JP2008244851A - 無線送信方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる遅延広がり量が共存し、かつチャネル応答の時間変動が比較的速い環境においても、受信機側でのチャネル推定精度を向上させて良好な受信性能を得る。
【解決手段】第1の範囲内のGI長を持つ第1GIが付加された第1シンボルを含む第1フレーム、第1の範囲内の最大値より大きな最小値をもつ第2の範囲内のGI長を持つ第2GIが付加された第2シンボルを含む第2フレーム、及び第2シンボルを含む信号と該信号の後ろに付加された、後続フレーム中の既知信号を含む一部の信号のコピーとを含む第3フレームのいずれかを送信フレームに割り当てて送信を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ガードインターバル(GI)が付加されたフレームを送信する無線送信方法及び装置に関する。
一般に、無線通信においてはマルチパスフェージングによる歪みによって受信性能が劣化する。マルチパスフェージングによる歪みを比較的簡易にかつ高性能に補償する技術として、GIを用いる周波数軸等化が知られている。GIのひとつの実現方法として、サイクリックプレフィックス(CP)が知られている。CPとは、シンボルの一部をコピーして元のシンボルに付加したものである。CP以外でGIを実現する方法としては、ヌル信号を負荷するゼロパディング(ZP)も知られている。またさらにCPとZPを組み合わせて使う方法も知られている。CPが付加されたシンボルは、元のシンボルよりもCP長だけ長くなる。これによりCP長以内の遅延時間を持つ遅延波については、受信機側で周波数軸等化ができる。
CP長を長くするとマルチパスフェージングに対する耐性が向上する反面、オーバーヘッドの増加により伝送レートが低下する。そこで、CP長は一般に無線通信システムで想定される遅延広がり量に基づき必要最小限の長さに設定される。例えば、無線LAN(ローカルエリアネットワーク)の規格の一つであるIEEE 802.11aでは、伝搬距離が短く遅延広がり量が小さいことから、CP長は0.8μsecに設定される。
ある一つの無線通信システムにおいて、異なる遅延広がり量が共存することがある。例えば、サービスの種類によって伝搬距離が異なる場合である。このような場合には、異なる遅延広がり量に対して、異なる最適なCP長がそれぞれ適用されることが望ましい。
特許文献1には、フレーム長が固定であって、相対的に長いCPが付加されたシンボルからなるフレームと相対的に短いCPが付加されたシンボルからなるフレームを切り替えて送信することによって、異なる遅延広がり量に対応することを可能とする手法が示されている。
このようなCP長が短いフレームとCP長が長いフレームを切り替えて使用する送信方法においては、フレームの長さについて注意が必要である。仮に、CP長が短いフレームとCP長が長いフレームのフレーム長が異なっていた場合、フレームの境界が時間とともに前後するために受信機側でフレーム同期が困難になってしまう。非特許文献1では前述したようにフレーム長は固定であり、CP長が短いフレームとCP長が長いフレームのフレーム長を同じにしている。同じフレーム長でCP長を異ならせるために、CP長が長いフレームに含まれるシンボル数をCP長が短いフレームに含まれるシンボル数よりも少なくしている。CP長の長いフレームは、減らしたシンボルに相当する時間長だけCP長が長くなる。このようにして、異なる遅延広がり量が共存している場合においても、それぞれに適応することが可能である。
米国特許出願公開第2006/0013325A1号明細書
特許文献1に開示された方式はチャネル推定、すなわち伝搬路のインパルス応答(チャネル応答という)の推定において以下のような問題が生じる。一般に無線通信システムでは、フレームの一部に既知信号を挿入することによって、受信機側で既知信号を用いたチャネル推定を行う。チャネル応答の時間変動が比較的緩やかである場合には、フレームに含まれる既知信号だけを用いてチャネル推定を実施することが可能であるが、チャネル応答の時間変動が比較的速い場合には、フレームに含まれる既知信号だけでは十分なチャネル推定の精度が得られない場合がある。このような場合、前後のフレームに含まれる既知信号を用いて互いに補間を行うことによって、チャネル推定の精度を向上できることが良く知られている。
しかしながら特許文献1に開示された方式においては、CP長が長いフレームの前後にCP長が短いフレームが配置されていた場合、補間が十分にできない。前述の通りCP長は遅延広がり量に基づいて決定されており、CP長が長いフレームを受信する際には遅延広がり量が大きいことが想定される。一方、CP長が短いフレームは大きい遅延広がり量には十分に対応することができないために、CP長が短いフレームに含まれる既知信号を用いてチャネル推定の補間を行うと、十分なチャネル推定の精度が得られない場合がある。これによりCP長が長いフレームを受信する際のチャネル推定に関しては十分な推定精度が得られず、受信性能が劣化してしまうという問題がある。
このように特許文献1に示される方式においては、チャネル応答の時間変動が比較的速い環境において、CP長が短いフレームに先行する、CP長が長いフレームの受信性能が劣化する場合がある。
本発明は、異なる遅延広がり量が共存し、かつチャネル応答の時間変動が比較的速い環境においても、受信機側でのチャネル推定精度を向上させて良好な受信性能を得ることを可能とする無線送信方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に従う無線送信方法は、第1の範囲内のGI長を持つ第1GIが付加された第1シンボルを含む第1フレームを生成するステップと;前記第1の範囲内の最大値より大きな最小値をもつ第2の範囲内のGI長を持つ第2GIが付加された第2シンボルを含む第2フレームを生成するステップと;前記第2の範囲内のGI長を持つ第2GIが付加された第2シンボルを含む信号と、該信号の後ろに付加された後続フレーム中の既知信号を含む一部の信号のコピーとを含む第3フレームを生成するステップと;前記第1フレーム、前記第2フレーム及び前記第3フレームのいずれかを選択的に送信フレームに割り当てるステップと;前記送信フレームを送信するステップと;を具備することを特徴とする。
本発明の他の態様による無線送信方法は、第1の範囲内のGI長を持つ第1GIが付加された第1シンボルを含む第1フレームを生成するステップと;前記第1の範囲内の最大値より大きな最小値をもつ第2の範囲内のGI長を持つ第2GIが付加された第2シンボルを含む第2フレームを生成するステップと;前記第1GIより長いGI長を持つ第3GIが付加され既知信号が含まれる第3シンボルを先頭に、前記第1GIが付加された第1シンボルを先頭意外にそれぞれ含み、前記第1フレームより特定長だけ長い第3フレームを生成するステップと;前記第2GIが付加された第2シンボルを含み、前記第2フレームより前記特定長だけ短いフレーム長を持つ第4フレームを生成するステップと;連続する2つの送信フレームに対する割り当て順序を(a)第1フレーム→第1フレーム、(b)第2フレーム→第2フレーム、(c)第1フレーム→第2フレーム及び(d)第4フレーム→第3フレームに制限しつつ、前記第1フレーム、前記第2フレーム、前記第3フレーム及び前記第4フレームのいずれかを選択的に送信フレームに割り当てるステップと;前記送信フレームを送信するステップと;を具備することを特徴とする。
本発明の別の態様に従う無線送信方法は、複数の第1シンボルを第1フレームに割り当て、該第1シンボルより少ない複数の第2シンボルを第2フレームに割り当てるステップと;前記第1シンボル及び第2シンボルにGIを付加するステップと;を具備し、前記GIを付加するステップは、(a)前記送信フレームが第2フレームに後続しない第1フレームの場合は、第1フレームの長さが第1のフレーム長となるように、前記第1シンボルに第1の範囲内のGI長を持つ第1GIを付加するステップと、(b)前記送信フレームが第1フレームに前置しない第2フレームの場合は、第2フレームの長さが前記第1のフレーム長となるように、前記第2シンボルに第2の範囲内のGI長を持つ第2GIを付加するステップと、(c)前記送信フレームが第1フレームに先行する第2フレームの場合は、第2フレームの長さが前記第1のフレーム長よりも特定長だけ短い第3のフレーム長となるように、前記第2シンボルに前記第2GIを付加するステップと、(d)前記送信フレームが第2フレームに後続する第1フレームの場合は、第1フレームの長さが前記第1のフレーム長よりも特定長だけ長くなるように、前記第2シンボルのうち既知信号が含まれる先頭シンボルに前記第2GIを付加し、かつ前記先頭シンボル以外のシンボルに前記第1GIを付加するステップと、を有することを特徴とする。
本発明では、例えば遅延広がり量の変化に応じて、GI長の長いフレーム、GI長の短いフレームの順で送信を行うときは、後続フレーム中の既知信号を含む一部の信号を末尾にコピーしたGI長の長いフレームを送信することにより、チャネル応答の時間変動が比較的速い環境においても、受信機側でのチャネル推定精度を向上させて良好な受信性能を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態に係る無線送信機によると、図1に示されるようにシンボル生成部101によって生成されるシンボルは、フレーム割当部102により制御されるスイッチ103を介して第1フレーム生成部104、第2フレーム生成部105及び第3フレーム生成部106のいずれかに選択的に入力され、送信フレームが生成される。生成された送信フレームは、無線部108によって無線信号に変換され、アンテナ109から送信される。すなわち、第1フレーム生成部104、第2フレーム生成部105及び第3フレーム生成部106のいずれかによって生成されたフレームがフレーム割当部102によって送信フレームに割り当てられ、当該送信フレームが無線部108及びアンテナ109を含む送信部によって無線信号として送信される。無線部108は、例えばディジタル−アナログ変換器、周波数変換器(アップコンバータ)変調器及び電力増幅器を含む。
シンボル生成部101によって生成されるシンボルは、送信すべきビット列を変調することによって得られる複素信号である。変調は大きく、1次変調と2次変調に分類することができる。1次変調とは、ビット信号を1つの複素数値にマッピングする処理を表している。1次変調の例としては、ASK(Amplitude Shift Keying)、PSK(Binary Phase Shift Keying)、PSK(Phase Shift Keying)及びQAM(Quadrature Amplitude Modulation)などがあげられる。2次変調は、1次変調した信号にさらに施される変調をいう。2次変調の例としては、CDM(code division multiplexing)及びOFDM(Orthogonal Frequency-Division Multiplexing)などがあげられる。シンボル生成部101でのシンボルを生成するにあたって、2次変調は必ずしも必要ではない。
一例として、12ビットの信号に1次変調としてQPSK変調を施し、2次変調としてFFTサイズ8のOFDM変調を施した場合のシンボルの生成過程について説明する。1次変調では12ビットの信号を2ビットずつに区切り、2ビット毎にQPSK変調された6つの複素信号を得る。2次変調ではFFTサイズ8のうちの6個にQPSK変調した信号を割り当て、残りの2つに0を割り当てて、離散フーリエ変換を施す。こうして得られた長さ8つの複素信号列が1シンボルである。
別の例として、12ビットの信号に1次変調として16QAM変調を施し、2次変調として拡散率4倍のCDM変調を施した場合のシンボルの生成過程について説明する。1次変調では12ビットの信号を4ビットずつに区切り、4ビット毎に16QAM変調された3つの複素信号を得る。2次変調では、16QAM変調した各信号をそれぞれ4回ずつ繰り返して長さ4の符号列を乗じる。こうして得られた長さ12の複素信号列を1つのシンボルと呼ぶ。
第1フレーム生成部104、第2フレーム生成部105及び第3フレーム生成部106では、シンボル生成部101によって生成されるシンボルに対してGI(ガードインターバル)が付加される。GIとは、シンボルの一部を繰り返してシンボルの後ろまたは前に付加した信号を言う。付加した信号の一部にフィルタリングといった処理を加えてもよい。また例えば付加した信号の一部をヌルにしてもよい。例えば、シンボルが系列長6の複素数値列(A1,A2,A3,A4,A5,A6)であり、シンボルの前にGI長2のGIを付加する場合、GIは(A5,A6)となり、GIが付加された後のシンボルは(A5,A6,A1,A2,A3,A4,A5,A6)となる。シンボルの後ろにGI長3のGIを付加する場合、GIは(A1,A2,A3)となり、GIが付加された後のシンボルは(A1,A2,A3,A4,A5,A6,A1,A2,A3)となる。
第1フレーム生成部104、第2フレーム生成部105及び第3フレーム生成部106では、GIが付加されたシンボルを1個以上含み、単位長(最小単位)の整数倍の長さを持つフレームが以下のように生成される。なお、単位長は無線送信装置が送信するフレームのうちの最小のフレーム長に相当する長さに設定される。言い換えると、無線送信装置が送信する全てのフレームのフレーム長は、単位長の整数倍で表される。
第1フレーム生成部104では、第1の範囲内のGI長を持つGIが付加されたシンボルからなる第1フレームが生成される。第2フレーム生成部105では、第2の範囲内のGI長を持つGIが付加されたシンボルからなる第2フレームが生成される。第3フレーム生成部106では、第2の範囲内のGI長を持つGIが付加されたシンボルからなる信号の後ろに、後続フレームの信号の一部を位相が連続するようにコピーして付加した信号からなる第3フレームが生成される。
ここで、第2の範囲内の最小GI長は、第1の範囲内の最大GI長よりも大きく、かつ第3フレーム生成部106により生成される第3フレームの後続フレームの信号の一部には、既知信号が含まれる。以下、図2(a)(b)及び(c)を参照して具体的にフレーム長が100、シンボル長が14の場合について第1〜第3フレームの生成方法について説明する。
(第1フレームの生成方法)
第1フレームでは、図2(a)に示されるように第1の範囲内のGI長を持つGIがシンボルに付加される。第1の範囲は、例えば想定される遅延広がりのうち狭い方を基準として決められる。ここでは一例として第1の範囲を5〜7とする。例えば、GI長6のGIが付加されたシンボル5つで第1フレームを構成することもできるし、GI長7のGIが付加されたシンボル2つ、GI長6のGIが付加されたシンボル1つ、GI長5のGIが付加されたシンボル2つで第1フレームを構成することもできる。
通常は、GI長が概ね同じになるようにすることが望ましいが、例えばフレーム長とシンボル長の関係から全てのGI長を同じにできない場合には、一部のGIだけが他よりも長くなるようにせざるを得ない。このような場合には、例えば既知信号が挿入されているシンボルに付加されたGIを長くすることにより、チャネル推定の精度が向上するため、全体として受信性能を向上させることができる。
(第2フレームの生成方法)
第2フレームでは、図2(b)に示されるように第2の範囲内のGI長を持つGIがシンボルに付加される。第2の範囲は、例えば想定される遅延広がり量のうちの大きい方(例えば、最大の遅延広がり量)を基準として決められる。第2の範囲は、第1の範囲、フレーム長、シンボル長からも決めることができる。シンボル長が固定の場合、フレームに含まれるシンボル数を減らすことでしか、フレームに含まれるGI長の合計を長くすることができない。すなわち、シンボル長に相当する単位のみでしかGI長の合計を長くできないことになる。
例えば、第1フレームに含まれるシンボル数よりも1つ少ないシンボル数にした場合、それによって見込まれるGI長が、想定される遅延広がり量のうちの大きい方よりも十分広い場合には、シンボル数をもとに第2の範囲を決定すればよい。ここでは一例として、第2の範囲を10〜12とする。例えば、長さ11のGIが付加されたシンボル4つで第2フレームを構成することができる。
(第3フレームの生成方法)
第3フレームは、第2の範囲内のGI長を持つGIがシンボルに付加されるところまでは第2フレームと同じである。ただし、ここではGIが付加されたシンボルの合計長がフレーム長よりも短くなるようにGI長が決定される。例えば、GI長が10のGIが付加されたシンボル4つの合計長は、4×(14+10)=96となる。
図2(c)の左側に示されるように、第3フレームのシンボル4つの合計の残り(100−96=4)の長さの部分Pに、後続する信号の一部が後続のフレーム(ここでは第1フレーム)と位相が連続するようにコピーされる。例えば、第3フレームに後続するフレームの先頭シンボルS1がGI長6のGIが付加された複素数値系列(A9,A10,A11,A12,A13,A14,A1,A2,A3,A4,A5,A6,A7,A8,A9,A10,A11,A12,A13,A14)であったとすると、(A5,A6,A7,A8)をコピーすることによって、後続のフレームと位相を連続させることができる。
こうして生成される第3フレームにおいては、後続するフレームの先頭シンボルS1においてGI長が長くなったようにみなすことができる。すなわち、後続するフレームの先頭シンボルS1の長さは実際には6であるが、第3フレームにコピーされた信号によって、GI長があたかも10になったかのように見える。言い換えれば、第3フレームにおいては、フレーム内から後続するフレームの先頭シンボルS1まで長いGIが用いられているとみなすことができる。これにより、後続するフレームの先頭シンボルS1に既知信号を挿入すれば、該既知信号と第3フレーム内に含まれる既知信号との補間を行ってチャネル推定を実施することにより、遅延広がり量が大きく、かつチャネル応答の時間変動が比較的速い環境においても、精度のよいチャネル推定を実現することができる。
次に、フレーム割当部102について説明する。シンボル生成部101によって生成されたシンボルは、フレーム割当部102によって制御されるスイッチ103を介して、基本的には第1フレーム生成部104、第2フレーム生成部105及び第3フレーム生成部106のいずれかに入力され。フレームが生成される。すなわち、送信フレームに第1フレーム生成部104、第2フレーム生成部105及び第3フレーム生成部106のいずれかによって生成されるフレームがフレーム割当部102によって送信フレームに割り当てられる。
本実施形態に係る無線送信装置は、例えばセルラーシステムに適用される。セルラーシステムのような無線通信システムでは、前述したようにサービスの種類による伝搬距離の違いにより異なる遅延広がり量が共存する場合がある。このような場合、異なる遅延広がり量に対して異なる最適なGI長を適用するため、フレーム割当部102は遅延広がり量を認識して例えば閾値と比較し、その比較結果に基づいてスイッチ103を切り替える。すなわち、遅延広がり量が比較的小さいとき(遅延広がり量が閾値以下のとき)は、図2(a)に示されるように、第1フレーム生成部104によって生成されるGI長の短い第1フレームが連続して送信される。一方、遅延広がり量が比較的大きいとき(遅延広がり量が閾値に満たないとき)は、図2(b)に示されるように、第2フレーム生成部105によって生成されるGI長の短い第2フレームが連続して送信される。
遅延広がり量が比較的小さい状態から遅延広がり量が比較的大きい状態に変化したときは、第1フレームの送信後に第2フレームが送信される。一方、遅延広がり量が比較的大きい状態から遅延広がり量が比較的小さい状態に変化し、第1フレームを送信する必要があるときは、図2(c)に示されるように、第1フレームが送信される直前に、第2フレームの代わりに第2フレームと同じく第1フレームよりGI長が大きい第3フレーム生成部106によって生成される第3フレームが送信される。
このように第1の実施形態では第3フレームを適切に用いることにより、遅延広がり量が大きく、かつチャネル応答の時間変動が比較的速い環境においても、精度のよいチャネル推定を実施することができる。例えば、図2(b)に示したように第2フレームが連続して送信されている場合には、第2フレームを第3フレームに置き換える必要がないことは明らかである。
第2フレームの前後に第1フレームを送信しようとする場合、図2(c)に示したように第2フレームを第3フレームに置き換えることによって、上述の効果を最大限に得ることができる。さらに言えば、第2フレームの先頭シンボルに既知信号が挿入されており、かつ最後のシンボルには既知信号が挿入されていない場合には、第2フレームの直後に第1フレームを送信しようとする場合に、この第2フレームを第3フレームに置き換えることによって、上述の効果を最大限に得ることができる。
一方で、第1フレームに先行する第2フレームだけを第3フレームに置き換える場合には、それに伴う制御が必要になる。このような制御をなくしてしまいたい場合には、全ての第2フレームを第3フレームに置き換えてしまってもよい。このようにすることで、フレームの順番変更に伴う制御をする必要がなくなる。
第3フレームのGI長を設定するにあたっては、後続する第1フレームのGI長との関係を考慮することによって、さらに効果を高めることができる。すなわち、第3フレームのGI長と、後続する第1フレームの先頭シンボルS1のGI長と、第3フレームの生成にあたってGI長を短くした分に相当する長さの和が同じ程度の値になるようにすることが望ましい。なぜならば、第3フレームにおけるチャネル推定に当たっては、第3フレーム内にある既知信号だけでなく、後続する第1フレームの先頭シンボルS1にある既知信号も用いるために、これらに付加されているとみなすことができるGI長が同程度であることが望ましいからである。
前述の例では、第3フレームのGI長は10、第1フレームのGI長は6であり、また第3フレームの生成にあたってGI長を短くした分に相当する長さが4であるため、実質的なGI長がいずれも10になっている。これにより上述の効果を最大限に得ることができる。
図1の例では、より一般的とするために第3フレーム生成部106に第1フレーム生成部104及び第2フレーム生成部105からの出力を入力しているが、上述の説明の通り第3フレームを第1フレームと前後して配置した場合に最大限の効果を得ることができることから、第2フレーム生成部105の出力を第3フレーム生成部106に入力する必要は必ずしもない。すなわち、図1中の第2フレーム生成部105の出力から第3フレーム生成部106の入力への信号線は削除してかまわない。
[第2の実施形態]
図3は、本発明の第2の実施形態に係る無線送信装置であり、図1に示した第1の実施形態に対して第4フレーム生成部107が追加されている。第4フレーム生成部107においても、第1〜第3フレーム生成部104〜106と同様に、GIが付加されたシンボルを1個以上含み、単位長(最小単位)の整数倍の長さを持つフレームが生成される。シンボル生成部101によって生成されるシンボルは、フレーム割当部102により制御されるスイッチ103を介して第1〜第4フレーム生成部104〜107のいずれかに選択的に入力され、フレームが生成される。生成されたフレームは、無線部108によって無線信号に変換され、アンテナ109から送信される。
以下、図4(a)(b)(c)及び(d)を参照して具体的に第1のフレーム長が100、第2のフレーム長も100、シンボル長が14、第1の範囲が5〜7、第2の範囲が10〜12の場合を例にとり、第1〜第4フレームの生成方法について説明する。
第1フレームの生成方法及び第2フレームの生成方法については、第1の実施形態と同様である。送信フレームとして第1フレームが連続する場合、第2フレームが連続する場合、及び第1フレームの直後に第2フレームが送信される場合においては、図4(a)(b)及び(c)に示すようにそれぞれそのままのフレームが送信される。
フレーム割当部102はスイッチ103を制御することにより、シンボル生成部101からのシンボルを第1フレーム生成部104または第2フレーム生成部105のいずれかに切り替えて入力させる。第2フレームの直後に送信すべきフレームが第1フレームである場合には、第2フレーム生成部105にされることになっていたシンボルが第4フレーム生成部107に入力され、これに後続する第1フレーム生成部104に入力することになっていたシンボルが第3フレーム生成部106に入力される。
言い換えれば、第2フレームの直後に第1フレームが送信フレームに割り当てられた場合には、図4(d)に示されるように第2フレームに代えて第4フレームが送信フレームに割り当てられ、第1フレームに代えて第3フレームが割り当てられる。
この場合、まず第2フレームのGI長を合計で特定長Lだけ短くする。例えば特定長Lが4で、GI長11のGIが付加されたシンボル4つで第2フレームが構成されていた場合には、全てのGI長を10に短縮することによって、フレーム長を4だけ短くすることができる。このようにしてフレーム長が特定長Lだけ短い第4フレームを生成することができる。次に、後続する第1フレームの先頭シンボルのGI長を特定長Lだけ長くする。例えば、第1フレームが長さ6のGIが付加されたシンボル5つで構成されていた場合には、先頭シンボルのみGI長を10にすることで、フレーム長が特定長Lだけ長い第3フレームを生成することができる。
このように第2の実施形態に従い送信フレームの割り当てを行うことによる効果は、第1の実施形態のそれと同等である。すなわち、本実施形態における第4フレーム及び第3フレームを合わせた信号と、第1の実施形態における第3フレームと第1フレームを合わせた信号は、先行フレームのGI長が長く、後続フレームのGI長が短い場合に、後続フレームの先頭シンボルのみGI長が長くなっているとして扱うことができるという点で等価である。一方で、フレームの境界が変わっているという点で、本実施形態は第1の実施形態と異なっている。
特定長Lを決定するにあたっては、第4フレームにおけるGI長と、第3フレームの先頭シンボルにおけるGI長が同じ長さになるように設定することが望ましい。このようにすることで、第4フレームのチャネル推定の精度を向上させることができる。
本実施形態においては、第4のフレーム長を特定長Lだけ短く設定している分、第3のフレーム長を特定長Lだけ長く設定している。さらに、第3フレームにおいて特定長Lだけ長くなった分においては、先頭シンボルのGIとして用いられている。このような処理をすることにより、第3フレームのうち変換前のフレームに相当する部分については元のフレーム位置と完全に同期する。すなわち、第1フレームを受信する受信機は、このフレームが第3フレームに変換されたことを意識することなく、元の第1フレームと同じ同期タイミングで受信することが可能である。
[第3の実施形態]
次に、図5及び図6を用いて本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態に係る無線送信装置は、図5に示されるようにシンボル生成部201、フレーム割当部202、GI制御部203、GI付加部204、無線部208及びアンテナ209を有する。
シンボル生成部201において生成されたシンボルは、フレーム割当部202によって送信フレームに割り当てられる。フレーム割当部202は、送信フレームに割り当てられたフレームを示すフレーム指示情報を出力する。フレーム指示情報は、GI制御部203に入力される。GI制御部203は、シンボルに付加されるGIのGI長をフレーム指示情報に従って制御する。
すなわち、シンボル生成部201によって生成されたシンボルはGI付加部204に入力される。GI付加部204では、GI制御部203によって指定されたGI長のGIが送信フレーム中のシンボルに付加される。GI付加部204によってGIが付加されたシンボルを含む送信フレームは、無線部208によって無線信号に変換され、アンテナ209から送信される。
フレーム割当部202からは、フレーム指示情報として例えば第1フレームと第2フレームのいずれのフレームを送信するのかという情報をGI制御部203に入力する。第1フレームの生成方法及び第2フレームの生成方法については、第1及び第2の実施形態と同様である。すなわち、第1フレームは第1の範囲内のGI長を持つGIが付加されたシンボルからなり、第2フレームは第2の範囲内のGI長を持つGIが付加されたシンボルからなる。ここで、第2の範囲内の最小GI長は、第1の範囲内の最大GI長よりも大きい。
GI制御部203は、フレーム割当部202からのフレーム指示情報に従ってGI付加部204において付加されるGIのGI長を制御する。これによって、送信フレームとして第1フレームが連続する場合、第2フレームが連続する場合、及び第1フレームの直後に第2フレームが送信される場合においては、第2の実施形態と同様、図6(a)(b)及び(c)に示すようにそれぞれそのままのフレームが送信フレームとして送信される。一方、例えば送信フレームとして第2フレーム、第1フレームが連続する場合においては、図6(d)に示すように第1フレームの長さが第1のフレーム長よりも特定長Lだけ長くなるように、既知信号が含まれる先頭シンボルに第2の範囲内のGI長を持つGIを付加し、かつ先頭シンボル以外のシンボルに第1の範囲内のGI長を持つGIを付加し、第2フレームの長さが第2のフレーム長よりも特定長Lだけ短くなるように第2の範囲内のGI長を付加する。
以上を整理すると、GI付加部204においては以下のようにGIの付加を行う。なお、図6(a)(b)(c)及び(d)は、第1のフレーム長が100、特定長Lが4、シンボル長が14、第1の範囲が5〜7、第2の範囲が10〜12の場合の例を示している。
(a)送信フレームが第2フレームに後続しない第1フレームの場合は、図6(a)(b)及び(c)に示すように第1フレームの長さが第1のフレーム長となるように、第1シンボルに第1の範囲内のGI長を持つ第1GIを付加する。
(b)送信フレームが第1フレームに前置しない第2フレームの場合は、図6(a)(b)及び(c)に示すように第2フレームの長さが第1のフレーム長となるように、第2シンボルに第2の範囲内のGI長を持つ第2GIを付加する。
(c)送信フレームが第1フレームに先行する第2フレームの場合は、図6(d)に示すように第2フレームの長さが第1のフレーム長よりも特定長Lだけ短い第3のフレーム長となるように、第2シンボルに第2GIを付加する。
このように第3の実施形態における第2フレームに後続しない第1フレームの生成方法は、第1及び第2の実施形態における第1フレームの生成方法と同様である。また第1フレームに前置しない第2フレームの生成方法は、第1及び第2の実施形態における第2フレームの生成方法と同様である。
(d)送信フレームが第2フレームに後続する第1フレームの場合は、図6(d)に示すように第1フレームの長さが第1のフレーム長よりも特定長Lだけ長くなるように、既知信号が含まれる先頭シンボルに第2GIを付加し、かつ先頭シンボル以外のシンボルに第1GIを付加する。
このように第2フレームの直後に第1フレームを割り当てた場合、第2フレームについてはGI長を短くして第1のフレーム長よりも特定長Lだけ短いフレーム長となるようにする。例えば、長さが10のGIが付加されたシンボルを4つで、第1のフレーム長よりも特定長Lだけ短いフレーム長とすることができる。
一方、第2フレームの直後にある第1フレームにおいては、先頭シンボルに第2の範囲内の長さを持つGIを付加し、先頭以外のシンボルには第1の範囲内のGIを付加して、第1のフレーム長よりも特定長Lだけ長いフレーム長となるようにする。例えば、先頭のGI長を10にして、それ以外のGI長を6とすると、フレーム長は104になる。
本実施形態による効果は、第1の実施形態及び第2の実施形態における効果と同等である。すなわち、本実施形態において第2フレームの直後に第1フレームを送信する場合の第2フレーム及び第1フレームを合わせた信号と、第2の実施形態における第4フレームと第3フレームをあわせた信号は、先行するフレームのGI長が長く、後続するフレームのGI長が短い場合に、後続するフレームの先頭シンボルのみGI長が長くなっているという点で等価である。
また、本実施形態において第2フレームに後続する第1フレームにおける先頭以外のGI長を第2フレームに後続しない第1フレームにおける先頭以外のGI長とそれぞれ同じにした場合には、第2の実施形態における効果と同様に、この第1フレームを受信する受信機は、フレームの境界が変わったことを意識することなく、第1フレームを同じ同期位置で受信することが可能である。
特定長Lを決定するにあたっては、第1フレームに先行する第2フレームにおけるGI長と、第2フレームに後続する第1フレームの先頭シンボルにおけるGI長が同じ長さになるように設定することが望ましい。このようにすることで、第1フレームに先行する第2フレームのチャネル推定の精度を向上させることができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
第1の実施形態に係る無線送信装置を示すブロック図 第1の実施形態におけるフレーム構成の例を示す図 第2の実施形態に係る無線送信装置を示すブロック図 第2の実施形態におけるフレーム構成の例を示す図 第3の実施形態に係る無線送信装置を示すブロック図 第3の実施形態におけるフレーム構成の例を示す図
符号の説明
101・・・シンボル生成部
102・・・フレーム割当部
103・・・スイッチ
104・・・第1フレーム生成部
105・・・第2フレーム生成部
106・・・第3フレーム生成部
107・・・第4フレーム生成部
108・・・無線部
109・・・アンテナ
201・・・シンボル生成部
202・・・フレーム割当部
203・・・GI制御部
204・・・GI付加部
208・・・無線部
209・・・アンテナ

Claims (14)

  1. ガードインターバル(GI)が付加されたシンボルを含むフレームを連続して送信する無線送信方法において、
    第1の範囲内のGI長を持つ第1GIが付加された第1シンボルを含む第1フレームを生成するステップと;
    前記第1の範囲内の最大値より大きな最小値をもつ第2の範囲内のGI長を持つ第2GIが付加された第2シンボルを含む第2フレームを生成するステップと;
    前記第2の範囲内のGI長を持つ第2GIが付加された第2シンボルを含む信号と、該信号の後ろに付加された後続フレーム中の既知信号を含む一部の信号のコピーとを含む第3フレームを生成するステップと;
    前記第1フレーム、前記第2フレーム及び前記第3フレームのいずれかを選択的に送信フレームに割り当てるステップと;
    前記送信フレームを送信するステップと;を具備することを特徴とする無線送信方法。
  2. ガードインターバル(GI)が付加されたシンボルを含むフレームを連続して送信する無線送信装置において、
    第1の範囲内のGI長を持つ第1GIが付加された第1シンボルを含む第1フレームを生成する第1フレーム生成部と;
    前記第1の範囲内の最大値より大きな最小値をもつ第2の範囲内のGI長を持つ第2GIが付加された第2シンボルを含む第2フレームを生成する第2フレーム生成部と;
    前記第2の範囲内のGI長を持つ第2GIが付加された第2シンボルを含む信号と、該信号の後ろに付加された後続フレーム中の既知信号を含む一部の信号のコピーとを含む第3フレームを生成する第3フレーム生成部と;
    前記第1フレーム、前記第2フレーム及び前記第3フレームのいずれかを選択的に送信フレームに対して割り当てる割当部と;
    前記送信フレームを送信する送信部と;を具備することを特徴とする無線送信装置。
  3. 前記割当部は、前記第1フレームの送信直前には前記第1フレームまたは第3フレームのいずれかを優先して割り当てることを特徴とする請求項2に記載の無線送信装置。
  4. 前記割当部は、連続する2つの送信フレームに対する割り当て順序を(a)第1フレーム→第1フレーム、(b)第2フレーム→第2フレーム及び(c)第3フレーム→第1フレームに制限することを特徴とする請求項2に記載の無線送信装置。
  5. 前記割当部は、遅延広がり量及び該遅延広がり量の増減に応じて前記第1フレーム、第2フレーム及び第3フレームのいずれかを選択的に前記送信フレームに割り当てることを特徴とする請求項2記載の無線送信装置。
  6. ガードインターバル(GI)が付加されたシンボルを含むフレームを連続して送信する無線送信方法において、
    第1の範囲内のGI長を持つ第1GIが付加された第1シンボルを含む第1フレームを生成するステップと;
    前記第1の範囲内の最大値より大きな最小値をもつ第2の範囲内のGI長を持つ第2GIが付加された第2シンボルを含む第2フレームを生成するステップと;
    前記第1GIより長いGI長を持つ第3GIが付加され既知信号が含まれる第3シンボルを先頭に、前記第1GIが付加された第1シンボルを先頭以外にそれぞれ含み、前記第1フレームより特定長だけ長い第3フレームを生成するステップと;
    前記第2GIが付加された第2シンボルを含み、前記第2フレームより前記特定長だけ短いフレーム長を持つ第4フレームを生成するステップと;
    連続する2つの送信フレームに対する割り当て順序を(a)第1フレーム→第1フレーム、(b)第2フレーム→第2フレーム、(c)第1フレーム→第2フレーム及び(d)第4フレーム→第3フレームに制限しつつ、前記第1フレーム、前記第2フレーム、前記第3フレーム及び前記第4フレームのいずれかを選択的に送信フレームに割り当てるステップと;
    前記送信フレームを送信するステップと;を具備することを特徴とする無線送信方法。
  7. ガードインターバル(GI)が付加された少なくとも1個のシンボルを含むフレームを連続して送信する無線送信装置において、
    第1の範囲内のGI長を持つ第1GIが付加された第1シンボルを含む第1フレームを生成する第1フレーム生成部と;
    前記第1の範囲内の最大値より大きな最小値をもつ第2の範囲内のGI長を持つ第2GIが付加された第2シンボルを含む第2フレームを生成する第2フレーム生成部と;
    前記第1GIより長いGI長を持つ第3GIが付加され既知信号が含まれる第3シンボルを先頭に、前記第1GIが付加された第1シンボルを先頭以外にそれぞれ含み、前記第1フレームより特定長だけ長い第3フレームを生成する第3フレーム生成部と;
    前記第2GIが付加された第2シンボルを含み、前記第2フレームより前記特定長だけ短いフレーム長を持つ第4フレームを生成する第4フレーム生成部と;
    連続する2つの送信フレームに対する割り当て順序を(a)第1フレーム→第1フレーム、(b)第2フレーム→第2フレーム、(c)第1フレーム→第2フレーム及び(d)第4フレーム→第3フレームに制限しつつ、前記第1フレーム、前記第2フレーム、前記第3フレーム及び前記第4フレームのいずれかを選択的に送信フレームに割り当てる割当部と;
    前記送信フレームを送信する送信部と;を具備することを特徴とする無線送信装置。
  8. 前記割当部は、遅延広がり量及び該遅延広がり量の増減に応じて前記第1フレーム、第2フレーム、第3フレーム及び第4フレームのいずれかを選択的に前記送信フレームに対して割り当てることを特徴とする請求項6記載の無線送信装置。
  9. ガードインターバル(GI)が付加された少なくとも1個の一定の長さを持つシンボルを含むフレームを連続して送信する無線送信方法において、
    複数の第1シンボルを第1フレームに割り当て、該第1シンボルより少ない複数の第2シンボルを第2フレームに割り当てるステップと;
    前記第1シンボル及び第2シンボルにGIを付加するステップと;を具備し、
    前記GIを付加するステップは、
    (a)前記送信フレームが第2フレームに後続しない第1フレームの場合は、第1フレームの長さが第1のフレーム長となるように、前記第1シンボルに第1の範囲内のGI長を持つ第1GIを付加するステップと、
    (b)前記送信フレームが第1フレームに前置しない第2フレームの場合は、第2フレームの長さが前記第1のフレーム長となるように、前記第2シンボルに第2の範囲内のGI長を持つ第2GIを付加するステップと、
    (c)前記送信フレームが第1フレームに先行する第2フレームの場合は、第2フレームの長さが前記第1のフレーム長よりも特定長だけ短い第3のフレーム長となるように、前記第2シンボルに前記第2GIを付加するステップと、
    (d)前記送信フレームが第2フレームに後続する第1フレームの場合は、第1フレームの長さが前記第1のフレーム長よりも特定長だけ長くなるように、前記第2シンボルのうち既知信号が含まれる先頭シンボルに前記第2GIを付加し、かつ前記先頭シンボル以外のシンボルに前記第1GIを付加するステップと、を有することを特徴とする無線送信方法。
  10. ガードインターバル(GI)が付加された少なくとも1個の一定の長さを持つシンボルを含むフレームを連続して送信する無線送信装置において、
    複数の第1シンボルを含む第1フレーム及び該第1シンボルより少ない複数の第2シンボルを含む第2フレームのいずれかを送信フレームに割り当てる割当部と;
    前記第1シンボル及び第2シンボルにGIを付加するGI付加部と;を具備し、
    前記GI付加部は、
    (a)前記送信フレームが第2フレームに後続しない第1フレームの場合は、第1フレームの長さが第1のフレーム長となるように、前記第1シンボルに第1の範囲内のGI長を持つ第1GIを付加し、
    (b)前記送信フレームが第1フレームに前置しない第2フレームの場合は、第2フレームの長さが前記第1のフレーム長となるように、前記第2シンボルに第2の範囲内のGI長を持つ第2GIを付加し、
    (c)前記送信フレームが第1フレームに先行する第2フレームの場合は、第2フレームの長さが前記第1のフレーム長よりも特定長だけ短い第3のフレーム長となるように、前記第2シンボルに前記第2GIを付加し、
    (d)前記送信フレームが第2フレームに後続する第1フレームの場合は、第1フレームの長さが前記第1のフレーム長よりも特定長だけ長くなるように、前記第2シンボルのうち既知信号が含まれる先頭シンボルに前記第2GIを付加し、かつ前記先頭シンボル以外のシンボルに前記第1GIを付加するように構成されることを特徴とする無線送信装置。
  11. 前記割当部は、前記第1フレームまたは第2フレームのいずれを前記送信フレームに割り当てたかを示す指示情報を出力するように構成され、前記GI付加部は、前記指示情報に従って前記(a)(b)(c)または(d)のいずれかによって第1GIまたは第2GIの付加を行うことを特徴とする請求項10記載の無線送信装置。
  12. ガードインターバル(GI)が付加されたシンボルを含むフレームを連続して送信する無線送信方法において、
    第1の範囲内のGI長を持つ第1GIが付加された第1シンボルを含む第1フレームを生成するステップと;
    前記第1の範囲内の最大値より大きな最小値をもつ第2の範囲内のGI長を持つ第2GIが付加された第2シンボルを含む信号と該信号の後ろに付加された、後続フレーム中の既知信号を含む一部の信号のコピーとを含む第3フレームを生成するステップと;
    前記第1フレーム及び前記第3フレームのいずれかを選択的に送信フレームに割り当てるステップと;
    前記送信フレームを送信するステップと;を具備することを特徴とする無線送信方法。
  13. ガードインターバル(GI)が付加されたシンボルを含むフレームを連続して送信する無線送信装置において、
    第1の範囲内のGI長を持つ第1GIが付加された第1シンボルを含む第1フレームを生成する第1フレーム生成部と;
    前記第1の範囲内の最大値より大きな最小値をもつ第2の範囲内のGI長を持つ第2GIが付加された第2シンボルを含む信号と該信号の後ろに付加された、後続フレーム中の既知信号を含む一部の信号のコピーとを含む第3フレームを生成する第3フレーム生成部と;
    前記第1フレーム及び前記第3フレームのいずれかを選択的に送信フレームに対して割り当てる割当部と;
    前記送信フレームを送信する送信部と;を具備することを特徴とする無線送信装置。
  14. 前記割当部は、遅延広がり量及び該遅延広がり量の増減に応じて前記第1フレーム及び第3フレームのいずれかを選択的に前記送信フレームに割り当てることを特徴とする請求項13記載の無線送信装置。
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