JPWO2008114695A1 - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

色再現範囲が広く、且つ、明るい赤を表示することができる表示装置を提供する。本発明による表示装置は、複数のサブ画素によってそれぞれが規定される複数の画素を有する。複数のサブ画素は、赤を表示する第1および第2の赤サブ画素、緑を表示する緑サブ画素、青を表示する青サブ画素および黄を表示する黄サブ画素を含む。青サブ画素と黄サブ画素とは連続するように配置されている。

Description

本発明は、表示装置に関し、特に、4色以上の原色を用いて表示を行う多原色表示装置に関する。
現在、種々の表示装置が様々な用途に利用されている。一般的な表示装置では、光の三原色である赤、緑、青を表示する3つのサブ画素によって1つの画素が構成されており、そのことによってカラー表示が可能になっている。
しかしながら、従来の表示装置は、表示可能な色の範囲(「色再現範囲」と呼ばれる。)が狭いという問題を有している。図49に、三原色を用いて表示を行う従来の表示装置の色再現範囲を示す。図49は、XYZ表色系におけるxy色度図であり、赤、緑、青の三原色に対応した3つの点を頂点とする三角形が色再現範囲を表している。また、図中には、Pointerによって明らかにされた、自然界に存在する様々な物体の色(非特許文献1参照)が×印でプロットされている。図49からわかるように、色再現範囲に含まれない物体色が存在しており、三原色を用いて表示を行う表示装置では、一部の物体色を表示することができない。
そこで、表示装置の色再現範囲を広くするために、表示に用いる原色の数を4つ以上に増やす手法が提案されている。
例えば、特許文献1には、図50に示すように、赤、緑、青、黄、シアン、マゼンタを表示する6つのサブ画素R、G、B、Ye、C、Mによって1つの画素Pが構成された液晶表示装置800が開示されている。この液晶表示装置800の色再現範囲を図51に示す。図51に示すように、6つの原色に対応した6つの点を頂点とする六角形によって表される色再現範囲は、物体色をほぼ網羅している。このように、表示に用いる原色の数を増やすことによって、色再現範囲を広くすることができる。本願明細書では、4色以上の原色を用いて表示を行う表示装置を「多原色表示装置」と総称する。
特表2004−529396号公報 M. R. Pointer, "The gamut of real surface colors," Color Research and Application, Vol.5, No.3, pp.145-155 (1980)
しかしながら、本願発明者が多原色表示装置の表示品位について詳細な検討を行ったところ、単純に原色の数を増やすだけでは十分な表示品位が得られないことがわかった。例えば、特許文献1に開示されている表示装置では、表示される赤がどす黒い赤すなわち暗い赤になってしまい、実際には表示できない物体色が存在してしまう。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、色再現範囲が広く、且つ、明るい赤を表示することができる表示装置を提供することにある。
本発明による表示装置は、複数のサブ画素によってそれぞれが規定される複数の画素を有する表示装置であって、前記複数のサブ画素は、赤を表示する第1および第2の赤サブ画素、緑を表示する緑サブ画素、青を表示する青サブ画素および黄を表示する黄サブ画素を含み、前記青サブ画素と前記黄サブ画素とが連続するように配置されている。
ある好適な実施形態において、前記青サブ画素と、前記黄サブ画素と、前記第1または第2の赤サブ画素とはこの順で連続するように配置されている。
ある好適な実施形態において、前記緑サブ画素と、前記青サブ画素と、前記黄サブ画素と、前記第1または第2の赤サブ画素とはこの順で連続するように配置されている。
ある好適な実施形態において、前記複数のサブ画素は、シアンを表示するシアンサブ画素をさらに含み、前記第1および第2の赤サブ画素の一方と、前記緑サブ画素と、前記青サブ画素と、前記黄サブ画素と、前記第1および第2の赤サブ画素の他方と、前記シアンサブ画素とはこの順で連続するように配置されている。
ある好適な実施形態において、前記複数のサブ画素は、シアンを表示するシアンサブ画素をさらに含み、前記シアンサブ画素と、前記緑サブ画素と、前記青サブ画素と、前記黄サブ画素と、前記第1および第2の赤サブ画素の一方と、前記第1および第2の赤サブ画素の他方とはこの順で連続するように配置されている。
ある好適な実施形態において、前記複数のサブ画素は、シアンを表示するシアンサブ画素をさらに含み、前記シアンサブ画素と、前記青サブ画素と、前記黄サブ画素と、前記第1または第2の赤サブ画素とはこの順で連続するように配置されている。
ある好適な実施形態において、前記第1および第2の赤サブ画素の一方と、前記シアンサブ画素と、前記青サブ画素と、前記黄サブ画素と、前記第1および第2の赤サブ画素の他方と、前記緑サブ画素とはこの順で連続するように配置されている。
ある好適な実施形態において、前記緑サブ画素と、前記シアンサブ画素と、前記青サブ画素と、前記黄サブ画素と、前記第1および第2の赤サブ画素の一方と、前記第1および第2の赤サブ画素の他方とはこの順で連続するように配置されている。
ある好適な実施形態において、前記緑サブ画素と、前記第1および第2の赤サブ画素の一方と、前記青サブ画素と、前記黄サブ画素と、前記第1および第2の赤サブ画素の他方とはこの順で連続するように配置されている。
ある好適な実施形態において、前記複数のサブ画素は、シアンを表示するシアンサブ画素をさらに含み、前記複数の画素のそれぞれ内で、前記第1および第2の赤サブ画素の一方と、前記シアンサブ画素と、前記緑サブ画素と、前記第1および第2の赤サブ画素の他方と、前記青サブ画素と、前記黄サブ画素とはこの順で連続するように配置されている。
ある好適な実施形態において、前記複数の画素のそれぞれ内で、前記青サブ画素および前記黄サブ画素の少なくとも一方は、他のサブ画素によって挟まれるように配置されている。
ある好適な実施形態において、前記複数の画素のそれぞれ内で、前記青サブ画素と前記黄サブ画素とが連続するように配置されており、連続するように配置された前記青サブ画素と前記黄サブ画素とが他のサブ画素によって挟まれるように配置されている。
ある好適な実施形態において、連続するように配置された前記青サブ画素と前記黄サブ画素とは、画素の中央付近に位置している。
あるいは、本発明による表示装置は、1行複数列に配置された複数のサブ画素によってそれぞれが規定される複数の画素を有する表示装置であって、前記複数のサブ画素は、赤を表示する第1および第2の赤サブ画素、緑を表示する緑サブ画素、青を表示する青サブ画素および黄を表示する黄サブ画素を含み、列方向に沿って隣接する2つの画素同士で、前記複数のサブ画素の配置が異なっている。
ある好適な実施形態において、列方向に沿って隣接する2つの画素同士で、前記緑サブ画素および前記黄サブ画素の少なくとも一方が異なる列に属している。
ある好適な実施形態において、列方向に沿って隣接する2つの画素同士で、前記緑サブ画素および前記黄サブ画素の両方が異なる列に属している。
あるいは、本発明による表示装置は、複数行複数列に配置された複数のサブ画素によってそれぞれが規定される複数の画素を有する表示装置であって、前記複数のサブ画素は、赤を表示する第1および第2の赤サブ画素、緑を表示する緑サブ画素、青を表示する青サブ画素および黄を表示する黄サブ画素を含み、行方向に沿って隣接する2つの画素同士で、前記複数のサブ画素の配置が異なっている。
ある好適な実施形態において、行方向に沿って隣接する2つの画素同士で、前記緑サブ画素および前記黄サブ画素の少なくとも一方が異なる行に属している。
ある好適な実施形態において、行方向に沿って隣接する2つの画素同士で、前記緑サブ画素および前記黄サブ画素の両方が異なる行に属している。
ある好適な実施形態において、本発明による表示装置は、液晶層を備えた液晶表示装置である。
ある好適な実施形態において、前記画素が白を表示したときのXYZ表色系におけるY値を100%としたとき、前記第1および第2の赤サブ画素のY値はそれぞれ5%以上11%以下、前記緑サブ画素のY値は20%以上35%以下、前記青サブ画素のY値は5%以上10%以下、前記黄サブ画素のY値は30%以上50%以下である。
ある好適な実施形態において、前記第1および第2の赤サブ画素の主波長はそれぞれ605nm以上635nm以下、前記緑サブ画素の主波長は520nm以上550nm以下、前記青サブ画素の主波長は470nm以下、前記黄サブ画素の主波長は565nm以上580nm以下である。
ある好適な実施形態において、前記第1および第2の赤サブ画素のそれぞれの色純度は90%以上、前記緑サブ画素の色純度は65%以上80%以下、前記青サブ画素の色純度は90%以上95%以下、前記黄サブ画素の色純度は85%以上95%以下である。
ある好適な実施形態において、前記複数のサブ画素は、実質的に同じ大きさを有する。
ある好適な実施形態において、前記第1および第2の赤サブ画素は互いに独立に駆動される。
ある好適な実施形態において、前記第1および第2の赤サブ画素は同一のスイッチング素子によって駆動される。
ある好適な実施形態において、前記画素が白を表示したときのXYZ表色系におけるY値を100%としたとき、前記シアンサブ画素のY値は10%以上30%以下である。
ある好適な実施形態において、前記シアンサブ画素の主波長は475nm以上500nm以下である。
ある好適な実施形態において、前記シアンサブ画素の色純度は65%以上80%以下である。
本発明による表示装置の画素は、赤、緑、青を表示するサブ画素に加え、他の色を表示するサブ画素を含んでいる。つまり、本発明による表示装置は、表示に用いる原色の数が3つよりも多く、そのため、従来の三原色を表示に用いる表示装置よりも色再現範囲が広い。また、本発明による表示装置の画素は、赤を表示するサブ画素を2つ有している。そのため、赤のY値を向上することができ、明るい赤を表示することができる。
本発明の好適な実施形態における液晶表示装置100を模式的に示す図である。 液晶表示装置100の色再現範囲を示す図である。 表1に例示した構成に対応するカラーフィルタの分光透過率特性を示すグラフである。 表1に例示した構成に対応するバックライトのスペクトルを示すグラフである。 表3に例示した構成に対応するカラーフィルタの分光透過率特性を示すグラフである。 表3に例示した構成に対応するバックライトのスペクトルを示すグラフである。 特許文献1の液晶表示装置800および本発明による液晶表示装置100の赤についてのC*−L*特性を示すグラフである。 特許文献1の液晶表示装置800および本発明による液晶表示装置100のマゼンタについてのC*−L*特性を示すグラフである。 (a)〜(c)は、赤、緑、青について物体色のC*−L*特性を示すグラフである。 (a)〜(c)は、黄、シアン、マゼンタについて物体色のC*−L*特性を示すグラフである。 実施例1に対応するカラーフィルタの分光透過率特性を示すグラフである。 実施例1に対応するバックライトのスペクトルを示すグラフである。 実施例2に対応するカラーフィルタの分光透過率特性を示すグラフである。 実施例2に対応するバックライトのスペクトルを示すグラフである。 実施例3に対応するカラーフィルタの分光透過率特性を示すグラフである。 実施例3に対応するバックライトのスペクトルを示すグラフである。 実施例4に対応するカラーフィルタの分光透過率特性を示すグラフである。 実施例4に対応するバックライトのスペクトルを示すグラフである。 実施例5に対応するカラーフィルタの分光透過率特性を示すグラフである。 実施例5に対応するバックライトのスペクトルを示すグラフである。 実施例6に対応するカラーフィルタの分光透過率特性を示すグラフである。 実施例6に対応するバックライトのスペクトルを示すグラフである。 実施例7に対応するカラーフィルタの分光透過率特性を示すグラフである。 実施例7に対応するバックライトのスペクトルを示すグラフである。 実施例8に対応するカラーフィルタの分光透過率特性を示すグラフである。 実施例8に対応するバックライトのスペクトルを示すグラフである。 (a)〜(l)は、サブ画素の好ましい配置例を示す図である。 (a)および(b)は、サブ画素の好ましい配置例を示す図である。 (a)〜(l)は、サブ画素の好ましい配置例を示す図である。 (a)〜(l)は、サブ画素の好ましい配置例を示す図である。 (a)〜(l)は、サブ画素の好ましい配置例を示す図である。 (a)〜(l)は、サブ画素の好ましい配置例を示す図である。 (a)〜(l)は、サブ画素の好ましい配置例を示す図である。 (a)〜(l)は、サブ画素の好ましい配置例を示す図である。 (a)〜(l)は、サブ画素の好ましい配置例を示す図である。 (a)〜(l)は、サブ画素の好ましい配置例を示す図である。 (a)は、三原色を表示に用いる従来の表示装置の1つの画素を示す図であり、(b)は、多原色表示装置の1つの画素を示す図である。 (a)および(b)は、三原色を表示に用いる従来の表示装置において緑色の線を表示したときの線幅を説明するための図である。 (a)〜(c)は、多原色表示装置において線幅の減少が発生する理由を説明するための図である。 (a)〜(c)は、多原色表示装置においてあるサブ画素配置を採用した場合に線幅の減少を防止できる理由を説明するための図である。 (a)は、三原色を表示に用いる従来の表示装置の1つの画素を示す図であり、(b)は、多原色表示装置の1つの画素を示す図である。 (a)〜(c)は、多原色表示装置において線幅の減少が発生する理由を説明するための図である。 (a)〜(d)は、多原色表示装置においてあるサブ画素配置を採用した場合に線幅の減少を防止できる理由を説明するための図である。 液晶表示装置100を模式的に示す断面図である。 スイッチング素子の配置例を示す図である。 スイッチング素子の他の配置例を示す図である。 液晶表示装置100のカラーフィルタ基板を模式的に示す断面図である。 液晶表示装置100の多原色コントローラを模式的に示すブロック図である。 三原色を表示に用いる従来の液晶表示装置の色再現範囲を示す図である。 従来の多原色液晶表示装置800を模式的に示す図である。 液晶表示装置800の色再現範囲を示す図である。
符号の説明
R1 第1の赤サブ画素
R2 第2の赤サブ画素
G 緑サブ画素
B 青サブ画素
Ye 黄サブ画素
C シアンサブ画素
10 アクティブマトリクス基板
11 スイッチング素子
20 カラーフィルタ基板
21 透明基板
22R1 第1の赤カラーフィルタ
22R2 第2の赤カラーフィルタ
22G 緑カラーフィルタ
22B 青カラーフィルタ
22Ye 黄カラーフィルタ
22C シアンカラーフィルタ
23 ブラックマトリクス
24 対向電極
30 液晶層
40 多原色コントローラ
41 変換マトリクス
42 マッピングユニット
43 2次元ルックアップテーブル
44 乗算器
100 液晶表示装置
本発明の実施形態を説明する前に、まず、特許文献1に開示されている液晶表示装置800において赤がどす黒くなる(暗くなる)理由を説明する。
表示に用いる原色の数を増やすと、1画素あたりのサブ画素の数が増えるので、各サブ画素の面積は必然的に小さくなり、そのため、各サブ画素が表示する色の明度(XYZ表色系におけるY値に相当)が低くなる。例えば、表示に用いる原色の数を3つから6つに増やすと、各サブ画素の面積は約半分となり、各サブ画素の明度(Y値)も約半分となる。
「明度」は、「色相」や「彩度」とともに色を規定する3つの要素のうちの1つである。そのため、原色の数を増やすことによって図51に示したようにxy色度図上における色再現範囲(つまり再現可能な「色相」および「彩度」の範囲)が広がっても、「明度」が低下すると実際の色再現範囲(「明度」も含めた色再現範囲)を十分に広くすることはできない。
本願発明者が検討したところ、緑や青を表示するサブ画素については、明度が低下しても種々の物体色を十分に表示することができるが、赤を表示するサブ画素については、明度が低下すると一部の物体色を表示できなくなることがわかった。このように、用いる原色の数を増やすことによって明度(Y値)が低下すると、赤の表示品位が低下し、赤がどす黒い赤(つまり暗い赤)となってしまう。
本願発明は、上記知見に基づいて想到されたものである。以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。なお、以下では液晶表示装置を例として本発明を説明するが、本発明は、液晶表示装置だけでなく、CRT(ブラウン管)、有機EL表示装置、プラズマディスプレイパネル、SED(Surface-conduction Electron-emitter Display)などの種々の表示装置に好適に用いられる。
図1に、本実施形態における液晶表示装置100を模式的に示す。液晶表示装置100は、マトリクス状に配列された複数の画素を有している。図1には、液晶表示装置100の複数の画素のうち4つの画素Pを示している。
各画素Pは、図1に示すように、複数のサブ画素によって規定されている。画素Pを規定する複数のサブ画素は、具体的には、赤を表示する第1および第2の赤サブ画素R1およびR2と、緑を表示する緑サブ画素Gと、青を表示する青サブ画素Bと、黄を表示する黄サブ画素Yeと、シアンを表示するシアンサブ画素Cである。図1には、これらのサブ画素が画素P内で1行複数列に配置されている場合を示している。
本発明による液晶表示装置100では、三原色を用いて表示を行う一般的な液晶表示装置よりも、表示に用いられる原色の数が多いので、色再現範囲が広い。図2に、液晶表示装置100における色再現範囲の一例を示す。図2に示すように、液晶表示装置100の色再現範囲は、種々の物体色を網羅している。
なお、図2において、色再現範囲が六角形で表されているのは、第1の赤サブ画素R1の表示する赤と第2の赤サブ画素R2の表示する赤とが異なっているためである。勿論、第1の赤サブ画素R1の表示する赤と第2の赤サブ画素R2の表示する赤とは同じであってもよい。その場合、色再現範囲は五角形で表される。いずれにしても、色再現範囲が三角形で表される一般的な液晶表示装置に比べると、色再現範囲を向上することができる。
また、本発明による液晶表示装置100の画素は、赤を表示するサブ画素を2つ(第1および第2のサブ画素R1およびR2)含んでいるので、図50に示した液晶表示装置800よりも、赤の明度(Y値)を向上することができ、明るい赤を表示することができる。つまり、xy色度図上に表される色相および彩度だけでなく、明度も含めた色再現範囲を広くすることができる。
ここで、液晶表示装置100におけるY値の向上を、特許文献1の多原色液晶表示装置800と比較しながら具体的に説明する。
表1に、特許文献1の多原色液晶表示装置800における各サブ画素のY値、xy色度、主波長(マゼンタについては補色主波長)および色純度の一例とその表示品位とを示す。表1には、画素が白を表示したときのY値、xy色度および色温度も示している。各サブ画素のY値は、白表示時の画素のY値を100%とし、それに対する相対的な値を示している。なお、主波長および補色主波長は、色相を大まかに表し、色純度は、彩度を大まかに表すものである。また、ここで例示した構成に対応するカラーフィルタの分光透過率特性と、バックライトのスペクトルとを図3および図4に示す。
Figure 2008114695
表1に示すように、赤、青、黄を表示するサブ画素R、B、Yeの表示品位が悪く、また、シアンを表示するサブ画素Cの表示品位も、緑、マゼンタを表示するサブ画素G、Mに比べるとやや悪い。しかしながら、表1に示す結果が、表示に用いる原色にそのままあてはまるわけではない。黄、シアン、マゼンタは、赤、緑、青の加法混色によっても表示することができるからである。これらの色(シアン、黄、マゼンタ)については、サブ画素Ye、CおよびMがそれぞれ単独で表示する色と、加法混色によって表示する色とを合わせて評価する必要がある。
具体的には、黄については、赤サブ画素Rの表示する赤と緑サブ画素Gの表示する緑との混色によって表示される黄と、黄サブ画素Yeが単独で表示する黄とを合わせて評価する必要がある。また、シアンについては、緑サブ画素Gの表示する緑と青サブ画素Bの表示する青との混色によって表示されるシアンと、シアンサブ画素Cが単独で表示するシアンとを合せて評価する必要がある。さらに、マゼンタについては、赤サブ画素Rの表示する赤と青サブ画素Bの表示する青との混色によって表示されるマゼンタと、マゼンタサブ画素Mが単独で表示するマゼンタとを合せて評価する必要がある。
表2に、液晶表示装置800の表示に用いられる原色のY値、xy色度、主波長(マゼンタについては補色主波長)および色純度の一例とその表示品位とを示す。
Figure 2008114695
表2に示すように、黄、シアンについても十分な表示品位が得られていることがわかる。これは、他のサブ画素の加法混色による色が加味される結果、Y値が大きく向上する(ほぼ単純な算術和となる)からである。
しかしながら、表2に示したように、赤については、依然として表示品位が低いままである。これは、原色の数を増やすことによってY値が低下しているためである。なお、ここで示した例では、青についても表示品位が低くなっているが、これは、試作に使用したカラーフィルタおよびバックライトの仕様によって偶々Y値が低くなりすぎたためである。青のY値の低下については、カラーフィルタおよびバックライトの仕様変更により解決し得るので、本質的な問題ではない。
続いて、表3に、本発明による液晶表示装置100における各サブ画素のY値、xy色度、主波長および色純度の一例とその表示品位とを示す。また、ここで例示した構成に対応するカラーフィルタの分光透過率特性と、バックライトのスペクトルとを図5および図6に示す。
Figure 2008114695
表3に示すように、サブ画素単独で評価した場合には、第1の赤サブ画素R1、第2の赤サブ画素R2、黄サブ画素Yeの表示品位は良くない。また、シアンサブ画素Cの表示品位も、緑サブ画素Gや青サブ画素Bの表示品位にはやや劣る。しかしながら、本発明による液晶表示装置100においても、表3に示す結果がそのまま表示に用いる原色にあてはまるわけではない。つまり、表3に示す表示品位は、あくまでも「サブ画素の表示品位」であり、表示に用いる「原色の表示品位」ではない。
黄やシアンについては、既に述べたように、黄サブ画素Yeやシアンサブ画素Cが単独で表示する色と、加法混色によって表示される色とを合せて評価する必要があり、赤については、第1の赤サブ画素R1の表示する赤と第2の赤サブ画素R2の表示する赤とを合せて評価する必要がある。また、本発明による液晶表示装置100においても、マゼンタを混色(第1および第2の赤サブ画素R1およびR2の表示する赤と青サブ画素Bの表示する青との混色)によって表示することができる。
表4に、本発明による液晶表示装置100の表示に用いられる原色のY値、xy色度、主波長(マゼンタについては補色主波長)および色純度の一例とその表示品位とを示す。
Figure 2008114695
表4からわかるように、黄、シアンについては非常に良好な表示品位が得られている。また、マゼンタについても、非常に良好な表示品位が得られていることがわかる。さらに、赤についても、Y値が大きく向上し、そのことによって表示品位が大きく向上していることがわかる。
ここで、特許文献1の液晶表示装置800と本発明による液晶表示装置100との赤の再現範囲の違いをより具体的に説明する。
図7に、特許文献1の液晶表示装置800および本発明による液晶表示装置100のそれぞれの、赤についてのC*−L*特性を示す。図7は、L**h表色系における色相角h=40°(赤に相当)についてC*とL*との関係を示すグラフである。C*は、L***表色系における√[(a*2+(b*2]に相当し、彩度を示す。また、L*は、XYZ表色系におけるY値に相当し、明度を示す。図7中には、点線によって物体色の赤の範囲を示している。
図7からわかるように、液晶表示装置800では、赤の明度(L*)が低いために物体色の赤のすべてをカバーすることはできない。これに対し、本発明による液晶表示装置100では、赤の明度が高いために、物体色の赤をほぼカバーできており、特に、最も彩度の高い赤(図7中に丸で囲んでいる部分)つまり最も鮮やかな赤を再現できるので、色再現範囲を広くし、且つ、明るい赤を表示することが可能になる。
また、特許文献1の液晶表示装置800がマゼンタを表示するサブ画素を有しているのに対し、本発明による液晶表示装置100は、マゼンタを表示するサブ画素を有していない。このことによるマゼンタ表示への影響を本願発明者は検討した。
図8に、特許文献1の液晶表示装置800および本発明による液晶表示装置100のそれぞれの、マゼンタについてのC*−L*特性を示す。図8は、L**h表色系における色相角h=350°(マゼンタに相当)についてC*とL*との関係を示すグラフである。図8中には、点線によって物体色のマゼンタの範囲を示している。
図8からわかるように、液晶表示装置800では、マゼンタのサブ画素が各画素に設けられているために、物体色のマゼンタがほぼカバーされており、最も彩度の高いマゼンタ(図8中に丸で囲んでいる部分)を再現できる。これに対し、本発明による液晶表示装置100では、マゼンタのサブ画素が設けられていないにも関わらず、物体色のマゼンタがほぼカバーされており、最も彩度の高いマゼンタ(つまり最も鮮やかなマゼンタ)を再現できる。図8からもわかるように、むしろ、本発明による液晶表示装置100の方が、カバーする範囲が広い。
なお、マゼンタサブ画素を省略しても十分に物体色のマゼンタを再現できる理由は、図2に示されているように、物体色のマゼンタの外延がほぼ直線状だからであり、赤サブ画素R1およびR2と青サブ画素Bの色純度が十分に高ければ、加法混色によって物体色のマゼンタを十分に再現できるからである。これに対し、物体色の黄やシアンの外延は、図2に示すように丸みを帯びているため、黄サブ画素Yeやシアンサブ画素Cがなければ物体色の黄やシアンは再現しにくい。
上述したように、本発明による液晶表示装置においては、色再現範囲が広く、且つ、明るい赤を表示することができる。なお、第1の赤サブ画素R1が表示する赤と、第2の赤サブ画素R2が表示する赤とは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。これらが同じである場合には、カラーフィルタの作成プロセスを短縮できる。一方、これらが異なっている場合には、サブ画素で表示される原色が6つとなる(つまり色再現範囲が色度図上で六角形で表される)ので、再現できる色の数(特に赤近傍の表示色数)が増える。
続いて、液晶表示装置100の各サブ画素のY値、主波長および色純度の好ましい範囲を説明する。
忠実な色再現を行うためには、表示に用いる原色の明度すなわちY値を物体色の明度に従って決定することが好ましい。図9(a)〜(c)および図10(a)〜(c)に、赤(h=40°)、緑(h=160°)、青(h=310°)、黄(h=90°)、シアン(h=220°)およびマゼンタ(h=350°)について物体色のC*−L*特性を示す。
彩度の高い色を再現するためには、図9(a)〜(c)に示すように、赤のL*は38以上54以下、緑のL*は52以上66以下、青のL*は27以上38以下であることが好ましい。L*とY値とは、L*=116・Y1/3−16の関係を満足するので、この条件をL*ではなくY値で表すと、赤のY値は10%以上22%以下、緑のY値は20%以上35%以下、青のY値は5%以上10%以下であることが好ましい。
また、同様に、彩度の高い色を再現するためには、図10(a)〜(c)に示すように、黄のL*は82以上94以下、シアンのL*は38以上79以下、マゼンタのL*は46以上62以下であることが好ましい。この条件をL*ではなくY値で表すと、黄のY値は60%以上85%以下、シアンのY値は10%以上55%以下、マゼンタのY値は15%以上30%以下であることが好ましい。
Y値が低すぎると、たとえ彩度が高くても黒ずんだ色となる。例えば、赤は真紅、黄は黄土色、緑や青は黒に見えてしまう。逆にY値が高すぎると、発光色のような表示となり、違和感が生じる。特に、赤や緑についてはこの傾向が顕著である。なお、シアンについては、図10(b)からもわかるように比較的広いY値の範囲内で良好な表示が得られる。
表5に、液晶表示装置100の表示に用いられる原色のY値、主波長、および色純度の好ましい範囲を示す。
Figure 2008114695
既に説明したように、赤のY値は10%以上22%以下、緑のY値は20%以上35%以下、青のY値は5%以上10%以下であることが好ましく、黄のY値は60%以上85%以下、シアンのY値は10%以上55%以下、マゼンタのY値は15%以上30%以下であることが好ましい。
また、赤の主波長は605nm以上635nm以下、緑の主波長は520nm以上550nm以下、青の主波長は470nm以下であることが好ましく、黄の主波長は565nm以上580nm以下、シアンの主波長は475nm以上500nm以下であることが好ましい。
さらに、赤の色純度は90%以上、緑の色純度は65%以上80%以下、青の色純度は90%以上95%以下であることが好ましく、黄の色純度は85%以上95%以下、シアンの色純度は65%以上80%以下、マゼンタの色純度は60%以上80%以下であることが好ましい。
赤については第1および第2の赤サブ画素R1およびR2が表示に寄与し、黄については第1、第2の赤サブ画素R1、R2、黄サブ画素Yeおよび緑サブ画素Gが表示に寄与する。また、シアンについては緑サブ画素G、シアンサブ画素Cおよび青サブ画素Bが表示に寄与し、マゼンタについては第1、第2の赤サブ画素R1、R2および青サブ画素Bが表示に寄与する。これらのことを考慮すると、液晶表示装置100の各サブ画素の主波長、Y値、色純度の好ましい範囲は、表6に示す通りとなる。
Figure 2008114695
表6に示すように、第1および第2の赤サブ画素R1およびR2のY値はそれぞれ5%以上11%以下、緑サブ画素GのY値は20%以上35%以下、青サブ画素BのY値は5%以上10%以下であることが好ましく、黄サブ画素YeのY値は30%以上50%以下、シアンサブ画素CのY値は10%以上30%以下であることが好ましい。
また、第1および第2の赤サブ画素R1およびR2の主波長はそれぞれ605nm以上635nm以下、緑サブ画素Gの主波長は520nm以上550nm以下、青サブ画素Bの主波長は470nm以下であることが好ましく、黄サブ画素Yeの主波長は565nm以上580nm以下、シアンサブ画素Cの主波長は475nm以上500nm以下であることが好ましい。
さらに、第1および第2の赤サブ画素R1およびR2のそれぞれの色純度は90%以上、緑サブ画素Gの色純度は65%以上80%以下、青サブ画素Bの色純度は90%以上95%以下であることが好ましく、黄サブ画素Yeの色純度は85%以上95%以下、シアンサブ画素Cの色純度は65%以上80%以下であることが好ましい。
各サブ画素のY値、主波長、色純度を上述した好ましい範囲内に設定することによって、色再現範囲を広くし、且つ、明るい赤を表示するという本願発明の効果を高くすることができる。
ここで、本発明による液晶表示装置100を、カラーフィルタおよびバックライトの仕様を変えて複数試作し、その表示品位を検証した結果を説明する。なお、以下では、表示品位の検証結果を表7から表20に示すが、表7、9、11、13、15、17および19中に示されている表示品位が「サブ画素の表示品位」であり、表8、10、12、14、16、18および20に示されている表示品位が「原色の表示品位」であることに留意されたい。
(実施例1)
表7に、本実施例における各サブ画素のY値、xy色度、主波長、色純度および表示品位を示し、表8に、本実施例における各原色のY値、xy色度、主波長(マゼンタについては補色主波長)、色純度および表示品位を示す。また、本実施例におけるカラーフィルタの分光透過率特性およびバックライトのスペクトルを、図11および図12に示す。
表7に示すように、各サブ画素のY値、主波長および色純度は、概ね表6に示した好ましい数値範囲内である。そのため、表8に示すように、各原色のY値、主波長および色純度は、概ね表5に示した好ましい数値範囲内であり、全ての原色について非常に良好な表示品位が得られた。
Figure 2008114695
Figure 2008114695
(実施例2)
表9に、本実施例における各サブ画素のY値等を示し、表10に、本実施例における各原色のY値等を示す。また、本実施例におけるカラーフィルタの分光透過率特性およびバックライトのスペクトルを、図13および図14に示す。
表9に示すように、各サブ画素のY値、主波長および色純度は、概ね表6に示した好ましい数値範囲内である。そのため、表10に示すように、各原色のY値、主波長および色純度は、概ね表5に示した好ましい数値範囲内であり、赤、緑、黄およびシアンについて非常に良好な表示品位が得られ、青およびマゼンタについても良好な表示品位が得られた。
Figure 2008114695
Figure 2008114695
(実施例3)
表11に、本実施例における各サブ画素のY値等を示し、表12に、本実施例における各原色のY値等を示す。また、本実施例におけるカラーフィルタの分光透過率特性およびバックライトのスペクトルを、図15および図16に示す。
表11に示すように、各サブ画素のY値、主波長および色純度は、概ね表6に示した好ましい数値範囲内である。そのため、表12に示すように、各原色のY値、主波長および色純度は、概ね表5に示した好ましい数値範囲内であり、赤、黄、シアンおよびマゼンタについて非常に良好な表示品位が得られ、緑および青についても良好な表示品位が得られた。
Figure 2008114695
Figure 2008114695
(実施例4)
表13に、本実施例における各サブ画素のY値等を示し、表14に、本実施例における各原色のY値等を示す。また、本実施例におけるカラーフィルタの分光透過率特性およびバックライトのスペクトルを、図17および図18に示す。
表13に示すように、各サブ画素のY値、主波長および色純度は、概ね表6に示した好ましい数値範囲内である。そのため、表14に示すように、各原色のY値、主波長および色純度は、概ね表5に示した好ましい数値範囲内であり、赤、緑、黄、シアンおよびマゼンタについて非常に良好な表示品位が得られ、青についても良好な表示品位が得られた。
Figure 2008114695
Figure 2008114695
(実施例5)
表15に、本実施例における各サブ画素のY値等を示し、表16に、本実施例における各原色のY値等を示す。また、本実施例におけるカラーフィルタの分光透過率特性およびバックライトのスペクトルを、図19および図20に示す。
表15に示すように、各サブ画素のY値、主波長および色純度は、概ね表6に示した好ましい数値範囲内である。そのため、表16に示すように、各原色のY値、主波長および色純度は、概ね表5に示した好ましい数値範囲内であり、赤、青、黄、シアンおよびマゼンタについて非常に良好な表示品位が得られ、緑についても良好な表示品位が得られた。
Figure 2008114695
Figure 2008114695
(実施例6)
表17に、本実施例における各サブ画素のY値等を示し、表18に、本実施例における各原色のY値等を示す。また、本実施例におけるカラーフィルタの分光透過率特性およびバックライトのスペクトルを、図21および図22に示す。
表17に示すように、各サブ画素のY値、主波長および色純度は、概ね表6に示した好ましい数値範囲内である。そのため、表18に示すように、各原色のY値、主波長および色純度は、概ね表5に示した好ましい数値範囲内であり、赤、緑、黄およびマゼンタについて非常に良好な表示品位が得られ、青およびシアンについても良好な表示品位が得られた。
Figure 2008114695
Figure 2008114695
(実施例7)
表19に、本実施例における各サブ画素のY値等を示し、表20に、本実施例における各原色のY値等を示す。また、本実施例におけるカラーフィルタの分光透過率特性およびバックライトのスペクトルを、図23および図24に示す。
表19に示すように、各サブ画素のY値、主波長および色純度は、概ね表6に示した好ましい数値範囲内である。そのため、表20に示すように、各原色のY値、主波長および色純度は、概ね表5に示した好ましい数値範囲内であり、緑、黄、青、シアンおよびマゼンタについて非常に良好な表示品位が得られ、赤についても良好な表示品位が得られた。
Figure 2008114695
Figure 2008114695
(実施例8)
表21に、本実施例における各サブ画素のY値等を示し、表22に、本実施例における各原色のY値等を示す。また、本実施例におけるカラーフィルタの分光透過率特性およびバックライトのスペクトルを、図25および図26に示す。
表21に示すように、第1および第2の赤サブ画素R1およびR2のY値は、表6に示した好ましい数値範囲(5%以上11%以下)内にはなく、4%とやや低い。そのため、赤のY値を十分に高くすることができず、表22に示すように、赤のY値は、表5に示した好ましい数値範囲(10%以上22%以下)内ではなく、7.9%とやや低い。従って、実施例1〜7に比べると、赤の表示がやや暗くなる。また、第1および第2の赤サブ画素R1およびR2のY値がやや低いため、マゼンタのY値を十分に高くすることができず、表22に示すように、マゼンタのY値は、表5に示した好ましい数値範囲(15%以上30%以下)内ではなく、13.1%とやや低い。従って、実施例1〜7に比べると、マゼンタの表示もやや暗くなる。
Figure 2008114695
Figure 2008114695
続いて、画素内におけるサブ画素の好ましい配置を説明する。
まず、図27(a)〜(l)に、青サブ画素Bおよび黄サブ画素Yeの好ましい配置例を示す。なお、図27では、青サブ画素Bおよび黄サブ画素Ye以外のサブ画素を区別する必要がないので、これらを単にX1、X2、X3およびX4と表記している。このように図27以降の図面においては、着目しているサブ画素以外のサブ画素をX1、X2などと表記することにする。
青サブ画素Bと黄サブ画素Yeとは、図27(a)〜(l)に示すように、連続するように配置されていることが好ましい。以下、この理由を説明する。
三原色を用いて表示を行う従来の表示装置のように、1つの画素が赤サブ画素、緑サブ画素および青サブ画素から構成される場合には、3つのサブ画素からの色光が容易に混色する。しかしながら、多原色表示装置のように、1つの画素がさらに多くのサブ画素から構成される場合には、サブ画素の配置によっては各サブ画素からの色光が混色しにくく、視認性に問題が生じることがある。特に、白表示において一様な表示を行えないことがある。
白表示時には、全てのサブ画素が最大輝度となるので、各サブ画素の色相および明度は互いに大きく異なっている。あるサブ画素からの色光が隣接するサブ画素からの色光とどの程度混色するかは、それぞれのサブ画素の色相と明度とによって決まる。したがって、このようなサブ画素の特性を考慮しなければ、一様な白表示を行うことはできず、例えば、暗線や明線が視認されたり、色付いた線が視認されたりしてしまう。
多原色表示装置の画素を構成する複数のサブ画素のうち、黄サブ画素は非常に明度が高いので、明線の原因となりやすい。図27(a)〜(l)に示すように、青サブ画素Bと黄サブ画素Yeとが連続するように配置されていると、明度の非常に高い黄サブ画素Yeと明度の最も低い青サブ画素Bとが隣接するので、明線が視認されにくい。また、黄サブ画素Yeと青サブ画素Bとは互いに補色の関係にあるので、黄サブ画素Yeと青サブ画素Bとが連続した領域は、色付きの少ない良好な白が表示される領域となる。このように、青サブ画素Bと黄サブ画素Yeとを連続するように配置することにより、明度および色相をうまく平均化することができ、一様な白表示を行いやすくなる。
なお、図27(a)〜(e)および(g)〜(k)に示した配置例では、青サブ画素Bが同じ画素内の黄サブ画素Yeと連続しているのに対し、図27(f)および(l)に示した配置例では、青サブ画素Bは、隣接する画素内の黄サブ画素Yeと連続する。図27(f)および(l)に示した配置例を採用した場合の、行方向に沿って隣接する2つの画素Pを図28(a)および(b)に示す。図28(a)および(b)に示すように、青サブ画素Bは、同じ画素内の黄サブ画素Yeとは連続しないが、隣接する画素内の黄サブ画素Yeと連続している。
このように、青サブ画素Bと黄サブ画素Yeとは、図27(a)〜(e)および(g)〜(k)に示したように同じ画素内で連続していてもよいし、図27(f)および(l)や図28(a)および(b)に示したように隣接する2つの画素にわたって連続していてもよい。本願明細書において、「サブ画素(2つ以上のサブ画素)が連続するように配置されている」とは、同じ画素内でサブ画素が連続している場合と、隣接する2つの画素にわたってサブ画素が連続している場合の両方を指す。これは、以下に説明する好ましい配置についても同様である。
青サブ画素Bと黄サブ画素Yeとが連続するように配置されている場合、さらに、第1の赤サブ画素R1または第2の赤サブ画素R2を黄サブ画素Yeに隣接させることが好ましい。すなわち、図29(a)〜(l)に示すように、青サブ画素Bと、黄サブ画素Yeと、第1または第2の赤サブ画素Rとがこの順で連続するように(図29(a)〜(f)では図中左から右にこの順であり、図29(g)〜(l)では図中右から左にこの順である。)配置されていることが好ましい。なお、図29では、第1の赤サブ画素R1と第2の赤サブ画素R2とを区別する必要がないので、これらを単に「R」と表記している。図29中において「R」と付されているサブ画素は、第1の赤サブ画素R1および第2の赤サブ画素R2のどちらであってもよい。以降の図面においても同様である。
図29(a)〜(l)に示した配置例では、最も明度の低い青サブ画素が黄サブ画素Yeに隣接するとともに、比較的明度の低い第1または第2の赤サブ画素Rも黄サブ画素Yeに隣接している。つまり、黄サブ画素Yeの両隣に青サブ画素Bと第1または第2の赤サブ画素Rとが配置されている。そのため、明線がいっそう視認されにくくなる。
なお、青サブ画素Bと黄サブ画素Yeとの配置について説明したのと同様に、青サブ画素Bと、黄サブ画素Yeと、第1または第2の赤サブ画素Rとは、図29(a)〜(d)および(h)〜(k)に示したように同じ画素内で連続していてもよいし、図29(e)〜(g)および(l)に示したように隣接する2つの画素にわたって連続していてもよいことは勿論である。
また、青サブ画素Bは明度が低く、青サブ画素Bからの色光は他のサブ画素からの色光と混色しやすいので、青サブ画素Bの隣に明度の低いサブ画素を配置すると、暗線が視認されやすくなる。そのため、青サブ画素Bの隣には、比較的明度の高い緑サブ画素Gまたはシアンサブ画素Cを配置することが好ましい。
つまり、図30(a)〜(l)に示すように、緑サブ画素Gと、青サブ画素Bと、黄サブ画素Yeと、第1または第2の赤サブ画素Rとがこの順で連続するように配置されているか、あるいは、図31(a)〜(l)に示すように、シアンサブ画素Cと、青サブ画素Bと、黄サブ画素Yeと、第1または第2の赤サブ画素Rとがこの順で連続するように配置されていることが好ましい。このような配置により、暗線の視認されにくい表示を行うことができる。
なお、緑サブ画素Gと、青サブ画素Bと、黄サブ画素Yeと、第1または第2の赤サブ画素Rとは、図30(b)〜(d)および(h)〜(j)に示したように同じ画素内で連続していてもよいし、図30(a)、(e)〜(g)、(k)および(l)に示したように隣接する2つの画素にわたって連続していてもよい。また、シアンサブ画素Cと、青サブ画素Bと、黄サブ画素Yeと、第1または第2の赤サブ画素Rとは、図31(b)〜(d)および(h)〜(j)に示したように同じ画素内で連続していてもよいし、図31(a)、(e)〜(g)、(k)および(l)に示したように隣接する2つの画素にわたって連続していてもよい。
図30に示したように、緑サブ画素Gと、青サブ画素Bと、黄サブ画素Yeと、第1または第2の赤サブ画素Rとをこの順で連続するように配置した場合、残りの2つのサブ画素をどの順で配置してもよい。具体的には、図32(a)〜(l)に示すように、第1および第2の赤サブ画素の一方Rと、緑サブ画素Gと、青サブ画素Bと、黄サブ画素Yeと、第1および第2の赤サブ画素の他方Rと、シアンサブ画素Cとがこの順で連続するように配置されていてもよいし、図33(a)〜(l)に示すように、シアンサブ画素Cと、緑サブ画素Gと、青サブ画素Bと、黄サブ画素Yeと、第1および第2の赤サブ画素の一方Rと、第1および第2の赤サブ画素の他方Rとがこの順で連続するように配置されていてもよい。
また、図31に示したように、シアンサブ画素Cと、青サブ画素Bと、黄サブ画素Yeと、第1または第2の赤サブ画素Rとをこの順で連続するように配置した場合も、残りの2つのサブ画素をどの順で配置してもよい。具体的には、図34(a)〜(l)に示すように、第1および第2の赤サブ画素の一方Rと、シアンサブ画素Cと、青サブ画素Bと、黄サブ画素Yeと、第1および第2の赤サブ画素の他方Rと、緑サブ画素Gとがこの順で連続するように配置されていてもよいし、図35(a)〜(l)に示すように、緑サブ画素Gと、シアンサブ画素Cと、青サブ画素Bと、黄サブ画素Yeと、第1および第2の赤サブ画素の一方Rと、第1および第2の赤サブ画素の他方Rとがこの順で連続するように配置されていてもよい。
図30および図31を参照しながら、青サブ画素Bの隣には、比較的明度の高い緑サブ画素Gまたはシアンサブ画素Cを配置することが好ましいことを既に述べた。例えば、青サブ画素Bの隣に比較的明度の低い第1または第2の赤サブ画素Rを配置すると、青サブ画素Bからの色光とそれに隣接する第1または第2の赤サブ画素Rからの色光との混色により、マゼンタに色付いた暗線が視認されることがある。しかしながら、この場合、青サブ画素Bに隣接した第1または第2の赤サブ画素Rの隣にさらに緑サブ画素Gを配置することにより、このような暗線を視認されにくくすることができる。
つまり、図36(a)〜(l)に示すように、緑サブ画素Gと、第1および第2の赤サブ画素の一方Rと、青サブ画素Bと、黄サブ画素Yeと、第1および第2の赤サブ画素の他方Rとがこの順で連続するように配置されていると、明度が比較的高く、マゼンタの補色である緑を表示する緑サブ画素Gが、青サブ画素Bに隣接した第1または第2の赤サブ画素Rの隣に位置するので、マゼンタに色付いた暗線の発生を問題のないレベルにまで緩和することができる。また、図36(a)〜(l)に示すように、第1および第2の赤サブ画素Rが等間隔に配置されていると、赤表示の均一性を高くする(縦縞感を少なくする)効果が得られる。
また、文字やグラフィックを表示する場合、サブ画素の配置によっては、パターンエッジの色付きが発生することがある。パターンエッジの色付きの発生を抑制するためには、画素の両端の少なくとも一方が、明度の非常に高い黄サブ画素Yeや明度のもっとも低い青サブ画素Bではない(すなわち第1または第2の赤サブ画素Rや緑サブ画素G、シアンサブ画素である)ことが好ましい。つまり、図32〜図36の(a)〜(e)および(g)〜(k)に示したように、複数の画素のそれぞれ内で、青サブ画素Bおよび黄サブ画素Yeの少なくとも一方が、他のサブ画素によって挟まれるように(画素の端に位置しないように)配置されていることが好ましい。
また、パターンエッジの色付きの発生をより確実に抑制するためには、画素の両端が黄サブ画素Yeや青サブ画素Bではないことがより好ましく、黄サブ画素Yeや青サブ画素Bが画素の中央付近に位置することがさらに好ましい。つまり、図32〜図36の(b)〜(d)および(h)〜(j)に示したように、複数の画素のそれぞれ内で、青サブ画素Bと黄サブ画素Yeとが連続するように配置されており、連続するように配置された青サブ画素Bと黄サブ画素Yeとが他のサブ画素によって挟まれるように(画素の端に位置しないように)配置されていることがより好ましく、図32〜図36の(c)および(i)に示したように、連続するように配置された青サブ画素Bと黄サブ画素Yeとが、画素の中央付近に位置している(ここでは1行6列にサブ画素が配置された画素内で3列目および4列目に位置している)ことがさらに好ましい。
ここまでは、一様な白表示を行う点からサブ画素の好ましい配置を説明したが、続いて、これとは異なる点からサブ画素の好ましい配置を説明する。
既に述べたように、表示に用いる原色の数を増やすと、1画素あたりのサブ画素の数が増えるので、各サブ画素のサイズは小さくなる。例えば、図37(a)に示すように1行3列に配置された3つのサブ画素によって構成される三原色表示装置の画素を、図37(b)に示すように1行6列に配置された6つのサブ画素によって構成される多原色表示装置の画素に置換する(画素サイズを保ったまま置換する)場合、各サブ画素の行方向(図中の左右方向)に沿った幅が半分となる。そのため、サブ画素の配置によっては、列方向に延びる単色の線を表示すると線幅が半分になるという問題が発生する。以下、この問題をより具体的に説明する。
まず、図37(a)に示した三原色表示装置の画素を図38(a)に示すようにマトリクス状に配置したとする。このとき、緑サブ画素Gを最高輝度にするとともに他のサブ画素を最低輝度にして緑色の線を表示すると、図38(b)に示すように、その線幅は、行方向についても列方向についてもサブ画素1つ分である。
次に、図32(c)に示したサブ画素の配置パターンをAと呼び、このパターンAを有する画素Pを図39(a)に示すように単純にマトリクス状に配置すると、図39(b)に示す配置となる。この配置において、緑サブ画素Gを最高輝度にするとともに他のサブ画素を最低輝度にして緑色の線を表示すると、図39(c)に示すように、列方向に延びる緑色の線の幅は、図38(b)に示した場合の1/2(つまり三原色表示装置のサブ画素の半分に相当する幅)である。
このような線幅の減少を防止するためには、列方向に沿って隣接する2つの画素同士で、複数のサブ画素の配置が異なっていることが好ましい。例えば、図32(b)に示したサブ画素の配置パターンをBと呼び、図40(a)に示すように、パターンAを有する画素PとパターンBを有する画素P’とを列方向に交互に配置する(つまり奇数行にパターンAの画素Pを配置し、偶数行にパターンBの画素P’を配置する)と、図40(b)に示す配置となる。
パターンAの画素PとパターンBの画素P’とでは、画素内におけるサブ画素の配置が一列ずつずれているので、図40(b)に示した配置では、列方向に沿って隣接する2つの画素P、P’同士で、同じ色を表示するサブ画素が異なる列に属している。例えば、緑サブ画素Gは、画素Pでは2列目に属しているのに対し、画素P’では一列目に属している。そのため、この配置において、緑サブ画素Gを最高輝度にするとともに他のサブ画素を最低輝度にして緑色の線を表示すると、図40(c)に示すように、列方向に延びる緑色の線の幅は、図38(b)に示した場合と同じ(つまり三原色表示装置のサブ画素1つ分の幅)である。
線幅の減少をより確実に防止するためには、列方向に沿って隣接する2つの画素同士ですべての色のサブ画素が異なる列に属していることがもっとも好ましいが、明度の高い緑サブ画素Gおよび黄サブ画素Yeの少なくとも一方が異なる列に属していれば、十分な効果が得られ、緑サブ画素Gおよび黄サブ画素Yeの両方が異なる列に属していれば、より十分な効果が得られる。
なお、ここまでは、1つの画素内で複数のサブ画素が1行複数列に配置されている場合(ストライプ配列)を例として説明を行ったが、上述した線幅の減少という問題は、1つの画素内で複数のサブ画素が複数行複数列に配置される場合(モザイク配列)にも生じ得る。
例えば、図41(a)に示すように1行3列に配置された3つのサブ画素によって構成される三原色表示装置の画素を、図41(b)に示すように2行3列に配置された6つのサブ画素によって構成される多原色表示装置の画素に置換する場合、各サブ画素の列方向(図中の上下方向)に沿った幅が半分となる。そのため、サブ画素の配置によっては、行方向に延びる単色の線を表示すると線幅が半分になるという問題が発生する。以下、より具体的に説明する。
図41(b)に示したサブ画素の配置パターンをCと呼び、このパターンCを有する画素Pを図42(a)に示すように単純にマトリクス状に配置すると、図42(b)に示す配置となる。この配置において、緑サブ画素Gを最高輝度にするとともに他のサブ画素を最低輝度にして緑色の線を表示すると、図42(c)に示すように、行方向に延びる緑色の線の幅は、図38(b)に示した場合の1/2(つまり三原色表示装置のサブ画素の半分に相当する幅)である。
このような線幅の減少を防止するためには、行方向に沿って隣接する2つの画素同士で、複数のサブ画素の配置が異なっていることが好ましい。例えば、図43(a)に示すサブ画素の配置パターン(図41(b)に示したパターンCとは異なる配置パターン)をDと呼び、図43(b)に示すように、パターンCを有する画素PとパターンDを有する画素P’とを行方向に交互に配置する(つまり奇数列にパターンCの画素Pを配置し、偶数列にパターンDの画素P’を配置する)と、図43(c)に示す配置となる。
パターンCの画素PとパターンDの画素P’とでは、画素内における緑サブ画素G、青サブ画素B、黄サブ画素Yeおよびシアンサブ画素Cの配置が異なっているので、図43(c)に示した配置では、行方向に沿って隣接する2つの画素P、P’同士で、緑サブ画素G、青サブ画素B、黄サブ画素Yeおよびシアンサブ画素Cが異なる行に属している。具体的には、黄サブ画素Yeおよび青サブ画素Bは、画素Pでは1行目に属しているのに対し、画素P’では2行目に属している。また、緑サブ画素Gおよびシアンサブ画素Cは、画素Pでは2行目に属しているのに対し、画素P’では1行目に属している。
そのため、この配置において、例えば緑サブ画素Gを最高輝度にするとともに他のサブ画素を最低輝度にして緑色の線を表示すると、図43(d)に示すように、行方向に延びる緑色の線の幅は、図38(b)に示した場合と同じ(つまり三原色表示装置のサブ画素1つ分の幅)である。
線幅の減少をより確実に防止するためには、行方向に沿って隣接する2つの画素同士でなるべく多くの色のサブ画素が異なる行に属していることが好ましいが、明度の高い緑サブ画素Gおよび黄サブ画素Yeの少なくとも一方が異なる行に属していれば、十分な効果が得られ、緑サブ画素Gおよび黄サブ画素Yeの両方が異なる行に属していれば、より十分な効果が得られる。
なお、ここまでの説明では、6つのサブ画素によって1つの画素が規定される構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。さらに多く(7つ以上)のサブ画素によって1つの画素が規定される構成や、5つのサブ画素によって1つの画素が規定される構成(例えばシアンサブ画素を省略)においても、画素が第1の赤サブ画素R1と第2の赤サブ画素R2とを含むことにより、明るい赤を表示するという効果が得られる。また、上述したようにサブ画素を配置する(具体的には、青サブ画素と黄サブ画素とを連続するように配置したり、隣接する2つの画素同士でサブ画素の配置パターンを異ならせたりする)ことにより、一様な白表示を行ったり、線幅の減少を防止したりすることができる。
また、これまでは、画素を規定する複数のサブ画素が実質的に同じ大きさを有する構成を図示したが、画素を規定する複数のサブ画素は異なった大きさを有してもよい。ただし、大きさの異なるサブ画素を設けると、表示装置の設計を困難にしたり、表示装置の製造工程を複雑にしたりすることがある。画素を規定する複数のサブ画素が実質的に同じ大きさを有していると、このような問題が発生しない。
続いて、本実施形態における液晶表示装置100のより具体的な構造を説明する。
液晶表示装置100は、例えば、図44に示すように、アクティブマトリクス基板10と、カラーフィルタ基板20と、これらの間に設けられた液晶層30とを有している。
アクティブマトリクス基板10上には、図示していないが、複数のスイッチング素子(例えばTFT)と、各スイッチング素子に電気的に接続された画素電極とが設けられている。
典型的には、図45に示すように、各サブ画素に対応してスイッチング素子11が設けられており、各サブ画素は独立に駆動される。ただし、第1の赤サブ画素R1と第2の赤サブ画素R2とが画素内で連続するように配置されている場合には、図46に示すように、第1の赤サブ画素R1および第2の赤サブ画素R2の一方に対応したスイッチング素子11を省略し、第1の赤サブ画素R1と第2の赤サブ画素R2とを同一のスイッチング素子11で駆動してもよい。
第1の赤サブ画素R1と第2の赤サブ画素R2とが互いに独立に駆動される構成を用いると、表示面を正面方向から観察したときのγ特性と斜め方向から観察したときのγ特性とが異なるというγ特性の視角依存性を低減することができる。
γ特性の視角依存性を低減する手法としては、特開2004−62146号公報や特開2004−78157号公報にマルチ画素駆動と呼ばれる手法が提案されている。この手法では、1つのサブ画素を2つの領域に分割し、それぞれの領域に異なる電圧を印加することによってγ特性の視角依存性を低減している。
第1の赤サブ画素R1と第2の赤サブ画素R2とが互いに独立に駆動される構成を用いると、当然ながら、第1の赤サブ画素R1の液晶層と第2の赤サブ画素R2の液晶層とに互いに異なる電圧を印加することができる。そのため、上記特開2004−62146号公報や特開2004−78157号公報に開示されているマルチ画素駆動と同様に、γ特性の視角依存性を低減するという効果が得られる。
図47に、カラーフィルタ基板20の具体的な構成の一例を示す。カラーフィルタ基板20は、透明な基板(例えばガラス基板やプラスチック基板)21と、基板21上の画素に対応する領域内に設けられた複数のカラーフィルタとを備えている。
複数のカラーフィルタは、具体的には、赤色の光を透過する第1および第2の赤カラーフィルタ22R1および22R2と、緑色の光を透過する緑カラーフィルタ22Gと、青色の光を透過する青カラーフィルタ22Bと、黄色の光を透過する黄カラーフィルタ22Yeと、シアン色の光を透過するシアンカラーフィルタ22Cである。
カラーフィルタ同士の間には、ブラックマトリクス23が設けられている。また、カラーフィルタおよびブラックマトリクス23上に、対向電極24が設けられている。
カラーフィルタは、公知の手法を用いて形成することができ、例えば、インクジェット法を用いて形成することができる。
液晶表示装置100は、既に述べたように、多原色表示を行う。そのため、外部から入力される画像信号を受け取って多原色表示用の各種制御信号を生成する多原色コントローラを備えている。多原色コントローラの一例を図48に示す。
図48に示す多原色コントローラ40は、変換マトリクス41、マッピングユニット42、複数の2次元ルックアップテーブル43および乗算器44を有している。
外部から入力されたRGB信号は、変換マトリクス41によってXYZ表色系の色空間に対応した信号(XYZ信号)に変換される。XYZ信号は、マッピングユニット42によってxy座標空間に写像され、それによってY値と色度座標(x, y)に対応した信号が生成される。原色の数だけ用意された複数の二次元ルックアップテーブル43によって、色度座標(x, y)から、各サブ画素で表示すべき色の色相および彩度に対応したデータ(r, g, b, ye, c)が生成される。これらのデータとY値とが乗算器44で乗算されることによって、各原色に対応した信号R, G, B, Ye, Cが生成される。なお、ここで説明した手法は一例であり、多原色表示用の信号を生成する手法はこれに限定されるものではない。
本発明によると、色再現範囲が広く、且つ、明るい赤を表示することができる表示装置が提供される。また、本発明によると、そのような表示装置に用いられるカラーフィルタ基板が提供される。
本発明は、種々の表示装置に好適に用いられ、例えば、液晶表示装置、CRT(ブラウン管)、有機EL表示装置、プラズマディスプレイパネル、SED(Surface-conduction Electron-emitter Display)に好適に用いられる。

Claims (20)

  1. 複数のサブ画素によってそれぞれが規定される複数の画素を有する表示装置であって、
    前記複数のサブ画素は、赤を表示する第1および第2の赤サブ画素、緑を表示する緑サブ画素、青を表示する青サブ画素および黄を表示する黄サブ画素を含み、
    前記青サブ画素と前記黄サブ画素とが連続するように配置されている表示装置。
  2. 前記青サブ画素と、前記黄サブ画素と、前記第1または第2の赤サブ画素とがこの順で連続するように配置されている請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記緑サブ画素と、前記青サブ画素と、前記黄サブ画素と、前記第1または第2の赤サブ画素とがこの順で連続するように配置されている請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記複数のサブ画素は、シアンを表示するシアンサブ画素をさらに含み、
    前記第1および第2の赤サブ画素の一方と、前記緑サブ画素と、前記青サブ画素と、前記黄サブ画素と、前記第1および第2の赤サブ画素の他方と、前記シアンサブ画素とがこの順で連続するように配置されている請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記複数のサブ画素は、シアンを表示するシアンサブ画素をさらに含み、
    前記シアンサブ画素と、前記緑サブ画素と、前記青サブ画素と、前記黄サブ画素と、前記第1および第2の赤サブ画素の一方と、前記第1および第2の赤サブ画素の他方とがこの順で連続するように配置されている請求項3に記載の表示装置。
  6. 前記複数のサブ画素は、シアンを表示するシアンサブ画素をさらに含み、
    前記シアンサブ画素と、前記青サブ画素と、前記黄サブ画素と、前記第1または第2の赤サブ画素とがこの順で連続するように配置されている請求項2に記載の表示装置。
  7. 前記第1および第2の赤サブ画素の一方と、前記シアンサブ画素と、前記青サブ画素と、前記黄サブ画素と、前記第1および第2の赤サブ画素の他方と、前記緑サブ画素とがこの順で連続するように配置されている請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記緑サブ画素と、前記シアンサブ画素と、前記青サブ画素と、前記黄サブ画素と、前記第1および第2の赤サブ画素の一方と、前記第1および第2の赤サブ画素の他方とがこの順で連続するように配置されている請求項6に記載の表示装置。
  9. 前記緑サブ画素と、前記第1および第2の赤サブ画素の一方と、前記青サブ画素と、前記黄サブ画素と、前記第1および第2の赤サブ画素の他方とがこの順で連続するように配置されている請求項2に記載の表示装置。
  10. 前記複数のサブ画素は、シアンを表示するシアンサブ画素をさらに含み、
    前記複数の画素のそれぞれ内で、前記第1および第2の赤サブ画素の一方と、前記シアンサブ画素と、前記緑サブ画素と、前記第1および第2の赤サブ画素の他方と、前記青サブ画素と、前記黄サブ画素とがこの順で連続するように配置されている請求項9に記載の表示装置。
  11. 前記複数の画素のそれぞれ内で、前記青サブ画素および前記黄サブ画素の少なくとも一方が、他のサブ画素によって挟まれるように配置されている請求項1から10のいずれかに記載の表示装置。
  12. 前記複数の画素のそれぞれ内で、前記青サブ画素と前記黄サブ画素とが連続するように配置されており、連続するように配置された前記青サブ画素と前記黄サブ画素とが他のサブ画素によって挟まれるように配置されている請求項1から11のいずれかに記載の表示装置。
  13. 連続するように配置された前記青サブ画素と前記黄サブ画素とが、画素の中央付近に位置している請求項12に記載の表示装置。
  14. 1行複数列に配置された複数のサブ画素によってそれぞれが規定される複数の画素を有する表示装置であって、
    前記複数のサブ画素は、赤を表示する第1および第2の赤サブ画素、緑を表示する緑サブ画素、青を表示する青サブ画素および黄を表示する黄サブ画素を含み、
    列方向に沿って隣接する2つの画素同士で、前記複数のサブ画素の配置が異なっている表示装置。
  15. 列方向に沿って隣接する2つの画素同士で、前記緑サブ画素および前記黄サブ画素の少なくとも一方が異なる列に属している請求項14に記載の表示装置。
  16. 列方向に沿って隣接する2つの画素同士で、前記緑サブ画素および前記黄サブ画素の両方が異なる列に属している請求項15に記載の表示装置。
  17. 複数行複数列に配置された複数のサブ画素によってそれぞれが規定される複数の画素を有する表示装置であって、
    前記複数のサブ画素は、赤を表示する第1および第2の赤サブ画素、緑を表示する緑サブ画素、青を表示する青サブ画素および黄を表示する黄サブ画素を含み、
    行方向に沿って隣接する2つの画素同士で、前記複数のサブ画素の配置が異なっている表示装置。
  18. 行方向に沿って隣接する2つの画素同士で、前記緑サブ画素および前記黄サブ画素の少なくとも一方が異なる行に属している請求項17に記載の表示装置。
  19. 行方向に沿って隣接する2つの画素同士で、前記緑サブ画素および前記黄サブ画素の両方が異なる行に属している請求項18に記載の表示装置。
  20. 液晶層を備えた液晶表示装置である請求項1から19のいずれかに記載の表示装置。
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