JPWO2009025119A1 - メタルハライドランプ - Google Patents

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Abstract

本発明のメタルハライドランプは、内部に放電空間が形成された放電部、及び前記放電部の両端に形成された一対の封止部を有する気密容器と、前記放電空間に封入された希ガス及びスカンジウムハロゲン化物を有する金属ハロゲン化物を含み、水銀を実質含まない放電媒体と、前記封止部に封着された金属箔と、一端が前記金属箔に接続され、他端が前記放電空間内で対向配置されるようにして設けられた一対の電極と、前記封止部内の前記電極に巻装されたコイルとを具備し、前記スカンジウムハロゲン化物の重量比が30%以上であって、前記コイルの外径Rが0.45mm以上、0.60mm以下である。

Description

本発明は、白動車の前照灯等に用いられるメタルハライドランプに関するものである。
水銀を用いないメタルハライドランプ(以下、水銀フリーランプ)は、特開2005−339999号公報(以下、特許文献1)などで知られており、両端が封止された気密容器の放電空間内に、ナトリウム、スカンジウム、亜鉛などの金属ハロゲン化物とキセノン等の希ガスからなる放電媒体を封入し、前記封止部に封着された金属箔に接続された電極に電圧を印加することによって前記放電媒体を励起し、所定の光を生成するようになっている。
なお、前記電極にはコイルを被覆し、前記コイルと前記封止部との間に局部的に隙間を形成することによって、前記電極と前記封止部との接触面積を減少させ、前記封止部にクラックが形成されるのを防止している。
特開2005−339999公報
(発明が解決しようとする課題)
現在、このような水銀フリーランプでは、全光束及びランプ電圧などの特性をさらに良好にするために、スカンジウムのハロゲン化物を多量に封入する試みがされている。しかしながら、重量比にして30%以上のスカンジウムハロゲン化物を封入すると、上述のようにコイルで電極を被覆した場合においても、封止部においてクラックが発生して放電媒体のリークに至る、いわゆる軸リークが発生しやすくなるという問題が生じていた。
本発明の目的は、重量比で30%以上のスカンジウムハロゲン化物が封入されたメタルハライドランプにおいて、軸リークを抑制可能なメタルハライドランプを提供することにある。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本発明のメタルハライドランプは、内部に放電空間が形成された放電部、及び前記放電部の両端に形成された一対の封止部を有する気密容器と、前記放電空間に封入された希ガス及びスカンジウムハロゲン化物を有する金属ハロゲン化物を含み、水銀を実質含まない放電媒体と、前記封止部に封着された金属箔と、一端が前記金属箔に接続され、他端が前記放電空間内で対向配置されるようにして設けられた一対の電極と、前記封止部内の前記電極に巻装されたコイルとを具備し、前記スカンジウムハロゲン化物の重量比が30%以上であって、前記コイルの外径Rが0.45mm以上、0.60mm以下であることを特徴とする。
(発明の効果)
本発明によれば、重量比で30%以上のスカンジウムハロゲン化物が封入されたメタルハライドランプにおいて、軸リークを抑制することができる。
本発明のメタルハライドランプの一例を説明するための概略構成図である。 図1に示すメタルハライドランプの封止部近傍を拡大して示す図である。 図1のメタルハライドランプの一仕様について説明するための図である。 ヨウ化スカンジウムの重量比を変化させたときの2000時間、点灯後の軸リーク発生率について説明するための図である。 点灯後の電極電端部の様子を示す図である。 コイル外径Rを変化させたときの軸リーク発生時間について説明するための図である。 コイル外径Rと軸リーク発生時間との関係を示すグラフである。 電極の長さL1とコイルの巻装長さL2との比L2/L1と軸リーク発生率との関係を示すグラフである。 コイルの巻装長さL2と電極封着長さL3との比L2/L3と、軸リーク発生時間との関係を示すグラフである。
以下に、本発明のメタルハライドランプの一実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明のメタルハライドランプの一例を説明するための概略構成図であり、図2は、図1に示すメタルハライドランプの封止部近傍を拡大して示す図である。
図1及び2に示すように、本態様における、メタルハライドランプは、耐熱性と透光性を具備した材料、たとえば石英ガラスからなる気密容器1を有している。気密容器1はランプ軸方向に細長い形状であって、その略中央部に略楕円形の放電部11が形成されている。放電部11の両端部には、板状の封止部12a、12bが形成されており、さらにその両端には、筒状の非封止部13a、13bが形成されている。
放電部11の内部には、軸方向において、中央部が略円柱状、その両端部がテーパ状の放電空間14が形成されている。この放電空間14の容積は、白動車前照灯用として用いる場合は、10mm〜40mmであるのが望ましい。
放電空間14には、金属ハロゲン化物2及び希ガスとからなる放電媒体が封入されている。金属ハロゲン化物2は、ナトリウム(Na)、スカンジウム(Sc)、亜鉛(Zn)、インジウム(In)のハロゲン化物で構成されている。そのうち、スカンジウムハロゲン化物の重量比は、全光束、ランプ電圧などを上昇させるために30重量%以上としている。ただし、スカンジウムハロゲン化物の重量比が高すぎると、電極先端部の温度が過剰に上昇してしまうため、50重量%以下であるのが望ましい。
なお、金属ハロゲン化物に結合されているハロゲンは、ヨウ素、臭素、塩素、又は複数のハロゲンを組み合わせて使用してもよく、例えばヨウ化ナトリウム(NaI)、ヨウ化スカンジウム(ScI)、ヨウ化亜鉛(ZnI)、臭化インジウム(InBr)などの組み合わせで使用することができる。
希ガスとしては、始動直後の発光効率が高く、主に始動用ガスとして作用するキセノン(Xe)が封入されている。キセノンの封入圧力は、室温(25℃)において10atm以上、さらには13atm以上であるのが望ましく、上限は特にないが、現状では20atm程度が封入限界である。
ここで、放電空間14には、実質水銀は含まれていない。この「実質水銀を含まない」とは、水銀を全く含まないか、又は従来の水銀入りのメタルハライドランプと比較してもほとんど封入されていないに等しい程度の量、例えば1mlあたり2mg未満、好ましくは1mg以下の水銀量が存在していても許容することを意味するものである。
封止部12a、12bの内部には、図1に示すように電極マウント3a、3bが封止されている。この電極マウント3a、3bは、金属箔3a1、3b1、電極3a2、3b2、コイル3a3、3b3、外部リード線3a4、3b4からなる。
金属箔3a1、3b1は、例えば、モリブデンからなる薄い金属板である。
電極3a2、3b2は、例えば、タングステンに酸化トリウムをドープしたトリエーテッドタングステン電極であり、その直径r1は、実用上、例えば0.30mm以上、0.40mm以下とすることができる。その一端は封止部12a、12b内で金属箔3a1、3b1に接続され、他端は放電空間14内で所定の電極間距離を保って、互いに対向するように配置されている。
ここで、対向する電極間の距離としては、外観上における距離で4.1mm〜4.5mm (実際の距離では3.5mm〜3.9mm)であるのが望ましい。
コイル3a3、3b3は、例えば、ドープタングステンからなり、封止部12a、12bに封着された電極3a2、3b2の軸部の軸周りに螺旋状に巻かれている。ただし、コイル3a3、3b3は、金属箔3a1、3b1と接続された電極3a2、3b2の軸部分には巻装しておらず、ほぼ箔端から放電空間14方向に巻装している。
コイルピッチは150%以上、300%以下での使用が望ましい。また、コイルの直径r2は0.04mm以上、0.12mm以下を使用でき、電極軸とのマッチングを考慮すると、電極径r1とコイル径r2とは、0.15≦r2/r1≦0.30の関係を満たすのが望ましい。
ここで、コイル3a3、3b3の外径R(≒電極径r1+コイル径r2×2)は、0.45mm以上、0.60mm以下であることが必要であり、好ましくは、0.50mm以上、0.60mm以下である。
これは、以下に具体的に説明するように、電極3a2、3b2の対向する先端部の温度が低下して、かかる部分の溶融度合いが減少し、アークスポットの形成箇所が封止部12a、12bから離隔して、封止部12a、12bが前記アークスポットの熱的影響を受ける度合いが減少するためと考えられる。
また、色度変化を抑制し、本発明の効果の再現性および安定性を高めるためには、電極長L1とコイル巻装長L2とは、0.37≦L2/L1≦0.47の関係を満たすのが望ましい。さらに、コイル巻装長L2と電極封着長L3とは、0.50≦L2/L3≦0.90の関係を満たすのが望ましい。なお、これらの結果は、以下に説明するように、具体的な実験事実に基づいて導出されたものである。
外部リード線3a4、3b4は、例えば、モリブデンからなり、放電部11に対して反対側の金属箔3a1、3b1の端部に、溶接により接続されている。外部リード線3a4、3b4の他端側は、管軸に沿って封止部12a、12bの外部に延出している。なお、前端側に延出したリード線3b4には、ニッケルからなるL字状のサポートワイヤ3cの一端が接続されている。そのサポートワイヤ3cの他端は、後述するソケット6の方向に延出し、その管軸と平行している部分には、セラミツクからなるスリーブ4が被覆されている。
上記で構成された気密容器1の外側には、石英ガラスにチタン、セリウム、アルミニウム等の酸化物が添加されてなる筒状の外管5が、管軸に沿って気密容器1と同心状に設けられている。それらの接続は、気密容器1両端の筒状の非封止部13a、13bと外管5の両端部を溶融することにより行なわれている。気密容器1と外管5との間の空間には、例えば、窒素やネオン、アルゴン、キセノン等の希ガスを一種又は混合して0.05atm〜0.3atmの圧力で封入することができる。
そして、気密容器1を内部に覆った状態の外管5の非封止部13a側には、ソケット6が接続される。これらの接続は、外管5の非封止部13a付近の外周面に装着された金属バンド71を、ソケット6の気密容器1保持側の開口端に形成された4本の金属製の舌片72(図1では、2本を図示)により挟持することによって行なわれている。そして、接続をさらに強固にするため、金属バンド71及び舌片72の接触点をレーザーによって溶接している。
なお、ソケット6の底部には底部端子8a、側部には側部端子8bが形成されており、それぞれリード線3a4、サポートワイヤ3cが接続されている。
これらで構成されたランプの底部端子8a、側部端子8bに点灯回路を接続することにより、安定時は約35W、始動時はその2倍以上である約75Wの電力で水平点灯される。
図3は、図1のメタルハライドランプの一仕様について説明するための図である。なお、以下の試験は特に言及しない限り寸法、材料等はこの仕様に基づいて行っている。
・放電容器1;石英ガラス製、放電空間14の内容積:27mm、内径A=2.5mm、外径B=6.2mm、長手方向の球体長C=7.8mm、
・金属ハロゲン化物2;ScI−NaI−ZnI−InBr=0.04mg(そのうち、ScIは35重量%)、
・希ガス;キセノン=13atm、
・水銀;0mg、
・金属箔3a1、3b1;モリブデン製、
・電極3a2、3b2;トリエーテッドタングステン製、直径r1=0.38mm、電極長L1=7.5mm、封着長L3=4.65mm、電極間距離D=3.75mm、
・コイル3a3、3b3;ドープタングステン製、直径r2=0.06mm、コイルピッチ=200%、コイル巻装長L2=3.2mm、外径R=0.50mm、L2/L1=0.427、L2/L3=0.688。
図4は、ヨウ化スカンジウムの重量比を変化させたときの2000時間、点灯後の軸リーク発生率について説明するための図であり、試験本数はそれぞれ10本、試験条件は自動車前照灯HID光源の規格であるJEL215に定められたEU120分モードの点滅サイクルである。ただし、本試験においては、外径R=0.42mm(直径r1=0.30mm、直径r2=0.06mm)である。
図4からわかるように、ヨウ化スカンジウムの重量比が増加し、特に30重量%以上になると、軸リークが発生しやすくなる傾向がある。この傾向はヨウ化物以外のスカンジウムハロゲン化物でも同様である。これは電極先端部の溶融が関係しているものと考えられる。
図5は、点灯後の電極電端部の様子を示す図である。スカンジウムハロゲン化物の重量比が25重量%である図5Aでは、電極先端部はあまり溶融していないが、45重量%である図5Bでは、電極先端部が著しく溶融している。図5Bのように電極先端部が溶融してしまうと、アークスポット9a、9bの形成場所が封止部12a、12b側に移動し、ガラスに封着された電極3a2、3b2の温度が上昇するため、軸リークが発生しやすくなってしまう。つまり、軸リーク抑制の観点では、スカンジウムハロゲン化物の封入量は少ない方が望ましい。
しかしその一方で、例えば、ヨウ化スカンジウムの重量比を25重量%から45重量%に変化させると、全光束は約501m、ランプ電圧は約5V上昇させることができる。つまり、ランプ特性向上の観点では、スカンジウムハロゲン化物を多量に封入した方がよい。以上のようなことから、ランプ特性を向上させるためにスカンジウムハロゲン化物を30重量%以上封入するような場合には、軸リークを抑制する対策を同時に講じる必要がある。
このような経緯から、本発明者は電極溶融を抑制するために、電極先端部の温度を低減することが重要であると考え、電極3a2、3b2に巻装されるコイル3a3、3b3の外径Rを大きくするという発想に至った。なお、封止部12a、12bに封着された電極3a2、3b2にコイル3a3、3b3を巻装することは、特開2001−76676公報、国際公開第2006/058513号パンフレットなどで公知である。しかし、これらはコイルによりガラスと電極軸との密着性を程よく低下させることで軸リークを抑制するものであり、電樋先端部の温度を低減するためにコイル外径Rを大きくしようとする教示はない。
図6は、コイル外径Rを変化させたときの軸リーク発生時間について説明するための図である。なお、軸リーク発生時間とは、10本中、最初の一本が軸リークに至った時間を意味する。図6から明らかなように、コイル外径Rが大きいほど軸リークが発生しにくくなる傾向がある。具体的には、電極3a2、3b2の直径r1が0.30mm以上、0.40mm以下の場合において、コイル3a3、3b3の外径Rが0.45mm以上の場合に軸リークが発生しにくいことが分かる。
図7は、コイル外径Rと軸リーク発生時間との関係を示すグラフである。図7から分かるように、コイル外径Rが0.45mm以上では軸リークの抑制効果が特に高くなり、2500時間以上軸リークの発生を抑制することができる。さらに、コイル外径Rが0.50mm以上であれば3000時間以上軸リークの発生を抑制することができる。したがって、コイル外径Rは、0.45mm以上、さらには0.50mm以上であるのが望ましい。
ただし、コイル外径Rが大きくなると金属ハロゲン化物2が電極軸に沿って封止部に侵入しやすくなり、寿命中の色度変化が大きくなってしまう。例えば、コイル外径R=0.60mmよりも大きいと、初期点灯時と比較して1000時間点灯後の色度が色度xで−0.02、色度yで−0.02程度変化してしまい、目視でも色の変化が明らかになってしまう。したがって、コイル外径Rは0.60mm以下であるのが望ましい。
なお、電極の長さL1、コイルの巻装長さL2、電極封着長さL3等を好適に設計することで、上記効果の再現性及び安定性を高めることができる。すなわち、コイル外径Rが0.45mm以上、0.60mm以下であっても、電極長とコイル巻装長のバランスによっては電極先端部の温度の低減効果が低くなり、所望の効果を得ることはできない場合がある。
図8は、電極の長さL1とコイルの巻装長さL2との比L2/L1と軸リーク発生率との関係を示すグラフである。図8から明らかなように、L2/L1が大きくなると軸リーク発生率は減少している。ただし、L2/L1が大きすぎると寿命中の色度変化が大きくなる傾向がある。したがって、0.37≦L2/L1≦0.47であるのが望ましい。
図9は、コイルの巻装長さL2と電極封着長さL3との比L2/L3と、軸リーク発生時間との関係を示すグラフである。図9から明らかなように、軸リーク発生時間を考慮すると、L2/L3は大きい方が好ましい。ただし、L2/L3が大きすぎると同様に寿命中の色度変化が大きくなる傾向がある。したがって、0.50≦L2/L3≦0.90、さらには0.60≦L2/L3≦0.80であるのが望ましい。
同様の観点から、コイルピッチを150%以上、300%以下とするのが望ましい。
したがって、本実施の形態では、金属ハロゲン化物2中のスカンジウムハロゲン化物の重量比を30%以上としたメタルハライドランプであっても、コイル3a3、3b3の外径R(mm)を0.45≦R≦0.60を満たすことにより、スカンジウムハロゲン化物の多量封入に伴う軸リークの発生を抑制しつつ、全光束・ランプ電圧等のランプ特性を向上させることができる。
その際、電極長さL1とコイル巻装長さL2の関係L2/L1が、0.37≦L2/L1≦0.47、コイル巻装長さL2と電極封着長さL3の関係L2/L3が、0.50≦L2/L1≦0.90を満たすように設計することで、上記効果の再現性及び安定性を高めることができる。また、コイルピッチを150%以上、300%以下とするのが望ましい。
以上、具体例を挙げながら発明の実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明してきたが、本発明は上記内容に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸脱しない限りにおいてあらゆる変形や変更が可能である。

Claims (6)

  1. 内部に放電空間が形成された放電部、及び前記放電部の両端に形成された一対の封止部を有する気密容器と、
    前記放電空間に封入された希ガス及びスカンジウムハロゲン化物を有する金属ハロゲン化物を含み、水銀を実質含まない放電媒体と、
    前記封止部に封着された金属箔と、
    一端が前記金属箔に接続され、他端が前記放電空間内で対向配置されるようにして設けられた一対の電極と、
    前記封止部内の前記電極に巻装されたコイルとを具備し、
    前記スカンジウムハロゲン化物の重量比が30%以上であって、前記コイルの外径Rが0.45mm以上、0.60mm以下であることを特徴とする、請求項1に記載のメタルハライドランプ。
  2. 前記コイルの外径Rが0.50mm以上、0.60mm以下であることを特徴とする、請求項1に記載のメタルハライドランプ。
  3. 前記電極の直径r1が0.30mm以上、0.40mm以下であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のメタルハライドランプ。
  4. 前記電極の長さをL1、前記コイルの巻装長さをL2とした場合に、0.37≦L2/L1≦0.47なる関係を満足することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載のメタルハライドランプ。
  5. 前記コイルの巻装長さをL2、前記電極の封着長さをL3とした場合に、0.50≦L2/L3≦0.90なる関係を満足することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一に記載のメタルハライドランプ。
  6. 前記コイルのピッチが、150%以上、300%以下であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一に記載のメタルハライドランプ。
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