JPWO2008050543A1 - 転動体ねじ装置 - Google Patents

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Abstract

転動体ねじ装置は、回転側部材の回転にともなって保持器リング14を回転側部材の回転位相に対して一定の関係を保つ状態で回転させながら、螺旋溝11a,12aのリード角に応じて軸方向に移動させる動力伝達手段を備えている。この動力伝達手段は、ねじ部材11に形成される外歯17と、ナット部材12に形成される内歯18と、外歯17と内歯18のそれぞれに噛合する状態で保持器リング14の円周所定位置に回転可能に保持される複数の遊星歯車19とから構成されており、外歯17は、ねじ部材11に形成されるねじ側螺旋溝11aと重畳しないように、内歯18は、ナット部材12に形成されるナット側螺旋溝12aと重畳しないように形成されている。かかる構成によって、保持器リングの軸方向両方への移動量を常に一定に保つことが可能な転動体ねじ装置を得ることができる。

Description

本発明は、転動体ねじ装置に係り、特に、保持器リングを用いる型式の転動体ねじ装置であって、この保持器リングのずれ防止機構を備えるタイプの転動体ねじ装置の改良に関するものである。
従来から、ねじ部材の外周面に設けられるねじ側螺旋溝と、ナット部材の内周面に設けられるナット側螺旋溝との間に複数の転動体を転動自在な状態で設置し、前記ねじ部材と前記ナット部材との間でトルクを推力に変換させたり、推力をトルクに変換させたりする構成の転動体ねじ装置が知られている。そして、この種の転動体ねじ装置のなかには、ねじ部材とナット部材との間に転動体を保持するための保持器リングを設置し、この保持器リングが転動体を整列させることによって安定したトルク−推力の変換を実現するようにしたものが存在している。
上記のような保持器リングを用いる型式の転動体ねじ装置の動作を説明すると、例えば、転動体ねじ装置のナット部材を回転させたときには、ナット部材とねじ部材との間に設置される転動体が転動させられるとともに、この転動する転動体によってそれを転動体ポケットに保持する保持器リングが押されるので、保持器リングも転動体の公転速度に合わせてナット部材と同様に回転しながら軸方向に移動するようになっている。
そして、このような動作過程において、転動体が純粋に転動して不規則な滑りが発生しなければ、保持器リングは、転動体の理論公転速度と同一速度で回転しながら、回転数と螺旋溝リードに応じて軸方向に移動することとなる。ただし、保持器リングは、ナット部材の回転位相に対して所定量遅れる性質を有しており、このことは、一般的な転がり軸受での保持器リングの回転動作理論に基づき、周知な事項である。
もっとも、実際には、転動体が純粋に転動せずに、不規則な滑りが発生することがあるので、それに応じて保持器リングの回転位相が上記理想に対して進んだり、遅れたりすることになる。特に、この進み遅れ量は、ナット部材の軸方向の移動方向や移動量などによって異なっている。
そのため、ナット部材の回転方向を正逆に繰り返し反転させていると、保持器リングの回転位相の進み遅れ量が累積することになって、保持器リングが軸方向のいずれか一方へ片寄る現象が発生してしまう。この片寄り現象が進行してしまうと、保持器リングの転動体ポケットがナット部材の一方側の軸端から飛び出してしまうことになり、その結果、転動体が保持器リングの転動体ポケットから脱落してしまう事態が発生する。
そこで、従来技術では、例えばねじ部材において、ナット部材の移動ストローク範囲の両端位置に、保持器リングの軸方向移動範囲を規制するためのピンや止め輪などのストッパ部材を1つずつ取り付けることが行われていた。
しかしながら、保持器リングの軸方向移動範囲をストッパ部材で規制するような構成では、保持器リングがストッパ部材に対して当接したとき、保持器リングが停止させられて転動体が公転せずに自転して滑るため、この滑り発生時にナット部材の駆動トルクが著しく上昇し、ナット部材をスムーズに移動させられなくなってしまうという問題が存在していた。
そこで、上記問題を解決する手段として、下記特許文献1に記載の技術が提案されている。すなわち、下記特許文献1には、保持器リングを用いる型式の転動体ねじ装置において、保持器リングの軸方向一方への片寄り現象をなくすとともに、従来技術に存在していた上記問題を解消するための技術が提案されている。具体的に説明すると、下記特許文献1に記載の技術は、図6に示すように、保持器リング104を用いるタイプのボールねじ装置であって、ナット部材101の螺旋溝101aに隣接するランド部に設けられる内歯107と、ねじ部材102の螺旋溝102aに隣接するランド部に螺旋方向に等間隔に設けられる外歯108と、これら内歯107と外歯108に対してそれぞれ噛合する状態で保持器リング104の円周所定位置に回転可能に保持される遊星歯車109と、から構成される動力伝達手段を備えることを特徴とするものである。
そして、下記特許文献1では、上述した構成の動力伝達手段をボールねじ装置に設置することにより、遊星歯車109が内歯107又は外歯108に噛合して移動するから、保持器リング104が回転側部材(すなわち、ナット部材101又はねじ部材102)の回転位相に対して一定の関係を保つことになり、保持器リング104の軸方向両方への移動量を常に一定に保つことができるとされている。つまり、下記特許文献1に記載の技術によれば、保持器リング104の軸方向移動を規制する手段として、従来技術のようなストッパ部材を用いないから、従来技術の問題、すなわち保持器リングがストッパ部材に当接したときに駆動トルクが上昇するといった現象を回避できるようになって、動作の円滑化を実現できるようになるなど、信頼性の向上に貢献できるとされている。
特開2002−323108号公報
ところが、上記特許文献1に記載の技術は、設計上様々な制約があるため、あらゆるタイプの転動体ねじ装置に簡単に適用できないといった問題を有している。具体的には、上記特許文献1に記載の技術では、遊星歯車109に噛合する内歯107と外歯108を螺旋溝101a,102aに隣接するランド部に形成することが行われている。このようにランド部に歯を切ることは、ボールからの転がり負荷及び滑り負荷を繰り返し受けることになる螺旋溝101a,102aに対して悪影響を及ぼすことになり、転動体ねじ装置自体の剛性をも低下させることにつながってしまう。この事実は、剛性を維持しつつ動力伝達手段を設けるには、設計上の制約が大きくなってしまうことを示しており、上記特許文献1に記載の技術の適用範囲が非常に狭いものであることを表している。
また、上記特許文献1に記載の技術では、遊星歯車109を設置するためにボールの設置個数を減らし、ボール同士の間に回転方向で間隔を設けなければならないという設計上の制約がある。この構成も転動体ねじ装置自体の剛性を低下させることにつながる。
さらに、ナット部材101の内周側に螺旋溝101aを形成し、さらに螺旋溝101aに隣接するランド部に内歯107を形成することは、加工技術上も困難を伴うものであるので、上記特許文献1に記載の技術を採用した転動体ねじ装置は、製造コストが必然的に高くなってしまうという問題を有していた。
本発明は、上述した課題の存在に鑑みて成されたものであって、その目的は、従来技術に存在していたような保持器リングがストッパ部材に当接したときに駆動トルクが上昇するといった現象を回避できるとともに、適用する際に設計上の制約が少なく、しかも保持器リングの軸方向両方への移動量を常に一定に保つことができる構成を、装置の信頼性を損なうことなく安価で簡単に実現することができる技術を提供することにある。
本発明に係る転動体ねじ装置は、外周面にねじ側螺旋溝が形成されるねじ部材と、内周面にナット側螺旋溝が形成されるナット部材と、前記ねじ側螺旋溝と前記ナット側螺旋溝との間に転動自在に設置される複数の転動体と、前記ねじ部材と前記ナット部材との対向環状空間に設置され、前記複数の転動体を所定位置で転動自在に保持する保持器リングと、前記ねじ部材又は前記ナット部材の一方を回転側部材としたときに、この回転側部材の回転にともなって前記保持器リングを前記回転側部材の回転位相に対して一定の関係を保つ状態で回転させながら、前記ねじ側螺旋溝及び前記ナット側螺旋溝のリード角に応じて軸方向に移動させる動力伝達手段と、を備える転動体ねじ装置であって、前記動力伝達手段は、前記ねじ部材に形成される外歯と、前記ナット部材に形成される内歯と、前記外歯と前記内歯のそれぞれに噛合する状態で前記保持器リングの円周所定位置に回転可能に保持される複数の遊星歯車と、から構成され、さらに、前記外歯は、前記ねじ部材に形成されるねじ側螺旋溝と重畳しないように、前記ねじ側螺旋溝の軸方向の別領域に形成され、前記内歯は、前記ナット部材に形成されるナット側螺旋溝と重畳しないように、前記ナット側螺旋溝の軸方向の別領域に形成されることを特徴とする。
本発明に係る転動体ねじ装置において、前記ねじ部材は、前記ねじ側螺旋溝が形成されるねじ部材本体部と、前記外歯が形成される外歯形成部とから構成され、前記ナット部材は、前記ナット側螺旋溝が形成されるナット部材本体部と、前記内歯が形成される内歯形成部とから構成されていることとすることができる。
また、本発明に係る転動体ねじ装置は、前記外歯、前記内歯及び前記遊星歯車のギヤ角度が、前記ねじ側螺旋溝及び前記ナット側螺旋溝のリード角と対応するように形成されていることとすることが好適である。
さらに、本発明に係る転動体ねじ装置は、前記遊星歯車の中心軸が、前記複数の転動体のピッチ円上に配置されていることとすることができる。
なお上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた発明となり得る。
本発明によれば、従来技術に存在していたような保持器リングがストッパ部材に当接したときに駆動トルクが上昇するといった現象を回避できるとともに、適用する際に設計上の制約が少なく、しかも保持器リングの軸方向両方への移動量を常に一定に保つことができる転動体ねじ装置を提供することができる。また、本発明によれば、装置の信頼性を損なうことなく安価で簡単に転動体ねじ装置を製作することができる。
図1は、本実施形態に係る転動体ねじ装置の全体構成を説明するための斜視外観透視図である。 図2は、本実施形態に係る転動体ねじ装置の構成を説明するための斜視部品展開図である。 図3は、本実施形態に係る保持器リングの構成を説明するための外観斜視図である。 図4は、本実施形態に係るねじ部材の好適な改良形態を例示する図である。 図5は、本実施形態に係るナット部材の好適な改良形態を例示する図である。 図6は、引用した特許文献1に記載の従来のボールねじ装置の構成を示す展開説明図である。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る転動体ねじ装置の全体構成を説明するための斜視外観透視図である。また、図2は、本実施形態に係る転動体ねじ装置の構成を説明するための斜視部品展開図である。
図1及び図2において示される本実施形態に係る転動体ねじ装置は、外周面にねじ側螺旋溝11aが形成されたねじ部材11と、内周面にナット側螺旋溝12aが形成されたナット部材12と、ねじ側螺旋溝11aとナット側螺旋溝12aとの間に転動自在に設置された複数の転動体としてのボール13と、ねじ部材11とナット部材12との対向環状空間に設置され、複数のボール13を所定位置で転動自在に保持する保持器リング14と、を備えた構成を概略有しており、複数のボール13を保持器リング14によって転動可能に保持させて循環させない、いわゆる非循環式と呼ばれる有限ストローク構造の転動体ねじ装置として構成されるものである。
ねじ部材11は、一端側(図1及び図2における紙面左下側)の部分が単なる軸として形成されており、この部分に駆動源となるモータなどが接続されたり、作用対象となる部材が取り付けられたりすることになる。また、軸の部分に続く中央の部分は、ねじ側螺旋溝11aの形成されたボール受容部となっており、さらにそれに続く他端側の部分には、外歯17が形成された構造を有している。
ナット部材12は、内周面のうちの一端側(図1及び図2における紙面左下側)の部分にナット側螺旋溝12aが形成されており、さらにそれに続く他端側の部分に内歯18が形成された構造を有している。ナット部材12には、作用対象となる部材が取り付けられたり、ナット部材12を回転させるための駆動源となるモータなどが接続されたりすることになる。
外歯17は、ねじ部材11に形成されたねじ側螺旋溝11aと重畳しないように、ねじ側螺旋溝11aの軸方向の別領域に形成されており、また、内歯18についても、ナット部材12に形成されたナット側螺旋溝12aと重畳しないように、ナット側螺旋溝12aの軸方向の別領域に形成されている。なお、ねじ部材11の外周面に形成されたねじ側螺旋溝11aと、ナット部材12の内周面に形成されたナット側螺旋溝12aとは、互いが同じリード角となるように構成されている。一方、ねじ部材11の外周面に形成され外歯17と、ナット部材12の内周面に形成された内歯18については、互いが保持器リング14とナット部材12の移動差に合わせた歯数を有するように構成されている。
保持器リング14は、樹脂を円筒形状に形成したものであり、その円筒面の複数ヶ所にボール13を転動自在な状態で保持できるようになっている。この保持器リング14の構成を詳細に説明するために、図3を用いて説明を行う。ここで、図3は、本実施形態に係る保持器リングの構成を説明するための外観斜視図である。
図3においてより詳細に示すように、保持器リング14の円筒面の複数ヶ所には、それぞれが1つのボール13を保持することが可能なボールポケット14aが設けられている。このボールポケット14aは、ボール13の外形寸法よりも僅かに大きな径を有するように形成されており、ボールポケット14a内におけるボール13のスムースな転動運動が実現するようになっている。
また、保持器リング14は、他端側(図3における紙面右上側)の部分に、複数(本実施形態では3個)の歯車ポケット14bを備えている。歯車ポケット14bは、保持器リング14の径方向内外に貫通して形成されており、外歯17と内歯18との間に回転可能な状態で噛合される遊星歯車19を収容できるようになっている。
なお、遊星歯車19には、その両端に小径軸部19a,19aが設けられており(図2参照)、これら小径軸部19a,19aを回転中心として回転する構造となっている。
また、この遊星歯車19は、その中心軸が、ねじ部材11及びナット部材12の中心線と平行に配置されるとともに、複数のボール13のピッチ円上もしくはその近傍に位置するように配置されている。かかる構成によって、遊星歯車19及び保持器リング14がボール13と実質的に同一速度で螺旋移動するので、ボール13が保持器リング14のボールポケット14aに対して干渉し難くなる。
そして、歯車ポケット14bは、遊星歯車19を平面から見た形状とほぼ合致する形状で形成されており、さらに、この歯車ポケット14bにおける周方向中間位置の幅広部の軸方向幅は、遊星歯車19の小径軸部19a,19aの長さ寸法よりも僅かに大きく設定されており、また、歯車ポケット14bにおける周方向両端の幅狭部の軸方向幅は、遊星歯車19の厚さ寸法よりも十分に大きく設定されている。
以上の構成により、保持器リング14が遊星歯車19に対して僅かであるが軸方向にずれ動き得るものの、遊星歯車19が歯車ポケット14bの幅狭部の内壁に対して接触しないようになっている。そして、遊星歯車19の直径が、保持器リング14の肉厚よりも大きく設定されることで、遊星歯車19が歯車ポケット14bから径方向内外へ突出した状態になっている。
以上説明したように、本実施形態に係る転動体ねじ装置は、ねじ部材11に形成された外歯17と、ナット部材12に形成された内歯18と、外歯17と内歯18のそれぞれに噛合する状態で保持器リング14の円周所定位置に回転可能に保持される複数(本実施形態では3個)の遊星歯車19と、を備えている。そして、これら外歯17、内歯18及び遊星歯車19とが動力伝達手段を構成している。この動力伝達手段の作用によって、本実施形態に係る転動体ねじ装置では、保持器リング14が軸方向両方への移動量を常に一定に保つことができるようになっている。すなわち、本実施形態では、外歯17、内歯18及び遊星歯車19とから構成される上記動力伝達手段を設置したことによって、ねじ部材11又はナット部材12の一方を回転側部材としたときに、この回転側部材の回転にともなって保持器リング14を回転側部材の回転位相に対して一定の関係を保つ状態で回転させながら、ねじ側螺旋溝11a及びナット側螺旋溝12aのリード角に応じて軸方向に移動させることができるのである。
次に、上述した構成を有する本実施形態に係る転動体ねじ装置の動作を説明する。なお、以下の説明では、ねじ部材11の一端側の軸の部分にモータが接続されるとともに、ナット部材12が回転方向の動作を規制された状態で作用対象物と接続されている場合を例示して説明を行うものとする。
まず、図示しないモータを駆動することによってねじ部材11を回転させると、このねじ部材11の回転動力が複数のボール13を介してナット部材12に伝達され、ナット部材12がねじ部材11の軸方向一方へ向けて直線的に移動させられることになる。一方、上記モータを先の場合とは逆回転方向に駆動すると、ねじ部材11が前述と逆向きに回転するので、ナット部材12は前述の場合と逆の方向に直線移動することになる。このように、モータを正逆方向に駆動することにより、ナット部材12を軸方向で往復移動させることができる。
また、ねじ部材11を回転させながらナット部材12を軸方向へ移動させると、回転かつ軸方向不動のねじ部材11に形成された外歯17と、非回転かつ軸方向可動のナット部材12に形成された内歯18とに対して噛合させてある遊星歯車19が、ねじ部材11の外周側とナット部材12の内周側で相対的に公転させられることになる。このとき、保持器リング14は、ボール13の移動によって軸方向に回転しながら移動することになるので、遊星歯車19もねじ部材11の軸方向へ移動させられることになる。
つまり、上記のような保持器リング14と遊星歯車19の動作に際して、保持器リング14は、ねじ部材11の回転位相に対して一定の位相角だけ遅れてねじ部材11の周りを回転させられながら、ねじ側螺旋溝11aとナット側螺旋溝12aのリード角に応じて軸方向に移動させられることになる。
以上説明したように、本実施形態では、ねじ部材11とナット部材12とに対して遊星歯車19を噛合させ、この遊星歯車19に対して保持器リング14を支持させているので、繰り返しナット部材12を軸方向に往復移動させても、ナット部材12の回転位相と保持器リング14の回転位相とが常に一定の関係に保たれることになり、保持器リング14の軸方向両方への移動量が常に一定になる。したがって、ナット部材12が所定の移動ストローク範囲を往復移動する過程において、保持器リング14のボールポケット14aが、ねじ部材11とナット部材12との対向環状空間から飛び出さないように、ねじ部材11に対する保持器リング14の回転遅れ量を予め特定するように設計しておけば、ねじ部材11のねじ側螺旋溝11aとナット部材12のナット側螺旋溝12aとの間からボール13が飛び出す現象を確実に防止できるようになる。
また、本実施形態の最も特徴的な点として、転動体ねじ装置が有する外歯17は、ねじ部材11に形成されたねじ側螺旋溝11aと重畳しないように、ねじ側螺旋溝11aの軸方向の別領域に形成されており、一方、内歯18は、ナット部材12に形成されたナット側螺旋溝12aと重畳しないように、ナット側螺旋溝12aの軸方向の別領域に形成されていることを挙げることができる。かかる構成は、従来技術と引用した特許文献1の不具合点を同時に解消するものであり、外歯17と内歯18がボール13から負荷を受ける螺旋溝に全く影響を与えることのない箇所に形成されているので、外歯17と内歯18を設ける際の設計的な制約が少なく、本発明を種々の形態の転動体ねじ装置に適用可能としている。
また、本実施形態に係る外歯17と内歯18は、引用した特許文献1に記載の技術のように、螺旋溝に隣接するランド部に設ける必要がないので加工が非常に容易であり、これにより、特許文献1に記載の技術に比べて製造コストを格段に低減させることが可能である。
ちなみに、製造コストをさらに低減させるために、外歯17と内歯18の形成方法に改良を加えることも可能である。この改良方法について、図4及び図5を用いて説明すると、ねじ部材11は、図4において例示するように、ねじ側螺旋溝11aが形成されるねじ部材本体部11bと、外歯17が形成される外歯形成部11cという、別部材の組み合わせによって構成することが好適であり、一方、ナット部材12については、図5において例示するように、ナット側螺旋溝12aが形成されるナット部材本体部12bと、内歯18が形成される内歯形成部12cという、別部材の組み合わせによって構成することが好適である。図4及び図5に示すような別部材同士を組み合わせる構成の採用によって、加工がし易くなり、安価に転動体ねじ装置を製作することが可能となる。特に、ナット側螺旋溝12aは、ナット部材12の内周面という非常に加工の実施し難い場所に形成する必要があるので、内歯形成部12cという部材を別に設けることによって、製造コストの削減効果が発揮される。
さらに、本実施形態に係る転動体ねじ装置では、外歯17と内歯18の形成される範囲を増減することによって、そのストローク量を所望の値に設定することが可能となっている。このようなことが可能となったのは、外歯17と内歯18がねじ側螺旋溝11aとナット側螺旋溝12aとに重畳しないように形成される構成を採用したからであり、荷重を負荷することになるボール13の設置箇所の構成に影響を与えることなく、任意の範囲でストローク量を規定することができるので、極めて好適である。
また、上記利点は、遊星歯車109を設けるためにはボールの設置個数を減少せざるを得ないという構成を必然的に備えた特許文献1に記載の技術と対比しても有利な点であり、本実施形態に係る転動体ねじ装置によれば、装置の剛性を維持しつつも動力伝達手段を設置することが可能となっている。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態には、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態に係る転動体ねじ装置は、複数の転動体としてボール13を採用したものであったが、ローラなどの他の転動体を採用することも可能である。
また、外歯17と内歯18の形成条件として、保持器リング14とナット部材12の移動差に合わせた歯数を有するように構成しておけば良いことのみを記載したが、外歯17、内歯18及び遊星歯車19のギヤ角度が、ねじ側螺旋溝17及びナット側螺旋溝18のリード角と対応するように形成されていることが好適である。かかる構成の採用によって、外歯17と遊星歯車19、及び、内歯18と遊星歯車19の滑り量を極力抑えることができるので、さらに信頼性が向上した転動体ねじ装置を実現することが可能となる。
さらに、上述した実施形態では、遊星歯車19の設置個数を3個としたが、遊星歯車19の設置個数は複数個であれば良く、2個以上設置することによって本発明の転動体ねじ装置が実現する。
またさらに、上述した実施形態では、保持器リング14が樹脂で構成された場合を例示して説明したが、金属材料によって構成することも可能である。この場合の保持器リング14は、金属板を円筒形状にすることによって形成することができる。
その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。

Claims (4)

  1. 外周面にねじ側螺旋溝が形成されるねじ部材と、
    内周面にナット側螺旋溝が形成されるナット部材と、
    前記ねじ側螺旋溝と前記ナット側螺旋溝との間に転動自在に設置される複数の転動体と、
    前記ねじ部材と前記ナット部材との対向環状空間に設置され、前記複数の転動体を所定位置で転動自在に保持する保持器リングと、
    前記ねじ部材又は前記ナット部材の一方を回転側部材としたときに、この回転側部材の回転にともなって前記保持器リングを前記回転側部材の回転位相に対して一定の関係を保つ状態で回転させながら、前記ねじ側螺旋溝及び前記ナット側螺旋溝のリード角に応じて軸方向に移動させる動力伝達手段と、
    を備える転動体ねじ装置であって、
    前記動力伝達手段は、
    前記ねじ部材に形成される外歯と、
    前記ナット部材に形成される内歯と、
    前記外歯と前記内歯のそれぞれに噛合する状態で前記保持器リングの円周所定位置に回転可能に保持される複数の遊星歯車と、
    から構成され、さらに、
    前記外歯は、前記ねじ部材に形成されるねじ側螺旋溝と重畳しないように、前記ねじ側螺旋溝の軸方向の別領域に形成され、
    前記内歯は、前記ナット部材に形成されるナット側螺旋溝と重畳しないように、前記ナット側螺旋溝の軸方向の別領域に形成されることを特徴とする転動体ねじ装置。
  2. 請求項1に記載の転動体ねじ装置において、
    前記ねじ部材は、前記ねじ側螺旋溝が形成されるねじ部材本体部と、前記外歯が形成される外歯形成部とから構成され、
    前記ナット部材は、前記ナット側螺旋溝が形成されるナット部材本体部と、前記内歯が形成される内歯形成部とから構成されていることを特徴とする転動体ねじ装置。
  3. 請求項1又は2に記載の転動体ねじ装置において、
    前記外歯、前記内歯及び前記遊星歯車のギヤ角度が、前記ねじ側螺旋溝及び前記ナット側螺旋溝のリード角と対応するように形成されていることを特徴とする転動体ねじ装置。
  4. 請求項1又は2に記載の転動体ねじ装置において、
    前記遊星歯車の中心軸が、前記複数の転動体のピッチ円上に配置されていることを特徴とする転動体ねじ装置。
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