JPWO2006098031A1 - キーワード管理装置 - Google Patents

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Abstract

ファイル検索用の複数のキーワード間の関係を管理するキーワード管理装置1において、キーワードデータベース16が、複数のキーワードおよびそれら複数のキーワードの階層関係を定義する階層関係情報を格納する。ツリー作成部11が、階層関係情報を利用して複数のキーワードツリーを作成する。指定部12が、キーワードデータベース16を参照し、第1のキーワードツリーに属する第1のキーワードを指定する。検索部13が、キーワードデータベース16を参照し、第1のキーワードに対応し、かつ第2のキーワードツリーに属する第2のキーワード、および階層関係情報に基づいて得られる第2のキーワードの上位側キーワードを検索する。表示部14が、検索部13の検索結果を表示する。

Description

本発明は、ファイル検索等を目的としてファイルに対して設定されるキーワードを管理する技術に関する。
従来から、データベースに格納された多数のファイルの中から所望のファイルを検索する技術が広く用いられてきている。例えば、文書ファイル等のテキスト情報が主体となるファイルに関しては、文字検索等によって複数のファイルから所望のファイルを抽出する方法が用いられる。テキスト情報を主体としないファイルについても、予め、1つのファイルに対してキーワードを1以上設定しておくことで、キーワードが一致するファイルを検索する処理の実行時には、1以上のキーワードのうち、いずれのキーワードを指定しても、検索結果として所望のファイルを得るのが一般的である。このキーワードの設定に関する技術としては、ディレクトリ名に基づいて、そのディレクトリ名をそのままキーワードに設定する技術について開示されている(例えば、特許文献1)。
上記のような、従来のキーワードを設定する技術においては、キーワードは、各ファイルに対して個別に設定される。したがって、データベースで管理するファイルの数が多いほど、また、設定しようとするキーワードの数が多いほど、キーワード設定の作業量も増大することになる。すなわち、例えば、あるファイルに対して設定した複数のキーワードを、そのまま別のファイルにキーワードとして設定したい場合であっても、ユーザは、別のファイルに対して、同様のキーワード設定の作業を行わなくてはならない。さらに、キーワードは各ファイルに対して個別に設定されているため、設定済みのキーワードを確認するには、ファイルの一つ一つに対して同じ作業を繰り返さなければならない。データベースで管理しようとする複数のファイルに対し、系統的にキーワードを設定したい場合等においては、キーワードの設定のために要する作業量が大きくなり、ユーザにとって負担となっている。
特開2001−28007号公報
本発明は、ユーザがファイルに設定するキーワードを系統的に設定し、設定したキーワードを簡便に管理することのできる技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ファイル検索用の複数のキーワード間の関係を管理するキーワード管理装置であって、複数のキーワードおよびそれら複数のキーワードの階層関係を定義する階層関係情報を格納する格納手段と、前記階層関係情報を利用して複数のキーワードツリーを作成する作成手段と、前記格納手段を参照し、第1のキーワードツリーに属する第1のキーワードを指定する指定手段と、前記格納手段を参照し、前記第1のキーワードに対応し、かつ第2のキーワードツリーに属する第2のキーワード、および前記階層関係情報に基づいて得られる該第2のキーワードの上位側キーワードを検索する検索手段と、前記検索手段の検索結果を表示する表示手段とを備えた構成とする。あるいは、複数のキーワードおよびそれら複数のキーワードの階層関係を定義する階層関係情報を格納する格納手段と、前記階層関係情報を利用して複数のキーワードツリーを作成する作成手段と、前記格納手段を参照し、第1のキーワードツリーに属する第1のキーワードを指定する指定手段と、前記格納手段を参照し、前記第1のキーワードまたは該第1のキーワードの上位側キーワードに対応するキーワードを第2のキーワードツリーの中から検索する検索手段と、前記検索手段の検索結果を表示する表示手段とを備えた構成とする。
ファイルの検索を目的として設定すべき複数のキーワードは、各キーワードが有する階層関係情報に基づいてキーワードツリーを構成する。指定手段により指定された第1のキーワードを検索キーとして、あるいは、その第1のキーワード、および階層関係情報から求められる第1のキーワードの上位側キーワードを検索キーとして、検索が実行される。検索手段は、第1のキーワードの属するキーワードツリーとは異なるキーワードツリーにおいて、検索キーと重複するキーワードが含まれるか否かを検索する。検索により得られた第2のキーワードおよび階層関係情報から求められる第2のキーワードの上位側キーワードを、検索結果として表示する。あるいは、階層関係情報により関連付けられた複数のキーワードに対応する、1以上のキーワードを、他の(第2の)キーワードツリーから検索してもよい。
検索結果に加えて、表示手段は、検索キーを表示することとしてもよい。表示するときは、検索キーや検索結果が含まれるキーワードツリーごと表示し、検索キーや検索結果のキーワードは、強調表示するのが好ましい。階層関係情報は、1階層上位にあるキーワードの格納先、例えばポインタから構成されるのが好ましい。
表示手段によって表示されている第1および第2のキーワードツリーの中から、あるファイルに対して設定すべきキーワードが選択されると、その選択されたキーワードおよび階層関係情報に基づいて得られるそのキーワードの上位側キーワードを、ファイルに対して設定することとしてもよい。
なお、本発明は、上記のキーワード管理装置に限られない。例えば、上記のキーワード管理をコンピュータに実行させるための制御プログラム、キーワード管理方法等であっても、本発明に含まれる。
本発明によれば、ユーザは、キーワードツリーにて、系統的にキーワードの設定ができる。他のキーワードツリーにおいて一致するキーワードが含まれる場合であっても、一致するキーワードが検索され、検索結果が表示されるため、ファイルに対して設定する前の確認作業が簡便になる。
本発明に係るキーワード管理装置のブロック図である。 本実施形態に係るキーワード管理装置によって作成されるキーワードツリーの例である。 キーワードデータの格納形式を説明する図である。 キーワードツリー編集プログラムを起動した画面の一例である。 検索用のキーワードをファイルに設定する画面の例である。 ファイルの格納領域に検索用キーワードが設定された状態を説明するための図である。 本実施形態に係るキーワード管理装置によって2個のキーワードツリーが作成される例である。 キーワードツリーを2個備える場合の、キーワードツリー編集プログラム実行時における画面の例である。 2個のキーワードツリーを備える場合における、検索用のキーワードをファイルに設定する画面の例である。 本実施形態に係るキーワード管理装置の処理フローの概要を説明する図である。 上位のキーワードのポインタを設定する処理についてのフローチャートである。 指定されたキーワードよりも上位のキーワードを順に参照し、ファイルに設定する処理のフローチャートである。 複数のキーワードツリー間で一致するキーワードを強調表示する処理のフローチャートである。 他の検索方法に対応する検索結果を表示した画面の例(その1)である。 他の検索方法に対応する検索結果を表示した画面の例(その2)である。 本実施形態に係るキーワード管理装置の、情報処理装置の構成図である。 情報処理装置にプログラムおよびデータを供給することのできるコンピュータ読み取り可能な記録媒体を説明する図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係るキーワード管理装置1のブロック図である。ファイル検索を目的としてファイルに設定されるキーワードを管理するためのキーワード管理装置1は、ツリー作成部11、指定部12、検索部13、表示部14、キーワード設定部15、キーワードデータベース16およびファイルデータベース17を含んで構成される。
ツリー作成部11は、複数のキーワードにより構成された階層構造を有するキーワードツリーを作成する。各キーワードは、1階層上位にあるキーワードのポインタを備えている。
指定部12は、ユーザ等からの入力等に基づいて、検索の対象となるキーワードを指定する。検索部13は、指定部12が指定したキーワードを、設定された条件に基づいて検索する。表示部14は、キーワードツリーに加え、必要に応じて、ツリーのうち指定部12により指定されたキーワードや検索部13により検索された結果を強調して表示等する。
キーワード設定部15は、ユーザがあるファイルにキーワードを設定するとき、ユーザがキーワードツリーを参照して選択したキーワード、およびそのキーワードよりもツリーにおいて上位にあるキーワードをそのファイルに対して設定する。
キーワードデータベース16、ファイルデータベース17は、それぞれ、キーワードツリーにて管理されるキーワード、キーワードが設定された画像ファイル等のファイルを格納する。
図1に示される、本発明に係るキーワード管理装置1は、キーワードデータベース16に格納された複数のキーワードから、キーワードツリーを作成する。複数のキーワードは、ツリーとして管理される。キーワードデータベースに格納されたキーワードは、キーワードの階層関係(ポインタ)を利用して検索され、階層関係に基づいた検索結果が表示される。検索結果等を参照して、ファイルデータベース17に格納されたファイルに対する適切なキーワードが、階層関係に基づいて設定される。
図2は、本実施形態に係るキーワード管理装置1によって作成されるキーワードツリーの例である。ユーザは、キーボードやポインティングデバイス等の入力手段を介して、キーワードツリーを作成するためのプログラムを起動する。起動したプログラムを利用して、階層構造を備えたツリーを作成し、キーワードとして図2に示されるような語句を編集する。キーワードツリー編集プログラムは、例えばユーザとの対話によって、順次ツリーを構成するキーワード、及びそれらキーワード間の関係を設定していく。一般的に、作成されるキーワードツリーは、下位に位置するキーワードほど細分化され、且つ詳細な内容を示すキーワードが設定される。
図3は、キーワードデータの格納形式を説明する図である。キーワードツリー編集プログラムにより作成されたツリーを構成する一つ一つのキーワードは、ユーザが設定した文字列についての情報に加え、ツリーにおいて1階層上位にあるキーワードの格納先アドレス(ポインタ)を保有する。
例えば、ユーザが、作成されたキーワードツリーの中からあるキーワードデータをモニタ等の出力手段を介して指定すると、キーワード管理装置1は、指定されたキーワードデータに保有されるポインタを参照して、1階層上位のキーワードデータを抽出する。抽出されたキーワードデータも同様に、さらにその上位にキーワードが設定されている場合は、ポインタを保有しており、順次ポインタをたどることで、キーワードツリーにおいてルートのキーワードデータまで一意にたどることができる。
図4は、上記のキーワードツリー編集プログラムを起動した画面の一例である。ユーザは、図4に示されるような画面を介して、ファイルに対して設定しようとするキーワードを、ツリー構造で予め設定する。図4のキーワードツリーに、さらに「遠足」というキーワードを「小学校」配下に追加しようとする場合を例に挙げる。この場合、画面を通じて既にキーワードツリーに設定済みのキーワードである「小学校」と、これから設定しようとするキーワードである「遠足」を関連付けることで、「遠足」のキーワードデータに、ポインタとして「小学校」のキーワードデータのアドレスが格納される。
本実施形態に係るキーワード管理装置1は、キーワード編集プログラムにより作成されたキーワードツリーを用いて、ファイルに対してキーワードツリーを構成する複数のキーワードのうち、所定のキーワードを検索用に設定する。検索用のキーワードのファイルへの設定は、例えば、ユーザからのコマンドによりキーワード設定プログラムが実行されることにより実行される。
図5は、キーワード設定プログラム実行時において、検索用のキーワードをファイルに設定する画面の例である。ユーザは、図5に示されるような画面を介して、検索用キーワードを設定すべきファイルと、予め作成してあるキーワードツリーの中から、所望のキーワードを選択する。図5の例においては、検索用キーワードを設定すべきファイルとして、ウィンドウ上部の画像ファイル一覧のうち、「DSCN0003.JPG」という名称のファイルが選択され、強調表示されている。設定しようとするキーワードのうち最も下の層に位置するキーワードとして「三年生」が選択されると、キーワードデータのポインタを参照して、上位のキーワードである、「運動会」、「小学校」、「学校行事」および「家族」を順次たどり、例えばそれらを強調表示させる。ユーザが画面を見て、ファイルの名称や内容、および強調表示されたキーワードについて確認した後コマンド入力等をすることにより、キーワード管理装置1は、検索用キーワードとして、強調表示されているキーワードをそのファイルのキーワード格納領域に設定する。
図6は、ファイルの格納領域に検索用キーワードが設定された状態を説明するための図である。図6に示すウィンドウは、例えば画像ファイルの属性情報(プロパティ)を画面に表示させるコマンドをコンピュータに対して入力することによって出力される。図6のウィンドウでは、図5でユーザにより選択されたキーワード「三年生」、およびキーワードツリーにおいてその選択されたキーワード「三年生」の上位に位置するキーワード、「運動会」「小学校」「学校行事」「家族」がすべて、格納領域に設定されている。これにより、例えば、図5でキーワードを設定した「DSCN0003.JPG」の画像ファイルを検索するときに、設定された複数のキーワードのうち、いずれのキーワードを入力した場合であっても、検索結果としてこのファイルがヒットする。ユーザは、例えば、キーワードツリーを参照しながら、凡その検討をつけて検索のためのキーワードを設定し、検索結果に基づいて、さらに上位、あるいは下位のキーワードを設定し直すことにより、所望の検索結果を得る、という使い方も可能になる。
図2から図6を用いて説明したように、本実施形態に係るキーワード管理装置1においては、複数の検索用キーワードから構成されたキーワードツリーが予め作成される。キーワードツリーを構成するキーワードの中から所望のキーワードが選択されると、そのキーワードよりも上位のキーワードが自動的に検索用キーワードとして設定される。複数の検索用キーワードをツリーで管理することで、多数のファイルにキーワードを設定する際に、キーワードを系統的に且つ簡便に設定することが可能となる。
キーワードツリーに基づいて、ファイルに対して検索用キーワードの設定を行った後、キーワード編集プログラムにより、キーワードツリーを構成するキーワードの変更(追加あるいは削除)がされることがある。この場合、例えば、変更に係るキーワードを、関係するファイルに設定しなおすこととしてもよい。ファイルへの再設定の処理を実行するか否かを、ユーザが選択できることとしてもよい。
本実施形態に係るキーワード管理装置1においては、複数のキーワードツリーを管理することもできる。図7は、本実施形態に係るキーワード管理装置1によって2個のキーワードツリーが作成される例である。以下、キーワードツリーを複数備える場合について、具体的に2個のキーワードツリーを備える場合を例に挙げて説明する。
図8は、キーワードツリーを2個備える場合の、キーワードツリー編集プログラム実行時における画面の例である。図8において、ルートとなるキーワードは「家族」と「知人」である。以下、「家族」をルートとするキーワードツリーをTR1、「知人」をルートとするキーワードツリーをTR2とする。それぞれが階層構造を備えており、複数のキーワードが配下に設定されている。一部には、重複するキーワードが設定されている。
図9は、本実施形態に係るキーワード管理装置1が2個のキーワードツリーを備える場合における、キーワード設定プログラムを用いて検索用のキーワードをファイルに設定する画面の例である。ここで、検索用キーワードとして、選択されているファイルの属性情報として設定する前に、適切なキーワードが選択されているかについての確認作業を行えることが望ましい。本実施形態においては、図9の画面であるキーワードツリーから1つのキーワードを選択すると、他方のキーワードツリーにおいてその選択されたキーワードと一致するキーワードが含まれていないかどうかを判定する。
図9の例では、TR2におけるキーワード「三年生」が、すなわち「Aサッカークラブ」配下の「三年生」がユーザにより選択されたとする。選択されたキーワードを、検索キーK1とする。このとき、例えば、TR1において「三年生」と一致するキーワードを検索し、ヒットするキーワードR1およびそのキーワードに関連付けられている上位のキーワードについて、強調表示させている。これにより、ユーザは、自分がこれからファイルに対して設定しようとしているキーワードが、選択したキーワードツリーにおける(ここではTR2の)検索キーK1「三年生」でよいかどうかを確認することができる。
なお、図9においては、検索の結果ヒットするキーワードが1つのみの場合について示しているが、検索により2以上のキーワードがヒットする場合、検索キーK1と一致する全てのキーワード、およびそれらの各々に関連付けられている上位に位置するキーワードが強調表示される。検索の結果ヒットするキーワードの含まれるキーワードツリーについて表示することとしてもよいし、ユーザ等が指定するキーワードツリーについてのみ検索することとしてもよい。
以上、本実施形態に係るキーワード管理装置1について、その動作の概要およびデータ構造について述べた。以下、図10から図13を参照して、その処理方法についてさらに詳しく説明する。
図10は、本実施形態に係るキーワード管理装置1の処理フローの概要を説明する図である。まず、ユーザ等からの、キーワードツリーの編集コマンドC1を受けると、キーワードツリー編集機能(プログラム)F1が実行される。キーワードツリー編集機能F1により作成されたツリーを構成する各キーワードデータは、ポインタと共に、キーワードデータベース(キーワードツリー情報データベース)16に格納される。ファイルに対して検索用キーワードを設定するには、ユーザ等からのキーワード付けコマンドC2を受けると、キーワードデータベース16のデータを用いて、キーワード設定機能(プログラム)F2が実行される。検索用キーワードを属性情報として格納した、例えば画像ファイル等のファイルは、画像ファイルデータベース17に格納される。
図11は、キーワードツリー編集機能F1において、上位のキーワードのポインタを設定する処理についてのフローチャートである。まず、ステップS1で、キーワードとして設定する文字列の入力を受け付ける。次に、ステップS2で、入力された文字列をキーワードとして設定するための、ファイルの属性情報のキーワード格納領域を確保し、ステップS1で入力された文字列を格納する。ステップS3で、入力された文字列の親キーワードが存在する場合は、その指定を受け付ける。ここで、親キーワードとは、ツリーにおいて1階層上位のキーワードのことである。
キーワードとして設定する文字列および親キーワードを決定した後、ステップS4で、先の処理で親キーワードの指定があったか否かを判定する。指定ありの場合は、ステップS5に進み、指定された親キーワードの格納領域のアドレスを、ポインタとして設定し、処理を終了する。ステップS4で指定なしの場合は、先に入力された文字列が表すキーワードは、キーワードツリーにおいてルートのキーワードとして、ポインタ領域に先頭マークを格納し、処理を終了する。
なお、上記ステップS1からステップS3の一連の処理では、まず設定するキーワードの文字列を決定し、その後、その文字列から構成されるキーワードが、すでに設定済みのキーワードのうち、どのキーワード配下に設定するかを決定しているが、これに限られない。例えば、先に親キーワードを決定し、その後に、文字列を決定することとしてもよい。
図12は、キーワード設定機能F2において、指定されたキーワードに関連付けられた上位キーワードを順に参照し、属性情報としてファイルに設定する処理のフローチャートである。まず、ステップS11で、ユーザ等からのキーワードの指定を受け付ける。実施例では、指定されたキーワードは、「三年生」が該当する。次に、ステップS12で、指定されたキーワード「三年生」をメモリから読み出す。ステップS13で、読み出したキーワード「三年生」の文字列を、ユーザの指定する画像ファイル等のファイルに対して、キーワード情報として設定する。ステップS14で、設定したキーワード「三年生」のポインタ領域に格納された値を参照し、先頭マークが格納されているか否かを判定する。ここでは、先頭マークでないので、上位のキーワードが存在するとして、ステップS15で、そのポインタに基づいて、上位キーワードをメモリから読み出す。ここでは、「運動会」を、キーワード「三年生」のポインタを参照して読み出す。以降、ステップS13からステップS15の処理を繰り返し、順次キーワード「小学校」「学校行事」「家族」の文字列を、ユーザの指定する画像ファイル等に対して、キーワード情報として設定する。実施例では、ステップS14で、キーワード「家族」のポインタ領域について判定したとき、「家族」のポインタ領域には先頭マークが格納されているので、処理を終了する。
図13は、キーワードツリーを複数個備える場合であって、あるツリーにおいて選択されたキーワードと一致するキーワードが他のツリーに存在する場合に、その一致するキーワードを強調表示する処理のフローチャートである。
まず、ステップS21で、1つのキーワードをファイルのキーワード格納領域から取り出す。ここで、取り出されるキーワードとは、ユーザ等により指定されたキーワード、あるいは、2回目以降の繰り返し処理では、指定されたキーワードに関連付けられた上位キーワードであり、ユーザ等により指定されたキーワードから順に1階層上位のキーワードが取り出されていく。ステップS22で、そのファイルのキーワード格納領域にあるキーワードの全てについて、検索処理が完了したか否かを判定する。未完了の場合、ステップS23で、取り出したキーワードの1つと、他のキーワードツリーに属する1つのキーワードとを比較する。実施例では、まず、検索キーK1と、ツリーTR1のキーワードの1つとを比較する。このとき、例えば、ファイルにキーワードとして設定されたキーワードと比較されるキーワードについて、ポインタの示す上位キーワードを順次たどり、ルートのキーワードまで取り出しておく。ステップS23の比較は、例えば、ハッシュ法等を用いて行う。
ステップS24で、ステップS23の比較で2つのキーワードが一致する場合は、ステップS25で、一致したキーワードおよびステップS23で取り出しておいた、上位キーワードを強調表示し、ステップS23に戻る。ステップS23の検索で一致するキーワードが得られなかった場合は、次のキーワード、実施例においては、ツリーTR1を構成するキーワードのうち、ステップS23で用いたキーワードとは異なるキーワードに移り、ステップS23に戻る。
ステップS23において、他のキーワードツリーにおけるキーワード全てについての比較が完了すると、処理はステップS24からステップS21に戻り、ファイルから取り出したキーワードのうち、ステップS23で用いたキーワードの1階層上位のキーワードを、ポインタを参照して取り出す。以下、ステップS21からステップS25の同様の処理を、ファイルにキーワードとして設定されているキーワードのうち、そのツリーにおいてルートのキーワードについて処理が完了するまで繰り返す。ファイルに設定されている全てのキーワードについて処理が完了したら、ステップS22からステップS26に進む。
ステップS26では、全てのキーワードツリーについて、各キーワードツリーを構成する各々のキーワード(キーワードツリー要素)を参照する。ステップS27では、全てのキーワードツリー要素について処理が完了したか否かを判定する。未完了の場合はステップS28に進み、ステップS26で参照しているキーワードが、先の(ステップS25の)処理で強調表示されているか否かを判定する。強調表示でない場合はステップS26に戻るが、強調表示の場合は、ステップS29で、さらにその1階層上位のキーワードである、親キーワードが強調表示されているか否かを判定する。親キーワードについて強調表示でない場合はステップS26に戻るが、親キーワードも強調表示されている場合、ステップS30に進む。ステップS30では、ステップS26で参照されたキーワードとその親キーワードとの結合線を強調表示し、ステップS26に戻る。
順次キーワードツリー要素を参照し、そのキーワードツリー要素と親キーワードとがいずれも強調表示されている場合は、そのキーワード間の結合線を強調表示していく。全てのキーワードツリー要素について処理が完了すると、処理を終了する。実施例では、ステップS26からステップS30の処理によって、ファイルから取り出されたキーワードに関しては、あるキーワードとその親キーワードが共に、他のツリーに一致する文字列が含まれる場合に、キーワード間の結合線が強調表示される。検索によりヒットしたキーワードに関しては、そのヒットしたキーワードおよびそのキーワードに関連付けられた上位キーワードとの間の結合線が強調表示される。図13の処理を実行した結果、例えば図9に示されるように、強調表示した画面が、検索結果としてモニタに表示される。
なお、図13のフローチャートにおいては、ステップS21からステップS25の処理において複数のキーワードツリー間で重複するキーワードを検索する際に、ユーザ等により指定されたキーワード、およびそれよりも上位のキーワードについて、一致するキーワードが他のキーワードツリーにおいて存在するか否かを検索し、指定したキーワードとその上位のキーワードのうち、複数のキーワードツリー間で重複するキーワード、および検索の結果ヒットしたキーワードとその上位のキーワードを強調表示させているが、これに限られるものではない。例えば、ユーザ等により指定されたキーワードについてのみ、他のキーワードツリーに一致するものがないかを検索してもよい。あるいは、指定されたキーワードについてのみ他のキーワードツリーに一致するものがないかを検索し、検索の結果ヒットしたキーワードについて、その上位にあるキーワードを、ポインタを参照して順次強調表示することとしてもよい。例えば、予め、キーワード管理装置1において複数の検索方法・表示方法を用意しておき、ユーザが方法を指定することができるようにするのが望ましい。
図14および図15に、各検索方法に対応する他の表示結果の例を示す。
図14は、指定されたキーワードおよびその上位のキーワードについて、強調表示した上で他のキーワードツリーにおいて重複するキーワードを検索し、検索の結果ヒットしたキーワードとその上位のキーワードを強調表示している。図14の例では、ユーザが、キーワードツリーTR2の「三年生」を検索キーK2として指定した場合の検索結果表示画面を示す。キーワード管理装置1は、検索キーK2と、その上位のキーワードである、「Aサッカークラブ」、「趣味仲間」および「知人」について、他のキーワードツリー、この場合はキーワードツリーTR1に重複するキーワードを検索する。検索の結果、「三年生」のみヒットするが、この検索結果R2およびその上位のキーワードである、「運動会」、「小学校」、「学校行事」および「家族」を強調表示する。
図15は、指定されたキーワードおよびその上位のキーワードについて、強調表示した上で他のキーワードツリーにおいて重複するキーワードを検索する。検索の結果、ヒットしたキーワードのみを強調表示している。図15の例では、ユーザが、キーワードツリーTR2の「三年生」を検索キーK3として指定した場合の検索結果表示画面を示す。キーワード管理装置1は、検索キーK3と、検索キーK3に関連付けられた上位キーワードとについて、重複するキーワードをツリーTR1において検索する点については、図14を用いて述べた検索方法と同様である。検索結果の強調表示としては、検索により得られたキーワードR3のみを強調表示する。
以上説明したように、本実施形態に係るキーワード管理装置1によれば、画像ファイル等の、属性情報として設定されるキーワードは、予めキーワードツリーにて系統的に設定されてから、各ファイルに対して設定される。キーワードツリーは複数備えることができ、他のキーワードツリーにおいて重複するキーワードが設定される場合もあり得る。かかる場合であっても、複数のキーワードツリー間において重複するキーワードを、ユーザの所望の方法で検索および検索結果の表示が可能である。表示された検索結果を用いて、ユーザは、キーワードの設定時に、これから入力しようとするキーワードがツリー上の適切な位置に適切な語として設定されようとしているのか、あるいはファイルに対するキーワードの設定時に、ファイルに設定しようとするキーワードが適切に選択されているのかを、確認しながら作業することができる。これにより、ファイルに設定するキーワードの管理が容易になる。
本実施形態に係るキーワード管理装置1は、例えば、図16に示すような情報処理装置(コンピュータ)を用いて構成することができる。図16の情報処理装置は、CPU(中央処理装置)101、メモリ102、入力装置103、出力装置104、外部記憶装置105、媒体駆動装置106、ネットワーク接続装置107を備え、それらはバス108により互いに接続されている。
メモリ102は、例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)等を含み、処理に用いられるプログラムおよびキーワード、画像ファイル等のデータを格納する。CPU101は、メモリ102を利用してプログラムを実行することにより、必要な処理を行う。
図1のキーワード管理装置1のうち、キーワードデータベース16およびファイルデータベース17は、メモリ102に対応する。また、ツリー作成部11、指定部12、検索部13、表示部14およびキーワード設定部15は、メモリ102に格納されたプログラムを実行することにより実現される機能に対応する。
入力装置103は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル等であり、ユーザからの指示や情報の入力に用いられる。出力装置104は、例えば、ディスプレイ、プリンタ、スピーカ等であり、ユーザの設定したキーワードツリーの入力内容、ファイルとキーワードとの関連、重複するキーワードの検索結果等の出力に用いられる。
外部記憶装置105は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置等である。情報処理装置は、この外部記憶装置105に、上記プログラムおよびデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ102にロードして使用する。
媒体駆動装置106は、可搬記録媒体109を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体109は、メモリカード、フレキシブルディスク、CD−ROM(compact disk read only memory)、光ディスク、光磁気ディスク等の任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。ユーザは、この可搬記録媒体109に上記プログラムおよびデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ102にロードして使用する。
図17は、図16の情報処理装置にプログラムおよびデータを供給することのできるコンピュータ読み取り可能な記録媒体を示している。可搬記録媒体109やサーバ111のデータベース113に格納されたプログラムおよびデータは、情報処理装置112のメモリ102にロードされる。サーバ111は、そのプログラムおよびデータを搬送する搬送信号を生成し、ネットワーク上の任意の伝送媒体を介して情報処理装置112に送信する。CPU101は、そのデータを用いてそのプログラムを実行し、必要な処理を行う。
本発明は、ファイル検索等を目的としてファイルに対して設定されるキーワードを管理する技術に関する。
従来から、データベースに格納された多数のファイルの中から所望のファイルを検索する技術が広く用いられてきている。例えば、文書ファイル等のテキスト情報が主体となるファイルに関しては、文字検索等によって複数のファイルから所望のファイルを抽出する方法が用いられる。テキスト情報を主体としないファイルについても、予め、1つのファイルに対してキーワードを1以上設定しておくことで、キーワードが一致するファイルを検索する処理の実行時には、1以上のキーワードのうち、いずれのキーワードを指定しても、検索結果として所望のファイルを得るのが一般的である。このキーワードの設定に関する技術としては、ディレクトリ名に基づいて、そのディレクトリ名をそのままキーワードに設定する技術について開示されている(例えば、特許文献1)。
上記のような、従来のキーワードを設定する技術においては、キーワードは、各ファイルに対して個別に設定される。したがって、データベースで管理するファイルの数が多いほど、また、設定しようとするキーワードの数が多いほど、キーワード設定の作業量も増大することになる。すなわち、例えば、あるファイルに対して設定した複数のキーワードを、そのまま別のファイルにキーワードとして設定したい場合であっても、ユーザは、別のファイルに対して、同様のキーワード設定の作業を行わなくてはならない。さらに、キーワードは各ファイルに対して個別に設定されているため、設定済みのキーワードを確認するには、ファイルの一つ一つに対して同じ作業を繰り返さなければならない。データベースで管理しようとする複数のファイルに対し、系統的にキーワードを設定したい場合等においては、キーワードの設定のために要する作業量が大きくなり、ユーザにとって負担となっている。
特開2001−28007号公報
本発明は、ユーザがファイルに設定するキーワードを系統的に設定し、設定したキーワードを簡便に管理することのできる技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ファイル検索用の複数のキーワード間の関係を管理するキーワード管理装置であって、複数のキーワードおよびそれら複数のキーワードの階層関係を定義する階層関係情報を格納する格納手段と、前記階層関係情報を利用して複数のキーワードツリーを作成する作成手段と、前記格納手段を参照し、第1のキーワードツリーに属する第1のキーワードを指定する指定手段と、前記格納手段を参照し、前記第1のキーワードに対応し、かつ第2のキーワードツリーに属する第2のキーワード、および前記階層関係情報に基づいて得られる該第2のキーワードの上位側キーワードを検索する検索手段と、前記検索手段の検索結果を表示する表示手段とを備えた構成とする。あるいは、複数のキーワードおよびそれら複数のキーワードの階層関係を定義する階層関係情報を格納する格納手段と、前記階層関係情報を利用して複数のキーワードツリーを作成する作成手段と、前記格納手段を参照し、第1のキーワードツリーに属する第1のキーワードを指定する指定手段と、前記格納手段を参照し、前記第1のキーワードまたは該第1のキーワードの上位側キーワードに対応するキーワードを第2のキーワードツリーの中から検索する検索手段と、前記検索手段の検索結果を表示する表示手段とを備えた構成とする。
ファイルの検索を目的として設定すべき複数のキーワードは、各キーワードが有する階層関係情報に基づいてキーワードツリーを構成する。指定手段により指定された第1のキーワードを検索キーとして、あるいは、その第1のキーワード、および階層関係情報から求められる第1のキーワードの上位側キーワードを検索キーとして、検索が実行される。検索手段は、第1のキーワードの属するキーワードツリーとは異なるキーワードツリーにおいて、検索キーと重複するキーワードが含まれるか否かを検索する。検索により得られた第2のキーワードおよび階層関係情報から求められる第2のキーワードの上位側キーワードを、検索結果として表示する。あるいは、階層関係情報により関連付けられた複数のキーワードに対応する、1以上のキーワードを、他の(第2の)キーワードツリーから検索してもよい。
検索結果に加えて、表示手段は、検索キーを表示することとしてもよい。表示するときは、検索キーや検索結果が含まれるキーワードツリーごと表示し、検索キーや検索結果のキーワードは、強調表示するのが好ましい。階層関係情報は、1階層上位にあるキーワードの格納先、例えばポインタから構成されるのが好ましい。
表示手段によって表示されている第1および第2のキーワードツリーの中から、あるファイルに対して設定すべきキーワードが選択されると、その選択されたキーワードおよび階層関係情報に基づいて得られるそのキーワードの上位側キーワードを、ファイルに対して設定することとしてもよい。
なお、本発明は、上記のキーワード管理装置に限られない。例えば、上記のキーワード管理をコンピュータに実行させるための制御プログラム、キーワード管理方法等であっても、本発明に含まれる。
本発明によれば、ユーザは、キーワードツリーにて、系統的にキーワードの設定ができる。他のキーワードツリーにおいて一致するキーワードが含まれる場合であっても、一致するキーワードが検索され、検索結果が表示されるため、ファイルに対して設定する前の確認作業が簡便になる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係るキーワード管理装置1のブロック図である。ファイル検索を目的としてファイルに設定されるキーワードを管理するためのキーワード管理装置1は、ツリー作成部11、指定部12、検索部13、表示部14、キーワード設定部15、キーワードデータベース16およびファイルデータベース17を含んで構成される。
ツリー作成部11は、複数のキーワードにより構成された階層構造を有するキーワードツリーを作成する。各キーワードは、1階層上位にあるキーワードのポインタを備えている。
指定部12は、ユーザ等からの入力等に基づいて、検索の対象となるキーワードを指定する。検索部13は、指定部12が指定したキーワードを、設定された条件に基づいて検索する。表示部14は、キーワードツリーに加え、必要に応じて、ツリーのうち指定部12により指定されたキーワードや検索部13により検索された結果を強調して表示等する。
キーワード設定部15は、ユーザがあるファイルにキーワードを設定するとき、ユーザがキーワードツリーを参照して選択したキーワード、およびそのキーワードよりもツリーにおいて上位にあるキーワードをそのファイルに対して設定する。
キーワードデータベース16、ファイルデータベース17は、それぞれ、キーワードツリーにて管理されるキーワード、キーワードが設定された画像ファイル等のファイルを格納する。
図1に示される、本発明に係るキーワード管理装置1は、キーワードデータベース16に格納された複数のキーワードから、キーワードツリーを作成する。複数のキーワードは、ツリーとして管理される。キーワードデータベースに格納されたキーワードは、キーワードの階層関係(ポインタ)を利用して検索され、階層関係に基づいた検索結果が表示される。検索結果等を参照して、ファイルデータベース17に格納されたファイルに対する適切なキーワードが、階層関係に基づいて設定される。
図2は、本実施形態に係るキーワード管理装置1によって作成されるキーワードツリーの例である。ユーザは、キーボードやポインティングデバイス等の入力手段を介して、キーワードツリーを作成するためのプログラムを起動する。起動したプログラムを利用して、階層構造を備えたツリーを作成し、キーワードとして図2に示されるような語句を編集する。キーワードツリー編集プログラムは、例えばユーザとの対話によって、順次ツリーを構成するキーワード、及びそれらキーワード間の関係を設定していく。一般的に、作成されるキーワードツリーは、下位に位置するキーワードほど細分化され、且つ詳細な内容を示すキーワードが設定される。
図3は、キーワードデータの格納形式を説明する図である。キーワードツリー編集プログラムにより作成されたツリーを構成する一つ一つのキーワードは、ユーザが設定した文字列についての情報に加え、ツリーにおいて1階層上位にあるキーワードの格納先アドレス(ポインタ)を保有する。
例えば、ユーザが、作成されたキーワードツリーの中からあるキーワードデータをモニタ等の出力手段を介して指定すると、キーワード管理装置1は、指定されたキーワードデータに保有されるポインタを参照して、1階層上位のキーワードデータを抽出する。抽出されたキーワードデータも同様に、さらにその上位にキーワードが設定されている場合は、ポインタを保有しており、順次ポインタをたどることで、キーワードツリーにおいてルートのキーワードデータまで一意にたどることができる。
図4は、上記のキーワードツリー編集プログラムを起動した画面の一例である。ユーザは、図4に示されるような画面を介して、ファイルに対して設定しようとするキーワードを、ツリー構造で予め設定する。図4のキーワードツリーに、さらに「遠足」というキーワードを「小学校」配下に追加しようとする場合を例に挙げる。この場合、画面を通じて既にキーワードツリーに設定済みのキーワードである「小学校」と、これから設定しようとするキーワードである「遠足」を関連付けることで、「遠足」のキーワードデータに、ポインタとして「小学校」のキーワードデータのアドレスが格納される。
本実施形態に係るキーワード管理装置1は、キーワード編集プログラムにより作成されたキーワードツリーを用いて、ファイルに対してキーワードツリーを構成する複数のキーワードのうち、所定のキーワードを検索用に設定する。検索用のキーワードのファイルへの設定は、例えば、ユーザからのコマンドによりキーワード設定プログラムが実行されることにより実行される。
図5は、キーワード設定プログラム実行時において、検索用のキーワードをファイルに設定する画面の例である。ユーザは、図5に示されるような画面を介して、検索用キーワードを設定すべきファイルと、予め作成してあるキーワードツリーの中から、所望のキーワードを選択する。図5の例においては、検索用キーワードを設定すべきファイルとして、ウィンドウ上部の画像ファイル一覧のうち、「DSCN0003.JPG」という名称のファイルが選択され、強調表示されている。設定しようとするキーワードのうち最も下の層に位置するキーワードとして「三年生」が選択されると、キーワードデータのポインタを参照して、上位のキーワードである、「運動会」、「小学校」、「学校行事」および「家族」を順次たどり、例えばそれらを強調表示させる。ユーザが画面を見て、ファイルの名称や内容、および強調表示されたキーワードについて確認した後コマンド入力等をすることにより、キーワード管理装置1は、検索用キーワードとして、強調表示されているキーワードをそのファイルのキーワード格納領域に設定する。
図6は、ファイルの格納領域に検索用キーワードが設定された状態を説明するための図である。図6に示すウィンドウは、例えば画像ファイルの属性情報(プロパティ)を画面に表示させるコマンドをコンピュータに対して入力することによって出力される。図6のウィンドウでは、図5でユーザにより選択されたキーワード「三年生」、およびキーワードツリーにおいてその選択されたキーワード「三年生」の上位に位置するキーワード、「運動会」「小学校」「学校行事」「家族」がすべて、格納領域に設定されている。これにより、例えば、図5でキーワードを設定した「DSCN0003.JPG」の画像ファイルを検索するときに、設定された複数のキーワードのうち、いずれのキーワードを入力した場合であっても、検索結果としてこのファイルがヒットする。ユーザは、例えば、キーワードツリーを参照しながら、凡その検討をつけて検索のためのキーワードを設定し、検索結果に基づいて、さらに上位、あるいは下位のキーワードを設定し直すことにより、所望の検索結果を得る、という使い方も可能になる。
図2から図6を用いて説明したように、本実施形態に係るキーワード管理装置1においては、複数の検索用キーワードから構成されたキーワードツリーが予め作成される。キーワードツリーを構成するキーワードの中から所望のキーワードが選択されると、そのキーワードよりも上位のキーワードが自動的に検索用キーワードとして設定される。複数の検索用キーワードをツリーで管理することで、多数のファイルにキーワードを設定する際に、キーワードを系統的に且つ簡便に設定することが可能となる。
キーワードツリーに基づいて、ファイルに対して検索用キーワードの設定を行った後、キーワード編集プログラムにより、キーワードツリーを構成するキーワードの変更(追加あるいは削除)がされることがある。この場合、例えば、変更に係るキーワードを、関係するファイルに設定しなおすこととしてもよい。ファイルへの再設定の処理を実行するか否かを、ユーザが選択できることとしてもよい。
本実施形態に係るキーワード管理装置1においては、複数のキーワードツリーを管理することもできる。図7は、本実施形態に係るキーワード管理装置1によって2個のキーワードツリーが作成される例である。以下、キーワードツリーを複数備える場合について、具体的に2個のキーワードツリーを備える場合を例に挙げて説明する。
図8は、キーワードツリーを2個備える場合の、キーワードツリー編集プログラム実行時における画面の例である。図8において、ルートとなるキーワードは「家族」と「知人」である。以下、「家族」をルートとするキーワードツリーをTR1、「知人」をルートとするキーワードツリーをTR2とする。それぞれが階層構造を備えており、複数のキーワードが配下に設定されている。一部には、重複するキーワードが設定されている。
図9は、本実施形態に係るキーワード管理装置1が2個のキーワードツリーを備える場合における、キーワード設定プログラムを用いて検索用のキーワードをファイルに設定する画面の例である。ここで、検索用キーワードとして、選択されているファイルの属性情報として設定する前に、適切なキーワードが選択されているかについての確認作業を行えることが望ましい。本実施形態においては、図9の画面であるキーワードツリーから1つのキーワードを選択すると、他方のキーワードツリーにおいてその選択されたキーワードと一致するキーワードが含まれていないかどうかを判定する。
図9の例では、TR2におけるキーワード「三年生」が、すなわち「Aサッカークラブ」配下の「三年生」がユーザにより選択されたとする。選択されたキーワードを、検索キーK1とする。このとき、例えば、TR1において「三年生」と一致するキーワードを検索し、ヒットするキーワードR1およびそのキーワードに関連付けられている上位のキーワードについて、強調表示させている。これにより、ユーザは、自分がこれからファイルに対して設定しようとしているキーワードが、選択したキーワードツリーにおける(ここではTR2の)検索キーK1「三年生」でよいかどうかを確認することができる。
なお、図9においては、検索の結果ヒットするキーワードが1つのみの場合について示しているが、検索により2以上のキーワードがヒットする場合、検索キーK1と一致する全てのキーワード、およびそれらの各々に関連付けられている上位に位置するキーワードが強調表示される。検索の結果ヒットするキーワードの含まれるキーワードツリーについて表示することとしてもよいし、ユーザ等が指定するキーワードツリーについてのみ検索することとしてもよい。
以上、本実施形態に係るキーワード管理装置1について、その動作の概要およびデータ構造について述べた。以下、図10から図13を参照して、その処理方法についてさらに詳しく説明する。
図10は、本実施形態に係るキーワード管理装置1の処理フローの概要を説明する図である。まず、ユーザ等からの、キーワードツリーの編集コマンドC1を受けると、キーワードツリー編集機能(プログラム)F1が実行される。キーワードツリー編集機能F1により作成されたツリーを構成する各キーワードデータは、ポインタと共に、キーワードデータベース(キーワードツリー情報データベース)16に格納される。ファイルに対して検索用キーワードを設定するには、ユーザ等からのキーワード付けコマンドC2を受けると、キーワードデータベース16のデータを用いて、キーワード設定機能(プログラム)F2が実行される。検索用キーワードを属性情報として格納した、例えば画像ファイル等のファイルは、画像ファイルデータベース17に格納される。
図11は、キーワードツリー編集機能F1において、上位のキーワードのポインタを設定する処理についてのフローチャートである。まず、ステップS1で、キーワードとして設定する文字列の入力を受け付ける。次に、ステップS2で、入力された文字列をキーワードとして設定するための、ファイルの属性情報のキーワード格納領域を確保し、ステップS1で入力された文字列を格納する。ステップS3で、入力された文字列の親キーワードが存在する場合は、その指定を受け付ける。ここで、親キーワードとは、ツリーにおいて1階層上位のキーワードのことである。
キーワードとして設定する文字列および親キーワードを決定した後、ステップS4で、先の処理で親キーワードの指定があったか否かを判定する。指定ありの場合は、ステップS5に進み、指定された親キーワードの格納領域のアドレスを、ポインタとして設定し、処理を終了する。ステップS4で指定なしの場合は、先に入力された文字列が表すキーワードは、キーワードツリーにおいてルートのキーワードとして、ポインタ領域に先頭マークを格納し、処理を終了する。
なお、上記ステップS1からステップS3の一連の処理では、まず設定するキーワードの文字列を決定し、その後、その文字列から構成されるキーワードが、すでに設定済みのキーワードのうち、どのキーワード配下に設定するかを決定しているが、これに限られない。例えば、先に親キーワードを決定し、その後に、文字列を決定することとしてもよい。
図12は、キーワード設定機能F2において、指定されたキーワードに関連付けられた上位キーワードを順に参照し、属性情報としてファイルに設定する処理のフローチャートである。まず、ステップS11で、ユーザ等からのキーワードの指定を受け付ける。実施例では、指定されたキーワードは、「三年生」が該当する。次に、ステップS12で、指定されたキーワード「三年生」をメモリから読み出す。ステップS13で、読み出したキーワード「三年生」の文字列を、ユーザの指定する画像ファイル等のファイルに対して、キーワード情報として設定する。ステップS14で、設定したキーワード「三年生」のポインタ領域に格納された値を参照し、先頭マークが格納されているか否かを判定する。ここでは、先頭マークでないので、上位のキーワードが存在するとして、ステップS15で、そのポインタに基づいて、上位キーワードをメモリから読み出す。ここでは、「運動会」を、キーワード「三年生」のポインタを参照して読み出す。以降、ステップS13からステップS15の処理を繰り返し、順次キーワード「小学校」「学校行事」「家族」の文字列を、ユーザの指定する画像ファイル等に対して、キーワード情報として設定する。実施例では、ステップS14で、キーワード「家族」のポインタ領域について判定したとき、「家族」のポインタ領域には先頭マークが格納されているので、処理を終了する。
図13は、キーワードツリーを複数個備える場合であって、あるツリーにおいて選択されたキーワードと一致するキーワードが他のツリーに存在する場合に、その一致するキーワードを強調表示する処理のフローチャートである。
まず、ステップS21で、1つのキーワードをファイルのキーワード格納領域から取り出す。ここで、取り出されるキーワードとは、ユーザ等により指定されたキーワード、あるいは、2回目以降の繰り返し処理では、指定されたキーワードに関連付けられた上位キーワードであり、ユーザ等により指定されたキーワードから順に1階層上位のキーワードが取り出されていく。ステップS22で、そのファイルのキーワード格納領域にあるキーワードの全てについて、検索処理が完了したか否かを判定する。未完了の場合、ステップS23で、取り出したキーワードの1つと、他のキーワードツリーに属する1つのキーワードとを比較する。実施例では、まず、検索キーK1と、ツリーTR1のキーワードの1つとを比較する。このとき、例えば、ファイルにキーワードとして設定されたキーワードと比較されるキーワードについて、ポインタの示す上位キーワードを順次たどり、ルートのキーワードまで取り出しておく。ステップS23の比較は、例えば、ハッシュ法等を用いて行う。
ステップS24で、ステップS23の比較で2つのキーワードが一致する場合は、ステップS25で、一致したキーワードおよびステップS23で取り出しておいた、上位キーワードを強調表示し、ステップS23に戻る。ステップS23の検索で一致するキーワードが得られなかった場合は、次のキーワード、実施例においては、ツリーTR1を構成するキーワードのうち、ステップS23で用いたキーワードとは異なるキーワードに移り、ステップS23に戻る。
ステップS23において、他のキーワードツリーにおけるキーワード全てについての比較が完了すると、処理はステップS24からステップS21に戻り、ファイルから取り出したキーワードのうち、ステップS23で用いたキーワードの1階層上位のキーワードを、ポインタを参照して取り出す。以下、ステップS21からステップS25の同様の処理を、ファイルにキーワードとして設定されているキーワードのうち、そのツリーにおいてルートのキーワードについて処理が完了するまで繰り返す。ファイルに設定されている全てのキーワードについて処理が完了したら、ステップS22からステップS26に進む。
ステップS26では、全てのキーワードツリーについて、各キーワードツリーを構成する各々のキーワード(キーワードツリー要素)を参照する。ステップS27では、全てのキーワードツリー要素について処理が完了したか否かを判定する。未完了の場合はステップS28に進み、ステップS26で参照しているキーワードが、先の(ステップS25の)処理で強調表示されているか否かを判定する。強調表示でない場合はステップS26に戻るが、強調表示の場合は、ステップS29で、さらにその1階層上位のキーワードである、親キーワードが強調表示されているか否かを判定する。親キーワードについて強調表示でない場合はステップS26に戻るが、親キーワードも強調表示されている場合、ステップS30に進む。ステップS30では、ステップS26で参照されたキーワードとその親キーワードとの結合線を強調表示し、ステップS26に戻る。
順次キーワードツリー要素を参照し、そのキーワードツリー要素と親キーワードとがいずれも強調表示されている場合は、そのキーワード間の結合線を強調表示していく。全てのキーワードツリー要素について処理が完了すると、処理を終了する。実施例では、ステップS26からステップS30の処理によって、ファイルから取り出されたキーワードに関しては、あるキーワードとその親キーワードが共に、他のツリーに一致する文字列が含まれる場合に、キーワード間の結合線が強調表示される。検索によりヒットしたキーワードに関しては、そのヒットしたキーワードおよびそのキーワードに関連付けられた上位キーワードとの間の結合線が強調表示される。図13の処理を実行した結果、例えば図9に示されるように、強調表示した画面が、検索結果としてモニタに表示される。
なお、図13のフローチャートにおいては、ステップS21からステップS25の処理において複数のキーワードツリー間で重複するキーワードを検索する際に、ユーザ等により指定されたキーワード、およびそれよりも上位のキーワードについて、一致するキーワードが他のキーワードツリーにおいて存在するか否かを検索し、指定したキーワードとその上位のキーワードのうち、複数のキーワードツリー間で重複するキーワード、および検索の結果ヒットしたキーワードとその上位のキーワードを強調表示させているが、これに限られるものではない。例えば、ユーザ等により指定されたキーワードについてのみ、他のキーワードツリーに一致するものがないかを検索してもよい。あるいは、指定されたキーワードについてのみ他のキーワードツリーに一致するものがないかを検索し、検索の結果ヒットしたキーワードについて、その上位にあるキーワードを、ポインタを参照して順次強調表示することとしてもよい。例えば、予め、キーワード管理装置1において複数の検索方法・表示方法を用意しておき、ユーザが方法を指定することができるようにするのが望ましい。
図14および図15に、各検索方法に対応する他の表示結果の例を示す。
図14は、指定されたキーワードおよびその上位のキーワードについて、強調表示した上で他のキーワードツリーにおいて重複するキーワードを検索し、検索の結果ヒットしたキーワードとその上位のキーワードを強調表示している。図14の例では、ユーザが、キーワードツリーTR2の「三年生」を検索キーK2として指定した場合の検索結果表示画面を示す。キーワード管理装置1は、検索キーK2と、その上位のキーワードである、「Aサッカークラブ」、「趣味仲間」および「知人」について、他のキーワードツリー、この場合はキーワードツリーTR1に重複するキーワードを検索する。検索の結果、「三年生」のみヒットするが、この検索結果R2およびその上位のキーワードである、「運動会」、「小学校」、「学校行事」および「家族」を強調表示する。
図15は、指定されたキーワードおよびその上位のキーワードについて、強調表示した上で他のキーワードツリーにおいて重複するキーワードを検索する。検索の結果、ヒットしたキーワードのみを強調表示している。図15の例では、ユーザが、キーワードツリーTR2の「三年生」を検索キーK3として指定した場合の検索結果表示画面を示す。キーワード管理装置1は、検索キーK3と、検索キーK3に関連付けられた上位キーワードとについて、重複するキーワードをツリーTR1において検索する点については、図14を用いて述べた検索方法と同様である。検索結果の強調表示としては、検索により得られたキーワードR3のみを強調表示する。
以上説明したように、本実施形態に係るキーワード管理装置1によれば、画像ファイル等の、属性情報として設定されるキーワードは、予めキーワードツリーにて系統的に設定されてから、各ファイルに対して設定される。キーワードツリーは複数備えることができ、他のキーワードツリーにおいて重複するキーワードが設定される場合もあり得る。かかる場合であっても、複数のキーワードツリー間において重複するキーワードを、ユーザの所望の方法で検索および検索結果の表示が可能である。表示された検索結果を用いて、ユーザは、キーワードの設定時に、これから入力しようとするキーワードがツリー上の適切な位置に適切な語として設定されようとしているのか、あるいはファイルに対するキーワードの設定時に、ファイルに設定しようとするキーワードが適切に選択されているのかを、確認しながら作業することができる。これにより、ファイルに設定するキーワードの管理が容易になる。
本実施形態に係るキーワード管理装置1は、例えば、図16に示すような情報処理装置(コンピュータ)を用いて構成することができる。図16の情報処理装置は、CPU(中央処理装置)101、メモリ102、入力装置103、出力装置104、外部記憶装置105、媒体駆動装置106、ネットワーク接続装置107を備え、それらはバス108により互いに接続されている。
メモリ102は、例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)等を含み、処理に用いられるプログラムおよびキーワード、画像ファイル等のデータを格納する。CPU101は、メモリ102を利用してプログラムを実行することにより、必要な処理を行う。
図1のキーワード管理装置1のうち、キーワードデータベース16およびファイルデータベース17は、メモリ102に対応する。また、ツリー作成部11、指定部12、検索部13、表示部14およびキーワード設定部15は、メモリ102に格納されたプログラムを実行することにより実現される機能に対応する。
入力装置103は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル等であり、ユーザからの指示や情報の入力に用いられる。出力装置104は、例えば、ディスプレイ、プリンタ、スピーカ等であり、ユーザの設定したキーワードツリーの入力内容、ファイルとキーワードとの関連、重複するキーワードの検索結果等の出力に用いられる。
外部記憶装置105は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置等である。情報処理装置は、この外部記憶装置105に、上記プログラムおよびデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ102にロードして使用する。
媒体駆動装置106は、可搬記録媒体109を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体109は、メモリカード、フレキシブルディスク、CD−ROM(compact disk read only memory)、光ディスク、光磁気ディスク等の任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。ユーザは、この可搬記録媒体109に上記プログラムおよびデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ102にロードして使用する。
図17は、図16の情報処理装置にプログラムおよびデータを供給することのできるコンピュータ読み取り可能な記録媒体を示している。可搬記録媒体109やサーバ111のデータベース113に格納されたプログラムおよびデータは、情報処理装置112のメモリ102にロードされる。サーバ111は、そのプログラムおよびデータを搬送する搬送信号を生成し、ネットワーク上の任意の伝送媒体を介して情報処理装置112に送信する。CPU101は、そのデータを用いてそのプログラムを実行し、必要な処理を行う。
本発明に係るキーワード管理装置のブロック図である。 本実施形態に係るキーワード管理装置によって作成されるキーワードツリーの例である。 キーワードデータの格納形式を説明する図である。 キーワードツリー編集プログラムを起動した画面の一例である。 検索用のキーワードをファイルに設定する画面の例である。 ファイルの格納領域に検索用キーワードが設定された状態を説明するための図である。 本実施形態に係るキーワード管理装置によって2個のキーワードツリーが作成される例である。 キーワードツリーを2個備える場合の、キーワードツリー編集プログラム実行時における画面の例である。 2個のキーワードツリーを備える場合における、検索用のキーワードをファイルに設定する画面の例である。 本実施形態に係るキーワード管理装置の処理フローの概要を説明する図である。 上位のキーワードのポインタを設定する処理についてのフローチャートである。 指定されたキーワードよりも上位のキーワードを順に参照し、ファイルに設定する処理のフローチャートである。 複数のキーワードツリー間で一致するキーワードを強調表示する処理のフローチャートである。 他の検索方法に対応する検索結果を表示した画面の例(その1)である。 他の検索方法に対応する検索結果を表示した画面の例(その2)である。 本実施形態に係るキーワード管理装置の、情報処理装置の構成図である。 情報処理装置にプログラムおよびデータを供給することのできるコンピュータ読み取り可能な記録媒体を説明する図である。

Claims (13)

  1. ファイル検索用の複数のキーワード間の関係を管理するキーワード管理装置であって、
    複数のキーワードおよびそれら複数のキーワードの階層関係を定義する階層関係情報を格納する格納手段と、
    前記階層関係情報を利用して複数のキーワードツリーを作成する作成手段と、
    前記格納手段を参照し、第1のキーワードツリーに属する第1のキーワードを指定する指定手段と、
    前記格納手段を参照し、前記第1のキーワードに対応し、かつ第2のキーワードツリーに属する第2のキーワード、および前記階層関係情報に基づいて得られる該第2のキーワードの上位側キーワードを検索する検索手段と、
    前記検索手段の検索結果を表示する表示手段と
    を備えたことを特徴とするキーワード管理装置。
  2. 前記表示手段は、前記第1のキーワードが強調された第1のキーワードツリー、および前記検索手段により検索されたキーワードが強調された第2のキーワードツリーを表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載のキーワード管理装置。
  3. 前記表示手段により表示されている前記第1および第2のキーワードツリーの中から、あるファイルに対して設定すべきキーワードが選択されたとき、その選択されたキーワード、および前記階層関係情報に基づいて得られる前記キーワードの上位側キーワードを前記ファイルに設定する設定手段、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載のキーワード管理装置。
  4. 前記ファイルは、画像ファイルから構成される
    ことを特徴とする請求項3に記載のキーワード管理装置。
  5. 前記階層関係情報は、各キーワードに対応付けた、直近の上位にあるキーワードの格納先情報から構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載のキーワード管理装置。
  6. 前記格納先情報は、前記直近の上位にあるキーワードが格納されている物理アドレスから構成される
    ことを特徴とする請求項5に記載のキーワード管理装置。
  7. ファイル検索用の複数のキーワード間の関係を管理するキーワード管理装置であって、
    複数のキーワードおよびそれら複数のキーワードの階層関係を定義する階層関係情報を格納する格納手段と、
    前記階層関係情報を利用して複数のキーワードツリーを作成する作成手段と、
    前記格納手段を参照し、第1のキーワードツリーに属する第1のキーワードを指定する指定手段と、
    前記格納手段を参照し、前記第1のキーワードまたは該第1のキーワードの上位側キーワードに対応するキーワードを第2のキーワードツリーの中から検索する検索手段と、
    前記検索手段の検索結果を表示する表示手段と
    を備えたことを特徴とするキーワード管理装置。
  8. 前記表示手段は、検索の結果得られたキーワード、および前記階層関係情報に基づいて順次得られる該キーワードの上位側キーワードを、検索結果として表示する
    ことを特徴とする請求項7に記載のキーワード管理装置。
  9. 前記表示手段は、前記指定手段により指定されたキーワードおよびその上位側キーワードが強調された第1のキーワードツリー、および前記検索手段により検索されたキーワードが強調された第2のキーワードツリーを表示する
    ことを特徴とする請求項8に記載のキーワード管理装置。
  10. ファイル検索用の複数のキーワード間の関係を管理するためのキーワード管理プログラムであって、
    複数のキーワードおよびそれら複数のキーワードの階層関係を定義する階層関係情報を格納し、
    前記階層関係情報を利用して複数のキーワードツリーを作成し、
    第1のキーワードツリーに属する第1のキーワードを指定し、
    前記第1のキーワードに対応し、かつ第2のキーワードツリーに属する第2のキーワード、および前記階層関係情報に基づいて得られる該第2のキーワードの上位側キーワードを検索し、
    検索結果を表示する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とするキーワード管理プログラム。
  11. ファイル検索用の複数のキーワード間の関係を管理するためのキーワード管理プログラムであって、
    複数のキーワードおよびそれら複数のキーワードの階層関係を定義する階層関係情報を格納し、
    前記階層関係情報を利用して複数のキーワードツリーを作成し、
    第1のキーワードツリーに属する第1のキーワードを指定し、
    前記第1のキーワードまたは該第1のキーワードの上位側キーワードに対応するキーワードを第2のキーワードツリーの中から検索し、
    検索結果を表示する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とするキーワード管理プログラム。
  12. ファイル検索用の複数のキーワード間の関係を管理するためのキーワード管理方法であって、
    複数のキーワードおよびそれら複数のキーワードの階層関係を定義する階層関係情報を格納し、
    前記階層関係情報を利用して複数のキーワードツリーを作成し、
    第1のキーワードツリーに属する第1のキーワードを指定し、
    前記第1のキーワードに対応し、かつ第2のキーワードツリーに属する第2のキーワード、および前記階層関係情報に基づいて得られる該第2のキーワードの上位側キーワードを検索し、
    検索結果を表示する
    ことを特徴とするキーワード管理方法。
  13. ファイル検索用の複数のキーワード間の関係を管理するためのキーワード管理方法であって、
    複数のキーワードおよびそれら複数のキーワードの階層関係を定義する階層関係情報を格納し、
    前記階層関係情報を利用して複数のキーワードツリーを作成し、
    第1のキーワードツリーに属する第1のキーワードを指定し、
    前記第1のキーワードまたは該第1のキーワードの上位側キーワードに対応するキーワードを第2のキーワードツリーの中から検索し、
    検索結果を表示する
    ことを特徴とするキーワード管理方法。
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