロップ102fと、フリップフロップ102gおよびフリップフロップ102hと、フリップフロップ102iおよびフリップフロップ102jと、フリップフロップ102kおよびフリップフロップ102lと、フリップフロップ102mおよびフリップフロップ102nと、6個のインバータ103a〜103fと、ANDゲート104aおよびANDゲート104bと、ANDゲート105aおよびANDゲート105bと、ANDゲート106aおよびANDゲート106bと、ANDゲート107aおよびANDゲート107bとを有する。
さらに、代表値決定論理回路100cは、ANDゲート108aと、ANDゲート108bと、ANDゲート108cと、ANDゲート112aおよびANDゲート112bと、ANDゲート112cおよびANDゲート112dと、ANDゲート112eおよびANDゲート112fと、ANDゲート112gおよびANDゲート112hと、ANDゲート112aおよびANDゲート112bに接続されるORゲート113aと、ANDゲート112cおよびANDゲート112dに接続されるORゲート113bと、ANDゲート112eおよびANDゲート112fに接続されるORゲート113cと、ANDゲート112gおよびANDゲート112hに接続されるORゲート113dとを有する。
また、代表値決定論理回路100cは、デコーダ109と、ANDゲート110aおよびANDゲート110bと、ANDゲート110cおよびANDゲート110dと、ANDゲート110eおよびANDゲート110fと、ANDゲート110gおよびANDゲート110hと、ANDゲート110aおよびANDゲート110bに接続されるORゲート111aと、ANDゲート110cおよびANDゲート110dに接続されるORゲート111bと、ANDゲート110eおよびANDゲート110fに接続されるORゲート111cと、ANDゲート110gおよびANDゲート110hに接続されるORゲート111dとを有する。
なお、14個のフリップフロップ102a〜102nは、クロック発振器101によって発振されるクロックによって同期される。
コンパレータ12aから代表値決定論理回路100cへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102aおよびフリップフロップ102bを経由して、ANDゲート104aおよびANDゲート105bへと入力されるとともに、インバータ103aへと入力される。インバータ103aは、入力された出力電圧を反転してANDゲート104bへと入力するとともに、該出力電圧を反転してANDゲート105aへ入力する。
コンパレータ12bから代表値決定論理回路100cへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102cおよびフリップフロップ102dを経由して、ANDゲート104aおよびANDゲート106bへと入力されるとともに、インバータ103bへと入力される。インバータ103bは、入力された出力電圧を反転してANDゲート104bおよびANDゲート106aへと入力する。
コンパレータ12cから代表値決定論理回路100cへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102eおよびフリップフロップ102fを経由して、ANDゲート104aおよびANDゲート107bへと入力されるとともに、インバータ103cへと入力される。インバータ103cは、入力された出力電圧を反転してANDゲート104bおよびANDゲート107aへと入力する。
コンパレータ12dから代表値決定論理回路100cへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102gおよびフリップフロップ102hを経由して、ANDゲート105aおよびANDゲート106bへと入力されるとともに、インバータ103dへと入力される。インバータ103dは、入力された出力電圧を反転してANDゲート105bおよびANDゲート106aへと入力する。
コンパレータ12eから代表値決定論理回路100cへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102iおよびフリップフロップ102jを経由して、ANDゲート105aおよびANDゲート107bへと入力されるとともに、インバータ103eへと入力される。インバータ103eは、入力された出力電圧を反転してANDゲート105bおよびANDゲート107aへと入力する。
コンパレータ12fから代表値決定論理回路100cへ入力された出力電圧は、フリップフロップ102kおよびフリップフロップ102lを経由して、ANDゲート106aおよびANDゲート107bへと入力されるとともに、インバータ103fへと入力される。インバータ103fは、入力された出力電圧を反転してANDゲート106bおよびANDゲート107aへと入力する。
ANDゲート104aは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータA11aの最小の出力電圧を出力する。このレギュレータA11aの最小の出力電圧は、ANDゲート112aへと入力されるとともに、セレクタ19へ入力される。
ANDゲート104bは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータA11aの最大の出力電圧を出力する。このレギュレータA11aの最大の出力電圧は、ANDゲート112bへと入力される。
また、ANDゲート105aは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータB11bの最小の出力電圧を出力する。このレギュレータB11bの最小の出力電圧は、ANDゲート112cへと入力されるとともに、セレクタ19に入力される。
また、ANDゲート105bは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータB11bの最大の出力電圧を出力する。このレギュレータB11bの最大の出力電圧は、ANDゲート112dへと入力される。
また、ANDゲート106aは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータC11cの最小の出力電圧を出力する。このレギュレータC11cの最小の出力電圧は、ANDゲート112eへと入力されるとともに、セレクタ19に入力される。
また、ANDゲート106bは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータC11cの最大の出力電圧を出力する。このレギュレータC11cの最大の出力電圧は、ANDゲート112fへと入力される。
また、ANDゲート107aは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータD11dの最小の出力電圧を出力する。このレギュレータD11dの最小の出力電圧は、ANDゲート112gへと入力されるとともに、セレクタ19に入力される。
また、ANDゲート107bは、入力された出力電圧の論理積を取り、レギュレータD11dの最大の出力電圧を出力する。このレギュレータD11dの最大の出力電圧は、ANDゲート112hへと入力される。
セレクタ19は、レギュレータA11a、レギュレータB11b、レギュレータC11c、レギュレータD11dからの入力と、ANDゲート104a、ANDゲート105a、ANDゲート106a、ANDゲート107aからの入力とに基づいて一の出力電圧を選択し、コンパレータ18の反転端子へ入力する。また、コンパレータ18の非反転端子には、基準電圧回路17aに基づく2.3Vの出力電圧が入力される。コンパレータ18は、上記一の出力電圧と、2.3Vの出力電圧とを比較し、高い出力電圧を出力して、フリップフロップ102mへと入力する。このコンパレータ18が出力した出力電圧は、フリップフロップ102mからフリップフロップ102nを経て、ANDゲート112a、ANDゲート112c、ANDゲート112e、ANDゲート112gへ入力されるとともに、ANDゲート112b、ANDゲート112d、ANDゲート112f、ANDゲート112hへ反転入力される。
ANDゲート112aおよびANDゲート112bは、それぞれの入力の論理積を取り、ORゲート113aへと入力する。ORゲート113aは、ANDゲート112aおよびANDゲート112bからの入力の論理和をとり、ANDゲート108aへと入力する。
また、ANDゲート112cおよびANDゲート112dは、それぞれの入力の論理積を取り、ORゲート113bへと入力する。ORゲート113bは、ANDゲート112cおよびANDゲート112dからの入力の論理和をとり、ANDゲート108aへと反転入力するとともに、ANDゲート108bへと入力する。
また、ANDゲート112eおよびANDゲート112fは、それぞれの入力の論理積を取り、ORゲート113cへと入力する。ORゲート113cは、ANDゲート112eおよびANDゲート112fからの入力の論理和をとり、ANDゲート108aおよびANDゲート108bへと反転入力するとともに、ANDゲート108cへと入力する。
また、ANDゲート112gおよびANDゲート112hは、それぞれの入力の論理積を取り、ORゲート113dへと入力する。ORゲート113dは、ANDゲート112gおよびANDゲート112hからの入力の論理和をとり、ANDゲート108a、ANDゲート108b、ANDゲート108cへと反転入力するとともに、ANDゲート110gへと入力する。
ANDゲート108aは、入力された出力電圧の論理積を取り、この論理積に基づく出力電圧をANDゲート110aへ入力する。また、ANDゲート108bは、入力された出力電圧の論理積を取り、この論理積に基づく出力電圧をANDゲート110cへ入力する。また、ANDゲート108cは、入力された出力電圧の論理積を取り、この論理積に基づく出力電圧をANDゲート110eへ入力する。
一方、汎用入出力インターフェース16から、代表値決定論理回路100cのデコーダ109へ、1ビットずつのレジスタ0およびレジスタ2の設定値が入力される。デコーダ109は、この設定値をデコードした結果を、ANDゲート110b、ANDゲート110d、ANDゲート110f、ANDゲート110hへとそれぞれ入力する。また、汎用入出力インターフェース16から入力されるイネーブル入力値は、ANDゲート110a、ANDゲート110c、ANDゲート110e、ANDゲート110gへとそれぞれ反転入力される。
ANDゲート110aおよびANDゲート110bは、それぞれの入力の論理積を取り、ORゲート111aへと入力する。ORゲート111aは、ANDゲート110aおよびANDゲート110bからの入力の論理和をとり、セレクタ13へと出力する。
また、ANDゲート110cおよびANDゲート110dは、それぞれの入力の論理積を取り、ORゲート111bへと入力する。ORゲート111bは、ANDゲート110cおよびANDゲート110dからの入力の論理和をとり、セレクタ13へと出力する。
また、ANDゲート110eおよびANDゲート110fは、それぞれの入力の論理積を取り、ORゲート111cへと入力する。ORゲート111cは、ANDゲート110eおよびANDゲート110fからの入力の論理和をとり、セレクタ13へと出力する。
また、ANDゲート110gおよびANDゲート110hは、それぞれの入力の論理積を取り、ORゲート111dへと入力する。ORゲート111dは、ANDゲート110gおよびANDゲート110hからの入力の論理和をとり、セレクタ13へと出力する。
以上の構成をとることによって、代表値決定論理回路100cは、入力された4つの出力電圧のうち、最小の出力電圧または最大の出力電圧を1つだけ選択して出力することができる。すなわち、最小の出力電圧が規定の最小閾値(例えば、2.3V)未満であるか否かを判定し、最小の出力電圧が規定の最小閾値以上の場合には、最大の出力電圧を選択して出力し、最小の出力電圧が規定の最小閾値未満の場合には、最小の出力電圧を選択して出力することができる。そして、選択された出力電圧を出力するレギュレータのみの出力電圧を監視することが可能になる。
次に、第4の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を説明する。図7は、第4の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を示すブロック図である。なお、図7では、レギュレータが4個接続される例を示しているが、4個に限定されるものではない。また、図7では、レギュレータにそれぞれ接続される負荷素子の図示を省略している。
第4の一実施形態の概要は、次の通りである。すなわち、電源装置において2.5V電源の二次電源を4つのレギュレータで構成し、4つのレギュレータは、図示しない入力電圧および電源投入指示信号により、2.5Vの電圧を出力する。4つのレギュレータの出力は、コンパレータ回路で電圧の大小比較をされる。この比較結果を基に、代表値決定論理回路により、最大の電圧値を出力しているレギュレータを選択する。
さらに、最大の電圧が、規定の最大閾値(ここでは2.7Vを一例とする)を上回っているか否かを判定し、最大の電圧が上記規定の最大閾値以下の場合は、最小の電圧値を出力するレギュレータを選択する。最大の電圧値が、上記規定の閾値を上回っている場合は、無条件に最大の電圧値を出力するレギュレータを選択する。これにより、最大の電圧値のレギュレータを優先的に選択し、規定の電圧範囲内であれば、最小の電圧値のレギュレータを選定することができる。なお、レギュレータを除く各素子の動作電源は常駐電源であり、2.5Vの電源とは異なる。
第4の実施形態の一例にかかる電源装置300dの構成は、第3の実施形態の一例にかかる電源装置300cとほぼ同一であるので、差分のみについて説明する。電源装置300dは、最大電圧を出力するレギュレータを指し示す信号をセレクタ19へと入力する点と、コンパレータ18の非反転端子に入力される電圧が基準電圧回路17bによって2.7Vとなる点が、電源装置300cと異なるのみである。
このような構成をとることによって、代表値決定論理回路100dは、入力された4つの出力電圧のうち、最小の出力電圧または最大の出力電圧を1つだけ選択して出力することができる。すなわち、最大の出力電圧が規定の最小閾値(例えば、2.7V)を上回っているか否かを判定し、最大の出力電圧が上記規定の最大閾値以下の場合には、最小の出力電圧を選択して出力し、最大の出力電圧が上記規定の最大閾値を上回っている場合には、最大の出力電圧を選択して出力することができる。そして、選択された出力電圧を出力するレギュレータのみの出力電圧を監視することが可能になる。
次に、第5の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を説明する。図8は、第5の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を示すブロック図である。なお、図8では、レギュレータが4個接続される例を示しているが、4個に限定されるものではない。また、図8では、レギュレータにそれぞれ接続される負荷素子の図示を省略している。
第5の実施形態の一例の概要は、次の通りである。すなわち、電源装置において2.5V電源の二次電源を4つのレギュレータで構成し、4つのレギュレータは、図示しない入力電圧および電源投入指示信号により、2.5Vの電圧を出力する。4つのレギュレータの出力は、コンパレータ回路で電圧の大小比較をされる。この比較結果を基に、基準電圧との差が最小の電圧値および最小の電圧値を出力しているレギュレータを選択する。この比較結果を基に、代表値決定論理回路により、基準電圧との差が最大の電圧値または最小の電圧値を出力しているレギュレータを選択する。
すなわち、各レギュレータの出力電圧の所定の基準電圧からの差分の絶対値をそれぞれ算出し、差分の絶対値の大小比較をして、絶対値が最大となるレギュレータを選択する方法である。
第5の実施形態の一例にかかる電源装置300eは、第2の実施形態の一例にかかる電源装置300bと比較して、基準電圧回路17cと、差分絶対値検出回路200a、200b、200c、200dをさらに有する点が異なる。また、電源装置300eの代表値決定論理回路100eは、第2の一実施形態にかかる電源装置300bの代表値決定論理回路100bと同一の構成である。なお、差分絶対値検出回路200a、200b、200c、200dを総称して、差分絶対値検出回路200と呼ぶ。
レギュレータA11aは、2.5Vに変圧した直流電流をVin_Aとして差分絶対値検出回路200aへ入力するとともに、セレクタ13へ入力する。レギュレータB11bは、2.5Vに変圧した直流電流をVin_Aとして差分絶対値検出回路200bへ入力するとともに、セレクタ13へ入力する。レギュレータC11cは、2.5Vに変圧した直流電流をVin_Aとして差分絶対値検出回路200cへ入力するとともに、セレクタ13へ入力する。レギュレータD11dは、2.5Vに変圧した直流電流をVin_Aとして差分絶対値検出回路200dへ入力するとともに、セレクタ13へ入力する。また、2.5Vの基準電圧回路17cは、Vin_Bとして、差分絶対値検出回路200a、200b、200c、200dそれぞれへ基準電圧を入力する。
差分絶対値検出回路200aは、レギュレータA11aの出力電圧の、2.5Vの基準電圧からの差分の絶対値(Vout)を算出する。そして、差分の絶対値をコンパレータ12a、コンパレータ12bおよびコンパレータ12cの反転端子へ入力する。
差分絶対値検出回路200bは、レギュレータB11bの出力電圧の、2.5Vの基準電圧からの差分の絶対値(Vout)を算出する。そして、差分の絶対値をコンパレータ12aの非反転端子へ入力するとともに、コンパレータ12dおよびコンパレータ12eの反転端子へ入力する。
差分絶対値検出回路200cは、レギュレータC11cの出力電圧の、2.5Vの基準電圧からの差分の絶対値(Vout)を算出する。そして、差分の絶対値をコンパレータ12bおよびコンパレータ12dの非反転端子へ入力するとともに、コンパレータ12fの反転端子へ入力する。
差分絶対値検出回路200dは、レギュレータD11dの出力電圧の、2.5Vの基準電圧からの差分の絶対値(Vout)を算出する。そして、差分の絶対値をコンパレータ12c、コンパレータ12eおよびコンパレータ12fの非反転端子へ入力する。
以上のようにしてコンパレータ12a〜12fへ入力された差分の絶対値は、大きい方の出力電圧を出力として、代表値決定論理回路100eへと入力される。以後の処理は、第2の実施形態の一例にかかる代表値決定論理回路100bと同様の処理がおこなわれる。
このような構成をとることによって、代表値決定論理回路100eは、入力された4つの出力電圧の2.5Vからの差分の絶対値のうち、最大の差分の絶対値を1つだけ選択して出力することができる。そして、選択された差分の絶対値を出力するレギュレータのみの出力電圧を監視することが可能になる。
次に、第5の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置に含まれる差分絶対値検出回路の詳細な構成を説明する。図9は、第5の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置に含まれる差分絶対値検出回路の詳細な構成を示すブロック図である。
差分絶対値検出回路200は、所定の出力電圧のDC電流であるVin_Aおよび基準電圧のDC電流であるVin_Bを入力として、直流電流であるVoutを出力する回路である。すなわち、レギュレータの出力電圧の所定の基準電圧からの差分の絶対値を算出して出力する回路である。
差分絶対値検出回路200は、R1抵抗201aと、R2抵抗201bと、R3抵抗201cと、R4抵抗201dと、R5抵抗201eと、OPアンプ(Operational Amplifier)アンプ202と、ダイオード203と、ダイオード204と、OPアンプ205とを有する。R1抵抗201a、R2抵抗201bおよびR3抵抗201cの抵抗値を所定の抵抗値R[Ω]とすると、R4抵抗201dおよびR5抵抗201eの抵抗値は2R[Ω]となるように設定されている。なお、OPアンプは、アナログ信号のDC電流の増幅器である。
差分絶対値検出回路200へ入力されたVin_Aは、R1抵抗201aへ入力されるとともに、R4抵抗201dへも入力される。R1抵抗201aを通過したVin_Aは、OPアンプ202へ反転端子から入力されるとともに、R2抵抗201bへと入力される。また、OPアンプ202へは、Vin_Bが非反転端子から入力される。
OPアンプ202は、入力されたDC電流を所定量だけ増幅し、増幅した信号をダイオード203へと入力する。ダイオード203は入力されたDC電流を、R1抵抗201aから出力されたDC電流と突きあわせる。この付き合わされたDC電流がR2抵抗201bへと入力される。
R2抵抗201bからのDC電流は、R3抵抗201cへ入力されるとともに、ダイオード204へ入力される。ダイオード204は、入力されたDC電流を、OPアンプ202からのDC電流と突きあわせてダイオード203へと入力する。
R2抵抗201bは、入力されたDC電流を、OPアンプ205の反転端子に入力する。また、OPアンプ205へは、Vin_Bが非反転端子から入力される。OPアンプ205は、入力されたDC電流を所定量だけ増幅して出力する。
そして、R4抵抗201dおよびR5抵抗201eを通過したDC電流は、OPアンプ205の出力と突き合わされる。この突き合わされた出力が、直流電流であるVoutである。なお、R4抵抗201dおよびR5抵抗201eの間の回路線と、R3抵抗201cおよびOPアンプ205の間の回路線とが、所定の回路線にて接続されている。
第1〜第5の実施形態の一例によれば、最小の出力電圧または最大の出力電圧のレギュレータのみの出力電圧のみを監視することによって、すべてのレギュレータの出力電圧の監視と同等の、二次電源の電圧監視効果が期待できる。
さらに、レギュレータごとにADコンバータを用意する必要がなく、また、ADコンバータ14およびシステム監視プロセッサ15は従来品を利用することができ、電圧監視のための回路を設計変更する必要がないため、システム監視プロセッサのファームウェアの書き換えなども不必要となり、電圧監視のための回路が従来構成との互換性を保つことができる。
以上、一実施形態の例を説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内で、更に種々の異なる実施形態で実施されてもよいものである。また、上記一実施形態に記載した効果は、これに限定されるものではない。
上記一実施形態では、二次電源としてレギュレータを使用する場合を示したが、これに限定されず、一般的な変圧可能な素子であれば、いずれでも使用可能である。
また、上記一実施形態において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記一実施形態で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置や各素子の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置や各素子の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成してもよい。
本発明は、二次電源の電圧監視に関し、電源監視装置の電源監視にかかる構成の設計変更の負荷を低減してその製造コストを抑えつつ、二次電源を複数のレギュレータに置き換えたい場合に有用であり、特に、レギュレータの出力電圧を量子化して監視するために必要なADコンバータおよびシステム監視プロセッサを、従来どおり、既存のものを1個ずつとする構成としたい場合に効果的である。
図1は、従来の電源装置および電圧監視回路の概略構成を示すブロック図である。 図2は、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の概略構成を示すブロック図である。 図3は、本実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の概略構成を示すブロック図である。 図4は、第1の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を示すブロック図である。 図5は、第2の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を示すブロック図である。 図6は、第3の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を示すブロック図である。 図7は、第4の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を示すブロック図である。 図8は、第5の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置および電圧監視回路の詳細な構成を示すブロック図である。 図9は、第5の実施形態の一例にかかる、二次電源を複数のレギュレータに置き換えた場合の電源装置に含まれる差分絶対値検出回路の詳細な構成を示すブロック図である。
10 一次電源
11a レギュレータA
11b レギュレータB
11c レギュレータC
11d レギュレータD
12a、12b、12c、12d、12e、12f、18 コンパレータ
13、19 セレクタ
14 ADコンバータ
15 システム監視プロセッサ
16 汎用入出力インターフェース
17a、17b、17c 基準電圧回路
20 平滑化回路
21a、21b 常駐電源
100a、100b、100c、100d、100e 代表値決定論理回路
101 クロック発振器
102a、102b、102c、102d、102e、102f、102g、102h、102i、102j、102k、102l、102m、102n フリップフロップ
103a、103b、103c、103d、103e、103f インバータ
104a、104b ANDゲート
105a、105b ANDゲート
106a、106b ANDゲート
107a、107b ANDゲート
108a、108b、108c ANDゲート
109 デコーダ
110a、110b、110c、110d、110e、110f、110g、110h ANDゲート
111a、111b、111c、111d ORゲート
112a、112b、112c、112d、112e、112f、112g、112h ANDゲート
113a、113b、113c、113d ORゲート
200、200a、200b、200c、200d 差分絶対値検出回路
201a R1抵抗
201b R2抵抗
201c R3抵抗
201d R4抵抗
201e R5抵抗
202、205 OPアンプ
203、204 ダイオード
300a、300b、300c、300d、300e 電源装置

Claims (20)

  1. 直流を出力する一次電源と、
    前記直流をそれぞれ入力する、負荷がそれぞれ接続された複数の二次電源と、
    前記複数の二次電源の出力電圧をそれぞれ入力し、前記複数の二次電源の出力電圧から一の二次電源の出力電圧を選択する選択器と、
    前記選択器が選択する出力電圧を量子化された電圧情報に変換する変換器を有することを特徴とする電源装置。
  2. 前記選択器は、
    前記複数の二次電源の出力電圧のうち、最小電圧となる二次電源の出力電圧を選択することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 前記選択器は、
    前記複数の二次電源の出力電圧のうち、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  4. 前記選択器は、
    前記複数の二次電源の出力電圧のうち、最小電圧となる二次電源の出力電圧と、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択し、
    前記選択した最小電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも低い場合には、前記最小電圧となる二次電源の出力電圧を出力するとともに、
    前記選択した最小電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも高い場合には、前記最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  5. 前記選択器は、
    前記複数の二次電源の出力電圧のうち、最小電圧となる二次電源の出力電圧と、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択し、
    前記選択した最大電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも低い場合には、前記最小電圧となる二次電源の出力電圧を出力するとともに、
    前記選択した最大電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも高い場合には、前記最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  6. 直流を出力する一次電源と、
    前記直流をそれぞれ入力する、負荷がそれぞれ接続された複数の二次電源と、
    前記複数の二次電源の出力電圧と基準電圧をそれぞれ入力し、前記二次電源の出力電圧と前記基準電圧との差分電圧の絶対値を、前記二次電源毎にそれぞれ出力する複数の差分電圧検出器と、
    前記複数の差分電圧検出器がそれぞれ出力する差分電圧の絶対値の大小を、互いに比較する複数の比較器と、
    前記複数の比較器の比較結果に基づいて、前記複数の二次電源の出力電圧のうち、前記基準電圧との絶対値の差分が最大である二次電源の出力電圧を選択する選択器と、
    前記選択器が選択する出力電圧を量子化された電圧情報に変換する変換器を有することを特徴とする電源装置。
  7. 前記電源装置はさらに、
    前記量子化された電圧情報を入力する監視制御装置に接続されることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  8. 前記電源装置はさらに、
    前記選択器が出力した出力電圧を平滑化して前記変換器に入力する平滑化回路を有することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  9. 前記複数の二次電源は、
    安定化電源回路により構成されることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  10. 前記選択器と前記変換器は、前記複数の二次電源とは異なる電源が供給する電圧により動作することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  11. 電源装置の電圧監視方法において、
    一次電源が、直流を出力するステップと、
    負荷がそれぞれ接続された複数の二次電源が、前記直流をそれぞれ入力するステップと、
    選択器が、前記複数の二次電源の出力電圧をそれぞれ入力し、前記複数の二次電源の出力電圧から一の二次電源の出力電圧を選択するステップと、
    変換器が、前記選択器が選択する出力電圧を量子化された電圧情報に変換するステップを有することを特徴とする電圧監視方法。
  12. 前記選択器が一の二次電源の出力電圧を選択するステップは、
    前記複数の二次電源の出力電圧のうち、最小電圧となる二次電源の出力電圧を選択することを特徴とする請求項11記載の電圧監視方法。
  13. 前記選択器が一の二次電源の出力電圧を選択するステップは、
    前記複数の二次電源の出力電圧のうち、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択することを特徴とする請求項11記載の電圧監視方法。
  14. 前記選択器が一の二次電源の出力電圧を選択するステップは、
    前記複数の二次電源の出力電圧のうち、最小電圧となる二次電源の出力電圧と、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択し、
    前記選択した最小電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも低い場合には、前記最小電圧となる二次電源の出力電圧を出力するとともに、
    前記選択した最小電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも高い場合には、前記最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択することを特徴とする請求項11記載の電圧監視方法。
  15. 前記選択器が一の二次電源の出力電圧を選択するステップは、
    前記複数の二次電源の出力電圧のうち、最小電圧となる二次電源の出力電圧と、最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択し、
    前記選択した最大電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも低い場合には、前記最小電圧となる二次電源の出力電圧を出力するとともに、
    前記選択した最大電圧となる二次電源の出力電圧が所定の閾値電圧よりも高い場合には、前記最大電圧となる二次電源の出力電圧を選択することを特徴とする請求項11記載の電圧監視方法。
  16. 電源装置の電圧監視方法において、
    一次電源が、直流を出力するステップと、
    負荷がそれぞれ接続された複数の二次電源が、前記直流をそれぞれ入力するステップと、
    複数の差分電圧検出器が、前記複数の二次電源の出力電圧と基準電圧をそれぞれ入力し、前記二次電源の出力電圧と前記基準電圧との差分電圧の絶対値を、前記二次電源毎にそれぞれ出力するステップと、
    複数の比較器が、前記複数の差分電圧検出器がそれぞれ出力する差分電圧の絶対値の大小を、互いに比較するステップと、
    選択器が、前記複数の比較器の比較結果に基づいて、前記複数の二次電源の出力電圧のうち、前記基準電圧との絶対値の差分が最大である二次電源の出力電圧を選択するステップと、
    変換器が、前記選択器が選択する出力電圧を量子化された電圧情報に変換するステップを有することを特徴とする電圧監視方法。
  17. 前記電源装置はさらに、
    前記量子化された電圧情報を入力する監視制御装置に接続されることを特徴とする請求項11記載の電圧監視方法。
  18. 前記電源装置はさらに、
    前記選択器が出力した出力電圧を平滑化して前記変換器に入力する平滑化回路を有することを特徴とする請求項11記載の電圧監視方法。
  19. 前記複数の二次電源は、
    安定化電源回路により構成されることを特徴とする請求項11記載の電圧監視方法。
  20. 前記選択器と前記変換器は、前記複数の二次電源とは異なる電源が供給する電圧により動作することを特徴とする請求項11記載の電圧監視方法。
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