JPWO2008139554A1 - コネクタ用ソケット及びヘッダ - Google Patents

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Abstract

低背型コネクタにおいて、バリ等の発生を抑制することができるコネクタ用ソケット及びヘッダを提供する。コネクタ(1)用のソケット(10)において、ソケットボディ(11)をソケットボディ基部(12)とソケットボディ固着部(13)とに分けて成形する。ソケットボディ基部(12)は予め高い射出圧力で溶融樹脂を射出して成形しておく。ソケットボディ基部(12)をソケットコンタクト(30)と共に金型内で位置決め配置し、低い射出圧力で溶融樹脂を射出してソケットボディ固着部(13)を成形する。このようにソケット(10)の成形を2回に分けて行うことにより、ソケットコンタクト(30)をインサート成形した場合であってもバリ等の発生が抑えられる。ヘッダ(40)も同様に、予め高い射出圧力でヘッダボディ基部(42)を成形しておき、ヘッダコンタクト(60)と共にヘッダボディ固着部(43)をインサート成形する。

Description

本発明は、主に基板同士を互いに電気的に接続するためのコネクタ用ソケット及びヘッダに関する。
従来より、主に基板同士、例えば硬質なプリント配線基板と軟質なフレキシブルプリント配線基板とを互いに接続するコネクタとして、特開2004−55463号公報及びURL「http://www.mew.co.jp/ac/download/control/connector/base-fpc/catalog/con_jpn_f4.pdf」に開示されているようなコネクタが提案されている。この種のコネクタは、ソケットとヘッダとから構成されている。ソケットは、樹脂製のソケットボディと金属製のソケットコンタクトとから構成される。ヘッダは、樹脂製のヘッダボディと金属製のヘッダコンタクトとから構成される。この種のコネクタは、各コンタクト同士の隙間(ピッチ)が0.4mm程度と非常に狭く、さらにソケットとヘッダとを接続した際の高さが0.9mm程度と非常に低いものとなっている。
一方、樹脂材料と金属材料とからなるコネクタの製造方法としては、一般にボディの成形の際にコンタクトをインサート成形することが行われている。例えば、上記各文献に開示されたコネクタにおけるヘッダは、ヘッダコンタクトとヘッダボディとをインサート成形することにより製造されている。
しかしながら、この種の低背型コネクタにおいては、高さを低くしなければならないため、樹脂成形部分の厚さが非常に薄くなっている。このため、インサート成形を行う際には、射出する溶融樹脂の圧力を非常に高くしなければならない。一方、ソケットコンタクト或いはヘッダコンタクトの厚さや幅には設計値に対する誤差があり、金型はその誤差があっても成形できるようにしておかなければならない。従って、金型の精度を高くした場合であっても、各コンタクトの誤差によっては、溶融樹脂の高い圧力によってコンタクト部分に樹脂がはみ出してバリ等が発生することがある。よって、従来の低背型コネクタは製造段階での歩留まりがよくないという不都合があった。
また、この種のソケットにおけるソケットコンタクトは、湾曲形成され、自身の弾性によってヘッダコンタクトと接触する接触部を有しているものが多い。このようなソケットコンタクトを有するソケットをインサート成形する場合、この接触部の湾曲した部分に樹脂が入り込み、接触部の弾性が失われてしまって、ソケットにヘッダを装着することができなくなるおそれがある。特に、この種のコネクタは、各コンタクト間のピッチが非常に狭くなっているため、ソケットコンタクトの接触部内に樹脂が入り込まないように金型の精度を上げることは非常に困難であった。
本発明は、コネクタ用ソケット及びヘッダの改良を目的とし、さらに詳しくは前記不都合を解消するために、バリ等の発生を抑制することができるコネクタ用ソケット及びヘッダを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のコネクタ用ソケットは、一対の配線基板のうち一方に固定されるソケットと他方に固定されるヘッダとからなり、前記一対の配線基板を着脱自在に接続するコネクタに用いられるソケットであって、前記ソケットは樹脂製のソケットボディと、前記ソケットボディに複数並列に設けられた金属製の線状のソケットコンタクトとを備え、前記ソケットコンタクトは、湾曲形成され自身の弾性によって前記ヘッダに設けられたヘッダコンタクトと接触する接触部と、前記接触部と連続して前記ソケットボディから突出し前記配線基板に形成されたランドに半田付けされる半田付け部とを有し、前記ソケットボディは、ソケットボディ基部と、前記接触部と前記半田付け部との間の位置で前記ソケットコンタクトを前記ソケットボディ基部に固着するソケットボディ固着部とを有し、前記ソケットボディ基部は所定の射出圧力で溶融樹脂を射出成形することにより予め成形され、前記ソケットボディ固着部は前記所定の射出圧力よりも低い射出圧力で溶融樹脂が射出されて前記ソケットコンタクトと共にインサート成形されてなることを特徴とする。
本発明のコネクタ用ソケットは、前記ソケットボディを溶融樹脂の射出圧力の高い前記ソケットボディ基部を予め成形しておき、溶融樹脂の射出圧力の低いソケットボディ固着部を前記ソケットコンタクトと共にインサート成形することにより成形されている。このように、前記ソケットコンタクトをインサート成形するときは、溶融樹脂の射出圧力を低くできるので、前記ソケットコンタクトの接触部の弾性を維持した状態でインサート成形することが可能となる。また、インサート成形時における溶融樹脂の射出圧力を低くすることにより、ソケットコンタクトの表面に溶融樹脂がはみ出しにくくなるため、バリ等の発生が抑制される。
また、本発明のコネクタ用ソケットにおいては、前記ソケットボディ固着部が、前記ソケットコンタクトの表面を被覆する被覆部を有していることが好ましい。前記ソケットコンタクトを前記ソケットボディ固着部と共にインサート成形することができれば、そのインサート成形時に前記ソケットコンタクトの表面を被覆する被覆部を設けることはインサート成形を行う金型の形状を変更するだけでできるため容易となる。また、前記被覆部が設けられたソケットであれば、前記ソケットコンタクトの半田付け部を配線基板に半田付けする際に、前記半田付け部から前記接触部までの半田の這い上がりを防止することができる。
また、本発明のコネクタ用ソケットにおいては、前記ソケットボディ固着部に、前記ソケットボディ基部に設けられた被係止部に係止される係止部が設けられていることが好ましい。予め成形されたソケットボディ基部とインサート成形されたソケットボディ固着部は、インサート成形時に互いに溶融結合しない。従って、両者が分離しないようにするためには前記被係止部及び前記係止部が設けられていることが好ましい。
また、前記目的を達成するために、本発明のコネクタ用ヘッダは、一対の配線基板のうち一方に固定されるソケットと他方に固定されるヘッダとからなり、前記一対の配線基板を着脱自在に接続するコネクタに用いられるヘッダであって、前記ヘッダは、樹脂製のヘッダボディと、前記ヘッダボディに複数並列に設けられた金属製の線状のヘッダコンタクトとを備え、前記ヘッダコンタクトは、前記ソケットに設けられたソケットコンタクトに接触するために前記ソケット側に突出する接触部と、前記接触部と連続して前記ヘッダボディから突出して前記配線基板に形成されたランドに半田付けされる半田付け部とを有し、前記ヘッダボディは、ヘッダボディ基部と、前記接触部と前記半田付け部との間の位置で前記ヘッダコンタクトを前記ヘッダボディ基部に固着するヘッダボディ固着部とを有し、前記ヘッダボディ基部は所定の射出圧力で溶融樹脂を射出成形することにより予め成形され、前記ヘッダボディ固着部は前記所定の射出圧力よりも低い射出圧力で溶融樹脂が射出されて前記ヘッダコンタクトと共にインサート成形されてなることを特徴とする。
本発明のコネクタ用ヘッダは、前記ヘッダボディを溶融樹脂の射出圧力の高い前記ヘッダボディ基部を予め成形しておき、溶融樹脂の射出圧力の低いヘッダボディ固着部を前記ヘッダコンタクトと共にインサート成形することにより成形されている。従って、前記ヘッダコンタクトをインサート成形する際には溶融樹脂の射出圧力が低いため、ヘッダコンタクトの表面に溶融樹脂がはみ出しにくいため、バリ等の発生が抑制される。
また、本発明のコネクタ用ヘッドにおいても、上記コネクタ用ソケットと同様に、前記固着部に、前記ヘッダボディ基部に設けられた被係止部に係止される係止部が設けられていることが好ましい。
次に、本発明のコネクタ用ソケット及びヘッダの実施形態の一例について、図1乃至図8を参照して説明する。図1は本実施形態のコネクタを示す説明図である。図2は本発明のコネクタ用ソケットのソケットボディ基部を示す説明図である。図3は本発明のコネクタ用ソケットを示す説明図である。図4は本発明のコネクタ用ソケットのソケットコンタクトを示す説明図である。図5は本発明のコネクタ用ヘッダのヘッダボディ基部を示す説明図である。図6は本発明のコネクタ用ヘッダを示す説明図である。図7は本発明のコネクタ用ヘッドのヘッダコンタクトを示す説明図である。図8は本発明のコネクタ用ソケット及びヘッダの接続状態を示す説明図である。
本実施形態のコネクタ1は、図1に示すソケット10とヘッダ40とから構成され、図示しないプリント配線基板とフレキシブル配線基板とを着脱自在に接続するものである。
ソケット10は、図1に示すように、樹脂製のソケットボディ11と、金属製のソケットコンタクト30とを備えている。ソケットボディ11は、図2及び図3に示すソケットボディ基部12と、図3に示すソケットボディ固着部13とから構成されている。このソケットボディ基部12とソケットボディ固着部13の素材は、共に同一の樹脂(本実施形態では液晶ポリマー)を用いている。また、ソケットボディ固着部13は、予め成形されたソケットボディ基部12に、ソケットコンタクト30を位置決め固定し、金型内でインサート成形することにより成形されている。
ソケットボディ基部12は、図2(a)乃至(c)に示すように、全体として扁平な矩形状に形成されている。また、ソケットボディ基部12は、図2(d)に示すように、薄板状の底板部14と、この底板部14の中央部から起立する起立部15と、この起立部15から幅方向外方に突出する板状の規制部16とを有している。そして、この底板部14と起立部15と規制部16とにより囲まれた空間がソケットコンタクト30の逃げ溝17となっている。また、底板部14の幅方向外側には厚さ方向に貫通する係止孔18が設けられている。この係止孔18は、図2(f)に示すように、裏面側が長手方向に突出する被係止部19となっている。また、本実施形態では、ソケットボディ基部12の長手方向の側辺に、それぞれ12本のソケットコンタクト30が並設されるように、ソケットコンタクト位置決め溝20が設けられている。
ソケットボディ固着部13は、図3(d)乃至(f)に示すように、ソケットボディ基部12の周囲を囲んで厚さ方向に突出するように形成されている。そして、ソケットボディ固着部13の一部は、図3(a)及び(d)に示すように、ソケットコンタクト30の表面を被覆する被覆部21となっている。また、ソケットボディ固着部13は、図3(d)に示すように、ソケットコンタクト30と一体にインサート成形され、ソケットコンタクト30の一部を固着して保持する固着部22を有している。また、ソケットボディ固着部13は、図3(f)に示すように、ソケットボディ基部12に設けられた被係止部19内に溶融樹脂が射出されて固化した係止部23を有している。また、ソケットボディ固着部13は、図3(a)及び(e)に示すように、ヘッダ40が装着される際にヘッダボディ41を案内して位置決めする案内壁24を有している。
ソケットコンタクト30は、図3(d)及び図4に示すように、後述するヘッダコンタクト60と接触する接触部31と、ソケットボディ固着部13の固着部22に保持される被固着部32と、図示しない配線基板のランドに半田付けされる半田付け部33とを有している。接触部31は、図4(c)に示すように、側面視で略U字状に形成され、上端部31aが内側に突出するように加工されている。被固着部32は、図4(c)に示すように、略逆U字状に折り曲げられている。半田付け部33は、図4(c)に示すように、被固着部32からソケットボディ11の外方に突出するように折り曲げられている。
また、接触部31の先端側(ソケットボディ11の中心側)には、斜め下方に向けて延びる押圧部34が設けられている。この押圧部34の先端側は、図3(d)に示すように、ソケットボディ基部12の逃げ溝17内に延びており、その先端部がソケットボディ基部12の底板部14に接触している。また、半田付け部33は、図4(d)に示すように、軸方向から見た形状が8角形となるように角部が面取りされている。本実施形態においては、図3(a)における複数のソケットコンタクト30間のピッチは、0.4mmとなっている。
上記構成の本実施形態のソケット10は、次のようにして成形されている。まず、ソケットボディ基部12を予め射出成形により成形する。このときの溶融樹脂の射出圧力は約117.6MPa(1,200kg/c・)である。また、ソケットコンタクト30も予め金属板をプレス加工すると共に金メッキを行い、予め形成しておく。この場合、金属板をプレス加工する際に、複数のソケットコンタクト30を必要数ごとに図示しないキャリアで連結しておく。次に、ソケット10の外形と同様の形状に形成されたキャビティを有する金型(図示せず)内に、成形されたソケットボディ基部12とソケットコンタクト30とを位置決めして載置する。そして、金型の型閉めを行い、キャビティ内に溶融樹脂を射出することにより、ソケットボディ基部12とソケットコンタクト30とをインサート成形し、ソケットボディ固着部13の成形を行う。このときの溶融樹脂の射出圧力は約49MPa(500kg/c・)である。
このように、本実施形態のソケット10は、ソケットボディ基部12については、予め高い射出圧力で射出成形をしておき、ソケットボディ基部12とソケットコンタクト30とをインサート成形する際には低い射出圧力で成形を行っている。従って、インサート成形を行う際には、ソケットコンタクト30から溶融樹脂がはみ出しにくいため、バリ等の発生が抑制される。
また、本実施形態のソケット10は、ソケットコンタクト30の半田付け部33と接触部31との間にインサート成形時に形成された被覆部21が設けられている。このため、ソケット10を配線基板上に半田付けする際に、溶融した半田がソケットコンタクト30の表面を這い上がろうとしても被覆部21に遮られる。従って、半田付け時に半田がソケットコンタクト30の接触部31に到達することがない。これにより、ソケットコンタクト30とヘッダコンタクト60との接続が確実に行われる。
次に、本実施形態のヘッダ40について図1、5乃至7を参照して説明する。本実施形態のヘッダ40は、図1に示すように、樹脂製のヘッダボディ41と、金属製のヘッダコンタクト60とを備えている。ヘッダボディ41は、図5及び図6に示す略薄板状のヘッダボディ基部42と、図6に示すヘッダボディ基部42の周囲に設けられたヘッダボディ固着部43とから構成されている。また、ヘッダボディ固着部43は、予め成形されたヘッダボディ基部42に、ヘッダコンタクト60を位置決め固定し、金型内でインサート成形することにより成形されている。
ヘッダボディ基部42は、図5(a)及び(d)に示すように、全体として扁平な矩形状に形成されている。また、ヘッダボディ基部42は、図5(d)に示すように、薄板状の薄板部44と、図5(a)乃至(f)に示すように、この薄板部44の短手方向側縁から厚さ方向に突出する案内壁45とを有している。この案内壁45が設けられている部分には、案内壁45及び薄板部44の表裏を貫通する係止孔46が設けられている。この係止孔46は、図5(e)に示すように、裏面側が短手方向内側に突出する被係止部47となっている。また、薄板部44の長手方向の側辺に、それぞれ12本のヘッダコンタクト60が並設されるように、位置決め溝48と位置決め突起49が設けられている。
ヘッダボディ固着部43は、図6(a)、(d)及び(e)に示すように、ヘッダボディ基部42の長手方向の側縁を囲んで厚さ方向に突出するように形成されている。また、ヘッダボディ固着部43は、図6(d)及び(e)に示すように、ヘッダコンタクト60と一体にインサート成形され、ヘッダコンタクト60の一部を固着して保持する固着部50を有している。また、ヘッダボディ固着部43は、図6(e)に示すように、ヘッダボディ基部42に設けられた被係止部47内に溶融樹脂が射出されて固化した係止部51を有している。また、ヘッダボディ固着部43の長手方向側縁の一部は、図6(a)に示すように、ヘッダボディ基部42の案内壁45と一体となって案内壁45を形成している。
ヘッダコンタクト60は、図6(d)及び図7に示すように、ソケットコンタクト30と接触する接触部61と、ヘッダボディ固着部43の固着部50に保持される被固着部62と、図示しない配線基板のランドに半田付けされる半田付け部63とを有している。接触部61は、図7(c)に示すように、側面視で台形状に形成されている。また、接触部61には、ソケットコンタクト30の接触部31に当接する接触突起64が設けられている。また、半田付け部63は、図7(d)に示すように、軸方向から見た形状が8角形となるように角部が面取りされている。
上記構成のコネクタ1は、図8に示すように、接続が行われる。まず、図8(a)に示す状態からソケット10とヘッダ40とが相対的に接近すると、接触部61の先端が接触部31に当接する。この状態からさらにソケット10とヘッダ40とが接近すると、図8(b)に示すように、接触部61によって接触部31の上端部31aが押し広げられる。このとき、ソケットコンタクト30の被固着部32はソケットボディ固着部13の固着部22に保持されているため、接触部31は主に押圧部34側に広がる。すると、押圧部34はソケットボディ基部12の規制部16に当接するため、ヘッダ40側の接触部61はソケット10側の接触部31の上端部31aによって挟持されるようになる。
この状態からさらにソケット10とヘッダ40とが接近すると、ヘッダ40側の接触部61に設けられている接触突起64がソケット10側の接触部31の内側に突出している上端部31aを通過して接触部31内に移動するため、ソケット10とヘッダ40との間に接続感が生じる。また、ヘッダ40側の接触部61は、ソケット10側から遠ざかる方向に広がる台形状となっているため、ソケット10とヘッダ40とが接続されると、ソケット10側の接触部31の上端部31aがヘッダ40側の接続部61に広げられる。すると、ソケットコンタクト30の押圧部34がソケットボディ基部12の規制部16によって強く曲げられ、ソケット10側の接触部31によるヘッダ40側の接触部61への押圧力が上昇する。さらに、ヘッダ40側の接触部61に設けられている接触突起64がソケット10側の接触部31の上端部31aに係合した状態となっている。これにより、ソケット10とヘッダ40との接続が強固なものとなる。
本実施形態のソケット10及びヘッダ40は、両者が接続されたときの高さが0.9mmとなる。このような低背型コネクタにおいても、ソケット10はソケットボディ11とソケットコンタクト30とをインサート成形することができ、ソケットコンタクト30の表面を被覆部21で覆うことができるので、半田の這い上がりを確実に防止できるソケット10を提供することができる。
なお、上記実施形態における各寸法等は一例であり、これらの寸法等に限られるものではない。例えば、ソケット10及びヘッダ40を接続した際の高さは、0.75mmから5.0mm(近年では2.0mm以下)の間のいわゆる低背型コネクタ全般に適用することができる。また、ソケットコンタクト30のピッチ及び本数も必要とされる任意の本数に適用可能である。また、溶融樹脂の射出圧力も、ソケット10及びヘッダ40の形状や原料となる樹脂の種類により適宜変更が可能である。また、コネクタ1は、プリント配線基板とフレキシブル配線基板とを接続するだけでなく、プリント配線基板同士や、フレキシブル配線基板同士を接続してもよい。また、上記実施形態では、被係止部19及び47はそれぞれ貫通孔18及び46に設けられているが、これに限らず、予め成型されたボディ基部と、後にインサート成形されるボディ固着部とが分離しないような形状であればよく、係止部が被係止部に係止されるような形状となっていればよい。
本実施形態のコネクタを示す説明図。 本発明のコネクタ用ソケットのソケットボディ基部を示す説明図。 本発明のコネクタ用ソケットを示す説明図。 本発明のコネクタ用ソケットのソケットコンタクトを示す説明図。 本発明のコネクタ用ヘッダのヘッダボディ基部を示す説明図。 本発明のコネクタ用ヘッダを示す説明図。 本発明のコネクタ用ヘッドのヘッダコンタクトを示す説明図。 本発明のコネクタ用ソケット及びヘッダの接続状態を示す説明図。
符号の説明
1…コネクタ、10…ソケット、11…ソケットボディ、12…ソケットボディ基部、13…ソケットボディ固着部、30…ソケットコンタクト、31…接触部、33…半田付け部、40…ヘッダ、41…ヘッダボディ、42…ヘッダボディ基部、43…ヘッダボディ固着部、60…ヘッダコンタクト、61…接触部、63…半田付け部。

Claims (5)

  1. 一対の配線基板のうち一方に固定されるソケットと他方に固定されるヘッダとからなり、前記一対の配線基板を着脱自在に接続するコネクタに用いられるソケットであって、
    前記ソケットは樹脂製のソケットボディと、前記ソケットボディに複数並列に設けられた金属製の線状のソケットコンタクトとを備え、
    前記ソケットコンタクトは、湾曲形成され自身の弾性によって前記ヘッダに設けられたヘッダコンタクトと接触する接触部と、前記接触部と連続して前記ソケットボディから突出し前記配線基板に形成されたランドに半田付けされる半田付け部とを有し、
    前記ソケットボディは、ソケットボディ基部と、前記接触部と前記半田付け部との間の位置で前記ソケットコンタクトを前記ソケットボディ基部に固着するソケットボディ固着部とを有し、
    前記ソケットボディ基部は所定の射出圧力で溶融樹脂を射出成形することにより予め成形され、前記ソケットボディ固着部は前記所定の射出圧力よりも低い射出圧力で溶融樹脂が射出されて前記ソケットコンタクトと共にインサート成形されてなることを特徴とするコネクタ用ソケット。
  2. 前記ソケットボディ固着部は、前記ソケットコンタクトの表面を被覆する被覆部を有していることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ用ソケット。
  3. 前記ソケットボディ固着部は、前記ソケットボディ基部に設けられた被係止部に係止される係止部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ用ソケット。
  4. 一対の配線基板のうち一方に固定されるソケットと他方に固定されるヘッダとからなり、前記一対の配線基板を着脱自在に接続するコネクタに用いられるヘッダであって、
    前記ヘッダは、樹脂製のヘッダボディと、前記ヘッダボディに複数並列に設けられた金属製の線状のヘッダコンタクトとを備え、
    前記ヘッダコンタクトは、前記ソケットに設けられたソケットコンタクトに接触するために前記ソケット側に突出する接触部と、前記接触部と連続して前記ヘッダボディから突出して前記配線基板に形成されたランドに半田付けされる半田付け部とを有し、
    前記ヘッダボディは、ヘッダボディ基部と、前記接触部と前記半田付け部との間の位置で前記ヘッダコンタクトを前記ヘッダボディ基部に固着するヘッダボディ固着部とを有し、
    前記ヘッダボディ基部は所定の射出圧力で溶融樹脂を射出成形することにより予め成形され、前記ヘッダボディ固着部は前記所定の射出圧力よりも低い射出圧力で溶融樹脂が射出されて前記ヘッダコンタクトと共にインサート成形されてなることを特徴とするコネクタ用ヘッダ。
  5. 前記固着部は、前記ヘッダボディ基部に設けられた被係止部に係止される係止部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載のコネクタ用ヘッダ。
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