JPWO2007139234A1 - 高延性の高炭素鋼線材 - Google Patents

高延性の高炭素鋼線材 Download PDF

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Abstract

本発明は、伸線加工において断線の少ないスチールコード用などの高延性の高炭素鋼線材を提供するもので、熱間圧延によって製造される炭素含有量が0.7%以上の高炭素鋼線材において、95%以上がパーライト組織からなり、熱間圧延線材の中心部のパーライトのパーライトブロック粒径の最大値が65μm以下の高延性の高炭素鋼線材。引張強さが{248+980×(C質量%)}±40MPaの範囲にあり、かつ絞り値が{72.8−40×(C質量%)}%以上の高延性の高炭素鋼線材。熱間圧延線材の中心部のEBSP装置によって測定される9度以上の方位差からなるフェライト粒界で構成されるパーライトブロック粒径の平均値が10μm以上30μm以下にあることを特徴とする高延性の高炭素鋼線材。

Description

本発明は、主な組織がパーライトからなる熱間圧延後の高延性の高炭素鋼線材に関するものである。さらに詳しくは、JIS規格におけるピアノ線あるいは高炭素鋼線に関し、最終製品における鋼線の線径が0.1〜2mm程度の細径線、例えば、スチールコード、ソーワイヤ、ホースワイヤ、細径ロープなどに用いられる高炭素鋼の熱間圧延線材に関する。
タイヤ、コンベアベルト、耐圧ホースなどのゴム製品の補強に用いられるスチールコードなどの補強線は高炭素鋼線材より製造されている。これらの高炭素鋼線材は熱間圧延によって製造され、その後、デスケーリングされた後にキャリアコートとなるボラックス処理あるいはボンデ処理を行なった後、必要に応じて中間パテンティング処理を用いて線径0.8〜1.2mmの鋼線に加工される。なお、本発明では、熱間圧延材を線材と記載し、その後の加工によって作製された熱間圧延材より細い径の鋼材を鋼線と記載して区別する。
これらの鋼線は、パテンティング処理を行なった後、スチールコード用の場合にはブラスメッキを施され、再び伸線加工されて0.15〜0.35mm径の鋼線に加工され、さらに撚り線加工されてゴム中に埋め込んで使用されている。このような二次加工工程における二次加工における加工性の向上や、伸線用ダイスの磨耗性向上などのため更なる研究が行なわれている。
例えば特開平3−60900号公報には、C量が0.59〜0.86%で、引張強さが87.5×C当量+27±2(kg/mm)(C当量=C+Mn/5)で、かつ線材組織中に占める粗いパーライトを500倍の顕微鏡下で測定し、占有面積が−60×C当量+69.5±3(%)に調整した線材が開示されている。この線材は伸線ダイスの寿命が優れることを目的としたもので、引張強さを規定すると共に粗いパーライト組織の体積分率を一定範囲に調整することによってダイス寿命の向上を行なっている。この特許文献1では粗いパーライト組織に着目して伸線ダイスの寿命の向上を狙ったものであるが、本発明が目的とするようなダイレクト伸線後の断線原因との関係は何ら開示されていない。
特開2000−6810号公報には、組織の90%以上がパーライト組織で、しかも、パーライトの平均ラメラ間隔が0.1〜0.4μmで平均コロニー径が150μm以下である伸線加工性に優れた高炭素鋼線材が開示されている。一般的な熱間圧延で得られるコロニー径は150μmより小さく、また、150μm以下に調整しても得られる延性は一定ではなく、断線の向上が必ずしも期待できないのが実態である。
特許第3681712号公報には、線材組織の95%以上がパーライト組織で、しかもパーライトの平均ノジュール径(P)が30μm以下、平均ラメラ間隔(S)が100nm以上で、かつPをμm、Sをnmで表したときF式(F=350.3/√S+130.3/√P−51.7)がF>0となる範囲にある伸線性に優れた高炭素鋼線材が開示されている。この特許文献3に記載された発明は、熱間圧延におけるステルモア冷却中に等温保持する冷却工程を採り入れることによりラメラ間隔とノジュールサイズを調整するものであるが、一般的なステルモア冷却においては連続冷却となるため、ラメラ間隔の値の幅が大きく、ノジュールサイズの値の幅も大きくなる。このよう場合には、どんなに平均値を小さくしても良好な加工性が得られず、逆に内部欠陥を伴うという問題があった。また、線材圧延後の冷却条件を変えることで上記F式に記載の範囲に組織調整を行なうことで高速伸線加工性の優れた線材が得られるとしているが、上記F式の範囲に組織調整するためには、一般的には採用困難な特殊な熱処理が必要であるという問題がある。
近年、二次加工における経済性を向上する観点から、伸線加工における内部欠陥の発生しにくい線材或いは一次伸線で比較的加工量の多い加工を行なっても、その後の断線が増加しない線材の開発が求められている。
そこで、本発明は、スチールコード、ベルトコード、ゴムホース用ワイヤ、ロープ用ワイヤなどの細引き用途に使用されるピアノ線材、硬鋼線材などに用いられる高炭素鋼線材に関し、熱間圧延後の伸線加工性に優れ、伸線加工の際に内部欠陥を発生しにくく、中間パテンティング処理を省略可能な高延性の高炭素鋼線材を提供する。
本発明者らは、中間パテンティング処理を省略してもその後の二次加工性に影響を及ぼさない熱間圧延線材におけるパーライト組織に関して鋭意研究を重ね本発明に至った。本発明の要旨は次のとおりである。
(1)炭素含有量が0.7質量%以上の高炭素鋼線材であって、該線材の金属組織が95%以上のパーライト組織からなり、かつ該線材の軸方向に垂直な断面の中心部のパーライトのパーライトブロック粒径の最大値が65μm以下であることを特徴とする高延性の高炭素鋼線材。
(2)前記線材の引張強さが{248+980×(C質量%)}±40MPaの範囲にあり、かつ絞り値が{72.8−40×(C質量%)}%以上であることを特徴とする(1)記載の高延性の高炭素鋼線材。
(3)前記線材の軸方向に垂直な断面のパーライトの中心部のパーライトブロック粒径の平均値が10μm以上30μm以下であることを特徴とする(1)または(2)記載の高延性の高炭素鋼線材。
(4)前記線材の金属組織に体積分率が2%以下の初析フェライトを含むことを特徴とする(1)〜(3)のいずれかの項に記載の高延性の高炭素鋼線材。
(5)前記線材の成分が、質量%で、C:0.7〜1.1%、Si:0.1〜1.0%、Mn:0.1〜1.0%、P:0.02%以下、S:0.02%以下を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかの項に記載の高延性の高炭素鋼線材。
(6)前記線材の成分が、さらに、質量%で、Cr:0.05〜1.0%、Mo:0.05〜1.0%、Cu:0.05〜1.0%、Ni:0.05〜1.0%、V:0.001〜0.1%、Nb:0.001〜0.1%、Ti:0.005〜0.1%、B:0.0005〜0.006%、O:18〜30ppm、N:0〜40ppmの1種または2種を含有することを特徴とする(5)記載の高延性の高炭素鋼線材。
図1は一般的なステルモア処理を行った場合の伸線中に発生したクラック(a)とパーライトブロック粒径(b)の対応関係を示す図である。
図2は、圧延線材の表層から中心に至るパーライトブロック粒径の変化を示す図である。
本発明者らは、線材から最終パテンティングを行なう線径の鋼線に中間パテンティング処理無しで加工を行なう場合、加工量が増えると鋼線の延性が一見して低下していない場合であっても、内部に欠陥が発生し、その後のパテンティング処理とその後の伸線加工において欠陥を助長し、断線に至る場合があることを見出した。
一次伸線加工において厳しい加工(加工量が真歪みで2以上)を行なう場合でも、その後のパテンティング処理以降の工程に影響を及ぼさない様にするためには、一次伸線工程において極力内部欠陥の発生が無い様に線材の組織調整を行なうと共に欠陥の発生しにくい一次伸線を行う必要がある。
そこで本発明者らは、一次伸線後の内部欠陥部位の観察を行い、機械的性質、加工条件、線材組織の数多くの要因が複雑に影響している状態の中から、内部欠陥を発生しやすい組織の特徴として線材中心部のパーライト組織のEBSP(Electron Back Seatter Pattern)装置で測定したパーライトブロック粒径が大きいことを見出した。これは、一般の光学顕微鏡で測定する方法では、パーライトブロック粒径を正しく測定することができず、そのために加工性を阻害する組織状態を判定できない。従って、パーライトブロック粒径の測定にはEBSP装置を用いる必要がある。
パーライトブロック粒径の測定は、日立製の熱電子型のFE−SEM(S4300SE)にTSL社製のEBSP装置を組み合わせた装置を用いて測定を行なった。パーライトブロックの定義は高橋らの「日本金属学会誌」42巻(1978)p702に記載されているフェライトの結晶方位が等しい領域としてEBSP装置により求めた。光学顕微鏡で観察される組織あるいはSEM観察で得られる二次電子像では測定が極めて難しかったため、フェライトの結晶方位マップが得られるEBSP装置による測定結果からパーライトブロック粒径を求めた。また、パーライト鋼におけるフェライトの結晶粒は、低炭素鋼のフェライト単相の場合と異なり、パテンティング材であっても小傾角の境界が無数に存在している。
このため、一般的な結晶粒界として認識できる15度以上の方位差となる粒界がほぼ90%以上となるように適度な閾角を調査した結果、9度以上からなる境界を用いて得られる粒界とした場合に最も良い結果が得られた。そこで、9度以上の方位差を持つ境界で構成される単位をパーライトブロック粒とした。
本発明者らは、パーライトブロック粒径のコントロールの仕方を鋭意調査した結果、酸素量の調整と圧延後の仕上げ圧延温度の調整により仕上げ圧延出側でのγ粒径を整粒化した状態でステルモア冷却する事により、粗大なパーライトブロックの出現を防止する事ができる事を見出した。γ粒が混粒の場合、γ粒径が小さい部分でパーライト変態が起こり易く、パーライトの変態核が不均一に存在するので、パーライトブロックは成長しやすく、粒径は大きくなる。
仕上げ圧延後のγ粒径を小さくするためには、鋼材中の酸素量は少なくとも18ppm以上、好ましくは20ppm以上の酸素量が必要である。一方、酸素量を増加すると介在物量が増加し、粗大な介在物が発生し、これにより延性が低下するので上限値を30ppmとする。
通常の連続冷却を用いた場合には、パーライトブロック粒径は線材の表層から中心に至る間で変化し、図2に示すように一般的なステルモア処理を行なう場合も中心からの位置でのパーライトブロック粒径が変化する。なお、図2においてパーライトブロック粒径は8ヶ所で測定したそれぞれの場合での平均値である。平均値が同じでも中心部に存在するパーライトブロック粒径は大きく異なるため、連続冷却の場合には何を基準に制御すれば良いかを探索した。本発明者らは、中心のパーライトブロック粒径の大きな部分はパーライトラメラも粗くなっており、この粗いパーライト部が伸線加工における破壊の起点となっていることを見い出した。従って、一次伸線後に欠陥を残さないためにはパーライトブロック粒径の最大値は65μm以下に調整する必要がある。パーライトブロック粒径と最終伸線における断線指数との関係を調査した結果、中心部のパーライトブロック粒径が65μm以下の場合に伸線加工性が向上し、その後の伸線工程での断線を低減できることが判明した。
次にパーライトブロック粒径の平均値を規定するに至った理由を述べる。測定されたパーライトブロック粒径は、連続冷却を用いているためにパーライトブロック粒が混粒となっており、この混粒の状態で平均のパーライトブロック粒径を単純平均化しても、小さいバーライトブロックが多数存在するために値が小さくなり過ぎて断線特性を反映しない。このため、混粒が前提となる粒集団の平均粒径の求め方であるJohnson−Saltykovの測定方法(「計量形態学」内田老鶴圃新社、S47.7.30発行、原著:R.T.DeHoff.F.N.Rbiness.P189参照)を用いて得られるパーライトブロック粒径の平均値を線材の表層、1/4部、中心部(1/2部)のそれぞれの場で各8箇所の合計24箇所の平均として求めた。
得られた平均値が10μm以下となる場合、パーライト組織を95%以上に調整することが難しくパーライト組織中にフェライトの体積分率が2%以上に高くなる。このため平均粒径は、10μm以上とする必要がある。また、平均値が30μmを超えると連続冷却の場合には粗大な粒が含まれる確率が極めて高くなるため、30μm以下に調整する必要がある。
引張強さ{248+980×(C質量%)}−40MPa未満になるとパーライトラメラ間隔組織が大きくなり過ぎて良好な加工性が得られないため引張強さは248+980×(C質量%)}−40MPa以上に調整する必要がある。また、引張強さが248+980×(C質量%)}+40MPaを超えると加工硬化が大きく、伸線加工後の強度が高くなり、延性が低下するので248+980×(C質量%)}+40MPa以下に調整する必要がある。
さらに、絞り値は{72.8−40×(C質量%)}以上に調整することが望ましい。絞り値が40%未満の場合には、伸線加工時に内部欠陥が発生しやすくなる。また、絞り値が40%未満となる事を抑制するため、ステルモア冷却して得られる線材の内部に観察される初析フェライトの体積率を2%以下に調整する。2%超の場合には、初析フェライトが伸線加工時の内部欠陥の起点となったり、引張試験における内部欠陥の起点となりやすいため初析フェライトを2%以下に調整する。初析フェライトが問題となるのは炭素量0.85質量%未満の領域であって、炭素量が0.85質量%以上の領域ではC量が多いため一般的に初析フェライトは2%以下に調整される。
以下、本発明による高炭素鋼線材の鋼の成分の限定理由を説明する。成分は全て重量%である。
Cは強化に有効な元素であり高強度の鋼線を得るためにはC量を0.7%以上とすることが必要であるが、高すぎると初析セメンタイトが析出しやすくなり延性が低下しやすくなるのでその上限は1.1%とする。
Siは鋼の脱酸のために必要な元素であり、従ってその含有量があまりに少ないとき、脱酸効果が不十分になるので0.1%以上添加する。また、Siは熱処理後に形成されるパーライト中のフェライト相に固溶しパテンティング後の強度を上げるが、反面、熱処理性を阻害するので1.0%以下とする。
Pは、偏析を造り易く、偏析部はPが濃化してフェライト中に固溶し加工性を低下させるので0.02%以下に調整する。
Sは、多量に有るとMnSを多量に形成し、鋼の延性を低下させるので0.02%以下に調整する。
Mnは鋼の焼き入れ性を確保するために0.1%以上のMnを添加する。しかし、多量のMnの添加は、パテンティングの際の変態時間を長くしすぎるので1.0%以下とする。
Crは鋼の強度を高めるために添加する。添加する場合には、その効果の発揮される0.05%以上添加し、鋼線の延性を引き起こすことのない1.0%以下とする。
Moは鋼の強度を高めるために添加する。添加する場合には、その効果の発揮される0.05%以上添加し、鋼線の延性を引き起こすことのない1.0%以下とする。
Cuは耐食性、腐食疲労特性を向上するために添加する。添加する場合には、その添加効果のある0.05%添加する。しかし、多量の添加をすると熱間圧延の際に脆化しやすくなるので上限を1.0%とする。
Niは鋼の強度を上げる効果がある。添加する場合にはその添加効果のある0.05%以上添加する。しかし、添加量が多くなりすぎると延性が低下するので1.0%以下とする。
Vは鋼の強度を上げる効果がある。添加する場合にはその添加効果のある0.001%以上添加する。しかし、添加量が多くなり過ぎると延性が低下するので上限を0.1%とする。
Nbは鋼の強度を上げる効果がある。添加する場合には、その添加効果のある0.001%以上添加する。しかし、添加量が多くなり過ぎると延性が低下するので上限を0.1%とする。
Bはオーステナイト化した際のγ粒径を細かくする効果がある。これにより絞りなどの延性を向上する。このため、添加する場合にはその効果のある、0.0005%以上添加する。しかし、0.006%を越えて添加すると熱処理によって変態させる際の変態時間が長くなり過ぎるため、上限を0.006%とする。
なお、本発明による高延性の高炭素鋼線材を得る製造方法としては、上述した成分組成を含有するビレットの熱間圧延において、熱仕上温度を800℃以上1050℃以下で熱延し、次いで10秒以内に800〜830℃でコイリング後、ステルモア冷却、或いは500〜570℃の溶融塩中に浸漬する直接パテンティング処理を行なうことが好ましい。
表1に試作に用いた供試鋼の化学成分を示す。No.1〜No.18は本発明に従い鋼の成分が調整されている。No.19、No.20は比較のための鋼である。比較鋼19は酸素量が本発明鋼より少ない鋼で、比較鋼20は酸素量が本発明鋼より多い水準である。
これらの鋼を実炉で表1に示した成分の鋼となるよう溶製し、断面寸法が500×300mmのブルームを連続鋳造で製造した。その後、再加熱して分塊圧延工程で122mm角のビレットにした。その後、再びγ域に加熱し、熱間圧延で5.5mm径の線材とし、仕上げ圧延後、10秒で巻き取り温度850〜900℃調整し、連続的に4ゾーンに分割されたステルモア冷却を行なった。線材の製造条件を表2に示す。また、表2に示した製造条件で得られた線材の機械的性質ならびにパーライトブロックの測定された最大値ならびに平均値を示す。
表2のNo.1、No.2、No.6〜No.21は本発明に従い製造したもので、No.3〜No.5、No.22、No.23は比較のために製造したものである。
表2には、一次伸線性を見るためダイスアプローチ角を20度とし、5.5mm径から1.0mm径まで伸線加工を行い、断線、各パスでの引張試験を行い異常のない場合を○で示した。また、5.5mm径から1.56mm径に伸線加工を行った後、ブラスめっきを行い1.56mm径から0.2mm径に加工を行ない、0.2mm径において重量100kg以上の量の伸線加工を行い断線指数を求めた。この断線指数が良好な場合を○で示した。
本発明のNo.1、No.2、No.6〜No.21は一次伸線性、二次伸線性共に良好な結果を示す。
比較鋼によるNo.3は、仕上げ温度が高いため、パーライトブロックの最大値が65μmを超え、一次伸線性並びに二次伸線性共に悪い結果となった。
比較鋼No.4は、巻き取り温度が高いため、パーライトブロックの最大値が65μmを超え、一次伸線性並びに二次伸線性共に悪い結果となった。
比較鋼No.5は、ステルモア冷却における風量を緩めた水準で、このためTSが本発明より低くなった場合である。これにおいても一次伸線性ならびに二次伸線性が悪い結果となっている。
比較鋼No.22は、鋼の成分における酸素量が本発明より低い場合である。この場合には、中心部のパーライトブロックの最大値が本発明より大きくなっている。
比較鋼No.23は、鋼の成分における酸素量が本発明より高い場合である。この場合には、中心部のパーライトブロックの最大値は本発明と同じであるが、酸素量が高く介在物総量が多いため二次伸線性が低下している。
本発明により従来の高炭素鋼線材に比し、より優れた高疲労強度の極細線の製造が可能となり、ゴム製品の軽量化や高寿命化が可能となった。

Claims (6)

  1. 炭素含有量が0.7質量%以上の高炭素鋼線材であって、該線材の金属組織が、95%以上のパーライト組織からなり、かつ該線材の軸方向に垂直な断面の中心部のパーライトのパーライトブロック粒径の最大値が65μm以下であることを特徴とする高延性の高炭素鋼線材。
  2. 前記線材の引張強さが{248+980×(C質量%)}±40MPaの範囲にあり、かつ絞り値が{72.8−40×(C質量%)}%以上であることを特徴とする請求項1記載の高延性の高炭素鋼線材。
  3. 前記線材の軸方向に垂直な断面のパーライトの中心部のパーライトブロック粒径の平均値が10μm以上30μm以下であることを特徴とする請求項1または2記載の高延性の高炭素鋼線材。
  4. 前記線材の金属組織に体積分率が2%以下の初析フェライトを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の高延性の高炭素鋼線材。
  5. 前記線材が、質量%で、C:0.7〜1.1%、Si:0.1〜1.0%、Mn:0.1〜1.0%、P:0.02%以下、S:0.02%以下を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の高延性の高炭素鋼線材。
  6. 前記線材が、さらに、質量%で、Cr:0.05〜1.0%、Mo:0.05〜1.0%、Cu:0.05〜1.0%、Ni:0.05〜1.0%、V:0.001〜0.1%、Nb:0.001〜0.1%、Ti:0.005〜0.1%、B:0.0005〜0.006%、O:18〜30ppm、N:0〜40ppmの1種または2種を含有することを特徴とする請求項5記載の高延性の高炭素鋼線材。
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