JPWO2008126494A1 - 光ピックアップ装置及び光学素子 - Google Patents

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Abstract

本発明は、薄形の構成とでき、更に光の利用効率を高めて、異なる種類の光ディスクに対して情報の記録を行うことができる光ピックアップ装置及びそれに用いる光学素子を提供する。第1の対物レンズ部OBJ1の光学面に回折構造を設けることで、例えばいずれも無限平行光束の状態で、第1光束と第2光束とを第1の対物レンズ部OBJ1に入射させることでパワー差を持たせ、光の利用効率を高めながら、HDとDVDに対して互換可能に情報の記録及び/又は再生を行うことができる。一方、第2の対物レンズ部OBJ2の光学面は屈折面のみからなるものとし、例えば無限平行光束の状態で、第3光束を入射させることで、CDに対して情報の記録及び/又は再生を行うことができる。このような構成を採用することで、光学素子OEの焦点距離を短くでき、ワーキングディスタンスを長く確保できるため、ノートPC等に搭載する光ピックアップ装置として好適である。

Description

本発明は、異なる種類の光情報記録媒体(光ディスクともいう)に対して情報の記録及び/又は再生を行える光ピックアップ装置及び光学素子に関する。
近年、波長400nm程度の青紫色半導体レーザを用いて、情報の記録及び/又は再生を行える高密度光ディスクシステムの研究・開発が急速に進んでいる。一例として、NA0.65、光源波長405nmの仕様で情報記録及び/又は再生を行う光ディスク、いわゆるHD DVD(以下、HDという)では、直径12cmの光ディスクに対して、1層あたり15〜20GBの情報の記録が可能である。また、別の例として、NA0.85、光源波長405nmの仕様で情報記録及び/又は再生を行う光ディスク、いわゆるBlu−ray Disc(以下、BDという)では、直径12cmの光ディスクに対して、1層あたり15〜25GBの情報の記録が可能である。以下、本明細書では、このような光ディスクを「高密度光ディスク」と呼ぶ。
また、現在において、多種多様な情報を記録したDVDやCD(コンパクトディスク)が販売されている現実をふまえると、一台のプレーヤーで可能な限り様々なタイプの光ディスクに対して適切に情報の記録及び/又は再生ができるようにすることが望まれている。更に、光ピックアップ装置がノート型パソコン等に搭載されることが多い実情をふまえると、複数種の光ディスクに対する互換性を有するのみでは足らず、そのコンパクト化を実現する事が重要である。
ここで、特許文献1には、一つの対物レンズで、HD、DVD、CDに対して互換可能に情報の記録及び/又は再生を行える光ピックアップ装置が開示されている。
特開2006−127721号公報
しかしながら、特許文献1のように、回折構造を用いて3つの異なる光ディスクに対して互換可能に情報の記録及び/又は再生を行う場合、有限倍率が各光ディスクで異なるため光学系の構成が複雑になるという問題がある。逆に対物レンズの倍率を各光ディスクで無限倍率とすると光の利用効率が低下する。スカラー計算ではHD側80%、DVD側90%、CD側50%となり、情報記録の面では好ましくない。
また、ノートPC等に用いられる光ピックアップ装置は、薄い構成であることが要求される。薄型化するために対物レンズ部の焦点距離を短くする場合に、保護基板の厚い光ディスク時のワーキングディスタンス(WD)値が制約となってしまい、十分小さな焦点距離を選択できないことがある。特許文献1の実施例では、第1光ディスク使用時の焦点距離が1.85mm(有効径φ2.3mm)で、第3光ディスク使用時のワーキングディスタンスが0.59mmである。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、薄形の構成とでき、更に光の利用効率を高めて、異なる種類の光ディスクに対して情報の記録を行うことができる光ピックアップ装置及びそれに用いる光学素子を提供することを目的とする。
本明細書においては、DVDとは、DVD−ROM、DVD−Video、DVD−Audio、DVD−RAM、DVD−R、DVD−RW、DVD+R、DVD+RW等のDVD系列光ディスクの総称であり、CDとは、CD−ROM、CD−Audio、CD−Video、CD−R、CD−RW等のCD系列光ディスクの総称である。更に、情報の記録/再生用の光源として、青紫色半導体レーザや青紫色SHGレーザを使用する光ディスク(光情報記録媒体ともいう)を用いることもできる。このような光ディスクを総称して「高密度光ディスク」といい、NA0.85の対物光学系により情報の記録/再生を行い、保護層の厚さが0.1mm程度である規格の光ディスク(例えば、Blu-ray:単にBDともいう)の他に、NA0.65乃至0.67の対物光学系により情報の記録/再生を行い、保護層の厚さが0.6mm程度である規格の光ディスク(例えば、HD DVD:単にHDともいう)も含むものとする。また、このような保護層をその情報記録面上に有する光ディスクの他に、情報記録面上に数〜数十nm程度の厚さの保護膜を有する光ディスクや、保護層或いは保護膜の厚さが0の光ディスクも含むものとする。また、本明細書においては、高密度光ディスクには、情報の記録/再生用の光源として、青紫色半導体レーザや青紫色SHGレーザを使用する光磁気ディスクも含まれるものとする。記録密度は、高密度光ディスクが最も高く、次いでDVD、CDの順に低くなる。
また、本明細書において、「光路差付与構造」とは、光軸方向の段差を複数有し、入射光束に対して光路差を付加する構造の総称である。この段差により入射光束に付加される光路差は、入射光束の波長の整数倍であってもよいし、入射光束の波長の非整数倍であってもよい。このような光路差付与構造の具体的な例としては、上記の段差が光軸垂直方向に周期的な間隔をもって配置された構造や、上記の段差が光軸垂直方向に非周期的な間隔をもって配置された構造を含むものである。
光路差付与構造は、例えば、特開2005−276418号公報の図1乃至図4に概略的に示されたような様々な断面形状をとり得るものである。
請求の範囲1に記載の光ピックアップ装置は、波長λ1の第1光束を出射する第1光源と、波長λ2(λ1<λ2)の第2光束を出射する第2光源と、波長λ3(λ2<λ3)の第3光束を出射する第3光源と、第1の対物レンズ部と第2の対物レンズ部とを有する光ピックアップ装置であって、
前記第1の対物レンズ部は、少なくとも一つの光学面が光路差付与構造を有し、前記第1光束を、厚さt1の保護基板を介して第1光ディスクの情報記録面上に集光し、且つ前記第2光束を、厚さt2の保護基板を介して第2光ディスクの情報記録面上に集光し、
前記第2の対物レンズ部は、前記第3光束を、厚さt3(t1<t3、t2<t3)の保護基板を介して第3光ディスクの情報記録面上に集光することを特徴とする。
本発明によれば、前記第1の対物レンズ部の光学面に光路差付与構造を設けることで、例えばいずれも無限平行光束の状態で前記第1光束と前記第2光束とを、前記第1の対物レンズ部の光路差付与構造に入射させることでパワー差を持たせ、光の利用効率を高めながら、前記第1光ディスクと前記第2光ディスクの情報記録面に対して互換可能に情報の記録及び/又は再生を行うことができる。一方、第2対物レンズ部は、第3光束を用いて第3光ディスクに対して記録/再生を行うことのみ対応させている。第3光ディスクに対しては、例えば無限平行光束の状態で前記第3光束を第2対物レンズ部に入射させることで、前記第3光ディスクの情報記録面に対して情報の記録及び/又は再生を行うことができる。ここで前記第2対物レンズは互換性考慮不要及び、開口数(NA)が小さいので屈折面で構成することもできる。このような構成を採用することで、前記第1の対物レンズ部の焦点距離を短くでき、前記第1の対物レンズ部の焦点距離とは独立に前記第3光ディスクのWDを確保できるため、ノートPC等に搭載する光ピックアップ装置として好適である。また、各光束の光利用効率も高い値を維持する事が可能となる。
請求の範囲2に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲1に記載の発明において、前記第2の対物レンズ部は、2つの対向する光学面が屈折面であることを特徴とするので、金型の加工が容易になり低コストで製造できる。
請求の範囲3に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲1又は2に記載の発明において、前記第1の対物レンズ部の第1光ディスク使用時の有効径をφ1(mm)、前記第2の対物レンズ部の有効径をφ2(mm)としたときに、以下の式を満たすことを特徴とする。
0.8 < φ1/φ2 < 1.2 (1)
請求の範囲4に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲1〜3いずれかに記載の発明において、前記第2の対物レンズ部のワーキングディスタンスをWD2(mm)としたときに、以下の式を満たすことを特徴とする。
0.3 ≦ WD2 ≦ 0.6 (2)
請求の範囲5に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲1〜4のいずれかに記載の発明において、前記第1の対物レンズ部の前記第1光束についての焦点距離をf1(mm)、前記第2の対物レンズ部の前記第3光束についての焦点距離をf2(mm)としたときに、以下の式を満たすことを特徴とする。
1.1 < f2/f1 < 1.5 (3)
請求の範囲6に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲1〜5のいずれかに記載の発明において、前記第1光束に対する前記第1の対物レンズ部の光学系倍率をm1とし、前記第2光束に対する前記第1の対物レンズ部の光学系倍率をm2とし、前記第3光束に対する前記第2の対物レンズ部の倍率をm3としたときに、以下の式を満たすことを特徴とする。
−0.02 < m1 < 0.02 (4)
−0.02 < m2 < 0.02 (5)
−0.02 < m3 < 0.02 (6)
より好ましくは、第1光束、第2光束、第3光束がいずれも平行光として対物レンズ部に入射することである。
請求の範囲7に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲1〜6のいずれかに記載の発明において、前記第1光束を、厚さt4(t4<t1)の保護基板を介して第4光ディスクの情報記録面上に集光する第3の対物レンズ部を有することを特徴とする。
請求の範囲8に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲1〜7のいずれかに記載の発明において、前記第1の対物レンズ部と前記第2の対物レンズ部とは一体的に成形されていることを特徴とする。例えば、第1の対物レンズ部及び第2の対物レンズ部とを有する光学素子を射出成形による一体成形などにより得、第1の対物レンズ部と第2の対物レンズ部とが癒合しているような場合が、一例としてあげられる。
請求の範囲9に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲1〜7のいずれかに記載の発明において、前記第1の対物レンズ部と前記第2の対物レンズ部とは別個に形成され、組み合わされることにより一体化された光学素子を形成していることを特徴とする。例えば、図7、図8に示すような場合をいう。詳細は後述する。
請求の範囲10に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲1〜7のいずれかに記載の発明において、前記第1の対物レンズ部と前記第2の対物レンズ部とは別体の光学素子であることを特徴とする。第1の対物レンズ部と第2の対物レンズ部が、図4、図5、図6に示す例のように別体の光学素子である場合をいう。
請求の範囲11に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲1〜10のいずれかに記載の発明において、前記第3光ディスクはCDであることを特徴とする。
請求の範囲12に記載の光学素子は、請求の範囲1〜9のいずれかに記載の光ピックアップ装置に用いられることを特徴とする。
ここで、第1光ディスクはHD、第2光ディスクはDVD、第3光ディスクはCD、第4光ディスクはBDであると好ましい。また、第1対物レンズ部、第2対物レンズ部、第3レンズ部を一体的に形成しても良いし、第1対物レンズ部、第2対物レンズ部、第3レンズ部を別個に形成され組み合わせても良い。この場合にも、個々の対物レンズの焦点距離設定を個別に設定することが可能となる。
本発明によれば、薄形の構成とでき、更に光の利用効率を高めて、異なる種類の光ディスクに対して情報の記録を行うことができる光ピックアップ装置及びそれに用いる光学素子を提供することができる。
光ピックアップ装置PU1の構成を概略的に示す図である。 光ピックアップ装置PU2の構成を概略的に示す図である。 光ピックアップ装置PU3の構成を概略的に示す図である。 光ピックアップ装置PU4の構成を概略的に示す図である。 光ピックアップ装置PU5の構成を概略的に示す図である。 光ピックアップ装置PU6の構成を概略的に示す図である。 光学素子OEを示す斜視図である。 光学素子OEの別な例を示す斜視図である。 光学素子OEの別な例の断面図である。
符号の説明
AC 2軸アクチュエータ
AC1 第1アクチュエータ
AC2 第2アクチュエータ
AC3 2軸アクチュエータ
COL コリメータ
COL1 第1コリメータ
COL2 第2コリメータ
COL3 第3コリメータ
CT2 切欠
DP ダイクロイックプリズム
DP1 第1ダイクロイックプリズム
DP2 第2ダイクロイックプリズム
FL1 フランジ部
FL2 フランジ部
HL ホロレーザ
HL1 第1赤色ホロレーザ
HL2 第2赤外ホロレーザ
HM ハーフミラー
LD 半導体レーザ
LQ 液晶素子
M ミラー
OBJ1 第1の対物レンズ部
OBJ2 第2の対物レンズ部
OBJ3 第3の対物レンズ部
OE 光学素子
PBS 偏光ビームスプリッタ
PD 光検出器
PU1 光ピックアップ装置
PU2 光ピックアップ装置
PU3 光ピックアップ装置
PU4 光ピックアップ装置
PU5 光ピックアップ装置
PU6 光ピックアップ装置
QWP1 第1のλ/4波長板
QWP2 第1のλ/4波長板
SN センサレンズ
SN1 第1センサレンズ
SN2 第2センサレンズ
ST 段差部
ST2 段差部
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。尚、本実施の形態にかかる光ピックアップ装置PU1は、光ディスクドライブ装置に組み込むことが可能である。図1は、光ピックアップ装置PU1の概略構成を示す図である。
光ピックアップ装置PU1は、第1光ディスクであるHD及び第4光ディスクであるBDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光され波長λ1=405nmの青紫色レーザ光束(第1光束)を射出する半導体レーザ(第1光源)LDと、第2光ディスクであるDVDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光され波長λ2=655nmの赤色レーザ光束(第2光束)を射出する第1の発光点(第2光源)、第3光ディスクであるCDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光され波長λ3=785nmのレーザ光束(第3光束)を射出する第2の発光点(第3光源)、及び光検出器を備えたホロレーザHLと、光源側の光学面に光路差付与構造としての回折構造を有する第1の対物レンズ部OBJ1と、屈折面のみからなる第2の対物レンズ部OBJ2とを一体的に形成した光学素子OEと、光学素子OEとは別の第3の対物レンズ部OBJ3と、第1光束は透過するが第2光束は反射する第1ダイクロイックプリズムDP1と、光源からの入射光に沿って移動可能に配置され、第1光束は反射するが第2光束及び第3光束は透過する第2ダイクロイックプリズムDP2とを有している。
図1に示す光ピックアップ装置PU1において、BDに対して情報の記録/再生を行う場合には、図1に実線で示す位置に第2ダイクロイックプリズムDP2を移動させ、半導体レーザLDを発光させる。半導体レーザLDから射出された発散光束は、図1において実線でその光線経路を描いたように、偏光ビームスプリッタPBS、λ/4波長板QWP、第1ダイクロイックプリズムDP1を通過し、コリメータCOLにより平行光束に変換され、第2ダイクロイックプリズムDP2により反射されて、第3の対物レンズ部OBJ3に入射した後、BDの保護基板を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。第3の対物レンズ部OBJ3は、2軸アクチュエータAC3によって駆動され、フォーカシングやトラッキングが行われる。
BDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び第3の対物レンズ部OBJ3を通過し、第2ダイクロイックプリズムDP2で反射され、コリメータCOL、第1ダイクロイックプリズムDP1、λ/4波長板QWPを透過した後、偏光ビームスプリッタPBSで反射され、第1センサレンズSN1を介して光検出器PDに入射する。光検出器PDの出力信号により、BDに記録された情報を読み取ることができる。
図1に示す光ピックアップ装置PU1において、HDに対して情報の記録/再生を行う場合には、図1に点線で示す位置に第2ダイクロイックプリズムDP2を移動させ、半導体レーザLDを発光させる。半導体レーザLDから射出された発散光束は、図1において実線でその光線経路を描いたように、偏光ビームスプリッタPBS、λ/4波長板QWP、第1ダイクロイックプリズムDP1を通過し、コリメータCOLにより平行光束に変換され、第2ダイクロイックプリズムDP2により反射されて、第1の対物レンズ部OBJ1に入射する。ここで、光学面の回折構造を通過したときに、最も強度が高くなる0次回折光が、HDの保護基板を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。第1の対物レンズ部OBJ1は、第2の対物レンズ部OBJ2と共に、2軸アクチュエータACによって駆動され、フォーカシングやトラッキングが行われる。
HDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び第1の対物レンズ部OBJ1を通過し、第2ダイクロイックプリズムDP2で反射され、コリメータCOL、第1ダイクロイックプリズムDP1、λ/4波長板QWPを透過した後、偏光ビームスプリッタPBSで反射され、第1センサレンズSN1を介して光検出器PDに入射する。光検出器PDの出力信号により、HDに記録された情報を読み取ることができる。
図1に示す光ピックアップ装置PU1において、DVDに対して情報の記録/再生を行う場合には、図1に点線で示す位置に第2ダイクロイックプリズムDP2を移動させ、ホロレーザHLの第1の発光点を発光させる。第1の発光点から射出された発散光束は、図1において一点鎖線でその光線経路を描いたように、第1ダイクロイックプリズムDP1で反射され、コリメータCOLにより平行光束に変換され、第2ダイクロイックプリズムDP2により反射されて、第1の対物レンズ部OBJ1に入射する。ここで、光学面の回折構造を通過したときに、最も強度が高くなる1次回折光が、DVDの保護基板を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。第1の対物レンズ部OBJ1は、第2の対物レンズ部OBJ2と共に、2軸アクチュエータACによって駆動され、フォーカシングやトラッキングが行われる。
DVDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び第1の対物レンズ部OBJ1を通過し、第2ダイクロイックプリズムDP2で反射され、コリメータCOLを通過し、第1ダイクロイックプリズムDP1で反射され、第2センサレンズSN2を介してホロレーザHL内の光検出器に入射する。この光検出器の出力信号により、DVDに記録された情報を読み取ることができる。
図1に示す光ピックアップ装置PU1において、CDに対して情報の記録/再生を行う場合には、第2ダイクロイックプリズムDP2の位置はいずれでも良い。ここで、ホロレーザHLの第2の発光点を発光させると、第2の発光点から射出された発散光束は、図1において二点鎖線でその光線経路を描いたように、第1ダイクロイックプリズムDP1で反射され、コリメータCOLにより平行光束に変換され、第2ダイクロイックプリズムDP2を通過し、立ち上げミラーMにより反射されて、第2の対物レンズ部OBJ2に入射して、CDの保護基板を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。第2の対物レンズ部OBJ2は、第1の対物レンズ部OBJ1と共に、2軸アクチュエータACによって駆動され、フォーカシングやトラッキングが行われる。
CDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び第2の対物レンズ部OBJ2を通過し、立ち上げミラーMで反射され、第2ダイクロイックプリズムDP2、コリメータCOLを通過し、第1ダイクロイックプリズムDP1で反射され、第2センサレンズSN2を介してホロレーザHL内の光検出器に入射する。この光検出器の出力信号により、CDに記録された情報を読み取ることができる。
図2は、光ピックアップ装置PU2の概略構成を示す図である。光ピックアップ装置PU2は、第1光ディスクであるHD及び第4光ディスクであるBDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光され波長λ1=405nmの青紫色レーザ光束(第1光束)を射出する半導体レーザ(第1光源)LDと、第2光ディスクであるDVDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光され波長λ2=655nmの赤色レーザ光束(第2光束)を射出する第1の発光点(第2光源)と光検出器とを備えた赤色ホロレーザHL1と、第3光ディスクであるCDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光され波長λ3=785nmのレーザ光束(第3光束)を射出する第2の発光点(第3光源)と光検出器を備えた赤外ホロレーザHL2と、光源側の光学面に光路差付与構造としての回折構造を有する第1の対物レンズ部OBJ1と、屈折面のみからなる第2の対物レンズ部OBJ2とを一体的に形成した光学素子OEと、光学素子OEとは別の第3の対物レンズ部OBJ3と、入射した光束に対してオンによりP偏光の光束を出射しオフによりS偏光の光束を出射する液晶素子LQと、P偏光の光束は透過するがS偏光の光束は反射する偏光ビームスプリッタPBSと、第1光束は反射するが第2光束は透過するダイクロイックプリズムDPとを有している。
図2に示す光ピックアップ装置PU2において、BDに対して情報の記録/再生を行う場合には、液晶素子LQをオンとして、半導体レーザLDを発光させる。半導体レーザLDから射出された発散光束は、図2において実線でその光線経路を描いたように、第1コリメータCOL1により平行光束に変換され、液晶素子LQを通過してP偏光となり、偏光ビームスプリッタPBSを通過し、第1のλ/4波長板QWP1を通過して円偏光に変換され、第3の対物レンズ部OBJ3に入射した後、BDの保護基板を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。第3の対物レンズ部OBJ1は、2軸アクチュエータAC3によって駆動され、フォーカシングやトラッキングが行われる。
BDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び第3の対物レンズ部OBJ3を通過し、更に第1のλ/4波長板QWP1を通過してS偏光に変換され、その後偏光ビームスプリッタPBSで反射され、センサレンズSNを介して光検出器PDに入射する。光検出器PDの出力信号により、BDに記録された情報を読み取ることができる。
図2に示す光ピックアップ装置PU2において、HDに対して情報の記録/再生を行う場合には、液晶素子LQをオフとして、半導体レーザLDを発光させる。半導体レーザLDから射出された発散光束は、図2において実線でその光線経路を描いたように、第1コリメータCOL1により平行光束に変換され、液晶素子LQを通過してS偏光となり、偏光ビームスプリッタPBSで反射され、更にダイクロイックプリズムDPで反射され、第2のλ/4波長板QWP2を通過して円偏光に変換され、第1の対物レンズ部OBJ1に入射する。ここで、光学面の回折構造を通過したときに、最も強度が高くなる0次回折光が、HDの保護基板を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。第1の対物レンズ部OBJ1は、第2の対物レンズ部OBJ2と共に、2軸アクチュエータACによって駆動され、フォーカシングやトラッキングが行われる。
HDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び第1の対物レンズ部OBJ1を通過し、更に第2のλ/4波長板QWP2を通過してP偏光に変換され、ダイクロイックプリズムDPで反射された後、偏光ビームスプリッタPBSを透過し、センサレンズSNを介して光検出器PDに入射する。光検出器PDの出力信号により、HDに記録された情報を読み取ることができる。
図2に示す光ピックアップ装置PU2において、DVDに対して情報の記録/再生を行う場合には、赤色ホロレーザHL1の発光点を発光させる。発光点から射出された発散光束は、図2において一点鎖線でその光線経路を描いたように、第2コリメータCOL2により平行光束に変換され、ダイクロイックプリズムDP、第2のλ/4波長板QWP2を通過して、第1の対物レンズ部OBJ1に入射する。ここで、光学面の回折構造を通過したときに、最も強度が高くなる1次回折光が、DVDの保護基板を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。第1の対物レンズ部OBJ1は、第2の対物レンズ部OBJ2と共に、2軸アクチュエータACによって駆動され、フォーカシングやトラッキングが行われる。
DVDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び第1の対物レンズ部OBJ1、第2のλ/4波長板QWP2、ダイクロイックプリズムDPを通過し、第2コリメータCOL2を介して赤色ホロレーザHL1内の光検出器に入射する。この光検出器の出力信号により、DVDに記録された情報を読み取ることができる。
図2に示す光ピックアップ装置PU2において、CDに対して情報の記録/再生を行う場合には、赤外ホロレーザHL2の発光点を発光させると、発光点から射出された発散光束は、図2において二点鎖線でその光線経路を描いたように、第3コリメータCOL3により平行光束に変換され、第2の対物レンズ部OBJ2に入射して、CDの保護基板を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。第2の対物レンズ部OBJ2は、第1の対物レンズ部OBJ1と共に、2軸アクチュエータACによって駆動され、フォーカシングやトラッキングが行われる。
CDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び第2の対物レンズ部OBJ2を通過し、第3コリメータCOL3を介して赤外ホロレーザHL2内の光検出器に入射する。この光検出器の出力信号により、CDに記録された情報を読み取ることができる。
図3は、光ピックアップ装置PU3の概略構成を示す図である。光ピックアップ装置PU3は、光ピックアップ装置PU2に対して、赤外ホロレーザHL2と第3コリメータCOL3を省略する代わりに、第2光ディスクであるDVDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光され波長λ2=655nmの赤色レーザ光束(第2光束)を射出する第1の発光点(第2光源)と、第3光ディスクであるCDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光され波長λ3=785nmのレーザ光束(第3光束)を射出する第2の発光点(第3光源)と、光検出器とを備えたホロレーザHLを用い、更にダイクロイックプリズムDPが、第1光束と第3光束を反射し第2光束を透過するようになっている点が主として異なる。
図3に示す光ピックアップ装置PU3において、BDに対して情報の記録/再生を行う場合には、液晶素子LQをオンとして、半導体レーザLDを発光させる。半導体レーザLDから射出された発散光束は、図3において実線でその光線経路を描いたように、第1コリメータCOL1により平行光束に変換され、液晶素子LQを通過してP偏光となり、偏光ビームスプリッタPBSを通過し、第1のλ/4波長板QWP1を通過して円偏光に変換され、第3の対物レンズ部OBJ3に入射した後、BDの保護基板を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。第3の対物レンズ部OBJ1は、2軸アクチュエータAC3によって駆動され、フォーカシングやトラッキングが行われる。
BDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び第3の対物レンズ部OBJ3を通過し、更に第1のλ/4波長板QWP1を通過してS偏光に変換され、その後偏光ビームスプリッタPBSで反射され、センサレンズSNを介して光検出器PDに入射する。光検出器PDの出力信号により、BDに記録された情報を読み取ることができる。
図3に示す光ピックアップ装置PU3において、HDに対して情報の記録/再生を行う場合には、液晶素子LQをオフとして、半導体レーザLDを発光させる。半導体レーザLDから射出された発散光束は、図3において実線でその光線経路を描いたように、第1コリメータCOL1により平行光束に変換され、液晶素子LQを通過してS偏光となり、偏光ビームスプリッタPBSで反射され、更にダイクロイックプリズムDPで反射され、第2のλ/4波長板QWP2を通過して円偏光に変換され、第1の対物レンズ部OBJ1に入射する。ここで、光学面の回折構造を通過したときに、最も強度が高くなる0次回折光が、HDの保護基板を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。第1の対物レンズ部OBJ1は、第2の対物レンズ部OBJ2と共に、2軸アクチュエータACによって駆動され、フォーカシングやトラッキングが行われる。
HDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び第1の対物レンズ部OBJ1を通過し、更に第2のλ/4波長板QWP2を通過してP偏光に変換され、ダイクロイックプリズムDPで反射された後、偏光ビームスプリッタPBSを透過し、センサレンズSNを介して光検出器PDに入射する。光検出器PDの出力信号により、HDに記録された情報を読み取ることができる。
図3に示す光ピックアップ装置PU3において、DVDに対して情報の記録/再生を行う場合には、ホロレーザHLの第1発光点を発光させる。第1発光点から射出された発散光束は、図3において一点鎖線でその光線経路を描いたように、第2コリメータCOL2により平行光束に変換され、ダイクロイックプリズムDP、第2のλ/4波長板QWP2を通過して、第1の対物レンズ部OBJ1に入射する。ここで、光学面の回折構造を通過したときに、最も強度が高くなる1次回折光が、DVDの保護基板を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。第1の対物レンズ部OBJ1は、第2の対物レンズ部OBJ2と共に、2軸アクチュエータACによって駆動され、フォーカシングやトラッキングが行われる。
DVDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び第1の対物レンズ部OBJ1、第2のλ/4波長板QWP2、ダイクロイックプリズムDPを通過し、第2コリメータCOL2を介してホロレーザHL内の光検出器に入射する。この光検出器の出力信号により、DVDに記録された情報を読み取ることができる。
図3に示す光ピックアップ装置PU3において、CDに対して情報の記録/再生を行う場合には、ホロレーザHLの第2発光点を発光させると、第2発光点から射出された発散光束は、図3において二点鎖線でその光線経路を描いたように、第2コリメータCOL2により平行光束に変換され、ダイクロイックプリズムDPにより反射され、更にミラーMで反射されて、第2の対物レンズ部OBJ2に入射して、CDの保護基板を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。第2の対物レンズ部OBJ2は、第1の対物レンズ部OBJ1と共に、2軸アクチュエータACによって駆動され、フォーカシングやトラッキングが行われる。
CDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び第2の対物レンズ部OBJ2を通過し、ミラーMで反射され、更にダイクロイックプリズムDPにより反射され、第2コリメータCOL2を介してホロレーザHL内の光検出器に入射する。この光検出器の出力信号により、CDに記録された情報を読み取ることができる。
図4は、光ピックアップ装置PU4の概略構成を示す図である。本実施の形態においては、図1の実施の形態に対して、第1の対物レンズ部OBJ1と、第2の対物レンズ部OBJ2とを別体にした点が異なる。このとき、第1の対物レンズ部OBJ1は、第1アクチュエータAC1により駆動され、第2の対物レンズ部OBJ2は、第2アクチュエータAC2により駆動される。尚、第1の対物レンズ部OBJ1と、第2の対物レンズ部OBJ2とは、共通のボビンに組み込まれて一体的に駆動されても良い(以下、同じ)。
図5は、光ピックアップ装置PU5の概略構成を示す図である。本実施の形態においては、図2の実施の形態に対して、第1の対物レンズ部OBJ1と、第2の対物レンズ部OBJ2とを別体にした点が異なる。このとき、第1の対物レンズ部OBJ1は、第1アクチュエータAC1により駆動され、第2の対物レンズ部OBJ2は、第2アクチュエータAC2により駆動される。
図6は、光ピックアップ装置PU6の概略構成を示す図である。本実施の形態においては、図3の実施の形態に対して、第1の対物レンズ部OBJ1と、第2の対物レンズ部OBJ2とを別体にした点が異なる。このとき、第1の対物レンズ部OBJ1は、第1アクチュエータAC1により駆動され、第2の対物レンズ部OBJ2は、第2アクチュエータAC2により駆動される。
図1〜3の光ピックアップ装置に用いられる光学素子OEの例としては、図7に示すように、第1の対物レンズ部OBJ1と別個に成形される第2の対物レンズ部OBJ2は、矩形板状のフランジ部FL2を有しているものが考えられる。フランジ部FL2に形成された開口HOLの段差部STに、フランジ部FL1が保持されるようにして、第1の対物レンズOBJ1が組み合わされる。
ここで、第1の対物レンズ部OBJ1の有効径をφ1(mm)、第2の対物レンズ部OBJ2の有効径をφ2(mm)としたときに、以下の式を満たすと好ましい。
0.8 < φ1/φ2 < 1.2 (1)
又、第2の対物レンズ部OBJ2のワーキングディスタンスをWD2(mm)としたときに、以下の式を満たすと好ましい。
0.3 ≦ WD2 ≦ 0.6 (2)
更に、第1の対物レンズ部OBJ1の第1光束についての焦点距離をf1(mm)、第2の対物レンズ部OBJ2の第3光束についての焦点距離をf2(mm)としたときに、以下の式を満たすと好ましい。
1.1 < f2/f1 < 1.5 (3)
加えて、第1光束に対する第1の対物レンズ部OBJ1の光学系倍率をm1とし、第2光束に対する第1の対物レンズ部OBJ1の光学系倍率をm2とし、第3光束に対する第2の対物レンズ部OBJ2の倍率をm3としたときに、以下の式を満たすと好ましいが、より好ましくはm1=m2=m3=0である。
−0.02 < m1 < 0.02 (4)
−0.02 < m2 < 0.02 (5)
−0.02 < m3 < 0.02 (6)
光学素子OEの変形例としては、図8に示すものがある。図8において、第2の対物レンズ部OBJ2が、その矩形板状のフランジ部FL2に段差部ST2を有する切欠CT2を形成しており、切欠CT2内の段差部ST2に、フランジ部FL1を保持されるようにして、第1の対物レンズ部OBJ1が光軸直交方向から組み付けられ、接着等により一体化されて、第1の対物レンズ部OBJ1と第2の対物レンズ部OBJ2が並列になった光学素子OEが形成される。
尚、図9に示すように、開口HOL2又は切欠CT2内に段差部ST2を形成することなく、第1の対物レンズOBJ1のフランジ部FL1は、フランジ部FL2の上面で支持されても良い。或いは、図示していないが、第1の対物レンズ部OBJ1と第2の対物レンズ部OBJ2とを、別部材である保持部材(図6のフランジ部FL2と同様な矩形板状)に組み付けることで一体化しても良い。何れの場合も、保持部材が開口を有し、そこに対物レンズ部を嵌め込むように配置する事が好ましい。
上述した実施の形態に好適な光学素子の実施例について説明する。尚、これ以降(表のレンズデータ含む)において、10のべき乗数(例えば、2.5×10-3)を、E(例えば、2.5E―3)を用いて表すものとする。
(実施例1)
表1に第1の対物レンズ部のレンズデータを、表2に第2の対物レンズ部のレンズデータを示す。又、表3に第1の対物レンズ部と第2の対物レンズ部の仕様を示す。
なお、上述の条件式(1)〜(3)に対応する値は下記の通りである。
Φ1/Φ2=1.03
WD2=0.40mm
f2/f1=1.27
(実施例2)
表4に第1の対物レンズ部のレンズデータを、表5に第2の対物レンズ部のレンズデータを示す。又、表6に第1の対物レンズ部と第2の対物レンズ部の仕様を示す。
なお、上述の条件式(1)〜(3)に対応する値は下記の通りである。
Φ1/Φ2=1.11
WD2=0.35mm
f2/f1=1.17
(実施例3)
表7に第1の対物レンズ部のレンズデータを、表8に第2の対物レンズ部のレンズデータを示す。又、表9に第1の対物レンズ部と第2の対物レンズ部の仕様を示す。
なお、上述の条件式(1)〜(3)に対応する値は下記の通りである。
Φ1/Φ2=0.81
WD2=0.42mm
f2/f1=1.60
また、第1の対物レンズ部及び第2の対物レンズ部の光学面は、それぞれ数1式に、表1、2に示す係数を代入した数式で規定される、光軸の周りに軸対称な非球面に形成されている。
ここで、X(h)は光軸方向の軸(光の進行方向を正とする)、κは円錐係数、B2iは非球面係数、hは光軸からの高さである。
また、回折構造により各波長の光束に対して与えられる光路長は、数2式の光路差関数に、表1、2に示す係数を代入した数式で規定される。
λは入射光束の波長、λBは製造波長(ブレーズ化波長)、dorは回折次数、C2iは光路差関数の係数である。
第1対物レンズ部はHDとDVDの互換用の回折構造が設けられ、各光ディスク基板厚に対して球面収差補正を実施したものであり、第2対物レンズ部はCD使用時で球面収差補正がされた屈折面で構成されている。光学系倍率は各光ディスクで無限倍率であり、スカラー計算の回折効率も特許文献1と同様である。

Claims (12)

  1. 波長λ1の第1光束を出射する第1光源と、波長λ2(λ1<λ2)の第2光束を出射する第2光源と、波長λ3(λ2<λ3)の第3光束を出射する第3光源と、第1の対物レンズ部と第2の対物レンズ部とを有する光ピックアップ装置であって、
    前記第1の対物レンズ部は、少なくとも一つの光学面が光路差付与構造を有し、前記第1光束を、厚さt1の保護基板を介して第1光ディスクの情報記録面上に集光し、且つ前記第2光束を、厚さt2の保護基板を介して第2光ディスクの情報記録面上に集光し、
    前記第2の対物レンズ部は、前記第3光束を、厚さt3(t1<t3、t2<t3)の保護基板を介して第3光ディスクの情報記録面上に集光することを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記第2の対物レンズ部は、2つの対向する光学面が屈折面であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記第1の対物レンズ部の第1光ディスク使用時の有効径をφ1(mm)、前記第2の対物レンズ部の有効径をφ2(mm)としたときに、以下の式を満たすことを特徴とする請求の範囲第1項又は第2項に記載の光ピックアップ装置。
    0.8 < φ1/φ2 < 1.2 (1)
  4. 前記第2の対物レンズ部のワーキングディスタンスをWD2(mm)としたときに、以下の式を満たすことを特徴とする請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
    0.3 ≦ WD2 ≦ 0.6 (2)
  5. 前記第1の対物レンズ部の前記第1光束についての焦点距離をf1(mm)、前記第2の対物レンズ部の前記第3光束についての焦点距離をf2(mm)としたときに、以下の式を満たすことを特徴とする請求の範囲第1項乃至第4項のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
    1.1 < f2/f1 < 1.5 (3)
  6. 前記第1光束に対する前記第1の対物レンズ部の光学系倍率をm1とし、前記第2光束に対する前記第1の対物レンズ部の光学系倍率をm2とし、前記第3光束に対する前記第2の対物レンズ部の倍率をm3としたときに、以下の式を満たすことを特徴とする請求の範囲第1項乃至第5項のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
    −0.02 < m1 < 0.02 (4)
    −0.02 < m2 < 0.02 (5)
    −0.02 < m3 < 0.02 (6)
  7. 前記第1光束を、厚さt4(t4<t1)の保護基板を介して第4光ディスクの情報記録面上に集光する第3の対物レンズ部を有することを特徴とする請求の範囲第1項乃至第6項のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  8. 前記第1の対物レンズ部と前記第2の対物レンズ部とは一体的に成形されていることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第7項のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  9. 前記第1の対物レンズ部と前記第2の対物レンズ部とは別個に形成され、組み合わされることにより一体化された光学素子を形成していることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第7項のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  10. 前記第1の対物レンズ部と前記第2の対物レンズ部とは別体の光学素子であることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第7項のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  11. 前記第3光ディスクはCDであることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第10項のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  12. 請求の範囲第1項乃至第11項のいずれかに記載の光ピックアップ装置に用いられることを特徴とする光学素子。
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