JP2001100053A - 光導波路グレーティング - Google Patents

光導波路グレーティング

Info

Publication number
JP2001100053A
JP2001100053A JP27316899A JP27316899A JP2001100053A JP 2001100053 A JP2001100053 A JP 2001100053A JP 27316899 A JP27316899 A JP 27316899A JP 27316899 A JP27316899 A JP 27316899A JP 2001100053 A JP2001100053 A JP 2001100053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grating
optical waveguide
pitch
reflection
forming portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27316899A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Suzuki
鈴木  茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
Priority to JP27316899A priority Critical patent/JP2001100053A/ja
Publication of JP2001100053A publication Critical patent/JP2001100053A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】反射特性の劣化を改善する。 【解決手段】グレーティングG1〜G8のピッチP1〜P7
をグレーティング形成部GFの両端部EDで狭く、グレ
ーティング形成部の中央CEに行くにしたがってグレー
ティングのピッチを広くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光導波路グレーティ
ングに係わり、特に反射特性を改善する光導波路グレー
ティングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、光ファイバなどの光導波路の
コアの屈折率を光導波路の光伝播方向に周期的に変調さ
せたグレーティングを形成した場合、グレーティングの
反射波長よりも短波長側に10数nmにわたって損失が
発生する。この損失は、光導波路のコアを伝播する光が
クラッドモードと結合することによって生じる。グレー
ティングの反射波長λBとグレーティングの反射波長の
短波長側に生じるクラッドモードとの結合による損失が
起こる最長波長λLとの波長差λoff
【0003】
【式1】
【0004】で与えられる(V. Mizrahi and J. E. Sip
e, "Optical properties of photosensitive fiber pha
se gratings", IEEE Journal of Lightwave Technolog
y, vol. 11, no. 10, pp. 1513-1517, 1993)。ただ
し、ncladはクラッドの屈折率であり、neff及びλBは、
【0005】
【式2】
【0006】
【式3】
【0007】で表わされる。ここで,ncoreはコアの屈折
率、ΔnUVは紫外線によるコアの屈折率変化、Λはグレ
ーティングのピッチである。
【0008】従って、クラッドモードの結合による損失
の発生する波長とグレーティングの反射波長域が重なら
ない程度に反射波長域が狭いグレーティングを用いる場
合は、グレーティングの反射波長の短波長側の損失は問
題にならない。
【0009】しかし、クラッドモードの結合による損失
の発生する波長とグレーティングの反射波長域が重なる
場合にグレーティングのピッチが狭い側から光が入力さ
れれば問題は無いが、グレーティングのピッチが広い側
から光が入力されると反射波長域の短波長側の反射率が
低下し、実用上問題を生じる虞がある。たとえば、クラ
ッドモードの結合による損失の発生する波長と反射波長
域が重なってしまうほど反射波長域が広いチャープグレ
ーティング(グレーティングのピッチが光導波路の長さ
方向に変化しているグレーティング)を用いる場合や、
反射波長域が狭い複数個のグレーティングを直列に配置
して、そのうちの一つないし複数個のグレーティングの
クラッドモードの結合による損失の発生する波長と他の
グレーティングの反射波長とが重なるような場合が該当
する。反射波長域が広いチャープグレーティングを用い
る場合や、複数個のグレーティングを直列に用いる場合
は、反射特性に方向性が生じるため、入力方向を誤って
製造・使用すると、所望の特性が得られないので、慎重
に取り扱う必要がある。また、反射特性に方向性がある
ために双方向入力が必要な用途には不向きであり、グレ
ーティングの用途が制限される。このようなグレーティ
ングの反射波長の短波長側にクラッドモードとの結合に
よる損失が発生することによる反射特性の方向性を抑え
るための従来技術としては、高NAファイバを用いる方
法(特開平9−5544号公報)、クラッドにもコアと
同じ大きさの屈折率上昇が生じるようにコアとクラッド
にGeO2を添加したファイバを用いる方法(Delevaque
E., Boj S., Bayon J. -F., Poignant H., LeMellot,
J., Monerie, M., Niay P., Bernage, P., "Optical fi
ber design forstrong gratings photoimprinting with
radiation mode suppression", OFC '95 Postdeadline
papers GD5, 1995)、デプレスドクラッドファイバを
用いる方法(L. Dong, L. Reekie, J. L. Cruz, J. E.
Caplen and D. N. Payne, "Cladding mode coupling su
ppression in fibre Bragg gratings using fibres wit
h depressed cladding", ECOC'96 MoB.3.3, vol. 1, p
p. 53-56, 1996)等のようにグレーティングを形成する
光導波路の屈折率分布を調整する方法がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この高NAファイバを
用いた方法では、式(1)のλoffを大きくして、クラ
ッドモードの結合による損失の発生する波長が反射波長
域と重り難くなるようにしているが、依然としてクラッ
ドモードの結合による損失は発生するので、クラッドモ
ードの結合による損失の影響を受けない反射波長域幅は
制限される。
【0011】また、クラッドにもコアと同じ大きさの屈
折率上昇が生じるようにコアとクラッドにGeO2を添加し
たファイバを用いる方法、デプレスドクラッドファイバ
を用いる方法等は、クラッドモードの結合による損失自
体を抑えられるが、グレーティングの反射波長の短波長
側に発生する損失を完全に抑えるためには、光導波路の
屈折率分布、ドーパント分布を高精度に制御する必要が
あり、技術的に非常に困難である。
【0012】言い換えれば、従来の方法に用いる光導波
路、特に、クラッドにもコアと同一の屈折率上昇が生じ
るようにコアとクラッドにGeO2を添加したファイバやデ
プレスドクラッドファイバなどは、ファイバの屈折率分
布やファイバ中のドーパント分布等の高度な制御を必要
とするため製品の歩留まりが悪く、設計通りの特性を得
るのは非常に困難である。
【0013】
【発明の目的】本発明は上述した難点に鑑みなされたも
ので、従来技術のように高NAファイバ、クラッドにも
コアと同じ大きさの屈折率上昇が生じるようにコアとク
ラッドにGeO2を添加したファイバ、デプレスドクラッド
ファイバ等の特殊な光導波路を必要とせず、クラッドモ
ードの結合による損失により光の入力方向によって反射
特性に違いが生じること、即ち反射特性に方向性がある
という問題を解消するもので、反射特性を改善する光導
波路グレーティングを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の光導波路グレーティングは、光導波路の軸線に
沿って所定の範囲にグレーティングを形成してグレーテ
ィング形成部を設けてなる光導波路グレーティングであ
って、隣接するグレーティングとグレーティングのピッ
チが、グレーティング形成部の両端部側ほど狭く、中央
部に行くほど広くなっているものである。
【0015】また、本発明の光導波路グレーティング
は、各グループ内ではグレーティングのピッチが等ピッ
チであるグレーティンググループを光導波路の軸線方向
に複数個配列して所定の範囲にグレーティング形成部を
設けた光導波路グレーティングであって、グレーティン
グ形成部内において、これらのグレーティンググループ
を中央部から端部に向けて配列する場合、中央部に配列
されるグレーティンググループのピッチをP11とし、そ
の外側に配列されるグレーティンググループのピッチを
順次P21、P31として、一番外側に配列されるグレーテ
ィンググループのピッチをPn1としたとき、P11>P21
>P31>、・・・>Pn1(nは2以上の正の整数)とな
るようにグレーティンググループを配列したものであ
る。
【0016】この光導波路グレーティングによれば、グ
レーティングの何れの側から光信号が入力されてもグレ
ーティング反射波長の短波長側での損失がグレーティン
グの反射特性を劣化させる問題は発生せず、反射特性が
改善される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光導波路グレーテ
ィングにおける好ましい実施の形態例について図面にし
たがって説明する。
【0018】本発明の光導波路グレーティングGG1
は、第1の実施の形態例において、図1(a)に示すよ
うに光導披路である光ファイバがコアCとクラッドKか
らなり、光ファイバの軸線に沿って所定の範囲にグレー
ティングG1〜G8をコアC中に形成してグレーティング
形成郎GFを設けてなるものである。
【0019】この光導波路グレーティングGG1におい
て、図1(a)、(b)に示すように隣接するグレーテ
ィングとグレーティングのピッチP1〜P7は、グレーテ
ィング形成部GFの両端部ED側ほど狭く、中央部CE
に行くほど広くなっている。本実施例では図1(a)、
(b)のようにピッチP1〜P7の寸法は、P7<P6<P
5<P4<P3<P2<P1の関係になっている。
【0020】なお、グレーティングG1〜G8のピッチP
1〜P7の寸法及び分割数はこれに限るものではない。ま
た、図中、C1、C2の部分は、グレーティング非形成筒
所を示す。
【0021】次に、本発明の光導波路グレーティングを
第2の実施の形態例について図2(a)、(b)に基づ
いて説明する。
【0022】図2(a)に示すように本発明の光導波路
グレーティングGG2は、各グループR1、R2、R3内で
はグレーティングG10、G20、G30のピッチP11、P2
1、P31が等ピッチ(等間隔)であるグレーティンググ
ループR1、R2、R3を光導披路である光ファイバの軸
線方向に複数個配列して所定の範囲にグレーティング形
成部GFが設けられている。
【0023】この光導波路グレーティングは、図2
(a)、(b)に示すようにグレーティング形成部GF
内において、これらのグレーティンググループR1、R
2、R3を中央部CEから端部EDに向けて配列する場
合、中央部CEに配列されるグレーティンググループR
1のピッチをP11とし、その外側に配列されるグレーテ
ィンググループR2のピッチを順次P21とし、一番外側
に配列されるグレーティンググループR3のピッチをP3
1としたとき、P11>P21>P31となるようにグレーテ
ィンググループR1、R2、R3が配列されている。
【0024】なお、グレーティングG10、G20、G30の
ピッチP11、P21、P31の寸法及び分割数はこれに限る
ものではない。即ち、図示の例ではグレーティング形成
部GFを形成する光導披路である光ファイバの軸線方向
に中央部CEの両側にグレーティンググループはそれぞ
れ3個設けられているが、それぞれn個(nは2以上の
正の整数)であってもよく、この場合にグレーティング
グループR1、R2、R3、・・・RnのピッチはP11>P
21>P31>、・・・>Pn1となるようにグレーティング
グループR1、R2、R3、・・・Rnが配列される。
【0025】また、図中、C10、C20、C30、C40の部
分は、非グレーティング形成箇所を示しており、本実施
例では、グレーティング形成部GFのグレーティンググ
ループR1、R2、R3の間または側部に設けられてい
る。
【0026】次に、本発明の光導波路グレーティングを
第3の実施の形態例について図3(a)、(b)に基づ
いて説明する。
【0027】図3(a)に示すように本発明の光導波路
グレーティングGG3は、グレーティンググループR1
1、R12、R13を光導披路である光ファイバの軸線方向
に複数個配列して所定の範囲にグレーティング形成部G
Fが設けられている。
【0028】図3(a)、(b)に示すように各グルー
プR11、R12、R13内ではグレーティングG30、G40、
G50; G60、G70、G80、G90、G100、G110、G12
0、G130のピッチP12、P22;P32、P42、P52; P6
2、P72、P82はそれぞれ異なるピッチ(異なる間隔)
で設けられている。
【0029】即ち、この光導波路グレーティングは、グ
レーティング形成部GF内において、これらのグレーテ
ィンググループR11、R12、R13を中央部CEから端部
EDに向けて配列する場合、グループR11では、両端部
ED側ほど狭く、中央CE側に行くほどピッチが広くな
っている。グループR12、R13に関しても同様である。
言い換えれば、各グループR11、R12、R13のピッチP
12、P22;P32、P42、P52; P62、P72、P82はP12
>P22;P32>P42>P52;P62>P72>P82となり、
かつP22>P32;P52>P62となるようにグレーティン
ググループR11、R12、R13が配列されている。
【0030】なお、グレーティングG30〜G130のピッ
チP12〜P82の寸法及び分割数はこれに限るものではな
い。即ち、図示の例ではグレーティング形成部GFを形
成する光導披路である光ファイバの軸線方向に中央部C
Eの両側にグレーティンググループはそれぞれ3個設け
られているが、それぞれn個(nは2以上の正の整数)
であってもよく、この場合、グレーティンググループR
11、R12、R13、・・・R1nのピッチは両端部ED側ほ
ど狭く、中央CE側に行くほどピッチが広くなるように
グレーティンググループR11、R12、R13、・・・R1n
が配列される。
【0031】また、図中、C50、C60、C70、C80の部
分は、非グレーティング形成箇所を示しており、本実施
例では、グレーティング形成部GFのグレーティンググ
ループR11、R12、R13の間または側部に設けられてい
る。
【0032】何れの実施の形態例の場合においてもグレ
ーティング形成部GFの中央CEに対してグレーティン
グのピッチがグレーティング形成部GFの中央CEで対
称に配置されている必要はなく、非対称に構成すること
もできる。重要なのはグレーティングのピッチがグレー
ティング形成部GFの両端部EDで狭く中央CEに行く
にしたがって広くなっており、何れから入力しても反射
波長域が同じになるようなグレーティングのピッチで光
導波路にグレーティングを形成することである。即ち、
光導波路の長さ方向に見た場合、グレーティング形成部
GFの一端部EDではグレーティングのピッチが狭く中
央CEに行くにしたがって徐々にグレーティングのピッ
チが広がっていきグレーティングのピッチが最も広くな
った後はグレーティング形成部GFの逆端部EDに向か
って徐々にグレーティングのピッチが狭くなっており、
グレーティング形成部GFの一端部から入射した光が入
力端部からグレーティングのピッチの最も広い部分迄の
区間で反射される波長域と、グレーティング形成部の他
端部から入射した光が他端部からグレーティングのピッ
チの最も広い部分までの区間で反射される波長域とが同
一である必要がある。このグレーティングを直列に配置
した光導波路グレーティングは、両端部のグレーティン
グのピッチが狭くなっているので、何れ側から入力して
もグレーティング反射波長の短波長側での損失がグレー
ティングの反射特性を劣化させる事態は発生しない。
【0033】このグレーティングを直列に配置したグレ
ーティングを製造するためには、位相マスクを利用する
方法が簡便である(特開平7−140311号公報)。
位相マスクとは、石英ガラス等の紫外線を透過する材質
を用いた平板に複数個の溝(マスクパターン)を刻んだ
ものであり、刻まれた溝の間隔が一定である位相マスク
と刻まれた溝の間隔が一定ではない位相マスク(チャー
プマスク)がある(図4(a)、図5(a))。
【0034】このような位相マスクを用いて、グレーテ
ィングのピッチがグレーティング形成部GFの両端部E
Dで狭く、グレーティング形成部GFの中央CEに行く
にしたがってグレーティングのピッチを広くした本発明
の光導波路グレーティング(図1)を製造するには、先
ず、位相マスクMの溝の間隔P(マスクピッチ)がマス
クパターンMPの片端で狭く、マスクパターンMPの他
端に行くにしたがってマスクピッチPが広くなるように
図4(a)に示すようにマスクパターンMPを形成す
る。次に、導波路のコアCに紫外線VRを使って図4
(b)のようにして投影し、導波路をずらし位相マスク
Mを逆方向にし紫外線VRを使って図4(c)のように
して投影する。または、位相マスクMを対称にしたもの
を形成し(図5(a))、導波路のコアCに紫外線VR
を使って図5(b)のようにして投影する。このように
して本発明の光導波路グレーティングG(図1)は製造
される。
【0035】また、グレーティングのピッチがグレーテ
ィング形成部GFの両端部EDで狭く、グレーティング
形成部GFの中央CEに行くにしたがってグレーティン
グのピッチが広くなるように複数個の実質的に等ピッチ
P11、P21、P31のグレーティングを順次配置した本発
明の光導波路グレーティング(図2)、グレーティング
のピッチがグレーティング形成部GFの両端部EDで狭
く、グレーティング形成部GFの中央CEに行くにした
がってグレーティングのピッチが広くなるように複数個
の実質的に異なるピッチピッチP12、P22;P32、P4
2、P52; P62、P72、P82のグレーティングを順次配
置した本発明の光導波路グレーティング(図3)を製造
するには、先ず、これらのグレーティングのピッチに位
相マスクMの溝の間隔P(マスクピッチ)が対応するよ
うに図4(a)に示すようにマスクパターンMPを形成
する。次に、導波路のコアCに紫外線VRを使って図4
(b)のようにして投影し、導波路をずらし位相マスク
Mを逆方向にし紫外線VRを使って図4(c)のように
して投影する。または、位相マスクMを対称にしたもの
を形成し(図5(a))、導波路のコアCに紫外線VR
を使って図5(b)のようにして投影する。このように
して本発明の光導波路グレーティングG(図2、図3)
は製造される。
【0036】本発明によれば、従来技術のように高NA
ファイバ、クラッドにもコアと同一の屈折率上昇が生じ
るようにコアと同量のGeO2をクラッド添加したファイ
バ、デプレスドクラッドファイバなどの特殊な光導波路
を必要としないで、クラッドモードの結合による損失の
ために反射スペクトルが劣化する欠点(反射特性の方向
性が生じること)をなくすことができる。このため、グ
レーティングをフィルタ、ミラー、センサ等として用い
る場合、光の入力方向に制約が無くなり取扱が容易にな
る。
【0037】〈実施例〉1.3μmゼロ分散シングルモー
ドファイバを用いて、図1に示すようにグレーティング
のピッチがグレーティング形成部GFの両端部EDで狭
く、グレーティング形成部GFの中央CEに行くにした
がってグレーティングのピッチを広くした反射中心波長
1650nmのチャープグレーティングを作製した。こ
の場合、図4(a)〜(c)に示す相マスクと紫外線V
Rを用いた。コアには石英ガラスにGeO2を添加し、クラ
ッドとして石英ガラスを使用した。反射中心波長1650nm
のチャープグレーティングの一端部から入力したときの
反射スペクトルを図6、透過スペクトルを図7に、他端
部から入力したときの反射スペクトルを図8、透過スペ
クトルを図9にそれぞれ示す。
【0038】このように本発明の光導波路グレーティン
グGでは、グレーティングGへの入力方向に関わらず透
過スペクトルが変わらない。また、本発明の光導波路グ
レーティングGにおいて、反射スペクトルは入力方向に
よる反射帯域の劣化が見られない。
【0039】〈比較例〉従来の技術で、図4(b)に示
すように位相マスクと紫外線を用い、通常の1.3μmゼ
ロ分散シングルモードファイバによりグレーティング形
成部の片端部でグレーティングのピッチが広く、もう一
方の端部でグレーティングのピッチが狭いチャープグレ
ーティングを作製した。コアには石英ガラスにGeO2を添
加し、クラッドとして石英ガラスを使用した。反射中心
波長1650nmのチャープグレーティングの短波長側から入
力したときの反射スペクトルを図10、透過スペクトル
を図11に、長波長側から入力したときの反射スペクト
ルを図12、透過スペクトルを図13にそれぞれ示す。
【0040】短波長側から入力したときも長波長側から
入力したときも透過スペクトルは変わらないが、反射ス
ペクトルは長波長側から入力した場合、反射帯域の短波
長側の反射率が劣化している。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の光導波路グレーティングによれば、グレーティングの
何れの側から光信号が入力されてもグレーティング反射
波長の短波長側での損失がグレーティングの反射特性を
劣化させる欠点は発生せず、反射特性が改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の光導波路グレーティングの第
1の実施の形態例を示す図、(b)は光導波路グレーテ
ィングのグレーティング形成部の詳細を示す図。
【図2】(a)は本発明の光導波路グレーティングの第
2の実施の形態例を示す図、(b)は光導波路グレーテ
ィングのグレーティング形成部の詳細を示す図。
【図3】(a)は本発明の光導波路グレーティングの第
3の実施の形態例を示す図、(b)は光導波路グレーテ
ィングのグレーティング形成部の詳細を示す図。
【図4】(a)、(b)、(c)は本発明の光導波路グレ
ーティングの製造方法を示す説明図。
【図5】(a)、(b)は本発明の光導波路グレーティン
グの他の製造方法を示す説明図。
【図6】本発明の光導波路グレーティングの一端部から
入力したときの反射スペクトル特性図。
【図7】本発明の光導波路グレーティングの一端部から
入力したときの透過スペクトル特性図。
【図8】本発明の光導波路グレーティングの他端部から
入力したときの反射スペクトル特性図。
【図9】本発明の光導波路グレーティングの他端部から
入力したときの透過スペクトル特性図。
【図10】従来の光導波路グレーティングの短波長側か
ら入力したときの反射スペクトル特性図。
【図11】従来の光導波路グレーティングの短波長側か
ら入力したときの透過スペクトル特性図。
【図12】従来の光導波路グレーティングの長波長側か
ら入力したときの反射スペクトル特性図。
【図13】従来の光導波路グレーティングの長波長側か
ら入力したときの透過スペクトル特性図。
【符号の説明】
GG1・・・・・光導波路グレーティング G1〜G8・・・・・グレーティング GF・・・・・グレーティング形成郎 P1〜P7・・・・・ピッチ ED・・・・・端部 CE・・・・・中央部 GG2・・・・・光導波路グレーティング G10、G20、G30・・・・・グレーティング P11、P21、P31・・・・・ピッチ R1、R2、R3・・・・・グレーティンググループ P31、P21、P11・・・・・ピッチ GG3・・・・・光導波路グレーティング R11、R12、R13・・・・・グレーティンググループ G30、G40、G50、G60、G70、G80、G90、G100、
G110、G120、G130・・・・・グレーティング P12、P22、P32、P42、P52、P62、P72、P82・・・・
・ピッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光導波路の軸線に沿って所定の範囲にグレ
    ーティングを形成してグレーティング形成郎を設けてな
    る光導波路グレーティングであって、隣接するグレーテ
    ィングとグレーティングのピッチが、前記グレーティン
    グ形成部の両端部側ほど狭く、中央部に行くほど広くな
    っていることを特徴とする光導波路グレーティング。
  2. 【請求項2】各グループ内ではグレーティングのピッチ
    が等ピッチであるグレーティンググループを光導波路の
    軸線方向に複数個配列して所定の範囲にグレーティング
    形成部を設けた光導波路グレーティングであって、前記
    グレーティング形成部内において、これらのグレーティ
    ンググループを中央部から端部に向けて配列する場合、
    中央部に配列されるグレーティンググループのピッチを
    P11とし、その外側に配列されるグレーティンググルー
    プのピッチを順次P21、P31として、一番外側に配列さ
    れるグレーティンググループのピッチをPn1としたと
    き、P11>P21>P31>、・・・>Pn1(nは2以上の
    正の整数)となるようにグレーティンググループを配列
    したことを特徴とする光導波路グレーティング。
JP27316899A 1999-09-27 1999-09-27 光導波路グレーティング Pending JP2001100053A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27316899A JP2001100053A (ja) 1999-09-27 1999-09-27 光導波路グレーティング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27316899A JP2001100053A (ja) 1999-09-27 1999-09-27 光導波路グレーティング

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001100053A true JP2001100053A (ja) 2001-04-13

Family

ID=17524056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27316899A Pending JP2001100053A (ja) 1999-09-27 1999-09-27 光導波路グレーティング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001100053A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003034116A2 (en) * 2001-10-18 2003-04-24 Fujitsu Network Communications, Inc. Distributed gratings in optical fibres
JP2008058693A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Furukawa Electric Co Ltd:The ファイバ・ブラッグ・グレーティング素子およびファイバアダプタ
JPWO2006095548A1 (ja) * 2005-02-17 2008-08-14 古河電気工業株式会社 ファイバブラッググレーティング素子
JP2011028292A (ja) * 2010-10-05 2011-02-10 Furukawa Electric Co Ltd:The ファイバ・ブラッグ・グレーティング素子およびファイバアダプタ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003034116A2 (en) * 2001-10-18 2003-04-24 Fujitsu Network Communications, Inc. Distributed gratings in optical fibres
WO2003034116A3 (en) * 2001-10-18 2003-07-24 Fujitsu Network Communications Distributed gratings in optical fibres
JPWO2006095548A1 (ja) * 2005-02-17 2008-08-14 古河電気工業株式会社 ファイバブラッググレーティング素子
JP2008058693A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Furukawa Electric Co Ltd:The ファイバ・ブラッグ・グレーティング素子およびファイバアダプタ
JP4712648B2 (ja) * 2006-08-31 2011-06-29 古河電気工業株式会社 ファイバ・ブラッグ・グレーティング素子およびファイバアダプタ
JP2011028292A (ja) * 2010-10-05 2011-02-10 Furukawa Electric Co Ltd:The ファイバ・ブラッグ・グレーティング素子およびファイバアダプタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6445862B1 (en) Dispersion compensating photonic crystal fiber
US5341444A (en) Polarization compensated integrated optical filters and multiplexers
JP4358073B2 (ja) 低曲げ損失トレンチ型マルチモードファイバ
JP3320745B2 (ja) 分散フラット光ファイバ
US6009222A (en) Optical fibre and optical fibre grating
JP3659460B2 (ja) 分散補償型光ファイバを有するシステム
AU719606B2 (en) Optical fiber grating
JP3912009B2 (ja) 分散補償ファイバ
KR20020084113A (ko) 분산 보상 모듈 및 그 내부의 모드 컨버터, 커플러 및분산 보상 광도파관
US6256442B1 (en) Athermal integrated optical waveguide device
KR20000068867A (ko) 분산시프트파이버
US5848207A (en) Optical device formed with grating therein, add/drop filter using same, and method of fabricating same
JP6003069B2 (ja) グレーティング素子及び光素子
GB2354083A (en) Temperature compensating long period optical fibre grating filter
KR20040068216A (ko) 분산과 분산 기울기 보상 광섬유 및 그를 이용한 광전송시스템
CA2366985C (en) Temperature compensated long period optical fiber grating filter
JP2001194539A (ja) 多重クラッディング構造を利用して温度補償された長周期光ファイバ格子フィルタ
JP5529077B2 (ja) 感光性光導波路
JP2001100053A (ja) 光導波路グレーティング
EP2224269B1 (en) Manufacturing method of an optical waveguide dispersion compensating device
TW419603B (en) Optical fiber
TW526345B (en) Optical fiber and optical component containing the optical fiber
US6134361A (en) Optical multiplexer/demultiplexer
JP2003004957A (ja) 光導波路、ならびに非対称光学フィルタ装置を作成するための方法
US7209620B2 (en) Dispersion optimized fiber having higher spot area

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050420

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060314