JPWO2007000987A1 - 記録媒体、及び再生装置 - Google Patents

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Abstract

コンテンツ提供者がメッセージを制御することのできる記録媒体を提供する。 コンテンツ提供者から提供される記録媒体であって、コンテンツと、前記コンテンツを再生する再生装置によって前記コンテンツの再生時に実行されるプログラムとを記録しており、前記プログラムは、前記再生装置内に予め格納されており前記コンテンツの再生時に実行される別のプログラムと交信する交信ステップと、交信結果に応じて定まるメッセージを前記別のプログラムへ送る出力ステップとを含み、前記再生装置は、前記記録媒体から前記プログラムを読み込む読込手段と、読み込んだ前記プログラムを起動する起動手段と、前記プログラムと交信する交信手段と、交信結果に応じたメッセージを前記記録媒体から受け取り、受け取ったメッセージに応じた処理を行う処理手段とを備える。

Description

本発明は、コンテンツ再生時にユーザへ通知するメッセージを表示、特にコンテンツ提供者の意図を反映したメッセージを表示する技術に関する。
近年、記録媒体が大容量化するに伴い、映画などの著作物であるコンテンツデータをデジタル化して、例えばデジタル光ディスク等の記録媒体に格納して配布するシステムが普及している。こうしたシステムにおいては、コンテンツデータの著作権が保護され、著作権者との合意による制限の下でのみコンテンツデータの再生や複製などが実行されることが必要となる。著作物を著作権者の許可のない不正コピー等から保護するための一般的なシステムは、コンテンツデータを、著作権者の管理する、あるコンテンツ鍵により暗号化し、ディスクに記録し、該当するコンテンツ鍵を持つ端末だけがこれを復号できるといった仕組みを備えている。そして、そのコンテンツ鍵を入手するためには著作権者との間で著作権保護に対する規定が義務付けられるというものである。
このようなシステムにおいては、例えば、特許文献1に開示されているように、記録媒体から読み出したコンテンツデータを再生する端末において、再生中に、何らかの原因で再生異常を判断した場合に、その異常をユーザに知らせる手段を備えている。
特開平8−186795号公報
しかしながら、従来技術では、ユーザに異常を知らせるメッセージは、再生装置を製造する製造者側に依存されているので、コンテンツ提供者がメッセージを制御することができないという問題がある。
そこで、本発明は、コンテンツ提供者がメッセージを制御することのできる記録媒体、再生装置、メッセージ取得方法、メッセージ取得プログラム、及び前記再生装置の集積回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、コンテンツ提供者から提供される記録媒体であって、コンテンツと、前記コンテンツを再生する再生装置によって前記コンテンツの再生時に実行されるプログラムとを記録しており、前記プログラムは、前記再生装置内に予め格納されており前記コンテンツの再生時に実行される別のプログラムと交信する交信ステップと、交信結果に応じて定まるメッセージを前記別のプログラムへ送る出力ステップとを前記再生装置にさせることを特徴とする。
上記に示した構成によると、記録媒体は、交信結果に応じたメッセージを送る出力ステップを含むプログラムを記録しているので、再生装置は記録媒体との交信結果に応じたメッセージを受け取ることができる。これにより、コンテンツ提供者は、前記プログラムを記録媒体に記録することにより、再生装置へ出力するメッセージを制御することができる。
ここで、前記交信ステップは、前記別のプログラムとの交信により、前記再生装置に固有である装置固有情報を取得し、前記出力ステップは、前記装置固有情報に応じて定まるメッセージを前記別のプログラムへ送るとしてもよい。
この構成によると、記録媒体に記録されたプログラムの出力ステップは装置固有情報に応じたメッセージを出力するので、コンテンツ提供者は装置固有情報に応じて出力するメッセージを制御することができる。
ここで、前記出力ステップは、前記装置固有情報に応じて前記再生装置が表示することのできるメッセージを取得する取得ステップと、取得したメッセージを前記別のプログラムへ送る送信ステップとを含むとしてもよい。
この構成によると、記録媒体に記録されたプログラムは装置固有情報に応じて前記再生装置が表示することのできるメッセージを取得し、取得したメッセージを再生装置内にある別のプログラムに送るので、コンテンツ提供者は装置固有情報に応じて出力するメッセージの表示を再生装置に行わせることができる。
ここで、前記取得ステップは、前記装置固有情報により前記再生装置が不正、又は異常な装置であると示される場合には、前記再生装置が不正、又は異常な装置であることを示すメッセージを取得するとしてもよい。
この構成によると、記録媒体に記録されたプログラムの取得ステップは再生装置が不正又は異常な装置である場合には、その旨を示すメッセージを取得するので、コンテンツ提供者はユーザに再生装置が不正又は異常な装置であることを通知することができる。
ここで、前記交信ステップは、前記別のプログラムとの交信により、前記再生装置の動作状態を示す装置状態情報を取得し、前記出力ステップは、前記装置状態情報に応じて定まるメッセージを前記別のプログラムへ送るとしてもよい。
この構成によると、記録媒体に記録されたプログラムの出力ステップは装置状態情報に応じたメッセージを出力するので、コンテンツ提供者は装置状態情報に応じて出力するメッセージを制御することができる。
ここで、前記出力ステップは、前記装置状態情報に応じて前記再生装置が表示することのできるメッセージを取得する取得ステップと、取得したメッセージを前記別のプログラムへ送る送信ステップとを含むとしてもよい。
この構成によると、記録媒体に記録されたプログラムは装置状態情報に応じて前記再生装置が表示することのできるメッセージを取得し、取得したメッセージを再生装置内にある別のプログラムに送るので、コンテンツ提供者は装置状態情報に応じて出力するメッセージの表示を再生装置に行わせることができる。
ここで、前記取得ステップは、前記装置状態情報により前記再生装置が不正、又は異常な状態であると示される場合には、前記再生装置が不正、又は異常な状態であることを示すメッセージを取得するとしてもよい。
この構成によると、記録媒体に記録されたプログラムの取得ステップは再生装置が不正又は異常な状態である場合には、その旨を示すメッセージを取得するので、コンテンツ提供者はユーザに再生装置が不正又は異常な状態であることを通知することができる。
ここで、前記記録媒体は、さらに、前記メッセージを記憶している記憶領域を有しているとしてもよい。
この構成によると、記録媒体はメッセージを記憶する領域を有しているので、コンテンツ提供者は再生装置へ出力するメッセージを記録媒体に格納することができる。
ここで、前記メッセージが、前記再生装置が不正又は異常な装置であること、若しくは、前記再生装置が不正又は異常な状態にあることを示すメッセージである場合、前記プログラムは、前記メッセージの出力に加え、前記コンテンツの再生を抑止する再生抑止ステップを前記再生装置にさせるとしてもよい。
この構成によると、記録媒体が有するプログラムは再生抑止ステップを含むので、再生装置にコンテンツの再生を抑止させることができる。これにより、コンテンツ提供者は、不正又は異常な装置、若しくは不正又は異常な状態の装置に対してコンテンツの再生を抑止することができる。
ここで、前記コンテンツは、画像データを含み、前記再生装置は、前記コンテンツに含まれる画像データに基づく画像を再生し、前記プログラムは、さらに、前記メッセージを、前記コンテンツの再生中の画像にオーバレイ表示するオーバレイ表示ステップを前記再生装置にさせるとしてもよい。
この構成によると、記録媒体が有するプログラムはオーバレイ表示ステップを含むので、再生装置に再生中のコンテンツの画像にメッセージを重ね合わせて表示させることができる。これにより、コンテンツ提供者は、ユーザに通知したいメッセージを再生中のコンテンツの画像にメッセージを重ね合わせて通知することができる。
ここで、前記メッセージは、前記再生装置が不正又は異常な装置、若しくは不正、又は異常な状態を示しており、前記プログラムは、さらに、前記コンテンツの再生を抑止するか、前記メッセージを、前記コンテンツの再生中の映像にオーバレイ表示するかの指示をユーザから受け付ける処理選択ステップを前記再生装置にさせるとしてもよい。
この構成によると、記録媒体が有するプログラムは処理選択ステップを含むので、再生装置に、コンテンツ再生の抑止、又はメッセージのオーバレイ表示の何れかをユーザの指示に基づいて行わせることができる。
ここで、前記プログラムは、前記コンテンツの再生を抑止する動作、又は前記メッセージを再生中の前記コンテンツの映像にオーバレイ表示する動作の何れかを行うことを示す制御情報を含み、前記出力ステップは、さらに、前記制御情報を前記別のプログラムへ送るとしてもよい。
この構成によると、記録媒体が有するプログラムは制御情報を含み、出力ステップは前記制御情報を送るので、再生装置に制御情報に基づく処理を行わせることができる。
また、本発明は、コンテンツ提供者から提供された記録媒体からコンテンツを再生する再生装置であって、前記記録媒体は、前記コンテンツと、前記コンテンツの再生時に実行されるプログラムとを記録しており、前記再生装置は、前記コンテンツの再生時に、前記記録媒体から前記プログラムを読み込む読込手段と、読み込んだ前記プログラムを起動する起動手段と、前記プログラムと交信する交信手段と、交信結果に応じたメッセージを前記記録媒体から受け取り、受け取ったメッセージに応じた処理を行う処理手段とを備えることを特徴とする。
この構成によると、再生装置は記録媒体から交信結果に応じたメッセージを受け取るので、コンテンツ提供者はメッセージによって再生装置を制御することができる。
ここで、前記交信手段は、当該再生装置に固有である装置固有情報を前記プログラムに通知し、前記処理手段は、交信結果として前記装置固有情報に応じたメッセージを前記記録媒体から受け取るとしてもよい。
この構成によると、再生装置は装置固有情報に応じたメッセージを記録媒体から受け取るので、コンテンツ提供者は装置固有情報に応じて再生装置をメッセージを制御することができる。
ここで、前記装置固有情報は、当該再生装置に予め記憶されているとしてもよい。
この構成によると、装置固有情報は再生装置に予め記憶されているので、コンテンツ提供者は、装置固有情報に応じたメッセージを生成することが容易にできる。
ここで、前記交信手段は、当該再生装置の動作状態を示す装置状態情報を前記プログラムに通知するとしてもよい。
この構成によると、再生装置は装置状態情報に応じたメッセージを記録媒体から受け取るので、コンテンツ提供者は装置状態情報に応じて再生装置を制御することができる。
ここで、前記交信手段は、前記記録媒体に記録されたコンテンツの再生中における前記動作状態情報を取得し、取得した前記動作状態情報を前記プログラムに通知し、前記処理手段は、交信結果として前記装置状態情報に応じたメッセージを前記記録媒体から受け取るとしてもよい。
この構成によると、再生装置はコンテンツ再生中の動作に応じた装置状態情報を取得し、取得した装置状態情報をプログラムに通知するので、コンテンツ提供者は再生中の動作の変化に応じて再生装置を制御することができる。
ここで、前記処理手段は、前記受け取ったメッセージを表示するとしてもよい。
この構成によると、再生装置は受け取ったメッセージを表示するので、コンテンツ提供者は再生装置が表示するメッセージを制御することができる。
ここで、前記メッセージが、前記再生装置が不正又は異常な装置であること、若しくは、前記再生装置が不正又は異常な状態にあることを示すメッセージである場合、前記再生装置は、さらに、前記メッセージの表示に加え、前記コンテンツの再生を抑止する再生抑止手段を備えるとしてもよい。
この構成によると、再生装置はコンテンツの再生を抑止することができる。これにより、コンテンツ提供者は、不正又は異常な再生装置、若しくは不正又は異常な状態である再生装置に対して、コンテンツの再生を抑止することができる。
ここで、前記コンテンツは、前記再生装置により再生される画像の基となる画像データを含み、前記処理手段は、前記メッセージを、前記コンテンツの再生中の画像にオーバレイ表示するとしてもよい。
この構成によると、再生装置は再生中のコンテンツの画像にメッセージを重ね合わせて表示することができる。これにより、コンテンツ提供者は、ユーザに通知したいメッセージを再生中のコンテンツの画像にメッセージを重ね合わせて通知することができる。
ここで、前記メッセージは、当該再生装置が不正又は異常な装置、若しくは不正、又は異常な状態を示しており、前記処理手段は、前記コンテンツの再生を抑止する動作、又は前記メッセージを、再生中の前記コンテンツの映像にオーバレイ表示する動作の何れかを行うとしてもよい。
この構成によると、再生装置は、コンテンツ提供者はコンテンツの再生を抑止、又はユーザに通知したいメッセージを再生中のコンテンツの画像にメッセージを重ね合わせて通知することができる。
ここで、前記処理手段は、前記コンテンツの再生を抑止する動作、又は前記メッセージを再生中の前記コンテンツの映像にオーバレイ表示する動作の何れかを行う指示を、ユーザから受け取り、受け取った指示に基づいて処理を行うとしてもよい。
この構成によると、再生装置は、ユーザの指示に基づいて、コンテンツ再生の抑止、又はメッセージのオーバレイ表示を行うことができる。
ここで、前記プログラムは、前記コンテンツの再生を抑止する旨、又は前記メッセージを再生中の前記コンテンツの映像にオーバレイ表示する旨の何れかを示す制御情報を記録しており、前記処理手段は、前記プログラムから前記制御情報を読み出し、読み出した前記制御情報の内容に基づいて処理を行うとしてもよい。
この構成によると、再生装置は、記録媒体が有するプログラムに含まれる制御情報に基づいて、コンテンツ再生の抑止、又はメッセージのオーバレイ表示を行うことができる。
実施の形態1における記録媒体101及びコンテンツ再生装置102の構成を示すブロック図である。 実施の形態1におけるコンテンツ再生処理の動作を示す流れ図である。 実施の形態1における装置異常テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 実施の形態1におけるバイトコード実行処理の動作を示す流れ図である。 実施の形態1におけるコンテンツ再生装置の無効化確認処理の動作を示す流れ図である。 実施の形態1におけるコンテンツ鍵の生成処理の動作を示す流れ図である。 実施の形態2における記録媒体101A及びコンテンツ再生装置102Aの構成を示すブロック図である。 実施の形態2におけるコンテンツ再生処理の動作を示す流れ図である。 実施の形態1における異常状態テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 実施の形態2におけるバイトコード起動処理の動作を示す流れ図である。 実施の形態2におけるバイトコード実行処理の動作を示す流れ図である。 無効化情報115の具体例を示す図である。 ステップS404の詳細な動作を示す流れ図である。 ステップS405の詳細な動作を示す流れ図である。 ステップS404Aの詳細な動作を示す流れ図である。 ステップS405Aの詳細な動作を示す流れ図である。
符号の説明
101、101A 記録媒体
102、102A コンテンツ再生装置
111、111A 再生制御情報
112、112A バイトコード
113、113A 保護コンテンツデータ
114、114A 暗号化コンテンツ鍵
115、115A 無効化情報
121、121A ディスク読込部
122、122A 再生制御部
123、123A ユーザ操作受付部
124、124A バイトコード実行部
125、125A 復号部
127、127A 逆多重化部
128、128A ビデオデコーダ
129、129A オーディオデコーダ
130、130A コンテンツ鍵生成部
131、131A 無効化情報処理部
132、132A デバイス鍵保持部
133 装置固有情報保持部
134、134A 表示制御部
135、135A 表示部
136A 装置状態情報取得部
以下、発明を実施するための最良の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施形態に係る記録媒体101、及びコンテンツ再生装置102の構成を示す図である。
記録媒体101には、再生制御情報111、バイトコード112、保護コンテンツデータ113、暗号化コンテンツ鍵114、無効化情報115が記録されている。記録媒体101は例えばBD(Blu−ray Disc)を想定しているが、それに限るものではない。
本実施の形態では、1つのコンテンツは、複数のMPEG2−TS(Motion Picture Expert Group 2−Transport Stream)データから構成されていることを想定している。コンテンツを再生する際の、保護コンテンツデータ113の再生順序を規定しているのが、再生制御情報111である。
バイトコード112は、例えばJAVA(登録商標)バイトコード等の、固定長の命令セットから構成される実行コードである。バイトコード112は、ソフトウェアに含まれる秘密情報や処理内容を、解析行為により把握されないために難読化等の処理が施されていても構わない。この場合、バイトコード実行部124は難読化などの処理を解除する機能を備えている。バイトコード112の具体的な実行内容については後述する。なお、本実施の形態では、JAVAバイトコードを例として記述しているが、それ以外の実行プログラムでも構わない。
保護コンテンツデータ113は、デコーダによって映像を出力できる平文のMPEG2−TSデータに対し、コンテンツ鍵による暗号処理が施されたデータである。このため、保護コンテンツデータ113を再生するためには、コンテンツ鍵による復号処理を施し、平文MPEG2−TSデータに戻す処理が必要である。
暗号化コンテンツ鍵114は、保護コンテンツデータを復号するためのコンテンツ鍵をメディア鍵にて暗号化したデータである。メディア鍵については、後述する。
次に、無効化情報115について説明する。鍵管理機関は、複数のデバイス鍵及び複数のメディア鍵からなる集合を有している。鍵管理機関は、コンテンツ再生装置102の各々に、1個のデバイス鍵、及びそのデバイス鍵の鍵識別番号を割り当て、割り当てたデバイス鍵、及び鍵識別番号をコンテンツ再生装置102に与える。また、記録媒体101に1個のメディア鍵を割り当てる。次に、鍵管理機関は、コンテンツ再生装置102の各々に割り当てられた各デバイス鍵を用いてメディア鍵を暗号化して暗号化メディア鍵を作成し、全てのデバイス鍵に対する暗号化メディア鍵と鍵識別番号からなるリストを作成する。
このリストが無効化情報115である。なお、この単純な方法では、コンテンツ再生装置102の台数が大量になると無効化情報115のデータサイズが非現実的な大きな値になるという欠点があるため、「デジタルコンテンツ保護用鍵管理方式」(中野、大森、館林、2001年 暗号と情報セキュリティシンポジウム、SCIS2001 5A−5、Jan.2001)で開示されている無効化情報115のデータサイズを圧縮する方法を用いても構わない。また、この方法に限らず、無効化情報115のデータサイズを圧縮する他の方法を用いても構わない。
コンテンツ再生装置102は、ディスク読込部121、再生制御部122、ユーザ操作受付部123、バイトコード実行部124、復号部125、逆多重化部127、ビデオデコーダ128、オーディオデコーダ129、コンテンツ鍵生成部130、無効化情報処理部131、デバイス鍵保持部132、装置固有情報保持部133、表示制御部134、表示部135から構成される。
コンテンツ再生装置102の一実装例としては、CPU、ワークメモリ、フラッシュメモリ、BDドライブ、リモートコントローラとから構成されるコンピュータシステムであり、ディスク読込部121はBDドライブであり、デバイス鍵保持部132、装置固有情報保持部133はフラッシュメモリであり、ユーザ操作受付部123はリモートコントローラであり、再生制御部122と、バイトコード実行部124と、復号部125と、逆多重化部127と、ビデオデコーダ128と、オーディオデコーダ129と、コンテンツ鍵生成部130と、無効化情報処理部131と、表示制御部134と、表示部135は、CPUとワークメモリを用いて動作するソフトウェアで構成する方法が挙げられるが、他にも、ハードウェアでの実装など、ソフトウェアによる構成に限定されるものではない。
以上で、本発明の一実施形態に係る記録媒体、及びコンテンツ再生装置の構成に関する説明を終了する。
(コンテンツ再生処理の説明)
図2を用いて、コンテンツ再生処理について説明する。
まず、ユーザ操作受付部123でユーザからのコンテンツ再生開始要求を受付けた時点から、コンテンツ再生処理が開始する。
コンテンツ再生要求を受付けたら、バイトコード112を記録媒体101から読み込み、バイトコード実行部124にて実行する(S201)。バイトコード実行部の処理の詳細については、後述する。
S201の結果、コンテンツ再生処理が継続される場合、以降の処理を行う。
無効化情報処理部131がコンテンツ再生装置102の無効化確認処理を行う(S202)。無効化確認処理の詳細については、後述する。
以降、無効化確認処理S202でのメディア鍵の生成の成否により処理が分岐する(S203)。
無効化確認処理S202でメディア鍵の生成に成功した場合、暗号化コンテンツ鍵114を記録媒体101から読み込み、コンテンツ鍵を生成する(S204)。コンテンツ鍵生成の詳細については、後述する。
無効化確認処理S202でメディア鍵の生成に失敗した場合、処理を終了する。
S204終了後、再生制御部122は、ユーザが要求したコンテンツを再生するため、再生制御情報111に従い、再生の対象となる保護コンテンツデータ113の読み込み開始を指示する。(S205)。
以降、保護コンテンツデータ113を全て読み込み終了するまで、以下の処理を繰り返し行う(S206)。
コンテンツ鍵生成部130で生成したコンテンツ鍵を用いて、復号部125が、記録媒体101から読み出される保護コンテンツデータ113に対し、復号処理を行う(S207)。保護コンテンツデータの暗号化には、AES(Advanced Encryption Standard)を用いるが、これに限定するものではない。復号されたコンテンツデータは平文のMPEG−2TSデータになっており、逆多重化部127にてビデオストリームとオーディオストリームに分離され、それぞれ、ビデオデコーダ128、オーディオデコーダ129に送信され、例えばテレビ等の映像・音響装置に出力される(S208)。コンテンツ再生中は、保護コンテンツデータ113の復号(S207)と並行して実行される。
ユーザが要求したコンテンツに対応する保護コンテンツデータ113を全て読み込み完了した時点で、コンテンツ再生処理は終了する(S206)。
以上で、コンテンツ再生処理の説明を終了する。
なお、ここで示したコンテンツ再生処理手順は一例であり、この手順には限定されない。
(バイトコード実行処理)
記録媒体101に格納されるバイトコード112は、例えばバグなどが判明した装置、或いは、不正であることが判明した装置やエミュレータなど(以降、異常装置と称する)の装置固有情報とその装置向けのメッセージで構成される異常装置テーブルを有する。
図3に異常装置テーブルの例を示す。図3に示すように、装置固有情報としては、各コンテンツ再生装置102に固有の情報であり、例えば、装置メーカID、再生装置のモデル(機種)番号、再生装置の製造シリアル番号、再生装置の再生処理ファームウエアのバージョン番号などで構成される。また、メッセージとしては、ユーザに再生処理ができないことを通知するためのメッセージのほか、再生処理ができない理由、対処方法(例えば、ファームウエアの更新への誘導など)についてのメッセージを設定することができる。
記録媒体101に格納されるバイトコード112は、さらに、コンテンツ再生装置102の装置固有情報保持部133から装置固有情報を取得する装置固有情報取得ステップと、取得した装置固有情報が、前述の異常装置テーブルに含まれているかどうか判断する判断ステップと、判断ステップが異常装置テーブルに含まれていると判断した場合は、異常装置テーブルに設定された当該装置向けのメッセージの表示をコンテンツ再生装置102に要求する表示要求ステップと、を備えたバイトコードである。
図4を用いて、バイトコード実行処理について説明する。なお、本処理は、図2におけるS201の処理の詳細である。
バイトコード実行部124は、バイトコード112を記録媒体101から読み込む(S401)。
次に、バイトコード実行部124は、装置固有情報をコンテンツ再生装置102の装置固有情報保持部133から取得する(S402)。ここで、装置固有情報は、各コンテンツ再生装置102に固有の情報であり、例えば、装置メーカID、再生装置のモデル(機種)番号、再生装置の製造シリアル番号、再生装置の再生処理ファームウエアのバージョン番号などで構成され、各コンテンツ再生装置102に割り当てられる。つまり、装置固有情報により、コンテンツ再生装置102を識別することが可能である。
次にバイトコードを起動する(S403)。
バイトコード実行部124は、取得したバイトコード112を実行することにより、S402で取得した装置固有情報が、異常装置テーブルに含まれているかどうか判断する(S404)。
例えば、図3の例では、S402で取得した装置固有情報が、図3で示した異常装置テーブルの(1)の装置固有情報に合致する場合、即ち、S402で取得した装置固有情報が、装置メーカID=Aを含んでいる場合は、(1)のメッセージの表示要求が行われる。
次に、S404において異常装置テーブルに含まれていると判断した場合は、当該装置向けのメッセージの表示要求と当該メッセージを、コンテンツ再生装置102の表示制御部134に送信し、異常装置テーブルに含まれていないと判断した場合は、当該装置向けのメッセージの表示要求を送信しない(S405)。
次に、コンテンツ再生装置102の表示制御部134は、バイトコード実行部124より、メッセージの表示要求を受け取った場合、表示部135に、当該メッセージの表示を指示するとともに、コンテンツの再生処理を終了する(S406)。表示部135は、当該メッセージを表示する(S407)。
一方、コンテンツ再生装置102の表示制御部134は、バイトコード実行部124より、メッセージの表示要求を受け取らなかった場合、コンテンツの再生処理を継続する(S202へ)。
ここで記録媒体101に記録するバイトコード112を選択するのは、コンテンツの著作権者であり、そのため、コンテンツの著作権者自身により、不具合のある特定のコンテンツ再生装置向けに、所定のメッセージの表示が可能となる。
以上で、バイトコード実行処理について説明を終える。
(コンテンツ再生装置102の無効化確認処理)
図5を用いて、コンテンツ再生装置102の無効化確認処理を説明する。なお、本処理は、図2におけるS202の処理の詳細である。
無効化確認処理とは、コンテンツ再生前に、記録媒体101に記録された無効化情報115によって、コンテンツ再生装置102が無効化されていないかを確認する処理である。
無効化情報処理部131は、デバイス鍵保持部132から取得したデバイス鍵を読み込む(S501)。デバイス鍵は、コンテンツ再生装置102を特定することのできる情報であり、コンテンツ再生装置102毎に固有である。
次に、記録媒体101に記録されている無効化情報115を読み込む(S502)。読み込んだデバイス鍵と無効化情報115を用いて、メディア鍵を生成する(S503)。
コンテンツ再生装置102が無効化されている場合には、メディア鍵は生成できない。デバイス鍵と無効化情報115を用いたメディア鍵の生成については、「National Technical Report第43巻第3号p.118〜p.122」(松下電器産業株式会社技術総務センター平成9年6月18日発行)に詳しい。
以上で、コンテンツ再生装置102の無効化確認処理の説明を終了する。
(コンテンツ鍵生成処理)
図6を用いて、コンテンツ鍵生成処理について説明する。なお、本処理は、図2におけるS204の処理の詳細である。
コンテンツ鍵生成部130は、無効化情報処理部131から、S202で生成したメディア鍵を取得する(S601)。次に、記録媒体101から暗号化コンテンツ鍵114を読み込み、S401で取得したメディア鍵を使って復号する(S602)。コンテンツ鍵の暗復号には、AESを用いるが、それに限るものではない。
以上で、コンテンツ鍵生成処理の説明を終わる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の一実施形態に係る記録媒体101A、及びコンテンツ再生装置102Aの構成を示す図である。以下では、実施の形態1との違いを中心に説明する。
記録媒体101Aには、バイトコード112A、保護コンテンツデータ113A、暗号化コンテンツ鍵114A、無効化情報115Aが記録されている。ここで、記録媒体101Aとしては、実施の形態1と全く同様の記録媒体が利用できるので、ここでの詳細な説明は省略する。また、記録媒体101Aに記録されるデータについては、バイトコードの内容詳細を除き、実施の形態1と基本的に同様のデータであるので、ここでの詳細な説明は省略する。なお、バイトコードの内容詳細については後述する。
コンテンツ再生装置102Aは、ディスク読込部121A、再生制御部122A、ユーザ操作受付部123A、バイトコード実行部124A、復号部125A、逆多重化部127A、ビデオデコーダ128A、オーディオデコーダ129A、コンテンツ鍵生成部130A、無効化情報処理部131A、デバイス鍵保持部132A、表示制御部134A、表示部135A、装置状態情報取得部136Aから構成される。
コンテンツ再生装置102Aの一実装例としては、CPU、ワークメモリ、フラッシュメモリ、BDドライブ、リモートコントローラとから構成されるコンピュータシステムであり、ディスク読込部121AはBDドライブであり、デバイス鍵保持部132Aはフラッシュメモリであり、ユーザ操作受付部123Aはリモートコントローラであり、再生制御部122Aと、バイトコード実行部124Aと、復号部125Aと、逆多重化部127Aと、ビデオデコーダ128Aと、オーディオデコーダ129Aと、コンテンツ鍵生成部130Aと、無効化情報処理部131Aと、表示制御部134Aと、表示部135Aと、装置状態情報取得部136Aとは、CPUとワークメモリを用いて動作するソフトウェアで構成する方法が挙げられるが、他にも、ハードウェアでの実装など、ソフトウェアによる構成に限定されるものではない。
以上で、本発明の一実施形態に係る記録媒体、及びコンテンツ再生装置の構成に関する説明を終了する。
(コンテンツ再生処理の説明)
図8を用いて、コンテンツ再生処理について説明する。
まず、ユーザ操作受付部123Aでユーザからのコンテンツ再生開始要求を受付けた時点から、コンテンツ再生処理が開始する。
コンテンツ再生要求を受付けたら、バイトコード112Aを記録媒体101Aから読み込み、バイトコード実行部124Aにてバイトコードを起動する(S201A)。バイトコード実行部124Aの処理の詳細については、後述する。
無効化情報処理部131Aがコンテンツ再生装置102Aの無効化確認処理を行う(S202A)。無効化確認処理の詳細については、後述する。
以降、無効化確認処理S202Aでのメディア鍵の生成の成否により処理が分岐する(S203A)。
無効化確認処理S202Aでメディア鍵の生成に成功した場合、暗号化コンテンツ鍵114Aを記録媒体101Aから読み込み、コンテンツ鍵を生成する(S204A)。コンテンツ鍵生成の詳細については、後述する。
無効化確認処理S202Aでメディア鍵の生成に失敗した場合、装置状態情報取得部136Aに、装置状態情報として、メディア鍵取得失敗による無効化状態であることを示す装置状態情報(1A)が通知される。装置状態情報取得部136Aは、装置状態情報(1A)が通知されたとき、バイトコード実行部124Aに当該装置状態情報(1A)を通知する(S209A)。装置状態情報(1A)を通知されたバイトコード実行部124Aの処理については後述する。
S204A終了後、再生制御部122Aは、ユーザが要求したコンテンツを再生するため、再生制御情報111Aに従い、再生の対象となる保護コンテンツデータ113Aの読み込み開始を指示する。(S205A)。
以降、保護コンテンツデータ113Aを全て読み込み終了するまで、以下の処理を繰り返し行う(S206A)。
コンテンツ鍵生成部130Aで生成したコンテンツ鍵を用いて、復号部125Aが、記録媒体101Aから読み出される保護コンテンツデータ113Aに対し、復号処理を行う(S207A)。
このとき、何らかの理由(例えば、コンテンツ鍵生成部130Aで正しいコンテンツ鍵が生成されなかった場合など)で正しく復号されなかった場合、装置状態情報取得部136Aに、装置状態情報として、コンテンツ鍵取得失敗による復号異常状態であることを示す装置状態情報(2A)が通知される。装置状態情報取得部136Aは、装置状態情報(2A)が通知されたとき、バイトコード実行部124Aに当該装置状態情報(2A)を通知する(S209A)。装置状態情報(2A)を通知されたバイトコード実行部124Aの処理については後述する。
保護コンテンツデータ113Aの暗号化には、AES(Advanced Encryption Standard)を用いるが、これに限定するものではない。復号されたコンテンツデータは平文のMPEG−2TSデータになっており、逆多重化部127Aにてビデオストリームとオーディオストリームに分離され、それぞれ、ビデオデコーダ128A、オーディオデコーダ129Aに送信され、例えばテレビ等の映像・音響装置に出力される(S208A)。
コンテンツ再生中は、保護コンテンツデータ113Aの復号(S207A)と並行して実行される。
ユーザが要求したコンテンツに対応する保護コンテンツデータ113Aを全て読み込み完了した時点で、コンテンツ再生処理は終了する(S206A)。
以上で、コンテンツ再生処理の説明を終了する。
なお、ここで示したコンテンツ再生処理手順は一例であり、この手順には限定されない。
(バイトコードの実行処理)
記録媒体に格納されるバイトコードは、装置状態情報とその状態向けのメッセージで構成される異常状態テーブルを有する。
図9に異常状態テーブルの例を示す。図9に示すように、装置状態情報としては、メディア鍵取得失敗による無効化状態であることを示す装置状態情報(1A)、その他、正規再生装置であることを示す情報の取得失敗による無効化状態であることを示す装置状態情報(1B)、コンテンツ鍵取得失敗による復号異常状態による復号異常状態であることを示す装置状態情報(2A)、その他、コンテンツの再生に必要な情報の取得失敗による復号異常状態であることを示す装置状態情報(2B)より構成される。また、メッセージとしては、ユーザに再生装置の状態や、再生のための対処法などを通知するためのメッセージを設定することができる。
記録媒体101Aに格納されるバイトコード112Aは、さらに、コンテンツ再生装置102Aの装置状態情報取得部136Aから装置状態情報を取得する装置状態情報取得ステップと、取得した装置状態情報が、前述の異常状態テーブルに含まれているかどうか判断する判断ステップと、判断ステップが異常状態テーブルに含まれていると判断した場合は、異常状態テーブルに設定された当該装置状態向けのメッセージの表示をコンテンツ再生装置102Aに要求する表示要求ステップと、を備えたバイトコードである。
図10を用いて、バイトコード起動処理について説明する。なお、本処理は、図8におけるS201Aの詳細である。
バイトコード実行部124Aは、バイトコード112Aを記録媒体101Aから読み込む(S401A)。次に、バイトコード実行部124Aは、バイトコード112Aを起動する(S402A)。
次に、図11を用いて、バイトコード実行処理について説明する。なお、本処理は、図8におけるS209Aの詳細である。
バイトコード実行部124Aは、装置状態情報をコンテンツ再生装置102Aの装置状態情報取得部136Aから取得する(S403A)。
バイトコード実行部124Aは、取得したバイトコード112Aを実行することにより、S403Aで取得した装置状態情報が、異常状態テーブルに含まれているかどうか判断する(S404A)。
例えば、図9の例では、S403Aで取得した装置状態情報が、図9で示した異常状態テーブルの(1)の装置状態情報に合致する場合、即ち、S403Aで取得した装置状態情報が、(1A)のメディア鍵取得失敗による無効化状態に該当する場合は、(1)のメッセージの表示要求が行われる。
次に、S404Aにおいて異常状態テーブルに含まれていると判断した場合は、当該装置状態向けのメッセージの表示要求と当該メッセージを、コンテンツ再生装置102Aの表示制御部134Aに送信し、異常状態テーブルに含まれていないと判断した場合は、当該装置状態向けのメッセージの表示要求を送信しない(S405A)。
次に、再生装置の表示制御部134Aは、バイトコード実行部124Aより、メッセージの表示要求を受け取った場合、表示部135Aに、当該メッセージの表示を指示するとともに、コンテンツの再生処理を終了する(S406A)。表示部135Aは、当該メッセージを表示する(S407A)。
一方、コンテンツ再生装置102Aの表示制御部134Aは、バイトコード実行部124Aより、メッセージの表示要求を受け取らなかった場合、コンテンツの再生処理を継続する(S203A、S206Aへ)。
ここで記録媒体101Aに記録するバイトコード112Aを選択するのは、コンテンツの著作権者であり、そのため、コンテンツの著作権者自身により、特定の異常状態の再生装置向けに、所定のメッセージの表示が可能となる。
以上で、バイトコード実行処理について説明を終える。
(コンテンツ再生装置102Aの無効化確認処理)
コンテンツ再生装置102Aの無効化確認処理については、実施形態1のコンテンツ再生装置102の無効化確認処理と同様なので説明は省略する。
(コンテンツ鍵生成処理)
コンテンツ鍵生成処理については、実施形態1のコンテンツ鍵生成処理と同様なので説明は省略する。
(その他変形例)
なお、本発明を上記実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)上記実施形態1においては、異常装置と判断した時に、コンテンツの再生を止めてメッセージのみを表示する構成としたが、この構成に限定されない。例えば、悪意のある製造メーカが製造した再生装置の場合や、ファームウエアのアップデート通知など、ユーザには悪意がないケースの場合等においては、異常装置と判断した場合、メッセージをコンテンツの再生にオーバレイ表示する構成としてもよい。また、バイトコードに、コンテンツの再生を止めるか、オーバレイ表示するかを表す制御情報も持たせ、再生装置にて、その制御情報に基づいて、コンテンツの再生を止めるか、オーバレイ表示するかを切り替えるように構成しても良い。
同様に、上記実施形態2においては、異常状態と判断した時に、コンテンツの再生を止めてメッセージのみを表示する構成としたが、この構成に限定されない。ユーザには悪意がないケースの場合等においては、異常状態と判断した場合、メッセージをコンテンツの再生にオーバレイ表示する構成としてもよい。また、バイトコードに、コンテンツの再生を止めるか、オーバレイ表示するかを表す制御情報も持たせ、再生装置にて、その制御情報に基づいて、コンテンツの再生を止めるか、オーバレイ表示するかを切り替えるように構成しても良い。
(2)上記実施形態1においては、装置固有情報に基づいて、異常装置かどうか判断し、メッセージを表示する構成としたが、装置固有情報に限定されない。
また、上記実施形態2においては、装置状態情報に基づいて、異常状態かどうか判断し、メッセージを表示する構成としたが、装置状態情報に限定されない。
例えば、バイトコードは、再生装置から受け取ったその他の情報、例えば、コンテンツ関連情報(ライセンス情報を含む)、または/及び、ユーザ情報(ユーザ入力情報を含む)等が、所定の条件を満たすとき、所定のメッセージの表示を再生装置に要求する構成としても構わない。このような構成にすることで、コンテンツのライセンス情報の有無や、ユーザの属性などに応じて、動的に表示メッセージを変えるという効果が得られる。
(3)上記実施形態2においては、メディア鍵の取得に失敗した場合に、相応のメッセージを表示する構成としたがこの構成に限定されない。例えば、正規再生装置であることを示す別の情報の取得に失敗したときに、相応のメッセージを表示する構成としてもよい(図9の装置状態情報(1B)の場合)。
また、上記実施形態2においては、復号データの生成に失敗した場合に、相応のメッセージを表示する構成としたがこの構成に限定されない。例えば、保護コンテンツが、コンテンツに対して何らか変換処理を行った後、コンテンツ鍵により暗号化されて生成されている場合には、再生装置の復号部125Aにおいて、まず保護コンテンツが、コンテンツ鍵により復号された後、上記変形処理の逆変形処理を行うことになる。このとき、逆変換処理に必要な情報の取得失敗により、逆変換処理が正しく行われない場合に、相応のメッセージを表示する構成としてもよい(図9の装置状態情報(2B)の場合)。
(4)上記の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAMまたはハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
(5)上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。前記RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
(6)上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、各装置に脱着可能なICカードまたは単体のモジュールから構成されているとしてもよい。前記ICカードまたは前記モジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。前記ICカードまたは前記モジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、前記ICカードまたは前記モジュールは、その機能を達成する。このICカードまたはこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
(7)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラムまたは前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc)、半導体メモリなどに記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラムまたは前記デジタル信号を、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムにしたがって動作するとしてもよい。
また、前記プログラムまたは前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、または前記プログラムまたは前記デジタル信号を前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(8)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
(補足)
(1)記録媒体101の構成
ここでは、第1の実施の形態にて示す記録媒体101の構成について補足説明する。
記録媒体101は、図1に示すように、再生制御情報111、バイトコード112、保護コンテンツデータ113、暗号化コンテンツ鍵114、及び無効化情報115を有している。
(1.1)バイトコード112
バイトコード112は、例えばJAVA(登録商標)バイトコード等の、固定長の命令セットから構成される実行コードを含んでいる。
バイトコード112は、上述したように、図3にて示す異常装置テーブルと、コンテンツ再生装置102の装置固有情報保持部133から装置固有情報を取得する装置固有情報取得ステップと、取得した装置固有情報が、前述の異常装置テーブルに含まれているかどうか判断する判断ステップと、判断ステップが異常装置テーブルに含まれていると判断した場合は、異常装置テーブルに設定された当該装置向けのメッセージの表示をコンテンツ再生装置102に要求する表示要求ステップとを含んでいる。
ここで、装置固有情報取得ステップは、コンテンツ再生装置102との交信(interact)により装置固有情報を取得する。なお、コンテンツ再生装置102との交信(interact)とは、コンテンツ再生装置102のバイトコード実行部124にて実行されるバイトコード112とは異なるプログラム(例えば、図4にて示すステップS401からステップS403、及びステップS406、S407を含むプログラム)とバイトコード112との間にて情報の交信(interact)を行うことをいう。
(1.2)保護コンテンツデータ113
保護コンテンツデータ113は、デコーダによって映像を出力できる平文のMPEG2−TSデータに対し、コンテンツ鍵による暗号処理が施されたデータである。ここで用いられる暗号方式は、秘密鍵暗号方式である。
(1.3)暗号化コンテンツ鍵114
暗号化コンテンツ鍵114は、保護コンテンツデータ113を復号するためのコンテンツ鍵をメディア鍵にて暗号化したデータである。ここで用いられる暗号方式は、秘密鍵暗号方式である。
(1.4)無効化情報115
無効化情報115は、上述したように、コンテンツ再生装置のそれぞれに割り当てられたデバイス鍵に対する暗号化メディア鍵と鍵識別番号からなるリストである。
ここで、無効化されたコンテンツ再生装置に割り当てられたデバイス鍵に対する暗号化メディア鍵と鍵識別番号とは、リストから除外されている。
これにより、正当なコンテンツ再生装置(無効化されていないコンテンツ再生装置)のみが、無効化情報115と当該装置に割り当てられたデバイス鍵とを用いて暗号化メディア鍵を復号し、メディア鍵を取得することができる。
ここで用いられる暗号方式は、秘密鍵暗号方式である。また、図12において、無効化情報115の具体例を示す。
ここでは、デバイス鍵をDK1、DK2、・・・、DKnとし、鍵識別子をK1、K2、・・・、Knとし、メディア鍵をMKとする。また、Enc(x、y)は、「x」を用いて「y」が秘密鍵暗号化方式により暗号化された情報であることを意味する。
図12では、鍵識別子「K3」が割り当てられたコンテンツ再生装置が無効化されている。鍵識別子「K1」が割り当てられたコンテンツ再生装置は、正当な装置(無効化されていない装置)であるので、鍵識別子「K1」に対応するデバイス鍵「DK1」を用いて、暗号化メディア鍵「Enc(DK1、MK)」を復号することができる。
(1.5)再生制御情報111
再生制御情報111は、コンテンツを再生する際に、保護コンテンツデータ113の再生順序を規定している情報である。
(2)コンテンツ再生装置102の構成
ここでは、第1の実施の形態にて示すコンテンツ再生装置102の構成について補足説明する。
コンテンツ再生装置102は、図1に示すように、ディスク読込部121、再生制御部122、ユーザ操作受付部123、バイトコード実行部124、復号部125、逆多重化部127、ビデオデコーダ128、オーディオデコーダ129、コンテンツ鍵生成部130、無効化情報処理部131、デバイス鍵保持部132、装置固有情報保持部133、表示制御部134、表示部135から構成される。
コンテンツ再生装置102は、図示していないが、モニタ及びスピーカと接続されている。接続先は、例えば、モニタ及びスピーカを備えるテレビである。
(2.1)装置固有情報保持部133
装置固有情報保持部133は、装置メーカID、モデル番号、製造シリアル番号、ファームバージョン番号を記憶している。
装置メーカIDは、コンテンツ再生装置102を製造したメーカを識別する識別子である。
モデル番号は、装置メーカIDにて識別されるメーカによって製造された1種類以上のコンテンツ再生装置のうちコンテンツ再生装置102の種類を識別する番号である。
製造シリアル番号は、同じモデル番号をもつ1以上のコンテンツ再生装置のそれぞれを識別する番号である。
ファームバージョン番号は、コンテンツ再生装置102に組み込まれた再生処理ファームウエアのバージョンを示す番号である。
(2.2)デバイス鍵保持部132
デバイス鍵保持部132は、コンテンツ再生装置102に割り当てられたデバイス鍵及び鍵識別番号を保持している。
(2.3)ユーザ操作受付部123
ユーザ操作受付部123は、ユーザからのコンテンツ再生開始要求を受け付け、受け付けたコンテンツ再生開始要求を再生制御部122へ出力する。
(2.4)再生制御部122
再生制御部122は、コンテンツ再生の制御を行う。
再生制御部122は、ユーザ操作受付部123からコンテンツ再生開始要求を受け取ると、バイトコード実行部124へバイトコードの実行を指示するバイトコード実行指示を出力する。
再生制御部122は、バイトコード実行部124からコンテンツの再生の続行を指示する再生続行指示を受け取ると、コンテンツ再生装置102が無効化されているか否かの確認を指示する無効化確認指示を無効化情報処理部131へ出力する。
再生制御部122は、表示制御部134からコンテンツの再生が許可されていない旨を示す再生不許可指示を受け取ると、コンテンツの再生を終了する。この動作が、本発明における再生抑止手段に相当する。
再生制御部122は、無効化情報処理部131からコンテンツ再生装置102が無効化されている旨を示す装置無効化命令を受け取ると、コンテンツの再生を終了する。
再生制御部122は、復号部125からコンテンツの再生を終了する旨を示す再生終了指示を受け取ると、コンテンツの再生を終了する。
(2.5)バイトコード実行部124
バイトコード実行部124は、再生制御部122からバイトコード実行指示を受け取ると、記録媒体101からバイトコード112を、ディスク読込部121を介して読み込む。この動作が、本発明における読込手段に相当する。
バイトコード実行部124は、装置固有情報保持部133にて保持されている装置メーカID、モデル番号、製造シリアル番号、ファームバージョン番号を取得する。以降、装置メーカID、モデル番号、製造シリアル番号、及びファームバージョン番号からなる組を装置固有情報と呼ぶ。
バイトコード実行部124は、読み込んだバイトコード112を起動し、実行することにより、コンテンツ再生装置102が異常装置であるか否かを確認する。このとき、バイトコード実行部124は、実行中のバイトコード112との交信(interact)により、バイトコード112へ取得した装置固有情報を通知する。ここで、バイトコード112との交信(interact)とは、上述したように、バイトコード実行部124にて実行されるバイトコード112とは異なるプログラム(例えば、図4にて示すステップS401からステップS403、及びステップS406、S407を含むプログラム)とバイトコード112との間にて情報の交信(interact)を行うことをいう。ここで、コンテンツ再生装置がバイトコード112を起動する動作が、本発明における起動手段に相当する。また、コンテンツ再生装置102がバイトコード112との交信(interact)により装置固有情報をバイトコード112へ通知する動作が、本発明における交信手段に相当する。
バイトコード実行部124は、バイトコード112からメッセージの表示要求と、バイトコード112にて決定されたメッセージとを受け取ると、受け取った表示要求とメッセージとを表示制御部134へ出力する。
バイトコード実行部124は、バイトコード112から表示要求とメッセージとを受け取らない場合には、再生続行指示を再生制御部122へ出力する。
(2.6)表示制御部134
表示制御部134は、バイトコード実行部124から表示要求とメッセージとを受け取ると、再生不許可指示を再生制御部122へ出力する。
表示制御部134は、受け取ったメッセージを、表示部135を介してモニタに表示する。
(2.7)表示部135
表示部135は、表示制御部134から受け取ったメッセージをモニタへ表示する。表示部135における動作が、本発明における処理手段の一例に相当する。
(2.8)無効化情報処理部131
無効化情報処理部131は、再生制御部122から無効化確認指示を受け取ると、デバイス鍵保持部132からデバイス鍵、及び鍵識別番号を取得する。
無効化情報処理部131は、記録媒体101から無効化情報115を、ディスク読込部121を介して読込み、読み込んだ無効化情報115と、取得した鍵識別番号とを用いて、コンテンツ再生装置102が無効化されているか否かの確認を行う。
無効化されていると判定する場合には、無効化情報処理部131は、装置無効化命令を再生制御部122へ出力する。
無効化されていないと判定する場合には、無効化情報処理部131は、読み込んだ無効化情報115と、取得したデバイス鍵及び鍵識別番号とを用いて、暗号化メディア鍵を復号して、メディア鍵を生成する。無効化情報処理部131は、生成したメディア鍵をコンテンツ鍵生成部130へ出力する。
(2.9)コンテンツ鍵生成部130
コンテンツ鍵生成部130は、無効化情報処理部131からメディア鍵を受け取ると、記録媒体101から暗号化コンテンツ鍵114を、ディスク読込部121を介して読み込む。
コンテンツ鍵生成部130は、読み込んだ暗号化コンテンツ鍵を、メディア鍵を用いて復号して、コンテンツ鍵を生成する。
コンテンツ鍵生成部130は、生成したコンテンツ鍵を復号部125へ出力する。
(2.10)復号部125
復号部125は、コンテンツ鍵生成部130からコンテンツ鍵を受け取ると、保護コンテンツデータ113を、再生制御情報111に基づいて順次、記録媒体101からディスク読込部121を介して読み込む。
復号部125は、読み込んだ保護コンテンツデータ113を、コンテンツ鍵を用いて復号し、コンテンツデータを生成し、生成したコンテンツデータを逆多重化部127へ出力する。
復号部125は、再生すべき全ての保護コンテンツデータの読み込みが完了した場合には、再生終了指示を再生制御部122へ出力する。
(2.11)逆多重化部127
逆多重化部127は、復号部125からコンテンツデータを受け取ると、ビデオストリームとオーディオストリームに分離し、ビデオストリームをビデオデコーダ128へ、オーディオストリームをオーディオデコーダ129へそれぞれ出力する。
(2.12)ビデオデコーダ128
ビデオデコーダ128は、逆多重化部127からビデオストリームを受け取ると、受け取ったビデオストリームをデコードして、ビデオデータを生成し、生成したビデオデータをモニタへ出力する。
(2.13)オーディオデコーダ129
オーディオデコーダ129は、逆多重化部127からオーディオストリームを受け取ると、受け取ったオーディオストリームをデコードして、オーディオデータを生成し、生成したオーディオデータをスピーカへ出力する。
(2.14)ディスク読込部121
ディスク読込部121は、記録媒体101とアクセス可能であり、記録媒体101に記録されているデータを読み込む。
(3)コンテンツ再生装置102の動作
ここでは、図4にて示すバイトコード実行処理について補足説明する。
(3.1)ステップS404の補足
図4にて示すステップS404の詳細な動作について、図13にて示す流れ図を用いて説明する。
バイトコード112は、コンテンツ再生装置102との交信(interact)により、装置固有情報を取得する(ステップS500)。この動作が、バイトコード112に含まれる装置固有情報取得ステップに相当する。また、このとき、バイトコード実行部124は、バイトコード112へ取得した装置固有情報の通知を行っている。ここで、バイトコード112とコンテンツ再生装置102との交信(interact)とは、上述したように、コンテンツ再生装置102のバイトコード実行部124にて実行されるバイトコード112とは異なるプログラム(例えば、図4にて示すステップS401からステップS403、及びステップS406、S407を含むプログラム)とバイトコード112との間にて情報の交信(interact)を行うことをいう。また、このとき、コンテンツ再生装置102は、バイトコード112との交信(interact)により装置固有情報を、バイトコード112へ通知しており、この動作が本発明における交信ステップに相当する。
バイトコード112は、異常装置テーブルにおいて、取得した装置固有情報に応じたメッセージを検索する(ステップS505)。
(3.1)ステップS405の補足
図4にて示すステップS405の詳細な動作について、図14にて示す流れ図を用いて説明する。
バイトコード112は、ステップS505の検索結果により、メッセージが存在するか否かを判断する(ステップS550)。この動作が、バイトコード112に含まれる判断ステップに相当する。なお、ステップS505とステップS550とからなる動作を判断ステップとしてもよい。
メッセージが存在すると判断する場合には(ステップS550における「YES」)、バイトコード112は、取得した装置固有情報に応じたメッセージを取得する(ステップS555)。バイトコード112は、取得したメッセージと表示要求とをコンテンツ再生装置102のバイトコード実行部124へ出力する(ステップS560)。この動作が、バイトコード112に含まれる表示要求ステップに相当する。なお、ステップS555とステップS560とからなる動作を表示要求ステップとしてもよい。
メッセージが存在しないと判断する場合には(ステップS550における「NO」)、バイトコード112は処理終了することにより、コンテンツ再生装置102のバイトコード実行部124は再生続行指示を再生制御部122へ出力する。これにより、コンテンツ再生装置102は、ステップS202へ移る。
また、ステップS560以降の動作では、コンテンツ再生装置102のバイトコード実行部124は、バイトコード112からメッセージと表示要求とを受け取ると、受け取ったメッセージと表示要求とを表示制御部134へ出力する。これにより、コンテンツ再生装置102は、ステップS406以降を行う。
(4)記録媒体101Aの構成
ここでは、第2の実施の形態にて示す記録媒体101Aの構成について補足説明する。
記録媒体101Aは、図7に示すように、再生制御情報111A、バイトコード112A、保護コンテンツデータ113A、暗号化コンテンツ鍵114A、及び無効化情報115Aを有している。
再生制御情報111A、保護コンテンツデータ113A、暗号化コンテンツ鍵114A、及び無効化情報115Aのそれぞれは、再生制御情報111、保護コンテンツデータ113、暗号化コンテンツ鍵114、及び無効化情報115のそれぞれと同様であるため、ここでの説明は省略する。
以下、バイトコード112Aについて説明する。
記録媒体101Aに格納されるバイトコード112Aは、図9に示す異常状態テーブルと、コンテンツ再生装置102Aの装置状態情報取得部136Aから装置状態情報を取得する装置状態情報取得ステップと、取得した装置状態情報が、前述の異常状態テーブルに含まれているかどうか判断する判断ステップと、判断ステップが異常状態テーブルに含まれていると判断した場合は、異常状態テーブルに設定された当該装置状態向けのメッセージの表示をコンテンツ再生装置102Aに要求する表示要求ステップとを含んでいる。
ここで、装置状態情報取得ステップは、コンテンツ再生装置102Aとの交信(interact)により装置状態情報を取得する。なお、コンテンツ再生装置102Aとの交信(interact)とは、コンテンツ再生装置102Aのバイトコード実行部124Aにて実行されるバイトコード112Aとは異なるプログラム(例えば、図11にて示すステップS403A、及びステップS406A、S407Aを含むプログラム)とバイトコード112Aとの間にて情報の交信(interact)を行うことをいう。
(5)コンテンツ再生装置102A
コンテンツ再生装置102Aは、図7に示すように、ディスク読込部121A、再生制御部122A、ユーザ操作受付部123A、バイトコード実行部124A、復号部125A、逆多重化部127A、ビデオデコーダ128A、オーディオデコーダ129A、コンテンツ鍵生成部130A、無効化情報処理部131A、デバイス鍵保持部132A、表示制御部134A、表示部135A、装置状態情報取得部136Aから構成される。
(5.1)デバイス鍵保持部132A
デバイス鍵保持部132Aは、デバイス鍵保持部132と同様であるため、ここでの説明は省略する。
(5.2)ユーザ操作受付部123A
ユーザ操作受付部123Aは、ユーザ操作受付部123と同様であるため、ここでの説明は省略する。
(5.3)再生制御部122A
再生制御部122Aは、コンテンツ再生の制御を行う。
再生制御部122Aは、ユーザ操作受付部123Aからコンテンツ再生開始要求を受け取ると、バイトコード実行部124Aへバイトコードの起動を指示するバイトコード起動指示を出力する。
再生制御部122Aは、バイトコード112Aの起動が完了した旨を示す起動完了命令を受け取ると、コンテンツ再生装置102Aが無効化されているか否かの確認を指示する無効化確認指示を無効化情報処理部131Aへ出力する。
再生制御部122Aは、表示制御部134Aからコンテンツの再生を中止する旨を示す再生中止指示を受け取ると、コンテンツの再生を終了する。この動作が、本発明における再生抑止手段に相当する。
再生制御部122Aは、復号部125Aから再生終了指示を受け取ると、コンテンツの再生を終了する。
(5.4)装置状態情報取得部136A
装置状態情報取得部136Aは、無効化情報処理部131Aによる処理結果を装置状態情報として取得する。取得した装置状態情報を記憶する。無効化情報処理部131Aによる処理結果は、例えば、正常に終了したか否かを示すコードであり、異常終了した場合には、その種別をも示すコードである。図9にて示す「1A」、「1B」が、異常終了時のコードに相当する。
また、装置状態情報取得部136Aは、復号部125Aによる処理結果を装置状態情報として取得する。取得した装置状態情報を記憶する。無効化情報処理部131Aによる処理結果は、例えば、正常に終了したか否かを示すコードであり、異常終了した場合には、その種別をも示すコード(エラーコード)である。図9にて示す「2A」、「2B」が、異常終了時のエラーコードに相当する。
ここで、装置状態情報取得部136Aは、最新の装置状態情報のみを記憶し、他の装置状態情報は破棄する。つまり、装置状態情報取得部136Aは、1つの装置状態情報を取得すると、それまでに記憶していた装置状態情報を破棄する。
(5.5)バイトコード実行部124A
バイトコード実行部124Aは、再生制御部122Aからバイトコード実行指示を受け取ると、記録媒体101Aからバイトコード112Aを、ディスク読込部121Aを介して読み込む。この動作が、本発明における読込手段に相当する。
バイトコード実行部124Aは、読み込んだバイトコード112Aを起動する。このとき、バイトコード112Aは、入力待ちの状態となっている。
バイトコード実行部124Aは、バイトコード112Aの起動が完了すると、起動完了命令を再生制御部122Aへ出力する。
バイトコード実行部124Aは、無効化情報処理部131Aからコンテンツ再生装置102Aが無効化されている旨を示す装置無効化命令を受け取ると、装置状態情報取得部136Aから装置状態情報を取得する。バイトコード実行部124Aは、取得した装置状態情報を、起動中のバイトコード112Aに情報として与えることにより、コンテンツ再生装置102Aが異常状態であるか否かを確認する。このとき、バイトコード実行部124Aは、実行中のバイトコード112Aとの交信(interact)により、バイトコード112Aへ取得した装置状態情報を通知する。なお、バイトコード112Aとの交信(interact)とは、上述したように、コンテンツ再生装置102Aのバイトコード実行部124Aにて実行されるバイトコード112Aとは異なるプログラム(例えば、図11にて示すステップS403A、及びステップS406A、S407Aを含むプログラム)とバイトコード112Aとの間にて情報の交信(interact)を行うことをいう。ここで、コンテンツ再生装置がバイトコード112Aを起動する動作が、本発明における起動手段に相当する。また、コンテンツ再生装置102Aがバイトコード112Aとの交信(interact)により装置状態情報をバイトコード112Aへ通知する動作が、本発明における交信手段に相当する。
また、バイトコード実行部124Aは、復号部125Aから保護コンテンツデータの復号に失敗した旨を示す復号失敗命令を受け取ると、装置状態情報取得部136Aから装置状態情報を取得する。バイトコード実行部124Aは、取得した装置状態情報を、起動中のバイトコード112Aに情報として与えることにより、コンテンツ再生装置102Aが異常状態であるか否かを確認する。
バイトコード実行部124Aは、バイトコード112Aからメッセージの表示要求と、バイトコード112Aにて決定されたメッセージとを受け取ると、受け取った表示要求とメッセージとを表示制御部134Aへ出力する。
バイトコード実行部124Aは、バイトコード112Aから表示要求とメッセージとを受け取らない場合には、受け取った命令の出力元(無効化情報処理部131A、又は復号部125A)へ、処理を続行する旨を示す処理続行命令を出力する。
(5.6)表示制御部134A
表示制御部134Aは、バイトコード実行部124Aから表示要求とメッセージとを受け取ると、再生不許可指示を再生制御部122Aへ出力する。
表示制御部134Aは、受け取ったメッセージを、表示部135Aを介してモニタに表示する。
(5.7)表示部135A
表示部135Aは、表示制御部134Aから受け取ったメッセージをモニタへ表示する。表示部135Aにおける動作が、本発明における処理手段の一例に相当する。
(5.8)無効化情報処理部131A
無効化情報処理部131Aは、再生制御部122Aから無効化確認指示を受け取ると、デバイス鍵保持部132Aからデバイス鍵、及び鍵識別番号を取得する。
無効化情報処理部131Aは、記録媒体101Aから無効化情報115Aを、ディスク読込部121Aを介して読込み、読み込んだ無効化情報115Aと、取得した鍵識別番号とを用いて、コンテンツ再生装置102Aが無効化されているか否かの確認を行う。
無効化されていると判定する場合には、無効化情報処理部131Aは、異常終了となった種別を示すエラーコードを発行し、発行したエラーコードを装置状態情報取得部136Aへ出力する。無効化情報処理部131Aは、装置無効化命令をバイトコード実行部124Aへ出力する。
無効化されていないと判定する場合には、無効化情報処理部131Aは、正常終了した旨のコードを発行し、発行したコードを装置状態情報取得部136Aへ出力する。無効化情報処理部131Aは、読み込んだ無効化情報115Aと、取得したデバイス鍵及び鍵識別番号とを用いて、暗号化メディア鍵を復号して、メディア鍵を生成する。無効化情報処理部131Aは、生成したメディア鍵をコンテンツ鍵生成部130Aへ出力する。
無効化情報処理部131Aは、バイトコード実行部124Aから処理続行命令を受け取ると、処理を続行する。
(5.9)コンテンツ鍵生成部130A
コンテンツ鍵生成部130Aは、コンテンツ鍵生成部130と同様であるため、ここでの説明は省略する。
(5.10)復号部125A
復号部125Aは、コンテンツ鍵生成部130Aからコンテンツ鍵を受け取ると、保護コンテンツデータ113Aを、再生制御情報111Aに基づいて順次、記録媒体101Aからディスク読込部121Aを介して読み込む。
復号部125Aは、読み込んだ保護コンテンツデータ113Aを、コンテンツ鍵を用いて復号し、コンテンツデータを生成し、生成したコンテンツデータを逆多重化部127Aへ出力する。このとき、復号部125Aは、保護コンテンツデータ113Aの復号に失敗した場合には、そのエラーコードを装置状態情報取得部136Aへ出力し、復号失敗命令をバイトコード実行部124Aへ出力する。復号部125Aは、保護コンテンツデータ113Aの復号に成功した場合には、そのコードを装置状態情報取得部136Aへ出力し、処理を続行する。
復号部125Aは、再生すべき全ての保護コンテンツデータの読み込みが完了した場合には、再生終了指示を再生制御部122Aへ出力する。
復号部125Aは、バイトコード実行部124Aから処理続行命令を受け取ると、処理を続行する。
(5.11)逆多重化部127A
逆多重化部127Aは、逆多重化部127と同様であるため、ここでの説明は省略する。
(5.12)ビデオデコーダ128A
ビデオデコーダ128Aは、ビデオデコーダ128と同様であるため、ここでの説明は省略する。
(5.13)オーディオデコーダ129A
オーディオデコーダ129Aは、オーディオデコーダ129と同様であるため、ここでの説明は省略する。
(5.14)ディスク読込部121A
ディスク読込部121Aは、ディスク読込部121と同様であるため、ここでの説明は省略する。
(6)コンテンツ再生装置102Aの動作
ここでは、図11にて示すバイトコード実行処理について補足説明する。
(6.1)ステップS404Aの補足
図11にて示すステップS404Aの詳細な動作について、図15にて示す流れ図を用いて説明する。
バイトコード112Aは、コンテンツ再生装置102Aとの交信(interact)により、装置状態情報を取得する(ステップS500A)。この動作が、バイトコード112Aに含まれる装置状態情報取得ステップに相当する。また、このとき、バイトコード実行部124Aは、バイトコード112Aへ取得した装置状態情報の通知を行っている。ここで、コンテンツ再生装置102Aとの交信(interact)とは、上述したように、コンテンツ再生装置102Aのバイトコード実行部124Aにて実行されるバイトコード112Aとは異なるプログラム(例えば、図11にて示すステップS403A、及びステップS406A、S407Aを含むプログラム)とバイトコード112Aとの間にて情報の交信(interact)を行うことをいう。また、このとき、コンテンツ再生装置102Aは、バイトコード112Aとの交信(interact)により装置状態情報を、バイトコード112Aへ通知しており、この動作が本発明における交信ステップに相当する。
バイトコード112Aは、異常状態テーブルにおいて、取得した装置固有情報に応じたメッセージを検索する(ステップS505A)。
(6.2)ステップS405Aの補足
図11にて示すステップS405Aの詳細な動作について、図16にて示す流れ図を用いて説明する。
バイトコード112Aは、ステップS505Aの検索結果により、メッセージが存在するか否かを判断する(ステップS550A)。この動作が、バイトコード112Aに含まれる判断ステップに相当する。なお、ステップS505AとステップS550Aとからなる動作を判断ステップとしてもよい。
メッセージが存在すると判断する場合には(ステップS550Aにおける「YES」)、バイトコード112Aは、取得した装置状態情報に応じたメッセージを取得する(ステップS555A)。バイトコード112Aは、取得したメッセージと表示要求とをコンテンツ再生装置102Aのバイトコード実行部124Aへ出力する(ステップS560A)。この動作が、バイトコード112Aに含まれる表示要求ステップに相当する。なお、ステップS555AとステップS560Aとからなる動作を表示要求ステップとしてもよい。
メッセージが存在しないと判断する場合には(ステップS550Aにおける「NO」)、バイトコード112Aは処理終了することにより、コンテンツ再生装置102Aのバイトコード実行部124Aはバイトコード実行処理の呼出元(無効化情報処理部131A、又は復号部125A)へ、処理を続行する旨を示す処理続行命令を出力する。これにより、コンテンツ再生装置102は、ステップS203A、又はステップS206Aへ移る。
また、ステップS560A以降の動作では、コンテンツ再生装置102Aのバイトコード実行部124Aは、バイトコード112Aからメッセージと表示要求とを受け取ると、受け取ったメッセージと表示要求とを表示制御部134Aへ出力する。これにより、コンテンツ再生装置102Aは、ステップS406A以降を行う。
(7)変形例
(7.1)上記実施形態2において、表示するメッセージはエラーコードと対応付けたが、これに限定されない。
コンテンツ再生装置の動作時の事象を識別する状態識別情報とエラーコードを対応付けてもよい。
これにより、コンテンツ再生装置の製造時には、エラーとして想定していなかった動作時の事象を、出荷後、エラーとして扱うことができる。
例えば、動作時の事象とは、再生中の早送りの速度が限界に達した事象である。また、上記実施形態2において、コンテンツ再生装置は、コンテンツを2段階による復号(暗号化コンテンツ鍵の復号、保護コンテンツデータの復号)を行っており、記録媒体には、3段階の暗号化がされている場合には、2段階の復号できない事象である。
(7.2)上記実施形態1において、コンテンツ再生装置が有する装置固有情報に応じたメッセージを表示する場合、コンテンツ再生装置の再生制御部が、コンテンツの再生の停止(中止)を制御したが、これに限定されない。
メッセージを表示する場合にコンテンツの再生の停止(中止)する再生停止ステップをバイトコードに含めてもよい。このとき、コンテンツ再生装置は、バイトコード実行時に、再生停止ステップを実行することにより、コンテンツの再生を抑止することができる。これにより、バイトコードは、コンテンツ再生装置にコンテンツの再生を抑止させることができる。
また、メッセージをオーバレイ表示する場合においても同様に、メッセージを再生中のコンテンツの映像にオーバレイ表示するオーバレイ表示ステップをバイトコードに含めてもよい。このとき、コンテンツ再生装置のバイトコード実行部がバイトコード実行時に、オーバレイ表示ステップを実行することにより、表示部は、再生中のコンテンツの映像にメッセージをオーバレイ表示することができる。
また、コンテンツの再生を止めるか、オーバレイ表示するかを切り替える場合においても、ユーザの指示を受け付け、受け付けた指示に応じて、コンテンツの再生抑止、又はメッセージのオーバレイ表示の何れかを行う切り替えステップをバイトコードに含めてもよい。このとき、コンテンツ再生装置は、バイトコード実行時に、切り替えステップを実行することにより、ユーザからの指示を受け付け、受け付けた指示に基づいて、コンテンツの再生抑止、又はメッセージのオーバレイ表示の何れかを行うことができる。これにより、バイトコードは、コンテンツ再生装置にコンテンツの再生抑止、又はメッセージのオーバレイ表示の何れかを行うように処理制御をさせることができる。
また、上記「その他の変形例(1)」にて示すバイトコードに制御情報を持たせる場合において、コンテンツ再生装置は、制御情報を読み込み、読み込んだ制御情報に基づいて、コンテンツの再生抑止、又はメッセージのオーバレイ表示の何れかを行うことができる。若しくは、バイトコードは、コンテンツ再生装置との交信(interact)により、制御情報をコンテンツ再生装置のバイトコード実行部へ出力し、バイトコード実行部が受け取った制御情報に基づいて処理を行ってもよい。なお、コンテンツ再生装置との交信(interact)とは、コンテンツ再生装置のバイトコード実行部にて実行されるバイトコードとは異なるプログラムとバイトコードとの間にて情報の交信(interact)を行うことをいう。
なお、コンテンツ再生装置にコンテンツの再生抑止、又はメッセージのオーバレイ表示の何れかを行う処理制御を有する処理制御部を、予めコンテンツ再生装置が有していてもよい。コンテンツ再生装置は、バイトコードとの交信により、当該装置が異常である旨のメッセージを受け取った場合には、前記処理制御部の動作を実行する。前記処理制御部の動作は、例えば、ユーザから再生抑止の指示、若しくはメッセージのオーバレイ表示の何れかを受け付け、受け付けた指示に基づいてコンテンツ再生装置にコンテンツの再生抑止、又はメッセージのオーバレイ表示の何れかを行う。また、別の例として、制御情報が記録媒体に記録されている場合には、処理制御部は、記録媒体から制御情報を読み出し、読み出した制御情報に基づいてコンテンツ再生装置にコンテンツの再生抑止、又はメッセージのオーバレイ表示の何れかを行う。
なお、実施形態2においても同様に、コンテンツの再生の停止(中止)するステップをバイトコードに含めてもよい。また、メッセージをオーバレイ表示するステップをバイトコードに含めてもよい。また、切り替えステップをバイトコードに含めてもよい。
または、コンテンツ再生装置にコンテンツの再生抑止、又はメッセージのオーバレイ表示の何れかを行う処理制御を有する処理制御部を、予めコンテンツ再生装置が有していてもよい。コンテンツ再生装置は、バイトコードとの交信により、当該装置の状態が異常である旨のメッセージを受け取った場合には、前記処理制御部の動作を実行する。
(7.3)上記実施形態1において、異常装置テーブルは、バイトコードに含めるとしたが、これに限定されない。
異常装置テーブルは、記録媒体のバイトコードを記録している領域とは異なる領域に記録してもよい。
また、実施形態2においても同様に、異常状態テーブルは、記録媒体のバイトコードを記録している領域とは異なる領域に記録してもよい。
(7.4)本発明における装置固有情報とは、装置固有情報保持部133にて記憶されている装置メーカID、モデル番号、製造シリアル番号、及びファームバージョン番号のうち少なくとも1つ以上の情報からなるものである。
(7.5)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
(8)まとめ
従来技術では、予め想定される異常状態(コンテンツ再生装置等の端末装置の製造時に想定される異常状態)に対しては、その異常状態を判断して、その異常状態に対応するメッセージをユーザに通知することは可能である。しかしながら、例えば、バグなどにより起こる、予め想定されない異常状態(出荷後に判明した異常状態)に対しては、その異常状態を判断して、その異常状態に対応するメッセージをユーザに通知することはできない。
また、従来技術では、どのような異常状態に対してどのようにユーザに通知するかは、一般には端末製造者の実装マターであり、コンテンツの著作権者の意図を反映したり、著作権者によってコントロールすることは難しい。特に、悪意のある端末製造者の製造した端末に対して、著作権者の所望する、所定の異常状態に対して、その異常状態を判断して、その異常状態に対応するメッセージをユーザに通知することができない。
本発明によれば、予め想定されない異常状態に対しても、その異常状態を判断して、その異常状態に対応するメッセージをユーザに通知することが可能となる。また、コンテンツの著作権者の所望する、所定の異常状態に対して、その異常状態を判断して、その異常状態に対応するメッセージをユーザに通知することが可能となる。
また、本発明にかかる、記録媒体、データ処理装置(例えば、上記にて示すコンテンツ再生装置)、及び、データ処理方法は、映画などの著作物であるコンテンツデータを、記録媒体に格納し、その記録媒体に格納されたコンテンツデータを再生する分野において有用である。
(8.1)本発明は、データ処理装置によって読み出され、実行されるプログラムを記録する記録媒体であって、前記記録媒体は、前記データ処理装置において保持、または、取得される情報を受け取るステップと、受け取った情報に基づき、前記情報に対応するメッセージを取得するステップと、取得したメッセージの表示要求を、前記データ処理装置に通知するステップとからなるプログラムが記録されていることを特徴とする。
(8.2)ここで、上記(8.1)の記録媒体において、前記情報が、不正、もしくは、異常なデータ処理装置を特定するための装置固有情報であり、前記メッセージが、不正、もしくは異常なデータ処理装置であることを、データ処理装置の利用者に通知するメッセージであるとしてもよい。
(8.3)ここで、上記(8.1)の記録媒体において、前記情報が、不正、もしくは、異常なデータ処理状態であることを示す装置状態情報であり、前記メッセージが、不正、もしくは異常なデータ処理状態であることを、データ処理装置の利用者に通知するメッセージであるとしてもよい。
(8.4)また、本発明は、上記(8.1)から(8.3)の記録媒体から読み出したプログラムを実行するデータ処理装置であって、前記データ処理装置は、前記記録媒体からプログラムを読み出す読み出し手段と、読み出された前記プログラムを実行するプログラム実行手段と、実行された前記プログラムに、保持または取得する情報を通知する手段と、前記プログラムから受け取ったメッセージの表示要求に従い、メッセージを表示する表示手段を備えることを特徴とする。
(8.5)ここで、上記(8.4)のデータ処理装置において、前記情報が、不正、もしくは、異常なデータ処理装置を特定するための装置固有情報であり、前記メッセージが、不正、もしくは異常なデータ処理装置であることを、データ処理装置の利用者に通知するメッセージであるとしてもよい。
(8.6)ここで、上記(8.4)のデータ処理装置において、前記情報が、不正、もしくは、異常なデータ処理状態であることを示す装置状態情報であり、前記メッセージが、不正、もしくは異常なデータ処理状態であることを、データ処理装置の利用者に通知するメッセージであるとしてもよい。
(8.7)また、本発明は、記録媒体から読み出したプログラムを実行するデータ処理装置におけるデータ処理方法であって、前記データ処理装置が、前記記録媒体からプログラムを読み出す読み出しステップと、読み出された前記プログラムを実行する実行ステップと、実行された前記プログラムに、保持または取得する情報を通知する通知ステップと、前記プログラムが、データ処理装置から通知された前記情報を受け取る受け取りステップと、受け取った情報に基づき、前記情報に対応するメッセージを取得するステップと、取得したメッセージの表示要求を、前記データ処理装置に通知するステップと、前記データ処理装置が、前記プログラムから通知されたメッセージの表示要求に従い、メッセージを表示する表示ステップとからなることを特徴とする。
上記にて示した記録媒体及びコンテンツ再生装置は、コンテンツをユーザに供給する産業、コンテンツを再生する装置を製造する製造業、コンテンツを再生する装置を販売する販売業において、経営的、つまり反復的かつ継続的に利用されうる。
本発明は、コンテンツ再生時にユーザへ通知するメッセージを表示、特にコンテンツ提供者の意図を反映したメッセージを表示する技術に関する。
近年、記録媒体が大容量化するに伴い、映画などの著作物であるコンテンツデータをデジタル化して、例えばデジタル光ディスク等の記録媒体に格納して配布するシステムが普及している。こうしたシステムにおいては、コンテンツデータの著作権が保護され、著作権者との合意による制限の下でのみコンテンツデータの再生や複製などが実行されることが必要となる。著作物を著作権者の許可のない不正コピー等から保護するための一般的なシステムは、コンテンツデータを、著作権者の管理する、あるコンテンツ鍵により暗号化し、ディスクに記録し、該当するコンテンツ鍵を持つ端末だけがこれを復号できるといった仕組みを備えている。そして、そのコンテンツ鍵を入手するためには著作権者との間で著作権保護に対する規定が義務付けられるというものである。
このようなシステムにおいては、例えば、特許文献1に開示されているように、記録媒体から読み出したコンテンツデータを再生する端末において、再生中に、何らかの原因で再生異常を判断した場合に、その異常をユーザに知らせる手段を備えている。
特開平8−186795号公報
しかしながら、従来技術では、ユーザに異常を知らせるメッセージは、再生装置を製造する製造者側に依存されているので、コンテンツ提供者がメッセージを制御することができないという問題がある。
そこで、本発明は、コンテンツ提供者がメッセージを制御することのできる記録媒体、再生装置、メッセージ取得方法、メッセージ取得プログラム、及び前記再生装置の集積回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、コンテンツ提供者から提供される記録媒体であって、コンテンツと、前記コンテンツを再生する再生装置によって前記コンテンツの再生時に実行されるプログラムとを記録しており、前記プログラムは、前記再生装置内に予め格納されており前記コンテンツの再生時に実行される別のプログラムと交信する交信ステップと、交信結果に応じて定まるメッセージを前記別のプログラムへ送る出力ステップとを前記再生装置にさせることを特徴とする。
上記に示した構成によると、記録媒体は、交信結果に応じたメッセージを送る出力ステップを含むプログラムを記録しているので、再生装置は記録媒体との交信結果に応じたメッセージを受け取ることができる。これにより、コンテンツ提供者は、前記プログラムを記録媒体に記録することにより、再生装置へ出力するメッセージを制御することができる。
ここで、前記交信ステップは、前記別のプログラムとの交信により、前記再生装置に固有である装置固有情報を取得し、前記出力ステップは、前記装置固有情報に応じて定まるメッセージを前記別のプログラムへ送るとしてもよい。
この構成によると、記録媒体に記録されたプログラムの出力ステップは装置固有情報に応じたメッセージを出力するので、コンテンツ提供者は装置固有情報に応じて出力するメッセージを制御することができる。
ここで、前記出力ステップは、前記装置固有情報に応じて前記再生装置が表示することのできるメッセージを取得する取得ステップと、取得したメッセージを前記別のプログラムへ送る送信ステップとを含むとしてもよい。
この構成によると、記録媒体に記録されたプログラムは装置固有情報に応じて前記再生装置が表示することのできるメッセージを取得し、取得したメッセージを再生装置内にある別のプログラムに送るので、コンテンツ提供者は装置固有情報に応じて出力するメッセージの表示を再生装置に行わせることができる。
ここで、前記取得ステップは、前記装置固有情報により前記再生装置が不正、又は異常な装置であると示される場合には、前記再生装置が不正、又は異常な装置であることを示すメッセージを取得するとしてもよい。
この構成によると、記録媒体に記録されたプログラムの取得ステップは再生装置が不正又は異常な装置である場合には、その旨を示すメッセージを取得するので、コンテンツ提供者はユーザに再生装置が不正又は異常な装置であることを通知することができる。
ここで、前記交信ステップは、前記別のプログラムとの交信により、前記再生装置の動作状態を示す装置状態情報を取得し、前記出力ステップは、前記装置状態情報に応じて定まるメッセージを前記別のプログラムへ送るとしてもよい。
この構成によると、記録媒体に記録されたプログラムの出力ステップは装置状態情報に応じたメッセージを出力するので、コンテンツ提供者は装置状態情報に応じて出力するメッセージを制御することができる。
ここで、前記出力ステップは、前記装置状態情報に応じて前記再生装置が表示することのできるメッセージを取得する取得ステップと、取得したメッセージを前記別のプログラムへ送る送信ステップとを含むとしてもよい。
この構成によると、記録媒体に記録されたプログラムは装置状態情報に応じて前記再生装置が表示することのできるメッセージを取得し、取得したメッセージを再生装置内にある別のプログラムに送るので、コンテンツ提供者は装置状態情報に応じて出力するメッセージの表示を再生装置に行わせることができる。
ここで、前記取得ステップは、前記装置状態情報により前記再生装置が不正、又は異常な状態であると示される場合には、前記再生装置が不正、又は異常な状態であることを示すメッセージを取得するとしてもよい。
この構成によると、記録媒体に記録されたプログラムの取得ステップは再生装置が不正又は異常な状態である場合には、その旨を示すメッセージを取得するので、コンテンツ提供者はユーザに再生装置が不正又は異常な状態であることを通知することができる。
ここで、前記記録媒体は、さらに、前記メッセージを記憶している記憶領域を有しているとしてもよい。
この構成によると、記録媒体はメッセージを記憶する領域を有しているので、コンテンツ提供者は再生装置へ出力するメッセージを記録媒体に格納することができる。
ここで、前記メッセージが、前記再生装置が不正又は異常な装置であること、若しくは、前記再生装置が不正又は異常な状態にあることを示すメッセージである場合、前記プログラムは、前記メッセージの出力に加え、前記コンテンツの再生を抑止する再生抑止ステップを前記再生装置にさせるとしてもよい。
この構成によると、記録媒体が有するプログラムは再生抑止ステップを含むので、再生装置にコンテンツの再生を抑止させることができる。これにより、コンテンツ提供者は、不正又は異常な装置、若しくは不正又は異常な状態の装置に対してコンテンツの再生を抑止することができる。
ここで、前記コンテンツは、画像データを含み、前記再生装置は、前記コンテンツに含まれる画像データに基づく画像を再生し、前記プログラムは、さらに、前記メッセージを、前記コンテンツの再生中の画像にオーバレイ表示するオーバレイ表示ステップを前記再生装置にさせるとしてもよい。
この構成によると、記録媒体が有するプログラムはオーバレイ表示ステップを含むので、再生装置に再生中のコンテンツの画像にメッセージを重ね合わせて表示させることができる。これにより、コンテンツ提供者は、ユーザに通知したいメッセージを再生中のコンテンツの画像にメッセージを重ね合わせて通知することができる。
ここで、前記メッセージは、前記再生装置が不正又は異常な装置、若しくは不正、又は異常な状態を示しており、前記プログラムは、さらに、前記コンテンツの再生を抑止するか、前記メッセージを、前記コンテンツの再生中の映像にオーバレイ表示するかの指示をユーザから受け付ける処理選択ステップを前記再生装置にさせるとしてもよい。
この構成によると、記録媒体が有するプログラムは処理選択ステップを含むので、再生装置に、コンテンツ再生の抑止、又はメッセージのオーバレイ表示の何れかをユーザの指示に基づいて行わせることができる。
ここで、前記プログラムは、前記コンテンツの再生を抑止する動作、又は前記メッセージを再生中の前記コンテンツの映像にオーバレイ表示する動作の何れかを行うことを示す制御情報を含み、前記出力ステップは、さらに、前記制御情報を前記別のプログラムへ送るとしてもよい。
この構成によると、記録媒体が有するプログラムは制御情報を含み、出力ステップは前記制御情報を送るので、再生装置に制御情報に基づく処理を行わせることができる。
また、本発明は、コンテンツ提供者から提供された記録媒体からコンテンツを再生する再生装置であって、前記記録媒体は、前記コンテンツと、前記コンテンツの再生時に実行されるプログラムとを記録しており、前記再生装置は、前記コンテンツの再生時に、前記記録媒体から前記プログラムを読み込む読込手段と、読み込んだ前記プログラムを起動する起動手段と、前記プログラムと交信する交信手段と、交信結果に応じたメッセージを前記記録媒体から受け取り、受け取ったメッセージに応じた処理を行う処理手段とを備えることを特徴とする。
この構成によると、再生装置は記録媒体から交信結果に応じたメッセージを受け取るので、コンテンツ提供者はメッセージによって再生装置を制御することができる。
ここで、前記交信手段は、当該再生装置に固有である装置固有情報を前記プログラムに通知し、前記処理手段は、交信結果として前記装置固有情報に応じたメッセージを前記記録媒体から受け取るとしてもよい。
この構成によると、再生装置は装置固有情報に応じたメッセージを記録媒体から受け取るので、コンテンツ提供者は装置固有情報に応じて再生装置をメッセージを制御することができる。
ここで、前記装置固有情報は、当該再生装置に予め記憶されているとしてもよい。
この構成によると、装置固有情報は再生装置に予め記憶されているので、コンテンツ提供者は、装置固有情報に応じたメッセージを生成することが容易にできる。
ここで、前記交信手段は、当該再生装置の動作状態を示す装置状態情報を前記プログラムに通知するとしてもよい。
この構成によると、再生装置は装置状態情報に応じたメッセージを記録媒体から受け取るので、コンテンツ提供者は装置状態情報に応じて再生装置を制御することができる。
ここで、前記交信手段は、前記記録媒体に記録されたコンテンツの再生中における前記動作状態情報を取得し、取得した前記動作状態情報を前記プログラムに通知し、 前記処理手段は、交信結果として前記装置状態情報に応じたメッセージを前記記録媒体から受け取るとしてもよい。
この構成によると、再生装置はコンテンツ再生中の動作に応じた装置状態情報を取得し、取得した装置状態情報をプログラムに通知するので、コンテンツ提供者は再生中の動作の変化に応じて再生装置を制御することができる。
ここで、前記処理手段は、前記受け取ったメッセージを表示するとしてもよい。
この構成によると、再生装置は受け取ったメッセージを表示するので、コンテンツ提供者は再生装置が表示するメッセージを制御することができる。
ここで、前記メッセージが、前記再生装置が不正又は異常な装置であること、若しくは、前記再生装置が不正又は異常な状態にあることを示すメッセージである場合、前記再生装置は、さらに、前記メッセージの表示に加え、前記コンテンツの再生を抑止する再生抑止手段を備えるとしてもよい。
この構成によると、再生装置はコンテンツの再生を抑止することができる。これにより、コンテンツ提供者は、不正又は異常な再生装置、若しくは不正又は異常な状態である再生装置に対して、コンテンツの再生を抑止することができる。
ここで、前記コンテンツは、前記再生装置により再生される画像の基となる画像データを含み、前記処理手段は、前記メッセージを、前記コンテンツの再生中の画像にオーバレイ表示するとしてもよい。
この構成によると、再生装置は再生中のコンテンツの画像にメッセージを重ね合わせて表示することができる。これにより、コンテンツ提供者は、ユーザに通知したいメッセージを再生中のコンテンツの画像にメッセージを重ね合わせて通知することができる。
ここで、前記メッセージは、当該再生装置が不正又は異常な装置、若しくは不正、又は異常な状態を示しており、前記処理手段は、前記コンテンツの再生を抑止する動作、又は前記メッセージを、再生中の前記コンテンツの映像にオーバレイ表示する動作の何れかを行うとしてもよい。
この構成によると、再生装置は、コンテンツ提供者はコンテンツの再生を抑止、又はユーザに通知したいメッセージを再生中のコンテンツの画像にメッセージを重ね合わせて通知することができる。
ここで、前記処理手段は、前記コンテンツの再生を抑止する動作、又は前記メッセージを再生中の前記コンテンツの映像にオーバレイ表示する動作の何れかを行う指示を、ユーザから受け取り、受け取った指示に基づいて処理を行うとしてもよい。
この構成によると、再生装置は、ユーザの指示に基づいて、コンテンツ再生の抑止、又はメッセージのオーバレイ表示を行うことができる。
ここで、前記プログラムは、前記コンテンツの再生を抑止する旨、又は前記メッセージを再生中の前記コンテンツの映像にオーバレイ表示する旨の何れかを示す制御情報を記録しており、前記処理手段は、前記プログラムから前記制御情報を読み出し、読み出した前記制御情報の内容に基づいて処理を行うとしてもよい。
この構成によると、再生装置は、記録媒体が有するプログラムに含まれる制御情報に基づいて、コンテンツ再生の抑止、又はメッセージのオーバレイ表示を行うことができる。
以下、発明を実施するための最良の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施形態に係る記録媒体101、及びコンテンツ再生装置102の構成を示す図である。
記録媒体101には、再生制御情報111、バイトコード112、保護コンテンツデータ113、暗号化コンテンツ鍵114、無効化情報115が記録されている。記録媒体101は例えばBD(Blu−ray Disc)を想定しているが、それに限るものではない。
本実施の形態では、1つのコンテンツは、複数のMPEG2‐TS(Motion Picture Expert Group 2‐Transport Stream)データから構成されていることを想定している。コンテンツを再生する際の、保護コンテンツデータ113の再生順序を規定しているのが、再生制御情報111である。
バイトコード112は、例えばJAVA(登録商標)バイトコード等の、固定長の命令セットから構成される実行コードである。バイトコード112は、ソフトウェアに含まれる秘密情報や処理内容を、解析行為により把握されないために難読化等の処理が施されていても構わない。この場合、バイトコード実行部124は難読化などの処理を解除する機能を備えている。バイトコード112の具体的な実行内容については後述する。なお、本実施の形態では、JAVA(登録商標)バイトコードを例として記述しているが、それ以外の実行プログラムでも構わない。
保護コンテンツデータ113は、デコーダによって映像を出力できる平文のMPEG2‐TSデータに対し、コンテンツ鍵による暗号処理が施されたデータである。このため、保護コンテンツデータ113を再生するためには、コンテンツ鍵による復号処理を施し、平文MPEG2‐TSデータに戻す処理が必要である。
暗号化コンテンツ鍵114は、保護コンテンツデータを復号するためのコンテンツ鍵をメディア鍵にて暗号化したデータである。メディア鍵については、後述する。
次に、無効化情報115について説明する。鍵管理機関は、複数のデバイス鍵及び複数のメディア鍵からなる集合を有している。鍵管理機関は、コンテンツ再生装置102の各々に、1個のデバイス鍵、及びそのデバイス鍵の鍵識別番号を割り当て、割り当てたデバイス鍵、及び鍵識別番号をコンテンツ再生装置102に与える。また、記録媒体101に1個のメディア鍵を割り当てる。次に、鍵管理機関は、コンテンツ再生装置102の各々に割り当てられた各デバイス鍵を用いてメディア鍵を暗号化して暗号化メディア鍵を作成し、全てのデバイス鍵に対する暗号化メディア鍵と鍵識別番号からなるリストを作成する。
このリストが無効化情報115である。なお、この単純な方法では、コンテンツ再生装置102の台数が大量になると無効化情報115のデータサイズが非現実的な大きな値になるという欠点があるため、「デジタルコンテンツ保護用鍵管理方式」(中野、大森、館林、2001年 暗号と情報セキュリティシンポジウム、SCIS2001 5A−5、Jan.2001)で開示されている無効化情報115のデータサイズを圧縮する方法を用いても構わない。また、この方法に限らず、無効化情報115のデータサイズを圧縮する他の方法を用いても構わない。
コンテンツ再生装置102は、ディスク読込部121、再生制御部122、ユーザ操作受付部123、バイトコード実行部124、復号部125、逆多重化部127、ビデオデコーダ128、オーディオデコーダ129、コンテンツ鍵生成部130、無効化情報処理部131、デバイス鍵保持部132、装置固有情報保持部133、表示制御部134、表示部135から構成される。
コンテンツ再生装置102の一実装例としては、CPU、ワークメモリ、フラッシュメモリ、BDドライブ、リモートコントローラとから構成されるコンピュータシステムであり、ディスク読込部121はBDドライブであり、デバイス鍵保持部132、装置固有情報保持部133はフラッシュメモリであり、ユーザ操作受付部123はリモートコントローラであり、再生制御部122と、バイトコード実行部124と、復号部125と、逆多重化部127と、ビデオデコーダ128と、オーディオデコーダ129と、コンテンツ鍵生成部130と、無効化情報処理部131と、表示制御部134と、表示部135は、CPUとワークメモリを用いて動作するソフトウェアで構成する方法が挙げられるが、他にも、ハードウェアでの実装など、ソフトウェアによる構成に限定されるものではない。
以上で、本発明の一実施形態に係る記録媒体、及びコンテンツ再生装置の構成に関する説明を終了する。
(コンテンツ再生処理の説明)
図2を用いて、コンテンツ再生処理について説明する。
まず、ユーザ操作受付部123でユーザからのコンテンツ再生開始要求を受付けた時点から、コンテンツ再生処理が開始する。
コンテンツ再生要求を受付けたら、バイトコード112を記録媒体101から読み込み、バイトコード実行部124にて実行する(S201)。バイトコード実行部の処理の詳細については、後述する。
S201の結果、コンテンツ再生処理が継続される場合、以降の処理を行う。
無効化情報処理部131がコンテンツ再生装置102の無効化確認処理を行う(S202)。無効化確認処理の詳細については、後述する。
以降、無効化確認処理S202でのメディア鍵の生成の成否により処理が分岐する(S203)。
無効化確認処理S202でメディア鍵の生成に成功した場合、暗号化コンテンツ鍵114を記録媒体101から読み込み、コンテンツ鍵を生成する(S204)。コンテンツ鍵生成の詳細については、後述する。
無効化確認処理S202でメディア鍵の生成に失敗した場合、処理を終了する。
S204終了後、再生制御部122は、ユーザが要求したコンテンツを再生するため、再生制御情報111に従い、再生の対象となる保護コンテンツデータ113の読み込み開始を指示する。(S205)。
以降、保護コンテンツデータ113を全て読み込み終了するまで、以下の処理を繰り返し行う(S206)。
コンテンツ鍵生成部130で生成したコンテンツ鍵を用いて、復号部125が、記録媒体101から読み出される保護コンテンツデータ113に対し、復号処理を行う(S207)。保護コンテンツデータの暗号化には、AES(Advanced Encryption Standard)を用いるが、これに限定するものではない。復号されたコンテンツデータは平文のMPEG−2TSデータになっており、逆多重化部127にてビデオストリームとオーディオストリームに分離され、それぞれ、ビデオデコーダ128、オーディオデコーダ129に送信され、例えばテレビ等の映像・音響装置に出力される(S208)。コンテンツ再生中は、保護コンテンツデータ113の復号(S207)と並行して実行される。
ユーザが要求したコンテンツに対応する保護コンテンツデータ113を全て読み込み完了した時点で、コンテンツ再生処理は終了する(S206)。
以上で、コンテンツ再生処理の説明を終了する。
なお、ここで示したコンテンツ再生処理手順は一例であり、この手順には限定されない。
(バイトコード実行処理)
記録媒体101に格納されるバイトコード112は、例えばバグなどが判明した装置、或いは、不正であることが判明した装置やエミュレータなど(以降、異常装置と称する)の装置固有情報とその装置向けのメッセージで構成される異常装置テーブルを有する。
図3に異常装置テーブルの例を示す。図3に示すように、装置固有情報としては、各コンテンツ再生装置102に固有の情報であり、例えば、装置メーカID、再生装置のモデル(機種)番号、再生装置の製造シリアル番号、再生装置の再生処理ファームウエアのバージョン番号などで構成される。また、メッセージとしては、ユーザに再生処理ができないことを通知するためのメッセージのほか、再生処理ができない理由、対処方法(例えば、ファームウエアの更新への誘導など)についてのメッセージを設定することができる。
記録媒体101に格納されるバイトコード112は、さらに、コンテンツ再生装置102の装置固有情報保持部133から装置固有情報を取得する装置固有情報取得ステップと、取得した装置固有情報が、前述の異常装置テーブルに含まれているかどうか判断する判断ステップと、判断ステップが異常装置テーブルに含まれていると判断した場合は、異常装置テーブルに設定された当該装置向けのメッセージの表示をコンテンツ再生装置102に要求する表示要求ステップと、を備えたバイトコードである。
図4を用いて、バイトコード実行処理について説明する。なお、本処理は、図2におけるS201の処理の詳細である。
バイトコード実行部124は、バイトコード112を記録媒体101から読み込む(S401)。
次に、バイトコード実行部124は、装置固有情報をコンテンツ再生装置102の装置固有情報保持部133から取得する(S402)。ここで、装置固有情報は、各コンテンツ再生装置102に固有の情報であり、例えば、装置メーカID、再生装置のモデル(機種)番号、再生装置の製造シリアル番号、再生装置の再生処理ファームウエアのバージョン番号などで構成され、各コンテンツ再生装置102に割り当てられる。つまり、装置固有情報により、コンテンツ再生装置102を識別することが可能である。
次にバイトコードを起動する(S403)。
バイトコード実行部124は、取得したバイトコード112を実行することにより、S402で取得した装置固有情報が、異常装置テーブルに含まれているかどうか判断する(S404)。
例えば、図3の例では、S402で取得した装置固有情報が、図3で示した異常装置テーブルの(1)の装置固有情報に合致する場合、即ち、S402で取得した装置固有情報が、装置メーカID=Aを含んでいる場合は、(1)のメッセージの表示要求が行われる。
次に、S404において異常装置テーブルに含まれていると判断した場合は、当該装置向けのメッセージの表示要求と当該メッセージを、コンテンツ再生装置102の表示制御部134に送信し、異常装置テーブルに含まれていないと判断した場合は、当該装置向けのメッセージの表示要求を送信しない(S405)。
次に、コンテンツ再生装置102の表示制御部134は、バイトコード実行部124より、メッセージの表示要求を受け取った場合、表示部135に、当該メッセージの表示を指示するとともに、コンテンツの再生処理を終了する(S406)。表示部135は、当該メッセージを表示する(S407)。
一方、コンテンツ再生装置102の表示制御部134は、バイトコード実行部124より、メッセージの表示要求を受け取らなかった場合、コンテンツの再生処理を継続する(S202へ)。
ここで記録媒体101に記録するバイトコード112を選択するのは、コンテンツの著作権者であり、そのため、コンテンツの著作権者自身により、不具合のある特定のコンテンツ再生装置向けに、所定のメッセージの表示が可能となる。
以上で、バイトコード実行処理について説明を終える。
(コンテンツ再生装置102の無効化確認処理)
図5を用いて、コンテンツ再生装置102の無効化確認処理を説明する。なお、本処理は、図2におけるS202の処理の詳細である。
無効化確認処理とは、コンテンツ再生前に、記録媒体101に記録された無効化情報115によって、コンテンツ再生装置102が無効化されていないかを確認する処理である。
無効化情報処理部131は、デバイス鍵保持部132から取得したデバイス鍵を読み込む(S501)。デバイス鍵は、コンテンツ再生装置102を特定することのできる情報であり、コンテンツ再生装置102毎に固有である。
次に、記録媒体101に記録されている無効化情報115を読み込む(S502)。読み込んだデバイス鍵と無効化情報115を用いて、メディア鍵を生成する(S503)。
コンテンツ再生装置102が無効化されている場合には、メディア鍵は生成できない。デバイス鍵と無効化情報115を用いたメディア鍵の生成については、「National Technical Report第43巻第3号p.118〜p.122」(松下電器産業株式会社技術総務センター平成9年6月18日発行)に詳しい。
以上で、コンテンツ再生装置102の無効化確認処理の説明を終了する。
(コンテンツ鍵生成処理)
図6を用いて、コンテンツ鍵生成処理について説明する。なお、本処理は、図2におけるS204の処理の詳細である。
コンテンツ鍵生成部130は、無効化情報処理部131から、S202で生成したメディア鍵を取得する(S601)。次に、記録媒体101から暗号化コンテンツ鍵114を読み込み、S401で取得したメディア鍵を使って復号する(S602)。コンテンツ鍵の暗復号には、AESを用いるが、それに限るものではない。
以上で、コンテンツ鍵生成処理の説明を終わる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の一実施形態に係る記録媒体101A、及びコンテンツ再生装置102Aの構成を示す図である。以下では、実施の形態1との違いを中心に説明する。
記録媒体101Aには、バイトコード112A、保護コンテンツデータ113A、暗号化コンテンツ鍵114A、無効化情報115Aが記録されている。ここで、記録媒体101Aとしては、実施の形態1と全く同様の記録媒体が利用できるので、ここでの詳細な説明は省略する。また、記録媒体101Aに記録されるデータについては、バイトコードの内容詳細を除き、実施の形態1と基本的に同様のデータであるので、ここでの詳細な説明は省略する。なお、バイトコードの内容詳細については後述する。
コンテンツ再生装置102Aは、ディスク読込部121A、再生制御部122A、ユーザ操作受付部123A、バイトコード実行部124A、復号部125A、逆多重化部127A、ビデオデコーダ128A、オーディオデコーダ129A、コンテンツ鍵生成部130A、無効化情報処理部131A、デバイス鍵保持部132A、表示制御部134A、表示部135A、装置状態情報取得部136Aから構成される。
コンテンツ再生装置102Aの一実装例としては、CPU、ワークメモリ、フラッシュメモリ、BDドライブ、リモートコントローラとから構成されるコンピュータシステムであり、ディスク読込部121AはBDドライブであり、デバイス鍵保持部132Aはフラッシュメモリであり、ユーザ操作受付部123Aはリモートコントローラであり、再生制御部122Aと、バイトコード実行部124Aと、復号部125Aと、逆多重化部127Aと、ビデオデコーダ128Aと、オーディオデコーダ129Aと、コンテンツ鍵生成部130Aと、無効化情報処理部131Aと、表示制御部134Aと、表示部135Aと、装置状態情報取得部136Aとは、CPUとワークメモリを用いて動作するソフトウェアで構成する方法が挙げられるが、他にも、ハードウェアでの実装など、ソフトウェアによる構成に限定されるものではない。
以上で、本発明の一実施形態に係る記録媒体、及びコンテンツ再生装置の構成に関する説明を終了する。
(コンテンツ再生処理の説明)
図8を用いて、コンテンツ再生処理について説明する。
まず、ユーザ操作受付部123Aでユーザからのコンテンツ再生開始要求を受付けた時点から、コンテンツ再生処理が開始する。
コンテンツ再生要求を受付けたら、バイトコード112Aを記録媒体101Aから読み込み、バイトコード実行部124Aにてバイトコードを起動する(S201A)。バイトコード実行部124Aの処理の詳細については、後述する。
無効化情報処理部131Aがコンテンツ再生装置102Aの無効化確認処理を行う(S202A)。無効化確認処理の詳細については、後述する。
以降、無効化確認処理S202Aでのメディア鍵の生成の成否により処理が分岐する(S203A)。
無効化確認処理S202Aでメディア鍵の生成に成功した場合、暗号化コンテンツ鍵114Aを記録媒体101Aから読み込み、コンテンツ鍵を生成する(S204A)。コンテンツ鍵生成の詳細については、後述する。
無効化確認処理S202Aでメディア鍵の生成に失敗した場合、装置状態情報取得部136Aに、装置状態情報として、メディア鍵取得失敗による無効化状態であることを示す装置状態情報(1A)が通知される。装置状態情報取得部136Aは、装置状態情報(1A)が通知されたとき、バイトコード実行部124Aに当該装置状態情報(1A)を通知する(S209A)。装置状態情報(1A)を通知されたバイトコード実行部124Aの処理については後述する。
S204A終了後、再生制御部122Aは、ユーザが要求したコンテンツを再生するため、再生制御情報111Aに従い、再生の対象となる保護コンテンツデータ113Aの読み込み開始を指示する。(S205A)。
以降、保護コンテンツデータ113Aを全て読み込み終了するまで、以下の処理を繰り返し行う(S206A)。
コンテンツ鍵生成部130Aで生成したコンテンツ鍵を用いて、復号部125Aが、記録媒体101Aから読み出される保護コンテンツデータ113Aに対し、復号処理を行う(S207A)。
このとき、何らかの理由(例えば、コンテンツ鍵生成部130Aで正しいコンテンツ鍵が生成されなかった場合など)で正しく復号されなかった場合、装置状態情報取得部136Aに、装置状態情報として、コンテンツ鍵取得失敗による復号異常状態であることを示す装置状態情報(2A)が通知される。装置状態情報取得部136Aは、装置状態情報(2A)が通知されたとき、バイトコード実行部124Aに当該装置状態情報(2A)を通知する(S209A)。装置状態情報(2A)を通知されたバイトコード実行部124Aの処理については後述する。
保護コンテンツデータ113Aの暗号化には、AES(Advanced Encryption Standard)を用いるが、これに限定するものではない。復号されたコンテンツデータは平文のMPEG−2TSデータになっており、逆多重化部127Aにてビデオストリームとオーディオストリームに分離され、それぞれ、ビデオデコーダ128A、オーディオデコーダ129Aに送信され、例えばテレビ等の映像・音響装置に出力される(S208A)。
コンテンツ再生中は、保護コンテンツデータ113Aの復号(S207A)と並行して実行される。
ユーザが要求したコンテンツに対応する保護コンテンツデータ113Aを全て読み込み完了した時点で、コンテンツ再生処理は終了する(S206A)。
以上で、コンテンツ再生処理の説明を終了する。
なお、ここで示したコンテンツ再生処理手順は一例であり、この手順には限定されない。
(バイトコードの実行処理)
記録媒体に格納されるバイトコードは、装置状態情報とその状態向けのメッセージで構成される異常状態テーブルを有する。
図9に異常状態テーブルの例を示す。図9に示すように、装置状態情報としては、メディア鍵取得失敗による無効化状態であることを示す装置状態情報(1A)、その他、正規再生装置であることを示す情報の取得失敗による無効化状態であることを示す装置状態情報(1B)、コンテンツ鍵取得失敗による復号異常状態による復号異常状態であることを示す装置状態情報(2A)、その他、コンテンツの再生に必要な情報の取得失敗による復号異常状態であることを示す装置状態情報(2B)より構成される。また、メッセージとしては、ユーザに再生装置の状態や、再生のための対処法などを通知するためのメッセージを設定することができる。
記録媒体101Aに格納されるバイトコード112Aは、さらに、コンテンツ再生装置102Aの装置状態情報取得部136Aから装置状態情報を取得する装置状態情報取得ステップと、取得した装置状態情報が、前述の異常状態テーブルに含まれているかどうか判断する判断ステップと、判断ステップが異常状態テーブルに含まれていると判断した場合は、異常状態テーブルに設定された当該装置状態向けのメッセージの表示をコンテンツ再生装置102Aに要求する表示要求ステップと、を備えたバイトコードである。
図10を用いて、バイトコード起動処理について説明する。なお、本処理は、図8におけるS201Aの詳細である。
バイトコード実行部124Aは、バイトコード112Aを記録媒体101Aから読み込む(S401A)。次に、バイトコード実行部124Aは、バイトコード112Aを起動する(S402A)。
次に、図11を用いて、バイトコード実行処理について説明する。なお、本処理は、図8におけるS209Aの詳細である。
バイトコード実行部124Aは、装置状態情報をコンテンツ再生装置102Aの装置状態情報取得部136Aから取得する(S403A)。
バイトコード実行部124Aは、取得したバイトコード112Aを実行することにより、S403Aで取得した装置状態情報が、異常状態テーブルに含まれているかどうか判断する(S404A)。
例えば、図9の例では、S403Aで取得した装置状態情報が、図9で示した異常状態テーブルの(1)の装置状態情報に合致する場合、即ち、S403Aで取得した装置状態情報が、(1A)のメディア鍵取得失敗による無効化状態に該当する場合は、(1)のメッセージの表示要求が行われる。
次に、S404Aにおいて異常状態テーブルに含まれていると判断した場合は、当該装置状態向けのメッセージの表示要求と当該メッセージを、コンテンツ再生装置102Aの表示制御部134Aに送信し、異常状態テーブルに含まれていないと判断した場合は、当該装置状態向けのメッセージの表示要求を送信しない(S405A)。
次に、再生装置の表示制御部134Aは、バイトコード実行部124Aより、メッセージの表示要求を受け取った場合、表示部135Aに、当該メッセージの表示を指示するとともに、コンテンツの再生処理を終了する(S406A)。表示部135Aは、当該メッセージを表示する(S407A)。
一方、コンテンツ再生装置102Aの表示制御部134Aは、バイトコード実行部124Aより、メッセージの表示要求を受け取らなかった場合、コンテンツの再生処理を継続する(S203A、S206Aへ)。
ここで記録媒体101Aに記録するバイトコード112Aを選択するのは、コンテンツの著作権者であり、そのため、コンテンツの著作権者自身により、特定の異常状態の再生装置向けに、所定のメッセージの表示が可能となる。
以上で、バイトコード実行処理について説明を終える。
(コンテンツ再生装置102Aの無効化確認処理)
コンテンツ再生装置102Aの無効化確認処理については、実施形態1のコンテンツ再生装置102の無効化確認処理と同様なので説明は省略する。
(コンテンツ鍵生成処理)
コンテンツ鍵生成処理については、実施形態1のコンテンツ鍵生成処理と同様なので説明は省略する。
(その他変形例)
なお、本発明を上記実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)上記実施形態1においては、異常装置と判断した時に、コンテンツの再生を止めてメッセージのみを表示する構成としたが、この構成に限定されない。例えば、悪意のある製造メーカが製造した再生装置の場合や、ファームウエアのアップデート通知など、ユーザには悪意がないケースの場合等においては、異常装置と判断した場合、メッセージをコンテンツの再生にオーバレイ表示する構成としてもよい。また、バイトコードに、コンテンツの再生を止めるか、オーバレイ表示するかを表す制御情報も持たせ、再生装置にて、その制御情報に基づいて、コンテンツの再生を止めるか、オーバレイ表示するかを切り替えるように構成しても良い。
同様に、上記実施形態2においては、異常状態と判断した時に、コンテンツの再生を止めてメッセージのみを表示する構成としたが、この構成に限定されない。ユーザには悪意がないケースの場合等においては、異常状態と判断した場合、メッセージをコンテンツの再生にオーバレイ表示する構成としてもよい。また、バイトコードに、コンテンツの再生を止めるか、オーバレイ表示するかを表す制御情報も持たせ、再生装置にて、その制御情報に基づいて、コンテンツの再生を止めるか、オーバレイ表示するかを切り替えるように構成しても良い。
(2)上記実施形態1においては、装置固有情報に基づいて、異常装置かどうか判断し、メッセージを表示する構成としたが、装置固有情報に限定されない。
また、上記実施形態2においては、装置状態情報に基づいて、異常状態かどうか判断し、メッセージを表示する構成としたが、装置状態情報に限定されない。
例えば、バイトコードは、再生装置から受け取ったその他の情報、例えば、コンテンツ関連情報(ライセンス情報を含む)、または/及び、ユーザ情報(ユーザ入力情報を含む)等が、所定の条件を満たすとき、所定のメッセージの表示を再生装置に要求する構成としても構わない。このような構成にすることで、コンテンツのライセンス情報の有無や、ユーザの属性などに応じて、動的に表示メッセージを変えるという効果が得られる。
(3)上記実施形態2においては、メディア鍵の取得に失敗した場合に、相応のメッセージを表示する構成としたがこの構成に限定されない。例えば、正規再生装置であることを示す別の情報の取得に失敗したときに、相応のメッセージを表示する構成としてもよい(図9の装置状態情報(1B)の場合)。
また、上記実施形態2においては、復号データの生成に失敗した場合に、相応のメッセージを表示する構成としたがこの構成に限定されない。例えば、保護コンテンツが、コンテンツに対して何らか変換処理を行った後、コンテンツ鍵により暗号化されて生成されている場合には、再生装置の復号部125Aにおいて、まず保護コンテンツが、コンテンツ鍵により復号された後、上記変形処理の逆変形処理を行うことになる。このとき、逆変換処理に必要な情報の取得失敗により、逆変換処理が正しく行われない場合に、相応のメッセージを表示する構成としてもよい(図9の装置状態情報(2B)の場合)。
(4)上記の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAMまたはハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
(5)上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。前記RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
(6)上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、各装置に脱着可能なICカードまたは単体のモジュールから構成されているとしてもよい。前記ICカードまたは前記モジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。前記ICカードまたは前記モジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、前記ICカードまたは前記モジュールは、その機能を達成する。このICカードまたはこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
(7)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラムまたは前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc)、半導体メモリなどに記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラムまたは前記デジタル信号を、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムにしたがって動作するとしてもよい。
また、前記プログラムまたは前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、または前記プログラムまたは前記デジタル信号を前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(8)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
(補足)
(1)記録媒体101の構成
ここでは、第1の実施の形態にて示す記録媒体101の構成について補足説明する。
記録媒体101は、図1に示すように、再生制御情報111、バイトコード112、保護コンテンツデータ113、暗号化コンテンツ鍵114、及び無効化情報115を有している。
(1.1)バイトコード112
バイトコード112は、例えばJAVA(登録商標)バイトコード等の、固定長の命令セットから構成される実行コードを含んでいる。
バイトコード112は、上述したように、図3にて示す異常装置テーブルと、コンテンツ再生装置102の装置固有情報保持部133から装置固有情報を取得する装置固有情報取得ステップと、取得した装置固有情報が、前述の異常装置テーブルに含まれているかどうか判断する判断ステップと、判断ステップが異常装置テーブルに含まれていると判断した場合は、異常装置テーブルに設定された当該装置向けのメッセージの表示をコンテンツ再生装置102に要求する表示要求ステップとを含んでいる。
ここで、装置固有情報取得ステップは、コンテンツ再生装置102との交信(interact)により装置固有情報を取得する。なお、コンテンツ再生装置102との交信(interact)とは、コンテンツ再生装置102のバイトコード実行部124にて実行されるバイトコード112とは異なるプログラム(例えば、図4にて示すステップS401からステップS403、及びステップS406、S407を含むプログラム)とバイトコード112との間にて情報の交信(interact)を行うことをいう。
(1.2)保護コンテンツデータ113
保護コンテンツデータ113は、デコーダによって映像を出力できる平文のMPEG2‐TSデータに対し、コンテンツ鍵による暗号処理が施されたデータである。ここで用いられる暗号方式は、秘密鍵暗号方式である。
(1.3)暗号化コンテンツ鍵114
暗号化コンテンツ鍵114は、保護コンテンツデータ113を復号するためのコンテンツ鍵をメディア鍵にて暗号化したデータである。ここで用いられる暗号方式は、秘密鍵暗号方式である。
(1.4)無効化情報115
無効化情報115は、上述したように、コンテンツ再生装置のそれぞれに割り当てられたデバイス鍵に対する暗号化メディア鍵と鍵識別番号からなるリストである。
ここで、無効化されたコンテンツ再生装置に割り当てられたデバイス鍵に対する暗号化メディア鍵と鍵識別番号とは、リストから除外されている。
これにより、正当なコンテンツ再生装置(無効化されていないコンテンツ再生装置)のみが、無効化情報115と当該装置に割り当てられたデバイス鍵とを用いて暗号化メディア鍵を復号し、メディア鍵を取得することができる。
ここで用いられる暗号方式は、秘密鍵暗号方式である。また、図12において、 無効化情報115の具体例を示す。
ここでは、デバイス鍵をDK1、DK2、・・・、DKnとし、鍵識別子をK1、K2、・・・、Knとし、メディア鍵をMKとする。また、Enc(x、y)は、「x」を用いて「y」が秘密鍵暗号化方式により暗号化された情報であることを意味する。
図12では、鍵識別子「K3」が割り当てられたコンテンツ再生装置が無効化されている。鍵識別子「K1」が割り当てられたコンテンツ再生装置は、正当な装置(無効化されていない装置)であるので、鍵識別子「K1」に対応するデバイス鍵「DK1」を用いて、暗号化メディア鍵「Enc(DK1、MK)」を復号することができる。
(1.5)再生制御情報111
再生制御情報111は、コンテンツを再生する際に、保護コンテンツデータ113の再生順序を規定している情報である。
(2)コンテンツ再生装置102の構成
ここでは、第1の実施の形態にて示すコンテンツ再生装置102の構成について補足説明する。
コンテンツ再生装置102は、図1に示すように、ディスク読込部121、再生制御部122、ユーザ操作受付部123、バイトコード実行部124、復号部125、逆多重化部127、ビデオデコーダ128、オーディオデコーダ129、コンテンツ鍵生成部130、無効化情報処理部131、デバイス鍵保持部132、装置固有情報保持部133、表示制御部134、表示部135から構成される。
コンテンツ再生装置102は、図示していないが、モニタ及びスピーカと接続されている。接続先は、例えば、モニタ及びスピーカを備えるテレビである。
(2.1)装置固有情報保持部133
装置固有情報保持部133は、装置メーカID、モデル番号、製造シリアル番号、ファームバージョン番号を記憶している。
装置メーカIDは、コンテンツ再生装置102を製造したメーカを識別する識別子である。
モデル番号は、装置メーカIDにて識別されるメーカによって製造された1種類以上のコンテンツ再生装置のうちコンテンツ再生装置102の種類を識別する番号である。
製造シリアル番号は、同じモデル番号をもつ1以上のコンテンツ再生装置のそれぞれを識別する番号である。
ファームバージョン番号は、コンテンツ再生装置102に組み込まれた再生処理ファームウエアのバージョンを示す番号である。
(2.2)デバイス鍵保持部132
デバイス鍵保持部132は、コンテンツ再生装置102に割り当てられたデバイス鍵及び鍵識別番号を保持している。
(2.3)ユーザ操作受付部123
ユーザ操作受付部123は、ユーザからのコンテンツ再生開始要求を受け付け、受け付けたコンテンツ再生開始要求を再生制御部122へ出力する。
(2.4)再生制御部122
再生制御部122は、コンテンツ再生の制御を行う。
再生制御部122は、ユーザ操作受付部123からコンテンツ再生開始要求を受け取ると、バイトコード実行部124へバイトコードの実行を指示するバイトコード実行指示を出力する。
再生制御部122は、バイトコード実行部124からコンテンツの再生の続行を指示する再生続行指示を受け取ると、コンテンツ再生装置102が無効化されているか否かの確認を指示する無効化確認指示を無効化情報処理部131へ出力する。
再生制御部122は、表示制御部134からコンテンツの再生が許可されていない旨を示す再生不許可指示を受け取ると、コンテンツの再生を終了する。この動作が、本発明における再生抑止手段に相当する。
再生制御部122は、無効化情報処理部131からコンテンツ再生装置102が無効化されている旨を示す装置無効化命令を受け取ると、コンテンツの再生を終了する。
再生制御部122は、復号部125からコンテンツの再生を終了する旨を示す再生終了指示を受け取ると、コンテンツの再生を終了する。
(2.5)バイトコード実行部124
バイトコード実行部124は、再生制御部122からバイトコード実行指示を受け取ると、記録媒体101からバイトコード112を、ディスク読込部121を介して読み込む。この動作が、本発明における読込手段に相当する。
バイトコード実行部124は、装置固有情報保持部133にて保持されている装置メーカID、モデル番号、製造シリアル番号、ファームバージョン番号を取得する。以降、装置メーカID、モデル番号、製造シリアル番号、及びファームバージョン番号からなる組を装置固有情報と呼ぶ。
バイトコード実行部124は、読み込んだバイトコード112を起動し、実行することにより、コンテンツ再生装置102が異常装置であるか否かを確認する。このとき、バイトコード実行部124は、実行中のバイトコード112との交信(interact)により、バイトコード112へ取得した装置固有情報を通知する。ここで、バイトコード112との交信(interact)とは、上述したように、バイトコード実行部124にて実行されるバイトコード112とは異なるプログラム(例えば、図4にて示すステップS401からステップS403、及びステップS406、S407を含むプログラム)とバイトコード112との間にて情報の交信(interact)を行うことをいう。ここで、コンテンツ再生装置がバイトコード112を起動する動作が、本発明における起動手段に相当する。また、コンテンツ再生装置102がバイトコード112との交信(interact)により装置固有情報をバイトコード112へ通知する動作が、本発明における交信手段に相当する。
バイトコード実行部124は、バイトコード112からメッセージの表示要求と、バイトコード112にて決定されたメッセージとを受け取ると、受け取った表示要求とメッセージとを表示制御部134へ出力する。
バイトコード実行部124は、バイトコード112から表示要求とメッセージとを受け取らない場合には、再生続行指示を再生制御部122へ出力する。
(2.6)表示制御部134
表示制御部134は、バイトコード実行部124から表示要求とメッセージとを受け取ると、再生不許可指示を再生制御部122へ出力する。
表示制御部134は、受け取ったメッセージを、表示部135を介してモニタに表示する。
(2.7)表示部135
表示部135は、表示制御部134から受け取ったメッセージをモニタへ表示する。表示部135における動作が、本発明における処理手段の一例に相当する。
(2.8)無効化情報処理部131
無効化情報処理部131は、再生制御部122から無効化確認指示を受け取ると、デバイス鍵保持部132からデバイス鍵、及び鍵識別番号を取得する。
無効化情報処理部131は、記録媒体101から無効化情報115を、ディスク読込部121を介して読込み、読み込んだ無効化情報115と、取得した鍵識別番号とを用いて、コンテンツ再生装置102が無効化されているか否かの確認を行う。
無効化されていると判定する場合には、無効化情報処理部131は、装置無効化命令を再生制御部122へ出力する。
無効化されていないと判定する場合には、無効化情報処理部131は、読み込んだ無効化情報115と、取得したデバイス鍵及び鍵識別番号とを用いて、暗号化メディア鍵を復号して、メディア鍵を生成する。無効化情報処理部131は、生成したメディア鍵をコンテンツ鍵生成部130へ出力する。
(2.9)コンテンツ鍵生成部130
コンテンツ鍵生成部130は、無効化情報処理部131からメディア鍵を受け取ると、記録媒体101から暗号化コンテンツ鍵114を、ディスク読込部121を介して読み込む。
コンテンツ鍵生成部130は、読み込んだ暗号化コンテンツ鍵を、メディア鍵を用いて復号して、コンテンツ鍵を生成する。
コンテンツ鍵生成部130は、生成したコンテンツ鍵を復号部125へ出力する。
(2.10)復号部125
復号部125は、コンテンツ鍵生成部130からコンテンツ鍵を受け取ると、保護コンテンツデータ113を、再生制御情報111に基づいて順次、記録媒体101からディスク読込部121を介して読み込む。
復号部125は、読み込んだ保護コンテンツデータ113を、コンテンツ鍵を用いて復号し、コンテンツデータを生成し、生成したコンテンツデータを逆多重化部127へ出力する。
復号部125は、再生すべき全ての保護コンテンツデータの読み込みが完了した場合には、再生終了指示を再生制御部122へ出力する。
(2.11)逆多重化部127
逆多重化部127は、復号部125からコンテンツデータを受け取ると、ビデオストリームとオーディオストリームに分離し、ビデオストリームをビデオデコーダ128へ、オーディオストリームをオーディオデコーダ129へそれぞれ出力する。
(2.12)ビデオデコーダ128
ビデオデコーダ128は、逆多重化部127からビデオストリームを受け取ると、受け取ったビデオストリームをデコードして、ビデオデータを生成し、生成したビデオデータをモニタへ出力する。
(2.13)オーディオデコーダ129
オーディオデコーダ129は、逆多重化部127からオーディオストリームを受け取ると、受け取ったオーディオストリームをデコードして、オーディオデータを生成し、生成したオーディオデータをスピーカへ出力する。
(2.14)ディスク読込部121
ディスク読込部121は、記録媒体101とアクセス可能であり、記録媒体101に記録されているデータを読み込む。
(3)コンテンツ再生装置102の動作
ここでは、図4にて示すバイトコード実行処理について補足説明する。
(3.1)ステップS404の補足
図4にて示すステップS404の詳細な動作について、図13にて示す流れ図を用いて説明する。
バイトコード112は、コンテンツ再生装置102との交信(interact)により、装置固有情報を取得する(ステップS500)。この動作が、バイトコード112に含まれる装置固有情報取得ステップに相当する。また、このとき、バイトコード実行部124は、バイトコード112へ取得した装置固有情報の通知を行っている。ここで、バイトコード112とコンテンツ再生装置102との交信(interact)とは、上述したように、コンテンツ再生装置102のバイトコード実行部124にて実行されるバイトコード112とは異なるプログラム(例えば、図4にて示すステップS401からステップS403、及びステップS406、S407を含むプログラム)とバイトコード112との間にて情報の交信(interact)を行うことをいう。また、このとき、コンテンツ再生装置102は、バイトコード112との交信(interact)により装置固有情報を、バイトコード112へ通知しており、この動作が本発明における交信ステップに相当する。
バイトコード112は、異常装置テーブルにおいて、取得した装置固有情報に応じたメッセージを検索する(ステップS505)。
(3.1)ステップS405の補足
図4にて示すステップS405の詳細な動作について、図14にて示す流れ図を用いて説明する。
バイトコード112は、ステップS505の検索結果により、メッセージが存在するか否かを判断する(ステップS550)。この動作が、バイトコード112に含まれる判断ステップに相当する。なお、ステップS505とステップS550とからなる動作を判断ステップとしてもよい。
メッセージが存在すると判断する場合には(ステップS550における「YES」)、バイトコード112は、取得した装置固有情報に応じたメッセージを取得する(ステップS555)。バイトコード112は、取得したメッセージと表示要求とをコンテンツ再生装置102のバイトコード実行部124へ出力する(ステップS560)。この動作が、バイトコード112に含まれる表示要求ステップに相当する。なお、ステップS555とステップS560とからなる動作を表示要求ステップとしてもよい。
メッセージが存在しないと判断する場合には(ステップS550における「NO」)、バイトコード112は処理終了することにより、コンテンツ再生装置102のバイトコード実行部124は再生続行指示を再生制御部122へ出力する。これにより、コンテンツ再生装置102は、ステップS202へ移る。
また、ステップS560以降の動作では、コンテンツ再生装置102のバイトコード実行部124は、バイトコード112からメッセージと表示要求とを受け取ると、受け取ったメッセージと表示要求とを表示制御部134へ出力する。これにより、コンテンツ再生装置102は、ステップS406以降を行う。
(4)記録媒体101Aの構成
ここでは、第2の実施の形態にて示す記録媒体101Aの構成について補足説明する。
記録媒体101Aは、図7に示すように、再生制御情報111A、バイトコード112A、保護コンテンツデータ113A、暗号化コンテンツ鍵114A、及び無効化情報115Aを有している。
再生制御情報111A、保護コンテンツデータ113A、暗号化コンテンツ鍵114A、及び無効化情報115Aのそれぞれは、再生制御情報111、保護コンテンツデータ113、暗号化コンテンツ鍵114、及び無効化情報115のそれぞれと同様であるため、ここでの説明は省略する。
以下、バイトコード112Aについて説明する。
記録媒体101Aに格納されるバイトコード112Aは、図9に示す異常状態テーブルと、コンテンツ再生装置102Aの装置状態情報取得部136Aから装置状態情報を取得する装置状態情報取得ステップと、取得した装置状態情報が、前述の異常状態テーブルに含まれているかどうか判断する判断ステップと、判断ステップが異常状態テーブルに含まれていると判断した場合は、異常状態テーブルに設定された当該装置状態向けのメッセージの表示をコンテンツ再生装置102Aに要求する表示要求ステップとを含んでいる。
ここで、装置状態情報取得ステップは、コンテンツ再生装置102Aとの交信(interact)により装置状態情報を取得する。なお、コンテンツ再生装置102Aとの交信(interact)とは、コンテンツ再生装置102Aのバイトコード実行部124Aにて実行されるバイトコード112Aとは異なるプログラム(例えば、図11にて示すステップS403A、及びステップS406A、S407Aを含むプログラム)とバイトコード112Aとの間にて情報の交信(interact)を行うことをいう。
(5) コンテンツ再生装置102A
コンテンツ再生装置102Aは、図7に示すように、ディスク読込部121A、再生制御部122A、ユーザ操作受付部123A、バイトコード実行部124A、復号部125A、逆多重化部127A、ビデオデコーダ128A、オーディオデコーダ129A、コンテンツ鍵生成部130A、無効化情報処理部131A、デバイス鍵保持部132A、表示制御部134A、表示部135A、装置状態情報取得部136Aから構成される。
(5.1)デバイス鍵保持部132A
デバイス鍵保持部132Aは、デバイス鍵保持部132と同様であるため、ここでの説明は省略する。
(5.2)ユーザ操作受付部123A
ユーザ操作受付部123Aは、ユーザ操作受付部123と同様であるため、ここでの説明は省略する。
(5.3)再生制御部122A
再生制御部122Aは、コンテンツ再生の制御を行う。
再生制御部122Aは、ユーザ操作受付部123Aからコンテンツ再生開始要求を受け取ると、バイトコード実行部124Aへバイトコードの起動を指示するバイトコード起動指示を出力する。
再生制御部122Aは、バイトコード112Aの起動が完了した旨を示す起動完了命令を受け取ると、コンテンツ再生装置102Aが無効化されているか否かの確認を指示する無効化確認指示を無効化情報処理部131Aへ出力する。
再生制御部122Aは、表示制御部134Aからコンテンツの再生を中止する旨を示す再生中止指示を受け取ると、コンテンツの再生を終了する。この動作が、本発明における再生抑止手段に相当する。
再生制御部122Aは、復号部125Aから再生終了指示を受け取ると、コンテンツの再生を終了する。
(5.4)装置状態情報取得部136A
装置状態情報取得部136Aは、無効化情報処理部131Aによる処理結果を装置状態情報として取得する。取得した装置状態情報を記憶する。無効化情報処理部131Aによる処理結果は、例えば、正常に終了したか否かを示すコードであり、異常終了した場合には、その種別をも示すコードである。図9にて示す「1A」、「1B」が、異常終了時のコードに相当する。
また、装置状態情報取得部136Aは、復号部125Aによる処理結果を装置状態情報として取得する。取得した装置状態情報を記憶する。無効化情報処理部131Aによる処理結果は、例えば、正常に終了したか否かを示すコードであり、異常終了した場合には、その種別をも示すコード(エラーコード)である。図9にて示す「2A」、「2B」が、異常終了時のエラーコードに相当する。
ここで、装置状態情報取得部136Aは、最新の装置状態情報のみを記憶し、他の装置状態情報は破棄する。つまり、装置状態情報取得部136Aは、1つの装置状態情報を取得すると、それまでに記憶していた装置状態情報を破棄する。
(5.5)バイトコード実行部124A
バイトコード実行部124Aは、再生制御部122Aからバイトコード実行指示を受け取ると、記録媒体101Aからバイトコード112Aを、ディスク読込部121Aを介して読み込む。この動作が、本発明における読込手段に相当する。
バイトコード実行部124Aは、読み込んだバイトコード112Aを起動する。このとき、バイトコード112Aは、入力待ちの状態となっている。
バイトコード実行部124Aは、バイトコード112Aの起動が完了すると、起動完了命令を再生制御部122Aへ出力する。
バイトコード実行部124Aは、無効化情報処理部131Aからコンテンツ再生装置102Aが無効化されている旨を示す装置無効化命令を受け取ると、装置状態情報取得部136Aから装置状態情報を取得する。バイトコード実行部124Aは、取得した装置状態情報を、起動中のバイトコード112Aに情報として与えることにより、コンテンツ再生装置102Aが異常状態であるか否かを確認する。このとき、バイトコード実行部124Aは、実行中のバイトコード112Aとの交信(interact)により、バイトコード112Aへ取得した装置状態情報を通知する。なお、バイトコード112Aとの交信(interact)とは、上述したように、コンテンツ再生装置102Aのバイトコード実行部124Aにて実行されるバイトコード112Aとは異なるプログラム(例えば、図11にて示すステップS403A、及びステップS406A、S407Aを含むプログラム)とバイトコード112Aとの間にて情報の交信(interact)を行うことをいう。ここで、コンテンツ再生装置がバイトコード112Aを起動する動作が、本発明における起動手段に相当する。また、コンテンツ再生装置102Aがバイトコード112Aとの交信(interact)により装置状態情報をバイトコード112Aへ通知する動作が、本発明における交信手段に相当する。
また、バイトコード実行部124Aは、復号部125Aから保護コンテンツデータの復号に失敗した旨を示す復号失敗命令を受け取ると、装置状態情報取得部136Aから装置状態情報を取得する。バイトコード実行部124Aは、取得した装置状態情報を、起動中のバイトコード112Aに情報として与えることにより、コンテンツ再生装置102Aが異常状態であるか否かを確認する。
バイトコード実行部124Aは、バイトコード112Aからメッセージの表示要求と、バイトコード112Aにて決定されたメッセージとを受け取ると、受け取った表示要求とメッセージとを表示制御部134Aへ出力する。
バイトコード実行部124Aは、バイトコード112Aから表示要求とメッセージとを受け取らない場合には、受け取った命令の出力元(無効化情報処理部131A、又は復号部125A)へ、処理を続行する旨を示す処理続行命令を出力する。
(5.6)表示制御部134A
表示制御部134Aは、バイトコード実行部124Aから表示要求とメッセージとを受け取ると、再生不許可指示を再生制御部122Aへ出力する。
表示制御部134Aは、受け取ったメッセージを、表示部135Aを介してモニタに表示する。
(5.7)表示部135A
表示部135Aは、表示制御部134Aから受け取ったメッセージをモニタへ表示する。表示部135Aにおける動作が、本発明における処理手段の一例に相当する。
(5.8)無効化情報処理部131A
無効化情報処理部131Aは、再生制御部122Aから無効化確認指示を受け取ると、デバイス鍵保持部132Aからデバイス鍵、及び鍵識別番号を取得する。
無効化情報処理部131Aは、記録媒体101Aから無効化情報115Aを、ディスク読込部121Aを介して読込み、読み込んだ無効化情報115Aと、取得した鍵識別番号とを用いて、コンテンツ再生装置102Aが無効化されているか否かの確認を行う。
無効化されていると判定する場合には、無効化情報処理部131Aは、異常終了となった種別を示すエラーコードを発行し、発行したエラーコードを装置状態情報取得部136Aへ出力する。無効化情報処理部131Aは、装置無効化命令をバイトコード実行部124Aへ出力する。
無効化されていないと判定する場合には、無効化情報処理部131Aは、正常終了した旨のコードを発行し、発行したコードを装置状態情報取得部136Aへ出力する。無効化情報処理部131Aは、読み込んだ無効化情報115Aと、取得したデバイス鍵及び鍵識別番号とを用いて、暗号化メディア鍵を復号して、メディア鍵を生成する。無効化情報処理部131Aは、生成したメディア鍵をコンテンツ鍵生成部130Aへ出力する。
無効化情報処理部131Aは、バイトコード実行部124Aから処理続行命令を受け取ると、処理を続行する。
(5.9)コンテンツ鍵生成部130A
コンテンツ鍵生成部130Aは、コンテンツ鍵生成部130と同様であるため、ここでの説明は省略する。
(5.10)復号部125A
復号部125Aは、コンテンツ鍵生成部130Aからコンテンツ鍵を受け取ると、保護コンテンツデータ113Aを、再生制御情報111Aに基づいて順次、記録媒体101Aからディスク読込部121Aを介して読み込む。
復号部125Aは、読み込んだ保護コンテンツデータ113Aを、コンテンツ鍵を用いて復号し、コンテンツデータを生成し、生成したコンテンツデータを逆多重化部127Aへ出力する。このとき、復号部125Aは、保護コンテンツデータ113Aの復号に失敗した場合には、そのエラーコードを装置状態情報取得部136Aへ出力し、復号失敗命令をバイトコード実行部124Aへ出力する。復号部125Aは、保護コンテンツデータ113Aの復号に成功した場合には、そのコードを装置状態情報取得部136Aへ出力し、処理を続行する。
復号部125Aは、再生すべき全ての保護コンテンツデータの読み込みが完了した場合には、再生終了指示を再生制御部122Aへ出力する。
復号部125Aは、バイトコード実行部124Aから処理続行命令を受け取ると、処理を続行する。
(5.11)逆多重化部127A
逆多重化部127Aは、逆多重化部127と同様であるため、ここでの説明は省略する。
(5.12)ビデオデコーダ128A
ビデオデコーダ128Aは、ビデオデコーダ128と同様であるため、ここでの説明は省略する。
(5.13)オーディオデコーダ129A
オーディオデコーダ129Aは、オーディオデコーダ129と同様であるため、ここでの説明は省略する。
(5.14)ディスク読込部121A
ディスク読込部121Aは、ディスク読込部121と同様であるため、ここでの説明は省略する。
(6)コンテンツ再生装置102Aの動作
ここでは、図11にて示すバイトコード実行処理について補足説明する。
(6.1)ステップS404Aの補足
図11にて示すステップS404Aの詳細な動作について、図15にて示す流れ図を用いて説明する。
バイトコード112Aは、コンテンツ再生装置102Aとの交信(interact)により、装置状態情報を取得する(ステップS500A)。この動作が、バイトコード112Aに含まれる装置状態情報取得ステップに相当する。また、このとき、バイトコード実行部124Aは、バイトコード112Aへ取得した装置状態情報の通知を行っている。ここで、コンテンツ再生装置102Aとの交信(interact)とは、上述したように、コンテンツ再生装置102Aのバイトコード実行部124Aにて実行されるバイトコード112Aとは異なるプログラム(例えば、図11にて示すステップS403A、及びステップS406A、S407Aを含むプログラム)とバイトコード112Aとの間にて情報の交信(interact)を行うことをいう。また、このとき、コンテンツ再生装置102Aは、バイトコード112Aとの交信(interact)により装置状態情報を、バイトコード112Aへ通知しており、この動作が本発明における交信ステップに相当する。
バイトコード112Aは、異常状態テーブルにおいて、取得した装置固有情報に応じたメッセージを検索する(ステップS505A)。
(6.2)ステップS405Aの補足
図11にて示すステップS405Aの詳細な動作について、図16にて示す流れ図を用いて説明する。
バイトコード112Aは、ステップS505Aの検索結果により、メッセージが存在するか否かを判断する(ステップS550A)。この動作が、バイトコード112Aに含まれる判断ステップに相当する。なお、ステップS505AとステップS550Aとからなる動作を判断ステップとしてもよい。
メッセージが存在すると判断する場合には(ステップS550Aにおける「YES」)、バイトコード112Aは、取得した装置状態情報に応じたメッセージを取得する(ステップS555A)。バイトコード112Aは、取得したメッセージと表示要求とをコンテンツ再生装置102Aのバイトコード実行部124Aへ出力する(ステップS560A)。この動作が、バイトコード112Aに含まれる表示要求ステップに相当する。なお、ステップS555AとステップS560Aとからなる動作を表示要求ステップとしてもよい。
メッセージが存在しないと判断する場合には(ステップS550Aにおける「NO」)、バイトコード112Aは処理終了することにより、コンテンツ再生装置102Aのバイトコード実行部124Aはバイトコード実行処理の呼出元(無効化情報処理部131A、又は復号部125A)へ、処理を続行する旨を示す処理続行命令を出力する。これにより、コンテンツ再生装置102は、ステップS203A、又はステップS206Aへ移る。
また、ステップS560A以降の動作では、コンテンツ再生装置102Aのバイトコード実行部124Aは、バイトコード112Aからメッセージと表示要求とを受け取ると、受け取ったメッセージと表示要求とを表示制御部134Aへ出力する。これにより、コンテンツ再生装置102Aは、ステップS406A以降を行う。
(7)変形例
(7.1)上記実施形態2において、表示するメッセージはエラーコードと対応付けたが、これに限定されない。
コンテンツ再生装置の動作時の事象を識別する状態識別情報とエラーコードを対応付けてもよい。
これにより、コンテンツ再生装置の製造時には、エラーとして想定していなかった動作時の事象を、出荷後、エラーとして扱うことができる。
例えば、動作時の事象とは、再生中の早送りの速度が限界に達した事象である。また、上記実施形態2において、コンテンツ再生装置は、コンテンツを2段階による復号(暗号化コンテンツ鍵の復号、保護コンテンツデータの復号)を行っており、記録媒体には、3段階の暗号化がされている場合には、2段階の復号できない事象である。
(7.2)上記実施形態1において、コンテンツ再生装置が有する装置固有情報に応じたメッセージを表示する場合、コンテンツ再生装置の再生制御部が、コンテンツの再生の停止(中止)を制御したが、これに限定されない。
メッセージを表示する場合にコンテンツの再生の停止(中止)する再生停止ステップをバイトコードに含めてもよい。このとき、コンテンツ再生装置は、バイトコード実行時に、再生停止ステップを実行することにより、コンテンツの再生を抑止することができる。これにより、バイトコードは、コンテンツ再生装置にコンテンツの再生を抑止させることができる。
また、 メッセージをオーバレイ表示する場合においても同様に、メッセージを再生中のコンテンツの映像にオーバレイ表示するオーバレイ表示ステップをバイトコードに含めてもよい。このとき、コンテンツ再生装置のバイトコード実行部がバイトコード実行時に、オーバレイ表示ステップを実行することにより、表示部は、再生中のコンテンツの映像にメッセージをオーバレイ表示することができる。
また、コンテンツの再生を止めるか、オーバレイ表示するかを切り替える場合においても、ユーザの指示を受け付け、受け付けた指示に応じて、コンテンツの再生抑止、又はメッセージのオーバレイ表示の何れかを行う切り替えステップをバイトコードに含めてもよい。このとき、コンテンツ再生装置は、バイトコード実行時に、切り替えステップを実行することにより、ユーザからの指示を受け付け、受け付けた指示に基づいて、コンテンツの再生抑止、又はメッセージのオーバレイ表示の何れかを行うことができる。これにより、バイトコードは、コンテンツ再生装置にコンテンツの再生抑止、又はメッセージのオーバレイ表示の何れかを行うように処理制御をさせることができる。
また、上記「その他の変形例(1)」にて示すバイトコードに制御情報を持たせる場合において、コンテンツ再生装置は、制御情報を読み込み、読み込んだ制御情報に基づいて、コンテンツの再生抑止、又はメッセージのオーバレイ表示の何れかを行うことができる。若しくは、バイトコードは、コンテンツ再生装置との交信(interact)により、制御情報をコンテンツ再生装置のバイトコード実行部へ出力し、バイトコード実行部が受け取った制御情報に基づいて処理を行ってもよい。なお、コンテンツ再生装置との交信(interact)とは、コンテンツ再生装置のバイトコード実行部にて実行されるバイトコードとは異なるプログラムとバイトコードとの間にて情報の交信(interact)を行うことをいう。
なお、コンテンツ再生装置にコンテンツの再生抑止、又はメッセージのオーバレイ表示の何れかを行う処理制御を有する処理制御部を、予めコンテンツ再生装置が有していてもよい。コンテンツ再生装置は、バイトコードとの交信により、当該装置が異常である旨のメッセージを受け取った場合には、前記処理制御部の動作を実行する。前記処理制御部の動作は、例えば、ユーザから再生抑止の指示、若しくはメッセージのオーバレイ表示の何れかを受け付け、受け付けた指示に基づいてコンテンツ再生装置にコンテンツの再生抑止、又はメッセージのオーバレイ表示の何れかを行う。また、別の例として、制御情報が記録媒体に記録されている場合には、処理制御部は、記録媒体から制御情報を読み出し、読み出した制御情報に基づいてコンテンツ再生装置にコンテンツの再生抑止、又はメッセージのオーバレイ表示の何れかを行う。
なお、実施形態2においても同様に、コンテンツの再生の停止(中止)するステップをバイトコードに含めてもよい。また、メッセージをオーバレイ表示するステップをバイトコードに含めてもよい。また、切り替えステップをバイトコードに含めてもよい。
または、コンテンツ再生装置にコンテンツの再生抑止、又はメッセージのオーバレイ表示の何れかを行う処理制御を有する処理制御部を、予めコンテンツ再生装置が有していてもよい。コンテンツ再生装置は、バイトコードとの交信により、当該装置の状態が異常である旨のメッセージを受け取った場合には、前記処理制御部の動作を実行する。
(7.3)上記実施形態1において、異常装置テーブルは、バイトコードに含めるとしたが、これに限定されない。
異常装置テーブルは、記録媒体のバイトコードを記録している領域とは異なる領域に記録してもよい。
また、実施形態2においても同様に、異常状態テーブルは、記録媒体のバイトコードを記録している領域とは異なる領域に記録してもよい。
(7.4)本発明における装置固有情報とは、装置固有情報保持部133にて記憶されている装置メーカID、モデル番号、製造シリアル番号、及びファームバージョン番号のうち少なくとも1つ以上の情報からなるものである。
(7.5)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
(8)まとめ
従来技術では、予め想定される異常状態(コンテンツ再生装置等の端末装置の製造時に想定される異常状態)に対しては、その異常状態を判断して、その異常状態に対応するメッセージをユーザに通知することは可能である。しかしながら、例えば、バグなどにより起こる、予め想定されない異常状態(出荷後に判明した異常状態)に対しては、その異常状態を判断して、その異常状態に対応するメッセージをユーザに通知することはできない。
また、従来技術では、どのような異常状態に対してどのようにユーザに通知するかは、一般には端末製造者の実装マターであり、コンテンツの著作権者の意図を反映したり、著作権者によってコントロールすることは難しい。特に、悪意のある端末製造者の製造した端末に対して、著作権者の所望する、所定の異常状態に対して、その異常状態を判断して、その異常状態に対応するメッセージをユーザに通知することができない。
本発明によれば、予め想定されない異常状態に対しても、その異常状態を判断して、その異常状態に対応するメッセージをユーザに通知することが可能となる。また、コンテンツの著作権者の所望する、所定の異常状態に対して、その異常状態を判断して、その異常状態に対応するメッセージをユーザに通知することが可能となる。
また、本発明にかかる、記録媒体、データ処理装置(例えば、上記にて示すコンテンツ再生装置)、及び、データ処理方法は、映画などの著作物であるコンテンツデータを、記録媒体に格納し、その記録媒体に格納されたコンテンツデータを再生する分野において有用である。
(8.1)本発明は、データ処理装置によって読み出され、実行されるプログラムを記録する記録媒体であって、前記記録媒体は、前記データ処理装置において保持、または、取得される情報を受け取るステップと、 受け取った情報に基づき、前記情報に対応するメッセージを取得するステップと、 取得したメッセージの表示要求を、前記データ処理装置に通知するステップとからなるプログラムが記録されていることを特徴とする。
(8.2)ここで、上記(8.1)の記録媒体において、前記情報が、不正、もしくは、異常なデータ処理装置を特定するための装置固有情報であり、前記メッセージが、不正、もしくは異常なデータ処理装置であることを、データ処理装置の利用者に通知するメッセージであるとしてもよい。
(8.3)ここで、上記(8.1)の記録媒体において、前記情報が、不正、もしくは、異常なデータ処理状態であることを示す装置状態情報であり、前記メッセージが、不正、もしくは異常なデータ処理状態であることを、データ処理装置の利用者に通知するメッセージであるとしてもよい。
(8.4)また、本発明は、上記(8.1)から(8.3)の記録媒体から読み出したプログラムを実行するデータ処理装置であって、前記データ処理装置は、前記記録媒体からプログラムを読み出す読み出し手段と、読み出された前記プログラムを実行するプログラム実行手段と、実行された前記プログラムに、保持または取得する情報を通知する手段と、前記プログラムから受け取ったメッセージの表示要求に従い、メッセージを表示する表示手段を備えることを特徴とする。
(8.5)ここで、上記(8.4)のデータ処理装置において、前記情報が、不正、もしくは、異常なデータ処理装置を特定するための装置固有情報であり、前記メッセージが、不正、もしくは異常なデータ処理装置であることを、データ処理装置の利用者に通知するメッセージであるとしてもよい。
(8.6)ここで、上記(8.4)のデータ処理装置において、前記情報が、不正、もしくは、異常なデータ処理状態であることを示す装置状態情報であり、前記メッセージが、不正、もしくは異常なデータ処理状態であることを、データ処理装置の利用者に通知するメッセージであるとしてもよい。
(8.7)また、本発明は、記録媒体から読み出したプログラムを実行するデータ処理装置におけるデータ処理方法であって、前記データ処理装置が、前記記録媒体からプログラムを読み出す読み出しステップと、読み出された前記プログラムを実行する実行ステップと、実行された前記プログラムに、保持または取得する情報を通知する通知ステップと、前記プログラムが、データ処理装置から通知された前記情報を受け取る受け取りステップと、受け取った情報に基づき、前記情報に対応するメッセージを取得するステップと、取得したメッセージの表示要求を、前記データ処理装置に通知するステップと、 前記データ処理装置が、前記プログラムから通知されたメッセージの表示要求に従い、メッセージを表示する表示ステップとからなることを特徴とする。
上記にて示した記録媒体及びコンテンツ再生装置は、コンテンツをユーザに供給する産業、コンテンツを再生する装置を製造する製造業、コンテンツを再生する装置を販売する販売業において、経営的、つまり反復的かつ継続的に利用されうる。
実施の形態1における記録媒体101及びコンテンツ再生装置102の構成を示すブロック図である。 実施の形態1におけるコンテンツ再生処理の動作を示す流れ図である。 実施の形態1における装置異常テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 実施の形態1におけるバイトコード実行処理の動作を示す流れ図である。 実施の形態1におけるコンテンツ再生装置の無効化確認処理の動作を示す流れ図である。 実施の形態1におけるコンテンツ鍵の生成処理の動作を示す流れ図である。 実施の形態2における記録媒体101A及びコンテンツ再生装置102Aの構成を示すブロック図である。 実施の形態2におけるコンテンツ再生処理の動作を示す流れ図である。 実施の形態1における異常状態テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 実施の形態2におけるバイトコード起動処理の動作を示す流れ図である。 実施の形態2におけるバイトコード実行処理の動作を示す流れ図である。 無効化情報115の具体例を示す図である。 ステップS404の詳細な動作を示す流れ図である。 ステップS405の詳細な動作を示す流れ図である。 ステップS404Aの詳細な動作を示す流れ図である。 ステップS405Aの詳細な動作を示す流れ図である。
符号の説明
101、101A 記録媒体
102、102A コンテンツ再生装置
111、111A 再生制御情報
112、112A バイトコード
113、113A 保護コンテンツデータ
114、114A 暗号化コンテンツ鍵
115、115A 無効化情報
121、121A ディスク読込部
122、122A 再生制御部
123、123A ユーザ操作受付部
124、124A バイトコード実行部
125、125A 復号部
127、127A 逆多重化部
128、128A ビデオデコーダ
129、129A オーディオデコーダ
130、130A コンテンツ鍵生成部
131、131A 無効化情報処理部
132、132A デバイス鍵保持部
133 装置固有情報保持部
134、134A 表示制御部
135、135A 表示部
136A 装置状態情報取得部

Claims (27)

  1. コンテンツ提供者から提供される記録媒体であって、
    コンテンツと、前記コンテンツを再生する再生装置によって前記コンテンツの再生時に実行されるプログラムとを記録しており、
    前記プログラムは、
    前記再生装置内に予め格納されており前記コンテンツの再生時に実行される別のプログラムと交信する交信ステップと、
    交信結果に応じて定まるメッセージを前記別のプログラムへ送る出力ステップと
    を前記再生装置にさせることを特徴とする記録媒体。
  2. 前記交信ステップは、前記別のプログラムとの交信により、前記再生装置に固有である装置固有情報を取得し、
    前記出力ステップは、前記装置固有情報に応じて定まるメッセージを前記別のプログラムへ送る
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体。
  3. 前記出力ステップは、
    前記装置固有情報に応じて前記再生装置が表示することのできるメッセージを取得する取得ステップと、
    取得したメッセージを前記別のプログラムへ送る送信ステップと
    を含むことを特徴とする請求項2に記載の記録媒体。
  4. 前記取得ステップは、
    前記装置固有情報により前記再生装置が不正、又は異常な装置であると示される場合には、前記再生装置が不正、又は異常な装置であることを示すメッセージを取得する
    ことを特徴とする請求項3に記載の記録媒体。
  5. 前記交信ステップは、前記別のプログラムとの交信により、前記再生装置の動作状態を示す装置状態情報を取得し、
    前記出力ステップは、前記装置状態情報に応じて定まるメッセージを前記別のプログラムへ送る
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体。
  6. 前記出力ステップは、
    前記装置状態情報に応じて前記再生装置が表示することのできるメッセージを取得する取得ステップと、
    取得したメッセージを前記別のプログラムへ送る送信ステップと
    を含むことを特徴とする請求項5に記載の記録媒体。
  7. 前記取得ステップは、
    前記装置状態情報により前記再生装置が不正、又は異常な状態であると示される場合には、前記再生装置が不正、又は異常な状態であることを示すメッセージを取得する
    ことを特徴とする請求項6に記載の記録媒体。
  8. 前記記録媒体は、さらに、
    前記メッセージを記憶している記憶領域を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体。
  9. 前記メッセージが、前記再生装置が不正又は異常な装置であること、若しくは、前記再生装置が不正又は異常な状態にあることを示すメッセージである場合、
    前記プログラムは、
    前記メッセージの出力に加え、前記コンテンツの再生を抑止する再生抑止ステップを前記再生装置にさせることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体。
  10. 前記コンテンツは、画像データを含み、
    前記再生装置は、前記コンテンツに含まれる画像データに基づく画像を再生し、
    前記プログラムは、さらに、
    前記メッセージを、前記コンテンツの再生中の画像にオーバレイ表示するオーバレイ表示ステップ
    を前記再生装置にさせることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体。
  11. 前記メッセージは、前記再生装置が不正又は異常な装置、若しくは不正、又は異常な状態を示しており、
    前記プログラムは、さらに、
    前記コンテンツの再生を抑止するか、前記メッセージを、前記コンテンツの再生中の映像にオーバレイ表示するかの指示をユーザから受け付ける処理選択ステップ
    を前記再生装置にさせることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体。
  12. 前記プログラムは、
    前記コンテンツの再生を抑止する動作、又は前記メッセージを再生中の前記コンテンツの映像にオーバレイ表示する動作の何れかを行うことを示す制御情報を含み、
    前記出力ステップは、さらに、前記制御情報を前記別のプログラムへ送る
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体。
  13. コンテンツ提供者から提供された記録媒体からコンテンツを再生する再生装置であって、
    前記記録媒体は、前記コンテンツと、前記コンテンツの再生時に実行されるプログラムとを記録しており、
    前記再生装置は、
    前記コンテンツの再生時に、前記記録媒体から前記プログラムを読み込む読込手段と、
    読み込んだ前記プログラムを起動する起動手段と、
    前記プログラムと交信する交信手段と、
    交信結果に応じたメッセージを前記記録媒体から受け取り、受け取ったメッセージに応じた処理を行う処理手段と
    を備えることを特徴とする再生装置。
  14. 前記交信手段は、当該再生装置に固有である装置固有情報を前記プログラムに通知し、
    前記処理手段は、交信結果として前記装置固有情報に応じたメッセージを前記記録媒体から受け取る
    ことを特徴とする請求項13に記載の再生装置。
  15. 前記装置固有情報は、当該再生装置に予め記憶されている
    ことを特徴とする請求項14に記載の再生装置。
  16. 前記交信手段は、
    当該再生装置の動作状態を示す装置状態情報を前記プログラムに通知する
    ことを特徴とする請求項13に記載の再生装置。
  17. 前記交信手段は、前記記録媒体に記録されたコンテンツの再生中における前記動作状態情報を取得し、取得した前記動作状態情報を前記プログラムに通知し、
    前記処理手段は、交信結果として前記装置状態情報に応じたメッセージを前記記録媒体から受け取る
    ことを特徴とする請求項16に記載の再生装置。
  18. 前記処理手段は、前記受け取ったメッセージを表示する
    ことを特徴とする請求項13に記載の再生装置。
  19. 前記メッセージが、前記再生装置が不正又は異常な装置であること、若しくは、前記再生装置が不正又は異常な状態にあることを示すメッセージである場合、
    前記再生装置は、さらに、
    前記メッセージの表示に加え、前記コンテンツの再生を抑止する再生抑止手段
    を備えることを特徴とする請求項18に記載の再生装置。
  20. 前記コンテンツは、前記再生装置により再生される画像の基となる画像データを含み、
    前記処理手段は、
    前記メッセージを、前記コンテンツの再生中の画像にオーバレイ表示する
    ことを特徴とする請求項18に記載の再生装置。
  21. 前記メッセージは、当該再生装置が不正又は異常な装置、若しくは不正、又は異常な状態を示しており、
    前記処理手段は、
    前記コンテンツの再生を抑止する動作、又は前記メッセージを、再生中の前記コンテンツの映像にオーバレイ表示する動作の何れかを行う
    ことを特徴とする請求項18に記載の再生装置。
  22. 前記処理手段は、前記コンテンツの再生を抑止する動作、又は前記メッセージを再生中の前記コンテンツの映像にオーバレイ表示する動作の何れかを行う指示を、ユーザから受け取り、受け取った指示に基づいて処理を行う
    ことを特徴とする請求項21に記載の再生装置。
  23. 前記プログラムは、前記コンテンツの再生を抑止する旨、又は前記メッセージを再生中の前記コンテンツの映像にオーバレイ表示する旨の何れかを示す制御情報を記録しており、
    前記処理手段は、前記プログラムから前記制御情報を読み出し、読み出した前記制御情報の内容に基づいて処理を行う
    ことを特徴とする請求項21に記載の再生装置。
  24. コンテンツ提供者から提供された記録媒体からコンテンツを再生する再生装置で用いられるメッセージ取得方法であって、
    前記記録媒体は、前記コンテンツと、前記コンテンツの再生時に実行されるプログラムとを記録しており、
    前記メッセージ取得方法は、
    前記コンテンツの再生時に、前記記録媒体から前記プログラムを読み込む読込ステップと、
    読み込んだ前記プログラムを起動する起動ステップと、
    前記プログラムと交信する交信ステップと、
    交信結果に応じたメッセージを前記記録媒体から受け取り、受け取ったメッセージに応じた処理を行う処理ステップと
    を含むことを特徴とするメッセージ取得方法。
  25. コンテンツ提供者から提供された記録媒体からコンテンツを再生する再生装置で用いられるメッセージ取得プログラムであって、
    前記記録媒体は、前記コンテンツと、前記コンテンツの再生時に実行されるプログラムとを記録しており、
    前記メッセージ取得プログラムは、
    前記コンテンツの再生時に、前記記録媒体から前記プログラムを読み込む読込ステップと、
    読み込んだ前記プログラムを起動する起動ステップと、
    前記プログラムと交信する交信ステップと、
    交信結果に応じたメッセージを前記記録媒体から受け取り、受け取ったメッセージに応じた処理を行う処理ステップと
    を含むことを特徴とするメッセージ取得プログラム。
  26. 前記メッセージ取得プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されていることを特徴とする請求項25に記載の取得プログラム。
  27. コンテンツ提供者から提供された記録媒体からコンテンツを再生する再生装置であって、
    前記記録媒体は、前記コンテンツと、前記コンテンツの再生時に実行されるプログラムとを記録しており、
    前記集積回路は、
    前記コンテンツの再生時に、前記記録媒体から前記プログラムを読み込む読込手段と、
    読み込んだ前記プログラムを起動する起動手段と、
    前記プログラムと交信する交信手段と、
    交信結果に応じたメッセージを前記記録媒体から受け取り、受け取ったメッセージに応じた処理を行う処理手段と
    を備えることを特徴とする集積回路。
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