JPWO2008069191A1 - ウエーハ収納カセット検査装置及び方法 - Google Patents

ウエーハ収納カセット検査装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2008069191A1
JPWO2008069191A1 JP2008548287A JP2008548287A JPWO2008069191A1 JP WO2008069191 A1 JPWO2008069191 A1 JP WO2008069191A1 JP 2008548287 A JP2008548287 A JP 2008548287A JP 2008548287 A JP2008548287 A JP 2008548287A JP WO2008069191 A1 JPWO2008069191 A1 JP WO2008069191A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage cassette
wafer storage
image
information
inspection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008548287A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5196572B2 (ja
Inventor
林 義典
義典 林
森 秀樹
秀樹 森
長樹 古川
長樹 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Mechatronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Mechatronics Corp filed Critical Shibaura Mechatronics Corp
Priority to JP2008548287A priority Critical patent/JP5196572B2/ja
Publication of JPWO2008069191A1 publication Critical patent/JPWO2008069191A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5196572B2 publication Critical patent/JP5196572B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/0002Inspection of images, e.g. flaw detection
    • G06T7/0004Industrial image inspection
    • G06T7/001Industrial image inspection using an image reference approach
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30108Industrial image inspection

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】種類毎に撮影条件を変えることなく、異種のウエーハ収納カセットの各検査対象部位の形状等の外観的属性を同一の条件のもと表し得るウエーハ収納カセット検査装置を提供することである。【解決手段】撮影装置61と、撮影装置61からの画像信号を処理する処理ユニット50とを有し、処理ユニット50は、撮影装置61からの基準体20に対応した画像信号に基づいて基準画像情報を生成する基準画像生成手段(S1、S2)と、撮影装置61からのウエーハ収納カセット10内部の検査対象部位に対応した画像信号に基づいて被検査画像情報を生成する被検査画像情報生成手段S11と、前記基準画像情報から所定画像を得るための処理を前記被検査画像情報に施して補正画像情報を生成する画像補正手段S12と、前記補正画像情報に基づいて前記検査対象部位の外観的属性を表す外観属性情報を生成する手段S14とを有する構成となる。【選択図】図7

Description

本発明は、半導体ウエーハを整列収納するためのウエーハ収納カセットの内部外観を検査するためのウエーハ収納カセット検査装置及び方法に関する。
従来、半導体ウエーハ(以下、単にウエーハという)の製造工程あるいは運送過程で用いられるウエーハ収納カセットの検査装置が提案されている(特許文献1参照)。この従来のウエーハ収納カセットの検査装置では、ウエーハ収納カセットの前部開口面に対向して設置されたカメラにてそのウエーハ収納カセット内部の側壁に形成されたウエーハ支持部が撮影され、その撮影により得られた画像(画像情報)からそのウエーハ支持部の形状(例えば、溝部のピッチ等)を表す実形状情報が生成されている。そして、その実形状情報に基づいてそのウエーハ収納カセットの良否の判定がなされる。
特開2004−266221号公報
前述した従来のウエーハ収納カセット検査装置では、奥行きのあるウエーハ収納カセットの前部開口面側からカメラがその内部の検査対象部位に焦点を絞って撮影して得られる画像に基づいて実形状の情報を生成するようにしている。従って、検査対象部位の位置や形状が微妙に異なる異種のウエーハ収納カセットを検査する場合、ウエーハ収納カセット毎にその検査対象部位に焦点を絞ってカメラでの撮影を行なわなければならない。
このような手間を省くために、焦点深度の比較的深いカメラを用いることが考えられる。そのようにすれば、検査すべきウエーハ収納カセットを変える毎に焦点合わせをする手間が低減される。しかしながら、異なる種類のウエーハ収納カセットでは、前述したように検査対象部位の位置や形状が微妙に異なってその検査対象部位のカメラとの相対的な位置関係が異なる場合がある。そのような場合、前記検査対象部位の画像上での表れ方(大きさ、方向等)が異なる。このため、異なる種類のウエーハ収納カセットから得られた各検査対象部位の画像は同じ条件のもとでその検査対象部位を表すものではない。従って、異なる種類のウエーハ収納カセットから得られた各検査対象部位の画像を表す情報(例えば、濃淡情報)からその外観的な属性(形状、汚れの状態、破損の状態、面の粗さの状態等)を判断する場合、共通の基準にて判断することができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、得られた画像に基づいて異種のウエーハ収納カセットの各検査対象部位の外観的属性を共通の基準をもって検査できるようにしたウエーハカセット検査装置及び方法を提供するものである。
本発明に係るウエーハ収納カセット検査装置は、設置台に設置されるウエーハ収納カセットの前部開口面に対向してその視野範囲内に前記ウエーハ収納カセット内部の検査対象部位が含まれるように設置され、前記視野範囲を撮影して画像信号を出力する撮影装置と、前記撮影装置からの画像信号を処理する処理ユニットとを有し、前記処理ユニットは、前記撮影装置が前記視野範囲内に前記検査対象部位と所定の配置関係にて設置された所定形状の基準体を撮影して出力する画像信号に基づいて基準画像情報を生成する基準画像生成手段と、前記撮影装置が前記ウエーハ収納カセット内部の検査対象部位を撮影して出力する画像信号に基づいて被検査画像情報を生成する被検査画像情報生成手段と、前記基準画像情報から前記基準体の所定平面画像を得るための処理を前記被検査画像情報に施して補正画像情報を生成する画像補正手段と、前記補正画像情報に基づいて前記検査対象部位の外観的属性を表す外観属性情報を生成する手段とを有する構成となる。
このような構成により、ウエーハ収納カセットの被検査部位を撮影して得られた被検査画像情報に対して、所定形状の基準体を撮影して得られた基準画像情報からその基準体の所定平面画像を得るための処理を施して補正画像情報を得るようにしているので、補正画像情報は、基準体が前記所定平面画像にて表される条件のもとで前記検査対象部位を表し得るものとなっている。そして、このような補正画像情報に基づいて対応する検査対象部位の外観的属性を表す外観属性情報が得られる。
前記外観的属性は、検査対象部位の外観的特徴であって、形状、汚れの状態、破損の状態、面の粗さの状態等を含む。そして外観属性情報はそのような外観的属性を表す情報となる。
また、本発明に係るウエーハ収納カセット検査装置は、前記外観属性情報に基づいて前記検査対象部位の良否を判定する良否判定手段を有する構成とすることができる。
このような構成により、その良否判定結果により、ウエーハ収納カセットの検査対象部位の良否を自動的に判定することができるようになる。
また、本発明に係るウエーハ収納カセット検査装置は、基準となる所定ウエーハ収納カセットの検査対象部位についての外観属性情報を外観属性基準情報として生成する基準情報生成手段を有し、前記良否判定手段が、検査されるべきウエーハ収納カセットの検査対象部位についての前記外観属性情報と前記外観属性基準情報とに基づいて前記検査されるべきウエーハ収納カセットにおける前記検査対象部位の良否を判定する構成とすることができる。
このような構成により、基準となる所定ウエーハ収納カセットとの比較において、検査すべきウエーハ収納カセットにおける検査対象部位の良否を判定することができるようになる。
更に、本発明に係るウエーハ収納カセット検査装置において、前記基準体は、複数の縦線及び横線が直交してメッシュ状に配列される平面構造となるよう構成することができる。
このような構成により、基準体の撮影画像(基準画像情報)から当該基準体の複数の縦線及び横線が直交してメッシュ状に配列された面が正面を向いた平面画像を得るための処理を被検査画像情報に施すことができる。
また、本発明に係るウエーハ収納カセット検査装置において、前記外観属性情報生成手段は、前記補正画像情報にて表される補正画像上に複数の領域を設定し、その各領域内における画素値の分布状態に基づいた外観属性情報を生成するように構成することができる。
このような構成により、補正画像に設定された各領域内の画素値の分布状態に応じて検査対象部位の外観を判断することができるようになる。
前記画素値は、補正画像を構成する各画素の画像成分を表すものであって、輝度値や濃度値等を当該画素値として用いることができる。
更に、本発明に係るウエーハ収納カセット検査装置において、前記補正画像上に設定される複数の領域は、矩形領域を分割して得られる複数の矩形ウィンドウであるよう構成することができる。
このような構成により、検査対象部位の外観を矩形ウィンドウ毎に検査することができる。
また、本発明に係るウエーハ収納カセット検査装置において、前記検査対象部位は、前記ウエーハ収納カセットの内側壁に形成され、複数の棚板部を有する半導体ウエーハの支持部であるように構成することができる。
このような構成により、収納すべき半導体ウエーハの縁部が接触する当該半導体ウエーハの支持部における棚板部の外観を検査することができる。
また、本発明に係るウエーハ収納カセット検査装置において、前記基準体は、複数の縦線及び横線が直交してメッシュ状に配列される平面構造となり、前記基準画像生成手段は、前記複数の縦線及び横線の配列される平面が前記半導体ウエーハの支持部の所定近傍位置にてそれに平行となる配置関係にて設置された前記基準体を前記撮影装置が撮影する際に、当該撮影装置から出力される画像信号に基づいて前記基準画像情報を生成する構成とすることができる。
このような構成により、直交する複数の縦線及び横線を前記棚板部に対する基準線とした基準画像情報を得ることができるようになる。
また、本発明に係るウエーハ収納カセット検査装置において、前記外観属性情報生成手段は、前記補正画像情報にて表される補正画像上に複数の矩形ウィンドウに分割された矩形領域を設定し、各矩形ウィンドウにおける画素値の分布状態に基づいて前記外観属性情報を生成する構成とすることができる。
このような構成により、検査対象部位の外観を、補正画像上に設定された矩形ウィンドウ毎にそれに含まれる画素値の分布状態に応じて判断することができるようになる。
更に、本発明に係るウエーハ収納カセット検査装置は、基準となる所定のウエーハ収納カセットの前記半導体ウエーハの支持部についての補正画像上に設定された前記矩形領域の各矩形ウィンドウについて画素値の分布状態に基づいた外観属性基準情報を生成する基準情報生成手段と、各矩形ウィンドウについての前記外観属性基準情報と、検査されるべきウエーハ収納カセットに対して前記外観属性情報生成手段にて生成された対応する矩形ウィンドウについての外観属性情報とに基づいて当該検査されるべきウエーハ収納カセットの前記検査対象部位の良否を判定する良否判定手段とを有する構成とすることができる。
このような構成により、基準となる所定ウエーハ収納カセットとの比較において、検査すべきウエーハ収納カセットにおける検査対象部位の良否を、補正画像上に設定された矩形ウィンドウ毎にそれに含まれる画素値の分布状態に応じて判断することができるようになる。
また、本発明に係るウエーハ収納カセット検査装置において、前記基準情報生成手段は、前記基準となる所定のウエーハ収納カセットについて生成された複数の補正画像のそれぞれに対して前記矩形領域の各矩形ウィンドウについて画素値の分布状態を表すヒストグラムを生成し、その各矩形ウィンドウについての前記複数の補正画像に対する複数のヒストグラムに基づいて外観属性基準情報を生成するよう構成することができる。
このような構成により、各矩形ウィンドウについて複数の補正画像に対する複数のヒストグラムから外観属性基準情報が生成されるので、良否判定の基準としてよりふさわしい外観属性基準情報を得ることができる。
更に、本発明に係るウエーハ収納カセット検査装置は、前記基準となる所定のウエーハ収納カセットに対して設定される前記矩形領域の各矩形ウィンドウについて得られる複数のヒストグラムのばらつき程度に応じた重み係数を生成する重み生成手段を有し、前記良否判定手段が、前記各矩形ウィンドウについての前記外観属性基準情報及び前記外観属性情報とともに対応する矩形ウィンドウについての重み係数に基づいて前記検査されるべきウエーハ収納カセットの前記検査対象部位の良否を判定するように構成される。
このような構成により、前記基準となる所定のウエーハ収納カセットに対して設定される前記矩形領域の各矩形ウィンドウについて得られる複数のヒストグラムのばらつき程度を考慮して、検査対象部位の良否判定がなされるようになるので、各矩形ウィンドウに対する画素値の分布状態のばらつきの程度が異なっていても、矩形ウィンドウ毎に基準を変えることなく統一的な基準にて検査対象部位の良否判定を行うことができるようになる。
本発明に係るウエーハ収納カセット検査方法は、設置台に設置されるウエーハ収納カセットの前部開口面に対向してその視野範囲内に前記ウエーハ収納カセット内部の検査対象部位が含まれるように設置され、前記視野範囲を撮影して画像信号を出力する撮影装置を用い、前記撮影装置が前記視野範囲内に前記検査対象部位と所定の配置関係にて設置された所定形状の基準体を撮影する際に当該撮影装置から出力される画像信号に基づいて基準画像情報を生成する基準画像生成工程と、前記撮影装置が前記ウエーハ収納カセット内部の検査対象部位を撮影して出力する画像信号に基づいて被検査画像情報を生成する被検査画像情報生成工程と、前記基準画像情報から前記基準体の所定平面画像を得るための処理を前記被検査画像情報に施して補正画像情報を生成する画像補正工程と、前記補正画像情報に基づいて前記検査対象部位の外観的属性を表す外観属性情報を生成する工程とを有する構成となる。
本発明に係るウエーハ収納カセット検査装置及び方法によれば、ウエーハ収納カセットの検査対象部位を表す補正画像情報が、常に、検査対象部位と所定の配置関係にて設置された所定形状の基準体が所定平面画像にて表される条件のもとで前記検査対象部位を表し得るものとなるので、撮影条件を変えることなく撮影された異なる種類のウエーハ収納カセットにおける各検査対象部位を表す前記補正画像情報に基づいて得られる外観属性情報も、その検査部位を同じ条件のもとで表し得るものとなる。従って、その外観属性情報を用いることにより、異種のウエーハ収納カセットの各検査対象部位の外観的属性を共通の基準をもって判断、即ち、検査できるようになる。
本発明の実施の一形態に係るウエーハ収納カセット検査装置の検査対象となるウエーハ収納カセットを示す斜視図である。 本発明の実施の一形態に係るウエーハ収納カセット検査装置の機構系の基本的な構成を示す図である。 本発明の実施の一形態に係るウエーハ収納カセット検査装置の制御系の基本的な構成を示すブロック図である。 異種のウエーハ収納カセットにおけるウエーハを支持する部位について示す図である。 図5B及び図5Cとともに画像処理の原理を示す図である。 図5A及び図5Cとともに画像処理の原理を示す図である。 図5B及び図5Cとともに画像処理の原理を示す図である。 図3に示す制御系における処理ユニットの処理手順(その1)を示すフローチャートである。 図3に示す制御系における処理ユニットの処理手順(その2)を示すフローチャートである。 第1の種類のウエーハ収納カセットについて撮影された画像を示す図である。 図8Aの画像を補正して得られる3次元補正画像を示す図である。 第2の種類のウエーハ収納カセットについて撮影された画像を示す図である。 図9Aの画像を補正して得られる3次元補正画像を示す図である。 図3に示す制御系における処理ユニットの処理手順(その3)を示すフローチャートである。 ある種類のウエーハ収納カセットについての3次元補正画像に設定された複数の検査エリアを示す図である。 図11Aに示すように3次元補正画像に設定された各エリアの汚れ等の外観的属性を表すパラメータの状態例を示す図である。 他の種類のウエーハ収納カセットについての3次元補正画像に設定された複数の検査エリアを示す図である。 図12Aに示すように3次元補正画像に設定された各エリアの汚れ等の外観的属性を表すパラメータの状態例を示す図である。 ある種類のウエーハ収納カセットについての3次元補正画像に設定された他の複数の検査エリアを示す図である。 図13Aに示すように3次元補正画像に設定された各エリアの汚れ等の外観的属性を表すパラメータの状態例を示す図である。 図13Aに示すように3次元補正画像に設定された各エリアの表面粗さの外観的属性を表すパラメータの他の状態例を示す図である。 他の種類のウエーハ収納カセットについての3次元補正画像に設定された他の複数の検査エリアを示す図である。 図14Aに示すように3次元補正画像に設定された各エリアの汚れ等の外観的属性を表すパラメータの状態例を示す図である。 図14Aに示すように3次元補正画像に設定された各エリアの表面粗さの外観的属性を表すパラメータの状態例を示す図である。 ある種類のウエーハ収納カセットにおける検査対象部位の3次元補正画像に設定される検査矩形領域を示す図である。 他の種類のウエーハ収納カセットにおける検査対象部位の3次元補正画像に設定される検査矩形領域を示す図である。 基準標準偏差値σREF(j)(外観属性基準情報)の生成、重みWjの生成、及び良否判定に用いられる閾値の設定に係る処理を表すフローチャートである。 良否判定処理を表すフローチャートである。 ある種類のウエーハ収納カセットにおける検査対象部位の良否判定結果の一例を示す図である。 他の種類のウエーハ収納カセットにおける検査対象部位の良否判定結果の一例を示す図である。
符号の説明
10 ウエーハ収納カセット
11 左側壁
12 右側壁
13L 左ウエーハ支持部
13R 右ウエーハ支持部
131k〜131k+2 棚板部
20 基準メッシュ
50 処理ユニット
51 入力ユニット
52 表示ユニット
53 駆動制御回路
61、62、63、64 カメラ
200 昇降機構
210 カメラ固定機構
300 設置台
311、312、313、314 基準ピン
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
本発明の実施の一形態に係るウエーハ収納カセット検査装置にて検査されるウエーハ収納カセットは図1に示すように構成される。
図1において、このウエーハ収納カセット10は、半導体製造工程においてウエーハWFを搬送するために用いるものであって、前部に開口面を有した樹脂製の箱体となっている。ウエーハ収納カセット10の内部において、一方の側壁(左側壁)11には左ウエーハ支持部13Lが形成されるとともに、他方の側壁(右側壁)12には右ウエーハ支持部13Rが形成されている。左ウエーハ支持部13L及び右ウエーハ支持部13Rのぞれぞれは、垂直方向に所定の間隔をもって配列された複数の棚板部を備えている。ウエーハWFは、その周辺部が左ウエーハ支持体13Lの棚板部及びそれと同じ高さに位置する右ウエーハ支持体13Rの棚板部にて支えられた状態でウエーハ収納カセット10に収納される。
前述したような構造のウエーハ収納カセット10を検査するための検査装置は、図2及び図3に示すように構成される。図2は、検査装置の機構系の基本的な構造を示す図であり、図3は、制御系の基本的な構成を示すブロック図である。
図2において、この検査装置は、検査対象となるウエーハ収納カセット10を設置するための設置台300を備えている。その設置台300に設置されるウエーハ収納カセット10の前部開口面に対向するように4つのカメラ61、62、63、64(撮影装置)がカメラ固定機構210に取り付けられている。カメラ61は、ウエーハ収納カセット10の左ウエーハ支持部13Lにおける前側の支持部位が視野範囲ELFに含まれるようにその向き等が調整される。カメラ62は、ウエーハ収納カセット10の左ウエーハ支持部13Lにおける奥側の支持部位が視野範囲ELRに含まれるようにその向き等が調整される。カメラ63は、ウエーハ収納カセット10の右ウエーハ支持部13Rにおける前側の支持部位が視野範囲ERFに含まれるようにその向き等が調整される。カメラ64は、ウエーハ収納カセット10の右ウエーハ支持部13Rにおける奥側の支持部位が視野範囲ERRに含まれるようにその向き等が調整される。このように、その外観的属性が収納されるウエーハに影響を与え得るそのウエーハの支持部位が検査対象部位として選ばれる。
4つのカメラ61〜64は、前述したように向きを調整された状態でカメラ固定機構210に取り付けられており、このカメラ固定機構210が昇降機構200によって昇降動するようになっている。カメラ固定機構210が昇降動することにより、4つのカメラ61〜64が、上下方向以外の方向でのウエーハ収納カセット10との相対的な位置関係を変えることなく、昇降動するようになる。
ウエーハ収納カセット10の設置される設置台300には、4つの基準ピン311、312、313、314が固定されている。各基準ピン311、312、313、314の設置台300の面内における設置位置は、カメラ61、62、63、64の視野範囲ELF、EFR、ERF、ERRに含まれるウエーハの支持部位の設置台300の面内における位置に合致するように設定されている。
この検査装置の制御系は、図3に示すように構成される。
図3において、この制御系は、4つのカメラユニット61〜64に接続され、各カメラ61〜64からの画像信号を入力して処理する処理ユニット50を有している。処理ユニット50は、入力ユニット51及び表示ユニット52が接続され、入力ユニット51からの操作情報に基づいて処理を行ない、また、処理により得られた情報を表示ユニット52に表示させる。また、処理ユニット50は、昇降機構200(図2参照)の駆動源となるモータ201の駆動制御を行なう駆動制御回路53に対して指示情報を供給する。駆動制御回路53は、モータ201の回転角度位置(昇降位置に相当)を検出するエンコーダ202に接続され、処理ユニット50からの指示情報とエンコーダ202からの位置情報に基づいてモータ201の駆動制御を行なう。このモータ201の駆動制御により、昇降機構200の駆動制御がなされ、その結果、4つのカメラ61〜64の昇降動制御がなされる。
次に、図4及び図5を参照して、この検査装置でなされる基本的な処理について説明する。
図4に示すように、ウエーハWFの支持部位が異なってその検査対象部位が異なる2種類のウエーハ収納カセット10(A)、10(B)についてみると、一方のウエーハ収納カセット10(A)の各カメラ61〜64による視野範囲ELF(A)、ELR(A)、ERF(A)、ERR(A)における検査対象部位PLF(A)、PLR(A)、PRF(A)、PRR(A)の位置が、他方のウエーハ収納カセット10(B)の同様の検査対象部位PLF(B)、PLR(B)、PRF(B)、PRR(B)の位置と異なる。そのため、例えば、一方の検査対象部位PLR(A)に含まれるウエーハWFを支持する棚板部131k(A)に形成された突起部132k(A)と、他方の検査対象部位PLR(B)に含まれるウエーハWFを支持する棚板部131k(B)に形成された突起部132k(B)とが画像上で同じ条件のもとで表されない。例えば、検査視野内の奥方に位置する部位は画像上では比較的小さく表され、逆に検査視野内の手前側に位置する部位は画像上では比較的大きく表される。
そこで、この検査装置では、図5A、図5B、図5Cにて示されるような処理がなされる。
この処理は、一般的には、所謂モーフィングと称される画像処理に類似するものであって、図5Aに示すように、複数の縦線及び横線が直交してメッシュ状に配列される平面構造の基準メッシュ20(基準体)が、ウエーハ収納カセット10の検査対象部位となる例えば左ウエーハ支持部13Lの近傍にそれと平行となるように設置される。更に、具体的には、図5Bに示すように、左ウエーハ支持部13Lの検査対象部位である棚板部131k、131k+1、131k+2の先端近傍に、各横線が各棚板部131k〜131k+2のそれぞれの延びる方向に平行となるように基準メッシュ20が設置される。そして、基準メッシュ20を撮影して基準画像情報を得るとともに、基準メッシュ20を取り除いてその検査対象部位(棚板部131k〜131k+2)を撮影して被検査画像情報を得る。これらの画像情報は、検査対象部位及び基準メッシュ20がウエーハ収納カセット10の奥方に延びていることから、ウエーハ収納カセット10の奥方の部位ほどサイズが小さくなるような3次元的な画像を表すこととなる。そこで、基準画像情報から基準メッシュ20が略正面を向いた平面画像(2次元的な画像)を得るための処理を前記被検査画像情報に施し、図5Cに示すような、検査対象部位を同様に略正面から見たような平面的な画像(3次元的な要素を排した状態の画像)を表す補正画像情報(以下、3次元補正画像情報という)を得る。この3次元補正画像がその検査対象部位を表す新たな画像情報として扱われる。
このようにして得られた3次元補正画像情報は、検査対象部位(左ウエーハ支持部13L)に略平行に配置された基準メッシュ20が略正面を向いた状態の平面画像にて表される場合の統一的な条件のもとで前記検査対象部位を表し得るものとなる。
処理ユニット50は、前述したような処理を図6、図7及び図10の手順に従って実行する。なお、図6、図7及び図10に示す手順に従った処理は、4つのカメラ61〜64のそれぞれで撮影される画像に対して行なわれる。以下、カメラ61で撮影される画像に対しての処理について説明するが、他のカメラ62〜64それぞれで撮影される画像に対しての処理も同様になされる。
図6において、処理ユニット50は、カメラ61に前述したような基準メッシュ20の撮影を指示する(S1)。処理ユニット50は、カメラ61からの画像信号を入力して、その画像信号に基づいて基準メッシュ20を表す基準画像情報を生成する(S2)。その後、その基準画像情報から前記基準メッシュ20が略正面を向いた平面画像を表す情報への変換係数を演算し(S3)、その変換係数をメモリに保存する(S4)。
次に、処理ユニット50は、昇降機構200をホーム位置から上昇させる。その過程で、処理ユニット50は、カメラ61にて撮影される基準ピン311の画像を表す画像信号に基づいて、エンコーダ201からのカメラ61の上下方向位置に関する情報と、基準ピン311の画面上での位置との関係に基づいて昇降機構200が正常に動作しているか否かを確認する。昇降機構200が正常に動作していることを確認すると、制御ユニット50は、エンコーダ201からの信号に基づいてカメラ61の視野範囲ELFに最初の検査対象部位が含まれるように昇降機構200を駆動させる。そして、その視野範囲ELFに検査対象部位が含まれる位置にカメラ61が到達すると、処理ユニット50は、昇降機構200の動作を停止させて、図7に示す手順に従った処理を開始する。
図7において、処理ユニット50は、検査対象部位を撮影するカメラ61からの画像信号に基づいてその検査対象部位を表す被検査画像情報を生成する(S11)。そして、処理ユニット50は、図6に示す手順に従って生成されて既にメモリに保存されている変換係数を用いて前記被検査画像情報を処理し、前述した基準メッシュ20の場合と同様に、その検査対象部位を正面から見たような平面的な画像を表す3次元補正画像情報を生成する(S12)。そして、その3次元補正画像情報がメモリに格納される(S13)。
例えば、異なる第1の種類及び第2の種類のウエーハ収納カセットそれぞれにおける検査対象部位の被検査画像情報にて表される画像が、例えば、図8A、図9Aに示されるように奥行き感のある画像I、I´となる場合、その3次元補正画像情報にて表される画像は、それぞれ、図8B、図9Bに示されるように、その検査対象部位を正面から見たような平面的な画像Ic、Ic´(3次元的な要素を排した画像)となる。なお、図8Aと図8B、図9Aと図9Bにおいて、それぞれ対応する部分には同じ符号を付した。このように、ウエーハ収納カセットの検査対象部位を表す3次元補正画像情報は、検査対象部位に略平行に配置された基準メッシュ20が略正面を向いた状態の平面画像にて表される場合の統一的な条件のもとで前記検査対象部位を表し得るものとなる。
図7に戻って、処理ユニット50は、検査対象となるウエーハ収納カセット10の左ウエーハ支持部13Lの全ての検査対象部位に対して3次元補正画像情報が得られたか否かを判定する(S14)。まだ全ての検査対象部位に対する3次元補正画像情報が得られていない場合(S14でNO)、処理ユニット50は、エンコーダ202からの検出信号に基づいて次の検査対象部位が視野範囲ELFに入るまで昇降機構200を動作させる。そして、その視野範囲ELFに検査対象部位が含まれる位置にカメラ61が到達すると、処理ユニット50は、昇降機構200の動作を停止させて、前述した処理(S11〜S13)を再度実行する。以後、ウエーハ収納カセット10の全ての検査対象部位について3次元補正画像情報が得られるまで、前述した処理(S11〜S14)が繰り返し実行され、その全ての検査対象についての3次元補正画像情報が得られると(S14でYES)、処理ユニット50は一連の処理を終了する。
次いで、処理ユニット50は、例えば、入力ユニット51からの指示情報に基づいて、図10に示す手順に従った処理を開始する。
図10において、処理ユニット50は、前述したようにしてメモリに格納された検査対象部位を表す3次元補正画像情報を当該メモリから読み出す(S21)。そして、処理ユニット50は、この3次元補正画像情報に基づいて、前記検査対象部位の外観的属性を表す外観属性情報を生成する(S22)。
この外観属性情報は、検査対象部位であるウエーハ支持部13Lの棚板部131k、131k+1、131k+2によって形成される溝の形状、そのピッチ等、検査対象部位の形状を表す形状情報とすることができる。この場合、その形状情報は、検査対象部位の実形状を表すものであっても、画像(3次元補正画像情報にて表される)上の形状を表すものであってもよい。形状情報が実形状を表すものでなく、画像上の形状を表すものである場合、その形状情報に基づいて複数の同種のウエーハ収納カセットにおける検査対象部位の形状的なばらつきを評価することができる。
3次元補正画像情報が表す画素の輝度とその数との関係を示すヒストグラムを前記外観属性情報として生成することができる。暗色系のウエーハ収納カセット10では、汚れなどが画像上で白く表れる。このことから、このヒストグラムは、検査対象部位の外観的属性である汚れの状態を表し得るものである。例えば、輝度の高い画素の分布が多ければ、比較的汚れが多いと評価することができる。
例えば、ある種のウエーハ収納カセット10に対して図11Aに示す3次元補正画像情報にて表される検査対象部位の画像において3つの領域E1、E2、E3が設定され、図11Bに示すように各領域E1、E2、E3における前記ヒストグラムが外観属性情報として生成される。また、異なる種類のウエーハ収納カセットに対しても図12Aに示す3次元補正画像情報にて表される検査対象部位の画像において3つの領域E1、E2、E3が設定され、図12Bに示すように、各領域E1、E2、E3における前記ヒストグラムが生成される。
3次元補正画像情報が表す各画素の濃淡値を所定のウインドウサイズで移動平均化して得られるプロファイル情報を外観属性情報として生成することができる。ウインドウサイズに応じた周波数で変動する濃淡の状態を表す前記プロファイル情報は、前記検査対象部位の外観的属性であるその表面の粗さの状態を表し得る。例えば、表面の粗さが均一で細かければ、比較的高い安定した周波数で振幅の低いプロファイル情報となる。一方、部分的に粗さが大きくなる表面については、部分的に周波数が乱れかつ振幅の変動が大きくなる部分を含むプロファイル情報となる。このような性質を有するプロファイル情報によって検査対象部位の外観的属性(粗さ)を評価することができるようになる。
例えば、ある種のウエーハ収納カセット10に対して図13Aに示す3次元補正画像情報にて表される検査対象部位の画像において3つの領域E1、E2、E3が設定される。この各領域E1、E2、E3は、ウエーハを支持する棚板部の1段分に対応した画像部分であるので、本来、同じ外観的属性を有するものである。このように設定された3つの領域E1、E2、E3における前記ヒストグラムが図13Bに示すように生成される。この場合、領域E1と領域E2についてのヒストグラムには比較的高い輝度の画素の数が突出する部分があることから、領域E1及びE2に対応した検査対象部位に汚れ等があるものと評価することができる。また、前記3つの領域E1、E2、E3についてのプロファイル情報が図13Cに示すように生成される。この場合、各領域E1〜E3のプロファイル情報は安定した周波数で変動する特性となるので、検査対象部位の表面の粗さは均一なものと評価することができる。
また、他の種のウエーハ収容カセット10に対して図14Aに示す3次元補正画像情報にて表される検査対象部位の画像において3つの領域E1、E2、E3が設定される。各領域E1〜E3のそれぞれにおけるヒストグラムが図14Bに示すように生成される。この場合、各領域E1、E2、E3について略同じヒストグラムとなるので、それらの領域に対応した検査対象部位の汚れは同程度のもので、輝度の高い画素の数も比較的少ないので、汚れの程度も低いものと評価することができる。また、前記領域E1と領域E2についてのプロファイル情報に比較的高い周波数成分が含まれていることから、領域E1及び領域E2に対応した検査対象部位に細かい傷等があるものと評価することができる。
図10に戻って、処理ユニット50は、前述したように3次元補正画像情報から外観属性情報されると、その外観属性情報(形状情報、ヒストグラム、プロファイル情報)を表示ユニット52に表示させる。オペレータは、この表示ユニット52に表示された外観属性情報から検査対象部位の外観的属性(形状、粗さの状態、汚れの状態等)を判断することができる。また、処理ユニット50は、前記外観属性情報を所定の基準情報と比較することにより、その検査対象部位の外観的属性に対する評価を表す情報(良否、評価値等)を生成するこができる。そして、その情報に基づいて現在検査されているウエーハ収納カセットにおける検査対象部位の外観的属性の適否の判定を行なうことができる。
前述した実施の形態では、ウエーハ収納カセットの検査対象部位を表す3次元補正画像が、常に、前記検査対象部位に略平行に配置された基準メッシュ20が略正面を向いた状態の平面画像にて表される場合の統一的な条件のもとで前記検査対象部位を表し得るものとなるので、撮影条件を変えることなく撮影された異なる種類のウエーハ検査カセットにおける各検査対象部位を表す3次元補正画像情報に基づいて得られる外観属性情報(ヒストグラム、プロファイル情報等(図11A、図11B、図12A、図12Bを参照、また、図13A、図13B、図13C、図14A、図14B、図14Cを参照))も、その検査対象部位を同じ条件のもとで表し得るものとなる。従って、その外観属性情報を用いることにより、異種のウエーハ収納カセットの各検査対象部位の外観的属性を共通の基準をもって判断、即ち、検査できるようになる。
なお、前述した例では、ウエーハ収納カセット10内部のウエーハ支持部13L、13Rを検査対象部位とするものであったが、ウエーハ収納カセット10の前面開口部に装着される蓋の内面にも同様のウエーハ支持部が形成されている。従って、ウエーハ収納カセット10に代えて、設置台300に前記蓋を、そのウエーハ支持部が例えば、カメラ61、62の視野範囲ELF、ELRに入るように設置すれば、前述したのと同様の手順にて蓋の外観的属性の検査を行なうこともできる。
また、前述した例では、特に、カラー画像を処理するものではなかったが、各カメラ61〜64がカラー受光素子を備えることにより、カラー画像を処理し得るものとなる。この場合、どのような色味のウエーハ収納カセットについても同様の処理手順に従って検査対象部位の外観的属性の検査を行なうことができるようになる。
基準メッシュ20の撮影は、ウエーハ収納カセット10内に実際に収容した状態で行っても、また、予め定められたウエーハ収納カセット10との相対的な位置関係に合致する位置に単体で設置した状態で行ってもよい。
更に、次のようにしてウエーハ収納カセット10内の検査対象部位についての良否判定を行うことができる。この良否判定の手法は、図15Aや図15Bに示すように検査対象となるウエーハ収納カセット10の棚板部に対応する3次元補正画像Itype1、Itype2に複数の矩形ウィンドウ(例えば、1〜12)に分割された検査矩形領域EGが設定される。そして、検査矩形領域EGの各矩形ウィンドウについての各輝度値(濃度値)のヒストグラムに基づいてその検査対象部位(棚板部)の外観の良否判定がなされる。
具体的には、図16及び図17に示す手順に従って処理がなされる。なお、この処理は、図3に示す処理ユニット50によって実行される。
まず、良品のウエーハ収納カセットが基準となるウエーハ収納カセットとして選ばれ、その基準となるウエーハ収納カセットの検査対象部位(支持部13L、13R)がN回撮影されて、図7に示す手順に従って、N個の3次元補正画像情報が基準(良品)3次元補正画像情報Ii(i=1〜N)として得られる。この基準となるウエーハ収納カセットについてのN個の基準3次元補正画像情報Iiは、所定のメモリに格納される。なお、同種のウエーハ収納カセットをN個それぞれ1回ずつ撮影してN個の3次元補正画像情報Iiを得るようにしてもよい。
この状態で、処理ユニット50は、1つの基準3次元補正画像情報Iiを読み出し(S1)、図15Aや図15Bに示すように、その基準3次元補正画像情報Iiにて表される基準3次元補正画像Ii(Itype1またはItype2に対応)上に検査矩形領域EGを設定する(S2)。この検査矩形領域EGは、複数の矩形ウィンドウ(この例では、12個の矩形ウィンドウであり、以下、単に、ウィンドウという)に分割されている。
処理ユニット50は、その基準3次元補正画像Ii上に設定された検査矩形領域EGの各ウィンドウ(j)における輝度値(濃度値)の分布状態を表すヒストグラムhis( j )を作成する(S3)。これにより、例えば、図18及び図19に示すウィンドウ(3)、(12)に対するヒストグラムhis( 3 )、his( 12 )のように、各ウィンドウ(j)(j=1〜12)に対して輝度値(濃度値)の分布状態を表すヒストグラムhis( j )が得られる。処理ユニット50は、前述したように基準となる同一のウエーハ収納カセットに対して得られたN個の基準3次元補正画像Iiの全てについて、同様の処理(S1〜S3)に従って、検査矩形領域EGの各ウィンドウ(j)に対するヒストグラムhis( j )を作成する。
そして、N個の基準3次元補正画像Iiのすべてについての処理が終了すると(S4でYES)、処理ユニット50は、各ウィンドウ(j)について得られたN個のヒストグラムを
Figure 2008069191

に従って平均化して、各ウィンドウ(j)に対する基準ヒストグラムhisAVE( j )を作成する(S5)。そして、処理ユニット50は、得られた各ウィンドウ(j)の基準ヒストグラムhisAVE( j )の標準偏差値(輝度値の分布状態を表す)を基準標準偏差値σREF(j)として算出する(S6)。
また、処理ユニット50は、各ウィンドウ(j)について得られたN個のヒストグラムのばらつきの程度(N個のヒストグラムの分布状態)に応じた重み係数Wjを演算する(S7)。この重み係数Wjは、N個のヒストグラムのばらつきの程度が大きいウィンドウに対するものほど、その値は小さく、N個のヒストグラムのばらつきの程度が小さいウィンドウに対するものほど、その値は大きい。また、N個のヒストグラムのばらつきの程度の最も小さいウィンドウ(m)に対する重み係数Wmを「1」とし、そのウィンドウ(m)について得られたN個のヒストグラムのばらつきの程度を基準とした、他のウィンドウ(k)について得られたN個のヒストグラムのばらつきの程度の比の逆数を当該他のウィンドウ(k)に対する重み係数Wkの値として決めることもできる。
なお、各ウィンドウ(j)について得られたN個のヒストグラムのばらつきの程度は、例えば、N個のヒストグラム全てについての輝度値の変動範囲や、中心輝度値の変動範囲に基づいて、あるいは、他の公知の統計的手法により得ることができる。
実際のウエーハ収納カセットについての検査処理(良否判定処理)は、図17に示す手順に従って行われる。
検査すべきウエーハ収納カセットの検査対象部位(支持部13L、13R)が撮影されて、図7に示す手順に従って、その検査対象部位の3次元補正画像情報Iが得られ、所定のメモリに格納される。
この状態で、処理ユニット50は、検査すべきウエーハ収納カセットに対応した3次元補正画像情報Iを読み出し(S11)、その3次元補正画像情報Iにて表される3次元補正画像I上に前述した検査矩形領域EG(図15A、図15B参照)を設定する(S12)。処理ユニット50は、その3次元補正画像I上に設定された検査矩形領域EGの各ウィンドウ(j)における輝度値(濃度値)の分布状態を表すヒストグラムhis( j )を作成する(S13)。これにより、前述したのと同様に、例えば、図18、図19に示すウィンドウ(3)、(12)に対するヒストグラムhis( 3 )、his( 12 )のように、各ウィンドウ(j)に対するヒストグラムhis( j )が得られる。そして、処理ユニット50は、その得られたヒストグラムhis( j )の標準偏差値を検品標準偏差値σINS(j)として算出する(S14)。
次に、処理ユニット50は、各ウィンドウ(j)について、前記基準標準偏差値σREF(j)と検品標準偏差値σINS(j)とを用いて、合致度を
合致度=σINS(j)/σREF(j)
に従って算出する(S15)。この合致度は、基準となるウエーハ収納カセットに対応した3次元補正画像における輝度値の分布状態と検査すべきウエーハ収納カセットに対応した3次元補正画像における輝度値の分布状態との一致の程度を表すもので、一致していれば、その値は「1」となり、その一致の程度が小さくなるほど(異なる程度が大きくなるほど)その値は、1から大きく異なるようになる。検査対象部位の表面の状態(傷、ごみ、膜等の状態)が撮影画像(3次元補正画像)の輝度分布(濃度分布)に反映されることから、前記合致度に基づいて、検査すべきウエーハの検査対象部位(支持部13L、13R)の表面の状態が、基準となるウエーハの同じ検査対象部位の表面の状態に合致している程度を表すことができる。
処理ユニット50は、前述したように各ウィンドウ(j)についての合致度が得られると、その合致度と、対応するウィンドウ(j)について得られている重み係数Wjとを用いて、
|1−合致度|・Wj
の値が所定の閾値αより小さいか否かを判定する(S16)。
前記式において、|1−合致度|の値は、検査すべきウエーハの検査対象部位(支持部13L、13R)の表面の状態が、基準となるウエーハの同じ検査対象部位の表面の状態に合致していない程度を表すことになる。その値がある閾値αより小さければ(Wj=1の場合)、検査対象部位のウィンドウ(j)の部分の表面の状態と、基準となるウエーハ収納カセットの同じ部分の表面の状態との差が小さく、当該ウィンドウ(j)に対応した表面部分の状態が正常であるものと判断することができる。
一方、前記|1−合致度|の値が前記閾値α以上であると(Wj=1の場合)、検査対象部位のウィンドウ(j)の部分の表面の状態と、基準となるウエーハ収納カセットの同じ部分の表面の状態との差が大きく、当該ウィンドウ(j)に対応した表面部分の状態が正常ではないものと判断することができる。
更に、本実施の形態では、前記|1−合致度|の値に重み係数Wjを乗じた値と閾値αとを比較している。この重み係数Wjは、前述したように、N個の基準3次元補正画像から各ウィンドウ(j)について得られたN個の基準ヒストグラムのばらつきの程度を表している。そして、そのばらつきが大きいほど小さな値となる。従って、合致度の基準となるN個の基準ヒストグラム(基準標準偏差値)が大きくばらつくような(小さい値のWiが設定される)ウィンドウ(j)については、この重み係数Wjが、その判定基準(閾値α)を緩和するように作用することになる。
よって、処理ユニット50は、
|1−合致度|・Wj
の値が、図18に示すウィンドウ(12)や図19に示すウィンドウ(3)の場合のように、所定の閾値αより小さい場合、そのウィンドウ(j=12、3)に対して良好(OK)であるとの判定を行い(S17)、前記値が、図18に示すウィンドウ(3)や図19に示すウィンドウ(12)の場合のように、前記閾値α以上となる場合、そのウィンドウ(j)に対して不良(NG)であるとの判定を行う(S18)。そして、例えば、設定された検査矩形領域EGを構成する複数のウィンドウ(j)のうち、1つのウィンドウに対してでも前記不良の判定がなされた場合に、そのウエーハ収納カセット(検査対象部位)を不良であると判定することができる。なお、このウエーハ収納カセット(検査対象部位)に対する良否判定の基準は、適宜決めることができる。
前述したような検査対象部位の良否判定処理によれば、前記基準となるウエーハ収納カセットに対して設定される検査矩形領域EGの各ウィンドウ(j)について得られる複数の基準ヒストグラムのばらつき程度を表す重み係数Wiを用いて、検査対象部位の良否判定がなされるようになるので、各ウィンドウ(j)に対する画素値の分布状態のばらつきの程度が異なっていても、ウィンドウ毎に基準を変えることなく統一的な閾値αにて検査対象部位の良否判定を行うことができるようになる。
なお、前述した良否判定処理では、検査矩形領域EGのウィンドウ毎に、その良否判定の基準である閾値αを変えることもできる。また、検査領域及びウィンドウは矩形としたが、いずれも他の形状、例えば、三角形や円形であってもかまわない。
本発明に係るウエーハ収納カセット検査方法及び装置は、ウエーハ収納カセットの種類毎に撮影条件を変えることなく、また、異種のウエーハ収納カセットの各検査対象部位の形状等の外観的属性を同一の条件のもとで表し得るという効果を有し、半導体ウエーハを整列収納するためのウエーハ収納カセットの内部外観を検査するためのウエーハ収納カセット検査装置として有用である。

Claims (13)

  1. 設置台に設置されるウエーハ収納カセットの前部開口面に対向してその視野範囲内に前記ウエーハ収納カセット内部の検査対象部位が含まれるように設置され、前記視野範囲を撮影して画像信号を出力する撮影装置と、
    前記撮影装置からの画像信号を処理する処理ユニットとを有し、
    前記処理ユニットは、
    前記撮影装置が前記視野範囲内に前記検査対象部位と所定の配置関係にて設置された所定形状の基準体を撮影して出力する画像信号に基づいて基準画像情報を生成する基準画像生成手段と、
    前記撮影装置が前記ウエーハ収納カセット内部の検査対象部位を撮影して出力する画像信号に基づいて被検査画像情報を生成する被検査画像情報生成手段と、
    前記基準画像情報から前記基準体の所定平面画像を得るための処理を前記被検査画像情報に施して補正画像情報を生成する画像補正手段と、
    前記補正画像情報に基づいて前記検査対象部位の外観的属性を表す外観属性情報を生成する外観属性情報生成手段とを有するウエーハ収納カセット検査装置。
  2. 前記外観属性情報に基づいて前記検査対象部位の良否を判定する良否判定手段を有する請求項1記載のウエーハ収納カセット検査装置。
  3. 基準となる所定ウエーハ収納カセットの検査対象部位についての外観属性情報を外観属性基準情報として生成する基準情報生成手段を有し、
    前記良否判定手段は、検査されるべきウエーハ収納カセットの検査対象部位についての前記外観属性情報と前記外観属性基準情報とに基づいて前記検査されるべきウエーハ収納カセットにおける前記検査対象部位の良否を判定する求項2記載のウエーハ収納カセット検査装置。
  4. 前記基準体は、複数の縦線及び横線が直交してメッシュ状に配列される平面構造となる請求項1記載のウエーハ収納カセット検査装置。
  5. 前記外観属性情報生成手段は、前記補正画像情報にて表される補正画像上に複数の領域を設定し、その各領域内における画素値の分布状態に基づいた外観属性情報を生成する請求項1記載のウエーハ収納カセット検査装置。
  6. 前記補正画像上に設定される複数の領域は、矩形領域を分割して得られる複数の矩形ウィンドウである請求項5記載のウエーハ収納カセット検査装置。
  7. 前記検査対象部位は、前記ウエーハ収納カセットの内側壁に形成され、複数の棚板部を有する半導体ウエーハの支持部である請求項1記載のウエーハ収納カセット検査装置。
  8. 前記基準体は、複数の縦線及び横線が直交してメッシュ状に配列される平面構造となり、
    前記基準画像生成手段は、前記複数の縦線及び横線の配列される平面が前記半導体ウエーハの支持部の所定近傍位置にてそれに平行となる配置関係にて設置された前記基準体を前記撮影装置が撮影する際に、当該撮影装置から出力される画像信号に基づいて前記基準画像情報を生成する請求項7記載のウエーハ収納カセット検査装置。
  9. 前記外観属性情報生成手段は、前記補正画像情報にて表される補正画像上に複数の矩形ウィンドウに分割された矩形領域を設定し、各矩形ウィンドウにおける画素値の分布状態に基づいて前記外観属性情報を生成する請求項7記載のウエーハ収納カセット検査装置。
  10. 基準となる所定のウエーハ収納カセットの前記半導体ウエーハの支持部についての補正画像上に設定された前記矩形領域の各矩形ウィンドウについて画素値の分布状態に基づいた外観属性基準情報を生成する基準情報生成手段と、
    各矩形ウィンドウについての前記外観属性基準情報と、検査されるべきウエーハ収納カセットに対して前記外観属性情報生成手段にて生成された対応する矩形ウィンドウについての外観属性情報とに基づいて当該検査されるべきウエーハ収納カセットの前記検査対象部位の良否を判定する良否判定手段とを有する請求項9記載のウエーハ収納カセット検査装置。
  11. 前記基準情報生成手段は、前記基準となる所定のウエーハ収納カセットについて生成された複数の補正画像のそれぞれに対して前記矩形領域の各矩形ウィンドウについて画素値の分布状態を表すヒストグラムを生成し、その各矩形ウィンドウについての前記複数の補正画像に対する複数のヒストグラムに基づいて外観属性基準情報を生成する請求項10記載のウエーハ収納カセット検査装置。
  12. 前記基準となる所定のウエーハ収納カセットに対して設定される前記矩形領域の各矩形ウィンドウについて得られる複数のヒストグラムのばらつき程度に応じた重み係数を生成する重み生成手段を有し、
    前記良否判定手段は、前記各矩形ウィンドウについての前記外観属性基準情報及び前記外観属性情報とともに対応する矩形ウィンドウについての重み係数に基づいて前記検査されるべきウエーハ収納カセットの前記検査対象部位の良否を判定する請求項11記載のウエーハ収納カセット検査装置。
  13. 設置台に設置されるウエーハ収納カセットの前部開口面に対向してその視野範囲内に前記ウエーハ収納カセット内部の検査対象部位が含まれるように設置され、前記視野範囲を撮影して画像信号を出力する撮影装置を用い、
    前記撮影装置が前記視野範囲内に前記検査対象部位と所定の配置関係にて設置された所定形状の基準体を撮影する際に当該撮影装置から出力される画像信号に基づいて基準画像情報を生成する基準画像生成工程と、
    前記撮影装置が前記ウエーハ収納カセット内部の検査対象部位を撮影して出力する画像信号に基づいて被検査画像情報を生成する被検査画像情報生成工程と、
    前記基準画像情報から前記基準体の所定平面画像を得るための処理を前記被検査画像情報に施して補正画像情報を生成する画像補正工程と、
    前記補正画像情報に基づいて前記検査対象部位の外観的属性を表す外観属性情報を生成する工程とを有するウエーハ収納カセット検査方法。
JP2008548287A 2006-12-07 2007-12-04 ウエーハ収納カセット検査装置及び方法 Expired - Fee Related JP5196572B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008548287A JP5196572B2 (ja) 2006-12-07 2007-12-04 ウエーハ収納カセット検査装置及び方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006331235 2006-12-07
JP2006331235 2006-12-07
PCT/JP2007/073379 WO2008069191A1 (ja) 2006-12-07 2007-12-04 ウエーハ収納カセット検査装置及び方法
JP2008548287A JP5196572B2 (ja) 2006-12-07 2007-12-04 ウエーハ収納カセット検査装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008069191A1 true JPWO2008069191A1 (ja) 2010-03-18
JP5196572B2 JP5196572B2 (ja) 2013-05-15

Family

ID=39492078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008548287A Expired - Fee Related JP5196572B2 (ja) 2006-12-07 2007-12-04 ウエーハ収納カセット検査装置及び方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8094923B2 (ja)
JP (1) JP5196572B2 (ja)
KR (1) KR101036066B1 (ja)
CN (1) CN101548295B (ja)
TW (1) TWI447836B (ja)
WO (1) WO2008069191A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI417535B (zh) * 2010-07-01 2013-12-01 Au Optronics Corp 卡匣校正系統及其方法
JP6124405B2 (ja) * 2013-06-25 2017-05-10 芝浦メカトロニクス株式会社 ウェーハ収納カセットの検査装置及び検査方法
KR102304254B1 (ko) * 2015-06-08 2021-09-23 세메스 주식회사 영상 기법을 이용한 트레이 검사 장치
EP3413339B1 (en) * 2017-06-08 2023-05-24 Brooks Automation (Germany) GmbH Inspection system and method of inspection for substrate containers
JP7294991B2 (ja) * 2019-11-13 2023-06-20 ファナック株式会社 工作機械の作業領域の洗浄の要否を判定する装置、洗浄システム、及び方法
TWI771753B (zh) * 2020-09-14 2022-07-21 鴻績工業股份有限公司 晶圓盒檢測裝置及晶圓盒檢測方法
JP7218340B2 (ja) 2020-11-18 2023-02-06 信越半導体株式会社 検査装置及び検査方法
EP4002008A1 (en) * 2020-11-23 2022-05-25 Brooks Automation (Germany) GmbH Method and system for inspection of an inner pod or an outer pod of an euv pod
CN114740017A (zh) * 2021-01-07 2022-07-12 富泰华工业(深圳)有限公司 晶圆盒内晶圆摆放状态的检测方法及检测系统
JP7442009B1 (ja) 2023-08-31 2024-03-01 Tdk株式会社 表面粗さ評価方法とその装置、表面粗さ評価プログラム、および表面粗さ評価プログラムを記憶した記憶媒体

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1241021A (zh) * 1998-07-04 2000-01-12 三星电子株式会社 破裂检测系统和方法
JP3432446B2 (ja) * 1999-03-31 2003-08-04 シャープ株式会社 表面検査装置および表面検査方法
US6882416B1 (en) * 1999-09-07 2005-04-19 Applied Materials, Inc. Methods for continuous embedded process monitoring and optical inspection of substrates using specular signature analysis
US6452503B1 (en) * 2001-03-15 2002-09-17 Pri Automation, Inc. Semiconductor wafer imaging system
JP2002366947A (ja) * 2001-06-08 2002-12-20 Jc System Inc アパレルcad用パターン入力システム
JP4383071B2 (ja) * 2003-03-04 2009-12-16 芝浦メカトロニクス株式会社 ウエハ収納カセットの検査装置及び方法
US7015492B2 (en) * 2003-08-15 2006-03-21 Asm International N.V. Method and apparatus for mapping of wafers located inside a closed wafer cassette
JP2005172559A (ja) * 2003-12-10 2005-06-30 Seiko Epson Corp パネルの線欠陥検出方法及び装置
TWM261830U (en) * 2004-08-26 2005-04-11 Ching-Biau Lin Transferring machine for wafer storage container

Also Published As

Publication number Publication date
CN101548295B (zh) 2012-07-04
TW200834787A (en) 2008-08-16
CN101548295A (zh) 2009-09-30
WO2008069191A1 (ja) 2008-06-12
US8094923B2 (en) 2012-01-10
KR20090080993A (ko) 2009-07-27
TWI447836B (zh) 2014-08-01
JP5196572B2 (ja) 2013-05-15
US20100074514A1 (en) 2010-03-25
KR101036066B1 (ko) 2011-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5196572B2 (ja) ウエーハ収納カセット検査装置及び方法
US7565032B2 (en) Image density-adapted automatic mode switchable pattern correction scheme for workpiece inspection
US9865046B2 (en) Defect inspection method and defect inspection device
US7505149B2 (en) Apparatus for surface inspection and method and apparatus for inspecting substrate
US10229812B2 (en) Sample observation method and sample observation device
JP4951496B2 (ja) 画像生成方法及びその画像生成装置
JP4174536B2 (ja) 画像補正装置、画像検査装置、及び画像補正方法
JP2012026969A (ja) パターン検査方法およびパターン検査装置
JP6233824B1 (ja) 画像検査装置、生産システム、画像検査方法、プログラム及び記憶媒体
US20150055754A1 (en) X-ray inspection method and x-ray inspection device
JP2009194272A (ja) レビュー方法、およびレビュー装置
US20060222233A1 (en) Pattern defect inspection method and apparatus using image correction technique
JP2008051617A (ja) 画像検査装置、その方法、及びその記録媒体
US7538868B2 (en) Pattern recognition matching for bright field imaging of low contrast semiconductor devices
JP4709762B2 (ja) 画像処理装置及び方法
JP2005317818A (ja) パターン検査装置およびパターン検査方法
JP2010256053A (ja) 形状欠損検査装置、形状モデリング装置および形状欠損検査プログラム
JP2006023178A (ja) 3次元計測方法及び装置
JP2005121546A (ja) 欠陥検査方法
JP2006155579A (ja) 画像処理方法および画像処理装置
JP2010025836A (ja) 外観検査方法および外観検査装置、半導体検査装置ならびに半導体ウェハの断面検査装置
US6888958B1 (en) Method and apparatus for inspecting patterns
JP2018159577A (ja) 検査方法
JP2011149742A (ja) 半田付け部の検査装置、検査方法、検査プログラムおよび検査システム
Qixin et al. A binocular machine vision system for ball grid array package inspection

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101119

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120711

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130201

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5196572

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees