JPWO2006134712A1 - コイル部品とそれを用いたディスプレイ装置 - Google Patents

コイル部品とそれを用いたディスプレイ装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2006134712A1
JPWO2006134712A1 JP2007521178A JP2007521178A JPWO2006134712A1 JP WO2006134712 A1 JPWO2006134712 A1 JP WO2006134712A1 JP 2007521178 A JP2007521178 A JP 2007521178A JP 2007521178 A JP2007521178 A JP 2007521178A JP WO2006134712 A1 JPWO2006134712 A1 JP WO2006134712A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
lamp
terminal
balance
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007521178A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4631909B2 (ja
Inventor
智宏 杉村
智宏 杉村
貞雄 森元
貞雄 森元
勝己 松村
勝己 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Publication of JPWO2006134712A1 publication Critical patent/JPWO2006134712A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4631909B2 publication Critical patent/JP4631909B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/08High-leakage transformers or inductances
    • H01F38/10Ballasts, e.g. for discharge lamps
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B41/00Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
    • H05B41/02Details
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B41/00Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
    • H05B41/14Circuit arrangements
    • H05B41/26Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc
    • H05B41/28Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters
    • H05B41/282Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters with semiconductor devices
    • H05B41/2821Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters with semiconductor devices by means of a single-switch converter or a parallel push-pull converter in the final stage
    • H05B41/2822Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters with semiconductor devices by means of a single-switch converter or a parallel push-pull converter in the final stage using specially adapted components in the load circuit, e.g. feed-back transformers, piezoelectric transformers; using specially adapted load circuit configurations
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B41/00Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
    • H05B41/14Circuit arrangements
    • H05B41/26Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc
    • H05B41/28Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters
    • H05B41/282Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters with semiconductor devices
    • H05B41/285Arrangements for protecting lamps or circuits against abnormal operating conditions
    • H05B41/2851Arrangements for protecting lamps or circuits against abnormal operating conditions for protecting the circuit against abnormal operating conditions
    • H05B41/2855Arrangements for protecting lamps or circuits against abnormal operating conditions for protecting the circuit against abnormal operating conditions against abnormal lamp operating conditions
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B41/00Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
    • H05B41/14Circuit arrangements
    • H05B41/36Controlling
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F30/00Fixed transformers not covered by group H01F19/00
    • H01F30/04Fixed transformers not covered by group H01F19/00 having two or more secondary windings, each supplying a separate load, e.g. for radio set power supplies
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F5/00Coils
    • H01F5/04Arrangements of electric connections to coils, e.g. leads

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

コイル部品は、1次コイルと、この1次コイルに対向する第1の2次コイル及び第2の2次コイルを備える。第1の2次コイルの端子であってランプの一端に接続するための端子を第1の端子とし、第2の2次コイルの端子であってランプの他端に接続するための端子を第2の端子とする。第1の2次コイルと第2の2次コイルは同軸に設けられると共に、第1の端子と第2の端子の極性は逆である。

Description

本発明はディスプレイ装置等に搭載した放電灯に電圧を供給するコイル部品と、それを用いたディスプレイ装置に関する。
図13は従来のコイル部品を用いて構成されるディスプレイ装置の回路図である。図13において、インバータ回路100はコイル部品101,102と安定化回路103から構成される。コイル部品101は1次コイル101A、2次コイル101Bを有し、2次コイル101Bの一端はランプ300の一端に接続されている。コイル部品101の他端とコイル部品102の一端は安定化回路103に接続されている。コイル部品102の他端はランプ300の他端と接続されている。また、駆動回路200がコイル部品101、102の1次コイル側と接続されている。
なお、この出願に関する先行技術文献情報としては、例えば、特開2002−231034号公報が知られている。
このような従来のコイル部品を用いて構成されるディスプレイ装置においては、表示画面のちらつきが問題となっている。
すなわち、上記従来の構成においては、ランプ300の一端とランプ300の他端とが別々のコイル部品101、102に接続されているため、図14に示すランプ300の一端と他端とに流入する電流の位相が、電流波形(a)、電流波形(b)に示すようにずれてしまっている。つまり、電流波形(a)に対して電流波形(b)はT2−T1(sec)の時間遅れ(位相遅れ)となっている。
理想的には電流の位相が図16の電流波形(a)、電流波形(b)に示すようにそろっていることが望ましく、この場合、図17Aから図17Gに示すようなランプの発光が得られる。図17Aから図17Gにおいて、白抜きの部分301が発光部分、斜線部分302が非発光部分である。このような発光状態を繰り返しても、発光部分と非発光部分とが一定となっており、周波数が十分高ければ人の目はついていかず、ちらつきを感じなくてすむ。
しかし、従来のコイル部品を用いて構成されるディスプレイ装置では、上記理由により図14の電流波形(a)、電流波形(b)に示すように、お互いの位相がずれてしまっているため、発光状態は図15Aから図15Gのようになり、非発光部分(斜線部分302を示す)が時間に伴って移動する。従って、ディスプレイ装置において表示画面のちらつきが発生する。
また、ランプ300の代わりに、図18に示すような棒状のランプ400、500を接続した場合においても、ランプ400、ランプ500の一端と他端とには、それぞれコイル部品101及びコイル部品102の出力電流が流入するため、同様の位相のずれが起こってしまい、ディスプレイ装置における表示画面のちらつきが生ずる。
本発明のコイル部品は、1次コイルと、この1次コイルに対向する第1の2次コイルと、第2の2次コイルを備え、第1の2次コイルの高電圧側の端子を第1の端子とし、第2の2次コイルの高電圧側の端子を第2の端子とし、第1の2次コイルと第2の2次コイルは同軸に設けられると共に、第1の端子と第2の端子の極性は逆である。
また、本発明のディスプレイ装置は、上記に記載のコイル部品と、駆動回路と、ランプと、制御回路から構成される。駆動回路は、1次コイル側と接続されている。ランプの一端は、第1の端子と接続され、ランプの他端は第2の端子と接続されている。制御回路は、駆動回路に接続されると共に、第1の端子と異なる第1の2次コイルの他端である第3の端子と、第2の端子と異なる第2の2次コイルの他端である第4の端子に接続されている。
本発明では以上の構成により、極性の異なる2つの2次コイルが同軸上に備えられており、2つの2次コイル間の位相ずれをなくすことができる。この2つの2次コイルに接続されたランプの両端から流入する電流の位相ずれが低減されることにより、ディスプレイ装置の表示画面のちらつきが低減される。
図1は本発明の実施の形態1におけるコイル部品の回路図である。 図2は同実施の形態1におけるコイル部品の分解斜視図である。 図3は同実施の形態1におけるコイル部品の断面図である。 図4は同実施の形態1におけるコイル部品を用いて構成されるディスプレイ装置の回路図である。 図5は同実施の形態1におけるコイル部品を用いて構成される他のディスプレイ装置の回路図である。 図6は同実施の形態1におけるコイル部品を用いて構成される他のディスプレイ装置の回路図である。 図7は本発明の実施の形態2におけるコイル部品の回路図である。 図8は同実施の形態2におけるコイル部品を用いて構成されるディスプレイ装置の回路図である。 図9は同実施の形態2におけるコイル部品を用いて構成される他のディスプレイ装置の回路図である。 図10は本発明の実施の形態3におけるコイル部品の回路図である。 図11は同実施の形態3におけるコイル部品を用いて構成されるディスプレイ装置の回路図である。 図12は同実施の形態3におけるコイル部品を用いて構成される他のディスプレイ装置の回路図である。 図13は従来のコイル部品を用いて構成されるディスプレイ装置の回路図である。 図14は従来のランプに位相のずれた電流が流入する様子を示す図である。 図15Aは従来の位相がずれている状態のランプの発光状態を示す図である。 図15Bは従来の位相がずれている状態のランプの発光状態を示す図である。 図15Cは従来の位相がずれている状態のランプの発光状態を示す図である。 図15Dは従来の位相がずれている状態のランプの発光状態を示す図である。 図15Eは従来の位相がずれている状態のランプの発光状態を示す図である。 図15Fは従来の位相がずれている状態のランプの発光状態を示す図である。 図15Gは従来の位相がずれている状態のランプの発光状態を示す図である。 図16はランプに位相の揃っている電流が流入する様子を示す図である。 図17Aは位相が揃っている状態のランプの発光状態を示す図である。 図17Bは位相が揃っている状態のランプの発光状態を示す図である。 図17Cは位相が揃っている状態のランプの非発光状態を示す図である。 図17Dは位相が揃っている状態のランプの発光状態を示す図である。 図17Eは位相が揃っている状態のランプの発光状態を示す図である。 図17Fは位相が揃っている状態のランプの発光状態を示す図である。 図17Gは位相が揃っている状態のランプの非発光状態を示す図である。 図18は従来のコイル部品を用いて構成される他のディスプレイ装置の回路図である。
符号の説明
7 駆動回路
8,80,800 コイル部品
8A 1次コイル
8B 第1の2次コイル
8BA 第1の端子
8BB 第3の端子
8C 第2の2次コイル
8CA 第2の端子
8CB 第4の端子
16,16A,16B ランプ(第1のランプ)
18 抵抗
19 制御回路
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1におけるコイル部品及びそれを用いたディスプレイ装置について図1から図6を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態1におけるコイル部品の回路図である。コイル部品8の構成要素である1次コイル8Aと第1の2次コイル8B、第2の2次コイル8Cは対向する位置にある。第1の2次コイル8Bは第1の端子8BA(高電圧側の端子)、第3の端子8BBを有する。第2の2次コイル8Cは第2の端子8CA(高電圧側の端子)、第4の端子8CBを有する。また、第1の2次コイル8Bと第2の2次コイル8Cは同軸上に設けられており、第1の端子8BAと第2の端子8CAの極性は逆になっている。
次に、このコイル部品8の詳細な構造を図2、図3を用いて示す。
図2において、E型分割磁心10は、中磁脚12と、この中磁脚12を挟むように対向配置した外磁脚13A、13Bを有している。このE型分割磁心10の外磁脚13A、13Bには接着剤11が塗布されている。この接着剤11により、E型分割磁心10の実装面に対して略水平方向に配置されたI型分割磁心9は外磁脚13A、13Bとの間で第1のギャップを形成して接着されている。また、ギャップ紙11Aが間に介在することにより、中磁脚12とI型分割磁心9の間で第2のギャップが形成されている。このようにE型分割磁心10とI型分割磁心9を組み合わせて構成することにより、閉路状磁心が形成されている。
そして、図3に示す通り、E型分割磁心10の外磁脚13Aには1次ボビン14Aを介して1次コイル8Aが巻回され、外磁脚13Bには2次ボビン14Bを介して第1の2次コイル8Bと第2の2次コイル8Cが溝部15の境界を設けて巻回されている。
次に図4は本発明の実施の形態1におけるコイル部品を用いて構成されるディスプレイ装置の回路図である。図4において、第1の端子8BAとランプ16(第1のランプという)の一端が接続されており、第2の端子8CAとランプ16の他端が接続されている。なお、第1の端子8BAと第2の端子8CAの極性は逆である。そして、第3の端子8BBはそのままグランドに接続され、第4の端子8CBは抵抗18を介してグランドに接続されている。この抵抗18を流れる電流を制御回路19が検知して、ランプ16に流入する電流をある一定の電流量にするよう駆動回路7に指示する。これにより、ランプ16に流れる電流は一定になる。
駆動回路7を駆動させて1次コイル8Aに電流が流入すると、その電流から発生する磁束は、図3に示す外磁脚13Bを走り、この磁束により第1と第2の2次コイル8B、8Cには同位相の電流が発生する。この同位相の電流がそれぞれランプ16の一端と他端に流入するため、図17に示す通り、ディスプレイ装置における表示画面において、ちらつきが低減している発光状態となる。
さらに、1つのコイル部品8でランプ16を点灯させることができ、ディスプレイ全体の小型化が可能である。
また、制御回路19により直接、電流量が制御されているため、高精度にランプ16に流れる電流が制御される。
なお、ランプ16の代わりに、図5に示す通り、ランプ16Aとランプ16Bの2つのランプを用いて接続する構成を用いても良い。
さらに、図6に示す通り、第2のランプ17を備え、この第2のランプ17の一端は第1の端子8BAと接続されるようにし、第2のランプ17の他端は第2の端子8CAと接続されるようにして、2つのランプ16,17を備えた構成としてもよい。
なお、本実施の形態1において、I字形状をしたI型分割磁心9とE字形状をしたE型分割磁心10とを用いて閉路状磁心を形成する例を用いたが、二つのE型分割磁心10を対向させ、閉路状磁心を形成してもかまわない。
この場合、略対称形の磁心を二つ使用して閉路状磁心が形成されるため、生産性や組み立てコストおよび磁心のコストの低減が可能となる。
また、2本の脚を有するU型分割磁心(図示せず)を2つ対向させて閉路状磁心を形成しても、略対称形の磁心を二つ使用して閉路状磁心が形成されるため、生産性や組み立てコストおよび磁心のコストの低減が可能となる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2におけるコイル部品及びそれを用いたディスプレイ装置について図7から図9を参照しながら説明する。
なお、実施の形態1と同様の構成については同一の番号を付し、その説明を省略する。
図7は本発明の実施の形態2におけるコイル部品の回路図である。コイル部品80の構成要素である1次コイル8Aと第1の2次コイル8B、第2の2次コイル8Cは対向する位置にある。また、第1の2次コイル8Bと第2の2次コイル8Cは同軸上に設けられており、第1の端子8BA(高電圧側の端子)と第2の端子8CA(高電圧側の端子)の極性は逆である。
そして、第1の端子8BAと第2の端子8CAはそれぞれバランスコイル20A(第1のバランスコイルという)の入力側の一端、バランスコイル20B(第2のバランスコイルという)の入力側の一端と接続されている。
第3の端子8BB、第4の端子8CBはそれぞれバランスコイル20C(第3のバランスコイルという)の入力側の一端と他端に接続されている。
次に図8は本発明の実施の形態2におけるコイル部品を用いて構成されるディスプレイ装置の回路図である。図8において、バランスコイル20Aの出力側の一端はランプ21(第1のランプという)の一端に接続され、バランスコイル20Aの出力側の他端はランプ22(第2のランプという)の一端に接続されている。また、バランスコイル20Bの出力側の一端はランプ21の他端に接続され、バランスコイル20Bの出力側の他端はランプ22の他端に接続されている。
このバランスコイル20A、20Bを設けることにより、ランプ21、22のどちらかに電流が偏るのを防いでいる。
一般的にランプのインピーダンスには製造バラツキがあるため、複数のランプに同時に電流を流す場合、どちらかのランプが先に点灯してしまう。そうすると、エネルギーがその点灯したランプに使用されるため、その他のランプにエネルギーが行かず点灯できなくなってしまう。また、点灯したとしても、それぞれのランプに流れる電流量に差ができれば、ディスプレイ全体としての表示に輝度ムラができてしまう。このバランスコイル20A、20Bはそのような問題を防止している。
バランスコイル20Cの出力側の一端には抵抗18を介してグランドに接続され、他端はそのままグランドに接続されている。
このバランスコイル20Cは、第1の2次コイル8Bからバランスコイル20Aへ流れる電流と、第2の2次コイル8Cからバランスコイル20Bへ流れる電流とのバランスを取っており、ランプ21、22の一端と他端とにかかる電圧がアンバランスになるのを防いでいる。
そして、制御回路19が、抵抗18を流れる電流を検知して、ある一定の電流量にするよう駆動回路7に指示する。これにより、ランプ21、22に流れる電流は一定になる。
駆動回路7を駆動させて1次コイル8Aに電流が流入すると、その電流から発生する磁束は図3に示す外磁脚13Bを走り、この磁束により第1と第2の2次コイル8B、8Cには同位相の電流が発生する。この同位相の電流がそれぞれランプ21、22の一端と他端とに流入するため、図17に示す通り、ディスプレイ装置における表示画面において、ちらつきが低減される発光状態となる。
さらに、1つのコイル部品80で2つのランプ21、22を点灯させることができ、ディスプレイ全体の小型化が可能である。
また、制御回路19により直接、電流量が制御されているため、高精度にランプ21、22に流れる電流が制御される。
さらに、バランスコイル20A、20Bを設けることにより、ランプ21、22のどちらかに電流が偏るのを防止することができる。また、どちらか一方のランプの点灯に伴って他方のランプが点灯しないのを防止すると共に、ディスプレイ全体としての表示に輝度ムラが発生するのを防止できる。
なお、ランプ21、22の代わりに、図9に示す通り、ランプ21Aとランプ21Bとを接続する構成、ランプ22Aとランプ22Bとを接続する構成としても良い。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3におけるコイル部品及びそれを用いたディスプレイ装置について図10から図12を参照しながら説明する。
なお、実施の形態1、2と同様の構成については同一の番号を付し、その説明を省略する。
図10は本発明の実施の形態3におけるコイル部品の回路図である。図10において、コイル部品800は実施の形態2におけるコイル部品80の構成にさらにバランスコイル23A(第4のバランスコイルという)、23B(第5のバランスコイルという)、23C(第6のバランスコイルという)、23D(第7のバランスコイルという)を付加したものである。
バランスコイル20Aの出力側の一端はバランスコイル23Aの入力側に接続されており、バランスコイル20Aの出力側の他端はバランスコイル23Bの入力側に接続されている。また、バランスコイル20Bの出力側の一端はバランスコイル23Cの入力側に接続されており、バランスコイル20Bの出力側の他端はバランスコイル23Dの入力側に接続されている。
次に図11は本発明の実施の形態3におけるコイル部品を用いて構成されるディスプレイ装置の回路図である。図11において、バランスコイル23Aの出力側の一端はランプ24(第1のランプという)の一端に接続されており、このランプ24の他端はバランスコイル23Cの出力側の一端に接続されている。
バランスコイル23Aの出力側の他端はランプ25(第2のランプという)の一端に接続されており、このランプ25の他端はバランスコイル23Cの出力側の他端に接続されている。
バランスコイル23Bの出力側の一端はランプ26(第3のランプという)の一端に接続されており、このランプ26の他端はバランスコイル23Dの出力側の一端に接続されている。
バランスコイル23Bの出力側の他端はランプ27(第4のランプという)の一端に接続されており、このランプ27の他端はバランスコイル23Dの出力側の他端に接続されている。
この構成により、第1の2次コイル8Bの出力電流がバランスコイル20Aを介してバランスコイル23A、23Bに均等に分配される。その分配された出力電流は、バランスコイル23Aを介してランプ24、25に均等に分配され、バランスコイル23Bを介してランプ26、27に均等に分配される。
また、第1の2次コイル8Bの出力と極性が逆である第2の2次コイル8Cの出力電流が、バランスコイル20Bを介してバランスコイル23C、23Dに均等に分配される。その分配された出力電流は、バランスコイル23Cを介してランプ24、25に均等に分配され、バランスコイル23Dを介してランプ26、27に均等に分配される。
従って、本発明の実施の形態3におけるディスプレイ装置の構成では、ランプ24、25、26、27のいずれかに電流が偏ることは防止される。また、いずれかのランプにエネルギーが行かずに点灯できなくなることや、それぞれのランプに流れる電流量に差ができてディスプレイ全体としての表示に輝度ムラができることも防止される。
第1と第2の2次コイル8B、8Cの他端は、それぞれバランスコイル20Cの入力側の一端、他端に接続されており、バランスコイル20Cの出力側の一端には抵抗18を介してグランドに接続されており、他端はそのままグランドに接続されている。
このバランスコイル20Cは、第1の2次コイル8Bからバランスコイル20Aへ流れる電流と、第2の2次コイル8Cからバランスコイル20Bへ流れる電流とのバランスを取っており、ランプ24、25、26、27の一端と他端とにかかる電圧がアンバランスになるのを防止している。
そして、制御回路19が、抵抗18を流れる電流を検知して、ある一定の電流量にするよう駆動回路7に指示する。これにより、ランプ24、25、26、27に流れる電流は一定になる。
以上の構成により、駆動回路7を駆動して1次コイル8Aに電流が流入すると、その電流から発生する磁束が図3に示す外磁脚13Bを走り、この磁束により第1と第2の2次コイル8B、8Cには同位相の電流が発生する。この同位相の電流がそれぞれランプ24、25、26、27の一端と他端に流入するため、図17に示す通り、ディスプレイ装置における表示画面において、ちらつきが低減される発光状態となる。
さらに、1つのコイル部品800で4つのランプ24、25、26、27を点灯させることができ、ディスプレイ全体の小型化が可能である。
また、制御回路19により直接、電流量が制御されているため、高精度にランプ24、25、26、27に流れる電流が制御される。
さらに、バランスコイル20A、20B,23A、23B、23C、23Dを設けることにより、ランプ24、25、26、27のいずれかに電流が偏ることを防止することができる。また、どちらか一方のランプの点灯に伴って他方のランプが点灯しないことを防止すると共に、ディスプレイ全体としての表示に輝度ムラが発生すること防止する。
なお、ランプ24、25、26、27の代わりに、図12に示す通り、ランプ24Aとランプ24Bが接続される構成、ランプ25Aとランプ25Bが接続される構成、ランプ26Aとランプ26Bが接続される構成、ランプ27Aとランプ27Bが接続される構成としても良い。
本発明のコイル部品とそれを用いたディスプレイ装置は、ディスプレイ装置における表示画面のちらつきが低減されるという効果を有し、各種電気機器において有用である。
本発明はディスプレイ装置等に搭載した放電灯に電圧を供給するコイル部品と、それを用いたディスプレイ装置に関する。
図13は従来のコイル部品を用いて構成されるディスプレイ装置の回路図である。図13において、インバータ回路100はコイル部品101,102と安定化回路103から構成される。コイル部品101は1次コイル101A、2次コイル101Bを有し、2次コイル101Bの一端はランプ300の一端に接続されている。コイル部品101の他端とコイル部品102の一端は安定化回路103に接続されている。コイル部品102の他端はランプ300の他端と接続されている。また、駆動回路200がコイル部品101、102の1次コイル側と接続されている。
なお、この出願に関する先行技術文献情報としては、例えば、特開2002−231034号公報が知られている。
このような従来のコイル部品を用いて構成されるディスプレイ装置においては、表示画面のちらつきが問題となっている。
すなわち、上記従来の構成においては、ランプ300の一端とランプ300の他端とが別々のコイル部品101、102に接続されているため、図14に示すランプ300の一端と他端とに流入する電流の位相が、電流波形(a)、電流波形(b)に示すようにずれてしまっている。つまり、電流波形(a)に対して電流波形(b)はT2−T1(sec)の時間遅れ(位相遅れ)となっている。
理想的には電流の位相が図16の電流波形(a)、電流波形(b)に示すようにそろっていることが望ましく、この場合、図17Aから図17Gに示すようなランプの発光が得られる。図17Aから図17Gにおいて、白抜きの部分301が発光部分、斜線部分302が非発光部分である。このような発光状態を繰り返しても、発光部分と非発光部分とが一定となっており、周波数が十分高ければ人の目はついていかず、ちらつきを感じなくてすむ。
しかし、従来のコイル部品を用いて構成されるディスプレイ装置では、上記理由により図14の電流波形(a)、電流波形(b)に示すように、お互いの位相がずれてしまっているため、発光状態は図15Aから図15Gのようになり、非発光部分(斜線部分302を示す)が時間に伴って移動する。従って、ディスプレイ装置において表示画面のちらつきが発生する。
また、ランプ300の代わりに、図18に示すような棒状のランプ400、500を接続した場合においても、ランプ400、ランプ500の一端と他端とには、それぞれコイル部品101及びコイル部品102の出力電流が流入するため、同様の位相のずれが起こってしまい、ディスプレイ装置における表示画面のちらつきが生ずる。
本発明のコイル部品は、1次コイルと、この1次コイルに対向する第1の2次コイルと、第2の2次コイルを備え、第1の2次コイルの高電圧側の端子を第1の端子とし、第2の2次コイルの高電圧側の端子を第2の端子とし、第1の2次コイルと第2の2次コイルは同軸に設けられると共に、第1の端子と第2の端子の極性は逆である。
また、本発明のディスプレイ装置は、上記に記載のコイル部品と、駆動回路と、ランプと、制御回路から構成される。駆動回路は、1次コイル側と接続されている。ランプの一端は、第1の端子と接続され、ランプの他端は第2の端子と接続されている。制御回路は、駆動回路に接続されると共に、第1の端子と異なる第1の2次コイルの他端である第3の端子と、第2の端子と異なる第2の2次コイルの他端である第4の端子に接続されている。
本発明では以上の構成により、極性の異なる2つの2次コイルが同軸上に備えられており、2つの2次コイル間の位相ずれをなくすことができる。この2つの2次コイルに接続されたランプの両端から流入する電流の位相ずれが低減されることにより、ディスプレイ装置の表示画面のちらつきが低減される。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1におけるコイル部品及びそれを用いたディスプレイ装置について図1から図6を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態1におけるコイル部品の回路図である。コイル部品8の構成要素である1次コイル8Aと第1の2次コイル8B、第2の2次コイル8Cは対向する位置にある。第1の2次コイル8Bは第1の端子8BA(高電圧側の端子)、第3の端子8BBを有する。第2の2次コイル8Cは第2の端子8CA(高電圧側の端子)、第4の端子8CBを有する。また、第1の2次コイル8Bと第2の2次コイル8Cは同軸上に設けられており、第1の端子8BAと第2の端子8CAの極性は逆になっている。
次に、このコイル部品8の詳細な構造を図2、図3を用いて示す。
図2において、E型分割磁心10は、中磁脚12と、この中磁脚12を挟むように対向配置した外磁脚13A、13Bを有している。このE型分割磁心10の外磁脚13A、13Bには接着剤11が塗布されている。この接着剤11により、E型分割磁心10の実装面に対して略水平方向に配置されたI型分割磁心9は外磁脚13A、13Bとの間で第1のギャップを形成して接着されている。また、ギャップ紙11Aが間に介在することにより、中磁脚12とI型分割磁心9の間で第2のギャップが形成されている。このようにE型分割磁心10とI型分割磁心9を組み合わせて構成することにより、閉路状磁心が形成されている。
そして、図3に示す通り、E型分割磁心10の外磁脚13Aには1次ボビン14Aを介して1次コイル8Aが巻回され、外磁脚13Bには2次ボビン14Bを介して第1の2次コイル8Bと第2の2次コイル8Cが溝部15の境界を設けて巻回されている。
次に図4は本発明の実施の形態1におけるコイル部品を用いて構成されるディスプレイ装置の回路図である。図4において、第1の端子8BAとランプ16(第1のランプという)の一端が接続されており、第2の端子8CAとランプ16の他端が接続されている。なお、第1の端子8BAと第2の端子8CAの極性は逆である。そして、第3の端子8BBはそのままグランドに接続され、第4の端子8CBは抵抗18を介してグランドに接続されている。この抵抗18を流れる電流を制御回路19が検知して、ランプ16に流入する電流をある一定の電流量にするよう駆動回路7に指示する。これにより、ランプ16に流れる電流は一定になる。
駆動回路7を駆動させて1次コイル8Aに電流が流入すると、その電流から発生する磁束は、図3に示す外磁脚13Bを走り、この磁束により第1と第2の2次コイル8B、8Cには同位相の電流が発生する。この同位相の電流がそれぞれランプ16の一端と他端に流入するため、図17に示す通り、ディスプレイ装置における表示画面において、ちらつきが低減している発光状態となる。
さらに、1つのコイル部品8でランプ16を点灯させることができ、ディスプレイ全体の小型化が可能である。
また、制御回路19により直接、電流量が制御されているため、高精度にランプ16に流れる電流が制御される。
なお、ランプ16の代わりに、図5に示す通り、ランプ16Aとランプ16Bの2つのランプを用いて接続する構成を用いても良い。
さらに、図6に示す通り、第2のランプ17を備え、この第2のランプ17の一端は第1の端子8BAと接続されるようにし、第2のランプ17の他端は第2の端子8CAと接続されるようにして、2つのランプ16,17を備えた構成としてもよい。
なお、本実施の形態1において、I字形状をしたI型分割磁心9とE字形状をしたE型分割磁心10とを用いて閉路状磁心を形成する例を用いたが、二つのE型分割磁心10を対向させ、閉路状磁心を形成してもかまわない。
この場合、略対称形の磁心を二つ使用して閉路状磁心が形成されるため、生産性や組み立てコストおよび磁心のコストの低減が可能となる。
また、2本の脚を有するU型分割磁心(図示せず)を2つ対向させて閉路状磁心を形成しても、略対称形の磁心を二つ使用して閉路状磁心が形成されるため、生産性や組み立てコストおよび磁心のコストの低減が可能となる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2におけるコイル部品及びそれを用いたディスプレイ装置について図7から図9を参照しながら説明する。
なお、実施の形態1と同様の構成については同一の番号を付し、その説明を省略する。
図7は本発明の実施の形態2におけるコイル部品の回路図である。コイル部品80の構成要素である1次コイル8Aと第1の2次コイル8B、第2の2次コイル8Cは対向する位置にある。また、第1の2次コイル8Bと第2の2次コイル8Cは同軸上に設けられており、第1の端子8BA(高電圧側の端子)と第2の端子8CA(高電圧側の端子)の極性は逆である。
そして、第1の端子8BAと第2の端子8CAはそれぞれバランスコイル20A(第1のバランスコイルという)の入力側の一端、バランスコイル20B(第2のバランスコイルという)の入力側の一端と接続されている。
第3の端子8BB、第4の端子8CBはそれぞれバランスコイル20C(第3のバランスコイルという)の入力側の一端と他端に接続されている。
次に図8は本発明の実施の形態2におけるコイル部品を用いて構成されるディスプレイ装置の回路図である。図8において、バランスコイル20Aの出力側の一端はランプ21(第1のランプという)の一端に接続され、バランスコイル20Aの出力側の他端はランプ22(第2のランプという)の一端に接続されている。また、バランスコイル20Bの出力側の一端はランプ21の他端に接続され、バランスコイル20Bの出力側の他端はランプ22の他端に接続されている。
このバランスコイル20A、20Bを設けることにより、ランプ21、22のどちらかに電流が偏るのを防いでいる。
一般的にランプのインピーダンスには製造バラツキがあるため、複数のランプに同時に電流を流す場合、どちらかのランプが先に点灯してしまう。そうすると、エネルギーがその点灯したランプに使用されるため、その他のランプにエネルギーが行かず点灯できなくなってしまう。また、点灯したとしても、それぞれのランプに流れる電流量に差ができれば、ディスプレイ全体としての表示に輝度ムラができてしまう。このバランスコイル20A、20Bはそのような問題を防止している。
バランスコイル20Cの出力側の一端には抵抗18を介してグランドに接続され、他端はそのままグランドに接続されている。
このバランスコイル20Cは、第1の2次コイル8Bからバランスコイル20Aへ流れる電流と、第2の2次コイル8Cからバランスコイル20Bへ流れる電流とのバランスを取っており、ランプ21、22の一端と他端とにかかる電圧がアンバランスになるのを防いでいる。
そして、制御回路19が、抵抗18を流れる電流を検知して、ある一定の電流量にするよう駆動回路7に指示する。これにより、ランプ21、22に流れる電流は一定になる。
駆動回路7を駆動させて1次コイル8Aに電流が流入すると、その電流から発生する磁束は図3に示す外磁脚13Bを走り、この磁束により第1と第2の2次コイル8B、8Cには同位相の電流が発生する。この同位相の電流がそれぞれランプ21、22の一端と他端とに流入するため、図17に示す通り、ディスプレイ装置における表示画面において、ちらつきが低減される発光状態となる。
さらに、1つのコイル部品80で2つのランプ21、22を点灯させることができ、ディスプレイ全体の小型化が可能である。
また、制御回路19により直接、電流量が制御されているため、高精度にランプ21、22に流れる電流が制御される。
さらに、バランスコイル20A、20Bを設けることにより、ランプ21、22のどちらかに電流が偏るのを防止することができる。また、どちらか一方のランプの点灯に伴って他方のランプが点灯しないのを防止すると共に、ディスプレイ全体としての表示に輝度ムラが発生するのを防止できる。
なお、ランプ21、22の代わりに、図9に示す通り、ランプ21Aとランプ21Bとを接続する構成、ランプ22Aとランプ22Bとを接続する構成としても良い。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3におけるコイル部品及びそれを用いたディスプレイ装置について図10から図12を参照しながら説明する。
なお、実施の形態1、2と同様の構成については同一の番号を付し、その説明を省略する。
図10は本発明の実施の形態3におけるコイル部品の回路図である。図10において、コイル部品800は実施の形態2におけるコイル部品80の構成にさらにバランスコイル23A(第4のバランスコイルという)、23B(第5のバランスコイルという)、23C(第6のバランスコイルという)、23D(第7のバランスコイルという)を付加したものである。
バランスコイル20Aの出力側の一端はバランスコイル23Aの入力側に接続されており、バランスコイル20Aの出力側の他端はバランスコイル23Bの入力側に接続されている。また、バランスコイル20Bの出力側の一端はバランスコイル23Cの入力側に接続されており、バランスコイル20Bの出力側の他端はバランスコイル23Dの入力側に接続されている。
次に図11は本発明の実施の形態3におけるコイル部品を用いて構成されるディスプレイ装置の回路図である。図11において、バランスコイル23Aの出力側の一端はランプ24(第1のランプという)の一端に接続されており、このランプ24の他端はバランスコイル23Cの出力側の一端に接続されている。
バランスコイル23Aの出力側の他端はランプ25(第2のランプという)の一端に接続されており、このランプ25の他端はバランスコイル23Cの出力側の他端に接続されている。
バランスコイル23Bの出力側の一端はランプ26(第3のランプという)の一端に接続されており、このランプ26の他端はバランスコイル23Dの出力側の一端に接続されている。
バランスコイル23Bの出力側の他端はランプ27(第4のランプという)の一端に接続されており、このランプ27の他端はバランスコイル23Dの出力側の他端に接続されている。
この構成により、第1の2次コイル8Bの出力電流がバランスコイル20Aを介してバランスコイル23A、23Bに均等に分配される。その分配された出力電流は、バランスコイル23Aを介してランプ24、25に均等に分配され、バランスコイル23Bを介してランプ26、27に均等に分配される。
また、第1の2次コイル8Bの出力と極性が逆である第2の2次コイル8Cの出力電流が、バランスコイル20Bを介してバランスコイル23C、23Dに均等に分配される。その分配された出力電流は、バランスコイル23Cを介してランプ24、25に均等に分配され、バランスコイル23Dを介してランプ26、27に均等に分配される。
従って、本発明の実施の形態3におけるディスプレイ装置の構成では、ランプ24、25、26、27のいずれかに電流が偏ることは防止される。また、いずれかのランプにエネルギーが行かずに点灯できなくなることや、それぞれのランプに流れる電流量に差ができてディスプレイ全体としての表示に輝度ムラができることも防止される。
第1と第2の2次コイル8B、8Cの他端は、それぞれバランスコイル20Cの入力側の一端、他端に接続されており、バランスコイル20Cの出力側の一端には抵抗18を介してグランドに接続されており、他端はそのままグランドに接続されている。
このバランスコイル20Cは、第1の2次コイル8Bからバランスコイル20Aへ流れる電流と、第2の2次コイル8Cからバランスコイル20Bへ流れる電流とのバランスを取っており、ランプ24、25、26、27の一端と他端とにかかる電圧がアンバランスになるのを防止している。
そして、制御回路19が、抵抗18を流れる電流を検知して、ある一定の電流量にするよう駆動回路7に指示する。これにより、ランプ24、25、26、27に流れる電流は一定になる。
以上の構成により、駆動回路7を駆動して1次コイル8Aに電流が流入すると、その電流から発生する磁束が図3に示す外磁脚13Bを走り、この磁束により第1と第2の2次コイル8B、8Cには同位相の電流が発生する。この同位相の電流がそれぞれランプ24、25、26、27の一端と他端に流入するため、図17に示す通り、ディスプレイ装置における表示画面において、ちらつきが低減される発光状態となる。
さらに、1つのコイル部品800で4つのランプ24、25、26、27を点灯させることができ、ディスプレイ全体の小型化が可能である。
また、制御回路19により直接、電流量が制御されているため、高精度にランプ24、25、26、27に流れる電流が制御される。
さらに、バランスコイル20A、20B,23A、23B、23C、23Dを設けることにより、ランプ24、25、26、27のいずれかに電流が偏ることを防止することができる。また、どちらか一方のランプの点灯に伴って他方のランプが点灯しないことを防止すると共に、ディスプレイ全体としての表示に輝度ムラが発生すること防止する。
なお、ランプ24、25、26、27の代わりに、図12に示す通り、ランプ24Aとランプ24Bが接続される構成、ランプ25Aとランプ25Bが接続される構成、ランプ26Aとランプ26Bが接続される構成、ランプ27Aとランプ27Bが接続される構成としても良い。
本発明のコイル部品とそれを用いたディスプレイ装置は、ディスプレイ装置における表示画面のちらつきが低減されるという効果を有し、各種電気機器において有用である。
本発明の実施の形態1におけるコイル部品の回路図 同実施の形態1におけるコイル部品の分解斜視図 同実施の形態1におけるコイル部品の断面図 同実施の形態1におけるコイル部品を用いて構成されるディスプレイ装置の回路図 同実施の形態1におけるコイル部品を用いて構成される他のディスプレイ装置の回路図 同実施の形態1におけるコイル部品を用いて構成される他のディスプレイ装置の回路図 本発明の実施の形態2におけるコイル部品の回路図 同実施の形態2におけるコイル部品を用いて構成されるディスプレイ装置の回路図 同実施の形態2におけるコイル部品を用いて構成される他のディスプレイ装置の回路図 本発明の実施の形態3におけるコイル部品の回路図 同実施の形態3におけるコイル部品を用いて構成されるディスプレイ装置の回路図 同実施の形態3におけるコイル部品を用いて構成される他のディスプレイ装置の回路図 従来のコイル部品を用いて構成されるディスプレイ装置の回路図 従来のランプに位相のずれた電流が流入する様子を示す図 従来の位相がずれている状態のランプの発光状態を示す図 従来の位相がずれている状態のランプの発光状態を示す図 従来の位相がずれている状態のランプの発光状態を示す図 従来の位相がずれている状態のランプの発光状態を示す図 従来の位相がずれている状態のランプの発光状態を示す図 従来の位相がずれている状態のランプの発光状態を示す図 従来の位相がずれている状態のランプの発光状態を示す図 ランプに位相の揃っている電流が流入する様子を示す図 位相が揃っている状態のランプの発光状態を示す図 位相が揃っている状態のランプの発光状態を示す図 位相が揃っている状態のランプの非発光状態を示す図 位相が揃っている状態のランプの発光状態を示す図 位相が揃っている状態のランプの発光状態を示す図 位相が揃っている状態のランプの発光状態を示す図 位相が揃っている状態のランプの非発光状態を示す図 従来のコイル部品を用いて構成される他のディスプレイ装置の回路図
符号の説明
7 駆動回路
8,80,800 コイル部品
8A 1次コイル
8B 第1の2次コイル
8BA 第1の端子
8BB 第3の端子
8C 第2の2次コイル
8CA 第2の端子
8CB 第4の端子
16,16A,16B ランプ(第1のランプ)
18 抵抗
19 制御回路

Claims (7)

  1. 1次コイルと、
    前記1次コイルに対向する第1の2次コイルと、第2の2次コイルを備え、
    前記第1の2次コイルの高電圧側の端子を第1の端子とし、
    前記第2の2次コイルの高電圧側の端子を第2の端子とし、
    前記第1の2次コイルと前記第2の2次コイルは同軸に設けられると共に、
    前記第1の端子と前記第2の端子の極性は逆であるコイル部品。
  2. 前記第1の端子と入力側が接続されている第1のバランスコイルと、
    前記第2の端子と入力側が接続されている第2のバランスコイルと、
    前記第1の端子と異なる前記第1の2次コイルの他端である第3の端子と入力側の一端が接続されると共に、前記第2の端子と異なる前記第2の2次コイルの他端である第4の端子と入力側の他端が接続されている第3のバランスコイルとをさらに備えている請求項1記載のコイル部品。
  3. 前記第1のバランスコイルの出力側の一端と入力側が接続されている第4のバランスコイルと、
    前記出力側の他端と入力側が接続されている第5のバランスコイルと、
    前記第2のバランスコイルの出力側の一端と入力側が接続されている第6のバランスコイルと、
    前記出力側の他端と入力側が接続されている第7のバランスコイルとをさらに備えている請求項2記載のコイル部品。
  4. 請求項1記載のコイル部品と、駆動回路と、第1のランプと、制御回路から構成されるディスプレイ装置であって、
    前記駆動回路は前記1次コイル側と接続されており、
    前記第1のランプの一端は前記第1の端子と接続され、前記第1のランプの他端は前記第2の端子と接続されており、
    前記制御回路は前記駆動回路に接続されると共に、前記第1の端子と異なる前記第1の2次コイルの他端である第3の端子と、前記第2の端子と異なる前記第2の2次コイルの他端である第4の端子に接続されているディスプレイ装置。
  5. さらに第2のランプを備え、前記第2のランプの一端は前記第1の端子と接続され、前記第2のランプの他端は前記第2の端子と接続されている請求項4記載のディスプレイ装置。
  6. 前記第1の端子と入力側が接続され、前記第1のランプの一端と出力側の一端が接続されると共に、前記出力側の他端が前記第2のランプの一端と接続される第1のバランスコイルと、
    前記第2の端子と入力側が接続され、前記第1のランプの他端と出力側の一端が接続されると共に、前記出力側の他端が前記第2のランプの他端と接続される第2のバランスコイルと、
    前記第3の端子と入力側の一端が接続されると共に、前記第4の端子と入力側の他端が接続されており、出力側が接地されている第3のバランスコイルとをさらに備えている請求項5記載のディスプレイ装置。
  7. 請求項3記載のコイル部品と、駆動回路と、第1、第2、第3、第4のランプと、制御回路から構成されるディスプレイ装置であって、
    前記駆動回路は前記1次コイル側と接続されており、
    前記第1のランプの一端は前記第4のバランスコイルの出力側の一端と接続されると共に、他端は前記第6のバランスコイルの出力側の一端と接続されており、
    前記第2のランプの一端は前記第4のバランスコイルの出力側の他端と接続されると共に、他端は前記第6のバランスコイルの出力側の他端と接続されており、
    前記第3のランプの一端は前記第5のバランスコイルの出力側の一端と接続されると共に、他端は前記第7のバランスコイルの出力側の一端と接続されており、
    前記第4のランプの一端は前記第5のバランスコイルの出力側の他端と接続されると共に、他端は前記第7のバランスコイルの出力側の他端と接続されており、
    前記制御回路は、前記駆動回路に接続されると共に、前記第3のバランスコイルの出力側と接続されているディスプレイ装置。
JP2007521178A 2005-06-15 2006-04-06 ディスプレイ装置 Expired - Fee Related JP4631909B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005174582 2005-06-15
JP2005174583 2005-06-15
JP2005174583 2005-06-15
JP2005174582 2005-06-15
PCT/JP2006/307312 WO2006134712A1 (ja) 2005-06-15 2006-04-06 コイル部品とそれを用いたディスプレイ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2006134712A1 true JPWO2006134712A1 (ja) 2009-01-08
JP4631909B2 JP4631909B2 (ja) 2011-02-16

Family

ID=37532079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007521178A Expired - Fee Related JP4631909B2 (ja) 2005-06-15 2006-04-06 ディスプレイ装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7919930B2 (ja)
JP (1) JP4631909B2 (ja)
CN (1) CN101189692B (ja)
WO (1) WO2006134712A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08236362A (ja) * 1994-12-28 1996-09-13 Tamura Seisakusho Co Ltd インバータ用トランス
JP2004111417A (ja) * 2002-09-13 2004-04-08 Tamura Seisakusho Co Ltd インバータ用トランス
JP2004207342A (ja) * 2002-12-24 2004-07-22 Kazuo Kono 巻線型トランス及びこの巻線型トランスを使用した電源装置
JP2004335443A (ja) * 2003-02-10 2004-11-25 Masakazu Ushijima 多灯点灯の放電管用インバータ回路及び面光源システム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3003081A (en) * 1959-05-06 1961-10-03 Advance Transformer Co Apparatus for igniting and operating gaseous discharge devices
JPH02262309A (ja) * 1989-03-31 1990-10-25 Victor Co Of Japan Ltd フライバックトランス
KR100376989B1 (ko) 1999-11-01 2003-03-26 도꼬가부시끼가이샤 인버터트랜스 및 그것을 사용한 방전등 점등회로
KR100759362B1 (ko) 2001-01-18 2007-09-19 삼성전자주식회사 백라이트 어셈블리 및 이를 갖는 액정 표시 장치
TWI222266B (en) 2002-02-14 2004-10-11 Kazuo Kohno Self oscillation circuits
TW587405B (en) * 2002-10-02 2004-05-11 Darfon Electronics Corp Voltage-supplying circuit with multiple lamp tubes
TW594808B (en) * 2003-03-19 2004-06-21 Darfon Electronics Corp Transformer and its application in multi-tube voltage supply circuit
US7446750B2 (en) * 2003-05-23 2008-11-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Inverter and liquid crystal display including inverter
TW200517014A (en) * 2003-11-10 2005-05-16 Kazuo Kohno Drive circuit for lighting fixture

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08236362A (ja) * 1994-12-28 1996-09-13 Tamura Seisakusho Co Ltd インバータ用トランス
JP2004111417A (ja) * 2002-09-13 2004-04-08 Tamura Seisakusho Co Ltd インバータ用トランス
JP2004207342A (ja) * 2002-12-24 2004-07-22 Kazuo Kono 巻線型トランス及びこの巻線型トランスを使用した電源装置
JP2004335443A (ja) * 2003-02-10 2004-11-25 Masakazu Ushijima 多灯点灯の放電管用インバータ回路及び面光源システム

Also Published As

Publication number Publication date
CN101189692A (zh) 2008-05-28
WO2006134712A1 (ja) 2006-12-21
JP4631909B2 (ja) 2011-02-16
US7919930B2 (en) 2011-04-05
US20090033242A1 (en) 2009-02-05
CN101189692B (zh) 2010-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7560875B2 (en) Balancing transformers for multi-lamp operation
US7786681B2 (en) Inverter circuit, fluorescent tube lighting apparatus, backlight apparatus, and liquid crystal display
JP3906413B2 (ja) インバータトランス
KR20060086197A (ko) 멀티-램프 구동 시스템 및 방법
JP4576911B2 (ja) コイル部品
JP4784648B2 (ja) 放電点灯システム
JP2007258106A (ja) 放電管点灯用インバータ回路
US20090146577A1 (en) Transformer, illuminating apparatus using the same, and display apparatus using the same
JP4631909B2 (ja) ディスプレイ装置
JP2007280692A (ja) 放電管駆動回路
JP3553440B2 (ja) インバータトランス
JP2006049470A (ja) コイル部品
JP2006049469A (ja) コイル部品
JP2006332277A (ja) 電流平衡トランス
JP4045582B2 (ja) インバータトランス
JP2006040871A (ja) 照明器具駆動装置
JP2005303103A (ja) コイル部品
KR100782665B1 (ko) 램프용 전류 밸런싱 장치
KR100693823B1 (ko) 램프용 전류 평형 회로
JP2006032660A (ja) コイル部品
JP4999152B2 (ja) 放電灯駆動回路
JP2007242555A (ja) 放電灯駆動制御回路
JP2006185608A (ja) 冷陰極管点灯装置のランプオープン検出回路
JP2008159303A (ja) 高電圧発生装置、放電灯点灯装置、及び、プロジェクタ
JP2011086568A (ja) 冷陰極管点灯装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100223

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101019

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101101

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees