WO2015034055A1 - 車載装置及び表示装置 - Google Patents
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Abstract
表示装置(1)が、回転軸(11)を中心として回転する凹面鏡(12)と、基部(131)及び基部(131)から立設し、回転軸(11)を支持する一対の立壁部(132)、から構成されたステー(13)と、を備えている。一対の立壁部(132)は、立設方向からの衝撃荷重に対して変形しやすいように、その先端部(133)が互いに離れる方向に向けて斜めに折り曲げて設けられている。
Description
本発明は、車載装置及び表示装置に係り、特に、車両に搭載された車載装置及び表示装置に関するものである。
従来、上述した車載装置として、図10に示すような、表示装置が提案されている(たとえば特許文献1)。同図に示すように、表示装置100は、回転軸101を中心として回転する凹面鏡102(回転体)と、凹面鏡102を支持する金属製のステー103(支持体)と、これら凹面鏡102及びステー103などを収容する筐体(図示せず)と、を備えている。
凹面鏡102は、図示しない表示ユニットからの表示光を反射する。ステー103は、基部103Aと、基部103Aから立設し、回転軸101を支持する一対の立壁部103Bと、を備えている。
ところで、上述した表示装置100は、車両のインストルメントパネル内に設けられている。このため、歩行者との衝突事故が発生した際に、歩行者が表示装置100付近に衝突する恐れがある。このとき、筐体が破壊されても、筐体内部に金属製のステー103があるため、衝突時の衝撃吸収が効率良く行われない、という問題があった。
そこで、本発明は、効率よく衝撃吸収することができる車載装置及び表示装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、回転軸を中心として回転する回転体と、基部及び前記基部から立設し、前記回転軸を支持する一対の立壁部、から構成された支持体と、を備え、車両に搭載された車載装置において、前記一対の立壁部は、立設方向からの荷重に対して変形しやすい形状に設けられていることを特徴とする車載装置である。
請求項2記載の発明は、前記一対の立壁部の先端部が、互いに離れる方向に向けて斜めに折り曲げて設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車載装置である。
請求項3記載の発明は、前記一対の立壁部の前記基部側の端部が、先端部に向かうに従って互いに離れるように斜めに設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車載装置である。
請求項4記載の発明は、前記立壁部が蛇腹状に折り曲げられていることを特徴とする請求項1~3何れか1項に記載の車載装置である。
請求項5記載の発明は、回転体と、前記回転体を回転自在に軸支する支持体と、を備え、車両に搭載された車載装置であって、前記回転体と前記支持体とのうち少なくともいずれか一方には、車両への衝撃によって、前記回転体を前記支持体に対して衝撃方向に移動させる衝撃吸収部が設けられていることを特徴とする車載装置である。
請求項6記載の発明は、前記回転体は、本体部と、該本体部から突設された軸部と、を備え、前記衝撃吸収部が、前記軸部に形成された切欠きであることを特徴とする請求項5記載の車載装置である。
請求項7記載の発明は、前記支持体は、互いに間隔をあけて設けられて前記軸部の突設方向に前記本体部を挟む一対の立設板を備え、前記切欠きが、前記本体部と前記立設板との間の中間部に設けられていることを特徴とする請求項6記載の車載装置である。
請求項8記載の発明は、請求項1~7何れか1項に記載の車載装置を備え、前記回転体が、表示光を反射させる反射部材から構成されていることを特徴とする表示装置である。
以上説明したように請求項1及び8記載の発明によれば、一対の立壁部が、立設方向からの荷重に対して変形しやすい形状に設けられている。これにより、立壁部に立設方向からの衝撃荷重がかかると、立壁部が変形して、効率よく衝撃吸収することができる。
請求項2記載の発明によれば、一対の立壁部の先端部が、互いに離れる方向に向けて斜めに折り曲げられているので、立設方向からの衝撃荷重に対して、一対の立壁部が互いに離れる方向に倒れやすくなり、効率よく衝撃吸収することができる。
請求項3記載の発明によれば、一対の立壁部の基部側の端部が、先端部に向かうに従って互いに離れるように斜めに設けられているので、立設方向からの衝撃荷重に対して、一対の立壁部が互いに離れる方向に倒れやすくなり、効率よく衝撃吸収することができる。
請求項4記載の発明によれば、立壁部が蛇腹状に折り曲げられているので、立設方向からの衝撃荷重に対して、立壁部が縮むように変形し、効率よく衝撃吸収することができる。
請求項5及び8記載の発明によれば、回転体と支持体とのうち少なくともいずれか一方には、衝撃吸収部が設けられ、車両への衝撃時において、衝撃吸収部が、回転体を支持体に対して衝撃方向に移動させる。即ち、車両に衝撃荷重がかかった際に、回転体を衝撃方向に移動させることで衝撃が吸収されるから、例えば、歩行者との衝突事故が発生した際においても、回転体が移動されることで、衝撃荷重を効率良く吸収することができ、歩行者への衝撃荷重を緩和することができる。
請求項6記載の本発明によれば、回転体は、本体部と、該本体部から突設された軸部と、を備え、衝撃吸収部が、軸部に形成された切欠きである。即ち、軸部に切欠きを形成することで、車両衝撃時には、軸部が切欠きで折れることとなり、よって、回転体が支持体から衝撃方向に移動される。従って、回転体を支持する強度を維持しつつ、軸部に切欠きを形成する簡単な加工で、車両衝撃時において、衝撃吸収部が、回転体を支持体に対して衝撃方向に移動させる構造を実現することができる。
請求項7記載の本発明によれば、支持体は、互いに間隔をあけて設けられて軸部の突設方向に本体部を挟む一対の立設板を備え、切欠きが、本体部と立設板との間の中間部に設けられている。よって、回転体を支持する強度を維持しつつ、軸部に切欠きを形成する簡単な加工で、車両衝撃時において、衝撃吸収部が、回転体を支持体に対して衝撃方向に確実に移動させる構造を実現することができる。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態における本発明の車載装置としての表示装置について図1及び図2を参照して説明する。本発明の表示装置は、車両に搭載されたヘッドアップディスプレイを構成し、図示しない液晶ディスプレイなどの表示ユニットからの表示光を反射して、ウインドシールド4に投影させて、虚像を視認させる。
以下、第1実施形態における本発明の車載装置としての表示装置について図1及び図2を参照して説明する。本発明の表示装置は、車両に搭載されたヘッドアップディスプレイを構成し、図示しない液晶ディスプレイなどの表示ユニットからの表示光を反射して、ウインドシールド4に投影させて、虚像を視認させる。
図1に示すように、表示装置1は、車両のインストルメントパネル2内のボンネット3側に収容されている。また、図2に示すように、表示装置1は、回転軸11を中心として回転する凹面鏡12(=回転体、反射部材)と、凹面鏡12を支持する金属製のステー13(=支持体)と、回転軸11を回転させる回転機構部14と、これら凹面鏡12、ステー13及び回転機後部14を収容する筐体15(図1参照)と、を備えている。
凹面鏡12は、図示しない液晶ディスプレイなどの表示ユニットからの表示光をウインドシールド4に向けて反射させる。その後、表示光はウインドシールド4で反射されて運転者視点に届き、拡大虚像として視認される。この凹面鏡12の水平方向両側にはそれぞれ、回転軸11が突設されている。この回転軸11を中心として凹面鏡12が回転することにより、運転者が視認する虚像位置を調整することができる。
ステー13は、1枚の長尺状の板金を折り曲げて設けられている。ステー13は、図2に示すように、基部131と、基部131から立設し、回転軸11を支持する一対の立壁部132と、を備えている。基部131は、水平に配置されている。
基部131と一対の立壁部132との間には、略90°に折り曲げられた折曲部134が設けられ、これにより、一対の立壁部132は、水平な基部131から鉛直方向に立設する。この立壁部132には、回転軸11を通す穴部(図示せず)が設けられ、この図示しない穴部に回転軸11を通すことにより、回転軸11を回転自在に支持する。
凹面鏡12はステー13により回転軸11が支持された状態で、その下端が基部131から離間している。また、この一対の立壁部132は、鉛直方向(=立設方向)上方からの荷重に対して変形しやすい形状に設けられている。具体的には、一対の立壁部132の基部131から離れた先端部133が、互いに離れる方向に向けて斜めに折り曲げられている。この折曲角度θは、鉛直方向に対して5°~45°に設けられている。
回転機構部14は、モータなどから構成され、回転軸11を回転させる駆動力を発生する。筐体15は、例えば樹脂などの剛性の低い部材から構成され、衝撃荷重F1が加えられると簡単に破壊されるようになっている。
次に、上述した表示装置1に上から衝撃荷重F1が加えられた場合について説明する。まず、本発明について説明する前に、図10に示す従来の表示装置100に上から衝撃荷重F1が加えられた場合について説明する。従来の表示装置100は、立壁部103Bが、基部103A側の端部から先端部にわたって鉛直方向に沿ってまっすぐに設けられている。このため、立壁部103Bに鉛直方向(立設方向)に沿った衝撃荷重F1が加えられても、立壁部103Bは変形しにくく、衝撃吸収を阻害してしまう。
これに対して、図1に示す本発明の表示装置1は、立壁部132の先端部133を斜めに折り曲げて設けている。これにより、立壁部132に鉛直方向に沿った衝撃荷重F1が加えられると、その先端部133を押し広げる分力F2が発生し、図中、一点鎖線で示すように、一対の立壁部132が互いに離れる方向に倒れるように折曲部134が変形し、効率よく衝撃吸収することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態と第2実施形態とで異なる点は、立壁部132の形状である。第1実施形態では、基部131と一対の立壁部132との間の折曲部134を90°に設けていたが、第2実施形態では、折曲部134を90°よりも大きい角度に折り曲げている。これにより、一対の立壁部132の基部131側の端部135が、先端部133に向かうに従って互いに離れるように斜めに設けられる。また、端部135の先端部133側を互いに近づける方向に曲げることにより、端部135と先端部133との間は鉛直方向に沿って設けられる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態と第2実施形態とで異なる点は、立壁部132の形状である。第1実施形態では、基部131と一対の立壁部132との間の折曲部134を90°に設けていたが、第2実施形態では、折曲部134を90°よりも大きい角度に折り曲げている。これにより、一対の立壁部132の基部131側の端部135が、先端部133に向かうに従って互いに離れるように斜めに設けられる。また、端部135の先端部133側を互いに近づける方向に曲げることにより、端部135と先端部133との間は鉛直方向に沿って設けられる。
この場合も、同様に、立壁部132に鉛直方向に沿った衝撃荷重F1が加えられると、その先端部133を押し広げる分力F2が発生し、図中、一点鎖線で示すように、一対の立壁部132が互いに離れる方向に倒れるように折曲部134が変形する。しかも、一対の立壁部132の基部131側の端部135が、互いに離れる側に向けて斜めに折り曲げられているので、より一層、一対の立壁部132が互いに離れる方向に倒れやすくなり、衝撃を吸収することができる。
なお、上述した第2実施形態では、先端部133と端部135の双方を斜めに設けていたが、これに限ったものではない。端部135のみを斜めに設け、先端部133については従来と同様に鉛直方向に沿ってまっすぐに設けてもよい。この場合であっても、衝撃荷重F1により、一対の立壁部132が互いに離れる方向に倒れやすく、衝撃を吸収することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第1実施形態と第3実施形態で異なる点は、一対の立壁部132の先端部133と端部135との間が蛇腹状に設けられている点である。これにより、衝撃荷重F1が加わり、一対の立壁部132が互いに離れる方向に倒れなくても、一点鎖線で示すように鉛直方向に縮むように変形しやすくなり、効率よく衝撃を吸収することができる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第1実施形態と第3実施形態で異なる点は、一対の立壁部132の先端部133と端部135との間が蛇腹状に設けられている点である。これにより、衝撃荷重F1が加わり、一対の立壁部132が互いに離れる方向に倒れなくても、一点鎖線で示すように鉛直方向に縮むように変形しやすくなり、効率よく衝撃を吸収することができる。
なお、上述した第3実施形態では、先端部133と端部135の双方を先端に向かうに従って互いに離れるように斜めに設けていたが、これに限ったものではない。立壁部132が蛇腹状に設けられていればよく、先端部133、端部135を鉛直方向に沿ってまっすぐに設けてもよいし、先端に向かうに従って互いに近づくように斜めに設けてもよい。
なお、上述した第1~第3実施形態では、回転体として凹面鏡12を例にして説明していたが、これに限ったものではない。回転体としては表示ユニットそのものであってもよいし、ほかの電子機器であってもよい。
また、上述した実施形態では、ステー13の基部131を水平に、立壁部132を鉛直に配置していたが、このような配置に限定されるものではない。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図5~図8を参照して説明する。第4実施形態に係る表示装置1は、車両に搭載されたヘッドアップディスプレイ装置を構成し、図示しない液晶ディスプレイなどの表示ユニットからの表示光をウインドシールド4に反射させて、運転者視点に届けて、拡大虚像として視認させるものである。
次に、本発明の第4実施形態について図5~図8を参照して説明する。第4実施形態に係る表示装置1は、車両に搭載されたヘッドアップディスプレイ装置を構成し、図示しない液晶ディスプレイなどの表示ユニットからの表示光をウインドシールド4に反射させて、運転者視点に届けて、拡大虚像として視認させるものである。
図5に示すように、表示装置1は、車両のインストルメントパネル2内のボンネット3側に収容されている。また、図6にも示すように、表示装置1は、表示体5(=回転体)と、該表示体5を回動自在に軸支する支持体6と、表示体5を回動させる回転機構部8と、これら表示体5、支持体6、及び回転機構部8を収容する筐体9(図5に示す)と、を備えて構成されている。なお、本実施形態において、表示体5を支持体6に対して衝撃方向に移動させる衝撃吸収部7が表示体5に設けられている。
ここで、図5に示す車両の進行方向は、矢印Zで示し、車幅方向は、図5の紙面方向に直交する方向(図6中の矢印X方向)で示し、この矢印Z方向と矢印X方向との双方向に直交する方向を矢印Y方向で示す。また、本明細書中では、矢印Z方向を前後方向と記し、矢印X方向を左右方向と記し、矢印Y方向を上下方向(鉛直方向)と記す場合がある。また、矢印ZX方向は、水平方向を示している。
図6に示すように、表示体5は、図示しない液晶ディスプレイなどの表示ユニットからの表示光をウインドシールド4に向けて反射させる凹面鏡51(本体部)と、この凹面鏡51の左右方向(矢印X方向)の両側に突設された一対の軸部52と、を備えている。表示体5は、各軸部52を中心として凹面鏡51が回動させることで、運転者が視認する虚像位置を調整している。各軸部52は、支持体6の立設板62を貫通可能な長さを有して構成されている。この軸部52には、表示体5が支持体6に軸支された状態において、凹面鏡51と支持体6の一対の立設板62との間の中間部に、軸部52を楔形状に切欠くことで形成された切欠き7(衝撃吸収部)が設けられている。この切欠き7は、軸部52の下側(支持体6の基板61側)のみに設けられている。このように、軸部52に切欠き7が形成されていることにより、例えば歩行者との衝突事故が発生した際に、ボンネット3側からの衝撃により、軸部52が切欠き7で折れることとなり、凹面鏡51(表示体5)が支持体6から衝撃方向側に移動されることとなる。
支持体6は、図7にも示すように、1枚の長尺状の板金に曲げ加工が施されて形成されたものであり、基板61と、この基板61の所定位置において折り曲げられて形成された一対の立設板62と、を備えている。一対の立設板62は、互いに対向して設けられている。一対の立設板62の対向方向(矢印X方向)の寸法は、凹面鏡51の矢印X方向に沿う寸法よりも大きくなるように形成されている。
この立設板62には、図7に示すように、表示体5の軸部52を挿通させる円形の軸孔6aが設けられている。軸孔6aは、凹面鏡51の下端が、基板61から離間した位置に設けられるように立設板62の下端から所定間隔をあけた位置に設けられている。この軸孔6aに表示体5の軸部52が挿通されることにより、凹面鏡51は、その下端が基板61から離間した状態で、支持体6に回動自在に支持される。
筐体9は、図5に示すように、衝撃に対して破損し易い合成樹脂から構成されている。この筐体9には、ウインドシールド4に対向する位置に、表示光をフロントガラスに向けて出射させる開口部(図示しない)が形成されている。この開口部は、透光性カバーにより塞がれている。
次に、上述した構成の表示装置1において、衝撃方向からの衝撃荷重F1(例えば、歩行者との衝撃事故による衝撃荷重)が加えられた際の作用について、図8を参照して説明する。図5に示す本発明の表示装置1は、例えば歩行者との衝突事故が発生した際に、ボンネット3側からの衝撃により、表示装置1の近傍に衝撃荷重F1がかかった際に、筐体9が破壊され、表示体5の軸部52に、衝撃荷重F1が加えられることとなる。これにより、軸部52が切欠き7で折れて、凹面鏡51が支持体6から衝撃方向側に移動される。つまり、車両に衝撃荷重F1がかかった際に、表示体5を衝撃方向に移動させることで衝撃が吸収されるから、例えば、歩行者との衝突事故が発生した際においても、凹面鏡51が移動されることで、衝撃荷重F1を効率良く吸収することができ、歩行者への衝撃荷重F1を緩和することができる。
なお、上述した実施形態では、衝撃吸収部7としての切欠き7が、軸部52の下方に形成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。切欠き7は、軸部52の全周に形成されていてもよい。また、上述した実施形態では、衝撃吸収部7として切欠き7が用いられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。軸部52において、衝撃吸収部7の径寸法が、衝撃吸収部7以外の部分の径寸法よりも小さくなるように形成されていてもよい。即ち、車両への衝撃によって、表示体5を支持体6に対して衝撃方向に移動させるように、軸部52の一部(衝撃吸収部)の剛性が他の部分より低くなるように形成されていてもよい。
また、上述した実施形態では、衝撃吸収部7が表示体5に設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。衝撃吸収部7は支持体6の一対の立設板62に設けられていてもよい。その場合には、図9に示すように、衝撃吸収部としての軸孔6a´が、瓢箪形(瓢箪の実に似た中央部がくびれた楕円形)に形成されていてもよい。また、上述した実施形態では、軸孔6a、6a´は、立設板62を挿通(貫通)して形成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。軸孔6a、6a´は、立設板62に形成された凹部であってもよい。即ち、車両への衝撃によって、表示体5を支持体6に対して衝撃方向に移動させるように、軸孔6a、6a´の一部(衝撃吸収部)の剛性が他の部分より低くなるように形成されていてもよい。
また、上述した第5実施形態では、本体部として凹面鏡51を例示して説明していたが、これに限定されるものではない。本体部としては表示ユニットそのものであってもよいし、他の電子機器であってもよい。
また、上述した実施形態では、衝撃方向を、ボンネット3側からの衝撃として記載していたが、本発明はこれに限定されるものではない。衝撃方向が、支持体6の軸部52の突設方向(矢印X方向)に交差する方向であればよい。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 表示装置(車載装置)
5 表示体(回転体)
6 支持体
7 切欠き(衝撃吸収部)
11 回転軸
12 凹面鏡(回転体、反射部材)
13 ステー(支持体)
51 凹面鏡(本体部、反射部材)
52 軸部
61 基板
62 (一対の)立設板
131 基部
132 立壁部
133 先端部
135 端部
5 表示体(回転体)
6 支持体
7 切欠き(衝撃吸収部)
11 回転軸
12 凹面鏡(回転体、反射部材)
13 ステー(支持体)
51 凹面鏡(本体部、反射部材)
52 軸部
61 基板
62 (一対の)立設板
131 基部
132 立壁部
133 先端部
135 端部
Claims (8)
- 回転軸を中心として回転する回転体と、基部及び前記基部から立設し、前記回転軸を支持する一対の立壁部、から構成された支持体と、を備え、車両に搭載された車載装置において、
前記一対の立壁部は、立設方向からの荷重に対して変形しやすい形状に設けられていることを特徴とする車載装置。 - 前記一対の立壁部の先端部が、互いに離れる方向に向けて斜めに折り曲げて設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車載装置。
- 前記一対の立壁部の前記基部側の端部が、先端部に向かうに従って互いに離れるように斜めに設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車載装置。
- 前記立壁部が蛇腹状に折り曲げられていることを特徴とする請求項1~3何れか1項に記載の車載装置。
- 回転体と、前記回転体を回転自在に軸支する支持体と、を備え、車両に搭載された車載装置であって、
前記回転体と前記支持体とのうち少なくともいずれか一方には、車両への衝撃によって、前記回転体を前記支持体に対して衝撃方向に移動させる衝撃吸収部が設けられていることを特徴とする車載装置。 - 前記回転体は、本体部と、該本体部から突設された軸部と、を備え、
前記衝撃吸収部が、前記軸部に形成された切欠きであることを特徴とする請求項5記載の車載装置。 - 前記支持体は、互いに間隔をあけて設けられて前記軸部の突設方向に前記本体部を挟む一対の立設板を備え、
前記切欠きが、前記本体部と前記立設板との間の中間部に設けられていることを特徴とする請求項6記載の車載装置。 - 請求項1~7何れか1項に記載の車載装置を備え、
前記回転体が、表示光を反射させる反射部材から構成されていることを特徴とする表示装置。
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