JP6627518B2 - 直線駆動装置 - Google Patents
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Description
(1) ハウジングと、
前記ハウジングに内嵌固定される外側ナットと、
前記外側ナットと同心状に位置し、前記外側ナットに対して相対回転不能、且つ軸方向移動自在に配置されたねじ軸と、
前記ねじ軸及び前記外側ナットと同心状に位置し、前記外側ナットと前記ねじ軸との間に配置された中間ナットと、
前記中間ナットを回転駆動する駆動装置と、
前記中間ナットに対して相対的に軸方向移動可能に係合して、前記駆動装置の回転力を前記中間ナットに伝達する回転伝達部と、
を備え、
前記ねじ軸の外周面と前記中間ナットの内周面との間と、前記中間ナットの外周面と前記外側ナットの内周面との間とのいずれか一方には、一対のボールねじ溝間に複数のボールが転動自在に配設されたボールねじ機構が設けられ、
前記ねじ軸の外周面と前記中間ナットの内周面との間と、前記中間ナットの外周面と前記外側ナットの内周面との間とのいずれか他方には、互いに回転摺動する滑りねじ溝を有する滑りねじ機構が設けられることを特徴とする直線駆動装置。
(2) 前記ボールねじ機構のリードは、前記滑りねじ機構のリードよりも大きいことを特徴とする(1)に記載の直線駆動装置。
(3) 前記駆動装置は、軸方向において前記外側ナットと重なり、且つ前記外側ナットの径方向外方に配設されることを特徴とする(1)又は(2)に記載の直線駆動装置。
まず、図1を参照して、本発明に係る直線駆動装置の第1実施形態について説明する。
本実施形態の直線駆動装置10Aは、ハウジング11と、ねじ軸20と、中間ナット30と、外側ナット50と、差動ねじ機構60を構成するボールねじ機構61及び滑りねじ機構62と、駆動装置としてのモータ70と、回転伝達部80とを備え、モータ70の回転運動を直線運動に変換してねじ軸20に出力する。
ねじ軸20、中間ナット30、外側ナット50、及びハウジング11は、この順で径方向外方に向かって同軸上に配置されている。
これにより、中間ナット30の滑りねじ溝38と外側ナット50の滑りねじ溝51は、滑りねじ機構62を構成しており、中間ナット30と外側ナット50とは、滑りねじ機構62を介して軸方向に相対移動可能に連結されている。
これにより、中間ナット30は、モータ70により回転駆動されると共に、モータ70に対して軸方向移動自在となる。なお、ハウジング11には、中間ナット30の軸部40の側方に、軸部40と当接してねじ軸20のストッパとして機能する壁部12が設けられている。
さらに、ボールねじ機構61のリードは、滑りねじ機構62のリードよりも大きいので、大きなリードが要求される部分にボールねじ機構61を適用し、小さなリードが要求される部分に滑りねじ機構62を適用し、摩擦抵抗を小さくしつつ、小型化を図ることができる。
特に、ボールねじ機構61と滑りねじ機構62のリード差分によって微小位置決めを行う場合には、必然的に、リードの大きさを異ならせるので、大きなリードが要求される部分にボールねじ機構61を適用し、小さなリードが要求される部分に滑りねじ機構62を適用することが好ましい。
次に、図2を参照して、本発明に係る直線駆動装置の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態の直線駆動装置10Bは、モータ70の配置が異なる以外、第1実施形態の直線駆動装置10Aと同じであるので、同一又は同等部分については、同一符号を付して説明を省略或いは簡略化する。
その他の構成及び作用効果については、上記第1実施形態の直線駆動装置10Aと同様である。
次に、図3を参照して、本発明に係る直線駆動装置の第3実施形態について説明する。なお、本実施形態の直線駆動装置10Cは、ねじ機構61,62の配置が第1実施形態の直線駆動装置10Aと逆であり、滑りねじ機構62が内径側に配置され、ボールねじ機構61が外径側に配置されている。それ以外の構成は、第1実施形態の直線駆動装置10Aと同じであるので、第1実施形態と同一又は同等部分については、同一符号を付して説明を省略或いは簡略化する。
その他の構成及び作用効果については、第1実施形態の直線駆動装置10Aと同様である。
次に、図4を参照して、本発明に係る直線駆動装置の第4実施形態について説明する。
なお、本実施形態の直線駆動装置10Dは、モータ70及び回転伝達部80の設置位置が、ボールねじ機構61及び滑りねじ機構62と軸方向で重なり、且つ径方向外方に配置されている以外、第1実施形態の直線駆動装置10Aと同じであるので、同一又は同等部分については、同一符号を付して説明を省略或いは簡略化する。
その他の構成及び作用効果については、第1実施形態の直線駆動装置10Aと同様である。
例えば、滑りねじ機構は、台形ねじに限定されず、三角ねじ、角ねじ、のこ歯ねじ、丸ねじ、テーパねじなどであってもよい。また、ボールねじ機構は、ボールねじに限定されず、ローラねじとしてもよい。更に、ボールねじ機構の転動体の循環構造は、駒式としたが、エンドデフレクタ式、チューブ式、エンドギャップ式のいずれの方式も採用可能である。また、差動ねじ機構以外の、例えば駆動装置や回転伝達部などの構成は、本実施形態に限定されるものではない。
(1) ハウジングと、
前記ハウジングに内嵌固定される外側ナットと、
前記外側ナットと同心状に位置し、前記外側ナットに対して相対回転不能、且つ軸方向移動自在に配置されたねじ軸と、
前記ねじ軸及び前記外側ナットと同心状に位置し、前記外側ナットと前記ねじ軸との間に配置された中間ナットと、
前記中間ナットを回転駆動する駆動装置と、
前記中間ナットに対して相対的に軸方向移動可能に係合して、前記駆動装置の回転力を前記中間ナットに伝達する回転伝達部と、
を備え、
前記ねじ軸の外周面と前記中間ナットの内周面との間と、前記中間ナットの外周面と前記外側ナットの内周面との間とのいずれか一方には、一対のボールねじ溝間に複数のボールが転動自在に配設されたボールねじ機構が設けられ、
前記ねじ軸の外周面と前記中間ナットの内周面との間と、前記中間ナットの外周面と前記外側ナットの内周面との間とのいずれか他方には、互いに回転摺動する滑りねじ溝を有する滑りねじ機構が設けられることを特徴とする直線駆動装置。
(2) 前記ボールねじ機構のリードは、前記滑りねじ機構のリードよりも大きいことを特徴とする(1)に記載の直線駆動装置。
(3) 前記ボールねじ機構のボールねじ溝と、前記滑りねじ機構の滑りねじ溝とは、巻き方向が互いに同方向であり、且つ互いに異なるリードを有することを特徴とする(1)に記載の直線駆動装置。
(4) 前記ボールねじ機構のボールねじ溝と、前記滑りねじ機構の滑りねじ溝とは、巻き方向が互いに逆方向に形成されることを特徴とする(1)に記載の直線駆動装置。
(5) 前記駆動装置は、軸方向において前記外側ナットと重なり、且つ前記外側ナットの径方向外方に配設されることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の直線駆動装置。
11 ハウジング
20 ねじ軸
21,31,42,52 ボールねじ溝
22,38,41,51 滑りねじ溝
30 中間ナット
33 ボール
39 雄スプライン(回転伝達部)
50 外側ナット
60 差動ねじ機構
61 ボールねじ機構
62 滑りねじ機構
70 モータ(駆動装置)
74 雌スプライン(回転伝達部)
80 回転伝達部
Claims (2)
- ハウジングと、
前記ハウジングに内嵌固定される外側ナットと、
前記外側ナットと同心状に位置し、前記外側ナットに対して相対回転不能、且つ軸方向移動自在に配置されたねじ軸と、
前記ねじ軸及び前記外側ナットと同心状に位置し、前記外側ナットと前記ねじ軸との間に配置された中間ナットと、
前記中間ナットを回転駆動する駆動装置と、
前記中間ナットに対して相対的に軸方向移動可能に係合して、前記駆動装置の回転力を前記中間ナットに伝達する回転伝達部と、
を備え、
前記ねじ軸の外周面と前記中間ナットの内周面との間と、前記中間ナットの外周面と前記外側ナットの内周面との間とのいずれか一方には、一対のボールねじ溝間に複数のボールが転動自在に配設されたボールねじ機構が設けられ、
前記ねじ軸の外周面と前記中間ナットの内周面との間と、前記中間ナットの外周面と前記外側ナットの内周面との間とのいずれか他方には、互いに回転摺動する滑りねじ溝を有する滑りねじ機構が設けられ、
前記駆動装置は、軸方向において前記外側ナットと重なり、且つ前記外側ナットの径方向外方に配設されることを特徴とする直線駆動装置。 - 前記ボールねじ機構のリードは、前記滑りねじ機構のリードよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の直線駆動装置。
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JP2016002195A JP6627518B2 (ja) | 2016-01-08 | 2016-01-08 | 直線駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016002195A JP6627518B2 (ja) | 2016-01-08 | 2016-01-08 | 直線駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017122485A JP2017122485A (ja) | 2017-07-13 |
JP6627518B2 true JP6627518B2 (ja) | 2020-01-08 |
Family
ID=59306268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016002195A Active JP6627518B2 (ja) | 2016-01-08 | 2016-01-08 | 直線駆動装置 |
Country Status (1)
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2016
- 2016-01-08 JP JP2016002195A patent/JP6627518B2/ja active Active
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