JP2007242112A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる種類の光情報記録媒体に対して互換可能に情報の記録及び/又は再生を行える光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】波長λ1の光束を有限収束光の状態で対物レンズOBJに入射させることで、波長λ3の光束の発散角を抑えて、そのトラッキング特性を良好に維持している。一方、波長λ1の光束を有限収束光の状態で対物レンズOBJに入射させると、トラッキング特性が悪化する恐れがあるので、正弦条件違反量ΔLを小さく抑えるように、波長λ1の光束に対する対物レンズOBJの屈折面を設計することで、トラッキング特性を良好に維持している。かかる場合、波長λ3の光束については正弦条件違反量は比較的大きくなるが、上述したように、波長λ3の光束の発散角を抑えることで、ある程度のトラッキング特性を維持することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ピックアップ装置に関し、特に異なる光情報記録媒体に対して互換可能に情報の記録及び/又は再生を行える光ピックアップ装置に関する。
近年、波長400nm程度の青紫色半導体レーザを用いて、情報の記録及び/又は再生(以下、「記録及び/又は再生」を、「記録/再生」と記載する)を行える高密度光ディスクシステムの研究・開発が急速に進んでいる。一例として、NA0.85、光源波長405nmの仕様で情報記録/再生を行う光ディスク、いわゆるBlu−ray Disc(以下、BDという)では、DVD(NA0.6、光源波長650nm、記憶容量4、7GB)と同じ大きさである直径12cmの光ディスクに対して、1層あたり23〜27GBの情報の記録が可能であり、又、NA0.65、光源波長405nmの仕様で情報記録/再生を行う光ディスク、いわゆるHD DVD(以下、HDという)では、直径12cmの光ディスクに対して、1層あたり15〜20GBの情報の記録が可能である。以下、本明細書では、このような光ディスクを「高密度光ディスク」と呼ぶ。
一方、高密度光ディスクに対してのみ情報の記録/再生ができると言うだけでは、光ディスクプレーヤやレコーダといった製品(以下、光ディスクプレーヤ/レコーダという)としての価値は十分なものとはいえない場合がある。現在において、多種多様な情報を記録したDVDやCD(コンパクトディスク)が販売されている現実をふまえると、例えばユーザが所有しているDVDやCDに対しても同様に適切に情報の記録/再生ができるようにすることが、高密度光ディスク用の光ディスクプレーヤ/レコーダとしての商品価値を高める。このような背景から、高密度光ディスク用の光ディスクプレーヤ/レコーダ等に搭載される光ピックアップ装置は、高密度光ディスクとDVD、更にはCDとの何れに対しても適切に情報を記録/再生できる性能を有することが望まれる。
ここで、高密度光ディスクとDVD、更にはCDとの何れに対しても互換性を維持しながら適切に情報を記録及び/又は再生できるようにする手法として、高密度光ディスク用の光学系とDVDやCD用の光学系とを情報を記録及び/又は再生する光ディスクの記録密度に応じて選択的に切り替えるものが考えられるが、複数の光学系が必要となるので、小型化に不利であり、またコストが増大する。
そこで、光ピックアップ装置の構成を簡素化し低コスト化を図るために、互換性を有する光ピックアップ装置においても、高密度光ディスク用の光学系とDVDやCD用の光学系とを可能な限り共通化して、光ピックアップ装置を構成する光学部品点数を極力減らすのが好ましいといえる。又、光ディスクに対向して配置される対物レンズを共通化することが光ピックアップ装置の構成の簡素化、低コスト化に最も有利となる。
しかるに、光ピックアップ装置において共通の対物レンズを用いて互換を実現しようとする場合、それぞれの光ディスクに用いられる光源波長などが異なるため、光ディスクの情報記録面上に良好に収差補正のなされた集光スポットを形成するためには何らかの工夫が必要となる。
一つの収差補正の態様としては、光源と対物レンズとの間に光軸方向に変位可能なカップリングレンズを配置し、使用する光ディスクに応じて光軸方向に変位させることによって、対物レンズに入射する光束の発散度合いを変えることが考えられる。しかしながら、カップリングレンズを光軸方向に変位させるためには、別個にアクチュエータが必要となり、設置スペースやカップリングレンズの変位スペースを確保するために光ピックアップ装置が大型化し、コストが増大するという問題がある。光源と対物レンズとの間に液晶素子を挿入する場合も、同様なコストの問題が生じる。
又、別の収差補正の態様としては、対物レンズの光学面に波長選択性の回折構造などを形成することによって、通過する3種類の光束に応じて異なる次数の回折光を発生させて互換を実現することも考えられる。かかる構成によれば、カップリングレンズは固定されているのでアクチュエータは不要となるが、異なる次数の回折光を発生させる回折構造では、いずれかの光の利用効率が低下するという問題がある。
これに対し、以下の特許文献1においては、高密度光ディスク使用時の結像倍率と、DVD使用時の結像倍率と、CD使用時の結像倍率を互いに異ならせることで、3種類の異なる光ディスクに対して互換を実現している。
特開2005−209250号公報
しかるに、特許文献1の技術によれば、屈折面のみによって互換を実現しているため、DVDでの倍率とHDなどの高密度光ディスクでの倍率を近づけることが困難となり、DVDの記録又は再生時に良好な像高特性を得ることが困難となる。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、DVDの記録又は再生時も良好な像高特性を維持しつつ、異なる種類の光ディスクの光情報記録媒体に対して互換可能に情報の記録/再生を行うことができる光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の光ピックアップ装置は、波長λ1(nm)の第1光源と、波長λ2(nm)(λ1<λ2)の第2光源と、波長λ3(nm)(λ2<λ3且つ1.9×λ1<λ3<2.1×λ1)の第3光源と、対物レンズを含む集光光学系とを有し、前記集光光学系が、前記第一光源からの光束を、厚さt1の保護層を介して第1光情報記録媒体の情報記録面に集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっており、又、前記第2光源からの光束を、厚さt2(0.9×t1<t2<1.1×t1)の保護層を介して第2光情報記録媒体の情報記録面に集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっており、更に前記第3光源からの光束を、厚さt3(t1<t3且つt2<t3)の保護層を介して第3光情報記録媒体の情報の記録面に集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっている光ピックアップ装置であって、
前記第1光源からの光束において、前記対物レンズの有効径の最外部に入射する光線が光軸となす入射角をαとし、前記対物レンズの有効径の最外部から出射する光線が光軸となす出射角をα‘としたときに、ΔL=(sinα/sinα’−m1)で表される正弦条件違反量ΔLは、以下の式(1)を満たし、
前記対物レンズの少なくとも一つの光学面には回折構造が形成され、前記対物レンズに設けられた前記回折構造の光軸方向の平均段差量をdで表したときに、以下の式(2)を満たし、
更に、以下の式(3)、(4)、(5)を満たすことを特徴とする。
−0.03 ≦ ΔL(mm) ≦ 0.03 (1)
λ1×2/(n1−1)×1.0 ≦ d(μm) ≦ λ1×2/(n1−1)×1.3 (2)
0.007 ≦ m1 ≦ 0.05 (3)
2.7 ≦ f1(mm) ≦ 3.5 (4)
−0.01 < m2―m1 < 0.02 (5)
但し、
m1:前記第1光情報記録媒体に対して情報の記録又は再生を行う際の前記対物レンズの倍率
f1:前記第1光情報記録媒体に対して情報の記録又は再生を行う際の前記対物レンズの焦点距離
m2:前記第2光情報記録媒体に対して情報の記録又は再生を行う際の前記対物レンズの倍率
n1:前記回折構造を形成する材料の、波長λ1の光に対する屈折率
ここで、例えば、HD等の第1光情報記録媒体に対する情報の記録及び/又は再生に用いる光束は、λ1=407nm程度の青紫色光であるのに対し、CD等の第3光情報記録媒体に対する情報の記録及び/又は再生に用いる光束は、λ3=785nm程度の赤外光である。従って、両者の波長はほぼ倍数の関係にあるので、同じ回折構造を通過させたときの回折効果が等しくなるため、高回折効率の条件下では、回折構造のみにより互換を実現するのは難しいという実情がある。そこで、本発明においては、第1光情報記録媒体と第2光情報記録媒体との互換は、光学倍率を異ならせることと回折構造を設けることにより実現し、第1光情報記録媒体と第3光情報記録媒体との互換は、光学倍率を異ならせることで実現している。
より具体的に本発明を説明すると、例えばハーフハイトと呼ばれる光ピックアップ装置において、波長λ1の光束に対する対物レンズの焦点距離f1は、(4)式を満たすように要求される場合がある。このとき、同一の対物レンズを用いて、保護層の厚さの異なる第1光情報記録媒体と第3光情報記録媒体の情報記録面に対して集光スポットを結像させる際に、球面収差の補正を光学倍率を異ならせることにより実現する場合には、対物レンズに入射する波長λ1の光束の入射角と、波長λ3の光束の入射角とを比較的大きく異ならせる必要がある。
ここで、像高特性を良好に維持するには正弦条件を満たす必要がある。(1)式によって波長λ1の光に対する正弦条件は満たされているため、像高を持った光が対物レンズに入射した場合にコマ収差が補正される。一方、波長λ2の光に対しては波長が異なるために正弦条件を満たすことができないが、波長λ2の光に対する対物レンズの光学系倍率(m2)を波長λ1の光に対する光学系倍率(m1)に近づけると、正弦条件違反量ΔLを小さくして像高特性を光ピックアップ装置の動作上問題レベルに抑えることが可能となることを見出した。
しかし、完全に一致させると第1光情報記録媒体と第2光情報記録媒体との互換を全て回折作用により行うことになり、回折の波長依存性が大きく波長変化時の球面収差発生量が大きくなる。そこで像高を有する光が入射した場合にも、また波長変化時にも問題なく使用可能な条件(5)を見出したのである。
尚、回折構造の光軸方向の平均段差量dが(2)式を満たすようにすれば、波長λ1の光束が回折構造を通過したときに2次回折光の光強度が最も高くなり、波長λ2の光束が回折構造を通過したときに1次回折光の光強度が最も高くなり、波長λ3の光束が回折構造を通過したときに1次回折光の光強度が最も高くなるようにできるので、回折構造を用いて、第1光情報記録媒体と第2光情報記録媒体との互換使用を実現できる。回折構造は、対物レンズの光学面に設けられる。回折構造は、対物レンズの光源側の光学面に設けられても、光情報記録媒体側に設けられても良いが、好ましくは、光源側の光学面に設けられることである。また、回折構造が集光光学系の複数の光学面に設けられている場合、少なくとも1つの光学面に設けられている回折構造が、(2)式を満たせばよい。なお、平均段差量dは、対物レンズにおいて、λ1、λ2、λ3の3つの波長が共通して通過する領域に形成されている回折構造の段差量の平均値を指す。つまり、当該領域に形成されている段差量の総和を、段差の数で割った値となる。
請求項2に記載の光ピックアップ装置は、請求項1に記載の発明において、前記対物レンズの温度変化に対する屈折率変化をΔnとしたときに、以下の式を満たすことを特徴とする。
−1.5×10-4 ≦ Δn(℃-1) ≦ −1.0×10-4 (6)
尚、屈折面で生じる球面収差は、焦点距離の4乗に比例するとされているが、通常ハーフハイト用ピックアップに用いられる(4)式を満たすような焦点距離の対物レンズであっても、(6)式を満たすような材料を選ぶことで、製造コストを大幅に増加させることなく、温度変化時の球面収差を良好に抑えることが可能となる。勿論、ガラス素材等であれば、更に球面収差を小さく抑えることが可能である。又、一般的に環境温度の変化が生じると、半導体レーザの発振波長も変化することが多いが、回折構造を用いて第1光情報記録媒体と第2光情報記録媒体との互換を実現する場合、互換の一部に利用された回折作用と、屈折率の温度依存性により生じる球面収差とが逆方向に生じるため、光学倍率が異なることに関わらず、前記対物レンズの温度依存性を良好に維持できる。なお、記録用途においては、色収差量ΔfBを、0.15μm/nm以下にすることが好ましい。色収差量とは、光源の波長が1nm変化したときのベストデフォーカスの変移量をいう。
本明細書中において、対物レンズとは、光ピックアップ装置に光情報記録媒体を装填した状態において、最も光情報記録媒体側の位置で、これと対向すべく配置される集光作用を有するレンズ及び、そのレンズを駆動するアクチュエータに取り付けられて、そのレンズと共に一体的に駆動される集光作用を有する光学素子又はレンズを有する場合には、それら光学素子又はレンズを含めた光学素子群をさすものとする。つまり、対物レンズは、好ましくは単玉のレンズであるが、複数のレンズからなっていても良い。
本発明によれば、異なる種類の光情報記録媒体に対して互換可能に情報の記録及び/又は再生を行える光ピックアップ装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、異なる光情報記録媒体(光ディスクともいう)であるHDとDVDとCDに対して適切に情報の記録/再生を行える本実施の形態の光ピックアップ装置PU1の構成を概略的に示す図である。かかる光ピックアップ装置PU1は、光情報記録再生装置に搭載できる。
光ピックアップ装置PU1は、高密度光ディスクであるHDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光されλ1=407nmの青紫色レーザ光束(第1光束)を射出する第1半導体レーザLD1、DVDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光されλ2=655nmの赤色レーザ光束(第2光束)を射出する第2半導体レーザLD2,CDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光されλ3=785nmの赤外レーザ光束(第3光束)を射出する第3半導体レーザ(第3光源)とCD用光検出器とが一体化されたCDホロレーザLD3、HD/DVD共用の光検出器PD、回折構造を形成されていない屈折面のみからなる光学面を有するカップリングレンズ(出射角変換素子ともいう、以下同じ)CUL、入射したレーザ光束を光ディスクの情報記録面上に集光させる機能を有する対物レンズOBJ、第1ダイクロイックプリズムDP1、偏光ビームスプリッタ(分離手段ともいう、以下同じ)PBS、ダイクロイックプリズムDP(又はハーフミラー)、λ/4波長板QWP、光ディスクの反射光束に対して非点収差を付加するためのセンサーレンズSNとから構成されている。(6)式を満たす樹脂素材から成形された対物レンズOBJの光学面には、波長λ1の光束が通過したときに2次回折光の光量が最も高くなり、波長λ2、λ3の光束が通過したときに1次回折光の光量が最も高くなる回折構造が形成されている。尚、HD用の光源として、上述の半導体レーザLD1の他に青紫色SHGレーザを使用することもできる。又、回折構造は、対物レンズOBJの代わりに、カップリングCULの光学面に形成されていても良い。
光ピックアップ装置PU1において、HDに対して情報の記録/再生を行う場合には、第1半導体レーザ(第1光源ともいう、以下同じ)LD1を発光させる。第1半導体レーザLD1から射出された発散光束は、第1ダイクロイックプリズムDP1を通過し、偏光ビームスプリッタPBSを通過し、ダイクロイックプリズムDPを通過した後、カップリングレンズCULにより収束角θ1の有限収束光束に変換され、λ/4波長板QWPを通過し、図示しない絞りにより光束径が規制され、対物レンズOBJによってHDの保護層を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。対物レンズOBJは、その周辺に配置された2軸アクチュエータ(不図示)によってフォーカシングやトラッキングを行う。
HDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物レンズOBJ及びλ/4波長板QWPを透過した後、カップリングレンズCUL、ダイクロイックプリズムDPを通過して、偏光ビームスプリッタPBSで反射し、センサーレンズSNにより非点収差が付加され、光検出器PDの受光面上に収束する。そして、光検出器PDの出力信号を用いてHDに記録された情報を読み取ることができる。
また、光ピックアップ装置PU1において、DVDに対して情報の記録/再生を行う場合には、第2半導体レーザ(第2光源ともいう、以下同じ)LD2を発光させる。第2半導体レーザLD2から射出された発散光束は、第1ダイクロイックプリズムDP1で反射され、偏光ビームスプリッタPBSを通過し、ダイクロイックプリズムDPを通過した後、カップリングレンズCULにより収束角θ2(θ1≠θ2)の有限光束又は無限光束に変換され、λ/4波長板QWPを通過し、図示しない絞りにより光束径が規制され、対物レンズOBJによってDVDの保護層を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。対物レンズOBJは、その周辺に配置された2軸アクチュエータ(不図示)によってフォーカシングやトラッキングを行う。
DVDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物レンズOBJ及びλ/4波長板QWPを透過した後、カップリングレンズCUL、ダイクロイックプリズムDPを通過して、偏光ビームスプリッタPBSで反射し、センサーレンズSNにより非点収差が付加され、光検出器PDの受光面上に収束する。そして、光検出器PDの出力信号を用いてDVDに記録された情報を読み取ることができる。
また、光ピックアップ装置PU1において、CDに対して情報の記録/再生を行う場合には、ホロレーザLD3を発光させる。ホロレーザLD3から射出された発散光束は、ダイクロイックプリズムDPで反射され、カップリングレンズCULにより発散角θ3の有限発散光束に変換され、λ/4波長板QWPを通過し、図示しない絞りにより光束径が規制され、対物レンズOBJによってCDの保護層を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。対物レンズOBJは、その周辺に配置された2軸アクチュエータ(不図示)によってフォーカシングやトラッキングを行う。
CDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物レンズOBJ及びλ/4波長板QWP、カップリングレンズCULを透過した後、ダイクロイックプリズムDPで反射され、ホロレーザLD3内の光検出器の受光面上に収束する。そして、光検出器PDの出力信号を用いてCDに記録された情報を読み取ることができる。
(実施例)
以下、上述した実施の形態に好適な実施例について説明する。尚、これ以降(表のレンズデータ含む)において、10のべき乗数(例えば、2.5×10-3)を、E(例えば、2.5E―3)を用いて表すものとする。
対物レンズの光学面は、それぞれ数1式に、表に示す係数を代入した数式で規定される、光軸の周りに軸対称な非球面に形成されている。
Figure 2007242112
また、回折構造(位相構造)により各波長の光束に対して与えられる光路差は、数2式の光路差関数に、表に示す係数を代入した数式で規定される。
Figure 2007242112
(実施例1)
実施例1のレンズデータを表1に示す。実施例1は、波長λ2の光束における光学倍率m2と、波長λ1の光束における光学倍率m1との差が、−0.0077であり、HD使用時の正弦条件違反量ΔLは0mmである。このとき、HD使用時における色収差量ΔfBは0.08(μm/nm)である。
Figure 2007242112
(実施例2)
実施例2のレンズデータを表2に示す。実施例2は、波長λ2の光束における光学倍率m2と、波長λ1の光束における光学倍率m1との差が、−0.0034であり、HD使用時の正弦条件違反量ΔLは0mmである。このとき、HD使用時における色収差量ΔfBは0.41(μm/nm)である。
Figure 2007242112
請求項に掲げた数値を表3にまとめて示す。
Figure 2007242112
異なる光情報記録媒体(光ディスクともいう)であるHDとDVDとCDに対して適切に情報の記録/再生を行える本実施の形態の光ピックアップ装置PU1の構成を概略的に示す図である。
符号の説明
CUL カップリングレンズ
DP1 第1ダイクロイックプリズム
DP ダイクロイックプリズム
LD1 第1の半導体レーザ
LD2 第2の半導体レーザ
LD3 第3の半導体レーザ
OBJ 対物レンズ
PBS 偏光ビームスプリッタ
PD 光検出器
PU1 光ピックアップ装置
QWP λ/4波長板
SN センサーレンズ

Claims (2)

  1. 波長λ1(nm)の第1光源と、波長λ2(nm)(λ1<λ2)の第2光源と、波長λ3(nm)(λ2<λ3且つ1.9×λ1<λ3<2.1×λ1)の第3光源と、対物レンズを含む集光光学系とを有し、前記集光光学系が、前記第一光源からの光束を、厚さt1の保護層を介して第1光情報記録媒体の情報記録面に集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっており、又、前記第2光源からの光束を、厚さt2(0.9×t1<t2<1.1×t1)の保護層を介して第2光情報記録媒体の情報記録面に集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっており、更に前記第3光源からの光束を、厚さt3(t1<t3且つt2<t3)の保護層を介して第3光情報記録媒体の情報の記録面に集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっている光ピックアップ装置であって、
    前記第1光源からの光束において、前記対物レンズの有効径の最外部に入射する光線が光軸となす入射角をαとし、前記対物レンズの有効径の最外部から出射する光線が光軸となす出射角をα‘としたときに、ΔL=(sinα/sinα’−m1)で表される正弦条件違反量ΔLは、以下の式(1)を満たし、
    前記対物レンズの少なくとも一つの光学面には回折構造が形成され、前記対物レンズに設けられた前記回折構造の光軸方向の平均段差量をdで表したときに、以下の式(2)を満たし、
    更に、以下の式(3)、(4)、(5)を満たすことを特徴とする光ピックアップ装置。
    −0.03 ≦ ΔL(mm) ≦ 0.03 (1)
    λ1×2/(n1−1)×1.0 ≦ d(μm) ≦ λ1×2/(n1−1)×1.3 (2)
    0.007 ≦ m1 ≦ 0.05 (3)
    2.7 ≦ f1(mm) ≦ 3.5 (4)
    −0.01 < m2―m1 < 0.02 (5)
    但し、
    m1:前記第1光情報記録媒体に対して情報の記録又は再生を行う際の前記対物レンズの倍率
    f1:前記第1光情報記録媒体に対して情報の記録又は再生を行う際の前記対物レンズの焦点距離
    m2:前記第2光情報記録媒体に対して情報の記録又は再生を行う際の前記対物レンズの倍率
    n1:前記回折構造を形成する材料の、波長λ1の光に対する屈折率
  2. 前記対物レンズの温度変化に対する屈折率変化をΔnとしたときに、以下の式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
    −1.5×10-4 ≦ Δn(℃―1) ≦ −1.0×10-4 (6)

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