JPWO2006100838A1 - 食肉の呈味成分量及び/又は風味の増加方法とそのための飼料及び飲水 - Google Patents

食肉の呈味成分量及び/又は風味の増加方法とそのための飼料及び飲水 Download PDF

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Abstract

家禽又は家畜用の飼料又は飲水の成分調節により食肉の呈味成分量及び/又は風味の増加方法を提供する。さらに、食肉の呈味成分が多く風味や食味に優れた食肉を生産し、且つ容易に製造可能な飼料及び飲水を提供する。塩基性アミノ酸(リジン及び/又はアルギニン)含量の高い飼料を家禽又は家畜に給与する。また、塩基性アミノ酸を含む水を家禽又は家畜に給与する。また、食肉の呈味成分量及び/又は風味を増加させる飼料であって、リジン栄養要求量に対して120〜200%のリジンとアルギニン栄養要求量に対して100〜130%のアルギニンを含有することを特徴とする。さらに、食肉の呈味成分量及び/又は風味を増加させるための家禽又は家畜用飲水であって、塩基性アミノ酸を水に混和したことを特徴とする。

Description

本発明は、食肉の呈味成分量及び/又は風味の増加方法とそのための飼料及び飲水に関し、さらに詳細には家禽又は家畜の食肉中の遊離グルタミン酸量及び/又は風味の増加方法とそのための飼料及び飲水に関する。
従来の家禽又は家畜飼料は、体重増加や飼料効率など食肉生産性を主要な指標として、低コストで十分な成績を得ることを目的として設計されている。その基準として栄養要求量があり、通常、各栄養素の量は、栄養要求量を十分量以上に充足させて設計される。必須アミノ酸であるリジンの栄養要求量は、アメリカのNRC(National Research Council, Nutrient Requirement of Poultry)の飼養標準(1994年版)において3〜6週齢では飼料中に1.00%、6〜8週齢では0.85%と設定され、世界的にこの量がリジン栄養要求量の基準となっている。また、日本飼養標準(2004年版)では3週齢以後はリジン要求量が0.97%と設定されている。
一方、アルギニンの要求量は、アメリカのNRCの飼養標準(1994年版)において3〜6週齢では1.10%、6〜8週齢では1.00%と設定され、世界的にこの量がアルギニン要求量の基準となっている。また、日本飼養標準(2004年版)では3週齢以後はアルギニン要求量が1.17%と設定されている。なお現在、日本やアメリカ等で一般的に使われている配合飼料は、エネルギー源であるトウモロコシと植物タンパク質源である大豆粕とを主原料とし、これを用いた配合飼料中のリジンやアルギニンの含有量はNRC要求量の1.0倍程度である。
上述のように、生産性の高さ(体重増加速度や飼料効率等)を主たる指標としている現在の飼料では、飼料のリジンやアルギニンなどのアミノ酸割合は生産効率を優先して設定され、栄養要求量を十分に満たせばよいとする設定の仕方であり、またコストの面から標準の栄養要求量以上のアミノ酸は添加されていなかった。
ところで、食肉の高品質化を図る上で、呈味成分のひとつである肉中遊離グルタミン酸濃度の調節は非常に有効であるが、これまで屠殺後の肉を熟成させて食肉の主要呈味成分である遊離グルタミン酸量やイノシン酸量を増加ないし変動させることは知られているものの、飼料又は飲水によって食肉の遊離グルタミン酸を増加させることについては知られていなかった。そのため飼料又は飲水の設計時において、種々のアミノ酸量を調節するという配慮はなされていなかった。
このような状況下で本発明者らは、家禽に対するタンパク質給与量と遊離グルタミン酸量との間に比例関係があることに着目し、家禽又は家畜に低ロイシン含量の飼料を給与することを特徴とする食肉中の遊離グルタミン酸量の増加方法及びそのための飼料を提案した(特許文献1)。
国際公開第WO2005/018315号パンフレット
しかしながら、通常の飼料にはロイシンはNRC要求量の1.3〜1.5倍程度含まれており、実際、飼料中のロイシンのみの含量を低減させることは容易ではなく、また低ロイシン含量の原料が非常に限定されており少なく、且つ製造工程が煩雑でありコストがかかるといった問題があった。飼料添加用アミノ酸の中で、リジンは安価であるが、バリンは高価格である。また、イソロイシンは日本では、飼料添加物として認可されていない。
そこで、本発明は、家禽又は家畜用の飼料又は飲水の成分調節により食肉の呈味成分量及び/又は風味の増加方法を提供することを目的とする。さらに、食肉の呈味成分が多く風味や食味に優れた食肉を生産し、且つ容易に製造可能な飼料及び飲水を提供することを目的とする。
上記課題に鑑みて鋭意検討した結果、飼料自体に本来含まれるリジンを飼料に添加することによって、肉の主たる呈味成分である遊離グルタミン酸が増加することを見出し、本発明に想到した。
本発明の食肉の呈味成分量及び/又は風味の増加方法は、塩基性アミノ酸含量の高い飼料を家禽又は家畜に給与することを特徴とする。
また、前記塩基性アミノ酸が、リジン及び/又はアルギニンであることを特徴とする。
また、前記リジンの含量が、リジン栄養要求量に対して120〜200%であることを特徴とする。
また、前記アルギニンの含量が、アルギニン栄養要求量に対して100〜130%であることを特徴とする。
さらに、塩基性アミノ酸を含む水を家禽又は家畜に給与することを特徴とする。
本発明の飼料は、食肉の呈味成分量及び/又は風味を増加させるための家禽又は家畜用飼料であって、リジン栄養要求量に対して120〜200%のリジンを含有することを特徴とする。
また、アルギニン栄養要求量に対して100〜130%のアルギニンをさらに含有することを特徴とする。
本発明の飲水は、食肉の呈味成分量及び/又は風味を増加させるための家禽又は家畜用飲水であって、塩基性アミノ酸を水に混和したことを特徴とする。
本発明の家禽又は家畜は、リジン栄養要求量に対して120〜200%のリジンを含有する飼料を給与されて飼育されたことを特徴とする。
また、リジン栄養要求量に対して120〜200%のリジンと、アルギニン栄養要求量に対して100〜130%のアルギニンを含有する飼料を給与されて飼育されたことを特徴とする。
本発明の食肉は、上記の家禽又は家畜から得られたことを特徴とする。
本発明の食肉の呈味成分量及び/又は風味の増加方法によれば、食肉の遊離グルタミン酸量を増加させることができる。この遊離グルタミン酸量の増加は、食味の向上として判別できるものであり、食肉の付加価値を向上させることができる。
本発明の飼料は、標準の栄養要求量以上のリジン及び/又はアルギニンを添加することにより容易に製造することができ、この飼料を家禽又は家畜に給与することにより、食肉の遊離グルタミン酸量を増加させることができる。
本発明の飲水は、塩基性アミノ酸を水に混和することにより容易に製造することができ、この水を家禽又は家畜に給与することにより、食肉の遊離グルタミン酸量を増加させることができる。
本発明の家禽又は家畜は、標準の栄養要求量以上のリジン及び/又はアルギニンを含有する飼料を給与されて飼育されたものであり、遊離グルタミン酸を豊富に含有する。
本発明の食肉は、上記の家禽又は家畜から得られたものであり、遊離グルタミン酸を豊富に含有する。
本発明の実施例1における飼料中のリジン含量と食肉中の遊離グルタミン酸濃度との関係を示すグラフである。 本発明の実施例2における飼料中のリジン含量と食肉中の遊離グルタミン酸濃度との関係を示すグラフである。 本発明の実施例3における食肉の二点比較法による官能評価結果を示すグラフである。 本発明の実施例3における食肉のシェッフェの一対比較法による官能評価結果を示すグラフである。 本発明に関する生体内におけるグルタミン酸代謝機構を示す説明図である。 本発明の実施例4における飼料中のリジン含量とグルタミン酸デヒドロゲナーゼ活性との関係を示すグラフである。 本発明の実施例4における飼料中のリジン含量とグルタミンシンテターゼ活性との関係を示すグラフである。
以下、本発明の食肉の呈味成分量及び/又は風味の増加方法とそのための飼料及び飲水について、詳細に説明する。
本発明の食肉の呈味成分量及び/又は風味の増加方法は、塩基性アミノ酸含量の高い飼料を家禽又は家畜に給与するものである。ここで、本発明が適用可能な家禽としては、鶏,鴨,七面鳥,鳩,鶉など、また、家畜としては牛,豚,羊,山羊,馬などが挙げられ、特定の家禽、家畜に限らず、幅広く適用可能である。
また、本発明に用いられる飼料に高い含量で含まれていることが好ましい塩基性アミノ酸は、リジン、アルギニンである。リジン、アルギニンは経口で摂取され、肝臓で代謝される。これら塩基性アミノ酸の少なくとも一方を従来の飼料と比較して高い含量で飼料中に含有させ、この飼料を家禽又は家畜に給与すれば、家禽又は家畜から得られる食肉中の呈味成分であるグルタミン酸及び食肉風味が増加する。具体的には、飼料にリジン、アルギニンを添加して家禽又は家畜に給与すればよい。添加用のリジン、アルギニンは、一般に飼料への添加用として低コストで市販されているものを使用することができる。
飼料中のリジンの含量は、標準のリジン栄養要求量の120〜200%とし、さらに140〜170%とするのが好ましい。なお、リジンの含量が120%より少ない場合、食肉呈味成分量の増加が見られず好ましくない。また、リジンの含量が200%より多い場合、食肉呈味成分量の増加が見られるものの、リジンの添加に要するコストが増加するので好ましくない。なお、標準のリジン栄養要求量は、アメリカのNRC(National Research Council, Nutrient Requirement of Poultry)の飼養標準(1994年版)に基づく。
飼料中のアルギニンの含量は、標準のアルギニン栄養要求量の100〜130%とするのが好ましい。アルギニンの含量が100%より少ない場合、食肉呈味成分量の増加が見られず好ましくない。また、アルギニンの含量が130%より多い場合、食肉呈味成分量の増加が見られるものの、アルギニンの添加に要するコストが増加するので好ましくない。なお、標準のアルギニン栄養要求量は、NRCの飼養標準(1994年版)に基づく。
なお、本発明の飼料の給与方法としては、本発明の飼料を少なくとも出荷前2日以降から出荷直前まで給与することが好ましく、さらには出荷前10日以降から出荷直前まで給与することが好ましい。このように出荷前の数日間から出荷直前まで給与することによって、リジン及び/又はアルギニン含量の高い飼料にかかるコストを抑えることができ、また出荷直前に食肉の呈味成分を増加することができる。
また、本発明の食肉の呈味成分量及び/又は風味の増加方法は、塩基性アミノ酸を含む水を家禽又は家畜に給与するものである。この場合、家禽又は家畜の飲水中に塩基性アミノ酸としてリジンを含有させるのが好ましい。飲水中のリジンの含量は、0.1〜2.0質量%の範囲内とするのが好ましく、さらに0.2〜0.7質量%の範囲内とするのが好ましい。この範囲内においては、食肉の呈味成分であるグルタミン酸及び食肉風味の増加作用を十分に発揮することができる。塩基性アミノ酸を含む水は、家禽又は家畜舎の給水器より家禽又は家畜に給与すればよい。
本発明の食肉の呈味成分量及び/又は風味の増加方法によれば、食肉の遊離グルタミン酸量を増加させることができる。この遊離グルタミン酸量の増加は、食味の向上として判別できるものであり、食肉の付加価値を向上させることができ、食肉の高品質化や消費拡大を図ることができる。また、グルタミン酸量を増加させることによって食肉のうま味が増強されるので、調理時の化学調味料の使用量を減少させることができる。したがって、本発明の方法により生産した食肉は、天然の食材を重視し化学調味料の使用量を減少させようとする最近の消費動向にも合致する。さらに、本発明の方法は、屠殺後の肉の熟成や加工処理による呈味成分を増大させる方法と比較し、簡便に食肉の呈味成分及び/又は風味を増大させることができる。屠殺後の熟成を経ても、通常飼育群よりも高いグルタミン酸量となる。
本発明の飼料は、食肉の呈味成分量及び/又は風味を増加させるための家禽又は家畜用飼料であって、リジン栄養要求量に対して120〜200%のリジンを含有するものである。また、アルギニン栄養要求量に対して100〜130%のアルギニンをさらに含有するものであってもよい。
本発明の飼料は、標準の栄養要求量以上のリジン及び/又はアルギニンを添加することにより容易に製造することができ、この飼料を家禽又は家畜に給与することにより、食肉中の呈味成分である遊離グルタミン酸量及び食肉風味を増加させることができる。
本発明の飲水は、食肉の呈味成分量及び/又は風味を増加させるための家禽又は家畜用飲水であって、塩基性アミノ酸を水に混和したものである。
塩基性アミノ酸としては、リジンを含有させるのが好ましい。飲水中のリジンの含量は、飲水を給与する家禽又は家畜の体重換算で、1日あたり0.1〜2.0%のリジンを摂取させる量とするのが好ましく、さらには1日あたり0.2〜0.7%のリジンを摂取させる量とするのが好ましい。この範囲内において、食肉の呈味成分であるグルタミン酸及び食肉風味の増加作用を十分に発揮することができる。
本発明の飲水は、塩基性アミノ酸を水に混和することにより容易に製造することができ、この水を家禽又は家畜に給与することにより、食肉中の呈味成分である遊離グルタミン酸量及び食肉風味を増加させることができる。
本発明の家禽又は家畜は、リジン栄養要求量に対して120〜200%のリジンを含有する飼料を給与されて飼育されたものである。或いは、本発明の家禽又は家畜は、リジン栄養要求量に対して120〜200%のリジンと、アルギニン栄養要求量に対して100〜130%のアルギニンを含有する飼料を給与されて飼育されたものである。
本発明の家禽又は家畜は、標準の栄養要求量以上のリジン及び/又はアルギニンを含有する飼料を給与されて飼育されたものであり、遊離グルタミン酸を豊富に含有する。
本発明の食肉は、上記の標準の栄養要求量以上のリジン及び/又はアルギニンを含有する飼料を給与されて飼育された家禽又は家畜から得られたものであり、遊離グルタミン酸を豊富に含有する。
以下の実施例及び比較例に基づいて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例及び比較例により何ら制限されるものではない。
各群12羽のニワトリ(Cobb系雌ブロイラー)に対し、4週齢から屠殺直前までの10日間、飼料1(実施例1)又は飼料2(比較例1)の何れかを継続的に給与した。給与した各飼料の組成を以下に示す。また、飼育中の測定結果は表1に示すとおりであった。
飼料1(実施例1):トウモロコシ46.0重量%、大豆粕19.1重量%、フスマ6.0重量%、魚粉2.0重量%、コーングルテンミール5.0重量%、大豆油6.0重量%、コーンスターチ2.7重量%、炭酸カルシウム1.0重量%、第二リン酸カルシウム1.3重量%、食塩0.3重量%、ビタミン・ミネラルミクスチャー0.5重量%、アミノ酸混合物8.186重量%(L−リジン塩酸塩1.142重量%、L−アルギニン0.067重量%、L−メチオニン0.095重量%、L−トレオニン0.082重量%、L−アラニン0.373重量%、L−アスパラギン酸0.339重量%、L−アスパラギン0.438重量%、L−シスチン0.035重量%、L−グルタミン酸1.172重量%、L−グルタミン1.353重量%、L−グリシン0.216重量%、L−プロリン1.537重量%、L−セリン0.619重量%、L−チロシン0.717重量%)、寒天1.9重量%(代謝エネルギー3.2kcal/g、粗タンパク質25.35%)。なお、飼料1中のリジン及びアルギニンの含量は、それぞれ2.000重量%、1.100重量%とした。
飼料2(比較例1):トウモロコシ43.6重量%、大豆粕22.5重量%、フスマ6.0重量%、魚粉2.0重量%、コーングルテンミール6.6重量%、大豆油6.0重量%、コーンスターチ3.4重量%、炭酸カルシウム1.0重量%、第二リン酸カルシウム1.2重量%、食塩0.3重量%、ビタミン・ミネラルミクスチャー0.5重量%、アミノ酸混合物6.048重量%(L−リジン塩酸塩0.032重量%、L−メチオニン0.016重量%、L−アラニン0.329重量%、L−アスパラギン酸0.299重量%、L−アスパラギン0.386重量%、L−シスチン0.031重量%、L−グルタミン酸1.034重量%、L−グルタミン1.194重量%、L−グリシン0.190重量%、L−プロリン1.357重量%、L−セリン0.546重量%、L−チロシン0.632重量%)、寒天0.9重量%(代謝エネルギー3.2kcal/g、粗タンパク質25.35%)。なお、飼料2中のリジン及びアルギニンの含量は、それぞれ1.000重量%、1.164重量%とした。
Figure 2006100838
屠殺後、筋肉1g当たりに含まれる遊離グルタミン酸量を常法((1)Effect of Restricted Feeding before Marketing on Taste Active Components of Broiler Chickens, Shinobu FUJIMURA, Fumiaki SAKAI, Motoni KADOWAKI, Animal Science Journal, 72(3),P223-229,2001;(2)鶏肉・鶏卵の化学的・物理的及び官能的手法による解析並びに解析結果の品質改善への活用に関する研究、藤村 忍、西藤克己、森 尚之、鈴木ひろみ、山内章江、原田直人、橋口尚子、今井士郎、石橋裕美子、清川真千子、堀口恵子『農畜産業振興事業団平成11年度畜産物需要開発調査研究事業報告書』、P56-79,2000等に記載)により測定した。
結果を図1に示す。なお、図1の横軸は飼料中のリジン含量(1.000重量%(比較例1)及び2.000重量%(実施例1))を示し、縦軸は筋肉中の遊離グルタミン酸濃度を示している。図1に示されるように、本発明の方法を適用した場合には、従来の飼料中のリジン含量1.000重量%(比較例1)と比べて筋肉中のグルタミン酸濃度が増加していることが確認できた。
各群12羽のニワトリ(Cobb系雌ブロイラー)に対し、4週齢から屠殺直前までの10日間、飼料3(実施例2)又は飼料4(比較例2)の何れかを継続的に給与した。給与した各飼料の組成を以下に示す。また、飼育中の測定結果は表2に示すとおりであった。
飼料3(実施例2):トウモロコシ20.0重量%、大豆粕16.6重量%、フスマ1.0重量%、魚粉3.0重量%、グレインソルガム48.0重量%、大豆油4.7重量%、コーンスターチ1.6重量%、炭酸カルシウム0.9重量%、第二リン酸カルシウム1.2重量%、食塩0.3重量%、ビタミン・ミネラルミクスチャー0.5重量%、アミノ酸混合物1.295重量%(L−リジン塩酸塩0.722重量%、L−アルギニン0.203重量%、L−メチオニン0.121重量%、L−トレオニン0.174重量%、L−バリン0.051重量%、L−イソロイシン0.024重量%)、寒天0.9重量%(代謝エネルギー3.2kcal/g、粗タンパク質16.9%)。なお、飼料3中のリジン及びアルギニンの含量は、それぞれ1.500重量%、1.100重量%とした。
飼料4(比較例2):トウモロコシ20.0重量%、大豆粕18.6重量%、フスマ1.0重量%、魚粉3.0重量%、グレインソルガム48.0重量%、大豆油4.8重量%、コーンスターチ1.0重量%、炭酸カルシウム0.9重量%、第二リン酸カルシウム1.2重量%、食塩0.3重量%、ビタミン・ミネラルミクスチャー0.5重量%、アミノ酸混合物0.552重量%(L−リジン塩酸塩0.163重量%、L−アルギニン0.138重量%、L−メチオニン0.108重量%、L−トレオニン0.138重量%、L−バリン0.005重量%)、寒天0.1重量%(代謝エネルギー3.2kcal/g、粗タンパク質16.9%)。なお、飼料4中のリジン及びアルギニンの含量は、それぞれ1.000重量%、1.100重量%とした。
Figure 2006100838
屠殺後、筋肉1g当たりに含まれる遊離グルタミン酸量を実施例1と同様に常法により測定した。
結果を図2に示す。なお、図2の横軸は飼料中のリジン含量(1.000重量%(比較例2)及び1.500重量%(実施例2))を示し、縦軸は筋肉中の遊離グルタミン酸濃度を示している。図2に示されるように、本発明の方法を適用した場合には、従来の飼料中のリジン含量1.000重量%(比較例2)と比べて筋肉中のグルタミン酸濃度が増加していることが確認できた。
上記実施例2及び比較例2で得られた食肉の食味について官能試験を行った。調査した肉は、飼料3(リジン含量1.500重量%、アルギニン含量1.100重量%)を給与したニワトリの肉(実施例3)、及び飼料4(リジン含量1.000重量%、アルギニン含量1.100重量%)を給与したニワトリの肉(比較例3)である。
パネラーの数は16名であり、(1)両者の肉の食味に差があるか否かを二点比較法により調査し、また(2)肉の味の特徴をシェッフェの一対比較法((1)新版官能検査ハンドブック、日科技連官能検査委員会、日科技連出版社、1973年;(2)Effect of Restricted Feeding before Marketing on Taste Active Components of Broiler Chickens Shinobu FUJIMURA, Fumiaki SAKAI, Motoni KADOWAKI, Animal Science Journal, 72(3),P223-229,2001)により比較した。
二点比較法の結果を図3に示し、シェッフェの一対比較法の結果を図4に示す。図3に示されるように、パネラー16人中16人が、実施例3と比較例3の肉について、味に差があることを認めた。また、図4に示されるように、本発明を適用して得られた食肉(実施例3)は、うま味、味の濃さ、総合評価に対して有意に優れていると評価された。
上記実施例3及び比較例3のそれぞれの肉の筋肉内のグルタミン酸デヒドロゲナーゼ(GDH)活性及びグルタミンシンテターゼ(GS)活性を測定した。
まず、本発明による方法の動物生体(筋肉)内におけるグルタミン酸代謝機構を図5に示す。図5に示されるように、生体(筋肉)内のグルタミン酸の合成、分解にはα−ケトグルタル酸を基質とするグルタミン酸デヒドロゲナーゼ(Glutamate dehydrogenase,GDH)、グルタミンを基質とするグルタミナーゼ(Glutaminase,GA)、グルタミン酸を基質とするグルタミンシンテターゼ(Glutamine Synthetase,GS)が影響する。
生体(筋肉)内のGDH活性を図6に示し、生体(筋肉)内のGS活性を図7に示す。図6に示すように、GDH活性は飼料中のリジン含量が1.000重量%より多い場合、高いGDH活性を示した。一方、図7に示すように、GS活性はリジン含量が1.000重量%又は1.500重量%でもほぼ同程度の活性を示した。これらの結果から、飼料中のリジン含量を増加させることによりGDH活性が増加し、筋肉中のグルタミン酸合成能が高まることが判明した。また、飼料中のリジン含量を増加させても、GS活性は変わらず筋肉内グルタミン酸分解能に変化は見られなかった。
【0002】
[0005]
ところで、食肉の高品質化を図る上で、呈味成分のひとつである肉中遊離グルタミン酸濃度の調節は非常に有効であるが、これまで屠殺後の肉を熟成させて食肉の主要呈味成分である遊離グルタミン酸量やイノシン酸量を増加ないし変動させることは知られているものの、飼料又は飲水によって食肉の遊離グルタミン酸を増加させることについては知られていなかった。そのため飼料又は飲水の設計時において、種々のアミノ酸量を調節するという配慮はなされていなかった。
[0006]
このような状況下で本発明者らは、家禽に対するタンパク質給与量と遊離グルタミン酸量との間に比例関係があることに着目し、家禽又は家畜に低ロイシン含量の飼料を給与することを特徴とする食肉中の遊離グルタミン酸量の増加方法及びそのための飼料を提案した(特許文献1)。
特許文献1:国際公開第WO2005/018315号パンフレット
発明の開示
発明が解決しようとする課題
[0007]
しかしながら、通常の飼料にはロイシンはNRC要求量の1.3〜1.5倍程度含まれており、実際、飼料中のロイシンのみの含量を低減させることは容易ではなく、また低ロイシン含量の原料が非常に限定されており少なく、且つ製造工程が煩雑でありコストがかかるといった問題があった。飼料添加用アミノ酸の中で、リジンは安価であるが、バリンは高価格である。また、イソロイシンは日本では、飼料添加物として認可されていない。
[0008]
そこで、本発明は、家禽又は家畜用の飼料又は飲水の成分調節により食肉の呈味成分量及び/又は風味の増加方法を提供することを目的とする。さらに、食肉の呈味成分が多く風味や食味に優れた食肉を生産し、且つ容易に製造可能な飼料及び飲水を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0009]
上記課題に鑑みて鋭意検討した結果、飼料自体に本来含まれるリジンを飼料に添加することによって、肉の主たる呈味成分である遊離グルタミン酸が増加することを見出し、本発明に想到した。
[0010]
本発明の食肉の呈味成分量及び/又は風味の増加方法は、リジン栄養要求量に対して120〜200%のリジン及び/又はアルギニン栄養要求量に対して100〜130%のアルギニンを含有する飼料を家禽又は家畜に給与し、その家禽又は家畜により得られ
【0003】
る食肉の遊離グルタミン酸量を増加させることを特徴とする。
[0011]
(削除)
[0012]
(削除)
[0013]
(削除)
[0014]
さらに、リジンを含む水を家禽又は家畜に給与し、その家禽又は家畜により得られる食肉の遊離グルタミン酸量を増加させることを特徴とする。
[0015]
本発明の飼料は、食肉の遊離グルタミン酸量を増加させるための家禽又は家畜用飼料であって、リジン栄養要求量に対して120〜200%のリジン及び/又はアルギニン栄養要求量に対して100〜130%のアルギニンを含有することを特徴とする。
[0016]
(削除)
[0017]
本発明の飲水は、食肉の遊離グルタミン酸量を増加させるための家禽又は家畜用飲水であって、リジンを水に混和したことを特徴とする。
[0018]
本発明の家禽又は家畜は、リジン栄養要求量に対して120〜200%のリジン及び/又はアルギニン栄養要求量に対して100〜130%のアルギニンを含有する飼料を給与されて、飼育されることにより、遊離グルタミン酸量を増加させたことを特徴とする。
[0019]
(削除)
[0020]
本発明の食肉は、上記の家禽又は家畜から得られたことを特徴とする。
発明の効果
[0021]
本発明の食肉の呈味成分量及び/又は風味の増加方法によれば、食肉の遊離グルタミン酸量を増加させることができる。この遊離グルタミン酸量の増加は、食味の向上として判別できるものであり、食肉の付加価値を向上させることができる。
[0022]
本発明の飼料は、標準の栄養要求量以上のリジン及び/又はアルギニンを添加することにより容易に製造することができ、この飼料を家禽又は家畜に給与することにより、食肉の遊離グルタミン酸量を増加させることができる。
[0023]
本発明の飲水は、塩基性アミノ酸を水に混和することにより容易に製造することがで

Claims (11)

  1. 塩基性アミノ酸含量の高い飼料を家禽又は家畜に給与することを特徴とする食肉の呈味成分量及び/又は風味の増加方法。
  2. 前記塩基性アミノ酸が、リジン及び/又はアルギニンであることを特徴とする請求の範囲1記載の食肉の呈味成分量及び/又は風味の増加方法。
  3. 前記リジンの含量が、リジン栄養要求量に対して120〜200%であることを特徴とする請求の範囲2記載の食肉の呈味成分量及び/又は風味の増加方法。
  4. 前記アルギニンの含量が、アルギニン栄養要求量に対して100〜130%であることを特徴とする請求の範囲2記載の食肉の呈味成分量及び/又は風味の増加方法。
  5. 塩基性アミノ酸を含む水を家禽又は家畜に給与することを特徴とする食肉の呈味成分量及び/又は風味の増加方法。
  6. 食肉の呈味成分量及び/又は風味を増加させるための家禽又は家畜用飼料であって、リジン栄養要求量に対して120〜200%のリジンを含有することを特徴とする飼料。
  7. アルギニン栄養要求量に対して100〜130%のアルギニンをさらに含有することを特徴とする請求の範囲6記載の飼料。
  8. 食肉の呈味成分量及び/又は風味を増加させるための家禽又は家畜用飲水であって、塩基性アミノ酸を水に混和したことを特徴とする飲水。
  9. リジン栄養要求量に対して120〜200%のリジンを含有する飼料を給与されて飼育されたことを特徴とする家禽又は家畜。
  10. リジン栄養要求量に対して120〜200%のリジンと、アルギニン栄養要求量に対して100〜130%のアルギニンを含有する飼料を給与されて飼育されたことを特徴とする家禽又は家畜。
  11. 請求の範囲9又は10に記載の家禽又は家畜から得られたことを特徴とする食肉。
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