JP2007265585A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】対物レンズ、カップリングレンズの共通化を図りつつ、異なる光情報記録媒体に対して情報の記録/再生を行える光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】(3)式を満たす材料から前記カップリングレンズと対物レンズとを形成したときに、(1)式を満たすように、(ΔfBOBL//fOBL 2)と、(ΔfBCPL/fCPL 2)との組み合わせを決定し、更に(2)式を満たすように、ΔfBOBL/fOBL 2を決定することで、波長λ1の光束についての色収差と、波長λ2の光束についての色収差とをバランス良く補正する。−0.016≦(ΔfBOBL/fOBL 2)+(ΔfBCPL/fCPL 2)≦−0.01(1)0.052≦ΔfBOBL/fOBL 2≦0.1(2)50≦νdOBL≦65(3A) 50≦νdCPL≦65(3B)
【選択図】図1

Description

本発明は、光ピックアップ装置に関し、特に異なる光情報記録媒体に対して互換可能に情報の記録及び/又は再生を行える光ピックアップ装置に関する。
近年、波長400nm程度の青紫色半導体レーザを用いて、情報の記録及び/又は再生(以下、「記録及び/又は再生」を、「記録/再生」と記載する)を行える高密度光ディスクシステムの研究・開発が急速に進んでいる。一例として、NA0.85、光源波長405nmの仕様で情報記録/再生を行う光ディスク、いわゆるBlu−ray Disc(以下、BDという)では、DVD(NA0.6、光源波長650nm、記憶容量4、7GB)と同じ大きさである直径12cmの光ディスクに対して、1層あたり23〜27GBの情報の記録が可能であり、又、NA0.65、光源波長405nmの仕様で情報記録/再生を行う光ディスク、いわゆるHD DVD(以下、HDという)では、直径12cmの光ディスクに対して、1層あたり15〜20GBの情報の記録が可能である。以下、本明細書では、このような光ディスクを「高密度光ディスク」と呼ぶ。
一方、高密度光ディスクに対してのみ情報の記録/再生ができると言うだけでは、光ディスクプレーヤやレコーダといった製品(以下、光ディスクプレーヤ/レコーダという)としての価値は十分なものとはいえない場合がある。現在において、多種多様な情報を記録したDVDやCD(コンパクトディスク)が販売されている現実をふまえると、例えばユーザが所有しているDVDやCDに対しても同様に適切に情報の記録/再生ができるようにすることが、高密度光ディスク用の光ディスクプレーヤ/レコーダとしての商品価値を高める。このような背景から、高密度光ディスク用の光ディスクプレーヤ/レコーダ等に搭載される光ピックアップ装置は、高密度光ディスクとDVDやCDに対しても適切に情報を記録/再生できる性能を有することが望まれる。
ここで、高密度光ディスクとDVDやCDに対しても互換性を維持しながら適切に情報を記録及び/又は再生できるようにする手法として、高密度光ディスク用の光学系とDVDやCD用の光学系とを情報を記録及び/又は再生する光ディスクの記録密度に応じて選択的に切り替えるものが考えられるが、複数の光学系が必要となるので、小型化に不利であり、またコストが増大する。
そこで、光ピックアップ装置の構成を簡素化し低コスト化を図るために、互換性を有する光ピックアップ装置においても、高密度光ディスク用の光学系とDVDやCD用の光学系とを可能な限り共通化して、光ピックアップ装置を構成する光学部品点数を極力減らすのが好ましいといえる。又、光ディスクに対向して配置される対物光学系を共通化することが光ピックアップ装置の構成の簡素化、低コスト化に最も有利となる。加えて、光ディスクからの反射光を受光する光検出器を共通化したいという要求もある。
これに対し、特許文献1においては、DVD用の光束とCD用の光束とが共通して通過する光路中に発散角変換素子を挿入することで対物レンズを共通化した光ピックアップ装置が開示されている。
特開2005−141800号公報
光ピックアップ装置は、用途により装置に含まれる光学系に必要な性能が異なる。色収差補正もそれであり、特に高密度光ディスクやDVDにおいて、再生専用には不要でも記録を行うには必要となる。ここで、特許文献1の光ピックアップ装置においては、発散角変換素子において回折構造を設けることで、高密度光ディスク及びDVD使用時の色収差を小さく抑えている。通常、波長域により材料の分散が異なることで高密度光ディスクとDVDとで生じる色収差量は異なっている。しかるに、特許文献1の光ピックアップ装置では、高密度光ディスク用の光束が通過するカップリングレンズが、DVD/CD用の光束が通過するカップリングレンズとは異なることを利用し、それぞれの色収差量に応じて個別のカップリングレンズで色収差の補正を行うことができる。これに対し、コスト低減等のためにカップリングレンズを共通に用いた場合、どのようにして色収差の補正を両立するかという問題がある。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、対物レンズ、カップリングレンズの共通化を図りつつ、異なる光情報記録媒体に対して適切に情報の記録/再生を行える光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の光ピックアップ装置は、波長λ1(nm)の光束を出射する第1光源と、波長λ2(nm)(λ1<λ2)の光束を出射する第2光源と、カップリングレンズ及び対物レンズを含む集光光学系とを有し、前記集光光学系が、前記第1光源からの光束を、厚さt1の保護層を介して第1光情報記録媒体の情報記録面に集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっていると共に、前記集光光学系が、前記第2光源からの光束を、厚さt2(t1≦t2)の保護層を介して第2光情報記録媒体の情報記録面に集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっている光ピックアップ装置であって、
前記カップリングレンズは、前記波長λ1の光束が通過し且つ前記波長λ2の光束が通過する一面に第1回折構造を有し、
以下の(1)、(2)、(3A)、(3B)式を満たすことを特徴とする。
−0.016≦(ΔfBOBL/fOBL 2)+(ΔfBCPL/fCPL 2)≦−0.01 (1)
0.052≦ΔfBOBL/fOBL 2≦0.1 (2)
50≦νdOBL≦65 (3A)
50≦νdCPL≦65 (3B)
但し
ΔfBOBL:波長λ1の光に対する前記対物レンズの色収差(μm/nm)
fOBL:波長λ1の光に対する前記対物レンズの焦点距離(mm)
ΔfBCPL:波長λ1の光に対する前記カップリングレンズの色収差(μm/nm)
fCPL:波長λ1の光に対する前記カップリングレンズの焦点距離(mm)
νdOBL:前記対物レンズの材料のd線に対する分散
νdCPL:前記カップリングレンズの材料のd線に対する分散
ここで、各光情報記録媒体における集光スポット上の色収差を補正するためには、集光光学系の全体で色収差が補正されていれば良く、個々の光学素子の色収差は問わないという実情がある。かかる場合、波長λ1の光束について色収差を補正しようとする場合、カップリングレンズにおける回折構造の色収差補正と、対物レンズにおける例えば回折構造の色収差補正(補正量がゼロの場合、即ち色収差補正用の回折構造を持たない場合を含む)とを組み合わせることで、集光光学系の全体の色収差を抑えることができる。尚、「カップリングレンズ」とは、第1光源から対物レンズまでの光路中であって、且つ第2光源から対物レンズまでの光路中に配置される集光機能を有する光学素子を指す。又、「集光光学系」とは、光源から光情報記録媒体までの集光機能を有する光学系をいい、戻り光路における光検出器の手前の集光光学素子(光源からの光束が通過しない)は含まない。
ここで、本発明者は、波長λ1の光に対する集光光学系全体の色収差を抑えるのに適したカップリングレンズと対物レンズの組み合わせが幾通りか生じた場合に、各光学系により波長λ2の光束に対する色収差が異なることから、波長λ1の光束における色収差と波長λ2の光束における色収差との差を小さくする(又は一致させる)ためには、前記カップリングレンズの回折構造における色収差補正のための回折パワーを大きくし、且つ前記対物レンズの色収差補正のための回折パワーを小さく(又はゼロ)にすればよいことを見出し、本発明を成しえたのである。即ち、本発明によれば、(3A)、(3B)式を満たす材料から前記カップリングレンズと前記対物レンズとを形成したときに、(1)式を満たすように、(ΔfBOBL//fOBL 2)と、(ΔfBCPL/fCPL 2)との組み合わせを決定することで波長λ1の光に対する合成系の色収差を補正し、更に(2)式を満たすように、ΔfBOBL/fOBL 2を決定することで、波長λ2の光束についての色収差を補正することができるのである。これは、特に前記第2光情報記録媒体に対して情報の記録が可能な光ピックアップ装置において有効となる。尚、前記集光光学系全体の色収差ΔfBの絶対値は、0.15μm/nm以下に抑えられると好ましい。又、対物レンズの焦点距離によっては、色収差補正のための回折構造を設けることが望ましい。
請求項2に記載の光ピックアップ装置は、請求項1に記載の発明において、前記第1回折構造の光軸方向の平均段差量dCPL(μm)が、以下の(4)式を満たすことを特徴とする。
λ1×2/(n1−1)×1.0≦dCPL≦λ1×2/(n1−1)×1.3 (4)
但し
n1:前記第1回折構造を形成する材料における前記波長λ1の光に対する屈折率
(4)式を満たすように前記第1回折構造を設計すれば、かかる第1回折構造を通過したときに、第1光情報記録媒体が高密度光ディスク、第2光情報記録媒体がDVDのときは、波長λ1の光束は2次回折光が最も強度が高まり、波長λ2の光束は1次回折光が最も強度が高まり、第1光情報記録媒体がDVD、第2光情報記録媒体がCDのときは、波長λ1の光束は1次回折光が最も強度が高まり、波長λ2の光束は1次回折光が最も強度が高まるので、低次の回折光を用いることで、いずれの波長においても光の利用効率が高く、波長、温度変化による回折効率変動を小さくすることができる。なお、平均段差量dCPLは、前記カップリングレンズにおいて、回折構造の全ての段差量の平均値を指す。つまり、前記カップリングレンズに形成されている段差量の総和を、段差の数で割った値となる。また、前記カップリングレンズは基準使用状態で光線が通過しない領域にも回折構造が形成されている。前記カップリングレンズは固定されているが、前記対物レンズがトラッキングした場合においても、前記対物レンズの絞り内の全領域に光を入射させるためである。従って、前記カップリングレンズの全ての回折構造を当該第1回折構造とするのが望ましい。
請求項3に記載の光ピックアップ装置は、請求項1又は2に記載の発明において、波長λ3(λ2<λ3)の光束を出射する第3光源を有し、前記集光光学系が、前記第3光源からの光束を、厚さt3(t2<t3)の保護層を介して第3光情報記録媒体の情報記録面に集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっており、
前記対物レンズは、前記波長λ1の光束が通過し且つ前記波長λ2の光束が通過し且つ前記波長λ3の光束が通過する一面に第2回折構造を有し、前記第2回折構造の光軸方向の平均段差量dOBJ(μm)が、以下の(5)式を満たすことを特徴とする。
λ1×2/(n2−1)×1.0≦dOBL≦λ1×2/(n2−1)×1.3 (5)
但し
n2:前記第2回折構造を形成する材料における前記波長λ1の光に対する屈折率
(5)式を満たすように前記第2回折構造を設計すれば、かかる第2回折構造を通過したときに、第1光情報記録媒体が高密度光ディスク、第2光情報記録媒体がDVDのときは、波長λ1の光束は2次回折光が最も強度が高まり、波長λ2の光束は1次回折光が最も強度が高まり、第1光情報記録媒体がDVD、第2光情報記録媒体がCDのときは、波長λ1の光束は1次回折光が最も強度が高まり、波長λ2の光束は1次回折光が最も強度が高まるので、低次の回折光を用いることで、いずれの波長においても光の利用効率が高く、波長、温度変化による回折効率変動を小さくすることができる。なお、平均段差量dOBJは、請求項1を満たす波長の光が共通して通過する領域に形成されている回折構造の段差量の平均値を指す。波長λ3の光が請求項1を満たさない場合には、平均段差量dOBJは波長λ1とλ2の光が共通して通過する領域の回折構造段差量平均値となり、満たす場合には、3つの波長が共通して通過する領域の回折構造段差量平均値となる。
請求項4に記載の光ピックアップ装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、以下の(6)式を満たし、前記カップリングレンズは、前記第1光情報記録媒体に対する情報の記録又は再生時に配置される光軸方向の位置と、前記第2光情報記録媒体に対する情報の記録又は再生時に配置される光軸方向の位置とが異なることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
0≦|L1−L2|≦0.5 (6)
但し、
L1:前記第1光源から前記第1光情報記録媒体の光源側面までの光路長L1(mm)
L2:前記第2光源から前記第2光情報記録媒体の光源側面までの光路長L2(mm)
本発明によれば、前記カップリングレンズを、前記第1光情報記録媒体の情報の記録及び/又は再生時と、前記第2の光情報記録媒体の情報記録及び/又は再生時とで、光軸方向の位置が異なるようにすることで、光情報記録媒体(光源側面)から等距離にある光源からの光を、(2)式の対物レンズの光学系倍率差に応じた発散角の異なる光として出射することができる。従って、(1)式を満たすように、各光源から、それに対応する光情報記録媒体の前記対物レンズ側の面までの光路長をほぼ一致させれば、第1光情報記録媒体からの反射光と第2光情報記録媒体からの反射光とを、同じ光検出器に受光させることができ、部品の共通化が図れる。
請求項5に記載の光ピックアップ装置は、請求項1,2,4のいずれかに記載の発明において、前記対物レンズは、以下の(7)式を満たす単レンズであることを特徴とする。
1.8≦fOBL ≦3.5 (7)
請求項6に記載の光ピックアップ装置は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、前記カップリングレンズは、2つの光学素子を含むことを特徴とするので、前記光学素子間でパワーを振り分けることにより互換使用のための移動距離が小さくなり、光ピックアップ装置をコンパクト、省電力にすることができる。
本明細書中において、対物レンズとは、光ピックアップ装置に光情報記録媒体を装填した状態において、最も光情報記録媒体側の位置で、これと対向すべく配置される集光作用を有するレンズ及び、そのレンズを駆動するアクチュエータに取り付けられて、そのレンズと共に一体的に駆動される集光作用を有する光学素子又はレンズを有する場合には、それら光学素子又はレンズを含めた光学素子群をさすものとする。つまり、対物レンズは、好ましくは単玉のレンズであるが、複数のレンズや複数の光学素子からなっていても良い。
本発明によれば、対物レンズ、カップリングレンズの共通化を図りつつ、異なる光情報記録媒体に対して適切に情報の記録/再生を行える光ピックアップ装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、異なる光情報記録媒体(光ディスクともいう)であるHDとDVDとCDに対して適切に情報の記録/再生を行える本実施の形態の光ピックアップ装置PU1の構成を概略的に示す図である。かかる光ピックアップ装置PU1は、光情報記録再生装置に搭載できる。
光ピックアップ装置PU1は、高密度光ディスクであるHDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光されλ1=406nmの青紫色レーザ光束(第1光束)を射出する第1半導体レーザ(第1光源)LD1、DVDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光されλ2=660nmの赤色レーザ光束(第2光束)を射出する第2半導体レーザ(第2光源)LD2、CDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光されλ3=783nmの赤外レーザ光束(第3光束)を射出する第3半導体レーザ(第3光源)LD3、HD/DVD/CD共用の光検出器PD、カップリングレンズCUL、入射したレーザ光束を光ディスクの情報記録面上に集光させる機能を有し、所定の回折構造を有すると共にプラスチック製で単玉である対物レンズOBJ、分岐手段である偏光ビームスプリッタPBS、第1ダイクロイックプリズムDP1,第2ダイクロイックプリズムDP2、λ/4波長板QWP、光ディスクの反射光束に対して非点収差を付加するためのセンサーレンズSNとから構成されている。尚、HD用の光源として、上述の半導体レーザLD1の他に青紫色SHGレーザを使用することもできる。
本実施の形態において、カップリングレンズCULは、凹レンズLS1と凸レンズLS2とからなり、使用する光ディスクに応じて凹レンズLS2が光軸方向に変位可能に設けられていて、光軸方向の位置を変えることで、入射光束の波長に応じて出射角を変更するようになっている。又、凹レンズLS2の光学面に回折構造が形成されている。又、第1半導体レーザLD1と、HDの光源側の面との間の光路長L1、第2半導体レーザLD2と、DVDの光源側の面との間の光路長L2、第3半導体レーザLD3と、CDの光源側の面との間の光路長L3は、互いに等しいか、又はその差が0.5mm以下である。
光ピックアップ装置PU1において、HDに対して情報の記録/再生を行う場合には、第1半導体レーザLD1を発光させる。第1半導体レーザLD1から射出された発散光束は、第1ダイクロイックプリズムDP1、第2ダイクロイックプリズムDP2、偏光ビームスプリッタPBSを通過した後、カップリングレンズCULにより所定の収束光束に変換され、λ/4波長板QWPを通過し、図示しない絞りにより光束径が規制され、対物レンズOBJによってHDの保護層を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。対物レンズOBJは、その周辺に配置された2軸アクチュエータ(不図示)によってフォーカシングやトラッキングを行う。
HDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物レンズOBJ及びλ/4波長板QWPを透過した後、カップリングレンズCULを透過した後、偏光ビームスプリッタPBSで反射され、センサーレンズSNにより非点収差が付加され、光検出器PDの受光面上に収束する。そして、光検出器PDの出力信号を用いてHDに記録された情報を読み取ることができる。
また、光ピックアップ装置PU1において、DVDに対して情報の記録/再生を行う場合には、第2半導体レーザLD2を発光させる。第2半導体レーザLD2から射出された発散光束は、第1ダイクロイックプリズムDP1で反射され、第2ダイクロイックプリズムDP2、偏光ビームスプリッタPBSを通過した後、カップリングレンズCULにより所定の無限光束又は有限光束に変換され、λ/4波長板QWPを通過し、図示しない絞りにより光束径が規制され、対物レンズOBJによってDVDの保護層を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。対物レンズOBJは、その周辺に配置された2軸アクチュエータ(不図示)によってフォーカシングやトラッキングを行う。
DVDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物レンズOBJ及びλ/4波長板QWPを透過した後、カップリングレンズCULを透過した後、偏光ビームスプリッタPBSで反射され、センサーレンズSNにより非点収差が付加され、光検出器PDの受光面上に収束する。そして、光検出器PDの出力信号を用いてDVDに記録された情報を読み取ることができる。
また、光ピックアップ装置PU1において、CDに対して情報の記録/再生を行う場合には、第3半導体レーザLD3を発光させる。第3半導体レーザLD3から射出された発散光束は、第2ダイクロイックプリズムDP2で反射され、偏光ビームスプリッタPBSを通過した後、カップリングレンズCULにより所定の発散光束に変換され、λ/4波長板QWPを通過し、図示しない絞りにより光束径が規制され、対物レンズOBJによってCDの保護層を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。対物レンズOBJは、その周辺に配置された2軸アクチュエータ(不図示)によってフォーカシングやトラッキングを行う。
CDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物レンズOBJ及びλ/4波長板QWPを透過した後、カップリングレンズCULを透過した後、偏光ビームスプリッタPBSで反射され、センサーレンズSNにより非点収差が付加され、光検出器PDの受光面上に収束する。そして、光検出器の出力信号を用いてCDに記録された情報を読み取ることができる。尚、半導体レーザLD1〜LD3は、1つのパッケージに収容されて、いわゆる3レーザ1パッケージを構成していても良い。かかる場合、ダイクロイックプリズムは不要となる。
(実施例)
以下、上述した実施の形態に好適な実施例について説明する。尚、これ以降(表のレンズデータ含む)において、10のべき乗数(例えば、2.5×10-3)を、E(例えば、2.5E―3)を用いて表すものとする。
対物光学系の光学面は、それぞれ数1式に、表に示す係数を代入した数式で規定される、光軸の周りに軸対称な非球面に形成されている。
また、回折構造(位相構造)により各波長の光束に対して与えられる光路差は、数2式の光路差関数に、表に示す係数を代入した数式で規定される。
(実施例1)
実施例1のレンズデータを表1に示す。
(実施例2)
実施例2のレンズデータを表2に示す。
請求項に掲げた数値を表3にまとめて示す。
異なる光情報記録媒体(光ディスクともいう)であるHDとDVDとCDに対して適切に情報の記録/再生を行える本実施の形態の光ピックアップ装置PU1の構成を概略的に示す図である。
符号の説明
CUL カップリングレンズ
DP1 第1ダイクロイックプリズム
DP2 第2ダイクロイックプリズム
LD1 第1の半導体レーザ
LD2 第2の半導体レーザ
LD3 第3の半導体レーザ
OBJ 対物レンズ
PBS 偏光ビームスプリッタ
PD 光検出器
PU1 光ピックアップ装置
QWP λ/4波長板
SN センサーレンズ

Claims (6)

  1. 波長λ1(nm)の光束を出射する第1光源と、波長λ2(nm)(λ1<λ2)の光束を出射する第2光源と、カップリングレンズ及び対物レンズを含む集光光学系とを有し、前記集光光学系が、前記第1光源からの光束を、厚さt1の保護層を介して第1光情報記録媒体の情報記録面に集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっていると共に、前記集光光学系が、前記第2光源からの光束を、厚さt2(t1≦t2)の保護層を介して第2光情報記録媒体の情報記録面に集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっている光ピックアップ装置であって、
    前記カップリングレンズは、前記波長λ1の光束が通過し且つ前記波長λ2の光束が通過する一面に第1回折構造を有し、
    以下の(1)、(2)、(3A)、(3B)式を満たすことを特徴とする光ピックアップ装置。
    −0.016≦(ΔfBOBL/fOBL 2)+(ΔfBCPL/fCPL 2)≦−0.01 (1)
    0.052≦ΔfBOBL/fOBL 2≦0.1 (2)
    50≦νdOBL≦65 (3A)
    50≦νdCPL≦65 (3B)
    但し
    ΔfBOBL:波長λ1の光に対する前記対物レンズの色収差(μm/nm)
    fOBL:波長λ1の光に対する前記対物レンズの焦点距離(mm)
    ΔfBCPL:波長λ1の光に対する前記カップリングレンズの色収差(μm/nm)
    fCPL:波長λ1の光に対する前記カップリングレンズの焦点距離(mm)
    νdOBL:前記対物レンズの材料のd線に対する分散
    νdCPL:前記カップリングレンズの材料のd線に対する分散
  2. 前記第1回折構造の光軸方向の平均段差量dCPL(μm)が、以下の(4)式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
    λ1×2/(n1−1)×1.0≦dCPL≦λ1×2/(n1−1)×1.3 (4)
    但し
    n1:前記第1回折構造を形成する材料における前記波長λ1の光に対する屈折率
  3. 波長λ3(λ2<λ3)の光束を出射する第3光源を有し、前記集光光学系が、前記第3光源からの光束を、厚さt3(t2<t3)の保護層を介して第3光情報記録媒体の情報記録面に集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっており、
    前記対物レンズは、前記波長λ1の光束が通過し且つ前記波長λ2の光束が通過し且つ前記波長λ3の光束が通過する一面に第2回折構造を有し、前記第2回折構造の光軸方向の平均段差量dOBJ(μm)が、以下の(5)式を満たすことを特徴とする請求項1又は2に記載の光ピックアップ装置。
    λ1×2/(n2−1)×1.0≦dOBL≦λ1×2/(n2−1)×1.3 (5)
    但し
    n2:前記第2回折構造を形成する材料における前記波長λ1の光に対する屈折率
  4. 以下の(6)式を満たし、前記カップリングレンズは、前記第1光情報記録媒体に対する情報の記録又は再生時に配置される光軸方向の位置と、前記第2光情報記録媒体に対する情報の記録又は再生時に配置される光軸方向の位置とが異なることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
    0≦|L1−L2|≦0.5 (6)
    但し、
    L1:前記第1光源から前記第1光情報記録媒体の光源側面までの光路長L1(mm)
    L2:前記第2光源から前記第2光情報記録媒体の光源側面までの光路長L2(mm)
  5. 前記対物レンズは、以下の(7)式を満たす単レンズであることを特徴とする請求項1,2,4のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
    1.8≦fOBL ≦3.5 (7)
  6. 前記カップリングレンズは、2つの光学素子を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の光ピックアップ装置。


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