JPWO2006126646A1 - 油圧駆動装置 - Google Patents

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JPWO2006126646A1
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愛智 藪内
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剛 小林
新留 隆志
隆志 新留
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Abstract

油圧モータ30のシリンダブロック30A等を含む回転部材、及び出力軸36の一部と、油圧モータ31のシリンダブロック31A等を含む回転部材、及び出力軸32の一部のそれぞれが収納される一部材から成るフロントケーシング50と、このフロントケーシング50に接合されるとともに、弁板30Cと弁板31Cが装着されるリアケーシング51とを設け、リアケーシング51は、弁板30Cの第1ポート30C1に連通する油路52、及びこの油路52に連通し弁板31Cの第1ポート31C1に連通する油路53と、弁板30Cの第2ポート30C2に連通する油路54、及びこの油路54に連通し弁板31Cの第2ポート31C2に連通する油路55とを有する構成にしてある。

Description

本発明は、ホイールローダ等の走行機能を有する建設機械などに備えられる油圧駆動装置に関する。
この種の従来技術として、特許文献1に示されるものがある。図5は従来の油圧駆動装置のスケルトン図、図6は従来の油圧駆動装置の第2可変容量油圧モータに備えられるクラッチ部を示す断面図である。
図5に示すように、高速低トルクモータである第1可変容量油圧モータ8は、出力軸5、ギヤ4、ギヤ3を介して最終出力軸2へ接続されている。また、低速高トルクモータである第2可変容量油圧モータ11は、出力軸26、クラッチ部10、ギヤ6、ギヤ4、ギヤ3を介して最終出力軸2へ接続されている。
クラッチ部10は、図6に示すように、第2可変容量油圧モータ11の出力軸26の外側に設けられ、この出力軸26と一体的に回転するクラッチ原動軸25と、摩擦板21が収納され、この摩擦板21が互いに当接することによってクラッチ原動軸25と一体的に回転可能なドラム20と、このドラム20と一体的に回転可能なクラッチ従動軸7と、摩擦板21を接離可能にさせるピストン19と、このピストン19を摩擦板21が互いに当接するように付勢するばね12とを含んでいる。
なお、上述したクラッチ部10のクラッチ原動軸25の両端は、ベアリング27,28のそれぞれによって支持されている。また、クラッチ原動軸25の回転をピストン19に伝えないようにするために、別のベアリング29が設けられている。
また、図5,6からは必ずしも明らかではないが、上述の第1可変容量油圧モータ8、第2可変容量油圧モータ11のそれぞれは、この技術分野で普通に考えられるように、シリンダブロック、及びこのシリンダブロック内に摺動自在に収納される複数のピストンを含む回転部材と、この回転部材と一体に回転する出力軸5,26と、油の給排のための第1ポート及び第2ポートを有する弁板を備えている。すなわち、第1可変容量油圧モータ8の本体を形成するフロントケーシング及びリアケーシング内に、この第1可変容量油圧モータ8に関連する回転部材、出力軸5、及び弁板が備えられ、第2可変容量油圧モータ11の本体を形成するフロントケーシング及びリアケーシング内に、この第2可変容量油圧モータ11に関連する回転部材、出力軸26、及び弁板が備えられている。
この従来技術では、クラッチ部10を接続した状態において、すなわち、ばね12の力によってピストン19で摩擦板21を互いに当接させた状態において、第2可変容量油圧モータ11の弁板の第1ポート及び第2ポートを介して給排される油圧力によって回転部材を回転させることにより、この回転部材と一体に出力軸26が回転し、この出力軸26の回転がクラッチ原動軸25、摩擦板21、ドラム20を介してクラッチ従動軸7に伝えられる。これにより、第2可変容量油圧モータ11の出力と、第1可変容量油圧モータ8の出力が最終出力軸2に伝えられて、低速走行による各種作業を実施できるようになっている。
また、クラッチ部10を遮断した状態において、すなわち、ピストン19に油圧力を与えてこのピストン19をばね12の力に抗して移動させて摩擦板21を互いに離脱させ、クラッチ原動軸25とクラッチ従動軸7間の回転力の伝達を遮断した状態において、第1可変容量油圧モータ8の弁板の第1ポート及び第2ポートを介して給排される油圧力によって回転部材を回転させることにより、この回転部材と一体に出力軸5が回転し、この出力軸5の回転がギヤ4,3を介して最終出力軸2に伝えられる。これにより、第1可変容量油圧モータ8の出力のみがロスなく最終出力軸2に伝えられ、高速走行が可能になっている(特許文献1)。
特開2000−193065公報
上述した従来技術は、第1可変容量油圧モータ8と第2可変容量油圧モータ11のそれぞれが本体を形成するフロントケーシング及びリアケーシングを有することから、部品点数が多くなり、製作費が高くなりやすい。また、第1可変容量油圧モータ8、第2可変容量油圧モータ11のそれぞれが互いに離間した場所に配置されているために、装置の大型化を招いている。さらに、それぞれの油圧モータ8,11に関連した配管が必要になり、この配管構造が複雑になりやすい。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、部品点数を少なくすることができるとともに、第1可変容量油圧モータと第2可変容量油圧モータとを互いに接近させて配置することができる油圧駆動装置を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は、シリンダブロック及びピストンを含む回転部材と、この回転部材と一体的に回転する出力軸と、油の給排のための第1ポート及び第2ポートを有する弁板とをそれぞれ有する第1可変容量油圧モータ及び第2可変容量油圧モータと、上記第1可変容量油圧モータの出力と上記第2可変容量油圧モータの出力とを伝達手段を介して1つの最終出力軸から出力可能な油圧駆動装置において、上記第1可変容量油圧モータの上記回転部材、及び上記出力軸の一部と、上記第2可変容量油圧モータの上記回転部材、及び上記出力軸の一部のそれぞれが収納される一部材から成るフロントケーシングと、このフロントケーシングに接合されるとともに、上記第1可変容量油圧モータの上記弁板と上記第2可変容量油圧モータの上記弁板が装着されるリアケーシングとを設けたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、1組のフロントケーシングとリアケーシングの内部に、第1可変容量油圧モータと第2可変容量油圧モータを配置してあることから、全体のフロントケーシング及びリアケーシングの数を少なくすることができる。すなわち、部品点数を少なくすることができる。また、1組のフロントケーシングとリアケーシングの内部において、第1可変容量油圧モータと第2可変容量油圧モータとを配置してあることから、これらの第1可変容量油圧モータと第2の可変容量油圧モータとを互いに接近させて配置することができる。
また、本発明は、上記発明において、上記リアケーシングは、上記第1可変容量油圧モータの上記弁板の上記第1ポートに連通する油路、及びこの油路に連通し上記第2可変容量油圧モータの上記弁板の上記第1ポートに連通する油路と、上記第1可変容量油圧モータの上記弁板の上記第2ポートに連通する油路、及びこの油路に連通し上記第2可変容量油圧モータの上記弁板の上記第2ポートに連通する油路とを有することを特徴としている。このように構成した本発明は、第1可変容量油圧モータ及び第2可変容量油圧モータに給排される油を導く配管を、リアケーシング内において油路として形成できる。
また、本発明は、上記発明において、上記フロントケーシング内に形成される油室の油を、上記伝達手段に供給する油路を設けたことを特徴としている。このように構成した本発明は、フロントケーシング内に形成される油室の油を伝達手段の潤滑に有効に活用できる。
また、本発明は、上記発明において、上記油室の油を、上記伝達手段に供給する上記油路を、上記フロントケーシングに設けたことを特徴としている。このように構成した本発明は、伝達手段の潤滑を簡単な構造で実現できる。
また、本発明は、上記発明において、上記伝達手段が上記第2可変容量油圧モータの出力軸に設けられるクラッチ部を含むことを特徴としている。
また、本発明は、上記発明において、上記クラッチ部が、上記第2可変容量油圧モータの出力軸と一体的に回転するクラッチ原動軸と、このクラッチ原動軸と接離可能に設けられ、接続時に上記最終出力軸へ上記第2可変容量油圧モータの出力を伝達するクラッチ従動軸とを含むとともに、上記第2可変容量油圧モータの上記出力軸と上記クラッチ部の上記クラッチ原動軸とが同一部材から成ることを特徴としている。
このように構成した本発明は、クラッチ部に含まれるクラッチ原動軸が第2可変容量モータの出力軸と同一の部材から成ることから、クラッチ原動軸の一端は第2可変容量モータの出力軸に一体化される。したがって、このクラッチ原動軸の一端に関しては、クラッチ原動軸を支持するベアリングを設ける必要がなく、このクラッチ原動軸の他端を支持するベアリングによって、このクラッチ原動軸の支持構造を実現できる。すなわち、クラッチ原動軸を支持するベアリングは、クラッチ原動軸の他端にのみ関連させて設ければ済み、これによってベアリングの数を少なくすることができる。
また、本発明は、上記発明において、上記クラッチ部の上記クラッチ従動軸を、上記クラッチ部の上記クラッチ原動軸部分に、このクラッチ原動軸と同軸に配置するとともに、上記クラッチ従動軸の軸長を上記クラッチ原動軸の軸長よりも短く設定したことを特徴としている。
このように構成した本発明は、クラッチ原動軸の軸長の範囲内にクラッチ従動軸を配置してあることから、第2可変容量モータの出力軸の軸長、及びクラッチ原動軸の軸長を比較的短くすることにより、第2可変容量モータの出力軸の軸方向に沿う全体の長さ寸法を短く設定することが可能となる。
また、本発明は、上記発明において、上記クラッチ部の上記クラッチ原動軸と一体に回転するドラムを備え、このドラム内に、このドラムと上記クラッチ従動軸間を接離する摩擦板と、上記ドラムと上記クラッチ従動軸とを接続させるように上記摩擦板を駆動可能なピストンと、このピストンを付勢するばねとを配置したことを特徴としている。
また、本発明は、上記発明において、上記伝達手段が上記第1可変容量油圧モータの出力軸に設けられるクラッチ部を含むことを特徴としている。
また、本発明は、上記発明において、上記クラッチ部が、上記第1可変容量油圧モータの出力軸と一体的に回転するクラッチ原動軸と、このクラッチ原動軸と接離可能に設けられ接続時に上記最終出力軸へ上記第2可変容量油圧モータの出力を伝達するクラッチ従動軸を含むとともに、
上記クラッチ従動軸と一体に回転し、上記第2可変容量油圧モータの出力軸の回転を上記クラッチ従動軸に伝えるギヤを備えたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、クラッチ部の遮断時に、クラッチ従動軸が、第1可変容量油圧モータの回転による影響を受けることがなく、これによってクラッチ原動軸とクラッチ従動軸の相対回転数を第1可変容量油圧モータの出力軸の回転数以下に抑えることができる。
また、本発明は、上記発明において、上記フロントケーシングの上側部分に、上記フロントケーシングと上記リアケーシングを含むモータ部の油室と、このモータ部に連設されるミッションケースを含むトランスミッション部の空間とを連通させる油路を設けるとともに、
上記ミッションケースの下側部分に、このミッションケースに収容される油の油面の高さを規定する油路を設けたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、フロントケーシングの上側部分に設けた油路を介して、モータ部の油室の油をミッションケース内の部品の潤滑のために供給させることができるとともに、ミッションケースの下側部分に設けた油路によって、ミッションケース内に収容される油の量を必要最少限度に押えることができる。
また、本発明は、上記発明において、上記第1可変容量モータの出力軸を制動可能な駐車ブレーキを備えたことを特徴としている。
本発明は、1組のフロントケーシングとリアケーシング内に第1可変容量油圧モータと第2可変容量油圧モータを配置した構成にしてあることから、部品点数を少なくすることができ、従来に比べて製作費を低減させることができる。また、第1可変容量油圧モータと第2可変容量油圧モータとを互いに接近させて配置することができ、これによって装置の小型化を実現できる。また、第1可変容量油圧モータ及び第2可変容量油圧モータに給排される油を導く配管は、リアケーシング内において油路として形成することができるので、この配管構造を従来に比べて簡単にすることができる。
以下,本発明に係る油圧駆動装置を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係る油圧駆動装置の第1実施形態を示す断面図、図2は図1に示す第1実施形態のスケルトン図である。この第1実施形態は建設機械等、例えばホイールローダに装備されるもので、高速低トルクモータを形成する第1可変容量油圧モータ30と、低速高トルクモータを形成する第2可変容量油圧モータ31とを備えている。これらの第1可変容量油圧モータ30の出力と、第2可変容量油圧モータ31の出力とを伝達手段、すなわちギヤ35,39,40及びクラッチ部34を介して1つの最終出力軸41から出力可能となっている。
第2可変容量油圧モータ31の出力を最終出力軸41に伝達可能なクラッチ部34は、第2可変容量油圧モータ31の出力軸32に設けられ、この出力軸32と一体的に回転するクラッチ原動軸34aと、このクラッチ原動軸34aと接離可能に設けられ、接続時に最終出力軸41へ第2可変容量油圧モータ31の出力を伝達するクラッチ従動軸34eとを含んでいる。この第1実施形態は、第2可変容量油圧モータ31の出力軸32とクラッチ部34のクラッチ原動軸34aとが同一部材から成っている。すなわち、第2可変容量油圧モータ31の出力軸32の延長線上にクラッチ部34のクラッチ原動軸34aが形成されている。
上述したクラッチ部34のクラッチ従動軸34eは、図1に示すように、クラッチ原動軸34aの部分に、このクラッチ原動軸34aと同軸に配置してあるとともに、クラッチ従動軸34eの軸長をクラッチ原動軸34aの軸長よりも短く設定してある。このクラッチ従動軸34eはギヤ35に係合させてある。すなわち、クラッチ従動軸34eとギヤ35とが一体的に回転するようになっている。なお、クラッチ原動軸34aとギヤ35との間で、クラッチ原動軸34aとギヤ35が一体となって回転しないように、ギヤ35はベアリング35aで支持している。
クラッチ部34は、クラッチ原動軸34a、クラッチ従動軸34eの他に、クラッチ原動軸34aと一体に設けた、すなわちクラッチ原動軸34aと一体に回転するドラム34bを備えている。このドラム34b内には、摩擦板、例えばクラッチ従動軸34eに固定される固定摩擦板34gと、この固定摩擦板34gに当接可能な可動摩擦板34fと、この可動摩擦板34fを固定摩擦板34gに押圧可能なピストン34cと、可動摩擦板34fを固定摩擦板34gから離れるように付勢するばね34dとを配置してある。
クラッチ原動軸34aとドラム34bとには、ばね34dのばね力に抗して可動摩擦板34fを固定摩擦板34gに当接させるようにピストン34cを駆動する油圧力を導く油路34h,34iを形成してある。
上述のようにクラッチ原動軸34aの一端は、第2可変容量油圧モータ31の出力軸32に一体化され、他端はベアリング33によって支持させてある。
また、この第1実施形態は、第1可変容量油圧モータ30の出力軸36を制動可能な駐車ブレーキ38を備えている。この駐車ブレーキ38は、固定状態に保持されるハウジング38aと、このハウジング38a内に配置される摩擦板、例えばハウジング38aに固定される固定摩擦板38eと、この固定摩擦板38eに当接可能な可動摩擦板38dとを含んでいる。また、可動摩擦板38dを固定摩擦板38eに押圧可能なピストン38bと、可動摩擦板38dが固定摩擦板38eから離れるようにピストン38bを付勢するばね38cとを備えている。
第1可変容量油圧モータ30の出力軸36と、ハウジング38aとには、ばね38cのばね力に抗して可動摩擦板38dを固定摩擦板38eに当接させるようにピストン38bを駆動する油圧力を導く油路38f,38gを形成してある。
上述したギヤ35に噛み合うギヤ39は、第1可変容量油圧モータ30の出力軸36に固定されている。このギヤ39に噛み合うギヤ40は、最終出力軸41に固定されている。なお、第1可変容量油圧モータ30の出力軸36の端部は、ベアリング37によって支持させてある。
そして特に、この第1実施形態は、第1可変容量油圧モータ30のシリンダブロック30A、このシリンダブロック30A内に収納される複数のピストン30Bを含む回転部材、及び出力軸36の一部と、第2可変容量油圧モータ31のシリンダブロック31A、このシリンダブロック31A内に収納される複数のピストン31Bを含む回転部材、及び出力軸32の一部のそれぞれが収納される一部材から成るフロントケーシング50を備えている。また、フロントケーシング50に接合されるとともに、第1可変容量油圧モータ30の弁板30Cと第2可変容量油圧モータ31の弁板31Cとが装着されるリアケーシング51を備えている。
リアケーシング51は、第1可変容量油圧モータ30の弁板30Cの第1ポート30C1に連通する油路52、及びこの油路52に連通し第2可変容量油圧モータ31の弁板31Cの第1ポート31C1に連通する油路53と、第1可変容量油圧モータ30の弁板30Cの第2ポート30C2に連通する油路54、及びこの油路54に連通し第2可変容量油圧モータ31の弁板31Cの第2ポート31C2に連通する油路55とを備えている。
また、この第1実施形態は、例えばフロントケーシング50に、このフロントケーシング50内に形成される油室56の油を、伝達手段に含まれるギヤ35,39,40に供給する油路50Aを備えている。
このように構成した第1実施形態は、駐車ブレーキ38による第1可変容量油圧モータ30の出力軸36の制動が解除され、クラッチ部34を接続した状態において、すなわち図1に示す油路34h,34iを介してピストン34cに油圧力を与え、ばね34dの力に抗して可動摩擦板34fを固定摩擦板34gに当接させるようにピストン34dを駆動させた状態において、例えば油路52,53、弁板30の第1ポート30C1及び弁板31Cの第1ポート31C1を介して供給され、弁板30Cの第2ポート30C2及び弁板31Cの第2ポート31C2を介して油路54,55に排出される油圧力によって、ピストン30B,31Bを駆動し、シリンダブロック30A,31Aを回転させることにより、これらのシリンダブロック30A,31Aと一体に出力軸36,32が回転する。
第2可変容量油圧モータ31の出力軸32の回転と一体にクラッチ原動軸34aが回転し、この回転がドラム34b、可動摩擦板34f及び固定摩擦板34g、クラッチ従動軸34eを介してギヤ35に伝えられ、ギヤ35の回転がギヤ39,40を介して最終出力軸41に伝えられる。また、第1可変容量油圧モータ30の出力軸36の回転が、ギヤ39,40を介して最終出力軸41に伝えられる。つまり、第2可変容量油圧モータ31の出力と第1可変容量油圧モータ30の出力が最終出力軸41に伝えられ、これによって低速走行による各種作業を実施できる。
また、駐車ブレーキ38による第1可変容量油圧モータ30の出力軸36の制動が解除され、第2可変容量油圧モータ31の容量を0とし、クラッチ部34を遮断した状態において、すなわち、図1に示す油路34h,34iを介してピストン34cに与えていた油圧力を除き、ばね34dの力によって可動摩擦板34fを固定摩擦板34gから離脱させるようにピストン34cを移動させ、クラッチ原動軸34aとクラッチ従動軸34e間の回転力の伝達を遮断した状態において、例えば油路52,53、弁板30Cの第1ポート30C1及び弁板31Cの第1ポート31C1に作動油が供給されると、第1可変容量油圧モータ30のピストン30Bが駆動され、シリンダブロック30A及びこれと一体となって回転軸36が回転するとともに、弁板30Cの第2ポート30C2を介して油路54に作動油が排出される。一方、容量が0である第2可変容量油圧モータ31では、作動油の給排が遮断され、ピストン31Bは駆動されず、シリンダブロック31Aも回転しない。したがって、作動油は第1可変容量油圧モータ30のみに供給され、第1可変容量油圧モータ30の出力軸36の回転がギヤ39,40を介してロスなく最終出力軸41に伝えられ、これによって高速走行を実現できる。
なお、図1に示す油路38f,38gを介してピストン38bに油圧力を与え、ばね38cの力に抗して可動摩擦板38dを固定摩擦板38eに当接させるようにピストン38bを駆動することにより、第1可変容量油圧モータ30の出力軸36の回転が阻止され、最終出力軸41の回転が停止して駐車状態となる。
上述した第1実施形態によれば、クラッチ部34に含まれるクラッチ原動軸34aが第2可変容量油圧モータ31の出力軸32と同一の部材から成ることから、クラッチ原動軸34aの一端は第2可変容量油圧モータ31の出力軸32に一体化される。したがって、このクラッチ原動軸34aの一端に関しては、クラッチ原動軸34aを支持するベアリングを設ける必要がなく、このクラッチ原動軸34aの他端を支持するベアリング33によって、クラッチ原動軸34aの支持構造を実現できる。すなわち、クラッチ原動軸34aを支持するベアリング33は、クラッチ原動軸34aの両端のうちの一方の端部である他端のみに関連させて設ければ済み、これによってベアリングの数を少なくすることができ、製作費を低減できる。
また、クラッチ従動軸34eを、クラッチ原動軸34aの部分に、このクラッチ原動軸34aと同軸に配置するとともに、クラッチ従動軸34eの軸長をクラッチ原動軸34aの軸長よりも短く設定した構成にしてあることから、第2可変容量油圧モータ31の出力
軸32の軸長、及びクラッチ原動軸34aの軸長を比較的短くすることにより、第2可変容量油圧モータ31の出力軸32に沿う全体の長さ寸法を短く設定でき、装置の小型化が可能となる。
また、第1可変容量油圧モータ30の出力軸36を制動可能な駐車ブレーキ38を設けたことから、制動に要するトルクが小さくて済み、これにより駐車ブレーキ38を小型にすることができる。
また特に、1組のフロントケーシング50とリアケーシング51の内部に、第1可変容量油圧モータ30と第2可変容量油圧モータ31を配置してあることから、フロントケーシング50及びリアケーシング51の数を少なくすることができる。すなわち、部品点数を少なくすることができ、これによって製作費を低減させることができる。また、1組のフロントケーシング50とリアケーシング51の内部において、第1可変容量油圧モータ30と第2可変容量油圧モータ31とを配置してあることから、これらの第1可変容量油圧モータ30と第2の可変容量油圧モータ31とを互いに接近させて配置することができ、これによって装置の小型化を実現させることができる。また、第1可変容量油圧モータ30及び第2可変容量モータ31に給排される油を導く配管は、リアケーシング51内において油路52〜55として形成できるので、この配管構造を簡単にすることができる。
また、フロントケーシング50内に形成される油室56の油を、伝達手段に含まれるギヤ35,39,40に供給する油路50Aを設けたことから、フロントケーシング50の油室56の油をギヤ35,39,40の潤滑に有効に活用できる。さらに、油路50Aをフロントケーシング50に設けたことから、ギヤ35,39,40の潤滑を簡単な構造で実現させることができる。
図3は本発明に係る油圧駆動装置の第2実施形態を示す断面図、図4は図3に示す第2実施形態のスケルトン図である。この第2実施形態も例えばホイールローダに装備され、このホイールローダにおける現実の配置形態を考慮したものであり、図3,4のそれぞれは、上述した図1,2に示すものと天地を逆にして描いてある。すなわち、図3,4の上側に描かれている部分は、ホイールローダに備えられた場合に上側に配置されることが好ましい部分であり、図3,4の下側に描かれている部分は、下側に配置されることが好ましい部分である。
この第2実施形態も上述した第1実施形態と同様に、フロントケーシング50とリアケーシング51を含むモータ部60と、ミッションケース63を含むトランスミッション部61とを連設させてあるとともに、第1可変容量油圧モータ30の回転部材を構成するシリンダブロック30Aと複数のピストン30B、及び第1可変容量油圧モータ30の出力軸36の一部と、第2可変容量油圧モータ31の回転部材を構成するシリンダブロック31Aと複数のピストン31B、及び第1可変容量油圧モータ31の出力軸32の一部とをフロントケーシング50に収納させてある。
また特に、この第2実施形態は、第1可変容量油圧モータ30の出力と第2可変容量油圧モータ31の出力とを1つの最終出力軸41に伝える伝達手段に含まれるクラッチ部34を、第1可変容量油圧モータ30の出力軸36に設けてある。
また、第1可変容量油圧モータ30の弁板30Cと、第2可変容量油圧モータ31の弁板31Cをリアケーシング51に収納させてある。さらに、このリアケーシング51に、上述した第1実施形態と同様に、第1可変容量油圧モータ30の弁板30Cの第1ポート30C1に連通する油路52、及びこの油路52に連通し第2可変容量油圧モータ31の弁板31Cの第1ポート31Cに連通する油路53と、第1可変容量油圧モータ30の弁板30Cの第2ポート30C2に連通する油路54、及びこの油路54に連通し第2可変容量油圧モータ31の弁板31Cの第2ポート31C2に連通する油路55とを形成してある。
上述したクラッチ部34は、第1可変容量油圧モータ30の出力軸36に固定されてこの出力軸36と一体に回転するクラッチ原動軸34aと、このクラッチ原動軸34aと接触可能に設けられた接続時に摩擦板34fgを介して、最終出力軸41へ第2可変容量油圧モータ31の出力を伝達するクラッチ従動軸34eとを含んでいる。
また、第2可変容量油圧モータ31の出力を最終出力軸41に伝える伝達手段に含まれ、クラッチ従動軸34eと一体に回転するギヤ34e1を備えている。このギヤ34e1と第1可変容量油圧モータ30の出力軸36との間にはベアリングが設けられ、このベアリングによって第1可変容量油圧モータ30の出力軸36の回転がギヤ34e1に伝えられないようになっている。
なお、第2可変容量油圧モータ31の出力軸32に固定したギヤ35と、上述のクラッチ従動軸34eと一体的に回転するギヤ34e1とが噛みあい、例えば第1可変容量油圧モータ30の出力軸36に固定したギヤ39と、最終出力軸41に固定したギヤ40とがかみ合うように、これらのギヤ35,34e1,39,40を配置してある。
これらのギヤ35,34e1,39,40、及びクラッチ部34によって、第1可変容量油圧モータ30の出力と第2可変容量油圧モータ31の出力を1つの最終出力軸41に伝える伝達手段が構成されている。
また、この第2実施形態は、フロントケーシング50の上側部分に、フロントケーシング50とリアケーシング51を含むモータ部60の油室62と、このモータ部60に連設されるミッションケース63を含むトランスミッション部61の空間64とを連通させる油路66を設けるとともに、ミッションケース63の下側部分に、ミッションケース63に収容される油の油面67の高さを規定する油路68を設けてある。
また、フロントケーシング50の油室62と、ミッションケース63の空間64とを仕切る境界壁には、第1可変容量油圧モータ30の出力軸36、及び第2可変容量油圧モータ31の出力軸32の周囲をそれぞれ密封するオイルシール65を設けてある。
また、第2可変容量油圧モータ30の出力軸36の軸方向、及び径方向には、外部からの油をクラッチ部34に導いて摩擦板34fgを押圧可能なピストンを作動させる油、あるいはこのクラッチ部34を潤滑する油をそれぞれ導く油路69を形成してある。
このように構成した第2実施形態では、図4に示す駐車ブレーキ38を解除し、クラッチ部34を接続した状態において、油路52,53を介して、あるいは油路54,55を介して作動油を供給し、第1可変容量油圧モータ30の出力軸36、及び第2可変容量油圧モータ31の出力軸32を回転させると、第2可変容量油圧モータ31の出力軸32の回転がギヤ35,34e1,クラッチ従動軸34e、クラッチ原動軸34aを介して第1可変容量油圧モータ30の出力軸36に伝えられ、また、第1可変容量油圧モータ30の出力軸36の回転がギヤ39,40を介して最終出力軸41に伝えられる。つまり、第2可変容量油圧モータ31の出力と第1可変容量油圧モータ30の出力が最終出力軸41に伝えられる。これによって低速走行による各種作業を実施できる。
また、駐車ブレーキ38を解除し、クラッチ部34を遮断した状態において、油路52あるいは油路54を介して作動油を供給し、第1可変容量油圧モータ31の出力軸36だけを回転させると、この出力軸36の回転がギヤ39,40を介して最終出力軸41に伝えられる。これによって高速走行を実施できる。この動作の間、容量が0である第2可変容量モータ31では、作動油の給排がなされず、その出力軸32は回転せず、したがってギヤ35,34e1、及びクラッチ部34のクラッチ従動軸34eも回転しない状態に保たれる。
このように構成した第2実施形態も、第1実施形態におけるのと同様に、1組のフロントケーシング50とリアケーシング51の内部に、第1可変容量油圧モータ30と第2可変容量油圧モータ31を配置してあることから、フロントケーシング50及びリアケーシング51の数を少なくすることができる。すなわち、部品点数を少なくすることができ、これによって製作費を低減させることができる。また、1組のフロントケーシング50とリアケーシング51の内部において、第1可変容量油圧モータ30と第2可変容量油圧モータ31とを配置してあることから、これらの第1可変容量油圧モータ30と第2の可変容量油圧モータ31とを互いに接近させて配置することができ、これによって装置の小型化を実現させることができる。
さらに、第1可変容量油圧モータ30及び第2可変容量モータ31に給排される油を導く配管は、リアケーシング51内において油路52〜55として形成できるので、この配管構造を簡単にすることができる。
また、この第2実施形態は、第2可変容量油圧モータ31の出力を最終出力軸41に伝達可能なクラッチ部34を、第1可変容量油圧モータ30に設け、第1可変容量油圧モータ30の出力軸36に固定したギヤ39を介して第1可変容量油圧モータ30の出力及び第2可変容量油圧モータ31の出力を最終出力軸41に伝達可能な構成にしたことから、クラッチ部34の遮断時に、クラッチ部34のクラッチ従動軸34eが、第1可変容量油圧モータ30の出力軸36の回転、すなわち第1可変容量油圧モータ30の出力軸36に固定したギヤ39の回転、このギヤ39と噛み合う最終出力軸41のギヤ40の回転に影響されることがなく、これによってクラッチ部34のクラッチ原動軸34aの回転数とクラッチ従動軸34eの回転数との差である相対的回転数の著しい上昇を抑えることができる。つまり上述の相対的回転数を、第1可変容量油圧モータ30の出力軸36の回転数以下に保つことができる。
これにより、上述した相対的回転数の著しい上昇に伴って発生することが懸念されるクラッチ部34の摩擦板34fgのフラッタリング(ばたつき)や、連れ回りによるトルク損失を抑えることができるとともに、クラッチ部34等の発熱、及びクラッチ部34等に供給される作動油の温度の著しい上昇を抑えることができる。その結果、クラッチ部34や、第1可変容量油圧モータ30及び第2可変容量油圧モータ31の破損を防ぐことができる。
また、フロントケーシング50の上側部分に形成した油路66を介して、フロントケーシング50の油室62の油をミッションケース63に供給可能としたことにより、ミッションケース63内のギヤ35,34e1,39,40等の良好な潤滑を実現できる。さらにこの場合、ミッションケース63の下側部分に、ミッションケース63内の油の油面67の高さを規定する油路68を設けてあることから、ミッションケース63内に収容される油の量を必用最少限度に抑えることができる。これによってギヤ40等に接触する油の量を少なくすることができ、ギヤ40等の攪拌抵抗によるトルク損失や油の発熱を抑えることができる。これに伴ってクラッチ部34、第1可変容量油圧モータ30、及び第2可変容量油圧モータ31等の破損を抑えることができる。
以上のことから、この第2実施形態は特に、耐久性に優れた信頼性の高い装置を実現させることができる。
なお、クラッチ部34の遮断時には、クラッチ従動軸34e、このクラッチ従動軸34eと一体に回転するギヤ34e1、及び第2可変容量油圧モータ31の出力軸32に固定されたギヤ35の回転を停止させることができるので、不必要なトルク損失を減らすことができる。このことも耐久性の向上、及び信頼性の高い装置の実現に貢献する。
上述した第2実施形態では、第1可変容量油圧モータ30の出力軸36にギヤ39を固定した構成にしてあるが、このように構成する代わりに、ギヤ39をクラッチ原動軸34aと一体に設けた構成にしてもよい。
本発明に係る油圧駆動装置の第1実施形態を示す断面図である。 図1に示す第1実施形態のスケルトン図である。 本発明に係る油圧駆動装置の第2実施形態を示す断面図である。 図3に示す第2実施形態のスケルトン図である。 従来の油圧駆動装置のスケルトン図である。 従来の油圧駆動装置の第2可変容量油圧モータに備えられるクラッチ部を示す断面図である。

Claims (12)

  1. シリンダブロック及びピストンを含む回転部材と、この回転部材と一体的に回転する出力軸と、油の給排のための第1ポート及び第2ポートを有する弁板とをそれぞれ有する第1可変容量油圧モータ及び第2可変容量油圧モータと、
    上記第1可変容量油圧モータの出力と上記第2可変容量油圧モータの出力とを伝達手段を介して1つの最終出力軸から出力可能な油圧駆動装置において、
    上記第1可変容量油圧モータの上記回転部材、及び上記出力軸の一部と、上記第2可変容量油圧モータの上記回転部材、及び上記出力軸の一部のそれぞれが収納される一部材から成るフロントケーシングと、
    このフロントケーシングに接合されるとともに、上記第1可変容量油圧モータの上記弁板と上記第2可変容量油圧モータの上記弁板とが装着されるリアケーシングとを設けたことを特徴とする油圧駆動装置。
  2. 上記請求項1記載の発明において、
    上記リアケーシングは、上記第1可変容量油圧モータの上記弁板の上記第1ポートに連通する油路、及びこの油路に連通し上記第2可変容量油圧モータの上記弁板の上記第1ポートに連通する油路と、上記第1可変容量油圧モータの上記弁板の上記第2ポートに連通する油路、及びこの油路に連通し上記第2可変容量油圧モータの上記弁板の上記第2ポートに連通する油路とを有することを特徴とする油圧駆動装置。
  3. 上記請求項2記載の発明において、
    上記フロントケーシング内に形成される油室の油を、上記伝達手段に供給する油路を設けたことを特徴とする油圧駆動装置。
  4. 上記請求項3記載の発明において、
    上記油室の油を、上記伝達手段に供給する上記油路を、上記フロントケーシングに設けたことを特徴とする油圧駆動装置。
  5. 上記請求項1項記載の発明において、
    上記伝達手段が上記第2可変容量油圧モータの出力軸に設けられるクラッチ部を含むことを特徴とする油圧駆動装置。
  6. 上記請求項5記載の発明において、
    上記クラッチ部が、上記第2可変容量油圧モータの出力軸と一体的に回転するクラッチ原動軸と、このクラッチ原動軸と接離可能に設けられ、接続時に上記最終出力軸へ上記第2可変容量油圧モータの出力を伝達するクラッチ従動軸とを含むとともに、上記第2可変容量油圧モータの上記出力軸と上記クラッチ部の上記クラッチ原動軸とが同一部材から成ることを特徴とする油圧駆動装置。
  7. 上記請求項6記載の発明において、
    上記クラッチ部の上記クラッチ従動軸を、上記クラッチ部の上記クラッチ原動軸部分に、このクラッチ原動軸と同軸に配置するとともに、上記クラッチ従動軸の軸長を上記クラッチ原動軸の軸長よりも短く設定したことを特徴とする油圧駆動装置。
  8. 上記請求項7記載の発明において、
    上記クラッチ部の上記クラッチ原動軸と一体に回転するドラムを備え、
    このドラム内に、
    このドラムと上記クラッチ従動軸間を接離する摩擦板と、
    上記ドラムと上記クラッチ従動軸とを接続させるように上記摩擦板を駆動可能なピストンと、
    このピストンを付勢するばねとを配置したことを特徴とする油圧駆動装置。
  9. 上記請求項1記載の発明において、
    上記伝達手段が上記第1可変容量油圧モータの出力軸に設けられるクラッチ部を含むことを特徴とする油圧駆動装置。
  10. 上記請求項9記載の発明において、
    上記クラッチ部が、上記第1可変容量油圧モータの出力軸と一体的に回転するクラッチ原動軸と、このクラッチ原動軸と接離可能に設けられ接続時に上記最終出力軸へ上記第2可変容量油圧モータの出力を伝達するクラッチ従動軸を含むとともに、
    上記クラッチ従動軸と一体に回転し、上記第2可変容量油圧モータの出力軸の回転を上記クラッチ従動軸に伝えるギヤを備えたことを特徴とする油圧駆動装置。
  11. 上記請求項4記載の発明において、
    上記フロントケーシングの上側部分に、上記フロントケーシングと上記リアケーシングを含むモータ部の油室と、このモータ部に連設されるミッションケースを含むトランスミッション部の空間とを連通させる油路を設けるとともに、
    上記ミッションケースの下側部分に、このミッションケースに収容される油の油面の高さを規定する油路を設けたことを特徴とする油圧駆動装置。
  12. 上記請求項1項記載の発明において、
    上記第1可変容量モータの出力軸を制動可能な駐車ブレーキを備えたことを特徴とする油圧駆動装置。

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