JPWO2006093032A1 - 補強部材、および、ディスプレイ装置 - Google Patents

補強部材、および、ディスプレイ装置 Download PDF

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Abstract

ディスプレイ装置1は、画像を表示する表示手段10と、回動軸20を略回動中心として回動可能に表示手段10を保持するフレーム部30と、補強部材50と、などを具備している。補強部材50は、回動軸20に固定される回動軸側取付部51と、フレーム本体31に固定される保持部材側取付部52と、備えている。補強部材50は、簡易な構造でフレーム本体31における回動支点側を補強でき、ディスプレイ装置1が車両内に設けられた場合でも、フレーム本体31の回動方向への振動を抑制できる。したがって、表示手段10の良好な視認性を確保することができ、高効率で補強部材50を製造できる。

Description

本発明は、ディスプレイ装置を補強する補強部材、および、ディスプレイ装置に関する。
従来、移動体に設けられかつ画像データを表示するディスプレイ装置が知られている。このディスプレイ装置として、移動体としての車両であって、車両内の天井の中央部付近で後席の搭乗者から視認可能な位置に設けられたディスプレイ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のディスプレイ装置は、移動方向において前側と後側に搭乗席が複数配置された車両に搭載され、後席に搭乗した利用者から視認可能な位置に設置される。このディスプレイ装置は、車両内の天井における後席よりもやや前方側に固定して取り付けられた収納部と、これに回動軸を介して開閉可能に取り付けられた表示部と、を具備している。表示部は、テレビチューナ、DVD(Digital Versatile Disc)プレイヤ、カーナビゲーション等の図示しない映像再生機器と各種情報が送受信可能に接続され、各種映像を表示出力する表示手段を備えている。そして、この表示部は、使用しないときは表示部を手動で回動させて収納部へ収納され、使用するときのみ表示部を車両の天井部に対して開いた状態に手動で回動させる構成が採られている。
特開2004−82835(第6頁、図1参照)
しかしながら、上述した従来のような構成では、表示部を車両の天井部に対して開いた状態でディスプレイ装置を使用する場合、車両が移動することにより発生する振動により、表示部が回動軸を中心とした回動方向に振動してしまう。このため、ディスプレイ装置の視認性が害されるおそれがある、などの問題が一例として挙げられる。
本発明は、上述したような問題点に鑑みて、簡易な構成でディスプレイ装置の良好な視認性が得られる補強部材、および、ディスプレイ装置を提供することを1つの目的とする。
本発明の補強部材は、画像を表示する表示手段、回動軸、および前記回動軸を略回動中心として回動可能に前記表示手段を保持する保持部材を備えたディスプレイ装置を補強する補強部材であって、接合方向が前記回動軸の径方向に略沿って前記回動軸に取り付けられる回動軸側取付部と、前記回動軸側取付部に一体形成され、接合方向が前記回動軸の径方向と交差する方向に略沿って前記保持部材に取り付けられる保持部材側取付部と、を具備したことを特徴とする。
本発明の補強部材は、画像を表示する表示手段、回動軸、および前記回動軸を略回動中心として回動可能に前記表示手段を保持する保持部材を備えたディスプレイ装置を補強する補強部材であって、接合方向が前記回動軸の径方向に略沿って、前記保持部材の回動支点側から離間する状態で前記回動軸に取り付けられる回動軸側取付部と、前記回動軸側取付部に一連に一体形成され、接合方向が前記回動軸側取付部の接合方向と略同方向に沿って、前記保持部材の回動端側に取り付けられる保持部材側取付部と、を具備したことを特徴とする。
本発明のディスプレイ装置は、画像を表示する表示手段と、回動軸と、前記回動軸を略回動中心として回動可能に前記表示手段を保持する保持部材と、前記保持部材および前記回動軸に取り付けられる前述した本発明の補強部材と、を具備したことを特徴とする。
本発明の第1の実施の形態に係るディスプレイ装置が設けられた車両の概略構成を示す模式図である。 前記実施の形態に係るディスプレイ装置を示す斜視図である。 前記実施の形態における第1の補強部材を示す斜視図である。 前記実施の形態における第2の補強部材を示す斜視図である。 比較例としてのディスプレイ装置を示す斜視図である。 比較例としてのディスプレイ装置のフレーム本体における回動支点側と、本発明の第1の実施の形態に係るディスプレイ装置のフレーム本体における回動支点側と、のそれぞれにおける振動の強度と周波数との関係を示すグラフである。 本発明の第2の実施の形態に係るディスプレイ装置を示す斜視図である。 比較例としてのディスプレイ装置のフレーム本体における回動支点側と、本発明の第2の実施の形態に係るディスプレイ装置のフレーム本体における回動支点側と、のそれぞれにおける振動の強度と周波数との関係を示すグラフである。 本発明の第3の実施の形態に係るディスプレイ装置を示す斜視図である。 比較例としてのディスプレイ装置のフレーム本体における回動支点側と、本発明の第3の実施の形態に係るディスプレイ装置のフレーム本体における回動支点側と、のそれぞれにおける振動の強度と周波数との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 ディスプレイ装置
2 移動体としての車両
4 ディスプレイ装置
5 ディスプレイ装置
6 ディスプレイ装置
7 ディスプレイ装置
10 表示手段
20 回動軸
30 フレーム部
32F 回動軸側接合部としても機能するねじ
50 補強部材
51 回動軸側取付部
51A 回動軸側接合部
52 保持部材側取付部
52B 保持部材側接合部としてのねじ
53 第1の立上部
54 第2の立上部
60 補強部材
61 第1の補強部材
61A 回動軸側取付部
61B 立上部
61C 保持部材側取付部
61C1保持部材側接合部としてのねじ
61D 連結部
62 第2の補強部材
62A 回動軸側取付部
62B 立上部
62C 保持部材側取付部
62C1保持部材側接合部としてのねじ
62D 連結部
70 補強部材
71 回動軸側取付部
72 立上部
73 保持部材側取付部
73A 保持部材側接合部としてのねじ
74 連結部
以下に、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態では、ディスプレイ装置として、移動体としての車両に搭載され、車両内の天井部に固定して取り付けられた構成を例示して説明するが、これに限らない。すなわち、例えば前席側におけるフロント側の中央部に設けられ、前席に搭乗した利用者に視認可能な状態に設置されるなど、車両において設けられる構成であればいずれの配置構成でも構わない。また、本発明のディスプレイ装置は、車両内の天井部に取り付けられて使用する構成に限らず、ディスプレイ装置を床面部や側壁面部などに取り付けられて使用する構成としても構わない。そして、本発明のディスプレイ装置は、搭乗席が前席側および後席側に複数配置された車両において設けられる構成を例示して説明するが、これに限らず、ワゴン車やバス、あるいは飛行機や船舶などのいずれの移動体に設置される構成にも適用できる。さらに、本発明のディスプレイ装置は、移動体に設置される構成に限らず、例えば建物内における空調からの風が当る場所など、建物内でも振動が発生する場所に設置される構成などとしてもよい。
〔第1の実施の形態〕
(ディスプレイ装置の構成)
図1は、本発明の一実施の形態に係るディスプレイ装置が設けられた車両の概略構成を示す模式図である。図2は、ディスプレイ装置を示す斜視図である。図3Aは、第1の補強部材を示す斜視図であり、図3Bは第2の補強部材を示す斜視図である。
図1において、1はディスプレイ装置であり、このディスプレイ装置1は、移動方向において前側と後側に搭乗席が複数配置された車両2に搭載される。そして、車両2内の天井部における後席3と対応する部位よりもやや前方側に設けられ、後席3に搭乗した利用者に視認可能な状態に設置される。そして、ディスプレイ装置1は、図2に示すように、表示手段10と、回動軸20と、保持部材としてのフレーム部30と、軸支部40と、補強部材50と、を備えている。
表示手段10は、画像を表示する。この表示手段10は、回路装置11と、図示しない表示部と、を備えている。回路装置11は、例えばテレビチューナ、DVDプレイヤ、カーナビゲーション等の図示しない映像再生機器と各種情報が送受信可能に接続され、映像再生機器からアナログ信号やデジタル信号として送信される映像データ、TV放送データ、などを処理する。表示部は、平面矩形状の表示パネルであり、回路装置の図示しない回路基板上に設けられる。この表示部は、回路装置11と各種情報が送受信可能に接続され、回路装置11で処理された映像データなどを表示する。なお、表示部としては、例えば液晶表示パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネル、PDP(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode-Ray Tube)、FED(Field Emission Display)、電気泳動ディスプレイパネルなどが例示できる。
回動軸20は、軸直交方向の断面形状が真円形の例えば鋼製の棒部材であり、この回動軸20の中心軸がフレーム部30の略回動中心となる。なお、回動軸20の形状としては、軸直交方向の断面形状が真円形に限らず、例えば正方形状などとしてもよい。
フレーム部30は、回動軸20を略回動中心として回動可能に表示手段10を保持する。このフレーム部30は、フレーム本体31と、係合部32と、を備えている。
フレーム本体31は、表示手段10を保持する。このフレーム本体31は、略長手矩形状の板枠状に形成された平面部31Aを有している。平面部31Aは、その長手方向の一側縁が回動軸20の軸方向と略沿って設けられている。この平面部31Aの中心部には略矩形状の図示しない表示窓が形成される。この表示窓には表示手段10が嵌合されて、例えば図示しないねじなどにて平面部31Aに固定されている。平面部31Aの長手方向の両側端部には、平面部31Aに対して略垂直な方向に向かって折曲形成された側面部31Bが突出して形成されている。なお、平面部31Aの長手方向の寸法は、回動軸20の軸方向の寸法よりも所定寸法短く形成されている。また、平面部31Aおよび側面部31Bは、例えば、鋼製平板のプレス加工にて折曲形成されている。
係合部32は、回動軸20を略回動中心として回動可能にフレーム本体31を保持する。この係合部32は、略長尺矩形状の板状に形成されたフレーム連結部32Aを有している。フレーム連結部32Aは、平面部31Aにおける長手方向の一側縁に略沿う状態に張り合わされている。このフレーム連結部32Aは、例えば複数のねじ32Bなどにて平面部31Aに固定される。そして、フレーム連結部32Aにおける長手方向の一側縁には、側面部31Bの突出方向と略反対方向に向かって折曲形成された第1の長尺側面部32Cが突出して形成されている。さらに、この第1の長尺側面部32Cにおける長手方向の他側縁には、フレーム連結部32Aと略平行な方向かつフレーム本体31の外側方向に向かって折曲形成された係合面部32Dが突出形成されている。また、この係合面部32Dにおける長手方向の他側端縁には、側面部31Bの突出方向と略同方向に向かって折曲形成された第2の長尺側面部32Eが突出形成されている。そして、第1の長尺側面部32Cと、係合面部32Dと、第2の長尺側面部32Eとで囲まれる空間に、回動軸20が係合される。さらに、係合面部32Dから回動軸側接合部51Aとしても機能する例えば複数のねじ32Fなどが回動軸の略径方向に向けて螺合され、係合面部32Dが回動軸20に固定される。なお、フレーム連結部32Aと、第1の長尺側面部32Cと、係合面部32Dと、第2の長尺側面部32Eとは、例えば、鋼製平板のプレス加工にて折曲形成されている。
軸支部40は、回動軸20の軸方向両端側に一対で設けられ、車両2の天井部に取り付けられるとともに回動軸20を回動可能に軸支する。この軸支部40は、回動軸20の軸直交方向に略沿って設けられた略長尺矩形状の板状体の一角を切り欠いた形状の軸受面部41を備えている。この軸受面部41の切り欠かれた角側には、回動軸20を回動可能に軸支する軸受41Aが設けられている。この軸受41A近傍には、回動軸20の回動を任意の位置で固定する回動機構が設けられている。そして、軸受面部41の長手方向の一側縁には、回動軸20の軸方向中央部に略向かう方向に折曲形成された略長尺矩形状の取付面部42が突出形成されている。この取付面部42のそれぞれの略中央には、取付面部42の長手方向に沿って複数のねじ孔42Aが形成されている。そして、取付面部42を図1に示した車両2の天井部に対向させた状態で、図示しない例えばねじなどをそれぞれ複数のねじ孔42Aから螺合し、取付面部42を車両2の天井部に取り付ける。なお、軸受面部41および取付面部42は、例えば、鋼製平板のプレス加工にて折曲形成されている。
補強部材50は、回動軸20およびフレーム部30における回動軸20の軸方向両端側に取り付けられる一対の部材であり、ディスプレイ装置1を補強する。なお、図2、図3Aおよび図3Bにおいて、補強部材50は、図3Aに示す構成および図3Bに示す構成が回動軸20の径方向を対称軸として互いに線対称の関係にあるため、同様の構成については、図2、図3Aおよび図3Bにおいて同一の符号を付して説明を適宜省略する。この補強部材50は、回動軸側取付部51と、立上部としても機能する保持部材側取付部52と、第1の立上部53と、第2の立上部54と、を備えている。
回動軸側取付部51は、略長尺矩形状の板状体であり、その長手方向がフレーム本体31の側面部31Bに略沿って設けられている。また、この回動軸側取付部51は、平面部31Aの長手方向両端部の外側領域において、平面部31Aの長手方向両端部における係合部32側に略対応する位置に、平面部31Aと略平行に設けられている。そして、回動軸側取付部51の長手方向端部のうち回動軸20側には、回動軸側取付部51の長手方向に沿って舌片状に突出形成された回動軸側接合部51Aが一体的に設けられている。この回動軸側接合部51Aは、略長尺矩形状の板状に形成されており、その長手方向が回動軸20の軸方向に略沿って係合部32の係合面部32Dと対向して設けられている。また、回動軸側接合部51Aの長手方向一端側が、回動軸側取付部51における長手方向の外側の側縁に沿っており、回動軸側接合部51Aの長手方向他端側が、回動軸20の軸方向中央部寄りに設けられている。そして、回動軸側接合部51Aの長手方向の一側端部側には、長手方向に沿って図示しない複数のねじ孔51A1が設けられている。このねじ孔51A1を介してねじ32Fが回動軸20に螺合され、回動軸側取付部51は、接合方向が回動軸20の径方向すなわち平面部31Aと直交する方向に略沿って、回動軸20に取り付けられる。
保持部材側取付部52は、略長尺矩形状の板状体である。この保持部材側取付部52は、回動軸側取付部51の長手方向側縁のうちフレーム本体31の側面部31Bと対応する側に沿って折れ線を介して隣接し、かつ、側面部31Bの突出方向と略同方向に突出する状態に折曲形成されている。そして、保持部材側取付部52は、フレーム本体31の側面部31Bと対応する位置に、保持部材側取付部52の長手方向に沿って設けられた複数のねじ孔52Aを有している。このねじ孔52Aを介して保持部材側接合部としての複数のねじ52Bがフレーム本体31の側面部31Bに螺合される。そして、保持部材側取付部52は、接合方向が回動軸20の径方向と交差する方向すなわち平面部31Aの長手方向に略沿ってフレーム本体31の側面部31Bに取り付けられる
第1の立上部53は、略長尺矩形状の板状体である。この第1の立上部53は、回動軸側取付部51における長手方向の外側の側縁、および、回動軸側接合部51Aの長手方向の一端側、に沿って一連に設けられる。そして、第1の立上部53は、回動軸20の径方向すなわち保持部材側取付部52の突出する方向と逆方向に立ち上がる状態に延出して形成されている。
第2の立上部54は、略長尺矩形状の板状体である。この第2の立上部54は、回動軸側接合部51Aの長手方向の他端側に沿って一連に設けられる。そして、第2の立上部54は、回動軸20の径方向すなわち保持部材側取付部52の突出する方向と逆方向に立ち上がる状態に延出して形成されている。なお、これら回動軸側取付部51と、第1の立上部53と、第2の立上部54と、保持部材側取付部52とは、例えば、鋼製平板のプレス加工にて折曲形成されている。
(ディスプレイ装置の動作)
次に、第1の実施の形態に係るディスプレイ装置1の動作を図面に基づいて説明する。まず、例えば図1に示す車両2の天井部に軸支部40が取り付けられ、この軸支部40に回動軸20が軸支されている。そして、フレーム部30が回動軸20に回動可能に取り付けられ、フレーム部30は表示手段10を保持している。この状態において、車両2の後席3に搭乗した利用者は、ディスプレイ装置1を使用するためにフレーム部30を回動し、例えば図1に示すような所定の回動位置までフレーム部30を開いて固定した状態にする。
この際、運転者により車両2が運転された場合、車両2の移動に伴って振動が発生し、軸支部40および回動軸20を介してフレーム部30に振動が伝播する。このとき、補強部材50が回動軸20およびフレーム部30に設けられているため、フレーム部30の回動方向すなわち平面部31Aと略直交する方向への振動が抑制され、表示手段10の回動方向への振動が抑制される。
ここで、第1の実施の形態の作用を確認するために以下に示す振動状況を確認する実験を実施し、その結果について図面に基づいて説明する。図4は、比較例としてのディスプレイ装置を示す斜視図である。図5は、比較例としてのディスプレイ装置のフレーム本体における回動支点側と、本発明の第1の実施の形態に係るディスプレイ装置のフレーム本体における回動支点側と、のそれぞれにおける振動の強度と周波数との関係を示すグラフである。
実験に用いられる図4に示すディスプレイ装置100は、本発明の効果を確認するための比較例で、図2、図3Aおよび図3Bに示す第1の実施の形態における補強部材50を除いた構成となっている。
また、実験に使用する装置構成としては、振動試験機に、図4に示す比較例としてのディスプレイ装置100、図2、図3Aおよび図3Bに示す本発明の第1の実施の形態に係るディスプレイ装置1をそれぞれ取り付ける。そして、図4に示すディスプレイ装置100のフレーム本体31における回動支点側、図2、図3Aおよび図3Bに示すディスプレイ装置1のフレーム本体31における回動支点側にそれぞれ加速度センサを設ける。そして、この加速度センサには、加速度センサで検出した信号を増幅する増幅器を各種情報の送受信が可能な状態に接続し、この増幅器には、増幅器で処理した信号をフーリエ変換処理するFFT(Fast Fourier Transform)アナライザを各種情報の送受信が可能な状態に接続させておく構成を採用した。
実験に際しては、車両が移動する際に発生する振動を模して、振動試験機によりこれと略同様の振動を所定の周波数領域において発生させる。そして、加速度センサによりそれぞれのディスプレイ装置のフレーム本体における回動支点側に伝播する振動を検知し、これを電圧信号に変換する。また、増幅器により加速度センサからの電圧信号を増幅して、これをFFTアナライザに送信する。さらに、FFTアナライザにより増幅器から送信された電圧信号をフーリエ変換処理し、それぞれのディスプレイ装置のフレーム本体における回動支点側に伝播する振動の強度と周波数との関係を得る。そして、これら振動の強度と周波数との関係から、それぞれのディスプレイ装置のフレーム本体における回動支点側についての耐振動強度、すなわち共振周波数を得る。その実験結果を図5に示す。
図5において、点線で示す曲線は、比較例としてのディスプレイ装置100のフレーム本体31における回動支点側についての振動の強度と周波数との関係を示す。この曲線の略頂部がディスプレイ装置100のフレーム本体31における回動支点側についての共振周波数に該当する。一方、図5における実線で示す曲線は、本発明の第1の実施の形態に係るディスプレイ装置1のフレーム本体31における回動支点側についての振動の強度と周波数との関係を示す。この曲線の略頂部が第1の実施の形態に係るディスプレイ装置1のフレーム本体31における回動支点側についての共振周波数に該当する。
この図5に示す実験結果から、図4に示す構造の比較例としてのディスプレイ装置100においては、フレーム本体31における回動支点側についての共振周波数は15.0Hzであることが分かる。一方、図2、図3Aおよび図3Bに示す構造の第1の実施の形態に係るディスプレイ装置1においては、フレーム本体31における回動支点側についての共振周波数は26.4Hzであることが分かった。
すなわち、本発明の第1の実施の形態に係るディスプレイ装置1は比較例としてのディスプレイ装置100に比べて1.76倍耐振強度が向上していることが認められる。したがって、本発明の第1の実施の形態に係るディスプレイ装置1は、図2、図3Aおよび図3Bに示す補強部材50を備えたため、例えば車両の移動に伴って発生する振動などによりフレーム本体31が回動方向に振動することを抑えられることが確認された。
(ディスプレイ装置の作用効果)
上述したように、上記第1の実施の形態では、ディスプレイ装置1は、画像を表示する表示手段10と、回動軸20と、回動軸20を略回動中心として回動可能に表示手段10を保持するフレーム部30と、補強部材50と、などを備えている。そして、補強部材50に、接合方向が回動軸20の径方向に略平行して回動軸20に取り付けられる回動軸側取付部51と、回動軸側取付部51とそれぞれ一体的に形成され、接合方向が回動軸20の径方向と交差する方向に略平行してフレーム部30に取り付けられる保持部材側取付部52と、を設けている。このため、回動軸側取付部51および保持部材側取付部52の接合方向がそれぞれ互いに交差しているので、フレーム本体31の回動支点側における長手方向両端側を強固に補強でき、フレーム本体31の回動方向への振動を抑制できる。したがって、ディスプレイ装置1は、例えば車両2内に設けられた場合でも、車両2の移動に伴って発生するフレーム本体31の回動方向への振動を抑えられ、表示手段10の良好な視認性を確保することができる。また、回動軸側取付部51と保持部材側取付部52とを一体構造にしているので、簡易な構成でフレーム本体31の回動方向への振動に対して強い耐振作用を発揮できる。したがって、補強部材50の構造が簡易であるので、高い製造効率を確保でき、かつ製造コストを安価にできる。
回動軸側取付部51を平板状に形成し、保持部材側取付部52を回動軸側取付部51に折れ線を介して隣接させ平板状に折曲形成している。このため、回動軸側取付部51と保持部材側取付部52とを一体形成しているので、簡易な構成でフレーム本体31の回動方向への振動に対して強い耐振作用を発揮できる。補強部材50の形成が容易であるので、高い製造効率を確保でき、製造コストを安価にできる。
回動軸側取付部51および保持部材側取付部52を、略直交する状態に折曲形成している。このため、保持部材側取付部52の接合方向が回動軸側取付部51の接合方向に対して略直交しているので、より強固に補強することができる。したがって、より強固にフレーム本体31の回動方向への振動を抑制することができる。
回動軸側取付部51を略長尺矩形状に形成し、その長手方向の一端部を複数のねじ51Aで回動軸20に接合している。また、保持部材側取付部52を回動軸側取付部51の長手方向の一側に一体形成し複数のねじ52Bでフレーム本体31の側面部31Bに接合している。このため、簡易な構成で強固にフレーム本体31の長手方向両端部を補強することができ、フレーム本体31の回動方向への振動を抑制することができる。
回動軸側接合部51Aを回動軸側取付部51の長手方向に沿って舌片状に突出形成している。このため、長尺矩形状の回動軸側取付部51の長手方向の一側縁の全長に沿って保持部材側取付部52を一体形成することが可能となり、保持部材側取付部52が、フレーム本体31の側面部31Bのそれぞれにおける回動支点側に取り付けられることが可能となる。すなわち、保持部材側取付部52をフレーム本体31の側面部31Bの回動支点側に取り付けることにより、回動軸側取付部51の長尺方向の長さ寸法を短く設定でき、補強部材50全体のコンパクト化が図れる。したがって、小さなサイズの補強部材50でフレーム本体31の回動方向への振動を抑制でき、ディスプレイ装置1全体の重量が大幅に増加するのを防ぐことができる。また、補強部材50の製造コストを安価にできる。
第1の立上部53を、回動軸側取付部51における長手方向の外側の側縁、および、回動軸側接合部51Aの長手方向の一端側に沿って一連に設け、回動軸20の径方向に立ち上がる状態に延出して形成している。第2の立上部54を、回動軸側接合部51Aの長手方向他端側に沿って一連に設け、回動軸20の径方向に立ち上がる状態に延出して形成している。保持部材側取付部52を、回動軸側取付部51の長手方向側縁のうちフレーム本体31の側面部31Bと対応する側に沿って設け、回動軸20の径方向と略同方向に突出する状態に折曲形成している。このため、第1の立上部53で、回動軸20からフレーム本体31までの回動方向への振動を抑制し、第2の立上部54で、フレーム本体31と係合部32との境界で発生する振動を抑制できる。さらに、保持部材側取付部52で、フレーム本体31の回動支点側端部から回動端側へ向けて所定の距離までの部位に生じる回動方向への振動を抑制できる。したがって、それぞれ略長尺矩形状の板状体である回動軸側取付部51と、保持部材側取付部52と、第1の立上部53と、第2の立上部54と、を一体的に組み合わせた簡易な構造で、フレーム本体31の回動支点方向側における長手方向両端側を強固に補強でき、フレーム本体31の回動方向への振動をより確実に抑制できる。
回動軸側取付部51と、保持部材側取付部52と、第1の立上部53と、第2の立上部54とを、金属平板のプレス加工にて折曲形成した。このため、プレス加工にて形成された回動軸側取付部51と、保持部材側取付部52と、第1の立上部53と、第2の立上部54と、が一体構造となるので、簡易な構成でかつ高い強度を確保することができる。また、補強部材50をプレス加工にて大量生産することができる。したがって、簡易な構成でかつ高い強度を確保した補強部材50を製造するに当り、高い製造効率かつ安価な製造コストを実現できる。
回動軸側取付部51を、移動体としての車両2に軸支される回動軸20に取り付けている。このため、車両2が移動した場合でも、車両2の移動に伴って発生するフレーム本体31の回動方向への振動を抑えられ、表示手段10の良好な視認性を確保することができる。したがって、後席3に搭乗した利用者は、良好な映像を見ることができる。
補強部材50を、回動軸20およびフレーム部30における回動軸20の軸方向両端側に一対で設けている。このため、フレーム本体31を複数の補強部材50で補強しているので、より安定した補強効果が得られる。
また、回動軸側取付部51と、保持部材側取付部52と、第1の立上部53と、第2の立上部54とを、それぞれ略長尺矩形状の板状に形成している。このため、それぞれの厚さ寸法および幅寸法を任意に調整するだけで補強部材50の強度を最適に設計することができる。
回動軸側取付部51に、第1の立上部53と、第2の立上部54と、立上部としても機能する保持部材側取付部52と、を一体的に設けている。このため、回動軸側取付部51に対して複数の立上部が形成されることにより、フレーム部30をより強固に補強することができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明における第2の実施の形態を図6に基づいて説明する。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係るディスプレイ装置を示す斜視図である。この図6に示す第2の実施の形態は、図2、図3Aおよび図3Bに示す第1の実施の形態における補強部材50の構成を変えたものである。このため、第1の実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
(補強部材の構成)
補強部材60は、回動軸20およびフレーム部30における回動軸20の軸方向両端側に取り付けられる一対の部材であり、ディスプレイ装置4を補強する。この補強部材60は、第1の補強部材61と、第2の補強部材62と、を備えている。
第1の補強部材61は、回動軸20およびフレーム部30における回動軸20の軸方向一端側に取り付けられる補強部材である。この第1の補強部材61は、回動軸側取付部61Aと、立上部61Bと、保持部材側取付部61Cと、連結部61Dと、を備えている。
回動軸側取付部61Aは、略長尺矩形状の板状体である。この回動軸側取付部61Aは、平面部31Aの長手方向一端側と略対向する位置において、その長手方向がフレーム本体31の側面部31Bに略沿った状態で設けられている。また、回動軸20に対向する位置から平面部31Aの回動端側までに亘って平面部31Aと略平行に設けられている。そして、回動軸側取付部61Aの回動軸20側端部には、図示しない複数のねじ孔が回動軸20の軸方向に沿って複数設けられており、このねじ孔を介して回動軸側接合部としての複数のねじ61A1が回動軸20に螺合されている。そして、複数のねじ32Fが回動軸20に螺合されることにより、回動軸側取付部61Aは、その接合方向が回動軸20の径方向に略沿って、フレーム本体31の回動支点側から離間する状態で回動軸20に取り付けられる。
立上部61Bは、略長尺矩形状の板状体である。この立上部61Bは、回動軸側取付部61Aにおける長手方向の両側縁に沿って一対で一連に設けられている。そして、それぞれの立上部61Bは、回動軸20の径方向すなわちフレーム本体31の側面部31Bの突出方向と略反対方向に向かって立ち上がる状態に延出して形成されている。
保持部材側取付部61Cは、略長尺矩形状に形成された板状体である。この保持部材側取付部61Cは、その長手方向が回動軸20の軸方向に略平行する状態で、フレーム本体31における長手方向一端部側かつ回動端側において平面部31Aと略対向して設けられる。そして、保持部材側取付部61Cには、図示しないねじ孔が設けられており、このねじ孔を介して保持部材側接合部としてのねじ61C1が平面部31Aに螺合される。このねじ61C1が平面部31Aに螺合されることにより、保持部材側取付部61Cは、接合方向が回動軸側取付部61Aの接合方向と同方向すなわち平面部31Aと直交する方向に沿って、平面部31Aに取り付けられる。
連結部61Dは、回動軸側取付部61Aおよび保持部材側取付部61Cを一連に連結する。すなわち、この連結部61Dは、回動軸側取付部61Aの長手方向両端部のうち回動端側に折れ線を介して略直交する状態で隣接し、略長尺矩形状の平板状に折曲形成されている。また、連結部61Dは、保持部材側取付部61Cの長手方向端部のうち回動支点側に折れ線を介して略直交する状態で隣接し、折曲形成されている。なお、回動軸側取付部61Aと、立上部61Bと、保持部材側取付部61Cと、連結部61Dとは、例えば、鋼製平板のプレス加工にて折曲形成されている。
第2の補強部材62は、回動軸20およびフレーム部30における回動軸20の軸方向他端側に取り付けられる補強部材である。この第2の補強部材62は、回動軸側取付部62Aと、立上部62Bと、保持部材側取付部62Cと、連結部62Dと、を備えている。
回動軸側取付部62Aは、略長尺矩形状の板状体である。この回動軸側取付部62Aは、平面部31Aの長手方向他端側よりも外側の領域において、その長手方向がフレーム本体31の側面部31Bに略沿った状態で設けられている。また、回動軸20に対向する位置から平面部31Aの回動端側までに亘って平面部31Aと略平行に設けられている。そして、回動軸側取付部62Aの回動軸20側端部には、図示しない複数のねじ孔が回動軸20の軸方向に沿って複数設けられており、このねじ孔を介して回動軸側接合部としての複数のねじ32Fが回動軸20に螺合される。そして、このねじ32Fが回動軸20に螺合されることにより、回動軸側取付部62Aは、その接合方向が回動軸20の径方向に略沿って、フレーム本体31の回動支点側から離間する状態で回動軸20に取り付けられる。
立上部62Bは、略長尺矩形状の板状体である。この立上部62Bは、回動軸側取付部62Aにおける長手方向の一側縁に沿って一連に設けられている。そして、この立上部62Bは、回動軸20の径方向すなわちフレーム本体31の側面部31Bの突出方向と略反対方向に向かって立ち上がる状態に延出して形成されている。
保持部材側取付部62Cは、略長尺矩形状に形成された板状体である。この保持部材側取付部62Cは、その長手方向がフレーム本体31の側面部31Bに略直交する状態で、フレーム本体31における長手方向他端部側かつ回動端側において平面部31Aと略対向して設けられる。そして、保持部材側取付部62Cには、図示しないねじ孔が設けられており、このねじ孔を介して保持部材側接合部としてのねじ62C1が平面部31Aに螺合される。このねじ62C1が平面部31Aに螺合されることにより、保持部材側取付部62Cは、接合方向が回動軸側取付部62Aの接合方向と同方向すなわち平面部31Aと直交する方向に沿って、平面部31Aに取り付けられる。
連結部62Dは、回動軸側取付部62Aおよび保持部材側取付部62Cを一連に連結する。すなわち、この連結部62Dは、回動軸側取付部62Aにおける長手方向の他側縁に沿って折れ線を介して略直交する状態で隣接し、略長尺矩形状の平板状に折曲形成された回動軸側連結部62D1を有している。この回動軸側連結部62D1における長手方向の他側縁には、回動軸20の軸方向かつフレーム本体31の内側方向と略平行する方向に向かって折曲形成された略長尺板状の連結部本体62D2が突出して形成されている。さらに、この連結部本体62D2における回動先端側端部には、フレーム本体31における側面部31Bの突出方向と略平行な方向に向かって折曲形成された略矩形状の保持部材側連結部62D3が突出して形成されている。また、この保持部材側連結部62D3の一側縁に沿って折れ線を介して略直交する状態で隣接して、保持部材側取付部62Cが折曲形成されている。なお、回動軸側取付部62Aと、立上部62Bと、保持部材側取付部62Cと、連結部62Dとは、例えば、鋼製平板のプレス加工にて折曲形成されている。
(ディスプレイ装置の動作)
次に、第2の実施の形態に係るディスプレイ装置4の動作を図面に基づいて説明する。まず、例えば図1に示すような車両2の天井部に設けられたディスプレイ装置4を所定の回動位置までフレーム部30を開いて固定した状態にする。ここで、運転者により車両2が移動された場合、車両2の移動に伴って振動が発生し、軸支部40および回動軸20を介して表示手段10およびフレーム部30に振動が伝播する。このとき、補強部材60が回動軸20およびフレーム部30に設けられているため、フレーム部30の回動方向への振動が抑制され、表示手段10の回動方向への振動が抑制される。
ここで、この第2の実施の形態の作用を確認するために、以下に示す振動状況を確認する実験を実施し、その結果について図面に基づいて説明する。なお、この実験において採用した装置構成および実験方法は、第1の実施の形態におけるディスプレイ装置に対して実施した実験と同様であるため説明を省略し、その実験結果を図7に示す。図7は、比較例としてのディスプレイ装置のフレーム本体における回動支点側と、本発明の第2の実施の形態に係るディスプレイ装置のフレーム本体における回動支点側と、のそれぞれにおける振動の強度と周波数との関係を示すグラフである。
図7において、点線で示す曲線は、比較例としてのディスプレイ装置100のフレーム本体31における回動支点側についての振動の強度と周波数との関係を示す。一方、図7における実線で示す曲線は、本発明の第2の実施の形態に係るディスプレイ装置4のフレーム本体31における回動支点側についての振動の強度と周波数との関係を示す。この曲線の略頂部が第2の実施の形態に係るディスプレイ装置4のフレーム本体31における回動支点側についての共振周波数に該当する。
この図7に示す実験結果から、図6に示す構造の第2の実施の形態に係るディスプレイ装置4においては、フレーム本体31における回動支点側についての共振周波数は24.2Hzであることが分かった。
すなわち、本発明の第2の実施の形態に係るディスプレイ装置4は比較例としてのディスプレイ装置100に比べて1.61倍耐振動強度が向上していることが認められる。したがって、本発明の第2の実施の形態に係るディスプレイ装置4は、図6に示す補強部材60を備えたため、例えば車両の移動に伴って発生する振動などによりフレーム本体31が回動方向に振動することを抑えられることが確認された。
(ディスプレイ装置の作用効果)
上記第2の実施の形態では、上記図2、図3Aおよび図3Bに示す第1の実施の形態の作用効果と同様の作用効果を奏する。
上述したように、上記第2の実施の形態では、ディスプレイ装置4に、画像を表示する表示手段10と、表示手段10を保持し、回動軸20に取り付けられ回動軸20の軸を中心として回動可能なフレーム部30と、補強部材60と、などを設けている。そして、補強部材60に、接合方向が回動軸20の径方向すなわち係合部32の係合面部32Dと直交する方向に略沿って、平面部31Aの回動支点側から離間する状態で回動軸20に取り付けられる回動軸側取付部61A,62Aと、接合方向が回動軸側取付部61A,62Aの接合方向と同方向すなわち平面部31Aと直交する方向に沿って、フレーム本体31の長手方向端部側かつ回動端側に取り付けられる保持部材側取付部61C,62Cと、を設けている。このため、フレーム本体31のうち回動方向への撓み量が最も大きい回動端側に保持部材側取付部61C,62Cを取り付けたので、フレーム本体31の回動方向への振動に対する大きな抗力を発生することができる。これにより、フレーム本体31における長手方向両端側かつ回動支点側を補強でき、フレーム本体31の回動方向への振動を抑制することができる。したがって、ディスプレイ装置4は、例えば車両2内に設けられた場合でも、車両2の移動に伴って発生するフレーム本体31の回動方向への振動を抑えられ、表示手段10の良好な視認性を確保することができる。また、補強部材60の構造が簡易であるので、高い製造効率を確保でき、かつ製造コストを安価にできる。
補強部材60に、回動軸側取付部61A,62Aおよび保持部材側取付部61C,62Cを一体的に連結する連結部61D,62Dを設けている。そして、回動軸側取付部61A,62Aを平板状に形成し、連結部61D,62Dを回動軸側取付部61A,62Aにおける長手方向端部のフレーム本体31側に折れ線を介して隣接させ、略長尺矩形状の平板状に折曲形成している。また、保持部材側取付部61C、62Cを、連結部61D,62Dの回動端側に折れ線を介して隣接させ、それぞれ平板状に折曲形成している。このため、例えば鋼製平板をプレス加工して形成した簡易な形状の補強部材60により、フレーム本体31の回動方向への振動を抑制することができる。そして、鋼製平板の厚みを適宜調整することにより、補強部材60の強度を最適に設計することができる。
また、回動軸側取付部61A,62Aを、略長尺矩形状に形成し、その長手方向の一端部をねじ32Fにより回動軸20に螺合固定している。そして、回動軸側取付部61A,62Aおよび連結部61D,62Dを、略直交する状態に折曲形成し、連結部61D,62Dおよび保持部材側取付部61C,62Cを、略直交する状態に折曲形成している。また、保持部材側取付部61C,62Cを、ねじ61C1,62C1にてフレーム本体31の回動端側に螺合固定している。このため、簡易な構成で強固にフレーム本体31の長手方向両端部を補強することができ、フレーム本体31の回動方向への振動を確実に抑制することができる。
立上部61B,62Bを、回動軸側取付部61A,62Aにおける長手方向側縁に沿って一連に設け、回動軸20の径方向に立ち上がる状態に延出して形成している。また、回動軸側連結部62D1を、回動軸側取付部62Aにおける長手方向の他側縁に沿って折れ線を介して略直交する状態で隣接し、略長尺矩形状の平板状に折曲形成している。このため、立上部61B,62Bおよび回動軸側連結部62D1で、回動軸20からフレーム本体31までの回動方向への振動を抑制し、かつ、フレーム本体31と係合部32との境界で発生する振動を抑制できる。したがって、それぞれ略長尺矩形状の板状体である回動軸側取付部61A,62Aと、立上部61B,62Bおよび回動軸側連結部62D1と、などをそれぞれ一体的に組み合わせた簡易な構造で、フレーム本体31の回動支点方向側における長手方向両端側を強固に補強でき、フレーム本体31の回動方向への振動をより確実に抑制できる。
回動軸側取付部61A,62Aと、立上部61B,62Bと、保持部材側取付部61C,62Cと、連結部61D,62Dとを、例えば金属平板のプレス加工にてそれぞれ折曲形成している。このため、補強部材60における各部をプレス加工により一体構造とすることで、簡易な構成でかつ高い強度を確保することができる。また、補強部材60をプレス加工にて大量生産することができる。したがって、補強部材60を製造するに当り、高い製造効率かつ安価な製造コストを実現できる。
回動軸側取付部61A,62Aを、移動体としての車両2に軸支された回動軸20に取り付けている。このため、車両2が移動した場合でも、車両2の移動に伴って発生するフレーム本体31の回動方向への振動を抑えられ、表示手段10の良好な視認性を確保することができる。したがって、後席3に搭乗した利用者は、良好な映像を見ることができる。
第1の補強部材61および第2の補強部材62を、それぞれ回動軸20およびフレーム部30における回動軸20の軸方向両端側に一対で設けている。このため、フレーム本体31の長尺方向両端側を第1の補強部材61および第2の補強部材62で補強するので、より安定した補強効果が得られる。
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明における第3の実施の形態を図8に基づいて説明する。
図8は、本発明の第3の実施の形態に係るディスプレイ装置を示す斜視図である。この図8に示す第3の実施の形態は、図6に示す第2実施の形態における補強部材60の構成を変えたものである。このため、第2実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
(補強部材の構成)
補強部材70は、回動軸20およびフレーム部30における回動軸20の軸方向両端側に取り付けられる部材であり、ディスプレイ装置5を補強する。この補強部材70は、回動軸側取付部71と、立上部72と、保持部材側取付部73と、連結部74と、を備えている。
回動軸側取付部71は、略長尺矩形の板枠状に形成されており、フレーム本体31の全外周と略対向する状態に設けられている。この回動軸側取付部71の長尺方向一側部は、回動軸20の軸方向に略沿った状態で係合部32の係合面部32Dと対向して設けられている。そして、この回動軸側取付部71の長尺方向一側部における長尺方向両端部側には、図示しない複数のねじ孔がそれぞれ回動軸20の軸方向に沿って複数設けられており、このねじ孔を介して回動軸側接合部としての複数のねじ32Fが回動軸20に螺合されている。そして、このねじ32Fが回動軸20に螺合されることにより、回動軸側取付部71は、その接合方向が回動軸20の径方向に略沿って、フレーム本体31の回動支点側から離間する状態で回動軸20に取り付けられる。
立上部72は、略長尺矩形状の板状体である。この立上部72は、回動軸側取付部71における長手方向の両端部に沿って一対で一連に設けられている。そして、それぞれの立上部72は、回動軸20の径方向すなわちフレーム本体31の側面部31Bの突出方向と略反対方向に向かって立ち上がる状態に延出して形成されている。
保持部材側取付部73は、略長尺矩形状に形成された板状体である。この保持部材側取付部73は、その長手方向が回動軸20の軸方向に略平行する状態で、フレーム本体31における長手方向両端部側かつ回動端側において平面部31Aと略対向して一対で設けられる。そして、それぞれの保持部材側取付部73には、図示しないねじ孔が設けられており、このねじ孔を介して保持部材側接合部としてのねじ73Aが平面部31Aに螺合される。このねじ73Aが平面部31Aに螺合されることにより、保持部材側取付部73は、接合方向が回動軸側取付部71の接合方向と同方向すなわち平面部31Aと直交する方向に沿って、平面部31Aに取り付けられる。
連結部74は、回動軸側取付部71および保持部材側取付部73を一連に連結する。すなわち、この連結部74は、回動軸側取付部71の長尺方向他側部における長手方向両端側に一対で設けられる。そして、この回動軸側取付部71の長尺方向他側部における長手方向両端に折れ線を介して略直交する状態で隣接し、それぞれ略長尺矩形状の平板状に折曲形成されている。また、連結部74は、それぞれ、保持部材側取付部73の長手方向端部のうち回動支点側に折れ線を介して略直交する状態で隣接し、折曲形成されている。なお、回動軸側取付部71と、立上部72と、保持部材側取付部73と、連結部74とは、例えば、鋼製平板のプレス加工にて折曲形成されている。
(ディスプレイ装置の動作)
次に、第3の実施の形態に係るディスプレイ装置5の動作を図面に基づいて説明する。なお、図5における第2の実施の形態に係るディスプレイ装置4と同様の動作については、説明を省略する。
まず、例えば図1に示すような車両2の天井部に設けられたディスプレイ装置5を所定の回動位置までフレーム部30を開いて固定した状態にする。ここで、運転者により車両2が移動された場合、車両2の移動に伴って振動が発生し、軸支部40および回動軸20を介して表示手段10およびフレーム部30に振動が伝播する。このとき、補強部材70が回動軸20およびフレーム部30に設けられているため、フレーム部30の回動方向への振動が抑制され、表示手段10の回動方向への振動が抑制される。
ここで、この第3の実施の形態の作用を確認するために、以下に示す振動状況を確認する実験を実施し、その結果について図面に基づいて説明する。なお、この実験において採用した装置構成および実験方法は、第1の実施の形態におけるディスプレイ装置に対して実施した実験と同様であるため説明を省略し、その実験結果を図9に示す。図9は、比較例としてのディスプレイ装置のフレーム本体における回動支点側と、本発明の第3の実施の形態に係るディスプレイ装置5のフレーム本体における回動支点側と、のそれぞれにおける振動の強度と周波数との関係を示すグラフである。
図9において、点線で示す曲線は、比較例としてのディスプレイ装置100のフレーム本体31における回動支点側についての振動の強度と周波数との関係を示す。一方、図9における実線で示す曲線は、本発明の第3の実施の形態に係るディスプレイ装置5のフレーム本体31における回動支点側についての振動の強度と周波数との関係を示す。この曲線の略頂部が第3の実施の形態に係るディスプレイ装置5のフレーム本体31における回動支点側についての共振周波数に該当する。
この図9に示す実験結果から、図8に示す構造の第3の実施の形態に係るディスプレイ装置5においては、フレーム本体31における回動支点側についての共振周波数は25.3Hzであることが分かった。
すなわち、本発明の第3の実施の形態に係るディスプレイ装置5は比較例としてのディスプレイ装置100に比べて1.69倍耐振動強度が向上していることが認められる。したがって、本発明の第3の実施の形態に係るディスプレイ装置5は、図8に示す補強部材70における回動軸側取付部71が板枠状に形成されているため、図6に示す第2の実施の形態に係るディスプレイ装置4よりもやや大きな耐振強度を有する。そして、例えば車両の移動に伴って発生する振動などによりフレーム本体31が回動方向に振動することを抑えられることが確認された。
なお、以上を踏まえると、上記第1の実施の形態に係るディスプレイ装置1と、第2の実施の形態に係るディスプレイ装置4と、第3の実施の形態に係るディスプレイ装置5とは、比較例としてのディスプレイ装置100に比べ大きく強度が向上しており、その強度はいずれも同程度である。そして、補強部材の大きさを考えると、上記第1の実施の形態における補強部材50が最も小さな部材であるため、製品化に最も適していると言える。
(ディスプレイ装置の作用効果)
上記第3の実施の形態では、上記図6に示す第2の実施の形態の作用効果に加え以下の作用効果を奏する。
上述したように、上記第3の実施の形態では、回動軸側取付部71を、略長尺矩形の板枠状に形成し、フレーム本体31の全外周と略対向する状態に設けている。また、回動軸側取付部71の長尺方向一側部は、フレーム本体31の回動支点側から離間する状態で回動軸20に取り付けられる。回動軸側取付部71の長尺方向他側部は、連結部74および保持部材側取付部73を介して、平面部31Aにおける長手方向両端部側かつ回動端側に取り付けられている。このため、板枠状に形成した回動軸側取付部71をフレーム本体31の全外周と対向する状態で回動軸20およびフレーム部30に取り付けたので、補強部材70全体がより安定した構造となり、より確実な補強効果を実現できる。したがって、ディスプレイ装置5は、例えば車両2内に設けられた場合でも、車両2の移動に伴って発生するフレーム本体31の回動方向への振動を抑えられ、表示手段10の良好な視認性を確保することができる。
また、立上部72を、回動軸側取付部71における長手方向の両端部に沿って一対で一連に設けている。このため、立上部72で、回動軸20からフレーム本体31までの回動方向への振動を抑制し、かつ、フレーム本体31と係合部32との境界で発生する振動を抑制できる。したがって、それぞれ略長尺矩形状の板状体である回動軸側取付部71と、立上部72と、などをそれぞれ一体的に組み合わせた簡易な構造で、フレーム本体31の回動支点方向側における長手方向両端側を強固に補強でき、フレーム本体31の回動方向への振動をより確実に抑制できる。
〔実施の形態の変形〕
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
すなわち、上述したように、本実施の形態では、ディスプレイ装置は、移動体としての車両2に搭載され、車両2内の天井部に固定して取り付けられた構成を例示して説明するが、これに限らない。すなわち、例えば前席側におけるフロント側の中央部に設けられ、前席に搭乗した利用者に視認可能な状態に設置されるなど、車両2において設けられる構成であればいずれの配置構成でも構わない。また、本発明のディスプレイ装置は車両2内の天井部に取り付けられて使用する構成に限らず、ディスプレイ装置を床面部や側壁面部などに取り付けられて使用する構成としても構わない。そして、本発明のディスプレイ装置は、搭乗席が前席側および後席側に複数配置された車両において設けられる構成を例示して説明するが、これに限らず、ワゴン車やバス、あるいは飛行機や船舶などのいずれの移動体に設置される構成にも適用できる。さらに、本発明のディスプレイ装置1は、移動体に設置される構成に限らず、例えば建物内における空調からの風が当る場所など、建物内でも振動が発生する場所に設置される構成などとしてもよい。
そして、表示手段10における表示部は、平面矩形状の表示パネルであるとしたがこれに限らず、例えば、表示手段10における表示面の形状が、円筒を軸心に沿って割いた形状など、いずれの形状の表示パネルでも構わない。そして、平面部31Aは、略長手矩形状の板状体であるとしたがこれに限らず、平面部31Aが真円形や楕円形などの一部を回動軸20の軸方向に平行に切り欠いた形状などに形成される構成など、表示手段10を保持しかつフレーム部30の一部が回動軸20に固定されフレーム部30が回動可能であればいずれの構成でも構わない。
また、係合部32は、例えばねじ32Cなどにてフレーム本体31に取り付けられる構成としたがこれに限らず、係合部32およびフレーム本体31が一体的に形成される構成としてもよい。また、係合部32の係合面部32Dが、平面部31Aと平行でかつ平面部31Aよりも長尺側面部32Cが突出する方向側に位置しているとしたが、これに限らない。すなわち、例えば、係合部32の係合面部32Dが、平面部31Aと同一平面上にもうけられる構成などとしても構わない。
そして、上記したように、回動軸20は、軸直交方向の断面形状が真円形の棒部材であるとしたがこれに限らず、例えば、軸直交方向の断面形状が正方形状などの棒部材などとしてもよい。さらに、回動軸20は、軸方向両端側のみが円柱状で中間部は角柱状に形成されるなどの構成としても構わない。また、軸支部40における軸受面部41は、略長尺矩形状の一角を切り欠いた形状の板状体であるとしたがこれに限らず、回動軸20を回動可能に軸支しかつディスプレイ装置全体を例えば車両2内の天井部に取り付け可能な構成であればいずれの構成でも構わない。
第1の実施の形態において、補強部材50はフレーム本体31の長手方向両端側に一対で設けられ、それぞれ回動軸20の軸方向略中間部を略直交する面に対して鏡面対象の関係にある構成としたがこれに限らず、第2の実施の形態における補強部材60のように一対の補強部材50をそれぞれ違う形状とした非対称の関係とする構成でもよい。すなわち、例えば、第1の実施の形態における補強部材50の一方と、第2の実施の形態における第1の補強部材61または第2の補強部材62とを組み合わせた構成などとしてもよい。このような場合、ディスプレイ装置全体における各構成の配置に合わせて最適な形状の補強部材を採用するので、ディスプレイ装置における様々な配置構成に対応することができる。
第1の実施の形態および第2の実施の形態において、補強部材50,60は、それぞれフレーム本体31の長手方向両端側に設けられる構成としたが、これに限らず、フレーム本体31の長手方向両端側のうち片側のみに設けられる構成としてもよい。このような構成の場合、部材が少なくて済むので製造コストを安価にすることができる。また、補強部材50,60は、フレーム本体31の回路装置11が設けられる側に設けられる構成としたがこれに限らず、フレーム本体31の表示部が設けられる側に設けられる構成としても構わない。
第1の実施の形態において、回動軸側取付部51は、略長尺矩形状の板状体であるとしたがこれに限らず、例えば、第3の実施形態における回動軸側取付部71のような板枠状、平面視で三角形状、または、T字形状の板状体などでもよい。また、回動軸側接合部51Aは、その長手方向一端側が、回動軸側取付部51における長手方向側端側のうち外側に沿っており、回動軸側接合部51Aの長手方向他端側が、回動軸20の軸方向中央部寄りに設けられているとしたが、これに限らない。すなわち、回動軸側接合部51Aは、回動軸側取付部51の長尺方向一端側から舌片状に長尺方向に延出して形成される構成であれば、いずれの構成でも構わない。また、回動軸側接合部51Aが舌片状に延出して形成されなくてもよい。そして、回動軸側取付部51は、フレーム部30の長手方向側端部の外側領域において設けられる構成としたがこれに限らず、フレーム部30の長手方向側端部の内側領域において設けられる構成としてもよい。
第1の実施の形態において、保持部材側取付部52は、フレーム本体31の側面部31Bにおける回動支点側に取り付けられる構成としたが、これに限らない。すなわち、例えば、保持部材側取付部52は、フレーム本体31の側面部31Bにおける回動端側に設けられる構成としてもよい。このような構成の場合、フレーム本体31のうち回動方向への撓み量が最も大きい回動端側に保持部材側取付部52が取り付けられているので、フレーム本体31の回動方向への振動に対する大きな抗力を発生することができる。これにより、フレーム本体31における長手方向両端側かつ回動支点側を補強でき、フレーム本体31の回動方向への振動を抑制することができる。また、回動軸側取付部51および保持部材側取付部52は、互いに略直交して設けられる構成に限らず、例えば、回動軸側取付部51および保持部材側取付部52のなす角が略45度である構成としてもよい。このような構成においてもフレーム本体31の回動方向への振動を抑制することができる。
第1の実施の形態における第1の立上部53、第2の立上部54、および、保持部材側取付部52と、第2の実施の形態における立上部61B,62Bや、第3の実施の形態における立上部72は、それぞれ略長尺矩形状であるとしたがこれに限らず、例えば三角形状や半円形状などでもよい。また、それぞれの実施の形態において、これら立上部を設けない構成としてもよい。このような構成の場合、補強部材50の製造に当り用いる材料が少なくて済むので、軽量化が図れ、また製造コストを安価にできる。
第2の実施の形態または第3の実施の形態において、フレーム部30における係合部32の係合面部32Dが平面部31Aと同一平面上に設けられる構成などである場合、回動軸側取付部61A,62A,71は、例えばボルトおよびナットを用いて、平面部31Aの回動支点側から離間する状態で回動軸20に取り付けられる構成などとしてもよい。このような構成でも、フレーム本体31の回動方向への振動を抑制することができる。
第2の実施の形態または第3の実施の形態において、保持部材側取付部61C,62C,73は、フレーム本体31の長手方向両端側かつ回動端側に設けられる構成としたが、これに限らない。すなわち、例えば、保持部材側取付部61C,62C,73は、平面部31Aの長手方向両端側かつ長手方向と直交する方向における略中間位置などに設けられる構成としてもよい。このような構成の場合、部材のサイズをコンパクト化できるので、製造コストを安価にできる。
第2の実施の形態において、回動軸側取付部61A,62Aは、略長尺矩形状の板状体であるとしたがこれに限らず、例えば、平面視で三角形状や略L字形状、T字形状などの板状体などでもよい。また、回動軸側取付部61A,62Aは、回動軸20に対応する位置から平面部31Aの回動端側までに亘って設けられる構成としたが、これに限らない。すなわち、例えば、回動軸側取付部61A,62Aの長手方向の回動端側は、フレーム本体31の長手方向と直交する方向における略中間部に対応する部位まで延出して設けられる構成としてもよい。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
〔実施の形態の作用効果〕
上述したように、上記第1の実施の形態では、ディスプレイ装置1に、画像を表示する表示手段10と、回動軸20と、回動軸20を略回動中心として回動可能に表示手段10を保持するフレーム部30と、補強部材50と、を設けている。そして、補強部材50に、接合方向が回動軸20の径方向に略平行して回動軸20に取り付けられる回動軸側取付部51と、回動軸側取付部51とそれぞれ一体的に形成され、接合方向が回動軸20の径方向と交差する方向に略平行してフレーム部30に取り付けられる保持部材側取付部52と、を設けている。このため、回動軸側取付部51および保持部材側取付部52の接合方向がそれぞれ互いに交差しているので、フレーム本体31の回動支点側における長手方向両端側を強固に補強でき、フレーム本体31の回動方向への振動を抑制できる。したがって、ディスプレイ装置1は、例えば車両2内に設けられた場合でも、車両2の移動に伴って発生するフレーム本体31の回動方向への振動を抑えられ、表示手段10の良好な視認性を確保することができる。また、回動軸側取付部51と保持部材側取付部52とを一体構造にしているので、簡易な構成でフレーム本体31の回動方向への振動に対して強い耐振作用を発揮できる。したがって、補強部材50の構造が簡易であるので、高い製造効率を確保でき、かつ製造コストを安価にできる。
上述したように、上記第2の実施の形態では、ディスプレイ装置4に、表示手段10と、回動軸20と、回動軸20を略回動中心として回動可能に表示手段10を保持するフレーム部30と、補強部材60と、を設けている。そして、補強部材60に、接合方向が回動軸20の径方向すなわち係合部32の係合面部32Dと直交する方向に略沿って、平面部31Aの回動支点側から離間する状態で回動軸20に取り付けられる回動軸側取付部61A,62Aと、接合方向が回動軸側取付部61A,62Aの接合方向と同方向すなわち平面部31Aと直交する方向に沿って、フレーム本体31の長手方向端部側かつ回動端側に取り付けられる保持部材側取付部61C,62Cと、を設けている。このため、フレーム本体31のうち回動方向への撓み量が最も大きい回動端側に保持部材側取付部61C,62Cを取り付けているので、フレーム本体31の回動方向への振動に対する大きな抗力を発生することができる。これにより、フレーム本体31における長手方向両端側かつ回動支点側を補強でき、フレーム本体31の回動方向への振動を抑制することができる。したがって、ディスプレイ装置4は、例えば車両2内に設けられた場合でも、車両2の移動に伴って発生するフレーム本体31の回動方向への振動を抑えられ、表示手段10の良好な視認性を確保することができる。また、補強部材60の構造が簡易であるので、高い製造効率を確保でき、かつ製造コストを安価にできる。
本発明は、ディスプレイ装置を補強する補強部材、および、ディスプレイ装置に利用できる。
【0002】
[0006]
本発明は、上述したような問題点に鑑みて、簡易な構成でディスプレイ装置の良好な視認性が得られる補強部材、および、ディスプレイ装置を提供することを1つの目的とする。
課題を解決するための手段
[0007]
本発明の補強部材は、画像を表示する表示手段および前記表示手段を保持する保持部材が回動軸を略回動中心として回動可能に設けられたディスプレイ装置を補強する補強部材であって、接合方向が前記回動軸の径方向に略沿って前記回動軸に取り付けられる回動軸側取付部と、前記回動軸側取付部に一体形成され、接合方向が前記回動軸の径方向と交差する方向に略沿って前記保持部材に取り付けられる保持部材側取付部と、を具備したことを特徴とする。
[0008]
[0009]
本発明のディスプレイ装置は、画像を表示する表示手段と、回動軸と、前記表示手段を保持し、前記回動軸を略回動中心として回動可能に設けられた保持部材と、前記保持部材および前記回動軸に取り付けられる前述した本発明の補強部材と、を具備したことを特徴とする。
図面の簡単な説明
[0010]
[図1]本発明の第1の実施の形態に係るディスプレイ装置が設けられた車両の概略構成を示す模式図である。
[図2]前記実施の形態に係るディスプレイ装置を示す斜視図である。
[図3A]前記実施の形態における第1の補強部材を示す斜視図である。
[図3B]前記実施の形態における第2の補強部材を示す斜視図である。
[図4]比較例としてのディスプレイ装置を示す斜視図である。

Claims (13)

  1. 画像を表示する表示手段、回動軸、および前記回動軸を略回動中心として回動可能に前記表示手段を保持する保持部材を備えたディスプレイ装置を補強する補強部材であって、
    接合方向が前記回動軸の径方向に略沿って前記回動軸に取り付けられる回動軸側取付部と、
    前記回動軸側取付部に一体形成され、接合方向が前記回動軸の径方向と交差する方向に略沿って前記保持部材に取り付けられる保持部材側取付部と、
    を具備したことを特徴とする補強部材。
  2. 請求項1に記載の補強部材であって、
    前記回動軸側取付部は、平板状に形成され、
    前記保持部材側取付部は、前記回動軸側取付部に折れ線を介して隣接し、平板状に折曲形成された
    ことを特徴とする補強部材。
  3. 請求項2に記載の補強部材であって、
    前記回動軸側取付部および前記保持部材側取付部は、略直交する状態に折曲形成された
    ことを特徴とする補強部材。
  4. 請求項2または請求項3に記載の補強部材であって、
    前記回動軸側取付部は、略長手状に形成され長手方向の一端部に前記回動軸に接合される回動軸側接合部を有し、
    前記保持部材側取付部は、前記回動軸側取付部の長手方向の一側に一体形成され前記保持部材の周端面に接合される保持部材側接合部を有した
    ことを特徴とする補強部材。
  5. 請求項4に記載の補強部材であって、
    前記回動軸側接合部は、前記長手方向に沿って舌片状に突出形成された
    ことを特徴とする補強部材。
  6. 画像を表示する表示手段、回動軸、および前記回動軸を略回動中心として回動可能に前記表示手段を保持する保持部材を備えたディスプレイ装置を補強する補強部材であって、
    接合方向が前記回動軸の径方向に略沿って、前記保持部材の回動支点側から離間する状態で前記回動軸に取り付けられる回動軸側取付部と、
    前記回動軸側取付部に一連に一体形成され、接合方向が前記回動軸側取付部の接合方向と略同方向に沿って、前記保持部材の回動端側に取り付けられる保持部材側取付部と、
    を具備したことを特徴とする補強部材。
  7. 請求項6に記載の補強部材であって、
    前記回動軸側取付部および前記保持部材側取付部を一体的に連結する連結部を具備し、
    前記回動軸側取付部は、平板状に形成され、
    前記連結部は、前記回動軸側取付部に折れ線を介して隣接し、平板状に折曲形成され、
    前記保持部材側取付部は、前記連結部に折れ線を介して隣接し、平板状に折曲形成された
    ことを特徴とする補強部材。
  8. 請求項7に記載の補強部材であって、
    前記回動軸側取付部は、略長手状に形成され長手方向の一端部に前記回動軸に接合される回動軸側接合部を有し、
    前記回動軸側取付部および前記連結部は、略直交する状態に折曲形成され、
    前記連結部および前記保持部材側取付部は、略直交する状態に折曲形成され、
    前記保持部材側取付部は、前記保持部材の回動端側に接合される保持部材側接合部を有した
    ことを特徴とする補強部材。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の補強部材であって、
    前記回動軸側取付部に設けられ、前記回動軸の径方向に立ち上がる状態に延出して形成された立上部を具備した
    ことを特徴とする補強部材。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の補強部材であって、
    金属平板のプレス加工にて折曲形成された
    ことを特徴とする補強部材。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の補強部材であって、
    前記回動軸側取付部は、移動体に軸支される前記回動軸に取り付けられた
    ことを特徴とする補強部材。
  12. 画像を表示する表示手段と、
    回動軸と、
    前記回動軸を略回動中心として回動可能に前記表示手段を保持する保持部材と、
    前記保持部材および前記回動軸に取り付けられる請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の補強部材と、
    を具備したことを特徴とするディスプレイ装置。
  13. 請求項12に記載のディスプレイ装置であって、
    前記補強部材は、複数設けられた
    ことを特徴とするディスプレイ装置。
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