JP2012509019A - 異なるサイクリック・プリフィックス長を使用するスーパーフレーム内の異なるフレームの不平等なマルチパス保護 - Google Patents

異なるサイクリック・プリフィックス長を使用するスーパーフレーム内の異なるフレームの不平等なマルチパス保護 Download PDF

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Abstract

第1の重要レベル(例えば、重大)を有すると分類されるフレームの一部のマルチパス保護を提供するための技術が提供される。フレームが重大と思われる情報を含むかどうかに依拠して異なるサイクリック・プリフィックス長が使用されうる。

Description

関連出願の参照
本出願は、2008年11月13日に出願された「Unequal Multipath Protection of Different IEEE 802.16m Frames within a Superframe using Different Cyclic Prefix Lengths」という名称の米国仮出願61/114,402に基づいて優先権を主張するものであって、当該仮出願は、本出願の被譲渡人に譲渡され、本明細書において参照によって本明細書の全体に組み込まれている。
本開示は、一般に通信に関係し、より詳細には、比較的重要または重大と分類されるフレームの一部のマルチパス保護を提供することに関係する。
米国の電気電子学会(IEEE)802.16mシステムの記述文献(SDD)において、フレームの構成は、5msの4個のフレームに分割される20msのスーパーフレームと定義される。各々のスーパーフレームは、第1のフレームの先頭においてヘッダーを有する。SDDは、2つの可能なサイクリック・プリフィックス(CP)長を提供する。第1の長さは、有用なOFDM(直交周波数分割多重化)シンボル時間のうちの1/8であり、第2の長さは、有用なOFDMシンボル時間のうちの1/16である。SDDは、スーパーフレーム内のすべての4個のフレームが同じCP長を使用しなければならないかどうか明示的でない。
本開示のある実施形態は、無線通信システムにおいて送信される情報を保護するための方法を提供する。前記方法は、一般に、第1の重要レベルと分類される情報を含む第1のデータフレームについて第1のサイクリック・プリフィックスを選択することと、前記第1の重要レベルと分類される情報を含まない第2のデータフレームについて第2のサイクリック・プリフィックス長を選択することと、および前記第1のサイクリック・プリフィックス長のサイクリック・プリフィックスを有する少なくとも前記第1のデータフレームおよび前記第2のサイクリック・プリフィックス長のサイクリック・プリフィックスを有する前記第2のデータフレームを具備するスーパーフレームを生成することとを含む。
本開示のある実施形態は、無線通信システムにおいて送信される情報を保護するための装置を提供する。前記装置は、一般に、第1の重要レベルと分類される情報を含む第1のデータフレームについて第1のサイクリック・プリフィックスを選択するための論理と、前記第1の重要レベルと分類される情報を含まない第2のデータフレームについて第2のサイクリック・プリフィックス長を選択するための論理と、および前記第1のサイクリック・プリフィックス長のサイクリック・プリフィックスを有する少なくとも前記第1のデータフレームおよび前記第2のサイクリック・プリフィックス長のサイクリック・プリフィックスを有する前記第2のデータフレームを具備するスーパーフレームを生成するための論理とを含む。
本開示のある実施形態は、無線通信システムにおいて送信される情報を保護するための装置を提供する。前記装置は、一般に、第1の重要レベルと分類される情報を含む第1のデータフレームについて第1のサイクリック・プリフィックスを選択するための手段と、前記第1の重要レベルと分類される情報を含まない第2のデータフレームについて第2のサイクリック・プリフィックス長を選択するための手段と、および前記第1のサイクリック・プリフィックス長のサイクリック・プリフィックスを有する少なくとも前記第1のデータフレームおよび前記第2のサイクリック・プリフィックス長のサイクリック・プリフィックスを有する前記第2のデータフレームを具備するスーパーフレームを生成するための手段とを含む。
本開示のある実施形態は、無線通信システムにおいて送信される情報を保護するためのコンピュータプログラム・プロダクトであって、1つまたは複数のプロセッサによって実行される命令が格納されているコンピュータ可読媒体を具備するコンピュータプログラム・プロダクトを提供する。前記命令は、一般に、第1の重要レベルと分類される情報を含む第1のデータフレームについて第1のサイクリック・プリフィックスを選択するための命令と、前記第1の重要レベルと分類される情報を含まない第2のデータフレームについて第2のサイクリック・プリフィックス長を選択するための命令と、および前記第1のサイクリック・プリフィックス長のサイクリック・プリフィックスを有する少なくとも前記第1のデータフレームおよび前記第2のサイクリック・プリフィックス長のサイクリック・プリフィックスを有する前記第2のデータフレームを具備するスーパーフレームを生成するための命令とを含む。
本開示の態様および実施形態は、図面と一緒に考慮されるとき、以下で述べられる詳細な説明からより明白になるだろう。ここで、同様の参照特徴は、全体を通して相応して識別される。
図1は、本開示のある実施形態にしたがって無線通信システムの一例を例示する。 図2は、本開示のある実施形態にしたがって、無線デバイスにおいて利用されうる様々なコンポーネントを例示する。 図3は、本開示のある実施形態にしたがって、直交周波数分割多重化および直交周波数分割多元接続(OFDM/OFDMA)技術を利用する無線通信システム内で使用されうる送信機の一例および受信機の一例を例示する。 図4は、IEEE802.16m規格におけるフレームの構成を例示する。 図5は、IEEE802.16mシステムの記述文献におけるOFDMA(直交周波数分割多元接続)パラメータを定義する表を例示する。 図6は、本開示のある実施形態にしたがって、フレームにおける重大情報のための保護を提供するためのオペレーションの一例を例示する。 図6Aは、図6のオペレーションを実行しうるコンポーネントの一例を例示する。 図7は、本開示のある実施形態にしたがって、フレーム構成案の一例を例示する。
詳細な説明
図面を参照して、本明細書においてある実施形態が説明される。ここにおいて、全体にわたって同様のエレメントについて言及するために同様の参照数字が使用される。以下の説明において、説明の目的のために、ある実施形態の全体の理解を提供するために多数の特定の詳細が提示される。しかしながら、そのような実施形態(複数)は、これらの特定の詳細によらずに実施可能でありうる。他の例において、公知の構成およびデバイスは、ある実施形態を説明することを容易にするためにブロック図の形式で図示される。
典型的な無線通信システム
本明細書において説明される技術は、直交多重化方式に基づく通信システムを含む様々なブロードバンド・無線通信システムのために使用されうる。そのような通信システムの事例は、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、単一搬送波周波数分割多元接続(SC-FDMA)システムなどを含む。OFDMAシステムは、システム帯域幅全体を複数の直交副搬送波に分割する変調技術である直交周波数分割多重化(OFDM)を利用する。これらの副搬送波はまた、トーン、ビンなどと呼ばれてもよい。OFDMでは、各々の副搬送波は、独立にデータで変調されうる。SC-FDMAシステムは、システム帯域幅にわたって配信される副搬送波上で送信するために、インターリーブされたFDMA(IFDMA)、隣接した副搬送波のブロック上で送信するために、局所化されたFDMA(LFDMA)、または隣接した副搬送波の複数のブロック上で送信するために、強化されたFDMA(EFDMA)を利用しうる。一般に、変調シンボルは、OFDMにより周波数ドメインにおいて、およびSC-FDMAにより時間ドメインにおいて送信される。
直交多重化方式に基づく通信システムの1つの事例は、WiMAXシステムである。WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Accessの略である)は、長距離にわたって高いスループット・ブロードバンド接続を提供する、規格ベースのブロードバンド・無線技術である。今日、WiMAXの2つの主なアプリケーションがある。これらは、固定WiMAXおよびモバイルWiMAXである。固定WiMAXアプリケーションは、例えば、家庭およびビジネスへのブロードバンド・アクセスを可能にするポイント・ツー・マルチポイントである。モバイルWiMAXは、OFDMおよびOFDMAに基づき、およびブロードバンド速度においてセルラーネットワークの十分な移動性を提供する。
IEEE802.16xは、固定およびモバイル・ブロードバンド・無線接続(BWA)システムのための空間インターフェースを定義するための新興規格組織である。これらの規格は、少なくとも4個の異なる物理層(PHY)および1個の媒体アクセス制御(MAC)層を定義する。4個の物理層のOFDMおよびOFDMA物理層は、固定およびモバイルBWAエリアにおいてそれぞれ最も一般的なものである。
図1は、本開示の実施形態が採用されうる無線通信システム100の一例を例示する。無線通信システム100は、ブロードバンド・無線通信システムであってもよい。無線通信システム100は、いくつかのセル102のための通信を提供しうる。当該セル102の各々は、基地局104によってサービスされる。基地局104は、ユーザ端末106と通信する固定局であってもよい。基地局104は、アクセスポイント、ノードB、またはいくつかの他の用語で代替的に呼ばれてもよい。
図1は、システム100の全体にわたって分散される様々なユーザ端末106を図示する。ユーザ端末106は、固定(つまり、静止)またはモバイルであってもよい。ユーザ端末106は、遠隔局、アクセス端末、端末、加入者ユニット、モバイル局、局、ユーザ設備などと代替的に呼ばれてもよい。ユーザ端末106は、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ハンドヘルドデバイス、無線モデム、ラップトップコンピュータ、パーソナルコンピュータなどのような無線デバイスであってもよい。
基地局104とユーザ端末106との間の無線通信システム100における送信のために様々なアルゴリズムおよび方法が使用されうる。例えば、OFDM/OFDMA技術にしたがって、信号は、基地局104とユーザ端末106との間で送信および受信されうる。この場合、無線通信システム100は、OFDM/OFDMAシステムと呼ばれてもよい。
基地局104からユーザ端末106への送信を容易にする通信リンクは、ダウンリンク108と呼ばれてもよく、ユーザ端末106から基地局104への送信を容易にする通信リンクは、アップリンク110と呼ばれてもよい。代替的に、ダウンリンク108は、順方向リンクまたは順方向チャネルと呼ばれてもよく、アップリンク110は、逆方向リンクまたは逆方向チャネルと呼ばれてもよい。
セル102は、複数のセクタ112に分割されうる。セクタ112は、セル102内の物理的カバレッジエリアである。無線通信システム100内の基地局104は、セル102の特定のセクタ112内の電力の流れを集めるアンテナを利用しうる。そのようなアンテナは、指向性アンテナと呼ばれてもよい。
図2は、無線通信システム100内で採用されうる無線デバイス202において利用されうる様々なコンポーネントを例示する。無線デバイス202は、本明細書において説明される様々な方法を実装するように構成されていることができるデバイスの一例である。無線デバイス202は、基地局104またはユーザ端末106であってもよい。
無線デバイス202は、無線デバイス202のオペレーションを制御するプロセッサ204を含むことができる。プロセッサ204はまた、中央処理ユニット(CPU)と呼ばれてもよい。読み出し専用メモリ(ROM)およびランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含むことができるメモリ206は、プロセッサ204へ命令およびデータを提供する。メモリ206の一部はまた、非揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)を含むことができる。プロセッサ204は、典型的に、メモリ206内に記憶されるプログラム命令に基づいて論理的演算および算術演算を実行する。メモリ206における命令は、本明細書において説明される方法を実装するために実行されうる。
無線デバイス202はまた、無線デバイス202と遠隔位置との間でデータの送信および受信を可能にするために送信機210および受信機212を含むことができるハウジング208を含むことができる。送信機210および受信機212は、トランシーバ214に結合されうる。アンテナ216は、ハウジング208にアタッチされることができ、トランシーバ214に電気的に結合されうる。無線デバイス202はまた、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナを含むことができる(図示されていない)。
無線デバイス202はまた、トランシーバ214によって受信される信号のレベルを検出および定量化するために使用されうる信号検出器218を含むことができる。信号検出器218は、そのような信号を全体のエネルギー、擬似雑音(PN)チップごとのパイロットエネルギー、電力スペクトル密度および他の信号として検出しうる。無線デバイス202はまた、信号を処理することにおいて使用するためにデジタル信号プロセッサ(DSP)220を含むことができる。
無線デバイス202の様々なコンポーネントは、バスシステム222によって一緒に結合されうる。これは、データバスに加えて、電力バス、制御信号バス、および状態信号バスを含むことができる。
図3は、OFDM/OFDMAを利用する無線通信システム100内で使用されうる送信機302の一例を例示する。送信機302の一部は、無線デバイス202の送信機210において実装されうる。送信機302は、ダウンリンク108上でデータ306をユーザ端末106へ送信するために基地局104において実装されうる。送信機302はまた、アップリンク110上でデータ306を基地局104へ送信するためにユーザ端末106において実装されうる。
送信されるべきデータ306は、直列並列(S/P)変換器308への入力として提供されているよう図示される。S/P変換器308は、送信データをN個の並列データストリーム310に分割しうる。
N個の並列データストリーム310は、次に、マッパー312への入力として提供されうる。マッパー312は、N個の並列データストリーム310をN個のコンステレーション・ポイント上にマップしうる。マッピングは、2値位相シフトキーイング(BPSK)、4値位相シフトキーイング(QPSK)、8値位相シフトキーイング(8PSK)、直交振幅変調(QAM)などのようないくつかの変調コンステレーションを使用してなされうる。したがって、マッパー312は、N個の並列シンボルストリーム316を出力しうる。ここにおいて、各々のシンボルストリーム316は、逆高速フーリエ変換(IFFT)320のN個の直交副搬送波のうちの1つに対応する。これらのN個の並列シンボルストリーム316は、周波数ドメインで表され、およびIFFTコンポーネント320によってN個の並列時間ドメイン・サンプルストリーム318に変換されうる。
用語についての簡単な注意がこれから提供される。周波数ドメインにおけるN個の並列変調は、周波数ドメインにおけるN個の変調シンボルと等しい。当該N個の変調シンボルは、周波数ドメインにおけるN個のマッピングおよびNポイントIFFTと等しい。当該N個のマッピングおよびNポイントIFFTは、時間ドメインにおける1つの(有用な)OFDMシンボルと等しい。当該OFDMシンボルは、時間ドメインにおけるN個のサンプルと等しい。時間ドメインにおける1つのOFDMシンボルNsは、Ncp(OFDMシンボルごとのガードサンプルの数)+ N(OFDMシンボルごとの有用なサンプルの数)と等しい。
N個の並列時間ドメイン・サンプルストリーム318は、並列直列(P/S)変換器324によってOFDM/OFDMAシンボルストリーム322に変換されうる。ガード挿入コンポーネント326は、OFDM/OFDMAシンボルストリーム322における連続するOFDM/OFDMAシンボルの間にガードインターバルを挿入しうる。ガード挿入コンポーネント326の出力は、次に、無線周波数(RF)フロントエンド328によって所望の送信周波数帯域にアップコンバートされうる。アンテナ330は、次に、結果として生じる信号332を送信しうる。
図3はまた、OFDM/OFDMAを利用する無線デバイス202内で使用されうる受信機304の一例を例示する。受信機304の複数の部分が、無線デバイス202の受信機212において実装されうる。受信機304は、ダウンリンク108上でデータ306を基地局104から受信するためにユーザ端末106において実装されうる。受信機304はまた、アップリンク110上でデータ306をユーザ端末106から受信するために基地局104において実装されうる。
送信信号332は、無線チャネル334にわたって移動しているように図示される。信号332’がアンテナ330’によって受信されるとき、受信信号332’は、RFフロントエンド328’によってベースバンド信号にダウンコンバートされうる。ガード除去コンポーネント326’は、次に、ガード挿入コンポーネント326によって、OFDM/OFDMAシンボルの間に挿入されたガードインターバルを除去しうる。
ガード除去コンポーネント326’の出力は、S/P変換器324’に提供されうる。S/P変換器324’は、OFDM/OFDMAシンボルストリーム322’をN個の並列時間ドメイン・シンボルストリーム318’に分割しうる。それらの各々は、N個の直交副搬送波のうちの1つに対応する。高速フーリエ変換(FFT)コンポーネント320’は、N個の並列時間ドメイン・シンボルストリーム318’を周波数ドメインに変換することができ、N個の並列周波数ドメイン・シンボルストリーム316’を出力しうる。
デマッパー312’は、マッパー312によって実行されたシンボルマッピング・オペレーションの逆を実行しうる。それによって、N個の並列データストリーム310’を出力する。P/S変換器308’は、N個の並列データストリーム310’を単一のデータストリーム306’に結合しうる。理想的には、このデータストリーム306’は、送信機302への入力として提供されたデータ306に対応する。
異なるサイクリック・プリフィックス長を使用するスーパーフレーム内の異なる802.16mフレームからの不平等なマルチパスのための典型的な保護
本明細書において使用されるように、重大なという用語は、一般に、他のデータよりも比較的により高い重要性レベルを有すると分類されうる任意の情報のことをいう。以下の例示的な実施形態は、情報を重大と呼ぶのに対し、本明細書における技術は、実際の(または認識された)重要性または他のタイプの考慮に基づくかどうか、いくつかの方法で他のデータと区別され得るデータの任意のタイプに適用されうることが理解されるべきである。
図4は、IEEE802.16m規格システムの記述文献(SDD)におけるフレームの構成を例示する。図示されているように、IEEE802.16mフレーム構成は、20msのスーパーフレーム402を具備する。各々のスーパーフレームは、スーパーフレームの先頭に位置付けられるスーパーフレーム・ヘッダー406を含む。ある情報は、特定の重要レベルを有する(例えば、フレームまたはスーパーフレームにおけるデータの他の部分よりも重大または比較的より重要である)と分類されうる。例えば、スーパーフレーム・ヘッダーは、制御情報、同期信号などのようなネットワークについての情報を含む。この情報は、モバイル局がネットワークにエンターするまたは基地局と同期することを可能にするので、重大とみなされ得る。
スーパーフレームはまた、4個のフレーム404に分割される。ここにおいて、各々は、長さ5msである。すべてのフレームは、8個のサブフレーム408に分割される。サブフレームは、複数のOFDMシンボル410に分割される。OFDMシンボルは、サイクリック・プリフィックスおよびデータを含む。それらの持続時間は、それぞれTgおよびTuである。サイクリック・プリフィックスは、マルチパス信号に対するOFDMシンボルの耐雑音障害性を改善するために含まれるOFDMシンボルの先頭における特別な部分である。有効シンボル時間Tuは、副搬送波間隔(つまり、直交副搬送波間の距離)の逆である。図4において例示されるように、スーパーフレームの第1のフレームは、スーパーフレーム・ヘッダー406を含むことができる。ある実施形態の場合、フレームのサブフレームは、スーパーフレーム・ヘッダーを含みうる。
図5は、IEEE802.16m規格におけるOFDMA(直交周波数分割多元接続)パラメータを定義する表500を例示する。当該表において例示されるように、2つのサイクリック・プリフィックス長(Tg)がIEEE802.16m規格において定義される。第1のサイクリック・プリフィックス長は、有効シンボル時間(Tu)1/8と定義され、第2のサイクリック・プリフィックス長は、有効シンボル時間(Tu)1/16と定義される。
スーパーフレーム内のすべてのフレームが同じサイクリック・プリフィックス長を使用するべきかどうかに関してIEEE802.16mSDDにおいて明示的な制約はない。ある実施形態の場合、スーパーフレーム・ヘッダー406は、重大な情報を含む。したがって、スーパーフレーム・ヘッダー406は、十分に保護されるべきである。
図6は、本開示のある実施形態にしたがって、フレームにおける重大な情報のための保護を提供するためのオペレーション600の一例を例示する。602において、OFDMAフレーム404が生成される。これがスーパーフレーム内の第1のフレームである場合、それは、スーパーフレーム・ヘッダー406を含むことができる。これは、重大な情報(例えば、第1の重要レベルを有すると分類される)とみなされうる。608において、マルチパスに対抗して、重大な情報に対して比較的高い保護を提供する第1のサイクリック・プリフィックス長(例えば、最大1/8Tu)は、重大な情報を含むフレームのために選択されうる。
606において、第2の長さのサイクリック・プリフィックス(例えば、1/8Tuまたは1/16Tu)は、第2の(より少ない)重要レベル(例えば、重大な情報を含まないフレーム)を有するデータを含むフレームのために選択されうる。ある実施形態の場合、第2の長さは、第1の長さよりも短い。他の実施形態において、第2の長さは、第1の長さと同じ長さである。610において、重大な情報を有するフレームおよび重大な情報を有していないフレームが送信される。
ある態様によれば、重要性の程度を変更することは、対応可能であり、したがって、2つ以上のサイクリック・プリフィックス長が使用されうる。スーパーフレームは、例えば、ヘッダーを備えるフレームについて第1のCP長を使用し、比較的重要と思われるいくつかのデータについて第2のCP長を使用し、および比較的重要でないと思われるいくつかの他のデータについて第3のCP長を使用しうる。
ある実施形態の場合、スーパーフレームの第1のフレームは、スーパーフレーム・ヘッダー(406)を含むので、第1のフレームは、他のフレームについてどのサイクリック・プリフィックス長(例えば、1/8Tuまたは1/16Tu)が使用されるかとは関係なく、2つの可能なサイクリック・プリフィックス長のうちの最大のものを使用しうる。
図7は、本開示のある実施形態にしたがって、スーパーフレームにおける異なるフレームについての複数のサイクリック・プリフィックス長の使用を例示する。例示されているように、第1のフレーム704は、マルチパスに対抗する、より多くの保護のためにより大きなサイクリック・プリフィックス長を使用することができ、他のフレームは、同様のまたは異なるサイクリック・プリフィックス長を使用しうる。ある実施形態の場合、スーパーフレームの第1のフレームは、1/8Tuのサイクリック・プリフィックス長710を使用することができ、スーパーフレーム702における他の3個のフレームは、1/16Tuのサイクリック・プリフィックス長714を使用しうる。したがって、第1のフレーム(故に、第1のフレームに含まれるスーパーフレーム・ヘッダー706)は、より良好なマルチパス保護を受信しうる。
スーパーフレームにおけるすべてのフレームについて最も小さいサイクリック・プリフィックス長1/16Tuを使用することは、より大きなサイクリック・プリフィックス長を使用する他の場合と比較して最短時間のオーバーヘッドという結果となり得る。例えば、表400において図示されるように、有用なOFDMAシンボル持続時間は、91.429μsである。4個のフレームの場合、各々は、サイクリック・プリフィックス1/16Tuを有し、各々のフレームにおいて51個のOFDMAシンボルおよびスーパーフレームにおいて51*4 = 204個のOFDMAシンボルがある。したがって、時間のオーバーヘッドは、6.7%(つまり、(4*5000μs ■ 204*91.429μs)/20000μs)であり得る。
本開示のある実施形態の場合、第1のフレームは、サイクリック・プリフィックス長1/8Tuを有することができ、他の3個のフレームは、サイクリック・プリフィックス1/16Tuを有しうる。したがって、スーパーフレームにおいて201(つまり、48 + (3*51))個のOFDMAシンボルがあるだろう。時間のオーバーヘッドは、8.1%(つまり、(4*5000μs ■ 201*91.429μs)/20000μs)であり得る。したがって、すべてのフレームが最小サイクリック・プリフィックス長を使用する場合と比較して、重大な情報を含むフレームについて、より大きなサイクリック・プリフィックスが使用される場合、およそ1.4%(つまり、8.1 ■ 6.7)の追加の時間のオーバーヘッドであり得る。
システム・パラメータ制約またはシステム・パラメータ仕様が、異なるサイクリック・プリフィックス長を許可する限り、重大な情報を含むフレームまたはサブフレームは、重大な情報を有していないフレームまたはサブフレームよりも大きなサイクリック・プリフィックス長を有し得る。
上で説明された方法の様々なオペレーションは、図面において例示されている手段プラス機能ブロックに対応する様々なハードウェアおよび/またはソフトウェア・コンポーネント(複数)および/またはモジュール(複数)によって実行されうる。一般に、相当する対応手段プラス機能図を有する図面において例示される方法があるところで、オペレーションブロックは、同様の番号付けにより手段プラス機能ブロックに対応する。例えば、図6において例示されるオペレーション600は、図6Aにおいて例示される手段プラス機能ブロック600Aに対応する。
本明細書において使用されるように、「決定すること」という用語は、広範囲の動作を包含する。例えば、「決定すること」は、計算すること(calculating)、コンピュータ計算すること(computing)、処理すること(processing)、導き出すこと(deriving)、調査する(investigating)、調べること(looking up)(例えば、表、データベースまたは他のデータ構成において調べること)、確認すること(ascertaining)などを含むことができる。さらに、「決定すること」は、受信すること(例えば、情報を受信すること)、接続すること(例えば、メモリ内のデータにアクセスすること)などを含むことができる。さらに、「決定すること」は、解決すること(resolving)、選択すること(selecting)、選ぶこと(choosing)、確立すること(establishing)などを含むことができる。
情報および信号は、様々な異なる技法および技術のいずれかを使用して表されうる。例えば、上記の説明の全体にわたって参照されうるデータ、命令、コマンド、情報、信号などは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁粒子、光波動場または光粒子、またはこれらのものの任意の組み合わせによって表されうる。
本開示と関係して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュールおよび回路は、汎用目的プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、離散ゲートまたはトランジスタ論理、離散ハードウェア・コンポーネント、またはこれらのものの任意の組み合わせであって、本明細書に記載の機能を実行するように設計されたものによって実装または実行されうる。汎用目的プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、その代わりに、任意の商業上利用可能なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってもよい。プロセッサはまた、コンピュータ計算デバイスの組み合わせ(例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと結合した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)として実装されることもできる。
本開示と関係して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、またはその2つの組み合わせにおいて直接具体化されうる。ソフトウェアモジュールは、当該技術分野において既知である記録媒体の任意の形式で存在してもよい。使用されうる記録媒体のいくつかの事例は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバルディスク、CD-ROMなどを含む。ソフトウェアモジュールは、単一の命令、または多数の命令を具備することができ、いくつかの異なるコード・セグメント上で、異なるプログラムの間で、および複数の記録媒体にわたって分散されうる。記録媒体は、プロセッサが記録媒体から情報を読み出す、または記録媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合されていてもよい。その代わりに、記録媒体は、プロセッサと一体化されていてもよい。
本明細書において開示された方法は、説明された方法を達成するための1つまたは複数のステップまたは動作を具備しうる。前記方法のステップおよび/または動作は、特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく互いに交換されうる。他の用語において、ステップまたは動作の特定の順番が特定されない限り、特定のステップおよび/または動作の順番および/または使用は、特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく修正されうる。
説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらのものの任意の組み合わせにおいて実装されうる。ソフトウェアにおいて実装される場合、コンピュータ可読媒体上で1つまたは複数の命令として当該機能が記憶されうる。記録媒体は、コンピュータによってアクセスされうる任意の利用可能なメディアであってもよい。事例として、かつ非制限的列挙として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスク記録装置、磁気ディスク記録装置または他の磁気記録デバイス、もしくは、任意の他の媒体であって、命令またはデータ構成の形式において所望のプログラムコードを伝達または記憶するために使用可能で、かつコンピュータによってアクセス可能な媒体を具備しうる。本明細書において使用されるように、ディスク(disk and disc)は、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルーレイ(登録商標)ディスクを含む。ここで、diskは、通常、データを磁気的に再生するものをいい、discは、レーザを用いてデータを光学的に再生するものをいう。
ソフトウェアまたは命令はまた、送信媒体上で送信されうる。例えば、もしソフトウェアがウェブサイト、サーバ、または他の遠くの情報源から、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペアケーブル、デジタル加入者線(DSL)または無線技術(例えば、赤外線、無線およびマイクロ波など)を使用して送信されるのであれば、そうした同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペアケーブル、DSLまたは無線技術(例えば、赤外線、無線およびマイクロ波など)もまた、送信媒体の定義に含まれる。
さらに、本明細書において説明される方法および技術を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、ダウンロードされることができ、および/またはそうでなければ適用可能なものとしてユーザ端末および/または基地局によって得られることができる。例えば、そのようなデバイスは、本明細書において説明される方法を実行するための手段の転送を容易にするためにサーバに結合されうる。代替的に、本明細書において説明される様々な方法は、ユーザ端末および/または基地局がデバイスに記録手段を結合または提供する際に様々な方法を得ることができるように記録媒体(例えば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクのような物理的記録媒体など)を介して提供されうる。さらに、本明細書において説明される方法および技術を提供するための任意の他の適切な技術が利用されうる。
特許請求の範囲は、上で例示された正確な構成およびコンポーネントに制限されないことが理解されるべきである。特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく上で説明された方法および装置の配列、オペレーション、および詳細において様々な修正、変更、および変形がなされうる。

Claims (24)

  1. 無線通信システムにおいて送信される情報を保護するための方法であって、
    第1の重要レベルと分類される情報を含む第1のデータフレームについて第1のサイクリック・プリフィックスを選択することと、
    前記第1の重要レベルと分類される情報を含まない第2のデータフレームについて第2のサイクリック・プリフィックス長を選択することと、および
    前記第1のサイクリック・プリフィックス長のサイクリック・プリフィックスを有する少なくとも前記第1のデータフレームおよび前記第2のサイクリック・プリフィックス長のサイクリック・プリフィックスを有する前記第2のデータフレームを具備するスーパーフレームを生成することと
    を具備する方法。
  2. 前記スーパーフレームは、前記第1および第2のサイクリック・プリフィックス長とは異なる第3のサイクリック・プリフィックス長のサイクリック・プリフィックスを含む少なくとも第3のフレームを具備する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の重要レベルは、前記第1のデータフレームがヘッダー情報を含むことを示す、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1のサイクリック・プリフィックス長は、有効シンボル時間の1/8に対応する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第2のサイクリック・プリフィックス長は、有効シンボル時間の1/16に対応する、請求項1に記載の方法。
  6. 各々のフレームは、複数のOFDMシンボルを具備する、請求項1に記載の方法。
  7. 無線通信システムにおいて送信される情報を保護するための装置であって、
    第1の重要レベルと分類される情報を含む第1のデータフレームについて第1のサイクリック・プリフィックスを選択するための論理回路と、
    前記第1の重要レベルと分類される情報を含まない第2のデータフレームについて第2のサイクリック・プリフィックス長を選択するための論理回路と、および
    前記第1のサイクリック・プリフィックス長のサイクリック・プリフィックスを有する少なくとも前記第1のデータフレームおよび前記第2のサイクリック・プリフィックス長のサイクリック・プリフィックスを有する前記第2のデータフレームを具備するスーパーフレームを生成するための論理回路と
    を具備する装置。
  8. 前記スーパーフレームは、前記第1および第2のサイクリック・プリフィックス長とは異なる第3のサイクリック・プリフィックス長のサイクリック・プリフィックスを含む少なくとも第3のフレームを具備する、請求項7に記載の装置。
  9. 第1の重要レベルは、前記第1のデータフレームがヘッダー情報を含むことを示す、請求項8に記載の装置。
  10. 前記第1のサイクリック・プリフィックス長は、有効シンボル時間の1/8に対応する、請求項7に記載の装置。
  11. 前記第2のサイクリック・プリフィックス長は、有効シンボル時間の1/16に対応する、請求項7に記載の装置。
  12. 各々のフレームは、複数のOFDMシンボルを具備する、請求項7に記載の装置。
  13. 無線通信システムにおいて送信される情報を保護するための装置であって、
    第1の重要レベルと分類される情報を含む第1のデータフレームについて第1のサイクリック・プリフィックスを選択するための手段と、
    前記第1の重要レベルと分類される情報を含まない第2のデータフレームについて第2のサイクリック・プリフィックス長を選択するための手段と、および
    前記第1のサイクリック・プリフィックス長のサイクリック・プリフィックスを有する少なくとも前記第1のデータフレームおよび前記第2のサイクリック・プリフィックス長のサイクリック・プリフィックスを有する前記第2のデータフレームを具備するスーパーフレームを生成するための手段と
    を具備する装置。
  14. 前記スーパーフレームは、前記第1および第2のサイクリック・プリフィックス長とは異なる第3のサイクリック・プリフィックス長のサイクリック・プリフィックスを含む少なくとも第3のフレームを具備する、請求項13に記載の装置。
  15. 前記第1の重要レベルは、前記第1のデータフレームがヘッダー情報を含むことを示す、請求項14に記載の装置。
  16. 前記第1のサイクリック・プリフィックス長は、有効シンボル時間の1/8に対応する、請求項13に記載の装置。
  17. 前記第2のサイクリック・プリフィックス長は、有効シンボル時間の1/16に対応する、請求項13に記載の装置。
  18. 各々のフレームは、複数のOFDMシンボルを具備する、請求項13に記載の装置。
  19. 1つまたは複数のプロセッサによって実行される命令を格納されたコンピュータ可読媒体を具備する無線通信システムにおいて送信される情報を保護するためのコンピュータプログラム・プロダクトであって、前記命令は、
    第1の重要レベルと分類される情報を含む第1のデータフレームについて第1のサイクリック・プリフィックスを選択するための命令と、
    前記第1の重要レベルと分類される情報を含まない第2のデータフレームについて第2のサイクリック・プリフィックス長を選択するための命令と、および
    前記第1のサイクリック・プリフィックス長のサイクリック・プリフィックスを有する少なくとも前記第1のデータフレームおよび前記第2のサイクリック・プリフィックス長のサイクリック・プリフィックスを有する前記第2のデータフレームを具備するスーパーフレームを生成するための命令と
    を具備する、コンピュータプログラム・プロダクト。
  20. 前記スーパーフレームは、前記第1および第2のサイクリック・プリフィックス長とは異なる第3のサイクリック・プリフィックス長のサイクリック・プリフィックスを含む少なくとも第3のフレームを具備する、請求項19に記載のコンピュータプログラム・プロダクト。
  21. 前記第1の重要レベルは、前記第1のデータフレームがヘッダー情報を含むことを示す、請求項20に記載のコンピュータプログラム・プロダクト。
  22. 前記第1のサイクリック・プリフィックス長は、有効シンボル時間の1/8に対応する、請求項19に記載のコンピュータプログラム・プロダクト。
  23. 前記第2のサイクリック・プリフィックス長は、有効シンボル時間の1/16に対応する、請求項19に記載のコンピュータプログラム・プロダクト。
  24. 各々のフレームは、複数のOFDMシンボルを具備する、請求項19に記載のコンピュータプログラム・プロダクト。
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