JPWO2008038769A1 - 送信装置及び送信フレーム構成方法 - Google Patents

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Abstract

送信シンボルと送信シンボルの一定期間を複製したガードインターバルとを複数含む送信フレーム単位で受信装置へ情報を送信する送信装置は、連続する2つの送信シンボルが同一である場合に、この2つの送信シンボルのうち一方の送信シンボル及びそのガードインターバルの位相を、他方の送信シンボル及びそのガードインターバルの位相に連続させて、送信フレームを生成する。

Description

本発明は、送信フレーム単位で受信装置へ情報を送信する送信装置、この送信装置における送信フレーム構成方法に関する。
OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式は、伝送する情報を互いに直交する多数の搬送波(以下「サブキャリア」という)に分散して各サブキャリアを変調する方式である。具体的には、送信側にて、各サブキャリアを適用される多相PSK変調又は多値QAM変調に応じてマッピングされたシンボルを逆高速フーリエ変換(IFFT)することで、OFDM信号が生成される。これに対して受信側では、OFDM信号を高速フーリエ変換(FFT)することで復調を行う。以下においては、IFFTによって生成された有限時間のOFDM信号を「送信シンボル」と呼ぶ。
一般的に、送信側と受信側が直接見通せない環境で無線通信を行う場合、受信側のアンテナでは、反射経路の異なる複数の電波(マルチパス波)が受信されることになり、各電波の到着遅延時間が異なることになる。よって、マルチパスに起因する到着遅延時間の差を吸収するため、図1に示すように、送信側で、各送信シンボルにガードインターバルを付加する手法が用いられている。
すなわち、送信シンボルの前又は後にガードインターバルを追加し、送信シンボルとそのガードインターバルとを送信単位とし、この送信単位を複数個含むフレーム構成としている。ガードインターバルを用いることで、最速で到着する電波の到達時間と最も遅い到達電波の到達時間との差がガードインターバルの時間長内に収まる場合には、受信側で多くの電波が受信されてもその影響を抑えることができる。
ところが、ガードインターバル長を超える反射波(遅延波)が発生すると、時間的に前後するシンボルからの干渉(以下「シンボル間干渉」という)が発生し、受信シンボル信号に大きな歪が発生して通信品質が劣化する。この到達時間の差は、電波の伝搬環境によって生じる現象であるため、遅延時間そのものを制御することは不可能であると考えられる。また、到達時間の差は、通信する場所及び時間帯によって変動する。すなわち、到達時間の差が、ガードインターバル内に収まっている場合もあれば、それを超えてしまう場合もある。
この問題を解決するための第1の方法として、ガードインターバル長が到達時間の差を上回るように、最大の遅延時間差を考慮して、ガードインターバル長を十分に長くする方法が考えられる。
また、第2の方法として、受信側で、高度な信号処理を適用する方法が考えられる。第3の方法として、伝搬環境に応じて適応的にガードインターバル長を制御する方法が考えられる。
一方で、同一のマルチキャリアデータが2つ連続する信号を用いて通信を行うことで、ガードインターバルの数を削減する方法が提案されている(特許文献1参照。)。
特開2004−56552号公報
しかしながら、上述した第1の方法においては、ガードインターバル長を常に長く維持するので、その分情報を送信しない時間が増加する。このため、ガードインターバル長の増加に比例して情報伝送効率が低下するという問題がある。
また、上述した第2の方法においては、シンボル間干渉を有する受信信号から、そこに重畳していると推定される前後のシンボルを差し引くことで、より信頼性の高い情報を再生する。しかし、前後のシンボルを推定することが難しく、高度な処理が必要となる。前後のシンボルには、対象シンボルの干渉が重畳しており、前後のシンボルを精度良く推定するには、対象シンボルが推定できていることが必要となる。すなわち、三竦みの関係であり、これを解決するには、複雑な繰り返し処理を適用したとしても難しい。
更に、上述した第3の方法に記載の方法においては、異なるフレーム構成が混在し、各フレームのフレーム時間長が変わってしまうという問題がある。このため、1対1の通信などには適用可能であるが、1対多(マルチキャスト)通信やSNF(Single Frequency network)などに適用する場合には、フレーム時間長の変動を吸収するための制御が複雑になる。また、各フレームのフレーム境界が異なることから、マルチユーザ干渉除去技術を適用しようとすると、処理が複雑になると共に通信品質が劣化するという問題がある。
上述した特許文献1に記載の方法においては、ガードインターバルの数が削減するので、マルチパスの影響を抑えることが困難となる。すなわち、シンボル間干渉が発生し、受信シンボル信号に大きな歪が発生して通信品質が劣化するという問題がある。
上記問題点に鑑み、本発明は、フレーム時間長を変更することなく、ガードインターバル長を等価的に増加させてマルチパスの影響を確実に抑えることが可能な送信装置及び送信フレーム構成方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、送信シンボルと前記送信シンボルの一定期間を複製したガードインターバルとを複数含む送信フレーム単位で受信装置へ情報を送信する送信装置であって、連続する2つの送信シンボルが同一である場合に、前記2つの送信シンボルのうち一方の送信シンボル及びそのガードインターバルの位相を、他方の送信シンボル及びそのガードインターバルの位相に連続させて、前記送信フレームを生成する送信フレーム生成部(送信フレーム生成部10a,10b)を備えることを特徴とする。
このような特徴によれば、送信フレームのフレーム長を変更することなく、ガードインターバル長を増加させる効果を容易に得ることができる。
第2の特徴は、上記の特徴に係る送信装置において、前記送信フレーム生成部は、奇数番目の送信シンボルの直前に前記ガードインターバルを付加する第1ガードインターバル付加部(GI前方付加部16a)と、偶数番目の送信シンボルの直後に前記ガードインターバルを付加する第2ガードインターバル付加部(GI後方付加部17)とを備えることを要旨とする。
このような特徴によれば、2つのガードインターバルと1つの送信シンボルとを併せた時間長分のガードインターバルを有するフレーム構成とすることができ、伝搬環境が劣化した場合でもあっても、マルチパスの悪影響を確実に抑えることが可能となる。
第3の特徴は、上記の特徴に係る送信装置において、前記送信フレーム生成部は、奇数番目及び偶数番目の送信シンボルに前記ガードインターバルを付加するガードインターバル付加部(GI付加部16b)と、前記ガードインターバルの付加後において、前記偶数番目の送信シンボル及びそのガードインターバルの位相が、前記奇数番目の送信シンボル及びそのガードインターバルの位相と連続するように、前記偶数番目の送信シンボル及びそのガードインターバルの位相をシフトする位相シフト部(位相シフト部30)とを備えることを要旨とする。
このような特徴によれば、2つのガードインターバルと1つの送信シンボルとを併せた時間長分のガードインターバルを有するフレーム構成とすることができ、伝搬環境が劣化した場合でもあっても、マルチパスの悪影響を確実に抑えることが可能となる。
第4の特徴は、上記の特徴に係る送信装置において、前記奇数番目の送信シンボルを前記偶数番目の送信シンボルとして出力することで、2つの同一送信シンボルを生成する同一シンボル生成部(送信シンボル記憶部13、第1スイッチ14、スイッチ制御部22)を更に備えることを要旨とする。
このような特徴によれば、同一の送信シンボルを生成可能となる。この結果、上記の特徴に係るフレーム構成を容易に実現可能となる。
第5の特徴は、上記の特徴に係る送信装置において、前記受信装置との間の伝搬環境を判定する伝搬環境判定部(伝搬環境判定部21)を更に備え、前記同一シンボル生成部は、前記伝搬環境に応じて、前記2つの同一送信シンボルを生成するか否かを切り替えることを要旨とする。
このような特徴によれば、伝搬環境に応じて、上記の特徴に係る送信フレーム構成とするか否かを選択することができる。
第6の特徴は、上記の特徴に係る送信装置において、前記送信フレーム生成部は、時間軸上において、送信シンボル(有効シンボル区間)及びそのガードインターバル(GI)からなる送信単位(OFDMシンボル)の先頭部分及び末尾部分を減衰させるウィンドウ処理を実行するウィンドウ処理部(ウィンドウ処理部31)をさらに備え、前記ウィンドウ処理部は、位相が連続する2つの送信単位の連結部分に対しては、前記ウィンドウ処理を省略することを要旨とする。
このような特徴によれば、受信側において、より確実に、位相が連続する2つの送信単位の連結部分を跨いで復調可能となる。
第7の特徴は、上記の特徴に係る送信装置において、前記ウィンドウ処理部は、時間軸上において、前後の送信単位と位相が連続しない送信単位の先頭部分及び末尾部分を減衰させる第1ウィンドウ処理と、時間軸上において、位相が連続する2つの送信単位の先頭部分及び末尾部分を減衰させる第2ウィンドウ処理とを実行し、前記第2ウィンドウ処理に適用されるウィンドウ長は、前記第1ウィンドウ処理に適用されるウィンドウ長よりも長いことを要旨とする。
このような特徴によれば、第2ウィンドウ処理を行う場合に、第1ウィンドウ処理を行う場合よりも帯域外輻射量を低減することができる。
第8の特徴は、上記の特徴に係る送信装置において、前記送信装置は、マルチキャリア通信方式(OFDM又はOFDMA)によって複数の受信装置(移動局MS)と通信し、前記送信フレームは、周波数方向又は時間方向の少なくとも一方において複数の通信チャネルに分割され、前記送信フレーム生成部は、送信シンボル及びそのガードインターバルからなる送信単位を生成しており、前記送信フレーム生成部は、前記複数の通信チャネルのうち第1グループに分類される通信チャネルについて、前後の送信単位と位相が連続しない送信単位を生成し、前記複数の通信チャネルのうち第2グループに分類される通信チャネルについて、位相が連続する2つの送信単位を生成することを要旨とする。
このような特徴によれば、マルチキャリア通信方式において、位相が連続した送信単位を一部の通信チャネルについてのみ送信し、位相が連続しない送信単位を他の通信チャネルについて送信することができる。
第9の特徴は、上記の特徴に係る送信装置において、前記受信端末に送信する情報を変調及び直列/並列変換することによって、各サブキャリアに対応した変調シンボルを生成する変調シンボル生成部(S/P変換部11)と、前記変調シンボル生成部によって生成された変調シンボルを記憶する変調シンボル記憶部(変調シンボル記憶部41)と、前記変調シンボル生成部によって生成された変調シンボル、又は前記変調シンボル記憶部によって記憶された変調シンボルのいずれかを選択する変調シンボル選択部(変調シンボル選択部42)と、前記変調シンボル選択部によって選択された変調シンボルを逆フーリエ変換及び並列/直列変換することによって送信シンボルを生成する生成部(IFFT部12)とをさらに備えることを要旨とする。
このような特徴によれば、マルチキャリア通信方式において、位相が連続した送信単位を送信するか否かを周波数軸上において決定可能となる。
第10の特徴は、上記の特徴に係る送信装置において、前記送信フレーム生成部は、奇数番目の送信シンボルの直前にガードインターバルを付加する第1ガードインターバル付加部(GI前方付加部16a)と、偶数番目の送信シンボルの直後にガードインターバルを付加する第2ガードインターバル付加部(GI後方付加部17)と、時間軸上において、送信シンボル及びそのガードインターバルからなる送信単位の先頭部分及び末尾部分を減衰させるウィンドウ処理を実行するウィンドウ処理部(ウィンドウ処理部31)とを更に備え、前記第2ガードインターバル付加部は、送信シンボルとガードインターバルとの連結部分を時間軸上で前にシフトすることを要旨とする。
このような特徴によれば、ウィンドウ処理を省略することができない場合であっても、受信側においてより確実に復調を実行可能となる。
第11の特徴は、上記の特徴に係る送信装置において、前記第1グループに分類された通信チャネルに対して第1送信シンボルを生成するとともに、前記第2グループに分類された通信チャネルに対して第2送信シンボルを生成する送信シンボル生成部(S/P変換部11、スイッチ部43、IFFT部12A,12B)を更に備え、前記送信フレーム生成部は、第1送信シンボル及びそのガードインターバルからなる第1送信単位を生成する第1送信単位生成部(GI付加部51)と、連続する2つの第2送信シンボルのうち一方の第2送信シンボル及びそのガードインターバルの位相を、他方の第2送信シンボル及びそのガードインターバルの位相に連続させることによって、位相が連続する2つの第2送信単位を生成する第2送信単位生成部(送信シンボル記憶部13、第1スイッチ14、第2スイッチ15、GI前方付加部16、GI後方付加部17、第3スイッチ18)と、前記第1送信単位生成部によって生成された第1送信単位の先頭部分及び末尾部分を減衰させる第1ウィンドウ処理部(ウィンドウ処理部52)と、前記第1送信単位生成部によって生成された、位相が連続する2つの第2送信単位の先頭部分及び末尾部分を減衰させる第2ウィンドウ処理部(ウィンドウ処理部31)と、前記第1ウィンドウ処理部の出力と前記第2ウィンドウ処理部の出力とを合成する合成部(合成部53)とを備えることを要旨とする。
このような特徴によれば、位相が連続する送信単位に適したウィンドウ処理と、位相が連続しない送信単位に適したウィンドウ処理とを併用することが可能となる。
第12の特徴は、送信シンボルと前記送信シンボルの一定期間を複製したガードインターバルとを複数含む送信フレーム単位で受信装置へ情報を送信する送信装置における送信フレーム構成方法であって、連続する2つの送信シンボルが同一である場合に、前記2つの送信シンボルのうち一方の送信シンボル及びそのガードインターバルの位相を、他方の送信シンボル及びそのガードインターバルの位相に連続させて、前記送信フレームを生成するステップを含むことを要旨とする。
図1は、本発明の背景技術に係るフレーム構成例を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る送信フレームの基本構成を示す図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る送信装置の構成例を示す機能ブロック図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係る送信装置の第1及び第2送信モード時におけるフレーム構成例を示す図である。 図5は、本発明の第1実施形態に係る送信フレーム生成部の動作概要を示すフローチャートである。 図6は、本発明の第1実施形態に係る送信フレーム生成部の第1送信モード時の動作例を示すフローチャートである。 図7は、本発明の第1実施形態に係る送信フレーム生成部の第2送信モード時の動作例を示すフローチャートである。 図8は、本発明の第2実施形態に係る送信装置の構成例を示す機能ブロック図である。 図9は、本発明の第2実施形態に係る送信装置の第1及び第2送信モード時におけるフレーム構成例を示す図である。 図10は、本発明の第2実施形態に係る送信フレーム生成部の第1送信モード時の動作例を示すフローチャートである。 図11は、本発明の第2実施形態に係る送信フレーム生成部の第2送信モード時の動作例を示すフローチャートである。 図12は、本発明の第3実施形態に係る送信装置の構成例を示す機能ブロック図である。 図13は、ウィンドウ処理の概要を説明するための図である。 図14は、本発明の第3実施形態に係るウィンドウ処理部が実行するウィンドウ処理の詳細を説明するための図である。 図15は、本発明の第3実施形態に係るウィンドウ処理部が実行するウィンドウ処理の他の例を説明するための図である。 図16は、本発明の第4実施形態に係る無線通信システムの概略構成図である。 図17は、本発明の第4実施形態に係る無線通信システムにおいて用いられる通信フレームの一部構成図である。 図18は、本発明の第4実施形態に係る送信装置の構成例を示す機能ブロック図である。 図19は、受信側において、本実施形態に係る送信装置から受信したOFDMシンボルに対してFFTを行う動作を示す動作説明図である(その1)。 図20は、受信側において、本実施形態に係る送信装置から受信したOFDMシンボルに対してFFTを行う動作を示す動作説明図である(その2)。 図21は、本発明の第4実施形態に係る送信装置に適用される送信方法を示す図である。 図22は、本発明の第5実施形態に係る送信装置の構成例を示す機能ブロック図である。 図23は、その他の実施形態に係る送信フレーム構成方法を示す図である。 図24は、その他の実施形態に係るMediaFLOの送信フレーム構成を示す図である。
次に、図面を参照して、本発明の第1実施形態〜第5実施形態を説明する。以下の第1実施形態〜第5実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
[送信フレームの構成例]
第1実施形態〜第5実施形態に係る送信装置の説明の前に、第1実施形態〜第5実施形態に係る送信装置が用いる送信フレームの構成例について説明する。図2は、第1実施形態〜第5実施形態に係る送信装置が用いる送信フレームの構成例を示す図である。
図2に示すように、送信フレームは、送信シンボルと、送信シンボルの一定期間を複製したガードインターバル(以下、「GI」と略記する)とによって構成されており、2つの送信シンボルと、2つのGIとが交互に配置される。
1番目の送信シンボル1の直前には、1番目の送信シンボル1の最後の一定期間を複製したGI(G1)が付加されており、GI(G1)と送信シンボル1とは位相が連続している。2番目の送信シンボル2の直後には、2番目の送信シンボル2の最初の一定期間を複製したGI(G2)が付加されており、送信シンボル2とGI(G2)とは位相が連続している。
ここで、送信シンボル1と送信シンボル2とが同一の情報(シンボル)である場合、送信シンボル1の位相と送信シンボル2の位相とが連続することになる。この場合、送信単位1と送信単位2とによって、1つ分の送信シンボルを伝送することになる。
送信シンボル1の位相と送信シンボル2の位相とが連続しているので、受信側では、送信シンボル1と送信シンボル2との境界を跨いでFFTを実行可能となる。すなわち、2つのGIと1つの送信シンボルとを併せた時間長分のGIを等価的に得ることができる。
[第1実施形態]
本実施形態においては、OFDM方式による情報送信を行う送信装置について説明する。
(送信装置の構成例)
本実施形態に係る送信装置の構成例について説明する。図3は、本実施形態に係る送信装置の構成例を示す機能ブロック図である。本実施形態に係る送信装置は、送信フレーム単位で受信装置(図示せず)へ情報を送信する。
本実施形態に係る送信装置は、直列/並列変換部(S/P変換部)11と、IFFT部12と、送信シンボル記憶部13と、第1スイッチ14と、第2スイッチ15と、GI前方付加部16aと、GI後方付加部17と、第3スイッチ18と、無線送信部19と、アンテナ20と、伝搬環境判定部21と、スイッチ制御部22とを備える。
S/P変換部11には、誤り訂正符号化処理、及び変調処理の施された情報(データ)が入力される。S/P変換部11は、入力された情報を並列化して、多数のサブキャリアとして出力する。IFFT部12は、サブキャリアにIFFT処理を施し、送信シンボルを送信シンボル記憶部13及び第1スイッチ14へ出力する。送信シンボル記憶部13は、送信シンボルを記憶することで、送信シンボルの複製を生成する。
送信シンボル記憶部13、第1スイッチ14、第2スイッチ15、GI前方付加部16a、GI後方付加部17、第3スイッチ18、伝搬環境判定部21、及びスイッチ制御部22は、図2に示した構成を有する送信フレームを生成するための送信フレーム生成部10aとして機能する。送信フレーム生成部10aは、伝搬環境に応じて、第1送信モード及び第2送信モードのいずれかで動作する。具体的には、第1送信モードは伝搬環境が良好な場合に用いられ、第2送信モードは伝搬環境が劣化した場合に用いられる。
第1スイッチ14は、スイッチ制御部22の制御下で、IFFT部12が出力する送信シンボル、送信シンボル記憶部13が出力する送信シンボルの複製のいずれかを選択して出力する。第1送信モード時においては、第1スイッチ14は、IFFT部12が出力する送信シンボルを常に選択している状態に保たれる。一方、第2送信モード時においては、IFFT部12が出力する送信シンボルと、送信シンボル記憶部13が出力する送信シンボルの複製とを交互に選択して出力する。
第2スイッチ15は、スイッチ制御部22の制御下で、第1スイッチ14からの送信シンボル又はその複製を、GI前方付加部16a、GI後方付加部17のいずれかへ出力する。第2スイッチ15は、奇数番目の送信シンボルについてはGI前方付加部16aへ出力し、偶数番目の送信シンボルについてはGI後方付加部17へ出力する。
GI前方付加部16aは、送信シンボルの最後の一定期間を複製してGIを生成し、生成したGIを送信シンボルの直前に付加する。これに対して、GI後方付加部17は、送信シンボルの最初の一定期間を複製してGIを生成し、生成したGIを送信シンボルの直後に付加する。
第3スイッチ18は、スイッチ制御部22の制御下で、GI前方付加部16a及びGI後方付加部17によってGIの付加された送信シンボルを無線送信部19へ出力する。また、第3スイッチ18は、第2スイッチ15と同様に動作し、第2スイッチ15がGI前方付加部16a側を選択している場合には、第3スイッチ18もGI前方付加部16a側を選択する。第2スイッチ15がGI後方付加部17側を選択している場合には、第3スイッチ18もGI後方付加部17側を選択する。
このように、スイッチ制御部22は、送信シンボルが奇数番目であるか偶数番目であるかに応じて、第2スイッチ15及び第3スイッチ18を切り替え制御する。
無線送信部19は、第3スイッチ18の出力信号に対して、D/A変換や、アップコンバート、増幅処理などの無線処理を施す。無線処理によって生成された送信信号はアンテナ20から送出される。
伝搬環境判定部21は、受信装置からのフィードバック信号に基づいて、伝搬環境を判定する。具体的には、受信装置では、遅延プロファイルを測定し、GI長を超えた遅延波が観測されたかを監視している。そして、受信装置による監視結果は、本実施形態に係る送信装置にフィードバック信号として通知される。スイッチ制御部22は、伝搬環境判定部21が判定した伝搬環境に応じて第1スイッチ14を制御する。
(送信フレーム構成方法)
次に、本実施形態に係るフレーム構成方法について説明する。図4は、本実施形態に係るフレーム構成方法を示す図である。
本実施形態に係るフレーム構成方法では、奇数番目の送信シンボルAの直前にGIを付加し、偶数番目の送信シンボルBの直後にGIを付加することを繰り返す。
第1送信モード時には、奇数番目の送信シンボルAのデータ(情報)と偶数番目の送信シンボルBのデータとが一致しない場合、奇数番目の送信シンボルAと偶数番目の送信シンボルBとは位相が不連続となる。一方、奇数番目の送信シンボルAのデータと偶数番目の送信シンボルBのデータとが一致する場合、奇数番目の送信シンボルAと偶数番目の送信シンボルBとは位相が連続する。
第2送信モード時には、奇数番目の送信シンボルAを複製することで奇数番目の送信シンボルAと同一の奇数番目の送信シンボルBを生成する。したがって、奇数番目の送信シンボルAのデータと偶数番目の送信シンボルBのデータとは常に一致し、奇数番目の送信シンボルAと偶数番目の送信シンボルBとは位相が連続する。
(送信装置の動作概要)
次に、本実施形態に係る送信装置の動作概要について説明する。図5は、本実施形態に係る送信装置の動作概要を示すフローチャートである。
ステップS101において、伝搬環境判定部21は、伝搬環境を判定する。
ステップS102において、スイッチ制御部22は、ステップS101で判定された伝搬環境に応じて、第1送信モードと第2送信モードのいずれか一方を選択する。具体的には、受信側で長い遅延時間が観測されていない場合には、ステップS103の処理に進む。一方、受信側で長い遅延時間が観測されている場合には、ステップS104の処理に進む。
ステップS103において、伝搬環境判定部21は、スイッチ制御部22を第1送信モードに設定する。
ステップS104においては、伝搬環境判定部21は、スイッチ制御部22を第2送信モードに設定する。
ステップS105において、スイッチ制御部22は、送信動作を終了するかを判定する。送信動作を終了する場合には、送信動作が終了する。一方、送信動作を継続する場合には、ステップS101の処理に戻る。
(第1送信モード時における送信フレーム生成部の動作例)
次に、本実施形態に係る送信フレーム生成部10aにおける第1送信モード時の動作例について説明する。上述したように、第1送信モード時には、スイッチ制御部22がIFFT部12側を選択するよう第1スイッチ14を制御する。図6は、本実施形態に係る送信フレーム生成部10aにおける第1送信モード時の動作例を示すフローチャートである。
ステップS201において、スイッチ制御部22は、送信シンボルが奇数番目であるか、あるいは偶数番目であるかを判定する。送信シンボルが奇数番目である場合には、ステップS202の処理に進む。一方、送信シンボルが偶数番目である場合には、ステップS204の処理に進む。
ステップS202において、GI前方付加部16aは、送信シンボルの最後の一定期間を複製してGIを生成する。ステップS203において、GI前方付加部16aは、ステップS202で生成されたGIを送信シンボルの直前に付加する。
ステップS204において、GI後方付加部17は、送信シンボルの最初の一定期間を複製してGIを生成する。ステップS205において、GI後方付加部17は、ステップS204で生成されたGIを送信シンボルの直後に付加する。
ステップS206において、スイッチ制御部22は、モード切り替え又は送信終了するかを判定する。モード切り替え又は送信終了する場合には、第1送信モードが終了する。一方、モード切り替え又は送信終了しない場合には、ステップS201の処理に戻る。
(第2送信モード時における送信フレーム生成部の動作例)
次に、本実施形態に係る送信フレーム生成部10aにおける第2送信モード時の動作例について説明する。ただし、第1送信モード時の動作例と同様の動作については、重複する説明を省略する。図7は、本実施形態に係る送信フレーム生成部10aにおける第2送信モード時の動作例を示すフローチャートである。
ステップS301において、送信シンボル記憶部13は、IFFT部12が出力する送信シンボルを記憶して送信シンボルの複製を生成する。
ステップS302において、第1スイッチ14は、複製元の送信シンボル、すなわちIFFT部12が出力する送信シンボルを奇数番目の送信シンボルとして選択する。
ステップS201〜ステップS206においては、第1送信モード時と同様の動作が実行される。
ステップS303において、スイッチ制御部22は、偶数番目の送信シンボルについての処理が完了したかを判定する。偶数番目の送信シンボルについての処理が完了した場合には、ステップS305の処理に進む。一方、偶数番目の送信シンボルについての処理が完了していない場合には、ステップS304の処理に進む。
ステップS304において、第1スイッチ14は、送信シンボル記憶部13に記憶されている送信シンボルの複製を偶数番目の送信シンボルとして選択する。送信シンボル記憶部13に記憶されている送信シンボルの複製が偶数番目の送信シンボルとして選択されると、ステップS201の処理に進む。
これに対して、偶数番目の送信シンボルについての処理が完了している場合、ステップS305において、IFFT部12が出力する次の送信シンボルを取得し、その後ステップS301の処理に戻る。
(作用・効果)
以上詳細に説明したように、本実施形態に係る送信装置によれば、第1送信モード時には従来と同様の伝送効率を維持しつつ、伝搬環境が劣化した場合には第2送信モードに切り替える。第2送信モードでは、伝送効率は半減するものの、2つのGIと1つの送信シンボルとを併せた時間長分のGIを等価的に得ることができ、マルチパスの影響を確実に抑えることが可能となる。
[第2実施形態]
第2実施形態の説明においては、第1実施形態と異なる点を主として説明し、重複する説明を省略する。
(送信装置の構成例)
本実施形態に係る送信装置の構成例について説明する。図8は、本実施形態に係る送信装置の構成例を示す機能ブロック図である。
本実施形態に係る送信装置は、送信フレーム生成部10bにおいて、第1スイッチ14と第2スイッチ15との間に、GI付加部16bが接続されている点で、第1実施形態とは異なっている。GI付加部16bは、奇数番目及び偶数番目の送信シンボルに対してGIを生成し、生成したGIを奇数番目及び偶数番目の送信シンボルに付加する。
また、本実施形態に係る送信装置は、第2スイッチ15と第3スイッチ18との間に、位相シフト部30が接続されている点で、第1実施形態とは異なる。 位相シフト部30は、GI付加部16bによるGIの付加後において、偶数番目の送信シンボル及びそのGIの位相が、奇数番目の送信シンボル及びそのGIの位相と連続するように、偶数番目の送信シンボル及びそのGIの位相をシフトする。
(送信フレーム構成方法)
次に、本実施形態に係るフレーム構成方法について説明する。本実施形態に係るフレーム構成方法では、結果的に、図2に示す構成を有するフレーム構成となる。ただし、その実現方法が第1実施形態とは異なる。図9は、本実施形態に係るフレーム構成方法を示す図である。
本実施形態に係るフレーム構成方法では、奇数番目及び偶数番目の送信シンボルの直前にGIを付加し、奇数番目の送信シンボル及びそのGIについてはそのまま出力し、偶数番目の送信シンボル及びそのGIについては位相を一定量シフトして出力する。位相のシフト量は、奇数番目の送信シンボルと偶数番目の送信シンボルとが同一である場合に、奇数番目の送信シンボルの位相と、それに続く(偶数番目の)GIの位相が連続するように、予め設定しておく。
(第1送信モード時における送信フレーム生成部の動作例)
次に、本実施形態に係る送信フレーム生成部10bにおける第1送信モード時の動作例について説明する。図10は、本実施形態に係る送信フレーム生成部10bにおける第1送信モード時の動作例を示すフローチャートである。
ステップS401において、スイッチ制御部22は、奇数番目の送信シンボルであるか、あるいは偶数番目の送信シンボルであるかを判定する。奇数番目の送信シンボルである場合には、ステップS402の処理に進む。一方、偶数番目の送信シンボルである場合には、ステップS404の処理に進む。
ステップS402において、GI付加部16bは、奇数番目の送信シンボルの最後の一定期間を複製してGIを生成する。ステップS403において、ステップS402で生成されたGIを奇数番目の送信シンボルの直前に付加する。
ステップS404において、GI付加部16bは、偶数番目の送信シンボルの最後の一定期間を複製してGIを生成する。ステップS405において、GI付加部16bは、ステップS404で生成されたGIを偶数番目の送信シンボルの直前に付加する。ステップS406において、位相シフト部30は、偶数番目の送信シンボル及びそのGIの位相を一定量シフトする。
ステップS407において、スイッチ制御部22は、モード切り替え又は送信終了するかを判定する。モード切り替え又は送信終了する場合には、第1送信モードが終了する。一方、モード切り替え又は送信終了しない場合には、ステップS401の処理に戻る。
(第2送信モード時における送信フレーム生成部の動作例)
次に、本実施形態に係る送信フレーム生成部10bにおける第2送信モード時の動作例について説明する。ただし、第1送信モード時の動作例と同様の動作については、重複する説明を省略する。図11は、本実施形態に係る送信フレーム生成部10bにおける第2送信モード時の動作例を示すフローチャートである。
ステップS501において、送信シンボル記憶部13は、IFFT部12が出力する送信シンボルを記憶して送信シンボルの複製を生成する。
ステップS502において、第1スイッチ14は、複製元の送信シンボル、すなわちIFFT部12が出力する送信シンボルを奇数番目の送信シンボルとして選択する。
ステップS401〜ステップS407においては、第1送信モード時と同様の動作が実行される。
ステップS503において、スイッチ制御部22は、偶数番目の送信シンボルについての処理が完了したかを判定する。偶数番目の送信シンボルについての処理が完了した場合には、ステップS505の処理に進む。一方、偶数番目の送信シンボルについての処理が完了していない場合には、ステップS504の処理に進む。
ステップS504において、第1スイッチ14は、送信シンボル記憶部13に記憶されている送信シンボルの複製を偶数番目の送信シンボルとして選択する。送信シンボル記憶部13に記憶されている送信シンボルの複製が偶数番目の送信シンボルとして選択されると、ステップS401の処理に進む。
これに対して、偶数番目の送信シンボルについての処理が完了している場合、ステップS505において、IFFT部12が出力する次の送信シンボルを取得し、その後ステップS501の処理に戻る。
(作用・効果)
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、第1送信モード時には従来と同様の伝送効率を維持しつつ、伝搬環境が劣化した場合には第2送信モードに切り替える。第2送信モードでは、伝送効率は半減するものの、2つのGIと1つの送信シンボルとを併せた時間長分のGIを等価的に得ることができ、マルチパスの影響を確実に抑えることが可能となる。
[第3実施形態]
第3実施形態の説明においては、第1実施形態及び第2実施形態と異なる点を主として説明し、重複する説明を省略する。
(送信装置の構成例)
図12は、本実施形態に係る送信装置の構成例を示す機能ブロック図である。図12に示す送信フレーム生成部10cは、第3スイッチ18から出力される送信単位に対してウィンドウ処理を実行するウィンドウ処理部31を備える点において、図3に示した構成とは異なっている。
OFDM方式では、送信単位(以下、適宜「OFDMシンボル」という)間の信号の不連続性に伴い、隣接チャネル漏洩電力が増加する。このような隣接チャネル漏洩電力を防ぐため、時間軸上においてOFDMシンボルの振幅制御を行うウィンドウ処理(Windowing)が必要となる。
図13は、ウィンドウ処理の概要を説明するための図である。図13では、3つのウィンドウが例示されている。各ウィンドウは、1OFDMシンボル区間に対応して設けられ、滑らかに立ち上がるとともに滑らかに立ち下がる時間領域の窓関数である。ウィンドウ処理部31では、図13に示すようなウィンドウと、OFDMシンボルとを乗算することによって、各OFDMシンボルの連結部分が滑らかに減衰することになる。
一方で、受信側においては、送信側においてウィンドウ処理が行われた部分が受信信号の検出処理に用いられると、受信品質(ビット誤り率や、フレーム誤り率など)の劣化に繋がる。このため、受信側では、送信側においてウィンドウ処理が行われた部分は、余剰なガードインターバル区間とともに破棄される。
上述した第1実施形態及び第2実施形態では、位相が連続する2つの送信単位(OFDMシンボル)が生成される。そこで、本実施形態においては、ウィンドウ処理部31は、図14に示すように、2つの送信単位(OFDMシンボル)間で位相が連続しているか否かに応じて、ウィンドウ処理を実行するか否かを判定する。
(ウィンドウ処理の詳細説明)
図14は、ウィンドウ処理部31が実行するウィンドウ処理の詳細を説明するための図である。
図14(a)は、位相が連続する2つのOFDMシンボルを示している。各OFDMシンボルは、送信シンボル(有効シンボル区間)と、GIとを有する。
従来のウィンドウ処理では、図14(b)に示すように、各OFDMシンボルの先頭部分及び末尾部分が滑らかに減衰する。
一方、本実施形態に係るウィンドウ処理部31は、図14(c)に示すように、位相が連続する2つの送信単位(OFDMシンボル)の連結部分に対しては、ウィンドウ処理を省略する。これにより、受信側では、OFDMシンボルの連結部分を跨いでFFTを実行しても、受信品質の劣化が生じない。
図15は、ウィンドウ処理部31が実行するウィンドウ処理の他の例を説明するための図である。ここでは、位相が連続する2つの送信単位(OFDMシンボル)の連結部分に対してウィンドウ処理を省略することに加え、ウィンドウ長が長いウィンドウ(窓関数)を用いたウィンドウ処理を行う例について説明する。
図15(a)及び図15(b)は、図14(a)及び図14(b)と同様である。図15(c)は、ウィンドウ長が長いウィンドウを用いたウィンドウ処理を行う場合を示している。
従来のウィンドウ処理では、図13に示したように、1OFDMシンボル区間に対応したウィンドウが用いられていた。一方、本実施形態に係るウィンドウ処理部31は、2OFDMシンボル区間に対応したウィンドウを用いる。
これにより、図15(c)に示すように、OFDMシンボル1の先頭部分T及びOFDMシンボル2の末尾部分Eは、図15(b)と比較して、より滑らかに減衰している。このような減衰特性は、ウィンドウ処理部31において適切なウィンドウ関数を用いてウィンドウ係数を算出し、算出したウィンドウ係数を適用することで実現可能である。このような処理を行うことによって、隣接チャネル漏洩電力を削減する効果が大きくなる。
(作用・効果)
本実施形態によれば、送信フレーム生成部10cは、時間軸上において、有効シンボル区間(送信シンボル)及びGIからなるOFDMシンボル(送信単位)の先頭部分及び末尾部分を減衰させるウィンドウ処理を実行するウィンドウ処理部31を備える。ウィンドウ処理部31は、位相が連続する2つのOFDMシンボルの連結部分に対しては、ウィンドウ処理を省略する。
したがって、受信側では、より確実に、位相が連続する2つのOFDMシンボルの連結部分を跨いでFFTを行うことができる。
本実施形態によれば、ウィンドウ処理部31は、時間軸上において、前後のOFDMシンボルと位相が連続しないOFDMシンボルの先頭部分及び末尾部分を減衰させる第1ウィンドウ処理と、時間軸上において、位相が連続する2つのOFDMシンボルの先頭部分及び末尾部分を減衰させる第2ウィンドウ処理とを実行する。第2ウィンドウ処理に適用されるウィンドウ長は、第1ウィンドウ処理に適用されるウィンドウ長よりも長い。
したがって、第2ウィンドウ処理を行う場合に、第1ウィンドウ処理を行う場合よりも帯域外輻射量を低減することができる。
なお、第1実施形態及び第2実施形態で説明したように、伝搬環境が悪いときは、位相が連続する2つのOFDMシンボルが生成される。一方、伝搬環境が良いときは、前後のOFDMシンボルと位相が連続しないOFDMシンボルが生成される。
ここで、伝搬環境が悪いとは、チャネルのインパルス応答長が(特にGI長と比較して)長いことを指す。さらに、いずれのウィンドウ長が用いられるかについては、隣接する周波数が周囲で使用されている状況、送信電力、設置状況により決定されてもよい。
このため、伝搬環境が悪いとき、例えば、屋外における無線通信においては、送信電力が大きいので、長いウィンドウ長が適用されることは極めて有効である。伝搬環境が良いとき、例えば、屋内における無線通信においては、送信電力が小さいので、短いウィンドウ長を用いても問題はない。
[第4実施形態]
第4実施形態の説明においては、第1実施形態〜第3実施形態と異なる点を主として説明し、重複する説明を省略する。
(無線通信システムの構成例)
図16は、本実施形態に係る無線通信システムの概略構成図である。本実施形態に係る無線通信システムは、OFDMA方式が適用される無線通信システム(例えば、IEEE 802.16e(WiMAX)に基づく無線通信システム)である。OFDMA方式では、基地局BSは、複数のサブキャリアからなるサブチャネル(通信チャネル)を移動局MSに動的に割り当て、同時に複数の移動局MSと通信する。
本実施形態では、上述した第1実施形態〜第3実施形態に係る送信方法(以下、適宜「繰り返し送信」という)を一部の移動局MSにのみ適用し、従来の送信フレーム構成方法を他の移動局MSに適用する構成について説明する。以下において、基地局BSにおいて繰り返し送信を行う場合について説明する。
基地局BSは、移動局MSのそれぞれに対し、少なくとも1つのサブキャリアを割り当てる。本実施形態では、基地局BSは、繰り返し送信の対象となる移動局MSからなる第1グループGR1と、繰り返し送信の対象とならない移動局MSからなる第2グループGR2とに分類する。
図17は、図16に示した無線通信システムにおいて用いられる通信フレームの一部構成図である。具体的には、図17では、下り方向のサブフレーム(DLサブフレーム)の一部構成を示している。
図17では、サブキャリアSC#1〜サブキャリアSC#5が第1グループGR1に該当し、サブキャリアSC#6〜サブキャリアSC#10が第2グループGR10に該当する。すなわち、サブキャリアSC#1〜サブキャリアSC#5は、第1グループGR1に属する移動局MSに割り当てられる。サブキャリアSC#6〜サブキャリアSC#10は、第2グループGR2に属する移動局MSに割り当てられる。
(送信装置の構成例)
図18は、本実施形態に係る送信装置の構成例を示す機能ブロック図である。図18に示す送信装置は、基地局BSに設けられる。
図18に示す送信装置は、変調シンボル記憶部41及び変調シンボル選択部42を備えている点において、図12とは異なっている。また、図18に示す送信装置では、送信フレーム生成部10dは、図12に示した送信シンボル記憶部13を備えていない。
本実施形態において、S/P変換部11は、移動局MSに送信する情報を変調及び直列/並列変換することによって、各サブキャリアに対応した変調シンボルを生成する変調シンボル生成部として機能する。さらに、S/P変換部11は、移動局MSに対し、少なくとも1つのサブキャリアを割り当てる。
変調シンボル記憶部41は、S/P変換部11によって生成された変調シンボルを記憶する。変調シンボル選択部42は、スイッチ制御部22の制御下で、S/P変換部11によって生成された変調シンボル、又は変調シンボル記憶部41によって記憶された変調シンボルのいずれかを選択する。
本実施形態において、IFFT部12は、変調シンボル選択部42によって選択された変調シンボルを逆フーリエ変換及び並列/直列変換することによって送信シンボルを生成する生成部として機能する。
このような送信装置の構成によれば、S/P変換部11は、各サブキャリアに対応した変調シンボルを生成する。変調シンボル選択部42は、S/P変換部11によって生成された変調シンボル、又は変調シンボル記憶部41によって記憶された変調シンボルのいずれかを選択する。つまり、周波数軸上において、繰り返し送信を行う移動局MSと繰り返し送信を行わない移動局MSとを決定することができる。
(受信方法)
本実施形態に係る送信装置の構成では、各サブキャリアが多重された後の送信単位(OFDMシンボル)に対してウィンドウ処理が行われるため、第3実施形態で説明したウィンドウ処理の省略を行うことができない。このため、受信側(移動局MS)では、以下に述べるような受信方法が適用される。
図19は、受信装置(移動局MS)において、本実施形態に係る送信装置(基地局BS)から受信したOFDMシンボルに対してFFTを行う動作を示す動作説明図である。
図19(a)の上側のOFDMシンボルは、先行波に相当するOFDMシンボルであり、図19(a)の下側のOFDMシンボルは、遅延波に相当するOFDMシンボルである。図19(a)では、遅延量がガードインターバル以内であるため、通常のFFTが適用される。
一方、図19(b)では、遅延量がガードインターバルを超えているため、通常のFFTが適用できない。このような場合には、前半のOFDMシンボルの一部と、後半のOFDMシンボルの一部とを合成することによって、FFTが実行可能となる。
(送信方法及び受信方法)
ウィンドウ処理を省略することができない場合であって、第3実施形態で説明したロールオフ率の大きいウィンドウを用いる場合には、遅延量がある一定量を超えると、図19(b)のような受信方法を適用することができない。
具体的には、図20に示すように、ウィンドウ処理が施された部分はFFTに使用できないため、後半のOFDMシンボルの一部を抽出することができなくなる。このような不具合を回避するためには、図21に示す送信方法を適用すれば良い。
図21は、本実施形態に係る送信装置に適用される送信方法を示す図である。図21(c)及び図21(d)に示すように、後半のOFDMシンボルを構成する送信シンボル(有効シンボル区間)及びGIの連結部分を、時間軸上で前にシフトすることによって、上記の不具合を解消することができる。
(作用・効果)
本実施形態によれば、基地局BSは、OFDMA方式によって複数の移動局MSと通信する。基地局BSに設けられる送信装置は、移動局MSのそれぞれに対し、少なくとも1つのサブキャリアを割り当てるS/P変換部11及び変調シンボル選択部42を備え、変調シンボル選択部42は、移動局MSのそれぞれを第1グループGR1又は第2グループGR2のいずれかに分類する。
送信フレーム生成部10dは、第1グループGR1に分類された移動局MSに対し、前後のOFDMシンボルと位相が連続しないOFDMシンボルを生成し、第2グループGR2に分類された移動局MSに対し、位相が連続する2つのOFDMシンボルを生成する。
したがって、OFDMA方式によって複数の移動局MSと通信する場合において、繰り返し送信を適用するか否かを移動局毎に選択可能となる。
本実施形態によれば、送信フレーム生成部10dは、奇数番目の送信シンボルの直前にGIを付加するGI前方付加部16aと、偶数番目の送信シンボルの直後にGIを付加するGI後方付加部17と、ウィンドウ処理を実行するウィンドウ処理部31とを備える。GI後方付加部17は、送信シンボルとGIとの連結部分を時間軸上で前にシフトする。
したがって、ウィンドウ処理を省略することができない場合であって、第3実施形態で説明したロールオフ率の大きいウィンドウを用いる場合でも、受信側(移動局MS)において、より確実にFFTを実行可能となる。
[第5実施形態]
本実施形態では、第4実施形態で説明した送信装置の他の構成例を説明する。
(送信装置の構成例)
図22は、本実施形態に係る送信装置の構成例を示す機能ブロック図である。
図22に示す送信装置は、2つのIFFT部12A,12Bを備え、S/P変換部11とIFFT部12A,12Bとの間にスイッチ部43が設けられている。
S/P変換部11、スイッチ部43、及びIFFT部12A,12Bは、第1グループGR1に分類された移動局MSに対して第1送信シンボルを生成するとともに、第2グループGR2に分類された移動局MSに対して第2送信シンボルを生成する送信シンボル生成部として機能する。
具体的には、IFFT部12Aが出力する送信シンボルには、繰り返し送信が適用される。一方で、IFFT部12Bが出力する送信シンボルには、繰り返し送信が適用されない。
送信フレーム生成部10eは、GI付加部51、ウィンドウ処理部52、及び合成部53をさらに備える点において、図12とは異なっている。
GI付加部51は、例えば各送信シンボルの先頭にGIを付加することによってOFDMシンボル(送信単位)を生成する。ウィンドウ処理部52は、各OFDMシンボルの先頭及び末尾にウィンドウ処理を施す。
一方、ウィンドウ処理部31は、位相が連続する2つのOFDMシンボルの連結部分に対してウィンドウ処理を省略するとともに、大きなロールオフ率のウィンドウを用いる。
合成部53は、ウィンドウ処理部31の出力とウィンドウ処理部52の出力とを合成する。
(作用・効果)
本実施形態によれば、繰り返し送信を適用するOFDMシンボルと繰り返し送信を適用しないOFDMシンボルとを個別にウィンドウ処理するので、繰り返し送信を適用するOFDMシンボルに適したウィンドウ処理と、繰り返し送信を適用しないOFDMシンボルに適したウィンドウ処理とを併用することが可能となる。
[その他の実施形態]
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、上述した第1実施形態においては、図4で示したように、奇数番目の送信シンボルの直前にGIを付加し、偶数番目の送信シンボルの直後にGIを付加する構成について説明した。しかし、図4において、奇数番目と偶数番目を入れ替えて、偶数番目の送信シンボルの直前にGIを付加し、奇数番目の送信シンボルの直後にGIを付加する構成であっても構わない。
また、上述した第2実施形態においては、図9で示したように、偶数番目の送信シンボル及びそのGIの位相が、奇数番目の送信シンボル及びそのGIの位相と連続するように、偶数番目の送信シンボル及びそのGIの位相をシフトする構成について説明した。しかし、図9において、奇数番目と偶数番目を入れ替えて、奇数番目の送信シンボル及びそのGIの位相が、偶数番目の送信シンボル及びそのGIの位相と連続するように、奇数番目の送信シンボル及びそのGIの位相をシフトする構成であっても構わない。
更に、上述した実施形態においては、第2モード時において、IFFT部12が出力する送信シンボルを複製することで、奇数番目の送信シンボルと偶数番目の送信シンボルとを同一にする構成を説明した。しかし、IFFT部12への入力信号や、S/P変換部11への入力信号(情報)などを複製する構成であっても良い。
なお、上述した実施形態においては、OFDM方式を用いる場合について説明したが、これに限らず、他のマルチキャリア方式に応用しても構わない。
上述した第4実施形態及び第5実施形態では、基地局BSが繰り返し送信を行う構成を説明したが、移動局MSにおいても適用可能であることは勿論である。
上述した第1実施形態〜第5実施形態では、位相が連続する2つのOFDMシンボルを送信する構成について説明した。しかしながら、位相が連続する3つ以上のOFDMシンボルを送信しても良い。図23は、その他の実施形態に係る送信フレーム構成方法を示す図である。図23(a)は、各送信シンボルが異なる、従来の送信フレーム構成方法を示す。
図23(b)に示すように、送信装置は、連続する2つの同一送信シンボルについて、一方の送信シンボル及びそのガードインターバルの位相を、他方の送信シンボル及びそのガードインターバルの位相に連続させても良い。さらに、図23(c)に示すように、3つの同一送信シンボルについて、同様の処理を行っても良い。
上述した第4実施形態及び第5実施形態では、図17に示したように、通信フレーム(送信フレーム)が周波数方向においてのみ複数の通信チャネル(サブキャリアあるいはサブチャネル)に分割されていた。しかしながら、図24に示すように、通信フレームが時間方向及び周波数方向に分割されていても良い。
図24は、移動体通信向けの放送型通信方式であるMediaFLOにおける通信フレーム構成を示している。各チャンネルに用いられるサブキャリア数及びOFDMシンボル数は可変であり、各チャンネルに対して最適なサブキャリア数及びOFDMシンボル数が動的に割り当てられる。
例えば、図24において、チャンネル(通信チャネル)Ch1に対して繰り返し送信を適用し、チャンネル(通信チャネル)Ch2に対して繰り返し送信を適用しないといった制御を行うことも可能である。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
なお、日本国特許出願第2006−269990号(2006年9月29日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
本発明に係る送信装置及び送信フレーム構成方法によれば、フレーム時間長を変更することなく、ガードインターバル長を等価的に増加させてマルチパスの影響を確実に抑えることができるので、移動体通信などの無線通信分野において有用である。

Claims (12)

  1. 送信シンボルと前記送信シンボルの一定期間を複製したガードインターバルとを複数含む送信フレーム単位で受信装置へ情報を送信する送信装置であって、
    連続する2つの送信シンボルが同一である場合に、前記2つの送信シンボルのうち一方の送信シンボル及びそのガードインターバルの位相を、他方の送信シンボル及びそのガードインターバルの位相に連続させて、前記送信フレームを生成する送信フレーム生成部を備えることを特徴とする送信装置。
  2. 前記送信フレーム生成部は、
    奇数番目の送信シンボルの直前に前記ガードインターバルを付加する第1ガードインターバル付加部と、
    偶数番目の送信シンボルの直後に前記ガードインターバルを付加する第2ガードインターバル付加部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記送信フレーム生成部は、
    奇数番目及び偶数番目の送信シンボルに前記ガードインターバルを付加するガードインターバル付加部と、
    前記ガードインターバルの付加後において、前記偶数番目の送信シンボル及びそのガードインターバルの位相が、前記奇数番目の送信シンボル及びそのガードインターバルの位相と連続するように、前記偶数番目の送信シンボル及びそのガードインターバルの位相をシフトする位相シフト部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  4. 前記送信フレーム生成部は、前記奇数番目の送信シンボルを前記偶数番目の送信シンボルとして出力することで、2つの同一送信シンボルを生成する同一シンボル生成部を更に備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の送信装置。
  5. 前記送信フレーム生成部は、前記受信装置との間の伝搬環境を判定する伝搬環境判定部を更に備え、
    前記同一シンボル生成部は、前記伝搬環境に応じて、前記2つの同一送信シンボルを生成するか否かを切り替えることを特徴とする請求項4に記載の送信装置。
  6. 前記送信フレーム生成部は、時間軸上において、送信シンボル及びそのガードインターバルからなる送信単位の先頭部分及び末尾部分を減衰させるウィンドウ処理を実行するウィンドウ処理部をさらに備え、
    前記ウィンドウ処理部は、位相が連続する2つの送信単位の連結部分に対しては、前記ウィンドウ処理を省略することを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  7. 前記ウィンドウ処理部は、
    時間軸上において、前後の送信単位と位相が連続しない送信単位の先頭部分及び末尾部分を減衰させる第1ウィンドウ処理と、
    時間軸上において、位相が連続する2つの送信単位の先頭部分及び末尾部分を減衰させる第2ウィンドウ処理と
    を実行し、
    前記第2ウィンドウ処理に適用されるウィンドウ長は、前記第1ウィンドウ処理に適用されるウィンドウ長よりも長いことを特徴とする請求項6に記載の送信装置。
  8. 前記送信装置は、マルチキャリア通信方式によって複数の受信装置と通信し、
    前記送信フレームは、周波数方向又は時間方向の少なくとも一方において複数の通信チャネルに分割され、
    前記送信フレーム生成部は、送信シンボル及びそのガードインターバルからなる送信単位を生成しており、
    前記送信フレーム生成部は、
    前記複数の通信チャネルのうち第1グループに分類される通信チャネルについて、前後の送信単位と位相が連続しない送信単位を生成し、
    前記複数の通信チャネルのうち第2グループに分類される通信チャネルについて、位相が連続する2つの送信単位を生成することを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  9. 前記受信端末に送信する情報を変調及び直列/並列変換することによって、各サブキャリアに対応した変調シンボルを生成する変調シンボル生成部と、
    前記変調シンボル生成部によって生成された変調シンボルを記憶する変調シンボル記憶部と、
    前記変調シンボル生成部によって生成された変調シンボル、又は前記変調シンボル記憶部によって記憶された変調シンボルのいずれかを選択する変調シンボル選択部と、
    前記変調シンボル選択部によって選択された変調シンボルを逆フーリエ変換及び並列/直列変換することによって送信シンボルを生成する生成部と
    をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の送信装置。
  10. 前記送信フレーム生成部は、
    奇数番目の送信シンボルの直前にガードインターバルを付加する第1ガードインターバル付加部と、
    偶数番目の送信シンボルの直後にガードインターバルを付加する第2ガードインターバル付加部と、
    時間軸上において、送信シンボル及びそのガードインターバルからなる送信単位の先頭部分及び末尾部分を減衰させるウィンドウ処理を実行するウィンドウ処理部と
    を更に備え、
    前記第2ガードインターバル付加部は、送信シンボルとガードインターバルとの連結部分を時間軸上で前にシフトすることを特徴とする請求項9に記載の送信装置。
  11. 前記第1グループに分類された通信チャネルに対して第1送信シンボルを生成するとともに、前記第2グループに分類された通信チャネルに対して第2送信シンボルを生成する送信シンボル生成部を更に備え、
    前記送信フレーム生成部は、
    第1送信シンボル及びそのガードインターバルからなる第1送信単位を生成する第1送信単位生成部と、
    連続する2つの第2送信シンボルのうち一方の第2送信シンボル及びそのガードインターバルの位相を、他方の第2送信シンボル及びそのガードインターバルの位相に連続させることによって、位相が連続する2つの第2送信単位を生成する第2送信単位生成部と、
    前記第1送信単位生成部によって生成された第1送信単位の先頭部分及び末尾部分を減衰させる第1ウィンドウ処理部と、
    前記第1送信単位生成部によって生成された、位相が連続する2つの第2送信単位の先頭部分及び末尾部分を減衰させる第2ウィンドウ処理部と、
    前記第1ウィンドウ処理部の出力と前記第2ウィンドウ処理部の出力とを合成する合成部と
    を備えることを特徴とする請求項8に記載の送信装置。
  12. 送信シンボルと前記送信シンボルの一定期間を複製したガードインターバルとを複数含む送信フレーム単位で受信装置へ情報を送信する送信装置における送信フレーム構成方法であって、
    連続する2つの送信シンボルが同一である場合に、前記2つの送信シンボルのうち一方の送信シンボル及びそのガードインターバルの位相を、他方の送信シンボル及びそのガードインターバルの位相に連続させて、前記送信フレームを生成するステップを含むことを特徴とする送信フレーム構成方法。
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