JP2556831B2 - 光学的ロ−パスフイルタ−及びこれを用いた撮像装置 - Google Patents
光学的ロ−パスフイルタ−及びこれを用いた撮像装置Info
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- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B1/00—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
- A61B1/04—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor combined with photographic or television appliances
- A61B1/042—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor combined with photographic or television appliances characterised by a proximal camera, e.g. a CCD camera
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- G02B23/00—Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
- G02B23/24—Instruments or systems for viewing the inside of hollow bodies, e.g. fibrescopes
- G02B23/26—Instruments or systems for viewing the inside of hollow bodies, e.g. fibrescopes using light guides
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- G—PHYSICS
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- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B27/00—Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
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- G02B27/1066—Beam splitting or combining systems for enhancing image performance, like resolution, pixel numbers, dual magnifications or dynamic range, by tiling, slicing or overlapping fields of view
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、固体撮像素子を備えたテレビカメラ,電子
カメラやフアイバースコープ等においてモアレを除去す
るために用いられるローパスフィルターに関するもので
ある。
カメラやフアイバースコープ等においてモアレを除去す
るために用いられるローパスフィルターに関するもので
ある。
幾何学的パターン状の模様を有する物体をCCD(固体
撮像素子)やイメージガイドを用いて観察したり、CCD
とイメージガイドを組み合わせて物体を観察した場合な
どにモアレが発生してしまう問題がある。
撮像素子)やイメージガイドを用いて観察したり、CCD
とイメージガイドを組み合わせて物体を観察した場合な
どにモアレが発生してしまう問題がある。
そこで、このような問題を解決するために第26図に示
した如き水晶板等の複屈折板から成るローパスフィルタ
ー1を第27図に示した如く撮影レンズ2とCCD3との間に
置いて複屈折により高周波成分をカットすることにより
モアレの除去を行っていた。
した如き水晶板等の複屈折板から成るローパスフィルタ
ー1を第27図に示した如く撮影レンズ2とCCD3との間に
置いて複屈折により高周波成分をカットすることにより
モアレの除去を行っていた。
即ち、第26図に示すように、複屈折板は入射光線を常
光線と異常光線とに分離する性質を有しているため、こ
れを第27図に示したように、CCD3への結像光路中に配置
すると、CCD3の受像面に常光線による像と異常光線によ
る像とが重なって二重像が形成される。その結果、複屈
折板は物体像の中から二つの像の分離距離の二倍に相当
する空間周波数成分をカットする光学的ローパスフィル
ターとして機能する。常光線と異常光線との間隔は、複
屈折板の結晶軸の向きを固定した場合、その厚さに比例
するため、二重像の分離距離がCCD3の絵素の配列ピッチ
のほぼ1/2となるように前記複屈折板の厚さを定める
と、CCD3の絵素配列と物体像との干渉によるモアレの発
生を抑制することができるのである。
光線と異常光線とに分離する性質を有しているため、こ
れを第27図に示したように、CCD3への結像光路中に配置
すると、CCD3の受像面に常光線による像と異常光線によ
る像とが重なって二重像が形成される。その結果、複屈
折板は物体像の中から二つの像の分離距離の二倍に相当
する空間周波数成分をカットする光学的ローパスフィル
ターとして機能する。常光線と異常光線との間隔は、複
屈折板の結晶軸の向きを固定した場合、その厚さに比例
するため、二重像の分離距離がCCD3の絵素の配列ピッチ
のほぼ1/2となるように前記複屈折板の厚さを定める
と、CCD3の絵素配列と物体像との干渉によるモアレの発
生を抑制することができるのである。
ところが、複屈折板からなる光学的ローパスフィルタ
ーは、常光に対する屈折率と異常光に対する屈折率との
差が小さいため、光学的ローパスフィルターが厚くな
り、その分だけ光学系の内部に余分なスペースが必要に
なるという問題があった。又、複屈折板は結晶軸の向き
及び/又は厚さを変えることが不可能であるため、カッ
トオフする空間周波数を調節することができないという
問題もあった。
ーは、常光に対する屈折率と異常光に対する屈折率との
差が小さいため、光学的ローパスフィルターが厚くな
り、その分だけ光学系の内部に余分なスペースが必要に
なるという問題があった。又、複屈折板は結晶軸の向き
及び/又は厚さを変えることが不可能であるため、カッ
トオフする空間周波数を調節することができないという
問題もあった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、小型で、カットオフ
する空間周波数を調整することが可能な光学的ローパス
フィルターとこれを用いた撮像装置を提供することを目
的とするものである。
する空間周波数を調整することが可能な光学的ローパス
フィルターとこれを用いた撮像装置を提供することを目
的とするものである。
本発明によるローパスフィルターは、入射光の偏光状
態の変化を制御可能な液晶層8,28又は電気光学物質層31
と、該液晶層又は電気光学物質層の入射側と射出側に夫
々配置されていて一本の入射光線を常光線と異常光線と
に分離する一対の複屈折板9,9′とを備え、上記液晶層
又は電気光学物質層における偏光状態の変化を制御する
ことにより、一本の入射光線が一本の光線として射出す
る状態と複数本に分離して射出する状態とに切換える
か、一本の光線として射出する際に射出位置を変化させ
るか、或いは複数本に分離して射出する際に各光線間の
分離距離を変化させるか、するようになっている。
態の変化を制御可能な液晶層8,28又は電気光学物質層31
と、該液晶層又は電気光学物質層の入射側と射出側に夫
々配置されていて一本の入射光線を常光線と異常光線と
に分離する一対の複屈折板9,9′とを備え、上記液晶層
又は電気光学物質層における偏光状態の変化を制御する
ことにより、一本の入射光線が一本の光線として射出す
る状態と複数本に分離して射出する状態とに切換える
か、一本の光線として射出する際に射出位置を変化させ
るか、或いは複数本に分離して射出する際に各光線間の
分離距離を変化させるか、するようになっている。
又、本発明によるローパスフィルターは、入射光の偏
光状態の変化を制御可能な液晶層又は電気光学物質層
と、該液晶層又は電気光学物質層の入射側と射出側に夫
々配置されていて一本の入射光線を常光線と異常光線と
に分離する一対の複屈折板とを備えた複数の光学的ロー
パスフィルターユニット10と、隣接する各光学的ローパ
スフィルターユニット間に一つずつ配置されていて偏光
状態を変化させ得る複数の光学素子11とを備え、上記の
一つの光学的ローパスフィルターユニットの複屈折板の
結晶軸を含む面が上記の他の一つの光学的ローパスフィ
ルターユニットの複屈折板の結晶軸を含む面と交差する
ように配置されている。
光状態の変化を制御可能な液晶層又は電気光学物質層
と、該液晶層又は電気光学物質層の入射側と射出側に夫
々配置されていて一本の入射光線を常光線と異常光線と
に分離する一対の複屈折板とを備えた複数の光学的ロー
パスフィルターユニット10と、隣接する各光学的ローパ
スフィルターユニット間に一つずつ配置されていて偏光
状態を変化させ得る複数の光学素子11とを備え、上記の
一つの光学的ローパスフィルターユニットの複屈折板の
結晶軸を含む面が上記の他の一つの光学的ローパスフィ
ルターユニットの複屈折板の結晶軸を含む面と交差する
ように配置されている。
又、本発明による撮像装置は、入射光の偏光状態の変
化を制御可能な液晶層又は電気光学物質層と、該液晶層
又は電気光学物質層の入射側と射出側に夫々配置されて
いて一本の入射光線を常光線と異常光線とに分離する一
対の複屈折板と、上記液晶層又は電気光学物質層の射出
側に配置された上記複屈折板の射出側に配置された撮像
素子3とを備え、上記液晶層又は電気光学物質層におけ
る偏光状態の変化を制御することにより、一本の入射光
線が一本の光線として上記撮像素子上へ射出する状態と
複数本に分離して上記撮像素子上へ射出する状態とに切
換えるか、一本の光線として射出する際に射出位置を変
化させるか、或いは複数本に分離して射出する際に各光
線間の分離距離を変化させるか、するようになってい
る。
化を制御可能な液晶層又は電気光学物質層と、該液晶層
又は電気光学物質層の入射側と射出側に夫々配置されて
いて一本の入射光線を常光線と異常光線とに分離する一
対の複屈折板と、上記液晶層又は電気光学物質層の射出
側に配置された上記複屈折板の射出側に配置された撮像
素子3とを備え、上記液晶層又は電気光学物質層におけ
る偏光状態の変化を制御することにより、一本の入射光
線が一本の光線として上記撮像素子上へ射出する状態と
複数本に分離して上記撮像素子上へ射出する状態とに切
換えるか、一本の光線として射出する際に射出位置を変
化させるか、或いは複数本に分離して射出する際に各光
線間の分離距離を変化させるか、するようになってい
る。
以下図示した各実施例に基づき本発明を詳細に説明す
る。
る。
第1図は液晶による複屈折の様子を示しており、これ
は液晶の配向(液晶軸方向)が光軸に対して傾斜する液
晶素子5に1本の光軸が入射し、常光線と異常光線とに
分離して射出することを示したものである。液晶素子5
のne(異常光線に対する屈折率)−no(異常に対する屈
折率)は大きく、例えば、MBBA(N−p−メトオキシベ
ンジリデン−p′−n−ブチルアニリン)では0.255で
あり、これは水晶板のne−no=0.0091に比べて著しく大
きいので、厚さの薄い液晶層で大きな光線分離を得るこ
とができる。そして、これを上記従来例と同様に配置す
ればモアレを除去することができる。
は液晶の配向(液晶軸方向)が光軸に対して傾斜する液
晶素子5に1本の光軸が入射し、常光線と異常光線とに
分離して射出することを示したものである。液晶素子5
のne(異常光線に対する屈折率)−no(異常に対する屈
折率)は大きく、例えば、MBBA(N−p−メトオキシベ
ンジリデン−p′−n−ブチルアニリン)では0.255で
あり、これは水晶板のne−no=0.0091に比べて著しく大
きいので、厚さの薄い液晶層で大きな光線分離を得るこ
とができる。そして、これを上記従来例と同様に配置す
ればモアレを除去することができる。
第2図(A)及び(B)は第一実施例を示している。
この実施例では、光学的ローパスフィルター7は液晶層
5を透明電極5a,5aで挟み、これらの電極の間に電圧を
印加できるように構成している。
この実施例では、光学的ローパスフィルター7は液晶層
5を透明電極5a,5aで挟み、これらの電極の間に電圧を
印加できるように構成している。
第2図(A)では電圧を印加しない状態を示している
が、この状態では、液晶分子の配向(液晶分子の向き,
複屈折板の結晶軸の向きに相当する)は入射光軸に平行
であり、入射光線は常光線と異常光線とに分離すること
なく射出する。
が、この状態では、液晶分子の配向(液晶分子の向き,
複屈折板の結晶軸の向きに相当する)は入射光軸に平行
であり、入射光線は常光線と異常光線とに分離すること
なく射出する。
これに対し、電極5a,5a間に電圧を印加すると液晶分
子の向きが傾斜し、それに応じて入射光線が常光線と異
常光線とに分離して射出するようになる。そして、印加
電圧を変化させることにより液晶分子の向きが連続的に
変化し、これに伴って常光線と異常光線との間隔も連続
的に変化する。
子の向きが傾斜し、それに応じて入射光線が常光線と異
常光線とに分離して射出するようになる。そして、印加
電圧を変化させることにより液晶分子の向きが連続的に
変化し、これに伴って常光線と異常光線との間隔も連続
的に変化する。
従って、この光学的ローパスフィルター7を従来例と
同様に結像光路中に配置すれば、像面上における二重像
の分離距離Δをゼロからある値まで連続的に変化させる
ことができる。これによって、像面上におけるカットオ
フ周波数を変化させることが可能な光学的ローパスフィ
ルターが得られる。
同様に結像光路中に配置すれば、像面上における二重像
の分離距離Δをゼロからある値まで連続的に変化させる
ことができる。これによって、像面上におけるカットオ
フ周波数を変化させることが可能な光学的ローパスフィ
ルターが得られる。
第3図(A)及び(B)は第二実施例を示している。
これはツイストネマチック型の液晶素子8の前後に結晶
軸の傾斜方向が同じ水晶板9,9′を配置して成る光学的
ローパスフィルター10であって、透明電極8a,8aへの印
加電極のON−OFFによって液晶素子8の旋光性を変える
ようになっている。即ち、この光学的ローパスフィルタ
ー10に入射した光線は、まず、第一の水晶板9により常
光線と異常光線とに分かれ、空間的にΔAだけ分離して
射出する。図では、常光線は紙面に垂直に振動する偏光
として、異常光線は紙面内で振動する偏光として描かれ
ている。
これはツイストネマチック型の液晶素子8の前後に結晶
軸の傾斜方向が同じ水晶板9,9′を配置して成る光学的
ローパスフィルター10であって、透明電極8a,8aへの印
加電極のON−OFFによって液晶素子8の旋光性を変える
ようになっている。即ち、この光学的ローパスフィルタ
ー10に入射した光線は、まず、第一の水晶板9により常
光線と異常光線とに分かれ、空間的にΔAだけ分離して
射出する。図では、常光線は紙面に垂直に振動する偏光
として、異常光線は紙面内で振動する偏光として描かれ
ている。
第3図(A)では、電極に電圧を印加した状態が示さ
れているが、この状態では液晶層8は常光線及び異常光
線の偏光状態に影響を与えない。このため、常光線及び
異常光線は水晶板9′に対しても常光及び異常光であ
る。その結果、異常光線のみが水晶板9′で更にΔBだ
け変位して射出し、フィルター全体としての二本の光線
の分離距離は Δ1=ΔA+ΔB となる。
れているが、この状態では液晶層8は常光線及び異常光
線の偏光状態に影響を与えない。このため、常光線及び
異常光線は水晶板9′に対しても常光及び異常光であ
る。その結果、異常光線のみが水晶板9′で更にΔBだ
け変位して射出し、フィルター全体としての二本の光線
の分離距離は Δ1=ΔA+ΔB となる。
これに対し、電極8a,8a間に電圧を印加しないように
すると、第3図(B)に示すように、液晶分子の配光が
変化し、液晶層の旋光性が変化し、入射した常光線と異
常光線との振動面の向きが変化する。図では、振動面の
向きが90゜変化するように描かれているので、水晶板9
から射出した常光線は水晶板9′に対しては異常光線と
なり、水晶板9から射出した異常光線は水晶板9′に対
しては常光線となる。このため、水晶板9から射出した
常光線は水晶板9′で更にΔBだけ変位して射出し、一
方、水晶板9から射出した異常光線は水晶板9′で変位
することなく放出する。その結果、ここでは、ΔA>Δ
Bであるから、フィルター全体として二本の光線の分離
距離は Δ2=ΔA−ΔB となる。
すると、第3図(B)に示すように、液晶分子の配光が
変化し、液晶層の旋光性が変化し、入射した常光線と異
常光線との振動面の向きが変化する。図では、振動面の
向きが90゜変化するように描かれているので、水晶板9
から射出した常光線は水晶板9′に対しては異常光線と
なり、水晶板9から射出した異常光線は水晶板9′に対
しては常光線となる。このため、水晶板9から射出した
常光線は水晶板9′で更にΔBだけ変位して射出し、一
方、水晶板9から射出した異常光線は水晶板9′で変位
することなく放出する。その結果、ここでは、ΔA>Δ
Bであるから、フィルター全体として二本の光線の分離
距離は Δ2=ΔA−ΔB となる。
このフィルターは、液晶自身で光線を分離させるもの
ではないが、旋光性液晶層は厚さが7〜8μmと薄いの
で、液晶層における光のロスが少なく透過率が良いとい
う利点がある。
ではないが、旋光性液晶層は厚さが7〜8μmと薄いの
で、液晶層における光のロスが少なく透過率が良いとい
う利点がある。
尚、第3図(A)と同図(B)とでは、ΔAがかなり
異なる大きさに描かれているが、これは図を見やすくす
るためであって、水晶板9が第3図(A)と同図(B)
とで変わるわけではないので、分離距離は同一である。
異なる大きさに描かれているが、これは図を見やすくす
るためであって、水晶板9が第3図(A)と同図(B)
とで変わるわけではないので、分離距離は同一である。
第4図は第三実施例を示しており、これは上記第二実
施例のローパスフィルター10を二個各結晶軸を含む面が
互いに直交又は斜交するようにして重ねると共に両者の
間に1/4波長板11(直線偏光を円偏光にする作用を有し
ている)を配置して成るローパスフィルター12であっ
て、ローパスフィルター10,10に夫々かかる電圧を変え
ることにより複屈折により第5図に示した如く、光線を
ほぼ一ケ所(第5図(a))又はほぼ二ケ所(第5図
(b)又は(c))又は四本に分けることができる。但
し、Δ3,Δ4は一方のローパスフィルター10による像の
ずれをΔ5,Δ6は他方のローパスフィルター10による像
のずれを夫々示している。即ち、仮に第4図の上側の第
一のローパスフィルターによる像のずれをΔ3,Δ4、下
側の第二のローパスフィルターによる像のずれをΔ5,Δ
6とすると、第3図に示した如くローパスフィルター10
は電圧を印加したときに像のずれ(光線の分離距離)が
大きくなり、電圧を与えないと像のずれがごく僅かとな
るので、第一,第二のローパスフィルターに共に電圧を
加えておくと、入射光線は第一のローパスフィルターで
Δ3だけ離れた常光線及び異常光線に分離され、1/4波
長板により各々が円偏光に変わった後、第二のローパス
フィルターで各々がΔ5だけ離れた常光線及び異常光線
に分離されるため、全体で四つの像が形成される。しか
し、Δ3,Δ5が小さい値であるため、第5図aのように
四つの像は接近し、ほぼ一箇所に集まる。
施例のローパスフィルター10を二個各結晶軸を含む面が
互いに直交又は斜交するようにして重ねると共に両者の
間に1/4波長板11(直線偏光を円偏光にする作用を有し
ている)を配置して成るローパスフィルター12であっ
て、ローパスフィルター10,10に夫々かかる電圧を変え
ることにより複屈折により第5図に示した如く、光線を
ほぼ一ケ所(第5図(a))又はほぼ二ケ所(第5図
(b)又は(c))又は四本に分けることができる。但
し、Δ3,Δ4は一方のローパスフィルター10による像の
ずれをΔ5,Δ6は他方のローパスフィルター10による像
のずれを夫々示している。即ち、仮に第4図の上側の第
一のローパスフィルターによる像のずれをΔ3,Δ4、下
側の第二のローパスフィルターによる像のずれをΔ5,Δ
6とすると、第3図に示した如くローパスフィルター10
は電圧を印加したときに像のずれ(光線の分離距離)が
大きくなり、電圧を与えないと像のずれがごく僅かとな
るので、第一,第二のローパスフィルターに共に電圧を
加えておくと、入射光線は第一のローパスフィルターで
Δ3だけ離れた常光線及び異常光線に分離され、1/4波
長板により各々が円偏光に変わった後、第二のローパス
フィルターで各々がΔ5だけ離れた常光線及び異常光線
に分離されるため、全体で四つの像が形成される。しか
し、Δ3,Δ5が小さい値であるため、第5図aのように
四つの像は接近し、ほぼ一箇所に集まる。
これに対し、第一のローパスフィルターの電源を切
り、第二のローパスフィルターだけに電圧を与えると、
第一のローパスフィルターによる分離距離Δ4だけ大き
くなり、第5図bのように、ほぼ二箇所に集まる。第5
図cは第5図bとは逆に、第一のローパスフィルターに
電圧を与え、第二のローパスフィルターに電圧を与えな
い場合である。第5図dは両者の電源を切った場合であ
り、この場合に離れた四重像が形成される。尚、1/4波
長板11の代わりに、偏光解消板,±45゜の旋光板或は第
6図に示した如く45゜方向の結晶軸を持つ水晶板等の複
屈折板13を用いても良い。第6図の複屈折板13の矢印
は、光線の入射方向から見た複屈折板13の結晶軸の方向
を示している。又、第6図のローパスフィルター10の矢
印は、光線の入射方向から見たローパスフィルター10の
光線の分離方向を示している。
り、第二のローパスフィルターだけに電圧を与えると、
第一のローパスフィルターによる分離距離Δ4だけ大き
くなり、第5図bのように、ほぼ二箇所に集まる。第5
図cは第5図bとは逆に、第一のローパスフィルターに
電圧を与え、第二のローパスフィルターに電圧を与えな
い場合である。第5図dは両者の電源を切った場合であ
り、この場合に離れた四重像が形成される。尚、1/4波
長板11の代わりに、偏光解消板,±45゜の旋光板或は第
6図に示した如く45゜方向の結晶軸を持つ水晶板等の複
屈折板13を用いても良い。第6図の複屈折板13の矢印
は、光線の入射方向から見た複屈折板13の結晶軸の方向
を示している。又、第6図のローパスフィルター10の矢
印は、光線の入射方向から見たローパスフィルター10の
光線の分離方向を示している。
第7図(A)及び(B)は第四実施例を示しており、
これは後側にプリズム14を有し且つプリズム14側の透明
電極15aが光軸に対して傾斜しているN型液晶素子15か
ら成るローパスフィルター16であって、複屈折即ち液晶
素子15に入射した自然光は常光線と異常光線とで液晶の
屈折率が異なるためプリズム14の境界面での屈折率が異
なり出射時には光線は角度を有する二つの方向に分離し
て進ことを利用したものである。そして、この場合、透
明電極15a,15aへの印加電圧をON−OFFすることにより複
屈折性を生じさせたり消したりすることが可能である。
尚、N型液晶素子15内の液晶は第8図に示した如き屈折
率楕円体を有しており、プリズム14の屈折率はnx,nyに
ほぼ等しいのが良い。又、モアレ除去のためには、ロー
パスフィルター16を第9図に示した如く撮像レンズ2と
CCD3との間に配置すれば良い。
これは後側にプリズム14を有し且つプリズム14側の透明
電極15aが光軸に対して傾斜しているN型液晶素子15か
ら成るローパスフィルター16であって、複屈折即ち液晶
素子15に入射した自然光は常光線と異常光線とで液晶の
屈折率が異なるためプリズム14の境界面での屈折率が異
なり出射時には光線は角度を有する二つの方向に分離し
て進ことを利用したものである。そして、この場合、透
明電極15a,15aへの印加電圧をON−OFFすることにより複
屈折性を生じさせたり消したりすることが可能である。
尚、N型液晶素子15内の液晶は第8図に示した如き屈折
率楕円体を有しており、プリズム14の屈折率はnx,nyに
ほぼ等しいのが良い。又、モアレ除去のためには、ロー
パスフィルター16を第9図に示した如く撮像レンズ2と
CCD3との間に配置すれば良い。
第10図(A)及(B)は第五実施例を示しており、こ
れは上記第一実施例のローパスフィルター7を二個重ね
ると共に両者の間に1/2波長板17を配置して成るローパ
スフィルター18であって、これはCCDの前で像を振って
ぼかすことによりモアレを除去するものであり、そのた
めにずれΔは連続的且つ周期的又はランダムに変化する
ようになっている。即ち、第10図(A)では、各ローパ
スフィルター7は、第2図(A)に示したように、入射
光線を分離することなくそのまま通過させる状態となっ
ている。従って、入射光はフィルター18を真っ直ぐ通過
する。
れは上記第一実施例のローパスフィルター7を二個重ね
ると共に両者の間に1/2波長板17を配置して成るローパ
スフィルター18であって、これはCCDの前で像を振って
ぼかすことによりモアレを除去するものであり、そのた
めにずれΔは連続的且つ周期的又はランダムに変化する
ようになっている。即ち、第10図(A)では、各ローパ
スフィルター7は、第2図(A)に示したように、入射
光線を分離することなくそのまま通過させる状態となっ
ている。従って、入射光はフィルター18を真っ直ぐ通過
する。
これに対し、第10図(B)では、ローパスフィルター
7は第2図(B)に示すように、入射光を液晶層で屈折
されない常光と屈折される異常光とに分離して射出す
る。従って。入射光は入射側のフィルター7により常光
と異常光とに二分され、これらの光線は1/2波長板の作
用により各々偏光面が90゜回転された後、更に射出側の
フィルター7に入射する。偏光面の回転によりフィルタ
ー7に対しては常光と異常光とが入れ替わることにな
り、入射側のフィルター7を真っ直ぐ通過した常光は射
出側のフィルター7で屈折される。一方、入射側のフィ
ルター7で屈折された異常光は、射出側のフィルター7
を真っ直ぐ通り抜ける。その結果、二つのフィルター7
が同じものであるから、入射側のフィルター7で分離さ
れた二つの光線は射出側のフィルター7から射出する際
に再度一つの光線に合成されるが、第10図(A)の場合
と比較すると、射出位置がΔだけずれている。
7は第2図(B)に示すように、入射光を液晶層で屈折
されない常光と屈折される異常光とに分離して射出す
る。従って。入射光は入射側のフィルター7により常光
と異常光とに二分され、これらの光線は1/2波長板の作
用により各々偏光面が90゜回転された後、更に射出側の
フィルター7に入射する。偏光面の回転によりフィルタ
ー7に対しては常光と異常光とが入れ替わることにな
り、入射側のフィルター7を真っ直ぐ通過した常光は射
出側のフィルター7で屈折される。一方、入射側のフィ
ルター7で屈折された異常光は、射出側のフィルター7
を真っ直ぐ通り抜ける。その結果、二つのフィルター7
が同じものであるから、入射側のフィルター7で分離さ
れた二つの光線は射出側のフィルター7から射出する際
に再度一つの光線に合成されるが、第10図(A)の場合
と比較すると、射出位置がΔだけずれている。
このように、二つのフィルター7に加える電圧を同期
して変化させることにより、光線の射出位置を振幅Δの
範囲内で振動させることができる。
して変化させることにより、光線の射出位置を振幅Δの
範囲内で振動させることができる。
尚、1/2波長板17の代わりに偏光面を90゜回転させる
旋光板を用いても良い。又は、ツイストネマチック型の
液晶を用いても良いし、第6図の複屈折板13のような薄
い水晶板を用いても良い。
旋光板を用いても良い。又は、ツイストネマチック型の
液晶を用いても良いし、第6図の複屈折板13のような薄
い水晶板を用いても良い。
第11図は第六実施例を示しており、これは上記第四実
施例のローパスフィルター16において印加電圧を連続的
に変えることにより複屈折による光線の分離角θを連続
的に変えるようにして成るローパスフィルター19であっ
て、これを第12図に示した如く撮像レンズ2の前側即ち
入射光線のほぼ平行な部分に置けば、その効果が第一実
施例とほぼ同じになり、収差の発生が少ない。
施例のローパスフィルター16において印加電圧を連続的
に変えることにより複屈折による光線の分離角θを連続
的に変えるようにして成るローパスフィルター19であっ
て、これを第12図に示した如く撮像レンズ2の前側即ち
入射光線のほぼ平行な部分に置けば、その効果が第一実
施例とほぼ同じになり、収差の発生が少ない。
第13図は使用例を示しており、これはフアイバースコ
ープ20にテレビカメラ21を取り付けた場合に発生するモ
アレを防止するために、アダプターレンズ22とCCD3との
間に上記第三実施例のローパスフィルター12を配置した
ものであって、第14図に示した如く、このローパスフィ
ルター12を構成する二つのローパスフィルター10,10の
結晶軸を含む面が約60゜の角度で重なるようにしてファ
イバースコープ20のイメージガイド端面の像23に対して
配置する。第15図(a)に示すように、ファイバー23
は、隣接するファイバー同士がほぼ正三角形の頂点に位
置するような俵積み状に配列されているので、約60゜の
角度にローパスフィルターを配置すると、第5図(b−
1)に示すとおりフィルターを通過した後の像の分離パ
ターンがファイバーの配列と同様な形状となる。d,d′
は二点のずれ間隔である。そこで、像23のフアイバー間
隔をPとし、 とすれば、複屈折によって像23の黒い部分(クラッドの
部分)がうめられ、モアレは最も小さくなる。
ープ20にテレビカメラ21を取り付けた場合に発生するモ
アレを防止するために、アダプターレンズ22とCCD3との
間に上記第三実施例のローパスフィルター12を配置した
ものであって、第14図に示した如く、このローパスフィ
ルター12を構成する二つのローパスフィルター10,10の
結晶軸を含む面が約60゜の角度で重なるようにしてファ
イバースコープ20のイメージガイド端面の像23に対して
配置する。第15図(a)に示すように、ファイバー23
は、隣接するファイバー同士がほぼ正三角形の頂点に位
置するような俵積み状に配列されているので、約60゜の
角度にローパスフィルターを配置すると、第5図(b−
1)に示すとおりフィルターを通過した後の像の分離パ
ターンがファイバーの配列と同様な形状となる。d,d′
は二点のずれ間隔である。そこで、像23のフアイバー間
隔をPとし、 とすれば、複屈折によって像23の黒い部分(クラッドの
部分)がうめられ、モアレは最も小さくなる。
さて、テレビカメラ21にはイメージガイド端面像23の
フアイバー間隔Pの異なるフアイバースコープ20が何種
類も取り付けられる場合が多い。そこで、ローパスフィ
ルター10の印加電圧をON−OFFすることによってΔ1,Δ
2のうちでP/2に近い方を選ぶことにより式(2)をほ
ぼ満たすことができ、モアレを最小にすることができ
る。
フアイバー間隔Pの異なるフアイバースコープ20が何種
類も取り付けられる場合が多い。そこで、ローパスフィ
ルター10の印加電圧をON−OFFすることによってΔ1,Δ
2のうちでP/2に近い方を選ぶことにより式(2)をほ
ぼ満たすことができ、モアレを最小にすることができ
る。
或はテレビカメラ21に取り付けられる二種のフアイバ
ースコープ20のフアイバー間隔をP′P″(P′>
P″)とする場合は、 とすれば良い。そのためには式(1)を用いて、 となるようにΔA,ΔBを選べば良い。即ち、 である。
ースコープ20のフアイバー間隔をP′P″(P′>
P″)とする場合は、 とすれば良い。そのためには式(1)を用いて、 となるようにΔA,ΔBを選べば良い。即ち、 である。
尚、ローパスフィルター10による光線のずれ方向は第
15図(b−2)及び(b−3)の如くであっても良い。
又、1/4波長板11の代わりに、平行面を45゜まわす旋光
板や偏光解消板を用いても良い。或いは第16図に示した
如く薄い複屈折板13を用いても良い。この場合の複屈折
による点のずれ方向はローパスフィルター10のずれ方向
に対して45゜又は−45゜であれば良い。
15図(b−2)及び(b−3)の如くであっても良い。
又、1/4波長板11の代わりに、平行面を45゜まわす旋光
板や偏光解消板を用いても良い。或いは第16図に示した
如く薄い複屈折板13を用いても良い。この場合の複屈折
による点のずれ方向はローパスフィルター10のずれ方向
に対して45゜又は−45゜であれば良い。
又、ローパスフィルター10の代りに上記第一実施例の
ローパスフィルター7を用いても良く、その場合印加電
圧をファイバースコープごとに変えて、 となるようにすれば、モアレを最小にすることができ
る。
ローパスフィルター7を用いても良く、その場合印加電
圧をファイバースコープごとに変えて、 となるようにすれば、モアレを最小にすることができ
る。
尚、第13図において、24はカメラコントロールユニッ
ト、25はテレビモニターである。
ト、25はテレビモニターである。
第17図は第七実施例として第13図のファイバースコー
プ20とテレビカメラ2を組み合わせる場合に用いる他の
ローパスフィルター26を示しており、これは二つのロー
パスフィルター12の間に1/4波長板11を配置して成るも
のである。但し、ファイバースコープ20側のローパスフ
ィルター12としては、第14図及び第15図に基づいて説明
したような二つのローパスフィルター10,10の結晶軸を
含む面のなす角が60゜のものを用い、CCD3側のローパス
フィルターとしては、第4図及び第5図に基づいて説明
したような二つのローパスフィルター10,10の結晶軸を
含む面のなす角が互いに直交するものを用いる。この場
合、第18図に示した如くCCD3の一画素又はモザイクフィ
ルターの一周期の大きさを縦Py横Pxとすると、モアレを
消し且つファイバー間隔Pのファイバースコープ20のテ
レビ画像の解像を上げるためには、 の場合に、 とすれば良い。又、 ならば、 とすれば良い。但し、Δ4,Δ6,Δ3,Δ5は第5図に示さ
れている像のずれである。
プ20とテレビカメラ2を組み合わせる場合に用いる他の
ローパスフィルター26を示しており、これは二つのロー
パスフィルター12の間に1/4波長板11を配置して成るも
のである。但し、ファイバースコープ20側のローパスフ
ィルター12としては、第14図及び第15図に基づいて説明
したような二つのローパスフィルター10,10の結晶軸を
含む面のなす角が60゜のものを用い、CCD3側のローパス
フィルターとしては、第4図及び第5図に基づいて説明
したような二つのローパスフィルター10,10の結晶軸を
含む面のなす角が互いに直交するものを用いる。この場
合、第18図に示した如くCCD3の一画素又はモザイクフィ
ルターの一周期の大きさを縦Py横Pxとすると、モアレを
消し且つファイバー間隔Pのファイバースコープ20のテ
レビ画像の解像を上げるためには、 の場合に、 とすれば良い。又、 ならば、 とすれば良い。但し、Δ4,Δ6,Δ3,Δ5は第5図に示さ
れている像のずれである。
これらの式(7)〜(10)の意味は、イメージガイド
端面の像とCCD3の画素又はモザイクフィルターの一周期
のうち細かい方を複屈折により消せば、解像の低下が少
なく、モアレが取れるということである。従って、式
(7)〜(10)を満たすべくローパスフィルター26にか
かる電圧を変えれば良い。
端面の像とCCD3の画素又はモザイクフィルターの一周期
のうち細かい方を複屈折により消せば、解像の低下が少
なく、モアレが取れるということである。従って、式
(7)〜(10)を満たすべくローパスフィルター26にか
かる電圧を変えれば良い。
第19図は第八実施例を示しており、これは上記第七実
施例のローパスフィルター12,12の代わりに上記第一実
施例のローパスフィルター7と同じローパスフィルター
71,72,73,74を用いて成るローパスフィルター27であっ
て、ローパスフィルター71,72,73,74の複屈折の方向は
第20図に示した通りである。
施例のローパスフィルター12,12の代わりに上記第一実
施例のローパスフィルター7と同じローパスフィルター
71,72,73,74を用いて成るローパスフィルター27であっ
て、ローパスフィルター71,72,73,74の複屈折の方向は
第20図に示した通りである。
即ち、フィルター71の複屈折方向は、イメージガイド
のファイバーの像23の並んだ方向に沿っており、フィル
ター72はこれに対し約60゜傾いた複屈折方向を有する。
又、フィルター73,74の複屈折方向は互いにほぼ直交し
ていて、CCD3の画素の配列に沿っている。
のファイバーの像23の並んだ方向に沿っており、フィル
ター72はこれに対し約60゜傾いた複屈折方向を有する。
又、フィルター73,74の複屈折方向は互いにほぼ直交し
ていて、CCD3の画素の配列に沿っている。
尚、上記第七及び第八実施例において、1/4波長板11
の代りに、偏光解消板など直線偏光を円偏光又は自然偏
光に変えるものなら何を用いても良い。又、二つのロー
パスフィルター12,12の配置は逆順でも良く、その場合1
/4波長板11の代りに複屈折方向が45゜の複屈折板13を用
いても良い。
の代りに、偏光解消板など直線偏光を円偏光又は自然偏
光に変えるものなら何を用いても良い。又、二つのロー
パスフィルター12,12の配置は逆順でも良く、その場合1
/4波長板11の代りに複屈折方向が45゜の複屈折板13を用
いても良い。
第21図(A)及び(B)は第九実施例を示している。
これは、45゜ねじれたツイストネマチック型の液晶素子
28の前後に結晶軸の傾きが逆の水晶板29,29′を配置し
て成るローパスフィルター30である。ここでは、入射光
は水晶29により常光と異常光とに分離されるが、第21図
(A)に示す電圧を加えない状態では、液晶素子28は入
射光の偏光面を45゜回転させる性質を有するため、常光
及び異常光は液晶素子を通過した後、第二の水晶板29′
に入射して各々分離され、四つの光線に分離してフィル
ター30から射出する。
これは、45゜ねじれたツイストネマチック型の液晶素子
28の前後に結晶軸の傾きが逆の水晶板29,29′を配置し
て成るローパスフィルター30である。ここでは、入射光
は水晶29により常光と異常光とに分離されるが、第21図
(A)に示す電圧を加えない状態では、液晶素子28は入
射光の偏光面を45゜回転させる性質を有するため、常光
及び異常光は液晶素子を通過した後、第二の水晶板29′
に入射して各々分離され、四つの光線に分離してフィル
ター30から射出する。
これに対し、第21図(B)のように、電圧を加えると
液晶分子の配向が垂直になるため液晶素子28の偏光面を
回転させる作用がなくなり、水晶板29で分離された常光
はそのまま真っ直ぐ水晶板29′を通過するが、異常光は
水晶板29′により逆方向に屈折され、分離距離の小さい
二本の光線としてフィルター30から射出する。第22図は
光線の入射方向からローパスフィルター30を見た状態を
示しており、矢印は水晶板29,29′の複屈折による光線
の分離方向を示している。
液晶分子の配向が垂直になるため液晶素子28の偏光面を
回転させる作用がなくなり、水晶板29で分離された常光
はそのまま真っ直ぐ水晶板29′を通過するが、異常光は
水晶板29′により逆方向に屈折され、分離距離の小さい
二本の光線としてフィルター30から射出する。第22図は
光線の入射方向からローパスフィルター30を見た状態を
示しており、矢印は水晶板29,29′の複屈折による光線
の分離方向を示している。
尚、上記各実施例ではいずれも液晶素子を用いてきた
が,下記に述べる如く、液晶の代りにPLZT,DKDPなどの
電気光学素子を用いても良い。PLZTは、電気光学セラミ
ック多結晶体の一つであって、PbTiO3とPbZrO3の固溶体
Pb(Zr,Ti)O3にLa2O3を数mol%を添加して成り、化学
式で表わすと(Pb1-x,Lax)(Zry,Ti1-y)1−x/4O3で
表わされる。又、DKDPは化学式KD2PO4で表わされるもの
である。
が,下記に述べる如く、液晶の代りにPLZT,DKDPなどの
電気光学素子を用いても良い。PLZTは、電気光学セラミ
ック多結晶体の一つであって、PbTiO3とPbZrO3の固溶体
Pb(Zr,Ti)O3にLa2O3を数mol%を添加して成り、化学
式で表わすと(Pb1-x,Lax)(Zry,Ti1-y)1−x/4O3で
表わされる。又、DKDPは化学式KD2PO4で表わされるもの
である。
第23図は第十実施例を示しており、これはPLZT31の前
後に水晶板9,9′を配置して成るローパスフィルター32
であって、印加電圧の変化により上記第二実施例と同様
の効果を発揮する。
後に水晶板9,9′を配置して成るローパスフィルター32
であって、印加電圧の変化により上記第二実施例と同様
の効果を発揮する。
又、上記各実施例では印加電圧のON−OFF或いは印加
電圧の大きさの変化により液晶素子又は電気光学素子の
配向を変えているが、電源周波数の変化或いは第24図に
示した如く電磁石33,33による磁場の変化により配向,
屈折率を変えるようにしても良い。又、熱を加えること
により液晶の特性を変えてローパス特性を変えるように
しても良い。
電圧の大きさの変化により液晶素子又は電気光学素子の
配向を変えているが、電源周波数の変化或いは第24図に
示した如く電磁石33,33による磁場の変化により配向,
屈折率を変えるようにしても良い。又、熱を加えること
により液晶の特性を変えてローパス特性を変えるように
しても良い。
又、本発明によるローパスフィルターは、第25図に示
した如く、ファイバースコープ内に置いても良い。ここ
で、第25図(A)はファイバースコープの網目を除去す
る例、第25図(B)は幾何学的パターン状の模様を有す
る物体を観察する場合にはモアレを除去する例、第25図
(C)はレクチャースコープにおいて発生するモアレを
除去する例、第25図(D)は第25図(A)の例において
目の代りにテレビカメラを用いた場合にモアレを除去す
る例である。尚、第25図中34が本発明によるローパスフ
ィルターである。
した如く、ファイバースコープ内に置いても良い。ここ
で、第25図(A)はファイバースコープの網目を除去す
る例、第25図(B)は幾何学的パターン状の模様を有す
る物体を観察する場合にはモアレを除去する例、第25図
(C)はレクチャースコープにおいて発生するモアレを
除去する例、第25図(D)は第25図(A)の例において
目の代りにテレビカメラを用いた場合にモアレを除去す
る例である。尚、第25図中34が本発明によるローパスフ
ィルターである。
又、本発明によるローパスフィルターは、TVカメラア
ダプターレンズ内に置いても良いし、TVカメラボデー内
に置いても良いし、或は上記の二つ以上に同時に置いて
も良い。更に、本発明によるローパスフィルターを分割
して、ファイバースコープ,TVカメラアダプターレンズ,
TVカメラボデー内に分散させて配置しても良い。
ダプターレンズ内に置いても良いし、TVカメラボデー内
に置いても良いし、或は上記の二つ以上に同時に置いて
も良い。更に、本発明によるローパスフィルターを分割
して、ファイバースコープ,TVカメラアダプターレンズ,
TVカメラボデー内に分散させて配置しても良い。
上述の如く、本発明によるローパスフィルターは、テ
レビカメラ,電子カメラやファイバースコープ等に用い
た場合に、必要に応じてモアレを除去し得、解像力もさ
ほど低下せず、厚さも小にし得るという実用上重要な利
点を有している。
レビカメラ,電子カメラやファイバースコープ等に用い
た場合に、必要に応じてモアレを除去し得、解像力もさ
ほど低下せず、厚さも小にし得るという実用上重要な利
点を有している。
第1図は液晶による複屈折の様子を示す図、第2図及び
第3図は夫々第一実施例及び第二実施例の概略断面図、
第4図は第三実施例の斜視図、第5図は第三実施例によ
る像のずれを示す図、第6図は第三実施例において用い
られる水晶板の結晶軸方向を示す図、第7図は第四実施
例の概略断面図、第8図は第四実施例の結晶の屈折率楕
円体を示す図、第9図は第四実施例の使用状態を示す
図、第10図及び第11図は夫々第五実施例及び第六実施例
の概略断面図、第12図は第六実施例の使用状態を示す
図、第13図は使用例を示す図、第14図は上記使用例のロ
ーパスフィルターの構成を示す図、第15図は上記使用例
におけるファイバー間隔と像のずれとの関係を示す図、
第16図は上記使用例のローパスフィルターの他の構成を
示す図、第17図は第七実施例の概略断面図、第18図はCC
Dの画素の大きさを示す図、第19図は第八実施例の概略
断面図、第20図は第八実施例の複屈折の方向を示す図、
第21図は第九実施例の概略断面図、第22図は第九実施例
を光線の入射方向から見た図、第23図は第十実施例の概
略断面図、第24図は磁場の変化により配向,屈折率を変
える構成を示す図、第25図は他の使用例を示す図、第26
図は従来例の概略断面図、第27図は上記従来例の使用状
態を示す図である。 5……液晶素子、5a,5a……透明電極、6……ローパス
フィルター。
第3図は夫々第一実施例及び第二実施例の概略断面図、
第4図は第三実施例の斜視図、第5図は第三実施例によ
る像のずれを示す図、第6図は第三実施例において用い
られる水晶板の結晶軸方向を示す図、第7図は第四実施
例の概略断面図、第8図は第四実施例の結晶の屈折率楕
円体を示す図、第9図は第四実施例の使用状態を示す
図、第10図及び第11図は夫々第五実施例及び第六実施例
の概略断面図、第12図は第六実施例の使用状態を示す
図、第13図は使用例を示す図、第14図は上記使用例のロ
ーパスフィルターの構成を示す図、第15図は上記使用例
におけるファイバー間隔と像のずれとの関係を示す図、
第16図は上記使用例のローパスフィルターの他の構成を
示す図、第17図は第七実施例の概略断面図、第18図はCC
Dの画素の大きさを示す図、第19図は第八実施例の概略
断面図、第20図は第八実施例の複屈折の方向を示す図、
第21図は第九実施例の概略断面図、第22図は第九実施例
を光線の入射方向から見た図、第23図は第十実施例の概
略断面図、第24図は磁場の変化により配向,屈折率を変
える構成を示す図、第25図は他の使用例を示す図、第26
図は従来例の概略断面図、第27図は上記従来例の使用状
態を示す図である。 5……液晶素子、5a,5a……透明電極、6……ローパス
フィルター。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 孝夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2の43の2 オリン パス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−79330(JP,A) 特開 昭61−83517(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】入射光の偏光状態の変化を制御可能な液晶
層又は電気光学物質層と、該液晶層又は電気光学物質層
の入射側と射出側に夫々配置されていて一本の入射光線
を常光線と異常光線とに分離する一対の複屈折板とを備
え、上記液晶層又は電気光学物質層における偏光状態の
変化を制御することにより、一本の入射光線が一本の光
線として射出する状態と複数本に分離して射出する状態
とに切換えるか、一本の光線として射出する際に射出位
置を変化させるか、或いは複数本に分離して射出する際
に各光線間の分離距離を変化させるか、するようにした
光学的ローパスフィルター。 - 【請求項2】入射光の偏光状態の変化を制御可能な液晶
層又は電気光学物質層と、該液晶層又は電気光学物質層
の入射側と射出側に夫々配置されていて一本の入射光線
を常光線と異常光線とに分離する一対の複屈折板とを備
えた複数の光学的ローパスフィルターユニットと、隣接
する各光学的ローパスフィルターユニット間に一つずつ
配置されていて偏光状態を変化させ得る複数の光学素子
とを備え、上記の一つの光学的ローパスフィルターユニ
ットの複屈折板の結晶軸を含む面が上記の他の一つの光
学的ローパスフィルターユニットの複屈折板の結晶軸を
含む面と交差するように配置されている光学的ローパス
フィルター。 - 【請求項3】上記複屈折板の光線分離方向が互いに逆向
きになっている、特許請求の範囲(1)に記載の光学的
ローパスフィルター。 - 【請求項4】入射光の偏光状態の変化を制御可能な液晶
層又は電気光学物質層と、該液晶層又は電気光学物質層
の入射側と射出側に夫々配置されていて一本の入射光線
を常光線と異常光線とに分離する一対の複屈折板と、上
記液晶層又は電気光学質層の射出側に配置された上記複
屈折板の射出側に配置された撮像素子とを備え、上記液
晶層又は電気光学物質層における偏光状態の変化を制御
することにより、一本の入射光線が一本の光線として上
記撮像素子上へ射出する状態と複数本に分離して上記撮
像素子上へ射出する状態とに切換えるか、一本の光線と
して射出する際に射出位置を変化させるか、或いは複数
本に分離して射出する際に各光線間の分離距離を変化さ
せるか、するようにした撮像装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60100022A JP2556831B2 (ja) | 1985-05-11 | 1985-05-11 | 光学的ロ−パスフイルタ−及びこれを用いた撮像装置 |
US07/481,675 US5091795A (en) | 1985-05-11 | 1990-02-20 | Optical low-pass filter without using polarizers |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60100022A JP2556831B2 (ja) | 1985-05-11 | 1985-05-11 | 光学的ロ−パスフイルタ−及びこれを用いた撮像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61258570A JPS61258570A (ja) | 1986-11-15 |
JP2556831B2 true JP2556831B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=14262919
Family Applications (1)
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