JPWO2006098256A1 - ダイクッション制御装置 - Google Patents

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Abstract

所定の圧力パターン56および位置パターン54に基づいてダイクッションパッド15の昇降速度を制御するダイクッション制御装置40において、位置・圧力制御切換部51は、圧力偏差信号epに応じた圧力用速度指令信号υpcと、位置偏差信号ehに応じた位置用速度指令信号υhcとを常に監視、比較し、両者のうち小さい方の速度指令信号を選択して速度制御部53に流す。圧力用速度指令信号υpcと位置用速度指令信号υhcとを常に監視しいずれか一方を選択するので、圧力の変化および位置の変化を的確に把握でき、位置制御と圧力制御とを迅速かつ安定して確実に切換できる。

Description

本発明は、絞り加工等に用いられるプレス機械のダイクッション制御装置であって、スライドの動作と同期してダイクッションパッドの動作を制御するダイクッション制御装置に関するものである。
従来、サーボモータにより駆動されるダイクッションパッドの昇降動作を制御するダイクッション制御装置として、例えば特許文献1にて提案されているものが知られている。この特許文献1に係るダイクッション制御装置においては、スライドの上型がワークを挟んでダイクッションパッドに接触するまではダイクッションのクッションストロークの制御を位置制御により行う。ダイクッションパッドに荷重がかかり始めた時のサーボモータの電流変化を検出すると、この電流変化の検出信号により位置制御から圧力制御に切り換え、ダイクッションパッドに予め設定されたクッション圧を与える。このようなダイクッション制御装置では、位置制御から圧力制御に切り換えることができるので、絞り加工を良好に行える。
特開平10−202327号公報(第3頁)
しかしながら、前述のダイクッション制御装置では、サーボモータの所定の電流変化を検出して検出信号を出力することで位置制御と圧力制御とを切り換えるため、常に電流変化を監視しているわけではない。したがって、上型がダイクッションパッドに接触する際の衝撃や振動などによりサーボモータの電流変化を正確に検出できないことがあり、位置制御から圧力制御への切換動作が不安定となる場合がある。このような場合には、適切なタイミングで圧力制御へ切り換えることができず、ダイクッションパッドの動作制御が不安定となり、絞り加工を良好に行えないという問題がある。特に、上型がワーク(ダイクッションパッド)に接触する際のダイクッションの制御は、良好な製品を得る上で非常に重要であるため、高精度な制御が必要とされる。
本発明の目的は、位置制御と圧力制御とを安定して切り換えることができ、ダイクッションの動作を高精度に制御して良好に成形できるダイクッション制御装置を提供することにある。
本発明のダイクッション制御装置は、所定の圧力パターンに基づく圧力目標値に応じた圧力指令信号を出力する圧力指令信号出力部と、ダイクッションパッドにかかる圧力を検出する圧力検出手段と、圧力パターンに基づく圧力目標値と圧力検出手段からの圧力検出信号に基づく圧力検出値との偏差に応じた圧力偏差信号を出力する圧力比較部と、圧力偏差信号に基づいて圧力用速度指令信号を出力する圧力制御部と、所定の位置パターンに基づく位置目標値に応じた位置指令信号を出力する位置指令信号出力部と、ダイクッションパッドの位置を検出する位置検出手段と、位置パターンに基づく位置目標値と位置検出手段からの位置検出信号に基づく位置検出値との偏差に応じた位置偏差信号を出力する位置比較部と、位置偏差信号に基づいて位置用速度指令信号を出力する位置制御部と、圧力用速度指令信号または位置用速度指令信号を選択する位置・圧力制御切換部と、位置・圧力制御切換部からの圧力用速度指令信号または位置用速度指令信号に基づいてモータ電流指令信号を出力する速度制御部と、モータ電流指令信号に応じた電流をダイクッション駆動用の電動サーボモータに供給するサーボアンプとを備え、位置・圧力制御切換部は、圧力用速度信号および位置用速度指令信号のうち小さい方を選択するように設定されたことを特徴とする。
本発明によれば、圧力比較部は、圧力目標値と圧力検出値との偏差に応じた圧力偏差信号を出力し、この圧力偏差信号に基づいて圧力制御部が圧力用速度指令信号を出力する。一方、位置比較部は、位置目標値と位置検出値との偏差に応じた位置偏差信号を出力し、この位置偏差信号に基づいて位置制御部が位置用速度指令信号を出力する。位置・圧力制御切換部は、これらの圧力用速度指令信号と位置用速度指令信号とを常に監視、比較し、いずれか小さい方を選択する。したがって、従来サーボモータの電流変化の検出信号の出力のみで切換を行っていた場合に較べて、圧力の変化および位置の変化をより正確に把握できるため、安定した切換が可能となる。よって、ダイクッションの動作が安定する。
また、位置用速度指令信号および圧力用速度指令信号を両方監視して切換を行うので、サーボモータの電流変化のみを監視する従来と較べても、迅速かつ確実な切換が可能となる。
本発明の第1実施形態に係るプレス機械の概略構成図。 図1におけるA−A視要部断面図。 第1実施形態に係るダイクッションの概略構成図。 ダイクッションに関わる油圧回路図。 ダイクッション制御装置の機能ブロックを示す図。 ダイクッション制御装置の制御ブロックを示す図。 時間と位置用速度指令信号との関係を示す図。 時間と圧力用速度指令信号との関係を示す図。 位置制御と圧力制御との切換動作を説明するための説明図。 位置制御と圧力制御との切換動作を説明するためのフローチャート。 位置パターンを示す図。 圧力パターンを示す図。 スライドとダイクッションパッドの動作説明図。 本発明の第2実施形態に係るダイクッションの概略構成図。 第2実施形態に係るダイクッション制御装置の構成を説明するブロック図。 ダイクッションの第1変形例を説明する図。 ダイクッションの第2変形例を説明する図。 第2変形例の他の部分を説明する図。 第3変形例の位置パターンを示す図。 第3変形例の時間と位置用速度指令信号との関係を示す図。 第3変形例の位置制御と圧力制御との切換動作を説明するための説明図。 第4変形例のダイクッション制御装置の機能ブロックを示す図。 第4変形例のダイクッション制御装置の制御ブロックを示す図。 第4変形例の時間と圧力用速度指令信号との関係を示す図。 第4変形例の位置制御と圧力制御との切換動作を説明するための説明図。 第5変形例の位置パターンを示す図。 第5変形例のダイクッション制御装置の機能ブロックを示す図。 第5変形例のダイクッション制御装置の制御ブロックを示す図。 圧力制御保持部の動作を説明するためのフローチャート。
符号の説明
9…ワーク、13,13A,13B…ダイクッション、15…ダイクッションパッド、21…電動サーボモータ、32…圧力検出手段であるひずみゲージ、33…位置検出手段であるリニアスケール、36…位置検出手段であるエンコーダ、40…ダイクッション制御装置、42…サーボアンプ、45…位置指令信号出力部、46…位置比較部、47…位置制御部、48…圧力指令信号出力部、49…圧力比較部、50…圧力制御部、51…位置・圧力制御切換部、53…速度制御部、54…位置パターン、56…圧力パターン、75…電動サーボモータであるリニアサーボモータ、93…圧力検出手段である圧力計、Pc…圧力指令信号、ep…圧力偏差信号、υpc…圧力用速度指令信号、ic…モータ電流指令信号、i…電流であるモータ電流、hc…位置指令信号、eh…位置偏差信号、υhc…位置用速度指令信号。
次に、本発明によるダイクッション制御装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
〔第1実施形態〕
図1には、本発明の第1実施形態に係るプレス機械の概略構成図が示されている。図2には、図1におけるA−A視要部断面図が示されている。また、図3には第1実施形態に係るダイクッションの概略構成図が示されている。
図1に示されるプレス機械1は、本体フレーム2に昇降自在に支承されてスライド駆動機構3により昇降駆動されるスライド4と、このスライド4と対向配置されベッド5上に取着されるボルスタ6とを備えている。前記スライド4の下面には上型7が取り付けられるとともに、前記ボルスタ6の上面には下型8が取り付けられている。こうして、スライド4の昇降動作により、上型7と下型8との間に配されたワーク9に対しプレス加工(絞り加工)が施される。
これらの構成のうち、ベッド5には、ダイクッション13が内蔵されている。このダイクッション13は、所要のダイクッションピン14と、ベッド5内においてそのベッド5に昇降自在に支持されるダイクッションパッド15と、このダイクッションパッド15を昇降駆動するダイクッションパッド駆動機構16とを備えて構成されている。
前記各ダイクッションピン14は、ボルスタ6および下型8のそれぞれに形成された上下方向に貫通する孔に挿通されている。各ダイクッションピン14において、その上端は下型8の凹部に配されたブランクホルダ17に当接されるとともに、その下端はダイクッションパッド15に当接されている。
前記ダイクッションパッド15の各側面とその各側面に対向するベッド5の内壁面との間には、図2に示されるように、ダイクッションパッド15を上下方向に案内する1個以上(本実施形態では2個)のガイド部材18が設けられている。各ガイド部材18は、互いに係合する一対のインナーガイド19とアウターガイド20とからなり、ダイクッションパッド15の各側面にインナーガイド19が取り付けられ、ベッド5の内壁面にアウターガイド20が取り付けられている。こうして、ダイクッションパッド15は、ベッド5内においてそのベッド5に昇降自在に支持されている。
前記ダイクッションパッド駆動機構16は、図3に示されるように、駆動源としての電動サーボモータ21と、ダイクッションパッド15の昇降手段としてのボールねじ機構22と、電動サーボモータ21とボールねじ機構22との間の動力伝達経路に配される巻掛け伝動機構23および連結部材24とを備え、ダイクッションパッド15と電動サーボモータ21との間で互いの動力が伝達自在に構成されている。
前記電動サーボモータ21は、回転軸を有する回転式のACサーボモータであり、当該電動サーボモータ21へ供給するモータ電流(電流)iの制御によって回転軸の回転速度や回転力が制御されるようになっている。電動サーボモータ21の本体部分は、ベッド5の内壁面間に架設されたビーム25に固定されている。また、この電動サーボモータ21には、エンコーダ(位置検出手段)36が付設されている。このエンコーダ36は、電動サーボモータ21の回転軸の角度および角速度を検出しその検出値をそれぞれモータ回転角度検出信号θ、モータ回転角速度検出信号ωとして出力する。このエンコーダ36から出力されたモータ回転角度検出信号θおよびモータ回転角速度検出信号ωは、後述するコントローラ41に入力される。
前記ボールねじ機構22は、ねじ部26とそのねじ部26に螺合するナット部27とを有してなり、ナット部27から入力された回転動力をねじ部26で直線動力に変換して出力する機能を有している。ねじ部26の下端部は連結部材24の中心部に形成された空間内において進退可能に配され、ナット部27の下端部は連結部材24の上端部に結合されている。前記連結部材24は、所要のベアリングおよびそれらベアリングを収容する軸受ハウジングよりなる軸受装置28を介して前記ビーム25に支持されている。
前記巻掛け伝動機構23は、電動サーボモータ21の回転軸に固定される小プーリ29と、連結部材24の下端部に固定される大プーリ30との間に、タイミングベルト31が巻装されることによって構成されている。
以上の構成により、電動サーボモータ21の回転動力が小プーリ29、タイミングベルト31、大プーリ30および連結部材24を介してボールねじ機構22におけるナット部27に伝達され、このナット部27に伝達された回転動力によりボールねじ機構22におけるねじ部26が上下方向に移動されてダイクッションパッド15が昇降駆動される。また、電動サーボモータ21へのモータ電流iを制御することにより、ダイクッションパッド15に与えられる付勢力が制御される。
ところで、このダイクッション13において、ダイクッションパッド15の下端部にはプランジャロッド80が接続されている。このプランジャロッド80は、その側面を筒状のプランジャガイド82で摺動自在に支持されている。このプランジャガイド82は、プランジャロッド80およびそのプランジャロッド80に連結されるダイクッションパッド15を昇降方向に案内する機能を有している。プランジャロッド80の下部には下方向に開口を有するシリンダ80Aが形成され、このシリンダ80Aの内部にはピストン81が摺動自在に収容されている。
シリンダ80Aの内壁面およびピストン81の上面で油圧室83が形成され この油圧室83には圧油が充填される。油圧室83の軸心はプランジャロッド80およびボールねじ機構22の軸心と同一である。油圧室83の圧油ポートは図4に示される油圧回路に接続され、油圧室83と油圧回路との間で圧油の授受が行われる。油圧室83の圧油は、上型7とワーク9とが接する際に生ずる衝撃を緩和するとともに、油圧が所定値以上になるとタンク91(図4参照)に排出される。油圧室83の圧油はこうした過負荷保護機能を有する。
前記ピストン81の下端はボールねじ機構22におけるねじ部26の上端に当接されている。ピストン81の下端には球面状の凹面81Aが形成され,この凹面81Aに対向するねじ部26の上端には球面状の凸面が形成される。なお、これとは逆にピストン81の下端に凸面が形成され、ねじ部26Cの上端に凹面が形成されていてもよい。ねじ部26のような棒状の部材は端部に働く軸方向の力には強いものの、曲げモーメントには弱い。ねじ部26の上端が球面形状であると、仮にダイクッションパッド15が傾いてねじ部26の上端に曲げモーメントが発生したとしても、ねじ部26全体には軸方向の力のみが働く。このような構造によって偏心荷重によるねじ部26Cの損傷を防止することができる。
そして、このダイクッション13において、油圧室83の圧力が前述の油圧回路中で検出される。図4に示される油圧回路図において、油圧室83のポートは管路85を介して供給側制御弁86の一方のポートおよび排出側制御弁87の一方のポートにそれぞれ接続されている。供給側制御弁86の他方のポートは管路88を介して油圧ポンプ89の吐出ポートに接続されている。油圧ポンプ89の吸入ポートは管路90を介してタンク91に接続されている。排出側制御弁87の他方のポートは管路92を介してタンク91に接続されている。供給側制御弁86はタンク91の作動油を油圧室83へ供給する場合にのみ開放され、排出側制御弁87は油圧室83の圧油をタンク91へ排出する場合にのみ開放される。
管路85には圧力計(圧力検出手段)93が設けられている。圧力計93によって油圧室83の圧力すなわちダイクッションパッド15に生ずる負荷が検出される。圧力計93からは圧力検出信号Prがコントローラ41の圧力比較部49と圧軸制御部94とに向けてそれぞれ出力される。圧力比較部49については後述する。圧軸制御部94は圧力計93からの圧力検出信号Prを入力し、供給側制御弁86と排出側制御弁87に制御信号を出力して各制御弁86,87の開閉動作を制御する。
なお、図4に示される油圧回路は、オーバーロード防止機能を有している。すなわち、上型7とワーク9とが接してダイクッションパッド15に負荷が生ずると、油圧室83の圧力が上昇する。圧力計93の検出値が所定値を超えた場合にはオーバーロードのおそれがある。このような場合には圧軸制御部94から排出側制御弁87に開放信号が出力され、排出側制御弁87が開放される。すると油圧室83の圧油はタンク91に排出される。すると図示しないシステムが作動し、プレス機械1の動作が緊急停止される。このように油圧室83から圧油が排出されるタイミングでプレス機械1が停止するためオーバーロードが防止される。
また、排出側制御弁87の代わりにリリーフ弁を設け、油圧室83の圧力が所定圧を超えた場合にリリーフ弁が作動して圧油が排出されるようにしてもよい。
次に、前記ダイクッション13を制御するダイクッション制御装置40の構成について図5の機能ブロック図および図6の制御ブロック図を用いて以下に説明することとする。
図5、図6に示されるダイクッション制御装置40は、コントローラ41と、このコントローラ41から出力されるモータ電流指令信号icに応じたモータ電流iを前記電動サーボモータ21に供給するサーボアンプ42とを備えている。
前記コントローラ41は、詳細図示による説明は省略するが、各種入力信号を変換・整形する入力インタフェースと、マイクロコンピュータや高速数値演算プロセッサ等を主体に構成され、決められた手順に従って入力データの算術・論理演算を行うコンピュータ装置と、演算結果を制御信号に変換して出力する出力インタフェースとを備えて構成されている。このコントローラ41には、ダイクッションパッド位置演算部43、ダイクッションパッド速度演算部44、位置指令信号出力部45、位置比較部46、位置制御部47、圧力指令信号出力部48、圧力比較部49、圧力制御部50、位置・圧力制御切換部51、速度比較部52、および速度制御部53の各種機能部が形成されている。
前記ダイクッションパッド位置演算部43は、電動サーボモータ21に付設のエンコーダ36からのモータ回転角度検出信号θを入力し、この入力信号に基づいてモータ回転角度と所定の関係にあるダイクッションパッド15の位置を求め、その結果をダイクッションパッド位置検出信号(位置検出信号)hrとして出力する機能を有している。
前記ダイクッションパッド速度演算部44は、当該エンコーダ36からのモータ回転角速度検出信号ωを入力し、この入力信号に基づいてモータ回転速度と所定の関係にあるダイクッションパッド15の速度(昇降速度)を求め、その結果をダイクッションパッド速度検出信号υrとして出力する機能を有している。
前記位置指令信号出力部45は、ダイクッションパッド15の位置目標値を予め設定された位置パターン54を参照することで求め、その求められた位置目標値に基づく位置指令信号hcを生成・出力する機能を有している。ここで、前記位置パターン54は、時間とダイクッションパッド位置との所望の対応関係を示すものである。
前記位置比較部46は、位置指令信号出力部45からの位置指令信号hcと、ダイクッションパッド位置演算部43からのダイクッションパッド位置検出信号hrとを比較して位置偏差信号ehを出力する機能を有している。
前記位置制御部47は、位置比較部46からの位置偏差信号ehを入力しその入力信号に所定の位置ゲインK1を乗じて出力する係数器55を備え、位置偏差信号ehに見合う大きさの位置用速度指令信号υhcを生成・出力する機能を有している。
前記圧力指令信号出力部48は、ダイクッションパッド15において発生させる圧力(クッション圧)目標値を、予め設定された圧力パターン56を参照することで求め、その求められた圧力目標値に基づく圧力指令信号Pcを生成・出力する機能を有している。ここで、前記圧力パターン56は、時間とダイクッションパッド15に生ずる圧力との所望の対応関係を示すものである。
前記圧力比較部49は、圧力指令信号出力部48からの圧力指令信号Pcと、圧力計93からの圧力検出信号Prとを比較して圧力偏差信号epを出力する機能を有している。
前記圧力制御部50は、圧力比較部49からの圧力偏差信号epを入力しその入力信号に所定の比例ゲインK2を乗じて出力する係数器71と、圧力比較部49からの圧力偏差信号epを入力しその入力信号を積分して出力する積分器72(ブロック内の記号sはラプラス演算子である。)と、この積分器72からの出力信号を入力しその入力信号に所定の積分ゲインK3を乗じて出力する係数器73とを備え、係数器71からの出力信号に係数器73からの出力信号を加算して圧力用速度指令信号υpcを生成・出力する機能を有している。
この圧力制御部50においては、比例動作(P動作)と積分動作(I動作)とを組み合わせた比例+積分動作(PI動作)が行われることにより、当該圧力制御部50からは、圧力偏差信号epに見合う大きさで、かつ圧力偏差信号epがある限りその大きさが増加するような圧力用速度指令信号υpcが出力され、検出圧力が目標圧力に迅速かつ正確に一致するようになっている。
前記位置・圧力制御切換部51は、ダイクッションパッド15の位置を制御する位置制御と、ダイクッションパッド15に生ずる圧力を制御する圧力制御とを切り換えるものであり、b接点を基準にa接点とc接点との接続を切り換えるスイッチ60と、このスイッチ60の切換動作の選択を行うための位置・圧力比較部61とを備えている。
スイッチ60によってb接点とa接点とが接続(以下、この接続動作を「b−a接点接続動作」という。)された場合には、位置制御部47からの位置用速度指令信号υhcが速度比較部52へと流れ、一方、同スイッチ60によってb接点とc接点とが接続(以下、この接続動作を「b−c接点接続動作」という。)された場合には、圧力制御部50からの圧力用速度指令信号υpcが速度比較部52へと流れるようになっている。
位置・圧力比較部61は、圧力制御部50からの圧力用速度指令信号υpcと、位置制御部47からの位置用速度指令信号υhcとを比較し、両者のうち小さい方を選択するように設定されている。
ここで、位置・圧力比較部61の切換ロジックを図7〜図9を用いて説明する。図7には、位置用速度指令信号υhcが示されている。図7において、ダイクッションパッド15の位置パターン(位置目標値)を常に0(待機位置)に設定した場合、上型7がワーク9と接する前には、ダイクッションパッド15の位置は、待機位置に一致するため、位置偏差信号ehは0となり、位置用速度指令信号υhcは0となる。その後、上型7がワーク9と接する位置(タッチ位置)に達すると、ダイクッションパッド15が上型7の下降に伴って下がり始めるため、位置偏差信号ehが徐々に大きくなり、これに従い位置用速度指令信号υhcも大きくなる。
一方、図8には、圧力用速度指令信号υpcが示されている。図8においてダイクッションパッド15の圧力パターンを常に一定値に設定した場合、上型7がワーク9と接する前には、ダイクッションパッド15には圧力が発生しないため、圧力偏差信号epが圧力パターンの一定値に一致し、圧力用速度指令信号υpcは圧力パターンの一定値に応じた値となる。その後、上型7がワーク9と接する位置(タッチ位置)に達すると、ダイクッションパッド15が上型7に押されて圧力が発生する。この圧力はダイクッションパッド15の下降に伴って大きくなるため、圧力偏差信号epは徐々に小さくなり、これに従い圧力用速度指令信号υpcも小さくなる。
位置・圧力比較部61は、図9に示されるように、位置用速度指令信号υhcと圧力用速度指令信号υpcとを比較し、両者のうち小さい方を選択するように設定されているため、上型7がワーク9と接する前の下降時には、位置用速度指令信号υhcの方が圧力用速度指令信号υpcより小さいので、位置用速度指令信号υhcが選択される。この選択により、スイッチ60によってb接点とa接点とが接続され、位置用速度指令信号υhcが速度比較部52へ流れ、位置制御が行われる。
次に、上型7がワークと接するタッチ位置に達すると、位置用速度指令信号υhcは増加し、圧力用速度指令信号υpcは減少する。時間T1経過後において、これらの速度指令信号υhc,υpcの大小関係が逆転したとき、位置・圧力比較部61は位置用速度指令信号υhcより小さい圧力用速度指令信号υpcを選択し、スイッチ60のb接点とc接点とが接続される。この接続切換動作により、圧力用速度指令信号υpcが速度比較部52に流れ、圧力制御が行われることとなる。
位置・圧力比較部61が、位置用速度指令信号υhcと圧力用速度指令信号υpcとを常に比較し、両者のうちより小さい方を選択するように設定されているので、位置制御と圧力制御との切換を適切なタイミングで自動的に行うことができる。したがって、上型7がワーク9を介してダイクッションパッド15に接触したときの衝撃や振動などの影響を最小限に抑制でき、適切なタイミングで安定的かつ確実に位置制御と圧力制御との切換を行える。また、位置用速度指令信号υhcと圧力用速度指令信号υpcとの両方を常に監視しているので、上型7がワーク9に接触したときのタッチ位置を確実に把握でき、迅速かつ確実な切換を行える。
前記速度比較部52は、位置・圧力制御切換部51による切換動作にて位置制御が選択された場合に、位置制御部47からの位置用速度指令信号υhcと、ダイクッションパッド速度演算部44からのダイクッションパッド速度検出信号υrとを比較して速度偏差信号evを出力し、位置・圧力制御切換部51による切換動作にて圧力制御が選択された場合に、圧力制御部50からの圧力用速度指令信号υpcと、ダイクッションパッド速度演算部44からのダイクッションパッド速度検出信号υrとを比較して速度偏差信号evを出力する機能を有している。
本実施形態によれば、圧力制御時において、圧力制御部50からは圧力偏差信号epに見合う大きさで、かつ圧力偏差信号epがある限りその大きさが増加するような圧力用速度指令信号υpcが出力されるので、圧力偏差を迅速かつ確実に減少させることができる。したがって、圧力制御の精度を向上させることができる。
前記速度制御部53は、速度比較部52からの速度偏差信号evを入力しその入力信号に所定の比例ゲインK4を乗じて出力する係数器62と、速度比較部52からの速度偏差信号evを入力しその入力信号を積分して出力する積分器63(ブロック内の記号sはラプラス演算子である。)と、この積分器63からの出力信号を入力しその入力信号に所定の積分ゲインK5を乗じて出力する係数器64とを備え、係数器62からの出力信号に係数器64からの出力信号を加算してモータ電流指令信号(トルク指令信号)icを生成・出力する機能を有している。
この速度制御部53においても、比例動作(P動作)と積分動作(I動作)とを組み合わせた比例+積分動作(PI動作)が行われることにより、当該速度制御部53からは、速度偏差信号evに見合う大きさで、かつ速度偏差信号evがある限りその大きさが増加するようなモータ電流指令信号icが出力され、検出速度が目標速度に迅速かつ正確に一致される。こうして、安定した位置・圧力制御ができるようにされている。
以上のようなダイクッション制御装置40を構成するコントローラ41の動作を、図10に示す動作フローに基づいて簡潔に説明すると、以下の通りである。
ST1:すなわち、コントローラ41のダイクッションパッド位置演算部43は、電動サーボモータ21に設けられたエンコーダ36からのモータ回転角度検出信号θに基づいてダイクッションパッド位置検出信号hrを出力するとともに、位置比較部46は常時、このダイクッションパッド位置検出信号hrと、位置指令信号出力部45からの位置指令信号hcとに基づいて位置偏差信号ehを算出する。一方、圧力比較部49は常時、圧力計93からの圧力検出信号Prと、圧力指令信号出力部48からの圧力指令信号Pcとに基づいて圧力偏差信号epを算出する。
ST2:そして、位置制御部47は、位置偏差信号ehに基づいて位置用速度指令信号υhcを算出し、圧力制御部50は、圧力偏差信号epに基づいて圧力用速度指令信号υpcを算出し、それぞれ位置・圧力制御切換部51に出力する。
ST3:この後、位置・圧力制御切換部51は、位置用速度指令信号υhcと圧力用速度指令信号υpcのうち、小さい方の速度指令信号を選択する。
ST4:位置・圧力制御切換部51はまた、位置用速度指令信号υhcが小さいと判断した場合には、b−a接点接続動作を行い、位置用速度指令信号υhcを速度比較部52に出力して位置制御を行う。
ST5:これに対して位置・圧力制御切換部51は、圧力用速度指令信号υpcが小さいと判断した場合には、b−c接点接続動作を行い、圧力用速度指令信号υpcを速度比較部52に出力して圧力制御を行う。
ST6:速度比較部52は、位置用速度指令信号υhcまたは圧力用速度指令信号υpcに基づいて速度偏差信号evを算出し、速度制御部53に出力する。
ST7:速度制御部53は、速度偏差信号evに基づいてモータ電流指令信号icを生成し、サーボアンプ42に出力するのである。
前記サーボアンプ42は、電流比較部65と電流制御部66と電流検出部67とを備えて構成されている。このサーボアンプ42において、電流検出部67は、電動サーボモータ21に供給されるモータ電流iを検出しその検出値をモータ電流検出信号irとして出力する。電流比較部65は、速度制御部53からのモータ電流指令信号icと、電流検出部67からのモータ電流検出信号irとを比較してモータ電流偏差信号eiを出力する。電流制御部66は、電流比較部65からのモータ電流偏差信号eiに基づいて電動サーボモータ21へのモータ電流iを制御する。
ここで、本実施形態の位置指令信号出力部45の位置パターン54および圧力指令信号出力部48の圧力パターン56について詳説する。図11には、本実施形態における位置パターン54が、また図12には本実施形態における圧力パターン56が示されている。 位置パターン54は、図11に示されるように、まずダイクッションパッド15の待機位置に相当する位置h1が時刻t1まで設定され、その後、スライド4との接触位置である位置h11まで時刻t1から時刻t11までの所定の時定数をもって下降し、再び待機して時刻t12にてスライド4が接触するのを待つ。上型7がワーク9に接して絞り加工が行われる際には圧力制御が行われることが望ましいため、接触したスライド4と共にダイクッションパッド15が下降するにしたがって位置偏差信号ehが大きくなるように、スライド4が下死点に達する時刻t3まで位置が一定の位置h11に設定されている。スライド4の下死点から後(時刻t3以降)は、再び位置制御が行われるように、時刻t3ではダイクッションパッド15の下死点位置に対応する位置h3に設定され、ダイクッションパッド15が所定時間その下死点位置を保持するように、その位置h3が時刻t4まで設定されている。時刻t4から時刻t5の間は、所定高さ上昇する補助リフト動作のため、時刻t5で位置h4となるように設定がされ、そして時刻t5以降は、待機位置に相当する位置h1に復帰するように設定されている。
一方、図12に示されるように、圧力パターン56は、上型7がワーク9に接する前の時刻t12までは、一定の所定値P1が設定されている。この所定値P1は、ダイクッションパッド15の予圧よりも所定割合だけ高い値に設定されており、これにより、上型7がワーク9に接する前の状態では、所定の圧力偏差信号epが発生する。次に、時刻t12から時刻t3までの上型7がワーク9に接して絞り加工が行われる範囲においては、圧力パターン56には、それぞれ所定時間で最適な圧力が設定されている。具体的には、絞り加工の開始時には、所定の時定数を持って圧力目標値が所定値P1から所定値P2に斜めに上昇し、時刻t21に達するまでその所定値P2を保持する。その後、時刻t21から時刻t22まで、所定の時定数を持って圧力目標値が所定値P2から所定値P3まで斜めに下降し、スライド4が下死点に達するまでの時刻t22から時刻t3までの間、その所定値P3を保持する。スライド4が下死点に達した後(時刻t3以降)は位置制御が行われることが望ましいため、圧力偏差信号epが大きくなるように圧力目標値が一気に所定値P4と高い値に設定されている。
次に、ダイクッションパッド15の動作と圧力・位置制御との関係について以下に説明する。図13には、スライド4とダイクッションパッド15の動作説明図が示されており、時間の経過に伴うスライド4とダイクッションパッド15との位置の変化が線図で表わされている。
なお、以下の説明において、ダイクッションパッド位置演算部43からのダイクッションパッド位置検出信号hrを「位置フィードバック信号hr」と称し、ダイクッションパッド速度演算部44からのダイクッションパッド速度検出信号υrを「速度フィードバック信号υr」と称し、圧力計93からの圧力検出信号Prを「圧力フィードバック信号Pr」と称することとする。また、位置制御を「位置フィードバック制御」と称するとともに、圧力制御を「圧力フィードバック制御」と称することとする。
まず、プレス加工動作開始から時刻t1までの間は、ダイクッションパッド15が待機位置の位置h1にあるため、位置用速度指令信号υhcは0であるのに対し、圧力用速度指令信号υpcは所定値P1に対応した値となる。このため、プレス加工動作開始から時刻t1までの間は、位置・圧力比較部61は位置用速度指令信号υhcを選択し、b接点とa接点とがスイッチ60によって接続状態とされて、位置フィードバック制御が行われる。また、時刻t1から時刻t12の間においても、圧力用速度指令信号υpcが所定値P1に対応した値となるため、引き続き位置フィードバック制御が行われる。
この位置フィードバック制御時において、位置比較部46は、位置指令信号hcから位置フィードバック信号hrを減じて位置偏差信号ehを出力し、位置制御部47は、位置偏差信号ehを減少させる位置用速度指令信号υhcを出力し、速度比較部52は、位置用速度指令信号υhcから速度フィードバック信号υrを減じて速度偏差信号evを出力し、速度制御部53は、速度偏差信号evを減少させるモータ電流指令信号(トルク指令信号)icを出力し、サーボアンプ42は、モータ電流指令信号icに応じたモータ電流iを電動サーボモータ21に供給する。これにより、エンコーダ36による位置検出値が予め設定された位置パターン54に追従するようにダイクッションパッド15の位置が制御される。 これにより、ダイクッションパッド15は時刻t1までは待機位置h1で待機し、その後のt11からは上型7とワーク9とが接する位置h11での待機に移る。
次いで、時刻t12において上型7とワーク9とが接すると、位置パターン54の位置目標値が所定の位置h11を保持するのに対してダイクッションパッド15は下降するため、位置偏差信号ehが大きくなる。一方上型7とワーク9とが接すると圧力が上昇するため、圧力パターン56の圧力目標値である所定値P1に近づいていく。したがって圧力偏差信号epが小さくなる。圧力偏差信号epに基づく圧力用速度指令信号υpcが位置偏差信号ehに基づく位置用速度指令信号υhcよりも小さくなったとき、位置・圧力比較部61が圧力用速度指令信号υpcを選択する。これにより、位置・圧力制御切換部51におけるb−c接点接続動作にてb接点とc接点とがスイッチ60によって接続されて、位置フィードバック制御から圧力フィードバック制御に自動的に切り換えられる。したがって、位置・圧力制御切換部51による自動的な切換動作により、上型7がワーク9に接触した直後に確実に位置制御と圧力制御とを切り換えることができる。
以上により、時刻t2から時刻t3までの間は、スライド4とダイクッションパッド15とが一体となって下降し、ワーク9に対し絞り加工が施される。この時刻t2から時刻t3までの間においては、圧力フィードバック制御が行われることとなる。
この圧力フィードバック制御時において、圧力比較部49は、圧力指令信号Pcから圧力フィードバック信号Prを減じて圧力偏差信号epを出力し、圧力制御部50は、圧力偏差信号epを減少させる圧力用速度指令信号υpcを出力し、速度比較部52は、圧力用速度指令信号υpcから速度フィードバック信号υrを減じて速度偏差信号evを出力し、速度制御部53は、速度偏差信号evを減少させるモータ電流指令信号(トルク指令信号)icを出力し、サーボアンプ42は、モータ電流指令信号icに応じたモータ電流iを電動サーボモータ21に供給する。これにより、圧力計93による圧力検出値が予め設定された圧力パターン56に追従するようにダイクッションパッド15のクッション圧が制御される。
次いで、時刻t3においてスライド4とダイクッションパッド15とが下死点に達すると、圧力パターン56の圧力目標値は一気に所定値P4に上昇するため圧力偏差信号epが大きくなるのに対し、位置パターン54の位置目標値は下死点に相当する位置h3になるため、位置偏差信号ehが小さくなる。これにより、位置偏差信号ehに基づく位置用速度指令信号υhcが圧力偏差信号epに基づく圧力用速度指令信号υpcよりも小さくなり、位置・圧力比較部61では、位置用速度指令信号υhcを選択する。したがって、位置・圧力制御切換部51におけるb−a接点接続動作にてb接点とa接点とがスイッチ60によって接続されて、圧力フィードバック制御から位置フィードバック制御に自動的に切り換えられる。
時刻t3から時刻t4までの間は、ダイクッションパッド15は位置h3でロッキングし上昇動作を一旦停止する。時刻t4から時刻t5までの間において、ダイクッションパッド15が補助リフト分だけ上昇する。時刻t5において、ダイクッションパッド15は再び上昇動作を開始して待機位置h1に復帰した後停止する。時刻t3以降においては、位置フィードバック制御が行われており、前述したような各種信号の流れにより、エンコーダ36による位置検出値が予め設定された位置パターン54に追従するようにダイクッションパッド15の位置が制御される。
〔第2実施形態〕
図14には、本発明の第2実施形態に係るダイクッションの概略構成図が示されている。図15には、本実施形態でのダイクッション制御装置の構成を説明するブロック図が示されている。本実施形態において、前記第1実施形態と同一または同様のものについては同一符号を付すに留めてその詳細な説明を省略することとし、前記第1実施形態と異なる点を中心に以下に説明することとする。
本実施形態でのダイクッション13では、ボールねじ機構22において、ねじ部26の上端部はダイクッションパッド15の下端部に結合され、第1実施形態のような油圧室83を形成するプランジャロッド80や、油圧室83に圧油を供給する油圧回路などは設けられておらず、圧力計93も設けられていない。このため、ダイクッションパッド15の側面には、ひずみゲージ(圧力検出手段)32が貼着されており、このひずみゲージ32がダイクッションパッド15に生ずる負荷、すなわちクッション圧を検出し、その検出値を圧力検出信号Prとしてコントローラ41に出力する。
また、ダイクッションパッド15とベッド5との間には、ダイクッションパッド15の位置を検出するリニアスケール(位置検出手段)33が設けられている。このリニアスケール33は、スケール部34とヘッド部35とよりなり、スケール部34はベッド5の内壁面の所定位置に取着されるとともに、ヘッド部35はスケール部34に近接するようにしてダイクッションパッド15の側面に取着され、ダイクッションパッド15の昇降動作に伴いヘッド部35がスケール部34に沿って移動するようにされている。
そして、ヘッド部35は、ダイクッションパッド15の位置に応じたダイクッションパッド位置検出信号hrを出力する。このヘッド部35から出力されたダイクッションパッド位置検出信号hrは、コントローラ41に入力される。このために、本実施形態によれば、電動サーボモータ21に付設のエンコーダ36からは、第1実施形態のようなモータ回転角度検出信号θは出力されず、モータ回転角速度検出信号ωのみが出力され、コントローラ41に入力される。
その他、圧力フィードバック制御に用いられる圧力パターン56等は第1実施形態と同じであり、本実施形態でも、第1実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記各実施形態におけるダイクッション13に代えて、図16に示されるダイクッション13A(前記ダイクッション13と同一または同様のものについては図に同一符号が付されている。)を採用してもよい(第1変形例)。このダイクッション13Aのダイクッションパッド駆動機構16Aにおいては、ダイクッションパッド15の下端部にボールねじ機構22Aにおけるナット部27Aが連結されるとともに、ナット部27Aに螺合するねじ部26Aが連結部材24Aを介して大プーリ30に連結されている。それ以外については、第2実施形態のダイクッション13と同様である。
また、前記各実施形態におけるダイクッション13に代えて、図17および図18に示されるダイクッション13B(前記ダイクッション13と同一または同様のものについては図に同一符号が付されている。)を採用してもよい(第2変形例)。このダイクッション13Bにおいて、ダイクッションパッド15の各側面とその各側面に対向するベッド5の内壁面との間には、リニアサーボモータ(電動サーボモータ)75が設けられている。このリニアサーボモータ75は、一対のコイル部76とマグネット部77とからなり、ダイクッションパッド15の各側面にコイル部76が設けられ、ベッド5の内壁面にマグネット部77が設けられる。なお、これとは逆に、ダイクッションパッド15の各側面にマグネット部77が設けられ、ベッド5の内壁面にコイル部76が設けられていてもよい。
このダイクッション13Bにおいて、ダイクッションパッド15にコイル部76が設けられる場合は、コイル部76が励磁されるとコイル部76とマグネット部77との間に引力および反発力が働き、コイル部76およびダイクッションパッド15が昇降方向の付勢力を受ける。一方、ダイクッションパッド15にマグネット部77が設けられる場合は、コイル部76が励磁されるとコイル部76とマグネット部77との間に引力および反発力が働き、マグネット部77およびダイクッションパッド15が昇降方向の付勢力を受ける。コイル部76への供給電流が制御されると、ダイクッションパッド15に与えられる付勢力、すなわちダイクッションパッド15に生ずるクッション圧が制御される。
このダイクッション13Bにおいて、ダイクッションパッド15の下部には、ピストンとシリンダとからなる空圧式のバランサ78が設けられている。図示省略されているが、バランサ78のピストンは下方をビーム25(図1)で支持されている。こうして、ダイクッションパッド15はバランサ78を介してビーム25で支持されるため、リニアサーボモータ75の電源が遮断されてコイル部76とマグネット部77との間の磁力が無くなってもダイクッションパッド15が落下することはない。
このダイクッション13Bの制御系については、基本的に前記ダイクッション制御装置40を適用することが可能であるが、回転式のサーボモータと直動式のサーボモータとは構造上の違いがあることから、モータ速度のフィードバック制御系が若干異なる。すなわち、本変形例でのダイクッションパッド速度演算部44においては、ダイクッションパッド位置検出用のリニアスケール33におけるヘッド部35からのダイクッションパッド位置検出信号hrを入力し、この入力信号を時間で微分することによりダイクッションパッド15の速度を求め、その結果をダイクッションパッド速度検出信号υrとして速度比較部52に向けて出力するようにされている。
このダイクッション13Bによれば、リニアサーボモータ75とダイクッションパッド15との間の動力伝達が歯車やベルト、ボールねじ等の咬合部材を用いた機械的接触によって行われるのではなく、磁力を用いた非接触によって行われるので、動力伝達の際の機械音を著しく低減することができる。また、回転式のサーボモータを用いる場合よりも部品点数が少なくなり、メンテナンスの容易化が図れるという利点もある。
前記各実施形態では、実際に絞り加工が行われている時刻t2から時刻t3までの間では圧力制御が行なわれ、その他の時刻では位置制御が行われていたが、その他の時刻でも圧力制御を行ってもよく、その場合でも圧力パターンおよび位置パターンを適宜設定することにより良好に位置制御と圧力制御との切換を行える。
また、圧力制御と位置制御との自動的な切換は、前記各実施形態では絞り加工が開始された時とスライドが下死点に達した時に行われたが、プレス加工時間の全範囲において自動的に切換が行われる必要はなく、例えば絞り加工が開始される時は位置・圧力制御切換部によって自動的に切換を行い、スライドが下死点に達した時の位置制御への切換は時間で制御して強制的に切り換えてもよい。
図19には、本発明の第3変形例に係る位置パターン54が示されている。この第3変形例では、待機位置h1にある時刻t1から位置h2に向かう時刻t2までの間で、ダイクッションパッド15を下降させて予備加速を行うことが前記実施形態とは異なる。この場合実際には、ワーク9が下降している途中の時刻t12で上型7が接触することになる。このような予備加速を行うことにより、上型7がワーク9に接触する際に生じる衝撃を少なくでき、絞り加工を精度よく行うことが可能である。なお、図19の位置パターン54では、時刻t2から時刻t3までの間で、ダイクッションパッド15が下死点位置に向かうように設定されている。
図20には、このような予備加速を行う際に出力される位置用速度指令信号υhcが示されている。圧力用速度指令信号υpcは前記実施形態の場合と同じである。図20において、位置パターン54に基づいて生成される本変形例の位置用速度指令信号υhcは、ダイクッションパッド15が下方に向かって所定の加速度で下降した後、一定の速度で下降するため、待機状態から所定の時定数で下がった後に一定の値に維持される。そして、予備加速の途中でタッチ位置に達した後は、ダイクッションパッド15が実際にはスライド4と共に下降する一方で、位置パターン54が実際のダイクッションパッド15よりも高い位置に設定されているため、位置偏差信号ehが上向きに徐々に大きくなり、これに従い位置用速度指令信号υhcも大きくなる。
図21には、そのような位置用速度指令信号υhcが出力された場合の圧力用速度指令信号υpcとの関係が示されている。この図に基づいて位置制御と圧力制御との切り換え動作を説明すると以下の通りである。つまり、本変形例では、前記実施形態と比べると、予備加速を行っている分だけ、位置用速度指令信号υhcがより小さい値にあるときにタッチ位置に達することになる。したがって、位置用速度指令信号υhcは、圧力用速度指令信号υpcよりも一層小さい値から上向きに転じることになり、タッチ位置から位置用速度指令信号υhcと圧力用速度指令信号υpcとの大小関係が逆転するまでには、前記実施形態よりも長い時間T2を要することにある。すなわち、タッチ位置後に行われる位置制御と圧力制御との切換にまでには多少の遅れが生じるが、予備加速を行うことでの品質向上が見込まれるのである。
本発明の第4変形例では、図22の機能ブロック図および図23の制御ブロック図に示すように、コントローラ41がオフセット信号出力部100および信号合成部101を備えている。これらのオフセット信号出力部100および信号合成部101は、ダイクッションパッド15を予備加速させた場合でも、圧力用速度指令信号υpcを補正することで、タッチしてから位置制御と圧力制御との切換が遅延なく行われるようにしている。
具体的にオフセット信号出力部100は、図24に示す予備加速オフセット信号を生成し、信号合成部101に出力する機能を有している。
信号合成部101は、圧力制御部50から出力されるオリジナルの圧力用速度指令信号υpcに、オフセット信号出力部100からの予備加速オフセット信号を合成し、合成された合成指令信号を圧力用速度指令信号υpcとして位置・圧力制御切換部51に出力する。
図25には、合成された圧力用速度指令信号υpcが出力された場合の位置用速度指令信号υhcとの関係が示されている。位置用速度指令信号υhcとしては、予備加速が行われるために、前述の第3変形例と同じである。図25から明らかなように、合成された圧力用速度指令信号υpcが出力された場合では、タッチ位置での圧力用速度指令信号υpcの値が小さくなっているため、タッチ後にさらに小さくなって行くことにより、位置用速度指令信号υhcに対して短い時間T3で交わるようになる。したがって、前記第3変形例では、予備加速を行うことで、タッチ後の位置制御から圧力制御に切り換わるまでの時間T2が大きかったが、本変形例では、予備加速を行ったとしても、切り換えまでを時間T3に短縮でき、タッチ直後のワーク9の跳ね返り等を有効に防止してより精度のよい絞り加工を実現できる。
以下には本発明の第5変形例を説明する。前述した第3変形例の位置パターン54は、図19に示すように、時刻t2での予備加速の終了後は、スライド4が下死点位置に到達する時刻t3に合わせるようにしてダイクッションパッド15も自身の下死点位置に向かうように位置目標が設定されており、下死点位置に達した後にダイクッションパッド15の下死点ロッキングを行っていた。この際、下死点ロッキングを確実に行うためには、図26に示すように、ダイクッションパッド15の位置目標を早い段階の時刻t23で下死点位置とすることが好ましい。しかしながら、図26に示す位置パターン54では、下死点位置に到達する前に、位置目標がダイクッションパッド15の実位置よりも小さくなり、圧力制御中に位置制御に切り換わってしまうおそれがある。
そこで、本変形例では、図27の機能ブロック図および図28の制御ブロック図に示すように、コントローラ41に圧力制御保持部102を設けてある。その他の構成は、前記第4変形例と同じである。
圧力制御保持部102は、図28に示すように、接点d,e,fを有したスイッチとして機能する。この圧力制御保持部102では、上型7がワーク9にタッチした後(時刻t12)、スイッチ60がb−c接点接続動作に切り換わり、位置制御から圧力制御に切り換わると、同時に位置・圧力比較部61からの切換信号により、e−f接点接続動作が行われる(図26)。このe−f接点接続動作では、位置・圧力制御切換部51をバイパスして圧力用速度指令信号υpcが常に速度比較部52に出力され、圧力制御が保持される。したがって、この間にダイクッションパッド15の位置目標が実位置よりも小さくなっても位置制御に切り換わることを防止できる。そして、圧力制御保持部102では、スライド4が下死点に達し、位置・圧力制御切換部51にて位置制御に切り換わると、プレス信号生成部10からのプレス信号Sの入力によりe−d接点接続動作に切り換えられ(図26)、位置・圧力制御切換部51を通過した位置用速度指令信号υhcを速度比較部52に出力する。ここで、プレス信号生成部10は、プレス用電動サーボモータ11のエンコーダ12から出力されるモータ回転角度検出信号θpに基づき、スライド4が下死点位置に達した時点でON−OFFが切り換わるプレス信号Sを出力するように構成されている。
このような圧力制御保持部102の動作を図29に示すフローチャートに基づいて説明すると以下の通りである。
ST51:位置制御が行われているタッチ以前の状態では、圧力制御保持部102は、位置・圧力制御比較部61からの切換信号を監視している。
ST52:タッチ直後、スイッチ60にてb−c接点接続動作に切り換わり、位置制御から圧力制御に切り換わると、同時に圧力制御保持部102では、位置・圧力制御比較部61からの切換信号により、e−f接点接続動作に切り換わり、圧力制御を保持する。
ST53:圧力制御を保持している圧力制御保持部102は、プレス信号生成部10からのプレス信号Sの入力を監視する。
ST54:スライド4が下死点位置に達し、圧力制御保持部102にプレス信号Sが入力すると、圧力制御保持部102ではe−f接点接続動作に切り換わり、圧力制御の保持状態を解除する。同時にスイッチ60では、b−a接点接続動作に切り換わるため、圧力制御から位置制御に切り換わり、下死点以後の位置制御が行われる。
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、数量などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、数量などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明は、絞り加工等を行うプレス機械に用いられるダイクッションを制御するためのダイクッション制御装置に利用でき、特に電動サーボモータで駆動されるダイクッションのダイクッション制御装置として好適に利用できる。

Claims (1)

  1. 所定の圧力パターンに基づく圧力目標値に応じた圧力指令信号を出力する圧力指令信号出力部と、
    ダイクッションパッドにかかる圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記圧力パターンに基づく圧力目標値と前記圧力検出手段からの圧力検出信号に基づく圧力検出値との偏差に応じた圧力偏差信号を出力する圧力比較部と、
    前記圧力偏差信号に基づいて圧力用速度指令信号を出力する圧力制御部と、
    所定の位置パターンに基づく位置目標値に応じた位置指令信号を出力する位置指令信号出力部と、
    前記ダイクッションパッドの位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置パターンに基づく位置目標値と前記位置検出手段からの位置検出信号に基づく位置検出値との偏差に応じた位置偏差信号を出力する位置比較部と、
    前記位置偏差信号に基づいて位置用速度指令信号を出力する位置制御部と、
    前記圧力用速度指令信号または前記位置用速度指令信号を選択する位置・圧力制御切換部と、
    前記位置・圧力制御切換部からの前記圧力用速度指令信号または前記位置用速度指令信号に基づいてモータ電流指令信号を出力する速度制御部と、
    前記モータ電流指令信号に応じた電流をダイクッション駆動用の電動サーボモータに供給するサーボアンプとを備え、
    前記位置・圧力制御切換部は、前記圧力用速度信号および前記位置用速度指令信号のうち小さい方を選択するように設定された
    ことを特徴とするダイクッション制御装置。
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