JPWO2008114508A1 - データ受信回路それを利用した試験装置ならびにストローブ信号のタイミング調節回路、方法 - Google Patents

データ受信回路それを利用した試験装置ならびにストローブ信号のタイミング調節回路、方法 Download PDF

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Abstract

可変遅延回路42は、ストローブ信号S5に調節可能な遅延を与える。入力ラッチ回路14は、可変遅延回路42により遅延されたストローブ信号S6により、内部シリアルデータS2に含まれる各ビットデータをラッチする。遅延設定部40は、可変遅延回路42によりストローブ信号S5に与える遅延量τ1を調節する。遅延設定部40は、シリアルデータとして既知のキャリブレーションパターンを入力するキャリブレーション動作時に、入力ラッチ回路14の出力ラッチデータS3を統計的に取得し、1と0の出現確率が所定の割合となるように、遅延量τ1を調節する。

Description

本発明は、ビットストリームとして入力されるデータに含まれるビットデータを、ストローブ信号を利用して受信するデータ受信技術に関し、特にストローブ信号のタイミング調節技術に関する。
少ないデータ伝送線路を介して半導体集積回路間でデータを送受信するために、シリアルデータ伝送が利用される。シリアルデータの受信は、シリアルデータに含まれるビットデータと同期したストローブ信号によって、各ビットデータをラッチすることにより実行される。
シリアルデータを出力する半導体回路を被試験デバイス(Device Under Test:DUT)として試験する半導体試験装置(単に試験装置ともいう)について考える。この場合、DUTと試験装置の配線長のばらつきや寄生容量の影響によって、シリアルデータやクロックに、予期せぬ遅延が発生する。かかる状況において、シリアルデータを正確に受信するためには、ストローブ信号のエッジのタイミングを、ラッチ回路のセットアップタイムとホールドタイムの条件を満たすように調節する必要がある。特許文献1、2には関連技術が開示される。
特開平2−62983号公報 特開2007−17257号公報
試験装置に複数チャンネルのシリアルデータが入力される場合、各チャンネルに入力されるシリアルデータには、均一でないタイミングずれ(以下、スキューという)が発生する。この場合、各チャンネルごとのビットデータのラッチに、同一タイミングのストローブ信号を利用すると、あるチャンネルではセットアップタイム、ホールドタイムの条件が満足されるが、別のチャンネルでは、タイミング違反が発生するおそれがある。
シリアルデータ伝送のビットレートが高い場合、セットアップタイム、ホールドタイムの条件が厳しくなるため、すべてのチャンネルを正確に受信するためには、すべてのチャンネルについて独立にストローブ信号のタイミングをキャリブレーションする必要がある。ここで、1チャンネルの調節に必要なキャリブレーション時間が長ければ、試験時間が長くなってしまい、生産性が低下する。また、単一チャンネルのシリアルデータを受信する場合であっても、キャリブレーションに要する時間は短い方がよい。かかる課題は、シリアルデータに限らず、ビットストリーム伝送されるさまざまなデータに共通の問題である。
本発明はかかる状況に鑑みてなされたものであり、その包括的な目的は、ストローブ信号のキャリブレーションに要する時間の短縮にある。
本発明のある態様は、ストローブ信号を利用してデータを受信するデータ受信回路に関する。このデータ受信回路は、ストローブ信号に調節可能な遅延を与える可変遅延回路と、可変遅延回路により遅延されたストローブ信号により、データに含まれる各ビットデータをラッチするラッチ回路と、可変遅延回路によりストローブ信号に与える遅延量を調節する遅延制御部であって、データとして既知のキャリブレーションパターンを入力するキャリブレーション動作時に、ラッチ回路の出力ラッチデータを統計的に取得し、1と0の一方の出現確率が所定値に近づくように、遅延量を調節する遅延制御部と、を備える。
あるキャリブレーションパターンのデータを、あるタイミングのストローブ信号でラッチすると、ストローブ信号とデータの位相差によって、ラッチされたデータの1と0の出現頻度(すなわち出現確率)が変化する。この態様のデータ受信回路によれば、1と0の出現確率が所定値に近づくように遅延量を調節することにより、ストローブ信号のタイミングを最適化することができる。さらに、この態様では、ラッチしたデータを期待値と比較するなどの処理が不要となるため、短時間でのキャリブレーションが実行できる。
遅延制御部は、遅延量を所定幅づつシフトさせていき、1と0のいずれか一方の出現確率が所定範囲に含まれたときの遅延量を保持し、この遅延量に応じた遅延を可変遅延回路に設定してもよい。
可変遅延回路は、データに含まれる各ビットデータのポジティブエッジまたはネガティブエッジのいずれかの遷移期間中のタイミングにて、遅延されたストローブ信号によってデータをラッチさせ、1と0の一方の出現確率が50%を中心とした所定の範囲に含まれるように、遅延量を調節してもよい。
この態様によれば、ストローブ信号のエッジが、データのポジティブエッジ(またはネガティブエッジ)の中央付近となるとき、1と0の出現確率が50%付近となり、時間的に前後にシフトすると、出現確率が50%から離れていく。したがって、50%となるように遅延量を調節すれば、データに含まれるビットデータのエッジのタイミングを検出することができ、このタイミングに応じて、ストローブ信号のタイミングを決定することができる。
キャリブレーションパターンは、1と0を交互に繰り返すパターンであり、ストローブ信号の周波数は、データのビットレートの偶数分の1に設定されてもよい。
この場合、ポジティブエッジまたはネガティブエッジのみを選択的に抽出して、ストローブ信号によってラッチすることができる。
遅延制御部は、ラッチ回路の出力ラッチデータに応じてカウントアップ、またはカウントダウンするカウンタを含み、カウンタのカウント値によって、1と0の出現確率を取得してもよい。
カウンタには、動作クロックとして疑似ランダムパルス列が入力されてもよい。カウンタは、疑似ランダムパルス列のエッジのタイミングにおける出力ラッチデータに応じて、カウント動作を実行してもよい。
この場合、カウンタの動作クロックと、出力ラッチデータの周波数の関係が時間的に変動することになるため、エイリアシングやデッドバンドの発生を抑制できる。
遅延制御部は、キャパシタと、ラッチ回路の出力ラッチデータに応じて、キャパシタを充電または放電する充放電回路と、を含み、キャパシタに現れる電圧にもとづき、1と0の出現確率を取得してもよい。
可変遅延回路は、データを受信するとき、遅延制御部によって得られた遅延量に、データのユニットインターバルに応じて設定されるオフセット遅延量を合成した遅延をストローブ信号に付加してもよい。
本発明の別の態様は、試験デバイスから出力される複数のデータを試験する試験装置に関する。この試験装置は、複数のデータごとに設けられる複数の上述のいずれかのデータ受信回路を備える。複数のデータ受信回路は、独立してストローブ信号に付加する遅延量を調節する。
この態様によると、各チャンネルごとに独立してストローブ信号のタイミングをキャリブレーションすることができ、またキャリブレーションに要する時間も短縮できる。
本発明のさらに別の態様は、ビットストリーム伝送されるデータをラッチするストローブ信号のタイミングの調節回路に関する。この調節回路は、ストローブ信号に調節可能な遅延を与える可変遅延回路と、データとして既知のキャリブレーションパターンを入力するキャリブレーション動作時に、可変遅延回路により遅延されたストローブ信号によってラッチされたラッチ回路の出力ラッチデータを継続的に監視し、1または0の値に応じて、レベルが増減する検出値を生成する検出値生成部と、検出値が所定値に近づくように、可変遅延回路によりストローブ信号に与える遅延量を調節する遅延制御部と、を備える。
本発明のさらに別の態様は、ビットストリーム伝送されるデータをラッチするストローブ信号のタイミング調節方法に関する。この方法は、ストローブ信号に調節可能な遅延を与えるステップと、遅延されたストローブ信号により、データに含まれる各ビットデータをラッチするステップと、ストローブ信号に与える遅延量を調節するステップであって、データとして既知のキャリブレーションパターンを入力するキャリブレーション動作時に、ラッチされた出力ラッチデータの1と0の出現確率を統計処理し、1と0の出現確率が所定値に近づくように、遅延量を調節するステップと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を、方法、装置などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、ストローブ信号のキャリブレーションに要する時間を短縮できる。
本発明の実施の形態に係るデータ受信回路を備えた試験装置の構成を示すブロック図である。 内部シリアルデータとストローブ信号のタイミングの関係を示すタイムチャートである。 図3(a)〜(c)は、内部シリアルデータが有するジッタと、1と0の出現確率(1の割合)を示す図である。 図1のデータ受信回路の動作を示すフローチャートである。 変形例に係るデータ受信回路の構成の一部を示すブロック図である。 CDR回路を備える試験装置の構成を示すブロック図である。 図1のデータ受信回路の変形例を示すブロック図である。
符号の説明
10 データ受信回路、 12 コンパレータ、 14 入力ラッチ回路、 20 タイミング調節回路、 22 遅延制御部、 30 タイミング判定部、 32 第1カウンタ、 34 変化点判定部、 36 第1分周器、 38 PNパターン発生器、 40 遅延設定部、 42 可変遅延回路、 44 オフセット遅延設定部、 46 第3分周器、 50 タイマ回路、 52 第2カウンタ、 54 第2分周器、 60 基準信号生成部、 62 判定部、 70 電圧変換部、 72 バッファ、 C1 キャパシタ、 80 変化点判定部、 82 コンパレータ、 84 コンパレータ、 86 論理判定部、 100 試験装置、 102 入力端子、 110 DUT、 112 伝送路、 S1 シリアルデータ、 S2 内部シリアルデータ、 S3 出力ラッチデータ、 S4 基準信号、 S5 ストローブ信号、 S6 ストローブ信号。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は、本発明の実施の形態に係るデータ受信回路10を備えた試験装置100の構成を示すブロック図である。試験装置100は、伝送路112a〜112cを介して接続されたDUT110から出力される複数のシリアルデータS1a〜S1cを受け、それぞれの期待値データS13と比較することによりDUT110を検査する。なお、入力されるシリアルデータS1の個数nは任意であり、図示のn=3の場合に限定されるものではない。
まず、試験装置100の全体構成の概略を説明する。試験装置100の入力端子102a〜102c(単に入力端子102と総称する)には、シリアルデータS1a〜S1c(単にシリアルデータS1と総称する)が入力される。試験装置100は、入力端子102ごと、つまりシリアルデータS1ごとに設けられた複数のデータ受信回路10a〜10c(単にデータ受信回路10と総称する)を備える。
データ受信回路10は、シリアルデータS1のビットレートと同じ周波数を有するストローブ信号S6のポジティブエッジまたはネガティブエッジを利用して、シリアルデータS1に含まれるビットデータをラッチする。
データ受信回路10は、コンパレータ12、入力ラッチ回路14、タイミング調節回路20を含む。
コンパレータ12は、シリアルデータS1の電圧レベルを所定のスライスレベルと比較し、ハイレベル(1)またはローレベル(0)をとるデータ(以下、内部シリアルデータS2という)を生成する。入力ラッチ回路14は、たとえばフリップフロップやラッチ回路で構成される。入力ラッチ回路14は、後述のタイミング調節回路20によってタイミングが調節されたストローブ信号S6を利用して、内部シリアルデータS2をラッチし、試験装置100の内部クロックと同期させる。
判定部62は、入力ラッチ回路14によりラッチされた出力ラッチデータS3と、期待値データS13を比較し、エラーレートなどを測定したり、あるいはDUT110の良否判定を行う。図1では、判定部62をXOR(eXclusive OR)ゲートとして示すが、ビット比較が可能なその他の回路素子で構成することができる。
以上が試験装置100全体の構成の概略である。試験装置100は、以下のように使用される。まず、DUT110は、ソケット等にマウントされ、試験装置100と接続される。DUT110からシリアル形式のキャリブレーションパターン(トレーニングシーケンスパターン)を生成させる。このキャリブレーションパターンは、期待値データS13と一致すべきデータである。試験装置100のデータ受信回路10は、DUT110から出力されるシリアルデータを受け、ストローブ信号S6によってラッチし、各ビットデータを期待値データと比較して、DUT110の良否判定を行う。
この試験装置100において、ビットデータを正確にラッチするためには、ストローブ信号S6のタイミングが、入力ラッチ回路14に規定されるセットアップタイム、ホールドタイムの要求を満たす必要がある。ところが、DUT110から出力されるシリアルデータS1は、ジッタを有しており、あるいは伝送路112によって予期しない遅延を受けて伝送される。したがって、シリアルデータS1を正確に受信するためには、シリアルデータS1に応じてストローブ信号S6のタイミングを最適化する必要がある。そこで、データ受信回路10は、シリアルデータS1の受信に先立ち、ストローブ信号S6のタイミングを調節するキャリブレーション動作を実行する。
以下、このキャリブレーションを実行するデータ受信回路10のタイミング調節回路20の構成について詳細に説明する。
タイミング調節回路20は、遅延制御部22、可変遅延回路42、第3分周器46を備える。
基準信号生成部60は、基準信号S4を生成する。第3分周器46は、基準信号S4を受け、これを任意の分周比で分周し、ストローブ信号S5を生成する。ストローブ信号S5の周波数は、通常動作時において、シリアルデータS1のビットレートと同一に設定される。また、キャリブレーション動作中のストローブ信号S5の周波数は、シリアルデータS1のビットレートの1/m(mは整数)に設定される。ストローブ信号S5の周波数については後述する。
可変遅延回路42は、ストローブ信号S5に調節可能な遅延を与える。たとえば可変遅延回路42は、多段接続された複数の単位遅延素子、たとえば複数のインバータと、各遅延素子をバイパスするスイッチとを含むバッファチェーン回路で構成してもよい。この場合、バイパススイッチのオン、オフに応じてストローブ信号S5が経由するインバータの個数が制御され、遅延量が調節される。可変遅延回路42の遅延調節幅の単位をΔtとする。
可変遅延回路42により遅延されたストローブ信号S5は、入力ラッチ回路14のクロック端子に出力される。入力ラッチ回路14は、遅延されたストローブ信号S6を利用して、内部シリアルデータS2に含まれる各ビットデータをラッチする。
遅延制御部22は、可変遅延回路42によりストローブ信号S5に与える遅延量を調節する。本実施の形態に係るタイミング調節回路20によるキャリブレーション処理の概要を説明する。
ストローブ信号S5のキャリブレーションを実行する際、DUT110に所定のキャリブレーションパターンを出力させる。このキャリブレーションパターンは、試験装置100側において既知である。遅延制御部22は、キャリブレーション時に、入力ラッチ回路14の出力ラッチデータS3を統計的に取得する。そして、出力ラッチデータS3の1と0の出現確率が所定の割合となるように、可変遅延回路42により与える遅延量τ1を調節する。
可変遅延回路42は、内部シリアルデータS2に含まれる各ビットデータのポジティブエッジのタイミングでシリアルデータをラッチさせ、1と0の出現確率が、たとえば50%を中心とした所定の目標範囲に含まれるように、遅延量τ1を調節する。より具体的には、目標範囲は45%〜55%であってもよい。
図2は、内部シリアルデータS2とストローブ信号S5のタイミングの関係を示すタイムチャートである。図2は、上から順に、内部シリアルデータS2、キャリブレーション中のストローブ信号S6a、キャリブレーション後のストローブ信号S6bを示す。
ストローブ信号S5のタイミングに対するストローブ信号S6aのタイミングは、遅延量τ1に応じて変化する。たとえば、内部シリアルデータS2をタイミングt1のストローブ信号S6aでラッチすれば、0(ローレベル)と判定される確率が高くなるため、1と0の出現確率を統計的に取得すれば、0の出現確率が高くなる。逆に、タイミングt3のストローブ信号S6aでラッチした場合、1(ハイレベル)と判定される確率が高くなるため、1の出現確率が高くなる。タイミングt2のストローブ信号S6aでラッチした場合、1と判定される確率と0と判定される確率はそれぞれ50%となるため、1と0の出現確率は50%に近づく。
本実施の形態に係るタイミング調節回路20は、1と0の出現確率が50%に近づくように、ストローブ信号S5に与える遅延量τ1を調節する。調節後のストローブ信号S6aのタイミングは、内部シリアルデータS2のポジティブエッジのほぼ中央となる。
その後、キャリブレーションが完了して通常の試験時に内部シリアルデータS2をラッチする場合、セットアップタイムTsとホールドタイムThの要求を満たすため、ストローブ信号S6bのタイミングを時刻t4とt5の間に設定する必要がある。そこで、上述のキャリブレーション処理によって決定した内部シリアルデータS2のエッジのタイミングt2に対してオフセット遅延量τ2を付加することにより、ストローブ信号S6bのタイミングを設定することができる。
図3(a)〜(c)は、内部シリアルデータS2が有するジッタと、1と0の出現確率(1の割合)を示す図である。図3(a)〜(c)はそれぞれ、異なるジッタヒストグラムを示している。1の出現確率が50%となるタイミングは、ヒストグラムの積分を等分する位置となる。図3(a)のように、ガウシアン分布の場合や、同図(b)のように正弦波ジッタの場合、ピーク−ピークのセンター値のタイミングが、1(または0)の出現確率に50%を与える。また、図3(c)のように、ジッタヒストグラムの中心が、ピーク−ピークの中心から乖離している場合、1の出現確率が50%を与えるタイミングはシフトする。
内部シリアルデータS2が有するジッタの性質に応じて、キャリブレーション時に使用される1と0の出現確率の目標値を設定することにより、より好ましい調節が可能となる。
以上のキャリブレーション処理によれば、キャリブレーションパターンをラッチした結果得られるデータの1と0の出現確率を統計処理すれば十分であり、キャリブレーションパターンと期待値の比較処理を行う必要がないため、キャリブレーション処理を簡略化でき、高速化できる。
なお、ポジティブエッジに代えて、ネガティブエッジで同様の処理を行ってもよい。
以上の説明から、当業者であればその思想を実現するための回路構成にさまざまな構成があることは理解でき、これらの構成例も本発明の範囲に含まれることは理解される。以下、図1に戻り、構成の具体例について説明する。
以下、キャリブレーションパターンが1と0を交互に繰り返す場合について説明する。この場合、ポジティブエッジとネガティブエッジが交互に出現することになる。したがって、ひとつおきに、キャリブレーション中に、すべての出力ラッチデータS3を統計処理すると、1と0の出現確率は、遅延量τ1に関わらず50%となってしまう。そこで、ポジティブエッジまたはネガティブエッジのみに対して、キャリブレーションを実行する。
このために、キャリブレーション動作中のストローブ信号S5の周波数は、シリアルデータS1のビットレートの1/m(mは偶数であり、たとえば2である)に設定される。その結果、ストローブ信号S6のエッジを、内部シリアルデータS2のポジティブエッジまたはネガティブエッジのタイミングのみで発生させることができる。
遅延制御部22は、タイミング判定部30、遅延設定部40、オフセット遅延設定部44、タイマ回路50を含む。
タイミング判定部30は、出力ラッチデータS3を統計的に取得し、1と0の出現確率を判定して、内部シリアルデータS2のポジティブエッジのタイミング、つまり変化点を検出する。この機能を実現するために、図1のタイミング判定部30は、第1カウンタ32、変化点判定部34、第1分周器36を含む。
第1分周器36はシステムクロックCKsysを所定の分周比で分周し、クロックCK1を生成する。第1カウンタ32は、出力ラッチデータS3の値に応じて、カウントアップまたはカウントダウンするアップダウンカウンタである。第1カウンタ32には、動作クロックとしてクロックCK1が入力される。第1カウンタ32は、クロックCK1のポジティブエッジごとに、出力ラッチデータS3が1であればカウントアップ、出力ラッチデータS3が0であればカウントダウンする。なお、第1カウンタ32の動作クロック(CK1)は、基準信号S4を起源とする出力ラッチデータS3の周波数と無関係に設定して構わない。
シリアルデータS1としてキャリブレーションパターンを入力し、第1カウンタ32によるカウント動作をある程度の長い時間(以下、データ取得時間という)に渡って実行すれば、第1カウンタ32によるカウント値は、1と0の出現確率を示すデータとなる。たとえば、統計に先立ち、第1カウンタ32のカウント値を半値に設定する。たとえば10ビットカウンタであれば、[1000000000]=512に設定する。その後、カウント動作を開始すれば、1と0の出現確率に応じてカウント値が遷移する。1と0の出現確率が50%であれば、512に近い値を保持し、1の確率が高ければカウント値は上昇し、0の確率が高ければカウント値は低下する。
変化点判定部34は、第1カウンタ32のカウント値S7に応じて、1と0の出現確率が50%を中心とする所定範囲に含まれるかどうかを判定する。このために、変化点判定部34はカウント値S7をしきい値と比較してもよい。
あるいは、変化点判定部34は、第1カウンタ32のキャリーまたはボローの発生を監視してもよい。たとえば、1の頻度が高ければ、キャリーが発生し、0の頻度が高ければボローが発生する。十分に長い時間、カウント処理を行った結果、キャリーまたはボローが発生していなければ、1と0の出現確率が50%付近であると判定することができる。この場合、変化点判定部34は、第1カウンタ32のカウント値S7の全ビットの論理和を生成するORゲートで構成することができる。
変化点判定部34は、統計処理の結果、1と0の出現確率が所定の目標範囲に含まれるか否かを示すフラグS8を生成する。たとえば、1と0の出現確率が目標範囲に含まれる場合、フラグS8を1に設定し、キャリブレーションを完了する。遅延制御部22は、フラグS8が0である間、所定のデータ取得時間の経過ごとに、ストローブ信号S5に与える遅延量τ1を変化させていく。
別の観点から見れば、第1カウンタ32は、入力ラッチ回路14の出力ラッチデータS3を継続的に監視し、1または0の値に応じて、レベルが増減する検出値、つまりカウント値S7を生成する検出値生成部として把握できる。また、変化点判定部34および遅延設定部40は、検出値であるカウント値S7が所定値に近づくように、可変遅延回路42によりストローブ信号S5に与える遅延量τ2を調節する遅延制御部として把握できる。
タイマ回路50は、1と0のデータ取得時間を設定する。タイマ回路50は、第2カウンタ52、第2分周器54を含む。第2分周器54はシステムクロックCKsysを分周しクロックCK2を生成する。第2カウンタ52は、クロックCK2をカウントするダウンカウンタで構成できる。第2カウンタ52のカウント値が、たとえば最大値からカウントダウンし、ボローが発生した時点で、データ取得時間の経過が判定される。データ取得時間の経過は、データS9によって遅延設定部40に通知される。
遅延設定部40は、フラグS8が0である場合、データS9によってデータ取得時間の経過が通知されるたびに、遅延量τ1を単位遅延Δtずつ変化させていく。その結果、ある遅延量τ1を与えた段階で、フラグS8が1となり、内部シリアルデータS2の変化点が検出される。
上述のように、通常の試験時において設定すべきストローブ信号S6bのタイミングは、遅延量τ1に、オフセット遅延量τ2を付加して得ることができる。オフセット遅延設定部44は、シリアルデータのビットデータのユニットインターバル(周期)に応じて設定されるデータS10にもとづいてオフセット遅延量τ2を設定し、遅延設定部40に指示する。遅延設定部40は、オフセット遅延量τ2と、キャリブレーションの結果得られた遅延量τ1を合成し、ストローブ信号S5を遅延させる。
以上のように構成されたデータ受信回路10の動作を説明する。図4は、図1のデータ受信回路10の動作を示すフローチャートである。
試験装置100にDUT110が接続され、キャリブレーションが開始される。まず、試験装置100はキャリブレーションに必要な初期化が実行される(S100)。このとき、遅延量τ1が初期値に設定され、第1カウンタ32が半値に、第2カウンタ52が最大値に初期化される。続いて、DUT110からのシリアルデータS1としてキャリブレーションパターンが設定される。(S102)。
続いて、第1カウンタ32、第2カウンタ52によるカウント動作が開始する(S104)。第2カウンタ52によりデータ取得時間の経過が判定されると(S106)、変化点判定部34による変化点の判定処理が実行される。その結果、フラグS8が1であれば(S108のY)、そのときの可変遅延回路42に設定された遅延量τ1が保持される(S110)。
通常の試験動作のために、遅延量τ1と、所定のオフセット遅延量τ2を合成した遅延をストローブ信号S5に付加し、キャリブレーションが完了する。
もし、ステップS108において、フラグS8が0であれば(S108のN)、遅延設定部40は遅延量τ1を単位遅延Δtだけシフトさせる(S120)。さらに、第1カウンタ32を半値に、第2カウンタ52を最大値にリセットし(S122)、ステップS104に戻る。
データ受信回路10は、フラグS8が1となるまで、ステップS104、S106、S108、S120、S122の処理を繰り返す。
以上がデータ受信回路10の動作である。本実施の形態に係るデータ受信回路10によれば、上述のように、1と0を統計的に取得し、その出現確率にもとづいて遅延量τ1を調節することにより、ストローブ信号S6のタイミングを最適化することができる。この際、入力ラッチ回路14の出力ラッチデータS3と、期待値の比較処理を行う必要がないため、ソフトウェア的あるいはハードウェア的な複雑な処理が不要となり、短時間でのキャリブレーションが可能となる。
また、図1の構成によれば、データ取得時間の管理や、出力ラッチデータS3の統計処理をカウンタを用いて実行できるため、ハードウェアのみでキャリブレーション機構が構成できるという利点もある。さらに、図1の試験装置100は、シリアルデータS1のチャンネルごとにデータ受信回路10を備えるため、各チャンネル間のスキューを自動的に最適化することができる。
上記実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
図5は、変形例に係るデータ受信回路10fの構成の一部を示すブロック図である。図5において、図1と同一または同等の構成要素は省略する。図1のデータ受信回路10では、入力ラッチ回路14の出力ラッチデータS3の1と0の出現確率を、デジタル処理によって判定した。これに対して図5のデータ受信回路10fは、アナログ処理によって判定するものである。電圧変換部70は、1と0の出現確率をアナログ電圧Vxに変換する。たとえば、電圧変換部70はアナログフィルタや、チャージポンプ回路で構成することができる。図5において、電圧変換部70はバッファ72、キャパシタC1を含む。バッファ72の出力は、出力ラッチデータS3に応じてハイレベルまたはローレベルのいずれかを取り、キャパシタC1の電荷を充電または放電する。バッファ72の出力はキャパシタC1によって平滑化され、出力ラッチデータS3の1と0の出現確率に応じたアナログ電圧Vxが生成される。
変化点判定部80は、アナログ電圧Vxをしきい値電圧VH、VLと比較する。すなわち、1と0の出現確率が、目標範囲に含まれるかどうかを判定する。変化点判定部80は、コンパレータ82、コンパレータ84、論理判定部86を含む。コンパレータ82は、アナログ電圧Vxを上側しきい値電圧VHと比較し、コンパレータ84は、アナログ電圧Vxを下側しきい値電圧VLと比較する。論理判定部86は、コンパレータ82、コンパレータ84の出力信号を監視し、VL<Vx<VHとなる状態を検出すると、フラグS8を1に設定する。
図5の変形例によっても、出力ラッチデータS3の1と0の出現確率が目標範囲に含まれているかを判定することができる。
実施の形態では、内部シリアルデータS2のポジティブエッジのみを検出するために、キャリブレーション中にストローブ信号S5を分周する場合を説明した。このほか、以下の処理を行ってもよい。
ストローブ信号S5の周波数を、シリアルデータS1のビットレートと同一に設定して固定する。キャリブレーションパターンが1と0を繰り返す場合、入力ラッチ回路14の出力ラッチデータは、ひとつおきにポジティブエッジをラッチしたデータとなる。そこで、タイミング判定部30は、入力ラッチ回路14の出力ラッチデータをひとつおきに取得して統計処理に反映させてもよい。
この処理はたとえば、第1カウンタ32の動作クロックCK1の周波数をシリアルデータS1のビットレートの偶数分の1に設定することにより実現可能である。システムクロックCKsysの周波数が、シリアルデータS1のビットレートと同一、整数倍もしくは整数分の1の関係にあれば、第1分周器36の分周比を適切に設定することにより簡易に実現できる。
さらに、別の回路を説明する。図6は、CDR回路(クロックデータリカバリ回路)を備える試験装置100bの構成を示すブロック図である。図6の試験装置100bによる試験対象となるDUT110は、通常の動作時において、CDRに対応したシリアルデータS1を生成するものではないとする。すなわち、通常動作時におけるシリアルデータS1にはクロックは埋め込まれていない。図6の試験装置100bは、このようなDUT110を試験対象とする。
試験時において、DUT110のシリアルデータS1を所定のキャリブレーションパターンに設定する。キャリブレーションパターンには8B10B符号化などによって、クロックを埋め込んでおく。
試験装置100bは、クロックリカバリ回路90、位相比較部92、ループフィルタ94、遅延設定部40、可変遅延回路42、オフセット遅延設定部44、を備え、いわゆるDLL(Delay Locked Loop)回路を構成する。
クロックリカバリ回路90は、内部シリアルデータS2に埋め込まれたクロックを抽出して、再生クロックCKrを生成する。クロックリカバリ回路90は公知の技術を利用すればよいため、詳細な説明は省略する。基準信号生成部60は、所定の周波数を有するストローブ信号S5を生成する。ストローブ信号S5の周波数は、シリアルデータS1のビットレートと一致するように設定される。
位相比較部92は、再生クロックCKrと、ストローブ信号S6の位相差に応じた位相差データを生成する。ループフィルタ94は、位相差データをフィルタリングし、遅延設定部40へと出力する。遅延設定部40には、ループフィルタ94により生成される遅延制御信号S12と、オフセット遅延設定部44から出力されるオフセット遅延設定信号S11が入力され、可変遅延回路42は、2つの信号に応じた遅延をストローブ信号S5に与える。キャリブレーション中は、オフセット遅延量は0に設定しておく。
図6の試験装置100bの動作を説明する。DUT110の試験が開始すると、DUT110にクロックが埋め込まれたキャリブレーションパターンを生成させる。試験装置100bはキャリブレーションパターンから抽出した再生クロックCKrと位相同期するように、ストローブ信号S5の遅延量τ1を調節する。DLLがロックすると、トラッキング動作を終了し、その時点の遅延量τ1に、オフセット遅延量τ2を合成する。
試験装置100bが多チャンネルのシリアルデータを受信して試験する場合、このDLL回路を複数個、シリアルデータごとに設けることにより、短時間でスキューを解消することができる。なお、試験装置100bは、DLL回路に代えてPLL回路を利用して構成してもよい。
さらに、別の変形例について説明する。図1のデータ受信回路10において、第1カウンタ32は、第1分周器36により生成されるクロックCK1にもとづいて、カウント動作を行った。この場合、クロックCK1の周波数と、出力ラッチデータS3のビットレートの関係は一定となっている。一般に、被サンプリングデータ(S3)と、サンプリング信号(RE)の周波数が同一、もしくは整数倍または整数分の1の関係にあると、エイリアシングやデッドバンドが発生する場合がある。
この問題を回避するために、以下の変形処理を行ってもよい。図7は、図1のデータ受信回路10の変形例を示すブロック図である。図7のデータ受信回路10dにおいて、タイミング判定部30aは、第1分周器36の後段に、疑似ランダム(PN:Pseudo Random Noise)パターン発生器38を備える。PNパターン発生器38は、第1分周器36により生成されたクロックCK1を受け、これを利用して疑似ランダムパルス列(以下、パルス列のポジティブエッジをランダムエッジREと称す)を生成する。ランダムエッジREが現れる周波数は一定ではなく、疑似ランダムパルス列のパターンに応じて時々刻々と変化する。
図7の変形例によれば、第1カウンタ32は、ランダムなタイミングで発生するエッジ、つまり周波数が一定でないエッジにもとづいて、出力ラッチデータS3の1と0を判定することになるため、出力ラッチデータS3とランダムエッジREの周波数に上述の関係が生じにくくなる。その結果、エイリアシングやデッドバンドの発生を抑制できる。
実施の形態では、データ受信回路10への入力がシリアルデータである場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、ビットストリームとして入力されるさまざまなデータに適用可能である。
実施の形態にもとづき、本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を離脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
本発明は試験装置に利用できる。

Claims (10)

  1. ストローブ信号を利用してビットストリーム伝送されるデータを受信するデータ受信回路であって、
    ストローブ信号に遅延を与える可変遅延回路と、
    前記可変遅延回路により遅延された前記ストローブ信号により、前記データに含まれる各ビットデータをラッチするラッチ回路と、
    前記可変遅延回路により前記ストローブ信号に与える遅延量を調節する遅延制御部であって、前記データとして既知のキャリブレーションパターンを入力するキャリブレーション動作時に、前記ラッチ回路の出力ラッチデータを統計的に取得し、1と0の一方の出現確率が所定値に近づくように、前記遅延量を調節する遅延制御部と、
    を備えることを特徴とするデータ受信回路。
  2. 前記可変遅延回路は、前記データに含まれる各ビットデータのポジティブエッジまたはネガティブエッジのいずれかの遷移期間中のタイミングにて、遅延された前記ストローブ信号によって前記データをラッチさせ、1と0の一方の出現確率が50%を中心とした所定の範囲に含まれるように、前記遅延量を調節することを特徴とする請求項1に記載のデータ受信回路。
  3. 前記キャリブレーションパターンは、1と0を交互に繰り返すパターンであり、
    前記ストローブ信号の周波数は、前記データのビットレートの偶数分の1に設定されることを特徴とする請求項2に記載のデータ受信回路。
  4. 前記遅延制御部は、前記ラッチ回路の出力ラッチデータに応じてカウントアップ、またはカウントダウンするカウンタを含み、前記カウンタのカウント値によって、1と0の出現確率を取得することを特徴とする請求項2または3に記載のデータ受信回路。
  5. 前記カウンタには、動作クロックとして疑似ランダムパルス列が入力されており、当該疑似ランダムパルス列のエッジのタイミングにおける前記出力ラッチデータに応じて、カウント動作を実行することを特徴とする請求項4に記載のデータ受信回路。
  6. 前記遅延制御部は、
    キャパシタと、
    前記ラッチ回路の出力ラッチデータに応じて、前記キャパシタを充電または放電する充放電回路と、
    を含み、前記キャパシタに現れる電圧にもとづき、1と0の出現確率を取得することを特徴とする請求項2または3に記載のデータ受信回路。
  7. 前記可変遅延回路は、データを受信するとき、前記遅延制御部によって得られた遅延量に、前記データのユニットインターバルに応じて設定されるオフセット遅延量を合成した遅延を前記ストローブ信号に付加することを特徴とする請求項2または3に記載のデータ受信回路。
  8. 被試験デバイスから出力される複数のデータを試験する試験装置であって、
    前記複数のデータごとに設けられる請求項1から7のいずれかに記載の複数のデータ受信回路を備え、前記複数のデータ受信回路は、独立して前記ストローブ信号に付加する遅延量を調節することを特徴とする試験装置。
  9. ビットストリーム伝送されるデータをラッチするラッチ回路に供給されるストローブ信号のタイミングの調節回路であって、
    ストローブ信号に調節可能な遅延を与える可変遅延回路と、
    前記データとして既知のキャリブレーションパターンを入力するキャリブレーション動作時に、前記可変遅延回路により遅延された前記ストローブ信号によってラッチされた前記ラッチ回路の出力ラッチデータを継続的に監視し、1または0の値に応じて、レベルが増減する検出値を生成する検出値生成部と、
    前記検出値が所定値に近づくように、前記可変遅延回路により前記ストローブ信号に与える遅延量を調節する遅延制御部と、
    を備えることを特徴とする調節回路。
  10. ビットストリーム伝送されるデータをラッチするストローブ信号のタイミング調節方法であって、
    前記ストローブ信号に調節可能な遅延を与えるステップと、
    遅延された前記ストローブ信号により、前記データに含まれる各ビットデータをラッチするステップと、
    前記ストローブ信号に与える遅延量を調節するステップであって、前記データとして既知のキャリブレーションパターンを入力するキャリブレーション動作時に、ラッチされた出力ラッチデータを統計的に取得し、1と0の一方の出現確率が所定値に近づくように、前記遅延量を調節するステップと、
    を備えることを特徴とするタイミング調節方法。
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