JPWO2008084881A1 - バンド用中留具 - Google Patents
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Abstract
本発明の課題は、手首等への装着感を良好にする。手首等への着脱の際に手首,指や衣服等を傷付けないようにするバンド用中留具を提供することにある。本発明は、湾曲したベース板(1)と、鎖部材(C)に直接的にまたは間接的に連結されてベース板(1)の両端部に回動可能に支持され観音開き式に折畳,展開で開閉される2枚の湾曲した折畳板(2)と、折畳板の折畳閉鎖をロックするロック機構(4)とを備えている。ロック機構(4)は、ベース板(1)を介在せずに折畳板(2)の間で直接的にロックするものである構成が採用されている。
Description
本発明は、腕時計バンド,ブレスレッド等のバンド状の鎖部材に連結され観音開き(両開き)に折畳,展開で開閉されるバンド用中留具に係る技術分野に属する。
観音開き式のバンド用中留具は、完全に分離して手首等から脱落することがないとともに、鎖部材の間隔を大きく広げて手首等への装着を容易にすることができるという利点があることから、腕時計バンド,ブレスレッド等の鎖部材の連結具として多用されている。
従来、バンド用中留具としては、例えば、以下に記載のものが知られている。
特開2004−187752号公報
従来、バンド用中留具としては、例えば、以下に記載のものが知られている。
特許文献1には、湾曲したベース板と、鎖部材に直接的にまたは間接的に連結されてベース板の両端部に回動可能に支持され観音開き式に折畳,展開で開閉される2枚の湾曲した折畳板と、ベース板に係止して折畳板の折畳閉鎖をロックする爪片構造のロック機構とを備えたバンド用中留具が記載されている。
特許文献1に係るバンド用中留具では、ロック機構が爪片構造で鎖部材の厚さ方向(ベース板,折畳板の重ね方向)へ突出してベース板に係止され構造的に薄型化することができないため、手首等への装着感が不良であるという問題点がある。また、ロック機構の爪片構造の突出によって、手首等への着脱の際に手首,指や衣服等を傷付けることがあるという問題点がある。
本発明は、このような問題点を考慮してなされたもので、手首等への装着感が良好で手首等への着脱の際に手首,指や衣服等を傷付けることのないバンド用中留具を提供することを第1の課題とする。さらに、第1の課題に加えて、材料のセラミックス化に対応することのできるバンド用中留具を提供することを第2の課題とする。
本発明は、このような問題点を考慮してなされたもので、手首等への装着感が良好で手首等への着脱の際に手首,指や衣服等を傷付けることのないバンド用中留具を提供することを第1の課題とする。さらに、第1の課題に加えて、材料のセラミックス化に対応することのできるバンド用中留具を提供することを第2の課題とする。
前述の課題を解決するため、本発明に係るバンド用中留具は、請求の範囲の各請求項に記載の手段を採用する。
即ち、請求項1では、湾曲したベース板と、鎖部材に直接的にまたは間接的に連結されてベース板の両端部に回動可能に支持され観音開き式に折畳,展開で開閉される2枚の湾曲した折畳板と、折畳板の折畳閉鎖をロックするロック機構とを備えたバンド用中留具において、ロック機構はベース板を介在せずに折畳板の間で直接的にロックするものであることを特徴とする。
この手段では、ロック機構を折畳板の間で直接的にロックするものとすることで、ロック機構からのベース板側への突出が消失される。
また、請求項2では、請求項1のバンド用中留具において、ロック機構は一方の折畳板に設けられたロック体を鎖部材の幅方向への小さな突出量で他方の折畳板に設けられたロック受に弾圧係止させるものであることを特徴とする。
この手段では、ロック機構の弾圧係止の方向が鎖部材の幅方向に設定されることで、より構造的な薄型化が可能になる。また、ロック機構のロック体を小さな突出量で弾圧係止させることで、ロック機構からのさらなる無用な突出が回避される。
また、請求項3では、請求項2のバンド用中留具において、ロック機構のロック体はピン形に形成されて一方の折畳板と鎖部材との間に連結され折畳閉鎖された折畳板の外側に被せられる外蓋ブロックの一部に凹状に形成された空隙に突出され、ロック機構のロック受はピン孔形に形成されて他方の折畳板が連結される鎖部材に設けられていることを特徴とする。
この手段では、ロック機構のロック体をピン形として外蓋ブロックの一部に凹状に形成された空隙に突出させることで、ロック機構のロック体の手首等への接触が回避される。
また、請求項4では、請求項3のバンド用中留具において、ロック機構のロック受は他方の折畳板が連結される鎖部材から突出された連結用軸受ブロックに設けられ、連結用軸受ブロックはロック機構のロック受に向けたテーパ面が形成されていることを特徴とする。
この手段では、この手段では、ロック機構のロック受に向けて連結用軸受にブロックテーパ面が形成されることで、ロック機構のロック体のロック受への移動が円滑に案内される。
また、請求項5では、請求項1〜4のいずれかのバンド用中留具において、ベース板と折畳板との間に折畳板の折畳閉鎖を補助的にロックする補助ロック機構を備え、補助ロック機構はロック体を鎖部材の幅方向への小さな突出量でロック受に弾圧係止させるものであることを特徴とする。
この手段では、 この手段では、補助ロック機構によって折畳板の折畳閉鎖のロックが補助される。また、ロック機構と基本的に同様の構成が採用される。
また、請求項6では、請求項5のバンド用中留具において、ベース板は折畳閉鎖された折畳板が収容される収容溝が設けられ、補助ロック機構のロック体はボール形に形成されて折畳板の端部の側面に設けられ、補助ロック機構のロック受は溝形に形成されてベース板の収容溝の側面に設けられていることを特徴とする。
この手段では、折畳板がベース板の収容溝に収容されることで、折畳板の厚さがベース板の厚さに吸収され、折畳板の無用な動きがベース板によって規制される。また、補助ロック機構として小型化が可能なボールロック構造が採用される。
また、請求項7では、請求項3のバンド用中留具において、外蓋ブロックはロック体が設けられるスライダとともにセラミックス材で形成され、スライダのスライド域はスライダに設けられたスライド用溝と外蓋ブロックに支持されたストッパとによって規制され、ストッパは両スライダのスライド用溝に挿入されて埋込まれる軸長を有するナットからなり螺合されて先端部が外蓋ブロックに設けられた支持穴に係止される取付ネジで外蓋ブロックに支持され、外蓋ブロックは積層されてストッパが埋込まれた両スライダをスライド方向から内部に収容するための収容用窓と外部からストッパに取付ネジを螺合させるための取付用窓とが開口されていることを特徴とする。
この手段では、スライド用溝にストッパが埋込まれて積層されたスライダを収容用窓から外蓋ブロックの内部に収容し、外蓋ブロックの外部から内部に収容されたストッパに取付ネジを螺合させて先端部を外蓋ブロックに設けられた支持穴に係止させ、ストッパを外蓋ブロックに固定的に支持しスライダをストッパを介して外蓋ブロックに可動的に支持するという組立構造が備えられ、カシメ等による結合工作が不要になる。
また、請求項8では、請求項7のバンド用中留具において、両スライダのスライド用溝はスライド方向と直交する方向の幅が異なり、ストッパは両スライダのスライド用溝にそれぞれ挿入される部分を有する段付きのナットからなることを特徴とする。
この手段では、両スライダのスライド用溝に挿入され埋込まれたストッパが幅の狭いスライド用溝が設けられたスライダに抜止めされ、外蓋ブロックの収容用窓から内部へのスライダ,ストッパの収容の際にストッパの脱落を防止することができる。
また、請求項9では、請求項8のバンド用中留具において、外蓋ブロックはストッパのスライダへの埋込方向と反対側に取付用窓が開口されていることを特徴とする。
この手段では、ストッパがスライダに抜止され取付用窓から脱落しない状態でストッパに取付ネジを螺合させることができる。
即ち、請求項1では、湾曲したベース板と、鎖部材に直接的にまたは間接的に連結されてベース板の両端部に回動可能に支持され観音開き式に折畳,展開で開閉される2枚の湾曲した折畳板と、折畳板の折畳閉鎖をロックするロック機構とを備えたバンド用中留具において、ロック機構はベース板を介在せずに折畳板の間で直接的にロックするものであることを特徴とする。
この手段では、ロック機構を折畳板の間で直接的にロックするものとすることで、ロック機構からのベース板側への突出が消失される。
また、請求項2では、請求項1のバンド用中留具において、ロック機構は一方の折畳板に設けられたロック体を鎖部材の幅方向への小さな突出量で他方の折畳板に設けられたロック受に弾圧係止させるものであることを特徴とする。
この手段では、ロック機構の弾圧係止の方向が鎖部材の幅方向に設定されることで、より構造的な薄型化が可能になる。また、ロック機構のロック体を小さな突出量で弾圧係止させることで、ロック機構からのさらなる無用な突出が回避される。
また、請求項3では、請求項2のバンド用中留具において、ロック機構のロック体はピン形に形成されて一方の折畳板と鎖部材との間に連結され折畳閉鎖された折畳板の外側に被せられる外蓋ブロックの一部に凹状に形成された空隙に突出され、ロック機構のロック受はピン孔形に形成されて他方の折畳板が連結される鎖部材に設けられていることを特徴とする。
この手段では、ロック機構のロック体をピン形として外蓋ブロックの一部に凹状に形成された空隙に突出させることで、ロック機構のロック体の手首等への接触が回避される。
また、請求項4では、請求項3のバンド用中留具において、ロック機構のロック受は他方の折畳板が連結される鎖部材から突出された連結用軸受ブロックに設けられ、連結用軸受ブロックはロック機構のロック受に向けたテーパ面が形成されていることを特徴とする。
この手段では、この手段では、ロック機構のロック受に向けて連結用軸受にブロックテーパ面が形成されることで、ロック機構のロック体のロック受への移動が円滑に案内される。
また、請求項5では、請求項1〜4のいずれかのバンド用中留具において、ベース板と折畳板との間に折畳板の折畳閉鎖を補助的にロックする補助ロック機構を備え、補助ロック機構はロック体を鎖部材の幅方向への小さな突出量でロック受に弾圧係止させるものであることを特徴とする。
この手段では、 この手段では、補助ロック機構によって折畳板の折畳閉鎖のロックが補助される。また、ロック機構と基本的に同様の構成が採用される。
また、請求項6では、請求項5のバンド用中留具において、ベース板は折畳閉鎖された折畳板が収容される収容溝が設けられ、補助ロック機構のロック体はボール形に形成されて折畳板の端部の側面に設けられ、補助ロック機構のロック受は溝形に形成されてベース板の収容溝の側面に設けられていることを特徴とする。
この手段では、折畳板がベース板の収容溝に収容されることで、折畳板の厚さがベース板の厚さに吸収され、折畳板の無用な動きがベース板によって規制される。また、補助ロック機構として小型化が可能なボールロック構造が採用される。
また、請求項7では、請求項3のバンド用中留具において、外蓋ブロックはロック体が設けられるスライダとともにセラミックス材で形成され、スライダのスライド域はスライダに設けられたスライド用溝と外蓋ブロックに支持されたストッパとによって規制され、ストッパは両スライダのスライド用溝に挿入されて埋込まれる軸長を有するナットからなり螺合されて先端部が外蓋ブロックに設けられた支持穴に係止される取付ネジで外蓋ブロックに支持され、外蓋ブロックは積層されてストッパが埋込まれた両スライダをスライド方向から内部に収容するための収容用窓と外部からストッパに取付ネジを螺合させるための取付用窓とが開口されていることを特徴とする。
この手段では、スライド用溝にストッパが埋込まれて積層されたスライダを収容用窓から外蓋ブロックの内部に収容し、外蓋ブロックの外部から内部に収容されたストッパに取付ネジを螺合させて先端部を外蓋ブロックに設けられた支持穴に係止させ、ストッパを外蓋ブロックに固定的に支持しスライダをストッパを介して外蓋ブロックに可動的に支持するという組立構造が備えられ、カシメ等による結合工作が不要になる。
また、請求項8では、請求項7のバンド用中留具において、両スライダのスライド用溝はスライド方向と直交する方向の幅が異なり、ストッパは両スライダのスライド用溝にそれぞれ挿入される部分を有する段付きのナットからなることを特徴とする。
この手段では、両スライダのスライド用溝に挿入され埋込まれたストッパが幅の狭いスライド用溝が設けられたスライダに抜止めされ、外蓋ブロックの収容用窓から内部へのスライダ,ストッパの収容の際にストッパの脱落を防止することができる。
また、請求項9では、請求項8のバンド用中留具において、外蓋ブロックはストッパのスライダへの埋込方向と反対側に取付用窓が開口されていることを特徴とする。
この手段では、ストッパがスライダに抜止され取付用窓から脱落しない状態でストッパに取付ネジを螺合させることができる。
本発明に係るバンド用中留具は、ロック機構を折畳板の間で直接的にロックするものとすることで、ロック機構からのベース板側への突出が消失されるため、構造的な薄型化が可能になって手首等への装着感が良好になるとともに、ロック機構からの無用な突出が回避されて手首等への着脱の際に手首,指や衣服等を傷付けることがなくなる効果がある。効果がある。
さらに、請求項2として、ロック機構の弾圧係止の方向が鎖部材の幅方向に設定されることで、より構造的な薄型化が可能になる。また、ロック機構のロック体を小さな突出量で弾圧係止させることで、ロック機構からのさらなる無用な突出が回避されるため、手首等への装着感がより良好になるとともに、手首等への着脱の際に手首,指や衣服等を傷付けることが確実になくなる効果がある。
さらに、請求項3として、ロック機構のロック体をピン形として外蓋ブロックの一部に凹状に形成された空隙に突出させることで、ロック機構のロック体の手首等への接触が回避されるため、手首等への着脱の際に手首,指や衣服等を傷付けることが確実になくなる効果がある。
さらに、請求項4として、ロック機構のロック受に向けて連結用軸受にブロックテーパ面が形成されることで、ロック機構のロック体のロック受への移動が円滑に案内されるため、折畳板の折畳閉鎖のロック操作を円滑,確実に行うことができる効果がある。
さらに、請求項5として、補助ロック機構によって折畳板の折畳閉鎖のロックが補助されるため、折畳板の折畳閉鎖のロックが確実になる効果がある。また、ロック機構と基本的に同様の構成が採用されるため、手首等への装着感を良好にし手首等への着脱の際に手首等を傷付けることをなくするという効果を消失させない効果がある。
さらに、請求項6として、折畳板がベース板の収容溝に収容されることで、折畳板の厚さがベース板の厚さに吸収されるため、さらなる構造的な薄型化が可能になって、手首等への装着感がより良好になる効果がある。また、折畳板がベース板の収容溝に収容されることで、折畳板の無用な動きがベース板によって規制されるため、折畳閉鎖された折畳板とベース板とが安定的に一体化される効果がある。また、補助ロック機構として小型化が可能なボールロック構造が採用されるため、補助ロック機構をベース板と折畳板との間にコンパクトに組込むことができる効果がある。
さらに、請求項7として、スライド用溝にストッパが埋込まれて積層されたスライダを収容用窓から外蓋ブロックの内部に収容し、外蓋ブロックの外部から内部に収容されたストッパに取付ネジを螺合させて先端部を外蓋ブロックに設けられた支持穴に係止させ、ストッパを外蓋ブロックに固定的に支持しスライダをストッパを介して外蓋ブロックに可動的に支持するという組立構造が備えられ、カシメ等による結合工作が不要になるため、外蓋ブロックと外蓋ブロックの内部にスライド可能に収容されるスライダとの双方をセラミックス材とすることのできる組立構造を備えることができる効果がある。
さらに、請求項8として、両スライダのスライド用溝に挿入され埋込まれたストッパが幅の狭いスライド用溝が設けられたスライダに抜止めされ、外蓋ブロックの収容用窓から内部へのスライダ,ストッパの収容の際にストッパの脱落を防止することができるため、外蓋ブロックへのスライダ,ストッパの収容作業が容易になる効果がある。
さらに、請求項9として、ストッパがスライダに抜止され取付用窓から脱落しない状態でストッパに取付ネジを螺合させることができるため、取付ネジのストッパへの螺合作業が容易になる効果がある。
さらに、請求項2として、ロック機構の弾圧係止の方向が鎖部材の幅方向に設定されることで、より構造的な薄型化が可能になる。また、ロック機構のロック体を小さな突出量で弾圧係止させることで、ロック機構からのさらなる無用な突出が回避されるため、手首等への装着感がより良好になるとともに、手首等への着脱の際に手首,指や衣服等を傷付けることが確実になくなる効果がある。
さらに、請求項3として、ロック機構のロック体をピン形として外蓋ブロックの一部に凹状に形成された空隙に突出させることで、ロック機構のロック体の手首等への接触が回避されるため、手首等への着脱の際に手首,指や衣服等を傷付けることが確実になくなる効果がある。
さらに、請求項4として、ロック機構のロック受に向けて連結用軸受にブロックテーパ面が形成されることで、ロック機構のロック体のロック受への移動が円滑に案内されるため、折畳板の折畳閉鎖のロック操作を円滑,確実に行うことができる効果がある。
さらに、請求項5として、補助ロック機構によって折畳板の折畳閉鎖のロックが補助されるため、折畳板の折畳閉鎖のロックが確実になる効果がある。また、ロック機構と基本的に同様の構成が採用されるため、手首等への装着感を良好にし手首等への着脱の際に手首等を傷付けることをなくするという効果を消失させない効果がある。
さらに、請求項6として、折畳板がベース板の収容溝に収容されることで、折畳板の厚さがベース板の厚さに吸収されるため、さらなる構造的な薄型化が可能になって、手首等への装着感がより良好になる効果がある。また、折畳板がベース板の収容溝に収容されることで、折畳板の無用な動きがベース板によって規制されるため、折畳閉鎖された折畳板とベース板とが安定的に一体化される効果がある。また、補助ロック機構として小型化が可能なボールロック構造が採用されるため、補助ロック機構をベース板と折畳板との間にコンパクトに組込むことができる効果がある。
さらに、請求項7として、スライド用溝にストッパが埋込まれて積層されたスライダを収容用窓から外蓋ブロックの内部に収容し、外蓋ブロックの外部から内部に収容されたストッパに取付ネジを螺合させて先端部を外蓋ブロックに設けられた支持穴に係止させ、ストッパを外蓋ブロックに固定的に支持しスライダをストッパを介して外蓋ブロックに可動的に支持するという組立構造が備えられ、カシメ等による結合工作が不要になるため、外蓋ブロックと外蓋ブロックの内部にスライド可能に収容されるスライダとの双方をセラミックス材とすることのできる組立構造を備えることができる効果がある。
さらに、請求項8として、両スライダのスライド用溝に挿入され埋込まれたストッパが幅の狭いスライド用溝が設けられたスライダに抜止めされ、外蓋ブロックの収容用窓から内部へのスライダ,ストッパの収容の際にストッパの脱落を防止することができるため、外蓋ブロックへのスライダ,ストッパの収容作業が容易になる効果がある。
さらに、請求項9として、ストッパがスライダに抜止され取付用窓から脱落しない状態でストッパに取付ネジを螺合させることができるため、取付ネジのストッパへの螺合作業が容易になる効果がある。
第1図は、本発明に係るバンド用中留具を実施するための最良の形態の第1例の一部分解状態の斜視図である。
第2図は、第1図の組立状態における折畳閉鎖の操作を示す斜視図であり、(A)〜(C)に操作順が示されている。
第3図は、第2図(C)の側面図である。
第4図は、第3図のX−X線断面図である。
第5図は、第4図の要部の拡大断面図である。
第6図は、第1図の要部の横断面図であり、(A),(B)に異なる動作状態が示されている。
第7図は、第6図の一部の斜視図である。
第8図は、第1図の他の要部の斜視図であり、(A),(B)に異なる動作状態が示されている。
第9図は、本発明に係るバンド用中留具を実施するための最良の形態の第1例の折畳状態を示す側面図である。
第10図は、第9図の折畳閉鎖の操作を示す斜視図であり(A)〜(C)に操作順が示されている。
第11図は、第9図の要部の断面図であり、(A)〜(D)の順に組立工程が示されている。
第12図は、第11図(B)に対応する斜視図である。
第13図は、第11図(D)に対応する斜視図である。
第14図は、第4図の組立完了状態の横断面図であり、(A),(B)に異なる動作状態が示されている。
第15図は、第14図の中央縦断面図である。
第2図は、第1図の組立状態における折畳閉鎖の操作を示す斜視図であり、(A)〜(C)に操作順が示されている。
第3図は、第2図(C)の側面図である。
第4図は、第3図のX−X線断面図である。
第5図は、第4図の要部の拡大断面図である。
第6図は、第1図の要部の横断面図であり、(A),(B)に異なる動作状態が示されている。
第7図は、第6図の一部の斜視図である。
第8図は、第1図の他の要部の斜視図であり、(A),(B)に異なる動作状態が示されている。
第9図は、本発明に係るバンド用中留具を実施するための最良の形態の第1例の折畳状態を示す側面図である。
第10図は、第9図の折畳閉鎖の操作を示す斜視図であり(A)〜(C)に操作順が示されている。
第11図は、第9図の要部の断面図であり、(A)〜(D)の順に組立工程が示されている。
第12図は、第11図(B)に対応する斜視図である。
第13図は、第11図(D)に対応する斜視図である。
第14図は、第4図の組立完了状態の横断面図であり、(A),(B)に異なる動作状態が示されている。
第15図は、第14図の中央縦断面図である。
1 ベース板
1a 収容溝
2 折畳板
3 外蓋ブロック
3b 空隙
4 ロック機構
4a ロック体
4b ロック受
5 補助ロック機構
5a ロック体
5b ロック受
7,8 連結用軸受ブロック
7b テーパ面
C 鎖部材
1a 収容溝
2 折畳板
3 外蓋ブロック
3b 空隙
4 ロック機構
4a ロック体
4b ロック受
5 補助ロック機構
5a ロック体
5b ロック受
7,8 連結用軸受ブロック
7b テーパ面
C 鎖部材
以下、本発明に係るバンド用中留具を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
第1図〜第8図は、本発明に係るバンド用中留具を実施するための最良の形態の第1例を示すものである。
第1例では、腕時計バンドの鎖部材Cへの適用に好適なものを示してある。
第1例は、第1図に示すように、耐腐食性を有するステンレス,チタン等で形成されたベース板1,折畳板2,外蓋ブロック3,ロック機構4,補助ロック機構5を主要部として構成されている。
ベース板1は、手首等への装着に違和感を生じないように、湾曲した細長い板状に形成されている。ベース板1の幅aは、撓み,捻れ等が生じないように、両端部より中央部が大きくなるように形成されている(第4図参照)。ベース板1の湾曲の周方向には、折畳板2の厚さ,形状にほぼ対応した深さの長方形状に形成された折畳板2が収容される収容溝1aが設けられている。収容溝1aには、中央部の底面に折畳板2の一方の端部(後述の肉厚部2b)が収容される相対的に深い溝形の収容深溝1bが設けられ、両端部の底面に折畳板2の他方の端部(後述の肉厚部2a)が収容される方形に切除された収容切欠1cが設けられ、両端部の収容切欠1cの両側面に折畳板2を回動可能に支持するための連結ピン6が挿通される挿通孔1dがそれぞれ設けられている。なお、連結ピン6は、軸本体6aの一端部に圧接抜止め機能を有する相対的に径の大きな頭部6bが形成された打込ピンからなる(第5図参照)。
折畳板2は、ベース板1の収容溝1aのほぼ半部に対応する湾曲した細長い板状に形成されて、製造コストを低減するために同一形状のものが2枚使用されている。折畳板2の両端部には、連結用の肉厚部2a,2bが設けられている。1つの肉厚部2aには、ベース板1に回動可能に支持される連結ピン6が挿通される挿通孔2cが貫通して設けられている。他の1つの肉厚部2bには、鎖部材C(鎖部材Cの連結用端部駒),外蓋ブロック3に一体的に形成されて突出する格好で設けられた連結用軸受ブロック7,8が収容される方形状に切除された連結用切欠2dと、連結用切欠2dの両側面に配置されて連鎖部材C(連結用軸受ブロック7),外蓋ブロック3(連結用軸受ブロック8)に回動可能に連結される連結ピン9が挿通される挿通孔2eとが設けられている。連結ピン9は、軸本体9aの軸方向の中央部に相対的に径の小さな係合用首9bが形成され、同じく筒本体10aの軸方向の中央部に相対的に内径の小さな係合用首10bが形成され連結用軸受ブロック7,8に挿通されたスリーブ10に抜止め挿通される(第5図参照)。スリーブ10は、例えば、精密化が可能な電縫管として形成されて、連結用軸受ブロック7,8との間で円滑な滑りを確保する。即ち、1枚の折畳板2が連結用軸受ブロック7によって鎖部材Cに直接的に連結され、他の1枚の折畳板2が連結用軸受ブロック8によって外蓋ブロック3を介して鎖部材Cに間接的に連結されることになる。
外蓋ブロック3は、ロック機構4の一部を内蔵する箱筒形に形成され、ベース板1に折畳閉鎖された折畳板2の外側に被せられるようになっている。この外蓋ブロック3は、鎖部材Cの幅方向の側面(端面)が開放されたケーシング3aを備え、ケーシング3aの底面に筒形に形成された前述の連結用軸受ブロック8が設けられ、ケーシング3aの底面の連結用軸受ブロック8付近から折畳板2への連結側の側面にかけて凹状の空隙3bが設けられ、ケーシング3aの空隙3bとは反対側の側面に鎖部材C(鎖部材Cの連結用端部駒)に回動可能に連結する連結ピン11が挿通される軸受3cが設けられている。
ロック機構4は、第6図〜第8図に詳細に示されるように、ピン形状に形成されたロック体4aをピン孔形状に形成されたロック受4bに少しの突出量で弾圧係止させるものである。ロック体4aは、外蓋ブロック3のケーシング3aに内蔵された1対のスライダ4c,4dにそれぞれ連結されて外蓋ブロック3の空隙3bにわずかに突出されて鎖部材Cの幅方向へ相対されている。スライダ4c,4dは、コンパクトするために互いに積層(第7図参照)されてコイルスプリング4eで逆方向へスライドして離間するように(ロック体4aが近接するように)弾圧されている。なお、スライダ4c,4dのスライド域については、外蓋ブロック3のケーシング3aの側面に固定されたストッパ4fによって規制されている。スライダ4c,4dの一部は、外蓋ブロック3のケーシング3aから露出されて操作ボタンを兼用している。また、ロック受4bは、連鎖部材Cに設けられた連結用軸受ブロック7に鎖部材Cの幅方向へ貫通孔構造で設けられている。連結用軸受ブロック7は、スリーブ10が挿通される筒部7aの上部に外蓋ブロック3の空隙3bに収容される山形部分が設けられて、ロック受4bに向けてテーパ面7bが形成されている。
補助ロック機構5は、第5図に詳細に示されるように、ボール形状に形成されたロック体5aを溝形に形成されたロック受5bに少しの突出量で弾圧係止させるものである。ロック体5aは、折畳板2の鎖部材C,外蓋ブロック3への連結側への肉厚部2bの一方の側面に鎖部材Cの幅方向へ堀込まれた取付孔に嵌合されたスリーブ5cに抜止め収容されている。スリーブ5cの内部には、ロック体5aをスリーブ5cの外部方向へ弾圧するコイルスプリング5dが内蔵されている。また、ロック受5bは、ベース板1の収容溝1a(収容深溝1b)の一方の側面に方形の浅い溝形に堀込まれている。このボールロック構造からなる補助ロック機構5は、小型化が可能であるため、ベース板1,折畳板2の間へのコンパクトな組込みに有効である。
第1例を手首等へ装着するには、まず、鎖部材Cへ手首等を挿通してから、鎖部材Cに直接的に連結されている側の折畳板2を折畳閉鎖する(第2図(B)参照)。この結果、この折畳板2が補助ロック機構5によってベース板1にロックされる。次に、反対側の折畳板2を折畳閉鎖する(第2図(C)参照)。この結果、この折畳板2が補助ロック機構5によってベース板1にロックされるとともに、ロック機構4によって鎖部材Cと外蓋ブロック3とがロックされることになる。このとき、ロック機構4のロック体4aのロック受4bへの移動が連結用軸受ブロック7のテーパ面7bで円滑に案内されるため、折畳板2の折畳閉鎖のロック操作を円滑,確実に行うことができる。ロック機構4のロックは、ピンロック構造で補助ロック機構5のボールロック構造よりも強いロック力を発揮する。従って、手首等に確実に装着されて不測に脱落することはない。
第1例が手首等へ装着された状態では、ロック機構4,補助ロック機構5の弾圧係止の方向が鎖部材Cの幅方向に設定されているため、構造的な薄型化を構成して装着感を良好にすることができる。特に、折畳閉鎖された折畳板2がベース板1の収容溝1aに収容され、折畳板2の厚さがベース板1の厚さに吸収されるため、さらなる構造的な薄型化を構成して装着感をより良好にすることができる。また、折畳閉鎖された折畳板2がベース板1の収容溝1aに収容され、折畳板2の無用な動きがベース板1によって規制されるため、折畳閉鎖された折畳板2とベース板1とが安定的に一体化されて装身具等として手首等に確実に保持される。
第1例を手首等から取外すには、まず、ロック機構4の外蓋ブロック3のケーシング3aから露出されて操作ボタンを兼用しているスライダ4c,4dを押圧して(第6図(B)参照)、ロック体4aを離間させてロック受4bから抜出させ、外蓋ブロック3に連結されている折畳板2を展開して開放させる。次に、反対側の折畳板2を展開して開放させる。なお、折畳板2を展開して開放する際には、補助ロック機構5の軽い弾圧抵抗があるが、操作に困難性をもたらすものではない。
第1例の装着,取外しの使用中には、ロック機構4のロック体4aが外蓋ブロック3のケーシング3aに覆われた格好で空隙3bにわずかに突出しているのみであるため、手首等への着脱の際に手首,指や衣服等を傷付けることがない。また、補助ロック機構5のロック体5aについても、突出がわずかでボール形であるため、手首等への着脱の際に手首,指や衣服等を傷付けることがない。
第1例については、ベース板1の収容深溝1bを開口して手首等の汗等を放出する通気窓とすることも可能である。
第9図〜第15図は、本発明に係るバンド用中留具を実施するための最良の形態の第2例を示すものである。
第2例では、第1例の材料をセラミックス化するものを示してある。
第2例は、ロック機構4のストッパ4fが変更され取付ネジ4gが追加されている。
第2例の外蓋ブロック3は、ケーシング3aが連結用軸受ブロック8と一体的にセラミックス材の焼結成形により箱筒形に形成されている。ケーシング3aの軸受3cと直交する側の両側面には、積層されたスライダ4c,4dを内部の収容空間3dに収容するための収容用窓3eが開口されている。空隙3bは、底面の連結用軸受ブロック8の間にまで延びて大きく開口された格好となって、ロック機構4の取付ネジ4gを侵入させるための取付用窓3fを開口している。ケーシング3aの収容空間3dの取付用窓3fに対面する壁面には、取付ネジ4gの先端部が係止される支持穴3gが設けられている。
第2例のスライダ4c,4dは、セラミックス材の焼結成形により中央部分が除去されたE字に近似した形状の板形に形成されている。これ等のスライダ4c,4dは、2個1対がロック体4aを相対させて積層された状態で外蓋ブロック3の収容用窓3eから内部の収容空間3dに収容される大きさ,形状となっている。一方のスライダ4cは、ほぼ中央部にスライド方向へ長軸が配置された長孔形状(小判形状)のスライド用溝4hが貫通して形成されている。また、他方のスライダ4dは、ほぼ中央部にスライド方向へ長軸(スライド方向となる)が配置された長孔形状(小判形状)スライド用溝4iが貫通して形成されている。一方のスライダ4cのスライド用溝4hは、スライド方向に直交する方向の幅bが他方のスライダ4dのスライド用溝4iのスライド方向に直交する方向の幅cよりも大きくなっている(第14図参照)。
第2例のストッパ4fは、一方のスライダ4cのスライド用溝4hに挿入される大型部分4faと、他方のスライダ4dのスライド用溝4iに挿入される小型部分4fbと、大型部分4fa,小型部分4fbの中心を貫通しているネジ部4fcとを備えた段付きナットからなる。大型部分4faは、スライド方向の長さが一方のスライダ4cのスライド用溝4hのスライド方向の長さよりも短く、スライド方向と直交する方向の長さが一方のスライダ4cのスライド用溝4hのスライド方向と直交する方向の長さと一致している。小型部分4fbは、スライド方向の長さが他方のスライダ4dのスライド用溝4iのスライド方向の長さよりも短く、スライド方向と直交する方向の長さが他方のスライダ4dのスライド用溝4iのスライド方向と直交する方向の長さと一致している。大型部分4fa,小型部分4fbの合計の軸長は、スライダ4c,4dのスライド用溝4h,4iに挿入されて埋込まれる長さに設定されている(第11図(B),(C)参照)。
取付ネジ4gは、ドライバ等の工具が掛けられる溝が刻設された頭部4gaからストッパ4fのネジ部4fcに螺合するネジ部4gbが延び先端部に外蓋ブロック3の支持穴3gに嵌合される嵌合部4gcが設けられた小型ネジからなる。
第2例の組立工作は、まず、第11図(A),(B),第12図に示すように、スライダ4c,4dを積層してから、スライダ4c,4dのライド用溝4h,4iにストッパ4fを挿入して埋込み、スライダ4c,4dにコイルスプリング4eを弾圧装着することになる。続いて、第11図(C)に示すように、ストッパ4fが埋込まれコイルスプリング4eが弾圧装着されたスライダ4c,4dを外蓋ブロック3の収容用窓3eから内部の収容空間3dに収容する。この後、第11図(D),第13図に示すように、外蓋ブロック3の取付用窓3fから取付ネジ4gを侵入させてストッパ4fのネジ部4fcに螺合させ、取付ネジ4gの嵌合部4gcを外蓋ブロック3の支持穴3gに嵌合させる。
この結果、ストッパ4fが外蓋ブロック3に固定的に支持され、スライダ4c,4dがストッパ4fを介して外蓋ブロック3に可動的に支持されて組立が完成する。スライダ4c,4dのスライド域は、ストッパ4fとスライダ4c,4dのスライド用溝4h,4iとによって規制されることになる。
従って、第2例の組立工作では、カシメ等による結合工作が不要になるため、外蓋ブロック3と外蓋ブロック3の内部にスライド可能に収容されるスライダ4c,4dとの双方をセラミックス材とすることに何の支障もなくなる。そして、外蓋ブロック3,スライダ4c,4dをセラミックス材とすることで、第14図に示すようなロック機構4のロック体4a,ロック受体4bのロック,ロック解除となるスライダ4c,4dのスライドについてステンレス,チタン系金属材に各種の表面処理を施すよりもはるかに円滑なスライド性能が得られるとともに、傷付き損傷の少ない耐久性の高い高級感のある光沢性が得られるという利点を得ることができる。特に、外蓋ブロック3の表面に何等の凹凸部も設けられていないため、外観体裁が極めて良好になる。
なお、第11図(C)に示すように、両スライダ4c,4dのスライド用溝4h,4iに挿入され埋込まれたストッパ4fが幅の狭いスライド用溝4iが設けられたスライダ4dに抜止めされた格好となる。また、スライダ4c,4dの間に装着されたコイルスプリング4eが弾圧保持される。従って、外蓋ブロック3の収容用窓3eから内部の収容空間3dへのスライダ4c,4d,ストッパ4f,コイルスプリング4eの収容の際に、ストッパ4f,コイルスプリング4eの脱落を防止することができるため、外蓋ブロック3へのスライダ4c,4d,ストッパ4f,コイルスプリング4eの収容作業が容易になる。
また、第11図(D),第13図に示すように、ストッパ4fがスライダ4c,4dに抜止され外蓋ブロック3の取付用窓3fから脱落しない状態でストッパ4fに取付ネジ4gを螺合させることができる。従って、取付ネジ4gのストッパ4fへの螺合作業が容易になる。
さらに、第2例では、第9図に示すように、ベース板1の挿通孔1dを大きめの孔としておきピン,チューブ等を差込んで孔開けすることで、ピン6を挿通する正規の寸法とするようにしている。この写し孔技術を利用することで、ベース板1の材料を、寸法の精度を得にくいセラミックス材としても、挿通孔1dを適正位置に確保することができる。
さらに、第2例では、補助ロック機構5をロック機構4のロック受4b側となる折畳板2の基部(少し大型化させた肉厚部2a)付近にのみ設け、ベース板1を簡素化し外観体裁を良好にしている。なお、写し孔技術の利用に際しは、折畳板2の挿通孔2c側(第5図参照)を大きめの孔として利用することも可能である。
第2例については、外蓋ブロック3の取付用窓3fを空隙3bから独立した小孔形とすることも可能である。
第1図〜第8図は、本発明に係るバンド用中留具を実施するための最良の形態の第1例を示すものである。
第1例では、腕時計バンドの鎖部材Cへの適用に好適なものを示してある。
第1例は、第1図に示すように、耐腐食性を有するステンレス,チタン等で形成されたベース板1,折畳板2,外蓋ブロック3,ロック機構4,補助ロック機構5を主要部として構成されている。
ベース板1は、手首等への装着に違和感を生じないように、湾曲した細長い板状に形成されている。ベース板1の幅aは、撓み,捻れ等が生じないように、両端部より中央部が大きくなるように形成されている(第4図参照)。ベース板1の湾曲の周方向には、折畳板2の厚さ,形状にほぼ対応した深さの長方形状に形成された折畳板2が収容される収容溝1aが設けられている。収容溝1aには、中央部の底面に折畳板2の一方の端部(後述の肉厚部2b)が収容される相対的に深い溝形の収容深溝1bが設けられ、両端部の底面に折畳板2の他方の端部(後述の肉厚部2a)が収容される方形に切除された収容切欠1cが設けられ、両端部の収容切欠1cの両側面に折畳板2を回動可能に支持するための連結ピン6が挿通される挿通孔1dがそれぞれ設けられている。なお、連結ピン6は、軸本体6aの一端部に圧接抜止め機能を有する相対的に径の大きな頭部6bが形成された打込ピンからなる(第5図参照)。
折畳板2は、ベース板1の収容溝1aのほぼ半部に対応する湾曲した細長い板状に形成されて、製造コストを低減するために同一形状のものが2枚使用されている。折畳板2の両端部には、連結用の肉厚部2a,2bが設けられている。1つの肉厚部2aには、ベース板1に回動可能に支持される連結ピン6が挿通される挿通孔2cが貫通して設けられている。他の1つの肉厚部2bには、鎖部材C(鎖部材Cの連結用端部駒),外蓋ブロック3に一体的に形成されて突出する格好で設けられた連結用軸受ブロック7,8が収容される方形状に切除された連結用切欠2dと、連結用切欠2dの両側面に配置されて連鎖部材C(連結用軸受ブロック7),外蓋ブロック3(連結用軸受ブロック8)に回動可能に連結される連結ピン9が挿通される挿通孔2eとが設けられている。連結ピン9は、軸本体9aの軸方向の中央部に相対的に径の小さな係合用首9bが形成され、同じく筒本体10aの軸方向の中央部に相対的に内径の小さな係合用首10bが形成され連結用軸受ブロック7,8に挿通されたスリーブ10に抜止め挿通される(第5図参照)。スリーブ10は、例えば、精密化が可能な電縫管として形成されて、連結用軸受ブロック7,8との間で円滑な滑りを確保する。即ち、1枚の折畳板2が連結用軸受ブロック7によって鎖部材Cに直接的に連結され、他の1枚の折畳板2が連結用軸受ブロック8によって外蓋ブロック3を介して鎖部材Cに間接的に連結されることになる。
外蓋ブロック3は、ロック機構4の一部を内蔵する箱筒形に形成され、ベース板1に折畳閉鎖された折畳板2の外側に被せられるようになっている。この外蓋ブロック3は、鎖部材Cの幅方向の側面(端面)が開放されたケーシング3aを備え、ケーシング3aの底面に筒形に形成された前述の連結用軸受ブロック8が設けられ、ケーシング3aの底面の連結用軸受ブロック8付近から折畳板2への連結側の側面にかけて凹状の空隙3bが設けられ、ケーシング3aの空隙3bとは反対側の側面に鎖部材C(鎖部材Cの連結用端部駒)に回動可能に連結する連結ピン11が挿通される軸受3cが設けられている。
ロック機構4は、第6図〜第8図に詳細に示されるように、ピン形状に形成されたロック体4aをピン孔形状に形成されたロック受4bに少しの突出量で弾圧係止させるものである。ロック体4aは、外蓋ブロック3のケーシング3aに内蔵された1対のスライダ4c,4dにそれぞれ連結されて外蓋ブロック3の空隙3bにわずかに突出されて鎖部材Cの幅方向へ相対されている。スライダ4c,4dは、コンパクトするために互いに積層(第7図参照)されてコイルスプリング4eで逆方向へスライドして離間するように(ロック体4aが近接するように)弾圧されている。なお、スライダ4c,4dのスライド域については、外蓋ブロック3のケーシング3aの側面に固定されたストッパ4fによって規制されている。スライダ4c,4dの一部は、外蓋ブロック3のケーシング3aから露出されて操作ボタンを兼用している。また、ロック受4bは、連鎖部材Cに設けられた連結用軸受ブロック7に鎖部材Cの幅方向へ貫通孔構造で設けられている。連結用軸受ブロック7は、スリーブ10が挿通される筒部7aの上部に外蓋ブロック3の空隙3bに収容される山形部分が設けられて、ロック受4bに向けてテーパ面7bが形成されている。
補助ロック機構5は、第5図に詳細に示されるように、ボール形状に形成されたロック体5aを溝形に形成されたロック受5bに少しの突出量で弾圧係止させるものである。ロック体5aは、折畳板2の鎖部材C,外蓋ブロック3への連結側への肉厚部2bの一方の側面に鎖部材Cの幅方向へ堀込まれた取付孔に嵌合されたスリーブ5cに抜止め収容されている。スリーブ5cの内部には、ロック体5aをスリーブ5cの外部方向へ弾圧するコイルスプリング5dが内蔵されている。また、ロック受5bは、ベース板1の収容溝1a(収容深溝1b)の一方の側面に方形の浅い溝形に堀込まれている。このボールロック構造からなる補助ロック機構5は、小型化が可能であるため、ベース板1,折畳板2の間へのコンパクトな組込みに有効である。
第1例を手首等へ装着するには、まず、鎖部材Cへ手首等を挿通してから、鎖部材Cに直接的に連結されている側の折畳板2を折畳閉鎖する(第2図(B)参照)。この結果、この折畳板2が補助ロック機構5によってベース板1にロックされる。次に、反対側の折畳板2を折畳閉鎖する(第2図(C)参照)。この結果、この折畳板2が補助ロック機構5によってベース板1にロックされるとともに、ロック機構4によって鎖部材Cと外蓋ブロック3とがロックされることになる。このとき、ロック機構4のロック体4aのロック受4bへの移動が連結用軸受ブロック7のテーパ面7bで円滑に案内されるため、折畳板2の折畳閉鎖のロック操作を円滑,確実に行うことができる。ロック機構4のロックは、ピンロック構造で補助ロック機構5のボールロック構造よりも強いロック力を発揮する。従って、手首等に確実に装着されて不測に脱落することはない。
第1例が手首等へ装着された状態では、ロック機構4,補助ロック機構5の弾圧係止の方向が鎖部材Cの幅方向に設定されているため、構造的な薄型化を構成して装着感を良好にすることができる。特に、折畳閉鎖された折畳板2がベース板1の収容溝1aに収容され、折畳板2の厚さがベース板1の厚さに吸収されるため、さらなる構造的な薄型化を構成して装着感をより良好にすることができる。また、折畳閉鎖された折畳板2がベース板1の収容溝1aに収容され、折畳板2の無用な動きがベース板1によって規制されるため、折畳閉鎖された折畳板2とベース板1とが安定的に一体化されて装身具等として手首等に確実に保持される。
第1例を手首等から取外すには、まず、ロック機構4の外蓋ブロック3のケーシング3aから露出されて操作ボタンを兼用しているスライダ4c,4dを押圧して(第6図(B)参照)、ロック体4aを離間させてロック受4bから抜出させ、外蓋ブロック3に連結されている折畳板2を展開して開放させる。次に、反対側の折畳板2を展開して開放させる。なお、折畳板2を展開して開放する際には、補助ロック機構5の軽い弾圧抵抗があるが、操作に困難性をもたらすものではない。
第1例の装着,取外しの使用中には、ロック機構4のロック体4aが外蓋ブロック3のケーシング3aに覆われた格好で空隙3bにわずかに突出しているのみであるため、手首等への着脱の際に手首,指や衣服等を傷付けることがない。また、補助ロック機構5のロック体5aについても、突出がわずかでボール形であるため、手首等への着脱の際に手首,指や衣服等を傷付けることがない。
第1例については、ベース板1の収容深溝1bを開口して手首等の汗等を放出する通気窓とすることも可能である。
第9図〜第15図は、本発明に係るバンド用中留具を実施するための最良の形態の第2例を示すものである。
第2例では、第1例の材料をセラミックス化するものを示してある。
第2例は、ロック機構4のストッパ4fが変更され取付ネジ4gが追加されている。
第2例の外蓋ブロック3は、ケーシング3aが連結用軸受ブロック8と一体的にセラミックス材の焼結成形により箱筒形に形成されている。ケーシング3aの軸受3cと直交する側の両側面には、積層されたスライダ4c,4dを内部の収容空間3dに収容するための収容用窓3eが開口されている。空隙3bは、底面の連結用軸受ブロック8の間にまで延びて大きく開口された格好となって、ロック機構4の取付ネジ4gを侵入させるための取付用窓3fを開口している。ケーシング3aの収容空間3dの取付用窓3fに対面する壁面には、取付ネジ4gの先端部が係止される支持穴3gが設けられている。
第2例のスライダ4c,4dは、セラミックス材の焼結成形により中央部分が除去されたE字に近似した形状の板形に形成されている。これ等のスライダ4c,4dは、2個1対がロック体4aを相対させて積層された状態で外蓋ブロック3の収容用窓3eから内部の収容空間3dに収容される大きさ,形状となっている。一方のスライダ4cは、ほぼ中央部にスライド方向へ長軸が配置された長孔形状(小判形状)のスライド用溝4hが貫通して形成されている。また、他方のスライダ4dは、ほぼ中央部にスライド方向へ長軸(スライド方向となる)が配置された長孔形状(小判形状)スライド用溝4iが貫通して形成されている。一方のスライダ4cのスライド用溝4hは、スライド方向に直交する方向の幅bが他方のスライダ4dのスライド用溝4iのスライド方向に直交する方向の幅cよりも大きくなっている(第14図参照)。
第2例のストッパ4fは、一方のスライダ4cのスライド用溝4hに挿入される大型部分4faと、他方のスライダ4dのスライド用溝4iに挿入される小型部分4fbと、大型部分4fa,小型部分4fbの中心を貫通しているネジ部4fcとを備えた段付きナットからなる。大型部分4faは、スライド方向の長さが一方のスライダ4cのスライド用溝4hのスライド方向の長さよりも短く、スライド方向と直交する方向の長さが一方のスライダ4cのスライド用溝4hのスライド方向と直交する方向の長さと一致している。小型部分4fbは、スライド方向の長さが他方のスライダ4dのスライド用溝4iのスライド方向の長さよりも短く、スライド方向と直交する方向の長さが他方のスライダ4dのスライド用溝4iのスライド方向と直交する方向の長さと一致している。大型部分4fa,小型部分4fbの合計の軸長は、スライダ4c,4dのスライド用溝4h,4iに挿入されて埋込まれる長さに設定されている(第11図(B),(C)参照)。
取付ネジ4gは、ドライバ等の工具が掛けられる溝が刻設された頭部4gaからストッパ4fのネジ部4fcに螺合するネジ部4gbが延び先端部に外蓋ブロック3の支持穴3gに嵌合される嵌合部4gcが設けられた小型ネジからなる。
第2例の組立工作は、まず、第11図(A),(B),第12図に示すように、スライダ4c,4dを積層してから、スライダ4c,4dのライド用溝4h,4iにストッパ4fを挿入して埋込み、スライダ4c,4dにコイルスプリング4eを弾圧装着することになる。続いて、第11図(C)に示すように、ストッパ4fが埋込まれコイルスプリング4eが弾圧装着されたスライダ4c,4dを外蓋ブロック3の収容用窓3eから内部の収容空間3dに収容する。この後、第11図(D),第13図に示すように、外蓋ブロック3の取付用窓3fから取付ネジ4gを侵入させてストッパ4fのネジ部4fcに螺合させ、取付ネジ4gの嵌合部4gcを外蓋ブロック3の支持穴3gに嵌合させる。
この結果、ストッパ4fが外蓋ブロック3に固定的に支持され、スライダ4c,4dがストッパ4fを介して外蓋ブロック3に可動的に支持されて組立が完成する。スライダ4c,4dのスライド域は、ストッパ4fとスライダ4c,4dのスライド用溝4h,4iとによって規制されることになる。
従って、第2例の組立工作では、カシメ等による結合工作が不要になるため、外蓋ブロック3と外蓋ブロック3の内部にスライド可能に収容されるスライダ4c,4dとの双方をセラミックス材とすることに何の支障もなくなる。そして、外蓋ブロック3,スライダ4c,4dをセラミックス材とすることで、第14図に示すようなロック機構4のロック体4a,ロック受体4bのロック,ロック解除となるスライダ4c,4dのスライドについてステンレス,チタン系金属材に各種の表面処理を施すよりもはるかに円滑なスライド性能が得られるとともに、傷付き損傷の少ない耐久性の高い高級感のある光沢性が得られるという利点を得ることができる。特に、外蓋ブロック3の表面に何等の凹凸部も設けられていないため、外観体裁が極めて良好になる。
なお、第11図(C)に示すように、両スライダ4c,4dのスライド用溝4h,4iに挿入され埋込まれたストッパ4fが幅の狭いスライド用溝4iが設けられたスライダ4dに抜止めされた格好となる。また、スライダ4c,4dの間に装着されたコイルスプリング4eが弾圧保持される。従って、外蓋ブロック3の収容用窓3eから内部の収容空間3dへのスライダ4c,4d,ストッパ4f,コイルスプリング4eの収容の際に、ストッパ4f,コイルスプリング4eの脱落を防止することができるため、外蓋ブロック3へのスライダ4c,4d,ストッパ4f,コイルスプリング4eの収容作業が容易になる。
また、第11図(D),第13図に示すように、ストッパ4fがスライダ4c,4dに抜止され外蓋ブロック3の取付用窓3fから脱落しない状態でストッパ4fに取付ネジ4gを螺合させることができる。従って、取付ネジ4gのストッパ4fへの螺合作業が容易になる。
さらに、第2例では、第9図に示すように、ベース板1の挿通孔1dを大きめの孔としておきピン,チューブ等を差込んで孔開けすることで、ピン6を挿通する正規の寸法とするようにしている。この写し孔技術を利用することで、ベース板1の材料を、寸法の精度を得にくいセラミックス材としても、挿通孔1dを適正位置に確保することができる。
さらに、第2例では、補助ロック機構5をロック機構4のロック受4b側となる折畳板2の基部(少し大型化させた肉厚部2a)付近にのみ設け、ベース板1を簡素化し外観体裁を良好にしている。なお、写し孔技術の利用に際しは、折畳板2の挿通孔2c側(第5図参照)を大きめの孔として利用することも可能である。
第2例については、外蓋ブロック3の取付用窓3fを空隙3bから独立した小孔形とすることも可能である。
本発明に係るバンド用中留具は、腕時計バンド以外の広範な鎖部材に適用することが可能である。また、本発明に開示されるセラミック化の技術は、バンド用中留具に組込まれるスライド式のロック機構の外に、各種のスライド式の精密部品等に適用が可能である。
Claims (9)
- 湾曲したベース板と、鎖部材に直接的にまたは間接的に連結されてベース板の両端部に回動可能に支持され観音開き式に折畳,展開で開閉される2枚の湾曲した折畳板と、折畳板の折畳閉鎖をロックするロック機構とを備えたバンド用中留具において、ロック機構はベース板を介在せずに折畳板の間で直接的にロックするものであることを特徴とするバンド用中留具。
- 請求項1のバンド用中留具において、ロック機構は一方の折畳板に設けられたロック体を鎖部材の幅方向への小さな突出量で他方の折畳板に設けられたロック受に弾圧係止させるものであることを特徴とするバンド用中留具。
- 請求項2のバンド用中留具において、ロック機構のロック体はピン形に形成されて一方の折畳板と鎖部材との間に連結され折畳閉鎖された折畳板の外側に被せられる外蓋ブロックの一部に凹状に形成された空隙に突出され、ロック機構のロック受はピン孔形に形成されて他方の折畳板が連結される鎖部材に設けられていることを特徴とするバンド用中留具。
- 請求項3のバンド用中留具において、ロック機構のロック受は他方の折畳板が連結される鎖部材から突出された連結用軸受ブロックに設けられ、連結用軸受ブロックはロック機構のロック受に向けたテーパ面が形成されていることを特徴とするバンド用中留具。
- 請求項1〜4のいずれかのバンド用中留具において、ベース板と折畳板との間に折畳板の折畳閉鎖を補助的にロックする補助ロック機構を備え、補助ロック機構はロック体を鎖部材の幅方向への小さな突出量でロック受に弾圧係止させるものであることを特徴とするバンド用中留具。
- 請求項5のバンド用中留具において、ベース板は折畳閉鎖された折畳板が収容される収容溝が設けられ、補助ロック機構のロック体はボール形に形成されて折畳板の端部の側面に設けられ、補助ロック機構のロック受は溝形に形成されてベース板の収容溝の側面に設けられていることを特徴とするバンド用中留具。
- 請求項3のバンド用中留具において、外蓋ブロックはロック体が設けられるスライダとともにセラミックス材で形成され、スライダのスライド域はスライダに設けられたスライド用溝と外蓋ブロックに支持されたストッパとによって規制され、ストッパは両スライダのスライド用溝に挿入されて埋込まれる軸長を有するナットからなり螺合されて先端部が外蓋ブロックに設けられた支持穴に係止される取付ネジで外蓋ブロックに支持され、外蓋ブロックは積層されてストッパが埋込まれた両スライダをスライド方向から内部に収容するための収容用窓と外部からストッパに取付ネジを螺合させるための取付用窓とが開口されていることを特徴とするバンド用中留具。
- 請求項7のバンド用中留具において、両スライダのスライド用溝はスライド方向と直交する方向の幅が異なり、ストッパは両スライダのスライド用溝にそれぞれ挿入される部分を有する段付きのナットからなることを特徴とするバンド用中留具。
- 請求項8のバンド用中留具において、外蓋ブロックはストッパのスライダへの埋込方向と反対側に取付用窓が開口されていることを特徴とするバンド用中留具。
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