JPWO2008062532A1 - 表示装置、表示方法、表示プログラム、およびコンピュータに読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

表示装置、表示方法、表示プログラム、およびコンピュータに読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

表示装置(100)は、フレキシブルディスプレイ(101)と、取得部(102)と、生成部(103)と、表示制御部(104)と、を備える。フレキシブルディスプレイ(101)は、収容保持部により、所定方向に巻回した状態で表示装置(100)のハウジング内に収容されるとともに、収容されたフレキシブルディスプレイ(101)は表示装置(100)のハウジング外へ繰り出し自在に保持されている。取得部(102)は、ハウジング外へ繰り出されたフレキシブルディスプレイ(101)の繰り出し量に関する情報を取得する。生成部(103)は、取得部(102)によって取得された情報を用いて、繰り出し量に応じて表示用情報を生成する。表示制御部(104)は、フレキシブルディスプレイ(101)を制御して、生成部(103)によって生成された表示用情報を表示する。

Description

この発明は、映像を表示する表示装置、表示方法、表示プログラム、およびコンピュータに読み取り可能な記録媒体に関する。ただし、この発明の利用は、上述の表示装置、表示方法、表示プログラム、およびコンピュータに読み取り可能な記録媒体に限らない。
従来、たとえば、車両などの移動体に搭載されたナビゲーション装置には、現在位置情報、走行経路情報、および地図情報などを表示するディスプレイを備えるものがあった。ナビゲーション装置には、たとえば、インダッシュ型のナビゲーション装置に代表されるように、ナビゲーション装置本体と一体に設けられたディスプレイを備えるものがあった。また、従来、たとえば、ディスプレイを大型化させ、詳細な地図情報を表示するようにした車載用音響機器に関する技術があった(たとえば、下記特許文献1参照。)。
また、従来のナビゲーション装置においては、たとえば、所定のキー操作をおこなうことによって、現在地点から目的地点までの経路情報など、ユーザが所望する任意の情報をディスプレイに表示するようにしたものがあった。
特開平11−308553号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載された従来の技術では、ディスプレイを大型化することで詳細な地図情報を表示することができるが、ディスプレイに情報を表示していない場合にも、車両内の空間がディスプレイに占有されることとなり、限られた空間を有効活用しきれていないという問題が一例として挙げられる。
また、従来の技術では、ディスプレイの大きさはディスプレイを支持するナビゲーション装置本体の大きさに依存する傾向にあり、限られた空間を有効活用するためにナビゲーション装置の小型化を図ると、ナビゲーション装置の小型化にともなってディスプレイの大きさが小さくなり、表示できる情報量が限られてしまうという問題が一例として挙げられる。このため、たとえば、現在地点から目的地点までの経路情報すべてを一画面内に表示しきることができず、経路の全容を把握するために画面を切り替えなければならず煩わしいという問題があった。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる表示装置は、可撓性を有するフレキシブルディスプレイを所定方向に巻回した状態でハウジング内に収容するとともに、収容された前記フレキシブルディスプレイを前記ハウジング外へ繰り出し自在に保持する収容保持手段と、前記ハウジング外へ繰り出された前記フレキシブルディスプレイの繰り出し量に関する情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された情報を用いて、前記繰り出し量に応じて表示用情報を生成する生成手段と、前記フレキシブルディスプレイを制御して、前記生成手段によって生成された表示用情報を表示する表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項7の発明にかかる表示方法は、可撓性を有するフレキシブルディスプレイを所定方向に巻回した状態でハウジング内に収容するとともに、収容された前記フレキシブルディスプレイを前記ハウジング外へ繰り出し自在に保持する収容保持手段を備えた表示装置の表示方法であって、前記ハウジング外へ繰り出された前記フレキシブルディスプレイの繰り出し量に関する情報を取得する取得工程と、前記取得工程によって取得された情報を用いて、前記繰り出し量に応じて表示用情報を生成する生成工程と、前記フレキシブルディスプレイを制御して、前記生成工程によって生成された表示用情報を表示する表示制御工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項8の発明にかかる表示プログラムは、請求項7に記載の表示方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項9の発明にかかるコンピュータに読み取り可能な記録媒体は、請求項8に記載の表示プログラムを記録したことを特徴とする。
図1は、本実施の形態にかかる表示装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 図2は、本実施の形態にかかる表示装置の処理手順を示すフローチャートである。 図3―1は、本実施例にかかるナビゲーション装置の外観を示す説明図(その1)である。 図3―2は、本実施例にかかるナビゲーション装置の外観を示す説明図(その2)である。 図3―3は、本実施例にかかるナビゲーション装置の外観を示す説明図(その3)である。 図4は、フレキシブルディスプレイの収容時におけるナビゲーション装置の断面図である。 図5は、フレキシブルディスプレイの繰り出し時におけるナビゲーション装置の断面図である。 図6は、ナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図7は、表示領域変更モードにおける表示画面例を示す説明図である。 図8は、画面サイズ変更モードにおける表示画面例を示す説明図である。 図9は、画面数変更モードにおける表示画面例を示す説明図である。 図10は、本実施例にかかるナビゲーション装置の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 表示装置
101 フレキシブルディスプレイ
102 取得部
103 生成部
104 表示制御部
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる表示装置、表示方法、表示プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(表示装置の機能的構成)
図1は、本実施の形態にかかる表示装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。図1に示したように、この発明の実施の形態にかかる表示装置100は、フレキシブルディスプレイ101と、取得部102と、生成部103と、表示制御部104と、から構成されている。
フレキシブルディスプレイ101は、図示しない収容保持部によって、所定方向に巻回した状態で表示装置100のハウジング内(以下、ハウジング内という)に収容されるとともに、収容されたフレキシブルディスプレイ101は表示装置100のハウジング外(以下、ハウジング外という)へ繰り出し自在に保持されている。
フレキシブルディスプレイ101は、生成部103によって生成された表示用情報を表示制御部104の制御にしたがって、ユーザが認識可能に表示する。ここで、表示用情報とは、たとえば、任意の地点およびその周辺の所定範囲の地図をフレキシブルディスプレイ101に表示させるための情報である。任意の地点とは、自装置の現在地点であってもよいし、ユーザに特定された地点であってもよい。フレキシブルディスプレイ101は、たとえば、発光素子を柔軟なプラスチックなどのフィルムではさんだ構造を有したディスプレイである。
取得部102は、たとえば、ハウジング外へ繰り出されたフレキシブルディスプレイ101の繰り出し量が変化した場合に、ハウジング外へ繰り出されたフレキシブルディスプレイ101の繰り出し量に関する情報を取得する。ここで、繰り出し量に関する情報とは、たとえば、表示領域の大きさを特定可能な情報である。表示領域とは、たとえば、フレキシブルディスプレイ101のハウジング外に繰り出されたユーザが認識可能な部分の領域である。繰り出し量に関する情報は、たとえば、フレキシブルディスプレイ101と機械的に接続された歯車などに対し、反射型フォトセンサやロータリーエンコーダなどの各種センサを用いることで取得することができる。
生成部103は、取得部102によって取得された情報を用いて、繰り出し量に応じて表示用情報を生成する。また、生成部103は、任意の地点およびその周辺の所定範囲の地図を、繰り出し量に応じて拡大または縮小した地図をあらわす表示用情報を生成することとしてもよい。
また、生成部103は、任意の地点およびその周辺の所定範囲の地図と、所定の範囲に隣接した地域であって繰り出し量に応じた範囲の地図と、をあらわす表示用情報を生成することとしてもよい。たとえば、フレキシブルディスプレイ101に現在走行中の経路周辺の表示用情報が表示されている場合、表示領域を増加させると、増加した分の表示領域には現在走行中の経路周辺の表示用情報に隣接した地域の表示用情報が表示される。
また、生成部103は、繰り出し量に応じた数の任意の地点およびその周辺の所定範囲の地図をそれぞれあらわす表示用情報を生成することとしてもよい。たとえば、フレキシブルディスプレイ101に、現在走行中の経路周辺の表示用情報が表示されている場合、表示領域を増加させると、増加した分の表示領域には目的地点周辺や経由地点周辺の表示用情報が表示される。
また、生成部103は、図示しない選択部と接続し、各種表示モードのユーザによる選択を可能として、あらかじめ選択された表示モードに基づいた表示用情報を生成することとしてもよい。ここで、選択部とは、あらかじめ記憶されている複数の表示モード情報のうち、ユーザの選択により、決定された表示モード情報を記憶し、選択された表示モード情報を生成部103に送信する機能を有したものである。ここで、表示モード情報とは、あらかじめ記憶されている各表示モードの表示の形式を特定する情報である。
表示制御部104は、フレキシブルディスプレイ101を制御して、生成部103によって生成された表示用情報を表示する。表示制御部104は、たとえば、生成部103によって、生成された表示用情報に基づいて、フレキシブルディスプレイ101が表示可能な信号情報に変換し、フレキシブルディスプレイ101に表示する。
(表示装置100の処理手順)
つぎに、図2を用いて、本実施の形態にかかる表示装置100の処理手順について説明する。図2は、本実施の形態にかかる表示装置の処理手順を示すフローチャートである。図2のフローチャートにおいて、まず、フレキシブルディスプレイ101の繰り出し量に変化があるまで待機する(ステップS201:Noのループ)。繰り出し量に変化があった場合(ステップS201:Yes)には、取得部102によって、繰り出し量に関する情報を取得する(ステップS202)。
取得部102によって、繰り出し量に関する情報を取得したのち、生成部103は、取得された繰り出し量に関する情報に応じて表示用情報を生成する(ステップS203)。そして、生成された表示用情報を表示制御部104によってフレキシブルディスプレイ101に表示(ステップS204)し、一連の処理を終了する。
上述したように、本実施の形態の表示装置100によれば、ハウジング内からハウジング外へ繰り出されたフレキシブルディスプレイ101の繰り出し量に応じた表示用情報を、フレキシブルディスプレイ101に表示することができる。これによって表示装置100は、限られた空間を有効活用して、ユーザの要望に応じた量の情報を簡単に表示することができる。そして、これによって表示装置100のユーザは、所望する量の情報を簡単に得ることができる。
また、本実施の形態の表示装置100によれば、任意の地点およびその周辺の所定範囲の地図を、フレキシブルディスプレイ101の繰り出し量に応じて拡大または縮小し、フレキシブルディスプレイ101に表示することができる。これによって表示装置100は、地図情報の表示縮尺の切り替え操作がない場合にも、拡大された詳細な表示用情報を表示することができる。そして、これによって表示装置100のユーザは、所望する量の情報を簡単に得ることができる。
また、本実施の形態の表示装置100によれば、任意の地点およびその周辺の所定範囲の地図と、所定の範囲に隣接した地域であってフレキシブルディスプレイ101の繰り出し量に応じた範囲の地図を、フレキシブルディスプレイ101の繰り出し量に応じて、フレキシブルディスプレイ101に表示することができる。これによって表示装置100は、地図情報をスクロールさせることなく、任意の地点周辺の地図を広範囲に亘って表示することができる。そして、これによって表示装置100のユーザは、所望する情報を全体に亘って簡単に得ることができる。
また、本実施の形態の表示装置100によれば、フレキシブルディスプレイ101の繰り出し量が所定値以上の場合には、一画面内に複数の情報を表示することができる。これによって表示装置は、一度に複数の情報を提供することができる。そして、これによって表示装置100のユーザは、同時に複数の表示用情報を参照することができる。
また、本実施の形態の表示装置100によれば、フレキシブルディスプレイ101の繰り出し量に応じた、任意の数の地点およびその周辺の所定範囲の地図を表示することができる。これによって、表示装置100のユーザは、同時に複数の地点の地図を参照することができる。
また、本実施の形態の表示装置100によれば、任意の地点間を結ぶルート全体をあらわす地図をフレキシブルディスプレイ101の繰り出し量に応じて拡大または縮小し、フレキシブルディスプレイ101に表示することができる。これによって表示装置100は、地図情報をスクロールさせることなく、任意の地点間を結ぶルート全体を表示することができる。そして、これによって表示装置100のユーザは、所望する情報を全体に亘って簡単に得ることができる。
つぎに、上述した実施の形態にかかる実施例について説明する。以下に説明する実施例は、上述した実施の形態の表示装置を、車両などの移動体に搭載されるナビゲーション装置に適用した例である。
(ナビゲーション装置の外観)
図3−1〜図3−3は、本実施例にかかるナビゲーション装置の外観を示す説明図((その1)〜(その3))である。図3−1〜図3−3に示したように、実施例のナビゲーション装置300は、長方体形状のナビゲーション装置本体301において符号Aであらわされる面をユーザ側に向けた状態で、車両などの移動体に設置される。また、ナビゲーション装置本体301において符号Aであらわす面には、スリット301aが開口されている。スリット301aは、ナビゲーション装置本体301において符号Aであらわす面に所定の面積を有するように開口された開口部である。ここで、所定の面積とは、フレキシブルディスプレイ302がスリット301aを介して、ハウジング内外に変位することが十分可能な面積である。
ナビゲーション装置本体301の内部には、長尺状のフレキシブルディスプレイ302が、長手方向に巻回された状態で収容されている。フレキシブルディスプレイ302としては、たとえば、物理的な柔軟性を備えるフレキシブルディスプレイを用いることができる。公知の技術であるため図示および説明を省略するが、フレキシブルディスプレイは、発光素子をプラスチックなどのフィルムではさんだ構造を有している。
フレキシブルディスプレイにおける発光素子としては、たとえば、有機EL(Oarganic Electroluminescence)現象を利用した有機EL素子や、液晶分子を配向制御することによりバックライトの光を選択的に透過させる液晶素子、あるいは、電子粉流体などを用いることができる。
フレキシブルディスプレイ302には、フレキシブルディスプレイ302の長手方向に直交する幅方向の両端部付近に一定の間隔で送り穴302aが設けられている。送り穴302aは、フレキシブルディスプレイ302の幅方向の端に沿って、長手方向両端間に一直線上に設けられた開口部である。送り穴302aは、歯車付きシャフト(図4中符号410および420を参照。)の歯車が噛み合わされており、フレキシブルディスプレイ302を所定の方向に案内する。
フレキシブルディスプレイ302における長手方向の一端側は、ナビゲーション装置本体301内に設けられた歯車付きシャフト(図4中符号410を参照。)に取り付けられている。歯車付きシャフト(図4中符号410を参照。)により、フレキシブルディスプレイ302は、ナビゲーション装置本体301内に設けられた図示しない付勢機構によって巻回する方向に付勢されている。
フレキシブルディスプレイ302における長手方向の他端側は、上述のスリット301aを介して、ナビゲーション装置本体301外部に位置づけられた取っ手303に取り付けられている。取っ手303の外形サイズは、スリット301aの開口部分のサイズよりも大きい。これにより、取っ手303は、スリット301aを介することができない。すなわち、フレキシブルディスプレイ302において長手方向の他端側は、常時ナビゲーション装置本体301の外側に位置づけられている。
ナビゲーション装置本体301には、取っ手303の両端部を保持可能な突起部を備えるステイ304が設けられている。突起部は、取っ手303と同程度の高さを有している。フレキシブルディスプレイ302をナビゲーション装置本体301外部に引き出した状態でステイ304における突起に取っ手303を引っ掛けることで、フレキシブルディスプレイ302の撓みを抑え、安定して固定できる。
取っ手303をナビゲーション装置本体301から離間する方向へ移動させると、取っ手303の移動にともなって、フレキシブルディスプレイ302がナビゲーション装置本体301内部からナビゲーション装置本体301外部へ繰り出される。また、上述した付勢機構により、取っ手303を把持して引っ張るなど、取っ手303に対して外力を加えてフレキシブルディスプレイ302をナビゲーション装置本体301外部へ引き出した状態で、取っ手303に対する外力を解放し、ユーザが図示しないディスプレイ収容ボタンを押下すると、フレキシブルディスプレイ302は巻回した状態へと戻る。
つぎに、図4および図5を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置本体301の内部構造について説明する。図4は、フレキシブルディスプレイの収容時におけるナビゲーション装置の断面図である。図5は、フレキシブルディスプレイの繰り出し時におけるナビゲーション装置の断面図である。図4および図5に示したように、ナビゲーション装置本体301内部には、歯車付きシャフト410と、歯車付きシャフト420と、反射型フォトセンサ部430と、が備えられている。
歯車付きシャフト410は、軸410aと、2つの歯車411と、歯車412と、ストッパ413と、ストッパ解除レバー414と、図示しないぜんまいバネと、を備えている。歯車411は、ピッチがフレキシブルディスプレイ302に設けられた送り穴302aの間隔と同等の歯車である。歯車412は、ストッパ用の歯車で任意のピッチの歯車である。ストッパ413は、固定部413aを中心として回転する爪部413bを有するものである。ストッパ解除レバー414も、ストッパ413と同様に、固定部414aを中心として回転する爪部414bを有するものである。
歯車付きシャフト410には、図4および図5に示した断面図の手前方向から、図4および図5において反時計まわりに巻かれたぜんまいバネが、一端をナビゲーション装置本体300のハウジング面(以下、単に「ハウジング面」という)に、他端を軸410aに固定された状態で備えられている。ぜんまいバネから所定の距離を置いて、歯車412が、軸410aを中心として軸410aに固定されている。
歯車412付近のハウジング面には、ストッパ413が取り付けられており、歯車412の歯部分にストッパ413の爪部413bが当てられている。また、ストッパ413の下部のハウジング面には、ストッパ解除レバー414が取り付けられている。上述のストッパ解除レバー414にはモータが備えられている。歯車412から所定の距離を置いて、1つ目の歯車411が軸410aを中心として軸410aに固定されており、所定の距離を置いて、2つ目の歯車411が同じ形態で軸410aに固定されている。なお、図4および図5において、2つ目の歯車411は、1つ目の歯車411の影になっている。
歯車付きシャフト420は、軸420aと、2つの歯車421と、歯車422と、を備えている。ここで、歯車421は歯車411と同様の形状であり、歯車422は歯車412と同様の形状である。すなわち、歯車付きシャフト420は、上述した歯車付きシャフト410から、ストッパ413と、ストッパ解除レバー414と、ぜんまいバネと、を外したもので、他は同一の形状である。
図示を省略するが、反射型フォトセンサ部430は、反射型フォトセンサと、増幅器と、マイクロプロセッサと、を備えている。反射型フォトセンサは、同方向を向いた、受光素子と発光素子とを備えており、発光素子が発光した光を歯車422に当て、反射してくる光の有無を受光素子で検知する機能を備えたセンサである。増幅器は、反射型フォトセンサからの入力信号を増幅して出力する機能を備えた電子回路である。マイクロプロセッサは、増幅器からの入力信号をA/D変換し、パルス信号とする機能を備えた集積回路である。
すなわち、反射型フォトセンサ部430は、反射型フォトセンサが検知した信号を、CPUが処理可能な信号として出力する機能を備えた測定装置である。反射型フォトセンサ部430は、歯車付きシャフト420の歯車422の歯部分の位置に光を当てることが可能なハウジング面に設置されている。
図4に示したように、フレキシブルディスプレイ302は本体内に収容されている場合には、歯車付きシャフト410の外周上に巻回している。ここで、ユーザが、詳細な情報を必要とした場合などに、フレキシブルディスプレイ302を前方(図4および図5左方向。以下、単に前方という)に引き出そうとする。このとき、フレキシブルディスプレイ302は、前方向の力を受け、前方へ変位を開始する。
ここで、フレキシブルディスプレイ302の幅方向の端部付近には、上述したように、送り穴302aが開口されている。上述の送り穴302aは、歯車付きシャフト410の歯車411と噛み合わされており、フレキシブルディスプレイ302が前方へ変位したとき、歯車付きシャフト410は、図5矢印T方向のトルクを受け、矢印T方向へ回転を開始する。また、歯車付きシャフト420の歯車421も、上述の送り穴302aと噛み合わせられおり、これにより、歯車付きシャフト420も歯車付きシャフト410と同様の回転を開始する。
また、反射型フォトセンサ部430は、回転する歯車付きシャフト420の歯車422の歯部分に光を当てる。歯車付きシャフト420の歯車422が回転するたびに、歯による反射の有無が繰り返され、上述の有無を反射型フォトセンサ部430で検出し、パルス信号へと変換する。その後、上述のパルス信号をカウントし、フレキシブルディスプレイ302の収容位置からの繰り出し量を算出する。そして、フレキシブルディスプレイ302が所望の長さになった場合、ユーザは、取っ手303を上述のステイ304に引っ掛け、フレキシブルディスプレイ302を固定する。また、ユーザは、フレキシブルディスプレイ302の長さに合った位置のステイ304を選択することで、フレキシブルディスプレイ302の撓みを抑え、安定して固定することが可能となる。
上述したように、歯車付きシャフト410には、ぜんまいバネが固定されている。上述のぜんまいバネの復元力によって、歯車付きシャフト410は、図4および図5において反時計まわりに回転する力が加えられている。しかし、歯車付きシャフト410の歯車412には、上述したように、ストッパ413が噛まされている。このストッパ413により、歯車付きシャフト410は、ラチェット構造を有しており、上述の復元力に対する抵抗力が働いているため、図4および図5において反時計まわりに作用する復元力は抑えられている。
つぎに、フレキシブルディスプレイ302の収容時における各構成の動作について説明する。ユーザが、フレキシブルディスプレイ302を収容する場合は、まず、ユーザは、上述の取っ手303をステイ304から解放する。そして、ユーザはディスプレイ収容ボタン(図示しない)を押下する。ディスプレイ収容ボタンが押下された場合、モータによりストッパ解除レバー414の爪部414bがストッパ413方向へ回転し、ストッパ413を押し上げる。
ストッパ413は上述したように、歯車付きシャフト410の歯車412と噛み合わされているが、ストッパ解除レバー414によって、上部へ押し上げられることにより、ストッパ413が歯車412より離れる。このとき、歯車付きシャフト410に固定されているぜんまいバネの復元力により、歯車付きシャフト410は、図4および図5において反時計まわりに回転する。
フレキシブルディスプレイ302の一端側は歯車付きシャフト410の外周上の一点に固定されているので、上述したように歯車付きシャフト410が反時計まわりに回転することにより、フレキシブルディスプレイ302は、図4および図5において右方向へ変位する。これにより、上述した引き出し時とは逆の動作がおこなわれることとなる。なお、フレキシブルディスプレイ302が完全に収容されたときに上述した反射型フォトセンサ部430のパルスカウント量はリセットされる。
(ナビゲーション装置300のハードウェア構成)
つぎに、図6を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置300のハードウェア構成について説明する。図6はナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図6において、ナビゲーション装置300は、車両などの移動体に搭載されており、CPU601と、ROM602と、RAM603と、磁気ディスクドライブ604と、磁気ディスク605と、光ディスクドライブ606と、光ディスク607と、音声I/F(インターフェース)608と、マイク609と、スピーカ610と、入力デバイス611と、映像I/F612と、フレキシブルディスプレイ302と、カメラ613と、通信I/F614と、GPSユニット615と、各種センサ616と、を備えている。また、各構成部302、601〜616はバス620によってそれぞれ接続されている。
まず、CPU601は、ナビゲーション装置300の全体の制御を司る。ROM602には、ブートプログラム、現在地点特定プログラム、経路探索プログラム、経路誘導プログラム、音声生成プログラム、地図情報表示プログラム、通信プログラム、データベース作成プログラム、データ解析プログラムなどのプログラムが記録されている。また、RAM603は、CPU601のワークエリアとして使用される。
現在地点特定プログラムは、たとえば、後述するGPSユニット615および各種センサ616の出力情報に基づいて、車両の現在地点(ナビゲーション装置300の現在地点)を特定させる。
経路探索プログラムは、後述する磁気ディスク605または光ディスク607に記録されている地図情報などを利用して、出発地点から目的地点までの最適な経路や、当該最適な経路を外れた場合の迂回経路を探索させる。ここで、最適な経路とは、目的地点までにかかるコストが最小の経路やユーザが指定した条件に最も合致する経路などである。経路探索プログラムを実行することによって探索された誘導経路は、CPU601を介して音声I/F608や映像I/F612へ出力される。
経路誘導プログラムは、経路探索プログラムを実行することによって探索された誘導経路情報、現在地点特定プログラムを実行することによって特定された車両の現在地点情報、磁気ディスク605または光ディスク607から読み出された地図情報に基づいて、リアルタイムな経路誘導情報の生成をおこなわせる。経路誘導プログラムを実行することによって生成された経路誘導情報は、CPU601を介して音声I/F608や映像I/F612へ出力される。
音声生成プログラムは、パターンに対応したトーンと音声の情報を生成させる。すなわち、経路誘導プログラムを実行することによって生成された経路誘導情報に基づいて、案内ポイントに対応した仮想音源の設定と音声ガイダンス情報の生成をおこなわせる。音声ガイダンス情報には、たとえば、右左折地点を経路通りに右左折すべき旨の警報、右左折地点の手前で減速すべき旨の警報、右左折し損なった場合の迂回経路についての情報や、右左折し損なった場合に引き返すべき旨の案内情報が含まれる。生成された音声ガイダンス情報はCPU601を介して音声I/F608へ出力される。
地図情報表示プログラムは、映像I/F612によって磁気ディスク605または光ディスク607から読み出された地図情報をフレキシブルディスプレイ302に表示させる。
磁気ディスクドライブ604は、CPU601の制御にしたがって磁気ディスク605に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク605には、磁気ディスクドライブ604の制御で書き込まれたデータが記録される。磁気ディスク605としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
光ディスクドライブ606は、CPU601の制御にしたがって光ディスク607に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク607は、光ディスクドライブ606の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク607は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱可能な記録媒体として、光ディスク607のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
磁気ディスク605または光ディスク607に記録される情報の一例として、経路探索・経路誘導などに用いる地図情報が挙げられる。地図情報は、建物、河川、地点表面などの地点物(フィーチャ)を表す背景データと、道路の形状を表す道路形状データとを有しており、フレキシブルディスプレイ302の表示画面において2次元または3次元に描画される。
道路形状データは、さらに交通条件データを有する。交通条件データには、たとえば、各ノードについて、信号や横断歩道などの有無、高速道路の出入口やジャンクションの有無、各リンクについての長さ(距離)、道幅、進行方向、道路種別(高速道路、有料道路、一般道路)などの情報が含まれている。
また、交通条件データには、過去の渋滞情報を、季節・曜日・大型連休・時刻などを基準に統計処理した過去渋滞情報を記憶している。ナビゲーション装置300は、後述する通信I/F614によって受信される道路交通情報によって現在発生している渋滞の情報を得るが、過去渋滞情報により、指定した時刻における渋滞状況の予想をおこなうことが可能となる。
なお、本実施例では地図情報を磁気ディスク605または光ディスク607に記録するようにしたが、これらに限るものではない。地図情報は、ナビゲーション装置300のハードウェアと一体に設けられているものに限って記録されているものではなく、ナビゲーション装置300の外部に設けられていてもよい。その場合、ナビゲーション装置300は、たとえば、通信I/F614を通じて、ネットワークを介して地図情報を取得する。取得された地図情報はRAM603などに記憶される。
音声I/F608は、音声入力用のマイク609および音声出力用のスピーカ610に接続される。マイク609に受音された音声は、音声I/F608内でA/D変換される。また、スピーカ610からは音声が出力される。なお、マイク609から入力された音声は、音声データとして磁気ディスク605あるいは光ディスク607に記録可能である。
入力デバイス611は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。入力デバイス611は、ユーザによって選択されたキーに対応するデータを装置内部へ入力する。
映像I/F612は、フレキシブルディスプレイ302およびカメラ613と接続される。映像I/F612は、具体的には、たとえば、フレキシブルディスプレイ302全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、フレキシブルディスプレイ302を表示制御する制御ICなどによって構成される。
フレキシブルディスプレイ302には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。このフレキシブルディスプレイ302は、たとえば、一例として有機ELディスプレイなどの、物理的な柔軟性を有するディスプレイを採用することができる。フレキシブルディスプレイ302は、車両に複数備えられていてもよく、たとえば、運転者に対するものと後部座席に着座する搭乗者に対するものなどである。
カメラ613は、車両内部あるいは外部の映像を撮影する。映像は静止画あるいは動画のどちらでもよく、たとえば、カメラ613によって車両内部の搭乗者の挙動を撮影し、撮影した映像を映像I/F612を介してCPU601あるいは磁気ディスク605や光ディスク607などの記録媒体に出力する。
また、カメラ613によって車両外部の状況を撮影し、撮影した映像を映像I/F612を介して磁気ディスク605や光ディスク607などの記録媒体に出力する。CPU601に出力された映像は、たとえば、搭乗者の特定挙動の決定に用いられる。また、記録媒体に出力された映像は、ドライブレコーダ用画像として上書き記録や保存がおこなわれる。
通信I/F614は、無線を介してネットワークに接続され、ナビゲーション装置300とCPU601とのインターフェースとして機能する。通信I/F614は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とCPU601とのインターフェースとしても機能する。また、通信I/F614は、テレビ放送やラジオ放送を受信する。
通信網には、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信I/F614は、たとえば、FMチューナー、VICS(Vehicle Information and Communication System)/ビーコンレシーバ、無線ナビゲーション装置、およびその他のナビゲーション装置によって構成され、VICSセンターから配信される渋滞や交通規則などの道路交通情報を取得する。なお、VICSは登録商標である。
GPSユニット615は、GPS衛星からの電波を受信し、車両の現在地点を示す情報を算出する。GPSユニット615の出力情報は、後述する各種センサ616の出力値とともに、CPU601による車両の現在地点の特定に際して利用される。現在地点を示す情報は、たとえば緯度・経度、高度などの、地図情報上の1点を特定する情報である。
各種センサ616は、車速センサや加速度センサ、角速度センサなどの、車両の位置や挙動を決定することが可能な情報を出力する。各種センサ616の出力値は、CPU601による車両の現在地点の特定や、速度や方位の変化量の測定などに用いられる。
なお、図1に示した実施の形態にかかる表示装置100の取得部102は各種センサ616によって、生成部103はCPU601およびRAM603によって、表示制御部104はCPU601、RAM603および映像I/F612によって、フレキシブルディスプレイ101はフレキシブルディスプレイ302によって、それぞれの機能を実現することができる。
(ナビゲーション装置300における表示モード)
つぎに、ナビゲーション装置300における各種表示モードの説明をする。ユーザは、あらかじめナビゲーション装置300において表示モードを設定しておくことで、フレキシブルディスプレイ302を繰り出した場合に、設定された表示モードに基づいた情報をフレキシブルディスプレイ302に表示することが可能である。たとえば、以下のモードがある。
(表示領域変更モード)
図7は、表示領域変更モードにおける表示画面例を示す説明図である。図7に示したように、表示領域変更モードにおいて、フレキシブルディスプレイ302の繰り出し量が少ない場合、フレキシブルディスプレイ302には、表示用情報701が表示される。このとき、ユーザによって、フレキシブルディスプレイ302がさらに繰り出されると、表示領域には、表示用情報701と表示用情報701に隣接した地域の表示用情報703が表示される。これにより、自車アイコン702の前方の表示用情報703内にある経路情報が表示される。図7に示すように、ユーザは、縮尺を小さくして詳細な表示用情報を犠牲にすることもなく、表示用情報をスクロールさせて自車アイコン702周辺の表示用情報を犠牲することもなくして、隣接した地域の経路情報を参照できる。
以上説明したように、表示領域変更モードは、フレキシブルディスプレイ302の表示領域に合わせて、任意の地点およびその周辺の表示用情報と、その表示用情報に隣接した地域の表示用情報を表示するモードである。ナビゲーション画面は、たとえば、ヘディングアップ状態(進行方向を画面上部に向ける状態)で使用する場合がある。ヘディングアップ状態の場合には、表示用情報がディスプレイの縦方向(上から下)へとスクロールする。ユーザは、表示領域変更モードを使用することにより、自車前方(自車位置より上側)の経路情報を遠くまで表示させることができる。これにより、進行予定の経路情報を広く把握することができる。
(画面サイズ変更モード)
図8は、画面サイズ変更モードにおける表示画面例を示す説明図である。図8に示したように、画面サイズ変更モードにおいて、フレキシブルディスプレイ302の繰り出し量が少ない場合、フレキシブルディスプレイ302の表示領域は表示領域801に示すとおりである。このとき、ユーザによって、フレキシブルディスプレイ302がさらに繰り出されると、表示領域は表示領域803に拡大され、それにともなって、自車アイコン802周辺の表示用情報の縮尺も拡大され、詳細な表示用情報がフレキシブルディスプレイ302に表示される。図8に示すように、ユーザは、あらかじめ表示されている表示用情報の範囲を狭くすることなく拡大された詳細な表示用情報を参照できる。
以上説明したように、画面サイズ変更モードは、表示領域に合わせて、表示用情報を拡大もしくは縮小して表示するモードである。たとえば、ユーザは、画面サイズ変更モードを拡大表示で使用することにより、現在走行中の経路に沿った詳細な表示用情報を簡単に認識することができる。また、たとえば、経路に沿って設定されるランドマークが重ならない状態で表示することができる。また、たとえば、現在地点から、目的地点までの全経路情報を表示している場合に、このモードを使用することにより、全経路情報を拡大もしくは縮小して表示することも可能である。
(画面数変更モード)
図9は、画面数変更モードにおける表示画面例を示す説明図である。図9に示したように、画面数変更モードにおいて、フレキシブルディスプレイ302の繰り出し量が少ない場合、フレキシブルディスプレイ302には、表示領域901に表示される。このとき、ユーザによって、フレキシブルディスプレイ302がさらに繰り出されると、表示領域901の上部に表示領域902が現れ、表示領域902には、目的地点周辺の表示用情報が表示された目的地点サムネイル903と、経由地点周辺の表示用情報が表示された経由地点サムネイル904とが表示される。
図9に示すように、ユーザは、自車周辺の表示用情報を犠牲にすることなく、さらに、目的地点周辺の表示用情報や、経由地点周辺の表示用情報を参照することができる。なお、表示領域902には、地図情報に限らずTVやDVD等の他ソースからの映像情報を表示することもできる。また、音楽等の音声を出力している際には、音声に関する情報としてプレイリスト等を表示してもよい。
以上説明したように、画面数変更モードは、フレキシブルディスプレイ302を複数の領域に分割して、それぞれに独立の情報を表示させるモードである。ユーザは、画面数変更モードを使用することにより、たとえば、走行中の経路周辺の表示用情報を参照しながら、目的地点周辺の表示用情報や経由地点周辺の表示用情報などの他の情報も同時に参照することができる。
(ナビゲーション装置300の処理手順)
つぎに、本実施例にかかるナビゲーション装置300の処理手順について説明する。図10は、本実施例にかかるナビゲーション装置300の処理手順を示すフローチャートである。図10に示したナビゲーション装置300の処理手順は、たとえば、車両の現在走行中の経路周辺の表示用情報がフレキシブルディスプレイ302に表示されている状態でおこなわれる。図10に示したフローチャートにおいて、まず、フレキシブルディスプレイ302の繰り出し量が変化するまで待機する(ステップS1001:Noのループ)。フレキシブルディスプレイ302の繰り出し量が変化した場合(ステップS1001:Yes)には、変化後の繰り出し量に関する情報を取得する(ステップS1002)。
変化後の繰り出し量に関する情報を取得したのち、ステップS1001:Yesにおいて、表示領域変更モードであるか否かを判定する(ステップS1003)。表示領域変更モードである場合(ステップS1003:Yes)には、表示領域に合わせて表示領域変更モードに基づいた表示用情報を磁気ディスク605または光ディスク607に記録された地図情報から生成する(ステップS1004)。表示領域変更モードに基づいた表示用情報を生成するとは、たとえば、図7に示したとおりである。ステップS1004において表示領域変更モードに基づいた表示用情報を生成したのち、生成された表示用情報をフレキシブルディスプレイ302に表示し(ステップS1011)、一連の処理を終了する。また、表示領域変更モードでないと判定された場合(ステップS1003:No)には、ステップS1005へと進む。
ステップS1003において、表示領域変更モードでないと判定された場合には、画面サイズ変更モードであるか否かを判定する(ステップS1005)。画面サイズ変更モードである場合(ステップS1005:Yes)には、表示領域に合わせて画面サイズ変更モードに基づいた表示用情報を磁気ディスク605または光ディスク607に記録された地図情報から生成する(ステップS1006)。画面サイズ変更モードに基づいた表示用情報を生成するとは、たとえば、図8に示したとおりである。ステップS1006において画面サイズ変更モードに基づいた表示用情報を生成したのち、生成された表示用情報をフレキシブルディスプレイ302に表示し(ステップS1011)、一連の処理を終了する。また、画面サイズ変更モードでないと判定された場合(ステップS1005:No)には、ステップS1007へと進む。
ステップS1005において、画面サイズ変更モードでないと判定された場合には、フレキシブルディスプレイ302が、分割表示が可能か否かを判定する(ステップS1007)。フレキシブルディスプレイ302が、分割表示が可能である場合(ステップS1007:Yes)には、画面数変更モードに基づいた表示用情報を生成する(ステップS1008)。画面数変更モードに基づいた表示用情報を生成するとは、たとえば、図9に示したとおりである。ステップS1008において画面数変更モードに基づいた表示用情報を生成したのち、生成された表示用情報をフレキシブルディスプレイ302に表示し(ステップS1011)、一連の処理を終了する。また、フレキシブルディスプレイ302が、分割表示が可能でないと判定された場合(ステップS1007:No)には、ステップS1009へと進む。
ステップS1007において、分割表示が可能でないと判定された場合には、表示が可能か否かを判定する(ステップS1009)。表示が可能である場合には(ステップS1009:Yes)には、表示可能な表示用情報を生成する(ステップS1010)。表示可能な表示用情報とは、取得された繰り出し量から算出される表示領域に表示可能な表示用情報である。ステップS1010において表示可能な表示用情報を生成したのち、生成された表示用情報をフレキシブルディスプレイ302に表示し(ステップS1011)、一連の処理を終了する。また、表示が可能でないと判定された場合(ステップS1009:No)には、そのまま一連の処理を終了する。
上述したように、本実施例のナビゲーション装置300によれば、ナビゲーション装置本体301内からナビゲーション装置本体301外へ繰り出されたフレキシブルディスプレイ302の繰り出し量に応じた表示用情報を、フレキシブルディスプレイ302に表示することができる。これによってナビゲーション装置300は、車両内などの限られた空間を有効活用して、ユーザの要望に応じた量の情報を簡単に表示することができる。これにより、ユーザは、所望する量の情報を簡単に得ることができる。
また、本実施例のナビゲーション装置300によれば、たとえば、現在地点や目的地点などの任意の地点およびその周辺の所定範囲の表示用情報を、フレキシブルディスプレイ302の繰り出し量に応じて拡大または縮小し、フレキシブルディスプレイ302に表示することができる。これにより、ユーザは、たとえば、現在走行中の経路に沿った拡大された詳細な表示用情報を表示縮尺の切り替え操作することなく、簡単に表示させることができる。
また、本実施例のナビゲーション装置300によれば、たとえば、現在地点や目的地点などの任意の地点およびその周辺の所定範囲の地図と、所定の範囲に隣接した地域であってフレキシブルディスプレイ302の繰り出し量に応じた範囲の地図を、フレキシブルディスプレイ302の繰り出し量に応じて、フレキシブルディスプレイ302に表示することができる。これによってナビゲーション装置300は、地図情報をスクロールさせることなく、任意の地点周辺の地図を広範囲に亘って表示することができる。これにより、ユーザは、たとえば、表示縮尺を変えずに現在走行中の経路周辺の表示用情報とそれに隣接した地域の表示用情報を参照することができる。
また、本実施例のナビゲーション装置300によれば、フレキシブルディスプレイ302の繰り出し量に応じた、たとえば、目的地点や経由地点などの任意の数の地点およびその周辺の所定範囲の地図を表示することができる。これにより、ユーザは、たとえば、現在走行中の経路周辺の表示用情報を参照しながら、目的地点周辺の表示用情報や経由地点周辺の表示用情報などの他の情報も同時に参照することができる。これにより、ユーザは、あらかじめ目的地点周辺や経由地点周辺の経路情報を把握することができる。
また、本実施例のナビゲーション装置300によれば、たとえば、現在地点から目的地点などの任意の地点間を結ぶルート全体をあらわす地図をフレキシブルディスプレイ302の繰り出し量に応じて拡大または縮小した地図を、フレキシブルディスプレイ302に表示することができる。これによってナビゲーション装置300は、地図情報をスクロールさせることなく、たとえば、現在地点から目的地点間を結ぶルート全体を表示することができる。これにより、ユーザは、ルート全体の情報を簡単に得ることができる。
なお、本実施例では、表示用情報を任意の地点およびその周辺の所定範囲の地図をフレキシブルディスプレイ302に表示させるための情報として説明したが、表示用情報は上述の情報に限らない。たとえば、画面数変更モードにおいて、表示領域901には表示用情報を、表示領域902にはVICSで入手したニュースなどを表示してもよいし、DVD映像やTV映像などのAV情報を表示させてもよい。これにより、ナビゲーション装置300がナビゲーション動作中であっても、同乗者はAV情報などを鑑賞することができる。
なお、本実施の形態で説明した表示方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【0002】
ョン装置本体の大きさに依存する傾向にあり、限られた空間を有効活用するためにナビゲーション装置の小型化を図ると、ナビゲーション装置の小型化にともなってディスプレイの大きさが小さくなり、表示できる情報量が限られてしまうという問題が一例として挙げられる。このため、たとえば、現在地点から目的地点までの経路情報すべてを一画面内に表示しきることができず、経路の全容を把握するために画面を切り替えなければならず煩わしいという問題があった。
課題を解決するための手段
[0007]
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる表示装置は、移動体の現在地点を含む地図を表示する表示装置において、可撓性を有するフレキシブルディスプレイを所定方向に巻回した状態でハウジング内に収容するとともに、収容された前記フレキシブルディスプレイを前記ハウジング外へ繰り出し自在に保持する収容保持手段と、前記ハウジング外へ繰り出された前記フレキシブルディスプレイの繰り出し量に関する情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された情報を用いて、前記繰り出し量に応じて表示用情報を生成する生成手段と、前記フレキシブルディスプレイを制御して、前記生成手段によって生成された表示用情報を表示する表示制御手段と、を備え、前記生成手段は、前記現在地点の周辺の所定範囲の地図と、前記所定範囲に対して前記移動体の進行方向に隣接した地域であって前記繰り出し量に応じた範囲の地図と、をあらわす表示用情報を生成することを特徴とする。
[0008]
また、請求項7の発明にかかる表示方法は、移動体の現在地点を含む地図を表示する表示装置の表示方法において、可撓性を有するフレキシブルディスプレイを所定方向に巻回した状態でハウジング内に収容するとともに、収容された前記フレキシブルディスプレイを前記ハウジング外へ繰り出し自在に保持する収容保持工程と前記ハウジング外へ繰り出された前記フレキシブルディスプレイの繰り出し量に関する情報を取得する取得工程と、前記取得工程によって取得された情報を用いて、前記繰り出し量に応じて表示用情報を生成する生成工程と、前記フレキシブルディスプレイを制御して、前記生成工程によって生成された表示用情報を表示する表示制御工程と、を含み、前記生成工程では、前記現在地点の周辺の所定範囲の地図と、前記所定範囲に対して前記移動体の進行方向に隣接した地域であって前記繰り出し量に応じた範囲の地図と、をあらわす表示用情報を生成することを特徴とする。
[0009]
また、請求項8の発明にかかる表示プログラムは、請求項7に記載の表示方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
[0010]
また、請求項9の発明にかかるコンピュータに読み取り可能な記録媒体は、請求項8に記載の表示プログラムを記録したことを特徴とする。
図面の簡単な説明
この発明は、映像を表示する表示装置、表示方法、表示プログラム、およびコンピュータに読み取り可能な記録媒体に関する。ただし、この発明の利用は、上述の表示装置、表示方法、表示プログラム、およびコンピュータに読み取り可能な記録媒体に限らない。
従来、たとえば、車両などの移動体に搭載されたナビゲーション装置には、現在位置情報、走行経路情報、および地図情報などを表示するディスプレイを備えるものがあった。ナビゲーション装置には、たとえば、インダッシュ型のナビゲーション装置に代表されるように、ナビゲーション装置本体と一体に設けられたディスプレイを備えるものがあった。また、従来、たとえば、ディスプレイを大型化させ、詳細な地図情報を表示するようにした車載用音響機器に関する技術があった(たとえば、下記特許文献1参照。)。
また、従来のナビゲーション装置においては、たとえば、所定のキー操作をおこなうことによって、現在地点から目的地点までの経路情報など、ユーザが所望する任意の情報をディスプレイに表示するようにしたものがあった。
特開平11−308553号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載された従来の技術では、ディスプレイを大型化することで詳細な地図情報を表示することができるが、ディスプレイに情報を表示していない場合にも、車両内の空間がディスプレイに占有されることとなり、限られた空間を有効活用しきれていないという問題が一例として挙げられる。
また、従来の技術では、ディスプレイの大きさはディスプレイを支持するナビゲーション装置本体の大きさに依存する傾向にあり、限られた空間を有効活用するためにナビゲーション装置の小型化を図ると、ナビゲーション装置の小型化にともなってディスプレイの大きさが小さくなり、表示できる情報量が限られてしまうという問題が一例として挙げられる。このため、たとえば、現在地点から目的地点までの経路情報すべてを一画面内に表示しきることができず、経路の全容を把握するために画面を切り替えなければならず煩わしいという問題があった。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる表示装置は、可撓性を有するフレキシブルディスプレイを所定方向に巻回した状態でハウジング内に収容するとともに、収容された前記フレキシブルディスプレイを前記ハウジング外へ繰り出し自在に保持する収容保持手段と、前記ハウジング外へ繰り出された前記フレキシブルディスプレイの繰り出し量に関する情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された情報を用いて、前記繰り出し量に応じて表示用情報を生成する生成手段と、前記フレキシブルディスプレイを制御して、前記生成手段によって生成された表示用情報を表示する表示制御手段と、を備え、前記生成手段は、前記繰り出し量に応じた数の任意の地点およびその周辺の所定範囲の地図をそれぞれあらわす表示用情報を生成することを特徴とする。
また、請求項2の発明にかかる表示方法は、可撓性を有するフレキシブルディスプレイを所定方向に巻回した状態でハウジング内に収容するとともに、収容された前記フレキシブルディスプレイを前記ハウジング外へ繰り出し自在に保持する収容保持工程と、前記ハウジング外へ繰り出された前記フレキシブルディスプレイの繰り出し量に関する情報を取得する取得工程と、前記取得工程によって取得された情報を用いて、前記繰り出し量に応じて表示用情報を生成する生成工程と、前記フレキシブルディスプレイを制御して、前記生成工程によって生成された表示用情報を表示する表示制御工程と、を含み、前記生成工程では、前記繰り出し量に応じた数の任意の地点およびその周辺の所定範囲の地図をそれぞれあらわす表示用情報を生成することを特徴とする。
また、請求項3の発明にかかる表示プログラムは、請求項2に記載の表示方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項4の発明にかかるコンピュータに読み取り可能な記録媒体は、請求項3に記載の表示プログラムを記録したことを特徴とする。
本実施の形態にかかる表示装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態にかかる表示装置の処理手順を示すフローチャートである。 本実施例にかかるナビゲーション装置の外観を示す説明図(その1)である。 本実施例にかかるナビゲーション装置の外観を示す説明図(その2)である。 本実施例にかかるナビゲーション装置の外観を示す説明図(その3)である。 フレキシブルディスプレイの収容時におけるナビゲーション装置の断面図である。 フレキシブルディスプレイの繰り出し時におけるナビゲーション装置の断面図である。 ナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 表示領域変更モードにおける表示画面例を示す説明図である。 画面サイズ変更モードにおける表示画面例を示す説明図である。 画面数変更モードにおける表示画面例を示す説明図である。 本実施例にかかるナビゲーション装置の処理手順を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる表示装置、表示方法、表示プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(表示装置の機能的構成)
図1は、本実施の形態にかかる表示装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。図1に示したように、この発明の実施の形態にかかる表示装置100は、フレキシブルディスプレイ101と、取得部102と、生成部103と、表示制御部104と、から構成されている。
フレキシブルディスプレイ101は、図示しない収容保持部によって、所定方向に巻回した状態で表示装置100のハウジング内(以下、ハウジング内という)に収容されるとともに、収容されたフレキシブルディスプレイ101は表示装置100のハウジング外(以下、ハウジング外という)へ繰り出し自在に保持されている。
フレキシブルディスプレイ101は、生成部103によって生成された表示用情報を表示制御部104の制御にしたがって、ユーザが認識可能に表示する。ここで、表示用情報とは、たとえば、任意の地点およびその周辺の所定範囲の地図をフレキシブルディスプレイ101に表示させるための情報である。任意の地点とは、自装置の現在地点であってもよいし、ユーザに特定された地点であってもよい。フレキシブルディスプレイ101は、たとえば、発光素子を柔軟なプラスチックなどのフィルムではさんだ構造を有したディスプレイである。
取得部102は、たとえば、ハウジング外へ繰り出されたフレキシブルディスプレイ101の繰り出し量が変化した場合に、ハウジング外へ繰り出されたフレキシブルディスプレイ101の繰り出し量に関する情報を取得する。ここで、繰り出し量に関する情報とは、たとえば、表示領域の大きさを特定可能な情報である。表示領域とは、たとえば、フレキシブルディスプレイ101のハウジング外に繰り出されたユーザが認識可能な部分の領域である。繰り出し量に関する情報は、たとえば、フレキシブルディスプレイ101と機械的に接続された歯車などに対し、反射型フォトセンサやロータリーエンコーダなどの各種センサを用いることで取得することができる。
生成部103は、取得部102によって取得された情報を用いて、繰り出し量に応じて表示用情報を生成する。また、生成部103は、任意の地点およびその周辺の所定範囲の地図を、繰り出し量に応じて拡大または縮小した地図をあらわす表示用情報を生成することとしてもよい。
また、生成部103は、任意の地点およびその周辺の所定範囲の地図と、所定の範囲に隣接した地域であって繰り出し量に応じた範囲の地図と、をあらわす表示用情報を生成することとしてもよい。たとえば、フレキシブルディスプレイ101に現在走行中の経路周辺の表示用情報が表示されている場合、表示領域を増加させると、増加した分の表示領域には現在走行中の経路周辺の表示用情報に隣接した地域の表示用情報が表示される。
また、生成部103は、繰り出し量に応じた数の任意の地点およびその周辺の所定範囲の地図をそれぞれあらわす表示用情報を生成することとしてもよい。たとえば、フレキシブルディスプレイ101に、現在走行中の経路周辺の表示用情報が表示されている場合、表示領域を増加させると、増加した分の表示領域には目的地点周辺や経由地点周辺の表示用情報が表示される。
また、生成部103は、図示しない選択部と接続し、各種表示モードのユーザによる選択を可能として、あらかじめ選択された表示モードに基づいた表示用情報を生成することとしてもよい。ここで、選択部とは、あらかじめ記憶されている複数の表示モード情報のうち、ユーザの選択により、決定された表示モード情報を記憶し、選択された表示モード情報を生成部103に送信する機能を有したものである。ここで、表示モード情報とは、あらかじめ記憶されている各表示モードの表示の形式を特定する情報である。
表示制御部104は、フレキシブルディスプレイ101を制御して、生成部103によって生成された表示用情報を表示する。表示制御部104は、たとえば、生成部103によって、生成された表示用情報に基づいて、フレキシブルディスプレイ101が表示可能な信号情報に変換し、フレキシブルディスプレイ101に表示する。
(表示装置100の処理手順)
つぎに、図2を用いて、本実施の形態にかかる表示装置100の処理手順について説明する。図2は、本実施の形態にかかる表示装置の処理手順を示すフローチャートである。図2のフローチャートにおいて、まず、フレキシブルディスプレイ101の繰り出し量に変化があるまで待機する(ステップS201:Noのループ)。繰り出し量に変化があった場合(ステップS201:Yes)には、取得部102によって、繰り出し量に関する情報を取得する(ステップS202)。
取得部102によって、繰り出し量に関する情報を取得したのち、生成部103は、取得された繰り出し量に関する情報に応じて表示用情報を生成する(ステップS203)。そして、生成された表示用情報を表示制御部104によってフレキシブルディスプレイ101に表示(ステップS204)し、一連の処理を終了する。
上述したように、本実施の形態の表示装置100によれば、ハウジング内からハウジング外へ繰り出されたフレキシブルディスプレイ101の繰り出し量に応じた表示用情報を、フレキシブルディスプレイ101に表示することができる。これによって表示装置100は、限られた空間を有効活用して、ユーザの要望に応じた量の情報を簡単に表示することができる。そして、これによって表示装置100のユーザは、所望する量の情報を簡単に得ることができる。
また、本実施の形態の表示装置100によれば、任意の地点およびその周辺の所定範囲の地図を、フレキシブルディスプレイ101の繰り出し量に応じて拡大または縮小し、フレキシブルディスプレイ101に表示することができる。これによって表示装置100は、地図情報の表示縮尺の切り替え操作がない場合にも、拡大された詳細な表示用情報を表示することができる。そして、これによって表示装置100のユーザは、所望する量の情報を簡単に得ることができる。
また、本実施の形態の表示装置100によれば、任意の地点およびその周辺の所定範囲の地図と、所定の範囲に隣接した地域であってフレキシブルディスプレイ101の繰り出し量に応じた範囲の地図を、フレキシブルディスプレイ101の繰り出し量に応じて、フレキシブルディスプレイ101に表示することができる。これによって表示装置100は、地図情報をスクロールさせることなく、任意の地点周辺の地図を広範囲に亘って表示することができる。そして、これによって表示装置100のユーザは、所望する情報を全体に亘って簡単に得ることができる。
また、本実施の形態の表示装置100によれば、フレキシブルディスプレイ101の繰り出し量が所定値以上の場合には、一画面内に複数の情報を表示することができる。これによって表示装置は、一度に複数の情報を提供することができる。そして、これによって表示装置100のユーザは、同時に複数の表示用情報を参照することができる。
また、本実施の形態の表示装置100によれば、フレキシブルディスプレイ101の繰り出し量に応じた、任意の数の地点およびその周辺の所定範囲の地図を表示することができる。これによって、表示装置100のユーザは、同時に複数の地点の地図を参照することができる。
また、本実施の形態の表示装置100によれば、任意の地点間を結ぶルート全体をあらわす地図をフレキシブルディスプレイ101の繰り出し量に応じて拡大または縮小し、フレキシブルディスプレイ101に表示することができる。これによって表示装置100は、地図情報をスクロールさせることなく、任意の地点間を結ぶルート全体を表示することができる。そして、これによって表示装置100のユーザは、所望する情報を全体に亘って簡単に得ることができる。
つぎに、上述した実施の形態にかかる実施例について説明する。以下に説明する実施例は、上述した実施の形態の表示装置を、車両などの移動体に搭載されるナビゲーション装置に適用した例である。
(ナビゲーション装置の外観)
図3−1〜図3−3は、本実施例にかかるナビゲーション装置の外観を示す説明図((その1)〜(その3))である。図3−1〜図3−3に示したように、実施例のナビゲーション装置300は、長方体形状のナビゲーション装置本体301において符号Aであらわされる面をユーザ側に向けた状態で、車両などの移動体に設置される。また、ナビゲーション装置本体301において符号Aであらわす面には、スリット301aが開口されている。スリット301aは、ナビゲーション装置本体301において符号Aであらわす面に所定の面積を有するように開口された開口部である。ここで、所定の面積とは、フレキシブルディスプレイ302がスリット301aを介して、ハウジング内外に変位することが十分可能な面積である。
ナビゲーション装置本体301の内部には、長尺状のフレキシブルディスプレイ302が、長手方向に巻回された状態で収容されている。フレキシブルディスプレイ302としては、たとえば、物理的な柔軟性を備えるフレキシブルディスプレイを用いることができる。公知の技術であるため図示および説明を省略するが、フレキシブルディスプレイは、発光素子をプラスチックなどのフィルムではさんだ構造を有している。
フレキシブルディスプレイにおける発光素子としては、たとえば、有機EL(Oarganic Electroluminescence)現象を利用した有機EL素子や、液晶分子を配向制御することによりバックライトの光を選択的に透過させる液晶素子、あるいは、電子粉流体などを用いることができる。
フレキシブルディスプレイ302には、フレキシブルディスプレイ302の長手方向に直交する幅方向の両端部付近に一定の間隔で送り穴302aが設けられている。送り穴302aは、フレキシブルディスプレイ302の幅方向の端に沿って、長手方向両端間に一直線上に設けられた開口部である。送り穴302aは、歯車付きシャフト(図4中符号410および420を参照。)の歯車が噛み合わされており、フレキシブルディスプレイ302を所定の方向に案内する。
フレキシブルディスプレイ302における長手方向の一端側は、ナビゲーション装置本体301内に設けられた歯車付きシャフト(図4中符号410を参照。)に取り付けられている。歯車付きシャフト(図4中符号410を参照。)により、フレキシブルディスプレイ302は、ナビゲーション装置本体301内に設けられた図示しない付勢機構によって巻回する方向に付勢されている。
フレキシブルディスプレイ302における長手方向の他端側は、上述のスリット301aを介して、ナビゲーション装置本体301外部に位置づけられた取っ手303に取り付けられている。取っ手303の外形サイズは、スリット301aの開口部分のサイズよりも大きい。これにより、取っ手303は、スリット301aを介することができない。すなわち、フレキシブルディスプレイ302において長手方向の他端側は、常時ナビゲーション装置本体301の外側に位置づけられている。
ナビゲーション装置本体301には、取っ手303の両端部を保持可能な突起部を備えるステイ304が設けられている。突起部は、取っ手303と同程度の高さを有している。フレキシブルディスプレイ302をナビゲーション装置本体301外部に引き出した状態でステイ304における突起に取っ手303を引っ掛けることで、フレキシブルディスプレイ302の撓みを抑え、安定して固定できる。
取っ手303をナビゲーション装置本体301から離間する方向へ移動させると、取っ手303の移動にともなって、フレキシブルディスプレイ302がナビゲーション装置本体301内部からナビゲーション装置本体301外部へ繰り出される。また、上述した付勢機構により、取っ手303を把持して引っ張るなど、取っ手303に対して外力を加えてフレキシブルディスプレイ302をナビゲーション装置本体301外部へ引き出した状態で、取っ手303に対する外力を解放し、ユーザが図示しないディスプレイ収容ボタンを押下すると、フレキシブルディスプレイ302は巻回した状態へと戻る。
つぎに、図4および図5を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置本体301の内部構造について説明する。図4は、フレキシブルディスプレイの収容時におけるナビゲーション装置の断面図である。図5は、フレキシブルディスプレイの繰り出し時におけるナビゲーション装置の断面図である。図4および図5に示したように、ナビゲーション装置本体301内部には、歯車付きシャフト410と、歯車付きシャフト420と、反射型フォトセンサ部430と、が備えられている。
歯車付きシャフト410は、軸410aと、2つの歯車411と、歯車412と、ストッパ413と、ストッパ解除レバー414と、図示しないぜんまいバネと、を備えている。歯車411は、ピッチがフレキシブルディスプレイ302に設けられた送り穴302aの間隔と同等の歯車である。歯車412は、ストッパ用の歯車で任意のピッチの歯車である。ストッパ413は、固定部413aを中心として回転する爪部413bを有するものである。ストッパ解除レバー414も、ストッパ413と同様に、固定部414aを中心として回転する爪部414bを有するものである。
歯車付きシャフト410には、図4および図5に示した断面図の手前方向から、図4および図5において反時計まわりに巻かれたぜんまいバネが、一端をナビゲーション装置本体300のハウジング面(以下、単に「ハウジング面」という)に、他端を軸410aに固定された状態で備えられている。ぜんまいバネから所定の距離を置いて、歯車412が、軸410aを中心として軸410aに固定されている。
歯車412付近のハウジング面には、ストッパ413が取り付けられており、歯車412の歯部分にストッパ413の爪部413bが当てられている。また、ストッパ413の下部のハウジング面には、ストッパ解除レバー414が取り付けられている。上述のストッパ解除レバー414にはモータが備えられている。歯車412から所定の距離を置いて、1つ目の歯車411が軸410aを中心として軸410aに固定されており、所定の距離を置いて、2つ目の歯車411が同じ形態で軸410aに固定されている。なお、図4および図5において、2つ目の歯車411は、1つ目の歯車411の影になっている。
歯車付きシャフト420は、軸420aと、2つの歯車421と、歯車422と、を備えている。ここで、歯車421は歯車411と同様の形状であり、歯車422は歯車412と同様の形状である。すなわち、歯車付きシャフト420は、上述した歯車付きシャフト410から、ストッパ413と、ストッパ解除レバー414と、ぜんまいバネと、を外したもので、他は同一の形状である。
図示を省略するが、反射型フォトセンサ部430は、反射型フォトセンサと、増幅器と、マイクロプロセッサと、を備えている。反射型フォトセンサは、同方向を向いた、受光素子と発光素子とを備えており、発光素子が発光した光を歯車422に当て、反射してくる光の有無を受光素子で検知する機能を備えたセンサである。増幅器は、反射型フォトセンサからの入力信号を増幅して出力する機能を備えた電子回路である。マイクロプロセッサは、増幅器からの入力信号をA/D変換し、パルス信号とする機能を備えた集積回路である。
すなわち、反射型フォトセンサ部430は、反射型フォトセンサが検知した信号を、CPUが処理可能な信号として出力する機能を備えた測定装置である。反射型フォトセンサ部430は、歯車付きシャフト420の歯車422の歯部分の位置に光を当てることが可能なハウジング面に設置されている。
図4に示したように、フレキシブルディスプレイ302は本体内に収容されている場合には、歯車付きシャフト410の外周上に巻回している。ここで、ユーザが、詳細な情報を必要とした場合などに、フレキシブルディスプレイ302を前方(図4および図5左方向。以下、単に前方という)に引き出そうとする。このとき、フレキシブルディスプレイ302は、前方向の力を受け、前方へ変位を開始する。
ここで、フレキシブルディスプレイ302の幅方向の端部付近には、上述したように、送り穴302aが開口されている。上述の送り穴302aは、歯車付きシャフト410の歯車411と噛み合わされており、フレキシブルディスプレイ302が前方へ変位したとき、歯車付きシャフト410は、図5矢印T方向のトルクを受け、矢印T方向へ回転を開始する。また、歯車付きシャフト420の歯車421も、上述の送り穴302aと噛み合わせられおり、これにより、歯車付きシャフト420も歯車付きシャフト410と同様の回転を開始する。
また、反射型フォトセンサ部430は、回転する歯車付きシャフト420の歯車422の歯部分に光を当てる。歯車付きシャフト420の歯車422が回転するたびに、歯による反射の有無が繰り返され、上述の有無を反射型フォトセンサ部430で検出し、パルス信号へと変換する。その後、上述のパルス信号をカウントし、フレキシブルディスプレイ302の収容位置からの繰り出し量を算出する。そして、フレキシブルディスプレイ302が所望の長さになった場合、ユーザは、取っ手303を上述のステイ304に引っ掛け、フレキシブルディスプレイ302を固定する。また、ユーザは、フレキシブルディスプレイ302の長さに合った位置のステイ304を選択することで、フレキシブルディスプレイ302の撓みを抑え、安定して固定することが可能となる。
上述したように、歯車付きシャフト410には、ぜんまいバネが固定されている。上述のぜんまいバネの復元力によって、歯車付きシャフト410は、図4および図5において時計まわりに回転する力が加えられている。しかし、歯車付きシャフト410の歯車412には、上述したように、ストッパ413が噛まされている。このストッパ413により、歯車付きシャフト410は、ラチェット構造を有しており、上述の復元力に対する抵抗力が働いているため、図4および図5において時計まわりに作用する復元力は抑えられている。
つぎに、フレキシブルディスプレイ302の収容時における各構成の動作について説明する。ユーザが、フレキシブルディスプレイ302を収容する場合は、まず、ユーザは、上述の取っ手303をステイ304から解放する。そして、ユーザはディスプレイ収容ボタン(図示しない)を押下する。ディスプレイ収容ボタンが押下された場合、モータによりストッパ解除レバー414の爪部414bがストッパ413方向へ回転し、ストッパ413を押し上げる。
ストッパ413は上述したように、歯車付きシャフト410の歯車412と噛み合わされているが、ストッパ解除レバー414によって、上部へ押し上げられることにより、ストッパ413が歯車412より離れる。このとき、歯車付きシャフト410に固定されているぜんまいバネの復元力により、歯車付きシャフト410は、図4および図5において時計まわりに回転する。
フレキシブルディスプレイ302の一端側は歯車付きシャフト410の外周上の一点に固定されているので、上述したように歯車付きシャフト410が時計まわりに回転することにより、フレキシブルディスプレイ302は、図4および図5において右方向へ変位する。これにより、上述した引き出し時とは逆の動作がおこなわれることとなる。なお、フレキシブルディスプレイ302が完全に収容されたときに上述した反射型フォトセンサ部430のパルスカウント量はリセットされる。
(ナビゲーション装置300のハードウェア構成)
つぎに、図6を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置300のハードウェア構成について説明する。図6はナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図6において、ナビゲーション装置300は、車両などの移動体に搭載されており、CPU601と、ROM602と、RAM603と、磁気ディスクドライブ604と、磁気ディスク605と、光ディスクドライブ606と、光ディスク607と、音声I/F(インターフェース)608と、マイク609と、スピーカ610と、入力デバイス611と、映像I/F612と、フレキシブルディスプレイ302と、カメラ613と、通信I/F614と、GPSユニット615と、各種センサ616と、を備えている。また、各構成部302、601〜616はバス620によってそれぞれ接続されている。
まず、CPU601は、ナビゲーション装置300の全体の制御を司る。ROM602には、ブートプログラム、現在地点特定プログラム、経路探索プログラム、経路誘導プログラム、音声生成プログラム、地図情報表示プログラム、通信プログラム、データベース作成プログラム、データ解析プログラムなどのプログラムが記録されている。また、RAM603は、CPU601のワークエリアとして使用される。
現在地点特定プログラムは、たとえば、後述するGPSユニット615および各種センサ616の出力情報に基づいて、車両の現在地点(ナビゲーション装置300の現在地点)を特定させる。
経路探索プログラムは、後述する磁気ディスク605または光ディスク607に記録されている地図情報などを利用して、出発地点から目的地点までの最適な経路や、当該最適な経路を外れた場合の迂回経路を探索させる。ここで、最適な経路とは、目的地点までにかかるコストが最小の経路やユーザが指定した条件に最も合致する経路などである。経路探索プログラムを実行することによって探索された誘導経路は、CPU601を介して音声I/F608や映像I/F612へ出力される。
経路誘導プログラムは、経路探索プログラムを実行することによって探索された誘導経路情報、現在地点特定プログラムを実行することによって特定された車両の現在地点情報、磁気ディスク605または光ディスク607から読み出された地図情報に基づいて、リアルタイムな経路誘導情報の生成をおこなわせる。経路誘導プログラムを実行することによって生成された経路誘導情報は、CPU601を介して音声I/F608や映像I/F612へ出力される。
音声生成プログラムは、パターンに対応したトーンと音声の情報を生成させる。すなわち、経路誘導プログラムを実行することによって生成された経路誘導情報に基づいて、案内ポイントに対応した仮想音源の設定と音声ガイダンス情報の生成をおこなわせる。音声ガイダンス情報には、たとえば、右左折地点を経路通りに右左折すべき旨の警報、右左折地点の手前で減速すべき旨の警報、右左折し損なった場合の迂回経路についての情報や、右左折し損なった場合に引き返すべき旨の案内情報が含まれる。生成された音声ガイダンス情報はCPU601を介して音声I/F608へ出力される。
地図情報表示プログラムは、映像I/F612によって磁気ディスク605または光ディスク607から読み出された地図情報をフレキシブルディスプレイ302に表示させる。
磁気ディスクドライブ604は、CPU601の制御にしたがって磁気ディスク605に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク605には、磁気ディスクドライブ604の制御で書き込まれたデータが記録される。磁気ディスク605としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
光ディスクドライブ606は、CPU601の制御にしたがって光ディスク607に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク607は、光ディスクドライブ606の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク607は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱可能な記録媒体として、光ディスク607のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
磁気ディスク605または光ディスク607に記録される情報の一例として、経路探索・経路誘導などに用いる地図情報が挙げられる。地図情報は、建物、河川、地点表面などの地点物(フィーチャ)を表す背景データと、道路の形状を表す道路形状データとを有しており、フレキシブルディスプレイ302の表示画面において2次元または3次元に描画される。
道路形状データは、さらに交通条件データを有する。交通条件データには、たとえば、各ノードについて、信号や横断歩道などの有無、高速道路の出入口やジャンクションの有無、各リンクについての長さ(距離)、道幅、進行方向、道路種別(高速道路、有料道路、一般道路)などの情報が含まれている。
また、交通条件データには、過去の渋滞情報を、季節・曜日・大型連休・時刻などを基準に統計処理した過去渋滞情報を記憶している。ナビゲーション装置300は、後述する通信I/F614によって受信される道路交通情報によって現在発生している渋滞の情報を得るが、過去渋滞情報により、指定した時刻における渋滞状況の予想をおこなうことが可能となる。
なお、本実施例では地図情報を磁気ディスク605または光ディスク607に記録するようにしたが、これらに限るものではない。地図情報は、ナビゲーション装置300のハードウェアと一体に設けられているものに限って記録されているものではなく、ナビゲーション装置300の外部に設けられていてもよい。その場合、ナビゲーション装置300は、たとえば、通信I/F614を通じて、ネットワークを介して地図情報を取得する。取得された地図情報はRAM603などに記憶される。
音声I/F608は、音声入力用のマイク609および音声出力用のスピーカ610に接続される。マイク609に受音された音声は、音声I/F608内でA/D変換される。また、スピーカ610からは音声が出力される。なお、マイク609から入力された音声は、音声データとして磁気ディスク605あるいは光ディスク607に記録可能である。
入力デバイス611は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。入力デバイス611は、ユーザによって選択されたキーに対応するデータを装置内部へ入力する。
映像I/F612は、フレキシブルディスプレイ302およびカメラ613と接続される。映像I/F612は、具体的には、たとえば、フレキシブルディスプレイ302全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、フレキシブルディスプレイ302を表示制御する制御ICなどによって構成される。
フレキシブルディスプレイ302には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。このフレキシブルディスプレイ302は、たとえば、一例として有機ELディスプレイなどの、物理的な柔軟性を有するディスプレイを採用することができる。フレキシブルディスプレイ302は、車両に複数備えられていてもよく、たとえば、運転者に対するものと後部座席に着座する搭乗者に対するものなどである。
カメラ613は、車両内部あるいは外部の映像を撮影する。映像は静止画あるいは動画のどちらでもよく、たとえば、カメラ613によって車両内部の搭乗者の挙動を撮影し、撮影した映像を映像I/F612を介してCPU601あるいは磁気ディスク605や光ディスク607などの記録媒体に出力する。
また、カメラ613によって車両外部の状況を撮影し、撮影した映像を映像I/F612を介して磁気ディスク605や光ディスク607などの記録媒体に出力する。CPU601に出力された映像は、たとえば、搭乗者の特定挙動の決定に用いられる。また、記録媒体に出力された映像は、ドライブレコーダ用画像として上書き記録や保存がおこなわれる。
通信I/F614は、無線を介してネットワークに接続され、ナビゲーション装置300とCPU601とのインターフェースとして機能する。通信I/F614は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とCPU601とのインターフェースとしても機能する。また、通信I/F614は、テレビ放送やラジオ放送を受信する。
通信網には、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信I/F614は、たとえば、FMチューナー、VICS(Vehicle Information and Communication System)/ビーコンレシーバ、無線ナビゲーション装置、およびその他のナビゲーション装置によって構成され、VICSセンターから配信される渋滞や交通規則などの道路交通情報を取得する。なお、VICSは登録商標である。
GPSユニット615は、GPS衛星からの電波を受信し、車両の現在地点を示す情報を算出する。GPSユニット615の出力情報は、後述する各種センサ616の出力値とともに、CPU601による車両の現在地点の特定に際して利用される。現在地点を示す情報は、たとえば緯度・経度、高度などの、地図情報上の1点を特定する情報である。
各種センサ616は、車速センサや加速度センサ、角速度センサなどの、車両の位置や挙動を決定することが可能な情報を出力する。各種センサ616の出力値は、CPU601による車両の現在地点の特定や、速度や方位の変化量の測定などに用いられる。
なお、図1に示した実施の形態にかかる表示装置100の取得部102は各種センサ616によって、生成部103はCPU601およびRAM603によって、表示制御部104はCPU601、RAM603および映像I/F612によって、フレキシブルディスプレイ101はフレキシブルディスプレイ302によって、それぞれの機能を実現することができる。
(ナビゲーション装置300における表示モード)
つぎに、ナビゲーション装置300における各種表示モードの説明をする。ユーザは、あらかじめナビゲーション装置300において表示モードを設定しておくことで、フレキシブルディスプレイ302を繰り出した場合に、設定された表示モードに基づいた情報をフレキシブルディスプレイ302に表示することが可能である。たとえば、以下のモードがある。
(表示領域変更モード)
図7は、表示領域変更モードにおける表示画面例を示す説明図である。図7に示したように、表示領域変更モードにおいて、フレキシブルディスプレイ302の繰り出し量が少ない場合、フレキシブルディスプレイ302には、表示用情報701が表示される。このとき、ユーザによって、フレキシブルディスプレイ302がさらに繰り出されると、表示領域には、表示用情報701と表示用情報701に隣接した地域の表示用情報703が表示される。これにより、自車アイコン702の前方の表示用情報703内にある経路情報が表示される。図7に示すように、ユーザは、縮尺を小さくして詳細な表示用情報を犠牲にすることもなく、表示用情報をスクロールさせて自車アイコン702周辺の表示用情報を犠牲することもなくして、隣接した地域の経路情報を参照できる。
以上説明したように、表示領域変更モードは、フレキシブルディスプレイ302の表示領域に合わせて、任意の地点およびその周辺の表示用情報と、その表示用情報に隣接した地域の表示用情報を表示するモードである。ナビゲーション画面は、たとえば、ヘディングアップ状態(進行方向を画面上部に向ける状態)で使用する場合がある。ヘディングアップ状態の場合には、表示用情報がディスプレイの縦方向(上から下)へとスクロールする。ユーザは、表示領域変更モードを使用することにより、自車前方(自車位置より上側)の経路情報を遠くまで表示させることができる。これにより、進行予定の経路情報を広く把握することができる。
(画面サイズ変更モード)
図8は、画面サイズ変更モードにおける表示画面例を示す説明図である。図8に示したように、画面サイズ変更モードにおいて、フレキシブルディスプレイ302の繰り出し量が少ない場合、フレキシブルディスプレイ302の表示領域は表示領域801に示すとおりである。このとき、ユーザによって、フレキシブルディスプレイ302がさらに繰り出されると、表示領域は表示領域803に拡大され、それにともなって、自車アイコン802周辺の表示用情報の縮尺も拡大され、詳細な表示用情報がフレキシブルディスプレイ302に表示される。図8に示すように、ユーザは、あらかじめ表示されている表示用情報の範囲を狭くすることなく拡大された詳細な表示用情報を参照できる。
以上説明したように、画面サイズ変更モードは、表示領域に合わせて、表示用情報を拡大もしくは縮小して表示するモードである。たとえば、ユーザは、画面サイズ変更モードを拡大表示で使用することにより、現在走行中の経路に沿った詳細な表示用情報を簡単に認識することができる。また、たとえば、経路に沿って設定されるランドマークが重ならない状態で表示することができる。また、たとえば、現在地点から、目的地点までの全経路情報を表示している場合に、このモードを使用することにより、全経路情報を拡大もしくは縮小して表示することも可能である。
(画面数変更モード)
図9は、画面数変更モードにおける表示画面例を示す説明図である。図9に示したように、画面数変更モードにおいて、フレキシブルディスプレイ302の繰り出し量が少ない場合、フレキシブルディスプレイ302には、表示領域901に表示される。このとき、ユーザによって、フレキシブルディスプレイ302がさらに繰り出されると、表示領域901の上部に表示領域902が現れ、表示領域902には、目的地点周辺の表示用情報が表示された目的地点サムネイル903と、経由地点周辺の表示用情報が表示された経由地点サムネイル904とが表示される。
図9に示すように、ユーザは、自車周辺の表示用情報を犠牲にすることなく、さらに、目的地点周辺の表示用情報や、経由地点周辺の表示用情報を参照することができる。なお、表示領域902には、地図情報に限らずTVやDVD等の他ソースからの映像情報を表示することもできる。また、音楽等の音声を出力している際には、音声に関する情報としてプレイリスト等を表示してもよい。
以上説明したように、画面数変更モードは、フレキシブルディスプレイ302を複数の領域に分割して、それぞれに独立の情報を表示させるモードである。ユーザは、画面数変更モードを使用することにより、たとえば、走行中の経路周辺の表示用情報を参照しながら、目的地点周辺の表示用情報や経由地点周辺の表示用情報などの他の情報も同時に参照することができる。
(ナビゲーション装置300の処理手順)
つぎに、本実施例にかかるナビゲーション装置300の処理手順について説明する。図10は、本実施例にかかるナビゲーション装置300の処理手順を示すフローチャートである。図10に示したナビゲーション装置300の処理手順は、たとえば、車両の現在走行中の経路周辺の表示用情報がフレキシブルディスプレイ302に表示されている状態でおこなわれる。図10に示したフローチャートにおいて、まず、フレキシブルディスプレイ302の繰り出し量が変化するまで待機する(ステップS1001:Noのループ)。フレキシブルディスプレイ302の繰り出し量が変化した場合(ステップS1001:Yes)には、変化後の繰り出し量に関する情報を取得する(ステップS1002)。
変化後の繰り出し量に関する情報を取得したのち、ステップS1001:Yesにおいて、表示領域変更モードであるか否かを判定する(ステップS1003)。表示領域変更モードである場合(ステップS1003:Yes)には、表示領域に合わせて表示領域変更モードに基づいた表示用情報を磁気ディスク605または光ディスク607に記録された地図情報から生成する(ステップS1004)。表示領域変更モードに基づいた表示用情報を生成するとは、たとえば、図7に示したとおりである。ステップS1004において表示領域変更モードに基づいた表示用情報を生成したのち、生成された表示用情報をフレキシブルディスプレイ302に表示し(ステップS1011)、一連の処理を終了する。また、表示領域変更モードでないと判定された場合(ステップS1003:No)には、ステップS1005へと進む。
ステップS1003において、表示領域変更モードでないと判定された場合には、画面サイズ変更モードであるか否かを判定する(ステップS1005)。画面サイズ変更モードである場合(ステップS1005:Yes)には、表示領域に合わせて画面サイズ変更モードに基づいた表示用情報を磁気ディスク605または光ディスク607に記録された地図情報から生成する(ステップS1006)。画面サイズ変更モードに基づいた表示用情報を生成するとは、たとえば、図8に示したとおりである。ステップS1006において画面サイズ変更モードに基づいた表示用情報を生成したのち、生成された表示用情報をフレキシブルディスプレイ302に表示し(ステップS1011)、一連の処理を終了する。また、画面サイズ変更モードでないと判定された場合(ステップS1005:No)には、ステップS1007へと進む。
ステップS1005において、画面サイズ変更モードでないと判定された場合には、フレキシブルディスプレイ302が、分割表示が可能か否かを判定する(ステップS1007)。フレキシブルディスプレイ302が、分割表示が可能である場合(ステップS1007:Yes)には、画面数変更モードに基づいた表示用情報を生成する(ステップS1008)。画面数変更モードに基づいた表示用情報を生成するとは、たとえば、図9に示したとおりである。ステップS1008において画面数変更モードに基づいた表示用情報を生成したのち、生成された表示用情報をフレキシブルディスプレイ302に表示し(ステップS1011)、一連の処理を終了する。また、フレキシブルディスプレイ302が、分割表示が可能でないと判定された場合(ステップS1007:No)には、ステップS1009へと進む。
ステップS1007において、分割表示が可能でないと判定された場合には、表示が可能か否かを判定する(ステップS1009)。表示が可能である場合には(ステップS1009:Yes)には、表示可能な表示用情報を生成する(ステップS1010)。表示可能な表示用情報とは、取得された繰り出し量から算出される表示領域に表示可能な表示用情報である。ステップS1010において表示可能な表示用情報を生成したのち、生成された表示用情報をフレキシブルディスプレイ302に表示し(ステップS1011)、一連の処理を終了する。また、表示が可能でないと判定された場合(ステップS1009:No)には、そのまま一連の処理を終了する。
上述したように、本実施例のナビゲーション装置300によれば、ナビゲーション装置本体301内からナビゲーション装置本体301外へ繰り出されたフレキシブルディスプレイ302の繰り出し量に応じた表示用情報を、フレキシブルディスプレイ302に表示することができる。これによってナビゲーション装置300は、車両内などの限られた空間を有効活用して、ユーザの要望に応じた量の情報を簡単に表示することができる。これにより、ユーザは、所望する量の情報を簡単に得ることができる。
また、本実施例のナビゲーション装置300によれば、たとえば、現在地点や目的地点などの任意の地点およびその周辺の所定範囲の表示用情報を、フレキシブルディスプレイ302の繰り出し量に応じて拡大または縮小し、フレキシブルディスプレイ302に表示することができる。これにより、ユーザは、たとえば、現在走行中の経路に沿った拡大された詳細な表示用情報を表示縮尺の切り替え操作することなく、簡単に表示させることができる。
また、本実施例のナビゲーション装置300によれば、たとえば、現在地点や目的地点などの任意の地点およびその周辺の所定範囲の地図と、所定の範囲に隣接した地域であってフレキシブルディスプレイ302の繰り出し量に応じた範囲の地図を、フレキシブルディスプレイ302の繰り出し量に応じて、フレキシブルディスプレイ302に表示することができる。これによってナビゲーション装置300は、地図情報をスクロールさせることなく、任意の地点周辺の地図を広範囲に亘って表示することができる。これにより、ユーザは、たとえば、表示縮尺を変えずに現在走行中の経路周辺の表示用情報とそれに隣接した地域の表示用情報を参照することができる。
また、本実施例のナビゲーション装置300によれば、フレキシブルディスプレイ302の繰り出し量に応じた、たとえば、目的地点や経由地点などの任意の数の地点およびその周辺の所定範囲の地図を表示することができる。これにより、ユーザは、たとえば、現在走行中の経路周辺の表示用情報を参照しながら、目的地点周辺の表示用情報や経由地点周辺の表示用情報などの他の情報も同時に参照することができる。これにより、ユーザは、あらかじめ目的地点周辺や経由地点周辺の経路情報を把握することができる。
また、本実施例のナビゲーション装置300によれば、たとえば、現在地点から目的地点などの任意の地点間を結ぶルート全体をあらわす地図をフレキシブルディスプレイ302の繰り出し量に応じて拡大または縮小した地図を、フレキシブルディスプレイ302に表示することができる。これによってナビゲーション装置300は、地図情報をスクロールさせることなく、たとえば、現在地点から目的地点間を結ぶルート全体を表示することができる。これにより、ユーザは、ルート全体の情報を簡単に得ることができる。
なお、本実施例では、表示用情報を任意の地点およびその周辺の所定範囲の地図をフレキシブルディスプレイ302に表示させるための情報として説明したが、表示用情報は上述の情報に限らない。たとえば、画面数変更モードにおいて、表示領域901には表示用情報を、表示領域902にはVICSで入手したニュースなどを表示してもよいし、DVD映像やTV映像などのAV情報を表示させてもよい。これにより、ナビゲーション装置300がナビゲーション動作中であっても、同乗者はAV情報などを鑑賞することができる。
なお、本実施の形態で説明した表示方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
100 表示装置
101 フレキシブルディスプレイ
102 取得部
103 生成部
104 表示制御部

Claims (9)

  1. 可撓性を有するフレキシブルディスプレイを所定方向に巻回した状態でハウジング内に収容するとともに、収容された前記フレキシブルディスプレイを前記ハウジング外へ繰り出し自在に保持する収容保持手段と、
    前記ハウジング外へ繰り出された前記フレキシブルディスプレイの繰り出し量に関する情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された情報を用いて、前記繰り出し量に応じて表示用情報を生成する生成手段と、
    前記フレキシブルディスプレイを制御して、前記生成手段によって生成された表示用情報を表示する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記生成手段は、
    任意の地点およびその周辺の所定範囲の地図を、前記繰り出し量に応じて拡大または縮小した地図をあらわす表示用情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記生成手段は、
    任意の地点およびその周辺の所定範囲の地図と、前記所定の範囲に隣接した地域であって前記繰り出し量に応じた範囲の地図と、をあらわす表示用情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記生成手段は、
    前記繰り出し量が所定値以上の場合に前記フレキシブルディスプレイの表示領域を複数に分割し、分割されたそれぞれの領域に表示する任意の表示用情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記生成手段は、
    前記繰り出し量に応じた数の任意の地点およびその周辺の所定範囲の地図をそれぞれあらわす表示用情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  6. 前記生成手段は、
    任意の地点間を結ぶルート全体をあらわす地図を前記繰り出し量に応じて拡大または縮小した地図をあらわす表示用情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  7. 可撓性を有するフレキシブルディスプレイを所定方向に巻回した状態でハウジング内に収容するとともに、収容された前記フレキシブルディスプレイを前記ハウジング外へ繰り出し自在に保持する収容保持手段を備えた表示装置の表示方法であって、
    前記ハウジング外へ繰り出された前記フレキシブルディスプレイの繰り出し量に関する情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された情報を用いて、前記繰り出し量に応じて表示用情報を生成する生成工程と、
    前記フレキシブルディスプレイを制御して、前記生成工程によって生成された表示用情報を表示する表示制御工程と、
    を含むことを特徴とする表示方法。
  8. 請求項7に記載の表示方法をコンピュータに実行させることを特徴とする表示プログラム。
  9. 請求項8に記載の表示プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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