JPWO2006059626A1 - 生物学的試料保存用デバイス - Google Patents

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Abstract

希少及び/又は取り扱いが困難な試料を含む生物学的試料を凍結保存する際、含まれる試料を損傷することなく凍結保存することができ、また凍結試料を容易に解凍でき、含まれる試料を損失することなく回収することのできる生物学的試料保存用デバイスを提供する。生物学的試料を置くための試料載置部と、前記試料載置部に付設された取手部とを備えてなる生物学的試料保存用デバイスによる。デバイスの試料載置部に生物学的試料を置き、該試料を置いた試料載置部を凍結保存容器に収納し、該凍結保存容器を通常の方法で凍結する状態におくことにより、生物学的試料保存用デバイス上の試料に含まれる検体を損失することなく、効果的に回収することができる。

Description

本発明は、生物学的試料を凍結保存容器内で保存するためのデバイスであって、前記生物学的試料を置くための試料載置部と、前記試料載置部に付設された取手部を備え、前記デバイスの少なくとも試料載置部が凍結保存容器に収納しうる構造からなる生物学的試料保存用デバイスに関する。
希少な検体として胚や卵子が挙げられる。胚や卵子の凍結保存は、不妊治療プログラムの基幹技術として、その重要性が指摘されている。生体から採取した幹細胞や、卵子等の希少な細胞は凍結保存液に懸濁することで細胞懸濁液を調製した後、該細胞懸濁液を細胞保存容器中に収納して保存していた。微量体液を採取するための採取具については、例えば、特許文献1の器具が挙げられる。しかしながら、細胞懸濁液1〜2ml中に100個未満というレベルで存在する希少な細胞は、該細胞懸濁液中のどこに浮遊しているのか特定することが困難であり、回収の際に細胞を損失するケースが多々存在していた。
また、これらの細胞を凍結する際には、急速凍結よりも緩速凍結する方が好ましい。急速凍結では細胞を取り巻く水分が結晶(氷晶)を形成しやすく、細胞膜を氷晶が破壊するためである。しかしながら、緩速凍結には、プログラムフリーザーなどの、専用の設備が必要であり、必ずしも不妊治療を実施する全ての施設に設置されてはいないのが現状である。
さらに、細胞を解凍する際には、速やかに解凍する方が好ましい。解凍が緩速であると、解凍途中に氷晶が形成しやすくなり細胞を破壊するおそれがあるためである。従来は凍結した細胞液を解凍するのに、37℃の温浴に凍結容器を浸していたが、1〜2mlの容量では、解凍にやや時間を要し、必ずしも最適な条件とは言えない。
卵細胞を凍結保存するための筒状部材保持用具については特許文献2に開示されている。しかしながら、この器具に卵細胞のガラス化液を付着する作業は決して容易ではない。特に上記作業を顕微鏡を用いて行う場合は、把持部を持ちながら作業を行う必要があり、片手で作業をしなければならない。
また、取り扱いの困難な検体の例として膜組織が挙げられる。膜組織としては、例えば、粘膜上皮組織、角膜上皮組織、培養角膜組織等が挙げられ、これらは、何れも非常に薄い膜厚を有するものである。このような平膜状の膜組織の原形状を保った状態で、生物学的な特性を損なうことなく保存/輸送方法及びそのための容器が開示されている(特許文献3、4)。しかしながら、特許文献3の方法は容器の壁面に接触しているため、容器の壁面から直接熱が伝わるために、急速凍結により膜組織が損傷することがある。また、特許文献4の容器は冷蔵条件で保存することが可能であるが、凍結保存の場合は裏打ち部材により膜が引き裂かれる可能性がある。
特開2001-289844号公報 特開2002-315573号公報 特開2003-9845号公報 特開2003-70460号公報
希少な検体や取り扱いの困難な検体を含む生物学的試料の凍結保存の際、検体を損失又は損傷することなく凍結保存することができ、また凍結した生物学的試料を容易に解凍することができる生物学的試料保存用デバイスを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明者らは鋭意研究を進めた結果、試料載置部と取手部を含むデバイスの試料載置部上に検体を含む生物学的試料をのせ、該デバイス若しくは試料載置部を凍結保存容器に収納すれば、容器内の空気を利用して緩速凍結することができることを見出した。また、解凍の際には該試料載置部に解凍液を流し込むか、該試料載置部を直接解凍液に流し込むことにより容易に解凍することが可能となるため、該試料載置部上の生物学的試料に含まれる希少な検体を損失及び損傷することなく回収できることを見出した。
すなわち、本発明は、以下よりなる。
1.生物学的試料を凍結保存容器内で保存するためのデバイスであって、前記デバイスは、生物学的試料を置くための試料載置部と、前記試料載置部に付設された取手部とを備え、前記デバイスの少なくとも試料載置部が前記凍結保存容器に収納しうる構造からなる生物学的試料保存用デバイス。
2.前記凍結保存容器がバッグである前項1に記載の生物学的試料保存用デバイス。
3.前記凍結保存容器がバイアルである前項1に記載の生物学的試料保存用デバイス。
4.前記凍結保存容器がバイアルであり、かつ、前記デバイスの取手部が前記バイアルを密封するためのキャップ構造を含む前項1に記載の生物学的試料保存用デバイス。
5.前記試料載置部の形状が、平面状である前項1に記載の生物学的試料保存用デバイス。
6.前記試料載置部の形状が、凹状である前項1に記載の生物学的試料保存用デバイス。
7.前記試料載置部の先端側に、テーパー部を設けてなる前項6に記載の生物学的試料保存用デバイス。
8.前記試料載置部の素材が、非晶性高分子である前項1に記載の生物学的試料保存用デバイス。
9.前記試料載置部の素材が、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリイミド及びポリアミドから選択されるいずれか1つを含む前項1に記載の生物学的試料保存用デバイス。
10.前記試料載置部の素材が、ポリエチレンテレフタレートである前項1に記載の生物学的試料保存用デバイス。
11.凍結保存容器と、生物学的試料保存用デバイスとを含む生物学的試料保存用セットであって、
前記デバイスは、生物学的試料を置くための試料載置部と、取手部とを備え、
前記デバイスの少なくとも試料載置部が、前記凍結保存容器に収納しうる構造からなることを特徴とする生物学的試料保存用セット。
12.前記凍結保存容器がバイアルであり、前記デバイスの取手部が前記バイアルを密封するためのキャップ構造を含む前項11に記載の生物学的試料保存用デバイスセット。
13.生物学的試料を置くための試料載置部と、前記試料載置部に付設された取手部とを備えてなるデバイスを用いて凍結保存容器内で生物学的試料を保存する方法において、
1)生物学的試料を前記試料載置部に置く工程;
2)生物学的試料を置いた前記試料載置部を凍結保存容器に収納する工程;
3)凍結保存容器内の生物学的試料を0℃以下で保存する工程;
を含む生物学的試料の保存方法。
14.さらに、4)生物学的試料を解凍する工程、を含む前項13に記載の生物学的試料の保存方法。
15.生物学的試料に含まれる検体が、細胞又は生体由来膜である前項13または14に記載の生物学的試料の凍結保存方法。
本発明の生物学的試料保存用デバイス(以下単に、「デバイス」という場合がある。)を用いて生物学的試料を凍結すると、生物学的試料に含まれる希少な検体や取り扱いの困難な検体を損傷することなく凍結することができる。また該凍結した生物学的試料は容易に解凍でき、含まれる検体を損失することなく回収することができる。また、本発明のデバイスは顕微鏡下での作業を容易にすることが可能となる。
試料載置部に凹部を設けた生物学的試料保存用デバイス(実施例1) 試料載置部に凹部を設け、さらに先端にはテーパー部を設けた生物学的試料保存用デバイス(実施例2) 実施例1の生物学的試料保存用デバイスと、凍結保存容器を含む生物学的試料保存用セット(実施例3) 実施例1の生物学的試料保存用デバイスと、凍結保存容器を含む生物学的試料保存用セットであって、デバイスの取手部と凍結保存容器のキャップが一体となった生物学的試料保存用セット(実施例4) 凍結した生物学的試料の解凍方法(実施例5) 凍結した生物学的試料の解凍方法(実施例6)
符号の説明
1 生物学的試料保存用デバイス
11 試料載置部
111 凹部
112 テーパー部
12 取手部
2 凍結保存容器
21 凍結保存容器本体
22 凍結保存容器のキャップ
31 解凍用培地
32 ミネラルオイル
A 生物学的試料
本発明において、「生物学的試料保存用デバイス」とは、先端側と基部側を有し、先端側に前記生物学的試料を置くための試料載置部を備え、基部側に前記試料載置部に付設された取手部を備える。
本発明の生物学的試料保存用デバイスのうち、少なくとも前記試料載置部が凍結保存容器に収納可能であり、前記試料載置部上に生物学的試料を置き、凍結保存容器に収納した状態で該生物学的試料を凍結保存しうる。本発明のデバイス若しくデバイスの試料載置部の形状は、容器に収納可能であれば良い。
ここで、「試料載置部が凍結保存容器に収納」とは、生物学的試料を置いた試料載置部を凍結保存容器本体内に挿入・配置させ、凍結保存容器本体を密封可能なキャップにより密封することをいう。また、「少なくとも試料載置部が凍結保存容器に収納」とは、本発明のデバイスに備えられた取手部が、後述するように凍結保存容器本体と嵌合若しくは螺合する構造を有することで、凍結保存容器のキャップ構造を含む場合があり、かかる場合には本発明のデバイスのうち、試料載置部のみが凍結保存容器に収納され、取手部は凍結保存容器を密封するキャップとして機能し、凍結保存容器には収納されない場合もあり得るからである。
また、「生物学的試料を置く」とは、生物学的試料が該デバイスの試料載置部に接触した状態をいい、好ましくはさらに生物学的試料が該試料載置部から脱落しないような状態をいう。例えば、試料液を滴下したり、組織を含む試料をのせて組織を付着させたりすることを含む。
本発明において「生物学的試料」とは、生体から採取した細胞、培養細胞、生体由来組織、培養組織等の生物学的な検体を含むものをいう。本明細書において検体とは、上記生物学的な検体であって、希少な検体や微少な検体であることで取り扱いが困難な検体や、検体の性質上取り扱いが困難な検体をいう。例えば、検体が細胞である場合は、具体的には特に胚、卵子細胞、精子細胞及び幹細胞等が挙げられる。このような細胞の由来は特に限定されないが、ヒト由来の細胞が好ましい。また、例えば、検体が組織の場合には、膜組織が挙げられ、例えば粘膜上皮組織、角膜上皮組織、培養角膜組織等が挙げられる。これらは、何れも非常に薄い膜厚を有し、膜そのものを有効活用しようとしても取り扱いが困難である。本発明の膜組織の例として、角膜が挙げられ、角膜移植用の角膜の凍結保存にも適用することができる。
本発明において「凍結保存容器」とは、上記の生物学的試料、例えば細胞の凍結保存に通常使用される容器であれば良く特に限定されないが、好適には樹脂製の細胞保存用のバイアル又はバッグなどを利用することができる。バイアルの例として、細胞などを保存可能な市販のポリプロピレン製のクライオバイアルを挙げることができる。バッグの例として、特開平08-173505号公報などで開示されている超高分子量ポリエチレンフィルムと前記超高分子量ポリエチレンと相溶性のある樹脂フィルムとのラミネートフィルムからなる凍結保存用バッグを挙げることができる。
本発明において「試料載置部」とは、上記生物学的試料を置くための部分をいう。試料載置部の形状は、フィルム状又はプレート状とすることができる。試料載置部は、該試料載置部上において生物学的試料が脱落するのを防止する素材又は構造であることが好ましい。試料載置部の素材として、例えば純水接触角が約60〜90度であるものを選択したり、試料載置部の形状として、凹部を設けることなどが挙げられる。凹部の深さは、生物学的試料が脱落せず、デバイスが凍結保存容器に収納しうる大きさを考慮すると、1〜4mm程度が好ましい。
さらに、試料載置部の先端にはテーパー部を設けることが好ましい。該テーパー部を設けることで、例えば卵子細胞を解凍する際、ミネラルオイルにデバイスを浸して急速解凍する際に、表面張力の大きいミネラルオイルがデバイス凹部上に存在する細胞などに接触しやすくなる。
本発明の試料載置部の素材は、凍結保存に耐えうる素材であることが好ましいが、凍結保存容器内の環境がマイルドであるために、上記凍結保存容器のような耐寒性がある程度低い材料であっても使用可能である。また、試料載置部の素材は、稀少な細胞をのせることを考慮すると、医療用具の安全性試験に合格し、滅菌可能であり、耐寒性があることが好適である。これらの条件を満足する素材は、例えば、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリイミドおよびポリアミドから選択することができる。中でも製造が容易である観点から、ポリエチレンテレフタレートが好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、本発明の試料載置部の素材は、顕微鏡での観察を可能にする観点から、非晶性高分子であることが好ましい。本発明における非晶性高分子とは結晶化度が約30%以下、好ましくは約15%以下、特に好ましくは約5%以下の材料をいい、成型品の可視光(380〜780nm)領域の少なくとも一部の領域の透過率が約80%以上、好ましくは90%以上、特に好ましくは95%以上であるものをいう。これらの結晶化度及び透過率は成型条件などにより当業者が適宜制御できるものである。
本発明において「取手部」とは、上記生物学的試料を置いた試料載置部に直接触れることなく本発明のデバイスを取り扱うことができる部分をいい、例えば人差し指と親指又はピンセットなどで挟持することを可能とする構造であるものをいう。また、取手部の形状は、デバイスの取り扱いを容易とする観点から上記試料載置部よりも小さいことが好ましい。例えば、試料載置部を形成する材料に対する取手部を形成する材料の体積比で約0.001〜0.75、好ましくは約0.01〜0.5、特に好ましくは約0.1〜0.3程度であるが、本発明はこれらに限定するものではない。
本発明のデバイスの取手部は、さらに凍結保存容器本体と嵌合若しくは螺合する構造を有することができる。かかる構造を有することにより、凍結保存容器を密封するためのキャップ構造を含むこととなり、取手部は凍結保存容器のキャップと一体化させることができる(図4参照)。
上記試料載置部及び取手部は、特段の事情がない限り、同一の素材により一体成型することが好ましい。本発明のデバイスの成型方法は、押出成型、溶融成型、射出成型、圧縮成型および真空成型などが挙げられる。中でも成型が容易である観点から射出成型および真空成型が好ましいが、これに限定されるものではない。
本発明のデバイスは、凍結保存容器と組み合わせることにより、「生物学的試料保存用デバイスセット」として提供することができる。
例えば、凍結保存容器がバイアルの場合には、生物学的試料保存用デバイス及び凍結保存容器(凍結保存容器本体及びキャップ)をセットとすることができる。他の態様として、上記デバイスの取手部に凍結保存容器本体と嵌合若しくは螺合する構造を設け、凍結保存容器のキャップと一体化させたもの、即ち試料載置部とキャップ構造を含む取手部が一体形成された生物学的試料保存用デバイス及び凍結保存容器本体をセットとすることができる。これにより、デバイスの試料載置部を凍結保存容器に容易に収納することができる。
さらに、本発明は生物学的試料の凍結保存方法にも及ぶ。生物学的試料の凍結保存方法は、生物学的試料を置くための試料載置部と、前記試料載置部に付設された取手部とを備えてなる本発明のデバイスを用いて、少なくとも以下の工程を含む方法による。
1)生物学的試料を試料載置部に置く工程;
2)生物学的試料を置いた試料載置部を凍結保存容器に収納する工程;
3)凍結保存容器内の生物学的試料を0℃以下で保存する工程。
上記「1)生物学的試料を試料載置部に置く工程」とは、本発明の生物学的試料保存デバイスの試料載置部に生物学的試料を接触させ、好ましくは該試料載置部から生物学的試料が脱落しないように処理する工程をいう。生物学的試料に含有される検体が、例えば細胞である場合、該工程は、該細胞を懸濁した溶液を試料載置部に滴下することにより達成される。また、生物学的試料に含有される検体が膜組織である場合、該工程は、該膜組織を試料載置部に載せたり、巻き付けることなどにより達成される。
上記「2)生物学的試料を置いた試料載置部を凍結保存容器に収納する工程」とは、例えば凍結保存容器がバイアルの場合には、生物学的試料を置いた試料載置部を凍結保存容器本体内に挿入・配置させ、凍結保存容器本体と嵌合しうる構造を有するキャップにより密封することをいう。試料載置部を収納するとき、生物学的試料が試料載置部から脱落しないよう注意して挿入することが重要である。デバイスの構造により、試料載置部及び取手とともに凍結保存容器に収納することもできる。
上記「3)凍結保存容器を0℃以下で保存する工程」において、保存温度の好ましい態様としては、約−20℃以下、好ましくは約−80℃以下、特に好ましくは約−196℃である。これらの温度条件の設定は、例えば、市販のディープフリーザー、液体窒素およびドライアイスなどで達成される。中でも長期の保存を可能とする液体窒素下での保存、つまり約−196℃における保存が好ましい。
以下に本発明の具体的な生物学的試料の保存方法について説明するが、詳細な条件などは当業者により適宜設定できるものであり、本発明は以下の説明に限定されるものはない。
例えば、生物学的試料に含有される検体が細胞の場合は、以下の工程を含む方法により細胞を凍結保存することができる。
1)細胞を採取する工程;
2)凍結保存液に前記細胞を懸濁し、細胞含有溶液である生物学的試料を調製する工程;
3)試料載置部上に前記生物学的試料を滴下する工程;
4)前記生物学的試料が滴下された試料載置部を凍結保存容器に収納する工程;
5)凍結保存容器内の生物学的試料を凍結保存する工程。
上記「1)細胞を採取する工程」において、細胞は生体から採取しても良いし、又は培養細胞から採取しても良い。
上記「2)凍結保存液に前記細胞を懸濁し、細胞含有溶液である生物学的試料を調製する工程」において、細胞懸濁溶液中の細胞数は特に限定されないが、例えば細胞が精子細胞である場合は約2×10〜20×10 cells/mlであり、卵子細胞である場合は100〜200 cells/mlである。これらの濃度範囲は、個体差等によりその範囲から逸脱していてもよい。凍結保存液は、細胞の種類により異なり、一律に述べることはできないが、公知の細胞用培地、或いは今後開発される細胞用培地を用いることができる。例えば保護成分として10%程度のジメチルスルフォキシド(DMSO)及び5〜10%のアルブミンを添加した培地等が例示される。
また、上記「5)生物学的試料を凍結保存する工程」において、細胞は、公知の方法、例えば液体窒素で温度をコントロールできるプログラム凍結装置などを用いて凍結保存することができる。本発明のデバイスを用いると生物学的試料である細胞懸濁液量を、微量な状態で従来の凍結保存容器中で保存するため、特に上記のようなプログラム凍結装置を使用しなくても、液体窒素に浸しても空気層を介して緩慢な条件で凍結することができ、細胞の損傷を防止することができる。
また、上記の工程を含むものであれば、上記の工程の他、必要な工程を組み込むことができる。
他の例として、生物学的試料に含有される検体が角膜の場合は、以下の工程を含む方法により膜組織を凍結保存することができる。
1)角膜を採取する工程;
2)凍結保存用溶液に前記角膜を浸潤し、生物学的試料を調製する工程;
3)試料載置部に前記生物学的試料を置き、角膜をデバイス上に広げる工程;
4)前記生物学的試料を置いた試料載置部を凍結保存容器に収納する工程;
5)凍結保存容器内の生物学的試料を凍結保存する工程。
上記「1)角膜を採取する工程」において、角膜は、眼球から切開により切り出し、不要な組織を除去して得ることができる。
上記「2)凍結保存用溶液に前記角膜を浸潤し、生物学的試料を調製する工程」において、角膜の湿潤に用いる溶媒は、主に生理食塩水が挙げられるが、これに限定されるものではない。
上記「5)生物学的試料を凍結保存する工程」において、角膜は、公知の方法、例えば液体窒素で温度をコントロールできるプログラム凍結装置などを用いて凍結保存することができる。本発明のデバイスを用いると微量な状態で従来公知の凍結保存容器中で保存するため、空気層を介して緩慢な条件で凍結することができ、角膜の損傷を防止することができる。
また、上記の工程を含むものであれば、上記の工程の他、必要な工程を組み込むことができる。
また、本発明のデバイスを用いて生物学的試料を凍結保存すると、凍結保存された試料が微量であるため、容易に解凍することができる。ここで本発明の生物学的試料の保存方法には、凍結保存された試料を解凍する方法も含む。具体的には、ミネラルオイルや培地などを入れたスピッツに凍結保存した試料を載せたデバイスをそのまま浸漬させることにより解凍することができる。
本発明の理解を助けるために、以下に実施例として添付図面を参照しながら説明する。なお、図中同一符号は同一又は対応する部分を示すものとする。本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
(実施例1)生物学的試料保存用デバイス1
図1は本発明のデバイス(1)を示す図である。本実施例のデバイスは、先端側に試料載置部(11)及び基部側に取手部(12)を設け、試料載置部(11)及び取手部(12)は一体となっている。また、試料載置部(11)には、凹部(111)が設けられている。このデバイスは、ポリエチレンテレフタレートフィルムを射出成型又は真空成型により製造することができる。
(実施例2)生物学的試料保存用デバイス2
図2は本発明のデバイス(1)の他の実施態様を示す図である。本実施例のデバイスは、実施例1のデバイスと同様に先端側に試料載置部(11)及び基部側に取手部(12)を設け、さらに試料載置部(11)の先端にテーパー部(112)を有する形態である。デバイスの材料及びデバイスの製造方法などは、実施例1と同様である。
(実施例3)生物学的試料保存用セット1
図3は本発明の生物学的試料保存用セットを示す図である。図3に示す生物学的試料保存用セットは、実施例1のデバイス(1)と凍結保存容器(2)であるポリプロピレン製のクライオバイアルを含む。本実施例では、凍結保存容器(2)は、凍結保存容器本体(21)及びキャップ(22)より構成される。
本実施例の生物学的試料保存用セットを用いた細胞の保存方法は次のとおりである。
デバイスの試料載置部(11)に、生物学的試料(A)を置く。次にデバイスの取手部(12)をピンセットなどでつまみ、細胞保存容器本体(21)にデバイス(1)を挿入する。凍結保存容器本体(21)にキャップ(22)をして凍結保存容器(2)を密封した後、液体窒素に浸漬し、極低温下(約−196℃)で凍結保存する。
(実施例4)生物学的試料保存用セット2
図4は本発明の生物学的試料保存用セットの他の実施態様を示す図である。図4に示す生物学的試料保存用セットは、押出成型により作製されたポリプロピレン製のプレートによる試料載置部(11)及びこれに付設され、細胞保存容器のキャップ構造を含む取手部(12)とからなるデバイス(1)と、細胞保存容器本体(21)により構成される。本実施例の生物学的試料保存用セットにおいては、デバイスの取手部(12)と細胞保存容器のキャップ(22)が一体となっている。
本実施例の生物学的試料保存用セットを用いた細胞の保存方法は次のとおりである。
デバイスの試料載置部(11)に、生物学的試料(A)を置く。次に細胞保存容器のキャップ(22)でありかつデバイスの取手部(12)でもある部分をつまみ、細胞保存容器本体(21)に試料載置部(11)を挿入する。前記キャップ(22)で密封した後、凍結保存容器(2)を液体窒素に浸漬し、極低温下(約−196℃)で凍結保存する。
(実施例5)凍結した生物学的試料の解凍例1
図5は実施例1の生物学的試料保存デバイス(1)を用いて生物学的試料を凍結したものを、該デバイスを凍結保存容器(2)から取り出し、スピッツ内の凍結解凍用の培地(31)に浸すことによる解凍方法を示す図である。スピッツ内の凍結解凍用の培地(31)の温度は、20〜30℃程度に調節すればよい。
(実施例6)凍結した生物学的試料の解凍例2
図6は実施例2の生物学的試料保存デバイス(1)を用いて生物学的試料を凍結したものを、該デバイスを凍結保存容器(2)から取り出し、ミネラルオイル(32)に浸すことによる解凍方法を示す図である。ミネラルオイル(32)の温度は、約10〜40℃程度に調節すればよい。
以上説明したように、本発明の生物学的試料保存用デバイスを使用すると、希少な検体を含む試料や取り扱いが困難な試料の凍結保存が可能となり、該凍結した試料の解凍も容易に行うことができる。本発明のデバイスは、既存の凍結保存容器に収納することもできることから、簡便かつ安価に凍結保存及び解凍をすることができる。
さらに本発明のデバイスを使用すると、取り扱いが困難な検体、例えば角膜等の検体を損傷することなく凍結保存でき、さらに容易に解凍することができる。

Claims (15)

  1. 生物学的試料を凍結保存容器内で保存するためのデバイスであって、
    前記デバイスは、生物学的試料を置くための試料載置部と、前記試料載置部に付設された取手部とを備え、
    前記デバイスの少なくとも試料載置部が前記凍結保存容器に収納しうる構造からなる
    生物学的試料保存用デバイス。
  2. 前記凍結保存容器がバッグである請求の範囲第1項に記載の生物学的試料保存用デバイス。
  3. 前記凍結保存容器がバイアルである請求の範囲第1項に記載の生物学的試料保存用デバイス。
  4. 前記凍結保存容器がバイアルであり、かつ、前記デバイスの取手部が前記バイアルを密封するためのキャップ構造を含む請求の範囲第1項に記載の生物学的試料保存用デバイス。
  5. 前記試料載置部の形状が、平面状である請求の範囲第1項に記載の生物学的試料保存用デバイス。
  6. 前記試料載置部の形状が、凹状である請求の範囲第1項に記載の生物学的試料保存用デバイス。
  7. 前記試料載置部の先端側に、テーパー部を設けてなる請求の範囲第6項に記載の生物学的試料保存用デバイス。
  8. 前記試料載置部の素材が、非晶性高分子である請求の範囲第1項に記載の生物学的試料保存用デバイス。
  9. 前記試料載置部の素材が、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリイミド及びポリアミドから選択されるいずれか1つを含む請求の範囲第1項に記載の生物学的試料保存用デバイス。
  10. 前記試料載置部の素材が、ポリエチレンテレフタレートである請求の範囲第1項に記載の生物学的試料保存用デバイス。
  11. 凍結保存容器と、生物学的試料保存用デバイスとを含む生物学的試料保存用セットであって、
    前記デバイスは、生物学的試料を置くための試料載置部と、取手部とを備え、
    前記デバイスの少なくとも試料載置部が、前記凍結保存容器に収納しうる構造からなることを特徴とする生物学的試料保存用セット。
  12. 前記凍結保存容器がバイアルであり、前記デバイスの取手部が前記バイアルを密封するためのキャップ構造を含む請求の範囲第11項に記載の生物学的試料保存用デバイスセット。
  13. 生物学的試料を置くための試料載置部と、前記試料載置部に付設された取手部とを備えてなるデバイスを用いて凍結保存容器内で生物学的試料を保存する方法において、
    1)生物学的試料を前記試料載置部に置く工程;
    2)生物学的試料を置いた前記試料載置部を凍結保存容器に収納する工程;
    3)凍結保存容器内の生物学的試料を0℃以下で保存する工程;
    を含む生物学的試料の保存方法。
  14. さらに、4)生物学的試料を解凍する工程、を含む請求の範囲第13項に記載の生物学的試料の保存方法。
  15. 生物学的試料に含まれる検体が、細胞又は生体由来膜である請求の範囲第13項または第14項に記載の生物学的試料の凍結保存方法。
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