JPWO2009019752A1 - ヘッドサスペンションアセンブリおよび記憶媒体駆動装置 - Google Patents

ヘッドサスペンションアセンブリおよび記憶媒体駆動装置 Download PDF

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Abstract

ヘッドサスペンション(22)は平板状のジンバル(48)を有する。ジンバル(48)の表面には固定片(51)が支持される。固定片(51)から浮上ヘッドスライダ(23)に向かって第1腕片(53)および第2腕片(54)は延びる。第1腕片(53)には板状の第1可撓部(53a)が区画される。第1可撓部(53a)はジンバル(48)の表面に直交する第1仮想平面(55)に沿って広がる。第2腕片(54)には板状の第2可撓部(54a)が区画される。第2可撓部(54a)はジンバル(48)の表面に直交する第2仮想平面(56)に沿って広がる。第2仮想平面(56)は第1仮想平面(55)に180度未満の交角(θ)で交差する。第1および第2可撓部(53a、54a)の湾曲は効率的に変位に変換される。

Description

本発明は、例えばハードディスク駆動装置(HDD)といった記憶媒体駆動装置に組み込まれるヘッドサスペンションアセンブリに関する。
例えば特許文献1に開示されるように、アクチュエータを備えるヘッドサスペンションアセンブリは広く知られる。このヘッドサスペンションアセンブリではヘッドスライダは第1腕片および第2腕片で支持される。第1腕片および第2腕片は相互に平行に延びる。各腕片には圧電素子が取り付けられる。圧電素子の伸縮に応じて第1腕片および第2腕片は撓む。こういった第1腕片および第2腕片の撓みに基づきヘッドスライダは記録ディスク上でトラック幅方向に変位する。
日本国特開2002−74870号公報 日本国特許第2528261号公報
こういったアクチュエータでは第1腕片および第2腕片はS字形に撓む。ヘッドスライダは記録トラックのトラック幅方向に直線的に変位する。こういった直線的な変位では期待されるほど大きな変位は確保されることができない。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、比較的に大きな変位量で強制的にヘッドスライダを変位させることができるヘッドサスペンションアセンブリを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、ヘッドスライダと、平板状のジンバルの表面に支持される固定片と、固定片から延びてヘッドスライダに接続され、固定片およびヘッドスライダの間でジンバルの表面に直交する第1仮想平面に沿って広がる板状の第1可撓部を区画する第1腕片と、固定片から延びてヘッドスライダに接続され、ジンバルの表面に直交しつつ第1仮想平面に180度未満の交角で交差する第2仮想平面に沿って広がる板状の第2可撓部を区画する第2腕片と、第1可撓部に接合される第1圧電素子と、第2可撓部に接合される第2圧電素子とを備えることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリが提供される。
第1圧電素子の収縮や伸張に応じて第1可撓部は湾曲する。同様に、第2圧電素子の収縮や伸張に応じて第2可撓部は湾曲する。こうしてヘッドスライダはジンバルの表面に沿って変位する。変位にあたってヘッドスライダは第1および第2仮想平面に平行に延びる揺動軸線回りで揺動する。したがって、揺動軸線から最大限に遠ざかる位置では大きな変位量が確保されることができる。揺動の働きで変位量は増幅されることができる。
こういったヘッドサスペンションアセンブリは、第1腕片に区画されて、ヘッドスライダおよび第1可撓部の間で第1仮想平面に平行な軸線回りで湾曲する第1湾曲板部と、第2腕片に区画されて、ヘッドスライダおよび第2可撓部の間で第2仮想平面に平行な軸線回りで湾曲する第2湾曲板部とを備えてもよい。第1湾曲板部や第2湾曲板部は軸線回りで外側に膨らむことができる。したがって、第1可撓部や第2可撓部の長さは増大することができる。こうして第1および第2可撓部の長さが増大すると、第1および第2可撓部の屈曲時にヘッドスライダは効率的に変位することができる。しかも、第1可撓部や第2可撓部の長さの増大に基づき第1圧電素子や第2圧電素子の長さは増大することができる。その結果、ヘッドスライダの変位はさらに増大することができる。
第1腕片および第2腕片は1枚の金属板から成形されてもよい。こういった成形は加工コストの減少に寄与することができる。さらに、固定片は金属板から一体成形されてもよい。一層の加工コストの削減は実現されることができる。
以上のようなヘッドサスペンションアセンブリは、第1圧電素子の表面に積層されて、第1可撓部との間に第1圧電素子を挟み込む導電性の第1電極層と、第2圧電素子の表面に積層されて、第2可撓部との間に第2圧電素子を挟み込む導電性の第2電極層とを備えてもよい。第1および第2圧電素子には第1および第2電極層から電圧が印加される。こういった電圧の印加に応じて第1および第2圧電素子の伸縮は制御されることができる。
その他、ヘッドサスペンションアセンブリは、第1可撓部の表面に受け止められる導電性の第1電極層と、第1電極層との間に第1圧電素子を挟み込む導電性の第2電極層と、第2可撓部の表面に受け止められる導電性の第3電極層と、第3電極層との間に第2圧電素子を挟み込む導電性の第4電極層とを備えてもよい。第1圧電素子には第1および第2電極層から電圧が印加される。同様に、第2圧電素子には第3および第4電極層から電圧が印加される。こういった電圧の印加に応じて第1および第2圧電素子の伸縮は制御されることができる。
その他、ヘッドサスペンションアセンブリは、第1可撓部の表面に積み重ねられて第1圧電素子を構成する複数の第1圧電効果材薄膜と、第1圧電素子内で交互に第1圧電効果材薄膜同士の間に挟み込まれる第1および第2電極層と、第2可撓部の表面に積み重ねられて第2圧電素子を構成する複数の第2圧電効果材薄膜と、第2圧電素子内で交互に第2圧電効果材薄膜同士の間に挟み込まれる第3および第4電極層とを備えてもよい。第1圧電効果材薄膜には第1および第2電極層から電圧が印加される。同様に、第2圧電効果材薄膜には第3および第4電極層から電圧が印加される。こういった電圧の印加に応じて第1および第2圧電素子の伸縮は制御されることができる。
以上のようなヘッドサスペンションアセンブリは記憶媒体駆動装置に利用されることができる。このとき、記憶媒体駆動装置は、ヘッドスライダと、平板状のジンバルの表面に支持される固定片と、固定片から延びてヘッドスライダに接続され、固定片およびヘッドスライダの間でジンバルの表面に直交する第1仮想平面に沿って広がる板状の第1可撓部を区画する第1腕片と、固定片から延びてヘッドスライダに接続され、ジンバルの表面に直交しつつ第1仮想平面に180度未満の交角で交差する第2仮想平面に沿って広がる板状の第2可撓部を区画する第2腕片と、第1可撓部に接合される第1圧電素子と、第2可撓部に接合される第2圧電素子と、ジンバルを支持するサスペンションとを備えればよい。こうした記憶媒体駆動装置によれば前述と同様の作用効果が実現される。
記憶媒体駆動装置の一具体例すなわちハードディスク駆動装置(HDD)の内部構造を概略的に示す平面図である。 浮上ヘッドスライダの構造を概略的に示す拡大斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリの構造を概略的に部分的に示す拡大斜視図である。 マイクロアクチュエータユニットの構造を概略的に示す拡大平面図である。 図4に対応し、マイクロアクチュエータユニットの動作を概略的に示すマイクロアクチュエータユニットの拡大平面図である。 マイクロアクチュエータユニットの解析モデルを概略的に示す拡大平面図である。 交角の大きさと電磁変換素子の変位との関係を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリの構造を概略的に示す拡大斜視図である。 一変形例に係る揺動部材の構造を概略的に示す拡大分解斜視図である。 一変形例に係る第1圧電素子および第2圧電素子の構造を概略的に示すマイクロアクチュエータユニットの拡大平面図である。 他の変形例に係る第1圧電素子および第2圧電素子の構造を概略的に示すマイクロアクチュエータユニットの拡大平面図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明に係る記憶媒体駆動装置の一具体例すなわちハードディスク駆動装置(HDD)11の内部構造を概略的に示す。このHDD11は筐体すなわちハウジング12を備える。ハウジング12は箱形のベース13およびカバー(図示されず)から構成される。ベース13は例えば平たい直方体の内部空間すなわち収容空間を区画する。ベース13は例えばアルミニウムといった金属材料から鋳造に基づき成形されればよい。カバーはベース13の開口に結合される。カバーとベース13との間で収容空間は密閉される。カバーは例えばプレス加工に基づき1枚の板材から成形されればよい。
収容空間には記憶媒体としての1枚以上の磁気ディスク14が収容される。磁気ディスク14はスピンドルモータ15の回転軸に装着される。スピンドルモータ15は例えば5400rpmや7200rpm、10000rpm、15000rpmといった高速度で磁気ディスク14を回転させることができる。
収容空間にはキャリッジ16がさらに収容される。キャリッジ16はキャリッジブロック17を備える。キャリッジブロック17は、垂直方向に延びる支軸18に回転自在に連結される。キャリッジブロック17には、支軸18から水平方向に延びる複数のキャリッジアーム19が区画される。キャリッジブロック17は例えば押し出し成形に基づきアルミニウムから成型されればよい。
個々のキャリッジアーム19の先端にはヘッドサスペンションアセンブリ21が取り付けられる。ヘッドサスペンションアセンブリ21は、キャリッジアーム19の先端から前方に延びるヘッドサスペンション22を備える。ヘッドサスペンション22にはフレキシャが張り合わせられる。後述されるように、ヘッドサスペンション22の先端でフレキシャにはジンバルが区画される。ジンバルに浮上ヘッドスライダ23が搭載される。ジンバルの働きで浮上ヘッドスライダ23はヘッドサスペンション22に対してその姿勢を変化させることができる。浮上ヘッドスライダ23には磁気ヘッドすなわち電磁変換素子が搭載される。
磁気ディスク14の回転に基づき磁気ディスク13の表面で気流が生成されると、気流の働きで浮上ヘッドスライダ23には正圧すなわち浮上および負圧が作用する。浮力および負圧はヘッドサスペンション22の押し付け力に釣り合う。こうして磁気ディスク14の回転中に比較的に高い剛性で浮上ヘッドスライダ23は浮上し続けることができる。
キャリッジブロック17には例えばボイスコイルモータ(VCM)24といった動力源が接続される。VCM24の働きでキャリッジブロック17は支軸18回りで回転することができる。こうしたキャリッジブロック17の回転に基づきキャリッジアーム19およびヘッドサスペンション22の揺動は実現される。浮上ヘッドスライダ23の浮上中に支軸18回りでキャリッジアーム19が揺動すると、浮上ヘッドスライダ23は半径方向に磁気ディスク14の表面を横切ることができる。こうした浮上ヘッドスライダ23の移動に基づき電磁変換素子は目標記録トラックに対して位置決めされることができる。
ヘッドサスペンション22の先端には、ヘッドサスペンション22の先端から前方に延びる長尺部材すなわちロードタブ25が区画される。ロードタブ25はキャリッジアーム19の揺動に基づき磁気ディスク14の半径方向に移動することができる。ロードタブ25の移動経路上には磁気ディスク14の外側でランプ部材26が配置される。ロードタブ25はランプ部材26に受け止められる。ランプ部材26およびロードタブ25は協働でいわゆるロードアンロード機構を構成する。ランプ部材26は例えば硬質プラスチック材料から成形されればよい。
図2は一具体例に係る浮上ヘッドスライダ23を示す。この浮上ヘッドスライダ23は、例えば平たい直方体に形成される基材すなわちスライダ本体31を備える。スライダ本体31は例えばAl−TiC(アルチック)といった硬質の非磁性材料から形成されればよい。スライダ本体31は媒体対向面すなわち浮上面32で磁気ディスク14に向き合う。浮上面32には平坦なベース面すなわち基準面が規定される。磁気ディスク14が回転すると、スライダ本体31の前端から後端に向かって浮上面32には気流33が作用する。
スライダ本体31の空気流出側端面には絶縁性の非磁性膜すなわち素子内蔵膜34が積層される。この素子内蔵膜34に電磁変換素子35が組み込まれる。素子内蔵膜34は例えばAl(アルミナ)といった比較的に軟質の絶縁非磁性材料から形成されればよい。この浮上ヘッドスライダ23は例えばフェムトスライダに構成される。したがって、前後方向に浮上ヘッドスライダ23の縦寸法は0.85[mm]に設定される。前後方向に直交する幅方向に浮上ヘッドスライダ23の幅寸法は0.7[mm]に設定される。厚み寸法は0.23[mm]に設定される。
浮上面32には、前述の気流33の上流側すなわち空気流入側でベース面から立ち上がる1筋のフロントレール36が形成される。フロントレール36はベース面の空気流入端に沿ってスライダ幅方向に延びる。同様に、浮上面32には、気流の下流側すなわち空気流出側でベース面から立ち上がるリアセンターレール37が形成される。リアセンターレール37はスライダ幅方向の中央位置に配置される。リアセンターレール37は素子内蔵膜34に至る。浮上面32には左右1対のリアサイドレール38、38がさらに形成される。リアサイドレール38は空気流出側でスライダ本体31の側端に沿ってベース面から立ち上がる。リアサイドレール38、38同士の間にリアセンターレール37は配置される。
フロントレール36、リアセンターレール37およびリアサイドレール38、38の頂上面にはいわゆる空気軸受け面(ABS)39、41、42、42が規定される。空気軸受け面39、41、42の空気流入端は段差43、44、45でフロントレール36、リアセンターレール37およびリアサイドレール38の頂上面に接続される。気流33が浮上面32に受け止められると、段差43、44、45の働きで空気軸受け面39、41、42には比較的に大きな正圧すなわち浮力が生成される。しかも、フロントレール36の後方すなわち背後には大きな負圧が生成される。これら浮力および負圧の釣り合いに基づき浮上ヘッドスライダ23の浮上姿勢は確立される。
空気軸受け面42の空気流出側でリアセンターレール37には電磁変換素子35が埋め込まれる。電磁変換素子35は例えば書き込み素子と読み出し素子とを備える。書き込み素子にはいわゆる薄膜磁気ヘッドが用いられる。薄膜磁気ヘッドは薄膜コイルパターンの働きで磁界を生成する。この磁界の働きで磁気ディスク14に情報は書き込まれる。その一方で、読み出し素子には巨大磁気抵抗効果(GMR)素子やトンネル接合磁気抵抗効果(TMR)素子が用いられる。GMR素子やTMR素子では磁気ディスク14から作用する磁界の向きに応じてスピンバルブ膜やトンネル接合膜の抵抗変化が引き起こされる。こういった抵抗変化に基づき磁気ディスク14から情報は読み出される。電磁変換素子35は素子内蔵膜34の表面に読み出し素子の読み出しギャップや書き込み素子の書き込みギャップを臨ませる。ただし、空気軸受け面42の空気流出側で素子内蔵膜34の表面には硬質の保護膜が形成されてもよい。こういった硬質の保護膜は素子内蔵膜34の表面で露出する書き込みギャップの先端や読み出しギャップの先端を覆う。保護膜には例えばDLC(ダイヤモンドライクカーボン)膜が用いられればよい。なお、浮上ヘッドスライダ23の形態はこういった形態に限られるものではない。
図3は本発明の第1実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリ21を概略的に示す。図3に示されるように、フレキシャ47には平板状のジンバル48が区画される。ジンバル48の表面にはマイクロアクチュエータユニット49が取り付けられる。マイクロアクチュエータユニット49に浮上ヘッドスライダ23は支持される。後述されるように、マイクロアクチュエータユニット49の働きに応じて浮上ヘッドスライダ23はジンバル48の表面に沿って浮上ヘッドスライダ23の前後方向中心線に直交するスライダ幅方向に微小に変位することができる。
マイクロアクチュエータユニット49はジンバル48の表面に固定される固定片51を備える。固定片51には揺動部材52が接合される。揺動部材52は例えばステンレス鋼板といった1枚の金属板から成形される。成形にあたって例えば曲げ加工が用いられる。その他、揺動部材52はジルコンやセラミックから成形されてもよい。ここでは、揺動部材52には少なくとも導電性が付与される。
揺動部材52には第1腕片53および第2腕片54が区画される。第1腕片53は固定片51から延びて先端で浮上ヘッドスライダ23に接続される。第2腕片54は固定片51から延びて先端で浮上ヘッドスライダ23に接続される。第1腕片53の先端および第2腕片54の先端で浮上ヘッドスライダ23は挟み込まれる。
図4から明らかなように、第1腕片53には第1可撓部53aが区画される。第1可撓部53aは、固定片51および浮上ヘッドスライダ23の間でジンバル48の表面に直交する第1仮想平面55に沿って広がる。同様に、第2腕片54には第2可撓部54aが区画される。第2可撓部54aは、固定片51および浮上ヘッドスライダ23の間でジンバル48の表面に直交する第2仮想平面56に沿って広がる。第2仮想平面56は180度未満の交角θで第1仮想平面55に交差する。ここでは、交角θは例えば80度に設定される。揺動部材52には第1腕片53および第2腕片54の間で接合部57が区画される。接合部57は浮上ヘッドスライダ23の前後方向中心線に直交する1平面に沿って広がる。第1腕片53および第2腕片54は接合部57から延びる。接合部57は固定片51に接合される。
第1腕片53には第1可撓部53aおよび浮上ヘッドスライダ23の間で第1湾曲板部53bが区画される。第1湾曲板部53bは第1仮想平面55に平行な軸線58回りで湾曲する。第1湾曲板部53bは軸線58回りで外側に膨らむ。同様に、第2腕片54には第2可撓部54aおよび浮上ヘッドスライダ23の間で第2湾曲板部54bが区画される。第2湾曲板部54bは第2仮想平面56に平行な軸線59回りで湾曲する。第1湾曲板部54bは軸線59回りで外側に膨らむ。こういった第1湾曲板部53bおよび第2湾曲板部54bが形成されると、第1可撓部53aおよび第2可撓部54aの長さは比較的に大きく確保されることができる。
第1可撓部53aの表面すなわち外向き面には第1圧電素子61が接合される。第1圧電素子61は例えば第1可撓部53aの全長にわたって広がる。第1圧電素子61は例えば所定の厚みの圧電セラミック薄板から構成されればよい。圧電セラミック薄板は例えばPNN−PT−PZといった圧電性材料から成形されればよい。第1圧電素子61の表面すなわち外向き面には電極62が形成される。圧電セラミック薄板は電極62と第1可撓部53aの表面との間に挟み込まれる。
同様に、第2可撓部54aの表面すなわち外向き面には第2圧電素子63が接合される。第2圧電素子63は例えば第2可撓部54aの全長にわたって広がる。第2圧電素子63は例えば所定の厚みの圧電セラミック薄板から構成されればよい。圧電セラミック薄板は例えばPNN−PT−PZといった圧電性材料から成形されればよい。第2圧電素子63の表面すなわち外向き面には電極64が形成される。圧電セラミック薄板は電極64と第2可撓部54aの表面との間に挟み込まれる。
ここでは、例えば図4に示されるように、第1圧電素子61では電極62から第1可撓部53aの表面に向かって分極が確立される。第2圧電素子62では第1可撓部54aの表面から電極64に向かって分極が確立される。したがって、第1および第2圧電素子61、63の電極62、64に正の駆動電圧が印加されると、第1圧電素子61は第1可撓部53aの表面に沿って収縮すると同時に第2圧電素子63は第2可撓部54aの表面に沿って伸張する。反対に、第1および第2圧電素子61、63の電極62、64に負の駆動電圧が印加されると、第1圧電素子61は第1可撓部53aの表面に沿って伸張すると同時に第2圧電素子63は第2可撓部54aの表面に沿って収縮する。駆動電圧の印加にあたってフレキシャ47の表面には導電材料製の配線パターン(図示されず)が形成されればよい。こういった配線パターンは電極62、64および電圧供給源66を接続すればよい。このとき、揺動部材52は接地されればよい。揺動部材52は、フレキシャ47の表面に形成される導電材料製の接地パターン(図示されず)に接続されてもよい。
磁気ディスク14の回転中、磁気情報の書き込みや読み出しにあたって浮上ヘッドスライダ23は磁気ディスク14の表面に向き合わせられる。このとき、磁気ディスク14の表面と浮上ヘッドスライダ23の空気軸受け面39、41、42との間には空気軸受けが形成される。浮上ヘッドスライダ23は磁気ディスク14の表面から浮上する。VCM24の働きで電磁変換素子35は目標の記録トラックに位置合わせされる。その後、電磁変換素子35はトラッキングサーボ制御の働きで目標の記録トラックを追従し続ける。
このトラッキングサーボ制御では電磁変換素子35の読み出し素子で磁気ディスク14から所望の磁気情報は読み出される。この磁気情報に基づき記録トラックの中心線と電磁変換素子35の読み出し素子との間で乖離量が測定される。この乖離量の大きさに応じて印加電圧が生成される。この印加電圧は電圧供給源66から第1および第2圧電素子61、63の電極62、64に印加される。
いま、例えば図5に示されるように、ジンバル48の前後方向中心線68に対して第1方向に記録トラックの中心線69がずれる場面を想定する。正の印加電圧が電極62、64に印加されると、第1圧電素子61は第1可撓部53aの表面に沿って収縮する。その結果、第1可撓部53aは第2可撓部54aから遠ざかる方向に湾曲する。その一方で、第2圧電素子63は第2可撓部54aの表面に沿って伸張する。その結果、第2可撓部54aは第1可撓部53aに近づく方向に湾曲する。こうして浮上ヘッドスライダ23は、浮上ヘッドスライダ23の空気流入側で第1および第2仮想平面55、56に平行に延びる揺動軸線回りで反時計回りに揺動する。電磁変換素子35は記録トラックの中心線に向かって変位する。
反対に、ジンバル48の前後方向中心線68に対して第1方向に反対向きの第2方向に記録トラックの中心線69がずれる場面を想定する。負の印加電圧が電極62、64に印加されると、第1圧電素子61は第1可撓部53aの表面に沿って伸張する。その結果、第1可撓部53aは第2可撓部54aに近づく方向に湾曲する。その一方で、第2圧電素子63は第2可撓部54aの表面に沿って収縮する。その結果、第2可撓部54aは第1可撓部53aから遠ざかる方向に湾曲する。こうして浮上ヘッドスライダ23は、浮上ヘッドスライダ23の空気流入側で第1および第2仮想平面55、56に平行に延びる揺動軸線回りで前述とは反対向きの時計回りに揺動する。電磁変換素子35は記録トラックの中心線に向かって変位する。
浮上ヘッドスライダ23では電磁変換素子35は前述の揺動軸線から最大限に遠ざかることから、第1および第2可撓部53a、54aの揺動時に電磁変換素子35は大きな変位量で移動することができる。言い換えれば、揺動の働きで電磁変換素子35の変位は増幅されることができる。こうして単位駆動電圧あたりの電磁変換素子35の変位量は増大することができる。電磁変換素子35の変位にあたって駆動電圧はできる限り低く抑え込まれることができる。
本発明者はマイクロアクチュエータユニット49の優位性を検証した。検証にあたって本発明者はコンピュータソフトウェアに基づきシミュレーションを実施した。シミュレーションの実施にあたって、例えば図6に示されるように、マイクロアクチュエータユニット49の解析モデル71を構築した。この解析モデル71では第1および第2湾曲板部53b、54bは省略された。第1および第2可撓部53a、54aの長さLは0.4[mm]に設定された。第1および第2可撓部53a、54aの長さLは固定片51および浮上ヘッドスライダ23の間で特定された。第1および第2圧電素子61、63の印加電圧は100[V]に設定された。揺動部材52の材料にはステンレス鋼板が設定された。第1および第2圧電素子61、63および揺動部材52の厚みtは等しく50[μm]に設定された。本発明者は任意の値で交角θを変化させた。長さLの維持にあたって接合部57の長さは調整された。
本発明者は浮上ヘッドスライダ23の前後方向中心線に直交するスライダ幅方向に電磁変換素子35の変位量を算出した。その結果、表1に示されるように、交角θが0[°]から120[°]に増大するにつれて電磁変換素子35の変位量は増大することが確認された。同時に、本発明者は、ジンバル48の表面に沿って面内主共振周波数を測定した。交角θが0[°]から120[°]に増大するにつれて面内主共振周波数は低下することが確認された。
Figure 2009019752
続いて本発明者は個々の交角θごとに揺動部材52の厚みtおよび第1および第2圧電素子61、63の厚みtを調整した。厚みtの調整に基づき個々の交角θごとに面内共振周波数は35[kHz]近辺に合わせ込まれた。その結果、表2および図7から明らかなように、交角θ=80[°]近辺で最も大きい変位量が確保された。
Figure 2009019752
ここで、前述のように、フェムトスライダの幅寸法は0.7[mm]に固定される。したがって、交角θが80[°]に設定されると、第1および第2可撓部53a、54aの長さLは所定値で固定されてしまう。前述のマイクロアクチュエータユニット49では揺動部材52に第1および第2屈曲板部53b、54bが形成される。こういった第1および第2屈曲板部53b、54bの働きで第1および第2可撓部53a、54aの長さLは増大することができる。こうして第1および第2可撓部53a、54aの長さLが増大すると、第1および第2可撓部53a、54aの屈曲時に電磁変換素子35は効率的に変位することができる。
図8は本発明の第2実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリ21の構造を概略的に示す。このヘッドサスペンションアセンブリ21では第1腕片53および第2腕片54の先端に第1および第2平板部53c、54cが区画される。第1および第2平板部53c、54cは、浮上ヘッドスライダ23の前後方向中心線に直交する仮想平面に沿って延びる。第1および第2平板部53c、54cは第1および第2屈曲板部53b、54bで第1および第2可撓部53a、54aに接続される。第1および第2平板部53c、54cで揺動部材52aは浮上ヘッドスライダ23に結合される。こうして浮上ヘッドスライダ23すなわちスライダ本体31の空気流入側端面に揺動部材52aが固定される。こういった揺動部材52aによれば、揺動部材52aの固定にあたって第1および第2平板部53c、54cは単純にスライダ本体31の空気流入側端面に重ね合わせられればよい。浮上ヘッドスライダ23は第1腕片53および第2腕片54の間に挟み込まれる必要はない。揺動部材52aの固定は比較的に簡単に実現されることができる。図中、前述の第1実施形態と同様な作用や機能を発揮する構成には同一の参照符号が付される。
図9に示されるように、以上のような揺動部材52、52aには固定片51aが一体化されてもよい。こういった固定片51aは揺動部材52、52aに曲げ加工時に1枚の金属板から作り出されればよい。こうして揺動部材52、52aの加工工程は減少する。加工コストは抑制される。
図10に示されるように、第1圧電素子61は、第1可撓部53aの表面に受け止められる導電性の第1電極層72と導電性の第2電極層73との間に挟み込まれてもよい。第1圧電素子61では第2電極層73から第1電極層74に向かって分極が確立されればよい。その一方で、第2圧電素子63は、第2可撓部54aの表面に受け止められる導電性の第3電極層74と導電性の第4電極層74との間に挟み込まれてもよい。第2圧電素子63では第3電極層74から第4電極層75に向かって分極が確立されればよい。ここでは、第2電極層73および第4電極層75に駆動電圧は印加される。第1電極層72および第3電極層74はそれぞれ接地される。このとき、フレキシャ47の表面には導電材製の接地パターン(図示されず)が形成されてもよい。第1電極層72および第3電極層74は接地パターンに接続されればよい。この場合には、揺動部材52は必ずしも導電性を備える必要はない。
その他、図11に示されるように、第1圧電素子61は複数枚の第1圧電効果材薄膜から構成されてもよく、第2圧電素子63は複数枚の第2圧電効果材薄膜から構成されてもよい。第1圧電効果材薄膜や第2圧電効果材薄膜は前述の圧電性材料から成形されればよい。この場合、第1圧電素子61では第1圧電効果材薄膜同士の間に交互に導電性の第1および第2電極層76、77が挟み込まれる。個々の第1圧電効果材薄膜では第1電極層76から第2電極層77に向かって分極が確立されればよい。同様に、第2圧電素子63では第2圧電効果材薄膜同士の間に交互に導電性の第3および第4電極層78、79が挟み込まれる。個々の第2圧電効果材薄膜では第4電極層79から第3電極層78に向かって分極が確立されればよい。ここでは、第1電極層76および第3電極層78に駆動電圧は印加される。第2電極層77および第4電極層79はそれぞれ接地される。

Claims (14)

  1. ヘッドスライダと、平板状のジンバルの表面に支持される固定片と、固定片から延びてヘッドスライダに接続され、固定片およびヘッドスライダの間でジンバルの表面に直交する第1仮想平面に沿って広がる板状の第1可撓部を区画する第1腕片と、固定片から延びてヘッドスライダに接続され、ジンバルの表面に直交しつつ第1仮想平面に180度未満の交角で交差する第2仮想平面に沿って広がる板状の第2可撓部を区画する第2腕片と、第1可撓部に接合される第1圧電素子と、第2可撓部に接合される第2圧電素子とを備えることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
  2. 請求項1に記載のヘッドサスペンションアセンブリにおいて、前記第1腕片に区画されて、前記ヘッドスライダおよび第1可撓部の間で第1仮想平面に平行な軸線回りで湾曲する第1湾曲板部と、前記第2腕片に区画されて、前記ヘッドスライダおよび第2可撓部の間で第2仮想平面に平行な軸線回りで湾曲する第2湾曲板部とを備えることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
  3. 請求項1に記載のヘッドサスペンションアセンブリにおいて、第1腕片および第2腕片は1枚の金属板から成形されることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
  4. 請求項3に記載のヘッドサスペンションアセンブリにおいて、固定片は前記金属板から一体成形されることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
  5. 請求項3に記載のヘッドサスペンションアセンブリにおいて、前記第1圧電素子の表面に積層されて、前記第1可撓部との間に前記第1圧電素子を挟み込む導電性の第1電極層と、前記第2圧電素子の表面に積層されて、前記第2可撓部との間に前記第2圧電素子を挟み込む導電性の第2電極層とを備えることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
  6. 請求項1に記載のヘッドサスペンションアセンブリにおいて、前記第1可撓部の表面に受け止められる導電性の第1電極層と、第1電極層との間に第1圧電素子を挟み込む導電性の第2電極層と、前記第2可撓部の表面に受け止められる導電性の第3電極層と、第3電極層との間に第2圧電素子を挟み込む導電性の第4電極層とを備えることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
  7. 請求項1に記載のヘッドサスペンションアセンブリにおいて、前記第1可撓部の表面に積み重ねられて前記第1圧電素子を構成する複数の第1圧電効果材薄膜と、第1圧電素子内で交互に第1圧電効果材薄膜同士の間に挟み込まれる第1および第2電極層と、前記第2可撓部の表面に積み重ねられて前記第2圧電素子を構成する複数の第2圧電効果材薄膜と、第2圧電素子内で交互に第2圧電効果材薄膜同士の間に挟み込まれる第3および第4電極層とを備えることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
  8. ヘッドスライダと、平板状のジンバルの表面に支持される固定片と、固定片から延びてヘッドスライダに接続され、固定片およびヘッドスライダの間でジンバルの表面に直交する第1仮想平面に沿って広がる板状の第1可撓部を区画する第1腕片と、固定片から延びてヘッドスライダに接続され、ジンバルの表面に直交しつつ第1仮想平面に180度未満の交角で交差する第2仮想平面に沿って広がる板状の第2可撓部を区画する第2腕片と、第1可撓部に接合される第1圧電素子と、第2可撓部に接合される第2圧電素子と、ジンバルを支持するサスペンションとを備えることを特徴とする記憶媒体駆動装置。
  9. 請求項8に記載の記憶媒体駆動装置において、前記第1腕片に区画されて、前記ヘッドスライダおよび第1可撓部の間で第1仮想平面に平行な軸線回りで湾曲する第1湾曲板部と、前記第2腕片に区画されて、前記ヘッドスライダおよび第2可撓部の間で第2仮想平面に平行な軸線回りで湾曲する第2湾曲板部とを備えることを特徴とする記憶媒体駆動装置。
  10. 請求項8に記載の記憶媒体駆動装置において、第1腕片および第2腕片は1枚の金属板から成形されることを特徴とする記憶媒体駆動装置。
  11. 請求項10に記載の記憶媒体駆動装置において、固定片は前記金属板から一体成形されることを特徴とする記憶媒体駆動装置。
  12. 請求項10に記載の記憶媒体駆動装置において、前記第1圧電素子の表面に積層されて、前記第1可撓部との間に前記第1圧電素子を挟み込む導電性の第1電極層と、前記第2圧電素子の表面に積層されて、前記第2可撓部との間に前記第2圧電素子を挟み込む導電性の第2電極層とを備えることを特徴とする記憶媒体駆動装置。
  13. 請求項8に記載の記憶媒体駆動装置において、前記第1可撓部の表面に受け止められる導電性の第1電極層と、第1電極層との間に第1圧電素子を挟み込む導電性の第2電極層と、前記第2可撓部の表面に受け止められる導電性の第3電極層と、第3電極層との間に第2圧電素子を挟み込む導電性の第4電極層とを備えることを特徴とする記憶媒体駆動装置。
  14. 請求項8に記載の記憶媒体駆動装置において、前記第1可撓部の表面に積み重ねられて前記第1圧電素子を構成する複数の第1圧電効果材薄膜と、第1圧電素子内で交互に第1圧電効果材薄膜同士の間に挟み込まれる第1および第2電極層と、前記第2可撓部の表面に積み重ねられて前記第2圧電素子を構成する複数の第2圧電効果材薄膜と、第2圧電素子内で交互に第2圧電効果材薄膜同士の間に挟み込まれる第3および第4電極層とを備えることを特徴とする記憶媒体駆動装置。
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