JP2004056552A - マルチキャリア通信システム、マルチキャリア送信装置、およびマルチキャリア受信装置 - Google Patents

マルチキャリア通信システム、マルチキャリア送信装置、およびマルチキャリア受信装置 Download PDF

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Takashi Kitahara
北原 崇
Atsushi Matsumoto
松元 淳志
Atsushi Sumasu
須増 淳
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】GIの数を削減し、マルチキャリア送信装置の送信電力の省力化を図り、かつ、GI長よりも遅い遅延波に対してマルチキャリア受信装置の受信性能を保つこと。
【解決手段】送信データは、誤り訂正符号化部101、変調部102、S/P変換部103、およびIFFT部104を介し、所定の処理が施され、GI挿入部105およびメモリ106に出力される。GI挿入部105は、IFFT部104の出力信号にGIを挿入する。メモリ106は、IFFT部104の出力信号を一時記憶する。選択部107は、まずGI挿入部105の出力信号を選択し、次に、メモリ106に記憶された信号を選択し、出力する。無線送信部108は、選択部107の出力に対し、アップコンバート等の所定の無線処理を施し、アンテナ109から送信する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチキャリア通信システム、マルチキャリア送信装置、およびマルチキャリア受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ディジタル無線通信においては、高速伝送が要求されているため、シンボルレートの高い伝送が必要となっている。そこで、送信データをマルチキャリア化して、キャリアあたりのシンボルレートを下げることが行われている。この場合において、マルチキャリア化にOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式またはMC−CDMA(Multi Carrier − Code Division Multiple Access)方式を用いることにより、周波数利用効率を向上させることができる。
【0003】
しかし、OFDM方式やMC−CDMA方式において、遅延波が存在した場合には、シンボル間で干渉が起こり受信特性が劣化する(オーム社ウェーブサミット講座「ディジタル放送」、p.109、図4.5)。この信号劣化を抑えるため,シンボル間にガードインターバル(GI)を挿入することで、シンボル間(符号間)干渉の影響を軽減することが行われている(オーム社ウェーブサミット講座「ディジタル放送」、p.118、図4.14)。
【0004】
ガードインターバルの挿入は、図16に示すように、OFDMシンボルの末尾の部分の波形を、そのOFDMシンボルの先頭にコピーすることで実現することができる。これにより、OFDM通信においては、ガードインターバルとしてコピーする時間分に対応する遅延時間のマルチパスを許容することができる。
【0005】
また、GIは送信シンボルの後半部分と同じものを使うことで、FFTタイミングに融通を利かせている(オーム社ウェーブサミット講座「ディジタル放送」、p.119、図4.15)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の装置においては、GIを設けてもGI長よりも遅い遅延波があった場合には、信号の特性劣化は免れず、また、GIはデータ部としての役割は有していないが、1シンボルにつき1つのGIを付加するため、GI送信に必要なエネルギーは、データ伝送という観点からは、無駄となっているという問題がある。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、GI長よりも遅い遅延波がある環境でもマルチキャリア受信装置の受信性能を保ち、かつ、GIの数を削減し、マルチキャリア送信装置の送信電力の省力化を図ることができるマルチキャリア通信システム、マルチキャリア送信装置、およびマルチキャリア受信装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のマルチキャリア通信システムは、ガードインターバルの直後に同一のマルチキャリアデータが2つ連続する信号を用いて通信を行う構成を採る。
【0009】
本発明のマルチキャリア通信システムは、直交変換された直交変換単位長のマルチキャリアデータで、互いに同一のデータが2つ連続する信号を用いて通信を行う構成を採る。
【0010】
本発明のマルチキャリア通信システムは、ガードインターバルの直後に、直交変換された直交変換単位長のマルチキャリアデータが配置される信号を用いて通信を行う第1通信モード、ガードインターバルの直後に同一の前記データが2つ連続する信号を用いて通信を行う第2通信モード、および、同一の前記データが2つ連続する信号を用いて通信を行う第3通信モード、のうちの少なくとも二以上を通信モードとして有し、伝搬路特性に応じて通信モードを選択する構成を採る。
【0011】
本発明のマルチキャリア送信装置は、直交変換された直交変換単位長のマルチキャリア送信信号を複製する複製手段と、前記マルチキャリア送信信号のガードインターバルを前記マルチキャリア送信信号の直前に挿入するガードインターバル挿入手段と、前記複製手段によって得られた複製信号を前記ガードインターバル挿入手段によって得られた信号の直後に挿入する複製信号挿入手段と、前記複製信号挿入手段によって得られた信号を送信する送信手段と、を有する構成を採る。
【0012】
本発明のマルチキャリア送信装置は、直交変換された直交変換単位長のマルチキャリア送信信号を複製する複製手段と、前記複製手段によって得られた複製信号を前記直交変換単位長のマルチキャリア送信信号の直前または直後に挿入する複製信号挿入手段と、前記マルチキャリア送信信号のガードインターバルを前記複製信号挿入手段によって得られた信号の直前に挿入するガードインターバル挿入手段と、前記ガードインターバル挿入手段によって得られた信号を送信する送信手段と、を有する構成を採る。
【0013】
本発明のマルチキャリア送信装置は、直交変換された直交変換単位長のマルチキャリア送信信号を複製する複製手段と、前記複製手段によって得られた複製信号を前記直交変換単位長のマルチキャリア送信信号の直前または直後に挿入する複製信号挿入手段と、前記複製信号挿入手段によって得られた信号を送信する送信手段と、を有する構成を採る。
【0014】
本発明のマルチキャリア受信装置は、ガードインターバル、データ、および前記データの複製データ、を一の信号単位とする送信信号を時間ダイバーシチ受信する構成を採る。
【0015】
本発明のマルチキャリア受信装置は、上記の構成において、受信信号の遅延プロファイルを生成する生成手段と、前記遅延プロファイル生成手段によって生成された遅延プロファイル中の最大遅延パスを検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された最大遅延パスの遅延時間に基づいて前記直交変換の変換タイミングを決定するタイミング決定手段と、を有する構成を採る。
【0016】
本発明のマルチキャリア受信装置は、上記の構成において、受信信号の受信品質を判定する判定手段と、前記判定手段によって判定された伝搬路環境に基づいて同期をとる際の相関演算単位長を決定する決定手段と、を有する構成を採る。
【0017】
本発明のマルチキャリア送信装置は、ガードインターバルの直後に、直交変換された直交変換単位長のマルチキャリアデータが配置される信号を用いて送信を行う第1送信モード、ガードインターバルの直後に同一の前記データが2つ連続する信号を用いて送信を行う第2送信モード、および、同一の前記データが2つ連続する信号を用いて送信を行う第3送信モード、のうちの少なくとも二以上を送信モードとして有し、報知情報に基づいて前記送信モードを選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された送信モードで送信データをマルチキャリア送信する送信手段と、を有する構成を採る。
【0018】
本発明のマルチキャリア通信システムは、上記いずれかに記載のマルチキャリア通信システムにおいて、前記直交変換は、フーリエ変換である構成を採る。
【0019】
本発明のマルチキャリア送信装置は、上記いずれかに記載のマルチキャリア送信装置において、前記直交変換は、フーリエ変換である構成を採る。
【0020】
これらの構成によれば、GI長よりも遅い遅延波がある環境でもマルチキャリア受信装置の受信性能を保ち、かつ、GIの数を削減し、マルチキャリア送信装置の送信電力の省力化を図ることができる。
【0021】
本発明の通信端末装置は、上記いずれかに記載のマルチキャリア送信装置またはマルチキャリア受信装置を有する構成を採る。
【0022】
この構成によれば、上記と同様の作用効果を有する通信端末装置を提供することができる。
【0023】
本発明の基地局装置は、上記いずれかに記載のマルチキャリア送信装置またはマルチキャリア受信装置を有する構成を採る。
【0024】
この構成によれば、上記と同様の作用効果を有する基地局装置を提供することができる。
【0025】
本発明のマルチキャリア通信方法は、ガードインターバルの直後に同一のマルチキャリアデータが2つ連続する信号を用いて通信を行う構成を採る。
【0026】
本発明のマルチキャリア通信方法は、直交変換された直交変換単位長のマルチキャリアデータで、互いに同一のデータが2つ連続する信号を用いて通信を行う構成を採る。
【0027】
これらの方法によれば、GI長よりも遅い遅延波がある環境でもマルチキャリア受信装置の受信性能を保ち、かつ、GIの数を削減し、マルチキャリア送信装置の送信電力の省力化を図ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、フーリエ変換等の直交変換の単位となる長さのマルチキャリア送信信号のレプリカを作成し、元の信号と隣り合って位置するように挿入し、得られた信号を用いてマルチキャリア通信を行うことである。
【0029】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、ここでは、OFDM通信方式を用いてデータの送受信を行う場合を例にとって説明するが、MC−CDMA通信方式を用いても良い。
【0030】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るマルチキャリア送信装置の構成の一例を示すブロック図である。
【0031】
図1に示すマルチキャリア送信装置は、誤り訂正符号化部101、変調部102、S/P変換部103、IFFT部104、GI挿入部105、メモリ106、選択部107、無線送信部108、およびアンテナ109を有する。
【0032】
図1において、誤り訂正符号化部101は、送信データに誤り訂正符号化処理を施す。変調部102は、誤り訂正符号化部101の出力データに変調処理を施す。S/P変換部103は、直列データである変調部102の出力を並列データであるサブキャリアに変換する。IFFT部104は、S/P変換部103から出力されたサブキャリアに逆高速フーリエ変換処理を施し、その結果をGI挿入部105およびメモリ106に出力する。GI挿入部105は、IFFT部104から出力された信号にGIを挿入する。メモリ106は、IFFT部104から出力された信号を一時記憶する。選択部107は、まずGI挿入部105から出力される信号を選択し、出力する。その後、メモリ106に記憶された信号を選択し、出力する。無線送信部108は、選択部107の出力に対し、D/A変換、アップコンバート等の所定の無線処理を施し、アンテナ109から送信する。
【0033】
次いで、上記構成を有するマルチキャリア送信装置の動作について説明する。
【0034】
送信信号は、誤り訂正符号化部101、変調部102、S/P変換部103、IFFT部104において通常のOFDM通信方式における信号処理がなされた後、GI挿入部105およびメモリ106に出力される。
【0035】
IFFT部104から出力される送信データは、GI挿入部105に出力されると共に、メモリ106に出力されて一時記憶されることにより、信号のレプリカ(複製)が作成される。
【0036】
GI挿入部105に入力された送信信号は、各シンボルの頭にGIが挿入され、選択部107に出力される。一方、メモリ106からは、レプリカが選択部107に出力される。
【0037】
選択部107は、まずGI挿入部105から出力される信号を選択し、出力する。その後、メモリ106に記憶された信号を選択し、無線送信部108に出力する。すなわち、GI挿入部105およびメモリ106から出力される信号を交互に出力する。
【0038】
図2は、本実施の形態に係るマルチキャリア送信装置の送信信号のフォーマットを示す図である。
【0039】
選択部107により、GI挿入部105およびメモリ106の出力が交互に出力されることにより、GI部の後ろにデータ1が配置され、その次もデータ1が配置されるというように、同一のデータ部が2つ隣り合って配置されるようなフォーマットとなる。
【0040】
このようなフォーマットを有する送信信号の奏する効果は、当該信号を受信するマルチキャリア受信装置が、時間ダイバーシチ受信を行うか否かにより、その効果が異なってくる。そこで、マルチキャリア受信装置が時間ダイバーシチ受信を行う場合および時間ダイバーシチ受信を行わない場合の2つの場合に分けて以下説明する。
【0041】
まず、マルチキャリア受信装置が、時間ダイバーシチ受信を行う場合について説明する。
【0042】
図3は、本実施の形態に係るマルチキャリア送信装置の送信信号のフォーマットおよび時間ダイバーシチ送信を行うマルチキャリア送信装置の送信信号のフォーマットを比較した図である。
【0043】
図3(b)に示すように、時間ダイバーシチ送信を行うマルチキャリア送信装置から送信される信号のフォーマットは、GI部の後ろにデータ部が配置される構成を基本単位として、この基本単位が2回送信されるフォーマットとなっている。
【0044】
このフォーマットの信号に対する高速フーリエ変換(FFT)のデータ取り込み範囲(以下、FFTウィンドウという)は、FFTウィンドウ1およびFFTウィンドウ2の2つ存在し、それぞれの範囲においてFFT演算が行われ、得られるデータに対し所定のダイバーシチ合成を施すことにより、時間ダイバーシチが実現される。
【0045】
一方、本実施の形態に係るマルチキャリア送信装置から送信された信号のフォーマットは、図3(a)に示す通り、従来の通信システムにおける信号から2つ目のGIを省略した構成となっている。
【0046】
GIを省略できるのは、2つのデータ部が連結しているため、FFTウィンドウ1の位置を特定できれば、2つ目のFFTウィンドウであるFFTウィンドウ2の位置を特定できることによる。
【0047】
以上のように、送信側では、GIの数を減らして信号を送信することができるので、送信電力の削減を図ることが可能となる。
【0048】
また、2つ目のGIをなくすことにより、2つのデータ部の間隔が狭くなっているのでダイバーシチ送信のために一時的に送信データを記憶する際のメモリにおける滞在時間を減少させることができ、メモリ容量を小さくすることができる。
【0049】
なお、時間ダイバーシチ受信により受信精度は向上しているため、多値変調数、拡散率、および拡散コード数を調整することにより、1シンボルあたりの伝送レートを向上させることも可能である。
【0050】
図4は、本実施の形態に係るマルチキャリア通信システムの信号に対し、時間ダイバーシチ受信を行うマルチキャリア受信装置の構成の一例を示すブロック図である。
【0051】
図4に示すマルチキャリア受信装置は、アンテナ151、無線受信部152、シンボル同期部153、選択部154、FFT部155、メモリ156、合成部157、P/S変換部158、チャネル推定部159、復調部160、および誤り訂正復号部161を有する。
【0052】
無線受信部152は、アンテナ151で受信された信号にダウンコンバート等の所定の無線処理を施す。シンボル同期部153は、受信信号と同期をとり、2つのFFTタイミングを出力する。選択部154は、まずFFTタイミング1を選択し、出力する。次に、FFTタイミング2を選択しFFT部155へ出力する。FFT部155は、選択部154から出力されたFFTタイミングで無線処理部152から出力される受信データに高速フーリエ変換を施す。メモリ156は、FFT部155の出力を一時記憶する。合成部157は、FFT部155の出力およびメモリ156の出力に対し、ダイバーシチ合成を施す。P/S変換部158は、合成部157の出力を直列データに変換する。チャネル推定部159は、合成部157の出力信号から位相変動補償等のチャネル推定を行い、チャネル推定値をP/S変換部158に出力する。復調部160は、P/S変換部158から出力された受信データに復調処理を施す。誤り訂正復号部161は、復調後の受信データの誤り訂正復号を行う。
【0053】
次いで、上記構成を有するマルチキャリア受信装置の動作について説明する。
【0054】
シンボル同期部153は、アンテナ151で受信され、無線受信部152において所定の無線処理を施された受信信号の相関演算を行い、図3(a)に示したように、GIの位置を検出すると共に、FFTウィンドウ1およびFFTウィンドウ2に対応する2通りのFFTタイミング(FFTタイミング1およびFFTタイミング2)を求め、選択部154に出力する。
【0055】
選択部154は、まずFFTタイミング1を選択し、出力する。次にFFTタイミング2を選択し、FFT部155に出力する。
【0056】
FFT部155は、選択部154から出力されたFFTタイミングに基づいて、受信信号に対し、FFT処理を行い、時間ダイバーシチの基礎となるデータを取得し、メモリ156および合成部157に出力する。
【0057】
合成部157は、FFT部155およびメモリ156からの2つの出力に対し、ダイバーシチ合成を施す。ここで、ダイバーシチ合成は、選択合成法、等利得合成法、または最大比合成法により行う。
【0058】
合成部157から出力された受信信号は、P/S変換部158、復調部160、誤り訂正復号部161を経て、所定の受信処理が施される。
【0059】
上記の構成により、受信側において、時間ダイバーシチ受信をすることができる。また、送信信号において、2つのデータ部が離れた位置に配置されず、隣り合うように配置されていることにより、受信側でダイバーシチ合成のために一時的に受信データを記憶する際のメモリにおける滞在時間を減少させることができ、メモリ容量を小さくすることができる。
【0060】
次に、マルチキャリア受信装置が、時間ダイバーシチ受信を行わない場合について説明する。
【0061】
図5は、本実施の形態に係るマルチキャリア通信システムの信号に対し、時間ダイバーシチ受信を行わないマルチキャリア受信装置の構成の一例を示すブロック図である。なお、このマルチキャリア受信装置は、図4に示したマルチキャリア受信装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0062】
図5に示すマルチキャリア受信装置の特徴は、図4に示したメモリ156および合成部157を有さず、また、シンボル同期部153aが、遅延プロファイル生成器171および最大遅延パス検出器172を有し、図4に示したシンボル同期部153と異なる機能を有することである。
【0063】
次いで、上記構成を有するマルチキャリア受信装置の動作について説明する。
【0064】
無線受信部152から出力された信号は、シンボル同期部153a内の遅延プロファイル生成器171に入力される。遅延プロファイル生成器171は、この信号の遅延プロファイルを生成し、最大遅延パス検出器172に出力する。最大遅延パス検出器172は、入力された遅延プロファイルからマルチパスの中で最大遅延となっているパスを検出し、その遅延時間経過後にFFT部155においてFFTが開始されるようにFFTタイミングを決定する。
【0065】
シンボル同期部153aは、上記のように求められたFFTタイミングを選択部154に出力する。また、このタイミング以外ではFFT部155においてFFTが行われないように、FFTオフ制御信号も選択部154に出力する。
【0066】
以降の動作は、図4に示したマルチキャリア受信装置と基本的に同様である。ただし、メモリ156および合成部157が存在しないため、ダイバーシチ合成は行われない。
【0067】
図6(a)は、上記のように行われるFFTタイミングの決定の自由度を説明するための図である。
【0068】
図6(a)に示したフォーマットを有した信号の場合、マルチパスがなければ、理論上は、時間間隔T〜TのいずれにおいてもFFTを実行することが可能である。すなわち、FFTタイミングは、間隔Fの中において決定すれば良いこととなる。
【0069】
図6(b)は、従来のフォーマットにおけるFFTタイミングの決定の自由度を説明するための図である。
【0070】
FFTでは、データ取り込み区間において、データが連続していることが必要とされる。しかし、図6(b)に示したフレームフォーマットの場合、1つ目のデータ1の末端と2つ目のGIの先端が非連続データとなっているので、この箇所を跨いでのFFT処理を行うことができない。そのため、図6(b)に示した信号のFFT可能な時間間隔は、例えば、T〜Tであり、FFTタイミングを決定する際の自由度は、間隔Fの範囲に限られる。
【0071】
図6(a)に示したFと図6(b)に示したFを比較することにより、本実施の形態に係る信号のフォーマットにおいてFFTタイミングの自由度が大きいことがわかる。
【0072】
理論上のFFTタイミングの自由度は、上記のようになるが、実際には遅延波が存在するため、遅延波のシンボル間干渉を受けないようにするためには、遅延波が到着した後からFFTを開始する必要がある。
【0073】
図7(a)は、遅延波がある場合の本実施の形態に係る信号フォーマットの有するFFTタイミングの自由度を説明するための図であり、図7(b)は、従来の信号フォーマットの有するFFTタイミングの自由度を説明するための図である。
【0074】
図7(a)および図7(b)を比較すれば、従来においては、GI長分(F)の遅延波しか許容されなかったのに対し、本実施の形態では、より長いFまで遅延波が許容されることがわかる。また、実際に遅延波が存在した場合のFFTタイミングの自由度も、従来はFの区間でしか、FFTが開始できないのに対し、本実施の形態では、より長いFの区間において、FFTを開始できることがわかる。
【0075】
このように、本実施の形態によれば、時間ダイバーシチ送信においては、GIの数を減らすことができ、送信電力を削減することができる。また、FFTタイミングの自由度が広くなるので、GI長より遅い遅延波がある場合でも、遅延波によるシンボル間干渉の影響をなくすことができ、受信品質を向上させることができる。
【0076】
なお、ここでは、OFDM通信方式を用いた場合を例にとって説明したが、図1に示したS/P変換部103の代わりに拡散変調部を設けて、図4および図5に示したP/S変換部158の代わりに逆拡散変調部を設けることにより、周波数領域拡散を行うMC−CDMA通信方式を採用することもできる。
【0077】
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2に係るマルチキャリア受信装置のシンボル同期部の内部構成を示すブロック図である。なお、このマルチキャリア受信装置は、図3に示したマルチキャリア受信装置と同様の基本的構成を有しているため、その説明を省略し、シンボル同期部内のみの構成を示す。
【0078】
本発明の実施の形態に係るマルチキャリア受信装置のシンボル同期部は、SIR測定部201、条件設定部202、メモリ203、相関演算部204、および遅延プロファイル生成部205を有する。
【0079】
従来のOFDM通信方式では、シンボル同期を行うため、すなわち、FFTタイミングの検出を行うため、図9(b)に示すように、GI部とシンボル末尾との相関演算を行っていた。例えば、T27の区間とT28の区間、T29の区間とT30の区間、または、T31の区間とT32の区間の相関値を求めることになる。そして、得られる遅延プロファイルから閾値以上のピークの位置をGIの位置として検出していた。図9(b)においては、T29の区間とT30の区間における相関値が高いピークを示すことがわかる。
【0080】
しかし、GI部は、本来データとしての役割を有さないため、データの伝送レートを低下させないように、極力、短く設定されている。そのため、相関演算の精度も低く、伝搬路環境が悪くノイズの影響が大きい場合には、GI部を誤検出することがある。
【0081】
そこで、本実施の形態では、受信信号の受信品質をSIR測定部201によって測定し、条件設定部202がSIR測定部201の測定結果に基づいて、相関演算部204における相関演算条件の設定を行う。例えば、受信信号の受信品質が悪い場合には、相関演算区間を長くとり、相関値の精度を向上させる。
【0082】
例えば、図9(a)に示すように、本実施の形態では、T21の区間とT22の区間、T23の区間とT24の区間、または、T25の区間とT26の区間というように、最大1シンボル分の相関値を求めることができる。ちなみに図9(a)においては、T23の区間とT24の区間における相関値が高いピークを示す。
【0083】
相関演算部204は、メモリ203に一時保存された受信データに対し、条件設定部202から出力された条件に基づいて相関演算を行い、得られた相関値を遅延プロファイル生成部205に出力する。遅延プロファイル生成部205は、相関演算部204から出力された相関値から遅延プロファイルを生成し、出力する。
【0084】
上記のように、相関演算区間を従来装置より長くとれるのは、本実施の形態で示されている送信信号のフォーマットでは、2つのデータ1が連続して配置されていることによる。そのため、GI長を越えた部分による相関演算が可能となる。すなわち、データ部もGIと同様に相関演算に使うことが可能となる。一方、従来においては、データ1の次に配置されているのは、データ2のGI部(データ2の末尾のコピー)であるため、データ1とは全く関連がなく、相関演算に使用することはできない。
【0085】
このように、本実施の形態によれば、受信信号の受信品質に応じ、区間を変更して相関値を求めるため、状況に応じ精度の高い相関値を得ることができ、シンボル同期検出精度を向上させることができる。
【0086】
なお、ここでは、受信信号の受信品質をSIRを測定して判断する場合を例にとって説明したが、SIRに限定されず、例えば、希望波受信電力(RSSI;Received Signal Strength Indicator)またはEb/Noを測定しても良い。
【0087】
(実施の形態3)
図10は、本発明の実施の形態3に係るマルチキャリア送信装置の構成の一例を示すブロック図である。なお、このマルチキャリア送信装置は、図1に示したマルチキャリア送信装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0088】
本実施の形態の特徴は、図1に示したマルチキャリア送信装置から、GI挿入部105を除いたことである。この構成により送信される信号のフォーマットは、図11(a)に示すように、図2に示した送信信号からGI部を除いたフォーマットとなる。
【0089】
このようなフォーマットを有した送信信号の奏する効果については、後述する。
【0090】
図12は、上記フォーマットを有した送信信号を受信するマルチキャリア受信装置の構成の一例を示すブロック図である。なお、このマルチキャリア受信装置は、図5に示したマルチキャリア受信装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0091】
図12に示したマルチキャリア受信装置の特徴は、FFTタイミング選択部351を有することである。図13は、FFTタイミング選択部351の内部構成を示すブロック図である。
【0092】
このFFTタイミング選択部351は、FFTタイミング発生器353、選択器354、FFT器355、チャネル推定器357−1、357−2、および比較器358を有する。
【0093】
FFTタイミング発生器353は、任意のFFTタイミングを発生させ、選択器354に出力する。ただし、FFTウィンドウ幅は固定であるので、FFTタイミングは、図11(a)に示すようにタイミング1およびタイミング2の2通りとなる。ここで、タイミング1は、FFTウィンドウにデータ1のみが含まれることになるのに対し、タイミング2においては、FFTウィンドウ内にデータ1およびデータ2が混在することになる。
【0094】
FFT器355は、選択器354によってFFTタイミング1が選択された場合、このタイミングで受信信号の高速フーリエ変換を行い、結果をチャネル推定器357−1に出力する。また、選択器354によってFFTタイミング2が選択された場合、このタイミングで受信信号の高速フーリエ変換を行い、結果をチャネル推定器357−2に出力する。
【0095】
チャネル推定器357−1、357−2は、FFT器355の出力に対しチャネル推定を実施し、比較器358に出力する。
【0096】
比較器358は、チャネル推定器357−1、357−2から出力されたチャネル推定値を予め設定された閾値と比較し、閾値以上のチャネル推定値を有するFFTタイミングを選択し(以下、選択タイミングという)、出力する。図11(a)に示した信号の場合、タイミング2においては、データ1およびデータ2が混在しているので、当然、チャネル推定値は低い値を示すことが予想される。よって、データ1のみが存在するタイミング1が選択されることになる。
【0097】
上記の構成により、FFTタイミング選択部351は、シンボルごとに選択タイミングを選択部173に出力する。以降の処理は、図5に示したマルチキャリア受信装置と同様である。なお、FFTタイミングは、シンボルごとには更新されず、初期同期をとる場合、または、数フレームに1回といった頻度で更新される。
【0098】
これにより、マルチパスの影響を考慮しないで済む場合には、受信側は、2通りのFFTタイミングのどちらかを選択するだけでよく、シンボル同期処理が不要となる。
【0099】
また、マルチパスが存在する場合であっても、図11(b)に示すようなデータ1とデータ2が混在している区間(T31、T32等)がFFTタイミングに含まれない限り、上記の効果は認められる。
【0100】
なお、隣接したデータ1の結合部では、OFDM信号の性質上、データの連続性が保たれている。
【0101】
このように、本実施の形態によれば、シンボル同期検出をすることなくFFTタイミングを決定することができ、シンボル同期検出を不要とすることができる。
【0102】
なお、ここでは、チャネル推定により、FFTタイミングの選択を行う場合を例にとって説明したが、誤り訂正またはエラービット照合等を用いてFFTタイミングの選択を行っても良い。
【0103】
(実施の形態4)
図14は、本発明の実施の形態4に係るマルチキャリア送信装置の構成の一例を示すブロック図である。なお、このマルチキャリア送信装置は、図1に示したマルチキャリア送信装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0104】
本実施の形態の構成の特徴は、送信モード選択部401をさらに有することである。
【0105】
送信モード選択部401は、報知される情報に基づいて送信モードを選択する。ここで、送信モードとは、実施の形態1に示したフォーマットの信号を送信するモード、実施の形態3に示したフォーマットの信号を送信するモード、および、従来のフォーマットの信号を送信するモードである。そして、選択したモードに対応する送信信号を作成するように、メモリ106および選択部107に制御信号を出力する。
【0106】
これにより、例えば、伝搬路環境が悪く、時間ダイバーシチ受信を望むユーザに対しては、実施の形態1に示したフォーマットの信号を、また、マルチパスの影響を考慮しないで済むユーザに対しては、実施の形態3に示したフォーマットの信号を送信することができる。また、時間ダイバーシチをする必要のない良好な伝搬環境のユーザに対しては、従来と同様に、データ部の一方を送信しないことで、送信電力の効率化を図ることもできる。
【0107】
本実施の形態は、簡易な構成により、これらのいずれのフォーマットの信号にも対応して、送信することが可能であることも大きな利点である。
【0108】
また、本実施の形態に係る信号フォーマットにおいて、1つ目のデータ部はGIの代用とすることもできるので、受信装置側では、ダイバーシチ受信を強制されるわけではなく、ダイバーシチ受信をすることも、ダイバーシチ受信をしないことも可能である。
【0109】
このように、本実施の形態によれば、受信側の要求に対応して、数種類の送信モードを選択することができる。また、簡易な構成により、これを実現することができる。
【0110】
(実施の形態5)
図15は、本発明の実施の形態5に係るマルチキャリア受信装置の構成の一例を示すブロック図である。なお、このマルチキャリア受信装置は、図4に示したマルチキャリア受信装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0111】
本実施の形態の特徴は、SIR測定部501を用いて受信信号の受信品質を測定し、この測定結果に応じ、受信モード選択部502が受信モードを選択することである。ここで、受信モードとは、実施の形態1に示した時間ダイバーシチ受信を行うマルチキャリア受信装置と同様の動作をする「時間ダイバーシチ受信モード」、および、同様に実施の形態1に示した時間ダイバーシチ受信を行わないマルチキャリア受信装置と同様の動作をする「非時間ダイバーシチ受信モード」である。
【0112】
SIR測定部501は、復調後の受信信号からSIRを測定し、測定結果を受信モード選択部502に出力する。受信モード選択部502は、測定されたSIRに基づき上記受信モードを選択する。
【0113】
また、送信信号のフォーマットの変更を希望する場合には、送信装置に当該要求をするため、送信部に対し、当該要求信号を送信するように命令を出すことができる。
【0114】
これにより、伝搬路環境が悪く、時間ダイバーシチ受信が有効な場合には「時間ダイバーシチ受信モード」を選択することができる。また、遅延波の遅延時間が非常に長く、シンボル間干渉が問題となる場合には、「非時間ダイバーシチ受信モード」を選択して、1つ目のデータ部をGIの代用として用い、2つ目のデータ部をFFT処理し、データを得ることができる。
【0115】
このように、本実施の形態によれば、受信信号の受信品質に応じ、受信モードを選択するため、受信性能を向上させることができる。また、簡易な構成により、これを実現することができる。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、GI長よりも遅い遅延波がある環境でもマルチキャリア受信装置の受信性能を保ち、かつ、GIの数を削減し、マルチキャリア送信装置の送信電力の省力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るマルチキャリア送信装置の構成の一例を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係るマルチキャリア送信装置の送信信号のフォーマットを示す図
【図3】(a)本発明の実施の形態1に係るマルチキャリア送信装置の送信信号のフォーマットを示す図
(b)従来のマルチキャリア送信装置の送信信号のフォーマットを示す図
【図4】本発明の実施の形態1に係るマルチキャリア受信装置の構成の一例を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態1に係るマルチキャリア受信装置の構成の一例を示すブロック図
【図6】(a)FFTタイミングの決定の自由度を説明するための図
(b)従来のフォーマットにおけるFFTタイミングの決定の自由度を説明するための図
【図7】(a)本発明の実施の形態1に係る信号フォーマットの有するFFTタイミングの自由度を説明するための図
(b)従来の信号フォーマットの有するFFTタイミングの自由度を説明するための図
【図8】本発明の実施の形態2に係るマルチキャリア受信装置のシンボル同期部の内部構成を示すブロック図
【図9】(a)本発明の実施の形態2に係るマルチキャリア受信装置のシンボル同期を説明するための図
(b)従来装置のシンボル同期を説明するための図
【図10】本発明の実施の形態3に係るマルチキャリア送信装置の構成の一例を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態3に係るマルチキャリア送信装置の送信信号のフォーマットを示す図
【図12】本発明の実施の形態3に係るマルチキャリア受信装置の構成の一例を示すブロック図
【図13】本発明の実施の形態3に係るマルチキャリア受信装置のFFTタイミング選択部の内部構成を示すブロック図
【図14】本発明の実施の形態4に係るマルチキャリア送信装置の構成の一例を示すブロック図
【図15】本発明の実施の形態5に係るマルチキャリア受信装置の構成の一例を示すブロック図
【図16】従来の送信装置の送信信号のフォーマットを示す図
【符号の説明】
104 IFFT部
105 GI挿入部
107 選択部
108 無線送信部
109、151 アンテナ
152 無線受信部
153、153a シンボル同期部
154 選択部
155 FFT部
157 合成部
171 遅延プロファイル生成器
172 最大遅延パス検出器
201、501 SIR測定部
202 条件設定部
204 相関演算部
205 遅延プロファイル生成部
351 FFTタイミング選択部
353 FFTタイミング発生器
354 選択器
355 FFT器
357−1、357−2 チャネル推定器
358 比較器
401 送信モード選択部
502 受信モード選択部

Claims (18)

  1. ガードインターバルの直後に同一のマルチキャリアデータが2つ連続する信号を用いて通信を行うことを特徴とするマルチキャリア通信システム。
  2. 直交変換された直交変換単位長のマルチキャリアデータで、互いに同一のデータが2つ連続する信号を用いて通信を行うことを特徴とするマルチキャリア通信システム。
  3. ガードインターバルの直後に、直交変換された直交変換単位長のマルチキャリアデータが配置される信号を用いて通信を行う第1通信モード、
    ガードインターバルの直後に同一の前記データが2つ連続する信号を用いて通信を行う第2通信モード、および、
    同一の前記データが2つ連続する信号を用いて通信を行う第3通信モード、
    のうちの少なくとも二以上を通信モードとして有し、
    伝搬路特性に応じて通信モードを選択する、
    ことを特徴とするマルチキャリア通信システム。
  4. 直交変換された直交変換単位長のマルチキャリア送信信号を複製する複製手段と、
    前記マルチキャリア送信信号のガードインターバルを前記マルチキャリア送信信号の直前に挿入するガードインターバル挿入手段と、
    前記複製手段によって得られた複製信号を前記ガードインターバル挿入手段によって得られた信号の直後に挿入する複製信号挿入手段と、
    前記複製信号挿入手段によって得られた信号を送信する送信手段と、
    を有することを特徴とするマルチキャリア送信装置。
  5. 直交変換された直交変換単位長のマルチキャリア送信信号を複製する複製手段と、
    前記複製手段によって得られた複製信号を前記直交変換単位長のマルチキャリア送信信号の直前または直後に挿入する複製信号挿入手段と、
    前記マルチキャリア送信信号のガードインターバルを前記複製信号挿入手段によって得られた信号の直前に挿入するガードインターバル挿入手段と、
    前記ガードインターバル挿入手段によって得られた信号を送信する送信手段と、
    を有することを特徴とするマルチキャリア送信装置。
  6. 直交変換された直交変換単位長のマルチキャリア送信信号を複製する複製手段と、
    前記複製手段によって得られた複製信号を前記直交変換単位長のマルチキャリア送信信号の直前または直後に挿入する複製信号挿入手段と、
    前記複製信号挿入手段によって得られた信号を送信する送信手段と、
    を有することを特徴とするマルチキャリア送信装置。
  7. ガードインターバル、データ、および前記データの複製データ、を一の信号単位とする送信信号を時間ダイバーシチ受信することを特徴とするマルチキャリア受信装置。
  8. 受信信号の遅延プロファイルを生成する生成手段と、
    前記遅延プロファイル生成手段によって生成された遅延プロファイル中の最大遅延パスを検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された最大遅延パスの遅延時間に基づいて前記直交変換の変換タイミングを決定するタイミング決定手段と、
    を有することを特徴とする請求項7記載のマルチキャリア受信装置。
  9. 受信信号の受信品質を判定する判定手段と、
    前記判定手段によって判定された伝搬路環境に基づいて同期をとる際の相関演算単位長を決定する決定手段と、
    を有することを特徴とする請求項7記載のマルチキャリア受信装置。
  10. ガードインターバルの直後に、直交変換された直交変換単位長のマルチキャリアデータが配置される信号を用いて送信を行う第1送信モード、
    ガードインターバルの直後に同一の前記データが2つ連続する信号を用いて送信を行う第2送信モード、および、
    同一の前記データが2つ連続する信号を用いて送信を行う第3送信モード、
    のうちの少なくとも二以上を送信モードとして有し、
    報知情報に基づいて前記送信モードを選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された送信モードで送信データをマルチキャリア送信する送信手段と、
    を有することを特徴とするマルチキャリア送信装置。
  11. 前記直交変換は、フーリエ変換であることを特徴とする請求項2または請求項3記載のマルチキャリア通信システム。
  12. 前記直交変換は、フーリエ変換であることを特徴とする請求項4から請求項6のいずれかに記載のマルチキャリア送信装置。
  13. 請求項4から請求項6のいずれかに記載のマルチキャリア送信装置を有することを特徴とする通信端末装置。
  14. 請求項7から請求項9のいずれかに記載のマルチキャリア受信装置を有することを特徴とする通信端末装置。
  15. 請求項4から請求項6のいずれかに記載のマルチキャリア送信装置を有することを特徴とする基地局装置。
  16. 請求項7から請求項9のいずれかに記載のマルチキャリア受信装置を有することを特徴とする基地局装置。
  17. ガードインターバルの直後に同一のマルチキャリアデータが2つ連続する信号を用いて通信を行うことを特徴とするマルチキャリア通信方法。
  18. 直交変換された直交変換単位長のマルチキャリアデータで、互いに同一のデータが2つ連続する信号を用いて通信を行うことを特徴とするマルチキャリア通信方法。
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