JPWO2007040081A1 - 単結晶半導体製造装置および製造方法 - Google Patents

単結晶半導体製造装置および製造方法 Download PDF

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Abstract

側面上段ヒータ10については、電流流路の幅が、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が広くなるように構成している。これにより、側面上段ヒータ10の電流通過断面積は、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が広くなり、それに応じて抵抗値は、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が小さくなり、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が相対的に発熱量が少なくなる。一方、側面下段ヒータ20については、電流流路の幅が、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が広くなるように構成している。これにより、側面下段ヒータ20の電流通過断面積は、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が広くなり、それに応じて抵抗値は、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が小さくなり、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が相対的に発熱量が少なくなる。

Description

本発明は、単結晶半導体を製造する装置および製造方法に関する。
図3は従来の単結晶引上げ装置1の構成の一例を示している。
単結晶引上げ用容器2つまりCZ炉2内には石英るつぼ3が設けられている。この石英るつぼ3内で多結晶シリコン(Si)が加熱され溶融される。溶融が安定化すると、引上げ機構4によって石英るつぼ3内のシリコン融液5から単結晶シリコン6が、CZ法によって引き上げられる。引上げの際、石英るつぼ3は回転軸9によって回転する。
単結晶引上げのプロセス(1バッチ)の間で、容器2内には種々の蒸発物が発生する。そこで単結晶引上げ用容器2にアルゴン(Ar)ガスを供給して容器2外に蒸発物とともに排気して容器2内から蒸発物を除去しクリーンにしている。アルゴンガスの供給流量は1バッチ中の各工程ごとに設定する。
また石英るつぼ3の上方にあって、単結晶シリコン6の周囲には、単結晶引上げ容器2内のガスを整流して融液5の表面5aに導くとともに、単結晶シリコン6を熱源から遮蔽する熱遮蔽板8a(ガス整流筒)が設けられている。熱遮蔽板8aの下端と融液表面5aとの間隙の距離は適宜設定する。
引上げ成長した単結晶シリコン6中には、酸素が固溶している。酸素は石英るつぼ3からシリコン融液5中に溶け込み、単結晶シリコン6の引上げ時に単結晶シリコン6中に取り込まれる。単結晶シリコン6中の酸素濃度は、素子、デバイスの特性に重大な影響を与えるとともに、素子、デバイスの製造工程において、その歩留まりに重大な影響を与える。素子、デバイスはその種類によって必要とする酸素濃度が様々である。そのため単結晶シリコンの製造には、様々な酸素濃度に対応出来るプロセスが必要となる。また同時にこの酸素濃度は、結晶の成長方向に対して均一であるほど、素子、デバイスに必要な酸素濃度に適合する部分が多くなる。従って酸素濃度の制御範囲を結晶全体にわたって拡大すると単結晶シリコンの歩留まりを向上させることが可能となる。
石英るつぼ3の周囲には、円環状に、単一のヒータ10が設けられている。ヒータ10は、プラス電極11、マイナス(アース)電極12を備えており、これら電極間に電圧が印加されることで発熱し、石英るつぼ3内の融液5が加熱される。ヒータ10に供給される電力を調整することで、ヒータ10の発熱量が変化し、これにより石英るつぼ3の温度が変化し、石英るつぼ3から溶出されて単結晶シリコン6に取り込まれる酸素の挙動が変化する。このように、ヒータ10の発熱量は、単結晶シリコン6中の酸素濃度に影響を与える。
しかしながら、図3に示す単一のヒータ10を用いた場合には、ヒータ10の上下方向の発熱量の分布、つまり石英るつぼ3の温度分布を大きく変えることが出来ない。このため、単一のヒータ10に対して供給される電力を調整するだけでは、単結晶シリコン6の酸素濃度の制御幅は極めて狭く、単結晶シリコン6の成長方向の酸素濃度を均一にすることは事実上困難である。
そこで、石英るつぼ3の周囲の上下方向の各位置に複数のヒータを設けて、単結晶シリコン6の酸素濃度の制御幅を幾分でも拡大しようとする発明が、従来より下記特許文献に示すように、公知となっている。
下記特許文献1には、石英るつぼの側面の上下2段にそれぞれヒータを設けたヒータ装置が開示されている。
下記特許文献2には、石英るつぼの側面と底面それぞれにヒータを設けたヒータ装置が開示されている。
下記特許文献3には、石英るつぼの側面の上下2段にそれぞれヒータを設け、各ヒータに対して供給される電力の比率を所定の範囲に制限して、単結晶シリコンの酸素濃度を制御するという発明が記載されている。
下記特許文献4には、石英るつぼの側面の上下3段にそれぞれヒータを設け、各ヒータの電気抵抗を異ならせ、共通の電源から各ヒータに電力を供給することで、各ヒータで発生する発熱量を異ならせて、単結晶シリコンの酸素濃度を制御するという発明が記載されている。
特開昭62−153191号公報 特許第2681115号公報 特許第3000923号公報 特開2001−39792号公報 また、ヒータ以外の方法で酸素濃度を制御する下記の方法も既に実施されており、公知となっている。
1)るつぼ回転数、炉内圧力、炉内ガス流量によって、単結晶シリコンの酸素濃度を制御するという方法
2)磁場発生装置を設け、この磁場発生装置によって、石英るつぼ内の融液に対して磁場を印加することによって、単結晶シリコンの酸素濃度を制御するという方法
しかし、上記1)の方法は、単結晶シリコンの酸素濃度の制御幅が狭く、単結晶シリコンの歩留まりが低い。
また、上記2)の方法は、磁場発生装置の導入に伴うコストおよびその維持、管理に伴うコストが極めて高く、半導体製品を安価に製造することが困難である。
これに対して、複数のヒータを用いて、単結晶シリコンの酸素濃度を制御する方法は、上記1)の方法よりも、幾分でも単結晶シリコンの酸素濃度を制御幅を広くとれ、単結晶シリコンの歩留まりについても僅かではあるが向上する。また、上記2)の方法のように高コストになることもない。
複数のヒータを用いて、単結晶シリコンの酸素濃度を制御する方法では、複数のヒータに対して供給される電力の比率を調整することで、石英るつぼの上下方向の温度分布を能動的に変化させる。これにより酸素源である石英るつぼの溶解レートが変化したり、溶解した酸素を単結晶シリコンまで輸送する融液の対流が変化したりする。この結果、単結晶シリコンの成長方向の温度分布が変化して、単結晶シリコンの酸素濃度を変化させることができる。
しかし、上記特許文献3に示される方法は、各ヒータに対して供給される電力の比率を所定の範囲内に制限する方法であり、自ずと、単結晶シリコンの成長方向の温度分布の変化範囲は、その所定範囲内の電力比率によって規定されてしまい、温度分布を大きく変えることができない。このため、単結晶シリコンの酸素濃度の制御幅は十分な広さとはいえず、半導体製品の歩留まりは、満足できるものではない。
また、上記特許文献4に示される方法では、ヒータ単位で抵抗値を異ならせヒータ単位で発熱量を異ならせるというものであり、単結晶シリコンの成長方向の温度分布の変化範囲は、個々のヒータの高さ、ヒータの個数によって規定されてしまい、温度分布を大きく変えることができない。このため、単結晶シリコンの酸素濃度の制御幅は十分な広さとはいえず、半導体製品の歩留まりは、満足できるものではない。
本発明はこうした実状に鑑みてなされたものであり、複数のヒータを用いて、単結晶シリコンの酸素濃度を制御するに際して、石英るつぼの温度分布を変えることができるようにして、単結晶シリコンの酸素濃度の制御幅を従来よりも一層拡大して、半導体製品の歩留まりを向上させることを解決課題とするものである。
第1発明は、
単結晶半導体の原料を溶解するるつぼと、このるつぼの周囲にあって、るつぼ内の原料を加熱するヒータとがチャンバ内に配置され、溶解した原料に種子結晶を浸漬して単結晶を引き上げる引上げ機構が備えられた単結晶半導体製造装置において、
前記ヒータは、るつぼの上下方向の各位置に設けられた複数のヒータであって、
各ヒータは、独立して電力が供給され、通電されることによって発熱する導体で構成され、
上側に位置するヒータについては、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が相対的に発熱量が少なくなるように、ヒータ各部における抵抗値が調整されていること
を特徴とする。
第2発明は、
単結晶半導体の原料を溶解するるつぼと、このるつぼの周囲にあって、るつぼ内の原料を加熱するヒータとがチャンバ内に配置され、溶解した原料に種子結晶を浸漬して単結晶を引き上げる引上げ機構が備えられた単結晶半導体製造装置において、
前記ヒータは、るつぼの上下方向の各位置に設けられた複数のヒータであって、
各ヒータは、独立して電力が供給され、通電されることによって発熱する導体で構成され、
下側に位置するヒータについては、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が相対的に発熱量が少なくなるように、ヒータ各部における抵抗値が調整されていること
を特徴とする。
第3発明は、
単結晶半導体の原料を溶解するるつぼと、このるつぼの周囲にあって、るつぼ内の原料を加熱するヒータとがチャンバ内に配置され、溶解した原料に種子結晶を浸漬して単結晶を引き上げる引上げ機構が備えられた単結晶半導体製造装置において、
前記ヒータは、るつぼの上下方向の各位置に設けられた複数のヒータであって、
各ヒータは、独立して電力が供給され、通電されることによって発熱する導体で構成され、
上側に位置するヒータについては、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が相対的に発熱量が少なくなるように、ヒータ各部における抵抗値が調整され、
下側に位置するヒータについては、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が相対的に発熱量が少なくなるように、ヒータ各部における抵抗値が調整されていること
を特徴とする。
第4発明は、第1発明、第2発明、第3発明において、
ヒータの電流通過断面積が、ヒータ上部とヒータ下部とで異なっていること
を特徴とする。
第5発明は、第4発明において、
前記ヒータの電流通過断面積は、電流通路の幅または電流通路の肉厚で調整されること
を特徴とする。
第6発明は、第1発明、第2発明、第3発明、第4発明、第5発明において、前記複数のヒータは、るつぼの上下方向の各位置に設けられた2個のヒータであって、上側のヒータは、その一部の電流流路が下側のヒータの上端位置に相当する位置よりも下方の位置まで入り込むように形成されているとともに、下側ヒータは、その一部の電流流路が上側ヒータの下端位置に相当する位置よりも上方の位置まで入り込むように形成されていること
を特徴とする。
第7発明は、
単結晶半導体の原料を溶解するるつぼと、このるつぼの周囲にあって、るつぼ内の原料を加熱するヒータとがチャンバ内に配置され、溶解した原料に種子結晶を浸漬して単結晶を引き上げる引上げ機構が備えられた単結晶半導体製造装置を用いた単結晶半導体製造方法において、
前記ヒータは、るつぼの上下方向の各位置に設けられた複数のヒータであって、
各ヒータは、独立して電力が供給され、通電されることによって発熱する導体で構成され、
上側に位置するヒータについては、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が相対的に発熱量が少なくなるように、ヒータ各部における抵抗値を調整して単結晶半導体を製造すること
を特徴とする。
第8発明は、
単結晶半導体の原料を溶解するるつぼと、このるつぼの周囲にあって、るつぼ内の原料を加熱するヒータとがチャンバ内に配置され、溶解した原料に種子結晶を浸漬して単結晶を引き上げる引上げ機構が備えられた単結晶半導体製造装置を用いた単結晶半導体製造方法において、
前記ヒータは、るつぼの上下方向の各位置に設けられた複数のヒータであって、
各ヒータは、独立して電力が供給され、通電されることによって発熱する導体で構成され、
下側に位置するヒータについては、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が相対的に発熱量が少なくなるように、ヒータ各部における抵抗値を調整して単結晶半導体を製造すること
を特徴とする。
第9発明は、
単結晶半導体の原料を溶解するるつぼと、このるつぼの周囲にあって、るつぼ内の原料を加熱するヒータとがチャンバ内に配置され、溶解した原料に種子結晶を浸漬して単結晶を引き上げる引上げ機構が備えられた単結晶半導体製造装置を用いた単結晶半導体製造方法において、
前記ヒータは、るつぼの上下方向の各位置に設けられた複数のヒータであって、
各ヒータは、独立して電力が供給され、通電されることによって発熱する導体で構成され、
上側に位置するヒータについては、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が相対的に発熱量が少なくなるように、ヒータ各部における抵抗値を調整し、
下側に位置するヒータについては、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が相対的に発熱量が少なくなるように、ヒータ各部における抵抗値を調整して単結晶半導体を製造すること
を特徴とする。
第10発明は、第7発明、第8発明、第9発明において、
ヒータの電流通過断面積が、ヒータ上部とヒータ下部とで異なっていること
を特徴とする。
第11発明は、第10発明において、
前記ヒータの電流通過断面積は、電流通過路の幅または電流通路の肉厚で調整されることを特徴とする。
第12発明は、第7発明、第8発明、第9発明、第10発明、第11発明において、
前記複数のヒータは、るつぼの上下方向の各位置に設けられた2個のヒータであって、上側のヒータは、その一部の電流流路が下側のヒータの上端位置に相当する位置よりも下方の位置まで入り込むように形成されているとともに、下側ヒータは、その一部の電流流路が上側ヒータの下端位置に相当する位置よりも上方の位置まで入り込むように形成されていること
を特徴とする。
単結晶中の酸素は、石英るつぼからシリコン融液中に溶出した酸素が結晶に取り込まれたものであるが、主として石英るつぼの底部内表面からの溶出量に依存する事が一般に知られている。すなわち、石英るつぼ底部の温度が高いほど溶出量は増え、単結晶に取り込まれる酸素濃度は高くなり、逆に温度が低くなると単結晶に取り込まれる酸素濃度は低くなる。
本発明を図面に即して説明すると、図2に示すように、側面上段ヒータ10については、電流流路の幅が、ヒータ上部の幅c1よりもヒータ下部の幅c2の方が広くなるように構成している。これにより、側面上段ヒータ10の電流通過断面積は、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が広くなり、それに応じて抵抗値は、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が小さくなり、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が相対的に発熱量が少なくなる。
一方、側面下段ヒータ20については、電流流路の幅が、ヒータ下部の幅c1よりもヒータ上部の幅c2の方が広くなるように構成している。これにより、側面下段ヒータ20の電流通過断面積は、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が広くなり、それに応じて抵抗値は、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が小さくなり、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が相対的に発熱量が少なくなる。
この結果、本発明によれば、図8に示すように、側面下段ヒータ20、側面上段ヒータ10に対して、所定の電力比率(図では約1〜3の間の比率)で電力を供給した場合、石英るつぼ3の底部の温度分布範囲が従来例よりも拡大することがわかる。このため電力比率を調整することで、石英るつぼ3の上下方向の各位置、つまり単結晶シリコン6の成長方向の各位置での温度分布の広がりは、従来例と比較して、より拡大されて、単結晶シリコン6の酸素濃度の制御幅は、より広がることになる。
そして、本発明のヒータを使用した場合には、図9(a)に示すように、単結晶シリコン6の酸素濃度制御幅B1〜B2が広いため、酸素濃度規格Eに入る結晶定径部長さが、拡大される。この結果、図9(b)に示すように、本発明のヒータを使用した場合には、単結晶シリコン6の歩留まりの範囲が、拡大される。
このように本発明のヒータを単結晶シリコン製造装置に使用すると、引き上げられる単結晶シリコン6の歩留まりが向上するという効果が得られる。
第1発明では、上側のヒータ10のみにおいて、第2発明では、下側のヒータ20のみにおいて、ヒータの上部と下部とで発熱量を異ならせるように抵抗値を調整する。第1発明では、たとえば図5を例にとると、側面上段ヒータ10のみについて、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が相対的に発熱量が少なくなるように、ヒータ各部における抵抗値を調整するとともに、側面下段ヒータ20については、図4と同様に、ヒータ上部と下部とで発熱量が同じように抵抗値が調整される。
第2発明では、側面下段ヒータ20のみについて、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が相対的に発熱量が少なくなるように、ヒータ各部における抵抗値を調整するとともに、側面上段ヒータ10については、図4と同様に、ヒータ上部と下部とで発熱量が同じとなるように抵抗値を調整する。
ヒータ各部の発熱量の調整は、ヒータの電流通過断面積を調整することで行う(第4発明、第5発明)。
第6発明では、図2に示すように、上側のヒータは、その一部の電流流路が下側のヒータの上端位置に相当する位置よりも下方の位置まで入り込むように形成されているとともに、下側ヒータは、その一部の電流流路が上側ヒータの下端位置に相当する位置よりも上方の位置まで入り込むように形成されている。
これにより、ヒータ10、20全体の上側領域の発熱量、ヒータ10、20全体の下側領域の発熱量に比較して、ヒータ10、20全体の中間領域の発熱量を少なくすることができる。
第7〜第12発明は、第1発明〜第6発明の単結晶半導体製造装置を用いて単結晶半導体を製造する方法の発明である。
図1は実施形態のヒータが組み込まれた単結晶半導体製造装置の構成を示す側面断面図である。 図2は実施例1のヒータの構成を示す断面図である。 図3は従来のヒータが組み込まれた単結晶半導体製造装置の構成を示す側面断面図である。 図4は参考例のヒータの構成を示す断面図である。 図5は実施例2のヒータの構成を示す断面図である。 図6は実施例3のヒータの構成を示す断面図である。 図7は実施例4のヒータの構成を示す断面図である。 図8は本発明のヒータと従来のヒータを使用した場合の石英るつぼ底部の温度分布範囲の比較図である。 図9(a)は結晶定径部長さと単結晶シリコンの酸素濃度との関係を示すグラフで、図9(b)は図9(a)に対応させて、単結晶シリコンの成長方向の歩留まりの長さを示した図である。
符号の説明
10 側面上段ヒータ
20 側面下段ヒータ
30 側面中間段ヒータ
以下図面を参照して、本発明に係る単結晶半導体製造装置およびそれに使用されるヒータの実施の形態について説明する。
図1(a)は、実施形態の単結晶引上げ装置1の構成を側面からみた図で断面図にて示している。実施形態のヒータはこの単結晶引上げ装置1に組み込まれている。
同図1に示すように、実施形態の単結晶引上げ装置1は、単結晶引上げ用容器としてのCZ炉(チャンバ)2を備えている。
CZ炉2内には、多結晶シリコンの原料を溶融して融液5として収容する石英るつぼ3が設けられている。石英るつぼ3は、その外側が黒鉛るつぼ7によって覆われている。るつぼ3、7の周囲にあって、るつぼ3、7の側面には、石英るつぼ3内の多結晶シリコン原料を加熱して溶融する側面上段ヒータ10、側面下段ヒータ20が設けられている。側面上段ヒータ10、側面下段ヒータ20は、石英るつぼ3の側面の上下方向に沿って上下2段の各位置にそれぞれ配置されている。
図1(b)は、側面上段ヒータ10、側面下段ヒータ20を上面からみた図であり、側面上段ヒータ10、側面下段ヒータ20は、石英るつぼ3の外周に沿って、円環状に形成されている。
なお、図1では、図示していないが、側面下段ヒータ20の更に下段にあって、るつぼ3、7の底面に、円環状の底面ヒータを設けてもよい。
図2は、側面上段ヒータ10、20を、図1(b)の矢視Aからみた断面図(A−A断面図)であり、実施例1のヒータの構成を示している。
側面上段ヒータ10、側面下段ヒータ20は、独立して電力が供給されるものであり、通電されることによって発熱する導体で構成されている。すなわち、各ヒータ10、20に対応して独立した電源が設けられており、各ヒータ10、20毎に、プラス電極11、21、マイナス(アース)電極12、22を備えている。各ヒータ10、20に印加される電圧を独立して調整することによって発熱量、つまり石英るつぼ3に対する加熱量を独立して調整することができる。
側面上段ヒータ10用電源の電圧が、ヒータ10のプラス電極11、マイナス電極12間に印加されることによって側面上段ヒータ10に電流が流れ、発熱する。側面上段ヒータ10用電源の電圧を変化させることで、側面上段ヒータ10の発熱量が調整され、石英るつぼ3の上側の加熱量が制御される。
また、側面下段ヒータ20用電源の電圧が、ヒータ20のプラス電極21、マイナス電極22間に印加されることによって側面下段ヒータ20に電流が流れ、発熱する。側面下段ヒータ20用電源の電圧を変化させることで、側面下段ヒータ20の発熱量が調整され、石英るつぼ3の下側の加熱量が制御される。
側面上段ヒータ10、側面下段ヒータ20は、たとえば黒鉛(カーボン)で構成されている。なお、ヒータ10、20の材質としては、導電性のある材質で、通電加熱ができ、汚染発生源にならないものであれば、黒鉛以外の材質であってもよい。たとえばC/Cコンポジット(炭素繊維強化炭素複合材料)であってもよい。
側面上段ヒータ10、側面下段ヒータ20とCZ炉2の内壁との間には、断熱材で構成された保温筒8bが設けられている。
石英るつぼ3の上方には引上げ機構4が設けられている。引上げ機構4は、引上げ軸4aと種結晶4bを含む。
石英るつぼ3内での溶融が安定化すると、引上げ軸4aが鉛直方向に移動し種結晶4bが融液5に浸漬されて融液5から単結晶シリコンのインゴット6が、CZ法により引き上げられる。引上げの際、石英るつぼ3は回転軸9によって回転する。CZ炉2の底面には、回転軸9が挿通される軸孔49が形成されている。
CZ炉2内と外気を遮断することで炉2内は真空(たとえば20Torr程度)に維持される。すなわちCZ炉2には不活性ガスとしてのアルゴンガスが供給され、CZ炉2の排気口からポンプによって排気される。これにより炉2内は所定の圧力に減圧される。
単結晶引上げのプロセス(1バッチ)の間で、CZ炉2内には種々の蒸発物が発生する。そこでCZ炉2にアルゴンガスを供給してCZ炉2外に蒸発物とともに排気してCZ炉2内から蒸発物を除去しクリーンにしている。アルゴンガスの供給流量は1バッチ中の各工程ごとに設定する。
石英るつぼ3の上方にあって、単結晶シリコン6の周囲には、熱遮蔽板8a(ガス整流筒)が設けられている。熱遮蔽板8aは、保温筒8bに支持されている。熱遮蔽板8aは、CZ炉2内に上方より供給されるキャリアガスとしてのアルゴンガスを、融液表面5aの中央に導き、さらに融液表面5aを通過させて融液表面5aの周縁部に導く。そして、アルゴンガス7は、融液5から蒸発したガスとともに、CZ炉2の下部に設けた排気口から排出される。このため融液5から蒸発される酸素を安定に保ち液面上のガス流速を安定化することができる。
また熱遮蔽板8aは、単結晶シリコン6を、石英るつぼ3、融液5、ヒータ10、20などの熱源で発生する輻射熱から、断熱、遮蔽する。また熱遮蔽板8aは、単結晶シリコン6に、炉内で発生した不純物(たとえばシリコン酸化物)等が付着して、単結晶育成を阻害することを防止する。熱遮蔽板8aの下端と融液表面5aとの間隙の距離の大きさは、回転軸9を上昇下降させ、るつぼ3の上下方向位置を変化させることで調整することができる。
また、石英るつぼ3の上下方向位置を変化させることで、るつぼ3と、上下ヒータ10、20との上下の位置関係も相対的に変化する。
図4に、参考例のヒータの構成を示す。以下、図2に示す実施例1のヒータと、図4に示す参考例のヒータを対比して説明する。
図4に示す参考例の場合には、側面上段ヒータ10の電流流路の幅c、肉厚dは、ヒータ各部で同じであり、ヒータ上部とヒータ下部とで発熱量は異なることはない。同様に、側面下段ヒータ20についても、電流流路の幅c、肉厚dは、ヒータ各部で同じであり、ヒータ上部とヒータ下部とで発熱量が異なることはない。
これに対して図2に示すように、実施例1のヒータにあっては、側面上段ヒータ10については、電流流路の幅が、ヒータ上部の幅c1よりもヒータ下部の幅c2の方が広くなるように構成している。これにより、側面上段ヒータ10の電流通過断面積は、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が広くなり、それに応じて抵抗値は、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が小さくなり、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が相対的に発熱量が少なくなる。
一方、側面下段ヒータ20については、電流流路の幅が、ヒータ下部の幅c1よりもヒータ上部の幅c2の方が広くなるように構成している。これにより、側面下段ヒータ20の電流通過断面積は、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が広くなり、それに応じて抵抗値は、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が小さくなり、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が相対的に発熱量が少なくなる。
さらに、図2に示す実施例1の側面上段ヒータ10は、その一部の電流流路が、図4に示す参考例の側面下段ヒータ20の上端位置に相当する位置よりも下方の位置まで入り込むように形成されているとともに、図2に示す実施例1の側面下段ヒータ20は、その一部の電流流路が、図4に示す参考例の側面上段ヒータ10の下端位置に相当する位置よりも上方の位置まで入り込むように形成されている。これにより、図4に示す実施例1のヒータ10、20を全体としてみたとき、ヒータ10、20全体の上側領域の発熱量、ヒータ10、20全体の下側領域の発熱量に比較して、ヒータ10、20全体の中間領域の発熱量が、少なくなる。
側面上段ヒータ10および側面下段ヒータ20の主発熱部の発熱部高さXは、ヒータ全体の高さYに対して1/2.5倍以下とするのが好ましい。
また、側面上段ヒータ10において、ヒータ上部よりヒータ下部の発熱量を小さくするために、ヒータ上部に対するヒータ下部の電流通過断面積比を1.5倍以上にするのが好ましい。同様に、側面下段ヒータ20において、ヒータ下部よりヒータ上部の発熱量を小さくするために、ヒータ下部に対するヒータ上部の電流通過断面積比を1.5倍以上にするのが好ましい。たとえばヒータの幅c1とヒータの幅c2は、c2≧1.5×c1の関係を満たすことが好ましい。
なお、図2の実施例1のヒータを構成するに際して、スリットの数に制限はなく、所望するヒータ抵抗値に合わせてスリットの数を設定すればよい。
また、ヒータを構成する電流流路の間隔(スリット幅a)は例えば5〜30mm程度に、上段ヒータ10と下段ヒータ20の間隔bは、例えば10〜30mm程度に設定することが望ましい。これら間隔a、bを広くすると、隙間からの熱の逃げが多くなり、本発明の効果が得られ難くなり、逆に間隔a、bを狭くすると、放電の可能性が高くなり、プロセス自体が成立しなくなることがあるからである。
図8は本発明のヒータと従来のヒータを使用した場合の石英るつぼ底部の温度分布範囲を比較した図である。
同図8において、本発明のヒータは図2の上下段ヒータ10、20であり、従来のヒータは図4の上下段ヒータ10,20である。
図の横軸は下段ヒータの電力出力を上段ヒータの電力出力で割った電力比率(図では約1〜3の間)であり、電力比率が大きいほど下段ヒータ20の出力が上段ヒータの出力より大きいことを意味する。図の縦軸は石英るつぼ3底部の中心部の温度を任意値で示している。また、電力比率が1から3の間における本発明の温度分布範囲H1と従来の温度分布範囲H2がそれぞれ示されている。
図8によれば、本発明の場合、石英るつぼ3の底部の温度分布範囲は従来よりも大きい。このため電力比率を調整することで、石英るつぼ3の上下方向の各位置、つまり単結晶シリコン6の成長方向の各位置での温度分布の広がりは、参考例と比較して、より拡大されて、単結晶シリコン6の酸素濃度の制御幅は、より広がることになる。
図9(a)は、単結晶シリコン6の酸素濃度の制御幅をグラフで示し、図9(b)は、図9(a)に対応させて、単結晶シリコン6(インゴット)の成長方向における歩留まり範囲を示している。図9(a)の横軸は、結晶定径部長さ(%)であり、縦軸は単結晶シリコン6の酸素濃度(任意値)である。
図9(a)では参考例のヒータを使用した場合の単結晶シリコン6の酸素濃度を破線で示し、本発明(実施例1)のヒータを使用した場合の単結晶シリコン6の酸素濃度を実線で示している。
同図9(a)に示すように、参考例のヒータを使用した場合の単結晶シリコン6の酸素濃度の上限値はA1であり、同下限値はA2であり、これら上限値A1、下限値A2の幅が参考例のヒータを使用した場合の単結晶シリコン6の酸素濃度制御幅を示す。
一方、本発明(実施例1)のヒータを使用した場合の単結晶シリコン6の酸素濃度の上限値はB1であり、同下限値はB2であり、これら上限値B1、下限値B2の幅が本発明(実施例1)のヒータを使用した場合の単結晶シリコン6の酸素濃度制御幅を示す。
本発明(実施例1)のヒータを使用した場合の単結晶シリコン6の酸素濃度制御幅B1〜B2は、参考例のヒータを使用した場合の単結晶シリコン6の酸素濃度制御幅A1〜A2よりも明らかに広いことがわかる。
図9(a)において、Eは酸素濃度規格を示している。この酸素濃度規格Eに酸素濃度が入ることが、単結晶シリコン6の歩留まりの条件となる。
本発明(実施例1)のヒータを使用した場合には、単結晶シリコン6の酸素濃度制御幅B1〜B2が広いため、参考例のヒータを使用した場合よりも、酸素濃度規格Eに入る結晶定径部長さが、拡大される。この結果、図9(b)に示すように、本発明(実施例1)のヒータを使用した場合の単結晶シリコン6の歩留まりの範囲は、参考例のヒータを使用した場合の単結晶シリコン6の歩留まりの範囲よりも、拡大される。
このように本発明(実施例1)のヒータを単結晶シリコン製造装置に使用すると、引き上げられる単結晶シリコン6の歩留まりが向上するという効果が得られる。
上述した図2に示す実施例1のヒータの構成は、一例であり、図5、図6、図7に示す構成のヒータであってもよい。
図5は、実施例2のヒータの構成を示している。
この実施例2のヒータは、側面上側ヒータ10の下端位置、側面下側ヒータ20の上端位置が、図4に示す参考例の側面上側ヒータ10の下端位置、側面下側ヒータ20の上端位置と同じ位置になっている他は、図2の実施例1のヒータと同様に構成されている。
すなわち、側面上段ヒータ10については、電流流路の幅が、ヒータ上部の幅c1よりもヒータ下部の幅c2の方が広くなるように構成している。これにより、側面上段ヒータ10の電流通過断面積は、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が広くなり、それに応じて抵抗値は、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が小さくなり、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が相対的に発熱量が少なくなる。
一方、側面下段ヒータ20については、電流流路の幅が、ヒータ下部の幅c1よりもヒータ上部の幅c2の方が広くなるように構成している。これにより、側面下段ヒータ20の電流通過断面積は、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が広くなり、それに応じて抵抗値は、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が小さくなり、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が相対的に発熱量が少なくなる。
側面上段ヒータ10および側面下段ヒータ20の主発熱部の発熱部高さXは、ヒータ全体の高さYに対して1/2.5倍以下とするのが好ましい。
また、側面上段ヒータ10において、ヒータ上部よりヒータ下部の発熱量を小さくするために、ヒータ上部に対するヒータ下部の電流通過断面積比を1.5倍以上にするのが好ましい。同様に、側面下段ヒータ20において、ヒータ下部よりヒータ上部の発熱量を小さくするために、ヒータ下部に対するヒータ上部の電流通過断面積比を1.5倍以上にするのが好ましい。たとえばヒータの幅c1とヒータの幅c2は、c2≧1.5×c1の関係を満たすことが好ましい。
この実施例2のヒータを使用した場合には、図8において実施例1のヒータを使用した場合と同様に、電力比率の操作範囲を一定とした場合に、石英るつぼ3の底部の温度分布範囲が従来よりも拡大されるため、実施例1のヒータを使用した場合と同様に、単結晶シリコン6の酸素濃度幅B1〜B2が拡大され(図9(a))、この結果、単結晶シリコン6の歩留まりが向上する(図9(b))。
図6は、実施例3のヒータの構成を示している。
この実施例3のヒータは、上述した図5の実施例2のヒータと同様に、側面上側ヒータ10の下端位置、側面下側ヒータ20の上端位置が、図4に示す参考例の側面上側ヒータ10の下端位置、側面下側ヒータ20の上端位置と同じ位置になっている。
ただし、図5の実施例2のヒータと異なり、電流流路の幅cではなく、電流流路の肉厚dを変えることで、発熱量を変化させている。
すなわち、側面上段ヒータ10については、電流流路の肉厚が、ヒータ上部の肉厚d1よりもヒータ下部の肉厚d2の方が広くなるように構成している。これにより、側面上段ヒータ10の電流通過断面積は、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が広くなり、それに応じて抵抗値は、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が小さくなり、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が相対的に発熱量が少なくなる。
一方、側面下段ヒータ20については、電流流路の肉厚が、ヒータ下部の肉厚d1よりもヒータ上部の肉厚d2の方が広くなるように構成している。これにより、側面下段ヒータ20の電流通過断面積は、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が広くなり、それに応じて抵抗値は、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が小さくなり、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が相対的に発熱量が少なくなる。
側面上段ヒータ10および側面下段ヒータ20の主発熱部の発熱部高さXは、ヒータ全体の高さYに対して1/2.5倍以下とするのが好ましい。
また、側面上段ヒータ10において、ヒータ上部よりヒータ下部の発熱量を小さくするために、ヒータ上部に対するヒータ下部の電流通過断面積比を1.5倍以上にするのが好ましい。同様に、側面下段ヒータ20において、ヒータ下部よりヒータ上部の発熱量を小さくするために、ヒータ下部に対するヒータ上部の電流通過断面積比を1.5倍以上にするのが好ましい。たとえばヒータの肉厚d1とヒータの肉厚d2は、d2≧1.5×d1の関係を満たすことが好ましい。
この実施例3のヒータを使用した場合には、図8において実施例1のヒータを使用した場合と同様に、電力比率の操作範囲を一定とした場合に、石英るつぼ3の底部の温度分布範囲が従来よりも拡大されるため、実施例1のヒータを使用した場合と同様に、単結晶シリコン6の酸素濃度幅B1〜B2が拡大され(図9(a))、この結果、単結晶シリコン6の歩留まりが向上する(図9(b))。
図7は、実施例4のヒータの構成を示している。
この実施例4のヒータは、実施例1、実施例2、実施例3のヒータと異なり、上下2段のヒータではなく、上下3段のヒータで構成されている。
すなわち、石英るつぼ3の上下方向の各位置には、上側より、側面上段ヒータ10、側面中間段ヒータ30、側面下段ヒータ20が順に配置される。
側面上段ヒータ10については、電流流路の幅が、ヒータ上部の幅c1よりもヒータ下部の幅c2の方が広くなるように構成している。これにより、側面上段ヒータ10の電流通過断面積は、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が広くなり、それに応じて抵抗値は、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が小さくなり、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が相対的に発熱量が少なくなる。
一方、側面下段ヒータ20については、電流流路の幅が、ヒータ下部の幅c1よりもヒータ上部の幅c2の方が広くなるように構成している。これにより、側面下段ヒータ20の電流通過断面積は、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が広くなり、それに応じて抵抗値は、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が小さくなり、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が相対的に発熱量が少なくなる。
これに対して、側面中間段ヒータ30については、電流流路の幅が、ヒータ各部で同じ幅c2になるように構成されている。これは、側面上段ヒータ10の上部、側面下段ヒータ20の下部に比して、側面中間段ヒータ30の発熱量が少なくなるように、側面中間段ヒータ30の電流流路の幅を、側面上段ヒータ10、側面下段ヒータ20の電流流路の最大幅(c2)と同等にしているが、それ以上の大きさの幅にしてさらに発熱量が少なくなる様にしてもよい。
なお、ヒータにおける電流通過断面積の設定だけでなく、側面中間ヒータ30に供給する電力を、ヒータ3段全ての合計電力の33%以下に設定する事が好ましい。これにより、側面上段ヒータ10のヒータ上部および側面下段ヒータ20のヒータ下部の発熱量を、他のヒータ部の発熱量に比べて相対的に大きくすることができる。
側面上段ヒータ10および側面下段ヒータ20の主発熱部の発熱部高さXは、ヒータ全体の高さYに対して1/2.5倍以下とするのが好ましい。
また、側面上段ヒータ10において、ヒータ上部よりヒータ下部の発熱量を小さくするために、ヒータ上部に対するヒータ下部の電流通過断面積比を1.5倍以上にするのが好ましい。同様に、側面下段ヒータ20において、ヒータ下部よりヒータ上部の発熱量を小さくするために、ヒータ下部に対するヒータ上部の電流通過断面積比を1.5倍以上にするのが好ましい。たとえばヒータの幅c1とヒータの幅c2は、c2≧1.5×c1の関係を満たすことが好ましい。
なお、図7の実施例4では、ヒータ各部の電流流路の幅cを変化させて、ヒータ各部の発熱量を変化させているが、図6と同様に、ヒータ各部の電流流路の肉厚dを変化させて、ヒータ各部の発熱量を変化させてもよい。
この実施例4のヒータを使用した場合には、図8において実施例1のヒータを使用した場合と同様に、電力比率の操作範囲を一定とした場合に、石英るつぼ3の底部の温度分布範囲が従来よりも拡大されるため、側面上段ヒータ10の発熱領域と側面下段ヒータ20の発熱領域とが明確に分離する温度分布を呈し、実施例1のヒータを使用した場合と同様に、単結晶シリコン6の酸素濃度幅B1〜B2が拡大され(図9(a))、この結果、単結晶シリコン6の歩留まりが向上する(図9(b))。
以上説明した実施例では、上側に位置するヒータ10については、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が相対的に発熱量が少なくなるように、ヒータ各部における抵抗値を調整するとともに、下側に位置するヒータ20については、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が相対的に発熱量が少なくなるように、ヒータ各部における抵抗値を調整しているが、本発明としては、上側のヒータ10のみにおいて、あるいは、下側のヒータ20のみにおいて、ヒータ上部と下部とで発熱量を異ならせるように抵抗値を調整する実施も可能である。たとえば図5に示す実施例2を例にとると、側面上段ヒータ10のみについて、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が相対的に発熱量が少なくなるように、ヒータ各部における抵抗値を調整する(たとえば電流流路の幅c1、c2を異ならせる)とともに、側面下段ヒータ20については、図4の参考例と同様に、ヒータ上部と下部とで発熱量が同じとする(たとえば電流流路の幅cを同じとする)実施も可能である。
逆に、側面下段ヒータ20のみについて、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が相対的に発熱量が少なくなるように、ヒータ各部における抵抗値を調整するとともに、側面上段ヒータ10については、図4の参考例と同様に、ヒータ上部と下部とで発熱量が同じとする実施も可能である。
また、実施例4では上下3段のヒータ構成であったが、石英るつぼ3の上下方向の各位置に4段以上のヒータを配置した構成にしてもよい。その場合、たとえば最上段に位置するヒータについては、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が相対的に発熱量が少なくなるように、ヒータ各部における抵抗値を調整するとともに、最下段に位置するヒータについては、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が相対的に発熱量が少なくなるように、ヒータ各部における抵抗値を調整する。その他についても実施例4に準じて行うことができるので、その説明については省略する。
本発明は、シリコン単結晶のみならず、ガリウム砒素等の化合物半導体を製造する装置に対しても、同様に適用することができる。

Claims (12)

  1. 単結晶半導体の原料を溶解するるつぼと、このるつぼの周囲にあって、るつぼ内の原料を加熱するヒータとがチャンバ内に配置され、溶解した原料に種子結晶を浸漬して単結晶を引き上げる引上げ機構が備えられた単結晶半導体製造装置において、
    前記ヒータは、るつぼの上下方向の各位置に設けられた複数のヒータであって、
    各ヒータは、独立して電力が供給され、通電されることによって発熱する導体で構成され、
    上側に位置するヒータについては、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が相対的に発熱量が少なくなるように、ヒータ各部における抵抗値が調整されていること
    を特徴とする単結晶半導体製造装置。
  2. 単結晶半導体の原料を溶解するるつぼと、このるつぼの周囲にあって、るつぼ内の原料を加熱するヒータとがチャンバ内に配置され、溶解した原料に種子結晶を浸漬して単結晶を引き上げる引上げ機構が備えられた単結晶半導体製造装置において、
    前記ヒータは、るつぼの上下方向の各位置に設けられた複数のヒータであって、
    各ヒータは、独立して電力が供給され、通電されることによって発熱する導体で構成され、
    下側に位置するヒータについては、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が相対的に発熱量が少なくなるように、ヒータ各部における抵抗値が調整されていること
    を特徴とする単結晶半導体製造装置。
  3. 単結晶半導体の原料を溶解するるつぼと、このるつぼの周囲にあって、るつぼ内の原料を加熱するヒータとがチャンバ内に配置され、溶解した原料に種子結晶を浸漬して単結晶を引き上げる引上げ機構が備えられた単結晶半導体製造装置において、
    前記ヒータは、るつぼの上下方向の各位置に設けられた複数のヒータであって、
    各ヒータは、独立して電力が供給され、通電されることによって発熱する導体で構成され、
    上側に位置するヒータについては、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が相対的に発熱量が少なくなるように、ヒータ各部における抵抗値が調整され、
    下側に位置するヒータについては、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が相対的に発熱量が少なくなるように、ヒータ各部における抵抗値が調整されていること
    を特徴とする単結晶半導体製造装置。
  4. ヒータの電流通過断面積が、ヒータ上部とヒータ下部とで異なっていることを特徴とする請求項1、2、3記載の単結晶半導体製造装置。
  5. 前記ヒータの電流通過断面積は、電流通路の幅または電流通路の肉厚で調整されることを特徴とする請求項4記載の単結晶半導体製造装置。
  6. 前記複数のヒータは、るつぼの上下方向の各位置に設けられた2個のヒータであって、上側のヒータは、その一部の電流流路が下側のヒータの上端位置に相当する位置よりも下方の位置まで入り込むように形成されているとともに、下側ヒータは、その一部の電流流路が上側ヒータの下端位置に相当する位置よりも上方の位置まで入り込むように形成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5記載の単結晶半導体製造装置。
  7. 単結晶半導体の原料を溶解するるつぼと、このるつぼの周囲にあって、るつぼ内の原料を加熱するヒータとがチャンバ内に配置され、溶解した原料に種子結晶を浸漬して単結晶を引き上げる引上げ機構が備えられた単結晶半導体製造装置を用いた単結晶半導体製造方法において、
    前記ヒータは、るつぼの上下方向の各位置に設けられた複数のヒータであって、
    各ヒータは、独立して電力が供給され、通電されることによって発熱する導体で構成され、
    上側に位置するヒータについては、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が相対的に発熱量が少なくなるように、ヒータ各部における抵抗値を調整して単結晶半導体を製造すること
    を特徴とする単結晶半導体製造方法。
  8. 単結晶半導体の原料を溶解するるつぼと、このるつぼの周囲にあって、るつぼ内の原料を加熱するヒータとがチャンバ内に配置され、溶解した原料に種子結晶を浸漬して単結晶を引き上げる引上げ機構が備えられた単結晶半導体製造装置を用いた単結晶半導体製造方法において、
    前記ヒータは、るつぼの上下方向の各位置に設けられた複数のヒータであって、
    各ヒータは、独立して電力が供給され、通電されることによって発熱する導体で構成され、
    下側に位置するヒータについては、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が相対的に発熱量が少なくなるように、ヒータ各部における抵抗値を調整して単結晶半導体を製造すること
    を特徴とする単結晶半導体製造方法。
  9. 単結晶半導体の原料を溶解するるつぼと、このるつぼの周囲にあって、るつぼ内の原料を加熱するヒータとがチャンバ内に配置され、溶解した原料に種子結晶を浸漬して単結晶を引き上げる引上げ機構が備えられた単結晶半導体製造装置を用いた単結晶半導体製造方法において、
    前記ヒータは、るつぼの上下方向の各位置に設けられた複数のヒータであって、
    各ヒータは、独立して電力が供給され、通電されることによって発熱する導体で構成され、
    上側に位置するヒータについては、ヒータ上部よりもヒータ下部の方が相対的に発熱量が少なくなるように、ヒータ各部における抵抗値を調整し、
    下側に位置するヒータについては、ヒータ下部よりもヒータ上部の方が相対的に発熱量が少なくなるように、ヒータ各部における抵抗値を調整して単結晶半導体を製造すること
    を特徴とする単結晶半導体製造方法。
  10. ヒータの電流通過断面積が、ヒータ上部とヒータ下部とで異なっていることを特徴とする請求項7、8、9記載の単結晶半導体製造方法。
  11. 前記ヒータの電流通過断面積は、電流通過路の幅または電流通路の肉厚で調整されることを特徴とする請求項10記載の単結晶半導体製造方法。
  12. 前記複数のヒータは、るつぼの上下方向の各位置に設けられた2個のヒータであって、上側のヒータは、その一部の電流流路が下側のヒータの上端位置に相当する位置よりも下方の位置まで入り込むように形成されているとともに、下側ヒータは、その一部の電流流路が上側ヒータの下端位置に相当する位置よりも上方の位置まで入り込むように形成されていることを特徴とする請求項7、8、9、10、11記載の単結晶半導体製造方法。
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