JPWO2007018150A1 - 光導波路モジュール - Google Patents

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康成 北島
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Abstract

光導波路ベアモジュール11は、基板に回路を形成した光導波路基板と、その両側にそれぞれ接続される光ファイバアレイ22a、22bとからなり、光導波路ベアモジュール11はケース12内に収納される。光ファイバアレイ22a、22bは、1本或いはそれ以上の光ファイバ23を整列させて固定したものであり、光ファイバアレイ22a、22bは、光導波路基板と光軸を調節して接着固定される。また、ケース12の両端に封止ブロック13a及び13bを取り付けてケース12内を気密状態で封止し、光導波路を収納したケース内へ湿気が浸入しにくい構造とする。

Description

本発明は、光導波路モジュールに関し、特に光通信網内で使用される、樹脂製基板に光回路が形成された光導波路基板を用いた光導波路モジュールに関する。
光通信などの分野では、基板に光回路を形成した光導波路基板と、1本或いはそれ以上の光ファイバを固定した光ファイバアレイを、光軸調芯して接着固定した光導波路ベアモジュールが用いられている。また、光導波路ベアモジュールは外部からの衝撃を防ぐためにパッケージ内に収められている。従来の光導波路モジュールは、特許文献1(特開2003−207658号公報)に記載されている発明のように、光ファイバの軸方向に沿って上下に分離するパッケージの内部に光導波路ベアモジュールが収められている。このような構造においては、パッケージの上側部分と下側部分を接合している接合面から湿気が浸入することを抑制するには限界があり、内部の光導波路ベアモジュールの接着剤や樹脂でできた光導波路基板などの樹脂部の劣化を生じるという問題があった。
また、特許文献2(特開2002−23000号公報)に記載の発明は、円筒形のパッケージを用い、内部に光導波路ベアモジュールを収めたのち、大きく開口したパッケージの両端部を樹脂にて封止し、パッケージの内部と外部を遮断している。また、特許文献3(特開2001−51149号公報)に記載の発明では、半割り状の円筒形基体を接着して円筒形にした基体の内部に光導波路ベアモジュールを収め、その基体の周囲に樹脂発泡体をコーティングしたものを円筒形のパッケージ内に収めて当該パッケージの両端を樹脂で封止している。しかしながら、いずれの発明も円筒形のパッケージの両端全面に樹脂を封止している構造であるため、特許文献1に記載の発明と同様にパッケージ内部への湿気の浸入を完全に抑制することは難しかった。
特開2003−207658号公報 特開2002−23000号公報 特開2001−51149号公報
本発明は上記のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、光導波路を収納したケース内へ湿気が進入しにくい構造とすることにより、湿気に対して高い信頼性を有する光導波路モジュールを提供することにある。
本発明の光導波路モジュールは、基板に光回路を形成した光導波路基板及び1本或いは複数本の光ファイバを整列固定した光ファイバアレイとからなる光導波路ベアモジュールと、前記光導波路ベアモジュールを収納するための中空筒状のケースと、前記ケースの両端に取り付けて前記ケースの中空部分を封止するためのブロックとで構成される光導波路モジュールにおいて、前記ケース内に前記光導波路ベアモジュールを設置し、前記ケースの両端に前記ブロックを取り付けてケース内を気密状態で封止したことを特徴としている。
本発明の光導波路モジュールによれば、気密状態で封止したケース内に光導波路ベアモジュールを設置しているので、光導波路ベアモジュールが湿気と接触しにくくなり、湿気と接触することによる劣化を防止できる。
本発明のある実施態様による光導波路モジュールは、前記ブロックを両端に取り付けた前記ケースの内部を減圧状態で封止している。本発明の当該実施態様によれば、ケースの内部が減圧されているので、ブロックにはケース内に引き込む方向に力が加わっており、多少温度が上昇してもケース内に閉じ込められた空気等の圧力によってブロックが外側へ向けて押し出されにくい。なお、ケース内には乾燥した空気を充填しておいてもよく、あるいは乾燥した窒素ガスや不活性ガスなどを充填してもよい。
本発明の別な実施態様による光導波路モジュールは、前記ブロックを両端に取付けて封止した前記ケース内の気圧が1気圧以下となっている。本発明の当該実施態様によれば、ケースの内部が1気圧以下となっているので、ケース内に閉じ込められた空気等の圧力によってブロックが外側へ向けて押し出されにくい。なお、ケース内には乾燥した空気を充填しておいてもよく、あるいは1気圧以下となるように乾燥した窒素ガスや不活性ガスなどを充填してもよい。
本発明のさらに別な実施態様による光導波路モジュールは、前記光導波路ベアモジュールは、ベアモジュール支持部材に固定された状態で前記ベアモジュール支持部材と共に前記ケース内に収納されている。本発明の当該実施態様によれば、光導波路ベアモジュールをベアモジュール保護部材に固定して補強しているので、光導波路ベアモジュールをケース内に挿入する時などのハンドリング時に光導波路ベアモジュールが破損しにくい。
本発明のさらに別な実施態様による光導波路モジュールは、前記ベアモジュール支持部材の両端を折り曲げて、前記ケースの長さ方向と垂直な面を形成している。本発明の当該実施態様によれば、ブロックはベアモジュール保護部材の両端を折り曲げた部分に当たって止められるので、ベアモジュール保護部材の折り曲げた部分よりも光導波路ベアモジュールにブロックが近づくことがなく、ブロックをケース内に押し込みすぎて光導波路ベアモジュールを破損することがない。また、光導波路ベアモジュールとブロックに一定の距離を空けることができるので、光導波路ベアモジュールとブロックの光ファイバ用孔に位置ズレがあった場合にも光ファイバが無理な状態に曲げられて破損することがない。
本発明のさらに別な実施態様による光導波路モジュールは、前記ケースの前記ブロック取り付け位置において、前記ケースの内面に突起物を設けたことを特徴としている。また、本発明のさらに別な実施態様による光導波路モジュールは、前記ブロックの外周面に段差を設けてブロックの前記ケースに挿入される部分のうち外側部分の断面積が内側部分の断面積よりも小さくなるようにしている。本発明のこれらの実施態様によれば、ケースとブロックの間に一定の隙間を形成することができるので、ケースとブロックの間に流し込む接着剤或いは樹脂などに球形の硬化剤やフィラー等が混ぜ込まれている場合でも接着剤或いは樹脂を流し込むことができる。
本発明のさらに別な実施態様による光導波路モジュールは、前記ブロックに光ファイバを外部に引き出すための光ファイバ用孔を設け、前記ケースと前記ブロックの間の隙間及び前記ブロックの光ファイバ用孔に低透湿性の接着剤或いは樹脂を充填して硬化させている。また、本発明の光導波路モジュールのさらに別な実施態様は、前記ブロックにケース内の空気を排気するための排気孔を設けている。本発明のこれらの実施態様によれば、光ファイバ挿入専用のファイバ用孔を設けているので光導波路ベアモジュールに接続された光ファイバを外部に引き出すことができる。また、ケース内部から外部につながる隙間を低透湿性の接着剤或いは樹脂を充填して塞いでいるので、これらの部分から湿気が浸入しにくい。また、ファイバ用孔とは別に排気孔を設けているので、ケースとブロックの固定及びブロックと光ファイバの固定を行った後、ベイキングなどによりケース内の湿気を排気孔を通してケース外部に放出させることができる。
本発明のさらに別な実施態様による光導波路モジュールは、前記ブロックが2つに分割されている。本発明の当該実施態様によれば、2つに分割された部品を接着してブロックを形成するようにしているので、たとえば2つに分割された部品を組み合わせて光ファイバ用孔が形成されるようにしておけば、長い光ファイバの端からブロックに光ファイバを挿入していく手間が省ける。
本発明のさらに別な実施態様による光導波路モジュールは、前記排気孔が、その開口を板で覆って封止されている。また、本発明のさらに別な実施態様による光導波路モジュールは、前記排気孔が、その開口よりも大きな径の球で塞いで封止されている。本発明のこれらの実施態様によれば、排気孔を板或いは球で塞ぐようにしているので単に樹脂や接着剤で塞ぐ場合に比べて、湿気がケース内に浸入しにくい。特に球を用いた場合は、排気孔に充填している接着剤或いは樹脂の流れに吸い込まれて球が自動的に排気孔を塞ぐ位置に転がり込むので、排気孔の封止が容易になり、工程にかかる時間を短縮できる。
本発明のさらに別な実施態様による光導波路モジュールは、前記ブロックが低透湿性の素材で形成されている。また、本発明のさらに別な実施態様による光導波路モジュールは、前記ケースが低透湿性の素材で形成されている。本発明のこれらの実施態様によれば、ブロック及びケースを低透湿性の素材で形成しているので、湿気がブロック及びケースを通り抜けてケース内に浸入することがない。たとえば、低透湿性の素材としては、金属やセラミックなどを用いることができる。
本発明のさらに別な実施態様による光導波路モジュールは、湿気を吸収するためのシートを前記光導波路ベアモジュールの周囲に設けている。本発明の当該実施態様によれば、外部からケース内に浸入した湿気をシートで吸収することができるので、光導波路ベアモジュールが湿気に接触しにくくなる。
本発明のさらに別な実施態様による光導波路モジュールは、前記ブロックの端部に弾性を有する材料で形成された光ファイバ保護部材を取り付けている。本発明の当該実施態様は、ケース両端に光ファイバ保護部材を取り付けることにより、ケースの外部に引き出した光ファイバが限界以上に曲げられることを防止している。
本発明のさらに別な実施態様による光導波路モジュールは、前記光ファイバ保護部材が、前記光ファイバ保護部材に設けた凹部と前記ブロックに設けた凸部を嵌め合わせることにより前記ブロックに取り付けられている。本発明の当該実施態様によれば、光ファイバ保護部材の取付が光ファイバ保護部材に設けた凹部とブロックに設けた凸部を嵌め合わせるだけでなので、ブロックと光ファイバ保護部材の位置合わせを容易に行なうことができる。また、ブロックの凸部と光ファイバ保護部材の凹部を嵌め合わせて接着しているので、平坦な面同士を接着する場合よりも強固に固定できる。
なお、本発明の以上説明した構成要素は、可能な限り任意に組み合わせることができる。
図1は、本発明にかかる実施例1の光導波路モジュールの分解側面図である。 図2は、実施例1の光導波路モジュールを構成する光導波路ベアモジュールの側面図(側面の吸湿シートを除いている。)である。 図3(a)、図3(b)は、それぞれ図2の光導波路ベアモジュールの両端部を拡大して示す上面図である。 図4(a)、図4(b)は、それぞれ図2の光導波路モジュールをX1方向及びX1’方向から見た図である。 図5(a)は、ケースの側面図である。図5(b)は、図5(a)のX2方向矢視図である。 図6(a)は、実施例1の光導波路モジュールに用いられている封止ブロックの側面図である。図6(b)は図6(a)の封止ブロックのY1方向矢視図である。 図7(a)は、実施例1の光導波路モジュールに用いられている、図6(a)の封止ブロックとは異なる封止ブロックの側面図である。図7(b)は図7(a)の封止ブロックのY2方向矢視図である。 図8は、図6に示した封止ブロックをケースに取り付けた状態を説明する図である。 図9(a)は、実施例1の光導波路モジュールに用いられているゴムブーツの側面図である。図9(b)は図9(a)のゴムブーツのY3方向矢視図である。 図10(a)は、実施例1の光導波路モジュールに用いられている、図9(a)のゴムブーツとは異なるゴムブーツの側面図である。図10(b)は図10(a)のゴムブーツのY4方向矢視図である。 図11は、実施例1の光導波路モジュールの製造方法を説明する図である。 図12は、図11の続図である。 図13(a)は、図12の続図である。図13(b)は、図13(a)の続図である。 図14は、封止ブロックの排気孔の封止方法を説明するための断面図である。 図15は、本発明にかかる実施例2の光導波路モジュールからゴムブーツを取り外した状態の断面図である。 図16は、図15のZ−Z’断面図である。 図17は、インナーフレームに光導波路ベアモジュールを接着した状態を示す側面図である。 図18は、インナーフレームの概略斜視図である。 図19は、本発明にかかる実施例3の光導波路モジュールの封止ブロックを取り付けた部分を拡大して示した断面図である。 図20(a)は、実施例3の光導波路モジュールに用いられている封止ブロックの側面図である。図20(b)は図20(a)の封止ブロックのY5方向矢視図である。 図21(a)は、実施例3の光導波路モジュールに用いられている、図20(a)の封止ブロックとは異なる封止ブロックの側面図である。図21(b)は図21(a)の封止ブロックのY6方向矢視図である。 図22(a)、図22(b)は、実施例4の封止ブロックの排気孔の封止方法を説明するための図である。 図23(a)は、実施例5の封止ブロックの側面図である。図23(b)は図23(a)の封止ブロックのY7方向矢視図である。
符号の説明
1〜4 光導波路モジュール
11 光導波路ベアモジュール
12 ケース
13 封止ブロック
14 ゴムブーツ
21 光導波路基板
22a、22b 光ファイバアレイ
23 光ファイバ
24 吸湿シート
31 V溝基板
32 カバーガラス
33 中空部
34 突起物
42 ファイバ用孔
43 排気孔
45 封止板
46 嵌合部
51 ファイバ引出用孔
52 嵌合部
61 インナーフレーム
65 段差部
69 封止球
71 上部品
72 下部品
以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に説明する。ただし、本発明は以下に説明する実施例に限定されるものでないことは勿論である。
図1は、本発明の実施例1による光導波路モジュール1の分解図である。光導波路モジュール1は、光導波路ベアモジュール11とケース12、封止ブロック13a、13b及びゴムブーツ14a、14bで構成されている。
図2は、光導波路ベアモジュール11の側面図である。光導波路ベアモジュール11は、光導波路基板21と光ファイバアレイ22a、22bで構成されている。光導波路基板21は、中心軸と垂直な断面が略矩形状をしており、基板に屈折率の異なる樹脂を用いて光回路が形成されたものである。光ファイバアレイ22a、22bは、1本或いはそれ以上の光ファイバ23を整列させて固定したものである。光導波路基板21と光ファイバアレイ22a、22bは光軸が一致するように調節して接着剤などで固定されている。これにより、光導波路ベアモジュール11は、1本の光ファイバを伝搬する光を分岐したり、逆に複数の光ファイバ端末から入射し、伝搬する光を結合させることができる。また、光導波路基板21及び光ファイバアレイ22a、22bの光軸と平行な周囲の4面には、吸湿シート24が接着剤36で接着されている。なお、図2では側面の吸湿シート24を除いた状態を示している。
図3(a)及び図3(b)に上面の吸湿シート24を取り外した光導波路ベアモジュール11の両端付近のそれぞれの上面図を示す。また、図4(a)及び図4(b)に光導波路ベアモジュール11の図2のX1方向矢視図及びX1´方向矢視図を示す。光ファイバアレイ22a及び22bは、図3(a)及び図3(b)に示すように光ファイバ23を整列、位置決めした状態でV溝基板31とカバーガラス32とで挟んで接着剤などにより接着固定したものである。なお、本実施例1においては、光ファイバアレイ22a、22bには、それぞれ1本、8本の光ファイバ23が固定されているものを用いた。吸湿シート24は、矩形平板状で吸湿性に優れた素材で形成されている。なお、吸湿シート24を接着した接着剤36の厚さは各吸湿シート24で等しくなるようにすることが望ましい。
図5(a)にケース12の側面図を示す。また、図5(b)に図5(a)のX2方向矢視図を示す。なお、図5(b)には2点鎖線で封止ブロック13a、13bが設置される位置を示した。ケース12は、中空部33を有する四角柱状をしており、この中空部33内に光導波路ベアモジュール11を挿入して接着固定し、さらに、その両端に封止ブロック13a及び13bを挿入しケース12と封止ブロック13a及び13bの間にシール剤35を流し込んで接着固定される。シール剤35には、透湿性の低い材料を用いることができる。また、ケース12の両端部近傍の封止ブロック13a及び13bが固定される位置には、中空部33の内側の4面に複数の突起物34が凸設されており、ケース12と封止ブロック13a及び13bの間にシール剤35を流し込みやすくなっている。また、突起物34の大きさは等しく、突起物34が形成された4つの面を重ね合わせると各面に形成された突起物34は同じ位置で重なり合うように形成されている。なお、突起物34の高さは、シール剤35に含まれる硬化剤やフィラー等の混ぜ込まれた成分が充分に入る大きさであればよい。本実施例1では、シール剤35に含まれる硬化剤の大きさが20μm程度であることから、突起物34の高さを20〜80μm程度とした。また、ケース12は、光導波路基板21、光ファイバアレイ22a、22b、封止ブロック13a及び13bのそれぞれの光軸方向の長さを足し合わせた長さと同じか、それよりも若干長くなっている。
封止ブロック13a及び13bは、透湿性の非常に低い金属や緻密なセラミックスなどの材料で形成されている。また、光ファイバアレイ22a側に取り付けられる封止ブロック13aと、光ファイバアレイ22b側に取り付けられる封止ブロック13bとでは形状が異なっている。図6(a)に封止ブロック13aの側面図を示し、図6(b)に図6(a)のY1方向矢視図を示す。また、図7(a)に封止ブロック13bの側面図を示し、図7(b)に図7(a)のY2方向矢視図を示す。封止ブロック13aをY1方向からみた時の外形と封止ブロック13bをY2方向からみた時の外形は、ケース12の中空部の内周に内接する略矩形状となっており、かつ封止ブロック13a及び13bの高さ及び幅はケース12の中空部よりも突起物34の高さの2倍程度短い寸法となっている。したがって、図8に示すようにケース12内に封止ブロック13a(及び13b)を挿入すると、封止ブロック13a(及び13b)は突起物34によって位置決めされ、封止ブロック13a(及び13b)の周囲とケース12の間に突起物34の高さと同程度の幅の隙間41ができる。この隙間41にシール剤35を流し込んで硬化させることによりケース12と封止ブロック13a(及び13b)が固定される。また、封止ブロック13a及び13bには、光導波路ベアモジュール11に取り付けられた光ファイバ23を外部に出すためのファイバ用孔42が設けられている。また、ケース12と封止ブロック13a(及び13b)の固定後、ファイバ用孔42にもシール剤35を充填して硬化させ、封止ブロック13a(及び13b)と光ファイバ23が固定される。さらに、封止ブロック13aには、ケース12内の空気を排気するための排気孔43とケース12の外側を向いた面において排気孔43周辺には封止板取付部44が凹設されている。なお、排気孔43は、ケース12内の空気及び湿気を排気するための孔であり、ケース12内の排気後、排気孔43にシール剤35を充填し、封止板45を封止板取付部44にシール剤35で固定することにより、ケース12内を低圧状態に維持する。なお、封止板取付部44はシール剤35で封止板45を封止板取付部44に接着した時に封止板45が周囲よりも高くならないような厚みとなっている。したがって、排気孔43からケース12内の空気及び湿気を排気した後、排気孔43に透湿性の低い樹脂を充填し、封止板45を封止板取付部44に接着することにより、ケース12内を低圧状態に維持することができる。また、封止ブロック13a及び13bの外面は、その一部が凸状に突出して嵌合部46となっている。封止ブロック13a及び13bをケース12に取り付けたとき、この嵌合部46はケース12の端面よりも外側に突出する。
光ファイバ保護部材、すなわちゴムブーツ14a、14bは、封止ブロック13a及び13bを通して引き出された光ファイバ23が鋭角に曲げられて破損することを防止するためのものである。ゴムブーツ14a、14bは、封止ブロック13a及び13bと同様に、光ファイバアレイ22a側に取り付けられるゴムブーツ14aと光ファイバアレイ22b側に取り付けられるゴムブーツ14bとで形状が異なる。図9(a)にゴムブーツ14aの側面図を示し、図9(b)に図9(a)のY3矢視図を示す。図10(a)にゴムブーツ14bの側面図を示し、図10(b)に図10(a)のY4矢視図を示す。ゴムブーツ14a及び14bは、ゴムや樹脂などの弾性のある素材で形成されており、封止ブロック13a及び13bの嵌合部46を形成した面に接着される。また、ゴムブーツ14a及び14bは、封止ブロック13a及び13bから離れるにしたがって、断面積が小さくなっており、ゴムブーツ14a及び14bに挿入した光ファイバ23をある程度自由に変形させることができるようになっている。また、ゴムブーツ14a及び14bは弾性を有する材料で作製されているので、光ファイバ23の変形に伴いゴムブーツ14a及び14bも変形し、光ファイバ23に大きな負荷が掛からないようになっている。また、ゴムブーツ14a及び14bは、封止ブロック13a及び13bに設けられたファイバ用孔42と対応する位置にファイバ引出用孔51が設けられており、封止ブロック13a及び13bのファイバ用孔42から引き出された光ファイバ23がファイバ引出用孔51に挿入されて封止ブロック13a及び13bと対向する面と反対側の面から引き出される。また、ゴムブーツ14a及び14bの封止ブロック13a及び13bと対向する面には、嵌合部46と対応した位置に凹設された嵌合部52が形成されている。ゴムブーツ14a及び14bは嵌合部52を嵌合部46に嵌め込んだ状態で接着剤36などにより封止ブロック13a及び13bに接着固定される。また、ゴムブーツ14a、14bと封止ブロック13a、13bを接着固定した時にファイバ用孔42とファイバ引出用孔51との位置が合うようになっている。
なお、ケースの長さを上記実施例のケース12の場合よりも長くし、封止ブロック13a、13bをケース12の内部へ押し込め、ゴムブーツ14a、14bをケース12の端部内に差込むようにしてもよい。
次に、図11〜図13を用いて光導波路モジュール1の組み立て工程を説明する。まず、光導波路基板21と光ファイバアレイ22a、22bを光軸調整して接着する。その周囲に吸湿シート24を接着剤36で接着固定し、光導波路ベアモジュール11を作製する(図2)。なお、各吸湿シート24の接着には、常温(23℃±3℃の範囲)で5分程度で固着できる接着剤36を用いた。
次に、図11に示すように光導波路ベアモジュール11の下面に接着剤36を塗布し、光導波路ベアモジュール11をケース12内の中央まで挿入して位置決めし、接着剤36を硬化させて光導波路ベアモジュール11をケース12に接着する。次に、外周面全体に未硬化状態のシール剤35を塗布した封止ブロック13a、13bを準備し、ケース12の両側から封止ブロック13a、13bをケース12内に挿入していき、封止ブロック13a、13bの嵌合部46のみがケース12の端部から飛び出すような位置、つまり封止ブロック13a、13bの嵌合部46の周囲とケース12の端部が同一平面になる位置に封止ブロック13a及び13bを設置する。隙間41にシール剤35が充分に充填されていない場合は隙間41に未硬化状態のシール剤35を流し込む。さらに、封止ブロック13a及び13bのファイバ用孔42にもシール剤35を流し込んで充填する。隙間41及びファイバ用孔42に流し込んだシール剤35を硬化させる(図12)。シール剤35には95℃程度の温度で2〜3時間程度かけて硬化する樹脂を用いた。なお、シール剤35の硬化には高温を必要とするので、その際の流動性の上昇に伴いファイバ間の流れ込みが行き過ぎないように接着剤36でせき止めしておくことが望ましい。
シール剤35の硬化後、再度、封止ブロック13a、13bのファイバ用孔42にシール剤35を充填し、シール剤35を硬化させる。また、ファイバ用孔42が封止されるとともに封止ブロック13a、13bと光ファイバ23が固定される。
その後、133Pa以下の真空雰囲気中で90℃に加熱し、1時間程度の真空ベーキングを行い、ケース12内の水分などを外部に放出させる。ケース12の排気孔43へ接着剤37を十分に吸わせるのに要する時間を、あらかじめ条件出しすることによって決定しておき、ケース12を徐冷しながらその時間をもって排気孔43に接着剤37を充填していく。徐冷しつつ接着剤塗布を行なうことで、ケース12の内圧がケース周囲の外圧よりも減圧雰囲気となり、塗布した接着剤が吸い込まれ、排気孔43の長手方向全体に充填される。なお、接着剤37は、接着剤36と異なる常温硬化タイプの接着剤である。
接着剤の吸い込みメカニズムは次のようになっている。排気孔43への接着剤37の充填及び封止は、図14に示すように、接着剤37の吸い込みと充填度の確認を行いながら、接着剤37を排気孔43内へ流し込んでいく。接着剤37が充分に充填されたら、封止板取付部44に封止板45を取り付けて排気孔43を塞ぎ、再度、封止板45上から接着剤37を塗布し、硬化させる。排気孔43に充填した接着剤37が充分に硬化したら、85℃で1時間程度加熱した後、図13(a)に示すように、封止ブロック13a及び13bのゴムブーツ14a及び14bと対向する面全体に接着剤36を塗布し、ゴムブーツ14a及び14bの嵌合部52を封止ブロック13a及び13bの嵌合部46に嵌め合わせて取り付け、接着剤36を硬化させてゴムブーツ14a及び14bを固定すれば、図13(b)に示すように光導波路モジュール1が完成する。なお、接着剤37が硬化して封止ブロック13a、13bが固定された完成品の光導波路モジュール1においては、ケース12内の圧力は、発生したガス等の影響もあり、必ずしも減圧状態になっているとは限らない。
このようにして作製した光導波路モジュール1は、光導波路ベアモジュール11の周囲のほとんどをケース12と封止ブロック13a、13bで覆い、かつ隙間に透湿性の低いシール剤35で接着し、光導波路ベアモジュール11の周囲に吸湿シート24を接着剤36で接着し、排気孔43を接着剤37で封止しているため、ケース12内に湿気が浸入しにくくなり、光導波路ベアモジュール11が湿気により劣化することがない。
なお、85℃の温度で1時間程度加熱した後にケース12内と外部の間が充分に封止された状態であるか否かを確かめるためにリークテストを行ってもよい。リークテストを行うことにより充分に封止されたものと不十分なものを出荷前に分別することができる。
実施例1の光導波路モジュール1は、光導波路ベアモジュール11が光導波路基板21と光ファイバアレイ22a及び22bを接着しただけのものであったので、ケース12内への挿入時などのハンドリング時の衝撃によって破損してしまう可能性があった。そこで、本発明の実施例2の光導波路モジュール2は、光導波路ベアモジュール11をベアモジュール支持部材、すなわちインナーフレーム61上に固定して補強することにより、光導波路ベアモジュール11のハンドリングを容易にしたものである。図15は、光導波路モジュール2のゴムブーツ14a及び14bを取り外した状態の概略断面図である。また、図16は、図15のZ−Z’断面図である。図17は、光導波路ベアモジュール11をインナーフレーム61に接着した状態を示す側面図である。また、図18はインナーフレーム61の斜視図である。
インナーフレーム61は、図18に示すように腹部62とガイド部63で構成されており、インナーフレーム61は、光導波路基板21、光ファイバアレイ22a及び22bの3つの長さを足し合わせた長さよりも若干長く形成されている。光導波路ベアモジュール11は、ステンレス鋼製のインナーフレーム61の腹部62上に接着剤36により接着固定された状態で、ケース12内に配置されている。また、インナーフレーム61の腹部62とケース12はシール剤35によって接着されている。
また、インナーフレーム61のガイド部63は、図18に示すように腹部62の両端に腹部62に対してほぼ垂直に形成され、先端が腹部62とほぼ平行で光導波路ベアモジュール11側に折り曲げられて角に若干曲率がついている。ガイド部63の高さは封止ブロック13a及び13bと同程度の高さに形成されており、封止ブロック13a及び13bを深く差し込み過ぎた場合でも封止ブロック13a及び13bは、ガイド部63に当接して止められ、ガイド部63より光導波路ベアモジュール11側へ近づかないようになっている。つまり、封止ブロック13a(或いは13b)と光ファイバアレイ22a(或いは22b)は若干隙間を空けて設置されることになる。したがって、封止ブロック13a(或いは13b)のファイバ用孔42の位置と光ファイバアレイ22a(或いは22b)の光ファイバ23の接着位置に若干位置ずれした場合等に光ファイバ23が無理な角度に曲げられて破損することを防止している。
また、ガイド部63の先端とケース12の中空部33の上面との間にほとんど隙間がないので上下方向の位置ずれも起こしにくい。さらに、ガイド部63の先端は、光導波路ベアモジュール11側に折り曲げられていて、ケース12内に挿入する時に、ケース12の入り口や突起物34に引っかかりにくくなっている。なお、ガイド部63の先端の形状は、光ファイバ23の取り回しやケース12内への挿入等に問題がない形状に設計すればよい。
実施例1に示した光導波路モジュール1では、ケース12に突起物34を設けてケース12と封止ブロック13a及び13bの間の隙間41にシール剤35を流し込みやすくしていた。しかし、突起物34はケース12内に突出しているため、ケース12内に光導波路ベアモジュール11を挿入する時に突起物34が邪魔になることがあった。このような問題を解決するために本発明の実施例3の光導波路モジュール3が提案された。光導波路モジュール3は、封止ブロック16a及び16bの周囲に段差(以下、段差部65という)を設けて、封止ブロック16a及び16bの外側半分が内側半分よりも若干細くなるようにしている。これにより、封止ブロック16a及び16bとケース17端部の間に隙間66が形成されるようにし、シール剤35を流し込みやすくしたものである。図19に本実施例3の光導波路モジュール3の封止ブロック16a及び16bを固定した部分を拡大した断面図を示す。また、図20(a)、図21(a)に封止ブロック16a及び16bの側面図を示す。また図20(b)、図21(b)にそれぞれ図20(a)のY5矢視図及び図21(a)のY6矢視図を示す。
図20(a)、図20(b)、図21(a)及び図21(b)に示すように、封止ブロック16a及び16bは高さ及び幅が若干小さくなった段差部65が外側半分に形成されている。また、図19に示すように、段差部65は、封止ブロック16a及び16bをケース17に固定する時にケース17の端部と段差部65の位置が対応し、段差部65とケース17の間に形成される隙間66が外部に開口するように形成されている。なお、段差部65の高低差は、ケース17と段差部65との間にシール剤35を流し込むことができる高さであり、本実施例4においては、ケース12に設けた突起物34の高さと同程度の20μm程度とした。また、図19に示すようにケース17には、突起物34が形成されておらず、中空部33の壁面は平坦になっている。
このようにケース17側ではなく、封止ブロック16a及び16bに段差部65を設けて、ケース17と封止ブロック16a及び16bの間にシール剤35を流し込むための隙間66を形成しているので、ケース17に突起物34を形成する必要が無く、光導波路ベアモジュール11をケース17内に挿入する時に突起物34に引っかかることがない。したがって、組み立て時の効率を向上させることができる。
実施例1に示した光導波路モジュール1の組み立て工程においては、封止ブロック13aの排気孔43の封止は、図14に示したように、排気孔43への接着剤37の吸い込みと充填度の確認を行いながら、接着剤37を排気孔43内へ流し込み、適当な充填度になったところで封止板45を取り付けて封止していた。しかしながら、この作業は非常に時間がかかるという問題があった。この問題に対して、本発明による実施例4の光導波路モジュール4は、封止ブロック18aの排気孔43の封止を容易に短時間で行う構成を提案するものである。
図22(a)及び図22(b)に封止ブロック18aの排気孔43の封止構造を示す。封止ブロック18aの排気孔43は、開口径の異なる2つの封止孔68a及び68bを組み合わせて構成されている。封止孔68aは封止ブロック18aのケース12の外側を向く面から開口しており、封止孔68bは封止ブロック18aのケース12の内側を向く面から開口している。さらに、封止孔68aと封止孔68bの中心軸は同軸上にあり、封止孔68aと封止孔68bは封止ブロック18aの内部で連続している。また、封止孔68bよりも封止孔68aの方が開口径が大きくなっており、封止孔68aに封止孔68bの開口径よりも大きな球体(以下、封止球69と言う)を入れ込み、接着剤37で接着することにより、封止孔68bを塞いでケース12の内部に空気が浸入しないよう遮断している。なお、封止球69は、球状で透湿性の非常に低い金属やセラミックスなどの材料で形成されている。
図22(a)及び図22(b)を用いて排気孔43の封止方法を説明する。まず、図22(a)に示すように、封止孔68bに接着剤37を充填していき、封止孔68bへ充分に接着剤37が充填されたところで、予め接着剤37を塗布した封止球69を封止孔68a内に落とし込む。封止孔68a内に落とし込んだ封止球69は、封止孔68bに吸い込まれる樹脂の流れに引っ張られて、図22(b)に示すように封止孔68bの開口部と封止球69が接触して封止孔68bを塞ぐような位置で接着剤37を硬化させる。これにより、封止孔68bが封止される。なお、封止孔68bのほぼ全面が封止球69で塞がれるので湿気がケース12内に入りにくい構造となっている。また、予め封止球69に接着剤37を塗布しておくことにより、封止球69と接着剤37の濡れ性をよくし、接着剤37内で気泡の発生を抑えている。
なお、本実施例4では、封止孔68bに充填した接着剤37との濡れ性をよくするために、封止球69に予め接着剤37を塗布していたが、特に信頼性を確保できる場合は、封止球69に予め接着剤37を塗布していなくてもよい。また、封止球69と接着剤37の濡れ性をよくするために、予め封止球69の表面に物理的或いは化学的な処理をしておいてもよい。
実施例1に示した光導波路モジュール1の組み立て工程において、光導波路ベアモジュール11に長い光ファイバ23が接続されている場合には、光ファイバ23の端部から封止ブロック13a及び13bのファイバ用孔42に光ファイバ23を挿入しなければならず、非常に手間のかかる場合があった。本発明による実施例5の封止ブロック19は、このような問題を解決し、封止ブロックの設置を容易にするために提案したものである。下記に封止ブロック13aと置き換え可能な封止ブロック19について説明をおこなう。
図23(a)に封止ブロック19の側面図を示す。また、図23(b)に封止ブロック19のY7方向矢視図を示す。封止ブロック19は、上部品71と下部品72の2つのパーツを接着剤36で接着して構成されている。また、上部品71と下部品72は、封止ブロック13aをファイバ用孔42の重心(或いは高さの中心)の位置で光軸と平行な面で上下に切り分けたような構造になっている。また、上部品71の下面及び下部品72の上面には溝73及び74が形成されており、上部品71の下面と下部品72の位置を合わせて接着することによりファイバ用孔42が形成される。つまり、下部品72の溝74に光ファイバ23を置いた状態で上部品71を接着剤36で接着固定すれば、封止ブロック19のファイバ用孔42に光ファイバ23を挿入したものが完成する。
したがって、光導波路ベアモジュール11に長い光ファイバ23が接続されていても光導波路ベアモジュール11(或いはケース12)の近くで封止ブロック19を組み立てれば、光ファイバ23の先端から封止ブロック19に光ファイバ23を挿入し、光導波路ベアモジュール11の近くまで移動させる手間が省ける。

Claims (17)

  1. 基板に光回路を形成した光導波路基板と1本或いは複数本の光ファイバを整列固定した光ファイバアレイとからなる光導波路ベアモジュールと、
    前記光導波路ベアモジュールを収納するための中空筒状のケースと、
    前記ケースの両端に取り付けて前記ケースの中空部分を封止するためのブロックと
    で構成される光導波路モジュールにおいて、
    前記ケース内に前記光導波路ベアモジュールを設置し、前記ケースの両端に前記ブロックを挿入してケース内を気密状態で封止したことを特徴とする光導波路モジュール。
  2. 前記ブロックを両端に取り付けた前記ケースの内部を減圧状態で封止したことを特徴とする、請求項1に記載の光導波路モジュール。
  3. 前記ブロックを両端に取付けて封止した前記ケース内の気圧が1気圧以下であることを特徴とする、請求項1に記載の光導波路モジュール。
  4. 前記光導波路ベアモジュールは、ベアモジュール支持部材に固定された状態で前記ベアモジュール支持部材と共に前記ケース内に収納されたことを特徴とする、請求項1に記載の光導波路モジュール。
  5. 前記ベアモジュール支持部材の両端を折り曲げて、前記ケースの長さ方向と垂直な面を形成したことを特徴とする、請求項4に記載の光導波路モジュール。
  6. 前記ケースの前記ブロック取り付け位置において、前記ケースの内面に突起物を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の光導波路モジュール。
  7. 前記ブロックの外周面に段差を設けてブロックの前記ケースに挿入される部分のうち外側部分の断面積が内側部分の断面積よりも小さくなるようにしたことを特徴とする、請求項1に記載の光導波路モジュール。
  8. 前記ブロックに光ファイバを外部に引き出すための光ファイバ用孔を設け、前記ケースと前記ブロックの間の隙間及び前記ブロックの光ファイバ用孔に、低透湿性の接着剤或いは樹脂を充填して硬化させたことを特徴とする、請求項1に記載の光導波路モジュール。
  9. 前記ブロックにケース内の空気を排気するための排気孔を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の光導波路モジュール。
  10. 前記ブロックが、2つに分割されていることを特徴とする、請求項1に記載光導波路モジュール。
  11. 前記排気孔が、その開口を板で覆って封止されていることを特徴とする、請求項9に記載の光導波路モジュール。
  12. 前記排気孔が、その開口よりも大きな径の球で塞いで封止されていることを特徴とする、請求項9に記載の光導波路モジュール。
  13. 前記ブロックが、低透湿性の素材で形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の光導波路モジュール。
  14. 前記ケースが、低透湿性の素材で形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の光導波路モジュール。
  15. 湿気を吸収するためのシートを前記光導波路ベアモジュールの周囲に設けたことを特徴とする、請求項1に記載の光導波路モジュール。
  16. 前記ブロックの端部に弾性を有する材料で形成された光ファイバ保護部材を取り付けたことを特徴とする、請求項1に記載の光導波路モジュール。
  17. 前記光ファイバ保護部材は、前記光ファイバ保護部材に設けた凹部と前記ブロックに設けた凸部を嵌め合わせることにより前記ブロックに取り付けられることを特徴とする、請求項16に記載の光導波路モジュール。
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