JPWO2009028168A1 - 映像連動型照明制御システムおよび映像連動型照明制御方法 - Google Patents

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Abstract

本願発明における映像連動型照明制御システムおよび映像連動型照明制御方法は、放送波や映像コンテンツの信号に、あらかじめコンテンツの製作者が演出したい信号を加え、その信号から生成した制御信号に基づいて視聴空間を照明する。こうすることにより、本願発明における映像連動型照明制御システムおよび映像連動型照明制御方法は、映像と連動した照明制御を行い視覚的な臨場感を増加させることができる。

Description

本発明は、表示する映像に合わせて視聴者の周囲に配置した照明を制御して視聴の臨場感をより向上する映像連動型照明制御システムおよび映像連動型照明制御方法である。
近年、テレビや映画のような映像の視聴に関して、より臨場感を増すことを目的とした技術が進歩している。特に音声については5.1chのようなサラウンドシステムを導入することで、家庭内においても非常に臨場感のある視聴を楽しむことができる。
一方、映像においては表示される映像の色を解析し、周辺部を照らす照明装置を制御することで視聴する際に広がり感を生じさせる技術が提案されている。例えば、特許文献1では、ディスプレイの全面または複数に分割したそれぞれの領域における各色成分の平均値を求め、各領域に対応する色の照明を行うことでコンテンツを視聴する際に広がり感を生じさせる方法を提案している。
しかしながら、表示する映像によっては、画面上に表示される映像の情報のみで周囲の光の状態を忠実に再現することは難しい。また、例えば、暗い空間内に置かれた物体があり、画面にちょうど入りきる大きさで物体を表示した場合に、ディスプレイの周囲は暗くすべきであるのにも関らずその物体の色でディスプレイの周囲を照らしてしまう。その結果、臨場感という点において、かえって不自然になる場合も考えられる。
このような場合を図12A、図12B、図13A、図13Bを用いて説明する。図12Aは第1のシーンの例であり、図12Bは第2のシーンの例である。例えば、図12Aに示すように、第1のシーンにおいては、暗い室内1201Aに、テーブル1202Aの上に白いコップ1203Aが置かれている。白いコップ1203A以外は輝度が低い暗部であり、白いコップ1203Aは輝度が高い明部である。そうして、図12Bに示すように、次の第2のシーンにおいては、暗い室内1201Bのテーブル1202Bの上に置かれた白いコップ1203Bにフォーカスされているような場合について説明する。白いコップ1203A以外は輝度が低い暗部であり、白いコップ1203Bは輝度が高い明部である。
図12Aに示す第1のシーンにおいては、画面全体の平均輝度を検出した場合には、暗部が支配的であるため、ディスプレイの周囲の照明機器は暗い照度に設定されている。この場合には、画面の内容と照明機器の照度が一致しており問題はない。しかしながら、図12Bに示す第2のシーンにおいては、画面全体の平均輝度を検出した場合には、明部であるコップ1203Bが支配的であるため、極端に明るい(平均輝度レベルの高い)シーンだと誤って判断されることがある。その結果、ディスプレイの周囲の照明機器は明るい照度に設定されてしまう場合がある。
また、図13Aと図13Bは別の例である。図13Aは第3のシーンの例であり、図13Bは第4のシーンの例である。図13Aに示すように、第3のシーンでは、天候が曇りのシーン1301Aにおいて雲1302Aが映し出されている。天候が曇りのシーン1301Aは全体の輝度が低い暗部である。また、図13Bは、次の第4のシーンの例であり、天候が曇りのシーン1301Bにおいて雲1302Bと非常に小さい領域で雷1313Bが映し出されている。なお、雷1313B以外は輝度が低い暗部であり、雷1313Bは輝度が高い明部である。
図13Aに示す第3のシーンにおいては、画面全体の平均輝度を検出した場合には、暗部が支配的であるため、ディスプレイの周囲の照明機器は暗い照度に設定される。この場合には、画面の内容と周辺機器の照度が一致しており問題はない。しかしながら、図13Bに示す第4のシーンにおいては、画面全体の平均輝度を検出した場合には、依然として暗部が支配的であるため、ディスプレイの周囲の照明機器は、暗いシーン(平均輝度レベルの低い)シーンだと判断される。その結果、ディスプレイの周囲の照明機器は暗い照度に設定されてしまう場合がある。本来、雷を表示するシーンにおいては、ディスプレイの周囲の照明機器も同時に並行して点灯と消灯を行うことが望ましいが、実際には、画面の非常に小さい領域の影響は非常に小さくなるため、適切な照明機器の設定を行うことができない場合がある。
つまり、従来の技術である特許文献1においては、画面に表示された映像信号の内容に基づいて照明機器の設定を行っているため、本来のコンテンツ製作者の意図を充分に表現できないという課題が生じる。
また、別の課題としては、画面上に表示されている画像と照明機器との表示のタイミングが予めコンテンツ製作者が意図したタイミングで表示されていない場合には、画面に表示された内容と照明機器との内容が一致しないという問題が生じる。
つまり、従来の技術である特許文献1においては、映像信号を表示する表示装置と照明機器とのタイミングについては考慮されていない。その結果、映像信号を処理するのに要する時間が伴うので、照明機器により照明を設定する時間が映像と一致しない場合には、本来のコンテンツ製作者の意図を充分に表現できないという課題が生じる。
特開2005−251508号公報
本発明は、上記の従来技術での課題を解決するもので、コンテンツ製作者が表現したい世界をより忠実に再現し、視聴者がより臨場感を得られる映像連動型照明制御システムおよび映像連動型照明制御方法を提供する。
映像連動型照明制御システムは、映像コンテンツから光情報信号と映像信号を読み出す信号読み出し部と、映像信号を処理して表示装置に供給する映像信号処理回路と、光情報信号を基にして照明装置の発光のタイミングや強度を演算し光制御信号を生成する演算回路と、照明装置と、演算回路によって生成された光制御信号を照明装置に送信する送信装置とを備える。照明装置は送信装置から出力される光制御信号を受け取り、表示装置に表示される映像内容と連動して発光する。
映像連動型照明制御方法は、映像コンテンツから光情報信号と映像信号を読み出すステップと、映像信号を処理して映像を表示するステップと、光情報信号を基にして照明装置の発光のタイミングや強度を演算して光制御信号を生成するステップと、生成された光制御信号を送信するステップと、送信された光制御信号を受け取りかつ表示される映像の内容と連動して発光するステップとを備える。
図1は本発明の映像連動型照明制御システムを示すブロック図である。 図2は本発明の映像連動型照明制御システムの詳細な構成を示すブロック図である。 図3は本発明の所定の色の光における角度と強度の関係の一例を示す図である。 図4は照明装置を複数配置した場合の視聴者と表示装置と照明装置との位置関係を示す図である。 図5は複数配置された各照明装置が表現する区間の例を示す図である。 図6は本発明の映像連動型照明制御システムを示すブロック図である。 図7は本発明の映像連動型照明制御システムの詳細な構成を示すブロック図である。 図8は本発明における信号の伝送内容を示す図である。 図9は本発明の映像連動型照明制御システムを示す他のブロック図である。 図10は本発明の映像連動型照明制御システムを示す更に他のブロック図である。 図11Aは照明装置の特性を示す図である。 図11Bは照明装置の特性を示す図である。 図12Aは従来の映像連動型照明制御システムの処理を示す図である。 図12Bは従来の映像連動型照明制御システムの処理を示す図である。 図13Aは従来の映像連動型照明制御システムの処理を示す図である。 図13Bは従来の映像連動型照明制御システムの処理を示す図である。
符号の説明
11 映像コンテンツ
12 信号読み出し部
13 映像信号処理回路
14 表示装置
15 演算回路
16 送信装置
17 照明装置
21 強度分布平均回路
22 制御信号保持回路
23 制御信号読出回路
100 映像連動型照明制御システム
900 映像連動型照明制御システム
911 映像コンテンツ
912 信号読み出し部
913 映像信号処理回路
914 表示装置
915 演算回路
916 送信装置
917 照明装置
921 表示制御装置
922 光センサ
1000 映像連動型照明制御システム
1001 カメラ
(実施の形態1)
以下に、本発明の実施の形態1について図1〜図5を用いて説明する。
図1は、本発明の映像連動型照明制御システムを示すブロック図である。図1において、映像連動型照明制御システム100は、映像コンテンツ11、信号読み出し部12、映像信号処理回路13、表示装置14、演算回路15、送信装置16、照明装置17を備える。
映像コンテンツ11には、従来の映像信号や音声信号に加えて、視聴空間を照明するための光源の位置や強度の光情報信号が含まれる。また、映像コンテンツ11は、放送によって受信されたり、記録メディアや各種メモリからの再生であったり、ネットワークを介して受信したりして得られる。
信号読み出し部12は、映像コンテンツ11の信号S1を読み出し、映像信号AD1を映像信号処理装置13に与え、光情報信号L1を演算装置15に与える。
映像信号処理装置13は、インタレース−プログレッシブ変換や種々の高画質化処理など表示装置に映し出すまでに施される全ての信号処理回路を示している。
表示装置14は例えばプラズマディスプレイパネルで構成されていてもよいし、液晶パネルで構成されていてもよいし、ブラウン管式の表示部で構成されていてもよい。
演算回路15は、光情報信号L1に含まれる光の位置情報と強度情報から光制御信号CTL_DLYを生成し、送信装置16に与える。
送信装置16は、与えられた光制御信号CTL_DLYに対応する信号を照明装置17に送信する。この送信方法は有線でもよいし、無線でもよい。
照明装置17は赤、緑、青の三色の照明が一組になっており、各色の強度を示す信号を受け取ることで様々な色を作り出し視聴空間に向けて照らす。演算回路15にあらかじめ登録しておけば、照明装置17の配置の方向や個数を任意に設定できる。
続いて、上記の演算回路15の具体的な構成例を説明する。図2は、図1に示した演算回路15の詳細な構成を示す図である。図2において、演算回路15は、強度分布平均回路21、制御信号保持回路22、制御信号読出回路23を備える。信号読み出し部12からの光情報信号L1は、色の三原色(RGB)各色について、視聴者の周囲何度の位置からどれくらいの強度の光を発生させるかという情報がフィールド単位で記録されている信号である。
図3は、あるフィールドにおけるこの光情報信号L1のうち一色について角度と光の強度の関係を示すグラフである。図3において、縦軸302は照明の光の強度を示し、横軸301は視聴空間を照明するための照明装置17の位置を角度で示している。グラフ303は、その角度と強度の関係を示している。
強度分布平均回路21には、照明装置17が設置される際に角度と数量などの情報が登録されている。強度分布平均回路21は、それらの情報を基にして、図3で示すグラフ303を各照明が担当する区間での強度を平均することにより各照明装置17の発光量を算出する。
図4は、一例として、照明装置17を2個視聴者の左右斜め後方に配置した際の位置関係を示している。図4は、視聴者40を中心にして、表示装置14と、照明装置17Aと、照明装置17Bとの位置関係を示している。この場合、図1の照明装置17は照明装置17Aと照明装置17Bで構成されている。表示装置14の位置は視聴者40の正面にあって、視聴者40から見て角度で0度の方向である。照明装置17Aの位置は視聴者40の斜め左後ろにあって、視聴者40から見て角度で135度の方向である。照明装置17Bの位置は視聴者40の斜め右後ろにあって、視聴者40から見て角度で225度の方向である。
次に、図5は、図4の場合における照明装置17Aと照明装置17Bを前提とし、強度分布平均回路21で平均化を実施する為の積分範囲を示す。図5における縦軸302、横軸301、グラフ303は、それぞれ図3の縦軸302、横軸301、グラフ303と同じである。積分範囲51は照明装置17Bのための積分範囲であり、グラフ303の角度135度を中心に45度の範囲で積分される。積分範囲52は照明装置17Aのための積分範囲であり、グラフ303の角度225度を中心に45度の範囲で積分される。このようにして、強度分布平均回路21は光制御信号CTLを生成して出力する。
なお、この例では積分範囲を45°としているが、照明の数と、配置した位置関係によって個々の照明がどれだけの角度範囲を積分するかをあらかじめ演算回路15で決められる。
制御信号保持回路22は、強度分布平均回路21から出力される光制御信号CTLをある期間保持し、制御信号読出回路23に与える。映像信号AD1が映像信号処理回路13で信号処理されて表示装置14に表示されるまでの時間と、演算回路15が光情報信号L1を受けて照明装置17が発光するまでの時間は同じとは限らない。そのため、この時間差を考慮せず照明装置17を発光させると、表示装置14で表示される映像と照明装置17による光とが同期せず不自然となり、かえって臨場感が損なわれる場合がある。
そこで、制御信号保持回路22および制御信号読出回路23は映像信号AD1が表示装置14に表示されるまでの時間である遅延時間DLYを映像信号処理回路13から受け取る。そうして、制御信号保持回路22は、その遅延時間DLYと照明装置17が発光するまでの時間差分だけ光制御信号CTLを保持し、制御信号読出回路23へ供給する。制御信号読出回路23は、制御信号保持回路22から供給された信号を遅延時間DLYに関連したタイミングで光制御信号CTL_DLYを出力する。このようにして、表示装置14に映し出される映像と照明装置17の光が同期するように調整される。
このようにして、本願発明は、表示装置14に表示された映像信号の内容に基づいて照明機器の設定を行っているため、本来のコンテンツ製作者の意図を充分に表現できる。さらに、本願発明は、表示装置14に表示されている画像と照明機器との表示のタイミングが予めコンテンツ製作者が意図したタイミングで表示することが可能になり、画面に表示された内容と照明機器との内容を一致させることができる。
(実施の形態2)
実施の形態2においては、実施の形態1で示した内容についてより詳細に説明する。なお、実施の形態2を、HDMI規格を利用した場合について説明するが、本願発明はこれに限定されるものではない。また、実施の形態2においては、HDMIソース600(以降、HDMI Source600と記載する)からHDMIシンク650(以降、HDMI Sink650と記載する)に対して映像信号及び制御信号がHDMI680を介して伝送され、その後、上述した照明装置にHDMI Sink650から制御信号(光情報信号)を伝送する例について説明する。HDMI Source600としては、例えばSTB(Set Top Box)を、HDMI Sink650としては、例えばTV(テレビジョン受像機)を仮定して説明する。しかし、本願発明はこれに限定されるものではなく、HDMI Source600の代わりに、放送局から有線又は無線を介して伝送される映像信号及び制御信号に直接対応することも可能である。また、HDMI Source600の代わりに、記録媒体や各種メモリに記録された映像信号及び制御信号に対応することも可能である。更に、HDMI Source600の代わりに、ネットワークを介して得られた映像信号及び制御信号に対応することも可能である。
以下に、本発明を実現するための構成について図6から図8を参照して説明する。図6及び図7は、HDMI規格により構成されたHDMI Source600とHDMI Sink650の構成を示すブロック図である。ここで、HDMI Source600とHDMI Sink650とは、TMDS(Transition Minimized Differential Signaling)チャネル0(以降、TMDS Channel 0と記載する)からTDMSチャネル2((以降、TMDS Channel 2と記載する)、TMDSクロックチャネル(以降、TMDS Clock Channelと記載する)及びDDC(Display Data Channel)ライン(以降、DDC Lineと記載する)により接続されている。図7に示すように、HDMIケーブル680は、4つの差動信号線682、684、686、688により接続されている。3つの差動信号線682、684、686によりTMDSデータが伝送され、1つの差動信号線688によりクロック情報が伝送される。なお、図7の3つの差動信号線682、684、686は、図6のTDMS Channel 0からTDMS Channel 2にそれぞれ対応する。図7の差動信号線688は、図6のTDMSクロック(以降、TDMS Clockと記載する)に対応する。これらの差動信号線682、684、688により、映像、音声及び制御信号(補助データ)が伝送される。なお、図示していないが、HDMIケーブル680を使用する代わりに無線で通信することも可能である。
また、クロック情報であるTDMS Clockを伝送する差動信号線688においては、映像信号クロックが伝送され、その映像信号クロックが上述した3つの差動信号線682から686により伝送されるTMDS Channel 0からTMDS Channel 2データの処理に使用される。さらに、HDMI Source600とHDMI Sink650とは、差動信号線690でも接続されている。図7の差動信号線690は図6のDDCに対応する。この差動信号線690により、HDMI Source600とHDMI Sink650との間でそれぞれの構成やそれぞれの状態等の情報が交換される。また、図7の差動信号線692は図6のCEC Lineに対応し、ユーザ環境において複数種類の映像音声機器間において、高度な制御機能を実現することが可能にするものである。
以下、図7を参照しながら、図6に示すHDMI規格により構成されたHDMI Source600とHDMI Sink650の構成を詳細に説明する。
図7は、HDMI Source600としてHDMI対応のSTB600Sを、HDMI Sink650としてHDMI対応のTV650Tを例に挙げている。まず、HDMI対応のSTB600Sについて説明する。HDMI対応のSTB600Sにおいては、端子602から入力されたRGB映像信号、音声信号603と、端子604から入力された光情報信号605と、端子606から入力された制御信号607とは、多重化回路608に供給される。多重化回路608は、供給された音声信号と光情報信号605と制御信号607を映像信号の無い映像ブランキング期間に時間軸圧縮し、RGB映像信号と多重した多重信号609を生成する。
次に、HDCPエンクリプト回路610は多重信号609を暗号化してコピーガードをかける。暗号化に際して、HDCPエンクリプト回路610は、HDCPKEY612から必要に応じて鍵信号を受け取って暗号化を行う。次に、暗号化された多重信号609Eは、TMDS送信回路614に入力され、10ビットに変換された後、TMDSエンコードされて差動シリアル化されて、HDMI接続端子616を介して伝送される。差動信号線682は図6のTDMS Channel 0であって、B信号(Blue信号)を伝送する。差動信号線684は図6のTDMS Channel 1であってG信号(Green)を伝送する。差動信号線686は図6のTDMS Channel 2であってR信号(Red)を伝送する。差動信号線688は図6のTDMS Clock ChannelであってClock(クロック)を伝送する。映像信号の無い映像ブランキング期間に光情報信号605などが伝送される。なお、光情報信号605は、R信号用、G信号用、B信号用それぞれの情報信号に分割される。R信号用に分割された光情報信号605は、例えば、差動信号線682を介してChannel 0の映像ブランキング期間に重畳して伝送される。B信号用に分割された光情報信号605は、例えば、差動信号線684を介してChannel 1の映像ブランキング期間に重畳して伝送される。G信号用に分割された光情報信号605は、例えば、差動信号線686を介してChannel 2の映像ブランキング期間に重畳して伝送される。また、同様に、音声信号と制御信号607も映像ブランキング期間に重畳される。
ここで、HDCPの鍵情報やEDID情報は、HDMI接続端子616及び652を介して、差動信号線690のI2Cバスで送受信される。EDID654は、ディスプレイが許容する信号フォーマットなどのEDID情報を格納したROM等の蓄積デバイスである。EDID情報は必要に応じてHDMI対応のSTB600Sのマイコン618によって読み出される。より具体的には、マイコン618が、HDMI対応のSTB600SがHDMI対応のTV650Tに接続された事を検出して、EDID654に格納されたEDID情報を読み出す。
次に、HDMI対応のTV650Tについて詳細に説明する。HDMI対応のTV650Tに入力された3系統(RGB)の信号と1系統のクロック信号はTMDS受信回路656に入力される。そうして、この3系統(RGB)の信号はパラレル化及びTMDSデコード及び10/8ビット変換された後、8ビットのRGB映像信号に復元される。復元された8ビットのRGB映像信号は、HDCPデクリプト回路658で暗号が解かれて、映像信号抽出回路660、光情報信号抽出回路662、制御信号抽出回路664、パケット判別回路663にそれぞれ入力される。HDCPデクリプト回路658は、HDMI対応のSTB600Sからの鍵情報に応答して、HDCPKEY666から鍵情報をHDMI対応のSTB600Sに送信する。そうして、HDMI対応のSTB600Sがベリファイした後に、暗号が解除される。
ここで、制御信号抽出回路664は、映像ブランキング期間に重畳されている制御信号607を抽出し、抽出された制御信号607はマイコン668に入力される。パケット判別回路663はパケット判別した結果をマイコン668に入力する。また、映像信号抽出回路660は、RGB映像信号をTV表示部670に伝送する。なお、ここで、図示はしていないが、OSD付加回路等を設けて、マイコンによって制御することにより、RGB映像信号にOSD信号を付加することも可能になる。
次に、光情報信号抽出回路662は、映像ブランキング期間に重畳されている光情報信号605を抽出し、抽出された光情報信号605は照明出力部674に出力される。照明出力部674は図1の照明装置17に相当する。なお、実施の形態2においては、説明の容易化のために光情報信号605と制御信号607とを分離して説明したが、本願発明はこれに限定されるものではなく、光情報信号605を制御信号607の一部とすることも可能である。
ここで、HDMI規格における信号の構成について説明する。図8は、全画面が次の構成であるSD画面を例にしている。全画面において、水平走査期間811の画素数は858画素で、垂直走査期間821のライン数は525ラインである。その中の有効画面については、水平有効期間812の画素数は720画素で、垂直有効期間822のライン数は480ラインである。水平同期信号810の期間を含んで、水平ブランキング期間813が存在している。垂直同期信号820の期間を含んで、垂直ブランキング期間823が存在している。この水平ブランキング期間813と垂直ブランキング期間823を総称して映像ブランキング期間と呼んでいる。なお、この全画面において、枠で囲まれた白い部分と、枠で囲まれた右上がりの斜線の部分と、枠で囲まれた右下がりの斜線の部分とで構成されている。枠で囲まれた白い部分は、コントロール期間(Control Period)831である。枠で囲まれた右上がりの斜線の部分は、データアイランド期間(Data island Period)832である。枠で囲まれた右下がりの斜線の部分は、ビデオ期間(Video Data Period)833である。そうして、TMDS期間(TMDS Period)830は、コントロール期間831と、データアイランド期間832と、ビデオ期間833で構成されている。データアイランド期間832でパケットデータ(Packet data)が伝送される。パケットデータは、Audio sample(音声信号の標本化情報)やInfo frame(信号に付帯した情報)などに加えて、光情報信号605により構成される。
このように、光情報信号605は、映像ブランキング期間に存在するデータアイランド期間832を利用して伝送される。なお、上述したように、実施の形態2では説明の簡易化のために、制御信号607と光情報信号605とを分離して説明したが、光情報信号605を制御信号607の一部とする場合には、コントロール期間831に光情報信号605を挿入することも可能である。
HDMI対応のTV650Tの光情報抽出回路662は、映像ブランキング期間のデータアイランド期間832又はコントロール期間831に挿入された光情報信号605を抽出する。そうして、光情報抽出回路662は抽出した光情報信号605を照明装置674に伝送する。これにより、コンテンツ製作者の意図を反映した光情報信号605を照明装置674に反映することが可能になる。
ここで、HDMI対応のTV650Tは、HDCPデクリプト回路658から映像信号抽出回路660を介してTV表示部670に映像を出力するタイミングと、HDCPデクリプト回路658から光情報抽出回路662を介して照明装置674が照明するタイミングを予め設定している。そうして、TV表示部670から映像が出力されるタイミングと照明装置674の照明を点灯するタイミングを一致させている。これにより、画面上に表示されている画像と照明機器との表示のタイミングが予めコンテンツ製作者が意図したタイミングで表示や照射することが可能になる。
具体的には、例えば、光情報抽出回路662を介して照明装置674を点灯するタイミングが、映像信号抽出回路660を介してTV表示部670に映像信号が表示されるタイミングよりも遅い場合には、次のように構成される。すなわち、映像信号抽出回路660とTV表示部670との間にバッファを設けて、照明装置674が点灯するタイミングと一致するタイミングでバッファから映像信号を読み出す構成が可能である。このように構成することによって、その遅れ時間を解消することが可能である。逆に、映像信号抽出回路660を介してTV表示部670に映像が表示されるタイミングが、光情報抽出回路662を介して照明装置674を点灯するタイミングよりも遅い場合、次のように構成される。すなわち、光情報抽出回路662と照明装置674との間にバッファを設ける構成にすることによって、その遅れ時間を解消することが可能である。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について、図9と図10を用いて説明する。図9は、本発明の実施の形態3における映像連動型照明制御システムを示すブロック図である。
図9において、映像連動型照明制御システム900は、映像コンテンツ911、信号読み出し部912、映像信号処理回路913、表示制御装置921、表示装置914、演算回路915、送信装置916、照明装置917、光センサ922、外光923より成る。映像コンテンツ911、信号読み出し部912、映像信号処理回路913、表示装置914、演算回路915、送信装置916、照明装置917は図1および図2に示した映像コンテンツ11、信号読み出し部12、映像信号処理回路13、表示装置14、演算回路15、送信装置16、照明装置17とそれぞれ同様であるので、これらの詳細な説明は省略する。図9の映像連動型照明制御システム900が図1および図2に示した映像連動型照明制御システム100と異なる箇所は、表示制御装置921、光センサ922、外光923である。したがって、表示制御装置921、光センサ922、外光923を中心に以下に説明する。
表示制御装置921は、映像信号処理回路913から入力された信号に対して、表示モードなどに応じて映像信号を補正する。表示モードとは、例えば、「シネマモード」と呼ばれる映画に適したモードや、「ゲームモード」と呼ばれるゲームに適したモードや、「通常モード」と呼ばれる通常のモードなどである。これらの表示モードは、表示するコンテンツに応じてユーザーが選択する。表示制御装置921は、このようにして選択された表示モードなどに応じて映像信号を補正し、補正した映像信号を表示装置914に供給する。また、表示制御装置921は、選択された表示モードなどの情報を信号処理回路913に供給する。
演算回路915は図1および図2を用いて説明した演算回路15と同様の処理を実行するともに、演算回路915での処理内容に関する情報を映像信号処理回路913に供給する。その処理内容とは、強度分布平均回路21や制御信号保持回路22や制御信号読出回路23での図3から図5に関係した信号処理の内容である。
光センサ922は、照明装置917からの光と、表示装置914が置かれた場所に入る外光923の両方の光の程度を検知し、その検知結果に対応する情報を映像信号処理回路913に供給する。
映像信号処理回路913は、例えば、表示制御装置921の動作を校正(キャリブレート)する機能を備える。この場合は、映像信号処理回路913は、表示制御装置921からの情報と光センサ922からの情報と演算回路915からの情報を基にして、表示制御装置921での動作を校正する。また、例えば、映像信号処理回路913は図1に示した映像信号処理回路13の動作に加えて、演算装回路915での動作を校正(キャリブレート)する機能を備える。即ち、映像信号処理回路913は、表示制御装置921からの情報と光センサ922からの情報と演算回路915からの情報を基にして、演算回路915での動作を校正する。
こうすることで、外光923を考慮した上述の校正が可能になり、更に高性能な照明装置917の制御が可能になる。また、表示制御装置921での信号補正と外光923と演算回路915での処理内容を併せて考慮した更に高性能な表示装置914での表示制御も可能になる。
なお、外光923が所定の値よりも強い場合などでは、照明装置917を制御することによる効果が余り期待できない場合や、照明装置917の制御が適切には機能しない場合があり得る。したがって、映像連動型照明制御システム900は、外光923が所定の値よりも強いことを光センサ922は検知した場合には、照明装置917の制御を停止する機能を有することも可能である。
次に、実施の形態3における他の映像連動型照明制御システムについて、図10を用いて説明する。
図10において、映像連動型照明制御システム1000は、映像コンテンツ911、信号読み出し部912、映像信号処理回路913、表示制御装置921、表示装置914、演算回路915、送信装置916、照明装置917、光センサ922、カメラ1001、外光923より成る。図10に示す映像連動型照明制御システム1000において、図9と同一参照番号を付した部分は図9と同様であるので、それらの詳細な説明は省略する。図10に示す映像連動型照明制御システム1000と図9に示した映像連動型照明制御システム900と異なる箇所は、カメラ1001である。したがって、カメラ1001を中心に以下に説明する。
カメラ1001は映像連動型照明制御システム1000が置かれた部屋の壁を撮影し、壁の色や明るさなどを検知し、その結果を映像処理回路915に供給する。こうすることで、映像連動型照明制御システム1000は、演算回路915において外光923や壁の状況を考慮した校正を行い、更に高性能な照明装置917の制御が可能になる。また、更に高性能な表示装置914での表示制御も可能になる。
実施の形態1から実施の形態3で説明したように、本願発明では、表示装置14、914に表示される映像信号の平均輝度等を測定する必要もなく、本来のコンテンツ製作者の意図を充分に表現できる。さらに、本願発明では、表示装置14、914の画面上に表示されている画像と照明機器との表示のタイミングが予めコンテンツ製作者が意図したタイミングで表示することが可能になり、画面に表示された内容と照明機器との内容が一致することが可能になる。
また、表示装置14、914の画面上に表示されるコンテンツの内容に応じて、照明装置17、917の出力を調整することも可能である。例えば、映画コンテンツを表示する場合には、コンテンツ自体は輝度レベルが低く設定されている場合が多い。そのため、照明装置17、917の出力を低く設定することにより、コンテンツと連動した照明の出力を実現することが可能になるという効果がある。
ところで、実施の形態1から3における照明装置17、917に使用される発光体や電球や照明機材によって照射される光の指向特性について、図11Aおよび図11Bに示した配向曲線を用いて説明する。図11Aおよび図11Bは、発光体や電球や照明機材からの方向とその方向での光の強さとの関係を示している。図11Aは、例えば、電球形蛍光灯の配向曲線を示す。電球形蛍光灯は電球形蛍光灯からの方向に関してほぼ一様に光を出力し、全方位に広がりながら光を出力する拡散性の高い特性である。図11Bは、他の発光体あるいは電球の配向曲線を示す。この発光体あるいは電球は、ある方向に集中して光を出力する。この発光体あるいは電球は、0度の方向およびその近傍に集中して光を出力する。
従って、発光体や電球や照明機材の単純なワット数のみではなく、光の方向性や広がりを考慮ことにより、さらに、適切にコンテンツ製作者の意図を反映した照明装置の設定を行うことが可能になる。
なお、上述した実施の形態1から実施の形態3においては、予め照明装置17、917の特性を把握して、その特性に合わせた光情報信号を出力する内容について説明したが、本願発明はこれに限定されるものではない。例えば、照明装置17、917から出力される可視光線により照明装置17、917の特性情報をHDMI対応TV650T又はHDMI対応STB600Sに伝送することも可能である。こうすることにより、照明装置17、917の特性に基づいた出力を行うことも可能である。この場合には、ユーザが照明装置17、917の特性を予め設定する必要がなくなり、操作性が向上するという効果が更にある。
以上の説明から明らかな通り、本発明に係る映像連動型照明制御システムおよび映像連動型照明制御方法は、あらかじめコンテンツの製作者が映像に対して付加したい視覚的効果を、光源の位置情報(方向)と三原色の強度情報に置き換えて映像・音声と共に記録しておく。そうして、これらの信号を読み出す回路と、照明を発光させるタイミングを算出する発光タイミング演算をする回路と、照明の点灯を制御する回路とを備える。発光タイミング演算をする回路は、受け取った光制御信号を解析し、接続された照明の数と位置との関係から発光させるべき照明と各色の強度および表示装置に表示されるタイミングと同期したタイミングを演算する。照明を制御する回路は、発光タイミングを演算する回路により算出された各色の強度の信号を、同回路によって算出されたタイミングで表示装置の周囲に配置された照明へ送信する。
本発明は、映像信号に視聴者の周囲の光(色・明るさ)の情報を加えることで、コンテンツ製作者が表現したい世界をより現実的に表すことができ、視聴者の臨場感を増すことができる。
本発明に係る映像連動型照明制御システムおよび映像連動型照明制御方法は、映像コンテンツの製作者が演出したい光の効果を発揮するための関連情報で照明を制御することにより、視聴者が感じる臨場感をより増大させることができる。映像コンテンツはDVDのようなメディアでもよいし、放送波でもよいし、ネットワークを介して配信されてもよい。また、照明の数量・位置も自由に決めることができ、一般家庭のみならず、映画館のような大規模な施設などに導入することができ、その利用範囲は広い。
本発明は、表示する映像に合わせて視聴者の周囲に配置した照明を制御して視聴の臨場感をより向上する映像連動型照明制御システムおよび映像連動型照明制御方法である。
近年、テレビや映画のような映像の視聴に関して、より臨場感を増すことを目的とした技術が進歩している。特に音声については5.1chのようなサラウンドシステムを導入することで、家庭内においても非常に臨場感のある視聴を楽しむことができる。
一方、映像においては表示される映像の色を解析し、周辺部を照らす照明装置を制御することで視聴する際に広がり感を生じさせる技術が提案されている。例えば、特許文献1では、ディスプレイの全面または複数に分割したそれぞれの領域における各色成分の平均値を求め、各領域に対応する色の照明を行うことでコンテンツを視聴する際に広がり感を生じさせる方法を提案している。
しかしながら、表示する映像によっては、画面上に表示される映像の情報のみで周囲の光の状態を忠実に再現することは難しい。また、例えば、暗い空間内に置かれた物体があり、画面にちょうど入りきる大きさで物体を表示した場合に、ディスプレイの周囲は暗くすべきであるのにも関らずその物体の色でディスプレイの周囲を照らしてしまう。その結果、臨場感という点において、かえって不自然になる場合も考えられる。
このような場合を図12A、図12B、図13A、図13Bを用いて説明する。図12Aは第1のシーンの例であり、図12Bは第2のシーンの例である。例えば、図12Aに示すように、第1のシーンにおいては、暗い室内1201Aに、テーブル1202Aの上に白いコップ1203Aが置かれている。白いコップ1203A以外は輝度が低い暗部であり、白いコップ1203Aは輝度が高い明部である。そうして、図12Bに示すように、次の第2のシーンにおいては、暗い室内1201Bのテーブル1202Bの上に置かれた白いコップ1203Bにフォーカスされているような場合について説明する。白いコップ1203A以外は輝度が低い暗部であり、白いコップ1203Bは輝度が高い明部である。
図12Aに示す第1のシーンにおいては、画面全体の平均輝度を検出した場合には、暗部が支配的であるため、ディスプレイの周囲の照明機器は暗い照度に設定されている。この場合には、画面の内容と照明機器の照度が一致しており問題はない。しかしながら、図12Bに示す第2のシーンにおいては、画面全体の平均輝度を検出した場合には、明部であるコップ1203Bが支配的であるため、極端に明るい(平均輝度レベルの高い)シーンだと誤って判断されることがある。その結果、ディスプレイの周囲の照明機器は明るい照度に設定されてしまう場合がある。
また、図13Aと図13Bは別の例である。図13Aは第3のシーンの例であり、図13Bは第4のシーンの例である。図13Aに示すように、第3のシーンでは、天候が曇りのシーン1301Aにおいて雲1302Aが映し出されている。天候が曇りのシーン1301Aは全体の輝度が低い暗部である。また、図13Bは、次の第4のシーンの例であり、天候が曇りのシーン1301Bにおいて雲1302Bと非常に小さい領域で雷1313Bが映し出されている。なお、雷1313B以外は輝度が低い暗部であり、雷1313Bは輝度が高い明部である。
図13Aに示す第3のシーンにおいては、画面全体の平均輝度を検出した場合には、暗部が支配的であるため、ディスプレイの周囲の照明機器は暗い照度に設定される。この場合には、画面の内容と周辺機器の照度が一致しており問題はない。しかしながら、図13Bに示す第4のシーンにおいては、画面全体の平均輝度を検出した場合には、依然として暗部が支配的であるため、ディスプレイの周囲の照明機器は、暗いシーン(平均輝度レベルの低い)シーンだと判断される。その結果、ディスプレイの周囲の照明機器は暗い照度に設定されてしまう場合がある。本来、雷を表示するシーンにおいては、ディスプレイの周囲の照明機器も同時に並行して点灯と消灯を行うことが望ましいが、実際には、画面の非常に小さい領域の影響は非常に小さくなるため、適切な照明機器の設定を行うことができない場合がある。
つまり、従来の技術である特許文献1においては、画面に表示された映像信号の内容に基づいて照明機器の設定を行っているため、本来のコンテンツ製作者の意図を充分に表現できないという課題が生じる。
また、別の課題としては、画面上に表示されている画像と照明機器との表示のタイミングが予めコンテンツ製作者が意図したタイミングで表示されていない場合には、画面に表示された内容と照明機器との内容が一致しないという問題が生じる。
つまり、従来の技術である特許文献1においては、映像信号を表示する表示装置と照明機器とのタイミングについては考慮されていない。その結果、映像信号を処理するのに要する時間が伴うので、照明機器により照明を設定する時間が映像と一致しない場合には、本来のコンテンツ製作者の意図を充分に表現できないという課題が生じる。
特開2005−251508号公報
本発明は、上記の従来技術での課題を解決するもので、コンテンツ製作者が表現したい世界をより忠実に再現し、視聴者がより臨場感を得られる映像連動型照明制御システムおよび映像連動型照明制御方法を提供する。
映像連動型照明制御システムは、映像コンテンツから光情報信号と映像信号を読み出す信号読み出し部と、映像信号を処理して表示装置に供給する映像信号処理回路と、光情報信号を基にして照明装置の発光のタイミングや強度を演算し光制御信号を生成する演算回路と、照明装置と、演算回路によって生成された光制御信号を照明装置に送信する送信装置とを備える。照明装置は送信装置から出力される光制御信号を受け取り、表示装置に表示される映像内容と連動して発光する。
映像連動型照明制御方法は、映像コンテンツから光情報信号と映像信号を読み出すステップと、映像信号を処理して映像を表示するステップと、光情報信号を基にして照明装置の発光のタイミングや強度を演算して光制御信号を生成するステップと、生成された光制御信号を送信するステップと、送信された光制御信号を受け取りかつ表示される映像の内容と連動して発光するステップとを備える。
本発明の映像連動型照明制御システムを示すブロック図 本発明の映像連動型照明制御システムの詳細な構成を示すブロック図 本発明の所定の色の光における角度と強度の関係の一例を示す図 照明装置を複数配置した場合の視聴者と表示装置と照明装置との位置関係を示す図 複数配置された各照明装置が表現する区間の例を示す図 本発明の映像連動型照明制御システムを示すブロック図 本発明の映像連動型照明制御システムの詳細な構成を示すブロック図 本発明における信号の伝送内容を示す図 本発明の映像連動型照明制御システムを示す他のブロック図 本発明の映像連動型照明制御システムを示す更に他のブロック図 照明装置の特性を示す図 照明装置の特性を示す図 従来の映像連動型照明制御システムの処理を示す図 従来の映像連動型照明制御システムの処理を示す図 従来の映像連動型照明制御システムの処理を示す図 従来の映像連動型照明制御システムの処理を示す図
(実施の形態1)
以下に、本発明の実施の形態1について図1〜図5を用いて説明する。
図1は、本発明の映像連動型照明制御システムを示すブロック図である。図1において、映像連動型照明制御システム100は、映像コンテンツ11、信号読み出し部12、映像信号処理回路13、表示装置14、演算回路15、送信装置16、照明装置17を備える。
映像コンテンツ11には、従来の映像信号や音声信号に加えて、視聴空間を照明するための光源の位置や強度の光情報信号が含まれる。また、映像コンテンツ11は、放送によって受信されたり、記録メディアや各種メモリからの再生であったり、ネットワークを介して受信したりして得られる。
信号読み出し部12は、映像コンテンツ11の信号S1を読み出し、映像信号AD1を映像信号処理装置13に与え、光情報信号L1を演算装置15に与える。
映像信号処理装置13は、インタレース−プログレッシブ変換や種々の高画質化処理など表示装置に映し出すまでに施される全ての信号処理回路を示している。
表示装置14は例えばプラズマディスプレイパネルで構成されていてもよいし、液晶パネルで構成されていてもよいし、ブラウン管式の表示部で構成されていてもよい。
演算回路15は、光情報信号L1に含まれる光の位置情報と強度情報から光制御信号CTL_DLYを生成し、送信装置16に与える。
送信装置16は、与えられた光制御信号CTL_DLYに対応する信号を照明装置17に送信する。この送信方法は有線でもよいし、無線でもよい。
照明装置17は赤、緑、青の三色の照明が一組になっており、各色の強度を示す信号を受け取ることで様々な色を作り出し視聴空間に向けて照らす。演算回路15にあらかじめ登録しておけば、照明装置17の配置の方向や個数を任意に設定できる。
続いて、上記の演算回路15の具体的な構成例を説明する。図2は、図1に示した演算回路15の詳細な構成を示す図である。図2において、演算回路15は、強度分布平均回路21、制御信号保持回路22、制御信号読出回路23を備える。信号読み出し部12からの光情報信号L1は、色の三原色(RGB)各色について、視聴者の周囲何度の位置からどれくらいの強度の光を発生させるかという情報がフィールド単位で記録されている信号である。
図3は、あるフィールドにおけるこの光情報信号L1のうち一色について角度と光の強度の関係を示すグラフである。図3において、縦軸302は照明の光の強度を示し、横軸301は視聴空間を照明するための照明装置17の位置を角度で示している。グラフ303は、その角度と強度の関係を示している。
強度分布平均回路21には、照明装置17が設置される際に角度と数量などの情報が登録されている。強度分布平均回路21は、それらの情報を基にして、図3で示すグラフ303を各照明が担当する区間での強度を平均することにより各照明装置17の発光量を算出する。
図4は、一例として、照明装置17を2個視聴者の左右斜め後方に配置した際の位置関係を示している。図4は、視聴者40を中心にして、表示装置14と、照明装置17Aと、照明装置17Bとの位置関係を示している。この場合、図1の照明装置17は照明装置17Aと照明装置17Bで構成されている。表示装置14の位置は視聴者40の正面にあって、視聴者40から見て角度で0度の方向である。照明装置17Aの位置は視聴者40の斜め左後ろにあって、視聴者40から見て角度で135度の方向である。照明装置17Bの位置は視聴者40の斜め右後ろにあって、視聴者40から見て角度で225度の方向である。
次に、図5は、図4の場合における照明装置17Aと照明装置17Bを前提とし、強度分布平均回路21で平均化を実施する為の積分範囲を示す。図5における縦軸302、横軸301、グラフ303は、それぞれ図3の縦軸302、横軸301、グラフ303と同じである。積分範囲51は照明装置17Bのための積分範囲であり、グラフ303の角度135度を中心に45度の範囲で積分される。積分範囲52は照明装置17Aのための積分範囲であり、グラフ303の角度225度を中心に45度の範囲で積分される。このようにして、強度分布平均回路21は光制御信号CTLを生成して出力する。
なお、この例では積分範囲を45°としているが、照明の数と、配置した位置関係によって個々の照明がどれだけの角度範囲を積分するかをあらかじめ演算回路15で決められる。
制御信号保持回路22は、強度分布平均回路21から出力される光制御信号CTLをある期間保持し、制御信号読出回路23に与える。映像信号AD1が映像信号処理回路13で信号処理されて表示装置14に表示されるまでの時間と、演算回路15が光情報信号L1を受けて照明装置17が発光するまでの時間は同じとは限らない。そのため、この時間差を考慮せず照明装置17を発光させると、表示装置14で表示される映像と照明装置17による光とが同期せず不自然となり、かえって臨場感が損なわれる場合がある。
そこで、制御信号保持回路22および制御信号読出回路23は映像信号AD1が表示装置14に表示されるまでの時間である遅延時間DLYを映像信号処理回路13から受け取る。そうして、制御信号保持回路22は、その遅延時間DLYと照明装置17が発光するまでの時間差分だけ光制御信号CTLを保持し、制御信号読出回路23へ供給する。制御信号読出回路23は、制御信号保持回路22から供給された信号を遅延時間DLYに関連したタイミングで光制御信号CTL_DLYを出力する。このようにして、表示装置14に映し出される映像と照明装置17の光が同期するように調整される。
このようにして、本願発明は、表示装置14に表示された映像信号の内容に基づいて照明機器の設定を行っているため、本来のコンテンツ製作者の意図を充分に表現できる。さらに、本願発明は、表示装置14に表示されている画像と照明機器との表示のタイミングが予めコンテンツ製作者が意図したタイミングで表示することが可能になり、画面に表示された内容と照明機器との内容を一致させることができる。
(実施の形態2)
実施の形態2においては、実施の形態1で示した内容についてより詳細に説明する。なお、実施の形態2を、HDMI規格を利用した場合について説明するが、本願発明はこれに限定されるものではない。また、実施の形態2においては、HDMIソース600(以降、HDMI Source600と記載する)からHDMIシンク650(以降、HDMI Sink650と記載する)に対して映像信号及び制御信号がHDMI680を介して伝送され、その後、上述した照明装置にHDMI Sink650から制御信号(光情報信号)を伝送する例について説明する。HDMI Source600としては、例えばSTB(Set Top Box)を、HDMI Sink650としては、例えばTV(テレビジョン受像機)を仮定して説明する。しかし、本願発明はこれに限定されるものではなく、HDMI Source600の代わりに、放送局から有線又は無線を介して伝送される映像信号及び制御信号に直接対応することも可能である。また、HDMI Source600の代わりに、記録媒体や各種メモリに記録された映像信号及び制御信号に対応することも可能である。更に、HDMI Source600の代わりに、ネットワークを介して得られた映像信号及び制御信号に対応することも可能である。
以下に、本発明を実現するための構成について図6から図8を参照して説明する。図6及び図7は、HDMI規格により構成されたHDMI Source600とHDMI Sink650の構成を示すブロック図である。ここで、HDMI Source600とHDMI Sink650とは、TMDS(Transition Minimized Differential Signaling)チャネル0(以降、TMDS Channel 0と記載する)からTDMSチャネル2((以降、TMDS Channel 2と記載する)、TMDSクロックチャネル(以降、TMDS Clock Channelと記載する)及びDDC(Display Data Channel)ライン(以降、DDC Lineと記載する)により接続されている。図7に示すように、HDMIケーブル680は、4つの差動信号線682、684、686、688により接続されている。3つの差動信号線682、684、686によりTMDSデータが伝送され、1つの差動信号線688によりクロック情報が伝送される。なお、図7の3つの差動信号線682、684、686は、図6のTDMS Channel 0からTDMS Channel 2にそれぞれ対応する。図7の差動信号線688は、図6のTDMSクロック(以降、TDMS Clockと記載する)に対応する。これらの差動信号線682、684、688により、映像、音声及び制御信号(補助データ)が伝送される。なお、図示していないが、HDMIケーブル680を使用する代わりに無線で通信することも可能である。
また、クロック情報であるTDMS Clockを伝送する差動信号線688においては、映像信号クロックが伝送され、その映像信号クロックが上述した3つの差動信号線682から686により伝送されるTMDS Channel 0からTMDS Channel 2データの処理に使用される。さらに、HDMI Source600とHDMI Sink650とは、差動信号線690でも接続されている。図7の差動信号線690は図6のDDCに対応する。この差動信号線690により、HDMI Source600とHDMI Sink650との間でそれぞれの構成やそれぞれの状態等の情報が交換される。また、図7の差動信号線692は図6のCEC Lineに対応し、ユーザ環境において複数種類の映像音声機器間において、高度な制御機能を実現することが可能にするものである。
以下、図7を参照しながら、図6に示すHDMI規格により構成されたHDMI Source600とHDMI Sink650の構成を詳細に説明する。
図7は、HDMI Source600としてHDMI対応のSTB600Sを、HDMI Sink650としてHDMI対応のTV650Tを例に挙げている。まず、HDMI対応のSTB600Sについて説明する。HDMI対応のSTB600Sにおいては、端子602から入力されたRGB映像信号、音声信号603と、端子604から入力された光情報信号605と、端子606から入力された制御信号607とは、多重化回路608に供給される。多重化回路608は、供給された音声信号と光情報信号605と制御信号607を映像信号の無い映像ブランキング期間に時間軸圧縮し、RGB映像信号と多重した多重信号609を生成する。
次に、HDCPエンクリプト回路610は多重信号609を暗号化してコピーガードをかける。暗号化に際して、HDCPエンクリプト回路610は、HDCPKEY612から必要に応じて鍵信号を受け取って暗号化を行う。次に、暗号化された多重信号609Eは、TMDS送信回路614に入力され、10ビットに変換された後、TMDSエンコードされて差動シリアル化されて、HDMI接続端子616を介して伝送される。差動信号線682は図6のTDMS Channel 0であって、B信号(Blue信号)を伝送する。差動信号線684は図6のTDMS Channel 1であってG信号(Green)を伝送する。差動信号線686は図6のTDMS Channel 2であってR信号(Red)を伝送する。差動信号線688は図6のTDMS Clock ChannelであってClock(クロック)を伝送する。映像信号の無い映像ブランキング期間に光情報信号605などが伝送される。なお、光情報信号605は、R信号用、G信号用、B信号用それぞれの情報信号に分割される。R信号用に分割された光情報信号605は、例えば、差動信号線682を介してChannel 0の映像ブランキング期間に重畳して伝送される。B信号用に分割された光情報信号605は、例えば、差動信号線684を介してChannel 1の映像ブランキング期間に重畳して伝送される。G信号用に分割された光情報信号605は、例えば、差動信号線686を介してChannel 2の映像ブランキング期間に重畳して伝送される。また、同様に、音声信号と制御信号607も映像ブランキング期間に重畳される。
ここで、HDCPの鍵情報やEDID情報は、HDMI接続端子616及び652を介して、差動信号線690のI2Cバスで送受信される。EDID654は、ディスプレイが許容する信号フォーマットなどのEDID情報を格納したROM等の蓄積デバイスである。EDID情報は必要に応じてHDMI対応のSTB600Sのマイコン618によって読み出される。より具体的には、マイコン618が、HDMI対応のSTB600SがHDMI対応のTV650Tに接続された事を検出して、EDID654に格納されたEDID情報を読み出す。
次に、HDMI対応のTV650Tについて詳細に説明する。HDMI対応のTV650Tに入力された3系統(RGB)の信号と1系統のクロック信号はTMDS受信回路656に入力される。そうして、この3系統(RGB)の信号はパラレル化及びTMDSデコード及び10/8ビット変換された後、8ビットのRGB映像信号に復元される。復元された8ビットのRGB映像信号は、HDCPデクリプト回路658で暗号が解かれて、映像信号抽出回路660、光情報信号抽出回路662、制御信号抽出回路664、パケット判別回路663にそれぞれ入力される。HDCPデクリプト回路658は、HDMI対応のSTB600Sからの鍵情報に応答して、HDCPKEY666から鍵情報をHDMI対応のSTB600Sに送信する。そうして、HDMI対応のSTB600Sがベリファイした後に、暗号が解除される。
ここで、制御信号抽出回路664は、映像ブランキング期間に重畳されている制御信号607を抽出し、抽出された制御信号607はマイコン668に入力される。パケット判別回路663はパケット判別した結果をマイコン668に入力する。また、映像信号抽出回路660は、RGB映像信号をTV表示部670に伝送する。なお、ここで、図示はしていないが、OSD付加回路等を設けて、マイコンによって制御することにより、RGB映像信号にOSD信号を付加することも可能になる。
次に、光情報信号抽出回路662は、映像ブランキング期間に重畳されている光情報信号605を抽出し、抽出された光情報信号605は照明出力部674に出力される。照明出力部674は図1の照明装置17に相当する。なお、実施の形態2においては、説明の容易化のために光情報信号605と制御信号607とを分離して説明したが、本願発明はこれに限定されるものではなく、光情報信号605を制御信号607の一部とすることも可能である。
ここで、HDMI規格における信号の構成について説明する。図8は、全画面が次の構成であるSD画面を例にしている。全画面において、水平走査期間811の画素数は858画素で、垂直走査期間821のライン数は525ラインである。その中の有効画面については、水平有効期間812の画素数は720画素で、垂直有効期間822のライン数は480ラインである。水平同期信号810の期間を含んで、水平ブランキング期間813が存在している。垂直同期信号820の期間を含んで、垂直ブランキング期間823が存在している。この水平ブランキング期間813と垂直ブランキング期間823を総称して映像ブランキング期間と呼んでいる。なお、この全画面において、枠で囲まれた白い部分と、枠で囲まれた右上がりの斜線の部分と、枠で囲まれた右下がりの斜線の部分とで構成されている。枠で囲まれた白い部分は、コントロール期間(Control Period)831である。枠で囲まれた右上がりの斜線の部分は、データアイランド期間(Data island Period)832である。枠で囲まれた右下がりの斜線の部分は、ビデオ期間(Video Data Period)833である。そうして、TMDS期間(TMDS Period)830は、コントロール期間831と、データアイランド期間832と、ビデオ期間833で構成されている。データアイランド期間832でパケットデータ(Packet data)が伝送される。パケットデータは、Audio sample(音声信号の標本化情報)やInfo frame(信号に付帯した情報)などに加えて、光情報信号605により構成される。
このように、光情報信号605は、映像ブランキング期間に存在するデータアイランド期間832を利用して伝送される。なお、上述したように、実施の形態2では説明の簡易化のために、制御信号607と光情報信号605とを分離して説明したが、光情報信号605を制御信号607の一部とする場合には、コントロール期間831に光情報信号605を挿入することも可能である。
HDMI対応のTV650Tの光情報抽出回路662は、映像ブランキング期間のデータアイランド期間832又はコントロール期間831に挿入された光情報信号605を抽出する。そうして、光情報抽出回路662は抽出した光情報信号605を照明装置674に伝送する。これにより、コンテンツ製作者の意図を反映した光情報信号605を照明装置674に反映することが可能になる。
ここで、HDMI対応のTV650Tは、HDCPデクリプト回路658から映像信号抽出回路660を介してTV表示部670に映像を出力するタイミングと、HDCPデクリプト回路658から光情報抽出回路662を介して照明装置674が照明するタイミングを予め設定している。そうして、TV表示部670から映像が出力されるタイミングと照明装置674の照明を点灯するタイミングを一致させている。これにより、画面上に表示されている画像と照明機器との表示のタイミングが予めコンテンツ製作者が意図したタイミングで表示や照射することが可能になる。
具体的には、例えば、光情報抽出回路662を介して照明装置674を点灯するタイミングが、映像信号抽出回路660を介してTV表示部670に映像信号が表示されるタイミングよりも遅い場合には、次のように構成される。すなわち、映像信号抽出回路660とTV表示部670との間にバッファを設けて、照明装置674が点灯するタイミングと一致するタイミングでバッファから映像信号を読み出す構成が可能である。このように構成することによって、その遅れ時間を解消することが可能である。逆に、映像信号抽出回路660を介してTV表示部670に映像が表示されるタイミングが、光情報抽出回路662を介して照明装置674を点灯するタイミングよりも遅い場合、次のように構成される。すなわち、光情報抽出回路662と照明装置674との間にバッファを設ける構成にすることによって、その遅れ時間を解消することが可能である。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について、図9と図10を用いて説明する。図9は、本発明の実施の形態3における映像連動型照明制御システムを示すブロック図である。
図9において、映像連動型照明制御システム900は、映像コンテンツ911、信号読み出し部912、映像信号処理回路913、表示制御装置921、表示装置914、演算回路915、送信装置916、照明装置917、光センサ922、外光923より成る。映像コンテンツ911、信号読み出し部912、映像信号処理回路913、表示装置914、演算回路915、送信装置916、照明装置917は図1および図2に示した映像コンテンツ11、信号読み出し部12、映像信号処理回路13、表示装置14、演算回路15、送信装置16、照明装置17とそれぞれ同様であるので、これらの詳細な説明は省略する。図9の映像連動型照明制御システム900が図1および図2に示した映像連動型照明制御システム100と異なる箇所は、表示制御装置921、光センサ922、外光923である。したがって、表示制御装置921、光センサ922、外光923を中心に以下に説明する。
表示制御装置921は、映像信号処理回路913から入力された信号に対して、表示モードなどに応じて映像信号を補正する。表示モードとは、例えば、「シネマモード」と呼ばれる映画に適したモードや、「ゲームモード」と呼ばれるゲームに適したモードや、「通常モード」と呼ばれる通常のモードなどである。これらの表示モードは、表示するコンテンツに応じてユーザーが選択する。表示制御装置921は、このようにして選択された表示モードなどに応じて映像信号を補正し、補正した映像信号を表示装置914に供給する。また、表示制御装置921は、選択された表示モードなどの情報を信号処理回路913に供給する。
演算回路915は図1および図2を用いて説明した演算回路15と同様の処理を実行するともに、演算回路915での処理内容に関する情報を映像信号処理回路913に供給する。その処理内容とは、強度分布平均回路21や制御信号保持回路22や制御信号読出回路23での図3から図5に関係した信号処理の内容である。
光センサ922は、照明装置917からの光と、表示装置914が置かれた場所に入る外光923の両方の光の程度を検知し、その検知結果に対応する情報を映像信号処理回路913に供給する。
映像信号処理回路913は、例えば、表示制御装置921の動作を校正(キャリブレート)する機能を備える。この場合は、映像信号処理回路913は、表示制御装置921からの情報と光センサ922からの情報と演算回路915からの情報を基にして、表示制御装置921での動作を校正する。また、例えば、映像信号処理回路913は図1に示した映像信号処理回路13の動作に加えて、演算装回路915での動作を校正(キャリブレート)する機能を備える。即ち、映像信号処理回路913は、表示制御装置921からの情報と光センサ922からの情報と演算回路915からの情報を基にして、演算回路915での動作を校正する。
こうすることで、外光923を考慮した上述の校正が可能になり、更に高性能な照明装置917の制御が可能になる。また、表示制御装置921での信号補正と外光923と演算回路915での処理内容を併せて考慮した更に高性能な表示装置914での表示制御も可能になる。
なお、外光923が所定の値よりも強い場合などでは、照明装置917を制御することによる効果が余り期待できない場合や、照明装置917の制御が適切には機能しない場合があり得る。したがって、映像連動型照明制御システム900は、外光923が所定の値よりも強いことを光センサ922は検知した場合には、照明装置917の制御を停止する機能を有することも可能である。
次に、実施の形態3における他の映像連動型照明制御システムについて、図10を用いて説明する。
図10において、映像連動型照明制御システム1000は、映像コンテンツ911、信号読み出し部912、映像信号処理回路913、表示制御装置921、表示装置914、演算回路915、送信装置916、照明装置917、光センサ922、カメラ1001、外光923より成る。図10に示す映像連動型照明制御システム1000において、図9と同一参照番号を付した部分は図9と同様であるので、それらの詳細な説明は省略する。図10に示す映像連動型照明制御システム1000と図9に示した映像連動型照明制御システム900と異なる箇所は、カメラ1001である。したがって、カメラ1001を中心に以下に説明する。
カメラ1001は映像連動型照明制御システム1000が置かれた部屋の壁を撮影し、壁の色や明るさなどを検知し、その結果を映像処理回路915に供給する。こうすることで、映像連動型照明制御システム1000は、演算回路915において外光923や壁の状況を考慮した校正を行い、更に高性能な照明装置917の制御が可能になる。また、更に高性能な表示装置914での表示制御も可能になる。
実施の形態1から実施の形態3で説明したように、本願発明では、表示装置14、914に表示される映像信号の平均輝度等を測定する必要もなく、本来のコンテンツ製作者の意図を充分に表現できる。さらに、本願発明では、表示装置14、914の画面上に表示されている画像と照明機器との表示のタイミングが予めコンテンツ製作者が意図したタイミングで表示することが可能になり、画面に表示された内容と照明機器との内容が一致することが可能になる。
また、表示装置14、914の画面上に表示されるコンテンツの内容に応じて、照明装置17、917の出力を調整することも可能である。例えば、映画コンテンツを表示する場合には、コンテンツ自体は輝度レベルが低く設定されている場合が多い。そのため、照明装置17、917の出力を低く設定することにより、コンテンツと連動した照明の出力を実現することが可能になるという効果がある。
ところで、実施の形態1から3における照明装置17、917に使用される発光体や電球や照明機材によって照射される光の指向特性について、図11Aおよび図11Bに示した配向曲線を用いて説明する。図11Aおよび図11Bは、発光体や電球や照明機材からの方向とその方向での光の強さとの関係を示している。図11Aは、例えば、電球形蛍光灯の配向曲線を示す。電球形蛍光灯は電球形蛍光灯からの方向に関してほぼ一様に光を出力し、全方位に広がりながら光を出力する拡散性の高い特性である。図11Bは、他の発光体あるいは電球の配向曲線を示す。この発光体あるいは電球は、ある方向に集中して光を出力する。この発光体あるいは電球は、0度の方向およびその近傍に集中して光を出力する。
従って、発光体や電球や照明機材の単純なワット数のみではなく、光の方向性や広がりを考慮ことにより、さらに、適切にコンテンツ製作者の意図を反映した照明装置の設定を行うことが可能になる。
なお、上述した実施の形態1から実施の形態3においては、予め照明装置17、917の特性を把握して、その特性に合わせた光情報信号を出力する内容について説明したが、本願発明はこれに限定されるものではない。例えば、照明装置17、917から出力される可視光線により照明装置17、917の特性情報をHDMI対応TV650T又はHDMI対応STB600Sに伝送することも可能である。こうすることにより、照明装置17、917の特性に基づいた出力を行うことも可能である。この場合には、ユーザが照明装置17、917の特性を予め設定する必要がなくなり、操作性が向上するという効果が更にある。
以上の説明から明らかな通り、本発明に係る映像連動型照明制御システムおよび映像連動型照明制御方法は、あらかじめコンテンツの製作者が映像に対して付加したい視覚的効果を、光源の位置情報(方向)と三原色の強度情報に置き換えて映像・音声と共に記録しておく。そうして、これらの信号を読み出す回路と、照明を発光させるタイミングを算出する発光タイミング演算をする回路と、照明の点灯を制御する回路とを備える。発光タイミング演算をする回路は、受け取った光制御信号を解析し、接続された照明の数と位置との関係から発光させるべき照明と各色の強度および表示装置に表示されるタイミングと同期したタイミングを演算する。照明を制御する回路は、発光タイミングを演算する回路により算出された各色の強度の信号を、同回路によって算出されたタイミングで表示装置の周囲に配置された照明へ送信する。
本発明は、映像信号に視聴者の周囲の光(色・明るさ)の情報を加えることで、コンテンツ製作者が表現したい世界をより現実的に表すことができ、視聴者の臨場感を増すことができる。
本発明に係る映像連動型照明制御システムおよび映像連動型照明制御方法は、映像コンテンツの製作者が演出したい光の効果を発揮するための関連情報で照明を制御することにより、視聴者が感じる臨場感をより増大させることができる。映像コンテンツはDVDのようなメディアでもよいし、放送波でもよいし、ネットワークを介して配信されてもよい。また、照明の数量・位置も自由に決めることができ、一般家庭のみならず、映画館のような大規模な施設などに導入することができ、その利用範囲は広い。
11 映像コンテンツ
12 信号読み出し部
13 映像信号処理回路
14 表示装置
15 演算回路
16 送信装置
17 照明装置
21 強度分布平均回路
22 制御信号保持回路
23 制御信号読出回路
100 映像連動型照明制御システム
900 映像連動型照明制御システム
911 映像コンテンツ
912 信号読み出し部
913 映像信号処理回路
914 表示装置
915 演算回路
916 送信装置
917 照明装置
921 表示制御装置
922 光センサ
1000 映像連動型照明制御システム
1001 カメラ

Claims (5)

  1. 映像コンテンツから光情報信号と映像信号を読み出す信号読み出し部と、
    前記映像信号を処理して表示装置に供給する映像信号処理回路と、
    前記光情報信号を基にして照明装置の発光のタイミングや強度を演算し、光制御信号を生成する演算回路と、
    照明装置と、
    前記演算回路によって生成された前記光制御信号を前記照明装置に送信する送信装置と
    を備え、
    前記照明装置は前記送信装置から出力される前記光制御信号を受け取り、前記表示装置に表示される映像内容と連動して発光する
    映像連動型照明制御システム。
  2. 前記映像信号処理回路からの前記映像信号を補正して前記表示装置に供給すると共に、前記補正内容に関連する情報を前記映像信号処理回路へ供給する表示制御装置と、
    前記照明装置による光と外光との少なくとも一方を検知し、検知した結果に対応する情報を前記映像信号処理回路へ供給する光センサと
    を更に備え、
    前記映像信号処理回路は前記表示制御装置から供給される情報と前記光センサから供給される情報との少なくとも一方の情報を基にして、前記演算回路と前記表示制御装置との少なくとも一方を校正する
    請求項1に記載の映像連動型照明制御システム。
  3. 前記表示装置が置かれている部屋の壁を撮影し、撮影した前記壁に関連する情報を前記映像信号処理回路へ供給するカメラを更に備え、
    前記映像信号処理回路は前記表示制御装置から供給される情報と前記光センサから供給される情報と前記カメラから供給される情報の少なくとも1つの情報を基にして、前記演算回路を校正する請求項2に記載の映像連動型照明制御システム。
  4. 前記演算回路は、
    前記映像信号が前記表示装置で信号処理されて表示されるまでにかかる遅延時間の情報を前記映像信号処理回路から受け取り、
    前記信号読み出し部から受け取った前記光情報信号を演算して前記照明装置で発光するまでの時間と前記遅延時間との差だけ前記制御信号を保持して出力することによって前記表示装置で表示される映像と前記照明装置での照明のタイミングを調整する
    請求項1から3の何れか1項に記載の映像連動型照明制御システム。
  5. 映像コンテンツから光情報信号と映像信号を読み出すステップと、
    前記映像信号を処理して映像を表示するステップと、
    前記光情報信号を基にして照明装置の発光のタイミングや強度を演算し、光制御信号を生成するステップと、
    前記生成された前記光制御信号を送信するステップと、
    前記送信された前記光制御信号を受け取り、前記表示される映像の内容と連動して発光するステップと
    を備える映像連動型照明制御方法。
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