JPWO2006114864A1 - 型枠パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】スペーサを必要とせずに、現場に建て込んでからセパレータをセパ孔に挿通して固定することのできる薄肉金属板製の型枠パネルを提供する。【解決手段】薄肉金属板を屈曲させて片面側に開口する断面略コ字形のリブ2を複数並列に形成し、該リブにセパレータ12を挿通するためのセパ孔5を設ける。セパ孔5に挿通したセパレータ12の外周部に形成されている鍔状体12bをリブ非開口面に当接させるとともに、該セパレータの先端部に固着させた固定具14をリブ開口面に当接させて型枠パネル1を固定する。リブの開口部の幅は、固定具14のリブ当接面の外径よりも狭くする。セパ孔5は、リブ長手方向の長さの方が同幅方向の長さよりも大きく鍔状体12bが挿通可能な形状とし、そのリブ幅方向の長さを鍔状体12bの最大径部の長さよりも小さくする。【選択図】図5

Description

この発明は、土木建築工事おいてコンクリート型枠の堰板に使用される薄肉金属板製の型枠パネルに関する。
近年、木材合板製の型枠パネルに代って普及しつつある薄肉金属板製の型枠パネルは、一般に薄肉鋼板を屈曲させて片面側に開口する断面略コ字形のリブが複数並列に形成され、該リブにセパレータを挿通するためのセパ孔が等間隔で複数設けられている。この型枠パネルを用いて型枠を構築するには、前記リブの長手方向を上下にし、かつ非開口面側をコンクリート打設側に向けて型枠パネルを建て込み、対向する型枠パネルの互いに対応するセパ孔にセパレータを挿通し、そのセパレータの外周部に嵌合させた座金(鍔状体)を型枠パネルのコンクリート打設側の面に当接させるとともに、セパレータのセパ孔から突出させた先端部にフォームタイ(固定具)を型枠パネルの反対側の面に当接する状態に固着させ、これら座金とフォームタイとによって型枠パネルを挟み込む状態で固定する。そして、必要に応じて、建て込んだ型枠パネルの外側に鋼管を取り付けて補強する。
上記薄肉鋼板製の型枠パネルの幅は600〜900mm程度であり、これを水平に並べて建て込んで所要長さの堰板を構築する。隣接する型枠パネル同士は、ビスによって連結される。このビスによる連結作業は現場で行なってもよいが、平らな別の場所で複数の型枠パネルを事前に連結してユニット化しておけば、現場での作業を簡略化することができる。このように複数の型枠パネルをユニット化する場合、現場に建て込んでからセパレータで固定するのは困難であるので、予め型枠パネルユニットにセパレータをフォームタイによって取り付けておき、その型枠パネルユニットを現場に建て込んだ後、その対向側にセパレータが取り付けられていない型枠パネルユニットを建て込み、前者のセパレータを後者に固定するという方法がとられる。
上記型枠構築方法は、構造物の地上部分に適用することは可能であるが、建造物の基礎部分には適用できなかった。なぜならば、建造物の基礎部分の場合、地面よりも低く掘った溝の中に型枠パネルユニットを下ろして建て込まなければならないが、その際に、型枠パネルユニットに取り付けられているセパレータが型枠パネル建て込み位置の内側に組まれている鉄筋と干渉するからである。
そこで、セパ孔をセパレータの座金が挿通可能な形状とすることにより、型枠パネルを建て込んでからでもセパレータによる固定を可能にした型枠パネルが提案されている(特許文献1)。
特開平10−88715号公報
特許文献1に記載の型枠パネルは、木材合板製型枠パネルで用いていたセパレータ及びフォームタイをそのまま使用する場合、木材合板製型枠パネルの板厚(12mm)に合わせてセパレータに対するフォームタイの固着位置を調節するために、型枠パネルとフォームタイの間にスペーサを介在させる必要があった。このため、型枠の組立て作業が面倒であるという問題点があり、スペーサを必要としない型枠パネルの開発が待たれていた。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、スペーサを必要とせずに、現場に建て込んでからセパレータをセパ孔に挿通して固定することのできる薄肉金属板製の型枠パネルを提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は次のように構成した。すなわち、請求項1に記載の型枠パネルは、薄肉金属板を屈曲させて片面側に開口する断面略コ字形のリブを複数並列に形成し、該リブにセパレータを挿通するためのセパ孔を設けてなり、前記リブの長手方向を上下にし、かつリブ非開口面側をコンクリート打設側に向けて建て込み、前記セパ孔に挿通したセパレータの外周部に形成されている鍔状体をリブ非開口面に当接させるとともに、該セパレータの先端部に固着させた固定具をリブ開口面に当接させ、これら鍔状体と固定具とによって挟み込む状態で固定される型枠パネルにおいて、前記リブの開口部の幅を、前記固定具のリブ当接面の外径よりも狭く形成するとともに、前記セパ孔は、リブ長手方向の長さの方が同幅方向の長さよりも大きく鍔状体が挿通可能な形状とし、そのリブ幅方向の長さを鍔状体の最大径部の長さよりも小さくしたことを特徴としている。
セパ孔を鍔状体が挿通可能な形状とすることにより、対向して建て込まれた1組の型枠パネルの互いに対応するそれぞれのセパ孔に、外周部に鍔状体が形成されているセパレータを型枠パネルのリブ開口側から挿通させることができる。セパレータは水平に挿通されるので、型枠パネル建て込み位置の内側に組まれている鉄筋とセパレータが干渉しない。セパ孔に挿通されたセパレータを中心軸回りに回動させて、鍔状体の最大径部をリブ幅方向に向けることにより、該鍔状体がセパ孔のリブ幅方向両側部に干渉してセパ孔からリブ開口側に抜けなくなる。また、セパ孔からリブ開口側に突出したセパレータの端部に固定具を固着させると、リブ開口部の幅は固定具のリブ当接面の外径よりも狭いので、固定具がリブ開口部のリブ幅方向両側部に干渉してセパレータのリブ非開口側への移動が規制される。したがって、スペーサを使用せずに、型枠パネルのリブ非開口面に当接する鍔状体と型枠パネルのリブ開口面に当接する固定具とによって型枠パネルを挟み込む状態に固定することができる。このセパレータによる型枠パネルの連結作業は、多数の型枠パネルを建て込んでから行える。
また、請求項2に記載の型枠パネルは、請求項1に記載の構成に加えて、前記セパ孔は、輪郭の一部に形成された接続部を介して輪郭内と輪郭外とが接続し、初期状態では輪郭内部位によって孔が閉塞しており、輪郭内部位をリブ非開口側に押し込むことにより開口する形態とされるとともに、輪郭内部位をリブ開口側に引き戻す工具を係合させるための小孔が輪郭内部位に形成されている構成としている。
型枠パネルには多数のセパ孔が設けられるが、全てのセパ孔にセパレータが挿通されるわけではない。このため、セパ孔が初期状態から開口していると、セパレータが挿通されないセパ孔から打設した生コンクリートが型枠外に漏出してしまう。また、セパ孔の面積はセパの軸部の断面積よりもかなり広いため、セパ孔にセパレータの軸部が挿通されたままであると、セパ孔の隙間から打設した生コンクリートが型枠外に漏出するおそれがある。請求項2に記載の構成とすると、セパレータが挿通されないセパ孔から生コンクリートが型枠外に漏出することを防止できる。また、セパ孔にセパレータを挿通させた後、小孔に工具を係合させ輪郭内部位をリブ開口側に引き戻してセパ孔の隙間を塞ぐことにより、該隙間から生コンクリートが型枠外に漏出することを防止できる。
さらに、請求項3に記載されているように、セパレータによってセパ孔の輪郭内部位をリブ非開口側に押し込んだ後、該輪郭内部位をリブ開口側に引き戻した場合に、セパレータに係合して輪郭内部位の位置ずれを規制する係合部が輪郭内部位に形成されている構成とすると、打設される生コンクリートの圧力を受けても輪郭内部位が動きにくくなるので、セパレータが挿通されたセパ孔を塞いだ状態のまま保つことができる。
請求項1〜3によれば、型枠パネル建て込み位置の内側に組まれている鉄筋と干渉することなく、対向して建て込まれた1組の型枠パネルの互いに対応するそれぞれのセパ孔にセパレータを挿通させることができるので、事前に複数枚の型枠パネルを連結一体化した型枠パネルユニットの使用が可能になるとともに、セパ孔に挿通されたセパレータと型枠パネルとの固定にスペーサを必要としないので、この固定作業が簡略化されるようになり、型枠構築作業全般を効率的に行えるという効果を奏する。
請求項2、3によれば、セパレータを挿通するとき以外はセパ孔が輪郭内部位で塞がれているので、セパレータが挿通されないセパ孔から生コンクリートが型枠外に漏出すること、及びセパレータが挿通されたセパ孔の隙間から生コンクリートが型枠外に漏出することを防止できるという効果を奏する。
請求項3によれば、打設される生コンクリートの圧力を受けてもセパ孔を塞ぐ輪郭内部位が動きにくくなるので、セパ孔を塞いだ状態のまま保つことができ、セパ孔からの生コンクリートの漏出を確実に防止できるという効果を奏する。
本発明を実施するための最良の形態を、以下に示す実施例に基づき具体的に説明する。
図1及び図2は本発明の1実施例を表している。この型枠パネル1は、表面が亜鉛等でメッキされた薄肉鋼鈑をプレス加工により成形したものであって、断面略コ字形をしたリブ2,…が等間隔で複数並列に形成され、さらにリブ2とリブ2の間には同方向の半円形小リブ3,3が2本ずつ形成されている。2本の小リブ3,3の間隔部には、折り曲げを容易にするための短い切れ目4,…が同一線上に等間隔で多数形成されている。リブ2の開口部の幅Wは、後記固定具14(図7参照)のリブ当接面の外径Dよりも狭く設定されている。
リブ2には、セパレータを挿通するためのセパ孔5が等間隔で複数形成されている。このセパ孔5は、図2に詳細に示すように、リブ長手方向に長い六角形の主部5aと該主部よりも幅が狭く端部Aが円弧状をした副部5bとを組み合わせた輪郭形状で、全体的にはリブ長手方向に長くなっている。副部5bの反対側に位置する主部5aの端部Bを残して、輪郭線に沿って切り込みが入れられている。換言すると、このセパ孔5は、輪郭の一部に形成された接続部(端部B)を介して輪郭内と輪郭外とが接続した形態であり、初期状態では輪郭内部位7によって孔が塞がれており、セパレータを挿通して輪郭内部位7をリブ非開口側に押し込むことにより開口するようになっている。また、輪郭内部位7には、シノ等の先端が細い工具を挿入して係合させることのできる円形の小孔8が形成されている。セパ孔5は後記セパレータ12の鍔状部12aが挿通可能である。
型枠パネル1の幅すなわちリブ長手方向と直交する方向の長さは、両端から中央部にまで手が届く程度、例えば680mmとしている。両端のリブ2にはセパ孔5が設けられておらず、そのうち一方のリブには隣接するパネル同士を連結するビスを挿通するためのビス孔9が同間隔で設けられている。
次に、この型枠パネル1を用いた型枠構築方法を、図3に示す型枠に基づいて説明する。
まず、幅方向に並べた複数枚の型枠パネル1をビスによって連結して、型枠パネルユニットUを作製する。図示例の場合、4枚の型枠パネル1で1組の型枠パネルユニットとしている。この作業は、型枠構築現場とは別の平らな場所で行うとよい。型枠パネルユニットUを型枠構築現場まで運搬し、それを捨てコンクリート10の上に固定されたライナー金具11に下端部を嵌合させて建て込む。そして、対向する型枠パネル1,1同士をセパレータ12等によって互いに連結する。このように、事前に複数枚の型枠パネル1を連結した型枠パネルユニットUを作製しておくと、現場での型枠構築作業を効率的に行うことができる。型枠パネルユニットによる型枠構築を可能にしているのは、本発明にかかる型枠パネル1のセパ孔5及び後述するセパレータ12の鍔状体12bの互いに関連し合う特有の形態に因る。
セパレータ12は、図4に示すように、丸棒状の軸部の両端に雄ねじ部12aが形成され、さらにそれより少し中心寄りに一方向に長い六角形をした鍔状体12bが一体に形成されている。鍔状体12bはセパ孔5の主部5aより若干小さく形成されているので、鍔状体12bとセパ孔5の向きを揃えることにより、セパレータ12をセパ孔5に挿通することができる。また、前記セパ孔5のリブ幅方向の長さL1は鍔状体12bの最大径部の長さL2よりも小さく設定されているので、鍔状体12bの最大径部がセパ孔5のリブ幅方向を向くようにするとセパレータ12がセパ孔5を通らなくなる。
図5はセパレータ12と型枠パネル1,1の連結部の断面図である。型枠パネル1,1の互いに対応する一対のセパ孔5,5に対し、一方側(図5における右側)からセパレータ12を挿通する。両パネル間には鉄筋13が組まれているが、セパレータ12は軸方向に水平に挿通されるので鉄筋13と干渉しない。挿入方向上手側型枠パネル1のセパ孔5は、セパレータ12の鍔状部12bによって輪郭内部位7が押し込まれて開口する。一方、挿入方向下手側型枠パネル1のセパ孔5は閉塞したままで、その小孔8にセパレータ12の先端部が挿通される。これにより、一対のセパ孔5,5からセパレータ12の両端部が外側に突出した状態となる。その状態でセパレータ12を軸回りに90度回転させて鍔状体12b,12bの最大径部をセパ孔5のリブ幅方向に向けることにより、鍔状体12b,12bを型枠パネル1のリブ非開口面に当接させる。そして、セパレータ12の雄ねじ部12a,12aに固定具14,14を螺着し、該固定具の端面を型枠パネル1のリブ開口面に当接させて、鍔状体12bと固定具14とにより型枠パネル1を両側から挟み付けて固定する。
上記のままであると、セパレータ挿通方向上手側の型枠パネル1のセパ孔5は開口した状態であるので、コンクリート打設時にそこから生コンクリートが漏出するおそれがある。そこで、図5において二点鎖線で示すように、シノのような先端部が細くなった工具15を小孔8に係合させて当該輪郭内部位7を外側に引き戻し、セパ孔5を塞ぐようにする。図6及び図7はセパ孔が塞がれた状態を表している。円弧状をした輪郭内部位7の係合部(端部A)がセパレータ12に係合するため、生コンクリートの圧力がかかっても輪郭内部位7が位置ずれしない。セパレータ12を挿通しないセパ孔5は閉塞状態のままにしておく。
セパレータ12による型枠パネル1,1の連結が完了したならば、両側の型枠パネル1,1の外面側に上下一対の鋼管16,16を水平方向に配し、それをセパレータ12の端部に固定する。最後に、建て込んだ型枠パネル1の上端部にライナー金具11を逆向きに被せて取り付ける。このように組み立てられた型枠に生コンクリートを打設すると、セパ孔5からコンクリートが漏出することなく、セパレータ12が挿通されていない小孔8から余剰水を排出させながら、型枠の隅々まで生コンクリートが充填される。
図8はセパ孔の形状が異なる型枠パネルの要部を表している。この実施例2のセパ孔20は、実施例1のセパ孔5の角部を曲線状にすることにより、該角部に応力が集中することを避けて、型枠パネル自体の強度向上が図られている。このセパ孔20を備えた型枠パネルには、図4に示すセパレータ12の鍔状部12bの角部が曲線状に形成されたセパレータ(図示省略)が使用される。
図9はさらにセパ孔の形状が異なる型枠パネルの要部を表している。この実施例3のセパ孔21は、円形の主部21aと該主部のリブ長手方向両側に続く幅の狭い副部21b,21bとからなる輪郭形状で、実施例1、2のセパ孔と同様に全体的にはリブ長手方向に長くなっている。また、輪郭の一部に形成された接続部Cを介して輪郭内と輪郭外とが接続した形態であり、初期状態では輪郭内部位22によって孔が塞がれており、セパレータを挿通して輪郭内部位22をリブ非開口面側に押し込むことにより開口するようになっている。
上記セパ孔21を備えた型枠パネルには、図10に示すセパレータ25が使用される。25aは雄ねじ部、25bは鍔状部である。鍔状体25bは、セパ孔21に対応する形状で、セパ孔21より若干小さく形成されている。したがって、鍔状体25bとセパ孔21の向きを揃えることにより、セパレータ12をセパ孔21に挿通することができる。また、前記セパ孔21のリブ幅方向の長さL3は鍔状体25bの最大径部の長さL4よりも小さく設定されているので、鍔状体25bの最大径部がセパ孔21のリブ幅方向を向くようにするとセパレータ25がセパ孔21を通らなくなる。
実施例2の型枠パネル20も、実施例1の型枠パネル1と同様に、セパ孔21に挿通されたセパレータ25の鍔状体25bと該セパレータの先端部に螺着した固定具14とにより両側から挟まれた状態で固定される。鍔状体25bの長手方向をリブ幅方向に向けて鍔状体25bを型枠パネル20のリブ非開口面に当接させると、セパ孔21の主部21aは塞がれ、副部21b,21bだけが開口した状態となる。副部21bは面積が狭いので、ここから生コンクリートが漏出することはない。開口した副部21b,21bは余剰水の排出口として利用される。
本発明は上記実施例1、2、3に限定されるものではなく、セパレータの鍔状体がセパ孔を挿通可能で、かつ鍔状体が型枠パネルのリブ非開口面に当接させられるという条件を満たすならば、セパ孔及びセパレータの鍔状部を別な形状とすることができる。例えば、セパレータを図11や図12のようにしてもよい。図11に示すセパレータは、鍔状体を楕円形としている。図12に示すセパレータは、軸の一部をカシメにより耳状に突出させ、これを鍔状部の代わりとしている。また、実施例1、2、3のセパ孔5,20,21は、いずれも輪郭内と輪郭外とを接続する接続部が1箇所だけであるが、該接続部が複数箇所にある構成としてもよい。
型枠パネルの(a)正面図及び(b)平面図である。(実施例1) セパ孔の周辺部を表示した型枠パネルの正面図である。(実施例1) 型枠の斜視図である。 図1及び図2に示す型枠パネル用のセパレータの斜視図である。 型枠パネルとセパレータの連結部の断面図である。 図5とは異なる状態を示す型枠パネルとセパレータの連結部の断面図である。 図6のS−S断面図である。 セパ孔の周辺部を表示した型枠パネルの正面図である。(実施例2) セパ孔の周辺部を表示した型枠パネルの正面図である。(実施例3) 図9に示す型枠パネル用のセパレータの斜視図である。 異なるセパレータの斜視図である。 さらに異なるセパレータの斜視図である。
符号の説明
1 型枠パネル
2 リブ
3 小リブ
4 切れ目
5,20,21 セパ孔
7,22 輪郭内部位
8 小孔
12,25 セパレータ
12b,25b 鍔状部
14 固定具

Claims (3)

  1. 薄肉金属板を屈曲させて片面側に開口する断面略コ字形のリブを複数並列に形成し、該リブにセパレータを挿通するためのセパ孔を設けてなり、前記リブの長手方向を上下にし、かつリブ非開口面側をコンクリート打設側に向けて建て込み、前記セパ孔に挿通したセパレータの外周部に形成されている鍔状体をリブ非開口面に当接させるとともに、該セパレータの先端部に固着させた固定具をリブ開口面に当接させ、これら鍔状体と固定具とによって挟み込む状態で固定される型枠パネルにおいて、
    前記リブの開口部の幅を、前記固定具のリブ当接面の外径よりも狭く形成するとともに、前記セパ孔は、リブ長手方向の長さの方が同幅方向の長さよりも大きく鍔状体が挿通可能な形状とし、そのリブ幅方向の長さを鍔状体の最大径部の長さよりも小さくしたことを特徴とする型枠パネル。
  2. 前記セパ孔は、輪郭の一部に形成された接続部を介して輪郭内と輪郭外とが接続し、初期状態では輪郭内部位によって孔が閉塞しており、輪郭内部位をリブ非開口側に押し込むことにより開口する形態とされるとともに、輪郭内部位をリブ開口側に引き戻す工具を係合させるための小孔が輪郭内部位に形成されている請求項1に記載の型枠パネル。
  3. セパレータによってセパ孔の輪郭内部位をリブ非開口側に押し込んだ後、該輪郭内部位をリブ開口側に引き戻した場合に、セパレータに係合して輪郭内部位の位置ずれを規制する係合部が輪郭内部位に形成されている請求項2に記載の型枠パネル。
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