JP4495243B2 - Ofdm変復調方法、ofdm変調装置およびofdm復調装置 - Google Patents

Ofdm変復調方法、ofdm変調装置およびofdm復調装置 Download PDF

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本発明は、OFDM変復調方式にてシンボルを同期させるための技術を適用したOFDM変復調方法、OFDM変調装置およびOFDM復調装置に関するものである。
無線通信の変復調方式として、デジタル放送や無線LANに広く利用されているOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変復調方式がある。このOFDM変復調方式は、直交周波数によるサブキャリアを密に並べることで周波数利用効率が良く、また周波数選択性フェージングや反射波にも強いという特徴があり、次世代の移動通信での利用も検討されている。
OFDM変復調方式におけるデータ伝送において、OFDM変調された信号を復調するためには、伝送先(受信側)がOFDMシンボルの境界を検出する必要がある。OFDMシンボルの境界を検出する方法としては、ガード時間とOFDM変調信号との相関に基づいて、当該境界を検出する方法もあるが、反射などに起因して遅延波が存在すると検出精度が落ちるため、多くの場合、伝送元(送信側)が、送信される音響信号にシンボル同期用の信号を追加する。
特許文献1には、このOFDM変復調方式を音響信号に応用し、音響信号にデータを重畳してデータを伝送するシステムが記載されている。無線通信のOFDM変復調と同様に、OFDM変調信号とシンボル同期用の信号とが音響信号に重畳されるが、利用可能な周波数帯域が狭いので、シンボル同期用の信号は拡散させて音響信号と同じ周波数帯域に重畳させている。
特開2007−104598号公報
しかしながら、特許文献1に記載の伝送システムでは、周囲の雑音や音声等によってシンボル同期用の信号を検出することが難しくなる場合があり、その場合、シンボル同期に失敗してOFDM変調信号を復調できなくなるおそれがある。
本発明は、上記課題を考慮し、シンボル同期を必要とせずにOFDM復調を行うことが可能なOFDM変復調方法、OFDM変調装置およびOFDM復調装置を提供することを目的とする。
発明に係るOFDM変復調方法は、以下のように記載することもできる。本発明に係るOFDM変復調方法は、OFDM変復調によりデータを伝送元から伝送先へ伝送する伝送システムにおけるOFDM変復調方法であって、伝送元が、OFDM変調されたデータシンボルの後方に、前記データシンボルを複製することによって生成したコピーシンボルを付加し、前記データシンボルの前方及びコピーシンボルの後方にOFDM変調におけるガードインターバルを付加することで、シンボル区間を伸張する伸張ステップ(図7のステップS1)と、伝送元が、伸張されたシンボル区間を含むOFDM変調シンボルを伝送先へ伝送する伝送ステップ(図7のステップS2)と、伝送先が、伝送元からのOFDM変調シンボルを受信し、受信したOFDM変調シンボルに対し、前記OFDM変調におけるデータシンボルのシンボル長と前記OFDM変調における1つのガードインターバルのガード時間とを加算した長さに相当する時間だけ間隔の空いた2つの時点からOFDM復調を試行する復調試行ステップ(図7のステップS3)と、伝送先が、前記2つの時点からのOFDM復調の各々について誤りビット値を訂正し、訂正された結果に基づいて復調が正常に行われたか否かを判定する判定ステップ(図7のステップS41)と、伝送先が、復調が正常に行われたと判定された復調結果を、採用すべきOFDM復調の復調結果として選択する結果選択ステップ(図7のステップS42)と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るOFDM変復調方法が適用される伝送システムは、OFDM変調がなされたデータを音響信号に重畳することで、前記音響信号とともに前記データを伝送するシステムであることが望ましい。
本発明は、以下のように、OFDM復調装置に係る発明として、記載することもできる。
また、本発明に係るOFDM復調装置は、以下のように記載することもできる。即ち、本発明に係るOFDM復調装置は、OFDM変復調によりデータを伝送元から伝送先へ伝送する伝送システムにて、前記伝送先に設けられOFDM復調を行うOFDM復調装置であって、伝送元から送信された、OFDM変調されたデータシンボルと、前記データシンボルを複製することによって生成され前記データシンボルの後方に付加されたコピーシンボルと、前記データシンボルの前方及びコピーシンボルの後方に付加されたOFDM変調におけるガードインターバルと、を含むOFDM変調シンボルを受信し、受信したOFDM変調シンボルに対し、OFDM変調におけるデータシンボルのシンボル長と前記OFDM変調における1つのガードインターバルのガード時間とを加算した長さに相当する時間だけ間隔の空いた2つの時点からOFDM復調を試行する復調試行手段と、前記復調試行手段による前記2つの時点からのOFDM復調の各々について、誤りビット値を訂正し、訂正された結果に基づいて復調が正常に行われたか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により復調が正常に行われたと判定された復調結果を、採用すべきOFDM復調の復調結果として選択する結果選択手段と、を備えることを特徴とする。
このとき、前記伝送システムは、OFDM変調がなされたデータを音響信号に重畳することで、前記音響信号とともに前記データを伝送するシステムであることが望ましい。
本発明によれば、シンボル同期を必要とせずにOFDM復調を行うことが可能になる。特に、シンボル同期用に周波数帯域を確保することが困難な伝送システム(例えば可聴音帯域を利用した音響通信システム等)の場合に非常に有効となる。
従来のOFDMシンボルの構成および本発明を適用したOFDMシンボルの構成を示す図である。 本発明に係るOFDMシンボル構成におけるOFDM復調方法の一例を示す図である。 送信装置の機能ブロック図である。 受信装置の機能ブロック図である。 OFDM変調装置の機能ブロック図である。 OFDM復調装置の機能ブロック図である。 本発明に係るOFDM変復調方法の処理ステップを示す図である。 各装置のハードウェア構成図である。
まず、本発明を適用したOFDMシンボルの構成について説明する。図1(a)は、従来のOFDMシンボルの構成を示し、図1(b)は、本発明を適用したOFDMシンボルの構成を示す。図1(a)に示すように、従来のOFDMシンボルでは、OFDM変調によって生成されたデータシンボルの後方部分(図1(a)における破線Aで囲んだ部分)がコピーされてデータシンボルの前方に付加される。ここで付加された部分がGI(ガードインターバル)となる。GIは、マルチパス環境下においてもシンボル間干渉が起こらないようにするための区間である。
図1(b)に示すように、本発明を適用したOFDMシンボルでは、上記のGIと同様に、データシンボルを当該データシンボルの後方にもコピーする。一例として以下のような処理を行う。まず、従来のOFDMシンボルと同様にデータシンボルの後方部分(図1(b)における破線Aで囲んだ部分)を当該データシンボルの前方にコピーし、GIとする。次に、データシンボル全体をコピーして、当該データシンボルの後方に付加する。ここで付加された部分を「コピーシンボル」という。さらに、コピーシンボルの前方におけるGIと同じ長さの部分(図1(b)における破線Bで囲んだ部分)をコピーして、当該コピーシンボルの後方に付加する。以上の処理により、(GI+データシンボル長)の分だけ、シンボル区間が伸張したことになる。
図2には、本発明に係るOFDMシンボル構成におけるOFDM復調方法の一例を示す。従来のOFDM復調では、シンボル同期によってGIとデータシンボルとの境界を検出し、その境界点でOFDM復調を行う。しかし、本発明ではシンボル同期を行わないため、GIとデータシンボルとの境界を検出することは不可能である。そのため、本発明では、例えば(GI+データシンボル長)だけ離れた2点を任意に選び、選んだ2点をそれぞれ復調開始点としてOFDM復調を行う。図2の例では、(GI+データシンボル長)だけ離れた点Cと点Dを選び、これら点C、Dそれぞれを復調開始点としてOFDM復調を行う。
このように(GI+データシンボル長)だけ離れた2つの復調開始点C、Dを選ぶことにより、復調開始点Cからデータシンボル長だけの長さの区間E、復調開始点Dからデータシンボル長だけの長さの区間Fのうち何れかは、必ず、フレーム境界にまたがることなくデータシンボル区間内に入る。図2の例では、区間Fはフレーム境界にまたがってしまいデータシンボル区間内に入らないが、区間Eはフレーム境界にまたがることなくデータシンボル区間内に入る。そのため、OFDM復調が可能である。以上のように、(GI+データシンボル長)だけ離れた2点それぞれを復調開始点としてOFDM復調を行い、復調結果の良い方(例えばOFDM復調が可能であった方)を選択することで、データシンボル区間内のOFDM復調結果を必ず得ることができる。
以下、OFDM変調がなされたデータを音響信号に重畳して音響信号とともにデータを伝送する伝送システムに対し、本発明を適用した実施形態を説明する。
本実施形態に係る伝送システムは、伝送元となる送信装置30(図3)と、伝送先となる受信装置40(図4)とを含んで構成される。
図3に示すように、送信装置30は、入力された伝送データ信号31を誤り訂正符号で符号化する誤り訂正符号化装置32と、誤り訂正符号化装置32により符号化された符号化伝送信号33を、入力された音響信号34に重畳して合成音響信号36を生成するOFDM変調装置35(本発明に係るOFDM変調装置に相当)と、合成音響信号36を音波38として再生するスピーカ37と、を備える。
図4に示すように、受信装置40は、送信装置30から出力された音波38を受信して受信音響信号42を生成するマイクロフォン41と、受信音響信号42を復調して受信伝送信号44を生成する復調装置50と、受信伝送信号44の誤りを訂正して伝送データ信号を生成し出力する誤り訂正復号化装置60と、を備える。なお、本発明に係るOFDM復調装置は、復調装置50と誤り訂正復号化装置60とを含んだ構成(図4のOFDM復調装置43)に相当する。
上記の送信装置30の要部を成すOFDM変調装置35と、受信装置40の要部を成すOFDM復調装置43とを含んだシステムを想定した場合、かかるシステムはOFDM変復調システムに相当する。
以下、OFDM変復調システムを構成するOFDM変調装置35およびOFDM復調装置43について、機能ブロック構成を説明する。
図5に示すように、OFDM変調装置35は、入力されたシングルビットストリームの符号化伝送信号33をパラレルビットストリームに変換するシリアル−パラレル変換部(以下「S/P変換部」という)35Aと、入力された音響信号34のスペクトルを分析し、当該分析結果に基づいて、変調対象の各サブキャリア39の振幅を調節することで、生成されるOFDM変調信号を音響信号34に近い音に変形するスペクトル包絡振幅調整部35Dと、S/P変換部35Aによりパラレルビットストリームに変換されたパラレル伝送ビットを各サブキャリア39の周波数のスペクトル係数として割り当てて逆フーリエ変換することで、スペクトル包絡振幅調整部35Dによる振幅調節後の各サブキャリア39を変調し、変調後の各サブキャリアの信号を合成してデータシンボルを形成するデータシンボル形成部35Bと、データシンボル形成部35Bにより形成されたデータシンボルの後方の所定区間を複製してGI(ガード時間)として当該データシンボルの前方に連結させることで、GIおよびデータシンボルから成る信号(以下「ガード時間信号」という)を生成するガード時間信号生成部35Cと、生成されたガード時間信号について、GIとデータシンボル長とを加算した長さだけ当該データシンボルを複製してガード時間信号の後方に連結させることで、ガード時間信号におけるシンボル区間を伸張するデータシンボルコピー生成部35Fと、スペクトル包絡振幅調整部35Dから音響信号34を受け取り、音響信号34に対しOFDM周波数帯を除去し、除去後の音響信号を出力するバンドパスフィルタ35Eと、バンドパスフィルタ35Eによる除去後の音響信号と、データシンボルコピー生成部35Fによりシンボル区間が伸張された信号とを加算し合成する加算器35Gと、加算器35Gによる合成後の信号をアナログ信号に変換し合成音響信号36として出力するD/A変換部35Hと、を備える。
図6に示すように、OFDM復調装置43は、前述したように、復調装置50と誤り訂正復号化装置60とを含んでいる。このうち復調装置50は、マイクロフォン41(図4)で受信されたアナログの受信音響信号42をデジタル信号に変換するA/D変換部51と、変換後のデジタル信号からOFDM変調信号を抽出するバンドパスフィルタ52と、抽出されたOFDM変調信号から、当該OFDM変調信号に対しデータシンボル長とGIの合計時間だけ遅延させた信号と、遅延させない信号、の2つの信号を生成する信号生成部53と、上記遅延させた信号に対してサブキャリア58で復調処理を行う第1の復調処理部54と、第1の復調処理部54による復調処理後のパラレル伝送ビットをシングルビットストリームに変換し、第1の受信伝送信号として出力する第1のパラレル−シリアル変換部(以下「第1のP/S変換部」という)55と、上記遅延させない信号に対してサブキャリア59で復調処理を行う第2の復調処理部56と、第2の復調処理部56による復調処理後のパラレル伝送ビットをシングルビットストリームに変換し、第2の受信伝送信号として出力する第2のパラレル−シリアル変換部(以下「第2のP/S変換部」という)57と、を備える。なお、信号生成部53は、OFDM変調信号に対しデータシンボル長とGIの合計時間だけ遅延させる処理を行う遅延部53Aを内蔵している。
誤り訂正復号化装置60は、第1の受信伝送信号および第2の受信伝送信号のそれぞれについてViterbi復号法(ヴィタビ復号法)に基づき誤りビットを訂正するViterbi復号部(ヴィタビ復号部)61と、Viterbi復号部61により訂正された第1の受信伝送信号および第2の受信伝送信号を受け取り、第1の受信伝送信号および第2の受信伝送信号のそれぞれについて復調が正常に行われたか否かを判定し、復調が正常に行われたと判定された復調結果を、採用すべきOFDM復調の復調結果として選択し、伝送データ信号45として出力するCRC(Cyclic Redundancy Check)検査部62と、を備える。
以下、本発明に係るOFDM変調装置に相当するOFDM変調装置35と、本発明に係るOFDM復調装置に相当するOFDM復調装置43について、動作を説明する。
図5に示すOFDM変調装置35では、S/P変換部35Aが、入力されたシングルビットストリームの符号化伝送信号33をパラレルビットストリームに変換する。また、スペクトル包絡振幅調整部35Dが、生成されるOFDM変調信号を音響信号34に近い音に変形するべく、入力された音響信号34のスペクトルを分析し、当該分析結果に基づいて変調対象の各サブキャリア39の振幅を調節する。そして、データシンボル形成部35Bが、S/P変換部35Aによりパラレルビットストリームに変換されたパラレル伝送ビットを各サブキャリア39の周波数のスペクトル係数として割り当てて逆フーリエ変換することで、スペクトル包絡振幅調整部35Dによる振幅調節後の各サブキャリア39を変調し、変調後の各サブキャリアの信号を合成してデータシンボルを形成する。
ガード時間信号生成部35Cは、データシンボル形成部35Bにより形成されたデータシンボルの後方の所定区間を複製してGIとして当該データシンボルの前方に連結させることで、GIおよびデータシンボルから成るガード時間信号を生成し、さらに、データシンボルコピー生成部35Fは、生成されたガード時間信号について、GIとデータシンボル長とを加算した長さだけ当該データシンボルを複製してガード時間信号の後方に連結させることで、ガード時間信号におけるシンボル区間を伸張する。
具体的には、図1(b)に示すように、ガード時間信号生成部35Cが、従来のOFDMシンボルと同様にデータシンボルの後方部分(図1(b)における破線Aで囲んだ部分)を複製して、GIとして当該データシンボルの前方に連結させることで、GIおよびデータシンボルから成るガード時間信号を生成した後、データシンボルコピー生成部35Fが、データシンボル全体をコピーし、コピーで得られたコピーシンボルを当該データシンボルの後方に付加する。さらに、データシンボルコピー生成部35Fは、コピーシンボルの前方におけるGIと同じ長さの部分(図1(b)における破線Bで囲んだ部分)をコピーして、当該コピーシンボルの後方に付加する。以上の処理により、(GI+データシンボル長)の分だけ、シンボル区間が伸張したことになる。
一方、バンドパスフィルタ35Eは、スペクトル包絡振幅調整部35Dから音響信号34を受け取り、音響信号34に対しOFDM周波数帯を除去し、除去後の音響信号を出力する。そして、加算器35Gは、バンドパスフィルタ35Eによる除去後の音響信号と、データシンボルコピー生成部35Fによりシンボル区間が伸張された信号とを加算して合成し、D/A変換部35Hは、加算器35Gによる合成後の信号をアナログ信号に変換し、合成音響信号36として出力する。合成音響信号36は、図3のスピーカ37によって、音波38として再生され出力される。
一方、受信装置40では、マイクロフォン41(図4)が送信装置30からの音波38を受信し、当該音波38をアナログの受信音響信号42に変換して、図6に示すOFDM復調装置43に出力する。OFDM復調装置43では、A/D変換部51が、入力された受信音響信号42をデジタル信号に変換し、バンドパスフィルタ52が、変換後のデジタル信号からOFDM変調信号を抽出する。そして、信号生成部53が、抽出されたOFDM変調信号から、当該OFDM変調信号に対しデータシンボル長とGIの合計時間だけ遅延させた信号と、何も遅延させない信号、の2つの信号を生成する。
第1の復調処理部54は、上記遅延させた信号に対してサブキャリア58で復調処理を行い、第1のP/S変換部55は、第1の復調処理部54による復調処理後のパラレル伝送ビットをシングルビットストリームに変換し、第1の受信伝送信号として出力する。
同様に、第2の復調処理部56は、上記遅延させない信号に対してサブキャリア59で復調処理を行い、第2のP/S変換部57は、第2の復調処理部56による復調処理後のパラレル伝送ビットをシングルビットストリームに変換し、第2の受信伝送信号として出力する。
上記の第1の受信伝送信号および第2の受信伝送信号が誤り訂正復号化装置60のViterbi復号部61に入力されると、Viterbi復号部61は、第1の受信伝送信号および第2の受信伝送信号のそれぞれについて誤りビットを訂正し、CRC検査部62は、訂正された第1の受信伝送信号および第2の受信伝送信号を受け取り、第1の受信伝送信号および第2の受信伝送信号のそれぞれについて復調が正常に行われたか否かを判定する。ここで、CRC検査部62は、復調が正常に行われたと判定された復調結果を、採用すべきOFDM復調の復調結果として選択し、選択した復調結果を伝送データ信号45として出力する。
上記のようにOFDM復調装置43では、第1の復調処理部54および第2の復調処理部56により、(GI+データシンボル長)だけ離れた2点をそれぞれ復調開始点とするOFDM復調が行われる。図2を用いて前述したように、(GI+データシンボル長)だけ離れた点Cと点Dを選び、これら点C、Dそれぞれを復調開始点としてOFDM復調を行う場合、復調開始点Cからデータシンボル長だけの長さの区間E、復調開始点Dからデータシンボル長だけの長さの区間Fのうち何れかは、必ず、フレーム境界にまたがることなくデータシンボル区間内に入る。図2の例では、区間Fはフレーム境界にまたがってしまいデータシンボル区間内に入らないが、区間Eはフレーム境界にまたがることなくデータシンボル区間内に入る。そのため、OFDM復調が可能である。
以上のように、OFDM復調装置43では、(GI+データシンボル長)だけ離れた2点それぞれを復調開始点としてOFDM復調を行い、復調結果の良い方(例えばOFDM復調が可能であった方)を選択することで、データシンボル区間内のOFDM復調結果を必ず得ることができる。即ち、シンボル同期を必要とせずにOFDM復調を行うことが可能である。
なお、上記実施形態では、OFDM変調装置においてデータシンボルを伸張させる長さを(GI+データシンボル長)とし、OFDM復調装置において(GI+データシンボル長)だけ離れた2点をそれぞれ復調開始点としてOFDM復調を行う例を説明したが、本発明はこの例に限定されるものではない。例えば、OFDM変調装置においてデータシンボルを伸張させる長さを((GI+データシンボル長)/2)とし、OFDM復調装置において間隔が((GI+データシンボル長)/2)とされた3点をそれぞれ復調開始点としてOFDM復調を行ってもよい。この場合、上記3点をそれぞれ復調開始点とするOFDM復調のうち、何れか1つは正常に実行されるため、OFDM復調が可能であった場合の復調結果を選択することで、データシンボル区間内のOFDM復調結果を必ず得ることができる。即ち、シンボル同期を必要とせずにOFDM復調を行うことが可能である。
ところで、図3、図4に示す各装置(即ち、誤り訂正符号化装置32、OFDM変調装置35、復調装置50、誤り訂正復号化装置60のそれぞれ)は、ハードウェアの観点からみると、例えば、図8に示す構成を備えている。即ち、各装置は、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムなどを実行するCPU81と、ROM及びRAMで構成される主記憶部82と、不揮発性メモリなどで構成される補助記憶部83と、他の装置との信号のやりとりを制御する通信制御部84と、情報の表示や情報の印刷出力などを行う出力部85と、文字・数字入力及び実行指示を行うためのキーで構成される操作部86と、を含んで構成される。また、他の態様として、ハードウェアの観点からみて、復調装置50と誤り訂正復号化装置60を含むOFDM復調装置43全体が、図8のハードウェア構成を備えた1つの装置を成すこととしてもよい。また、他の態様として、送信装置30全体が、図8のハードウェア構成を備えた1つの装置を成し、受信装置40全体が、図8のハードウェア構成を備えた1つの装置を成すこととしてもよい。
30…送信装置、31…伝送データ信号、32…誤り訂正符号化装置、33…符号化伝送信号、34…音響信号、35…OFDM変調装置、35A…S/P変換部、35B…データシンボル形成部、35C…ガード時間信号生成部、35D…スペクトル包絡振幅調整部、35E…バンドパスフィルタ、35F…データシンボルコピー生成部、35G…加算器、35H…D/A変換部、36…合成音響信号、37…スピーカ、38…音波、39…サブキャリア、40…受信装置、41…マイクロフォン、42…受信音響信号、43…OFDM復調装置、44…受信伝送信号、45…伝送データ信号、50…復調装置、51…A/D変換部、52…バンドパスフィルタ、53…信号生成部、53A…遅延部、54…第1の復調処理部、55…第1のP/S変換部、56…第2の復調処理部、57…第2のP/S変換部、58、59…サブキャリア、60…誤り訂正復号化装置、61…Viterbi復号部、62…CRC検査部、81…CPU、82…主記憶部、83…補助記憶部、84…通信制御部、85…出力部、86…操作部。

Claims (4)

  1. OFDM変復調によりデータを伝送元から伝送先へ伝送する伝送システムにおけるOFDM変復調方法であって、
    伝送元が、OFDM変調されたデータシンボルの後方に、前記データシンボルを複製することによって生成したコピーシンボルを付加し、前記データシンボルの前方及びコピーシンボルの後方にOFDM変調におけるガードインターバルを付加することで、シンボル区間を伸張する伸張ステップと、
    伝送元が、伸張されたシンボル区間を含むOFDM変調シンボルを伝送先へ伝送する伝送ステップと、
    伝送先が、伝送元からのOFDM変調シンボルを受信し、受信したOFDM変調シンボルに対し、前記OFDM変調におけるデータシンボルのシンボル長と前記OFDM変調における1つのガードインターバルのガード時間とを加算した長さに相当する時間だけ間隔の空いた2つの時点からOFDM復調を試行する復調試行ステップと、
    伝送先が、前記2つの時点からのOFDM復調の各々について誤りビット値を訂正し、訂正された結果に基づいて復調が正常に行われたか否かを判定する判定ステップと、
    伝送先が、復調が正常に行われたと判定された復調結果を、採用すべきOFDM復調の復調結果として選択する結果選択ステップと、
    を備えるOFDM変復調方法。
  2. 前記伝送システムは、OFDM変調がなされたデータを音響信号に重畳することで、前記音響信号とともに前記データを伝送するシステムであることを特徴とする請求項に記載のOFDM変復調方法。
  3. OFDM変復調によりデータを伝送元から伝送先へ伝送する伝送システムにて、前記伝送先に設けられOFDM復調を行うOFDM復調装置であって、
    伝送元から送信された、OFDM変調されたデータシンボルと、前記データシンボルを複製することによって生成され前記データシンボルの後方に付加されたコピーシンボルと、前記データシンボルの前方及びコピーシンボルの後方に付加されたOFDM変調におけるガードインターバルと、を含むOFDM変調シンボルを受信し、受信したOFDM変調シンボルに対し、OFDM変調におけるデータシンボルのシンボル長と前記OFDM変調における1つのガードインターバルのガード時間とを加算した長さに相当する時間だけ間隔の空いた2つの時点からOFDM復調を試行する復調試行手段と、
    前記復調試行手段による前記2つの時点からのOFDM復調の各々について誤りビット値を訂正し、訂正された結果に基づいて復調が正常に行われたか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により復調が正常に行われたと判定された復調結果を、採用すべきOFDM復調の復調結果として選択する結果選択手段と、
    を備えるOFDM復調装置。
  4. 前記伝送システムは、OFDM変調がなされたデータを音響信号に重畳することで、前記音響信号とともに前記データを伝送するシステムであることを特徴とする請求項に記載のOFDM復調装置。
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