JPWO2007083783A1 - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
Description
ここで、偽色が発生する原理について説明する。撮像素子は微小画素の集まりであり、撮像素子で光学像を捉えるということは、画素ピッチの間隔で信号をサンプリングすることに相当する。例えば、フォトダイオード(画素)を正方格子状に配列させた撮像素子において、画素ピッチをdとすると、サンプリング周波数fsは、fs=1/dとなる。
このとき、図1に示すように、周波数領域におけるナイキスト周波数(=fs/2)よりも大きな周波数領域が実空間での折り返し成分となり、実際には存在しないパターン(偽色)として現れる。すなわち、図1の実線で示すように被写体の空間周波数が撮像素子のナイキスト周波数を越えている場合、被写体に偽色が発生してしまうおそれがある。
このため、通常は、図2に示すように、撮像素子のナイキスト周波数(fs/2)をカットオフ周波数fc(=fs/2)に設定した光学的ローパスフィルタ(OLPF)を光路中に設け、撮像素子に入射する撮像光をフィルタリングしている(例えば、特許文献1,2参照)。
しかしながら、解像度の観点からみると、出力画像の解像感が損なわれるほどまでは、光学的ローパスフィルタの効果を強くすることができない。すなわち、出力画像のサンプリング周波数をFs、画素ピッチをD(=1/Fs)とした場合、出力画像に充分な解像感を待たせるようにするには、光学的ローパスフィルタのカットオフ周波数fcを少なくともほぼFs/2(=1/2D)、またはこの周波数を少し超えるくらいに設定する必要がある。
一般的なベイヤー配列の撮像素子を持ったデジタルカメラでは、撮像素子の画素数と出力画像の画素数とは同程度になっている(そのカメラの最高画質のモードに設定した場合)。この種のデジタルカメラでは、撮像素子の画素ピッチdと出力画像の画素ピッチDとが等しくなっている。このようなデジタルカメラでは、光学的ローパスフィルタのカットオフ周波数fcをほぼfs/2(=1/2d)、またはこの周波数を少し超えるくらいに設定している。
これは、色の観点よりも解像度の観点を重視していることを意味している。この場合、G色のナイキスト周波数はfs/2なので、G色の偽色はあまり目立たないが、R色とB色のナイキスト周波数はfs/4なので、R色とB色による偽色は残ってしまう。しかし、このような場合でも、被写体そのものが高周波成分を持たなければ、偽色は発生しない。そのため、一般的なユーザは色より解像度を優先する傾向が強い。一般的なデジタルカメラでは、この傾向に合わせて、上記のように光学的ローパスフィルタのカットオフ周波数fcを設定している。
一般的なデジタルカメラでは色よりも解像度の観点を優先させているが、本出願人は、色の観点と解像度の観点との画者を同時に満たすようなカメラを考案している(例えば、特許文献3参照)。この特許文献3に記載のカメラでは、撮像素子により生成されたN個の画素信号から1個の出力画像信号を生成するようにしている。撮像素子の画素ピッチdと出力画像の画素ピッチDとの関係は、d<Dとなっている。これにより、光学的ローパスフィルタのカットオフ周波数fcを、色の観点と解像度の観点との両者を満足するように設定することができる。
一台のカメラで静止画と動画の双方を撮影できるように成されたハイブリッドカメラを作成する場合、静止画と動画の双方に対して同時に適切な周波数特性を光学的ローパスフィルタに設定することができない。上述のように、静止画に最適な光学的ローパスフィルタのカットオフ周波数fcは、ほぼfs/2(=1/2d)またはこの周波数を少し超えるくらいであり、動画に最適なカットオフ周波数fcはこれよりも低い。
本発明は、このような実情に鑑みて成されたものであり、動画に関しては出力画像の解像度を犠牲にすることなく偽色の発生を効果的に抑制できるようにするとともに、静止画に関しては偽色の発生を極力抑制しつつ解像度を充分に高められるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の光学的ローパスフィルタでは、静止画撮影モードか動画撮影モードかに応じて、撮像素子に結像する像のぼけ具合を可変制御するようにしている。例えば、静止画撮影モードか動画撮影モードかに応じて光線の分離幅を可変制御することにより、静止画撮影モードのときは光線分離幅を第1の幅とすることによって像のぼけ具合を第1の量とし、動画撮影モードのときは光線分離幅を第1の幅よりも広い第2の幅とすることによって像のぼけ具合を第2の量とするようにしている。
また、このような光学的ローパスフィルタを利用した本発明の撮像装置では、動画の規格で定められている表示画素数よりも多い画素数の撮像素子を備え、動画撮影モードのときは、撮像素子により生成されたN個の画素信号から1個の出力画像信号を生成するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、静止画撮影モードのときは、光学的ローパスフィルタでの光線分離幅が比較的狭くなるように制御されることとなる。光学的ローパスフィルタのカットオフ周波数は光線分離幅に依存するため、光線分離幅を比較的狭くしてカットオフ周波数がほぼfs/2、または、この周波数を少し超えるくらいとなるように制御することにより、撮像素子の解像度をなるべくそのまま活かして、偽色の発生をある程度抑制することができる。これにより、強く求められる高解像度の要求を満足し、かつ、必要最小限の偽色抑制を施した静止画を得ることができる。
一方、動画撮影モードのときは、光学的ローパスフィルタでの光線分離幅が比較的広くなるように制御され、撮像素子により生成されたN個の画素信号から1個の出力画像信号が生成されることとなる。光線分離幅を比較的広くしてカットオフ周波数が出力画像の画素のナイキスト周波数に相当する周波数、または、この周波数を少し超えるくらいとなるように制御することにより、出力画像信号に不要な解像度成分に相当する高周波成分を光学的ローパスフィルタによりカットすることができる。また、静止画撮影モードと比較して、偽色の抑制を強く余裕をもって行うことができる。これにより、動画の規格で要求される解像度を満足し、かつ、偽色が効果的に抑制された動画を得ることができる。
図2は、偽色をカットする光学的ローパスフィルタの周波数特性を示す図である。
図3は、光学的ローパスフィルタの基本原理を示す図である。
図4は、ベイヤー配列の画素ピッチを示す図である。
図5は、本実施形態による撮像装置の主要構成部を示す図である。
図6は、液晶の複屈折を説明するための図である。
図7は、本実施形態による光学的ローパスフィルタの一構成例を示す図である。
図8は、出力画像信号生成部によって行われる解像度変換処理の例を示す図である。
図9は、出力画像信号生成部によって行われる解像度変換処理の例を示す図である。
図10は、出力画像信号生成部によって行われる解像度変換処理の例を示す図である。
図11は、本実施形態による光学的ローパスフィルタの他の構成例を示す図である。
図12は、図11に示す偏光液晶層の液晶分子の配列を示す図である。
図13は、本実施形態による光学的ローパスフィルタの他の構成例を示す図である。
図14は、本実施形態による光学的ローパスフィルタの他の構成例を示す図である。
図15は、本実施形態による光学的ローパスフィルタの他の構成例を示す図である。
光学的ローパスフィルタ2は、撮像光の高い空間周波数成分を抑制する役割を果たすものである。本実施形態の光学的ローパスフィルタ2は、例えば、液晶を素材とする複屈折板から成っており、撮像光の光路上で撮像素子5の前方に配置される。物質の誘電率が非等方的な場合、その物質に対する入射光線は、その振動方向との関係によって、偏光方向の異なる2つの光線に分離される。
図6に示すように、光学的ローパスフィルタ2が液晶から成る複屈折板の場合、複屈折板に対する入射光線は、液晶分子21の分極方向(長軸方向)に垂直な方向に振動する光線(常光線)と、液晶分子21の分極方向に平行な方向に振動する光線(異常光線)とに分離される。図6では、常光線は紙面に垂直に振動する偏光として、異常光線は紙面内で振動する偏光として描かれている。
また、本実施形態では、静止画撮影モードと動画撮影モードのどちらが設定されているかに応じて、光学的ローパスフィルタ2の周波数特性を切り替えられるようになっている。光学的ローパスフィルタ2の周波数特性の切り替えは、複屈折板における常光線と異常光線との距離(光線分離幅と言う)を可変制御することによって実現される。光線分離幅が大きくなると、光学的ローパスフィルタ2のカットオフ周波数は低くなり、撮像素子5に結像する像のぼけ具合は大きくなる。逆に、光線分離幅が小さくなると、光学的ローパスフィルタ2のカットオフ周波数は高くなり、撮像素子5に結像する像のぼけ具合は小さくなる。
ここで、静止画撮影モードのときは光線分離幅を第1の幅とすることによって像のぼけ具合を第1の量とし、動画撮影モードのときは光線分離幅を第1の幅よりも広い第2の幅とすることによって像のぼけ具合を第1の量よりも多い第2の量とする。カラーフィルタ4が図4のようにベイヤー配列されている場合、静止画撮影モードのときは解像度を優先させて、かつ、偽色の抑制を必要最小限にするため、第1の幅は、光学的ローパスフィルタ2のカットオフ周波数がほぼfs/2(=1/2d)、または、この周波数を少し超えるくらいとなるような幅とする。
また、動画撮影モードのときは、出力画像信号にとって不要な解像度成分に相当する高周波成分をカットして、さらに、偽色の抑制を強く余裕をもって行うために、第2の幅は、光学的ローパスフィルタ2のカットオフ周波数が出力画像の画素のナイキスト周波数に相当する周波数、または、この周波数を少し超えるくらいとなるような幅とする。
光学的ローパスフィルタ2での光線分離幅は、液晶に対する印加電圧を制御することによって可変とすることができる。すなわち、図7に示すように、本実施形態の光学的ローパスフィルタ2は、例えば液晶を素材とする複屈折層11(本発明の可変焦点層に相当)を備えている。複屈折層11の液晶はその印加電圧の大きさによって液晶分子21の配向方向が変化し、異常光線に対する屈折率が変化する。このような液晶の電界制御複屈折効果を利用することにより、光学的ローパスフィルタ2の光線分離幅を変えることができる。
図7(a)のように、複屈折層11の液晶に対して比較的小さい電圧V1を印加すると、入射光軸に対して液晶分子21の傾きが小さくなるため、光線分離幅は比較的狭い第1の幅W1となる。また、図7(b)のように、複屈折層11の液晶に対して比較的大きい電圧V2(V1<V2)を印加すると、入射光軸に対して液晶分子21の傾きが大きくなるため、光線分離幅は比較的広い第2の幅W2(W1<W2)となる。
撮像光学系3は、撮像光を撮像素子5に導く役割を果たすものである。本実施形態では、光学的ローパスフィルタ2を含め、撮影レンズや、赤外線除去フィルタ等から構成されている。なお、赤外線除去フィルタは、フォトダイオードに入射する赤外線を遮断するためのものであり、光学的ローパスフィルタ2の前方に配置され、1枚のガラスブロックとして構成されている。
カラーフィルタ4は、撮像素子5を構成する各画素の受光面上に所定パターンで規則的に配置され、撮像光を所定の色成分にフィルタリングする役割を果たすものである。本実施形態では、カラーフィルタ4を構成する第1色、第2色、第3色の3つの色として、R色、G色およびB色の原色フィルタを使用している。しかし、これらに限られず、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)で構成される補色フィルタや別の色の組み合わせであってもよい。さらには、エメラルド色のフィルタを3色フィルタに加えてもよい。
また、本実施形態では、カラーフィルタ4の配列パターンとしては、図4に示したように、G色フィルタを市松模様で配置するとともに、R色フィルタおよびB色フィルタを各行に交互に配置するベイヤー配列を採用しているが、これに限られるものではない。
撮像素子5は、受光した撮像光を電気的な画像情報に光電変換して電荷量として貯え、これを電気信号として出力画像信号生成部6に出力する役割を果たすものである。撮像素子5は、所定パターンで配列された複数の画素(フォトダイオード)を有しており、この各画素の受光面上にカラーフィルタ4を所定パターンで規則的に配置している。本実施形態による撮像素子5の画素数は、動画の規格で定められている表示画素数(SD規格で35万画素程度、HD規格でも208万画素程度)よりも多い数(例えば、HD規格の表示画素数のN倍(Nは2以上の実数)またはそれ以上)に設定されている。
出力画像信号生成部6は、撮像素子5の各画素から取得した画素信号をA/D変換するとともに、各種の画像処理を施し、出力画像信号を生成する役割を果たすものである。出力画像信号生成部6は、A/Dコンバータ7とISP8とにより構成されており、撮像素子5と電気的に接続されている。A/Dコンバータ7は、アナログ電気信号である画素信号をデジタルデータに変換する。
CPU9は、光学的ローパスフィルタ2の液晶に対して印加する電圧の制御と、ISP8に対して撮影モード切換の制御とを行う。すなわち、静止画撮影モードのときは、液晶に対して電圧V1を印加するとともに、ISP8に対して静止画撮影モードを設定するように制御する。また、動画撮影モードのときは、液晶に対して電圧V2を印加するとともに、ISP8に対して動画撮影モードを設定するように制御する。ISP8は、A/D変換された画素信号にオプティカルブラック処理、ホワイトバランス処理、色補正処理、色補間処理、ノイズ抑制処理、輪郭強調処理、γ補正処理および解像度変換処理等の各種の画像処理を施し、出力画像信号を生成する。このときISP8は、CPU9から設定された撮影モードに応じて、静止画用または動画用の画像処理を行う。
解像度変換処理は、例えば動画撮影モードが設定されているときにのみ実施する。解像度変換処理の変換比率は、A/D変換されたN個の画素信号が1個の出力画像信号に相当するように設定しておく。すなわち、ISP8は、静止画撮影モードのときは、撮像素子5により生成されたN個の画素信号からN個の出力画像信号を生成し、動画撮影モードのときは、撮像素子5により生成されたN個の画素信号から1個の出力画像信号を生成する。なお、静止画撮影モードのときにも、ユーザの要求があれば解像度変換処理を行っても良い。
ここで、N個の画素信号から1個の出力画像信号を生成する処理の具体例について説明する。図8〜図10は、ISP8による解像度変換処理の内容例を示す図である。これらの図8〜図10では、撮像素子5の画素配列と出力画像の画素配列との関係および、撮像素子5の画素ピッチd(=1/fs)と出力画像の画素ピッチD(=1/Fs)との関係を示している。
図8に示すように、撮像素子5の画素ピッチdに対する出力画像の画素ピッチDの比kを1.5(D=1.5d)にした場合、1画素の出力画像信号に対して2.25個相当の画素信号がサンプリングされているため、ISP8の解像度変換処理における変換比率、すなわち、1画素の出力画像信号を生成するのに使用する画素信号の相当数Nは2.25である。
また、図9に示すように、撮像素子5の画素ピッチdに対する出力画像の画素ピッチDの比kを2(D=2d)とした場合、1画素の出力画像信号に対して4個相当の画素信号がサンプリングされているため、Nは4である。また、図10に示すように、撮像素子5の画素ピッチdに対する出力画像の画素ピッチDの比kを4(D=4d)とした場合、1画素の出力画像信号に対して16個相当の画素信号がサンプリングされているため、Nは16である。
なお、本実施形態のISP8は、例えばCPU、DSP(Digital Signal Processor)あるいはハードワイヤードロジックにより構成される。あるいは、A/D変換された画素信号をPC(Personal Computer)に取り込んで各種のプログラムにより上述した画像処理を行わせるようにしてもよい。
次に、上記のように構成した本実施形態による撮像装置の動作を説明する。まず、静止画撮影モードが設定されているときは、図7(a)のように光学的ローパスフィルタ2の液晶に対して電圧V1が印加され、光線分離幅が比較的狭い第1の幅W1となるように制御される。これにより、光学的ローパスフィルタ2のカットオフ周波数fcが、ほぼfs/2(=1/2d)、または、この周波数を少し超えるくらいに設定される。
これにより、撮像素子5におけるサンプリングにより発生する偽色をある程度抑制することができる。また、この場合には光学的ローパスフィルタ2のフィルタリング効果が強くなり過ぎることがなく、撮像素子5の画素信号にも不足が生じないので、光学的ローパスフィルタ2での解像度の低下を極力抑制することができる。
光学的ローパスフィルタ2およびカラーフィルタ4を通過した撮像光は撮像素子5で結像し、光電変換によって画素信号が生成される。そして、撮像素子5により生成された画素信号は出力画像信号生成部6に出力され、ここで出力画像信号が生成される。このとき、撮像素子5により生成されたN個の画素信号からN個の出力画像信号が生成される。つまり、撮像素子5の解像度をそのまま活かして、高解像度の出力画像信号が生成される。
一方、動画撮影モードが設定されているときは、図7(b)のように光学的ローパスフィルタ2の液晶に対して電圧V2が印加され、光線分離幅が比較的広い第2の幅W2となるように制御される。これにより、光学的ローパスフィルタ2のカットオフ周波数fcが、出力画像の画素のナイキスト周波数に相当する周波数、または、この周波数を少し超えるくらいに設定される。その結果、出力画像における充分な解像度を保ちつつ、静止画撮影モードよりも強く偽色の発生を抑制することができる。
光学的ローパスフィルタ2およびカラーフィルタ4を通過した撮像光は撮像素子5で結像し、光電変換によって画素信号が生成される。そして、撮像素子5により生成された画素信号は出力画像信号生成部6に出力され、ここで出力画像信号が生成される。このとき、撮像素子5により生成されたN個の画素信号から1個の出力画像信号が生成される。
すなわち、撮像素子5の画素数が動画の規格で要求される表示画素数よりも多く設定されていて、動画にとっては画素数が余分にある撮像素子5で得られたN個の画素信号から表示画素数に合った出力画像信号が生成される。これにより、カットオフ周波数fcが低く設定された光学的ローパスフィルタ2で解像度が低下しても、出力画像信号の生成の際に出力画像信号にはもともと不要な解像度に相当する高周波成分がカットされているだけなので、動画の規格で要求される表示解像度は充分に満足させることができる。
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、静止画撮影モードのときには、必要最小限の偽色が抑制されていて、かつ、高解像度の静止画を得ることができる。また、動画撮影モードのときには、動画の規格で要求される表示解像度を満足し、かつ、偽色が効果的に抑制された動画を得ることができる。また、本実施形態によれば、光学的ローパスフィルタ2の液晶に対する印加電圧を制御することで光線分離幅を変えているので、静止画撮影モードに最適な周波数特性と動画撮影モードに最適な周波数特性とを簡単に切り替えることができる。
なお、上記実施形態では、光学的ローパスフィルタ2が液晶を素材とする複屈折板から成るものとして説明したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、光の複屈折効果を有し、光線分離幅を電気的に制御可能な素材であれば、光学的ローパスフィルタ2の素材として適用することが可能である。
また、上記実施形態では、光学的ローパスフィルタ2の構成例として、図7のように1枚の液晶板によって複屈折率を動的に変える例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図11に示すように、複数枚の液晶板によって複屈折率を動的に変えるように構成することも可能である。
図11の例では、光学的ローパスフィルタ2は、入射光の偏光状態(旋光性)を制御可能なツイストネマチック型の偏光液晶層31と、偏光液晶層31の入射側と射出側にそれぞれ配置されていて、入射光線を常光線と異常光線とに分離して出力する一対の液晶層32,33(請求項5による一対の複屈折層に相当)とを備えている。液晶層32,33の結晶軸の傾斜方向は、互いに同じであっても良いし、異なっていても良い。これらの偏光液晶層31と一対の液晶層32,33とにより、本発明の可変焦点層が構成される。
図11の例では、静止画撮影モードか動画撮影モードかに応じて、偏光液晶層31における偏光状態を可変制御することにより、一方の液晶層32に対する入射光線が偏光液晶層31と一対の液晶層32,33とを通過することによって得られる出力光線の分離幅を、静止画撮影モードのときは図11(a)のように第1の幅W1とし、動画撮影モードのときは図11(b)のように第2の幅W2とするようにしている。偏光液晶層31における偏光状態の制御は、偏光液晶層31に対する印加電圧の有無によって実現することができる。
図12は、偏光液晶層31の液晶分子21の配列を示す図である。図12に示すように、一定方向に微細な溝のある配向膜31a,31bに液晶を接触させると、液晶分子21は溝に沿って並ぶ。溝の向きを90度変えた2枚の配向膜31a,31bで液晶を挟むことにより、液晶層内で液晶分子21は90度ねじれて配列する。このように液晶分子21の配列が90度ねじれた状態の液晶に光を通すと、光は液晶分子21が並ぶ隙間に沿って90度ねじれて通っていく。これにより、偏光液晶層31を通過する前後で光の振動方向が90度変わる。
このような偏光液晶層31に電圧をかけると、液晶分子21の配列が変わる。すなわち、液晶分子21は、配向膜31a,31bに対して印加電圧の大きさに応じた角度を持って配列するようになる。本実施形態では、CPU9が印加電圧の有無を制御することにより、図11に示すように、液晶分子21が配向膜31a,31bに対して0度(平行)または90度(直角)のどちらかとなるように制御する。
図11に示す光学的ローパスフィルタ2の場合、入射光線は、まず、一方の液晶層32によって常光線と異常光線とに分かれ、空間的にΔAだけ分離して射出する。図11では、常光線は紙面に垂直に振動する偏光として、異常光線は紙面内で振動する偏光として描かれている。一方の液晶層32により分離された常光線と異常光線は、次に偏光液晶層31に入射する。
ここで、図11(a)に示すように、偏光液晶層31に対する印加電圧がオフのときは、液晶分子21は配向膜31a,31bに平行になっている。そのため、一方の液晶層32を通過した撮像光は、偏光液晶層31を通過することで90度ねじれる。そのため、偏光液晶層31に入射した常光線と異常光線との振動面の向きが変化する。ここでは、振動面の向きが90度変化するので、一方の液晶層32から射出した常光線は他方の液晶層33に対しては異常光線となり、一方の液晶層32から射出した異常光線は他方の液晶層33に対しては常光線となる。
このため、一方の液晶層32から射出した常光線は他方の液晶層33でΔBだけ変位して射出し、一方の液晶層32から射出した異常光線は他方の液晶層33で変位することなく射出する。その結果、ここでは、ΔA>ΔBであるから、光学的ローパスフィルタ2の全体としての光線分離幅である第1の幅W1は、W1=ΔA−ΔBとなる。
一方、図11(b)に示すように、偏光液晶層31に対する印加電圧をオンとしたときは、液晶分子21は配向膜31a,31bに垂直になっている。そのため、一方の液晶層32を通過した撮像光は、偏光液晶層31を何らねじれることなく通過する。そのため、一方の液晶層32から射出した常光線は他方の液晶層33に対しても常光線となり、一方の液晶層32から射出した異常光線は他方の液晶層33に対しても異常光線となる。
このため、一方の液晶層32から射出した常光線は他方の液晶層33でも変位することなく射出し、一方の液晶層32から射出した異常光線は他方の液晶層33で更にΔBだけ変位して射出する。その結果、光学的ローパスフィルタ2の全体としての光線分離幅である第2の幅W2は、W2=ΔA+ΔBとなる。
この図11のように光学的ローパスフィルタ2を構成した場合、偏光液晶層31に対する印加電圧の有無によって光線分離幅を可変制御することができる。そのため、図7の例のように異なる2つの印加電圧V1,V2を用意する必要がない。また、図7の場合は静止画撮影モードと動画撮影モードのどちらに設定している場合にも電圧を印加する必要があるが、図11の場合は静止画撮影モードのときに電圧を印加する必要がなく、低消費電力化を図ることができる。
なお、図11の例では、一対の複屈折層の例として液晶層32,33を用いているが、液晶の代わりに水晶またはニオブ酸リチウムなどを用いても良い。
また、図11の例では、偏光液晶層31の入射側と射出側とに一対の液晶層32,33を配置しているが、これに限定されない。例えば、図13に示すように、2つの液晶層11,32を重ねて光学的ローパスフィルタ2を構成しても良い。すなわち、図13に示す構成では、図7と同様の液晶層11(請求項6における第1の複屈折層に相当)の入射側に、図11と同様の液晶層32(請求項6における第2の複屈折層に相当)を設けている。上層に位置する液晶層32の結晶軸は、入射光線の光軸に対して所定の固定角度を持って傾斜している。また、下層に位置する液晶層11の結晶軸の傾斜は、印加される電圧の有無によって変化するようになっている。
図13の例では、静止画撮影モードか動画撮影モードかに応じて、下層の液晶層11に対する印加電圧の有無を制御することにより、上層の液晶層32に対する入射光線が下層の液晶層11を通過することによって得られる出力光線の分離幅を、静止画撮影モードのときは図13(a)のように第1の幅W1とし、動画撮影モードのときは図13(b)のように第2の幅W2とするようにしている。
図13に示す光学的ローパスフィルタ2の場合、入射光線は、まず、上層の液晶層32によって常光線と異常光線とに分かれ、空間的にΔAだけ分離して射出する。図13では、常光線は紙面に垂直に振動する偏光として、異常光線は紙面内で振動する偏光として描かれている。上層の液晶層32により分離された常光線と異常光線は、下層の液晶層11に入射する。
ここで、図13(a)に示すように、下層の液晶層11に対する印加電圧がオフのときは、液晶分子は入射光線の光軸に対して平行になっている。そのため、上層の液晶層32から射出した常光線および異常光線は共に、下層の液晶層11で変位することなく射出する。その結果、光学的ローパスフィルタ2の全体としての光線分離幅である第1の幅W1は、W1=ΔAとなる。
一方、図13(b)に示すように、下層の液晶層11に対する印加電圧をオンとしたときは、液晶分子は入射光線の光軸に対してある程度の傾斜を持って並ぶ。そのため、上層の液晶層32から射出した常光線は下層の液晶層11でも変位することなく射出するが、上層の液晶層32から射出した異常光線は下層の液晶層11で更にΔBだけ変位して射出する。その結果、光学的ローパスフィルタ2の全体としての光線分離幅である第2の幅W2は、W2=ΔA+ΔBとなる。
この図13のように光学的ローパスフィルタ2を構成した場合は、下層の液晶層11に対する印加電圧の有無によって光線分離幅を可変制御することができる。そのため、異なる2つの印加電圧V1,V2を用意する必要がない。また、静止画撮影モードのときに電圧を印加する必要がなく、低消費電力化を図ることができる。
なお、図13の例では、液晶層11の入射側に配置する複屈折層の例として液晶層32を用いているが、液晶の代わりに水晶またはニオブ酸リチウムなどを用いても良い。また、図13では、液晶層11の入射側に液晶層32を配置する例について示しているが、液晶層11の射出側に液晶層32を配置するようにしても良い。また、図7の場合と同様に、液晶層11も液晶を素材とするものである必要は必ずしもない。すなわち、光の複屈折効果を有し、光線分離幅を電気的に制御可能な素材であれば、液晶層11の代わりに用いることが可能である。
図14は、光学的ローパスフィルタ2の他の構成例を示す図である。図14に示す光学的ローパスフィルタ2は、図11に示した3層構造のローパスフィルタ41,42を2個備え、それらを結晶軸を含む面が互いに直交または斜交するようにして重ねるとともに、両者の間に1/4波長板43(直線偏光を円偏光にする作用を有している)を配置することによって構成されている。
図14に示す光学的ローパスフィルタ2では、1段目の光学的ローパスフィルタ41によって入射光線をx軸方向に沿って常光線と異常光線とに分離し、1/4波長板43によって光学的ローパスフィルタ41から入射する直線偏光を円偏光に変える。そして、2段目の光学的ローパスフィルタ42によって1/4波長板43からの2本の入射光線をそれぞれy軸に沿って常光線と異常光線とに分離することにより、2次元状に4本の光線に分離する。
1本の入射光線を複数の光線に2次元状に分離するための構成は、図14のような構成に限定されない。例えば、図15に示すような構成とすることも可能である。なお、図15において、黒丸は分離される複数の光線の位置関係を示している。
図15(a)の構成では、図7、図11または図13に示した構成の1次元的光学的ローパスフィルタを2個備え、それらを結晶軸を含む面が互いに直交または斜交するようにして重ねて配置する。重ねて配置する2つの1次元的光学的ローパスフィルタは、図7、図11、図13の中の何れか1つを採用して共に同じ構成としても良いし、図7、図11、図13の中の何れか2つを採用して互いに異なる構成としても良い。
図15(b)の構成では、図7、図11または図13に示した構成の1次元的光学的ローパスフィルタを3個備え、それらを結晶軸を含む面が互いに直交または斜交するようにして重ねて配置する。重ねて配置する3つの1次元的光学的ローパスフィルタは、図7、図11、図13の中の何れか1つを採用して何れも同じ構成としても良いし、図7、図11、図13の中の何れか2つまたは3つを採用して任意の順番で組み合わせても良い。
図15(c)の構成では、図7、図11または図13に示した構成の1次元的光学的ローパスフィルタを2個備え、それらを結晶軸を含む面が互いに直交または斜交するようにして重ねるとともに、両者の間に1/4波長板を配置する。1/4波長板の両側に配置する2つの1次元的光学的ローパスフィルタは、図7、図11、図13の中の何れか1つを採用して共に同じ構成としても良いし、図7、図11、図13の中の何れか2つを採用して組み合わせても良い。1/4波長板の両側に共に図11の構成の1次元的光学的ローパスフィルタを配置した例が、図14の構成に相当する。
また、上記実施形態では、撮像素子5に結像する像のぼけ具合を可変とするための可変焦点層の一例として、液晶等を素材とする複屈折板を用いる例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、液晶レンズにより可変焦点層を構成するようにしても良い。
液晶レンズは、液晶を利用したレンズの一種である。液晶をレンズ状の空間に封入し、印加する電圧を調整すると、見かけ上の液晶の屈折率が変化する。同じ形状のレンズであっても、それを構成する液晶の屈折率が変化すると、レンズの焦点距離が変化する。このように、液晶レンズを用いると、電気信号のみの制御によりレンズの焦点距離を変化させることができる。
液晶レンズを可変焦点層として用いる場合は、静止画撮影モードか動画撮影モードかに応じて、液晶レンズに対する電圧の印加を制御することにより、液晶レンズの屈折率の変化を通じて焦点距離を可変制御する。これによって、静止画撮影モードのときは像のぼけ具合を第1の量とし、動画撮影モードのときは像のぼけ具合を第2の量とする。
また、上記実施形態では、撮像素子5の画素配列が正方格子配列である場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、45°傾斜正方格子配列であっても良い。
なお、上記実施形態において、静止画撮影モードと動画撮影モードの設定は、撮像装置1に備えられた図示しないモード設定用操作子をユーザが操作することによって行うことが可能である。また、動画撮影モードを設定してユーザが動画の撮影中においても、ユーザが静止画の撮影用シャッタを押下したときに、一時的に静止画撮影モードに自動的に切り替えるようにすることも可能である。このようにして設定されたモード情報は、撮像装置1の図示しないメモリに保存される。そして、CPU8が、このメモリに保存されたモード情報を参照することによって、光学的ローパスフィルタ2に対する印加電圧を制御する。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
図2は、偽色をカットする光学的ローパスフィルタの周波数特性を示す図である。
図3は、光学的ローパスフィルタの基本原理を示す図である。
図4は、ベイヤー配列の画素ピッチを示す図である。
図5は、本実施形態による撮像装置の主要構成部を示す図である。
図6は、液晶の複屈折を説明するための図である。
図7は、本実施形態による光学的ローパスフィルタの一構成例を示す図である。
図8は、出力画像信号生成部によって行われる解像度変換処理の例を示す図である。
図9は、出力画像信号生成部によって行われる解像度変換処理の例を示す図である。
図10は、出力画像信号生成部によって行われる解像度変換処理の例を示す図である。
図11は、本実施形態による光学的ローパスフィルタの他の構成例を示す図である。
図12は、図11に示す偏光液晶層の液晶分子の配列を示す図である。
図13は、本実施形態による光学的ローパスフィルタの他の構成例を示す図である。
図14は、本実施形態による光学的ローパスフィルタの他の構成例を示す図である。
図15は、本実施形態による光学的ローパスフィルタの他の構成例を示す図である。
Claims (10)
- 静止画撮影モードか動画撮影モードかに応じて、撮像素子に結像する像のぼけ具合を可変制御することにより、上記静止画撮影モードのときは上記像のぼけ具合を第1の量とし、上記動画撮影モードのときは上記像のぼけ具合を上記第1の量よりも多い第2の量とするようにしたことを特徴とする光学的ローパスフィルタ。
- 印加される電圧に応じて光の屈折率が変化し、これによって上記像のぼけ具合が変化するように成された可変焦点層を備え、
上記可変焦点層に対する印加電圧によって上記像のぼけ具合を電子的に切替可能に構成したことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の光学的ローパスフィルタ。 - 上記可変焦点層は液晶レンズから成り、
上記静止画撮影モードか上記動画撮影モードかに応じて上記液晶レンズに対する印加電圧を制御し、上記液晶レンズの屈折率の変化を通じて焦点距離を可変制御することにより、上記像のぼけ具合を電子的に切り替えるようにしたことを特徴とする請求の範囲第2項に記載の光学的ローパスフィルタ。 - 上記可変焦点層は、入射光線を常光線と異常光線とに分離して出力する複屈折層から成り、
上記静止画撮影モードか上記動画撮影モードかに応じて上記複屈折層に対する印加電圧を制御し、上記複屈折層より出力される上記常光線および上記異常光線の光線分離幅を可変制御することにより、上記静止画撮影モードのときは上記光線分離幅を第1の幅とすることによって上記像のぼけ具合を上記第1の量とし、上記動画撮影モードのときは上記光線分離幅を上記第1の幅よりも広い第2の幅とすることによって上記像のぼけ具合を上記第2の量とするようにしたことを特徴とする請求の範囲第2項に記載の光学的ローパスフィルタ。 - 上記可変焦点層は、入射光の偏光状態を制御可能な偏光液晶層と、上記偏光液晶層の入射側および射出側にそれぞれ配置されていて、入射光線を常光線と異常光線とに分離して出力する一対の複屈折層とから成り、
上記静止画撮影モードか上記動画撮影モードかに応じて上記偏光液晶層に対する印加電圧を制御し、上記偏光液晶層における偏光状態を可変制御することにより、入射光線が上記偏光液晶層と上記一対の複屈折層とを通過することによって得られる出力光線の分離幅を、上記静止画撮影モードのときは第1の幅とすることによって上記像のぼけ具合を上記第1の量とし、上記動画撮影モードのときは上記第1の幅よりも広い第2の幅とすることによって上記像のぼけ具合を上記第2の量とするようにしたことを特徴とする請求の範囲第2項に記載の光学的ローパスフィルタ。 - 上記可変焦点層は、入射光線を常光線と異常光線とに分離して出力する第1の複屈折層と、上記第1の複屈折層の入射側および射出側の少なくとも一方に配置されていて、入射光線を常光線と異常光線とに分離して出力する第2の複屈折層とから成り、
上記静止画撮影モードか上記動画撮影モードかに応じて上記第1の複屈折層に対する印加電圧を制御し、上記第1の複屈折層より出力される上記常光線および上記異常光線の光線分離幅を可変制御することにより、入射光線が上記第1の複屈折層と上記第2の複屈折層とを通過することによって得られる出力光線の分離幅を、上記静止画撮影モードのときは第1の幅とすることによって上記像のぼけ具合を上記第1の量とし、上記動画撮影モードのときは上記第1の幅よりも広い第2の幅とすることによって上記像のぼけ具合を上記第2の量とするようにしたことを特徴とする請求の範囲第2項に記載の光学的ローパスフィルタ。 - 請求の範囲第4項〜第6項の何れか1項に記載の光学的ローパスフィルタを2個備え、当該2個の光学的ローパスフィルタを結晶軸を含む面が互いに直交または斜交するようにして重ねて配置したことを特徴とする光学的ローパスフィルタ。
- 請求の範囲第4項〜第6項の何れか1項に記載の光学的ローパスフィルタを3個備え、当該3個の光学的ローパスフィルタを結晶軸を含む面が互いに直交または斜交するようにして重ねて配置したことを特徴とする光学的ローパスフィルタ。
- 請求の範囲第4項〜第6項の何れか1項に記載の光学的ローパスフイルタを2個備え、当該2個の光学的ローパスフィルタを結晶軸を含む面が互いに直交または斜交するようにして重ねるとともに、上記2個の光学的ローパスフィルタの間に、直線偏光を円偏光に変換する1/4波長板を配置したことを特徴とする光学的ローパスフィルタ。
- 請求の範囲第1項〜第9項の何れか1項に記載の光学的ローパスフィルタと、
上記光学的ローパスフィルタを通過した撮像光を結像し、光電変換により画素信号を生成する撮像素子と、
上記撮像素子により生成された画素信号から出力画像信号を生成する出力画像信号生成部であって、上記動画撮影モードのときは上記撮像素子により生成されたN個(Nは2以上の実数)の画素信号から1個の出力画像信号を生成するように成された出力画像信号生成部とを備え、
上記撮像素子の画素数は、動画の規格で定められている表示画素数より多く設定されていることを特徴とする撮像装置。
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