JP4833024B2 - 通信システム、通信装置及び通信方法 - Google Patents
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図1は、本発明の実施の形態に係る通信システムにおける通信装置のブロック図である。
図1に示すように、通信装置1は、逆高速フーリエ変換(IFFT)部11、ガードインターバル付加部12、パラレル/シリアル変換部13、D/Aコンバータ14、無線周波数(RF)信号に周波数変換するRF部15、を備える送信部10と、無線周波数(RF)信号を周波数変換するRF部21、A/Dコンバータ22、シリアル/パラレル変換部23、相関演算部24、ガードインターバル除去部25、高速フーリエ変換(FFT)部26、を備える受信部20と、を備えている。
そして、逆高速フーリエ変換(IFFT)部11の出力は、ガードインターバル付加部12に供給される。
図2に示すように、相関演算部24において、シンボル抜出部24−1は前記デジタル信号から自己相関シンボルを抜き出し、自己相関部24−2は抜き出したシンボルで自己相関を行う。そして、ピーク検波部24−3はピーク検波を行い、シンボルタイミング抽出部24−4はピーク検波された信号からシンボルタイミングを抽出する。ここで抽出されたシンボルタイミング信号は後述のガードインターバル除去部25に送出される。
高速フーリエ変換(FFT)部26は、入力される時間領域の受信データをFFT演算を施すことによって周波数領域の受信データに変換する。
図3はデータを含むガードインターバルを付加する動作のフロー図であり、図4及び図5はガードインターバルを付加する動作を複素平面上の信号点配置で示した説明図である。なお、図4はGIをGI元から転置せずにそのまま付加した場合、図5はGIをGI元から転置して付加した場合を示す。
すなわち、図5において、左図に示される黒丸であるGI元(伝送データの有効シンボル期間の後部データ)を右図のように転置して(180°位相をずらして)、シンボルの先頭に付加する。
すなわち、図4において、左図に示される黒丸であるGI元(伝送データの有効シンボル期間の後部データ)を右図のように転置せずにそのままの状態でシンボルの先頭に付加する。
図6はガードインターバルからデータを抽出する動作のフロー図であり、図7はガードインターバルからデータを抽出する動作を複素平面上の信号点配置で示した説明図である。
次に、受信部20の相関演算部24は、ガードインターバル(GI)とガードインターバル(GI)元の複素共役で相関演算を実行し相関ベクトルを求める(ステップS12)、次に、複素共役で畳み込むことで現れる相関ベクトルの成分が虚数成分(Image)であるか、実数成分(Real)であるかを判断する(ステップS13)。
すなわち、従来サブチャネルペイロードで送っていた、ACKCH、MI(変調クラス)、PC(パワーコントロール)等の情報をガードインターバルを利用して送信することができる。よって、本実施の形態の通信システムによれば、その空いた分のペイロードのデータ量を増やすことが出来る。
10 送信部
12 ガードインターバル付加部
20 受信部
24 相関演算部
24−1 シンボル抜出部
24−2 自己相関部
24−3 ピーク検波部
24−4 シンボルタイミング抽出部
24−5 ピーク成分検出部
24−6 ビット変換部
Claims (4)
- OFDM方式で通信を行う通信システムにおいて、
送信するデータに関して有効シンボル期間の後部データを当該有効シンボル期間の先頭に180°位相をずらしてガードインターバルとして付加するか、または、180°位相をずらさずに付加するガードインターバル付加部を含み、該ガードインターバルを含むデータを送信する送信部と、
前記送信されたデータを受信し、前記ガードインターバルとガードインターバル元である前記有効シンボル期間の後部データとの複素共役で相関演算を実行し、この相関演算の結果である相関ベクトルに応じた成分のデータを抽出する相関演算部と、
を備えることを特徴とする通信システム。 - 前記ガードインターバル付加部は、送信データが第1の値である場合は、有効シンボル期間の後部データを当該有効シンボル期間の先頭に180°位相をずらしてガードインターバルとして付加し、前記送信データが第2の値の場合は、有効シンボル期間の後部データを180°位相をずらさずに当該有効シンボル期間の先頭にガードインターバルとして付加し、
前記相関演算部は、相関演算の結果である相関ベクトルの成分が虚数の場合は、前記第1の値を抽出し、前記相関ベクトルの成分が実数の場合は、前記第2の値を抽出することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。 - ODFDM方式で通信を行う通信装置であって、
送信するデータに関して有効シンボル期間の後部データを当該有効シンボル期間の先頭に180°位相をずらしてガードインターバルとして付加するか、または、180°位相をずらさずに付加するガードインターバル付加部を含み、該ガードインターバルを含む前記データを送信する送信部と、
ガードインターバルが付加されたデータを受信し、前記ガードインターバルとガードインターバル元である前記有効シンボル期間の後部データとの複素共役で相関演算を実行し、この相関演算の結果である相関ベクトル成分に応じたデータを抽出する相関演算部とを備えることを特徴とする通信装置。 - OFDM方式のデータ送信において、
ガードインターバルとして付加する送信データの有効シンボル期間の後部データが第1の値であるか、あるいは、第2の値であるかを判断するステップと、
判断された送信データが前記第1の値の場合は、前記ガードインターバルを180°位相をずらして付加するステップと、
判断された送信データが前記第2の値の場合は、前記ガードインターバルを180°位相をずらさないで付加するステップと、
前記ガードインターバルを含むデータを送信するステップと、
前記送信されたデータを受信するステップと、
前記ガードインターバルとガードインターバル元である前記有効シンボル期間の後部データとの複素共役で相関演算を実行するステップと、
前記相関演算により得られた相関ベクトルの成分が虚数の場合は、データとして前記第1の値を抽出するステップと、
前記相関ベクトルの成分が実数の場合は、データとして前記第2の値を抽出するステップと、を含むことを特徴とする通信方法。
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JP2006294982A JP4833024B2 (ja) | 2006-10-30 | 2006-10-30 | 通信システム、通信装置及び通信方法 |
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