JP3746635B2 - 電子カタログ利用装置および電子カタログシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子カタログ利用装置および電子カタログシステムに関する。特に、電子商取引において、電子カタログの製品分類情報の冗長性を排除して、製品分類情報をわかりやすく表示するとともに、効率よく検索することで、電子カタログの可用性を向上させるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネット上で、製品データを電子的に提供する電子カタログシステムを実装するための国際規格として、ISO13584(Parts Library)がある。以下、ISO13584に準拠した電子カタログの構成を説明する。電子カタログは、製品データの分類構造を示す辞書と、コンテンツとから構成される。これらの統一されたデータ構造を与えることで、製品提供者が提供する製品データの共有・再利用が図られる。ユーザーは、この電子カタログをインターネット上で検索し、所望する製品データにアクセスする。この製品データは、一般に、各製品の製品名・型番・価格・仕様・メーカー名などのコードデータと、製品の画像データとにより構成される。
【0003】
このISO13584が定義する辞書においては、製品分類を示す「製品クラス」は、木構造で階層的に表現される。各「製品クラス」はそれぞれ「属性項目」を保有する。ある「製品クラス」の「属性項目」は、この「製品クラス」のサブクラスである下位の「製品クラス」に継承される。ここで、各「製品クラス」は、それぞれ1つのスーパークラスの属性のみを継承する単一継承(シングル・インヘリタンス)の構造を有する。
【0004】
また、「製品クラス」および「属性項目」は一意に特定できるよう、それぞれ「BSUコード」とよばれるユニークなIDが付与されている。一方、コンテンツの部分は、この辞書に定義された属性項目にそれぞれの製品固有の属性値を埋め込んだテーブルとして表現される。
【0005】
ISO13584が電子カタログのフレームワークを提供する一方で、製品分野に応じた実際の辞書の用語についての国際標準化も進められている。例えば、IEC61360は、電気・電子分野での辞書の上位階層部分、つまり「製品クラス」と「属性項目」についての一般的な部分の規格を定める。各社の製品カタログ作成者は、この体系を用いて、IEC61360からの下位展開として独自の詳細な「製品クラス」と「属性項目」を決めて、各自のコンテンツを作成することができる。一方、電子カタログの利用者は、このように作成されたコンテンツに対して、「製品クラス」の分類階層を辿り、属性値を参照して自分に必要な製品を絞り込んでいき、所望の製品を検索することが可能となる。近年、上記の流れを受けて、ISO13584に準拠したシステムがいくつか開発されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電子カタログシステムには、以下の問題点があった。
【0007】
ISO13584においては、「製品クラス」として、IDである「BSUコード」およびクラス名称である「preferred name」が記述されている。このため、本標準に準拠したシステムでは、木構造で表現された「製品クラス」の分類階層の各ノードの部分に「preferred name」単独、または「peferred name」に「BSUコード」を添えて表示することで、分類体系を表示しているものが一般的である。
【0008】
しかしながら、辞書の分類体系上、木構造の下位方向に進むにしたがい、「製品クラス」の内容が特殊化していく。このため、特徴を出すために「製品クラス」の名称が必然的に長くなっていく。従って、「prefferred name」をそのままノードとした木構造の表示は非常に冗長であって見にくくなると同時に、表示の際に空間的に無駄な部分が多くなるという第1の問題点があった。
【0009】
さらに、電子カタログ中の製品データが多数となって木構造が大規模になると、電子カタログの利用者の階層を辿る手間が増大し、検索に非常に時間を要する。このため、電子カタログを実際に利用するためには、キーワードによる検索機能が必要になる。しかしながら、検索のための用語を整備するのには膨大な作業を要し、また効率のよい検索を行うのが困難であるという第2の問題点があった。
【0010】
以上説明したように、本発明は、電子カタログの木構造による製品分類体系が冗長であるために、各製品分類の把握が困難であり、また所望する製品データの検索が困難であったという問題点を解決するためになされたものである。
【0011】
そして、その目的とするところは、電子カタログの体系の表示・検索における冗長性を排除して、木構造の製品分類情報をわかりやすく把握させることのできる電子カタログ利用装置および電子カタログシステムを提供することにある。
【0012】
また、他の目的は、木構造の製品分類情報のを効率よく検索することを可能とする点にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための本発明の特徴は、電子カタログが提供する製品分類名を、その本来の意味を失わずに短縮した短縮化製品クラス名を得る点にある。また、この短縮化製品クラス名からさらに電子カタログの検索のための検索キーワードを自動的に生成する点にある。
【0014】
かかる機能を達成するための、本発明の第1の特徴は、製品データを電子化したカタログデータと、前記カタログデータの製品分類を木構造で示す辞書データとからなる電子カタログを用いて処理を行う電子カタログ利用装置であって、辞書データ中の製品クラス名を所定のルールに基づき短縮化した短縮化製品クラス名を生成するクラス名短縮処理部と、各製品クラスごとに、前記短縮化製品クラス名を含む第1の辞書データを作成する第1の辞書データ作成部とを具備することを特徴とする電子カタログ利用装置を提供する点にある。尚、ここで製品クラス名とは、ISO13584の体系上、「preferred name」で記述されている用語をいう。
【0015】
また、本発明の第2の特徴は、前記クラス名短縮処理部は、与えられた製品クラス名と、上位クラスの製品クラス名との文字列の比較を行い、前記文字列の比較の結果に基づき、前記与えられた製品クラス名と、前記上位クラスの製品クラス名との差分を抽出することにより、前記短縮化製品クラス名を得る点にある。
【0016】
上記構成によれば、電子カタログの木構造の製品分類体系を、各製品クラスの本来の意味を失うことなく効率よく短縮されたユーザー用の辞書情報を得ることができる。
【0017】
また、本発明の第3の特徴は、上記電子カタログ利用装置は、さらに、前記第1の辞書データから、木構造の表示データを生成する表示データ制御部を具備する点にある。
【0018】
上記構成によれば、短縮された辞書情報を、製品分類体系に則して表示することにより、製品分類情報をユーザーに容易に把握させることができる。
【0019】
また、本発明の第4の特徴は、前記表示データ制御部は、任意の短縮化製品クラス名の指示に応じて、前記短縮化製品クラス名に対応する原製品クラス名を表示制御する点にある。
【0020】
上記構成によれば、短縮化された製品クラス名に対応する電子カタログ上の正式の製品クラス名を容易に把握させることができる。
【0021】
また、本発明の第5の特徴は、上記電子カタログ利用装置は、さらに、前記第1の辞書データに基づいて、検索用のキーワードを抽出するキーワード抽出部と、前記キーワードに対応する製品クラス名の中から、木構造上上位の前記製品クラス名を抽出するクラス名称抽出部と、前記キーワードのそれぞれについて、前記抽出された前記製品クラス名を含む第2の辞書データを作成する第2の辞書データ作成部とを具備する点にある。
【0022】
上記構成によれば、短縮化された製品クラス名に基づいて検索情報を生成するため、さらに効率よく容易に製品分類情報を検索することができる。
【0023】
また、本発明の第6の特徴は、製品データを電子化したカタログデータと、前記カタログデータの製品分類を木構造で示す辞書データとからなる電子カタログを用いて処理を行う電子カタログ利用装置であって、辞書データに基づいて、検索用のキーワードを抽出するキーワード抽出部と、前記キーワードに対応する製品クラス名の中から、木構造上上位の前記製品クラス名を抽出するクラス名称抽出部と、前記キーワードのそれぞれについて、前記抽出された前記製品クラス名を含む第2の辞書データを作成する第2の辞書データ作成部とを具備することを特徴とする電子カタログ利用装置を提供する点にある。
【0024】
上記構成によれば、電子カタログの木構造の製品分類情報の検索のためのユーザーの用語辞書を生成・保存することができる。
【0025】
また、本発明の第7の特徴は、上記電子カタログ利用装置は、さらに、指示された前記キーワードに対応する前記抽出された前記製品クラス名を、木構造上で識別可能に表示する検索結果データを表示制御する検索結果データ制御部を具備する点にある。
【0026】
上記構成によれば、電子カタログの木構造の製品分類情報を検索するために有効な分類上ポイントとなる製品クラスを把握させることができる。
【0027】
また、本発明の第8の特徴は、サーバと、該サーバとネットワークを介して接続されるクライアントとにより構成され、製品データを電子化したカタログデータと、前記カタログデータの製品分類を木構造で示す辞書データとからなる電子カタログを、前記サーバ上に配置する電子カタログシステムであって、前記クライアントは、辞書データ中の製品クラス名を所定のルールに基づき短縮化した短縮化製品クラス名を生成するクラス名短縮処理部と、各製品クラスごとに、前記短縮化製品クラス名を含む第1の辞書データを作成する第1の辞書データ作成部と、前記第1の辞書データに基づいて、検索用のキーワードを抽出するキーワード抽出部と、前記キーワードに対応する製品クラス名の中から、木構造上上位の前記製品クラス名を抽出するクラス名称抽出部と、前記キーワードのそれぞれについて、前記抽出された前記製品クラス名を含む第2の辞書データを作成する第2の辞書データ作成部とを具備することを特徴とする電子カタログシステムを提供する点にある。
【0028】
上記構成によれば、通信コストを低減しつつ迅速に、電子カタログの木構造の製品分類情報を表示・検索することができる。
【0029】
また、本発明の第9の特徴は、サーバと、該サーバとネットワークを介して接続されるクライアントとにより構成され、製品データを電子化したカタログデータと、前記カタログデータの製品分類を木構造で示す辞書データとからなる電子カタログを、前記サーバ上に配置する電子カタログシステムであって、前記サーバは、辞書データ中の製品クラス名を所定のルールに基づき短縮化した短縮化製品クラス名を生成するクラス名短縮処理部と、各製品クラスごとに、前記短縮化製品クラス名を含む第1の辞書データを作成する第1の辞書データ作成部を具備し、前記クライアントは、前記第1の辞書データに基づいて、検索用のキーワードを抽出するキーワード抽出部と、前記キーワードに対応する製品クラス名の中から、木構造上上位の前記製品クラス名を抽出するクラス名称抽出部と、前記キーワードのそれぞれについて、前記抽出された前記製品クラス名を含む第2の辞書データを作成する第2の辞書データ作成部とを具備することを特徴とする電子カタログシステムを提供する点にある。
【0030】
上記構成によれば、クライアント側の負荷をサーバー側に分散しつつ、製品分類情報を表示・検索することができる。
【0031】
また、本発明の第10の特徴は、サーバと、該サーバとネットワークを介して接続されるクライアントとにより構成され、製品データを電子化したカタログデータと、前記カタログデータの製品分類を木構造で示す辞書データとからなる電子カタログを、前記サーバ上に配置する電子カタログシステムであって、前記サーバは、辞書データ中の製品クラス名を所定のルールに基づき短縮化した短縮化製品クラス名を生成するクラス名短縮処理部と、各製品クラスごとに、前記短縮化製品クラス名を含む第1の辞書データを作成する第1の辞書データ作成部と、前記第1の辞書データに基づいて、検索用のキーワードを抽出するキーワード抽出部と、前記キーワードに対応する製品クラス名の中から、木構造上上位の前記製品クラス名を抽出するクラス名称抽出部と、前記キーワードのそれぞれについて、前記抽出された前記製品クラス名を含む第2の辞書データを作成する第2の辞書データ作成部とを具備し、前記クライアントは、前記第1の辞書データまたは前記第2の辞書データに基づいて、木構造の表示データを生成する表示データ制御部を具備することを特徴とする電子カタログシステムを提供する点にある。
【0032】
上記構成によれば、クライアント側の負荷を最小限に抑えつつ、製品分類情報を表示・検索することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0034】
本実施形態は、第1に、ISO13584標準の電子カタログの木構造を直観的にわかりやすく表示するための表示用辞書を生成する機能を提供する。第2に、この表示用の辞書に基づき、電子カタログの木構造の辞書情報を効率よく検索するための検索用辞書を生成する機能を提供する。
【0035】
図1は、本実施形態に係る電子カタログ利用装置および電子カタログシステムの機能構成を示すブロック図である。
【0036】
図1に示すように、第1の実施形態に係る電子カタログシステムは、電子カタログサーバ8と、電子カタログ利用装置10とから構成される。
【0037】
電子カタログサーバ8は、辞書情報1と、カタログデータ2とを具備する。一方、電子カタログ利用装置10は、表示用クラス辞書生成処理部3と、表示用製品クラス辞書4と、検索用用語辞書生成処理部5と、検索用用語辞書6と、カタログブラウザ7とを具備する。
【0038】
電子カタログサーバ8は、電子化された製品情報を各ユーザーに提供する。電子カタログサーバ8は、ISO13584に準拠して、辞書情報1と、カタログデータ2とを備える。辞書情報1は、電子カタログの階層的な分類情報を示す「製品クラス名」と、各製品クラスごとの属性を示す「属性項目名」と、所定の属性値のカタログコンテンツ(カタログデータ)を選択するための条件などを記述する選択子を持つ場合には当該「選択子名」と、クラスあるいは属性項目名の「同義語」・「短縮名称」等の情報とを記述する。一方、カタログデータ2は、実際の製品の情報を辞書情報1からポイントされるコンテンツとして表現する。カタログデータ2は、例えば各メーカごと、あるいは各製品カテゴリーごとに構成された複数のデータベースを構成する。尚、カタログデータ2は、辞書情報1に対してローカルまたはリモートのいずれに配置されてもよい。
【0039】
図2に、電子カタログサーバ8の辞書情報1およびカタログデータ2のデータ構造の例を示す。図2において、A0,B0,B1,C0,C1,C2の木構造の部分は、カタログの分類階層を含む情報を表現する。この木構造の部分は、カタログの分類体系として辞書情報1に格納されている。ここでは、カタログの分類体系として、クラスA0は、サブクラスB0およびB1を持つ。クラスB0は、サブクラスC0およびC1を持ち、クラスB1は、サブクラスC2およびC3を持つ。それぞれの製品クラスは属性項目V0〜V6を持ち、この属性項目はサブクラスに承継される。一方、図2中のカタログコンテンツ21、22、23、24は、実際の製品のカタログ情報を記述する。例えば、コンテンツ21は、C0という種類の製品データであり、属性項目V0の属性値がx1、x2、属性項目V1の属性値がy1、y2、属性項目V2の属性値がz1、z2をそれぞれ持つ、4機種分のカタログデータを示す。コンテンツ21〜24は、カタログデータ2に格納されている。
【0040】
一方、電子カタログ利用装置10は、各ユーザーのシステム(クライアントシステム)に配置される。
【0041】
表示用製品クラス辞書生成処理部3は、辞書情報1から製品クラスに関する情報を抽出し、表示用製品クラス辞書4を生成する。表示用製品クラス辞書4は、表示用製品クラス辞書生成処理部3により生成され、表示用の製品クラス情報を格納する。検索用用語辞書生成処理部5は、表示用製品クラス辞書4から検索用用語辞書6を生成する。検索用用語辞書6は、検索用用語辞書生成処理部5により生成され、検索用用語辞書データを格納する。カタログブラウザ7は、表示用製品クラス辞書4・検索用用語辞書6のデータを利用して電子カタログサーバ8にアクセスし、種々の製品情報を表示・検索する。尚、カタログブラウザ7は、ユーザーの入力装置(図示せず)などからの入力に従って、表示用製品クラス辞書4あるいは検索用用語辞書5の生成処理を起動することができる。このカタログブラウザ7は、例えばWWWブラウザ等の一般に知られるツールにより実現することができる。尚、表示用製品クラス辞書生成処理部3は、請求項におけるクラス名短縮処理部および第1の辞書データ作成部に対応する。また、検索用用語辞書生成処理部5は、請求項におけるキーワード抽出部、クラス名称抽出部および第2の辞書データ作成部に対応する。
【0042】
次に、本実施形態に係る電子カタログ利用装置10および電子カタログシステムのハードウエア構成を説明する。本実施形態に係る電子カタログ利用装置10および電子カタログサーバ8は、それぞれ、いわゆる汎用機、ワークステーション、PC、ネットワーク端末等の各種コンピュータ単体あるいは各コンピュータを相互接続したシステムに実装される。各コンピュータのハードウエアは、各種処理を実行するCPUと、プログラムメモリ・データメモリ等のメモリと、ハードディスクと、FD・CD等の外部記憶装置と、これら外部記憶装置を駆動するディスクドライブ装置と、キーボード・マウス等の入力装置と、ディスプレー・プリンタ等の出力装置とを備える。
【0043】
尚、本実施形態に係る電子カタログシステムの各種処理は、これらの処理手順を記述するプログラムにより構成されてよい。これらのプログラムは、各種記録媒体に保存することができる。かかる記録媒体を、上記ハードウエアを具備するコンピュータにより読み出し、記録媒体に格納されるプログラムを実行することにより、本実施形態に係る電子カタログ利用装置および電子カタログシステムの提供する機能が実施される。ここで、記録媒体とは、半導体メモリ・磁気ディスク(フロッピーディスク・ハードディスク等)・光ディスク(CD−ROM・DVD等)、プログラムを記録することができる装置全般を含む。また、これらのプログラムは、ネットワークを介して所定のインターフェース装置からコンピュータに格納・ロードされてもよい。
【0044】
本実施形態は上記のように構成されており、以下その処理の流れを順に説明する。
【0045】
(1)表示用製品クラス辞書生成処理
表示用製品クラス辞書生成処理部3が行う表示用製品クラス辞書4の生成処理の処理手順を、図3および図4のフローチャートを用いて以下に説明する。
【0046】
図3は、辞書情報1から読み込んだデータに基づいて、表示用製品クラス辞書を生成する処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。
【0047】
まず、電子カタログサーバ8から辞書情報1が、電子カタログ利用装置10にダウンロードされる(S10)。まず、この辞書情報1に含まれる製品クラスを1つ取り出して、Aとする(S30)。このAに対応する表示用製品クラスのインスタンスA’を生成し、インスタンスIDを発行する(S40)。インスタンスA’について、以下の5つの属性項目を以下のように生成して、表示用製品クラス辞書4の各エントリーとする(S50)。
【0048】
a.super_class:Aの直接のスーパークラスのインスタンスIDを代入して得る。
【0049】
b.sub_classes:Aの直接のサブクラスすべてのインスタンスIDを代入して得る。
【0050】
c.BSU_code:AのBSU_codeを代入して得る。
【0051】
d.preferred_name:Aのpreferred_nameを代入して得る。
【0052】
e.apparent_name:Aのpreferred_nameを代入して得る。
【0053】
尚、apparent_nameは、preferred_nameを表示用に分かりやすく短縮化した短縮化クラス名を示し、以下に説明するS100の処理により最終的な値が得られる。
【0054】
上記のS30〜S50までの以下の処理を、辞書情報1に含まれる各製品クラスのカタログデータすべてについて処理するまで繰り返す(S20、S60)。
【0055】
次に、上記で生成された表示用製品クラス辞書中で、super_classを持たないエントリーを検索する。このエントリーが、ルートクラスであり、Xとおく(S70)。このルートクラスXを引数として、以下の用語短縮処理が再帰的に実行される(S100)。
【0056】
図4は、この用語短縮処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。
【0057】
まず、ルートクラスXのすべてのサブクラスを含むリストYを生成する(S101)。このリストYについての処理がすべてなされて空となった場合は処理を終了する(S102Y)。一方、リストYが空でない場合は(S102N)、ルートクラスXのapparent_nameの値を取り出して、X−nameに代入する(S103)。リストYの先頭の要素をAに代入して、Aのapparent_nameの値をA−nameに設定する(S104)。次に、A−nameとX−nameとを文字列比較し、A−nameとX−nameとの一致する文字列を切り出し、残りの部分を結合して文字列を生成する(S106)。この生成された文字列を、Aのapparent_nameに代入する(S107)。次に、AにリストYの次の要素を代入して、Aのapparent_nameの値をA−nameに設定する(S108)。上記のS106〜S108の処理を、Aが空になるまで繰り返し行う(S105、S109)。これらの処理により、スーパークラスXのapparent_nameと、すべてのサブクラスのapparent_nameとの重複部分が切り出される。
【0058】
次に、Xの直接のサブクラスを含むリストZを生成する(S110)。このリストZの先頭の要素をBに代入する(S111)。このBは、ルートクラスXから、木構造に従って1段サブクラスにポインタを進めたサブクラスである。このBを引数として、S100の用語短縮処理を再帰的に呼び出す(S113)。再帰的処理から制御が戻ると、BにリストZの次の要素を代入する(S114)。上記のS113およびS114の処理を、Bが空になるまで繰り返し行う(S112、S115)。この用語短縮処理の再帰的呼び出しにより、ルートクラスXから1段ずつ木構造を辿ってサブクラスの要素が処理される。従って、木構造上のすべてのサブクラスは、自己の全てのスーパークラスとの文字列の重複が切り出される。このため、当該クラスの特徴を示しつつ短縮化された短縮化クラス名称であるapparent_nameを得ることができる。
【0059】
最後に、図3に戻り、表示用製品クラスの全てのインスタンスにより、表示用製品クラス辞書4を出力する(S120)。
【0060】
図7に、図3および図4の処理により生成された表示用製品クラス辞書4のデータ構造を示す。
【0061】
図9は、図11に示す製品クラスの分類体系から生成された表示用製品クラス辞書データの内容の一例を示す。図12は、図9の表示用製品クラス辞書データを木構造で表示した一例を示す。図12に示すように、表示用製品クラス辞書データのapparent_nameの各属性値が、図12の木構造上に表示されている。
【0062】
このように、表示用製品クラス辞書によれば、分類階層の上位で使用されている用語を、その下位分類において省略することができる。従って、分類を決定付ける重要な概念を欠落させることなく、全体的に当該クラスの意味を保持したまま、表示用の文字列を効果的に短縮できる。このため、各クラスの特性を直観的に把握させることができる。
【0063】
(2)検索用用語辞書生成処理
検索用用語辞書生成処理部5が行う検索用用語辞書6の生成処理の処理手順を、図5および図6のフローチャートを用いて以下に説明する。
【0064】
図5は、表示用製品クラス辞書4から読み込んだデータに基づいて、検索用用語辞書6を生成する処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。
【0065】
まず、2つの空集合name_list,tmp_listを生成する(S210)。次に、表示用製品クラス辞書4に含まれるインスタンスを1つ取り出してAとおく(S230)。このインスタンス中の、preferred_nameをapparent_nameと比較し(S240)、両者が等しい文字列であれば(S240Y)、tmp_listにapparent_nameを追加する(S250)。一方、両者が相違する場合は、さらにこのapparent_nameと同じ値を持つ検索用用語インスタンス(=B)が存在するか否かを判定する(S260)。このapparent_nameと同じ値を持つ検索用用語インスタンスが存在する場合は(S260Y)、この検索用用語インスタンスBに対して、Aの情報を、以下のように追加する(S270)。
【0066】
a.related_preferred_name:Aのpreferred_nameを追加して得る。
【0067】
b.related_BSU_code:AのBSU_codeを追加して得る。
【0068】
尚、このrelated_preferred_nameは、検索用キーワードであるnameに対して分類上最もポイントとなる製品クラス名を示す。また、related_BSU_codeは、related_preferred_nameのクラスに付与されたクラスIDであるBSU_codeを示す。
【0069】
一方、apparent_nameと同じ値を持つ検索用用語インスタンス(=B)が存在しない場合は(S260N)、Aに対応する検索用用語の新たなインスタンスA’を、以下のように生成する(S280)。
【0070】
a.name:Aのapparent_nameを代入して得る。
【0071】
b.related_preferred_name:Aのpreferred_nameを要素とするリストから得る。
【0072】
c.related_BSU_code:AのBSU_codeを要素とするリストから得る。
【0073】
尚、nameは、上述したように、検索用のキーワードを示す。
【0074】
さらに、name_listにAのapparent_nameを追加する(S290)。以上のS230〜S290までの処理を、カタログデータ2に含まれる各製品クラスについて、すべて終了するまで繰り返し行う(S220、S300)。以上の処理により、表示用製品クラス辞書4のapparent_nameを内容とする検索用キーワードのリストname_listが作成される。
【0075】
次に、このname_listを引数として、検索用キーワードの2次生成処理が実行される(S400)。
【0076】
図6は、検索用キーワードの2次生成処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0077】
まず、空集合new_listを生成し、comp_listにname_listを代入する(S401)。comp_listが空である場合は(S402Y)、処理を終了する。一方、comp_listが空でない場合は(S402N)、name_listに含まれる用語を1つ取り出してAとおく(S404)。また、comp_listに含まれる用語を1つ取り出してBとおく(S406)。次に、Aの文字列とBの文字列とが相違し、かつAの文字列がBに含まれているか否かが判定される(S407)。この条件を満たさない場合には(S407N)、ステップS414に進む。一方、Aの文字列とBの文字列とが相違し、かつAの文字列がBに含まれている場合は(S407Y)、AからBと一致する文字列を切り出し、残りの部分を結合して文字列Cを生成する(S408)。次に、Aに対応する検索用用語のインスタンスA’を求める(S409)。ここで、AとBとの差分から得られた文字列Cと同じ検索用用語インスタンス(=D)が存在するか否かが判定される(S410)。文字列Cと同じ検索用用語インスタンス(=D)が存在する場合は(S410Y)、Dに検索用用語インスタンスA’の情報を以下のように追加する(S411)。
【0078】
a.related_preferred_name:A’のpreferred_nameを追加して得る。
【0079】
b.related_BSU_code:A’のrelated_BSU_codeを追加して得る。
【0080】
一方、文字列Cと同じ検索用用語インスタンス(=D)が存在しない場合は(S410N)、文字列Cに対応する検索用用語の新たなインスタンスC’を、以下のように生成する(S412)。
【0081】
a.name:Cのapparent_nameを代入して得る。
【0082】
b.related_preferred_name:A’のpreferred_nameを要素とするlistを代入して得る。
【0083】
c.related_BSU_code:A’のBSU_codeを要素とするlistを代入して得る。
【0084】
次に、new_listに文字列Cを追加する(S413)。上記のS406〜S413の処理を、comp_listのすべての要素について処理するまで繰り返し行う(S405、S414)。さらに、S404〜S413の処理を、name_listのすべての要素について処理するまで繰り返し行う(S403、S415)。次に、name_listにnew_listの内容を追加する。同時に、comp_listにnew_listを代入する(S416)。図5に戻り、S250で保存したapparent_nameのリストを処理する。まず、temp_listから要素Aを一つ取り出す(S430)。次に、Aに対応する検索用用語のインスタンスA’を、以下の属性項目により生成する。
【0085】
a.name:Aのpreferred_nameを代入して得る。
【0086】
b.related_preferred_name:Aのpreferred_nameを要素とするlistから得る。
【0087】
c.related_BSU_code:AのBSU_codeを要素とするlistから得る。
【0088】
上記のS430、S440の処理を、カタログデータ2に含まれている各製品クラスについて、すべて処理するまで繰り返し行う(S420、S450)。
【0089】
最後に、上記の処理により得られた検索用用語データを検索用用語辞書6に出力する(S460)。
【0090】
図8は、検索用用語辞書生成処理部5が生成する検索用用語辞書6のデータ構造を示す。
【0091】
図10は、図9の表示用製品クラス辞書4を入力した場合に生成される検索用用語辞書6の内容を示す。属性項目nameが、検索用キーワードを示す。related_preferred_nameが、当該検索用キーワードに対応づけられた木構造の分類上上位に位置する製品クラス名を示す。
【0092】
検索用用語辞書生成処理部5は、表示用に新たに生成された表示用製品クラス辞書4を入力として、すなわち、文字列の差分で構成される当該クラスの特徴を表す短縮化クラス名に基づいて、検索用の用語の分解・生成を行う。このため、得られた検索用キーワードnameは、木構造上の検索を容易化する。同時に、分類上ポイントとなる製品クラスについてのみ、検索用キーワードとの関連づけを行うことができる。
【0093】
具体的には、例えば「電動機」という用語に関連する製品クラスを抽出する場合を想定する。この場合、単に製品クラス名を分かち書きにより分割して、「電動機」という文字列をヒットさせると、IEC61360に基づく用語体系上、「電動機」の下位のクラスのほとんどのクラスに関連づけが行われて、「電動機」という検索キーワードが検索用用語として実質上意味のない用語となってしまう。一方、本実施形態においては、検索用キーワード「電動機」は、「電動機」クラスのみに関連づけられる。このため、広い概念の用語で検索した場合に、この検索用語の適切な上層階層クラスのみにヒットさせる。従って、その後の更なる検索を効果的に支援できる。尚、カタログブラウザ7に、フリーなキーワードにより検索機能を持たせ、本実施形態と併用すれば、様々なレベルのユーザーに、それぞれ柔軟な検索機能を提供することができる。また、本実施形態では、表示用製品クラス辞書4を入力として検索用用語辞書6を生成したが、かならずしもこの表示用製品クラス辞書4から検索用用語辞書6を生成する必要はない。例えば、辞書情報1から直接検索用用語辞書6を導出することもできる。
【0094】
尚、本実施形態を英語による辞書情報1に適用する場合、preferred_nameは、各要素をハイフンで接続して構成される場合がある。この場合には、図3乃至図6のそれぞれの分かち書き処理において、ハイフンを除去する処理を適宜追加すればよい。このハイフン除去処理を追加することで、本実施形態を欧米語による用語体系に容易に適用することができる。
【0095】
(3)辞書表示処理
次に、(1)および(2)の処理結果の表示処理を説明する。
【0096】
図13は、カタログブラウザ7が、通常の表示モードで電子カタログの辞書情報1を表示する画面を示す。画面の左側には電子カタログの製品分類体系が木構造で表示されている。右側の画面には、この木構造上で選択された製品クラス例えば「高圧安全増防爆形三相かご形誘導電動機」に対応する詳細情報(BSU_code,属性名称、定義等)が表示されている。
【0097】
図14は、本実施形態に係るカタログブラウザ7が、表示用製品クラス辞書4を用いて、製品分類体系の木構造を表紙した画面を示す。左側の画面において、任意の表示用製品クラス名(短縮化クラス名)の近傍を指示すると、この短縮化クラス名に対応する実際の製品クラス名「高圧安全増防爆形三相かご形誘導電動機」が連動表示される。
【0098】
図15は、図14で短縮化クラス名「安全増」を選択した際に、この短縮化クラス名に対応する製品クラスの属性項目の詳細情報が右側の画面に表示された様子を示す。
【0099】
次に、図16は、カタログブラウザ7が検索用用語辞書6を用いて、検索用キーワードの一覧を表示した画面を示す。図16では、「三相」の検索用キーワードが選択されている。
【0100】
図17は、図16で検索用キーワード「三相」を選択した結果を示す。図17に示すように、左側の画面には、検索用キーワード「三相」に対応する上位階層の製品クラスが強調表示等の他のクラスと識別可能な表示により出力されている。図17では、検索された製品クラスのうち、「三相かご形」の短縮化製品クラス名が選択されており、右側の画面には、この「三相かご形」の属性項目の詳細情報が表示されている。
【0101】
次に、本実施形態におけるネットワーク構成を、図18乃至図20を参照して説明する。尚、このネットワーク構成は例示であり、実際に電子カタログが利用される業界の構造およびユーザーシステムの規模等に応じて、最適なネットワーク構成が選択されてよい。
【0102】
図18は、図1の構成をネットワーク上に実装した場合のシステム構成の一例を示す。表示用製品クラス辞書生成処理部3と、表示用製品クラス辞書4と、検索用用語辞書生成処理部5と、検索用用語辞書6とをすべてユーザーシステム(クライアント)に具備する構成である。この構成によれば、電子カタログサーバ8側の負荷が軽減され、通信コストが低減される。
【0103】
図19は、図1の構成をネットワーク上に実装した場合のシステム構成の他の一例を示す。表示用製品クラス辞書生成処理部3と、表示用製品クラス辞書4とを電子カタログサーバ8側に配置して知的な電子カタログサーバ8を構成し、ユーザーシステム側に、検索用用語辞書生成処理部5と、検索用用語辞書6とを具備する構成である。この構成によれば、上記の処理の負荷の分散が図られる。尚、検索用用語辞書生成処理部5と、検索用用語辞書6とを電子カタログサーバ8側に配置して知的な電子カタログサーバ8を構成し、ユーザーシステム側に、表示用製品クラス辞書生成処理部3と、表示用製品クラス辞書4とを具備する構成としてもよいことは言うまでもない。
【0104】
図20は、図1の構成をネットワーク上に実装した場合のシステム構成の他の一例を示す。表示用製品クラス辞書生成処理部3と、表示用製品クラス辞書4と、検索用用語辞書生成処理部5と、検索用用語辞書6とをすべて電子カタログサーバ8に具備する構成である。この構成によれば、ユーザーシステム側の負荷が軽減され、小規模なユーザーシステムでも本発明の機能を実現できる。
【0105】
本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
【0106】
すなわち、表示用製品クラス辞書生成部3は、分類階層の上位で使用されている用語を、その下位分類において省略した短縮化クラス名を有する表示用製品クラス辞書を生成する。従って、分類を決定付ける重要な概念を欠落させることなく、すなわち製品分類名称の本来の意味を失なわずに、表示用の文字列を効率的に短縮できる。このため、各クラスの製品特性を直観的に把握することができる。
【0107】
また、検索用用語辞書生成処理部5は、表示用に新たに生成された表示用製品クラス辞書4を入力として、すなわち、文字列の差分で構成される当該クラスの特徴を表す短縮化製品クラス名に基づいて、検索用の用語の分解・生成を行う。このため、得られた検索用キーワードは、木構造上の検索を容易化する。同時に、分類上ポイントとなる製品クラスについてのみ、検索用キーワードとの関連づけを行うことができる。従って、電子カタログの分類木構造の検索に有効な検索用キーワードを自動的に生成して、検索のヒット率および検索速度をともに向上させることができる。尚、本実施形態では、IEC61360に基づく用語体系を例として用いたが、本発明は他の用語体系にも適用できることは言うまでもない。
【0108】
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の本旨を逸脱することなく、種々変更・変形を成し得ることが可能であることは言うまでもない。また、これらの変更・変形はすべて本発明の範囲内に含まれるものである。
【0109】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、以下に記載されるような効果を奏する。すなわち、本発明は、電子カタログの木構造の製品分類情報を、各製品クラス名の固有の意味を維持しつつ短縮して表示する機能を提供する。また、電子カタログの木構造の製品分類情報から、所望するカタログデータを有効に得る階層的検索の機能を提供する。これにより、電子カタログの木構造の製品分類情報を容易に把握することが可能となる。同時に、膨大な電子カタログから所望する製品データを効率よく検索することが可能となる。
【0110】
このように、本発明を用いれば、電子商取引において、電子カタログの製品分類情報の容易な把握・効率的な検索が実現され、ひいては電子カタログの可用性の向上がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電子カタログ利用装置および電子カタログシステムの機能構成を示すブロック図である。
【図2】ISO 13584に準拠した電子カタログに記述されるデータ構造を説明する図である。
【図3】表示用製品クラス辞書生成処理部3が行う表示用製品クラス辞書生成処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図4】図3のフローチャートにおいて再帰的に呼び出される用語短縮処理の詳細なアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図5】検索用用語辞書生成処理部5が行う検索用用語辞書生成処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図6】図5のフローチャートにおいて再帰的に呼び出される検索用用語2次生成処理の詳細なアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図7】表示用製品クラス辞書4の表示用製品クラス辞書データのデータ構造を説明する図である。
【図8】検索用用語辞書6の検索用用語辞書データのデータ構造を説明する図である。
【図9】表示用製品クラス辞書4の内容の一例を説明する図である。
【図10】図9の表示用製品クラス辞書4を入力として生成される検索用用語辞書6の内容を説明する図である。
【図11】電子カタログの製品クラスの分類体系の一例を説明する図である。
【図12】図9の表示用製品クラス辞書4の内容を木構造で表示した一例を説明する図である。
【図13】通常状態でのカタログブラウザ7の表示画面の一例を説明する図である。
【図14】表示用製品クラス辞書4を用いて製品クラスの木構造を短縮表示した画面の一例を説明する図である。
【図15】図14の表示画面で任意の製品クラスを選択した場合に表示される製品クラスの詳細情報の表示画面を説明する図である。
【図16】検索用用語辞書6を用いて検索用用語を一覧表示した画面の一例を説明する図である。
【図17】図16で任意に選択された検索用用語を用いて行われた検索結果と、検索された製品クラス中から一つの製品クラスを選択して得られる製品クラスの詳細情報の表示画面を説明する図である。
【図18】本発明の実施形態に係る電子カタログシステムを、ネットワーク上に実装した場合のシステム構成の一例を説明する図である。
【図19】本発明の実施形態に係る電子カタログシステムを、ネットワーク上に実装した場合のシステム構成の他の一例を説明する図である。
【図20】本発明の実施形態に係る電子カタログシステムを、ネットワーク上に実装した場合のシステム構成の他の一例を説明する図である。
【符号の説明】
1 辞書情報
2、21、22、23、24 カタログデータ
3 表示用製品クラス辞書生成処理部
4 表示用製品クラス辞書
5 検索用用語辞書生成処理部
6 検索用用語辞書
7 カタログブラウザ
8 電子カタログサーバ
10 電子カタログ利用装置
Claims (9)
- 製品データを電子化したカタログデータと、前記カタログデータの製品分類を木構造で示す辞書データとからなる電子カタログを用いて処理を行う電子カタログ利用装置であって、
前記辞書データ中の、短縮処理を行なうべき製品クラス名と、前記木構造上で当該製品クラスの上位階層にある製品クラスの製品クラス名との文字列を比較し、双方の製品クラス名で一致する文字列を取り除いた残余の文字列を、短縮化製品クラス名として得るクラス名短縮処理部と、
各製品クラスごとに、前記短縮化製品クラス名を含む第1の辞書データを作成する第1の辞書データ作成部とを具備する
ことを特徴とする電子カタログ利用装置。 - 前記クラス名短縮処理部は、前記残余の文字列から、ハイフンを除去して、前記短縮化クラス名として得る
ことを特徴とする請求項1に記載の電子カタログ利用装置。 - 上記電子カタログ利用装置は、さらに、
前記第1の辞書データから、木構造の表示データを生成する表示データ制御部を具備する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子カタログ利用装置。 - 前記表示データ制御部は、任意の短縮化製品クラス名の指示に応じて、前記短縮化製品クラス名に対応する原製品クラス名を表示制御する
ことを特徴とする請求項3に記載の電子カタログ利用装置。 - 上記電子カタログ利用装置は、さらに、
前記第1の辞書データから前記短縮化製品クラス名又は前記製品クラス名を検索用キーワードとして抽出するキーワード抽出部と、
前記キーワードを名称に含む製品クラス名の中から、前記木構造上で当該製品クラスのサブクラスである製品クラス名を除くことにより、関連製品クラス名を抽出する関連製品クラス名抽出部と、
前記キーワードのそれぞれについて、前記関連製品クラス名を含む第2の辞書データを作成する第2の辞書データ作成部とを具備する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の電子カタログ利用装置。 - 上記電子カタログ利用装置は、さらに、
指示された前記キーワードに対応する前記抽出された前記製品クラス名を、木構造上で識別可能に表示する検索結果データを表示制御する検索結果データ制御部を具備する
ことを特徴とする請求項5に記載の電子カタログ利用装置。 - サーバと、該サーバとネットワークを介して接続されるクライアントとにより構成され、製品データを電子化したカタログデータと、前記カタログデータの製品分類を木構造で示す辞書データとからなる電子カタログを、前記サーバ上に配置する電子カタログシステムであって、
前記クライアントは、
前記辞書データ中の、短縮処理を行なうべき製品クラス名と、前記木構造上で当該製品クラスの上位階層にある製品クラスの製品クラス名との文字列を比較し、双方の製品クラス名で一致する文字列を取り除いた残余の文字列を、短縮化製品クラス名として得るクラス名短縮処理部と、
各製品クラスごとに、前記短縮化製品クラス名を含む第1の辞書データを作成する第1の辞書データ作成部と、
前記第1の辞書データから前記短縮化製品クラス名又は前記製品クラス名を検索用キーワードとして抽出するキーワード抽出部と、
前記キーワードを名称に含む製品クラス名の中から、前記木構造上で当該製品クラスのサブクラスである製品クラス名を除くことにより、関連製品クラス名を抽出する関連製品クラス名抽出部と、
前記キーワードのそれぞれについて、前記関連製品クラス名を含む第2の辞書データを作成する第2の辞書データ作成部とを具備する
ことを特徴とする電子カタログシステム。 - サーバと、該サーバとネットワークを介して接続されるクライアントとにより構成され、製品データを電子化したカタログデータと、前記カタログデータの製品分類を木構造で示す辞書データとからなる電子カタログを、前記サーバ上に配置する電子カタログシステムであって、
前記サーバは、
前記辞書データ中の、短縮処理を行なうべき製品クラス名と、前記木構造上で当該製品クラスの上位階層にある製品クラスの製品クラス名との文字列を比較し、双方の製品クラス名で一致する文字列を取り除いた残余の文字列を、短縮化製品クラス名として得るクラス名短縮処理部と、
各製品クラスごとに、前記短縮化製品クラス名を含む第1の辞書データを作成する第1の辞書データ作成部を具備し、
前記クライアントは、
前記第1の辞書データから前記短縮化製品クラス名又は前記製品クラス名を検索用キーワードとして抽出するキーワード抽出部と、
前記キーワードを名称に含む製品クラス名の中から、前記木構造上で当該製品クラスのサブクラスである製品クラス名を除くことにより、関連製品クラス名を抽出する関連製品クラス名抽出部と、
前記キーワードのそれぞれについて、前記関連製品クラス名を含む第2の辞書データを作成する第2の辞書データ作成部とを具備する
ことを特徴とする電子カタログシステム。 - サーバと、該サーバとネットワークを介して接続されるクライアントとにより構成され、製品データを電子化したカタログデータと、前記カタログデータの製品分類を木構造で示す辞書データとからなる電子カタログを、前記サーバ上に配置する電子カタログシステムであって、
前記サーバは、
前記辞書データ中の、短縮処理を行なうべき製品クラス名と、前記木構造上で当該製品クラスの上位階層にある製品クラスの製品クラス名との文字列を比較し、双方の製品クラス名で一致する文字列を取り除いた残余の文字列を、短縮化製品クラス名として得るクラス名短縮処理部と、
各製品クラスごとに、前記短縮化製品クラス名を含む第1の辞書データを作成する第1の辞書データ作成部と、
前記第1の辞書データから前記短縮化製品クラス名又は前記製品クラス名を検索用キーワードとして抽出するキーワード抽出部と、
前記キーワードを名称に含む製品クラス名の中から、前記木構造上で当該製品クラスのサブクラスである製品クラス名を除くことにより、関連製品クラス名を抽出する関連製品クラス名抽出部と、
前記キーワードのそれぞれについて、前記関連製品クラス名を含む第2の辞書データを作成する第2の辞書データ作成部とを具備し、
前記クライアントは、
前記第1の辞書データまたは前記第2の辞書データに基づいて、木構造の表示データを生成する表示データ制御部を具備する
ことを特徴とする電子カタログシステム。
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