JPH05444U - インクジエツトプリンタのインク供給装置 - Google Patents

インクジエツトプリンタのインク供給装置

Info

Publication number
JPH05444U
JPH05444U JP5591191U JP5591191U JPH05444U JP H05444 U JPH05444 U JP H05444U JP 5591191 U JP5591191 U JP 5591191U JP 5591191 U JP5591191 U JP 5591191U JP H05444 U JPH05444 U JP H05444U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
print head
loop
ink supply
supply device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5591191U
Other languages
English (en)
Inventor
健一 佐武
達也 菊村
菊之助 辻
Original Assignee
三田工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三田工業株式会社 filed Critical 三田工業株式会社
Priority to JP5591191U priority Critical patent/JPH05444U/ja
Publication of JPH05444U publication Critical patent/JPH05444U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】シリアル型のインクジェットプリンタにおける
インク供給装置にあって、用紙上の画像にチリを発生さ
せないようにすることを目的としている。 【構成】シリアル型のインクジェットプリンタ1におい
て、インク供給手段2とプリントヘッド4との間を、そ
のプリントヘッド4の左右に略水平なループ状に展開し
かつそのプリントヘッド4の移動によってもそのループ
が維持されるようなインクチューブ3によって連結する
とともに、プリントヘッド4に接続されるインクチュー
ブの左右両側部分3a,3bをプリントヘッド4に対し
て左右対称となるように保形している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はインクジェットプリンタのインク供給装置に係り、詳しくは、シリア ル型のインクジェットプリンタにおけるインクの供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シリアル型のインクジェットプリンタは、横方向に設けられたガイドステーに 沿って往復移動するプリントヘッドに取り付けられた微小なノズルから、用紙に インクを噴射させて文字や図形などをプリントするものであるが、そのプリント ヘッドへのインクの供給は、従来、一本のインクチューブによりなされていた。 つまり、定置状態に配置されているインク供給手段であるインクカートリッジま たはインク袋等から、移動するプリントヘッドに対して、柔軟な一本のインクチ ューブにより、インクを供給するようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、上述したような従来のインク供給装置では、プリントヘッドの移動 に伴ってインクチューブも移動するため、インクが用紙に対して真っ直ぐに噴射 せずに、プリントヘッドの移動方向に加速されて、インクが走査方向にずれるジ ッタやインクが放射方向に散逸するサテライトなどのいわゆるチリを発生させる ことがあった。これは、プリントヘッドとともに移動するインクチューブによっ て、そのインクチューブ内に充満しているインクが、プリントヘッドの走査方向 に加速されることから、プリントヘッドに流入するインクも同方向に加速される ため、その影響で、ノズルから噴射されるインクが偏向するためと考えられる。
【0004】 本考案は、このような実情に鑑みてなされ、シリアル型のインクジェットプリ ンタにおけるインク供給装置にあって、用紙上に形成される画像にチリを発生さ せないようにすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、シリアル型のインクジェットプリンタにおけるインク供給装置にあ って、上述の目的を達成するために、インク供給手段とプリントヘッドとの間を 、前記プリントヘッドの左右に略水平なループ状に展開し且つそのプリントヘッ ドの移動によってもそのループが維持されるインクチューブによって連結すると ともに、前記プリントヘッドに接続されるインクチューブの左右両側部分を前記 プリントヘッドに対して左右対称に保形するようにしている。
【0006】
【作 用】
プリントヘッドとインク供給手段とを、略水平なループ状のインクチューブで 連結しているので、そのプリントヘッドに対して、左右両方向から合流して流入 するようなインク供給ルートが形成されており、そのプリントヘッドに接続され るインクチューブの両側部分のインクがプリントヘッドと同方向に移動する。し かるに、そのインクチューブの両側部分が左右対称に保形されているので、その プリントヘッドに対しては、左側部分のインクと、右側部分のインクは、それぞ れ逆方向に移動して、相互に移動量を打ち消し合うこととなる。よって、プリン トヘッドに流入するインクは加速度を持たなくなり、その結果、吐出時における インクの偏向はなくなり、従来のようなチリは発生しなくなる。
【0007】 より詳しくは、プリントヘッドが移動してもインクチューブのループが維持さ れるため、インクはインクチューブのループ内を自在に環流することができる。 よって、例えばプリントヘッドが右側に移動すると、そのプリントヘッドに接続 されているインクチューブの左側部分のインクも右側に移動するが、インク自体 の慣性により、プリントヘッドに加速がある場合、その相対速度はプリントヘッ ドよりも遅く、従って、プリントヘッドに対しては流出する方向に移動すると同 時に、インクチューブの右側部分は、プリントヘッドよりも遅く左側に、つまり プリントヘッドに流入する方向に移動する。すなわち、インクは、インクチュー ブのループ内をやや遅れて、プリントヘッドの移動に流動的に対応して、プリン トヘッドに対する左右のインクの移動が相殺され、加速度を持つことなくプリン トヘッドに流入する。
【0008】
【実施例】
以下に本考案をその実施例に基づいて詳細に説明する。 本例に示すインク供給装置は、図1に示すようなシリアル型のインクジェット プリンタ1に採用され、用紙上にチリのない画像を形成できるように、以下の如 く構成している。
【0009】 このインクジェットプリンタ1では、インク供給手段である差し込み式のイン クカートリッジ2と、プリントヘッド4とが、そのプリントヘッド4の左右に展 開する略水平なループ状に形成されたインクチューブ3を介して連結されており 、かつそのプリントヘッド4が移動しても、インクチューブ3のループが維持さ れるとともに、そのプリントヘッド4に接続されたインクチューブ3の両側部分 3a,3bが左右対称に保形されるように構成されている。かかる構成により、 プリントヘッド4に対して、インクが左右両方向から流入するようなインク供給 ルートが形成され、そのプリントヘッド4に接続されるインクチューブ3の左側 部分3aと右側部分3b内のインクのプリントヘッド4に対する相対移動量が相 互に打ち消されるので、プリントヘッド4に対して加速度を持つことなくインク を流入させることができる。その結果、吐出時におけるインクの偏向はなくなり 、チリのない画像を形成することができる。
【0010】 さらに詳しく説明すると、プリントヘッド4は、横方向に配置された一対のガ イドステー8a,8bに跨乗し、かつ、その一端側に立設されたモータ6の出力 軸に固定された原動輪13と、ガイドステー8a,8bの他端側に立設された支 軸に回転自在に支持されている従動輪14とに掛張されたタイミングベルト7に 取り付けられて、そのタイミングベルト7とともに、左右方向に移動走査される ようになっている。
【0011】 一方、用紙5は、略水平に横方向に配置されたガイド板16上に載せられて、 プラテンローラ17および搬送ローラ18によって、プリントヘッド4に直交す る方向(矢印A方向)に移動され、上述したプリントヘッド4に取り付けられて いるノズルが、その用紙5上に近接してシリアルに走査動作するようになってい る。
【0012】 また、ガイドステー8a,8bの一端側には、吐出回復装置12が設けられ、 ポンプ10を介してインク回収チューブ19により、インクカートリッジ2の下 部に一体に取り付けられた廃インクカートリッジ11が、その吐出回復装置12 と接続され、インクカートリッジ2を交換した時などには、その吐出回復装置1 2にプリントヘッド4を載せて、吐出回復動作をおこなえるようにしている。
【0013】 一方、インクカートリッジ2は、図示しないが、ガイド部材に案内されて収納 ケースに収納され、その内部に設けられているインク袋の前方に突出した肉厚部 に、インクチューブ3の一本化された基端部3eに取り付けたインク供給針の先 端を刺し込ませて、内部のインクを吸いだし、ループを介して左右両側からプリ ントヘッド4にインクを供給できるようになっている。
【0014】 そして、インクチューブ3は、上述したようなループを形成するために、ルー プ基端部3cが樹脂製の押さえ部材21によって、本体フレーム(図示省略)に 固定されるとともに、その基端部3cから左右に延びる直線部分はコイルスプリ ング20a,20bに抱持されている。一方、プリントヘッド4と接続されるル ープ先端部3dから左右に延びる直線部分は、プリントヘッド4に押え部材23 を介してビス止め等により固定されるコイルスプリング20c,20dによって 抱持されている。かかる構成により、プリントヘッド4が移動しても、インクチ ューブ3は常にループ形状を維持できるともに、特に、プリントヘッド4に接続 される左右両側部分3a,3bが左右対称に保形される(図2参照)。なお、図 1中、符号22はインク残量検知器である。
【0015】 以上のように構成されるインクジェットプリンタ1によれば、プリントヘッド 4が、図2に示すように、左右に移動すると、インクチューブ3のループ先端部 3dも同期して移動するが、前述したように、そのインクチューブ3により、プ リントヘッド4に対して左右両方向から合流してインクが流入するようなインク 供給ルートが形成されているため、そのプリントヘッド4に対しては、そのプリ ントヘッド4の左側部分3aのインクと、右側部分3bのインクは、それぞれ逆 方向に移動することとなる。よって、その左側部分3aのインクと、右側部分3 bのインクの、プリントヘッド4に対する相対変位量が相互に打ち消されること となり、たとえプリントヘッド4が加速された場合にも、そのプリントヘッド4 に対して流入するインクは加速度を持たなくなる。その結果、インクは偏向する ことなく、用紙5に対してまっすぐ噴射され、従来のようなチリは発生しなくな るのである。
【0016】 より詳細には、前述したように、インクチューブ3は、そのループ基端部3c とループ先端部3dが、コイルスプリング20a,20bおよび20c,20d によって保形支持されているため、プリントヘッド4が移動しても、ループ形状 は安定に維持されており、インクはそのループ内を自在に環流することができる 。そして、プリントヘッド4とともに移動する左右両側部分3a,3bがループ 先端部3dに対して逆T字状に左右対称となっている。よって、例えばプリント ヘッド4が右側に移動すると、インクチューブ3の左側部分3aのインクも右側 に移動するが、立ち上がり時や行端付近等でプリントヘッド4に加速がある場合 には、インク自体の慣性により、その相対移動速度はプリントヘッド4よりも遅 くなるため、プリントヘッド4から離れる(流出)方向に移動する。これに対し て、右側部分3bも、プリントヘッド4よりも遅く右側に移動するが、プリント ヘッド4に対しては流入する方向に移動する。ここにおいて、インクが非圧縮性 の流体であることから、上述したようなプリントヘッド4の移動に伴い、インク はループ部内を自在に環流して流動的に対応し、そのループ先端部3dでは、走 査方向のインクの移動量がその左右で相殺され、プリントヘッド4に加速度なく 流入することになるのである。
【0017】 なお、プリントヘッド4に接続されるインクチューブ3の左右両側部分3a, 3bは、必ずしも実施例のように、直線状に保形されていなくてもよく、例えば 図3に示すように、その左右両側部分3a,3bがプリントヘッドに対して左右 対称となるように、つまりループ先端部3dの両側が対称となるように保形され ていればよい。また、その保形手段は、コイルスプリング20c,20dに限ら れることなく、硬質の被覆チューブやT字状の金具等を採用してもよく、あるい は、インクチューブ3を部分的に硬化させてもよい。
【0018】
【考案の効果】
本考案のインクジェットプリンタのインク供給装置によれば、以上説明したよ うに、インク供給手段とプリントヘッドとの間を、そのプリントヘッドの左右に 略水平なループ状に展開し、かつそのプリントヘッドの移動によってもループが 維持されるようにしたインクチューブによって連結するとともに、そのプリント ヘッドに接続されるインクチューブの左右両側部分をそのプリントヘッドに対し て左右対称となるように保形しているので、プリントヘッドの移動によっても、 インクを加速させることなく、プリントヘッドに流入させることができる。よっ て、従来のように、プリントヘッドからインクを偏向させることなく噴射させる ことができ、チリのない鮮明な画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるインクジェットプリン
タの斜視図である。
【図2】プリントヘッドの移動に伴うインクチューブの
ループの移動状態を説明するための作動説明図である。
【図3】ループ先端部の左右両側部分の異なる実施例を
示す部分拡大図である。
【符号の説明】
1─インクジェットプリンタ、2─インク供給手段(イ
ンクカートリッジ)、3─インクチューブ、3a…左側
部分、3b…右側部分、4─プリントヘッド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 シリアル型のインクジェットプリンタに
    おけるインク供給装置であって、インク供給手段とプリ
    ントヘッドとの間が、前記プリントヘッドの左右に略水
    平なループ状に展開し且つそのプリントヘッドの移動に
    よってもそのループが維持されるインクチューブによっ
    て連結されるとともに、前記プリントヘッドに接続され
    るインクチューブの左右両側部分が前記プリントヘッド
    に対して左右対称に保形されていることを特徴とするイ
    ンクジェットプリンタのインク供給装置。
JP5591191U 1991-06-22 1991-06-22 インクジエツトプリンタのインク供給装置 Pending JPH05444U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5591191U JPH05444U (ja) 1991-06-22 1991-06-22 インクジエツトプリンタのインク供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5591191U JPH05444U (ja) 1991-06-22 1991-06-22 インクジエツトプリンタのインク供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05444U true JPH05444U (ja) 1993-01-08

Family

ID=13012304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5591191U Pending JPH05444U (ja) 1991-06-22 1991-06-22 インクジエツトプリンタのインク供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05444U (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4950638U (ja) * 1972-08-10 1974-05-04
JPS53112636U (ja) * 1977-02-15 1978-09-08
JPS6254326U (ja) * 1985-09-25 1987-04-04
WO2008050434A1 (fr) * 2006-10-26 2008-05-02 Cluster Technology Co., Ltd. Appareil d'éjection de gouttelette, procédé d'éjection de gouttelette au moyen dudit appareil et unité de rétention de liquide
JP2015009412A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 株式会社ミマキエンジニアリング インクジェットプリンター

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4950638U (ja) * 1972-08-10 1974-05-04
JPS53112636U (ja) * 1977-02-15 1978-09-08
JPS6254326U (ja) * 1985-09-25 1987-04-04
WO2008050434A1 (fr) * 2006-10-26 2008-05-02 Cluster Technology Co., Ltd. Appareil d'éjection de gouttelette, procédé d'éjection de gouttelette au moyen dudit appareil et unité de rétention de liquide
JP2015009412A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 株式会社ミマキエンジニアリング インクジェットプリンター

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080111843A1 (en) Ink-jet recording apparatus and recording method therefor
JP2010052417A (ja) 画像形成装置
JP2010064459A (ja) 画像形成装置及び用紙搬送装置
JP4810215B2 (ja) 往復するキャリッジおよび2段フレーム構造を備えたプリンタ
JPH05444U (ja) インクジエツトプリンタのインク供給装置
US7568852B2 (en) Printer with reciprocating printhead carriage
US20050068358A1 (en) Inkjet printing device
JP6520170B2 (ja) 液体供給装置、及び液体供給方法
JP2019166786A (ja) 画像形成装置
JP6115101B2 (ja) 画像形成装置
US11059307B2 (en) Printing apparatus and moving method for support portion
JP4957004B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH0725083A (ja) インクジェット記録装置
JP2000062166A (ja) 描画ヘッド装置
JP4222605B2 (ja) 画像形成装置
JP2004017314A (ja) インクジェット画像形成装置
US11192736B2 (en) Image forming device
JP4748123B2 (ja) インクジェット記録装置
EP0659568B1 (en) Inkjet printer
JP7286978B2 (ja) 液体噴射装置
JP2004230798A (ja) シリアル装置
JP2022016747A (ja) インクジェット記録装置
JPH0880612A (ja) シリアルインクジェット記録装置
JP2013035164A (ja) 画像形成装置
JP3212066B2 (ja) インクジェット式印刷記録装置