JP4972172B2 - 放電ランプ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の前照灯やプロジェクタ等に使用される放電ランプに関するものである。
自動車の前照灯に使用される放電ランプは、特開2007−87683公報(以下、特許文献1)や国際公開第2007/086527号パンフレット(以下、特許文献2)で知られているように、両端が封止された気密容器の放電空間内に、ナトリウム、スカンジウム、亜鉛などの金属のハロゲン化物とキセノン等の希ガスからなる放電媒体を封入し、封止部に封着された金属箔に接続された電極に電圧を印加することによって放電媒体を励起し、所定の光を生成するようになっている。
しかしながら、この種の放電ランプでは、電極軸とガラスとの間に形成されるわずかな隙間を介して放電空間に封入した金属ハロゲン化物が金属箔にまで侵入し、シール部を構成するガラスと金属箔とを剥離させてクラックリーク(以下、箔リーク)を発生させやすいという問題がある。なお、この問題は電極軸にコイルを巻装するとさらに顕著になる。
そこで、特許文献1では、金属箔に穴を形成し、その穴内にシール部を構成するガラスを入り込ませることによって、金属箔とシール部との密着性を向上させ、箔リークを抑制するようにしている。また、特許文献2では、金属箔の表面をレーザによって凹凸状に加工し、シール部との密着性を向上させて、箔リークを抑制するようにしている。
特開2007−87683公報 国際公開第2007/086527号パンフレット
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、上述のような箔リーク対策では、放電ランプのさらなる長寿命化の要請を満足することができず、更なる改良が必要となっている。
本発明の目的は、箔リークの発生を抑制することができる放電ランプを提供することにある。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本発明の放電ランプは、内部に空間が形成されてなる発光部、及び前記発光部の少なくとも一端に形成されたシール部を有する気密容器と、前記発光部内に封入された希ガス及び金属ハロゲン化物を含む放電媒体と、前記シール部に封着された金属箔と、一端が前記金属箔上に重畳して接合され、他端は前記発光部の前記空間に導出されて対向配置されるようにして設けられた一対の電極とを具備し、前記電極が重ね合わされた前記金属箔の裏面側の少なくとも一部に凹部が形成され、前記凹部付近の前記シール部に圧縮歪みが形成されていることを特徴とする。
(発明の効果)
本発明によれば、箔リークの発生を十分に抑制することができる。
本発明のメタルハライドランプの第1の実施の形態について説明するための側面図である。 本発明のメタルハライドランプの第1の実施の形態について説明するための上面図である。 金属箔と電極との接合部分付近の管軸方向に沿った断面について説明するための図である。 金属箔と電極との接合部分付近の管軸方向に垂直な断面について説明するための図である。 図1のメタルハライドランプの一実施例について説明するための図である。 圧縮応力の強さと箔リークの発生時間について説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態のメタルハライドランプについて説明するための図である。
(第1の実施の形態)
以下に、本発明の放電ランプの一実施形態であるメタルハライドランプについて、図面を参照して説明する。図1は、本発明のメタルハライドランプの第1の実施の形態について説明するための側面図、図2は、本発明のメタルハライドランプの第1の実施の形態について説明するための上面図である。
メタルハライドランプは、主要部として気密容器1を有する。気密容器1はランプの管軸方向に細長い形状となっており、その略中央には略楕円形の発光部11が形成されている。発光部11の両端には、板状にピンチシールされたシール部12a、12bが形成されている。なお、気密容器1としては、例えば石英ガラスなどの耐熱性と透光性を具備した材料で構成されるのが望ましい。
この発光部11の内部には、中央が略円柱状、その両端がテーパ状の放電空間14が形成されている。この放電空問14の容積は、白動車前照灯用の場合には、10mm〜40mmであるのが望ましい。
放電空間14には、金属ハロゲン化物2及び希ガスとからなる放電媒体が封入されている。
金属ハロゲン化物2は、ヨウ化ナトリウム(NaI)、ヨウ化スカンジウム(ScI)、ヨウ化亜鉛(ZnI)、臭化インジウム(InBr)で構成されている。ただし、金属ハロゲン化物2はこの組み合わせに限らず、スズやカリウムのハロゲン化物等を追加したり、金属に結合されるハロゲンの組み合わせを変更したりして構成してもよい。
希ガスとしては、始動直後の発光効率が高く、主に始動用ガスとして作用するキセノンが封入されている。キセノンの圧力は常温(25℃)において5atm以上、自動車前照灯用として用途を指定する場合には、10〜20atmであるのが望ましい。なお、希ガスとしては、キセノンの他に、ネオン、アルゴン、クリプトンなどを使用したり、それらを組み合わせて使用したりすることもできる。
ここで、放電空間14には、実質的に水銀は含まれていない。この「実質的に水銀を含まない」とは、水銀を全く含まないのが最適であるが、従来の水銀入りのメタルハライドランプと比較してもほとんど封入されていないに等しい程度の量、例えば1mlあたり2mg未満、好ましくは1mg以下の水銀量が存在していても許容することを意味する。
シール部12a、12bには、電極マウント3が封着されている。電極マウント3は、金属箔31、電極32、コイル33及びリード線34で構成されている。
金属箔31は、例えば、モリブデンからなる薄い金属板であり、その発光部11側の表裏面には、加工部311が形成されている。この加工部311は、レーザ照射により形成される半球状の凹みを複数配列してなるものである(詳しくは、国際公開第2007/086527号パンフレットを参照)。この加工部311により、金属箔31の幅方向端部への金属ハロゲン化物2の拡散が遅延されるため、箔リークが抑制される。
電極32は、タングステンに酸化トリウムをドープしたトリエーテッドタングステン電極である。電極32の直径Rは、実用上、例えば0.30mm以上、0.40mm以下とすることができる。その一端は金属箔31の発光部11側に接続され、他端は放電空問14内で所定の電極間距離を保って、互いの先端同士が対向するように配置される。所定の電極間距離としては、白動車前照灯用の場合には、見た目上、すなわち実際の距離ではなく、ランプの外観上における距離で4.2mm程度であるのが望ましい。
なお、本実施の形態のような直棒状に限らず、先端の直径が大きい非直棒状の形状や直流点灯タイプのように一対の電極の大きさが異なる形状であってもよい。また、電極32は、ドープタングステン電極やレニウムタングステン電極などであってもよい。
コイル33は、例えば、ドープタングステンからなり、シール部12a、12bに封着された電極32の軸部の軸周りに螺旋状に巻装される。ただし、金属箔31と接続された電極32の軸部分にはコイル33は巻装されない。コイル33の設計としては、コイルピッチは300%以下、巻装長は電極封着長に対し、60%以上であるのが望ましい。
リード線34は、例えば、モリブデンからなり、その一端は金属箔31に接続される。一方、リード線34の他端側は、管軸に沿って気密容器1の外部に延出される。そして、ランプの前端側に延出したリード線34には、ニッケルからなるL字状のサポートワイヤ35の一端が接続される。そのサポートワイヤ35の他端は、後述するソケット6の方向に延出され、管軸と平行しているサポートワイヤ35には、セラミックからなるスリーブ4が被覆される。
上記で構成された気密容器1の外側には、筒状の外管5が、管軸に沿って気密容器1と同心状に設けられている。それらの接続は、気密容器1と外管5との両端同士を溶融することにより行なわれている。その際、気密容器1と外管5との間の空間には、例えば、窒素やネオン、アルゴン、キセノン等の希ガスを一種又は混合して封入してもよい。なお、外管5としては石英ガラスにチタン、セリウム、アルミニウム等の酸化物を添加することにより、紫外線遮断性を有するのが望ましい。
そして、外管5が接続された気密容器1の一端には、ソケット6が接続される。これらの接続は、ソケット6に近接配置される外管5の外周面に金属バンド71を装着し、その金属バンド71をソケット6の気密容器1保持側の開口端に形成された金属製の舌片72によって挟持することで行なわれている。また、ソケット6の底部には底部端子8a、側部には側部端子8bが形成されており、それぞれリード線34、サポートワイヤ35が接続されている。
このようにして構成されたメタルハライドランプは、底部端子8a、側部端子8bに点灯回路を接続することにより点灯される。この自動車前照灯用の場合、管軸が略水平の状態で配置され、安定時は約35W、始動時は安定時電力に対して2倍以上である約75Wで点灯される。
ここで、金属箔31と電極32との接合部分付近について、図3及び図4を参照して詳しく説明する。図3は、金属箔と電極との接合部分付近の管軸方向に沿った断面について説明するための図であり、図4は、金属箔と電極との接合部分付近の管軸方向に垂直な断面について説明するための図である。
図3及び4からわかるように、金属箔31と電極32とは、その一部同士が重ね合わせられた部分(重畳部分)に溶融部36が形成されることにより接続されている。この溶融部36は、金属箔31の裏側から電極32にYAGレーザなどを用いてレーザ光を照射する、いわゆるレーザ溶接によって形成された金属の長大結晶である。
また、電極32と金属箔31との重畳部分における、金属箔31の裏側、すなわち溶融部36には凹部312が形成されており、その結果、シール部12a、12bの凹部312付近には、圧縮歪み9が形成されるようになる。この圧縮歪み9により、シール部12a,12bと金属箔31とが剥離しにくくなり、箔リークが抑制される。
この場合、金属箔31と電極32との重ね合わせ長(重畳部分の長さ)L1と、凹部312の管軸方向長L2(複数の凹部312が形成されている場合はそれぞれの長さL2’の和)とが0.2≦L2/L1を満たしているのが望ましい。これによって、上述した作用効果が増大し、箔リークの抑制の効果が向上する。
なお、本実施の形態では、レーザ溶接を2箇所で行っているため、2箇所に凹部312が形成されている。そのため、圧縮歪み9も凹部312に応じて2箇所で形成されるようになる。したがって、圧縮歪み9の周辺に形成される引張歪みに起因した引張応力が分散され、引張応力によるクラック等の発生が抑制される。このように圧縮歪み9を複数形成するには、凹部312を重ならないように離して形成すればよい。
ここで、凹部312はシール部12a、12bへの電極マウント3のシール工程により形成される。その際、凹部312が比較的大きく、かつ深さがある場合に、特に形成されやすいことが確認されている。
具体的には、電極32の直径Rが0.30mm以上、0.40mm以下の場合であって、本実施の形態のように凹部312が略円形状(ほぼ真円の楕円状を含むの意味)の凹みである場合、その深さをd、長さをL3としたとき、d≧0.01mm、かつL3≧0.1mm(好適には、d≧0.05mm、かつL3≧0.2mm)であれば、圧縮歪み9がシール部12a、12bに残留しやすい。これは圧締歪み9の形成がシール時の凹部321へのガラスの流れ込みと関係しているためと考えられる。
なお、深さdの上限は、金属箔31の厚さによって制限され、幅L3の上限は、重畳部分の長さL1によって制限される。
なお、圧縮歪み9の形成は、シール部12a、12bの厚みやシール圧力などによっても多少影響される。ちなみに、特開2006−196267公報のように、ほとんど深さのない溶融部による凹みでは、圧縮歪み9は形成されない。また、本実施の形態では金属箔31の表裏面に半球状の凹みの配列によって構成された加工部311が形成されているが、この凹み程度の大きさ、深さでは、シール部12a、12bに圧縮歪み9は形成されない。
図5は、図1のメタルハライドランプの一実施例について説明するための図である。なお、以下の試験は特に言及しない限り寸法、材料等はこの仕様に基づいて行っている。
・放電容器1:石英ガラス製、放電空間14の内容積=27.5mm、内径A=2.5mm、外径B=6.2mm、長手方向の球体長C=7.8mm、
・金属ハロゲン化物2:ScI、NaI、ZnI、InBr、合計=0.4mg、
・希ガス:キセノン=13.5atm、
・水銀:0mg、
・金属箔31:モリブデン製、長さ×幅=6.5mm×1.5mm、厚さT=0.02mm、
重ね合わせ長L1=0.9mm、
・加工部311:凹みの直径=0.03mm、深さ=0.0025mm、加工面積:表裏面、
・凹部312:2つ形成、直径(=L3)=0.3mm、深さd=0.1mm、
・電極32:トリエーテッドタングステン製、直径R=0.38mm、
・電極問距離D=42mm(実際の電極間距離=3.75mm)、
・コイル33:ドープタングステン製、線径=0.06mm、ピッチ=250%、巻装長=3.2mm、
・リード線34:モリブデン製、直径=0.6mm、
・圧縮歪み9:凹部312付近のシール部12a、12bにそれぞれ残留、管軸方向長L2(≒L2’×2)=0.6mm、圧縮応力=50kg/cm
この実施例のランプでは、約3000時間まで箔リークの発生を抑制することができ、長寿命のメタルハライドランプを実現できた。これは、金属箔31と電極32との溶接時に形成された凹部312付近のシール部12a、12bに圧縮歪み9が形成されていることにより、金属箔31の重ね合わせ部分の裏面側においてガラスとの密着性が高まり、シール部12a,12bと金属箔31とが剥離しにくくなったためと考えられる。
次に、凹部312の深さd及び管軸方向長L2を変えることにより、圧縮応力の強さを変化させたときの箔リークの発生時間について試験を行った。その結果を図6に示す。なお、試験条件は、自動車前照灯HID光源の規格であるJEL215に定められたEU120分モードの点滅サイクルである。試験灯数は30灯であり、箔リーク発生時間とは、その30灯のうち、最初に箔リークに至ったランプが発生したときの時間を意味する。また、圧縮歪み9の種類及び応力値は、鋭敏色板法(ガラスに生じている歪の状態を、光の光路差により識別する方法)により確認した。
結果からわかるように、圧縮応力が大きいほど箔リーク発生時間は長くなり、特に、10kg/cm以上、さらには10kg/cm以上であれば、箔リークに対して高い効果が得られる傾向がある。この傾向は、コイル33のピッチを変化させて金属ハロゲン化物2の侵入しやすさを変えても同じである。したがって、圧縮歪み9の応力値が10kg/cm以上になるように形成するとよい。ただし、圧縮応力が大きすぎると引張応力も大きくなるため、圧縮応力と引張応力の境界からクラックが発生し、リークに至る可能性が生じるため、300kg/cm以下であるのが望ましい。
また、金属箔31と電極32との重ね合わせ長L1と、凹部312の管軸方向長L2の関係L2/L1が、0.2≦L2/L1、さらには望ましくは0.5≦L2/L1を満たせば、通常、ガラスとの密着性が低くなりやすい重ね合わせ部分において、広範囲にわたり高い密着性を維持できるため、さらに箔リークに対して有効である。
したがって、本実施の形態では、電極32が重ね合わせられた金属箔31の裏側には、凹部312を形成し、その凹部312付近のシール部12a、12bに、圧縮歪み9を形成することにより、シール部12a、12bと金属箔31とが剥離しにくくなり、箔リークの発生を抑制することができる。
また、シール部12a、12bに形成された圧縮応力を1.0kg/cm以上にすることで、箔リークに対して高い効果を得ることができる。さらに、金属箔31と電極32との重ね合わせ長をL1、圧縮歪み9の管軸方向長をL2としたとき、0.2≦L2/L1を満たすことにより、密着性が低くなりやすい重ね合わせ部分において、広範囲にわたり高い密着性を維持でき、箔リークに対して高い効果を得ることができる。
なお、凹部312が略円形状の凹みであり、その深さをd、長さをL3としたとき、d≧0.01mm、かつL3≧0.1mmを満たすことにより、圧縮歪み9をシール部12a、12bに形成しやすく、また圧縮応力も強くすることができる。
(第2の実施の形態)
図7は、本発明の第2の実施の形態のメタルハライドランプについて説明するための図である。第2の実施の形態以降の各部については、第1の実施の形態のメタルハライドランプの各部と同一部分は同一符号で示し、その説明を省略する。
第2の実施の形態では、金属箔31と電極32とを抵抗溶接により接続することで、電極32と金属箔31との重畳部分の裏側に、管軸方向に長い凹部312を形成し、凹部312付近のシール部12a、12bに圧縮歪み9を形成している。この場合、凹部312の深さをd、直径をL3としたとき、d≧0.005mm、かつL3≧0.2mm(好適には、d≧0.01mm、かつL3≧0.4mm)を満たせば、管軸方向に長い圧縮歪み9が形成されやすい。このように大きな凹部312を形成すれば、大きくかつ強い圧縮歪み9を形成でき、箔リークの抑制効果が高くなる。
したがって、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様、箔リークの発生を抑制することができる。
以上、具体例を挙げながら発明の実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明してきたが、本発明は上記内容に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸脱しない限りにおいてあらゆる変形や変更が可能である。
例えば、第1の実施の形態ではレーザ溶接、第2の実施の形態では抵抗溶接によって、金属箔31と電極32との重ね合わせ部分に凹部312を形成しているが、例えば、特開2000−288755公報に記載のレーザ溶接法のように、金属箔31と電極32とを重ね合わせ部分に凹部312が形成されないような接続方法を実施して、金属箔31と電極32とを接続した後、機械的手段により別途凹部312を形成してもよい。

Claims (6)

  1. 内部に空間が形成されてなる発光部、及び前記発光部の少なくとも一端に形成されたシール部を有する気密容器と、
    前記発光部内に封入された希ガス及び金属ハロゲン化物を含む放電媒体と、
    前記シール部に封着された金属箔と、
    一端が前記金属箔上に重畳して接合され、他端は前記発光部の前記空間に導出されて対向配置されるようにして設けられた一対の電極とを具備し、
    前記電極が重ね合わされた前記金属箔の裏面側の少なくとも一部に凹部が形成され、前記凹部付近の前記シール部に圧縮歪みが形成されていることを特徴とする、放電ランプ。
  2. レーザ溶接によって接合され、前記凹部が前記金属箔の裏面に複数形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の放電ランプ。
  3. 前記金属箔と前記電極との前記重畳部分の長さをL1、該重畳部分の長さ方向における前記凹部の長さをL2とした場合において、0.2≦L2/L1なる関係を満たすことを特徴とする、請求項1又は2に記載の放電ランプ。
  4. 前記電極の直径Rが0.30mm以上、0.40mm以下であって、前記凹部は略円形状の凹みであり、その深さをd、長さをL3とした場合に、d≧0.01mmであり、L3≧0.1mmであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載の放電ランプ。
  5. 前記凹部は、前記金属箔と前記電極との前記重畳部分の長さ方向に延在する凹みであり、その深さをd、長さL3とした場合にd≧0.005mmであり、L3≧0.2mmであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載の放電ランプ。
  6. 前記圧縮歪みに起因して生成される圧縮応力が、1.0kg/cm以上であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一に記載の放電ランプ。
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