JP2000311178A - 電子カタログ利用装置および電子カタログシステム - Google Patents

電子カタログ利用装置および電子カタログシステム

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JP2000311178A
JP2000311178A JP11122912A JP12291299A JP2000311178A JP 2000311178 A JP2000311178 A JP 2000311178A JP 11122912 A JP11122912 A JP 11122912A JP 12291299 A JP12291299 A JP 12291299A JP 2000311178 A JP2000311178 A JP 2000311178A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子カタログの木構造の製品分類情報を、容
易に把握させ、効率よく検索する電子カタログ利用装置
および電子カタログシステムを提供する。 【解決手段】 辞書データ中の製品クラス名を所定のル
ールに基づき短縮化した短縮化製品クラス名を生成する
クラス名短縮処理部3と、各製品クラスごとに、短縮化
製品クラス名を含む第1の辞書データを作成する第1の
辞書データ作成部3と、第1の辞書データに基づいて、
検索用のキーワードを抽出するキーワード抽出部5と、
キーワードに対応する製品クラス名の中から、木構造上
上位の製品クラス名を抽出するクラス名称抽出部5と、
キーワードのそれぞれについて、抽出された製品クラス
名を含む第2の辞書データを作成する第2の辞書データ
作成部5とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子カタログ利用
装置および電子カタログシステムに関する。特に、電子
商取引において、電子カタログの製品分類情報の冗長性
を排除して、製品分類情報をわかりやすく表示するとと
もに、効率よく検索することで、電子カタログの可用性
を向上させるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネット上で、製品データを電子
的に提供する電子カタログシステムを実装するための国
際規格として、ISO13584(Parts Library)が
ある。以下、ISO13584に準拠した電子カタログ
の構成を説明する。電子カタログは、製品データの分類
構造を示す辞書と、コンテンツとから構成される。これ
らの統一されたデータ構造を与えることで、製品提供者
が提供する製品データの共有・再利用が図られる。ユー
ザーは、この電子カタログをインターネット上で検索
し、所望する製品データにアクセスする。この製品デー
タは、一般に、各製品の製品名・型番・価格・仕様・メ
ーカー名などのコードデータと、製品の画像データとに
より構成される。
【0003】このISO13584が定義する辞書にお
いては、製品分類を示す「製品クラス」は、木構造で階
層的に表現される。各「製品クラス」はそれぞれ「属性
項目」を保有する。ある「製品クラス」の「属性項目」
は、この「製品クラス」のサブクラスである下位の「製
品クラス」に継承される。ここで、各「製品クラス」
は、それぞれ1つのスーパークラスの属性のみを継承す
る単一継承(シングル・インヘリタンス)の構造を有す
る。
【0004】また、「製品クラス」および「属性項目」
は一意に特定できるよう、それぞれ「BSUコード」と
よばれるユニークなIDが付与されている。一方、コン
テンツの部分は、この辞書に定義された属性項目にそれ
ぞれの製品固有の属性値を埋め込んだテーブルとして表
現される。
【0005】ISO13584が電子カタログのフレー
ムワークを提供する一方で、製品分野に応じた実際の辞
書の用語についての国際標準化も進められている。例え
ば、IEC61360は、電気・電子分野での辞書の上
位階層部分、つまり「製品クラス」と「属性項目」につ
いての一般的な部分の規格を定める。各社の製品カタロ
グ作成者は、この体系を用いて、IEC61360から
の下位展開として独自の詳細な「製品クラス」と「属性
項目」を決めて、各自のコンテンツを作成することがで
きる。一方、電子カタログの利用者は、このように作成
されたコンテンツに対して、「製品クラス」の分類階層
を辿り、属性値を参照して自分に必要な製品を絞り込ん
でいき、所望の製品を検索することが可能となる。近
年、上記の流れを受けて、ISO13584に準拠した
システムがいくつか開発されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電子カタログシステムには、以下の問題点があった。
【0007】ISO13584においては、「製品クラ
ス」として、IDである「BSUコード」およびクラス
名称である「preferred name」が記述されている。この
ため、本標準に準拠したシステムでは、木構造で表現さ
れた「製品クラス」の分類階層の各ノードの部分に「pr
eferred name」単独、または「peferred name」に「B
SUコード」を添えて表示することで、分類体系を表示
しているものが一般的である。
【0008】しかしながら、辞書の分類体系上、木構造
の下位方向に進むにしたがい、「製品クラス」の内容が
特殊化していく。このため、特徴を出すために「製品ク
ラス」の名称が必然的に長くなっていく。従って、「pr
efferred name」をそのままノードとした木構造の表示
は非常に冗長であって見にくくなると同時に、表示の際
に空間的に無駄な部分が多くなるという第1の問題点が
あった。
【0009】さらに、電子カタログ中の製品データが多
数となって木構造が大規模になると、電子カタログの利
用者の階層を辿る手間が増大し、検索に非常に時間を要
する。このため、電子カタログを実際に利用するために
は、キーワードによる検索機能が必要になる。しかしな
がら、検索のための用語を整備するのには膨大な作業を
要し、また効率のよい検索を行うのが困難であるという
第2の問題点があった。
【0010】以上説明したように、本発明は、電子カタ
ログの木構造による製品分類体系が冗長であるために、
各製品分類の把握が困難であり、また所望する製品デー
タの検索が困難であったという問題点を解決するために
なされたものである。
【0011】そして、その目的とするところは、電子カ
タログの体系の表示・検索における冗長性を排除して、
木構造の製品分類情報をわかりやすく把握させることの
できる電子カタログ利用装置および電子カタログシステ
ムを提供することにある。
【0012】また、他の目的は、木構造の製品分類情報
のを効率よく検索することを可能とする点にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明の特徴は、電子カタログが提供する製品分類
名を、その本来の意味を失わずに短縮した短縮化製品ク
ラス名を得る点にある。また、この短縮化製品クラス名
からさらに電子カタログの検索のための検索キーワード
を自動的に生成する点にある。
【0014】かかる機能を達成するための、本発明の第
1の特徴は、製品データを電子化したカタログデータ
と、前記カタログデータの製品分類を木構造で示す辞書
データとからなる電子カタログを用いて処理を行う電子
カタログ利用装置であって、辞書データ中の製品クラス
名を所定のルールに基づき短縮化した短縮化製品クラス
名を生成するクラス名短縮処理部と、各製品クラスごと
に、前記短縮化製品クラス名を含む第1の辞書データを
作成する第1の辞書データ作成部とを具備することを特
徴とする電子カタログ利用装置を提供する点にある。
尚、ここで製品クラス名とは、ISO13584の体系
上、「preferred name」で記述されている用語をいう。
【0015】また、本発明の第2の特徴は、前記クラス
名短縮処理部は、与えられた製品クラス名と、上位クラ
スの製品クラス名との文字列の比較を行い、前記文字列
の比較の結果に基づき、前記与えられた製品クラス名
と、前記上位クラスの製品クラス名との差分を抽出する
ことにより、前記短縮化製品クラス名を得る点にある。
【0016】上記構成によれば、電子カタログの木構造
の製品分類体系を、各製品クラスの本来の意味を失うこ
となく効率よく短縮されたユーザー用の辞書情報を得る
ことができる。
【0017】また、本発明の第3の特徴は、上記電子カ
タログ利用装置は、さらに、前記第1の辞書データか
ら、木構造の表示データを生成する表示データ制御部を
具備する点にある。
【0018】上記構成によれば、短縮された辞書情報
を、製品分類体系に則して表示することにより、製品分
類情報をユーザーに容易に把握させることができる。
【0019】また、本発明の第4の特徴は、前記表示デ
ータ制御部は、任意の短縮化製品クラス名の指示に応じ
て、前記短縮化製品クラス名に対応する原製品クラス名
を表示制御する点にある。
【0020】上記構成によれば、短縮化された製品クラ
ス名に対応する電子カタログ上の正式の製品クラス名を
容易に把握させることができる。
【0021】また、本発明の第5の特徴は、上記電子カ
タログ利用装置は、さらに、前記第1の辞書データに基
づいて、検索用のキーワードを抽出するキーワード抽出
部と、前記キーワードに対応する製品クラス名の中か
ら、木構造上上位の前記製品クラス名を抽出するクラス
名称抽出部と、前記キーワードのそれぞれについて、前
記抽出された前記製品クラス名を含む第2の辞書データ
を作成する第2の辞書データ作成部とを具備する点にあ
る。
【0022】上記構成によれば、短縮化された製品クラ
ス名に基づいて検索情報を生成するため、さらに効率よ
く容易に製品分類情報を検索することができる。
【0023】また、本発明の第6の特徴は、製品データ
を電子化したカタログデータと、前記カタログデータの
製品分類を木構造で示す辞書データとからなる電子カタ
ログを用いて処理を行う電子カタログ利用装置であっ
て、辞書データに基づいて、検索用のキーワードを抽出
するキーワード抽出部と、前記キーワードに対応する製
品クラス名の中から、木構造上上位の前記製品クラス名
を抽出するクラス名称抽出部と、前記キーワードのそれ
ぞれについて、前記抽出された前記製品クラス名を含む
第2の辞書データを作成する第2の辞書データ作成部と
を具備することを特徴とする電子カタログ利用装置を提
供する点にある。
【0024】上記構成によれば、電子カタログの木構造
の製品分類情報の検索のためのユーザーの用語辞書を生
成・保存することができる。
【0025】また、本発明の第7の特徴は、上記電子カ
タログ利用装置は、さらに、指示された前記キーワード
に対応する前記抽出された前記製品クラス名を、木構造
上で識別可能に表示する検索結果データを表示制御する
検索結果データ制御部を具備する点にある。
【0026】上記構成によれば、電子カタログの木構造
の製品分類情報を検索するために有効な分類上ポイント
となる製品クラスを把握させることができる。
【0027】また、本発明の第8の特徴は、サーバと、
該サーバとネットワークを介して接続されるクライアン
トとにより構成され、製品データを電子化したカタログ
データと、前記カタログデータの製品分類を木構造で示
す辞書データとからなる電子カタログを、前記サーバ上
に配置する電子カタログシステムであって、前記クライ
アントは、辞書データ中の製品クラス名を所定のルール
に基づき短縮化した短縮化製品クラス名を生成するクラ
ス名短縮処理部と、各製品クラスごとに、前記短縮化製
品クラス名を含む第1の辞書データを作成する第1の辞
書データ作成部と、前記第1の辞書データに基づいて、
検索用のキーワードを抽出するキーワード抽出部と、前
記キーワードに対応する製品クラス名の中から、木構造
上上位の前記製品クラス名を抽出するクラス名称抽出部
と、前記キーワードのそれぞれについて、前記抽出され
た前記製品クラス名を含む第2の辞書データを作成する
第2の辞書データ作成部とを具備することを特徴とする
電子カタログシステムを提供する点にある。
【0028】上記構成によれば、通信コストを低減しつ
つ迅速に、電子カタログの木構造の製品分類情報を表示
・検索することができる。
【0029】また、本発明の第9の特徴は、サーバと、
該サーバとネットワークを介して接続されるクライアン
トとにより構成され、製品データを電子化したカタログ
データと、前記カタログデータの製品分類を木構造で示
す辞書データとからなる電子カタログを、前記サーバ上
に配置する電子カタログシステムであって、前記サーバ
は、辞書データ中の製品クラス名を所定のルールに基づ
き短縮化した短縮化製品クラス名を生成するクラス名短
縮処理部と、各製品クラスごとに、前記短縮化製品クラ
ス名を含む第1の辞書データを作成する第1の辞書デー
タ作成部を具備し、前記クライアントは、前記第1の辞
書データに基づいて、検索用のキーワードを抽出するキ
ーワード抽出部と、前記キーワードに対応する製品クラ
ス名の中から、木構造上上位の前記製品クラス名を抽出
するクラス名称抽出部と、前記キーワードのそれぞれに
ついて、前記抽出された前記製品クラス名を含む第2の
辞書データを作成する第2の辞書データ作成部とを具備
することを特徴とする電子カタログシステムを提供する
点にある。
【0030】上記構成によれば、クライアント側の負荷
をサーバー側に分散しつつ、製品分類情報を表示・検索
することができる。
【0031】また、本発明の第10の特徴は、サーバ
と、該サーバとネットワークを介して接続されるクライ
アントとにより構成され、製品データを電子化したカタ
ログデータと、前記カタログデータの製品分類を木構造
で示す辞書データとからなる電子カタログを、前記サー
バ上に配置する電子カタログシステムであって、前記サ
ーバは、辞書データ中の製品クラス名を所定のルールに
基づき短縮化した短縮化製品クラス名を生成するクラス
名短縮処理部と、各製品クラスごとに、前記短縮化製品
クラス名を含む第1の辞書データを作成する第1の辞書
データ作成部と、前記第1の辞書データに基づいて、検
索用のキーワードを抽出するキーワード抽出部と、前記
キーワードに対応する製品クラス名の中から、木構造上
上位の前記製品クラス名を抽出するクラス名称抽出部
と、前記キーワードのそれぞれについて、前記抽出され
た前記製品クラス名を含む第2の辞書データを作成する
第2の辞書データ作成部とを具備し、前記クライアント
は、前記第1の辞書データまたは前記第2の辞書データ
に基づいて、木構造の表示データを生成する表示データ
制御部を具備することを特徴とする電子カタログシステ
ムを提供する点にある。
【0032】上記構成によれば、クライアント側の負荷
を最小限に抑えつつ、製品分類情報を表示・検索するこ
とができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照して詳細に説明する。
【0034】本実施形態は、第1に、ISO13584
標準の電子カタログの木構造を直観的にわかりやすく表
示するための表示用辞書を生成する機能を提供する。第
2に、この表示用の辞書に基づき、電子カタログの木構
造の辞書情報を効率よく検索するための検索用辞書を生
成する機能を提供する。
【0035】図1は、本実施形態に係る電子カタログ利
用装置および電子カタログシステムの機能構成を示すブ
ロック図である。
【0036】図1に示すように、第1の実施形態に係る
電子カタログシステムは、電子カタログサーバ8と、電
子カタログ利用装置10とから構成される。
【0037】電子カタログサーバ8は、辞書情報1と、
カタログデータ2とを具備する。一方、電子カタログ利
用装置10は、表示用クラス辞書生成処理部3と、表示
用製品クラス辞書4と、検索用用語辞書生成処理部5
と、検索用用語辞書6と、カタログブラウザ7とを具備
する。
【0038】電子カタログサーバ8は、電子化された製
品情報を各ユーザーに提供する。電子カタログサーバ8
は、ISO13584に準拠して、辞書情報1と、カタ
ログデータ2とを備える。辞書情報1は、電子カタログ
の階層的な分類情報を示す「製品クラス名」と、各製品
クラスごとの属性を示す「属性項目名」と、所定の属性
値のカタログコンテンツ(カタログデータ)を選択する
ための条件などを記述する選択子を持つ場合には当該
「選択子名」と、クラスあるいは属性項目名の「同義
語」・「短縮名称」等の情報とを記述する。一方、カタ
ログデータ2は、実際の製品の情報を辞書情報1からポ
イントされるコンテンツとして表現する。カタログデー
タ2は、例えば各メーカごと、あるいは各製品カテゴリ
ーごとに構成された複数のデータベースを構成する。
尚、カタログデータ2は、辞書情報1に対してローカル
またはリモートのいずれに配置されてもよい。
【0039】図2に、電子カタログサーバ8の辞書情報
1およびカタログデータ2のデータ構造の例を示す。図
2において、A0,B0,B1,C0,C1,C2の木
構造の部分は、カタログの分類階層を含む情報を表現す
る。この木構造の部分は、カタログの分類体系として辞
書情報1に格納されている。ここでは、カタログの分類
体系として、クラスA0は、サブクラスB0およびB1
を持つ。クラスB0は、サブクラスC0およびC1を持
ち、クラスB1は、サブクラスC2およびC3を持つ。
それぞれの製品クラスは属性項目V0〜V6を持ち、こ
の属性項目はサブクラスに承継される。一方、図2中の
カタログコンテンツ21、22、23、24は、実際の
製品のカタログ情報を記述する。例えば、コンテンツ2
1は、C0という種類の製品データであり、属性項目V
0の属性値がx1、x2、属性項目V1の属性値がy
1、y2、属性項目V2の属性値がz1、z2をそれぞ
れ持つ、4機種分のカタログデータを示す。コンテンツ
21〜24は、カタログデータ2に格納されている。
【0040】一方、電子カタログ利用装置10は、各ユ
ーザーのシステム(クライアントシステム)に配置され
る。
【0041】表示用製品クラス辞書生成処理部3は、辞
書情報1から製品クラスに関する情報を抽出し、表示用
製品クラス辞書4を生成する。表示用製品クラス辞書4
は、表示用製品クラス辞書生成処理部3により生成さ
れ、表示用の製品クラス情報を格納する。検索用用語辞
書生成処理部5は、表示用製品クラス辞書4から検索用
用語辞書6を生成する。検索用用語辞書6は、検索用用
語辞書生成処理部5により生成され、検索用用語辞書デ
ータを格納する。カタログブラウザ7は、表示用製品ク
ラス辞書4・検索用用語辞書6のデータを利用して電子
カタログサーバ8にアクセスし、種々の製品情報を表示
・検索する。尚、カタログブラウザ7は、ユーザーの入
力装置(図示せず)などからの入力に従って、表示用製
品クラス辞書4あるいは検索用用語辞書5の生成処理を
起動することができる。このカタログブラウザ7は、例
えばWWWブラウザ等の一般に知られるツールにより実
現することができる。尚、表示用製品クラス辞書生成処
理部3は、請求項におけるクラス名短縮処理部および第
1の辞書データ作成部に対応する。また、検索用用語辞
書生成処理部5は、請求項におけるキーワード抽出部、
クラス名称抽出部および第2の辞書データ作成部に対応
する。
【0042】次に、本実施形態に係る電子カタログ利用
装置10および電子カタログシステムのハードウエア構
成を説明する。本実施形態に係る電子カタログ利用装置
10および電子カタログサーバ8は、それぞれ、いわゆ
る汎用機、ワークステーション、PC、ネットワーク端
末等の各種コンピュータ単体あるいは各コンピュータを
相互接続したシステムに実装される。各コンピュータの
ハードウエアは、各種処理を実行するCPUと、プログ
ラムメモリ・データメモリ等のメモリと、ハードディス
クと、FD・CD等の外部記憶装置と、これら外部記憶
装置を駆動するディスクドライブ装置と、キーボード・
マウス等の入力装置と、ディスプレー・プリンタ等の出
力装置とを備える。
【0043】尚、本実施形態に係る電子カタログシステ
ムの各種処理は、これらの処理手順を記述するプログラ
ムにより構成されてよい。これらのプログラムは、各種
記録媒体に保存することができる。かかる記録媒体を、
上記ハードウエアを具備するコンピュータにより読み出
し、記録媒体に格納されるプログラムを実行することに
より、本実施形態に係る電子カタログ利用装置および電
子カタログシステムの提供する機能が実施される。ここ
で、記録媒体とは、半導体メモリ・磁気ディスク(フロ
ッピーディスク・ハードディスク等)・光ディスク(C
D−ROM・DVD等)、プログラムを記録することが
できる装置全般を含む。また、これらのプログラムは、
ネットワークを介して所定のインターフェース装置から
コンピュータに格納・ロードされてもよい。
【0044】本実施形態は上記のように構成されてお
り、以下その処理の流れを順に説明する。
【0045】(1)表示用製品クラス辞書生成処理 表示用製品クラス辞書生成処理部3が行う表示用製品ク
ラス辞書4の生成処理の処理手順を、図3および図4の
フローチャートを用いて以下に説明する。
【0046】図3は、辞書情報1から読み込んだデータ
に基づいて、表示用製品クラス辞書を生成する処理のア
ルゴリズムを示すフローチャートである。
【0047】まず、電子カタログサーバ8から辞書情報
1が、電子カタログ利用装置10にダウンロードされる
(S10)。まず、この辞書情報1に含まれる製品クラ
スを1つ取り出して、Aとする(S30)。このAに対
応する表示用製品クラスのインスタンスA’を生成し、
インスタンスIDを発行する(S40)。インスタンス
A’について、以下の5つの属性項目を以下のように生
成して、表示用製品クラス辞書4の各エントリーとする
(S50)。
【0048】a.super_class:Aの直接の
スーパークラスのインスタンスIDを代入して得る。
【0049】b.sub_classes:Aの直接の
サブクラスすべてのインスタンスIDを代入して得る。
【0050】c.BSU_code:AのBSU_co
deを代入して得る。
【0051】d.preferred_name:Aの
preferred_nameを代入して得る。
【0052】e.apparent_name:Aのp
referred_nameを代入して得る。
【0053】尚、apparent_nameは、pr
eferred_nameを表示用に分かりやすく短縮
化した短縮化クラス名を示し、以下に説明するS100
の処理により最終的な値が得られる。
【0054】上記のS30〜S50までの以下の処理
を、辞書情報1に含まれる各製品クラスのカタログデー
タすべてについて処理するまで繰り返す(S20、S6
0)。
【0055】次に、上記で生成された表示用製品クラス
辞書中で、super_classを持たないエントリ
ーを検索する。このエントリーが、ルートクラスであ
り、Xとおく(S70)。このルートクラスXを引数と
して、以下の用語短縮処理が再帰的に実行される(S1
00)。
【0056】図4は、この用語短縮処理のアルゴリズム
を示すフローチャートである。
【0057】まず、ルートクラスXのすべてのサブクラ
スを含むリストYを生成する(S101)。このリスト
Yについての処理がすべてなされて空となった場合は処
理を終了する(S102Y)。一方、リストYが空でな
い場合は(S102N)、ルートクラスXのappar
ent_nameの値を取り出して、X−nameに代
入する(S103)。リストYの先頭の要素をAに代入
して、Aのapparent_nameの値をA−na
meに設定する(S104)。次に、A−nameとX
−nameとを文字列比較し、A−nameとX−na
meとの一致する文字列を切り出し、残りの部分を結合
して文字列を生成する(S106)。この生成された文
字列を、Aのapparent_nameに代入する
(S107)。次に、AにリストYの次の要素を代入し
て、Aのapparent_nameの値をA−nam
eに設定する(S108)。上記のS106〜S108
の処理を、Aが空になるまで繰り返し行う(S105、
S109)。これらの処理により、スーパークラスXの
apparent_nameと、すべてのサブクラスの
apparent_nameとの重複部分が切り出され
る。
【0058】次に、Xの直接のサブクラスを含むリスト
Zを生成する(S110)。このリストZの先頭の要素
をBに代入する(S111)。このBは、ルートクラス
Xから、木構造に従って1段サブクラスにポインタを進
めたサブクラスである。このBを引数として、S100
の用語短縮処理を再帰的に呼び出す(S113)。再帰
的処理から制御が戻ると、BにリストZの次の要素を代
入する(S114)。上記のS113およびS114の
処理を、Bが空になるまで繰り返し行う(S112、S
115)。この用語短縮処理の再帰的呼び出しにより、
ルートクラスXから1段ずつ木構造を辿ってサブクラス
の要素が処理される。従って、木構造上のすべてのサブ
クラスは、自己の全てのスーパークラスとの文字列の重
複が切り出される。このため、当該クラスの特徴を示し
つつ短縮化された短縮化クラス名称であるappare
nt_nameを得ることができる。
【0059】最後に、図3に戻り、表示用製品クラスの
全てのインスタンスにより、表示用製品クラス辞書4を
出力する(S120)。
【0060】図7に、図3および図4の処理により生成
された表示用製品クラス辞書4のデータ構造を示す。
【0061】図9は、図11に示す製品クラスの分類体
系から生成された表示用製品クラス辞書データの内容の
一例を示す。図12は、図9の表示用製品クラス辞書デ
ータを木構造で表示した一例を示す。図12に示すよう
に、表示用製品クラス辞書データのapparent_
nameの各属性値が、図12の木構造上に表示されて
いる。
【0062】このように、表示用製品クラス辞書によれ
ば、分類階層の上位で使用されている用語を、その下位
分類において省略することができる。従って、分類を決
定付ける重要な概念を欠落させることなく、全体的に当
該クラスの意味を保持したまま、表示用の文字列を効果
的に短縮できる。このため、各クラスの特性を直観的に
把握させることができる。
【0063】(2)検索用用語辞書生成処理 検索用用語辞書生成処理部5が行う検索用用語辞書6の
生成処理の処理手順を、図5および図6のフローチャー
トを用いて以下に説明する。
【0064】図5は、表示用製品クラス辞書4から読み
込んだデータに基づいて、検索用用語辞書6を生成する
処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。
【0065】まず、2つの空集合name_list,
tmp_listを生成する(S210)。次に、表示
用製品クラス辞書4に含まれるインスタンスを1つ取り
出してAとおく(S230)。このインスタンス中の、
preferred_nameをapparent_n
ameと比較し(S240)、両者が等しい文字列であ
れば(S240Y)、tmp_listにappare
nt_nameを追加する(S250)。一方、両者が
相違する場合は、さらにこのapparent_nam
eと同じ値を持つ検索用用語インスタンス(=B)が存
在するか否かを判定する(S260)。このappar
ent_nameと同じ値を持つ検索用用語インスタン
スが存在する場合は(S260Y)、この検索用用語イ
ンスタンスBに対して、Aの情報を、以下のように追加
する(S270)。
【0066】a.related_preferred
_name:Aのpreferred_nameを追加
して得る。
【0067】b.related_BSU_code:
AのBSU_codeを追加して得る。
【0068】尚、このrelated_preferr
ed_nameは、検索用キーワードであるnameに
対して分類上最もポイントとなる製品クラス名を示す。
また、related_BSU_codeは、rela
ted_preferred_nameのクラスに付与
されたクラスIDであるBSU_codeを示す。
【0069】一方、apparent_nameと同じ
値を持つ検索用用語インスタンス(=B)が存在しない
場合は(S260N)、Aに対応する検索用用語の新た
なインスタンスA’を、以下のように生成する(S28
0)。
【0070】a.name:Aのapparent_n
ameを代入して得る。
【0071】b.related_preferred
_name:Aのpreferred_nameを要素
とするリストから得る。
【0072】c.related_BSU_code:
AのBSU_codeを要素とするリストから得る。
【0073】尚、nameは、上述したように、検索用
のキーワードを示す。
【0074】さらに、name_listにAのapp
arent_nameを追加する(S290)。以上の
S230〜S290までの処理を、カタログデータ2に
含まれる各製品クラスについて、すべて終了するまで繰
り返し行う(S220、S300)。以上の処理によ
り、表示用製品クラス辞書4のapparent_na
meを内容とする検索用キーワードのリストname_
listが作成される。
【0075】次に、このname_listを引数とし
て、検索用キーワードの2次生成処理が実行される(S
400)。
【0076】図6は、検索用キーワードの2次生成処理
の処理手順を示すフローチャートである。
【0077】まず、空集合new_listを生成し、
comp_listにname_listを代入する
(S401)。comp_listが空である場合は
(S402Y)、処理を終了する。一方、comp_l
istが空でない場合は(S402N)、name_l
istに含まれる用語を1つ取り出してAとおく(S4
04)。また、comp_listに含まれる用語を1
つ取り出してBとおく(S406)。次に、Aの文字列
とBの文字列とが相違し、かつAの文字列がBに含まれ
ているか否かが判定される(S407)。この条件を満
たさない場合には(S407N)、ステップS414に
進む。一方、Aの文字列とBの文字列とが相違し、かつ
Aの文字列がBに含まれている場合は(S407Y)、
AからBと一致する文字列を切り出し、残りの部分を結
合して文字列Cを生成する(S408)。次に、Aに対
応する検索用用語のインスタンスA’を求める(S40
9)。ここで、AとBとの差分から得られた文字列Cと
同じ検索用用語インスタンス(=D)が存在するか否か
が判定される(S410)。文字列Cと同じ検索用用語
インスタンス(=D)が存在する場合は(S410
Y)、Dに検索用用語インスタンスA’の情報を以下の
ように追加する(S411)。
【0078】a.related_preferred
_name:A’のpreferred_nameを追
加して得る。
【0079】b.related_BSU_code:
A’のrelated_BSU_codeを追加して得
る。
【0080】一方、文字列Cと同じ検索用用語インスタ
ンス(=D)が存在しない場合は(S410N)、文字
列Cに対応する検索用用語の新たなインスタンスC’
を、以下のように生成する(S412)。
【0081】a.name:Cのapparent_n
ameを代入して得る。
【0082】b.related_preferred
_name:A’のpreferred_nameを要
素とするlistを代入して得る。
【0083】c.related_BSU_code:
A’のBSU_codeを要素とするlistを代入し
て得る。
【0084】次に、new_listに文字列Cを追加
する(S413)。上記のS406〜S413の処理
を、comp_listのすべての要素について処理す
るまで繰り返し行う(S405、S414)。さらに、
S404〜S413の処理を、name_listのす
べての要素について処理するまで繰り返し行う(S40
3、S415)。次に、name_listにnew_
listの内容を追加する。同時に、comp_lis
tにnew_listを代入する(S416)。図5に
戻り、S250で保存したapparent_name
のリストを処理する。まず、temp_listから要
素Aを一つ取り出す(S430)。次に、Aに対応する
検索用用語のインスタンスA’を、以下の属性項目によ
り生成する。
【0085】a.name:Aのpreferred_
nameを代入して得る。
【0086】b.related_preferred
_name:Aのpreferred_nameを要素
とするlistから得る。
【0087】c.related_BSU_code:
AのBSU_codeを要素とするlistから得る。
【0088】上記のS430、S440の処理を、カタ
ログデータ2に含まれている各製品クラスについて、す
べて処理するまで繰り返し行う(S420、S45
0)。
【0089】最後に、上記の処理により得られた検索用
用語データを検索用用語辞書6に出力する(S46
0)。
【0090】図8は、検索用用語辞書生成処理部5が生
成する検索用用語辞書6のデータ構造を示す。
【0091】図10は、図9の表示用製品クラス辞書4
を入力した場合に生成される検索用用語辞書6の内容を
示す。属性項目nameが、検索用キーワードを示す。
related_preferred_nameが、当
該検索用キーワードに対応づけられた木構造の分類上上
位に位置する製品クラス名を示す。
【0092】検索用用語辞書生成処理部5は、表示用に
新たに生成された表示用製品クラス辞書4を入力とし
て、すなわち、文字列の差分で構成される当該クラスの
特徴を表す短縮化クラス名に基づいて、検索用の用語の
分解・生成を行う。このため、得られた検索用キーワー
ドnameは、木構造上の検索を容易化する。同時に、
分類上ポイントとなる製品クラスについてのみ、検索用
キーワードとの関連づけを行うことができる。
【0093】具体的には、例えば「電動機」という用語
に関連する製品クラスを抽出する場合を想定する。この
場合、単に製品クラス名を分かち書きにより分割して、
「電動機」という文字列をヒットさせると、IEC61
360に基づく用語体系上、「電動機」の下位のクラス
のほとんどのクラスに関連づけが行われて、「電動機」
という検索キーワードが検索用用語として実質上意味の
ない用語となってしまう。一方、本実施形態において
は、検索用キーワード「電動機」は、「電動機」クラス
のみに関連づけられる。このため、広い概念の用語で検
索した場合に、この検索用語の適切な上層階層クラスの
みにヒットさせる。従って、その後の更なる検索を効果
的に支援できる。尚、カタログブラウザ7に、フリーな
キーワードにより検索機能を持たせ、本実施形態と併用
すれば、様々なレベルのユーザーに、それぞれ柔軟な検
索機能を提供することができる。また、本実施形態で
は、表示用製品クラス辞書4を入力として検索用用語辞
書6を生成したが、かならずしもこの表示用製品クラス
辞書4から検索用用語辞書6を生成する必要はない。例
えば、辞書情報1から直接検索用用語辞書6を導出する
こともできる。
【0094】尚、本実施形態を英語による辞書情報1に
適用する場合、preferred_nameは、各要
素をハイフンで接続して構成される場合がある。この場
合には、図3乃至図6のそれぞれの分かち書き処理にお
いて、ハイフンを除去する処理を適宜追加すればよい。
このハイフン除去処理を追加することで、本実施形態を
欧米語による用語体系に容易に適用することができる。
【0095】(3)辞書表示処理 次に、(1)および(2)の処理結果の表示処理を説明
する。
【0096】図13は、カタログブラウザ7が、通常の
表示モードで電子カタログの辞書情報1を表示する画面
を示す。画面の左側には電子カタログの製品分類体系が
木構造で表示されている。右側の画面には、この木構造
上で選択された製品クラス例えば「高圧安全増防爆形三
相かご形誘導電動機」に対応する詳細情報(BSU_c
ode,属性名称、定義等)が表示されている。
【0097】図14は、本実施形態に係るカタログブラ
ウザ7が、表示用製品クラス辞書4を用いて、製品分類
体系の木構造を表紙した画面を示す。左側の画面におい
て、任意の表示用製品クラス名(短縮化クラス名)の近
傍を指示すると、この短縮化クラス名に対応する実際の
製品クラス名「高圧安全増防爆形三相かご形誘導電動
機」が連動表示される。
【0098】図15は、図14で短縮化クラス名「安全
増」を選択した際に、この短縮化クラス名に対応する製
品クラスの属性項目の詳細情報が右側の画面に表示され
た様子を示す。
【0099】次に、図16は、カタログブラウザ7が検
索用用語辞書6を用いて、検索用キーワードの一覧を表
示した画面を示す。図16では、「三相」の検索用キー
ワードが選択されている。
【0100】図17は、図16で検索用キーワード「三
相」を選択した結果を示す。図17に示すように、左側
の画面には、検索用キーワード「三相」に対応する上位
階層の製品クラスが強調表示等の他のクラスと識別可能
な表示により出力されている。図17では、検索された
製品クラスのうち、「三相かご形」の短縮化製品クラス
名が選択されており、右側の画面には、この「三相かご
形」の属性項目の詳細情報が表示されている。
【0101】次に、本実施形態におけるネットワーク構
成を、図18乃至図20を参照して説明する。尚、この
ネットワーク構成は例示であり、実際に電子カタログが
利用される業界の構造およびユーザーシステムの規模等
に応じて、最適なネットワーク構成が選択されてよい。
【0102】図18は、図1の構成をネットワーク上に
実装した場合のシステム構成の一例を示す。表示用製品
クラス辞書生成処理部3と、表示用製品クラス辞書4
と、検索用用語辞書生成処理部5と、検索用用語辞書6
とをすべてユーザーシステム(クライアント)に具備す
る構成である。この構成によれば、電子カタログサーバ
8側の負荷が軽減され、通信コストが低減される。
【0103】図19は、図1の構成をネットワーク上に
実装した場合のシステム構成の他の一例を示す。表示用
製品クラス辞書生成処理部3と、表示用製品クラス辞書
4とを電子カタログサーバ8側に配置して知的な電子カ
タログサーバ8を構成し、ユーザーシステム側に、検索
用用語辞書生成処理部5と、検索用用語辞書6とを具備
する構成である。この構成によれば、上記の処理の負荷
の分散が図られる。尚、検索用用語辞書生成処理部5
と、検索用用語辞書6とを電子カタログサーバ8側に配
置して知的な電子カタログサーバ8を構成し、ユーザー
システム側に、表示用製品クラス辞書生成処理部3と、
表示用製品クラス辞書4とを具備する構成としてもよい
ことは言うまでもない。
【0104】図20は、図1の構成をネットワーク上に
実装した場合のシステム構成の他の一例を示す。表示用
製品クラス辞書生成処理部3と、表示用製品クラス辞書
4と、検索用用語辞書生成処理部5と、検索用用語辞書
6とをすべて電子カタログサーバ8に具備する構成であ
る。この構成によれば、ユーザーシステム側の負荷が軽
減され、小規模なユーザーシステムでも本発明の機能を
実現できる。
【0105】本実施形態によれば、以下の効果が得られ
る。
【0106】すなわち、表示用製品クラス辞書生成部3
は、分類階層の上位で使用されている用語を、その下位
分類において省略した短縮化クラス名を有する表示用製
品クラス辞書を生成する。従って、分類を決定付ける重
要な概念を欠落させることなく、すなわち製品分類名称
の本来の意味を失なわずに、表示用の文字列を効率的に
短縮できる。このため、各クラスの製品特性を直観的に
把握することができる。
【0107】また、検索用用語辞書生成処理部5は、表
示用に新たに生成された表示用製品クラス辞書4を入力
として、すなわち、文字列の差分で構成される当該クラ
スの特徴を表す短縮化製品クラス名に基づいて、検索用
の用語の分解・生成を行う。このため、得られた検索用
キーワードは、木構造上の検索を容易化する。同時に、
分類上ポイントとなる製品クラスについてのみ、検索用
キーワードとの関連づけを行うことができる。従って、
電子カタログの分類木構造の検索に有効な検索用キーワ
ードを自動的に生成して、検索のヒット率および検索速
度をともに向上させることができる。尚、本実施形態で
は、IEC61360に基づく用語体系を例として用い
たが、本発明は他の用語体系にも適用できることは言う
までもない。
【0108】尚、本発明は上述した実施形態に限定され
るものではなく、本発明の本旨を逸脱することなく、種
々変更・変形を成し得ることが可能であることは言うま
でもない。また、これらの変更・変形はすべて本発明の
範囲内に含まれるものである。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下に記載されるような効果を奏する。すなわち、本発
明は、電子カタログの木構造の製品分類情報を、各製品
クラス名の固有の意味を維持しつつ短縮して表示する機
能を提供する。また、電子カタログの木構造の製品分類
情報から、所望するカタログデータを有効に得る階層的
検索の機能を提供する。これにより、電子カタログの木
構造の製品分類情報を容易に把握することが可能とな
る。同時に、膨大な電子カタログから所望する製品デー
タを効率よく検索することが可能となる。
【0110】このように、本発明を用いれば、電子商取
引において、電子カタログの製品分類情報の容易な把握
・効率的な検索が実現され、ひいては電子カタログの可
用性の向上がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電子カタログ利用装置
および電子カタログシステムの機能構成を示すブロック
図である。
【図2】ISO 13584に準拠した電子カタログに
記述されるデータ構造を説明する図である。
【図3】表示用製品クラス辞書生成処理部3が行う表示
用製品クラス辞書生成処理のアルゴリズムを示すフロー
チャートである。
【図4】図3のフローチャートにおいて再帰的に呼び出
される用語短縮処理の詳細なアルゴリズムを示すフロー
チャートである。
【図5】検索用用語辞書生成処理部5が行う検索用用語
辞書生成処理のアルゴリズムを示すフローチャートであ
る。
【図6】図5のフローチャートにおいて再帰的に呼び出
される検索用用語2次生成処理の詳細なアルゴリズムを
示すフローチャートである。
【図7】表示用製品クラス辞書4の表示用製品クラス辞
書データのデータ構造を説明する図である。
【図8】検索用用語辞書6の検索用用語辞書データのデ
ータ構造を説明する図である。
【図9】表示用製品クラス辞書4の内容の一例を説明す
る図である。
【図10】図9の表示用製品クラス辞書4を入力として
生成される検索用用語辞書6の内容を説明する図であ
る。
【図11】電子カタログの製品クラスの分類体系の一例
を説明する図である。
【図12】図9の表示用製品クラス辞書4の内容を木構
造で表示した一例を説明する図である。
【図13】通常状態でのカタログブラウザ7の表示画面
の一例を説明する図である。
【図14】表示用製品クラス辞書4を用いて製品クラス
の木構造を短縮表示した画面の一例を説明する図であ
る。
【図15】図14の表示画面で任意の製品クラスを選択
した場合に表示される製品クラスの詳細情報の表示画面
を説明する図である。
【図16】検索用用語辞書6を用いて検索用用語を一覧
表示した画面の一例を説明する図である。
【図17】図16で任意に選択された検索用用語を用い
て行われた検索結果と、検索された製品クラス中から一
つの製品クラスを選択して得られる製品クラスの詳細情
報の表示画面を説明する図である。
【図18】本発明の実施形態に係る電子カタログシステ
ムを、ネットワーク上に実装した場合のシステム構成の
一例を説明する図である。
【図19】本発明の実施形態に係る電子カタログシステ
ムを、ネットワーク上に実装した場合のシステム構成の
他の一例を説明する図である。
【図20】本発明の実施形態に係る電子カタログシステ
ムを、ネットワーク上に実装した場合のシステム構成の
他の一例を説明する図である。
【符号の説明】
1 辞書情報 2、21、22、23、24 カタログデータ 3 表示用製品クラス辞書生成処理部 4 表示用製品クラス辞書 5 検索用用語辞書生成処理部 6 検索用用語辞書 7 カタログブラウザ 8 電子カタログサーバ 10 電子カタログ利用装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品データを電子化したカタログデータ
    と、前記カタログデータの製品分類を木構造で示す辞書
    データとからなる電子カタログを用いて処理を行う電子
    カタログ利用装置であって、 辞書データ中の製品クラス名を所定のルールに基づき短
    縮化した短縮化製品クラス名を生成するクラス名短縮処
    理部と、 各製品クラスごとに、前記短縮化製品クラス名を含む第
    1の辞書データを作成する第1の辞書データ作成部とを
    具備することを特徴とする電子カタログ利用装置。
  2. 【請求項2】 前記クラス名短縮処理部は、与えられた
    製品クラス名と、上位クラスの製品クラス名との文字列
    の比較を行い、 前記文字列の比較の結果に基づき、前記与えられた製品
    クラス名と、前記上位クラスの製品クラス名との差分を
    抽出することにより、前記短縮化製品クラス名を得るこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電子カタログ利用装
    置。
  3. 【請求項3】 上記電子カタログ利用装置は、さらに、 前記第1の辞書データから、木構造の表示データを生成
    する表示データ制御部を具備することを特徴とする請求
    項1または2に記載の電子カタログ利用装置。
  4. 【請求項4】 前記表示データ制御部は、任意の短縮化
    製品クラス名の指示に応じて、前記短縮化製品クラス名
    に対応する原製品クラス名を表示制御することを特徴と
    する請求項3に記載の電子カタログ利用装置。
  5. 【請求項5】 上記電子カタログ利用装置は、さらに、 前記第1の辞書データに基づいて、検索用のキーワード
    を抽出するキーワード抽出部と、 前記キーワードに対応する製品クラス名の中から、木構
    造上上位の前記製品クラス名を抽出するクラス名称抽出
    部と、 前記キーワードのそれぞれについて、前記抽出された前
    記製品クラス名を含む第2の辞書データを作成する第2
    の辞書データ作成部とを具備することを特徴とする請求
    項1乃至4に記載の電子カタログ利用装置。
  6. 【請求項6】 製品データを電子化したカタログデータ
    と、前記カタログデータの製品分類を木構造で示す辞書
    データとからなる電子カタログを用いて処理を行う電子
    カタログ利用装置であって、 辞書データに基づいて、検索用のキーワードを抽出する
    キーワード抽出部と、前記キーワードに対応する製品ク
    ラス名の中から、木構造上上位の前記製品クラス名を抽
    出するクラス名称抽出部と、 前記キーワードのそれぞれについて、前記抽出された前
    記製品クラス名を含む第2の辞書データを作成する第2
    の辞書データ作成部とを具備することを特徴とする電子
    カタログ利用装置。
  7. 【請求項7】 上記電子カタログ利用装置は、さらに、 指示された前記キーワードに対応する前記抽出された前
    記製品クラス名を、木構造上で識別可能に表示する検索
    結果データを表示制御する検索結果データ制御部を具備
    することを特徴とする請求項5または6に記載の電子カ
    タログ利用装置。
  8. 【請求項8】 サーバと、該サーバとネットワークを介
    して接続されるクライアントとにより構成され、製品デ
    ータを電子化したカタログデータと、前記カタログデー
    タの製品分類を木構造で示す辞書データとからなる電子
    カタログを、前記サーバ上に配置する電子カタログシス
    テムであって、 前記クライアントは、 辞書データ中の製品クラス名を所定のルールに基づき短
    縮化した短縮化製品クラス名を生成するクラス名短縮処
    理部と、 各製品クラスごとに、前記短縮化製品クラス名を含む第
    1の辞書データを作成する第1の辞書データ作成部と、 前記第1の辞書データに基づいて、検索用のキーワード
    を抽出するキーワード抽出部と、 前記キーワードに対応する製品クラス名の中から、木構
    造上上位の前記製品クラス名を抽出するクラス名称抽出
    部と、 前記キーワードのそれぞれについて、前記抽出された前
    記製品クラス名を含む第2の辞書データを作成する第2
    の辞書データ作成部とを具備することを特徴とする電子
    カタログシステム。
  9. 【請求項9】 サーバと、該サーバとネットワークを介
    して接続されるクライアントとにより構成され、製品デ
    ータを電子化したカタログデータと、前記カタログデー
    タの製品分類を木構造で示す辞書データとからなる電子
    カタログを、前記サーバ上に配置する電子カタログシス
    テムであって、 前記サーバは、 辞書データ中の製品クラス名を所定のルールに基づき短
    縮化した短縮化製品クラス名を生成するクラス名短縮処
    理部と、 各製品クラスごとに、前記短縮化製品クラス名を含む第
    1の辞書データを作成する第1の辞書データ作成部を具
    備し、 前記クライアントは、 前記第1の辞書データに基づいて、検索用のキーワード
    を抽出するキーワード抽出部と、 前記キーワードに対応する製品クラス名の中から、木構
    造上上位の前記製品クラス名を抽出するクラス名称抽出
    部と、 前記キーワードのそれぞれについて、前記抽出された前
    記製品クラス名を含む第2の辞書データを作成する第2
    の辞書データ作成部とを具備することを特徴とする電子
    カタログシステム。
  10. 【請求項10】 サーバと、該サーバとネットワークを
    介して接続されるクライアントとにより構成され、製品
    データを電子化したカタログデータと、前記カタログデ
    ータの製品分類を木構造で示す辞書データとからなる電
    子カタログを、前記サーバ上に配置する電子カタログシ
    ステムであって、 前記サーバは、 辞書データ中の製品クラス名を所定のルールに基づき短
    縮化した短縮化製品クラス名を生成するクラス名短縮処
    理部と、 各製品クラスごとに、前記短縮化製品クラス名を含む第
    1の辞書データを作成する第1の辞書データ作成部と、 前記第1の辞書データに基づいて、検索用のキーワード
    を抽出するキーワード抽出部と、 前記キーワードに対応する製品クラス名の中から、木構
    造上上位の前記製品クラス名を抽出するクラス名称抽出
    部と、 前記キーワードのそれぞれについて、前記抽出された前
    記製品クラス名を含む第2の辞書データを作成する第2
    の辞書データ作成部とを具備し、 前記クライアントは、 前記第1の辞書データまたは前記第2の辞書データに基
    づいて、木構造の表示データを生成する表示データ制御
    部を具備することを特徴とする電子カタログシステム。
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