JP5446617B2 - 選択支援装置及びプログラム - Google Patents
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請求項2に記載の発明は、前記表示手段は、前記検出手段による前記解除操作の検出に応じて、前記特定表示要素を消滅させることを特徴とする請求項1に記載の選択支援装置である。
請求項3に記載の発明は、前記表示手段は、前記特定表示要素が移動した後、初めて前記検出手段が前記解除操作を検出した場合には、当該特定表示要素を消滅させず、その後、前記検出手段が前記指示操作を検出し、続けて前記解除操作を検出した場合には、当該特定表示要素を消滅させることを特徴とする請求項2に記載の選択支援装置である。
請求項4に記載の発明は、コンピュータに、画面を被覆する指示位置検出部材を指示手段で指示する指示操作、当該指示位置検出部材を当該指示手段で指示した状態で当該指示手段を移動させる移動操作、及び、当該指示位置検出部材を当該指示手段で指示した状態を解除する解除操作を検出する機能と、通常の手順とは異なる特定の手順で前記コンピュータが起動された場合に、前記指示手段で指示された前記指示位置検出部材上の位置と、当該位置に対応する前記画面上の位置とのずれを補正するために選択される特定の選択対象表示要素を含む複数の選択対象表示要素を前記画面に表示する機能と、予め定めた形状の特定表示要素を、前記指示操作の検出に応じて、前記指示手段で指示された前記指示位置検出部材上の位置に対応する前記画面上の位置に当該特定表示要素が出現するように、かつ、前記移動操作の検出に応じて、前記指示手段が移動する前記指示位置検出部材上の方向に対応する前記画面上の方向に当該特定表示要素が移動するように、表示する機能と、前記特定の手順で前記コンピュータが起動された場合に、前記解除操作の検出に応じて、表示された前記複数の選択対象表示要素のうち、前記特定表示要素が表示された位置に表示された選択対象表示要素が選択されたことを決定する機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項2の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、選択対象表示要素を選択してから指示位置検出部材上の位置を指示手段で指示するまでの時間が短くなる可能性が高まる。
請求項3の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、目的の選択対象表示要素が表示された位置を指示手段で正確に指示できる可能性が高まる。
請求項4の発明によれば、特定の手順で起動された場合に、画面を被覆する指示位置検出部材上の指示手段で指示された位置に対応する画面上の位置に表示された特定表示要素によって、指示手段で指示された位置と特定表示要素が表示された位置とのずれの補正を指示することができる。
図1は、本実施の形態が適用される画像処理装置10のハードウェア構成例を示した図である。
図示するように、画像処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)11と、RAM(Random Access Memory)12と、ROM(Read Only Memory)13と、HDD(Hard Disk Drive)14と、操作パネル15と、画像読取部16と、画像形成部17と、通信インターフェースコントローラ(以下、「通信I/Fコントローラ」と表記する)18とを備える。
RAM12は、CPU11の作業用メモリ等として用いられるメモリである。
ROM13は、CPU11が実行する各種プログラム等を記憶するメモリである。
HDD14は、画像読取部16が読み取った画像データや画像形成部17における画像形成にて用いる画像データ等を記憶する例えば磁気ディスク装置である。
操作パネル15は、各種情報の表示やユーザからの操作入力の受付を行うタッチパネルである。ここで、操作パネル15は、各種情報を表示する表示手段の一例であるディスプレイと、指やスタイラスペン等の指示手段で指示された位置を検出する指示位置検出部材の一例である位置検出シートとからなる。
通信I/Fコントローラ18は、ネットワークを介して他の装置との間で各種情報の送受信を行う。
とは言え、タッチ位置と反応位置が本当にずれている場合は、UIアライメント調整を行わなければ目的のUI部品を選択することができない。
図2は、選択支援装置20の機能構成を示したブロック図である。この選択支援装置20は、画像処理装置10内で操作パネル15におけるUI部品の選択を支援する装置であり、CPU11がHDD14に記憶された選択支援プログラムをRAM12に読み込んで実行することにより実現される。
図示するように、選択支援装置20は、ブート判定部21と、ドライバ記憶部22と、ドライバ読込部23と、メニュー記憶部24と、メニュー表示制御部25と、ポインタ表示制御部26と、選択部品判定部27と、UIアライメント調整部28とを備える。
ドライバ記憶部22は、操作パネル15を通常のタッチパネルとして操作するためのタッチパネルドライバである通常ドライバと、操作パネル15をタッチパッド方式で操作するためのタッチパネルドライバである特殊ドライバとを記憶する。
ドライバ読込部23は、ブート判定部21の判定結果に応じて、ドライバ記憶部22に記憶された通常ドライバ又は特殊ドライバを読み込む。
メニュー記憶部24は、通常ブート時に操作パネル15に表示する通常メニューと、特殊ブート時に操作パネル15に表示する特殊メニューとを記憶する。
メニュー表示制御部25は、ブート判定部21の判定結果に応じて、メニュー記憶部24に記憶された通常メニュー又は特殊メニューの操作パネル15への表示を制御する。
選択部品判定部27は、ポインタ表示制御部26から出力された選択位置と、メニュー表示制御部25で管理されるメニュー内のUI部品の表示位置とを比較して、選択されたUI部品を判定する。
UIアライメント調整部28は、メニュー表示制御部25で管理されるメニュー内のUI部品のうち、UIアライメント調整を指示するUI部品が選択された場合に、UIアライメント調整を行い、その結果を、ドライバ記憶部22に記憶された通常ドライバ及び特殊ドライバが保持する補正値に反映させる。
図3は、選択支援装置20の動作例を示したフローチャートである。
本実施の形態における画像処理装置10では、上述したように、電源を投入するといった通常の手順で起動する通常ブート以外に、カスタマエンジニア等の作業者が故障診断やメンテナンスを目的として特定の手順で起動する特殊ブートを設けている。ここで、特定の手順とは、例えば操作パネル15の任意の点を押下しながら電源を投入するような手順である。そこで、まず、ブート判定部21が、画像処理装置10が起動された際に、通常ブートであるか特殊ブートであるかを判定する(ステップ201)。
まず、その前提として、ステップ206で表示される特殊メニューについて示す。
図4は、特殊メニューの一例を示した図である。
図示するように、特殊メニューは、UIアライメント調整を指示する際に操作されるボタン41と、画像処理装置10の診断を指示する際に操作されるボタン42と、HDD14の初期化を指示する際に操作されるボタン43と、画像処理装置10に組み込まれたソフトウェアのアップデートを指示する際に操作されるボタン44とを含んでいる。
この特殊メニューにおいて操作者が選択したい処理に対応するボタン上に指を置くと、ポインタ表示制御部26は、現在の補正値で求められる位置にポインタを表示する。
図5は、タッチ位置と反応位置がずれていない場合の図である。
この場合は、まず、(a)に示すように、操作者の指のところにポインタが表示される。ここでは、ボタン43上に指を置いているので、ポインタもボタン43上に表示されている。
そして、操作者が操作パネル15上に指を置いたまま動かすと、(b)に示すように、ポインタもこれに追随して移動する。但し、ここでは、補正値の関係で、ポインタは、指の移動に完全には追随していない。
しかしながら、(c)に示すように、指を静止させたときには、操作者の指のところにポインタが表示される。ここでは、ボタン44まで指を動かして静止させているので、ポインタもボタン44上に表示されている。
この状態で指を離すと、ポインタ表示制御部26は、(d)に示すように、ポインタと同じ位置に表示されたボタンが押されたと認識する。ここでは、太枠で囲んで示したように、ボタン44が押されたと認識している。そして、ポインタは操作パネル15上から消えている。
この場合は、まず、(a)に示すように、操作者の指から離れた位置にポインタが表示され、操作者は操作パネル15上に指を置いたまま動かす。ここでは、最初、ボタン43とボタン44の間にポインタが表示されているが、指の動きに沿って、ポインタはボタン42まで移動している。
そして、指が離された場合は、ポインタの位置はそのままにし、再度指が置かれ、指が移動した際には移動したベクトルに合わせて、ポインタの位置を移動させる。その後、(b)に示すように、再度指が置かれ、指が移動することなく離されたとする。ここでは、ポインタはボタン42上に表示され、ボタン43上に再度指を置いて離している。
すると、ポインタ表示制御部26は、(c)に示すように、ポインタと同じ位置に表示されたボタンが押されたと認識する。ここでは、太枠で囲んで示したように、ボタン42が押されたと認識している。そして、ポインタは操作パネル15上から消えている。
図7は、ポインタ表示制御部26の機能構成例を示したブロック図である。
図示するように、ポインタ表示制御部26は、信号判別部31と、ポインタ位置記憶部32と、補正値記憶部33と、ポインタ位置決定部34と、ポインタ位置出力部35と、選択位置出力部36とを備える。
補正値記憶部33は、位置検出シート上のタッチ位置とディスプレイにおけるポインタの表示位置とのずれを少なくするための補正値を記憶する。
ポインタ位置決定部34は、操作パネル15上にポインタが表示されていない状態で信号判別部31がタッチON信号を判別した場合や、信号判別部31がドラッグ信号を判別した場合に、信号に含まれるタッチ位置と、補正値記憶部33に記憶された補正値とに基づいて、ディスプレイにおけるポインタの表示位置(以下、「ポインタ位置」という)を求め、ポインタ位置の情報をポインタ位置記憶部32に記憶する。また、ドラッグ操作の直後以外で信号判別部31がタッチOFF信号を判別した場合は、ポインタを消去することとし、ポインタ位置記憶部32に記憶されたポインタ位置の情報を削除する。
選択位置出力部36は、ドラッグ操作の直後以外で信号判別部31がタッチOFF信号を判別した場合に、その時点でのポインタ位置の情報を選択位置の情報として選択部品判定部27に出力する。本実施の形態では、特定表示要素が表示された位置に表示された選択対象表示要素が選択されるように、その位置を示す情報を出力する出力手段の一例として、選択位置出力部36を設けている。
図8は、ポインタ表示制御部26の動作例について示したフローチャートである。
ポインタ表示制御部26では、信号判別部31が、操作パネル15から受けた信号が、タッチON信号、タッチOFF信号、ドラッグ信号の何れであるかを判別する(ステップ301)。尚、タッチON信号には指が置かれた位置の情報が、ドラッグ信号には指が通過した位置の情報が、それぞれ含まれているものとする。
この場合、タッチON信号は、ポインタ位置決定部34に伝えられ、ポインタ位置決定部34が、ポインタ位置記憶部32にポインタ位置が記憶されているかどうかに基づいて、操作パネル15にポインタが表示されているかどうかを判定する(ステップ302)。
その結果、ポインタ位置記憶部32にポインタ位置が記憶されていると判定されれば、つまり、操作パネル15にポインタが表示されていれば、そのまま処理を終了する。
一方、ポインタ位置記憶部32にポインタ位置が記憶されていないと判定されれば、つまり、操作パネル15にポインタが表示されていなければ、タッチON信号に含まれるタッチ位置と、補正値記憶部33に記憶された補正値とに基づいて、ポインタ位置を求める(ステップ303)。そして、このポインタ位置をポインタ位置記憶部32に新規登録する(ステップ304)。また、ポインタ位置はポインタ位置出力部35に渡され、ポインタ位置出力部35が、このポインタ位置にポインタを表示させるポインタ表示指示を操作パネル15に出力する(ステップ305)。
この場合、ドラッグ信号は、ポインタ位置決定部34に伝えられ、ポインタ位置決定部34が、ドラッグ信号に含まれるタッチ位置と、補正値記憶部33に記憶された補正値とに基づいて、ポインタ位置を求める(ステップ306)。そして、ポインタ位置記憶部32に既に記憶されたポインタ位置を、ここで求めたポインタ位置によって更新する(ステップ307)。また、ポインタ位置はポインタ位置出力部35に渡され、ポインタ位置出力部35が、このポインタ位置にポインタを移動させるポインタ移動指示を操作パネル15に出力する(ステップ308)。
この場合、信号判別部31は、タッチOFF操作の直前にドラッグ操作が行われたかどうかを判定する(ステップ309)。
その結果、直前にドラッグ操作が行われなかったと判定された場合は、つまり、操作パネル15上に指を置いて移動させずに離す操作が行われた場合は、タッチOFF信号がポインタ位置決定部34に伝えられ、ポインタ位置決定部34が、ポインタ位置記憶部32から現在のポインタ位置を取得する(ステップ310)。これにより、現在のポインタ位置は、選択位置出力部36に渡され、選択位置出力部36が、渡されたポインタ位置を選択位置として選択部品判定部27に出力する(ステップ311)。そして、ポインタ位置決定部34は、ポインタを消去することとし、ポインタ位置記憶部32に記憶されたポインタ位置を削除する(ステップ312)。また、ポインタを消去すべき旨はポインタ位置出力部35に渡され、ポインタ位置出力部35が、ポインタを消去させるポインタ消去指示を操作パネル15に出力する(ステップ313)。
一方、直前にドラッグ操作が行われたと判定された場合は、そのまま処理を終了する。
また、本実施の形態では、UI部品が選択された時点でポインタを消去するようにしたが、これには限らない。例えば、UI部品が選択されても暫くはポインタを消去せず、予め定めた時間が経過した時点で消去するようにしてもよい。
更に、表示されている選択対象の密度や大きさによって、移動させる距離を調整するようにしてもよい。
以下、このような一般的な機器をコンピュータ90として、そのハードウェア構成について説明する。
図示するように、コンピュータ90は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)91と、記憶手段であるメインメモリ92及び磁気ディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)93とを備える。ここで、CPU91は、OS(Operating System)やアプリケーション等の各種ソフトウェアを実行し、上述した各機能を実現する。また、メインメモリ92は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、磁気ディスク装置93は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する記憶領域である。
更に、コンピュータ90は、外部との通信を行うための通信I/F94と、ビデオメモリやディスプレイ等からなる表示機構95と、キーボードやマウス等の入力デバイス96とを備える。
Claims (4)
- 画面を被覆する指示位置検出部材を指示手段で指示する指示操作、当該指示位置検出部材を当該指示手段で指示した状態で当該指示手段を移動させる移動操作、及び、当該指示位置検出部材を当該指示手段で指示した状態を解除する解除操作を検出する検出手段と、
通常の手順とは異なる特定の手順で自装置が起動された場合に、前記指示手段で指示された前記指示位置検出部材上の位置と、当該位置に対応する前記画面上の位置とのずれを補正するために選択される特定の選択対象表示要素を含む複数の選択対象表示要素を前記画面に表示し、予め定めた形状の特定表示要素を、前記検出手段による前記指示操作の検出に応じて、前記指示手段で指示された前記指示位置検出部材上の位置に対応する前記画面上の位置に当該特定表示要素が出現するように、かつ、前記検出手段による前記移動操作の検出に応じて、前記指示手段が移動する前記指示位置検出部材上の方向に対応する前記画面上の方向に当該特定表示要素が移動するように、表示する表示手段と、
前記特定の手順で自装置が起動された場合に、前記検出手段による前記解除操作の検出に応じて、前記表示手段に表示された前記複数の選択対象表示要素のうち、前記特定表示要素が表示された位置に表示された選択対象表示要素が選択されたことを決定する決定手段と
を備えたことを特徴とする選択支援装置。 - 前記表示手段は、前記検出手段による前記解除操作の検出に応じて、前記特定表示要素を消滅させることを特徴とする請求項1に記載の選択支援装置。
- 前記表示手段は、前記特定表示要素が移動した後、初めて前記検出手段が前記解除操作を検出した場合には、当該特定表示要素を消滅させず、その後、前記検出手段が前記指示操作を検出し、続けて前記解除操作を検出した場合には、当該特定表示要素を消滅させることを特徴とする請求項2に記載の選択支援装置。
- コンピュータに、
画面を被覆する指示位置検出部材を指示手段で指示する指示操作、当該指示位置検出部材を当該指示手段で指示した状態で当該指示手段を移動させる移動操作、及び、当該指示位置検出部材を当該指示手段で指示した状態を解除する解除操作を検出する機能と、
通常の手順とは異なる特定の手順で前記コンピュータが起動された場合に、前記指示手段で指示された前記指示位置検出部材上の位置と、当該位置に対応する前記画面上の位置とのずれを補正するために選択される特定の選択対象表示要素を含む複数の選択対象表示要素を前記画面に表示する機能と、
予め定めた形状の特定表示要素を、前記指示操作の検出に応じて、前記指示手段で指示された前記指示位置検出部材上の位置に対応する前記画面上の位置に当該特定表示要素が出現するように、かつ、前記移動操作の検出に応じて、前記指示手段が移動する前記指示位置検出部材上の方向に対応する前記画面上の方向に当該特定表示要素が移動するように、表示する機能と、
前記特定の手順で前記コンピュータが起動された場合に、前記解除操作の検出に応じて、表示された前記複数の選択対象表示要素のうち、前記特定表示要素が表示された位置に表示された選択対象表示要素が選択されたことを決定する機能と
を実現させるためのプログラム。
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