JPWO2008050434A1 - 液滴吐出装置及び液滴吐出装置を用いた液滴の吐出方法並びに液体貯留ユニット - Google Patents

液滴吐出装置及び液滴吐出装置を用いた液滴の吐出方法並びに液体貯留ユニット Download PDF

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Abstract

圧力状態を均一にして液滴の吐出状態を安定させると共に液種の制限を受けずに容易に様々な液種を変更使用することのできる液滴吐出装置及び液滴吐出装置を用いた液滴の吐出方法並びに液体貯留ユニットを提供すること。電気駆動素子12の駆動によりノズル13から液滴を吐出させるヘッド10と、液体を貯留すると共にヘッド10へ供給する液体貯留ユニット20とを備える。液体貯留ユニット20がほぼ水平に配置された細長い流路40を有している。

Description

本発明は、液滴吐出装置及び液滴吐出装置を用いた液滴の吐出方法並びに液体貯留ユニットに関する。
従来、液滴吐出装置として、例えば特許文献1乃至3に記載の如きものが知られている。
特許文献1に記載のインクジェット記録装置は、インクカートリッジを保持するバネ部材によってインクの重量変化に対応してインクカートリッジの設置の高さを上下させ、内部のインクの液面を一定に保つことによりインクを安定して供給するものである。また、特許文献2に記載のインク圧力保持システムは、容器中のインク重量に対して付勢するようにしたスプリングにひとつ又は複数のインク貯蔵容器が載せられて支持し、インクの減少に応じてインクの水位を一定に保って一定圧力でインクの吐出を行うものである。
しかし、いずれの装置においても、バネにより液面を一定に保つ構成であるため構造が複雑となっていた。また、インクの比重に応じてバネ部材の弾性力を調整する必要があり、液種の変更が困難となっていた。
また、特許文献3に記載のインクジェットペンは、ハウジング内にインクジェットプリンタヘッドにインクを送るためのインクの貯蔵を行うポリウレタンフォーム等の吸収性の発泡材を配置し、このフォームの毛管力によりインクの貯蔵、吐出を行うものである。しかし、インクはこのフォームに吸収させるため、微粒子を含んだ液体等を吐出させることができず、適合する液種が制限されていた。
特開平05−185601号 特開平10−323994号 特開昭63−87242号
かかる従来の実情に鑑みて、本発明の第一の目的は、圧力状態を均一にして液滴の吐出状態を安定させることの可能な液滴吐出装置及び液滴吐出装置を用いた液滴の吐出方法並びに液体貯留ユニットを提供することにある。
また、本発明の第二の目的は、液種の制限を受けずに容易に様々な液種を変更使用することのできる液滴吐出装置及び液滴吐出装置を用いた液滴の吐出方法並びに液体貯留ユニットを提供することにある。
上記第一の目的を達成するため、本発明に係る液滴吐出装置の特徴は、電気駆動素子の駆動によりノズルから液滴を吐出させるヘッドと、前記液体を貯留すると共にヘッドへ供給する液体貯留ユニットとを備え、前記液体貯留ユニットがほぼ水平に配置された細長い流路を有していることにある。
上記特徴によれば、液体貯留ユニットは流路なので気泡が発生して圧力変動を生じにくく、また、液が減っても圧力一定となり、インク種別を問わずに安定吐出可能である。
前記液体貯留ユニットは前記ヘッドに対し着脱可能であることが望ましい。前記液体貯留ユニットは、前記流路を形成する流路部材と、この流路部材を収納するケースとを備え、前記流路部材は着脱交換可能とするとよい。また、前記液体貯留ユニットは、前記流路を形成するチューブと、このチューブを収納するケースとを備え、前記ケースはチューブをほぼ同一平面上に位置するように収納するものであってもよい。
そして、前記ケースは前記チューブと前記ヘッドとを接続するジョイントを備えており、このジョイントは前記チューブを支持する前記ケースの支持平板の平面方向に直交する方向に中心軸を有する管状で、前記チューブとの接続後に平板の平面方向にジョイント部の中心軸を配向させるように屈曲可能であることがのぞましい。
前記液体貯留ユニットは、一対の平板間に仕切壁を設けて前記流路を形成したものであってもよい。また、前記液体貯留ユニットはその外部から前記流路内の収納液の終端位置を目視可能とすることが望ましい。さらに、前記液体貯留ユニットの上面には前記終端位置を測定する目盛が附すとよい。
前記液体貯留ユニットとヘッドとの接続部にはこれらの相対回転を防止する回転防止手段を設けても構わない。また、前記液体貯留ユニットとヘッドとの接続部に対する他端には、液供給器具を接続するための他のジョイントが設けられている。
また、上記の第二の目的を達成するため、前記液体貯留ユニットを前記ヘッドのノズル形成面に近い位置に接続することが望ましい。貯留ユニットとノズルとの高低差の減少で、液比重の変動による圧力条件の変動を防ぐことができるからである。前記液体貯留ユニットが前記電気駆動素子に対する電気ケーブルの下側に配置されている。
また、上記いずれかの特徴に記載の液滴吐出装置を用いた液滴の吐出方法の特徴は、前記電気駆動素子を駆動させて液滴を吐出させることにある。
また、上記いずれかの特徴に記載の液滴吐出装置に用いられる液体貯留ユニットの特徴は、前記ヘッドに対し着脱可能なジョイントにより接続されていることにある。
上記本発明に係る液滴吐出装置及び液滴吐出装置を用いた液滴の吐出方法並びに液体貯留ユニットの特徴によれば、細長い流路に構成して気泡の侵入を防ぎ、圧力状態を均一にして液滴の吐出状態を安定させることが可能となった。
また、比重や状態の異なる様々な液種を安定条件下で簡易に吐出させることが可能となった。さらに、液種の制限を受けずに容易に様々な液種を変更することが可能となった。
本発明の他の目的、構成及び効果については、以下の発明の実施の形態の項から明らかになるであろう。
液体貯留ユニットのケース上部を開いた状態における平面図である。 液滴吐出装置の縦断面図であり、(a)は全体図、(b)はシリンジを用いた場合の注入口の断面図、(c)はピペットを用いた場合の注入口の断面図である。 ケースの成形後の断面図である。 チューブの断面図である。 ヘッドジョイント近傍の正面図である。 第二実施形態に係るヘッドの斜視図である。 第三実施形態に係る図1相当図である。 第四実施形態に係る図1相当図である。 第五実施形態に係る図1相当図である。 第五実施形態に係る液体貯留ユニット縦断面図である。 第六実施形態に係る図1相当図である。 第六実施形態に係る液体貯留ユニット縦断面図である。 第七実施形態に係る液体貯留ユニットであり、(a)は平面図、(b)は縦断面図、(c)は正面図である。
符号の説明
1:液滴吐出装置、10:ヘッド、11:ブラケット、12:電気駆動素子、13:ノズル、14:ノズル側流路、15:凹部、15a:切込、16:突出部、18:電気ケーブル、20:液体貯留ユニット、30:ケース、30a:ヒンジ、30c:切欠、31:ケース下部、31a:支持平板、31b:係合部、31c:チューブガイド、32:ケース上部、32a:上板、32c:チューブ押え、32d:目盛、33:注入ジョイント、33a:ヒンジ、33b:突起、34:チューブ口、34a,b:エルボー、34c,d:パッキング、35:注入口、35a:シリンジ口、35b:ピペット口、36:ヘッドジョイント、36a:ヒンジ、36b:突起、37:チューブ口、37a,b:エルボー、37c,d:パッキング、38:ヘッド口、38a:凹部、39:回転防止手段、39a:突起、39b:張出片、40:流路部材、41:チューブ、42:注入口、43:ヘッド口、44,45,46:流路モジュール、100:液供給器具、101:シリンジ先端、102:ピペット先端、E:終端位置、F:流路、P1:ノズル形成面、L1a,b:口部中心軸:、L2a,b:ケース側中心軸:、LQ:液体
次に、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
図1〜5は第一実施形態を示し、液滴吐出装置1は、互いに着脱自在なヘッド10と液体貯留ユニット20とを備えている。ヘッド10は、樹脂製のブラケット11に、ノズル13,ノズル側流路14及び電気駆動素子12を固定してなる。この電気駆動素子は例えばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)を用いて構成され、ブラケット11の上部に設けられた電気ケーブル18からの駆動電流により伸縮駆動し、ノズル13近傍に位置し図示しない圧力室の一部をなす振動膜を振動させて液滴を吐出する。この液滴の吐出状態を一定に維持すべく、液体貯留ユニット20はヘッド10のノズル13に対する液体の供給圧力の変動を可能な限り小さく抑制するように構成されている。
本実施形態において、液体貯留ユニット20は、ケース30とこのケース30に着脱自在で流路Fを形成する流路部材40としてのチューブ41を備えている。ケース30は、ケース下部31及びケース上部32と、ケース下部31に対し屈曲自在に連続する注入ジョイント33及びヘッドジョイント36とよりなり、これらの部分は樹脂の射出成形により一体形成されている。ケース下部31及びケース上部32はヒンジ30aで開閉自在に連続すると共に、係合部31bで閉じられる。
ケース下部31の底面である支持平板31aは平面をなし、ヘッドジョイント36及び回転防止手段39を介したヘッド10との連結状態において、全体として水平を維持することにより、この支持平板31a上に支持されるチューブ41内の流路Fを水平に維持する。その結果としてノズル13、ノズル側流路14に作用する圧力が一定に保たれる。本実施形態では、チューブ41は支持平板31a上で螺旋状に巻回され、支持平板31aから複数箇所で上側に突出するチューブガイド31cによりその位置を保持する。
チューブ41は透明又は半透明の屈曲可能な樹脂材料よりなり、図4に示すようにほぼ一定の直径を有する流路Fを形成している。内部に貯留された液体LQは表面張力により終端位置Eを形成し、液体LQが減るに従って終端位置Eは流路Fに沿って移動する。流路Fは上述の構成により水平に保たれ重力の作用は一定であるから、かかる液体LQの挙動が続く限り液体LQには気泡が生じることもなく、安定した圧力がノズル13に作用することとなる。
ケース上部32も支持平板31aとほぼ平行に対向する上板32aを備えている。図1ではケース上部32の閉じ状態で位置を表示するが、この上板32aからは閉じ状態で下方に向かって3カ所から突出し、チューブ41に接当することによりチューブ41の位置を固定するチューブ押え32cを備えている。また、上板32aにはチューブ41の螺旋に沿ってケース上部32側、すなわちケース30の上側からチューブ41内の液体の終端位置Eの目安を知るための目盛32dを複数適宜間隔を置いて形成してある。この目盛32dは、印刷、上板32aの形状変更等によって形成することができ、終端位置Eの確認のために上板32aは少なくとも透明又は半透明であることが望ましい。また、上板32aが非透明である場合は、目盛32dを透明としてもよい。
注入ジョイント33及びヘッドジョイント36はヒンジ33a,ヒンジ36aによりケース下部31に揺動自在に連結されている。チューブ41の取り付け前は図3の如く支持平板31aの平面にチューブ口34,チューブ口37の口部中心軸L1a,L2aを直交させる状態であり、この状態においてチューブ口34,チューブ口37にそれぞれチューブ41の注入口42,ヘッド口43を差し込み、90度揺動して図2の状態の如く口部中心軸L1a,L2aを支持平板31aに平行なケース側中心軸L2a,L2bに一致させる。注入ジョイント33,ヘッドジョイント36の揺動により、このようなチューブ41の着脱が可能となり、また、図3の状態におけるチューブ口34,注入口35,チューブ口37,ヘッド口38の型抜きが可能での成形が容易となる。注入ジョイント33,ヘッドジョイント36は図2の直立状態において、両側をケース下部31に嵌合させると共に、ケース上部32の閉じ状態において上部の突起33b、突起36bをケース上部32に嵌合させて位置を固定している。
筒状の注入口35の内部には段階的に次第に径を狭めるシリンジ口35a,ピペット口35bを形成してある。液供給器具100としてシリンジを用いる場合は、そのシリンジ先端101をシリンジ口35aに嵌合させ、液供給器具100としてピペットを用いる場合には、そのピペット先端102をピペット口35bに嵌合させる。チューブ口34の流路はピペット口35bよりもさらに狭くなっており、これらの構成により流路F内への気泡の侵入を防いでいる。
ヘッド10への連結手段をなすヘッドジョイント36は図2の状態で外側に筒状のヘッド口38を突出させており、図2,5に示すように、このヘッド口38の内部はテーパー状の凹部38aを備えている。一方、ブラケット11の背面はヘッド口38を受け入れる凹部15と凹部38aに嵌合する突出部16とを備えている。そして、ヘッド口38,凹部15,突出部16の嵌合により、チューブ41の流路Fをヘッド10のノズル側流路14に機密状態で連通させる。ヘッドジョイント36におけるヘッド口38の下部には一対の突起39aを突出させてあり、ブラケット11の背面に形成した二個の凹部にこれら一対の突起39aをそれぞれ嵌合させることで、ヘッド口38との嵌合と相まってヘッド10と液体貯留ユニット20との相対回転を防ぐ回転防止手段39を構成してある。
上述の如くチューブ41の主要部である巻回部は支持平板31a上で水平に保たれているため、ノズル13に対する圧力変動を抑制することができる。チューブ口37,ヘッド口38部での部分的な昇降による圧力差は、流路Fの主要部内に液体LQが貯留される限り、ノズル13に圧力的な影響を及ぼすことはない。ヘッド10と液体貯留ユニット20との連結状態において、ノズル13の位置するノズル形成面P1はチューブ41の主要部が位置する支持平板31aの面に近接している。これにより、チューブ41とノズル形成面P1との圧力差がさらに抑制される。
使用に際しては、上記構成の液体貯留ユニット20に対し注入口35から液体LQを液供給器具100でヘッド口38側に達するまで供給し、ヘッド口38を介して液体貯留ユニット20をヘッド10に連結する。液体LQの混合を防ぐ際にはチューブ41を交換すればよく、ケース30を含め液体貯留ユニット20全体を交換することで、液体LQの保存、試験を容易に行うことができる。
次に、本発明の他の実施形態の可能性について言及する。なお、上述の実施形態と同様の部材には同一の符号を附してある。
上記実施形態では、回転防止手段39として、一対の突起39aを用いた。しかし、図6に示すように、ヘッド口38の放射方向に一対の張出片39bを突出させ、これら一対の張出片39bを嵌合させる切込15aをヘッドに形成し、両者の嵌合でこれらの相対回転を防止する回転防止手段39を構成してもよい。
上記実施形態では、流路部材40を構成するチューブ41を巻回させたが、チューブ41及び流路Fの配置はこれに限られるものではない。例えば、図7に示すように、チューブ41を直線状に配置させたり、図8に示すように蛇行状に配置しても構わない。
上記実施形態では、流路部材40をチューブ41により構成したが、例えば、図9、10に示すように、蛇行状の流路Fを形成した流路モジュール44として構成してもよい。流路モジュール44は例えば合成樹脂やガラスの成型品として構成することができ、また、少なくとも上面は透明又は半透明の目視可能な材料で作成するとよい。注入ジョイント33及びヘッドジョイント36と流路モジュール44とは、エルボー34a,エルボー37aをそれぞれ流路モジュール44に形成した孔に嵌合させることでそれぞれ連結される。一方、図11,12の実施形態では、流路部材40として構成された流路モジュール45と注入ジョイント33及びヘッドジョイント36とが、ケース30の蓋に固定されたエルボー34b、エルボー37b及びパッキング34c、パッキング37cを介して連結される。
図13に示す実施形態では、流路部材40は硬質な直管状の流路モジュール46として構成される。本実施形態では、ケース30の上面は解放され、左右に一対の切欠30cを形成してある。そして、流路モジュール46の両端にパッキング34d、パッキング37dを介在させて注入ジョイント33,ヘッドジョイント36を接合し、注入ジョイント33,ヘッドジョイント36を切欠30cにそれぞれ上方より下方に向かって嵌合させる。これらの組み立て状態で、注入ジョイント33の段差部からヘッドジョイント36の段差部までの距離はケース30における一対の切欠30c近傍の内面距離よりも若干大きく形成され、パッキング34d、パッキング37dの弾性力に対抗して強制的に一対の切欠30c間に注入ジョイント33,ヘッドジョイント36を嵌入させることで、流路の機密を維持している。
上記実施形態では、ノズルより液滴を重力方向下側に向かって滴下させるように使用した。しかし、ノズルは必ずしも下側に向ける必要はなく、水平方向や上方に向かって液滴を吐出させるように使用しても構わない。
上記実施形態では、電気駆動素子として圧電素子を用いた。しかし、電気駆動素子として、その他の種類の伸縮可能な素子の他、液体を沸騰させて吐出圧力を発生させる抵抗発熱素子を用いても構わない。
本発明は、化学実験、バイオテクノロジー実験、医療診断、エレクトロニクス生産等に利用することができる。液体は多種類のものを用いることができる。例えば、DNA・蛋白質・菌類等の生体材料、蛍光微粒子、導電体微粒子、樹脂微粒子、セラミック微粒子、顔料染料等、微粒子を含む液体を用いることができる。また、蒸留水等、表面張力の高い液体や、高価な液体を少量用いるのにも適している。印刷により線画等を描く他、例えば、電極形成やマイクロレンズを作成することができる。さらに、液滴を吐出させることで、例えば生体材料チップ等所定の複数箇所に液滴を配置させる他、分注、散布による匂い発生、吐出量調整による配合調整、成膜等に用いることもできる。
【0002】
発明の開示
発明が解決しようとする課題
[0006]
かかる従来の実情に鑑みて、本発明の第一の目的は、圧力状態を均一にして液滴の吐出状態を安定させることの可能な液滴吐出装置及び液滴吐出装置を用いた液滴の吐出方法並びに液体貯留ユニットを提供することにある。
[0007]
また、本発明の第二の目的は、液種の制限を受けずに容易に様々な液種を変更使用することのできる液滴吐出装置及び液滴吐出装置を用いた液滴の吐出方法並びに液体貯留ユニットを提供することにある。
課題を解決するための手段
[0008]
上記第一の目的を達成するため、本発明に係る液滴吐出装置の特徴は、電気駆動素子の駆動によりノズルから液滴を吐出させるヘッドと、前記液体を貯留すると共にヘッドへ供給する液体貯留ユニットとを備え、前記液体貯留ユニットが前記液体を内部に貯留する細長い流路を有し、前記流路に液体を注入する注入口側端部は開放され、前記注入口から前記液体を供給し前記ヘッドを連結した使用状態での前記液体の終端位置が前記流路の内ほぼ水平に配置されている部分に位置することにある。
[0009]
上記特徴によれば、液体貯留ユニットは流路なので気泡が発生して圧力変動を生じにくく、また、液が減っても圧力一定となり、インク種別を問わずに安定吐出可能である。
[0010]
前記液体貯留ユニットは前記ヘッドに対し着脱可能であることが望ましい。前記液体貯留ユニットは、前記流路を形成する流路部材と、この流路部材を収納するケースとを備え、前記流路部材は着脱交換可能とするとよい。また、前記液体貯留ユニットは、前記流路を形成するチューブと、このチューブを収納するケースとを備え、前記ケースはチューブをほぼ同一平面上に位置するように収納するものであってもよい。
[0011]
そして、前記ケースは前記チューブと前記ヘッドとを接続するジョイントを備えており、このジョイントは前記チューブを支持する前記ケースの支持平板の平面方向に直交する方向に中心軸を有する管状で、前記チューブとの接続後に平板の平面方向にジョイント部の中心軸を配向させるように屈曲可能であることがのぞましい。
[0012]
前記液体貯留ユニットは、一対の平板間に仕切壁を設けて前記流路を形成したものであってもよい。また、前記液体貯留ユニットはその外部から前記流路内の収納液の終端位置を目視可能とすることが望ましい。さらに、前記液体貯留ユニットの上面

Claims (14)

  1. 電気駆動素子の駆動によりノズルから液滴を吐出させるヘッドと、前記液体を貯留すると共にヘッドへ供給する液体貯留ユニットとを備え、前記液体貯留ユニットがほぼ水平に配置された細長い流路を有している液滴吐出装置。
  2. 前記液体貯留ユニットは前記ヘッドに対し着脱可能である請求項1記載の液滴吐出装置。
  3. 前記液体貯留ユニットは、前記流路を形成する流路部材と、この流路部材を収納するケースとを備え、前記流路部材は着脱交換可能である請求項1記載の液滴吐出装置。
  4. 前記液体貯留ユニットは、前記流路を形成するチューブと、このチューブを収納するケースとを備え、前記ケースはチューブをほぼ同一平面上に位置するように収納するものである請求項1記載の液滴吐出装置。
  5. 前記ケースは前記チューブと前記ヘッドとを接続するジョイントを備えており、このジョイントは前記チューブを支持する前記ケースの支持平板の平面方向に直交する方向に中心軸を有する管状で、前記チューブとの接続後に平板の平面方向にジョイント部の中心軸を配向させるように屈曲可能である請求項4記載の液滴吐出装置。
  6. 前記液体貯留ユニットは、一対の平板間に仕切壁を設けて前記流路を形成したものである請求項1記載の液滴吐出装置。
  7. 前記液体貯留ユニットはその外部から前記流路内の収納液の終端位置を目視可能である請求項1記載の液滴吐出装置。
  8. 前記液体貯留ユニットの上面には前記終端位置を測定する目盛が附されている請求項7記載の液滴吐出装置。
  9. 前記液体貯留ユニットとヘッドとの接続部にはこれらの相対回転を防止する回転防止手段が設けられている請求項1記載の液滴吐出装置。
  10. 前記液体貯留ユニットとヘッドとの接続部に対する他端には、液供給器具を接続するための他のジョイントが設けられている請求項1記載の液滴吐出装置。
  11. 前記液体貯留ユニットが前記ヘッドのノズル形成面に近い位置に接続されるものである請求項1記載の液滴吐出装置。
  12. 前記液体貯留ユニットが前記電気駆動素子に対する電気ケーブルの下側に配置されている請求項11記載の液滴吐出装置。
  13. 前記電気駆動素子を駆動させて液滴を吐出する請求項1〜12のいずれかに記載の液滴吐出装置を用いた液滴の吐出方法。
  14. 請求項1〜12のいずれかに記載の液滴吐出装置に用いられる前記液体貯留ユニットであって、前記ヘッドに対し着脱可能なジョイントにより接続されている前記液体貯留ユニット。
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