JPWO2008012879A1 - ポインティングデバイスと共に用いられる入力制御装置および入力制御方法 - Google Patents

ポインティングデバイスと共に用いられる入力制御装置および入力制御方法 Download PDF

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Abstract

画面上においてポインタにより指し示されている指示位置の座標データを記憶部に記憶しておき、操作スイッチ(ボール)が押されたときには、およそ操作スイッチが押された時点から所定時間前の座標データを記憶部から読み出し、その座標データに対応する指示位置に関連づけられた処理を実行する。

Description

本発明は、ポインティングデバイスの操作に従って、画面上のポインタまたはハイライトなどを移動させ、ポインタまたはハイライトにより指し示された処理を実行する入力制御装置および入力制御方法に関する。
グラフィックユーザーインターフェース(GUI)は、パーソナルコンピュータに広く用いられている。最近では、DVDレコーダ、ハードディスクドライブレコーダ、携帯型音楽プレーヤなどのAV(Audio-Visual)機器や、カーナビゲーションシステムなどにもグラフィックユーザーインターフェースが用いられるようになってきた。
グラフィックユーザーインターフェースには入力装置としてポインティングデバイスが用いられる。ポインティングデバイスの中で最も広く普及しているのはマウスである。しかし、トラックボール、タッチパッドおよびジョイスティックなどのポインティングデバイスも普及している。
さて、通常のトラックボールにおいては、ボールと操作スイッチとがそれぞれ離れた場所に設けられている。このため、ユーザは、通常、トラックボールのボールと操作スイッチの2つの操作素子に順次に触れて、レコーダやパーソナルコンピュータなどの被操作装置を操作する。
例えば、グラフィックユーザーインターフェースを用いたパーソナルコンピュータを通常のトラックボールにより操作するとき、ユーザは、まず、このトラックボールに設けられたボールを指で回転させ、これにより画面中に表示されたポインタをアイコン上に移動させる。次に、ユーザは、トラックボールにおいてボールとは離れた場所に設けられた操作スイッチを押す(例えばクリックまたはダブルクリックする)。これによりアイコンに関連づけられた処理が実行される。
他方、特開平1-290021号公報には、ポインタの移動もアイコンに関連づけられた処理の実行も、ボールに触れるだけで操作することができるトラックボールが記載されている。
このトラックボールでは、ボールの直下に操作スイッチが配置されている。そして、ユーザによりボールが押し込まれ、このボールが下方向に移動すると、このボールにより操作スイッチが押される仕組みになっている。このようなトラックボールを用いた場合、ユーザは、まずボールを回転させ、これにより画面中に表示されたポインタをアイコン上に移動させ、続いてこのボールを押し込む。これだけでアイコンに関連づけられた処理が実行される。
他方、特開2000-311052号公報には、上下に移動可能なタッチパッドの下方に操作スイッチを設け、タッチパッドが押し込まれることにより操作スイッチが押される仕組みを備えたポインティングデバイスが記載されている。
特開平1-290021号公報 特開2000-311052号公報
ところで、特開平1-290021号公報に記載されたトラックボールのように、ボールを押し込んで操作スイッチを押すタイプのトラックボールでは、ユーザがボールを押し込むときに、ボールが回転してしまい、このため、画面中のポインタの位置がずれてしまう場合がある。この場合、被操作装置において、ユーザの意図した処理が実行されなくなる。このような事態は、グラフィックユーザーインターフェースの操作性の低下を招き、好ましくない。
このような位置ずれは、特開2000-311052号公報に記載されたタッチパッドなど、ユーザが1つの操作素子に触れるだけで、ポインタの移動と操作スイッチの押下とを行うことが可能な構造を有する他のポインティングデバイスにおいても起こりえる。
また、このような位置ずれは、ユーザがポインティングデバイスを机上に置いた状態で操作する場合よりも、ポインティングデバイスを手で持ち上げて操作する場合の方が起こりやすい。例えば、ポインティングデバイスが設けられたリモートコントローラ(以下、「リモコン」という。)をユーザが操作する場合には、ポインタの位置ずれが起こりやすい。
一方、通常のトラックボールやマウスのように、ボールと操作スイッチとがそれぞれ離れた場所に設けられており、ユーザがこれら2つの操作素子に別々に触れて被操作装置の操作を行うタイプのポインティングデバイスにおいても、操作スイッチを押したときにボールやマウスが動いてしまい、この結果、画面中のポインタの位置がずれてしまうといった事態が生じ得る。
本発明は上記に例示したような問題点に鑑みなされたものであり、本発明の第1の課題は、操作スイッチを押したときに生じるポインタやハイライトなどの指示標示の移動によってユーザの意図した処理が実行されないという事態が生じるのを抑えることができ、これによりユーザーインターフェース、ポインティングデバイスまたは被操作装置の操作性を高めることができる入力制御装置、入力制御方法およびコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明の第2の課題は、ユーザが1つの操作素子に触れるだけで、指示標示の移動と操作スイッチの押下とを行うことが可能な構造を有するポインティングデバイスの操作性を高めることができる入力制御装置、入力制御方法およびコンピュータプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために請求の範囲第1項に記載の入力制御装置は、ポインティングデバイスの操作に従って、画面中の指示位置の移動および前記指示位置に関連づけられた処理の実行を制御する入力制御装置であって、前記指示位置を移動させるための移動制御信号と、前記ポインティングデバイスに設けられた操作スイッチが押されたことを示す操作スイッチ信号とを前記ポインティングデバイスから受け取る受け取り手段と、前記受け取り手段により受け取られた移動制御信号に基づいて移動後の前記指示位置を示す座標データを生成する座標データ生成手段と、前記座標データ生成手段により生成された座標データが示す前記移動後の指示位置上に指示標示を表示する表示手段と、前記座標データ生成手段により生成された座標データを蓄積する第1蓄積手段と、前記操作スイッチ信号が前記受け取り手段により受け取られたとき、当該操作スイッチ信号が受け取られた時点から所定時間前に生成された前記座標データを前記第1蓄積手段から読み取り、この座標データが示す過去の指示位置に関連づけられた処理を実行する実行手段とを備えている。
上記課題を解決するために請求の範囲第6項に記載の入力制御方法は、ポインティングデバイスの操作に従って、画面中の指示位置の移動および前記指示位置に関連づけられた処理の実行を制御する入力制御方法であって、前記指示位置を移動させるための移動制御信号を前記ポインティングデバイスから受け取る第1受け取り工程と、前記第1受け取り工程において受け取られた移動制御信号に基づいて生成された、移動後の前記指示位置を示す座標データを記憶装置に蓄積する蓄積工程と、前記ポインティングデバイスに設けられた操作スイッチが押されたことを示す操作スイッチ信号を受け取る第2受け取り工程と、前記第2受け取り工程において操作スイッチ信号が受け取られたとき、当該操作スイッチ信号が受け取られた時点から所定時間前に生成された前記座標データを前記記憶装置から読み取り、この座標データが示す過去の指示位置に関連づけられた処理を実行する実行工程とを備えている。
上記課題を解決するために請求の範囲第7項に記載のコンピュータプログラムは、請求の範囲第6項に記載の入力制御方法をコンピュータに実行させる。
レコーダ、リモコンおよびディスプレイ装置を示す斜視図である。 図1中のディスプレイ装置の画面に表示されたメニュー、ポインタおよびアイコンなどを示す説明図である。 図2中のディスプレイ装置の画面中において指示位置(ポインタ)がアイコンに向かって移動する様子を示す説明図である。 本発明の入力制御装置の第1実施形態であるレコーダの内部構造を示すブロック図である。 図4中の入出力制御部のより具体的な実施形態である入出力制御回路を示すブロック図である。 図4中のレコーダにおける位置ずれキャンセル処理を示すフローチャートである。 図1中のリモコンの内部構造を示すブロック図である。 図1中の矢示A−A方向から見たリモコンの断面図である。 本発明の入力制御装置の第2実施形態であるレコーダの内部構造を示すブロック図である。 指示位置の移動速度の変化を示すグラフである。 指示位置の移動速度の変化を示すグラフである。 指示位置の移動速度の変化を示すグラフである。 指示位置の移動速度の変化を示すグラフである。 指示位置の移動速度の変化を示すグラフである。 指示位置の移動速度の変化を示すグラフである。 図9中のレコーダにおける位置ずれキャンセル処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1、70 レコーダ
2A 画面
15 ポインタ
20、80 入出力制御部
21、81 通信部
22、82 座標データ生成部
23、83 ポインタ表示部
24、85 記憶部
25、86 実行制御部
26、87 総合制御部
50 トラックボール
51 ボール
54 操作スイッチ
84 移動速度算定部
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、レコーダ、リモコンおよびディスプレイ装置を示している。
図1中のレコーダ1は、本発明の入力制御装置の第1実施形態である。レコーダ1は例えばテレビチューナ内蔵のハードディスクドライブレコーダである。レコーダ1は、テレビ放送局から送信された番組コンテンツデータを受信し、これをハードディスクに記憶するといった、レコーダとしての通常の機能を備えている。さらに、レコーダ1は、レコーダ1を操作するためのグラフィックユーザーインターフェース機能を備えている。さらに、レコーダ1は、後述する位置ずれキャンセル機能を備えている。また、レコーダ1にはディスプレイ装置2が接続されている。
リモコン3は、レコーダ1を遠隔操作するための装置である。リモコン3は、レコーダ1と電波により無線通信を行う機能を備えており、電波を用いてレコーダ1を遠隔操作する。さらに、リモコン3には、トラックボール50が設けられている。ユーザはトラックボール50およびレコーダ1のグラフィックユーザーインターフェース機能を用いてレコーダ1を操作することができる。なお、レコーダ1およびリモコン3により入力制御システムが構成される。
図2はディスプレイ装置2の画面に表示されたメニュー、ポインタおよびアイコンなどを示している。これより、図2を用い、レコーダ1のグラフィックユーザーインターフェース機能を説明する。
図2に示すように、例えば、レコーダ1により受信するテレビ番組や、レコーダ1に記憶された番組コンテンツなどをユーザに選択させるとき、レコーダ1は、ディスプレイ装置2の画面2Aにメニューを表示する。さらに、レコーダ1は、例えばメニューのページを切り替えるためのボタンを表すアイコン11、12、13、14を表示する。さらに、レコーダ1は、画面2A中の指示位置を示すポインタ15を表示する。
ユーザは、リモコン3に設けられたトラックボール50のボール51を回転させることにより、指示位置を移動させることができる。レコーダ1は、指示位置とポインタ15が指し示す位置とが一致するように、ポインタ15を画面中において移動させる。
ユーザがトラックボール50のボール51を回転させ、これにより指示位置をいずれかのアイコン上に移動させ、ボール51を押し込むことにより操作スイッチ54(図8参照)を押すと、レコーダ1は、当該アイコンに割り当てられた処理を実行する。例えば、図2に示すように、ユーザがボール51を回転させ、指示位置をアイコン13上に移動させ、そしてボール51を押し込むと、レコーダ1は、メニューのページを切り替える。
図3は、ディスプレイ装置2の画面2A中において指示位置(ポインタ)がアイコンに向かって移動する様子を示している。これより、図3を用い、レコーダ1の位置ずれキャンセル機能について説明する。
位置ずれキャンセル機能とは、トラックボール50(ポインティングデバイス)の操作スイッチ54が押されたときに生じる指示位置の位置ずれを実質的にキャンセルする機能である。
位置ずれキャンセル機能を実現するために、レコーダ1は、画面2A中における指示位置を示す座標データを記憶部24(図4参照)に蓄積しておき、トラックボール50の操作スイッチ54がオンになったとき、概ねこの時点から所定の遡り時間前に生成された座標データを記憶部24から読み取り、この座標データが示す過去の指示位置に関連づけられた処理を実行する。
遡り時間は、ユーザが、トラックボール50のボール51を回転させることにより所望のアイコン上に指示位置を移動させる行為を終えてから操作スイッチ54がオンになるまでにかかる時間に設定される。一般に、指示位置が所望のアイコン上に定まったことをユーザが確認してから、ユーザが操作スイッチ54をオンにするまでの最短時間は、人間の反射神経の反応時間などを考慮するとおよそ200ミリ秒(ms)である。すなわち、グラフィックユーザーインターフェースによる操作の場合には、ユーザが画面上のポインティングを確認してから操作スイッチなどを押す。このため、この確認およびスイッチの押下に費やされる最短時間が人間の最短反応時間といわれる200ミリ秒程度になる。したがって、スイッチを押下する直前200ミリ秒以内にポインティングの位置が変化したとしても、人間はその変化を確認できないので、その変化は人間の意図に基づくものではないとみなすことができる。そこで、レコーダ1では、遡り時間が200ミリ秒に設定されている。もっとも、個人差などを考慮し、遡り時間をおよそ100ミリ秒ないしおよそ1秒の範囲内で調整してもよい。
位置ずれキャンセル機能によれば、トラックボール50の操作スイッチ54がオンになったとき、この時点における実際の指示位置ではなく、ユーザが指示位置を移動させる行為を終えた時点における指示位置に関連づけられた処理が実行される。すなわち、ユーザが指示位置を移動させる行為を終えた時点から操作スイッチ54がオンになった時点までの指示位置の移動、つまり位置ずれは実質的にキャンセルされる。
例えば、図3に示すように、ユーザがその意図するアイコン13に割り当てられた処理を実行することをレコーダ1に入力するとき、ユーザは、まず、トラックボール50のボール51を回転させ、これにより画面2A中における指示位置(ポインタ15)をアイコン13上に移動させる。この過程において、指示位置は、P1、P2、P3と移動する。次に、ユーザは、指示位置がアイコン13上にあることを確認し、そしてボール51を押し込み、操作スイッチ54をオンにする。
ユーザがボール51を押し込むとき、ボール51が回転してしまったとする。これにより、指示位置がP3からP4に移動し、この結果、指示位置がアイコン13から外れてしまい、指示位置がアイコン13から外れた位置P4にあるときに操作スイッチ54がオンになったとする。
しかし、指示位置のP3からP4への移動は、レコーダ1の位置ずれキャンセル機能により実質的にキャンセルされる。
すなわち、操作スイッチ54がオンになったとき、レコーダ1は、概ね操作スイッチ54がオンになった時点から200ミリ秒前に生成された座標データを記憶部24から読み取り、この座標データが示す指示位置に関連づけられた処理を実行する。概ね操作スイッチ54がオンになった時点から200ミリ秒前における指示位置は、アイコン13上の位置P3である。したがって、記憶部24から読み取られる座標データが示す指示位置は、位置P3である。この結果、位置P3に関連づけられた処理、すなわちアイコン13に関連づけられた処理が実行される。
図4はレコーダ1の内部構造を示している。
図4に示すように、レコーダ1は、入出力制御部20および主機能制御部30を備えている。
入出力制御部20は、リモコン3のトラックボール50の操作に従って、ディスプレイ装置2の画面2A中の指示位置の移動および指示位置に関連づけられた処理の実行を制御する。すなわち、入出力制御部20は、レコーダ1のグラフィックユーザーインターフェース機能を実現させる。さらに、入出力制御部20は、位置ずれキャンセル処理を行う。この位置ずれキャンセル処理により、位置ずれキャンセル機能が実現される。
主機能制御部30は、レコーダ1の、レコーダとしての通常の機能を実現する部分である。
入出力制御部20は、通信部21、座標データ生成部22、ポインタ表示部23、記憶部24、実行制御部25および総合制御部26を備えている。
通信部21は、リモコン3と電波による無線通信を行う。具体的には、通信部21は、移動制御信号および操作スイッチ信号をリモコン3から受け取る。通信部21は、例えば電波受信回路および電波送信回路を備えている。
移動制御信号は、ディスプレイ装置2の画面2A中において指示位置を移動させるための制御信号である。例えば、移動制御信号は、画面2A中の横方向における指示位置の移動量を示す制御信号と、画面2A中の縦方向における指示位置の移動量を示す制御信号とを含んでいる。より具体的には、移動制御信号は、トラックボール50のボール51のX方向における回転量を示すパルス信号と、トラックボール50のボール51のY方向における回転量を示すパルス信号とを含んでいる。
操作スイッチ信号は、トラックボール50の操作スイッチ54が押されたことを示す制御信号であり、例えばパルス信号である。後述するように、トラックボール50において、操作スイッチ54は、ボール51の直下に配置されており、ボール51が押し込まれることにより操作スイッチ54がオンになる。
座標データ生成部22は、通信部21により受け取られた移動制御信号に基づいて、移動後の指示位置を示す座標データを生成する。
座標データは、画面2Aの横方向(X方向)における位置を示す数値と、画面2Aの縦方向(Y方向)における位置を示す数値との組み合わせにより、画面2A中の位置を示すデータである。
ポインタ表示部23は、座標データ生成部22により生成された座標データが示す移動後の指示位置上にポインタを表示する。ポインタ表示部23は、指示位置とポインタが指し示す位置とが一致するように、少なくとも座標データが更新されるごとにポインタの表示処理を行う。これにより、指示位置が移動すると、これに追従してポインタも移動する。
記憶部24は、座標データ生成部22により生成された座標データを蓄積する。記憶部24は例えばRAM(Random Access Memory)である。
記憶部24には、座標データが所定の記憶単位時間ごとに記憶される。また、記憶部24には、座標データが、記憶された順番がわかるように記憶される。また、記憶部24には、少なくとも、現時点から所定の遡り時間前の時点までの座標データが保持される。例えば、記憶部24にはリングバッファ構造が形成され、新しい座標データが記憶されるごとに、遡り時間よりもさらに前の旧い座標データが削除される。
例えば、記憶単位時間が20ミリ秒であり、遡り時間が200ミリ秒であるとすると、記憶部24には、座標データが20ミリ秒ごとに記憶される。また、記憶部24には、現時点から200ミリ秒前の時点までの間に記憶された11個の座標データが保持される。また、記憶部24において、記憶された11個の座標データは、記憶された順番に従ってリングバッファ構造が形成されるように配列され、新しい座標データが記憶されるごとに、現時点から220ミリ秒前の時点に記憶された座標データが削除される。
実行制御部25は、操作スイッチ信号が通信部21により受け取られたとき、当該操作スイッチ信号が受け取られた時点から所定の遡り時間前に生成された座標データを記憶部24から読み取り、この座標データが示す過去の指示位置に関連づけられた処理を実行する。
遡り時間を示すデータは、ROMまたは記憶部24に記憶されている。実行制御部25は、ROMまたは記憶部24から遡り時間を示すデータを読み取り、このデータに基づいて記憶部24から読み取るべき座標データを決める。
総合制御部26は、入出力制御部20の構成要素21ないし25を制御する。例えば、総合制御部26は、記憶部24への座標データの記憶制御などを行う。
座標データ生成部22、ポインタ表示部23、実行制御部25および総合制御部26は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAMなどにより構成されている。すなわち、ROMには、座標データ生成部22、ポインタ表示部23、実行制御部25および総合制御部26の機能を実現するための指令などが記述されたプログラムが記憶されており、CPUはこのプログラムをROMから読み取り、これを実行する。また、CPUは、プログラムを実行するとき、作業メモリーなどとしてRAMを用いる。
図5は入出力制御部20のより具体的な実施形態である入出力制御回路を示している。
図5中の入出力制御回路40において、電波受信回路41および電波送信回路42は通信部21の具体例である。また、CPU43、ROM44およびRAM45は、座標データ生成部22、ポインタ表示部23、実行制御部25および総合制御部26の具体例である。また、RAM45は記憶部24の具体例でもある。
図6は、レコーダ1における位置ずれキャンセル処理の流れを示している。
位置ずれキャンセル処理は、レコーダ1のグラフィックユーザーインターフェースの機能が働いているときに、入出力制御部20により行われる。
まず、座標データ生成部22は、通信部21により受け取られた移動制御信号に基づいて、移動後の指示位置を示す座標データを生成し、ポインタ表示部23は、座標データ生成部22により生成された座標データが示す指示位置上にポインタを表示する。
続いて、総合制御部26は、座標データ生成部22により生成された座標データを記憶部24に記憶する(図6中のステップS1)。
続いて、総合制御部26は、通信部21により操作スイッチ信号が受け取られたか否かを判断する(ステップS2)。そして、総合制御部26は、操作スイッチ信号が受け取られるまでステップS1およびステップS2を繰り返す。
操作スイッチ信号が受け取られたときには(ステップS2:YES)、実行制御部25は、所定の遡り時間前の座標データを記憶部24から読み取る(ステップS3)。
続いて、実行制御部25は、読み取られた座標データの示す指示位置に関連づけられた処理を実行する(ステップS4)。
図7はリモコン3の内部構造を示している。図8は図1中の矢示A−A方向から見たリモコン3の断面を示している。
図7に示すように、リモコン3は、トラックボール50と、複数のボタン58(図1参照)およびスイッチ回路などを備えたボタンユニット59とを備えている。
トラックボール50は、ポインティングデバイスであり、レコーダ1のグラフィックユーザーインターフェース機能を実現するための入力装置である。ユーザは、トラックボール50およびボタン58を操作することにより、レコーダ1を遠隔操作することができる。
トラックボール50は、ボール51、ボール支持部52、回転検出部53、操作スイッチ54および通信部55を備えている。
ボール51は、図8に示すように、球体であり、リモコン3のケース57とボール支持部52との間に回転可能に支持されている。
回転検出部53は、ボール51のX方向における回転量およびY方向における回転量を検出し、これらの回転量に応じた移動制御信号を生成する。回転検出部53は、X方向におけるボール51の回転量を検出するための検出器と、Y方向におけるボール51の回転量を検出するための検出器とを備えている。そして、各検出器は、例えば、ボール51の表面に接触し、ボール51が回転すると自らも回転するローラと、このローラの回転量に応じた個数のパルスを有するパルス信号を生成する信号生成回路とを備えている。この場合、各信号生成回路により生成されるパルス信号が移動制御信号となる。なお、回転検出部53の各検出器として光学式の検出器を用いてもよい。
操作スイッチ54は、ボール51の直下に配置されている。そして、ボール51が押し込まれると、操作スイッチ54がオンになる。すなわち、ボール51は、ボール支持部52により上下方向に移動可能に支持されている。ボール51は、ボール支持部52に設けられたバネにより上方向に付勢されている。ユーザがボール51を下方向に押し込むと、ボール51がバネに抗して下方向に移動する。この結果、操作スイッチ54が押され、操作スイッチ54がオンになる。操作スイッチ54がオンになったとき、操作スイッチ54から操作スイッチ信号が出力される。
通信部55は、レコーダ1の通信部21と電波による無線通信を行う。通信部52は、例えば電波送信回路および電波受信回路により構成されている。移動制御信号および操作スイッチ信号は、通信部55を介してレコーダ1に送信される。
以上説明したとおり、レコーダ1では、ディスプレイ装置2の画面2A中の指示位置を示す座標データを生成し、この座標データを記憶部24に蓄積する。そして、操作スイッチ信号が受け取られたとき、操作スイッチ信号が受け取られた時点から所定の遡り時間前に生成された座標データを記憶部24から読み取り、この座標データの示す過去の指示位置に関連づけられた処理を実行する。そして、遡り時間は、ユーザが、トラックボール50のボール51を回転させることにより所望のアイコン上に指示位置を移動させる行為を終えてから操作スイッチ54がオンになるまでにかかる時間に設定される。
これにより、ユーザがボール51を押し込んだときには、ユーザがアイコン上に指示位置を移動させる行為を終えた時点における指示位置、つまりアイコン上の指示位置に関連づけられた処理(つまり当該アイコンに関連づけられた処理)が実行される。したがって、ユーザがボール51を押し込んだときにボール51が回転し、この結果、指示位置が所望のアイコンから外れてしまっても、当該アイコンに関連づけられた処理が実行される。よって、ユーザはその意図どおりにレコーダ1を操作することが可能となる。
このように、レコーダ1によれば、レコーダ1、リモコン3およびトラックボール50の操作性を向上させることができる。
また、レコーダ1では、遡り時間をおよそ100ミリ秒ないしおよそ1秒に設定する。この時間は、ユーザが、ボール51を回転させることにより所望のアイコン上に指示位置を移動させる行為を終えてから操作スイッチ54をオンにするまでにかかる時間に相当する。これにより、ユーザがアイコン上に指示位置を移動させる行為を終えた時点を正確に定めることができる。したがって、ユーザがボール51を押し込んだときに、ユーザが意図したアイコンに関連づけられた処理を確実に実行させることができる。
さらに、遡り時間をおよそ200ミリ秒に設定すれば、ユーザがアイコン上に指示位置を移動させる行為を終えた時点をより正確に定めることができる。したがって、ユーザがボール51を押し込んだときに、ユーザが意図したアイコンに関連づけられた処理をより確実に実行させることができる。
また、入力制御システムでは、トラックボール50がリモコン3に設けられており、一方、レコーダ1はリモコン3と通信を行うための通信部21を備えている。そして、ユーザは、リモコン3を手で持ち上げ、リモコン3に設けられたボール51を回転させ、そしてボール51を押し込むことにより、レコーダ1を操作する。
リモコン3を例えば机上に置いた状態でボール51を押し込む場合と、リモコン3を持ち上げた状態でボール51を押し込む場合とを比較すると、リモコン3を持ち上げた状態でボール51を押し込む場合の方が、ボール51を押し込むときにボール51が回転してしまうという事態が生じやすい。
しかし、レコーダ1によれば、ボール51を押し込むときにボール51が回転してしまっても、ユーザが所望したアイコンに関連づけられた処理を確実に実行させることができる。したがって、レコーダ1によれば、ユーザは、リモコン3を持ち上げた状態でレコーダ1を操作するときでも、レコーダ1を確実に操作することが可能になる。よって、リモコン3およびリモコン3を用いたレコーダ1の操作性を高めることができる。
(第2実施形態)
図9は、本発明の入力制御装置の第2実施形態であるレコーダの内部構造を示している。
図9中のレコーダ70は位置ずれキャンセル機能を有する。レコーダ70の位置ずれキャンセル機能の実現方法は、図4中のレコーダ1の位置ずれキャンセル機能の実現方法と異なる。
レコーダ70は、位置ずれキャンセル機能を実現するために、画面2A中における指示位置を示す座標データと、指示位置の移動速度を示す移動速度データとを記憶部85に蓄積しておく。そして、トラックボール50の操作スイッチ54がオンになり、これにより操作スイッチ信号が受け取られたとき、レコーダ70は、原則として、操作スイッチ信号が受け取られた時点よりも所定の遡り時間以上前であって、かつ指示位置の移動速度が所定の基準速度以下である時点に生成された座標データを記憶部85から読み取り、この座標データが示す過去の指示位置に関連づけられた処理を実行する。
遡り時間は、ユーザが、トラックボール50のボール51を回転させることにより所望のアイコン上に指示位置を移動させる行為を終えてから操作スイッチ54がオンになるまでにかかる時間に設定される。具体的には、遡り時間は、およそ100ミリ秒ないしおよそ500ミリ秒に設定され、望ましくは200ミリ秒に設定される。
また、基準速度は零ミリメートル/秒であることが望ましい。もっとも、指示位置が実質的にみて静止していると判断することができるような遅い移動速度の範囲を決め、この移動速度範囲の上限を基準速度としてもよい。
さらに、レコーダ70には遡り限界時間が設定されている。遡り限界時間は遡り時間よりも長い時間であり、例えばおよそ1秒ないし数秒である。
例えば、図3に示すように、ユーザがその意図するアイコン13に割り当てられた処理を実行することをレコーダ1に入力するとき、ユーザは、まず、トラックボール50のボール51を回転させ、これにより画面2A中における指示位置(ポインタ15)をアイコン13上に移動させる。この過程において、指示位置は、P1、P2、P3と移動する。次に、ユーザは、指示位置がアイコン13上にあることを確認し、そしてボール51を押し込み、操作スイッチ54をオンにする。ユーザがボール51を押し込むとき、ボール51が回転してしまったとする。これにより、指示位置がP3からP4に移動し、この結果、指示位置がアイコン13から外れてしまい、指示位置がアイコン13から外れた位置P4にあるときに操作スイッチ54がオンになったとする。
指示位置がP1からP4まで移動したとき、指示位置の移動速度は通常図10に示すように変化する。図10中のt1、t2、t3、t4は、指示位置P1、P2、P3、P4とそれぞれ対応している。図10に示すように、時点t1からt2までの期間、つまり指示位置がP1からP2まで移動する間において、指示位置の移動速度は速くかつほぼ一定である。続いて、時点t2からt3までの期間、つまり、指示位置がP2からP3まで移動する間において、指示位置の移動速度は遅くなっていく。そして、指示位置は時点t3においてアイコンの位置P3上でほぼ静止した状態になる。その後、ユーザが時点taにおいてボール51を押し込む。このときボール51が回転してしまい、この結果、指示位置がP3からP4に移動してしまった場合には、時点ta以後、指示位置の移動速度が速くなる。そして、時点t4において操作スイッチ54がオンになる。
図10からわかるように、ユーザが指示位置をアイコン13上の位置P3に移動させてから、ボール51の押し込みを開始するまでの期間、つまり時点t3から時点taまでの期間、指示位置はアイコン13上でほぼ静止している。レコーダ70は、操作スイッチ信号が受け取られた時点(操作スイッチがオンになった時点t4)よりも遡り時間B1以上前であるという条件と、指示位置の移動速度が基準速度V1以下であるという条件とを用い、時点t3から時点taまでの期間内に含まれる時点を見つけ出す。そして、レコーダ70は、時点t3から時点taまでの期間内に含まれる当該時点に生成された座標データを記憶部85から読み出し、この座標データの示す指示位置に関連づけられた処理を実行する。時点t3から時点taまでの期間内に含まれる時点に生成された座標データの示す指示位置はアイコン13上である。この結果、レコーダ70により実行される処理は、アイコン13に関連づけられた処理である。なお、図10では、指示位置が実質的にみて静止していると判断することができるような遅い移動速度の上限を基準速度V1として設定した場合を例にあげている。
このように、レコーダ70の位置ずれキャンセル機能によれば、指示位置のP3からP4への移動を実質的にキャンセルすることができる。
レコーダ70の位置ずれキャンセル機能についてさらに具体的に説明する。
図10に示すように、時点t4から遡り時間B1以上前であって、かつ時点t4から遡り限界時間B2よりも前でない範囲R(時点tmから時点tnまでの範囲)内において、指示位置の移動速度が基準速度V1以下になったとする。この場合、レコーダ70は、例えば、指示位置の移動速度が基準速度V1以下となった時点のうち時点tnに最も近い時点taを選択する。そして、レコーダ70は、時点taに生成された座標データを記憶部85から読み出し、この座標データの示す指示位置に関連づけられた処理を実行する。
また、図11、図12または図13に示すように、範囲R内において、指示位置の移動速度が基準速度V1以下にならかったとする。この場合には、レコーダ70は、例えば、時点t4から遡り時間B1前の時点tnを選択する。そして、レコーダ70は、時点tnに生成された座標データを記憶部85から読み出し、この座標データの示す指示位置に関連づけられた処理を実行する。
また、図14または図15に示すように、時点t4直前まで指示位置の移動速度が基準速度V1以下である状態が継続したとする。この場合には、レコーダ70は、例えば、時点t4から遡り時間B1前の時点tnを選択する。そして、レコーダ70は、時点tnに生成された座標データを記憶部85から読み出し、この座標データの示す指示位置に関連づけられた処理を実行する。
さて、図9に示すように、レコーダ70は、通信部81、座標データ生成部82、ポインタ表示部83、移動速度算定部84、記憶部85、実行制御部86および総合制御部87を備えている。
通信部81、座標データ生成部82およびポインタ表示部83は、図4中の通信部21、座標データ生成部22およびポインタ表示部23とほぼ同じである。
移動速度算定部84は、通信部81より受け取られた移動制御信号に基づいて、指示位置の移動速度を算定する。例えば移動制御信号がボール51の回転量に応じた個数のパルスを有するパルス信号である場合には、移動速度算定部84は、移動制御信号における所定単位時間あたりのパルス数を計測し、これにより指示位置の移動速度を算定する。指示位置の移動速度の算定は所定の算定単位時間ごとに行われる。この算定単位時間は、例えば記憶部85における記憶単位時間と同じである。
なお、指示位置の移動速度の算定を、移動制御信号ではなく、座標データ生成部82により生成された座標データに基づいて行ってもよい。例えば、現在の指示位置の座標データと所定単位時間前の指示位置の座標データとの差、すなわち所定単位時間当たりの指示位置の移動量を計算し、この計算結果を指示位置の移動速度として用いてもよい。
記憶部85は、座標データ生成部82により生成された座標データ、および移動速度算定部84により算定された指示位置の移動速度を示す移動速度データを蓄積する。記憶部85は例えばRAMである。
記憶部85には、座標データが所定の記憶単位時間(例えばおよそ20ミリ秒)ごとに記憶される。また、記憶部85には、座標データが、記憶された順番がわかるように記憶される。また、記憶部85には、少なくとも、現時点から所定の記憶保持時間(例えば遡り限界時間に相当する時間)前の時点までの座標データが保持される。例えば、記憶部85にはリングバッファ構造が形成され、新しい座標データが記憶されるごとに、記憶保持時間よりもさらに前の旧い座標データが削除される。
また、記憶部85には、移動速度データが所定の記憶単位時間ごとに記憶される。この記憶単位時間は、座標データの記憶に用いられる記憶単位時間と同じでよい。また、記憶部85には、移動速度データが、記憶された順番がわかるように記憶される。また、記憶部85には、少なくとも、現時点から所定の記憶保持時間前の時点までの移動速度データが保持される。この記憶保持時間は、座標データの記憶に用いられる記憶保持時間と同じでよい。例えば、記憶部85にはリングバッファ構造が形成され、新しい移動速度データが記憶されるごとに、記憶保持時間よりもさらに前の旧い移動速度データが削除される。
実行制御部86は、操作スイッチ信号が通信部81により受け取られたとき、記憶部85に蓄積された移動速度データに基づいて、原則として操作スイッチ信号が受け取られた時点よりも所定の遡り時間以上前であって、かつ指示位置の移動速度が所定の基準速度以下である時点に生成された座標データを記憶部85から読み取り、この座標データが示す過去の指示位置に関連づけられた処理を実行する。
遡り時間を示すデータ、基準速度を示すデータおよび遡り限界時間を示すデータは、ROMまたは記憶部85に記憶されている。実行制御部86は、ROMまたは記憶部85から遡り時間を示すデータ、基準速度を示すデータおよび遡り限界時間を示すデータを読み取り、これらのデータに基づいて記憶部85から読み取るべき座標データを決める。
総合制御部87は、入出力制御部80の構成要素81ないし86を制御する。例えば、総合制御部87は、記憶部85への座標データおよび移動速度データの記憶制御などを行う。
図16は、レコーダ70における位置ずれキャンセル処理を示している。
レコーダ70のグラフィックユーザーインターフェース機能が働いているとき、座標データ生成部82は、通信部81により受け取られた移動制御信号に基づいて、移動後の指示位置を示す座標データを生成し、ポインタ表示部83は、座標データ生成部82により生成された座標データが示す指示位置上にポインタを表示する。
そして、総合制御部87は、座標データ生成部82により生成された座標データを記憶部85に記憶する(図16中のステップS11)。
続いて、移動速度算定部84は、通信部81より受け取られた移動制御信号に基づいて指示位置の移動速度を算定する(ステップS12)。
続いて、総合制御部87は、移動速度算定部84により算定された指示位置の移動速度を示す移動速度データを記憶部85に記憶する(ステップS13)。
続いて、総合制御部87は、通信部21により操作スイッチ信号が受け取られたか否かを判断する(ステップS14)。そして、総合制御部87は、操作スイッチ信号が受け取られるまでステップS11およびステップS14を繰り返す。
操作スイッチ信号が受け取られたときには(ステップS14:YES)、実行制御部86は、原則として、操作スイッチ信号が受け取られた時点よりも所定の遡り時間以上前であって、かつ指示位置の移動速度が所定の基準速度以下である時点(例えば図10中の時点ta)に生成された座標データを記憶部85から読み取る(ステップS15)。なお、指示位置の移動速度の変化が図10に示すようなパターンである場合には、実行制御部86はこのような処理を行うが、指示位置の移動速度の変化が図11、図12、図13、図14または図15に示すようなパターンである場合には、実行制御部86は、操作スイッチ信号が受け取られた時点よりも所定の遡り時間B1前の時点tnに生成された座標データを記憶部85から読み取る。
続いて、実行制御部86は、読み取られた座標データの示す指示位置に関連づけられた処理を実行する(ステップS16)。
以上説明したとおり、レコーダ70では、ディスプレイ装置2の画面2A中の指示位置を示す座標データを生成し、この座標データを記憶部85に蓄積する。さらに、指示位置の移動速度を算定し、この指示位置の移動速度を示す移動速度データを記憶部85に蓄積する。そして、操作スイッチ信号が受け取られたときには、移動速度データに基づき、原則として、操作スイッチ信号が受け取られた時点よりも所定の遡り時間以上前であって、かつ指示位置の移動速度が所定の基準速度以下である時点に生成された座標データを記憶部85から読み取り、この座標データの示す過去の指示位置に関連づけられた処理を実行する。
これにより、ユーザがボール51を押し込んだときには、ユーザがアイコン上に指示位置を移動させる行為を終えた時点における指示位置、つまりアイコン上の指示位置に関連づけられた処理(つまり当該アイコンに関連づけられた処理)が実行される。したがって、ユーザがボール51を押し込んだときにボールが回転し、この結果、指示位置が所望のアイコンから外れてしまっても、当該アイコンに関連づけられた処理が実行される。よって、ユーザはその意図どおりにレコーダ70を操作することが可能となる。
このように、レコーダ70によれば、レコーダ70、リモコン3およびトラックボール50の操作性を向上させることができる。
また、レコーダ70では、基準速度を、およそ零ミリメートル/秒または指示位置が実質的にみて静止していると判断することができるような遅い移動速度の上限に設定する。この速度は、ユーザが、ボール51を回転させることにより所望のアイコン上に指示位置を移動させる行為を終え、指示位置がアイコン上でほぼ静止している時点における指示位置の移動速度に相当する。これにより、ユーザがアイコン上に指示位置を移動させる行為を終えた時点を正確に定めることができる。したがって、ユーザがボール51を押し込んだときに、ユーザが意図したアイコンに関連づけられた処理を確実に実行させることができる。
なお、本発明は、上述したハードディスクドライブレコーダ1に限らず、DVDレコーダおよび携帯型音楽プレーヤなどのAV機器に適用することができる。また、本発明は、カーナビゲーションシステムおよびパーソナルコンピュータなどにも適用することができる。
また、上述した説明では、トラックボール50がリモコンに設けられている場合を例にあげたが、トラックボールは、リモコンに設けられていなくてもよく、独立した1つの製品としてのトラックボールでもよい。
また、上述した説明では、ポインティングデバイスとしてトラックボール50を例にあげたが、ポインティングデバイスは、ジョイスティックでもよいし、マウスやタッチパッドでもよい。
また、上述した説明では、指示位置をアイコン上に移動させ、アイコンに関連づけられた処理を実行する場合を例にあげたが、本発明はこれに限られない。例えば、画面中に表示された文字、写真画像、点などの上に指示位置を移動させ、文字、写真画像、点、項目などに関連づけられた処理を実行する場合でもよい。
また、上述した説明では、画面中において指示位置上にポインタを表示する場合を例にあげたが、本発明はこれに限られない。例えば、指示位置が指し示す位置をハイライト表示にしてもよい。なお、ポインタおよびハイライトはそれぞれ指示標示の具体例である。
また、上述した説明では、ユーザがトラックボール50のボール51を回転させることにより画面2A中の指示位置を移動させる場合を例にあげた。しかし、レコーダ1およびリモコン3を備えた入力制御システムによれば、ユーザはボール51を回転させることにより、レコーダ1に数値を入力し、またはパラメータを選択することもできる。このような数値入力またはパラメータ選択に対しても、本発明を適用することができる。例えば、ボール51の回転量に対応した制御信号に基づいて、入力数値を示す数値データを生成し、この数値データを記憶部24に蓄積する。そして、操作スイッチ信号が受け取られたとき、操作スイッチ信号が受け取られた時点から所定の遡り時間前に生成された数値データを記憶部24から読み取り、この数値データの示す過去の数値を、ユーザの意図に基づいて入力された数値とみなし、この数値を真の入力値として取り扱う。
また、レコーダ1およびリモコン3を備えた入力制御システムによれば、ユーザはボール51を回転させることにより、グラフィックユーザーインターフェースが変化するような入力を行うことも可能である。例えば、画面上における画像の位置または態様の変化など、グラフィックユーザーインターフェースの表示構成自体が変化するような入力を行うことができる。このような入力に対し本発明を適用することも可能である。この場合には、例えば、ボール51の回転量に対応した制御信号に基づいて、画像位置または画像態様を示すデータを生成し、このデータを記憶部24に蓄積する。そして、操作スイッチ信号が受け取られたとき、操作スイッチ信号が受け取られた時点から所定の遡り時間前に生成されたデータを記憶部24から読み取り、このデータの示す過去の画像位置または画像態様を、ユーザの意図に基づいて入力された画像位置または画像態様であるとみなす。
また、図4中の通信部21が受け取り手段の具体例であり、座標データ生成部22が座標データ生成手段の具体例であり、ポインタ表示部23が表示手段の具体例であり、記憶部24が第1蓄積手段の具体例であり、実行制御部25が実行手段の具体例である。また、通信部21は無線受信手段の具体例でもある。
また、図9中の通信部81が受け取り手段の具体例であり、座標データ生成部82が座標データ生成手段の具体例であり、ポインタ表示部83が表示手段の具体例であり、移動速度算定部84が移動速度算定手段の具体例であり、記憶部85が第1蓄積手段および第2蓄積手段の具体例である。また、通信部81は無線受信手段の具体例でもある。
また、図6中のステップS1が蓄積工程の具体例であり、ステップS2が第2受け取り工程の具体例であり、ステップS3およびステップS4が実行工程の具体例である。
また、本発明はコンピュータプログラムとして実現することも可能である。この場合には、図4中の通信部21、座標データ生成部22、ポインタ表示部23、記憶部24、実行制御部25および総合制御部26の動作を実現するための指令などを記述したコンピュータプログラムを作成し、このコンピュータプログラムをコンピュータに読み込ませる。あるいは、図9中の通信部81、座標データ生成部82、ポインタ表示部83、移動速度算定部84、記憶部85、実行制御部86および総合制御部87の動作を実現するための指令などを記述したコンピュータプログラムを作成し、このコンピュータプログラムをコンピュータに読み込ませてもよい。また、本発明をこのようなコンピュータプログラムが記録された記録媒体あるいはコンピュータプログラム製品として実現することも可能である。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取るこのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う入力制御装置および入力制御方法並びにこれらの機能を実現するコンピュータプログラムもまた本発明の技術思想に含まれる。
産業上の利用の可能性
本発明は、DVDレコーダ、携帯型音楽プレーヤ、カーナビゲーションシステムおよびパーソナルコンピュータなどの機器並びにこのような機器を操作するためのポインティングデバイスおよびリモコンの製造、販売および使用に利用することが可能である。

Claims (7)

  1. ポインティングデバイスの操作に従って、画面中の指示位置の移動および前記指示位置に関連づけられた処理の実行を制御する入力制御装置であって、
    前記指示位置を移動させるための移動制御信号と、前記ポインティングデバイスに設けられた操作スイッチが押されたことを示す操作スイッチ信号とを前記ポインティングデバイスから受け取る受け取り手段と、
    前記受け取り手段により受け取られた移動制御信号に基づいて移動後の前記指示位置を示す座標データを生成する座標データ生成手段と、
    前記座標データ生成手段により生成された座標データが示す前記移動後の指示位置上に指示標示を表示する表示手段と、
    前記座標データ生成手段により生成された座標データを蓄積する第1蓄積手段と、
    前記操作スイッチ信号が前記受け取り手段により受け取られたとき、当該操作スイッチ信号が受け取られた時点から所定時間前に生成された前記座標データを前記第1蓄積手段から読み取り、この座標データが示す過去の指示位置に関連づけられた処理を実行する実行手段とを備えていることを特徴とする入力制御装置。
  2. 前記所定時間は100ミリ秒から1秒までの範囲内であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の入力制御装置。
  3. 前記移動制御信号または前記座標データに基づいて、前記指示位置の移動速度を算定する移動速度算定手段と、
    前記移動速度算定手段により算定された指示位置の移動速度を示す移動速度データを蓄積する第2蓄積手段とを備え、
    前記実行手段は、前記操作スイッチ信号が前記受け取り手段により受け取られたとき、前記第2蓄積手段に蓄積された移動速度データに基づいて、前記操作スイッチ信号が受け取られた時点よりも所定時間以上前であって、かつ前記指示位置の移動速度が所定速度以下である時点に生成された前記座標データを前記第1蓄積手段から読み取り、この座標データが示す過去の指示位置に関連づけられた処理を実行することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の入力制御装置。
  4. 前記実行手段は、前記操作スイッチ信号が前記受け取り手段により受け取られたとき、前記第2蓄積手段に蓄積された移動速度データに基づいて、前記操作スイッチ信号が受け取られた時点よりも所定時間以上前であって、かつ前記指示位置の移動速度がおよそ零である時点に生成された前記座標データを前記第1蓄積手段から読み取り、この座標データが示す過去の指示位置に関連づけられた処理を実行することを特徴とする請求の範囲第3項に記載の入力制御装置。
  5. 前記受け取り手段は、前記移動制御信号および前記操作スイッチ信号を前記ポインティングデバイスから無線方式により受け取る無線受信手段であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の入力制御装置。
  6. ポインティングデバイスの操作に従って、画面中の指示位置の移動および前記指示位置に関連づけられた処理の実行を制御する入力制御方法であって、
    前記指示位置を移動させるための移動制御信号を前記ポインティングデバイスから受け取る第1受け取り工程と、
    前記第1受け取り工程において受け取られた移動制御信号に基づいて生成された、移動後の前記指示位置を示す座標データを記憶装置に蓄積する蓄積工程と、
    前記ポインティングデバイスに設けられた操作スイッチが押されたことを示す操作スイッチ信号を受け取る第2受け取り工程と、
    前記第2受け取り工程において操作スイッチ信号が受け取られたとき、当該操作スイッチ信号が受け取られた時点から所定時間前に生成された前記座標データを前記記憶装置から読み取り、この座標データが示す過去の指示位置に関連づけられた処理を実行する実行工程とを備えていることを特徴とする入力制御方法。
  7. 請求の範囲第6項に記載の入力制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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