JPWO2007026497A1 - 半導体チップのピックアップ装置及びピックアップ方法 - Google Patents

半導体チップのピックアップ装置及びピックアップ方法 Download PDF

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Abstract

粘着シートに貼着された半導体チップをピックアップする半導体チップのピックアップ装置であって、 上面が粘着シート(2)のピックアップされる半導体チップ(3)の周辺部分を吸着保持する吸着面に形成されたバックアップ体(1)と、バックアップ体内に上下方向に駆動可能に設けられ粘着シートのピックアップされる半導体チップが貼着された部分を押圧して半導体チップをバックアップ体の上面から押し上げる下部吸着ノズル体(27)を有する押し上げ軸(23)と、ピックアップされる半導体チップの上面を吸着保持し押し上げ軸によって押し上げられた半導体チップを粘着シートからピックアップする吸着ノズル体(4)を具備する。

Description

この発明は粘着シートに貼着された半導体チップをピックアップするピックアップ装置及びピックアップ方法に関する。
半導体ウエハをさいの目状に切断して形成された半導体チップは粘着シートに貼られており、この半導体チップを基板にボンディングする場合には吸着ノズルによって上記粘着シートから1つずつピックアップするようにしている。
半導体チップを粘着シートからピックアップする場合、従来は特許文献1に示されるように、吸着ノズルによってピックアップされる半導体チップが貼着された粘着シートの、上記半導体チップの周辺部をバックアップ体の上面によって吸着保持するとともに、その半導体チップを下面側から先端が鋭利な突き上げピンによって突き上げることで、上記半導体チップを上記粘着シートから分離させながら、上記吸着ノズルによってピックアップするということが行なわれていた。
特開2002−100644号公報
ところで、最近では半導体チップの厚さが50μm以下と非常に薄い場合がある。そのように薄い半導体チップを突き上げピンの鋭利な先端によって突き上げると、その先端が当たった箇所には応力が集中することになる。そのため、半導体チップは突き上げピンから受ける応力によって破損してしまうということがあった。
応力集中による半導体チップの破損を防止するためには突き上げピンによる半導体チップの突き上げ速度を遅くするということが考えられるが、突き上げピンの突き上げ速度を遅くすると、ピックアップ速度も遅くなり、生産性の低下を招くということがあったり、突き上げ速度を遅くしても半導体チップが薄い場合にはその損傷を確実に防止することが難しいということがあった。
この発明は、半導体チップを破損させることなく粘着シートから確実に剥離することができるようにしたピックアップ装置及びピックアップ方法を提供することにある。
すなわち、この発明は、粘着シートに貼着された半導体チップをピックアップする半導体チップのピックアップ装置であって、
上面が上記粘着シートのピックアップされる上記半導体チップの周辺部分に対応する部分を吸着保持する吸着面に形成されたバックアップ体と、
このバックアップ体内に上下方向に駆動可能に設けられ上記粘着シートのピックアップされる上記半導体チップが貼着された部分の下面を押圧して上記半導体チップを上記バックアップ体の上面から押し上げる押し上げ手段と、
ピックアップされる上記半導体チップの上面を吸着保持し上記押し上げ手段によって押し上げられた上記半導体チップを上記粘着シートからピックアップするピックアップ手段と
を具備したことを特徴とする半導体チップのピックアップ装置にある。
図1はこの発明の第1の実施の形態を示すピックアップ装置の概略的構成図である。 図2Aはバックアップ体の縦断面図である。 図2Bは押し上げ軸の上部と下部吸着ノズル体を示す分解斜視図である。 図3はバックアップ体の吸着面を示す平面図である。 図4Aは吸着ノズル体を下降させた状態の説明図である。 図4Bは下部吸着ノズル体を上昇させた状態の説明図である。 図4Cは半導体チップを下部吸着ノズル体によって押し上げた状態の説明図である。 図4Dは下部吸着ノズル体によって押し上げた半導体チップを吸着ノズルによってピックアップする状態の説明図である。 図5はピックアップされる半導体チップを下部吸着ノズル体によって押し上げた状態を拡大して示した断面図である。 図6Aはこの発明の第2の実施の形態を示すバックアップ体の上部の断面図である。 図6Bはバックアップ体の上部の斜視図である。 図6Cは押し上げ軸の上端に設けられる盤体の平面図である。 図7はこの発明の第3の実施の形態を示すバックアップ体の上部の縦断面図である。 図8はこの発明の第4の実施の形態を示すバックアップ体の上部の縦断面図である。 図9はこの発明の第5の実施の形態を示す押し上げ軸及び下部押し上げ体の斜視図である。 図10はこの発明の第6の実施の形態を示すバックアップ体の上部の縦断面図である。 図11は押し上げ軸の上端に設けられるブロックの平面図である。 図12はバックアップ体の上面を示す平面図である。 図13はこの発明の第7の実施の形態を示すバックアップ体の上面を示す平面図である。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1乃至図5はこの発明の第1の実施の形態を示す。図1に示すピックアップ装置はバックアップユニット10を備えている。このバックアップユニット10は図示しないウエハリングに張設された粘着シート2の下面側に対向して設けられ、図示しないZ駆動源によってZ方向において、後述するごとくバックアップ体1の上面が粘着シート2に接触する位置と、粘着シート2から離れた位置との間を駆動されるようになっている。
上記粘着シート2の上面には半導体ウエハをさいの目状に分割した複数の半導体チップ3が貼着されている。上記ウエハリングは図示しないX及びY駆動源によって水平方向に駆動されるようになっている。
それによって、粘着シート2に貼着された半導体チップ3はバックアップユニット10に対してX及びY方向に位置決め可能となっている。なお、バックアップユニット10に代わり、ウエハリングをZ方向に駆動するようにしてもよく、要はウエハリングとバックアップユニット10とが相対的にX、Y及びZ方向に駆動されるようになっていればよい。
上記粘着シート2の上面側で、上記バックアップユニット10の上方にはピックアップ手段を構成する上部吸着ノズル機構4が設けられている。この上部吸着ノズル機構4は、図示しないX、Y及びZ駆動源によってX、Y及びZ方向に駆動されるピックアップ軸5を有する。このピックアップ軸5の下端面には凸部6が設けられている。
上記ピックアップ軸5には先端を上記凸部6の端面に開口させた吸引孔7が軸方向に沿って形成されている。この吸引孔7は図示しない吸引ポンプに接続されている。上記凸部6にはゴムや軟質の合成樹脂などの弾性材料によって形成された上部吸着ノズル体8が着脱可能に取着されている。この上部吸着ノズル体8には一端が上記吸引孔7に連通し、他端が先端面に開口したノズル孔9が形成され、さらに下面は平坦面8aに形成されている。
なお、上記ピックアップ軸5をZ方向に駆動するZ駆動源としてはボイスコイルモータなどを用い、上部吸着ノズル機構4による押圧荷重を一定制御できるようにすることが好ましい。
上記バックアップ体1は、図2Aと図3に示すように下端面が開放し上面に矩形状の開口部12が開口形成された円筒状をなしている。上記開口部12は、図3に鎖線で示すピックアップの対象となる矩形状の半導体チップ3よりもわずかに小さな矩形状に形成されている。つまり、開口部12は半導体チップ3と相似形状に形成されている。
上記バックアップ体1の上面には、図3に示すように上記開口部12を囲む3つの環状溝14a〜14cが同心的に形成されている。3つの環状溝14a〜14cはバックアップ体1の径方向に沿って形成された2つの連通溝15によって連通している。連通溝15は、ピックアップ予定の半導体チップ3の対向する2辺(端部)と平行に、かつその辺より外側に位置するように形成されている。
なお、図示しないが、バックアップ体1の上面にはさらに連通溝15を半導体チップ3の他の対向する2辺と平行に、かつその辺より外側に位置するように形成してもよい。
最も内側に位置する環状溝14aには周方向に90度間隔で4つの吸引孔16aがバックアップ体1の上部壁を厚さ方向に貫通して形成されている。さらに、この環状溝14aの直径は、ピックアップする半導体チップ3の対角線長さより大きく設定されている。
2番目の環状溝14bには周方向に180度間隔で2つの吸引孔16bが形成されている。各環状溝14a〜14cと連通溝15には上記吸引孔16a,16bを介して後述するように吸引力が作用する。なお、環状溝14a〜14c、吸引孔16a,16bは図3だけに示し、他の図では省略している。
図2Aに示すように上記バックアップ体1の下端開口には円柱状の閉塞部材21が一端部を気密に嵌合させて設けられている。この閉塞部材21の中心部には軸方向に貫通する挿通孔22が穿設されている。この挿通孔22には押し上げ手段を構成する押し上げ軸23がスライド可能かつ挿通孔22の下端部に設けられたOリング24によって気密に保持されている。
図2Bに示すように、上記押し上げ軸23の上記閉塞部材21の上端面から突出した上端には矩形状の盤体25が設けられている。この盤体25の上面の中央部には円柱状の凸部26が設けられている。この凸部26にはゴムや軟質の合成樹脂などの弾性材料で作られた下部吸着ノズル体27が着脱可能に取着されている。
上記押し上げ軸23には吸引孔28が軸方向に沿って形成されている。この吸引孔28の上端は上記盤体25に設けられた凸部26の上面に開口し、下端は上記押し上げ軸23の側面に開口している。上記下部吸着ノズル体27にはノズル孔29が上下方向に貫通して形成されている。このノズル孔29は、上記下部吸着ノズル体27を上記凸部26に取着すると、下端が上記凸部26の吸引孔28に連通する。
上記下部吸着ノズル体27は上面が平坦面27aであって、平面形状が図3に鎖線で示す半導体チップ3の短辺よりもわずかに小径な円形状に形成されている。つまり、図2Bに示すように、上記下部吸着ノズル体27はほぼ円錐台形状に形成されている。
図2Aに示すように、上記バックアップ体1の下部開口を閉塞した閉塞部材21には吸引孔31が形成されている。この吸引孔31は一端を上記閉塞部材21の上端面、つまりバックアップ体1の内部空間に開口させ、他端を上記閉塞部材21の外周面に開口させている。
図1に示すように、上記閉塞部材21に形成された吸引孔31と、上記押し上げ軸23に形成された吸引孔28は吸引ポンプ32に配管33を介して接続されている。この吸引ポンプ32が作動すると、上記バックアップ体1の上面に開口した吸引孔16a,16b及び連通溝15を介して環状溝14a〜14cに吸引力が生じるとともに、押し上げ軸23に形成された吸引孔28を介して下部吸着ノズル体27のノズル孔29にも吸引力が生じる。
上記環状溝14a〜14cに吸引ポンプ32の吸引力が作用すると、バックアップ体1の上面は半導体チップ3が貼着された貼着シート2の下面を吸着保持する吸着面となる。つまり、バックアップ体1の上面は、上記粘着シート2のピックアップされる半導体チップ3の周囲に位置する部分である、上記粘着シート2の上記開口部12の周囲に位置する部分を吸着保持する。
また、下部吸着ノズル体27のノズル孔29に吸引力が作用すると、このノズル孔29が開口した下部吸着ノズル体27の平坦面27aは、上記粘着シート2の上記バックアップ体1の開口部12に対向位置する部分の下面を吸着保持する。つまり、粘着シート2はピックアップされる半導体チップ3の下面に対応する部分と、開口部12の周囲に位置する部分とがそれぞれ吸着保持されるようになっている。
図1に示すように、上記押し上げ軸23の上記閉塞部材21の下端面から突出した下端部にはカムフォロア35が回転可能に設けられている。このカムフォロア35は、図示しない駆動源によって矢印方向に回転駆動されるカム36の外周面に当接している。したがって、カム36が回転駆動されれば、上記押し上げ軸23が上下方向に駆動されるから、この上下方向の動きに上記下部吸着ノズル体27が連動する。
上記カムフォロア35が上記カム36の下死点に当たり、押し上げ軸23が下降位置にあるときは、上記下部吸着ノズル体27は平坦面27aをバックアップ体1の上面の吸着面よりもわずかに下方に位置させている。
カム36が回転してその上死点にカムフォロア35が当たり、押し上げ軸23が上昇位置にあるときには、上記下部吸着ノズル体27はその平坦面27aが上記バックアップ体1の吸着面から上方へ所定寸法、たとえば1.0mm突出するよう設定されている。
なお、上部吸着ノズル機構4、バックアップユニット10などの駆動制御は、図示しない制御装置によって後述するように動作が制御される。
つぎに、上記構成のピックアップ装置の作用を図4A〜図4Dを参照しながら説明する。
図1に示すようにバックアップ体1を、その上面が粘着シート2の下面に接触する位置まで上昇させたならば、図示しないウエハリングによって粘着シート2をX、Y方向に駆動し、ピックアップする半導体チップ3をバックアップ体1の開口部12の上方に位置決めする。つまり、半導体チップ3の中心が開口部12の中心に一致するよう位置決めする。
ピックアップされる半導体チップ3を位置決めしたならば、図4Aに示すように上部吸着ノズル機構4を下降させてその下端に設けられた上部吸着ノズル体8の下端の平坦面8aによってピックアップする半導体チップ3の上面を吸着する。このとき、上部吸着ノズル体8は、所定の荷重で半導体チップ3を押圧する。また、下部吸着ノズル体27の上面は粘着シート2の下面よりもわずかに下方に位置している。
上部吸着ノズル体8を下降させて半導体チップ3の上面を吸着保持したならば、図4Bに示すように下部吸着ノズル体27の平坦面27aがバックアップ体1の吸着面(上面)同じ高さになるよう押し上げ軸23を上昇させた後、吸引ポンプ32を作動させる。
それによって、上記吸引ポンプ32の吸引力が作用した下部吸着ノズル体27の平坦面27aによって、ピックアップされる半導体チップ3の下面は粘着シート2を介して吸着保持される。つまり、ピックアップされる半導体チップ3は、弾性材料によって形成された上部吸着ノズル体8と下部吸着ノズル体27によって上下面が挟持される。
上記吸引ポンプ32を作動させると、バックアップ体1の内部空間が減圧され、その上面の環状溝14a〜14cと連通溝15に吸引力が生じるから、その吸引力によって粘着シート2のピックアップされる半導体チップ3の周囲に位置する部分がバックアップ体1の吸着面に吸着保持される。
このとき、バックアップ体1の開口部12にも吸引力が発生し、この開口部12に対向位置する半導体チップ3が粘着シート2を介してバックアップ体1の内部に吸引される。
しかしながら、半導体チップ3は開口部12よりもわずかに大きな矩形状である。そのため、下部吸着ノズル体27によって半導体チップ3の下面が吸着保持される前に、バックアップ体1の開口部12に吸引力が生じても、この開口部12に対向位置する半導体チップ3は周辺部がバックアップ体1の上面の開口部12の周辺部分に係合して保持される。そのため、半導体チップ3は、バックアップ体1内に生じる吸引力によって粘着シート2とともに開口部12内へ吸引されて湾曲変形し、損傷するということが防止される。
ピックアップされる半導体チップ3の上下面を上部吸着ノズル体8と下部吸着ノズル体27によって挟持したならば、図4Cに示すように押し上げ軸23を、上記下部吸着ノズル体27の上端面がバックアップ体1の吸着面と同じ高さから、たとえば0.5mm突出する高さまで上昇させる。この上昇を第1の上昇工程とする。
なお、吸引ポンプ32を作動させるタイミングは、上記第1の上昇工程が終了した時点であってもよい。
押し上げ軸23を上昇させると、粘着シート2が引き伸ばされるとともに、粘着シート2の開口部12に対向する部分に作用する吸引力によって半導体チップ3の下面四隅部から粘着シート2が剥がれ始める。
半導体チップ3の下面四隅部から粘着シート2が剥がれ始めたならば、上記下部吸着ノズル体27をさらに0.5mm上昇させる。この上昇を第2の上昇工程とする。つまり、カム36の回転を制御することで、下部吸着ノズル体27は0.5mmずつ2段階に分けて上昇させ、結果的に下部吸着ノズル体27の平坦面27aをバックアップ体1の吸着面から1mm上昇させる。
このようにして下部吸着ノズル体27を上昇させると、粘着シート2は半導体チップ2に対する粘着シート2の剥離状態が下面四隅部から中心部に向かって進行する。すなわち、下部吸着ノズル体27が上昇することで、図5に拡大して示すように粘着シート2の上記下部吸着ノズル体27の平坦面27aから外れた部分が山形状に引き伸ばされる。
つまり、下部吸着ノズル体27は粘着シート2を台形の山形状に変形させながら、上記半導体チップ3をバックアップ体1の吸着面から押し上げる。このとき、上部吸着ノズル機構4は押し上げ軸23の上昇に連動して上昇する。
半導体チップ3が押し上げられると、粘着シート2は山形状に変形しながら引き伸ばされる。粘着シート2が引き伸ばされると、粘着シート2の面積が増加するから、その面積の増加に応じて単位面積当たりの粘着力が減少する。そのため、半導体チップ3が粘着シート2から剥離し易くなる。
また、粘着シート2が下部吸着ノズル体27に押し上げられて山形状に変形することで、上記下部吸着ノズル体27の平坦面27aの中心から最も離れた部分である、半導体チップ3の四隅部から粘着シート2が剥離する。図5に半導体チップ3の四隅部から粘着シート2が剥離した部分をRで示している。
半導体チップ3は弾性材料によって形成された下部吸着ノズル体27の平坦面27aによって押し上げられる。そのため、押し上げ時に半導体チップ3に局部的な応力が加わることがないから、半導体チップ3を損傷させずに押し上げることができる。
しかも、下部吸着ノズル体27の平坦面27aは平面形状が円形状である。そのため、上記平坦面27aには角(エッジ)がないから、そのことによっても半導体チップ3に局部的な応力を加えることなく押し上げることができる。
下部吸着ノズル体27の平坦面27aが円形状であるから、半導体チップ3の四隅部から上記平坦面27aまでの距離を大きくとることができる。そのため、半導体チップ3が下部吸着ノズル体27によって押し上げられることで、半導体チップ3が変形しても、半導体チップ3の湾曲の曲率半径を大きくすることができるから、半導体チップ3に局部的な応力が加わるのを防止できる。
さらに、半導体チップ3は、下部吸着ノズル体27の平坦面27aによって押し上げられるとともに、上面は同じく弾性材料によって形成された上部吸着ノズル体8の下面の平坦面8aによって保持されている。そのため、押し上げ時に粘着シート2が山形状に変形しても、半導体チップ3は一対の吸着ノズル体8,27によって粘着シート2とともに山形状に変形するのが弾性的に抑制されるから、そのことによっても押し上げられた半導体チップ3が損傷するのが防止される。
しかも、半導体チップ3は弾性材料によって形成された上下一対の吸着ノズル体27,8によって弾性的に挟持されているから、押し上げられる半導体チップ3に加わる応力が緩和され、その半導体チップ3が損傷するのが防止される。
半導体チップ3を下部吸着ノズル体27によってバックアップ体1の上面から上方へ押し上げたならば、図4Dに示すように上部吸着ノズル体8を上昇させる。このとき、下部吸着ノズル体27は、ノズル孔29に作用する吸引力によって粘着シート2のピックアップされる半導体チップ3の下面に対応する部分を吸着保持している。
そのため、上昇する上部吸着ノズル体8の吸引力と、下部吸着ノズル体27の吸引力がそれぞれピックアップされる半導体チップ3と、その半導体チップ3の下面に貼着された粘着シート2を剥離する力として作用することになる。
したがって、半導体チップ3を従来のように単に上部吸着ノズル体8によって吸着してピックアップするだけの場合に比べ、上下からの吸引力によって約2倍の力で半導体チップ3を粘着シート2から剥離することができるから、上記半導体チップ3を容易に、しかも確実にピックアップすることが可能となる。
つまり、上部吸着ノズル体8は半導体チップ3を上方へ持ち上げ、下部吸着ノズル体27は粘着シート2を下方へ引く。そのため、粘着シート2の剥離は、押し上げ時に生じた半導体チップ3の角部の剥離部分から中央に向かって進行することになるから、上記半導体チップ3を上部吸着ノズル体8によって粘着シート2から迅速かつ確実にピックアップすることができる。
また、上部吸着ノズル機構4の上部吸着ノズル体8と、押し上げ軸23の下部吸着ノズル体27はそれぞれ着脱可能となっている。そのため、各吸着ノズル体8,27を異なる直径のものに交換できるから、半導体チップ3のサイズが変更になる場合であっても、それに応じた大きさの吸着ノズル8,27を用いることで、対応することが可能である。
図6A〜図6Cはこの発明の第2の実施の形態を示す。この実施の形態は押し上げ軸23の上端に設けられた盤体25に複数、この実施の形態では4つの凸部26が上記盤体25の四隅部に設けられている。これら4つの凸部26にはそれぞれ弾性材料によって形成された下部吸着ノズル体27が着脱可能に取着されている。
上記押し上げ軸23に形成された吸引孔28は、この押し上げ軸23の上端面に開放して形成された凹部41に連通している。上記盤体25と上記凸部26には、上記下部吸着ノズル体27に形成されたノズル孔29に、上記凹部41を介して連通する連通孔42が形成されている。したがって、図1に示す吸引ポンプ32が作動して押し上げ軸23の吸引孔28が作用すれば、下部吸着ノズル体27のノズル孔29に吸引力が生じるようになっている。
このように、盤体25に4つの下部吸着ノズル体27を設ければ、押し上げ軸23を上昇させて半導体チップ3を押し上げるとき、この半導体チップ3の下面を盤体25の四隅部に設けられた4つの下部吸着ノズル体27によって吸着保持しながら押し上げることができる。
そのため、半導体チップ3を1つの下部吸着ノズル体27で押し上げる場合に比べて図6CにZで示す下部吸着ノズル体27の外周から盤体25のエッジまでの寸法、つまり半導体チップ3の角部から下部吸着ノズル体27までの寸法を小さくできるから、その寸法Zに応じて半導体チップ3を押し上げるときに、半導体チップ3の角部に生じるたわみ量を小さくし、その角部が破損するのを防止することができる。
4つの下部吸着ノズル体27の配置は、対角線方向に対して大きくしたり、小さくすることができるから、たとえば長方形の半導体チップ3に対し、押し上げ時のたわみ量が小さくなるよう配置することができる。それによって、押し上げ時に半導体チップ3の角部に局部的な応力が生じるのを防止することができる。
図7はこの発明の第3の実施の形態を示す。この実施の形態は弾性材料によって形成された下部吸着ノズル体27は、押し上げ軸23の盤体25に設けられた凸部26に対し、この下部吸着ノズル体27よりも柔らかな弾性材料で筒状に形成された弾性支持部材44を介して着脱可能に保持されている。
このような構成によれば、下部吸着ノズル体27によって半導体チップ3を押し上げるとき、下部吸着ノズル体27は弾性支持部材44の柔らかな弾力性によって弾性変位しながら粘着シート2を介して半導体チップ3を押し上げ、上記弾性支持部材44が圧縮変形し終わると、下部吸着ノズル体27が弾性変形することになる。
つまり、下部吸着ノズル体27によって半導体チップ3を押し上げるときの弾力性は、下部吸着ノズル体27が半導体チップ3に当たったときが最も柔らかく、押し上げるにつれて次第に強くなる。すなわち、下部吸着ノズル体27が半導体チップ3に接触するときの衝撃を極力小さくて損傷を防止するとともに、押し上げ時に下部吸着ノズル体27が粘着シート2を介して半導体チップ3を押圧するとき、半導体チップ3に衝撃を与えて損傷させるのを防止することができる。
この第3の実施の形態において、弾性支持部材44は下部吸着ノズル体27よりも硬い弾性材料によって形成してもよい。
図8はこの発明の第4の実施の形態を示す。この実施の形態は下部吸着ノズル体27が取着される凸部26を有する盤体25が押し上げ軸23に対して分離されている。すなわち、上記盤体25の下面には支軸45が設けられ、押し上げ軸23には上記支軸45がスライド可能に支持される支持孔46が形成されている。
上記盤体25と上記押し上げ軸23との間には弾性支持部材としてのコイルばね47が設けられている。このコイルばね47は上記下部吸着ノズル体27を形成する弾性材料よりも柔らかな弾力性となっている。
上記支軸45の中途部には抜け止めピン48が設けられている。この抜け止めピン48は、上記支軸45が上記コイルばね47の付勢力によって上昇方向に付勢されることで、上記押し上げ軸23の中途部に形成された長孔49の上端に係合している。
それによって、上記支軸45は、上昇位置で上記抜け止めピン48によって支持孔46から抜出するのが防止され、その上昇位置から上記コイルばね47を圧縮変形させて下降方向に変位可能となっている。
なお、上記支軸45には押し上げ軸23に形成された吸引孔28に連通する連通孔50が軸方向に沿って形成されている。そして、上記吸引孔28は上記連通孔50を介して下部吸着ノズル体27に形成されたノズル孔29に連通している。
このような構成によれば、下部吸着ノズル体27が半導体チップ3に接触するとき、そのチップ3には下部吸着ノズル体27と盤体25の重量だけが加わり、コイルばね47の弾性変形によって押し上げ軸23の上昇力が直接加わることがないから、半導体チップ3に加わる衝撃を小さくし、そのチップ3が損傷するのを防止することができる。
しかも、下部吸着ノズル体27が半導体チップ3に接触してから押し上げるとき、下部吸着ノズル体27よりも柔らかなコイルばね47が圧縮変形してから、下部吸着ノズル体27が弾性変形する。
そのため、図7に示す第3の実施の形態と同様、下部吸着ノズル体27によって半導体チップ3を押し上げるときの弾力性は、下部吸着ノズル体27が半導体チップ3に当たったときが最も柔らかく、半導体チップ3を押し上げるにつれて次第に強くなるため、押し上げ時に半導体チップ3に衝撃を与えて損傷させるのを防止することができる。
なお、この第4の実施の形態において、コイルばね47に下部吸着ノズル体27よりも硬い弾力性を持たせるようにしてもよい。
また、第3、第4の実施の形態では、下部吸着ノズル体27が1つの例を挙げて説明したが、第2の実施の形態のように下部吸着ノズル体27が複数設けられていてもよい。
下部吸着ノズル体27が複数設けた場合、各下部吸着ノズル体27を弾性的に支持する弾性支持部材44又はコイルばね47のバネ定数、つまり荷重に対する圧縮変形量は同じであっても、異なっていても差し支えない。
バネ定数の異なる複数の弾性支持部材44又はコイルばね47を用いた場合、弾性力の弱い弾性支持部材44又はコイルばね47によって支持された下部吸着ノズル体27は、弾性力の強い弾性支持部材44又はコイルばね47によって支持された下部吸着ノズル体27に比べて粘着シート2との摩擦力が小さくなる。それによって、下部吸着ノズル体27はその上面が粘着シート2に対して滑りながら上昇するから、その摺接によって粘着シートが半導体チップ3から剥離され易くなる。
図9はこの発明の第5の実施の形態を示す。この実施の形態は押し上げ手段の変形例を示し、上記各実施の形態に示された下部吸着ノズル体27に代わって弾性材料で形成された下部押し上げ体51からなる。
上記下部押し上げ体51は、平面形状が半導体チップ3よりも小さな矩形状に形成されていて、その上面には幅方向に沿う複数の凸条52と凹溝53が幅方向と交差する長手方向に対して交互に形成された波形状となっている。
上記下部押し上げ体51は押し上げ軸23の上端に設けられた盤体25の凸部26に対して着脱可能に設けられる。また、バックアップ体1に形成される開口部12は、上記下部押し上げ体51よりも大きく、しかも半導体チップ3よりも小さな矩形状となっている。
なお、この実施の形態では、上記下部押し上げ体51には上記各実施の形態の下部吸着ノズル体27のようにノズル孔29は形成されていないが、上記下部押し上げ体51の突条52の上面に開口する吸引孔を形成するようにしてもよい。
上記構成の下部押し上げ体51を用いれば、この下部押し上げ体51が半導体チップ3よりも小さな矩形状であるため、半導体チップ3を押し上げたときに開口部12に作用する吸引力によって半導体チップ3が下方へ大きく湾曲変形するのが抑制される。それによって、半導体チップ3が20〜30μm程度に薄い場合であっても、吸引力によって大きく湾曲して破損するのが防止される。
しかも、下部押し上げ体51には複数の凹溝53が形成されているから、粘着シート2の下部押し上げ体51によって押し上げられた部分のうち、凹溝53に対応する部分は開口部12に発生する吸引力が作用する。それによって、半導体チップ3は粘着性シート2から剥離され易い状態となるから、その半導体チップ3を上部吸着ノズル体8によって確実にピックアップすることができる。
図10乃至図12はこの発明の第6の実施の形態を示す。この実施の形態は押し上げ手段の変形例を示し、押し上げ軸23の上端には図10に示すように上記各実施の形態の盤体25に相当するブロック25Aが設けられている。このブロック25Aには弾性材料によって上面が平坦な円錐台形状に形成された複数の下部押し上げ体、この実施の形態では図11に示すように第1乃至第5の5つの下部押し上げ体55a〜55eが設けられている。
なお、各下部押し上げ体55a〜55eの形状は円錐台形状に限られず、円柱状や角柱状などであってもよい。
5つの下部押し上げ体55a〜55eのうち、たとえば上記ブロック25Aの所定方向の一端部の角部に位置する第1の下部押し上げ体55aは、可動軸56の上端に設けられた円盤57に着脱可能に取付けられている。第2乃至第4の下部押し上げ体55b〜55eは上記ブロック25Aの上面に着脱可能に設けられている。
上記ブロック25Aの所定方向の一端部の角部には凹状の段部54が形成されている。この段部54にはその上面に開口した大径部58aを有する支持孔58が形成されている。この支持孔58に上記可動軸56が上記大径部58aに設けられたコイルばね59によって弾性的に変位可能に支持されている。
そして、第1の下部押し上げ体55aは、上記コイルばね59が圧縮されない状態において、上面が図10にhで示す寸法だけ他の押し上げ体55aの上面よりも上方に突出するよう、その高さが設定されている。なお、寸法hは1mm程度である。
図10に示すように、上記ブロック25Aには上記押し上げ軸23に形成された吸引孔28に連通する吸引分配部61が形成されている。この吸引分配部61には、5つの吸引分岐路62(図10には3つだけ示す)の一端が接続されている。これら分岐路62の他端は上記支持孔58及び第2乃至第5の下部押し上げ体55b〜55eに形成された吸引孔29に連通している。
上記支持孔58に支持された上記可動軸56には、この支持孔58に連通した吸引分岐路62と上記可動軸56に設けられた第1の下部押し上げ体55aに形成された吸引孔29を連通する連通路63が形成されている。
それによって、第1乃至第5の下部押し上げ体55a〜55eの平坦な上面には、押し上げ軸23の吸引孔28を介して図1に示す吸引ポンプ32の吸引力が作用するようになっている。
図12に示すように、上記バックアップ体1の上面の吸着面には、上記押し上げ軸23が上昇方向に駆動されたときに、上記第1乃至第5の下部押し上げ体55a〜55eが突出可能な形状、つまり5つの下部押し上げ体55a〜55eの平面形状(円形状)を組み合わせた形状に対応する開口部12Aが形成されている。
なお、開口部12Aの形状は半導体チップ3よりもわずかに小さな矩形状であっても差し支えない。
上記バックアップ体1の上面には、上記開口部12Aの周辺部に矩形溝64が形成されている。この矩形溝64は、内周が図12に鎖線で示す半導体チップ3の外形よりもわずかに小さく、外周が半導体チップ3の外周縁よりもわずかに大きくなるよう形成されている。それによって、バックアップ体1の上面に粘着シート2を介して位置決めされて吸着保持される上記半導体チップ3は、その外周縁が上記矩形溝64の幅方向中途部の上方に位置することになる。
図12に示すように、上記バックアップ体1の上面には複数の環状溝65及びこの環状溝65と上記矩形溝64を連通する4本の放射溝66が形成されていて、この放射溝66にはバックアップ体1の内部と上面を連通する貫通孔67が開口している。それによって、吸引ポンプ32の吸引力がバックアップ体1の内部空間及び上記貫通孔67から上記放射溝66を介して矩形溝64及び環状溝65に作用するようになっている。
上記環状溝65と放射溝66の数は限定されず、たとえば放射溝66は4本に限らず、6本或いはそれ以上であってもよい。
なお、図10はバックアップ体1の吸着面に形成された矩形溝64、環状溝65及び放射溝66のうち、矩形溝64だけを示している。
このような構成によれば、バックアップ体1に対してピックアップする半導体チップ3を位置決めし、上部吸着ノズル機構4を下降させて半導体チップ3の上面を吸着保持した後、吸引ポンプ32を作動させてバックアップ体1の吸着面に吸引力を発生させる。それによって、上記バックアップ体1の吸着面に位置決めされた半導体チップ3が粘着シート2を介して吸着保持される。
上記バックアップ体1の吸着面には矩形溝64が形成され、この矩形溝64の幅方向中途部に半導体チップ3の外周縁が位置するよう、その半導体チップ3が位置決めされている。そのため、上記矩形溝64に発生する吸引力によって上記粘着シート2の上記半導体チップ3の外周縁に対応する部分が強く吸引される。
つぎに、押し上げ軸23を上昇方向に駆動する。それによって、5つの下部押し上げ体55a〜55eのうち、第2乃至第5の4つの下部押し上げ体55b〜55eに比べて上面が高い位置にある第1の押し上げ体55aが粘着シート2を介して半導体チップ3の4つの角部のうちの1つの角部に対応する部分の下面を吸着してから弾性的に押圧する。
半導体チップ3の1つの角部に対応する部分だけが押し上げられると、その角部の粘着シート2が他の部分に比べて大きく引き伸ばされることになる。そのため、粘着シート2は半導体チップ3の第1の下部押し上げ体55aによって押し上げられた角部に対応する部分から剥離し始める。
このとき、粘着シート2は矩形溝64によって半導体チップ3の外周縁に対応する部分が強く吸引されているから、第1の下部押し上げ体55aによって押し上げられた半導体チップ3の角部の外縁に対応する部分の剥離が円滑に進行することになる。
しかも、半導体チップ3は第1の押し上げ体55aだけによって部分的に押し上げられることで傾斜するから、傾斜方向の上端に位置する角部から粘着シート2の剥離が進行し易くなる。
第1の下部押し上げ体55aが半導体チップ3の下面を押し上げた後、押し上げ軸23がさらに上昇して上記第1の下部押し上げ体55aに加わる押圧力が増加すると、コイルばね59が圧縮変形するから、上記第1の下部押し上げ体55aは押し上げ軸23に対して相対的に下方へ変位する。
そして、上記第1の下部押し上げ体55aが他の4つの下部押し上げ体55b〜55eと同じ高さになると、半導体チップ3の下面は第1乃至第4の下部押し上げ体55a〜55dによって四隅部が押し上げられ、第5の下部押し上げ体55eによって中央部分が押し上げられる。
粘着シート2は第1の下部押し上げ体55aによって押し上げられた半導体チップ3の1つの角部に対応する部分が予め剥離されている。さらに、矩形溝64に生じた吸引力で半導体チップ3の外周縁に対応する部分が強く吸引されている。
そのため、半導体チップ3の四隅部が第1乃至第4の下部押し上げ体55a〜55dの平坦な上面によって押し上げられて粘着シート2が引き伸ばされると、第1の下部押し上げ体55aによって予め剥離された1つの角部を起点として他の部分も円滑に剥離されることになる。
つまり、最初に第1の下部押し上げ体55aだけによって半導体チップ3の一部を押し上げると、その部分の粘着シート2が剥離され易い。ついで、半導体チップ3の他の角部が第2乃至第4の下部押し上げ体55b〜55dによって押し上げられると、第1の下部押し上げ体55aによって剥離された部分を起点として他の部分も比較的円滑に剥離されることになる。
しかも、粘着シート2の半導体チップ3の外周縁に対応する部分は、矩形溝64に生じる吸引力によって強く吸引されているから、そのことも相俟って粘着シート2の剥離が円滑に進行することになる。
上記半導体チップ3の下面の中央部は第5の下部押し上げ体55eによって支持される。そのため、半導体チップ3はバックアップ体1の吸着面に形成された開口部12Aに生じる吸引力によってその開口部12A内へ吸引されて湾曲変形して損傷するのが阻止される。
このようにして、半導体チップ3の下面から粘着シート2が剥離されることで、上部吸着ノズル機構4によって上記半導体チップ3を確実にピックアップすることが可能となる。ピックアップ時には、第1乃至第5の下部押し上げ体55a〜55eの上面に発生した吸引力によって粘着シート2が下方に吸引される。そのため、その吸引力が半導体チップ3の下面から粘着シート2を剥離する力として作用するから、そのことによっても半導体チップ3のピックアップが円滑に行なわれることになる。
この第6の実施の形態において、ブロック25Aに設けられる下部押し上げ体の数は5つに限定されず、2〜4或いは6つ以上であってもよく、たとえば6つの場合、2つずつ3列に設け、そのうち、所定方向の一端に位置する1列の2つの下部弾性体をコイルばねによって他の4つの下部弾性体よりも上方に位置するよう弾性的に下方へ変位可能に保持するようにしてもよい。
このような構成とすれば、ピックアップ時、押し上げ軸を上昇させると、最初に半導体チップは粘着シートを介して所定方向の一端部が押し上げられることになるから、粘着シートは半導体チップの所定方向一端から他の部分に向かって順次剥離されることになる。
また、第6の実施の形態において、第1乃至第5の下部押し上げ体にノズル孔を形成し、それらの上面に吸引力を発生させるようにしたが、各下部押し上げ体にはノズル孔が形成されていなくてもよい。
図13はこの発明の第7の実施の形態であって、この実施の形態は図10乃至図12に示す第6の実施の形態の変形例である。すなわち、第6の実施の形態では、バックアップ体1の吸着面に矩形溝64を形成したが、矩形溝64に代わり、半導体チップ3の4つの角部に対応する位置に吸引孔68を形成するようにした。吸引孔68は最も内側に位置する環状溝65に連通する大きさに設定されている。
そのような構成によれば、吸引孔68に作用する吸引力によって、粘着シート2には半導体チップ3の四隅部に対応する部分に強い吸引力が作用することになるから、その半導体チップ3を下部押し上げ体55a〜55eによって押し上げたとき、粘着シート2は半導体チップ3の四隅部に対応する部分が円滑に剥離されることになる。
粘着シート2が半導体チップ3の四隅部から剥離されれば、その剥離が四隅部から他の部分に伝播し易いから、半導体チップ3のピックアップを円滑に、しかも四隅部に下毛が生じるようなことなく確実に行なうことが可能となる。
上記各実施の形態では、カムを用いて押し上げ軸を上下動させるようにしたが、シリンダなど、他の駆動源を用いるようにしてもよい。また、上部吸着ノズル体と下部吸着ノズル体の平面形状は円形だけに限られず、矩形などであってもよく、その点は限定されるものでない。
また、ピックアップ手段のピックアップ軸の下端と、押し上げ手段の押し上げ軸の上端に、それぞれ弾性材料で形成された吸着ノズルを着脱可能に取付けるようにしたが、ピックアップ軸と押し上げ軸の先端部に弾性材料で形成された吸着ノズルを設けなくてもよい。つまり、ピックアップ手段はピックアップする半導体チップの上面を吸着保持することができればよく、押し上げ上げ手段は粘着シートの半導体チップの下面に貼着された部分を吸着保持できればよい。
また、バックアップ体の開口部は半導体チップよりもわずかに小さな矩形状としたが、半導体チップよりも大きく形成してもよく、その点も限定されることはない。
第6の実施の形態において、バックアップ体の吸着面に矩形溝を形成したが、矩形溝は第1乃至第5の実施の形態に用いられるバックアップ体の吸着面に形成するようにしてもよい。同様に、半導体チップの四隅部に対応する部分に吸引孔を形成する構成も第1乃至第5の実施の形態に適用してもよい。
この発明によれば、半導体チップを粘着シートからピックアップするとき、粘着シートの半導体チップの周辺部に位置する部分を吸着保持して上記半導体チップを押し上げるようにした。
そのため、半導体チップに局部的な応力が加わって損傷するのを防止できるばかりか、半導体チップの押し上げられた部分に対応する粘着シートの伸びが大きくなるから、その伸びによって粘着シートが半導体チップから剥がれ易くなる。
すなわち、この発明は、粘着シートに貼着された半導体チップをピックアップする半導体チップのピックアップ装置であって、
上面が上記粘着シートのピックアップされる上記半導体チップの周辺部分に対応する部分を吸着保持する吸着面に形成されたバックアップ体と、
このバックアップ体内に上下方向に駆動可能に設けられ上記粘着シートのピックアップされる上記半導体チップが貼着された部分の下面を押圧して上記半導体チップを上記バックアップ体の上面から押し上げる上端部分が弾性材料によって着脱可能に形成された押し上げ手段と、
ピックアップされる上記半導体チップの上面を吸着保持し上記押し上げ手段によって押し上げられた上記半導体チップを上記粘着シートからピックアップするピックアップ手段と
を具備したことを特徴とする半導体チップのピックアップ装置にある。

Claims (15)

  1. 粘着シートに貼着された半導体チップをピックアップする半導体チップのピックアップ装置であって、
    上面が上記粘着シートのピックアップされる上記半導体チップの周辺部分に対応する部分を吸着保持する吸着面に形成されたバックアップ体と、
    このバックアップ体内に上下方向に駆動可能に設けられ上記粘着シートのピックアップされる上記半導体チップが貼着された部分の下面を押圧して上記半導体チップを上記バックアップ体の上面から押し上げる押し上げ手段と、
    ピックアップされる上記半導体チップの上面を吸着保持し上記押し上げ手段によって押し上げられた上記半導体チップを上記粘着シートからピックアップするピックアップ手段と
    を具備したことを特徴とする半導体チップのピックアップ装置。
  2. 上記押し上げ手段は、少なくともピックアップされる半導体チップを押し上げる上端部分が弾性材料によって形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体チップのピックアップ装置。
  3. 上記押し上げ手段は、上記粘着シートのピックアップされる半導体チップが貼着された部分の下面を吸着することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の半導体チップのピックアップ装置。
  4. 上記押し上げ手段は、着脱可能に設けられた複数の下部吸着ノズル体からなることを特徴とする請求項1記載の半導体チップのピックアップ装置。
  5. 上記押し上げ手段は、上記粘着シートのピックアップされる半導体チップが貼着された部分を押し上げる面が平坦面であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の半導体チップのピックアップ装置。
  6. 上記平坦面は、上記半導体チップの平面形状よりも小さな面積であることを特徴とする請求項5記載の半導体チップのピックアップ装置。
  7. 上記ピックアップ手段は、少なくともピックアップされる半導体チップを吸着する下端部が弾性材料によって形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体チップのピックアップ装置。
  8. 上記バックアップ体の吸着面には、上記粘着シートを介してピックアップされる上記半導体チップを押し上げるために上記押し上げ手段を上昇可能とする開口部が上記半導体チップよりも小さな形状で開口形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体チップのピックアップ装置。
  9. 上記押し上げ手段は、上下方向に駆動される押し上げ軸を有し、この押し上げ軸の上端には弾性材料によって形成された下部吸着ノズル体が、この下部吸着ノズル体を弾性的に支持するとともに下部吸着ノズル体と異なる弾力性を有する弾性支持部材を介して設けられていることを特徴とする請求項1記載の半導体チップのピックアップ装置。
  10. 上記押し上げ手段は上下方向に駆動される押し上げ軸と、この押し上げ軸の上端に設けられた下部吸着ノズル体を有し、この下部吸着ノズル体は、上記押し上げ軸が上昇方向に駆動されて上記半導体チップに接触したとき、この半導体チップには上記下部吸着ノズル体の重量だけが加わるよう上記押し上げ軸に上下方向に弾性的に変位可能に支持されていることを特徴とする請求項1記載の半導体チップのピックアップ装置。
  11. 上記押し上げ手段は、上下方向に駆動される押し上げ軸を有し、この押し上げ軸の上端には弾性材料によって上面に突条と凹溝が交互に形成された波形状の下部押し上げ体が設けられていることを特徴とする請求項1記載の半導体チップのピックアップ装置。
  12. 上記押し上げ手段は上下方向に駆動される押し上げ軸を有し、この押し上げ軸の上端には複数の下部押し上げ体が設けられ、複数の押し上げ体のうちの少なくとも1つは他の押し上げ体よりも上面が高い位置になるよう弾性的に下降可能に保持されていることを特徴とする請求項1記載の半導体チップのピックアップ装置。
  13. 上記バックアップ体の上面には吸引力が発生する矩形溝が形成されていて、
    この矩形溝は、上記粘着シートを介して上記バックアップ体の上面に吸着保持される半導体チップの外周縁が上記矩形溝の幅方向中途部に位置する大きさに設定されていることを特徴とする請求項1記載の半導体チップのピックアップ装置。
  14. 上記バックアップ体には、上記粘着シートを介して上記バックアップ体の上面に吸着保持される半導体チップの四隅部に対応する位置に吸引孔が設けられていることを特徴とする請求項1記載の半導体チップのピックアップ装置。
  15. 粘着シートに貼られた半導体チップをピックアップする半導体チップのピックアップ方法であって、
    上記粘着シートのピックアップされる上記半導体チップの周辺に位置する部分を吸着保持するとともに、上記半導体チップの下面に対応する部分を支持する工程と、
    上記半導体チップの上面を吸着保持する工程と、
    上記半導体チップの上面及び上記粘着シートのピックアップされる半導体チップの周辺部に対応する部分を吸着保持した状態で上記半導体チップを押し上げて上記粘着シートを山形状に弾性変形させる工程と、
    上記半導体チップの上面を吸着してこの半導体チップを上記粘着シートからピックアップする工程と
    を具備したことを特徴とする半導体チップのピックアップ方法。
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