JPWO2008117587A1 - 光ピックアップ装置用の光学素子及び光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置用の光学素子及び光ピックアップ装置 Download PDF

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Abstract

異なる光ディスクに対して互換可能に情報の記録及び/又は再生を行うために、2つの対物レンズを一体的に形成してなる光ピックアップ装置用の光学素子と、それを用いた光ピックアップ装置を提供するために、第1有効径外領域EO1を、第1有効径内領域EI1を延長した形状(点線で図示)に対して、光軸方向外側に張り出した形状とすることで、フランジ部FLに対する交差角を鈍くし、且つ第2有効径外領域EO2を、第2有効径内領域EI2を延長した形状(点線で図示)に対して、光軸方向内側に引き込んだ形状とすることで、第1の対物レンズ部OL1から離すようにし、それにより光学素子OEの成形性を高めることができる。又、第1有効径外領域EO1と第2有効径外領域EO2のうち少なくとも一方に光路差付与構造を設けることで、通過する光束に対してアンダーもしくはオーバーな球面収差を与えることができる。

Description

本発明は、異なる種類の光情報記録媒体(光ディスクともいう)に対して情報の記録及び/又は再生を行える光ピックアップ装置用の光学素子及びそれを用いた光ピックアップ装置に関する。
近年、波長400nm程度の青紫色半導体レーザを用いて、情報の記録及び/又は再生を行える高密度光ディスクシステムの研究・開発が急速に進んでいる。一例として、NA0.65、光源波長405nmの仕様で情報記録及び/又は再生を行う光ディスク、いわゆるHD DVD(以下、HDという)では、直径12cmの光ディスクに対して、1層あたり15GB程度の情報の記録が可能である。また、別の例として、NA0.85、光源波長405nmの仕様で情報記録及び/又は再生を行う光ディスク、いわゆるBlu−ray Disc(以下、BDという)では、直径12cmの光ディスクに対して、1層あたり25GB程度の情報の記録が可能である。以下、本明細書では、このような光ディスクを「高密度光ディスク」と呼ぶ。
また、現在において、多種多様な情報を記録したDVDやCD(コンパクトディスク)が販売されている現実をふまえると、一台のプレーヤーで可能な限り様々なタイプの光ディスクに対して適切に情報の記録/再生ができるようにすることが望まれている。更に、光ピックアップ装置がノート型パソコン等に搭載されることが多い実情をふまえると、複数種の光ディスクに対する互換性を有するのみでは足らず、そのコンパクト化を実現することが重要である。
ここで、光ピックアップ装置において、単一の対物レンズを用いて異なる光ディスクの互換使用が可能になれば、コンパクト化を実現する上で好ましい。ところが、高密度光ディスクの仕様を考慮すると、対物レンズの共通化を図ることは技術的な困難が大きい。例えば、BDとHDとでは、保護基板厚が異なるにも関わらず、同じ波長の光束を使用するので、回折構造を用いて収差補正を行うことができず、対物レンズの共通化が難しいという実情がある。
また、コンパクト化のためにDVD/CD互換レンズは既に実用化されているものの、CDのWD(ワーキングディスタンス)をある程度確保するために、DVD有効径はCD有効径よりも大きくなり、それにより互換レンズの外径が大きくなる傾向がある。これに対しDVD用、CD用にそれぞれ専用レンズを用いれば、CD側WDの律束なくDVD用レンズを小さくする事ができる。
このように、互換可能な光ピックアップ装置において、対物レンズの「共通化」と「コンパクト化」を両立させ、更に好ましい光学性能を得るためには、レンズを並列に並べて一体成形した複合光学素子を用いることが考えられる。このような複合光学素子は、個々に成形した2つのレンズを用いる場合に比べて、フランジ部を共通化できるため、レンズ間の間隔を狭められるというメリットがある。また、組み立て調整の簡易化や低コスト化を図ることができるというメリットもある。このような複合光学素子の例としては、特許文献1に記載されたものがある。
特開平9−115170号公報
特許文献1に示すごとき複合光学素子においては、2つのレンズの光学面の間に平面部が設けられているが、この平面部を広くした方が、複合光学素子を製造しやすいという実情がある。そこで、この平面部を広げるために、レンズの有効径外において非球面の曲率を変更することが考えられる。しかるに、このように曲率を変更すると、レンズの有効径外を通過する光束について、アンダーもしくはオーバーの球面収差が発生することとなる。ところが、2つのレンズは異なる光ディスク用として設計されているので、一方のレンズの有効径外を通過する光束についてアンダーになる場合、他方のレンズの有効径外を通過する光束についてはオーバーになるというように、光の集光位置が固定されてしまい使い勝手が悪いという問題がある。更に、レンズの有効径外の曲率を変えると、その成形金型の加工がしにくいという問題もある。
かかる従来技術の問題に鑑み、本発明者は鋭意研究の結果、2つの対物レンズ部間の平面部を広くしたとしても、有効径外を通過する光束を任意に制御できる光学素子及びそれを備えた光ピックアップ装置を提供する事を目的とする。
本明細書においては、情報の記録/再生用の光源として、青紫色半導体レーザや青紫色SHGレーザを使用する光ディスク(光情報記録媒体ともいう)を総称して「高密度光ディスク」といい、NA0.85の対物光学系により情報の記録/再生を行い、保護層の厚さが0.1mm程度である規格の光ディスク(例えば、BD:ブルーレイディスク)の他に、NA0.65乃至0.67の対物光学系により情報の記録/再生を行い、保護層の厚さが0.6mm程度である規格の光ディスク(例えば、HD DVD:単にHDともいう)も含むものとする。また、このような保護層をその情報記録面上に有する光ディスクの他に、情報記録面上に数〜数十nm程度の厚さの保護膜を有する光ディスクや、保護層或いは保護膜の厚さが0の光ディスクも含むものとする。また、本明細書においては、高密度光ディスクには、情報の記録/再生用の光源として、青紫色半導体レーザや青紫色SHGレーザを使用する光磁気ディスクも含まれるものとする。
更に、本明細書においては、DVDとは、DVD−ROM、DVD−Video、DVD−Audio、DVD−RAM、DVD−R、DVD−RW、DVD+R、DVD+RW等のDVD系列光ディスクの総称であり、CDとは、CD−ROM、CD−Audio、CD−Video、CD−R、CD−RW等のCD系列光ディスクの総称である。記録密度は、高密度光ディスクが最も高く、次いでDVD、CDの順に低くなる。
請求の範囲第1項に記載の光ピックアップ装置用の光学素子は、単一又は複数の光源と、第1の対物レンズ部と第2の対物レンズ部とを一体的に形成した光学素子とを有し、前記光源からの光束を、前記第1の対物レンズ部を介して第1光情報記録媒体の情報記録面に集光させることにより、その情報記録面に対して情報の記録及び/又は再生が可能となっており、また前記第2の対物レンズ部を介して記録密度が前記第1光情報記録媒体よりも小さい第2光情報記録媒体の情報記録面に集光させることにより、その情報記録面に対して情報の記録及び/又は再生が可能となっている光ピックアップ装置用の光学素子であって、
前記第1の対物レンズ部の光学面又は前記第2の対物レンズ部の光学面の少なくとも一方は、径内領域とその周囲の径外領域とに分けられ、前記径内領域を通過した光束は前記光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられ、前記径外領域を通過した光束は前記光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられず、
少なくとも一つの前記径外領域が、光路差付与構造を有していることを特徴とすることを特徴とする。
本発明において、第1の対物レンズ部の光学面又は第2の対物レンズの光学面のいずれかが、径外領域を有さず、径内領域のみであってもよい。この場合、一方の対物レンズ部のみが径外領域及び光路差付与構造を有することになる。
以下、本発明の一例を具体的に説明する。以下の例においては、第1の対物レンズ部も第2の対物レンズ部も径内領域と径外領域を共に有している。図1は、本発明にかかる光学素子OEの一例を示す側面図である。図2は、図1に示す光学素子OEの光軸直交方向断面図である。図面を参照して、本発明の一例を示す。図3(a)は、第1光情報記録媒体使用時における第1の対物レンズOL1を通過した光束についての縦球面収差図の例であり、図3(b)は、第2光情報記録媒体使用時における第2の対物レンズOL2を通過した光束についての縦球面収差図の例である。符号は−(マイナス)側が対物側となる。尚、本発明は以下の説明により限定されることはない。
図1において、光学素子OEは、第1の光軸X1を中心とする第1の対物レンズ部OL1と、第1の光軸X1に平行である第2の光軸X2を中心とする第2の対物レンズ部OL2と、第1の対物レンズ部OL1及び第2の対物レンズ部OL2の周囲に形成されたフランジ部FLとを一体的に形成してなる。フランジ部FLは、第1の光軸X1と第2の光軸X2とに直交する方向に延在していると好ましい。
図2において、第1の対物レンズ部OL1の光学面において、有効径EA1を境界とし、それに対して光軸X1側(即ち内側)の領域を第1有効径内領域EI1とし、有効径EA1より外側の領域を第1有効外領域EO1とする。又、第2の対物レンズ部OL2の光学面において、有効径EA2を境界とし、それに対して光軸X2側(即ち内側)の領域を第2有効径内領域EI2とし、有効径EA2より外側の領域を第2有効外領域EO2とする。尚、第1有効径内領域EI1及び第1有効外領域EO1は、光源側に設けられていても光情報記録媒体側に設けられていても良い。又、第2有効径内領域EI2及び第2有効外領域EO2は、光源側に設けられていても光情報記録媒体側に設けられていても良い。尚、ここでいう「有効径」とは、光情報記録媒体の記録、再生に用いられる光束が通過する光学面上の領域をいうものとする。したがって、径内領域を通過する光束は光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられ、径外領域を通過する光束は光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられない。又、有効径をWとしたときに、0.95W以上、1.05W以下の範囲を境界として、面法線角度を変えた場合は、本明細書でいうところの「有効径」を境界として、面法線角度を変えている、とみなすものとする。
ここで、第1有効径内領域EI1は、それを通過した光束が、第1光情報記録媒体(不図示)の情報記録面に、収差が補正された集光スポットとして形成されるような形状を有している。一方、第1有効外領域EO1には、この例においては、正のパワーを有する光路差付与構造であるブレーズ状の回折構造DOEが形成されており、それを通過した光束が、第1光情報記録媒体(不図示)の情報記録面においてフレア光となるが、図3(a)に示すように、有効径外でアンダーとなる収差を発生させるようにしている。これにより、絞りの機能を持たせることができる。
更に、第2有効径内領域EI2は、それを通過した光束が、第2光情報記録媒体(不図示)の情報記録面に、収差が補正された集光スポットとして形成されるような形状を有している。一方、第2有効外領域EO2は、それを通過した光束が、第2光情報記録媒体(不図示)の情報記録面においてフレア光となるような屈折面形状を有しているが、この例においては、図3(b)に示すように、有効径外でアンダーとなる収差を発生させるようにしている。これにより、絞りの機能を持たせることができる。
ここで、第1有効径外領域EO1を屈折面とすると、第1有効径内領域EI1を延長した形状(実線で図示)に対して、光軸方向外側(図2で左方)に張り出した形状(点線で図示)もしくは内側に凹んだ形状とすることで有効径外領域を通過した光をフレアとしなければならないが、有効径外領域と有効径内領域の境界において面法線角度が大きく異なり成形性が懸念される。そこで本発明のこの例では、第1有効径外領域に回折構造を設けることで、有効径外の光はアンダーフレアとなり、面方線角度は内側と外側で大きなとびがない(さらに望ましくは、巨視的な光学面形状、いわゆる母非球面が同じ)状態にする事が可能となる。尚、成形性が悪くても、第1径外領域と第2径外領域で面法線角度を変えたい場合は、面法線角度θi1、θo1に関しては、後述する(2)式を満たすようにするのが好ましい。
一方、第2の対物レンズ部OL2においては、第2有効径内領域EI2の外縁(有効径EA2上)における面法線角度をθi2とし、第2有効径外領域EO2の内縁(有効径EA2上)における面法線角度θo2とすると、この例ではθi2<θo2が成立している。このようにすることで、有効径外でアンダーとなる球面収差を得られるが、これにより第2有効径外領域EO2は、第2有効径内領域EI2を延長した形状(点線で図示)に対して、光軸方向内側(図2で右方)に引き込まれた形状となる。尚、面法線角度θi2、θo2に関しては、以下の(3)式を満たすようにするのが好ましい。なお、第2の対物レンズ部においても、第1の対物レンズ部と同様に、第2有効径外領域と第2有効径内領域の面法線角を不連続に変えることなく、第2有効径外領域に回折構造を設けることによりフレア光を発生させてもよい。
4°≦|θi1―θo1|≦18° (2)
4°≦|θi2―θo2|≦18° (3)
このようにすれば、不連続的に光学面の面法線角を適切な範囲で異ならせることで、不要な光をフレア光として十分に飛ばすことができるため、光ピックアップ装置が絞りを有していなくても、仕様NAを満たし、光学性能も優れた、スポットを形成することができる。
言うまでもないが、径外領域と径内領域において面法線角度を変えて明確に領域が分けられる場合にも本発明は適用可能であるし、また、径外領域と径内領域において面法線角度を変えずに明確な領域がなくても本発明は適用可能である。また、一方の対物レンズ部が光路差付与構造を有さない場合において、光路差付与構造を有さない対物レンズ部の径内領域と径外領域に明確な境界がなくてもよい。
ここで、基板厚が厚い(t2)第2光情報記録媒体の情報記録面に集光スポットを形成する第2の対物レンズ部OL2は、基板厚が薄い(t1)第1光情報記録媒体の情報記録面に集光スポットを形成する第1の対物レンズ部OL1よりも、光学面の曲率が小さくなる傾向がある。従って、第2有効径外領域EO2を、図2で点線で示すように、第2有効径内領域EI2とを延長するような形状とした場合、第2有効径外領域EO2はフランジ部FLに対して、第1の対物レンズ部OL1に近い位置で交差することとなる。かかる形状は、フランジ部の平面部が小さくなってしまい、光学素子OEを金型から射出成形する場合など、成形上の困難性を生じさせる恐れがある。
一方で、第1有効径外領域EO1を、図2で点線で示すように、第1有効径内領域EI1とは面法線角度を不連続に変え、張り出したような形状として、屈折面によりフレア光を発生させようとした場合、第1有効径外領域EO1はフランジ部FLに対して、第2の対物レンズ部OL2に近い位置で交差することとなる。かかる形状は、やはりフランジ部の平面部が小さくなってしまい、光学素子OEを金型から射出成形する場合など、成形上の困難性を生じさせる恐れがある。
これに対し、上述の例のようにすれば、図2に実線で示すように、第1有効径外領域EO1を、第1有効径内領域EI1を延長した形状とでき、さらに、第2有効径外領域EO2は、第2有効径内領域EI2から引き込まれたような形状としているので、フランジ部の平面部を大きく取る事ができる。また、第1有効径外領域EO1を通過した光束及び第2有効径外領域EO2を通過した光束は共にアンダーな球面収差を与えられる。回折構造DOEは、高精度な集光作用を必要としないので、金型の製造も容易である。
尚、本明細書でいうところの「径」とは、光軸方向から見た際の光軸直交方向の長さをいうものとする。例えば、「径」とは図4でいうところのR1、R2をいう。尚、図4に示すように、第1の対物レンズ部OL1の光源側光学面において、面頂点TP1から有効径R1だけ離れた位置DP1と、面頂点TP1との光軸方向距離をL1とし、第2の対物レンズ部OL2の光源側光学面において、面頂点TP2から有効径R2だけ離れた位置DP2と、面頂点TP2との光軸方向距離をL2とする。なお、L1>L2である。
又、第1の対物レンズ部と第2の対物レンズ部とを一体的に形成した光学素子とは、第1の対物レンズ部と第2の対物レンズ部が融合している場合(例えば、第1の対物レンズ部と第2の対物レンズ部とを有する光学素子を射出成形などにより得る場合)だけでなく、第1の対物レンズ部を有する光学素子と第2の対物レンズ部を有する光学素子とを別々に成形し、後で組み合わせることより一体化した光学素子であってもよい。
第1の対物レンズ部と第2の対物レンズ部を組み合わせた光学素子OEの例としては、図5に示すように、第1の対物レンズ部OL1と別個に成形される第2の対物レンズ部OL2は、矩形板状のフランジ部FL2を有しているものが考えられる。フランジ部FL2に形成された開口HLの段差部STに、フランジ部FL1が保持されるようにして、第1の対物レンズOL1が組み合わされる。
光学素子OEの変形例としては、図6に示すものがある。図6において、第2の対物レンズ部OL2が、その矩形板状のフランジ部FL2に段差部ST2を有する切欠CT2を形成しており、切欠CT2内の段差部ST2に、フランジ部FL1を保持されるようにして、第1の対物レンズ部OL1が光軸直交方向から組み付けられ、接着等により一体化されて、第1の対物レンズ部OL1と第2の対物レンズ部OL2が並列になった光学素子OEが形成される。
尚、図7に示すように、開口HL又は切欠内に段差部を形成することなく、第1の対物レンズOL1のフランジ部FL1は、フランジ部FL2の上面で支持されても良い。或いは、図示していないが、第1の対物レンズ部OL1と第2の対物レンズ部OL2とを、別部材である保持部材(図5のフランジ部FL2と同様な矩形板状)に組み付けることで一体化しても良い。何れの場合も、保持部材が開口を有し、そこに対物レンズ部を嵌め込むように配置する事が好ましい。
請求の範囲第2項に記載の光ピックアップ装置用の光学素子は、請求の範囲第1項に記載の発明において、前記第1の対物レンズ部の光学面は、第1径内領域とその周囲の第1径外領域とに分けられ、前記第1径内領域を通過した光束は前記第1光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられ、前記第1径外領域を通過した光束は前記第1光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられず、
前記第2の対物レンズ部の光学面は、第2径内領域とその周囲の第2径外領域とに分けられ、前記第2径内領域を通過した光束は前記第2光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられ、前記第2径外領域を通過した光束は前記第2光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられず、
前記第1径外領域と前記第2径外領域の少なくとも一方が、光路差付与構造を有していることを特徴とする。
ここでは、第1の対物レンズ部の光学面と第2の対物レンズ部の光学面が、共に、径外領域と径内領域を有する旨を規定している。また、第1径外領域と第2径外領域の少なくとも一方が光路差付与構造を有している。勿論、第1径外領域と第2径外領域が共に光路差付与構造を有していてもよい。
請求の範囲第3項に記載の光ピックアップ装置用の光学素子は、請求の範囲第2項に記載の発明において、以下の条件式を満たすことを特徴とする。
L1>L2 (1)
但し、L1は、前記第1の対物レンズ部の面頂点と、前記第1の対物レンズ部の光学面における前記第1径外領域と前記第1径内領域との境界点との、光軸方向の距離を表し、L2は、前記第2の対物レンズ部の面頂点と、前記第2の対物レンズ部の光学面における前記第2径外領域と前記第2径内領域との境界点との、光軸方向の距離を表す。
請求の範囲第4項に記載の光ピックアップ装置用の光学素子は、請求の範囲第1項〜第3項のいずれかに記載の発明において、前記光路差付与構造は正のパワーを持つことを特徴とする。
請求の範囲第5項に記載の光ピックアップ装置用の光学素子は、請求の範囲第1項〜第4項のいずれかに記載の発明において、前記第1光情報記録媒体は厚さがt1である保護基板を有しており、前記第2光情報記録媒体は厚さがt2(t2≧t1)である保護基板を有していることを特徴とする。
ここで、第1の対物レンズ部又は第2の対物レンズ部が、一つの対物レンズ部で複数の光情報記録媒体の記録・再生を行う互換レンズである場合、光情報記録媒体の保護基板の厚さt1又はt2は、互換レンズである一つの対物レンズ部で扱われる光情報記録媒体の保護基板の厚さのうち、最も薄いものをいうものとする。例えば、第1の対物レンズ部でBDの記録及び/又は再生を行い、第2の対物レンズ部でHD、DVD、CDの記録及び/又は再生を行う場合、t1はBDの保護基板の厚さをいい、t2は、HD又はDVDの保護基板の厚さをいう。
請求の範囲第6項に記載の光ピックアップ装置用の光学素子は、請求の範囲第1項〜第5項のいずれかに記載の発明において、前記光路差付与構造を有している少なくとも一つの前記径外領域を通過した光束は、前記径外領域と同じ対物レンズ部の前記径内領域を通過した光束により形成される集光スポットに対してアンダーフレアとなることを特徴とする。光ピックアップ装置において、対物レンズのフォーカシング動作において、オーバー側から光ディスクに近づくように対物レンズを移動させるので、上述のようにすれば、フレア光を疑似信号と誤検出する恐れが少なく、精度の良いフォーカシング動作を行える。なお、第1径外領域を通過した光束にオーバーな収差を与え第2径外領域を通過した光束にアンダーな収差を与えてもよいし、その逆でもよい。好ましくは、第1径外領域を通過した光束にも第2径外領域を通過した光束にもアンダー菜収差を与える事であるが、共にオーバーな収差を与えてもよい。
尚、「オーバーフレア」とは、図3(c)に示すような、近軸像点位置を原点とする縦球面収差図において、径外領域の光束が近軸像点よりも対物レンズ部から遠い位置で光軸と交わる状態をいい、「アンダーフレア」とは、図3(a)、(b)に示すような、近軸像点位置を原点とする縦球面収差図において、径外領域の光束が近軸像点よりも対物レンズ部に近い位置で光軸と交わる状態をいう。
請求の範囲第7項に記載の光ピックアップ装置用の光学素子は、請求の範囲第1項〜第6項のいずれかに記載の発明において、少なくとも一つの前記径内領域は光路差付与構造を有することを特徴とするので、加工性を確保しながら、フレア光を十分に飛ばすことができる。又、前記径内領域に回折構造を設けることにより、一つの対物レンズ部で複数種類の光情報記録媒体の記録・再生を行える互換タイプの対物レンズ部とすることが可能となる。又は、径内領域に回折構造を設けることにより、温度変化(例えば±30℃以内)や波長の僅かな変化(例えば±10nm以内)に伴う球面収差の変動を補償することも可能となる。
請求の範囲第8項に記載の光ピックアップ装置用の光学素子は、請求の範囲第1項〜第7項のいずれかに記載の発明において、前記第1の対物レンズ部と前記第2の対物レンズ部の径内領域の径は、互いに略等しいことを特徴とする。上述の条件は、第1の対物レンズ部と第2の対物レンズ部の一方が、径外領域を有さない場合も、第1の対物レンズ部と第2の対物レンズ部の両方が径外領域を有する場合にも適用可能である。尚、前記第1の対物レンズ部の第1径内領域の径と、前記第2の対物レンズ部の第2径内領域の径とが、略等しいとは、以下の条件式を満たすことをいう。
0.95×R1≦R2≦1.05×R1 (4)
但し、R1は、第1の対物レンズ部の第1径内領域の径を示し、R2は、第2の対物レンズ部の第2径内領域の径を示す。
好ましくは、光ピックアップ装置は、光学素子と光源の間の光路中にミラーが配置され、第1光情報記録媒体の記録及び/又は再生を行う場合は、ミラーで反射された光束が、第1の対物レンズ部を通過し、第2光情報記録媒体の記録及び/又は再生を行う場合は、ミラーで反射された光束が、第2の対物レンズを通過し、第1の対物レンズ部によって第1光情報記録媒体の記録及び/又は再生を行う際の、ミラー面上での最大光束径と、第2の対物レンズ部によって第2光情報記録媒体の記録及び/又は再生を行う際のミラー面上での最大光束径とが略等しくなっている。
ここで、ミラーは、所謂立ち上げミラーであることが好ましい。反射光面上での最大光束径とは、第1の対物レンズ部又は第2の対物レンズ部が一つの対物レンズ部で複数種類の光情報記録媒体を互換する場合は、鏡面上での光束径のうち最も径が大きいものをいう。但し、一つの対物レンズ部で1種類の光情報記録媒体のみの記録再生を行う場合は、その光束径とする。なお、鏡面上での光束径は、第1の対物レンズ部と第2の対物レンズ部を有する光学素子の有効径を通過する光束のミラー面上での面領域の径のことをいう。前記第1の対物レンズを用いる際のミラー面上での最大光束径と、前記第2の対物レンズ部を用いる際のミラー面上での最大光束径とが、略等しいとは、以下の条件式を満たすことをいう。
0.95×R10≦R20≦1.05×R10
但し、R10は、第1の対物レンズ部を用いる際のミラー面上での最大光束径を示し、R20は、第2の対物レンズ部を用いる際のミラー面上での最大光束径を示す。
請求の範囲第9項に記載の光ピックアップ装置は、単一又は複数の光源と、第1の対物レンズ部と第2の対物レンズ部とを一体的に形成した光学素子とを有し、前記光源からの光束を、前記第1の対物レンズ部を介して第1光情報記録媒体の情報記録面に集光させることにより、その情報記録面に対して情報の記録及び/又は再生が可能となっており、また前記第2の対物レンズ部を介して記録密度が前記第1光情報記録媒体よりも小さい第2光情報記録媒体の情報記録面に集光させることにより、その情報記録面に対して情報の記録及び/又は再生が可能となっている光ピックアップ装置であって、
前記第1の対物レンズ部の光学面又は前記第2の対物レンズ部の光学面の少なくとも一方は、径内領域とその周囲の径外領域とに分けられ、前記径内領域を通過した光束は前記光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられ、前記径外領域を通過した光束は前記光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられず、
少なくとも一つの前記径外領域が、光路差付与構造を有していることを特徴とする。
請求の範囲第10項に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲第9項に記載の発明において、前記第1の対物レンズ部の光学面は、第1径内領域とその周囲の第1径外領域とに分けられ、前記第1径内領域を通過した光束は前記第1光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられ、前記第1径外領域を通過した光束は前記第1光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられず、
前記第2の対物レンズ部の光学面は、第2径内領域とその周囲の第2径外領域とに分けられ、前記第2径内領域を通過した光束は前記第2光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられ、前記第2径外領域を通過した光束は前記第2光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられず、
前記第1径外領域と前記第2径外領域の少なくとも一方が、光路差付与構造を有していることを特徴とする。
請求の範囲第11項に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲第9項又は第10項に記載の発明において、以下の条件式を満たすことを特徴とする。
L1>L2 (1)
但し、L1は、前記第1の対物レンズ部の面頂点と、前記第1の対物レンズ部の光学面における前記第1径外領域と前記第1径内領域との境界点との、光軸方向の距離を表し、L2は、前記第2の対物レンズ部の面頂点と、前記第2の対物レンズ部の光学面における前記第2径外領域と前記第2径内領域との境界点との、光軸方向の距離を表す。
請求の範囲第12項に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲第9項〜第11項のいずれかに記載の発明において、前記光路差付与構造は正のパワーを持つことを特徴とする。
請求の範囲第13項に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲第9項〜第12項のいずれかに記載の発明において、前記第1光情報記録媒体は厚さがt1である保護基板を有しており、前記第2光情報記録媒体は厚さがt2(t2>t1)である保護基板を有していることを特徴とする。
請求の範囲第14項に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲第9項〜第13項のいずれかに記載の発明において、前記光路差付与構造を有している少なくとも一つの前記径外領域を通過した光束は、前記径外領域と同じ対物レンズ部の前記径内領域を通過した光束により形成される集光スポットに対してアンダーフレアとなることを特徴とする。
請求の範囲第15項に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲第9項〜第14項のいずれかに記載の発明において、少なくとも一つの前記径内領域は光路差付与構造を有することを特徴とする。
請求の範囲第16項に記載の光ピックアップ装置は、請求の範囲第9項〜第15項のいずれかに記載の発明において、前記第1の対物レンズ部と前記第2の対物レンズ部の径内領域の径は、互いに略等しいことを特徴とする。
本発明の光学素子は、プラスチックからなっていても、ガラスからなっていてもよいが、プラスチックからなっていることが好ましい。また、二つのレンズを嵌合して一体とする場合は、ガラスとプラスチックの組み合わせであってもよい。
本発明によれば、2つの対物レンズ部を一体的に形成してなる光ピックアップ装置用の光学素子であって、異なる光ディスクに対して情報の記録及び/又は再生を行う事を可能とし、更に有効径外を通過する光束を任意に制御できる光学素子及びそれを備えた光ピックアップ装置を提供することができる。
本発明にかかる光学素子OEの一例を示す斜視図である。 図1に示す光学素子OEの光軸直交方向断面図である。 図3(a)は、第1光情報記録媒体使用時における第1の対物レンズOL1を通過した光束についての縦球面収差図の例であり、図3(b)は、第2光情報記録媒体使用時における第2の対物レンズOL2を通過した光束についての縦球面収差図の例である。図3(c)にオーバーな縦球面収差の例を示す。 L1,L2を説明するための図である。 光学素子OEの一例を示す斜視図である。 光学素子OEの別例を示す斜視図である。 光学素子OEの別例にかかる断面図である。 第1の光ピックアップ装置PU1の構成を概略的に示す図である。 第2の光ピックアップ装置PU2の構成を概略的に示す図である。 光学素子OEの斜視図である。
符号の説明
AC1 2軸アクチュエータ
AC2 1軸アクチュエータ
BS ビームスプリッタ
COL コリメータ
D 回折構造
DS1 第1受光部
DS2 第2受光部
DOE 回折構造
EP1 第1発光点
EP2 第2発光点
H 保持部材
HL ホログラムレーザ
LM レーザモジュール
OL1 対物光学素子
OL2 対物光学素子
PL1 保護基板
PL2 保護基板
PL3 保護基板
PL4 保護基板
PS プリズム
PU1 光ピックアップ装置
PU2 光ピックアップ装置
RL1 情報記録面
RL2 情報記録面
RL3 情報記録面
RL4 情報記録面
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。尚、本実施の形態にかかる光ピックアップ装置PU1は、光ディスクドライブ装置に組み込むことが可能である。
図8は、DVDとCDとの何れに対しても適切に情報の記録/再生を行える光ピックアップ装置PU1の構成を概略的に示す図である。DVDの光学的仕様は、波長λ2=655nm、保護基板PL3の厚さt3=0.6mm、開口数NA3=0.65であり、CDの光学的仕様は、波長λ4=785nm、保護基板PL4の厚さt4=1.2mm、開口数NA4=0.51である。但し、波長、保護層の厚さ、及び開口数の組み合わせはこれに限られない。
光ピックアップ装置PU1は、DVDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光され655nmの赤色レーザ光束(第1光束)を射出する第1の発光点EP1(第1光源)と、CDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光され785nmのレーザ光束(第2光束)を射出する第2の発光点EP2(第2光源)と、DVDの情報記録面RL3からの反射光束を受光する第1の受光部DS1と、CDの情報記録面RL4からの反射光束を受光する第2の受光部DS2と、プリズムPSとから構成されたレーザモジュールLMを有している。又、光学素子OEは、図1、図2に示すものと同様な形状を有する第1の対物レンズ部OL1と第2の対物レンズ部OL2とを一体的に形成してなり、アクチュエータAC1に駆動され移動可能となっている保持部材Hにより保持されている。第1の対物レンズ部OL1と第2の対物レンズ部OL2の光学面の有効径(互いに等しいと好ましい)内は屈折面のみからなるが、回折構造を設けても良い。第1の対物レンズ部OL1は有効径外に回折構造を有している。
光ピックアップ装置PU1において、DVDに対して情報の記録/再生を行う場合には、図8に示す位置に保持部材Hを移動させ、第1の対物レンズ部OL1を光路内に挿入し、第1の発光点EP1を発光させる。第1の発光点EP1から射出された発散光束は、図8において実線でその光線経路を描いたように、コリメータCOLにより平行光束に変換され、第1の対物レンズ部OL1に平行光の状態で入射した後、第1有効径内領域を通過した光束は、DVDの保護基板PL3を介して情報記録面RL3上に形成されるスポットとなるが、第1有効径外領域の回折構造を通過した光束はアンダー側のフレア光となるので、これにより絞り機能が発揮される。第1の対物レンズ部OL1は、2軸アクチュエータAC1によって保持部材Hごと駆動されフォーカシングやトラッキングを行う。なお、本実施例では、対物レンズ部が移動する構成となっているが、対物レンズ部を固定し、光源ごとに光路を異ならせるようにしても良い。
情報記録面RL3で情報ピットにより変調された反射光束は、再び第1の対物レンズ部OL1及びコリメータCOLを透過した後、レーザモジュールLMに入射し、その後、プリズム内で2回反射された後、第1の受光部DS1に収束する。そして、第1の受光部DS1の出力信号を用いてDVDに記録された情報を読み取ることができる。
光ピックアップ装置PU1において、CDに対して情報の記録/再生を行う場合には、図8に示す位置から保持部材Hを上方に移動させ、第2の対物レンズ部OL2を光路内に挿入し、且つコリメータCOLを1軸アクチュエータAC2により光軸方向に移動させ、第2の発光点EP2を発光させる。第2の発光点EP2から射出された発散光束は、図8においてその光線経路は図示されていないが、コリメータCOLにより弱発散光束に変換され、第2の対物レンズ部OL2に有限発散光束の状態で入射した後、第2有効径内領域を通過した光束は、CDの保護基板PL4を介して情報記録面RL4上に形成されるスポットとなるが、屈折面である第2有効径外領域を通過した光束はアンダー側のフレア光となるので、これにより絞り機能が発揮される。対物レンズ部OL2は、2軸アクチュエータAC1によって保持部材Hごと駆動されフォーカシングやトラッキングを行う。
情報記録面RL4で情報ピットにより変調された反射光束は、再び第2の対物レンズ部OL2及びコリメータCOLを透過した後、レーザモジュールLMに入射し、その後、プリズム内で2回反射された後、第2の受光部DS2に収束する。そして、第2の受光部DS2の出力信号を用いてCDに記録された情報を読み取ることができる。
つまり、第1の対物レンズ部OL1において、DVD使用時には、図2に示すEO1のように形成されている有効径外の領域を通過した光はフレア光となる。また、第2の対物レンズ部OL2において、CD使用時には、図2に示すEO2のように形成されている有効径外の領域を通過した光はフレア光となる。なお、第1の対物レンズ部OL1と第2の対物レンズ部OL2の有効径は同一となるよう設定されている。
図9は、BDとHDとDVDとCDとの何れに対しても適切に情報の記録/再生を行える光ピックアップ装置PU2の構成を概略的に示す図である。BDの光学的仕様は、波長λ1=407nm、保護基板PL1の厚さt1=0.1mm、開口数NA1=0.85であり、HDの光学的仕様は、波長λ1=407nm、保護基板PL2の厚さt2=0.6mm、開口数NA2=0.65であり、DVDの光学的仕様は、波長λ2=655nm、保護基板PL3の厚さt3=0.6mm、開口数NA3=0.65であり、CDの光学的仕様は、波長λ4=785nm、保護基板PL4の厚さt4=1.2mm、開口数NA4=0.51である。但し、波長、保護層の厚さ、及び開口数の組合せはこれに限られない。
光ピックアップ装置PU2は、BD及びHDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光され407nmの青紫色レーザ光束(第1光束)を射出する第1の発光点EP1(第1光源)と、DVDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光され655nmのレーザ光束(第2光束)を射出する第2の発光点EP2(第2光源)と、BD、HDの情報記録面RL1、RL2からの反射光束を受光する第1の受光部DS1と、DVDの情報記録面RL3からの反射光束を受光する第2の受光部DS2と、プリズムPSとから構成されたレーザモジュールLM、及びCDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光され785nmのレーザ光束(第3光束)を射出する第3の光源と、光検出器とを一体化した発光部・受光部一体型光源ユニットであるホログラムレーザHLを有している。又、光学素子OEは、図1、図2に示すものと同様な形状を有する第1の対物レンズ部OL1と第2の対物レンズ部OL2とを一体的に形成してなり、アクチュエータAC1に駆動され移動可能となっている保持部材Hにより保持されている。第1の対物レンズ部の有効径外には回折構造が設けられている。尚、第2の対物レンズ部OLの光学面の有効径(互いに等しいと好ましい)内には、HD、DVD、CDについて互換用の回折構造が形成されていてもよい。また、第1の対物レンズ部又は第2の対物レンズ部に温度変化、湿度変化時に球面収差を補償するような回折構造を設けてもよい。また、第2の対物レンズ部OL2の有効径は、CDが最も小さく、次にHD、最も大きいのがDVDとなる。そこで、第2の対物レンズ部OL2の光学面の有効径内とは、DVD用の有効径内、即ち、最大有効径内をいう。この最大有効径内であって、HDの有効径外の領域においては、HDやCDの記録・再生を行う際に、この領域を通過する光束をフレア光として飛ばすような回折構造を設けてもよい。また、HD用の有効径内であって、CD用の有効径外の領域においては、CDの記録及び/又は再生を行う際に、この領域を通過する光束をフレア光として飛ばすような回折構造を設けてもよい。
光ピックアップ装置PU2において、BDに対して情報の記録及び/又は再生を行う場合には、図9に示す位置に保持部材Hを移動させ、第1の対物レンズ部OL1を光路内に挿入し、第1の発光点EP1を発光させる。第1の発光点EP1から射出された発散光束は、図9において実線でその光線経路を描いたように、コリメータCOLにより平行光束に変換され、ダイクロイックプリズムであるビームスプリッタBSを通過し、第1の対物レンズ部OL1に平行光の状態で入射した後、第1有効径内領域を通過した光束は、BDの保護基板PL1を介して情報記録面RL1上に形成されるスポットとなるが、第1有効径外領域の回折構造を通過した光束はアンダー側のフレア光となるので、これにより絞り機能が発揮される。第1の対物レンズ部OL1は、2軸アクチュエータAC1によって保持部材Hごと駆動されフォーカシングやトラッキングを行う。
情報記録面RL1で情報ピットにより変調された反射光束は、再び第1の対物レンズ部OL1、ビームスプリッタBS及びコリメータCOLを透過した後、レーザモジュールLMに入射し、その後、プリズム内で2回反射された後、第1の受光部DS1に収束する。そして、第1の受光部DS1の出力信号を用いてBDに記録された情報を読み取ることができる。BDの記録・再生時の温度変化により生じる球面収差や、2層ディスク使用による球面収差はコリメータCOLを駆動させて補正する。
光ピックアップ装置PU2において、HDに対して情報の記録/再生を行う場合には、図9に示す位置から保持部材Hを上方に移動させ、第2の対物レンズ部OL2を光路内に挿入し、第1の発光点EP1を発光させる。第1の発光点EP1から射出された発散光束は、図9においてその光線経路は省略されているが、コリメータCOLにより平行光束に変換され、ビームスプリッタBSを通過し、第2の対物レンズ部OL2に平行光の状態で入射した後、HDの保護基板PL2を介して情報記録面RL2上に形成されるスポットとなる。なお、第2有効径内領域であっても、HDの有効径外の領域を通過した光束は回折構造の機能などによりフレア光となる。又、屈折面である第2有効径外領域を通過した光束はアンダー側のフレア光となるので、これにより絞り機能が発揮される。第2の対物レンズ部OL2は、2軸アクチュエータAC1によって保持部材Hごと駆動されフォーカシングやトラッキングを行う。
情報記録面RL2で情報ピットにより変調された反射光束は、再び第2の対物レンズ部OL2、ビームスプリッタBS及びコリメータCOLを透過した後、レーザモジュールLMに入射し、その後、プリズム内で2回反射された後、第1の受光部DS1に収束する。そして、第1の受光部DS1の出力信号を用いてHDに記録された情報を読み取ることができる。
尚、第2の対物レンズ部OL2において、HDにかかる有効径のほうが、DVDにかかる有効径に比して小さくなる。即ち、HD使用時には、DVDのみに使用する回折面である光学面領域によってフレア光が発生させられ、DVDの際には、屈折面である最大有効径外領域を通過する光がアンダー側のフレア光となり、これにより絞り機能が発揮されることになる。
光ピックアップ装置PU2において、DVDに対して情報の記録/再生を行う場合には、図9に示す位置から保持部材Hを上方に移動させ、第2の対物レンズ部OL2を光路内に挿入し、且つコリメータCOLを1軸アクチュエータAC2により光軸方向に移動させ、第2の発光点EP2を発光させる。第2の発光点EP2から射出された発散光束は、図9において実線でその光線経路を描いたように、コリメータCOLにより弱発散光束に変換され、ビームスプリッタBSを通過し、第2の対物レンズ部OL2に有限発散光束の状態で入射した後、第2有効径内領域(最大有効径内領域)を通過した光束はDVDの保護基板PL3を介して情報記録面RL3上に形成されるスポットとなる。また、第2有効径外領域を通過した光束はフレア光となるので、これにより絞り機能が発揮される。対物レンズ部OL2は、2軸アクチュエータAC1によって保持部材Hごと駆動されフォーカシングやトラッキングを行う。
情報記録面RL3で情報ピットにより変調された反射光束は、再び第2の対物レンズ部OL2、ビームスプリッタBS及びコリメータCOLを透過した後、レーザモジュールLMに入射し、その後、プリズム内で2回反射された後、第2の受光部DS2に収束する。そして、第2の受光部DS2の出力信号を用いてDVDに記録された情報を読み取ることができる。
光ピックアップ装置PU2において、CDに対して情報の記録/再生を行う場合には、図9に示す位置から保持部材Hを図で上方へと移動させ、第2の対物レンズ部OL2を光路内に挿入し、ホログラムレーザHLを発光させる。ホログラムレーザHLから射出された発散光束は、図9において点線でその光線経路を描いたように、ビームスプリッタBSで反射され、第2の対物レンズ部OL2に有限発散光束の状態で入射した後、そこからCDの保護基板PL4を介して情報記録面RL4上に形成されるスポットとなる。なお、第2有効径内領域であっても、CDの有効径外の領域の光は回折構造の機能などによりフレア光となる。また、屈折面である第2有効径外領域を通過した光束はアンダー側のフレア光となるので、これにより絞り機能が発揮される。第2の対物レンズ部OL2は、2軸アクチュエータAC1によって保持部材Hごと駆動されフォーカシングやトラッキングを行う。
情報記録面RL4で情報ピットにより変調された反射光束は、再び第2の対物レンズ部OL2、ビームスプリッタBSで反射された後、ホログラムレーザHLに入射し、光検出器の受光面に収束する。そして、光検出器の出力信号を用いてCDに記録された情報を読み取ることができる。
尚、図10に示すように、光学素子OEを光軸方向から見た際に、フランジ部FLは向かい合う辺同士が2組とも平行になっている部分を有することが、ボビンや鏡枠への取り付けの精度を向上させるという点で好ましい。
尚、上述の本明細書全体において、本発明の光学素子は対物レンズに適用するものとして記載されているが、本発明を、対物レンズではなく、第1のカップリングレンズ部と第2のカップリングレンズ部とを有する光学素子に適用するようにしてもよい。

Claims (16)

  1. 単一又は複数の光源と、第1の対物レンズ部と第2の対物レンズ部とを一体的に形成した光学素子とを有し、前記光源からの光束を、前記第1の対物レンズ部を介して第1光情報記録媒体の情報記録面に集光させることにより、その情報記録面に対して情報の記録及び/又は再生が可能となっており、また前記第2の対物レンズ部を介して記録密度が前記第1光情報記録媒体よりも小さい第2光情報記録媒体の情報記録面に集光させることにより、その情報記録面に対して情報の記録及び/又は再生が可能となっている光ピックアップ装置用の光学素子であって、
    前記第1の対物レンズ部の光学面又は前記第2の対物レンズ部の光学面の少なくとも一方は、径内領域とその周囲の径外領域とに分けられ、前記径内領域を通過した光束は前記光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられ、前記径外領域を通過した光束は前記光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられず、
    少なくとも一つの前記径外領域が、光路差付与構造を有していることを特徴とする光ピックアップ装置用の光学素子。
  2. 前記第1の対物レンズ部の光学面は、第1径内領域とその周囲の第1径外領域とに分けられ、前記第1径内領域を通過した光束は前記第1光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられ、前記第1径外領域を通過した光束は前記第1光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられず、
    前記第2の対物レンズ部の光学面は、第2径内領域とその周囲の第2径外領域とに分けられ、前記第2径内領域を通過した光束は前記第2光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられ、前記第2径外領域を通過した光束は前記第2光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられず、
    前記第1径外領域と前記第2径外領域の少なくとも一方が、光路差付与構造を有していることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の光ピックアップ装置用の光学素子。
  3. 以下の条件式を満たすことを特徴とする請求の範囲第2項に記載の光ピックアップ装置用の光学素子。
    L1>L2 (1)
    但し、L1は、前記第1の対物レンズ部の面頂点と、前記第1の対物レンズ部の光学面における前記第1径外領域と前記第1径内領域との境界点との、光軸方向の距離を表し、L2は、前記第2の対物レンズ部の面頂点と、前記第2の対物レンズ部の光学面における前記第2径外領域と前記第2径内領域との境界点との、光軸方向の距離を表す。
  4. 前記光路差付与構造は正のパワーを持つことを特徴とする請求の範囲第1項〜第3項のいずれかに記載の光ピックアップ装置用の光学素子。
  5. 前記第1光情報記録媒体は厚さがt1である保護基板を有しており、前記第2光情報記録媒体は厚さがt2(t2≧t1)である保護基板を有していることを特徴とする請求の範囲第1項〜第4項のいずれかに記載の光ピックアップ装置用の光学素子。
  6. 前記光路差付与構造を有している少なくとも一つの前記径外領域を通過した光束は、前記径外領域と同じ対物レンズ部の前記径内領域を通過した光束により形成される集光スポットに対してアンダーフレアとなることを特徴とする請求の範囲第1項〜第5項のいずれかに記載の光ピックアップ装置用の光学素子。
  7. 少なくとも一つの前記径内領域は光路差付与構造を有することを特徴とする請求の範囲第1項〜第6項のいずれかに記載の光ピックアップ装置用の光学素子。
  8. 前記第1の対物レンズ部と前記第2の対物レンズ部の径内領域の径は、互いに略等しいことを特徴とする請求の範囲第1項〜第7項のいずれかに記載の光ピックアップ装置用の光学素子。
  9. 単一又は複数の光源と、第1の対物レンズ部と第2の対物レンズ部とを一体的に形成した光学素子とを有し、前記光源からの光束を、前記第1の対物レンズ部を介して第1光情報記録媒体の情報記録面に集光させることにより、その情報記録面に対して情報の記録及び/又は再生が可能となっており、また前記第2の対物レンズ部を介して記録密度が前記第1光情報記録媒体よりも小さい第2光情報記録媒体の情報記録面に集光させることにより、その情報記録面に対して情報の記録及び/又は再生が可能となっている光ピックアップ装置であって、
    前記第1の対物レンズ部の光学面又は前記第2の対物レンズ部の光学面の少なくとも一方は、径内領域とその周囲の径外領域とに分けられ、前記径内領域を通過した光束は前記光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられ、前記径外領域を通過した光束は前記光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられず、
    少なくとも一つの前記径外領域が、光路差付与構造を有していることを特徴とする光ピックアップ装置。
  10. 前記第1の対物レンズ部の光学面は、第1径内領域とその周囲の第1径外領域とに分けられ、前記第1径内領域を通過した光束は前記第1光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられ、前記第1径外領域を通過した光束は前記第1光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられず、
    前記第2の対物レンズ部の光学面は、第2径内領域とその周囲の第2径外領域とに分けられ、前記第2径内領域を通過した光束は前記第2光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられ、前記第2径外領域を通過した光束は前記第2光情報記録媒体の記録及び/又は再生に用いられず、
    前記第1径外領域と前記第2径外領域の少なくとも一方が、光路差付与構造を有していることを特徴とする請求の範囲第9項に記載の光ピックアップ装置。
  11. 以下の条件式を満たすことを特徴とする請求の範囲第10項に記載の光ピックアップ装置。
    L1>L2 (1)
    但し、L1は、前記第1の対物レンズ部の面頂点と、前記第1の対物レンズ部の光学面における前記第1径外領域と前記第1径内領域との境界点との、光軸方向の距離を表し、L2は、前記第2の対物レンズ部の面頂点と、前記第2の対物レンズ部の光学面における前記第2径外領域と前記第2径内領域との境界点との、光軸方向の距離を表す。
  12. 前記光路差付与構造は正のパワーを持つことを特徴とする請求の範囲第9項〜第11項のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  13. 前記第1光情報記録媒体は厚さがt1である保護基板を有しており、前記第2光情報記録媒体は厚さがt2(t2≧t1)である保護基板を有していることを特徴とする請求の範囲第9項〜第12項のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  14. 前記光路差付与構造を有している少なくとも一つの前記径外領域を通過した光束は、前記径外領域と同じ対物レンズ部の前記径内領域を通過した光束により形成される集光スポットに対してアンダーフレアとなることを特徴とする請求の範囲第9項〜第13項のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  15. 少なくとも一つの前記径内領域は光路差付与構造を有することを特徴とする請求の範囲第9項〜第14項のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  16. 前記第1の対物レンズ部と前記第2の対物レンズ部の径内領域の径は、互いに略等しいことを特徴とする請求の範囲第9項〜第15項のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
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