JP5326618B2 - 液体検出装置及びそれを用いた液体収容容器 - Google Patents

液体検出装置及びそれを用いた液体収容容器 Download PDF

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Description

本発明は、特にインクジェット式記録装置等の液体消費装置における液体(インク)残量等の検出に適した液体検出装置、及び同装置を備えた液体収容容器に関する。
従来の液体消費装置の代表例としては、画像記録用のインクジェット式記録ヘッドを備えたインクジェット式記録装置がある。その他の液体噴射装置としては、例えば液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッドを備えた装置、有機ELディスプレイ、面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッドを備えた装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドを備えた装置、精密ピペットとしての試料噴射ヘッドを備えた装置等が挙げられる。
液体消費装置の代表例であるインクジェット式記録装置においては、圧力発生室を加圧する圧力発生手段と加圧されたインクをインク滴として射出するノズル開口とを有するインクジェット記録ヘッドが、キャリッジに搭載されている。インク収容容器内のインクが流路を介して記録ヘッドに供給され続けることにより、印刷を継続可能に構成されている。インク収容容器は、例えばインクが消費された時点でユーザーが簡単に交換できる、着脱可能なカートリッジとして構成されている。
従来、インクカートリッジのインク消費の管理方法としては、記録ヘッドでのインク滴の射出数やメンテナンスにより吸引されたインク量をソフトウェアにより積算してインク消費を計算により管理する方法や、インクカートリッジに液面検出用の電極を取付けることにより実際にインクが所定量消費された時点を管理する方法などがある。
しかしながら、ソフトウェアによりインク滴の吐出数やインク量を積算してインク消費を計算上管理する方法には、次のような問題がある。ヘッドの中には吐出インク滴に重量バラツキを有するものがある。このインク滴の重量バラツキは画質には影響を与えないが、バラツキによるインク消費量の誤差が累積した場合を考慮して、マージンを持たせた量のインクをインクカートリッジに充填してある。従って、個体によってはマージン分だけインクが余るという問題が生ずる。
一方、電極によりインクが消費された時点を管理する方法は、インクの実量を検出できるので、インク残量を高い信頼性で管理できる。しかしながら、インクの液面の検出をインクの導電性に頼ることになるので、検出可能なインクの種類が限定され、電極のシール構造が複雑化してしまうという欠点がある。また、電極の材料としては、通常は導電性が良く耐腐食性も高い貴金属が使用されるので、インクカートリッジの製造コストがかさむ。さらに、2本の電極を装着する必要があるため、製造工程が多くなり、結果として製造コストがかさんでしまう。
そこで、上記の課題を解決すべく開発された装置が、特許文献1に圧電装置(ここでは、センサユニットと言う)として開示されている。このセンサユニットは、圧電素子が積層された振動板に対向するキャビティの内部に、インクが存在する場合とインクが存在しない場合とで、強制振動後の振動板の残留振動(自由振動)に起因する残留振動信号の共振周波数が変化することを利用して、インクカートリッジ内のインク残量を監視するというものである。
また、特許文献2には、検出対象の液体を受け入れるセンサキャビティ(232)を有し、少なくともこのセンサキャビティ(232)に対して振動を付与する圧電素子を含むセンサチップと、センサキャビティ(232)側に接合されたセンサベース(220)と、このセンサベース(220)に設けられてセンサキャビティ(232)に液体を導く第1の孔(222)と、センサベース(220)に設けられてセンサキャビティ(232)から液体を流出させる第2の孔(223)と、この第2の孔(223)から流出した液体を停留させる下流バッファ室(123)と、この下流バッファ室(123)からの液体の出口(125)とを備えた液体検出装置が記載されている。
特開2001−146030号公報 特開2006−281550号公報
特許文献2の技術は、特許文献1に開示された検出原理を実現することができ、検出対象(例えば液体収容容器)の液体が十分にある場合、すなわち、液体の流路であるセンサキャビティ(232)、第1の孔(222)、第2の孔(223)、および下流バッファ室(123)が液体で満たされている場合には、「液体が十分にある」ということを正確に検出することができる。
しかし、特許文献2の技術では、例えば液体収容容器中の液体の残量が少なくなってきた場合、そのこと(液体残量が所定量以下となったということ)を正確に検出することができないことがあった。液体残量が所定量以下となった場合、本来であれば、上記液体流路であるセンサキャビティ(232)、第1の孔(222)、第2の孔(223)、およびバッファ室(123)には空気が入って(液体が無くなって)、そのことをセンサチップで検出できるはずなのである。
しかし、従来の技術では、例えば液体収容容器中の液体残量が所定量以下となっているにもかかわらず、バッファ室に多くの液体が残留することがあった。バッファ室は、液体の収容量が大きいため、バッファ室内の液体量の大小は、液体の有無検出に大きな影響を及ぼす。バッファ室内に多くの液体が存在すれば、センサチップは液体収容容器中にはいまだ「液体が十分にある」という検出を行う。一方、液体収容容器中の液体が少なくなってきて、結果としてバッファ室内の液体が所定値以下になれば、センサチップは液体収容容器中の「液体残量が所定量以下となった」という検出を行う。
従来の技術では、例えば液体収容容器中の液体残量が所定量以下となっているにもかかわらず、バッファ室に多くの液体が残留することがあったため、液体収容容器中にはいまだ「液体が十分にある」と、誤検知してしまうことがあった。
そこで、本発明の目的は、液体検出時の誤検知を少なくできる構造を備えた液体検出装置及びそれを用いた液体収容容器を提供することにある。
本発明の一態様に係る液体検出装置は、検出対象の液体を受け入れるセンサキャビティを有し、前記センサキャビティに対して振動を付与する圧電素子を含むセンサチップと、前記センサチップの前記センサキャビティ側に接合されたセンサベースと、前記センサベースに設けられ、前記センサキャビティに前記液体を導く第1の孔と、前記センサベースに設けられ、前記センサキャビティから前記液体を流出させる第2の孔と、前記の第2の孔から流出した液体を停留させる下流バッファ室と、前記下流バッファ室に設けられた液体の出口と、前記第2の孔から前記出口に向う前記下流バッファ室内の流路を迂回させる迂回路を形成する迂回路形成部と、を備えたことを特徴とする。
ここで、検出対象(例えば液体収容容器)の液体の残量が所定値以下となると、第1の孔側と連通する上流バッファ室は液体に代わって空気に占有される。さらに、センサキャビティ内が液体に代わって空気で占有されると、液体検出装置によって液体残量が低下した状態を検出できる。
このとき、下流バッファ室に迂回形成部により形成された迂回路がないと、容量が大きな下流バッファ室に液体が残ったまま小さな泡状の気泡のみが、センサベースの第2の孔から下流バッファ室の出口へと直線的に向かって最短距離で通過する現象が生ずる。
本来は液体残量が低下した状態を検出すべきところ、小さな泡状の気泡のみが通過して液体が残留するため、センサキャビティは液体で満たされたままで液体残量が低下した状態を検出できなくなる場合がある。
本発明の一態様では、下流バッファ室には迂回路が形成されているので、小さな泡状の空気が下流バッファ室の出口に向って直線的に移動することは阻止される。つまり、迂回路形成部は、第2の孔から下流バッファ室の出口へと最短距離にて直線的に向かう流れを阻止する第1の壁を有することができる。
本発明の一態様では、気泡は小さな泡状とはならず、下流バッファ室内に残留している液体を、下流バッファ室の出口に向かって気泡で押しやるように作用する。このため、この液体検出装置によれば、検出対象(例えば液体収容容器)の液体の残量が所定値以下となり、その結果として下流バッファ室に気泡が混入した際、下流バッファ室内に残留する液体の量を確実に出口に導くことで、センサキャビティを空気で満たし、液体検出時の誤検知を少なくすることができる。
本発明の一態様では、前記迂回路形成部は、前記第2の孔から前記下流バッファ室の出口に向かう方向とは実質的に逆方向に向けて前記迂回路を形成する第2の壁を有することができる。
第1及び第2の壁が、平面視で略L字状に形成される。これにより、上述したような小さな泡状の気泡が最短距離で出口に向うことを確実に防止できる。
本発明の一態様では、前記第1の孔に導かれる液体を停留させる上流バッファ室と、前記上流バッファ室と前記下流バッファ室とを仕切る隔壁と、
をさらに備え、前記上流バッファ室及び前記下流バッファ室は、前記センサベースと対向する位置に流路壁を有し、前記隔壁および前記迂回路形成部は、前記流路壁に一体的に形成されて前記センサベースに向けて延在するリブとすることができる。
こうして、流路壁より立ち上がるリブにより、上流及び下流バッファ室を仕切る隔壁を形成すると共に、下流バッファ室を区画して迂回路を形成することができる。
本発明の一態様では、前記隔壁は前記センサベースと接触せず、前記流路壁から前記迂回路形成部の先端までのリブ高さを、前記流路壁から前記隔壁の先端までのリブ高さと同等以下とすることができる。こうすると、隔壁及び前記迂回路形成部は、前記センサベースに接触しないようにすることができる。このようにすると、センサベースの振動が隔壁及び迂回路形成部によって妨げられなくなる。センサチップの振動はセンサベースを振動させ、また、センサベースの振動はセンサチップを振動させる。したがって、センサベースの振動が隔壁及び迂回路形成部によって妨げられないようにすることで、センサチップによる液体有無の検出精度を向上させることができる。
本発明の一態様では、前記センサベースと前記迂回路形成部との間の間隙の流路抵抗を、前記迂回路の流路抵抗よりも大きくすると良い。
こうすると、迂回路形成部を構成するリブ先端とセンサベースとの隙間が流路とはならず、下流バッファ室では迂回路のみが流路として機能する。
本発明の一態様では、前記上流バッファ室及び前記下流バッファ室が形成される本体ケースを有し、前記本体ケースは、前記液体を収容する容器の一部とすることができる。
つまり、本発明は液体検出装置単体として本体ケースを有するものの他、液体を収容する容器の一部を、液体検出装置の本体ケースとして兼用しても良い。
液体検出装置の本体ケースが液体収容容器と一体であると、センサベースの振動が液体収容容器に吸収されてしまうので、隔壁及び迂回路形成部はセンサベースと非接触とするニーズが大きくなる。液体検出装置と液体収容容器との間でシールの必要がなく、シーリングゴムやスプリングを排除して部品点数が減少し、組立性も良好となる。
本発明の他の態様は、上記の液体検出装置を備えた液体収容容器である。
本発明の他の態様は、下流における液体の消費に伴い、上流から空気が導入される液体消費システムのための液体検出装置を提供する。本態様に係る液体検出装置は、センサ配置部材と、センサと、前記センサ配置部材が装着されるセンサ配置部材装着部とを備える。前記センサ配置部材は、上流端に流入孔を有し下流端に第1の流出孔を有するセンシング用流路が形成されている。前記センサは、センサ配置部材の外面に前記センシング用流路と対向する位置に配置され、前記センシング用流路における液体の有無を検出する。前記センサ配置部材装着部は、前記第1の流出孔と連通する開口を有し、前記第1の流出孔から流出した前記液体および前記空気を受け入れる下流バッファ室を前記センサ配置部材と共に形成する下流バッファ室形成部と、前記下流バッファ室と連通し、前記下流バッファ室から前記液体および前記空気が流出する第2の流出孔と、を有する。前記下流バッファ室の形状は、前記第1の流出孔から受け入れた前記液体が前記下流バッファ室の壁面に沿って非直線的に前記第2の流出孔まで流動するように形成されている。
本態様に係る液体検出装置によれば、前記下流バッファ室において、液体および空気が下流バッファ室の外壁に沿って流出孔まで流動するので、空気が液体を追い越して、流出孔まで流動することを抑制することができる。この結果、センサが配置されている液体流路の下流に空気が導入されているにも関わらず、当該液体流路に液体が残留することを抑制できる。したがって、センサによる検出結果の信頼性が向上する。
本体態様に係る液体検出装置において、前記下流バッファ室には、前記第1の流出孔から受け入れた前記液体および前記空気が前記下流バッファ室の壁面に沿って前記第2の流出孔まで流動するように前記下流バッファ室内に非直線的なバッファ室流路を形成する突部を有しても良い。こうすれば、容易な構成で液体および空気が前記下流バッファ室の外壁に沿って第2の流出孔まで流動するように下流バッファ室を形成できる。
本体態様に係る液体検出装置において、前記センサは、圧電素子を含み、前記圧電素子を用いて前記センサ配置部材を振動させて、前記液体の有無を検出し、前記突部は、前記センサ配置部材と接触していなくても良い。こうすれば、センサ配置部材の振動が突部に吸収されることを抑制でき、突部がセンサのインク検出機能を阻害することを抑制できる。
本体態様に係る液体検出装置において、前記突部と前記センサ配置部材との隙間の流路抵抗が、前記バッファ室流路の流路抵抗よりも大きくても良い。こうすれば、液体および流路は、突部とセンサ配置部材との隙間よりバッファ室流路を流動しやすいので、突部とセンサ配置部材との隙間があるとしても、突部はバッファ室流路を形成する機能を適切に果たすことができる。
本体態様に係る液体検出装置において、前記センサは、圧電素子を含み、前記圧電素子を用いて前記センサ配置部材を振動させて、前記液体の有無を検出し、前記センサ配置部材装着部は、さらに、前記流入孔と連通する開口を有し、前記流入孔に前記液体を供給する上流バッファ室を前記センサ配置部材と共に形成する上流バッファ室形成部と、前記下流バッファ室と前記上流バッファ室とを仕切る仕切壁と、を有し、前記センサ配置部材と前記センサ配置部材装着部とは、前記仕切壁を除いた部分では接触していなくても良い。こうすれば、センサ配置部材の振動がセンサ配置部材装着部に吸収されることを抑制でき、センサ配置部材装着部がセンサのインク検出機能を阻害することを抑制できる。
本体態様に係る液体検出装置は、前記液体を収容する液体容器に装着されても良く、前記センサ配置部材装着部は、液体を収容する液体容器に形成されていても良い。
本発明の他の態様に係る液体検出装置は、下流における液体の消費に伴い、上流から空気が導入される液体消費システムのための液体検出装置を提供する。本態様に係る液体検出装置は、センサ配置部材と、センサと、前記センサ配置部材が装着されるセンサ配置部材装着部とを備える。前記センサ配置部材は、上流端に流入孔を有し下流端に第1の流出孔を有するセンシング用流路が形成されている。前記センサは、前記センサ配置部材の外面に前記センシング用流路と対向する位置に配置され、前記センシング用流路における前記液体の有無を検出する。前記センサ配置部材装着部は、前記第1の流出孔と連通する開口を有し、前記第1の流出孔から流出した前記液体および前記空気を受け入れる下流バッファ室を前記センサ配置部材と共に形成する下流バッファ室形成部と、前記下流バッファ室と連通し、前記下流バッファ室から前記液体および前記空気が流出する第2の流出孔と、を有する。前記下流バッファ室において、前記第1の流出孔から受け入れた前記液体および前記空気を前記第2の流出孔まで流動させるバッファ室流路の流動方向と略垂直な方向の長さをMとし、前記第1の流出孔の流出方向と略垂直な方向の長さをNとするとき、0.5N<M<2.5Nを満たす。
本体態様に係る液体検出装置において、前記バッファ室流路の流動方向と略垂直な方向の長さMは、前記センサ配置部材の前記センサ配置部材装着部側の外面に沿った方向の幅を含んでも良く、前記センサ配置部材の前記センサ配置部材装着部側の外面と垂直な方向の幅を含んでも良い。
本体態様に係る液体検出装置において、前記第1の流出孔は円筒形状を有し、前記第1の流出孔の流出方向と略垂直な方向の長さNは、前記第1の流出孔の内径であっても良い。円筒形状の第1の流出孔は、ドリルなどで製造が容易である。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、下流における液体の消費に伴い、上流から空気が導入される液体消費システムのための液体容器、下流における液体の消費に伴い、上流から空気が導入される液体消費システム液体供給システム等の形態で実現することができる。
液体消費装置であるインクジェット式プリンタの概略斜視図である。 インクカートリッジの分解斜視図である。 図2の一部を拡大したインク検出装置の分解斜視図である。 インクカートリッジの正面図である。 図4のA1− A1断面図である。 図4のB1− B1断面図である。 インクカートリッジの右側面図である。 センサベースを裏から見た斜視図である。 センサチップが搭載されたセンサベースを表から見た斜視図である。 インク検出装置の組立後の断面図である。 センサベースの第1、第2の孔と隔壁との位置関係を示す概略説明図であ る。 図12(A)(B)は、隔壁の変形例を示す図である。 図13(A)(B)は、補助支持部を設けた変形例を示す図である。 隔壁及び補助支持部をセンサベース側に設けた変形例を示す図である。 センサチップの断面図である。 本体ケース102の開口部130を示す拡大正面図である。 図16におけるD− D断面図である。 センサチップ220およびセンサベース210を取り外した状態の本体ケース102の開口部130を示す拡大正面図である。 図18におけるE−E断面図である。 第2の孔214の幅dと迂回路137の流路幅wとの関係を示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
(インクカートリッジの概要)
本発明の実施形態の液体検出装置付きのインクカートリッジ(液体収容容器)について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態のインクカートリッジが使用されるインクジェット式記録装置(液体消費装置)の概略構成を示す。キャリッジ1は、キャリッジモータ2により駆動されるタイミングベルト3を介して、ガイド部材4に案内されてプラテン5の軸方向に往復移動されるように構成されている。
キャリッジ1の記録用紙6に対向する側にはインクジェット式記録ヘッド12が搭載されている。キャリッジ1の上部に設けられたホルダ(図示せず)には記録ヘッド12にインクを供給するインクカートリッジ100が着脱可能に装着されている。
この記録装置の非印字領域であるホームポジション(図1中、右側)にはキャップ部材13が配置されている。キャップ部材13は、キャリッジ1に搭載された記録ヘッド12がホームポジションに移動した時に、記録ヘッド12のノズル形成面に押し当てられてノズル形成面との間に密閉空間を形成する。キャップ部材13の下方には、キャップ部材13により形成された密閉空間に負圧を与えて、クリーニング等を実施するためのポンプユニット10が配置されている。
キャップ部材13における印字領域側の近傍には、ゴムなどの弾性板を備えたワイピング手段11が、記録ヘッド12の移動軌跡に対して例えば水平方向に進退できるように配置されている。ワイピング手段11は、キャリッジ1がキャップ部材13側に往復移動するに際して、必要に応じて記録ヘッド12のノズル形成面を払拭する。
図2は、インクカートリッジ100の概略構成を示す分解斜視図である。なお、図2はインクカートリッジ100がキャリッジ1に装着された状態での上下方向と一致した状態で図示されている。よって、以下の説明で用いる上下の用語とは、インクカートリッジ100をキャリッジ1に搭載した状態での上下方向を意味する。
インクカートリッジ100は、本体ケース102の裏面を覆うフィルム104と、フィルム104及び本体ケース102の底面を覆う蓋体106と、本体ケース102の表面及び上面を覆うフィルム108と、を有する。
本体ケース102は、リブや壁によって複雑に区画されている。本体ケース102には、インク収容領域及びインク送出流路からなるインク流路部と、インク収容領域を大気に連通させるインク側通路と、大気弁収容室及び大気側通路からなる大気連通部とを備えているが、その詳細な説明は省略する(例えば、特開2007−15408参照)。
インク流路部のインク送出流路は、最終的にはインク供給部110に連通され、このインク供給部110からインクカートリッジ100内のインクが負圧によって吸い上げられて供給される。
インク供給部110には、キャリッジ1に設けられたホルダのインク供給針(図示せず)が嵌入される。インク供給部110には、インク供給針に押圧されて摺動、開弁する供給弁112と、インク供給針の周囲に嵌合するエラストマ等の弾性材料からなるシール部材114と、供給弁112をシール部材114に向けて付勢するコイルバネからなる付勢部材116とを有する。これらは、付勢部材116を装填し、次いでシール部材114をインク供給部110に嵌合させ、最後に供給弁112を押し込むことにより組み立てられている。
本体ケース102の一側面には、キャリッジ1に設けられたホルダ側に係合されるレバー120が設けられている。本体ケース102の一側面であって、例えばレバー120の下方位置には、インク供給部110の上流側であって、インク送出流路の終端位置が開口する開口部130が形成されている。開口部130の周縁には溶着用リブ132が形成されている。この開口部130に臨むインク送出流路134を上流バッファ室134a及び下流バッファ室134b(図2では符号を省略、後述の図6及び図7参照)に仕切る隔壁リブ136が形成されている。
(インク検出装置)
次に、本体ケース102、インク送出流路134及び隔壁リブ136を用いて構成される本発明に係る液体検出装置に係るインク検出装置200の概要について、図2及び図3を参照して説明する。図3は、図2に示すインクカートリッジ100のうち、インク検出装置200を拡大して示している。
図2及び図3において、インク検出装置200は、インク送出流路134が形成された樹脂製の本体ケース102と、本体ケース102の開口部130よりインク送出流路134に臨んで配置される金属製のセンサベース210と、センサベース210がインク送出流路134に臨む面とは逆側の面に搭載されたセンサチップ220と、センサベース210を開口部130に保持し、かつ、開口部130を封止するフィルム202と、本体ケース102内にてインク送出流路134を上流側と下流側とに仕切る隔壁136とを含んでいる。フィルム202は、センサベース210の上面に接着されると共に、開口部130の周囲の溶着用リブ132に溶着される。
図2及び図3では、インク検出装置200はさらに、センサベース210、センサチップ220及びフィルム202の上側に配置される押さえカバー230と、押さえカバー230に収容され、フィルム202に形成された孔202aを介してセンサチップ220と電気的に接触する端子242を備えた中継端子240と、押さえカバー230に収容され、かつ、中継端子240の端子244と電気的に接続される回路基板250とを有することができる。なお、本発明に係る液体検出装置200としては、押さえカバー230、中継端子240及び回路基板250は不可欠な構成要素ではない。
インク検出装置200の詳細について、図4〜図11を参照して説明する。図4は本体ケース102の正面図である。図4のA1−A1断面図である図5に示すように、インク送出流路134は、図1に示すインク供給部110に至る前の終端側の位置にて、開口部130によって露出されている。
図4のB1−B1断面図である図6と、インクカートリッジ100の右側面図である図7に示すように、開口部130により露出されたインク送出流路134は、隔壁136により、上流バッファ室134aと下流バッファ室134bとに仕切られている。なお、図6に示すように、上流バッファ室134aに臨んで供給口135aが配置され、図4に示すように、下流バッファ室134bに臨んで排出口135bが配置されている。
図8は、センサベース210を下方から見た斜視図である。図9に示すように、センサベース210には、厚さ方向で貫通する第1の孔(供給路)212と第2の孔(排出路)214とが設けられている。
図9は、センサチップ220が搭載されたセンサベース210を上方から見た斜視図である。また、図10は、図2及び図3に示すインク検出装置200を組み立てた状態を模式的に示す断面図である。また、図15はセンサチップの断面図である。
図10及び図15において、センサチップ220は検出対象のインク(液体)を受け入れるセンサキャビティ222を有しており、センサキャビティ222の下面をインクの受け入れを可能とするために開放している。センサキャビティ222の上面は、図9及び図15に示すように振動板224で塞がれている。さらに、振動板224の上面に圧電素子226が配置されている。
具体的に述べると、図15に示すように、センサチップ220は、キャビティ板301に振動板224を積層して構成されて、互いに対向する第1面300aおよび第2面300bを有した振動キャビティ形成基部300を有する。センサチップ220はさらに、キャビティ形成基部300の第2面300b側に積層された圧電素子226を備える。
振動キャビティ形成基部300には、検出対象の媒体(インク)を受け入れるための円筒形の空間形状を呈するキャビティ222が、第1面300a側に開口するようにして形成されており、キャビティ222の底面部222aが振動板224にて振動可能に形成されている。換言すれば、振動板224全体のうちの主に振動する部分は、キャビティ222によってその輪郭が規定されている。振動キャビティ形成基部300の第2面300b側の両端には、電極端子228、228が形成されている。
振動キャビティ形成基部300の第2面300bには下部電極310が形成されており、この下部電極310は一方の電極端子228に接続されている。
下部電極310の上には圧電層312が積層されており、この圧電層312には、上部電極314が積層されている。上部電極314は、下部電極310と絶縁された補助電極320に接続されている。この補助電極320に他方の電極端子228が接続されている。
圧電素子226は、基本的には、例えば、センサキャビティ222内のインクの有無による電気特性(例えば周波数)の違いでインクエンドを判断する機能を果たす。圧電層の材料としては、ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)、ジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)、または、鉛を使用しない鉛レス圧電膜、等を用いることができる。
センサチップ220は、チップ本体の下面をセンサベース210の上面中央部に載せられることにより、接着層216によってセンサベース210に一体に固着されており、その接着層216によって同時に、センサベース210とセンサチップ220間がシールされている。以上の説明から解るように、本実施例における圧電素子226が請求項におけるセンサに対応し、本実施例における振動キャビティ形成基部300とセンサベース210とが請求項におけるセンサ配置部材に対応する。また、本実施例における第1の孔212、第2の孔214、キャビティ222を含むコの字型の流路(図14)が請求項におけるセンシング流路に対応する。
(インク残量検出)
図10に示すように、インク送出流路134の供給口135aから導入されたインクは、隔壁136で仕切られた一方の部屋である上流バッファ室134aに停留する。
この上流バッファ室134aは、センサベース210の第1の孔212を介して、センサチップ220のセンサキャビティ222と連通している。このため、上流バッファ室134a内のインクは、インク導出に伴って第1の孔212を介してセンサキャビティ222に導かれる。ここで、圧電素子226により振動される振動板224からの振動がインクに伝達され、その残留振動波形の周波数によって、インクの有無が検出される。センサキャビティ222に、インク以外に空気が混入するエンドポイトでは、残留振動波形の減衰が大きく、インクが充満状態のときと比べて高周波数となる。これを検出することで、インクエンド検出が可能となる。
具体的には、圧電素子226に電圧を印加すると、圧電素子226の変形に伴い振動板224が変形する。圧電素子226を強制的に変形させた後、電圧の印加を解除すると、しばらくは、たわみ振動が振動板224に残留する。この残留振動は、振動板224とセンサキャビティ222内の媒体との自由振動である。従って、圧電素子226に印加する電圧をパルス波形あるいは矩形波とすることで、電圧を印加した後の振動板224と媒体との共振状態を容易に得ることができる。
この残留振動は、振動板224の振動であり、圧電素子226の変形を伴う。このため、残留振動に伴って圧電素子226は逆起電力を発生する。
回路基板250は、図10に示すように、表裏面に貫通するスルーホール252に接続された電極254を有する。センサチップ220と接触する中継端子240からの信号は、スルーホール252及び電極254を介して、プリンタ本体に搭載される解析回路(図示せず)で処理され、その結果が回路基板250に搭載された半導体記憶装置(図示せず)に伝送される。つまり、圧電素子226の逆起電力は、中継端子240を介して解析回路に伝達され、その結果が半導体記憶装置に記憶される。
このようにして検出された逆起電力によって共振周波数が特定できるので、この共振周波数に基づいてインクカートリッジ100内のインクの有無を検出することができる。なお、半導体記憶装置には、インクカートリッジ100の種類等の識別情報と、インクカートリッジ100が保持するインクの色の情報ならびにインクの現存量等の情報が格納される。
センサキャビティ222内に停留したインクは、さらなるインクの導出に伴って、センサベース210の第2の孔214を介して下流バッファ室134bに導かれる。さらには、インク排出口135bを介してインク送出流路134に沿って導出され、最終的にはインク供給部110(図2参照)を介してインクカートリッジ100より排出される。
(センサベースの支持方法及び支持構造)
開口部130にセンサベース210、センサチップ220及びフィルム202を装着するには、次の二工程が必要である。つまり、センサチップ220が搭載された金属製センサベース210を、流路134が形成された本体ケース102の開口部130より流路134に臨んで配置する第1工程と、開口部130の周囲のリブ132にフィルム202を溶着して、フィルム202を介してセンサベース210を本体ケース102に支持する第2工程とが必要である。なお、第1工程及び第2の工程によって、センサチップ220に形成されたセンサキャビティ222が、センサベース210に形成された第1の孔212を介して上流バッファ室134aと連通され、かつ、センサベース210に形成された第2の孔214を介して下流バッファ室134bと連通されて、液体の検出経路を形成することは上述の通りである。
本実施形態では、フィルム202の溶着前の第1工程にあっては、隔壁136によってのみセンサベース210が支持されている(隔壁による支持機能)。フィルム202が開口部130の周囲の溶着用リブ132に溶着される前にあっては、センサベース210が開口部130の所定の位置に仮位置決めされなければならないからである。また、第2工
程にてフィルム202によってセンサベース210が支持された後は、開口部130の奥行き方向では、センサベース210は隔壁136のみと接触可能である(隔壁による上流・下流の仕切り機能)。なお、センサベース210はフィルム202によって支持されるので、センサベース210が常時隔壁136と接触していることは要求されないが、隔壁136の上流・下流仕切り機能は常時発揮されることが好ましい。
ここで、図10に示すように、本実施形態では、インク送出経路134を区画するために、センサベース210と対向して配置された流路壁102aを有する。そして、隔壁136は、この流路壁102aと一体に形成されている。この隔壁136は、インク送出流路134を上流バッファ室134aと下流バッファ室134bとに仕切るために好ましい構造である。なぜなら、隔壁136が存在しないと、インク送出経路134内の媒体であるインクまたは気泡がセンサキャビティ222を経由することが保障されないからである。インク送出経路134内のインクまたは気泡がセンサキャビティ222を経由しないと、センサチップ220はインクエンドポイントを誤検出してしまう。
インク送出流路134を上流バッファ室134aと下流バッファ室134bとに仕切るためには、隔壁136がセンサベース210と当接するか、あるいはセンサベース210と隔壁136との間の間隙を介して少なくとも気泡が通過しないように、わずかな間隙であることが好ましい。換言すれば、第1の孔212の流路抵抗よりも間隙の流路抵抗が大きく、少なくとも気泡の通過はないことが好ましい。これが、隔壁136の本来的な機能である。
一方、隔壁136はセンサベース210の装着時(第1工程)にはセンサベース210に当接して支持され、開口部130の奥方にセンサベース210が落下してしまうことを抑制できる。つまり、第1工程では、隔壁136がセンサベース210の仮支持機能を有する。
フィルム202が開口部130の周囲の溶着用リブ132に溶着されて、センサベース210及びセンサチップ220が開口部130に取り付けられた後も、センサベース210はセンサチップ220及びフィルム202以外には隔壁136のみと接触する。つまり、開口部130の奥行き方向では、センサベース210は隔壁136とのみ接触可能である。
このことが、圧電素子226による残留振動波形の検出を可能とする。なぜなら、本実施形態ではインク検出装置200の本体ケース102は、インクカートリッジ100の本体ケースの一部であり、容量が大きい。一般に、本体ケース102は樹脂製例えばポリプロピレン等の柔軟材で形成されるが、容量が大きいと振動吸収が大きくなる。
ここで、圧電素子226が振動すると、振動板224の他、このセンサチップ220およびセンサチップ220が搭載されているセンサベース210も振動する。このセンサベース210と本体ケース102の接触面積が大きいと、センサベース102の振動は本体ケース102に吸収されてしまう。この場合、残留振動波形の振幅は、圧電素子226にて検出できる程度の充分な大きさが得られないおそれがある。
本実施形態では、センサベース210はフィルム202と隔壁136のみによって支持されているので、本体ケース102に吸収される振動波は最小限となり、圧電素子226にて検出可能な充分な振幅を確保している。
図11は、隔壁136の途中で切断した状態を下方から見た図である。隔壁136は、センサベース210の第1、第2の孔212、214の間に位置する。しかも、隔壁136の先端部の最大厚さは、隔壁136が第1、第2の孔212、214と接する場合であり、第1、第2の孔212、214を塞ぐものは好ましくない。所定に設計された第1、第2の孔の流路抵抗を増大させるからである。
図16は本体ケース102の開口部130を示す拡大正面図、図17は図16におけるD−D断面図である。図18はセンサチップ220およびセンサベース210を取り外した状態の本体ケース102の開口部130を示す拡大正面図、図19は図18におけるE−E断面図である。
これらの図に示すように、センサベース210の第2の孔214から流出した液体を停留させる下流バッファ室134bは、この下流バッファ室134bからの液体の出口(排出口)135bと、下流バッファ室134bの流路を迂回させた迂回路137を形成する迂回路形成部139と、を備えている。
この迂回路形成部139は、少なくとも第2の孔214と液体の出口135bとを結ぶ直線(矢印F参照)上に位置し、第2の孔214から出て出口135bへと最短距離にて直線的(矢印F参照)に向かおうとする気泡(図示せず)の移動を阻止して、気泡を下流バッファ室134b内において迂回させる迂回路137を形成している。
本実施形態では、迂回路形成部139は、第2の孔214から出口135bに向かう方向とは実質的に逆方向に向けて迂回路137を形成している。
なお、液体の出口135bは、模式図である図10においては分かりやすいように、下流バッファ室134bの側方に描いたが、実際には、図16および図18に示すように、下流バッファ室134bの最下端位置に設けられている。
ここで、下流バッファ室134bに迂回形成部139により形成された迂回路137がないと、容量が大きな下流バッファ室134bにインクが残ったまま小さな泡状の気泡のみが、センサベース210の第2の孔214から下流バッファ室134bの出口135bへと図示Fのように直線的に向かって最短距離で通過する現象が生ずる。
本来はインクエンドを検出すべきところ、小さな泡状の気泡のみが通過して液体が残留するため、センサキャビティ222はインクで満たされたままでインクエンドを検出できない場合がある。
下流バッファ室134bには迂回路137が形成されているので、小さな泡状の気泡が下流バッファ室134bの出口135bに向って図示Fのように直線的に移動することは阻止される。つまり、迂回路形成部139は、第2の孔214から出口135bへと最短距離にて直線的に向かう流れを阻止する第1の壁(リブ)139aを有することができる。
本実施形態では、気泡は小さな泡状とはならず、下流バッファ室134b内に残留しているインクを、下流バッファ室134bの出口135bに向かって気泡で押しやるように作用する。このため、この液体検出装置によれば、検出対象である液体収容容器内の液体の残量が所定値以下となり、その結果として下流バッファ室134bに気泡が混入した際、下流バッファ室内134bに残留するインクの量を確実に出口135bに導くことで、センサキャビティ222を空気で満たし、インクエンドの誤検知を少なくすることができる。
しかも、何らかの理由、例えば液体消費装置であるインクジェット記録装置側の理由でインクが逆流した際、その逆流するインクが迂回路137にて受け止められセンサキャビティ222に流れ込むことを防止できる。したがって、インクの逆流に起因する誤検知が生じ難くなるとともに、センサチップ220の破損も生じ難くなる。
本実施形態では、迂回路形成部139は、第2の孔214から下流バッファ室134bの出口135bに向かう方向とは実質的に逆方向に向けて迂回路を形成する第2の壁(リブ)139bを有することができる。
図16および図18に示すように、迂回路137は、第2の孔214の軸方向から見て、バッファ室134bの内壁面134cに沿った迂回路としてある。具体的には、図18に示すように、迂回路形成部139を、第2の孔214と出口135bとの間を仕切る第1の壁139aと、第2の孔214からの気泡を上方へと導く第2の壁139bとからなるL字状に形成し、これによって、迂回路137を、バッファ室134bの内壁面134cに沿うように構成してある。
迂回路137は、バッファ室134bの内壁面134cに沿った形状としなくても、上述した効果は得られる。しかし、迂回路137を、バッファ室134bの内壁面134cに沿った形状とすることで、バッファ室134b内に残留しようとする液体を、より確実に出口135bへと向けて気泡で押しやることができる。したがって、検出対象の液体の残量が所定値以下となって液体流路中に気泡が混入した際、バッファ室134b内に残留する液体の量を確実に低減させることができ、液体検出時の誤検知をより確実に少なくすることができる。
図17に示すように、迂回路形成部139は、上述した隔壁136と同様に、センサベース210には接触していない。つまり、迂回路形成部139のリブ高さは、上述した隔壁136のリブ高さと同等以下である。このようにすると、センサベース210の振動が、隔壁136及び迂回路形成部139との接触によって妨げられなくなる。上述したように、センサチップ220の振動はセンサベース210を振動させ、また、センサベース210の振動はセンサチップ220を振動させる。したがって、センサベース210の振動が隔壁136及び迂回路形成部139によって妨げられないようにすることで、センサチップ220による液体有無の検出精度を向上させることができる。
ただし、迂回路形成部139とセンサベース210との間の間隙Cの流路抵抗は、迂回路137自体の流路抵抗よりも大きくする。これにより、間隙Cが流路として機能しなくなり、間隙Cを通って例えば矢印Fで示すように気泡が通過することを阻止できる。こうして、迂回路形成部139としての機能を担保できる。以上の説明から解るように、本実施例における迂回路形成部139が請求項における突部に対応する。
図20に示すように、第2の孔214の幅(この場合直径)をdとした場合、迂回路137の流路幅wは0.5d<w<2.5dとすることが望ましい。流路幅wが0.5d以下であると、気泡および液体が流れにくくなり、逆に、流路幅wが2.5以上であると、液体が迂回路137中において気泡の押し出しから逃れて残留しやすくなるからである。図20において「w」は一部のみ示しているが、流路幅wが0.5d<w<2.5dであるという関係は、迂回路137全長に亘っていえることである。
また、図17において、迂回路137の深さをhとした場合、迂回路137の深さhと流路幅dとの関係が、0.5d<h<2.5dであることが好ましい。この場合も同様に、深さhが0.5d以下であると、気泡および液体が流れにくくなり、逆に、深さhが2.5d以上であると、液体が迂回路137中において気泡の押し出しから逃れて残留しやすくなるからである。
図16において、136cは上流バッファ室134aと下流バッファ室134bとを連通させているバイパス孔である。このバイパス孔136cは、隔壁136を部分的に切り欠くことで形成されている。液体残量が少なくなって、上流バッファ室134aにおける液面が第1の孔212以下となったとき、上流バッファ室134a内の液体はバイパス孔136cを通じて出口135bへと排出される。
(変形例)
上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるものである。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。
隔壁136は、図12(A)(B)に示すように、流路壁102a側の基端136aよりも、自由端136bの厚さを薄くしたテーパ形状としてもよい。つまり、基端136aが第1、第2の孔212、214のエッジ間距離よりも広くても、自由端136bの厚さが図10と同様にエッジ間距離以下であればよい。第1、第2の孔212、214での流路抵抗を増大させることがないからである。基端136aを厚くすることで、射出成形時の成形性を改善できる。なお、自由端136bを薄くする手法としては、図12(B)のように傾斜テーパ面とすることの他、自由端部を湾曲させてもよい。
センサベース210の取りつけ時の安定性を高めるためには、図13(A)(B)のように構成しても良い。つまり、隔壁136以外の補助支持リブ138を設けても良い。図13(A)(B)では、センサベース210の長手方向の両端側にて当接可能な2つの補助支持リブ138を配置した。ただし、流路壁102aから、2つの補助支持リブ138の先端に至る高さH1は、隔壁136の先端までの高さH2よりも低い。
図10に示す実施形態では、センサベース210の取り付け時には隔壁136によってのみ支持されるので、センサベース210はシーソーのように中心支持となり、安定性はよくない場合がある。図13(A)(B)の実施形態では、センサベース210が傾いても、その下降した端部が補助支持リブ138に当接するので、隔壁136との2点支持となって安定する。
ただし、補助支持リブ138は、センサベース210の組立後にあっては、図13(B)に示すように、センサベース210が流路壁102aとほぼ平行に配置されるので、センサベース210は補助支持リブ138と非接触となる。これにより、図10の実施形態と同様に残留振動波形の振幅を大きく確保できる。
また、補助支持リブ138は、センサベース210の組立後にあっても、落下衝撃力が作用するように異常時でも、センサベース210が過度に傾くことを抑制できる。このため、フィルム202に支持されたセンサベース210が過度に傾いて、フィルム202を突き破ってしまうことを防止できる。
また、隔壁136は、流路壁102aに設けるものに限らない。例えば、図14に示すように、センサベース210の第1、第2の孔212、214の間より垂下する隔壁216を設けても良い。この隔壁216は、流路壁102aと接触するか、第1の孔212の流路抵抗よりも大きい流路抵抗をもつ僅かな間隙を介して対向する。図14ではさらに、センサベース210の例えば長手方向の両端位置にて垂下する補助支持リブ218を設けている。センサベース210の下面から、2つの補助支持リブ218の先端に至る高さH1は、隔壁216の先端までの高さH2よりも低い。こうしても、図13(A)(B)の実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、流路壁102aとセンサベース210の一方に隔壁を設け、他方に補助支持リブを設けても良い。このように、センサベース210に隔壁216及び/または補助支持リブ218を設ける場合には、センサベース210は例えば切削加工となる。
また、本発明の液体収容容器の用途は、インクジェット記録装置のインクカートリッジに限らない。微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体消費装置に流用可能である。
液体消費装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッドを備えた装置、有機ELディスプレイ、面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッドを備えた装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドを備えた装置、精密ピペットとしての試料噴射ヘッドを備えた装置、捺染装置やマイクロデスペンサ等が挙げられる。
また、本発明の液体検出装置は、オンキャリッジタイプのインクカートリッジに組み込まれるものに限らず、キャリジに搭載されないサブタンクや、オフキャリジタイプのインクカートリッジ等に組み込まれても良い。
さらには、上述した実施形態では、液体検出装置のケース本体を液体収容容器のケース本体の一部として、特許文献2のようなシーリングゴムやスプリングを排除したが、これに限定されない。液体収容容器のケース本体とは別個のユニットとして液体検出装置を構成しても良い。この場合、シーリングゴムやスプリングを排除できないかもしれないが、ユニットケースが大型化したとしても、そのユニットケースでの振動吸収を最小限に抑えて検出波形の振幅を大きく確保することに寄与できる。
上記実施形態において、液体噴射装置を、記録用紙(図示略)の搬送方向(前後方向)と交差する方向において記録ヘッド19が記録用紙(図示略)の幅方向(左右方向)の長さに対応した全体形状をなす、いわゆるフルラインタイプ(ラインヘッド方式)のプリンタに具体化してもよい。
上記実施形態では、液体噴射装置をインクジェット式プリンタ11に具体化したが、この限りではなく、インク以外の他の液体(機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流状体を含む)を噴射したり吐出したりする液体噴射装置に具体化することもできる。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射する液状体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置、ゲル(例えば物理ゲル)などの流状体を噴射する流状体噴射装置であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の液体噴射装置に本発明を適用することができる。なお、本明細書において「液体」とは、気体のみからなる液体を含まない概念であり、液体には、例えば無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)等のほかに、液状体、流状体などが含まれる。
100 液体収容容器(インクカートリッジ)、102 本体ケース、
102a 流路壁、110 液体供給部、130 開口部、
132 溶着用リブ、134 流路(送出流路)、134a 上流バッファ室、
134b 下流バッファ室、135a 供給口、
135b 排出口(下流バッファ室の出口)、136 隔壁、
136a 基端部、136b 自由端部、137 迂回路、
138、補助支持部、139 迂回路形成部、139a 第1の壁、
139b 第2の壁、200 液体検出装置、202 フィルム、
210 センサベース、212 第1の孔(供給路)、
214 第2の孔(排出路)、216 隔壁、218 補助支持部、
220 センサチップ、222 キャビティ、224 振動板、
226 圧電素子、228 電極、230 押さえカバー、240 中継端子、
250 回路基板、300 キャビティ形成基部、300a 第1面、
300b 第2面

Claims (6)

  1. 下流における液体の消費に伴い、上流から空気が導入される液体消費システムのための液体検出装置であって、
    上流端に流入孔を有し下流端に第1の流出孔を有するセンシング用流路が形成されたセンサ配置部材と、
    前記センサ配置部材の外面に前記センシング用流路と対向する位置に配置され、前記センシング用流路における液体の有無を検出するセンサと、
    前記センサ配置部材が装着されるセンサ配置部材装着部であって、
    前記第1の流出孔と連通する開口を有し、前記第1の流出孔から流出した前記液体および前記空気を受け入れる下流バッファ室を前記センサ配置部材と共に形成する下流バッファ室形成部と、
    前記下流バッファ室と連通し、前記下流バッファ室から前記液体および前記空気が流出する第2の流出孔と、
    を有するセンサ配置部材装着部と、
    を備え、
    前記下流バッファ室の形状は、前記第1の流出孔から受け入れた前記液体および前記空気が前記下流バッファ室の壁面に沿って非直線的に前記第2の流出孔まで流動するように形成されており
    前記センサは、圧電素子を含み、前記圧電素子を用いて前記センサ配置部材を振動させて、前記液体の有無を検出し、
    前記センサ配置部材装着部は、さらに、
    前記流入孔と連通する開口を有し、前記流入孔に前記液体を供給する上流バッファ室を前記センサ配置部材と共に形成する上流バッファ室形成部と、
    前記下流バッファ室と前記上流バッファ室とを仕切る仕切壁と、
    を有し、
    前記センサ配置部材と前記センサ配置部材装着部とは、前記仕切壁を除いた部分では接触していない、液体検出装置。
  2. 請求項1に記載の液体検出装置であって、
    前記下流バッファ室には、前記第1の流出孔から受け入れた前記液体および前記空気が前記下流バッファ室の壁面に沿って前記第2の流出孔まで流動するように前記下流バッファ室内に非直線的なバッファ室流路を形成する突部を有する、液体検出装置。
  3. 請求項1または2に記載の液体検出装置であって、
    前記下流バッファ室において、前記第1の流出孔から受け入れた前記液体および前記空気を前記第2の流出孔まで流動させるバッファ室流路の流動方向と略垂直な方向の長さをMとし、
    前記第1の流出孔の流出方向と略垂直な方向の長さをNとするとき、
    0.5N<M<2.5N を満たす、液体検出装置。
  4. 検出対象の液体を受け入れるセンサキャビティを有し、前記センサキャビティに対して振動を付与する圧電素子を含むセンサチップと、
    前記センサチップの前記センサキャビティ側に接合されたセンサベースと、
    前記センサベースに設けられ、前記センサキャビティに前記液体を導く第1の孔と、
    前記センサベースに設けられ、前記センサキャビティから前記液体を流出させる第2の孔と、
    前記の第2の孔から流出した液体を停留させる下流バッファ室と、
    前記下流バッファ室に設けられた液体の出口と、
    前記第2の孔から前記出口に向う前記下流バッファ室内の流路を迂回させる迂回路を形成する迂回路形成部と、
    を備え、
    前記迂回路形成部は、
    前記第2の孔から前記下流バッファ室の出口へと直線的に向かう流れを阻止する第1の壁と、
    前記第2の孔から前記下流バッファ室の出口に向かう方向とは実質的に逆方向に向けて前記迂回路を形成する第2の壁と、を有することを特徴とする液体検出装置。
  5. 請求項において、
    前記第1の孔に導かれる液体を停留させる上流バッファ室と、
    前記上流バッファ室と前記下流バッファ室とを仕切る隔壁と、
    をさらに備え、
    前記上流バッファ室及び前記下流バッファ室は、前記センサベースと対向する位置に流路壁を有し、
    前記隔壁および前記迂回路形成部は、前記流路壁に一体的に形成されて前記センサベースに向けて延在するリブであることを特徴とする液体検出装置。
  6. 請求項のいずれかの液体検出装置を備えた液体収容容器。
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