JPWO2006095548A1 - ファイバブラッググレーティング素子 - Google Patents

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Abstract

簡易な構成で、広帯域において40dBを越える高遮断量を得ることができるファイバブラッググレーティング素子を提供することにある。本発明のファイバブラッググレーティング素子は、コアと、コアの外側にクラッドを備えた光導波路に複数のチャープトグレーティングを形成することにより、入力される光信号に対し、所望の波長帯域で高遮断のフィルタリングを行うものであって、隣り合うグレーティングのピッチ間隔Λが、光ファイバの長さ方向の中心に向かって広くなるように形成されている。

Description

この発明は、入力される光信号に対し、広帯域で高遮断のフィルタリングを行う光フィルタとしての機能を有したファイバブラッググレーティング素子に関するものである。
従来から、光通信装置では、所望の波長帯域を遮断するためにファイバブラッググレーティング(FBG;Fiber Bragg Grating)を用いた光フィルタが多用されている(特許文献1を参照)。このFBGは、光ファイバに紫外線を照射すると屈折率が上昇する「光誘起屈折率変化」を利用したものであり、この光誘起屈折率変化を大きくすることによって大きな遮断量を得ることができる。FBGは、ファイバコア上に周期的な屈折率変化を形成したものであり、この周期的な屈折率変化は、二光束干渉法やフェーズマスクを用いた方法によって形成される。この周期的な屈折率変化によって、ブラッグ中心波長と呼ばれる波長λBを中心とした領域の光が反射され、結果的にこのブラッグ中心波長λB領域の光が遮断されることになる。なお、ブラッグ中心波長λBは、λB=2nΛで表される。ここで、nは光ファイバの実効屈折率であり、Λは周期的な屈折率変化の間隔を意味するグレーティングピッチである。このようなFBGは、WDM通信システム以外にも、合分波器、線路監視用フィルタ、温度センサ、ひずみセンサとしても用いられる。
特開2002−328238号公報
ところで、約10nm程度の広帯域で光信号を遮断しようとする場合、FBGをチャープトグレーティングとし、さらにこの帯域で大きな遮断量を得ようとする場合、グレーティング長を長くすることによって大きな遮断量を実現している。たとえば、図14は、波長1650nm帯の約10nm帯域の光をグレーティング長が7mmのチャープトグレーティングによって遮断した結果を示しており、約30〜35dBの遮断量(図では、透過損失で示しているが、以下ではこれを遮断量という)を得ている。そして、図15は、同じ波長1650nm帯の約10nm帯域の光をグレーティング長が13mmのチャープトグレーティングによって遮断した結果を示しており、約35〜40dB程度の遮断量を得ている。
しかしながら、チャープトグレーティング長を約2倍にした場合、遮断量も約2倍となって約80dB程度の遮断量が得られると期待されるにもかかわらず、図15に示した遮断量は、若干(5dB程度)の遮断量増加となっているに過ぎない。すなわち、単にチャープトグレーティング長を長くしても大きな遮断量を得るには限界がある。
一方、近年の光通信分野などでは、監視通信系の光を実通信系の光と確実に分離する必要があり、この監視通信系の光が実通信系の光に漏れることによる実通信への影響を極力なくすため、たとえば、広帯域で安定した40dB程度の遮断量が要求される場合がある。このため、広帯域で安定して40dBを越える遮断量が得られるFBGの出現が要望されていた。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で、広帯域において40dBを越える高遮断量を得ることができるファイバブラッググレーティング素子を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかるファイバブラッググレーティング素子は、コアと、コアの外側にクラッドを備えた光導波路に複数のグレーティングを形成することにより、入力される光信号に対し、所望の波長帯域で高遮断のフィルタリングを行うファイバブラッググレーティング素子であって、隣り合うグレーティングのピッチ間隔が、前記光導波路の長さ方向の中心に向かって広くなるように形成されていることを特徴とする。
また、請求項2にかかるファイバブラッググレーティング素子は、コアと、コアの外側にクラッドを備えた光導波路に複数のグレーティングを形成することにより、入力される光信号に対し、所望の波長帯域で高遮断のフィルタリングを行うファイバブラッググレーティング素子であって、前記光導波路は、端部に向かって隣り合うグレーティングのピッチ間隔が広くなるように形成された2本の光ファイバの前記端部同士を接続させることにより形成されることを特徴とする。
また、請求項3にかかるファイバブラッググレーティング素子は、前記光導波路のクラッド領域に、紫外線に対して感光性を有する感光性材料を添付し、前記コア領域と同じグレーティングを形成させたことを特徴とする。
また、請求項4にかかるファイバブラッググレーティング素子は、前記光導波路の開口数が0.2以上であることを特徴とする。
また、請求項5にかかるファイバブラッググレーティング素子は、前記光導波路のコア領域内の周縁部に前記クラッド領域に比して屈折率が低いリング状の領域を設け、少なくとも前記コア領域にグレーティングを形成したことを特徴とする。
また、請求項6にかかるファイバブラッググレーティング素子は、前記光導波路の少なくとも前記コア領域にグレーティングが形成され、前記クラッドの屈折率以上の屈折率をもつ材料によって前記グレーティングが形成されたコア領域の一部あるいは全部を前記クラッドの外側から覆うことを特徴とする。
また、請求項7にかかるファイバグレーティング素子は、所望の波長帯域が10nm以上であることを特徴とする。
また、請求項8にかかるファイバグレーティング素子は、所望の波長帯域での遮断量が40dB以上であることを特徴とする。
この発明にかかるファイバブラッググレーティング素子は、隣り合うグレーティングのピッチ間隔が、長さ方向の中心に向かって広くなるように形成されているので、簡易な構成で、任意の広帯域で安定して40dBを越える高遮断量を得ることができるという効果を奏する。
本発明にかかるファイバブラッググレーティング素子を用いた光分岐線路監視システムの概要構成を示す図である。 ONU側における監視光と通信光との伝送状態を示す図である。 実施の形態1であるFBGの一構成例を示す模式図である。 FBGによる広帯域フィルタの概念を示す模式図である。 実施の形態1のFBGによる遮断特性の実験結果を示す図である。 実施の形態2であるFBGの一構成例を示す模式図である。 実施の形態2のFBGによる遮断特性の実験結果を示す図である。 本発明にかかるファイバブラッググレーティング素子が適用される他のシステムの一例を示すブロック図である。 実施の形態3であるFBGの一構成例を示す模式図である。 実施の形態4であるFBGの一構成例を示す模式図である。 実施の形態5であるFBGの一構成例を示す模式図である。 実施の形態5のFBGによる遮断特性の実験結果を示す図である。 実施の形態6であるFBGの一構成例を示す模式図である。 グレーティング長を7mmとした場合における従来の広帯域のファイバブラッググレーティング素子の遮断特性を示す図である。 図14に示したグレーティング長を13mmとした場合における従来の広帯域のファイバブラッググレーティング素子の遮断特性を示す図である。
符号の説明
1a1〜1a8 分岐光線路
2 OTDR
3,28 光スプリッタ
10 伝送装置
18 光カプラ
20 ONU
21,21−1〜21−8,21a,21b,21c,21d FBG
22 幹線光線路
24 ユーザ
25 ファイバセレクタ
26 制御部
30−1,30−3 光コネクタ
31−1,31−3 光受信部
32−1,32−3 O/E部
33−1,33−3 受信処理部
40,50,60,70 FBG部
41,51,61,71 コア
42,52,62,72 クラッド
43,73 高屈折率部
44,45 光ファイバ
44a,45a 端部
λa,λb 通信光の波長
λc1〜λc8 監視光の波長
以下、この発明を実施するための最良の形態であるファイバブラッググレーティング素子について説明する。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1にかかるファイバブラッググレーティング素子を用いた光分岐線路監視システムの概要構成を示す図である。この光分岐線路監視システムは、伝送装置10に幹線光線路22が接続され、この幹線光線路22は、光スプリッタ28によって光多分岐され、複数の幹線光線路22に分岐される。この分岐された幹線光線路22は、光カプラ18を介して局外に延び、屋外の光スプリッタ3によって各分岐線路1a1〜1a8に光多分岐される。光多分岐された各分岐光線路1a1〜1a8は、ユーザ24内の各ONU(Optical Network Unit)20に接続される。なお、この光スプリッタ3は、図示しない光線路監視用デバイスを有し、この光線路監視用デバイスは、監視光λc1〜λc8のみをそれぞれ各分岐光線路1a1〜1a8に対応させて入出力する。
制御部26は、OTDR(Optical Time Domain Reflectometer)2が出力する可変波長の監視光の出力制御を行い、ファイバセレクタ25(以下FSと呼ぶ)に出力するとともに、受信計測の制御をも行う。OTDR2は、この制御部26およびFS25を介して光カプラ18に接続される。
各ONU20には、それぞれ固有の監視光波長が割り当てられ、それぞれの監視光波長帯域の監視光を反射することで受信側に出力されるのを遮断するFBG21−1〜21−8が、各ONU20内に設けられている。なお、各FBG21−1〜21−8は、同じ構成のFBGであり、約10nm帯域の監視光を約60dB遮断する特性を有する。
制御部26は、監視すべきλc1〜λc8の監視光を周期的に出射させ、光カプラ18を介して幹線光線路22に出力される。この際、FS25は、出力すべき幹線光線路22を選択する。光カプラ18において、伝送装置10から伝搬した波長λbの通信光は、たとえば波長λc1の監視光とともに光スプリッタ3に入力され、波長λbの通信光は、分岐光線路1a1〜1a8を介して各ONU20に入力されるとともに、波長λc1の監視光は、分岐光線路1a1に接続されたONU20に入力される。
図2に示すように波長λc1の監視光は、FBG21−1によって反射されるが、波長λbの通信光は、そのまま光受信部31−1で受信され、O/E部32−1によって光/電気変換され、受信処理部33−1に入力される。同様にして、分岐光線路1a3に、波長λc3の監視光と波長λbの通信光とが入力された場合にも、波長λcの監視光は、FBG21−3によって反射されるが、波長λbの通信光は、そのまま光受信部31−3で受信され、O/E部32−3によって光/電気変換され、受信処理部33−3に入力される。ここで、波長λc1などの監視光が光受信部31−1〜31−8に入力されると、通信エラーなどが生じ、通信に大きな影響を及ぼすため、これらの監視光をFBG21−1〜21−8によって確実に遮断する必要がある。ここで、上述したようにFBG21−1〜21−8は、監視光の波長帯域約10nmにおいて約60dBの遮断量を有するので、確実に監視光を遮断することができる。なお、FBG21−1〜21−8は、図示しないフェルールなどによって固定され、コネクタ30−1〜30−8内に設けられる。
ここで、FBG21(21−1〜21−8)の構成について説明する。図3に示すように、FBG21は、波長λc1〜λc8に対応するグレーティングピッチΛが長手方向に変化するチャープトグレーティングである。図4に示すように、ブラッグ中心波長が波長λc1〜λc8であるため、λc1〜λc8までの広帯域で反射することができ、この波長帯域の光を遮断することができる。この結果、ONU20は、同一のFBG21を用いることができる。なお、FBG21は、FBG21−1〜21−8毎に各監視光の波長をブラッグ中心波長として形成されたものを用いてもよい。
このFBG21は、隣り合うグレーティングのピッチΛが、FBG21を形成している光ファイバの長さ方向の中心に向かって広くなるように形成されていることがわかる。このようなグレーティングの構造によれば、例えば、λc1〜λc8までの広帯域に存在する信号光を、安定して反射させることが可能となる。この反射量は、λc1〜λc8までの広帯域において、40dB以上である。
図5は、FBG21の遮断特性を示す図である。FBG21は、1650nmを中心に約10nmの帯域で、入力された光信号を、40dB以上遮断している。この実施の形態1では、FBG21のグレーティングのピッチΛが、前記光ファイバの長さ方向の中心に向かって広くなるように形成されているので、10nm程度の広帯域でも約40dB以上の遮断特性を得ることができる。
図6は、図3の変形例を示す図であり、FBG21を含むFBG部40を示すものである。図6では、FBG部40のクラッド42の外周が、クラッド42の屈折率以上の屈折率をもつ高屈折率部43によって覆われている。なお、高屈折率部43は、FBG部21の周囲全体であることが好ましいが、一部であってもよい。高屈折率部43に用いられる部材は、クラッド42の屈折率以上の高い屈折率をもつものであればよく、たとえばマッチングオイルでも、接着剤でもよい。なお、高屈折率部43は、コア41の屈折率以上の高い屈折率をもつものでもよい。
図7は、FBG部40の遮断特性を示す図である。図7では、マッチングオイルを高屈折率部43としたものであり、FBG部40は、1650nmを中心に約10nmの帯域で、光入力を、60dB以上遮断している。なお、透過損失が、−70dB近傍において揺らぎが生じるのは測定限界だからである。
この実施の形態1では、FBG21の隣り合うグレーティングのピッチΛが、FBGを形成している光ファイバの長さ方向の中心に向かって広くなるように形成されていることによって、10nm程度の広帯域でも約40dB以上の遮断特性を得ることができる。
なお、図1では、光スプリッタ3によって多分岐する構成を示したが、図8に示すように光スプリッタ28よりも下流では分岐されない単一の分岐光線路1a1〜1a8に対してONU20が直接接続され、監視光を、光カプラ18を介して送受するようにしてもよい。この場合、前記監視光を単一波長(例えばλc4)とするのが好ましい。これは、OTDR2が発光する光の中心波長ずれが大きいため、1つのブラッグ中心波長当たり1nmを超える広帯域のFBG21が必要となってしまうためである。
(実施の形態2)
つぎに、この発明の実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1では、一本の光ファイバにFBG21を形成させていた。つまり、一本の光ファイバにグレーティングのピッチΛが、長さ方向の中心に向かって広くなるようにグレーティングが形成されていた。この実施の形態2では、一本の光ファイバにグレーティングを形成するのではなく、端部に向かってグレーティングのピッチΛが広くなるように形成した2本の光ファイバを使用し、両者の端部を融着接続することによりFBGを形成するようにしている。
図9は、この発明の実施の形態2であるFBG21aの縦断面図を示したものである。FBG21aは、端部に向かってグレーティングのピッチΛが広くなるように形成された2本の光ファイバ44、45を、それぞれの端部44a、45aで融着接続することにより形成されている。このFBG21aは、実施の形態1と同様に、グレーティングのピッチΛが、光ファイバの長さ方向の中心(図9では光ファイバ44、45の各々の端部44a、45a)に向かって広くなるように形成されることになるので、遮断特性も実施の形態1と同等の特性が得られる。つまり、図9のFBG21aの遮断特性は、図5に示すものと同等となる。図9のようにFBG21aを形成すると、グレーティングの形成時に、UVの照射幅(UVが照射されている光ファイバの長さ)を短くすることができ、容易に製造が可能となるだけでなく、精度良くグレーティングを形成させることが可能となる。
(実施の形態3)
上述した実施の形態1および実施の形態2では、FBG21、21aのグレーティングのピッチΛが、光ファイバの長さ方向の中心に向かって広くなるようにコア51のみに形成されていたが、この実施の形態3のFGBは、コアのみでなくクラッド領域にも同一のチャープトグレーティングを形成している。
図10は、実施の形態3であるFBG21bを有したFBG部50の縦断面図を示している。図10に示すように、FBG部50は、コア51に加えてクラッド52の一部領域であるクラッド52aまでFBG21bが形成されている。このクラッド52aの領域に形成されたFBG21bによって、クラッド52を伝播した光が、出力側(図10では紙面上、向って右側)に漏れないようにしている。このクラッド52aの領域のチャープトグレーティングの形成は、コア51に添加したGeとほぼ同量のGeをクラッド52aの領域に添加しておき、コア51の領域にチャープトグレーティングを形成すると同じように、二光束干渉法やフェーズマスクを用いた方法によって行うことができる。なお、この実施の形態3では、クラッド52aにGeを添加しているが、これに限らず、チャープトグレーティングがクラッド52aの領域に形成できればよく、たとえば、リンなどの紫外線に感光する材料をクラッド52aの領域に添加してもよい。また、必要に応じて、図6に示した高屈折率部43をクラッド52の外周に形成してもよい。
この実施の形態3によっても、実施の形態1と同様に、図5に示したように、10nm程度の高帯域でも約40dB以上の遮断特性を得ることができるFBG部50を実現できる。
(実施の形態4)
つぎに、実施の形態4について説明する。上述した実施の形態3では、クラッド52の領域にチャープトグレーティングを形成するようにしていたが、この実施の形態4では、コアの領域の屈折率を通常よりも高くしている。
図11は、この発明の実施の形態4であるFBG21cを有したFBG部60の縦断面図を示している。図11に示すように、FBG部60は、実施の形態1のコア41と同様に、コア61の領域にチャープトグレーティングであるFBG21cを形成している。ここで、コア61は、クラッド62に比して高い屈折率を有し、たとえば開口数(NA)を0.2以上とすることが好ましい。また、必要に応じて、図6に示した高屈折率部43をクラッド62の外周に形成してもよい。
図12は、開口数が0.34となるファイバを用いたFBG21cの遮断特性を示した図である。図12に示すように、この実施の形態4によっても、1650nmを中心とした約10nmの広帯域で、約40dB以上の遮断を実現している。
(実施の形態5)
つぎに、実施の形態5について説明する。上述した実施の形態4では、コア61の領域
の屈折率をクラッド62の領域よりも通常より高めの屈折率としたが、この実施の形態5
では、コア領域内の周縁領域の屈折率をクラッドの領域よりも低くしている。
図13は、実施の形態5であるFBG21dを有したFBG部70の縦断面図を示している。図13に示すように、FBG部70は、実施の形態1のコア41と同様に、コア71の領域にチャープトグレーティングであるFBG21dを形成している。コア71は、コア71領域内の周縁領域の屈折率を、クラッド72の領域の屈折率よりも低くし、そのプロファイルがW型(ディスプレイスドクラッドファイバ)になるようにしている。このように屈折率プロファイルをW型とすることによって、クラッド72に生じるクラッドモードが結合しないようにしている。さらに、図6に示したように、高屈折率部73を設けることによって、クラッドモード自体が存在しないようにしてもよい。いずれの場合にも、クラッドモードの影響を除去できるので、遮断特性を格段に向上させることができる。
この実施の形態5によっても、実施の形態1と同様に、図5に示したように、10nm
程度の高帯域でも約40dB以上の遮断特性を得ることができるFBG部70を実現でき
る。
この発明は、入力される光信号に対し広帯域で高遮断のフィルタリングを行う光フィルタを必要とする光通信装置等に容易に適用できる。

Claims (8)

  1. コアと、コアの外側にクラッドを備えた光導波路に複数のグレーティングを形成することにより、入力される光信号に対し、所望の波長帯域で高遮断のフィルタリングを行うファイバブラッググレーティング素子であって、隣り合うグレーティングのピッチ間隔が、前記光導波路の長さ方向の中心に向かって広くなるように形成されていることを特徴とするファイバブラッググレーティング素子。
  2. コアと、コアの外側にクラッドを備えた光導波路に複数のグレーティングを形成することにより、入力される光信号に対し、所望の波長帯域で高遮断のフィルタリングを行うファイバブラッググレーティング素子であって、前記光導波路は、端部に向かって隣り合うグレーティングのピッチ間隔が広くなるように形成された2本の光ファイバの前記端部同士を接続させることにより形成されることを特徴とするファイバブラッググレーティング素子。
  3. 前記光導波路のクラッド領域に、紫外線に対して感光性を有する感光性材料を添付し、前記コア領域と同じグレーティングを形成させたことを特徴とする請求項1または2に記載のファイバブラッググレーティング素子。
  4. 前記光導波路は、開口数が0.2以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のファイバブラッググレーティング素子。
  5. 前記光導波路は、前記コア領域内の周縁部に、前記クラッド領域に比して屈折率が低いリング状の領域を設け、少なくとも前記コア領域にグレーティングを形成したことを特徴とする請求項1または2に記載のファイバブラッググレーティング素子。
  6. 前記光導波路は、少なくとも前記コア領域にグレーティングが形成され、前記クラッドの屈折率以上の屈折率をもつ材料によって前記グレーティングが形成されたコア領域の一部あるいは全部を前記クラッドの外側から覆うことを特徴とする請求項1または2に記載のファイバブラッググレーティング素子。
  7. 所望の波長帯域が10nm以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のファイバグレーティング素子。
  8. 所望の波長帯域での遮断量が40dB以上であることを特徴とする請求項1、2または7に記載のファイバグレーティング素子。
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